【神父】男性聖職者の官能小説2【僧侶・神主】
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0001名無しさん@ピンキー2011/04/03(日) 13:43:38.75ID:KKKbRrzf
牧師、修道士、宮司、お坊さん、神官、教祖様etc.

神に仕える聖なる男性を題材に小説を書きましょう。
オリジナルでも二次創作でも、純愛物でも陵辱物でも何でもOK。
ただし801は禁止です。

■過去スレ
【神父・牧師】男性聖職者の官能小説【僧侶・神主】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258773186/

■関連スレ
【シスター・尼僧】聖なる女の小説3【巫女・神官】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1242637172/
0085保守小ネタ2011/07/01(金) 10:34:32.97ID:MhUpFpC1
■キツネ娘の悪戯■

昔々あるお寺に、師家の信任も厚い立派なお坊さまがいました。
ある日のこと。
お坊さまは老師から深刻な相談を受けました。
近ごろ、若い雲水たちをたぶらかし、精気を奪う悪い妖怪が出没するというのです。
精気を抜き取られても死には至りませんが、体力を回復するのに時間がかかります。
このままでは修行に身が入りません。

お坊さまは犯人に心当たりがありました。

数日後。
厨(くりや)中にスパーン、スパーン、と叩打音が響いています。
「――やらぁ! お坊ちゃんがうちをいぢめる! あ〜ん、あ〜ん……」
叩打音に童女の泣き喚く悲鳴が重なります。

お坊さまの読みはみごと当たりました。
予想通り、犯人はあの幼い狐のあやかしだったのです。
年ごろの別嬪な娘さんに化け、雲水たちに悪戯三昧していたのです。

大好物の油揚げにまんまとおびき寄せられたキツネ娘は、
台所に盗みに入ったところを、お坊さまに捕獲されたのでした。
今は厳しいお仕置きを受けている最中です。

丸出しのプリンッとしたおしりを、お坊さまの大きな手が打ちすえます。
「雲水たちに悪さばかりするのは止めなさい!」
「いたい、痛いよっ、皮むける! おちり叩かないでぇ」
打たれるたび、こんがり狐色の耳としっぽがピーンと突っ張って反応します。
キツネ娘の小ぶりなおしりは、見る見ると赤くなりました。

「こんにゃろー、離せやいっ! くそぼうず!」
キツネ娘は悪態をつき、かかえ上げられている男の太股の上でジタバタ暴れます。
暴れると、ますます強く押さえ付けられてしまいます。

「うち、悪くないやい! だって、人間の精気たべないと、
 おなかペッタンコになって死んじゃう。それに、
 おはげちゃんたち、すぐひっかかるんだもん」
「雲水たちに隙があったのは確かだ。……私の監督不行き届きでもある」
高く振り上げた腕を止め、お坊さまは苦く言いました。

――相手に出来た隙を、キツネ娘が見逃すはずがありません。
身軽にくるりと体を回し、お坊さまの膝の上に座り直します。

涙に濡れた瞳を上目遣いにしながら、お坊さまの首に腕を回します。
キツネ娘の澄んだ瞳に見上げられると、たとえ仏道にある男でも、
金縛りにあったように体が動きません。
「……ねえ、精気ちょうらい。お坊ちゃんの精気が一番おいちい。
 もう、ほかの人間にはいたずらしないから」
お坊さまの顔を抱き寄せ、口を食み精気を吸いあげると、そっと囁きます。
0086保守小ネタ2011/07/01(金) 10:37:53.08ID:MhUpFpC1
「これからも、ときどき精気くれたら……うち、お坊ちゃんのやや子産んであげる」
お坊さまは言葉を失いました。
僧侶は子を残すことを許されない身分です。
それは、彼にとってあまりにも酷な誘惑でした。

「ちゅっ、ちゅ……相変わらずチョロい」
啄ばんでいた口から音をたてて離れ、そう呟いた次の瞬間。
キツネ娘は鋭い鬼歯で唇に噛みつき、お坊さまを乱暴に突き飛ばしました。
「!!」
精気を大量に持って行かれたお坊さまは、脱力し後ろに勢いよく倒れます。

「ざまみれぇ! べーっだ! はーげはげ! 覚えてろい!」
あっかんべえと舌を出し、捨て台詞と共にキツネ娘が逃げようとすると。
懐から何かを取り出し、お坊さまが慌てて呼び止めました。
「待て、待ちなさい。これを持って行きなさい! 腫れを抑える軟膏だ」
お坊さまはなんとか力を振り絞り、塗り薬を詰めたハマグリの貝殻を投げ渡します。

ハマグリを受け取ったキツネ娘は、ついでに油揚げも皿から二、三枚失敬し、
脱兎のごとく、いずこかへ逃げ帰って行きました。

噛みつかれた口の中に血の味が広がります。
「……――くそっ!」
お坊さまは吼えました。
二度も同じ手に嵌められた不甲斐なさ、自分の未熟さが情けないのです。
少しでも女人の色香に惑うようでは、まだまだ修行不足です。
同時に気づいてしまったのです。
一人の男として、キツネ娘に心惹かれている自分に。
彼女をいとしく思い始めているのです。

住み処に戻ったキツネ娘は、独りぼっちでシクシクと泣いていました。
「コーン……コンコン……コン」
みっちりお灸をすえられたおしりが、ヒリヒリ痛んで堪らないのです。

山清水の流れを使い、腫れあがったおしりをよく冷やします。
お坊さまが投げて寄こした傷薬を塗りつけると、いくらか痛みがマシになりました。
その夜は泣き疲れてしまい、キツネ娘は折り曲げた体をしっぽで丸くくるみ、
毛玉になって眠りました。

――お坊さまの奮闘のおかげか、お寺には再び静寂が戻りました。
しかし、その平和の裏には密約が交わされていたのです。
新鮮な精気と、数枚の油揚げを定期的に提供することで、キツネ娘と交渉成立したのです。

美味しいごはんにありつく為、キツネ娘はせっせと足繁くお寺に通いました。
たくさんの言葉を交わすうちに。
いつしか、お坊さまとキツネ娘は心通わせるようになりました。

二人の交流と関係は、後に住職となったお坊さまが亡くなるまで、続いたということです。

おしまい。
(-ノ-)/Ωチーン……合掌( ̄人 ̄)ナムナム
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