「えっ、と……えっ」
白衣を羽織ってというか、白衣しか羽織っていなかった。
襟の間から女性のシンボルである豊かな胸の谷間が……おっと今はまーちゃんがどうこうという話じゃないぜ。いや、本当に、マヂじゃなくマジでな。
「それではみーさん、覚悟してくださいね?」
「か、かくごしろー……」
余裕を含んだ奈月さんと上擦りのある恋日先生の声と共に、二人の手がゆっくりと伸びてくる。主に下半身へ。
僕には抵抗する力がある筈もなく、あれよあれよというまにジーンズとトランクスを脱がされてしまうのであった。
そして話は冒頭へと繋がる。
つまり剥かれたのは林檎ではなく、なんと言いますかその男性のシンボルであったような気がするかもしれない僕の、アレだよ。……うわぁ死にたい。今すぐ飛び降りたい。