【第3～第4土曜迄】2022年ベストエロゲー投票スレッド
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●投票期間
2023/1/21（土）0：00～1/28（土）23：59（8日間開催）
●関連スレッド等
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ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/11240/1610700158/
エロゲネタ＆業界板ベストエロゲー投票まとめwiki
ttp://www18.atwiki.jp/2chbesteroge/
●初参加の方は>>2の簡易テンプレをお読みください。
詳細なルールについては>>3-6の通りとなります。
※このスレッドは「投票スレッド」となります。
質問や報告は運営スレを、雑談は雑談スレをご利用ください。
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvv:1000:512:: EXT was configured ○簡易テンプレート
●投票ルール
・廉価版等を含む2022年発売のエロゲーから「1～6本」を「正確なタイトル」で「期間中1回のみ」投票してください。
・同人、フリーゲームに投票する場合は発売日のわかるソース(OHP等)を提示してください。
・あなたが特に良かったと思う作品があれば、作品名の横にポイントを明記してください。(必須ではありません)
ただし加算できる持ち点は「合計3点」まで、「1作品につき2点」までとなります。
・あなたが特に良かったと思う点があれば、作品名の横に評価点を明記してください。(必須ではありません)
評価点：S⇒シナリオ、C⇒キャラクター、声、G⇒絵、演出、M⇒音楽、P⇒ゲーム性
ただし加算できる評価点は「1作品につき2種類」までとなります。
・上記評価点とは別に、あなたが感じたエロ基準での満足度を5段階の範囲内で評価してください。(必須ではありません)
H1 エロが残念 ＜＜＜＜ H5 エロ大満足
・投票する際、よろしければ「総評など」「2022年発売ゲームの消化本数」「あなたのエロゲ歴」「ベストエロゲー投票参加回数」
「石油王になれたら作らせたいエロゲ」を教えてください。 (必須ではありません)
※表記ぶれ防止のため、作品タイトルは以下のリストからコピペしてください。
ttp://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/toukei_hatubaibi.php?year=2022&erogame=t&text=t
なお、規制等で書き込みが行えない場合は代行スレをご利用ください。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/11240/1610700158/
●感想について
各人のベストを発表しあうのが本企画の現在の趣旨のため、あなた自身の言葉でそのゲームへの愛を語ってください。
何レスにも渡る長文感想を書く人もいれば、一行でも印象に残る感想を書く人もいます。
詳細なレビューを書く人、印象に残ったシーンを語る人、プレイ中の体験談を書く人、小粋なネタを仕込む人、
ヒロインへの愛を叫ぶ人、変態紳士として覚醒する人、おっぱいの事しか語らない人など内容は実に様々です。
過去の感想集もご参考にどうぞ。
http://togetter.com/id/besterogeyorodu
年に一度のお祭り騒ぎです。そのエロゲラブを見せてくれ。 ●投票方法
あなたが良かったと思う作品の2022年発売タイトルを【最低1本から最高6本まで】の範囲内で挙げてください。
タイトルは必ず■タイトル■と囲み、正式名称でお願いします。
タイトルの下にその作品の感想を書いてください。
〇加点性
特に良かった作品には加算点を付けてください。(必須ではありません)
持ち点は【合計3点】まで、ただし【1作品につき最高2点】までとなります。
タイトルの横に【+1】または【+2】と明記してください。
〇評価点
作品毎に、特に良かったと思う点があれば評価点を付けてください。(必須ではありません)
以下の中から【1作品につき2種類】まで選んでください。
S シナリオ(Scenario)
C キャラクター、声(Character,voice)
G 絵、演出(Graphic,effect）
M 音楽(Music)
P ゲーム性(Playability)
タイトルの横に【SC】【GM】【P】等と明記してください。
〇エロ満足度
作品毎に、あなたが感じたエロ基準での満足度を【5段階評価】で付けてください。(必須ではありません)
H1 エロゲとして残念 ＜＜＜＜ H5 大満足
タイトルの横に【H1】【H3】【H5】等と明記してください。
〇総評・自由項目
投票作品の記述が全て終わりましたら総評などを書いてください。(必須ではありません)
最後に自由項目として宜しければ以下のアンケートにご協力ください。(必須ではありません)
2022年発売ゲームの消化数と、あなたのエロゲ歴、ベストエロゲー投票参加回数、
また、あなたが石油王になれたら作らせたいエロゲを教えてください。 ●投票テンプレート
■タイトル１■ H
（感想等）
■タイトル２■ H
（感想等）
■タイトル３■ H
（感想等）
■タイトル４■ H
（感想等）
■タイトル５■ H
（感想等）
■タイトル６■ H
（感想等）
2022年発売エロゲプレイ数：〇本／エロゲ歴：〇年／ベストエロゲ投票参加回数：〇回目
石油王になれたら作らせたいエロゲ：（タイトル）
【総評】
※表記ぶれ防止のため、作品タイトルは以下のリストからコピペしてください。
2022年に発売されたエロゲーリスト(ErogameScape-エロゲー批評空間-より)
ttp://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/toukei_hatubaibi.php?year=2022&erogame=t&text=t ●投票に関する質問
リメイクや廉価版等のソフトの区分け的な質問や投票方法での不明部分があれば
投票スレで行うのではなく、運営スレでお願いします。
ベストエロゲー投票運営スレッド3
ttps://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1642921843/l50
●投票結果について
「単純得票数」「点数換算による得点数」などの複数のランキングが、有志集計人諸氏により発表される予定です。
投票者の皆さんはその中から自分の嗜好に合うランキングを選んで楽しむ形式になります。
●集計への参加について
本企画は特定の集計人のみが集計／発表を行うのではなく
誰でも独自の案に基いて投票の集計／発表を行う事が出来ます。
「こんな方法での集計結果が見たい」と思ったときは自分で集計／発表しても問題ありません。
集計／発表を希望する人は、運営スレに目を通す事を推奨します。
このスレをまったく見ずに集計／発表しても問題はありませんが、集計人同士での数字の確認や
集計方法案の提示等を行う予定なので、集計した数字の誤差や自分の考えと同じ集計方法が
既に行われていないか等の確認が出来ます。
集計／発表は完全自由参加ですが下記の事項には留意してください。
【 *** 重要 *** 】
・発表は投票終了後にしか行ってはいけません。投票途中での発表は絶対に止めてください。
・発表時にはレスの先頭にどういった基準による集計なのか明示してください。
・集計に関する質問や数字の確認等は投票スレでは行わず、運営スレを利用してください。
●最後に
ここは自分の好きなゲームを挙げるスレであり、嫌いなゲームを叩くスレではありません。
ベストエロゲー投票はその年のマイベストエロゲを発表しあうイベントであり、順位が作品の価値を決めるものではないとご理解ください。 ■AMBITIOUS MISSION■ +1 SC H3
金色ラブリッチェ以来となるサガプラ×さかき傘先生による完全新作
金恋と同じく学園物ですが、通常の学園要素は少なめでメインは部活動
その部活動と言うのが歴史研究部という名の怪盗部で、この怪盗パートが本作のメインとなります
泣き要素こそなかったものの、純粋にシナリオが面白かったです
あとメインヒロインはドスケベ衣装な女怪盗です
谷間横乳全開&へそだし&ミニスカのドスケベ衣装な女怪盗です！
ドスケベ衣装な女怪盗が嫌いなエロゲオタはいません！
つまり最高です！大事なことなので3回書きました！
メインヒロインは！ドスケベな！女怪盗です！
ちなみに主人公は某キッド的な白いタキシードです
ドスケベ衣装は素晴らしいですが、個人的にすごいと思ったのはやっぱりシナリオです
ヒロインは4人いるのですがすべてのシナリオのテーマが全く異なる上、そのすべてのシナリオが全部面白い
そしてすべてのテーマが物語の根幹に関わっており、いわゆる「捨てシナリオ」が1つもない
特にルートロックされていた4人目のヒロインである「あてなシナリオ」
あのオチはあれだけフラグ立てまくってたし予想通りの展開でしたが、それでも本当によかった
もちろんシナリオが面白いだけでなく、ヒロインはみんな可愛くてとてもよいです
ドスケベ衣装なかぐや、えちえちギャルの虹夢、隠れスケベ枠の弥栄、爆乳お姉様のあてな
金恋の時にもあった3Pは全ヒロイン完備です
ヒロインも最高ですが、サブキャラ達も個性的で面白いです
男の娘なつばさ、戦闘民族サイヤ人のシャル、脱げば脱ぐほど強くなるからすぐに脱ぐドラゴン座の聖闘士のカリス
それからオススメのおっぱいは石川蜜子ちゃんだああああああああああ！！
ヒロインの弥栄ちゃんのお母様で母娘丼！
娘の前で娘の彼氏をご主人様で呼ぶ一晩で調教された母！
両乳首ねじりアナル三段突き！
ネタバレになるけど、実は主人公とは因縁深いふしだらな母！
これはつまりファンディスクに期待していいんですかぁぁぁぁぁああああああ！！ ■ヘンタイ・プリズン■ +2 SM H2
ぬきたしで膨れた期待値を大きく超えてきたぬきたし2
そんなぬきたし2でさらに大きく膨れ上がった期待値を超えるのはむずかしいだろう
そう思っていましたが、まったくの杞憂でした
タイトルこそQruppoっぽいですが、雰囲気はぬきたしからガラっと変わった全体的にダークなテイスト
シナリオもぬきたしよりかなり重い
ぬきたしも実は重い設定みたいな話ですが、こちらは最初からずっと重いです
だから人によっては合わないかもしれないです
一応Qruppo特有のパロディネタは満載です
特に遊○戯⭐︎王パロディは自分のツボにハマりました
そんな笑えるパロディネタがあったとしても、どちらかというと辛い展開の方が多いです
胸の奥がキューっとなるような苦しい展開、先が気になりすぎてやめれなくなり、その先でさらに待ち受ける暗いシナリオ
主人公からして「全裸マン」ですし相変わらずの奇人変人だらけですが、それでも辛い
普通の人間ならとっくに心が折れる、主人公の精神が壊れてるからこそ乗り切れられる、そんな苦難の連続
そんな辛いシナリオの果て、ここまでの暗さから180度反転して100％ハッピーなエピローグ
地獄からの天国、どん底からの楽園、ギャップで脳内物質ドバドバです
本当に主人公は救われてよかった
主人公、湊柊一郎にはおっぱい星人的2022年ベスト主人公オブザイヤーを進呈してやるぜ、ベイビー
あとぬきたし、ぬきたし2に続いて、またしても曲がカッコいい！
OPテーマはもちろんですが、個人的にグランドEDテーマの「I can't be a superstar」が大好きです
そしてギャップでハッピーなオススメのおっぱいはソフィーヤ・シコレンコちゃんだああああああああああ！！
シコレンコ看守長でシコシコ連呼！
第一印象は最悪！途中でネタキャラ化！最終的には最高の看守長！
純粋に身体付きがエロぉぉぉぉぉい！
ちょっと垂れてるおっぱいがリアルにエロぉぉぉぉぉぉい！！
こちらも独立シナリオでFDお願いしまぁぁぁぁぁぁす！！！ ■スタディ§ステディ2■ CG H5
やっぱり萌え抜きゲーにシナリオはいらんかったんだな！
と言いつつ、実は前作よりちょっとだけシリアスがあったりします
が！やはりままれと言えばエロ！
今作も美麗なCGと濃密なエロテキストは健在です！
卑語も盛り盛りです！
もう次回作からは完全に抜きゲーでいいんじゃないですかね
システムの方はE-mote、名前呼び、ラブレターと前作までのシステムもちゃんと継承されてて、まさに続編でした
そして肝心の母乳サプリはもちろん
ありません！！
なんと今作は新アイテムで黒魔術グッズの黒トカゲの粉末！
母乳を出すのは貧乳のヒロインで、しかも既に妊娠済み！
黒魔術ボテ腹貧乳ロリ母乳とか盛り過ぎててわけわからん！
だがオススメのおっぱいは八重沢やえちゃんだああああああああああ！！
ドスケベ訛り甘やかし陥没乳首先輩とか俺得すぎてたまらん！！
匂わせはありましたが、残念母乳は出ませんでした
つまりこれはフラグ！
イチャイチャステディ2が出るんですよね！？
その時こそ母乳をよろしくお願いしまぁぁぁぁぁぁす！！！！ ■アマナツ■ CG H4
田舎舞台なエロゲの季節は8割夏説
シナリオはSMEEで好評を得ていた早瀬ゆう先生
優しく甘いあざらしワールドに早瀬ゆう先生をぶつけた場合どうなってしまうのか！
ブランドカラーが勝ってSMEEの時の様なぶっとんだ主人公やヒロインは封印
ただしサブキャラたちはかなりぶっ飛び気味に
と思いきや個別に入れば主人公やヒロインにも早瀬節が炸裂
うまい具合融合が成立しました
感じ方に個人差があるようですが、自分的にはとてもよかったと思います
シナリオの内容はよくある「俺もこんな青春送りたかった・・・」系です
自分もこんな青春送りたかった・・・
シリアスは全くないわけじゃないですが、ほとんどがイチャラブです
巨乳田舎っ娘と甘い夏を満喫できます
なおセンターヒロインのCVは青山ゆかりさんです
令和になってもゆかり教育は必要です
そんな夏を一緒に過ごしたいオススメのおっぱいは雨晴こがねちゃんだああああああああああ！！
ワンコ系後輩おっぱい！
尻尾振りながら全力突撃かましてくるワンコ系おっぱい！
やわらかい身体を押し付けながらスリスリしてくるワンコ系おっぱい！
ぶっとべ理性ヒャッハァぁぁああああああ！！！ ■Role Player:とろろ姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!■ CG H5
続編きちゃああああああああああああああああ！！
と言うわけでオススメのおっぱいは山掛結愛ちゃんと山掛咲奈ちゃんだああああああああああ！！
ギャルっぽい姉おっぱいとマイペースな妹おっぱい！
もちろん前作同様母乳姉妹だああああああああああ！！
爆乳姉妹とイチャラブコスプレ搾乳授乳プレイ再びじゃあああああああああああああああ！！！
前作が小粥姉妹でおかゆ姉妹、今作が山掛姉妹でとろろ姉妹
じゃあ次回作は小倉姉妹でおくら姉妹かな？
やったね、まだ続きが出せるよ！
本気でこのシリーズ毎年お願いしまああああああああああす！！！
■もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界おっぱいメイド学園!■ CG H5
オススメのおっぱいはダイワスカーあ、間違えた
オススメのおっぱいは明堂萌依ちゃんだああああああああああ！！
今作はすげーぞ！！
なんとママさん全員に個別シーンが実装されたあああああああああ！！！
その分サブキャラが2人だけとがっつり減りましたが、そんなん関係ねぇ！
なぜならママさん10人全員にそれぞれ3枠あるからな！！
むしろ大増量だ！！
もちろん母娘丼は健在だ！
ヒロイン10人+ママさん10人で20人母乳！！！
そうか、だからタイトルに「おっぱい」って2つも入ってたのか！！
ついでにサブキャラ2人も母乳だから22人母乳祭りだああああああああああああ！！！！ ●総評
関係ないですが、ウマ娘の推しはダイワスカーレットです
クリスマス衣装は天井でした、関係ないですが
2022年は話題のシナリオゲーが豊富でしたが、まさかのサクラノ刻参戦になるところでしたね
2023年はやはりサクラノ刻に期待している人が多いかと思います
が、自分としてはユズリハの詩に期待しています
なんせ爆乳特殊機動隊の話ですからね
こちらもサクラノに負けじと延期を繰り返してますが、いやそこは負けてくれと
あと個人的なことですが、2022年はサービス開始からずっとプレイしてた某オンラインゲームがサービス終了してしまいました
サービス開始直後から「クソゲー」「サ終まったなし」と言われながらも9年続きました
エロゲも斜陽とか衰退とか言われながらもずっと続いています
こちらは終わることなく、ずっと続いていくと信じてます
●2022年発売エロゲプレイ数：21本／エロゲ歴：25？年／ベストエロゲ投票参加回数：13？回目
●石油王になれたら作らせたいエロゲ：minoriを復活させて新作
今年もよいおっぱいに巡り会えますように ■ヘンタイ・プリズン■+1 SC H2
品性のかけらもないイカれたテキストと、テーマを裏付けるしっかりした軸のあるシナリオ。相反する要素が混ざり合って出来た本作ですが、エロゲというジャンルにおける一つの到達点と言っても過言ではない、エロゲだからこその最高のエンタメでした。
特筆すべき点としては、言わずもがな下ネタ的ワードセンスが挙げられます。
ぬきたしも大概でしたが、今作も同等かそれ以上のクオリティ。天才かよ。
シナリオ面も読ませる内容で、展開は勿論、キャラクターの内面描写や掘り下げがとにかく素晴らしかった。
歪だったり理解出来なかったりしても、どうしてそうなったのか、またそこでの葛藤等非常に読み応えがありました。
ソフりんなんて序盤の印象は最悪だったのに、掘りに掘った結果、終わってみればめっちゃ好きになってました。
樹里亜もかなり好きで、言ってしまえばナチュラルサイコパスみたいなキャラですが、ちらほら垣間見える人間性が魅力的でした。
彼女のセリフで「もし私にも……あなたたちのような子が、身近にいたのなら」と言うものがありますが、前後の会話と合わせてすごく印象に残っています。取り乱すシーンも実に可愛くて良き。
他にも、実は作中一番ヤバイまである姫瑠やクソのクソ森等、キャラの強さに事欠かないのが最高です。
というかここまでヒロインズに触れる事が出来ていませんが、それだけアクの強いキャラが多いという事でひとつ。とってつけたようですが、マジでもれなく魅力的である事は間違いありません。
また刑務所物という事で、犯罪者とその更生について等、物語に落とし込みにくいところがしっかり描写されている点もかなり好印象でした。
演出面も細部までこだわりが見られ、全方面に厚みが感じられる作品だと思います。
総じて非の打ち所がない、最高の作品でした。 ■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+1 SG H2
冬茜トムとかいう稀代のライターにまた分からされてしまった。今回も脳天カチ割ってくれてありがとう。
氏といえば特に伏線回収や筋運びの妙に定評のあるライターさんだと思いますが、今作でもその手腕は存分に発揮されていました。
序盤から大きな謎がバンバン出てきてかつそれに付随して細かい伏線もちりばめられ、あれもこれも怪しい気になるで掴みから凄いなと。
中盤以降も筋運びが上手すぎて、明らかに怪しい描写があるのにシナリオに夢中にさせられてそこから目をそらされ続けます。そして終盤で背後からどんでん返しパンチを貰って無事KOですよ。
決して油断していたつもりはなかったのですが、後から思うとそう仕向けられていたんだなと。先の展開が気になりすぎて細かいところに目が行かなくなるんですよね。
過去作同様、いわゆる信頼できない語り手的な手法ですが、ノベルゲームである事を活かした上での使い方が如何せん上手すぎる。
自分が思いこまされていた世界の前提が一気にひっくり返されたときのカタルシスは何度味わっても堪らないものがあります。
設定周りも最高でした。
まずもって「輝く意志が宝石となり、強すぎる意志は死してなお遺志として残る」という設定がオシャレ過ぎて好き。
だからこそ各キャラクターたちの強い信念はより美しく、魅力的に感じました。
特にルビイ。彼女の見た地獄、感じた絶望から出ずる怒りはどうしようもない程に悲しく、心からの慟哭には胸が震えました。上で書いたどんでん返しのシーンと合わせて、彼女関係のシーンは特に印象に残っています。
さて、全体的に要素が多かった本作ですが、広げた風呂敷を畳み切ったのは流石の一言。むしろ序盤で想定していた風呂敷のサイズより実際は大きくて、またしても上がり切ったハードルを超えられてしまったなと。
一応謎、というかまだ作品として広げられる余地はあるので、CS版で語られたりするのだろうかと妄想してみたり。 ■ハミダシクリエイティブ凸■+1 SC H4
ひよりん、君が智宏の妹に生まれてきてくれて本当に良かった。
妃愛√最初のチャプター名「私の全ての幸いを懸けて願う」永訣の朝からの引用だと思いますが、2人の切実さや愛情の深さが強く伝わってくる様な、とても良い表現だなと。
そんな2人の関係性がとにかく好きすぎる。世間に忍んで愛を育んでいくわけで、関係性を誰にも話せないもどかしさと、それでも生涯添い遂げるという決意が尊い。
人前でも妹の事が大切だという想いを堂々と語れる智宏は最高にお兄ちゃんだし、そんなお兄がモテてやきもちを焼いたり、好きが抑えきれず垂れ流しちゃう妃愛も最高に可愛い。
極めつけは智宏から妃愛への手紙を読むシーン。無印からのアンサーであるというのもエモポイントですが、内容もまた凄まじい破壊力でした。
『大切な君へ』そこには2人でこれまで育んできた関係が凝縮されていて、何度読んでも泣いちゃうよこんなの…末永く幸せに暮らしてくれ。
さて、妃愛√だけではないのが本作の強いところ。無印と変わらず、各キャラクターと丁寧に向き合って作られていてとても満足度が高かったです。
特に詩桜先輩√に関しては無印で一番続きが欲しかったので、その後が読めて良かったです。詩桜先輩の好きな人のために自分の意識を変えようと努力する姿は、読んでいる側にも眩しく見えました。
昇格ヒロインの天梨√も彼女の美点がとても多く見受けられましたし、無印では出番の少なかったキャラの活躍も見られて新鮮味もありました。
最後に語りたいのがOP曲一冊のアローの歌詞について。
『わたしの「大好き」はホンモノ』どの√にも完璧に合致するのでめっちゃ好きです。
キャラへの好きがより深くなる、最高のファンディスクでした。 ■フタマタ恋愛■ CG H5
ルイルイとかいうヒロインが良い女過ぎる。
普段はつんけんしてるけど面倒見の良さはおかん級で、「もうしょうがないわね」ってセリフが似合うキャラランキング堂々の1位待ったなし。
義に厚く男前な一面もあれば、デロッデロの甘さも持ち合わせているというギャップもまた良し。
それでいて作中ではかなり常識人の部類なので、全方位へのツッコミ役まで兼ねているという。バリュー高すぎんか。
しかし可愛さで言うなら煌も負けていません。
話の筋的に言えば彼女の√はイレギュラーでした。ですがそれでも、誰よりも優しい彼女には一番幸せになって欲しいと思わせる程にいじらしかった。
では他二人に魅力が無いかと言えばそれは否、宮子には何気なくともかけがえのない日々を過ごしていって欲しいし、結愛には本物だと思える愛に辿り着いて欲しくもある。
主人公を笑えない程優柔不断な文章書いてて我ながらキモイですが、プレイした方であればきっと分かってくれるはず。
さて、今作のテーマはフタマタという事ですが、某スクイズのような昼ドラ真っ青な展開ではなく、あくまでラブコメにおける恋愛要素を強めるためのエッセンスとして上手く機能していました。
アサプロと言えば豊富な表情差分やSD絵含めたグラフィックの可愛さ・コメディが強いブランドという印象でしたが、近年ではその強みを引き継ぎつつ、ラブコメとしての完成度が高い作品を出してくれるようになったなと。
さらに言うならエロまで強く、構図とかシチュに並々ならぬこだわりを感じます。煌の酔い潰れ尻丸出しのシーンは流石にえっちすぎ。
キャラ・笑い・恋愛・エロ全てが揃った、エロゲにおけるラブコメの完成形の一つを今作に見ました。
ブランド15周年、衰えるどころか年々進化を続けているアサプロの今後も本当に楽しみです。 ■蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2■ CG H2
まずはひとこと言わせてほしい。やればできるんだから早よやってくれ。
とは言え無印から7年半、正直内容半分以上忘れていたのでこの為に読みなおしましたがその甲斐は十二分にありました。
とにかくFC描写が素晴らしい。
それぞれのキャラの心理描写が緻密で、試合中は読んでるこちらも緊張を覚える程でした。そして何といっても勝ちに対するむき出しの執着心と、今持てる全てを出し切ってFCに挑む姿はただただ眩しく格好良かった。
個人的ベストバウトは真藤vs紫苑戦。真藤の強者としての矜持と尽きる事のない向上心vs紫苑の挑戦者としてのひたむきさと自身のプレイスタイルへの拘りといった趣で、そんな両者の信念のぶつかり合いは最高に熱かった。
FC自体の魅力も遺憾なく発揮されていました。
競技の設定がそもそもしっかりしているのもありますが、次々と新しい技や戦略が生み出されて環境が変わっていくという過渡期であることを活かした展開が面白かったです。
また、美麗なCGとそれを活かした演出も語るべきでしょう。三次元の試合展開が二次元的な表現でこうも高い解像度で伝わってくるとは思わなんだ。表情の描写も多く、臨場感や迫力がかなり増していたように思います。
そして何より感慨深かったのが、晶也にもフォーカスが当てられていた事です。彼のその先が、ほんの一端だけでも見れて本当に良かった。
私にとってのあおかなは、明日香に憧れてみさきに共感して昌也に想いを馳せる物語なので、今作のような熱いものを見せられるとさらに先も欲しくなってしまいます。
ZWEI、何とかなりませんか……？ ■AMBITIOUS MISSION■ SC H4
テーマを突き詰める事と、可愛く魅力に溢れたヒロインが両立していた作品。さかき傘×サガプラはやはり強かった。
私はこの作品のテーマを「自分にとって本当に大切なもの」と捉えましたが、最後までぶれる事が無く非常に良く表現されていました。
経済やお金といった固めの要素を主軸にしながらも、怪盗部の活動等エンタメ部分もふんだんに交えつつで、読み手を飽きさせない進行は流石の一言。
金恋程シナリオに寄っている訳ではありませんでしたが、娯楽性第一として書かれた本作はまさしくといった出来だったと思います。
印象に残ったキャラは、やはりメインであるかぐやとあてなでした。
かぐやはどこまでいってもメインヒロインなところが大好き。決して身体能力が高い訳では無い彼女が努力を重ねて、信念と矜持をもって怪盗として活動する姿が美しかった。
あてなも、当たりは柔らかくても芯が一本通っていて、多面的な魅力があるキャラでした。とある理由で歩けなくなってしまった彼女ですが、誰を恨むでもなく「だってこの足も含めてわたくしの人生なんだもの」と言ってのける姿がまた美しい。
そして何より、立場的には敵対させられているけど、お互い同士で思いやってる関係性が本当に尊い。
あてな√におけるあてな・かぐや・御影の3人の関係性も好きなので、欲を言えばその後をもう少し見たかったことだけが心残りです。
また本筋からは逸れますが、シルヴィとマリアの姿が見れたことも嬉しかったです。ワンカットだけでも、こういうファンサはグッときます。
さて、キャラゲーとして高水準なのは前提で+α強い要素があるのがさかき傘さんの作品ですが、今作も期待に応えてくれました。
キャラゲーとして面白いというだけで本来十分なのに、毎回それ以上のものを生み出してくれる事にはただただ頭が下がります。 2022年発売エロゲプレイ数：17本／エロゲ歴：13年／ベストエロゲ投票参加回数：9回目
石油王になれたら作らせたいエロゲ：オレは少女漫画家Rの18禁移植
いつかMay-Be SOFTから出るんだろうなと期待してたのにブランド逝っちゃって悲しかったので。
【総評】
かなりバランスが良かった年だと思います。シナリオゲー、キャラゲー、抜きゲー、どこをとっても高水準の作品が複数本あった印象です。
個人的には数か月かけて未プレイだったランスシリーズに手を出してみたりと過去作も熱い年だったので、マジで時間足りなくて大変でした。
ランス、ナンバリングほぼ通しましたがめっちゃ面白かったです。10が出た時の評価の高さからずっと興味がありましたが、心からプレイして良かった。グラフィックもおそらくその当時の最先端だと思わせるクオリティで凄いとしか言いようがありません。
閑話休題。23年は刻もようやく出る事ですし、他にもどんな対抗馬が出てくるか本当に楽しみです。それ散るとかずっと気になってたけど手を出せてなかったので期待したいところ。
最後に、22年のトピックとして外せないのが戯画の解散発表。
ちょくちょく刺さる作品はあったし、何より精力的に作品をリリースしているイメージがあったので凄く衝撃的でした。
曲もずっと強く、近年はかなり挑戦的な試みが見られたりと楽しみにしていましたが、それも無くなると思うと寂しくもあります。およそ30年、長い間お疲れさまでした。 ■サメと生きる七日間■ +1 CS
設定や展開の雑な部分をツッコむほうが野暮と思わせてしまうＢ級映画ノリに撤した企画の勝利。エロなしの前日譚が読みたいと思った作品
■ヘンタイ・プリズン■ +1 CS
近年では突出して長い40時間以上のボリュームも最後まで飽きさせない展開はさすが。コンシューマ展開は難しいエロゲならではの作品でもあるが、何気に抜けないのは前作と変わらず
■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■ +1 CS
トム氏お得意の叙述トリックは本作も健在。終盤の展開と恋愛要素の扱いがやや残念だったが概ね期待に応えてくれた。しらたま絵のバトル作品も悪くないもんだ
■獅子堂飛鳥（アスカさんはなびかない）■ C
絵より声よし、そして余計なことしないシナリオ。ヒロインの魅力という点では単独ヒロイン作品のほうが有利だと感じつつある最近
【石油王になれたら作らせたいエロゲ】
丸戸史明と深崎暮人の完全新作エロゲ
2022年発売エロゲプレイ数：12本／エロゲ歴：10年／ベストエロゲ投票参加回数：2回目
【総評】
「サメと生きる七日間」が意外な収穫、「夏ノ終熄」もいい仕事してたしベストメーカー賞があるならＣＵＢＥにあげたい ■ヘンタイ・プリズン■+2 SC H2
やりたい放題な変態パロディギャグにブラックジョークは相変わらず。
ハチャメチャなヒロイン達にサブキャラ達の斜め上すぎるやり取りも去ることながら、シリアスな所は徹底的に暗くなっているのは舞台が変態犯罪者収容施設・プリズンならでは。
どの√でも一度は敗北して絶望するが、その後這い上がって勝利する展開はまさに底辺に落ちた囚人ならではという感じがした。
その上盛り上がりが凄まじく、またパロディギャグも徹底的に行う等面白い所満載。
特にグランド√の終盤は看守囚人モブを巻き込み、最後の最後で前作のキャラを登場させる大脱獄は最高なエンターテイメント。
Qruppoだからこそ作れる傑作。
■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■+1 SG H1
細かい所で伏線を置き、一枚のCGで世界観を一撃でひっくり返され歯車がかみ合う瞬間は本当に爽快だった。
ヒロイン・サブ・敵と魅力的なキャラクターも多く、特にセシリアの最期の願いのために戦い続けたギメルは本当に好きになった。
強大すぎる敵、あらゆる困難や絶望、時には主要キャラの死亡や裏切り等とにかく主人公サイドに不利な状況をこれでもかとぶつけてくるが、ペガサス組の面々が力を合わせ乗り越えていく熱さもあるなど、種族を越えた友情も一つのテーマとなっている。
状況が一転二転する展開のせいで寝る間を惜しんでプレイした良作。 ■クリミナルボーダー 1st offence■ S H2
シリーズ物の第1作目としては満点を上げたいほど素晴らしい出来。
最初こそただただ流されるまま動いていた主人公だったが、ひなをきっかけに徐々に前を向くようになっていき、最後は自ら戦う事を決意する熱い展開。
ヒロインのひなはいつもニコニコしているほんわか天然系…かと思ってたけど曲がったことがあると声色が一気に変わるほど本気でキレたりとそのギャップがまた良い。
また、兄の辰也も最初こそ言葉短めで怖い雰囲気だけど認めた相手はとことん許す所本当に好き。
■フタマタ恋愛■ C H4
遊びまくりで飲みまくり下ネタ連発しまくりという軽いノリが普段あまり見ないような展開が斬新で面白かった。
主人公も二股をしているのに極端なシリアスにならずここまでギャグで持って行けたのも、今作のぬるい雰囲気が大きな所だろう。
ヒロイン全員が魅力的で特に煌は好みど真ん中ストレートで、ずっと酔わせてたこ焼きで餌付けしてあげたいほどの可愛さだった。ギャグ重視のキャラゲーとしては非常に良く出来た良作。 ■サメと生きる七日間■ S H3
最初はB級サメ映画みたいなマニアックなエロゲと想定していたが、実際はタイムリープ＆ループ＆侵略者である野蛸による絶望的状況という完全に予想外な内容。
その一方でひたすら鬱展開な船堀お姉さん√の後のグランド√は殆ど苦戦せずに作戦が上手くいき、最後は爆発四散とB級らしい要素も兼ねそろえている。
主人公も辛い状況でも立ち上がり、戦い続ける姿は正に主人公。最後にチェーンソーを持ち込んでそのまま勢いで戦うところで変な笑いが出た。
■エナトス・レディ ―英雄の記録と少女の記憶―■ P H4
メインキャラとの様々なチャットや謎解き要素に戦闘・ストーリーと王道的RPG要素を詰め込まれており、同人RPGは凄いなと思わせた一作。
ボスに応じてスキル構成を考えたり、ランダムに手に入る武器を利用しての工夫等ごり押しだけでは先に進めない戦闘バランスはプレイしててとても楽しめた。
2022年発売エロゲプレイ数：69本／エロゲ歴：13年／ベストエロゲ投票参加回数：4回目
石油王になれたら作らせたいエロゲ：初代D.C.のリメイク。
【総評】
去年より良くなったと思います。とは言っても一部のメーカーが強いだけということもあるかもしれませんが。
その一方で同人ゲーはどんどん勢力を伸ばしている気がします。
ロープライスのエロゲもさらに増え、1作で完成されたシナリオ重視のエロゲも増えてきており、今後もエロゲの低価格化は進んでいくのでしょう。その分フルプライスのシナリオゲーは減ってきて、逆にキャラゲー中心の萌えゲーが増えてきている気がします。
さて、今年の重大なニュースといえば老舗のエロゲメーカー・戯画の解散宣言ですね。
数々の名作を生み出してきたエロゲメーカーも撤退する世の中であり、他のメーカーも突然解散と言ってもおかしくない環境になってきました。
ただ、ゆずソフトの新作やサクラノ刻等期待できるエロゲはまだまだ多いので、悲観ばかりせず今後も前向きにエロゲをプレイしていきたいと思います。 ■ヘンタイ・プリズン■+2 SC H2
文句のつけどころがない作品。
グランドルートは当然ながら、おざなりになりがちな個別ルートも予想外の展開を見せる。
どこを切り取っても楽しいのだから不満を述べようがない。
娯楽としてだけでなく、テーマにおいてもそう。看守側、囚人側、死刑囚、刑期を終えた者、監獄に存在するすべての“思い”を描き切っていて、これ以上に何を書けというのか。
『ショーシャンクの空に』が映画界でずっと頂点に居続けているように、監獄モノでこれを超えるものは現れないだろう。その前に、これを読んだら心が折れて同ジャンルに手を出せない。すべて書いてあるのだから、物書きとして書きようがないのだ。
天才はどこにいる。ここにいる。前作もそうだが、生まれ持った才能がすべてを凌駕する。凡人は天才には追いつけないのだと思い知らされて、作品を読むと鬱になる。それが唯一の欠点だ。 ■サメと生きる七日間■ +1 S H1
誰も目をつけてこなかったB級映画に焦点をあてた新鮮な作品。
いろいろ雑なところはあるが、勢い重視であえてそうしているのかなと思う。だってＢ級映画だから。
Ｂ級映画と言えば何でも許されると思うなよ、でも私は許そう。そして許さないやつに叩かれてこい。
『サメと生きる七日間』というタイトルから君はどんな内容を想像する。まさか、『エイリアン』『遊星からの物体X』のようなコズミックホラーだと誰が思うだろうか。雑ゆえにぶっ飛んでいて理解を越えていく。
全体のナンバー１には決してなれないが、誰かのオンリー１になる可能性を秘めた作品といえる。
これは埋もれさせるにはもったいない。 ■蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2■ SG H2
正直本編よりこっちの方が好き。内容の長さを考えると値段がネックだが、内容は保証する。
試合数も多く、対戦相手の心情も細かく描かれているので、本編よりスポ魂感が増していて展開に思わず熱くなる。
スポーツモノは信念と信念のぶつかり合い、そして目を見張るような試合展開が重要だと個人的には思っている。すべての試合で描き切っていたのは感心させられた。
書くのが好きなジャンルと、才能のあるジャンルが一緒とは限らないとよく聞くが、このライターはSFよりスポ魂の方に才能があると思う。こっち来いよ。
●総評 エロゲ歴：15年
非18禁ゲーも入れると結構豊作だったかなと思う。
向こうには『ヘブンバーンズレッド』『終のステラ』『BLACK SHEEP TOWN』がある。
シナリオがどれも良く、正直ここら辺の感想も書きたいくらい。エロゲという枠があるので投票はできないが、なかったら間違いなく入れていた。シナリオで他が台頭してしまうのはエロゲ市場にとって寂しい物だが、良い物は良い。来年も期待したい。 ■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■【+2】H2 SC
今までプレイしたエロゲの中でも、一番と言っていいほど楽しめた作品でした。
システム面や演出面、ラストの駆け足感等のマイナスポイントを差し引いても、圧倒的な面白さだったと思います。
感覚的には、中だるみの無い週刊少年ジャンプの作品を読んでいるような気分。
本作は本当に「見せ場」が多い作品で、他の作品であれば各ルートのエンディングにありそうな盛り上がりが、
ルートの途中に当たり前のように転がっていて、何度も度肝を抜かされました。
カップリング面では、ソーマとアリアンナは本当に尊かったですね。
最後に、「Rising Fomalhaut」は神！！
■エヴァーメイデン ～堕落の園の乙女たち～■【+1】H1 SG
百合モノ且つクローズドな学園が舞台とかなり人を選びそうな作品でしたが、シナリオの質が単純にとても良かったです。
こちらも「愛ゆえに」と言える作品で、登場人物の恋愛模様が非常に美しかったかと。
カップリングは固定されているのも、百合モノとしては安心感がありましたね。
CGの枚数はさほど多くないのですが、ストーリーととてもマッチしており芸術と呼べる仕上がりだったかと。
■アンレス・テルミナリア■H3 SC
picesの流れを汲む作品で、あの世界観が好きだった自分としてはとても有難い作品でした。
キャラもpicesに劣らず個性的で可愛く、H面でもハイクオリティだった印象です。
あと、渦巻に関して言うと、システム面での良さにも言及しておきたいです。
セーブ数も十分に確保されており、機能面でも充実していて且つ使い勝手も良い。そして比較的軽量。
全てのエロゲが渦巻のUIに統一されないかなと思うぐらいには評価しています。
■夏ノ終熄■H2 SC
なんといってもBADENDが心に残る作品でした。
ただBADENDになるのではなく、最後まで抗ってそれでも叶わなかった願い。
そういうエンディングだったので納得感もありましたし、心に響くルートでした。
何より、このBADENDがあるからTrueのルートがより幸せに感じられるようになっていて、シナリオの構成が非常に良かったと思います。
あとは、終末モノゆえの空気感も良かったかなと。 ■サメと生きる七日間■H2 SC
ここ数年のCUBE作品の中では一番良い作品だったかと思います。
どのルートも一定以上のクオリティが保たれていて、話の展開も面白いものだったかなと思います。
ルート的に言うと麗水ルートとくーこルートが、キャラで言うと遠花が特に好きでしたね。
■ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹（2022/7/24発売）■H4 CG
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/678564
今まで同人ゲーには投票してなかったですが、この作品には投票せざるを得なかった。
実妹ゲーとして求められるシナリオやキャラ性への解像度が抜群に高く、妹キャラが好きな人にとってはマストバイと言える作品。
主人公をサポート？するナビ娘も非常に良い塩梅に仕上がっていて、最高でした。
丁度今セール中なので、是非プレイして欲しい作品です。
【総評】
2022年発売ゲームの消化本数：11本
あなたのエロゲ歴：15年くらい
ベストエロゲー投票参加回数：6回目くらい？（覚えてない）
22年はそれなりに満足のいく作品が多かった印象です。
ジュエハに関しては、何だかんだ期待値を大きく超えてくれましたし、エヴァーメイデンについても非常に楽しめました。
他の作品についてもフルプラ、ロープラそれぞれで期待していた水準はクリアしていて、良かったです。
上記からは残念ながらもれましたが、「キスからはじめるエゴイズム」とかも個人的に好きでした。
メーカーとしてはCUBEが頑張っていた年でしたね。
１本は今年に持ち越すことになったようですが、それでも他のメーカーでは考えられないペースで、且つ一定のクオリティを保って
リリースしていたのは称賛すべきことかなと。
今年は、伸びに伸びたサクラノ刻がようやくマスターアップしたので、まずはそちらに期待しておきましょうか。
秋にリリースを予定しているあまショコ3では、みつきさんがやっと攻略できるようになるので、こちらも期待大です。
それとまだ具体的な情報は出てないですが、紫や渦巻、ふぁぼの動向にも気になるところ。
（アレのFDとか、あれの記念作品的な何かとか） >>20 修正
■獅子堂飛鳥（アスカさんはなびかない）■ C
絵よし声よし、そして余計なことしないシナリオ。ヒロインの魅力という点では単独ヒロイン作品のほうが有利だと感じつつある最近 ■マガツバライ X-rated■ +2
髙濱亮さんらしいシナリオで、戦闘の面白さやエグさ、言い回しのかっこよさがありました。通常運転ですね。
いままでと違うなあと感じたのは、絆とか家族とか、そういった要素がより強調されていて、言い方悪いですが泣かせにきているなという気がしました。
僕はその雰囲気がむしろいままでの髙濱作品より好きだなと感じたのですが、ここは好みがわかれそうな気がします。
メインヒロインの、人間ではない人型マガツの『烏丸しおん』が、戦いを通じて主人公や他ヒロインたちと疑似家族的なものを形成していく様子、それを踏まえての終盤の展開は涙なしで見られなかったです。
■クリミナルボーダー 1st offence■ +1
分割4部作らしいですが、一作目としては上々の滑り出しだと思いました。
電子ドラッグ・パパ活・ヤクザetc…といった現実的なアングラ要素がガッツリ絡んでくるエロゲは久しぶりにプレイしたのでワクワクしました（電子ドラッグの存在だけファンタジーみたいなもんですが）。
今回のヒロインを務めた『萬屋ひな』がまあ可愛くて、いい子なんだけど、やってることを考えたら決していい子というわけではない（伝われ）な部分も含めて愛おしかったです。
しかしながら、推しは主人公と疎遠になっていた腹黒幼なじみ『春夏冬 凛』ですので、早くその子を攻略したいですね。はやく完結まで辿り着いてほしい。
■FLIP＊FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜■
AI物なんですが、スマホが過去の遺物と化しているAIアシスタント中心の近未来な世界観は目を惹くものがありました。
いわゆるキャラゲーと称させる作品では今年一番楽しめました。
軽快な会話、キャラクターの可愛さ、甘々イチャイチャ、どれも自分好みのさじ加減で大変満足です。
あと、北大路ゆきさんの声は可愛すぎてもはや凶器（褒め言葉）。 ■ヘンタイ・プリズン■
ぬきたし同様めちゃくちゃな設定ですが、だからこそぶっ飛んだ展開も受け入れられる良さがありました。
性犯罪者が収監される特殊なプリズンということで、それらにまつわるギャグとシリアスがあり、そのどちらもが良かったです。
ちなみに2022年で個人的に一番好きだったヒロインはヘンプリのキャラで『波多江妙花』・・・通称：組長です。
極道の長らしい格好良さや苛烈さ、そことは違った儚さや可憐さがあって、最高のヒロインだと思いました。
■ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-■
冬茜トムさん作品の中では一番厨ニ臭くもあり、一番エグい展開が多かった気がします。
フワフワした世界観をイメージしていただけに、良い意味でギャップがありました。
いままでの過去作と同じ長所も維持されていたので、とても面白かったです。
とある事実が判明するシーンは、今年のエロゲで個人的には一番の衝撃でしたね。
■キスからはじめるエゴイズム■
ざっくり言うとアンドロイド物。従来のアンドロイドより比較的ヒトじみた自我が強く出ていて、なおかつ口が悪い『エゴ』と、主人公はひょんなことから一緒に暮らすことに。
反目しあいつつ交情を深めていくという展開は王道ですが、それを丁寧に描いていたので好印象ですね。
これもまた王道ですが、もともとアンドロイドらしくなかったエゴが、さらに人間臭くなっていく様も良かったです。
エロゲなので当然ながら恋愛をしていくわけですが、その恋愛面においてはキスエゴが一番楽しめましたね。
2022年発売エロゲプレイ数：21本
【総評】
これは総評というより心残りですが。
非18禁作品も含めた場合、個人的な1位は『BLACK SHEEP TOWN』でした。
ただただこれだけ言っておきたかったという、特に意味のない自己満足です（笑）。
なんにせよ、2022年の新作エロゲにも楽しませてもらいました、ということで。 ■フタマタ恋愛■ +1 CM H4
・メインヒロインはラスボス系面倒くさいチョロイン・金髪巨乳いい娘ゲロイン・苦労人コスプレドMヒロイン・年中発情猫系情緒不安定義姉等
多くの属性を盛ったメインヒロインにて√が用意されており、更にサブヒロイン√もあるため値段以上に楽しめました。
また相変わらず共通√が面白くて、素直に感心します。
何だかんだ言いつつ、最終的にはメインヒロインとラブラブセックスするゲームのためエロゲ始めた方にもオススメ出来る作品。
ところで、いつになったら真愛ちゃん攻略出来るようになるんですかね？
■ゆまほろめ■ +1 G H3
・ヒロインは全部で4人、どの√も攻略完了まであっという間でした。
特にミーナ√に一番力を入れており、他ヒロインの√で不明だったことが
ミーナ√で初めて判明する事があったりと、上手いシナリオ構成だと思います。
また攻略完了したヒロインはスタート画面から消える演出が、とても好き。
読みやすさや、どの√もハッピーエンドで終わるためエロゲ始めたばかりの人にオススメ出来る作品。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
