【第3〜第4土曜迄】2022年ベストエロゲー投票スレッド
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VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvv:1000:512:: EXT was configured 2022年発売エロゲプレイ数:19本/エロゲ歴:15年/ベストエロゲ投票参加回数:覚えてない
石油王になれたら作らせたいエロゲ:無し。自分の想像が及ばないゲームをやりたい
【総評】
ブラウザゲーや同人もやるようになって長文感想をどこかに残す習慣、というか時間はなくなってしまった。
プレイペースは落ちてないのでこれからも業界には頑張って欲しい >>69
魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ-の評価点が3つになっています。
訂正がない場合、評価点なしでの集計となりますのでご注意ください。 >■魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ-■SCG H4
■魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ-■SG H4
に修正します。
>>71指摘ありがとうございます。 ■もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界おっぱいメイド学園!■+2 H5 CG
おっぱいもエロボリュームもヤバイ!
■神聖昂燐ダクリュオン・ルナ 〜堕聖母誕生〜■+1 H5 CG
ロリ系変身ヒロインゲーでここまでハードなのは貴重。この路線で続けて貰いたい
■Role Player:とろろ姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!■H5 CG
アニメーションが凄い。おっぱい揺れまくる
■恥辱の制服2■ H5 CG
コスチュームプレイ好きならオススメ
■ゲーム(=エロゲー)みたいな、ステキな恋がしたいっ!■ H5 CG
エロだけでなくエロゲー作る苦労も伝わってくるのが良かった。
■夕凪荘のS級の彼女たち■ H4 CG
全裸シチュ多いのも珍しいエロゲ。身体の密着感が多いCGが多くて良かった
2022年発売エロゲプレイ数:10本/エロゲ歴:20年/ベストエロゲ投票参加回数:14回目
石油王になれたら作らせたいエロゲ:(タイトル)鬼畜王ランスリメイク
【総評】抜きゲーが強かった 代行スレからの転載です。
20:1/2:2023/01/28(土) 23:06:40 ID:YO7mduMA0
■魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ-■+2 SC H3
個人的に2022年といえばこの作品。
笑いあり涙あり燃えあり、珠玉の短編エピソードを集めた宝石箱のようなファンディスク。
本編をプレイして少しでも気に入った人は全員やるべきだと思う。
特に、本編では掘り下げられなかったキャラクター“赤毛”に焦点を当てた「アリシャ・オラオンは死んだ」と、
本編で決して多くない出番の中ファンの心をがっちり掴んだ先輩三人組と特殊戦技兵という存在そのものについて掘り下げた「續・月軌道会戦 冥界宙域編」、
本編のどちらのエンディングでも成し得なかった壮大な勝利を勝ち取る最終エピソード「ちいさきものたちのゆめ」あたりの力強さといったらたまらない。
中でも個人的には「アリシャ・オラオンは死んだ」がお気に入り。
「アリシャ・オラオンは死んだ」は本編の 1/10 ほどの長さでありながら魔法少女消耗戦線のエッセンスがみっちり詰まっている。女
同士の軋轢と絆、カテドラルの男たちへの嫌悪、人類に対する諦観、徹底的に消費し尽くされる中での一筋の希望と、その希望すら摘み取られる絶望。
さらに当該エピソードの主人公、“赤毛”ことアリシャ・オラオンと今回立ち絵が新しく追加されたアモンディ・キバキが、二人とも非常に印象的なキャラクター。単体でもそれぞれ相当魅力的なのだが、まさか関係性で魅せてくるとは思わなかった。
彼女たちは(少なくとも後半は)互いを想いあっているし、仲が良いと言って差し支えないだろう。だが、決して慣れ合うような関係ではない。時々一緒に煙草を吸うだけの関係だ。
実際、彼女たちが言葉を交わしたシーンは3, 4回の「一緒に煙草を吸うシーン」のみ。しかしその会話の一言一言が重たく、甘く、独特の対比を孕んでいて癖になる。
>「わたしは逆らわずに生き残ってきた」
>「あたしは逆らって突っ張って生き残ってきたさ」
>「どっちが生き残るかしら?」
>「どっちも生き残ればいいな。たぶんどっちかは死ぬけどな」
>「どっちも死ぬわ」 代行スレからの転載です。
>「……わたしとあなた、どっちが正しかったんだろ」
>「死んでないんだから、どっちもまちがっちゃいなかったんだろうさ」
>「どっちもまちがってたのかもね。こんなゴミだめにいるんだから」
正反対のことを言っているような、同じことを言っているような。
ここでの2人会話は他のエピソードでも生きてくるので一言たりとも見逃せない。
さらに、公式サイトでは紹介のないアリシャのG02としてのチームメイトでありルームメイト、アビゲイル・クラークと林万姫も個人的に大好きなキャラクター。
アビーことアビゲイル・クラークは故郷で行き場を失った少女たちも多いカテドラルでは珍しい、本物のお嬢様。
軍で栄達してきた名家の次女で、士官学校出身のエリート。特殊戦技兵にさえならなければ敬愛する兄や姉と同じく順当に出世していたのでしょうが、舞台はカテドラル。
覚悟していたものとはまったく別の地獄を味わうことに。さらに彼女は特殊戦技兵としては非常に弱く、作中に出てくる特殊戦技兵の中でも最弱クラス。
それだけ清楚な女の子ということではあるものの、この環境の異常さに声を上げても誰にも聞き入れてもらえず、戦闘能力の低さゆえに同僚からも蔑まれ、
しかしプライドの高さとカテドラルに来た経緯から簡単に折れることもできない彼女は滑稽で愛おしい。彼女が輪姦されるシーンはぜひとも見たかった。
ちなみに、別エピソード「續・月軌道会戦 冥界宙域編」では彼女の姉の名前が出てくる。
万姫はアビーと比べたらまだアリシャと境遇が近いが、それでも心理的に遠いことに変わりはない。
孤児院出身だという彼女は、それほど接点のないキバキからも「笑い女」と言われるほどいつも薄っぺらい笑みを浮かべていて、それも悲惨な人生を送ってきた彼女の心の鎧。
別エピソードでは無防備な本心を少しだけ見せてくれたが、心の奥底では案外アリシャとアビーと良い関係でやっていきたかったのかな、なんて思ったりもする。
アリシャ曰く、適当な男に流されるときに「流され方がすばしっこい」らしいが、このシーンもぜひ見たかった。 代行スレからの転載です。
また、立ち絵もセリフもなく地の文でしか存在しないモブ特殊戦技兵たちが謎の存在感を放っていたのも特筆すべき点。
特にモブキャラ人気投票1位の映画オタク エマはキャラデザが新規に作られ、ファンの反響が大きかったことも記憶に新しい。
エマは同じグループの堅物で規律正しい少女 韓との関係性も気になるところ。個人的には女子校の王子様のような存在だという士官学校出身のエリート 菊蘭も気になる。
アビーと万姫のシーン含む追加エピソードを切実に求めたいし、モブたちももっと掘り下げてほしくなった。
魔法少女消耗戦線の世界観がまだまだ続いてほしいと願わざるを得ない最高のファンディスクだった。 代行スレからの転載です。
21:2/2:2023/01/28(土) 23:07:13 ID:YO7mduMA0
■ヘンタイ・プリズン■+1 S H3
前作「ぬきたし」から一転、シリアスな雰囲気でありながら「燃え」「一貫したテーマ性」そして「しょうもない下ネタ」という Qruppo らしさは失われていない不思議な作品。
ボイスを全て聞くと50時間を易々と超える大ボリュームでありながらあまり中弛みすることもなく、一つのまとまりがある骨太な作品に仕上がっているのは本当に脱帽するしかない。
個別ルートでは各ヒロインの問題解決に注力して主人公の精神的な問題についてはヒロインとの関係を築く中で徐々に緩和する程度に留め、
グランドルートでは全ヒロインの問題を解決しつつ主人公の内面にフォーカスを当てる。
最後まで推進力を残しつつすべてのルートが単体でもエンターテイメントとして成り立つ構成は流石。
個別ルートで解決した問題がグランドルートで全部解決するという構成自体はよく見るもの。
しかし本作では、個別ルートはヒロインと主人公が二人で問題を解決するのに対してグランドルートでは全員で全員の問題を解決していく方針に変わっており、
単なる個別ルートの焼き直しにはなっていない。そのおかげで、長い長いグランドルートもあまり中だるみを感じずに進められた。
ボーガー的にはボーグネタが多くてたくさん笑った。
今後追加の展開があるならば、夕顔看守長の赤眼鏡に射精させてください。
■サメと生きる七日間■ H1
サメだけどダークホース。
最初はノリが明るすぎて合わないかもと思ったが、蓋を開けてみれば自分好みのジャンキーでサスペンスな展開が多分に含まれており大満足。
シリアスなシナリオの中でもヒロインを愛らしく描かれているのもすごい。
随所で「これはB級ですよ」というハードルを下げようとする意図を感じる。シナリオも、演出も、音楽も。
それは逃げといえば逃げなのかもしれないけど、実際B級でもトンデモでも主人公たちの情動が興味深いから許せてしまう。
特にグランドルートは黒幕側の気持ちで主人公たちを見てしまっていた。 代行スレからの転載です。
■ クリミナルボーダー 1st offence■ C H4
分割ロープラ作品は1作目でシナリオが盛り上がりきらずにあまり評価されず、
それに伴い1作目のヒロインが扱い的に割を食う……ということが少なくないと思うが、この作品は1作目として文句のない仕上がりだった。
物語の起承転結の起、彼らがこれから背負うことになる大問題を提示するところまでで終わってしまうものの、「起」の中にも細かい起承転結があり1つの作品として楽しく読めた。
1作目ヒロインであるひなを魅力的に書かれている。主人公や家族には天使のような優しさを見せる一方、
人を無防備に信じない観察眼や理不尽なことに毅然と対応するしたたかさを持っており、作品テーマ通りいい子だけど悪い子に仕上がっていた。
彼女が怒るシーンの小波すずさんの演技は要チェック。
■夏ノ終熄■ M H2
先の見えない閉塞感に囚われた時代に生きる我々への、かずきふみ先生からのエールのように思った。
彼らのように自給自足で生きていく覚悟とか、他人への強い不信感とかは自分にはない。
それでも、日常のちょっとした困難に対してもう少し踏ん張って抗ってみようか。という勇気をもらえた。
BGM がピアノだけという潔さも気に入っている。
2022年発売エロゲプレイ数:7本/エロゲ歴:9年/ベストエロゲ投票参加回数:2回目
石油王になれたら作らせたいエロゲ:考えてはみましたが、資金の問題より倫理的な問題をクリアしないとまずそうで……
【総評】
思わぬ作品で楽しめたり、逆に期待していた作品が好みじゃなかったりと、良くも悪くも予想を裏切る作品が多い1年だった。
全体としては良い意味で裏切られたことのほうが多かったので満足。
昨年の作品群で自分の作風予想があまり当てにならないことに気づいたので、今年は食わず嫌いしていたジャンルにも挑戦してみようかな。
お手数ですが転記よろしくお願いいたします。 投票終了です。
以下、感想ロスタイムを開始します。
・投票や感想が間に合わなかった
・6枠使い切って7枠以上何か書きたい
・他の人の感想や結果見て見逃していたものがあった
・一般作だけど語りたい
・ネタに走りたい
……等々の理由により、まだ感想が書き足りない!という方は
◇タイトル名◇と表記して感想を投下してください。
加点・評価点・H満足度・フシアナ等のルールは一切無しとします。
期限は1/29(日)23:59まで。 代行スレでも受けつけております。
※集計作業を阻害しないためにもタイトルは必ず◇◇で囲ってください。 ・ロスタイム感想
◇BLACK SHEEP TOWN◇(非18禁)
サイキック・・・超能力物のお話にはなりますが、バトルがどうとかそういう厨ニ展開とは違いますね。いや、見かたを変えれば厨ニなのかもしれませんが。
サイキックがある種の病気として扱われる世界観で、それによる苦悩や差別が・・・こちらの現実に超能力が存在したら、こういう事態もあり得るのかもしれないと思わされました。
一応、舞台は日本ではあるのですが、異国情緒もある独特の設定があったり、マフィアが絡んできたり、そのあたりも話の面白さを加速させていたと感じました。
謝亮(群像劇ですが、主人公的立ち位置)の合理的で冷淡に見えて・・・いや、実際そういう面もあるのですが、それでも滲み出る人間味的なところが大好きです。 ◇BLACK SHEEP TOWN◇
本作の感想を書きたいと思ったが為、久し振りに此処へと足を踏み入れている。
2017年の初報から5年の月日が流れた昨年、平成と言う時代に取り残された未練が遂に目出度く解消された。
瀬戸口廉也、待望の最新作『BLACK SHEEP TOWN』は氏の新境地となるSFギャング群像劇。
「Y地区」と言う日本のどこかに存在している超能力者の街を舞台に……『マフィアの息子の成り上がり』『超能力者レジスタンスの革命』『連続殺人鬼による惨殺事件を追うサスペンス』等々、個々の物語が展開される傑作ノベルゲームである。
特筆すべきは、その描く全てに一切の無駄がない所にある。
全てのキャラクターに価値があり、全ての物語に意味がある。分離していたストーリーがある時を境に繋がり合い、全く無関係の繋がりであった人物同士が不思議な連携を生み出していく。
その余りに器用すぎる展開の運びこそ、正しくこれまで素晴らしき『群像劇』を成してきた瀬戸口廉也の真骨頂で。
「Y地区」と言う街の中で生まれ、個々の価値観を抱きながらも生き、自分だけの大切な存在を愛し続けた。
『物語』と言う世界の中でどんな人生を辿りながらも、懸命に力強く生きた黒羊達の記録が、確かに其処にはあったのだ。 しかしまた、ある意味この物語は読者を選ぶとも言えるだろう。少々誤解してしまう危険なものも孕んでいる。
『SFギャング群像劇』と言う入り混じった要素が組み合わさって生まれた所ばかりに囚われていると、表面的な感想で幕を閉じてしまう結果となるからだ。
この『BLACK SHEEP TOWN』と言う作品は、マフィア映画やギャング作品のオマージュを随所に織り交ぜた『物語』と、その枠組みに支配されながらも確かな自分だけの価値を見出そうと動いた『人生』の対比が明確に紡がれている。
実を言うと、本作を読んで僕はLiar-softの生み出した大傑作エロゲ『Forest』を自然と想起した次第。
内容、演出、その他諸々。どこを取っても似ても似つかない両者であるが「『物語』と『人生』に対するリスペクト」と言う点においては、本作は全く負けていないのだ(気付いてない人が多く見受けられる為、それは此処以外の何処かで長文を紡ぐとしよう)
そう、本作はそんな彼等の愛すべき過程が具に語られた物語である。
自身の立場や役割、事情や心情によってどう振舞うべきかが変わる世界で、懸命に自らを演じ切った愛すべき黒い羊達。
謝亮も、松子も、道夫も、路地も。太刀川も、灰上姉妹も、さくらも、トーマスも。
死者も生者も男も女も、黒い羊の誰も彼もが懸命に何かを演じながらも、大切なモノの為に行動する事を止めなかった。諦めなかった。
それぞれの信念が密接に絡み合って生み出された人生観のシャワー。そんなはみ出し者達の生き様を随所に感じられる、深みに溢れしノベルゲームの神髄。
『BLACK SHEEP TOWN』は、正にその凄みを痛切に痛感させられる……文句無しでトップに君臨したと言わざるを得ない、素晴らしき『物語』と言えるだろう。 本作は『どうでも良いとしか思われない生命が紡ぐ残酷な世界の話』であるが、その本質は『全ての生命がどうでも良い訳ではない事を魅せていく物語』である。
『物語』を「もの」として消費している全てのユーザーに贈られし『反逆の物語』であるが、最後にはその『物語』に対する「愛」を見事描き切った作品である。
誰を中心に据えるかで、同じ事件は千変万化に姿形を変えて。
描かれし出来事は繋がっていきながら、物語は関わった人の数だけ存在していく。
Y地区と言う舞台を主人公にして、瀬戸口廉也が紡いだ『人生と言う名の物語』
彼等の行末の一端を少しでも眺めてみたい恐れ知らずの方のみ、御一読をお薦め致します。
「ようこそ、全てに価値がない世界へ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています