碧と翠編〜朝起きたら妹に、「知的好奇心ですわ」と言われた〜

なんとなく、いつもより早く起きられた朝のこと。
普段と比べスッキリとした目覚めと、大腿あたりの違和感に布団をめくれば
甘ロリ系のネグリジェを着た双子の妹が抱き枕のようにしがみ付いていた。
吐息があたってくすぐったいやら、おだやかな寝顔を見ていたいやら。
起こすのがしのびないから休みで良かったと思っていると、柔らかく冷たい手に包まれるような感覚が走った。
「操縦桿、今日も逞しいです……」
「……おはよう、ございます」
真意を判断しかねていると、もぞもぞと布団から出てきた。