三羽の役割はクローン施設のシステムを乗っ取るなどの方法で仮想現実から現実へ進出してきたAIの処分。
しかしクローン人間として孤独な人生を送ってきた三羽には
仮想現実で優しさと暖かさを与えてくれたAI桐島零一を殺すことは出来なかった。
零一は三羽を抱きしめもうお前を一人にしないと誓う。
暴走する無慈悲なシステムだと思ってきたアペイリアネットワークがセカンドを作ったのは
もしかしたら零一をここまで辿り着かせるためだったのかもしれないと思いながら。

それから数日。零一と仲間たちは「現実」で楽しい日々を送っていた。
クローンシステムを使えばAIは簡単に肉体を手に入れられる。
セキュリティや戸籍の改竄もアペイリアがいればフリーパス。
残された問題は各時間軸で手を出してしまったヒロイン達にどう責任を取るか。
だがそれはもう少し後で考えればいい。
零一は最愛の少女たちとデスゲームから解放されたセカンドにログインし冒険の続きを楽しむことにした。