0701fusianasan
2018/12/10(月) 12:37:30.39よし、今日も何か美味いもの食ってお祝いしような
たまにくうお好み焼きもいいなあ・・・
キャベツたっぷりのとかシーフード入りとか・・・
あのソースの焦げる感じもたまんないよ
俺が知っているのは周囲を餅で囲んだやつ、あれは美味かった
ああ、腹減ってきたな
冷蔵庫の中にあるので何か焼いてみような
それはある日突然、俺へと送られてきた
送り人の記載の無い、切手も貼っていないごく普通の白い封筒
中にはカードが一枚だけ
それにはこう書かれていた
「ようこそ 我々は貴方を歓迎する 新しい同士へ」と
これが何を意味するものか、俺には判っていた
ある同好の士が集う会、それの仲間に加わることを許されたのだ
長かった・・・
この会を知ったのはほんとうに偶然だった
自分以外にもおなじ志を持つ者たちがいることの何と言う嬉しさ
だがその内容は極々秘密で、俺でさえ全てを知ることはできなかった
そしてその会のメンバーに入ることさえ容易ではないということも
俺は逸る心を抑え、日々精進した
決して焦らず、普通の人間として行動し、周囲に気づかれないように行動する
それは難しい事であり、時には感情のままに暴走しかねなかった
だがそれさえも自信の精神力でなんかと押さえつけ、ごく普通の人間を演じる続けた
彼らはそんな俺をどこかで見ていたのだろう
ということは、彼らには俺がどんな人間なのかお見通しだったというわけだが・・・
だが俺は、認められた
これ以上の喜びがあるだろうか!
俺は、入会許可の知らせに、ただ震えて嬉し涙を流すのであった つづく