頑張ったな、きつみは!
やはり今週は徐々に上がっていく運気なんだな
ところで上がりつめた先に見えるものは何だろう?
あれかな?富士山の頂上から見えるすばらしい景色のようなものかな?
いやまてよ、きつみはなら・・・
それはきっと一面の油揚げと稲荷寿司の光景なのかもしれない
その二つだけの世界で食いまくるきつみは・・・
想像しただけで胸焼けがして・・・俺にもいくつか分けて下さい

>>731
いつもとかわらない日々
学校で授業を受けて放課後は校内にしばらくいて家に帰る
昨日までは同じことの繰り返し
だが、今日からは違う
「おい、今からいいか?」
同級生の一人が帰り支度をしている俺に声をかけてきた
「ああ・・・なんだ?」
「これから研修を始めるぞ、新人君」
この言葉に俺は驚愕しつつもやはり・・・と思った
同級生の俺田、この男はあの会に所属していて、俺があの会の存在を知った切欠でもあった
俺田の何気ない行動がいつの間にか気になり、そして・・・俺は今、会員となったのだ
「はい、よろしくお願いします 先輩」
「じゃあ行こうか」
俺と俺田が向かったのは学校のグラウンドだ
ここではいくつもの運動部が部活を行っていた
「ここだ・・・あっちを見てみろ、判るか?」
俺田が指差す方向にはグラウンドを見ている何人か生徒をいた
「あの右から三人目・・・ですか?」
「ああ、中々目ざといな、お前 あれは俺たちが通称「過激派」と呼んでいる奴らの一人だ」
一人だけギラギラした目でグラウンドをにらむ様に見ている一人の生徒
「あいつらの行動を事前に阻止するのが今の俺たちの任務だ ちょと荒っぽい初任務だが付いてこれるか?」
穏便にはすまなさそうな雰囲気に俺は緊張しながら頷いた つづく