ナイバッチきつみは
少しずつ運気も上がっていって調子も良いよ
だから今日の夕飯はチキンカレーにしようと思う
それもただ、切っただけの鶏肉じゃなくて、骨の付いたのをドンッ!と入れのな
しかも、ヨーグルトで一晩漬けておいたやつだよ
口の中に入れるとほろりと肉が崩れるくらいに柔らかくなるんだぞ
それと、カリカリに焼いた油揚げとサラダで今夜は決まりだな!

どこかで何かの声が聞こえた
柔らかで幸せな夢から目覚めた俺はまだ働かない頭でその声の正体を探る
俺の布団から少し離れたところで、それは俺を呼んでいた
「おはようっ!おはようっ!俺くんおはようっ!」
三橋の形をしたそれは俺を起こそうと段々必死になっていった
「おはようっ!!おはようっ!!お、俺くんおきてっ!!じゃないと俺・・・」
あ、そろそろ泣き出しそうだから起きるとしよう
泣き出す前のそれ、三橋を模した目覚ましをオフにし、起き上がって背伸びをする
今朝も寒いな・・・もうすぐ十二月だもんな・・・
さて、布団を片付けて一日を始めようかと動き出す
布団をたたんで部屋の隅に置いて・・・この抱き枕はまだ使うからこっちにと・・・フフフ、この抱き枕は正解だった
一晩抱きしめて寝てたら、あんな夢こんな夢どんな夢いっぱい見れて幸せな気分だったよ
もっと浸っていたかったが・・・まあ、仕方ない
俺も学校とかバイトとか色々あるしな
気合を入れて背伸びをし、抱き枕を抱えあげるとそれに印刷されている三橋の顔に熱いキス
これは朝の行事みたいになってしまった
隠し撮りした三橋の写真を加工し、枕の材質や固さなど拘りに拘り抜いた特注品だ
俺に向かった微笑んだ表情がたまらなくそそる・・・
そのまま押し倒してしまいたくなるを我慢し、俺は抱き枕と別れた
朝食のカップにも三橋のプリント
皿にも印刷がしてあり、食べ進めると三橋のアヘ顔が見えてくるようになっている
日めくりカレンダーも三橋がだ、今年の分はもう残り少ない
来年の分も準備しなきゃだな、今度はもっとエロいのがいいな、などと考えながら朝食を食う俺であった
まだまだ三橋漬けの俺の一日は始まったばかりだ