>>266

「刹那さん、ダメ、ですか?」
「いえ」

捨てられた子犬の目で尋ねられ、刹那は優しく応じていた。
そして、二人は唇を重ねる。
その側では美しい白拍子が無言で白扇をばっ、ばっと右手、左手で交替に差し出す。

「恥ずかしいです」

ベッドの上にその身を横たえられ、
パジャマの前を開かれた刹那が両手で半ば顔を覆いながら言った。

「女の子らしくなく、ゴツゴツとしているでしょう。胸だってこんな」
「とっても綺麗です刹那さん。雪みたいに真っ白なお肌が京都の女の人って感じで」
「ひゃっ」
「真っ白でこんなに滑らかで、東洋のシルクってこういうのを言うんですね」
「ネギ先生…あ、っ」

ふっくらとした白い盛り上がりを、ネギの掌が優しく包む。
強く、弱く、徐々にポイントを変えて力を込められると、
その度に刹那の身がひくっ、ひくっと小さく上下して悩ましい声が部屋に漏れる。

「ふふっ、せっちゃん可愛い女の子やえ。こんなにかわえー声」
「あ、あっ、このちゃん」
「だーめ、せっちゃんのもちゃーんと見届けるさかい」
「はうう…ああっ」

理不尽な展開に落ち込む間もなく、可憐な桜の蕾をちゅうっと吸われて刹那は一際声を上げる。