0054スワッパー
2017/02/11(土) 16:05:06.23「ちょっとリサ、何この部屋!早く片付けなさいよ!」
私は、妹に言った。
「え〜、めんどくさ〜い、おねえちゃんがやって〜」
私は、北村カナミ。高校3年生。
リサという小学校2年生になる妹がいる。
可愛い妹ではあるが、だらしない性格で、将来が不安だ。
「何言ってるの?自分でやりなさい!宿題はやったの?」
「あとでやる〜」
テレビゲームをしながら、妹は答える。
「もう!叱られても知らないからね、私は、ご飯作ってくるから、今のうちに片付けておきなさいよ!」
そう言うと、私は、妹の部屋から出て行った。
親は共働きで、帰りが遅く、家にいる時は殆ど二人っきりだ。
だから、妹の面倒は私が見なければならない。
「はぁ…」
(あの子の性格、どうにかならないかしら…)
私は、ため息をつくと、夕食の準備をするため、キッチンに向かった。