きつみはもふもふふもふもふ
うん、週の初めからドベでも後は上がるだけだら悔しがることはないぞ、きつみは
今日はのんびりして美味いものでも作って食うとしようや
そうそう、山から送られてきたきのこで炊き込みご飯にしよう
きのこに栗も入れて・・・そうだ、この間採ってきた銀杏もいれるぞ
まだちょっと乾燥しきっていないが食えないことはないぞ
それときのこの味噌汁と後はお新香にもう一品・・・
分厚い油揚げにねぎ味噌を塗って焼いたのにしようか
秋の味覚のご馳走で英気を養おうな

11月にもなると朝晩の冷え込みがきつい
そろそろ厚着でも、と思うのだが俺の様なピザ体型が厚着をすると
それはもう、どこの肉襦袢とか言われそうな風貌になってしまう
日中はそれでもほどほどに暖かいからいいんだが・・・
というわけで、秋はさっさと寝てしまうに限るのだ
きつみはには「夕飯食べてすぐに寝るなんて、俺くんは豚を通り越して牛になってしまうのかな」
などと言われたが、寒いのは嫌なので温かい布団にダイブ!!
このぬくぬく感!全身を包む布団の柔らかさ!もう天国パラダイス!!ではおやすみなさい・・・

と寝たのはいいのだが、夜中に目が覚めてしまった
元々寝つきも寝起きもいいし、夜中に目が覚めることはあまりない俺なのだが・・・
ん?布団の中に何かある?
柔らかくてもふもふしていて・・・きつみはがぬいぐるみでも入れたのか?
いや、それにしては暖かいぞ?それが俺の布団の中で俺の足元で丸まっている
これは一体・・・夜中にこれは怖いぞ、時間もちょうど丑三つ時だ
恐る恐る布団をはいでそれの正体を確かめ・・・やっぱり怖いな・・・
だがこのままでは・・・意を決して布団を勢いよくはぐと・・・
「お前かよ・・・」
俺の布団の中には茶色い毛皮の生き物が丸くなって寝ていた
「おーい、きつみは 寝ぼけているのか?起きろよ・・・駄目だ、寝入って起きやしない」
寝ぼけて布団に入り込んだきつみはをそのままに、俺は朝まで二度寝を決め込むのであった
きつみはの体って温かくて気持ちいいなあ・・・