バンザイポーズも凛々しいぞ、きつみは!
そのふかふかの胸に顔を埋めて肺いっぱいに匂いを吸い込みたい
きっとお日様とケモノ臭さが混じったような、なんともいえない匂いなんだろうな
ところでだ、ちょっと尻尾を見せてくれないか?
変なことをするわけじゃないよ、何かの雑誌で「猫の尻尾は結構汚れがたまる」と読んだんだ
何でも分泌物が尻尾から出るらしくて、それに他の汚れが混じって
酷くなると皮膚に黒っぽいものが付いたり尻尾がベッタリするそうな
きつねはどうか知らないけど、一応見せてもらってだな
もし汚れているなら俺が懇切丁寧に洗ってあげようかと
ワシャワシャとかモフモフとか長い尻尾を手で掴んで上下にシュッシュッと扱いてとか・・・
ん?変なことは言っていないぞ、単なる尻尾の洗い方の話だ
変な想像をしたのは誰だ?

学校の放課後
いざ家に帰ろうかとしたときに急に催してトイレへと向かった
しかも大きいほうなので個室に入らなければならない
近くのトイレへと急いでいく途中で何かの集団が騒いでいた
「こっちだ!」「いや、向こうに走っていくのを見たぞ!」
一体何を騒いでいるのか知らないが、うるさくて仕方がない
そいつらを無視してトイレに駆け込み、個室へと・・・あれ?使用中だ
コンコンとノックしても返事がないな
こっちも緊急事態でのっぴきならない状態なんだが・・・隣の個室も塞がっていてノックするが応答はない
これはもしや誰かが悪戯でもしたか?なら強行突破だ!
鍵が壊れるのも構わず、俺は力ずくでドアを開けると・・・
「あ、あの・・・使用中です・・・」
まだ小さな小三橋が便器にちょこんと座っていた
隣の個室も開けると見慣れた三橋廉がビクッ!と驚いて固まっていた
その隣を開けると今度は割烹着姿の母ちゃん三橋がいてヒイッ!と悲鳴を上げた
外からは「どこだ!三橋たちはどこに逃げた!」と怒鳴るような声が聞こえてくる
俺はこの状況を少しの間考えると、トイレの入り口を掃除道具や何かで封鎖して開けなくした
さあ、これから楽しい時間の始まりだ、三橋が三人いるからたっぷり楽しめるな
その前にウン●しようっと