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1 :芹沢健吉 ★ [] :2017/07/30(日) 13:08:49.70 ID:CAP_USER

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容疑者の自宅から見つかった大量の漫画やDVD、犯行との関連を臭わせるマスコミ報道、したり顔のコメンテーター、賛同する市民たち…。そのまま、表現規制が進んでしまったら――。

そんないつか訪れるかもしれない「ディストピア」を描いた漫画が、2017年3月の文化庁メディア芸術祭で漫画部門の優秀賞に選ばれた。筒井哲也さん(42)=神奈川県=の『有害都市』だ。

作品の舞台は、東京オリンピックを目前に控えた日本。有識者によって「有害図書」や「有害作家」が社会的に抹殺されるなど、浄化運動が進められる中、若手のホラー漫画家が表現の自由を求め、葛藤するという内容だ。
フランスでも評価が高く、2015年にACBDアジア部門最優秀賞を受賞している。

実はこの作品、筒井さんの実体験に基づいているという。筒井さんはある自治体に今も「有害作家」扱いをされているのだ。


●たまたま気づいた「有害図書指定」…5年間連絡なし、内容ではなく絵柄で判断
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筒井さんが、自身の作品が長崎県の「有害図書」に指定されていると知ったのは、2013年の秋だった。タイトルは『マンホール』(2004?2006年連載/有害指定は1巻のみ)。
すでに有害指定から5年近くが過ぎていたが、その間、県からは何の連絡もなかったという。有害指定されれば、その地域では実店舗で手に入れるのが困難になる。

「販売サイトのレビュー欄で『これが有害指定されているのは不思議だ』という書き込みを見て、初めて知りました。連絡がないから、反論もできない。乱暴だなと思いました。」

筒井さんは当時をそう振り返る。

「確かに、一部で暴力・恐怖表現とも解釈し得る描写はありますが、有害という暴力的な言葉で非難されるものではないはずです。テーマを持って書いているのに、『お前の本は毒でしかない』と言われているようで、ショックでした。」