金ネ申雑談スレ3170
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★★禁止事項★★
※特定のキャラdis特定のキャラヘイト妄想禁止
良い妄想例) 公式にあったようなエロマタギはOK
悪い妄想例)エロ親父や変態扱い→推しキャラがやられたら一般的に嫌だと思われるもの(援交親父と援交ギャルなど)
※〇〇(CP名)は萌えない宣言禁止
※他人の妄想やCPにケチつけたり叩くのは禁止
※モメサ煽りはスルー、構わないこと
※地雷を踏んだら自分の中で処理しましょう
※ネタバレは一行目にバレと明記して改行
※支部、ツイ、他スレ等のヲチや晒し、凸行為は禁止
※ヲチ厨、認定厨、対立厨、キャラアンチ、カプアンチ、厨アンチ、モメサは禁止
※ヲチネタにレスつけるやつは全員キャラアンチとカプアンチ認定
※このスレの転載禁止
※グロリョナ、 ペ ド 話 は 禁 止
※政治話NG
※ノマ萌えはノマスレで
※リパ話は禁止
※マトンチ 認定婆出禁
※テンプレは>>1だけ、貼付荒らし禁止
※荒れた時は名前欄に→でそれぞれ順にワッチョイとIDとIP&ワッチョイオープン !slip:vvvvv !id:on !slip:vvvvvv
【避難所】金カム雑談スレ15(おーぷん) (下記URLから★を抜いてください)
https://kohada.ope★n2ch.net/test/read.cgi/nanmin/
☆稜角IDあり
http://pug.5ch.net/test/read.cgi/nanmin/1655384334/
801板
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/801/1674829946
前スレ
金ネ申雑談スレ3169
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1686691510/ そしてふかぶかと胸一杯に匂やかな空気を吸い込めば、ついぞ胸一杯に呼吸したことのなかった私の身体や顔には温い血のほとぼりが昇って来てなんだか身内に元気が目覚めて来たのだった。…… 実際あんな単純な冷覚や触覚や嗅覚や視覚が、ずっと昔からこればかり探していたのだと言いたくなったほど私にしっくりしたなんて私は不思議に思える──それがあの頃のことなんだから。 私はもう往来を軽やかな昂奮に弾んで、一種誇りかな気持さえ感じながら、美的装束をして街を闊歩した詩人のことなど思い浮かべては歩いていた。
汚れた手拭の上へ載せてみたりマントの上へあてがってみたりして色の反映を量ったり、またこんなことを思ったり、
──つまりはこの重さなんだな。── その重さこそ常づね尋ねあぐんでいたもので、疑いもなくこの重さはすべての善いものすべての美しいものを重量に換算して来た重さであるとか、思いあがった諧謔心からそんな馬鹿げたことを考えてみたり──なにがさて私は幸福だったのだ。 >>12
sageてくれん?って
言っても大丈夫やろうか… どこをどう歩いたのだろう、私が最後に立ったのは丸善の前だった。平常あんなに避けていた丸善がその時の私にはやすやすと入れるように思えた。 「今日は一つ入ってみてやろう」そして私はずかずか入って行った。 しかしどうしたことだろう、私の心を充たしていた幸福な感情はだんだん逃げていった。
香水の壜にも煙管にも私の心はのしかかってはゆかなかった。憂鬱が立て罩めて来る、私は歩き廻った疲労が出て来たのだと思った。 私は画本の棚の前へ行ってみた。画集の重たいのを取り出すのさえ常に増して力が要るな! と思った。
しかし私は一冊ずつ抜き出してはみる、そして開けてはみるのだが、克明にはぐってゆく気持はさらに湧いて来ない。 しかも呪われたことにはまた次の一冊を引き出して来る。それも同じことだ。それでいて一度バラバラとやってみなくては気が済まないのだ。
それ以上は堪らなくなってそこへ置いてしまう。以前の位置へ戻すことさえできない。私は幾度もそれを繰り返した。 とうとうおしまいには日頃から大好きだったアングルの橙色の重い本までなおいっそうの堪えがたさのために置いてしまった。
──なんという呪われたことだ。手の筋肉に疲労が残っている。私は憂鬱になってしまって、自分が抜いたまま積み重ねた本の群を眺めていた。 以前にはあんなに私をひきつけた画本がどうしたことだろう。一枚一枚に眼を晒し終わって後、さてあまりに尋常な周囲を見廻すときのあの変にそぐわない気持を、私は以前には好んで味わっていたものであった。…… 「あ、そうだそうだ」その時私は袂の中の檸檬を憶い出した。本の色彩をゴチャゴチャに積みあげて、一度この檸檬で試してみたら。「そうだ」 私にまた先ほどの軽やかな昂奮が帰って来た。私は手当たり次第に積みあげ、また慌しく潰し、また慌しく築きあげた。
新しく引き抜いてつけ加えたり、取り去ったりした。奇怪な幻想的な城が、そのたびに赤くなったり青くなったりした。 やっとそれはでき上がった。そして軽く跳りあがる心を制しながら、その城壁の頂きに恐る恐る檸檬を据えつけた。そしてそれは上出来だった。 見わたすと、その檸檬の色彩はガチャガチャした色の階調をひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収してしまって、カーンと冴えかえっていた。
私は埃っぽい丸善の中の空気が、その檸檬の周囲だけ変に緊張しているような気がした。私はしばらくそれを眺めていた。 >>20
あれ以降ageてないからどうやろ
監視しててそっと進めよって言うの見てわざとあげたんやないかなあ 不意に第二のアイディアが起こった。その奇妙なたくらみはむしろ私をぎょっとさせた。
──それをそのままにしておいて私は、なに喰わぬ顔をして外へ出る。── >>32
文学作品を貼ってくれとるやで
変な婆やない大丈夫や 私は変にくすぐったい気持がした。「出て行こうかなあ。そうだ出て行こう」そして私はすたすた出て行った。 >>32
横やけど
梶井基次郎の檸檬やで
青空文庫からコピペしてるのかな 変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑ませた。丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。 私はこの想像を熱心に追求した。「そうしたらあの気詰まりな丸善も粉葉みじんだろう」 そして私は活動写真の看板画が奇体な趣きで街を彩っている京極を下って行った。 >>33
わざとかもな
今後もちょこちょこageられるとまた雑スレ避難所とゴッチャになって速攻で埋まってまうかもしれんね >>41
わいわざと残ってるやつで真ん中へんのスレ選んであそこに貼ったんや
それでsage進行でて言うた
そしたら速攻上がったからわざとやろね…
まあ埋まったらまた引っ越せばええ >>44
>埋まったらまた引っ越せばええ
そうやな
和田話が散らばってまうのは残念やが仕方ない >>32
ごめんやで
絵文字やしりとりもええけど埋めがてら有名な作品をみんなで読むのもええかなって >>46
今のところ乱立埋めついでやから足場が不安定よな草
和田話は頭に叩き込んで楽しむやで🌱 >>48
絵文字荒らし!とは言えないしな草
ええんやで >>48
🍋読んだことないからおもろかったで
描写のディテールが細かいんやな どこかのパラレルワールドで🌕を見て綺麗ですねっていう月和がおるで ところでこの檸檬やが、あまりにも有名な作品になってしまったおかげで実際の京都の丸善の書棚にレモンを放置する客がたびたび現れるとか 今でも丸善はシャレた文具があって高級感あるけど昔はもっと敷居高かったんやろうな >>56
著者の命日にも丸善にレモン置いていく風習があるんやっけ 梶井基次郎は夭折したのもあって作品数が少ないから、AIに学習させて梶井っぽい作品を作らせる試みがあったらしい スーパームンっ…いやスーパームーンの力でポジティブになる🌙や そのうちまた短篇貼ろうかな
迷惑にならないようなタイミングで
ほな… >>65
埋めがてらならええやん
檸檬読んだことないから興味わいたで 和田スレはsageがええがこのスレはageといたほうが見つけやすいかな? いま使われてる雑3172が終わったら本スレ3315が使われるようになるが
3172の次の雑談埋めスレは雑3165になるんかな 「はい、ワダは和田あき子の和田で、コウジは光を示すと書いて光示です」 >>86
現パロなら電話口でそうやって説明してそう草 ライトニングの調子が悪いのかスマホが充電できてない時がある 充電できとらんで困る前に買っといたほうがええかもね そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白くあかるい死の床で
わたしの手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした わいもレモンっていうたら梶井基次郎よりも智恵子抄が頭に浮かぶは あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
あなたの咽喉のどに嵐はあるが
かういふ命の瀬戸ぎはに
智恵子はもとの智恵子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた それからひと時
昔山巓さんてんでしたやうな深呼吸を一つして
あなたの機関はそれなり止まつた
写真の前に挿した桜の花かげに
すずしく光るレモンを今日も置かう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています