ドラゴンクエスト官能小説Part18
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@ピンキー2011/10/18(火) 00:53:59.86ID:xebqXXWa
前スレ
ドラゴンクエスト官能小説Part17
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1274971483/

小説保管サイト「FF・DQ千一夜物語」(過去ログもあります)
ttp://yotsuba.saiin.net/~1001ya/

ドラゴンクエスト官能小説保管庫
ttp://wiki.livedoor.jp/dqnovels/d/FrontPage

【お願い】
・男×男の小説は801板でお願いします。
・読む人を選ぶSS(注1)を投下する時には、事前に注意書すると叩かれません。職人の自己判断で。
・投下時にはトリップ推奨。
・ここは大人専用ということをくれぐれもお忘れなく。
・お子様は基本スルーしましょう荒れるもとです。
・僕の○○はこんなキャラじゃないもんとか言わない。
・作品が気に入らないならスルーしましょう。
0434名無しさん@ピンキー2013/02/10(日) 19:51:37.89ID:NjK1z4FK
>>432
クリフトのあんあん声を聞いてアリーナが何だかよくわからんが体がムラムラするというシチュで頼む
0435名無しさん@ピンキー2013/02/19(火) 17:03:33.50ID:VzhPyB+u
エイミちゃんのクリをクリーニするクリーニ先生というネタでオナシャス!
0436保守兼age2013/02/26(火) 17:31:48.70ID:kdjmvyps
マリベル「あんたたち、二人でこそこそと何やってんのよ!」

キーファ「そいつは言えねーな、なあアルス」

アルス「そうそう。マリベル、本当にごめん」

〜〜

マリベル「こんな人気のない遺跡で何やってるかと思ったら」

マリベル「あーもう気色悪いったらないわ、うえっ」

キーファ「ほっといて続けようぜアルス」ビンビン

アルス「うん」ジュポジュポ

キーファ「ああイクッ!熱い!出るぅ!」

石像「ピカッ」

マリベル「あら、何かよく分かんないけど石像から光線が」

キーファ「熱いというワードに反応したんだな、よーし」

アルス&キーファ&マリベル「遺跡内探索開始だーっ!」

こうしてアルスたちの冒険は幕を開いたのであった……。

0437名無しさん@ピンキー2013/02/27(水) 10:03:38.03ID:aI37WdmL
保守兼ageにしては気の利いたことをやりおるわい

だがしかし内容はひでぇw
0440名無しさん@ピンキー2013/03/12(火) 00:04:10.91ID:LJ/XxLVa
>439
ちょっと思いついたのでつらつらと


「なあマリベルいいだろ、犯らせろよ」
「だ、だめよキーファ、セブンが起きちゃう・・・!」
「へへ、たとえ目が覚めたってなにやってんだか分かりゃしねーよ。戦闘は俺ほどじゃねーにしろ強いが、こっちの方はてんでお子ちゃまだからな」
「くぁー・・・」
(セブンのバカぁ! あんたのために大切にとっといた処女、バカ王子に盗られちゃうじゃない!!)
いかに網元の娘とはいえ、王家の人間に逆らえるものではない。
これまで旅の途次幾度も言い寄られてはなんとか誤魔化してきたが、こうして実力行使に出られてしまっては膂力にも勝る相手に屈するしかなかった。
「おぅお、ペタンコかと思ったら結構ふくらんでんな。そそるぜ」
「も、もうやめてよ・・・お城には綺麗な侍女がたくさんいるじゃない・・・お手伝いの娘だって・・・」
「まあな。お陰で喰いまくったけどさ、あいつら玉の輿狙いがミエミエですげぇ萎えるんだよ。そこへ行くとお前は幼馴染みで媚びないし、気が強いクセに実はセブン一筋だしよ」
「べっ、べつにあたしセブンのことなんかっ!」
「隠さなくていいさ。それより、ガキのセブンが色気づくまでかなりかかるだろうし、それまで俺でオンナの練習をしとけよ。コイツの寝姿見ながらオナニーなんて虚しすぎるぜ」
(ああ・・・やっぱりあのとき、盗み見されてたのね・・・)
心の奥の恋も、哀しい自慰もすべて看破されていたことを知って、マリベルの乙女心は粉々に砕け散る。
瞳は活発な光を失い、代わりにキーファの嗤い顔が映り込んだ。
「観念したようだな。これでも俺、ずっとガマンしてたんだぜ。なんたってお前は俺の一番のダチに惚れてたんだからな。でもさ、いくら誘いをかけても分かってもらえないお前がいじらしくてさ。そのうち、お前と犯りたくてたまらなくなっちまったんだ」
「キーファ・・・」
「城の女たちとのセックスなんて嬉しくも何ともねーよ。あいつら、自分の身体を利用していい暮らしがしたいだけだ。でもお前は違う。お前と、セブンだけは・・・」
城の跡継ぎに生まれて、否応なく運命を決められた少年のあがきがそこにはあった。
そしてそれは、網元家の一員として体面を保つことを強制され反発したマリベルにはよく理解できるものだった。
(セブンは・・・この旅でどんどん強く、たくましくなっていってる。そしてこの先も・・・。なんとなくだけど分かる。セブンには、もっとすごい運命が待ってる・・・それが終わるまでは、絶対にわたしなんか・・・)
「いいわ、キーファ。初めてなんだから、優しくしてよ?」
「お、おう。急に物わかりが良くなったな」
「あんたがあんまりがっつくから、可哀相になってしかたなくよ。そこんとこ間違えないでよね!」
「まったく気ィつえーったら・・・」
「ん・・!」
小さな膨らみの突端を口に含まれ、舌で転がされてマリベルは未知の感覚に思わず喘ぎをもらす。
右、そして左の乳首をじっくりねぶられ、同時に股間の肉弁を指で絶妙になぞられた少女は、いつしか快感を覚え始めていた。
0441名無しさん@ピンキー2013/03/12(火) 00:05:08.52ID:LJ/XxLVa
(な、なんか、スゴく溢れちゃってるぅ・・・)
「キスもお初かな」
「んむ・・・」
激しい呼吸のために開いていた唇にキーファは自分のそれを重ね合わせ、舌を強引に絡めていく。
ディープな口づけと、執拗で丹念な恥部への淫戯はマリベルの羞恥と痴悦をどっと燃え上がらせ、白い肌を桜色に染めた。
「指だけでこんなに濡れて・・・マリベル、ココまでしてなんだけど、ホントにいいんだな?」
「い、いいからさっさとしなさいよ、このエロ王子!」
愛らしい少女の精一杯の虚勢に目を細め、キーファは仰向けになっている相手の腰をぐっと引き寄せる。
そして自分の熱く屹立しているものをぐっと押し込んでいった。
「くぅゥッ!!」
「濡れてればそんなに痛くない・・・ハズだ。もうちょっとガマンしろ」
(キーファのすごく熱い・・・大きすぎるよぉッ!!)
まっ赤に灼けた鉄棒を出し入れされる拷問のような辛さにマリベルは危うく大きな悲鳴を上げかけたものの、どうにかこらえる。
それでも涙を流して我慢するうち、痛みが和らいできた。
(これなら、なんとかガマン・・・)
できるかと思ったそのとき、彼女は急激な尿意を覚える。
必死でこらえたもののそれはますます切なくなるほど高まり、失禁するのではないかという怖れに襲われた。
「お願いキーファ、もう・・・ガマンできない・・・っ!」
「ま、まて、もう少し」
若いオスは汗と体臭をまき散らしつつマリベルの嘆願をとどめ、さらに激しく腰をグラインドさせる。
と同時にマリベルの尿意≠烽ウらに急上昇した。
(ち、ちがう、これはオシッコじゃなくて・・・?!)
「もう・・・いくぞ!」
「ああーっ!っ!!」
宿屋の闇に包まれているはずなのに、マリベルの目は激しい光芒に見舞われ、そのすべてが一つになってついに爆発する。
キーファが獣の咆哮とともに子宮に精を放つのを感じながら、彼女もまた全身を弓なりにのけ反らせつつ陶酔と恍惚の絶頂に至ったのだった。
「・・・初めてがセブンじゃなくてゴメンな」
「ばーか。いまさらなに言ってんだか」
ふたりのケダモノのような交わりにも気づかず眠ったままのセブンを横目で見ながらマリベルは相手の頭を軽くこづく。
割り切ってしまえば悪くない初体験だったし、心の中の大切な花はまだ枯れずにそこにあった。
「ま、次はあたしがセブンの初めてをもらえばいいだけだし」
「さらっと怖いことを言いやがったな。ところで俺、もう回復してきたんだけど・・・」
「あんたねえ・・・ま、もう一回くらいなら」
「おっしゃぁ、さっきはちょいと余裕なかったから、今度はじっくりと・・・」
「まったく、このエロ王子は」
みぞおちに軽く拳を入れられて苦笑いしながら、キーファは少女に覆い被さりつつキスをする。
マリベルは早くも瞳を蕩けさせ、やがて来るであろうセブンとの淫交に思いを馳せつつ、柔肌を燃え上がらせていったのだった。



お目汚し失礼しました
0442名無しさん@ピンキー2013/03/12(火) 06:24:14.79ID:7jInkWMQ
GJ!
こういうテンプレみたいなSSをさらっと書ける人が羨ましい
0443名無しさん@ピンキー2013/03/12(火) 12:05:59.81ID:Hjc788bn
リメイク版はモンペが軽なみ火病るから下ネタ短足モロモロカットされたんだけども

アルマンの血云々とかパンツの焚き木でフリテン云々とかメルビンとか
原作(PS版)での下ネタ専用のセリフ集なんて無いもんかね?

きっと無いだろうから、知ってる限りで良いんで教えてはくれないだろうか…?
0444名無しさん@ピンキー2013/03/13(水) 02:54:03.16ID:ezMX3Ca7
王様「勇者よ、今日来てもらったのは頼みがあるからじゃ。回りくどい事はせずに率直に言おう。勇者よ… や ら な い か 」
0445名無しさん@ピンキー2013/03/13(水) 13:58:44.24ID:BzzoIEbP
あれほどアイラはボクっ娘にしろと言ったのにスクエニときたら
0446名無しさん@ピンキー2013/03/13(水) 21:38:29.48ID:oHc4J3ux
>>440
7主人公って穏やかで草食系だよな
僧侶や羊飼いがやはり似合うと思う
個人的にはグレーテを応援したい
0447名無しさん@ピンキー2013/03/13(水) 22:29:43.47ID:1SUOx0KF
>>443
スットン共和国で検索すると、幸せになれるかもしれない
PS版のセリフ殆ど載っているはず
0448名無しさん@ピンキー2013/03/15(金) 13:23:46.47ID:vcU5Wj1H
>>447
そうそう、FF・DQ板の質問スレで

>丁度「スットン共和国」の話が出てたんでチラッと覗かせて貰ったら、
>「戦闘中」の会話だけで軽くマリベルに萌え殺されそうになったんですが
>PS版の頃の時代から、今は無き戦闘会話で仲間キャラに魅せられていた方っていますか?

こんな質問をしたんだけど、丁度アクセス規制だったんだよorz

スットンってそんなのもひっくるめて載ってたのかサンクス。いちどちゃんと見てみる
0449名無しさん@ピンキー2013/03/23(土) 03:31:45.12ID:ABTk8nPm
リップス職に転職したアイラは執拗にキスを求めてくる…


てきな
0450名無しさん@ピンキー2013/03/31(日) 01:22:05.91ID:LeLED4M8
メダルおじさんの扉の最下層に辿り着いたテリー一行

しかし進むべき道は三カ所に別れているため
ルーラの杖を使い倒れた方向に進むことにした


0451名無しさん@ピンキー2013/03/31(日) 01:28:28.60ID:LeLED4M8
左の扉を開けるとピンク色の靄がかかっていて甘ったるい香りがテリーを刺激した


部屋の奥には一つのベッドと 扉のボスリップスがいた


先制攻撃を掛けようとテリーは命令するも仲間は無反応

テリーが後ろを振り返ると仲間モンスターは眠りについていた


「可愛いボウヤねお姉さん大好物よ」


テリーはすぐに前を振り向くとリップスがテリーの眼前までせまっていてテリーの両頬に手を添えていた
0452名無しさん@ピンキー2013/03/31(日) 01:42:00.46ID:LeLED4M8
テリーは必死になってリップスを引き離そうとするも体がぬめっているため引き離すことができない


ちゅ… ちゅ〜


テリーの唇がリップスに奪われそのままテリーの口を恐ろしいほどの吸引力で吸っていく

ちゅ… ズズ…ズ…


テリーの頭がリップスの口内に入る

リップスは口内のテリーを長い舌でベロベロと舐めまわしてテリーの体液を味わっていく


暫くしてリップスはテリーを引き離すとテリーはそのまま地面に通れ込んでしまった


「さぁ…楽しみましょ…」


リップスはテリーを持ち上げるとそのままベッドの方へと連れて行った




0454名無しさん@ピンキー2013/04/02(火) 01:05:56.53ID:uklhXOAL
なぜ、リップスでやった
マネマネが美少女にモシャスすればよかったのに
0455名無しさん@ピンキー2013/04/03(水) 05:23:49.10ID:svbUdBrS
リップスがモシャスで美少女に


常に体中ローション状態
0457名無しさん@ピンキー2013/04/07(日) 00:54:44.65ID:5SVYC26q
ダンスニードルAはさそうおどりをおどった!

ガボ「きゃははー!マリベルのおどりおっかしー!!」

アルス「……」

マリベル「な、なによその目は!私だって踊りたくて踊ったわけじゃないわよ!」

ダンスニードルAはさそうおどりをおどった!

マリベル「や、やめなさーい!」

ガボは笑い転げている!

アルスはシラーーーッとしている。

マリベル「わ、私にこんなことしておいて!許さないわよ!」

ダンスニードルBのこうげき!!

マリベル「ぎゃ!! ふ、服がビリビリに…やだ私まるハダカ…」

アルス「……!!」////

アルスはようすをみている。

ガボ「ぎゃーっはっはっはっははは」ピクピク

ガボは笑い転げている

マリベル「あ、あんた達ぃ…あとで覚えてなさいよ…」

ダンスニードルAはさそうおどりをおどった!

マリベル「い…!!?」
0458名無しさん@ピンキー2013/04/08(月) 10:01:50.88ID:8seHoRoh
続きはよ
0459名無しさん@ピンキー2013/04/08(月) 23:14:57.99ID:maKPK0kK
マリベルははだかおどりをおどった!

マリベル「きゃあああああああっ!!!いやああああああっ!!」

ガボはわらいころげている!

マリベル「こ、これ以上笑ったら許さないわよガボ!!」

アルスはようすをみている。

マリベル「あ、アンタも後で覚えてなさいよ!!」

ダンスニードルAはわらいころげている!

マリベル「て、敵まで…屈辱よお!」

ダンスニードルBはシラーっとしている。

マリベル「」

ちゃんかちゃんかちゃん…♪

アルス「あ…い、イオラ!」ボムッ!!

ダンスニードルたちをたおした!

マリベル「ふう…たすかったわ…と言うと思った?よくもこんな姿になった私を晒し者にしてくれたわね!!」

アルスはラリホーをとなえた!ガボはねむってしまった!

マリベル「!?」

アルスはさそうおどりをおどった!

マリベル「!!!?!?!?」
0463名無しさん@ピンキー2013/04/13(土) 22:57:30.22ID:ebbSqZJz
>>461
投下していいかね?
以前中途半端に書いてた9の天使が世界樹の下で落ち込んでる話なんだけど
何回か書き直してようやくできたんだけど
0465名無しさん@ピンキー2013/04/13(土) 23:46:17.15ID:VGEi5gIc
>>463
    ∧_∧
    ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
0466名無しさん@ピンキー2013/04/14(日) 00:40:31.89ID:01+XzA7i
投下していいみたいなのでやりますね

ただ、かなり長いです
0467残された天使2013/04/14(日) 00:46:20.66ID:01+XzA7i
紅の夕日は沈み空が紺に染まり星が一つ、二つとまたたき始める。
だが、その星ぼしには手を伸ばしても届かない。

どうすればあそこに行けるのか……。あるいは死んでしまえばいくのだろうか……。

天使はエルギオスを救い、世界を守った。これで全てが元に戻ると思っていた。
天使界に帰ることは出来なくても天使たちとはまた会えると考えていた。しかし、今は
その希望も仲間たちも何もかも消え、ただ自分は取り残された。
天使の中で拭いきれない不信が首をもたげていた。自分たちは神の道具でしかなかった
のだという思いが空虚な心の中で形を成し始めている。
天使たちは女神セレシアを元に戻すために作られた。だが天使たちは世界樹を育み女神の
果実が実れば救われると謀られていたのだ。全てが終わった後セレシアは天使たちを星に
変え、自分を人間にして放り出した。

結局、自分は神と人間のエゴに振り回されていただけの道化でしかなかったのだ。
星空はにじみ、天使は耐えられず目を閉じた。
0468残された天使2013/04/14(日) 00:49:15.02ID:01+XzA7i
ダーマ神殿の酒場に少女が二人、浮かない表情である者の帰りを待っていた。

長身のパラディンの少女は落ち着かない様子で腕を組み、
魔法戦士の少女はじっとテーブルの上の冷めたコーヒーを見つめていた。

沈んだ顔の少女が酒場の入り口に現れ二人のいるテーブルへと向かう。
帰ってきた賢者の少女は椅子に腰かけ、テーブルの温い茶を一口飲んで小さなため息をついた。

「どうだ、天使は?」
パラディンが帰ってきた賢者に尋ねる。

「変わらないわ。まだあの青い木の下で空を眺めているの。」
彼女の表情から答えはわかっていた。

「そうか……。」
パラディンは項垂れて口を閉じた。

「何か、何かしなくちゃ!天使に何かしてあげなくちゃ!」
沈黙に耐えかね魔法戦士がしゃべりだす。

「天使は……失ったものが多すぎるんだ。友達も家族も故郷も無くしてしまって
ボクたち以外の人間は守護天使のことを忘れてしまって―――。」

「だいたい、あの女神が酷すぎるのよ!天使たちの役目が終わったからって
天使界を消して天使たちの存在を無かったことにするなんて!」
魔法戦士の言葉を遮り賢者が声を荒げる。

地上に戻った彼らが知ったのは人々の中から守護天使の概念が消えてしまったという事実だった。
精神的に限界が来ていた天使はこれが追い打ちとなり今は青い木の下で塞ぎ込んでしまっていた。
0469残された天使2013/04/14(日) 00:52:33.07ID:01+XzA7i
「世界を救った天使に『人間として生きろ』なんて……。」
賢者はもう声が出なかった。代わりに目から涙が溢れ、口からは嗚咽が漏れた。

旅の途中から天使が無理に明るく振る舞っていたのは知っていた。
彼が精神的に追い込められていることを知っていながら何もできなかった
自分の不甲斐なさを痛感ぜずにはいられなかった。

「我々ではどうしようもないだろう。天使は……全てを失ってしまったのだから……。」
静かな声でパラディンは言う。

「私たちには何も出来ないっていうの!?」
声を震わせる賢者の頬に涙が伝う。

「事実だ……。天使にとって何十年、何百年共に生きた天使界の家族や仲間たちと、
たかだか数ヶ月共に冒険しただけの私たちでは比較にもなりはしない。」
パラディンは続ける。

「今いちばん辛いのは天使だ……。私もどうすればいいのかわからない……。
天使の気持ちの整理がつくまで待つ以外ないのかもしれない。」
そう言いながらパラディンは顔を起こす。彼女の目もまた潤んでいた。

「ごめん……。」
賢者はうつむき、また沈黙が漂う。
この状況でも冷静でいられるパラディンがうらやましい、直情的な自分が情けなかった。

「……天使のところにいる。」
賢者はそういって立ち上がる。彼女は羞恥の感情から早くここを離れたかった。
何かしなければならないという焦燥感にも駆られていた。

「私も行く!」
パラディンも立ち上がり彼女に続く。
0470残された天使2013/04/14(日) 00:56:35.66ID:01+XzA7i
ダーマ神殿の長い階段を降りながら二人の足は競うように速くなる。
夜の冷たい空気を受けながら青い木の下に着くと天使は変わらず背を木の幹にもたれ掛け、力なく顔を項垂れていた。

今の彼なら黙って消えてしまっても不思議ではない、息が荒いのは走ってきたからだけではなかった。

「大丈夫?」
賢者は眠る天使の前に屈み天使に囁く。

賢者の持つカンテラの淡い明りに照らされる天使の顔はやつれ、目の周りには涙の跡が見えた。
毎日、何百年も人間のために尽くした不幸な少年だ。自分の何倍も長く生きているのにませていない。
初めて会ったときは子供の様に常識知らずで幼く、優しい彼にまごついて彼の正体が天使だと知ったときは納得した。

その天使が今はまるで病人のように青白い。

「寝ているだけだ。」
パラディンは彼の顔に耳を近づけ寝息を聞く。

「どうすればいいの?パラディン、天使のために何ができるの?」
自分が今天使のために何ができるのか、答えを賢者は必死に探していた。

「私たちにできることは……彼のそばにいてあげることだけだ。」
パラディンは天使の隣に腰掛け彼に寄り添う。
まるで恋人のように。

「……!」
賢者は思わず声をあげそうになるが何とか飲み込む。
だがパラディンが天使の肩に頭を乗せ満足そうに眼を閉じたその瞬間、少女の眉が八の字に歪んだ。

彼女の目から涙が引っ込み、叫びたい気持ちを抑えながら
同じようにパラディンの反対側に座り天使に寄り添う。

二人は互いに互いの天使への感情を理解した。

彼とパーティを組んで以来、ギリギリのところで隠していたものが
一気に露呈し賢者とパラディンの互いへの疑念が確信へと変わる。

静かに戦いが始まった。
0471孤独な二人2013/04/14(日) 01:02:15.46ID:01+XzA7i
海から吹く冷たい風に頬を撫でられ天使の意識が戻る。
周囲は薄暗く足元にあるカンテラの光が自分を照らしていた。

見回しても風の音と自分の上で木の葉がざわめく音が聞こえるだけであった。
日が落ちて夜になり相変わらず自分が青い木の下にいることに気付き落胆する。


――――何も変わっていなかったのだ。


「天使――――。」
誰かが自分を呼ぶ声が聞こえた。
辺りは暗かったがカンテラの灯りと自分に寄り掛かる重みから自分の隣に誰かがいるようだ。

「天使……。」
再び自分を呼ぶ声が耳元から発せられパラディンだとわかった。
なぜ彼女が自分の隣にいるのかはわからない。

「大丈夫?」
パラディンは天使の手を握りながら聞く。

「………。」
天使は彼女の顔を一瞥し何も答えず夜空を眺め始めた。

「寝るのなら宿屋のベッドにしないか?ここでは疲れるだろ。」
言葉を選びながらパラディンは彼を気遣う。

「ここでいいよ。」
天使は煩わしそうに答えた。

「辛いのはわかるが今のままでは体に悪い。」
彼女は続ける。

「……別にいいよ。放っておいて…ボクはここにいたいんだ。」
話すことさえ今の彼には煩わしかった。

「それはできない。」
パラディンは即座にはっきりと答える。

「パーティの誰かが怪我したら治るまでみんなでフォローしてきただろ?天使が決めたことだ。」
彼女は言う。
0472孤独な二人2013/04/14(日) 01:06:00.19ID:01+XzA7i
……確かにそれは自分が決めた気がする。

「ボクは怪我していない、一人にしてよ…。」
彼女の言葉の意味に天使は気が付かなかった。
彼にはもう全てがどうでもよかったからだ。

「……じゃあ、お願いだ。一緒にいさせてくれないか?」
今度は少し強い口調でパラディンは言う。
彼女は食い下がらなかった。

なら勝手にすればいい、自分はこれから星空を見るだけで彼女にかまっている余裕はない。

天使は彼女には何も言わず、また星を眺め始めた。

相変わらず星は輝くだけで何も起こらない。

それでも彼はセレシアの力を持つこの木の下で待てば
何かが起こるかもしれないという淡い希望を捨てられずにいた。

「何か食べたいものはない?」
パラディンが聞くが天使は何も答えなかった。
04732013/04/14(日) 01:10:24.85ID:01+XzA7i
日が昇り魔法戦士が持ってきたパンを頬張りながら3人は話し合っていた。

魔法戦士は少しだけこの状況を楽しんでいた。
昨日は我先にと天使のところに走る二人を追いかけた後、
青い木の下で二人が天使に寄り添っているのを見たときは笑ってしまった。

旅路の途中、何度も天使を巡って静かな火花を散らした二人が
ついに馬脚を現してぶつかり合っているのだ。

こういう男女の色恋沙汰は蚊帳の外で観察すると本当に面白い。

「いつまで意地張っているの?」
天使から離れようとしない賢者とパラディンを少しからかうような口調で言った後、
二人から睨みつけられ魔法戦士は仰け反った。

「天使クンも幸せ者だね。どう、元に戻りそう?」
今度は空気を読みながら魔法戦士は尋ねる。

二人に寄り添われ眠る天使は生気がなく人形のようにさえ見えた。
一晩中二人と一緒にいれば天使も少しは回復するとみていたが現状は予想以上に厳しいようだ。

「あの…昨日は、天使はどうしていたの?」
魔法戦士の質問の後に賢者もパラディンに聞く。
賢者は昨日天使に寄り添い、そのまま寝てしまった。

自分のこらえ性のなさを後悔しながら彼女は
天使とパラディンの間で何かなかったか障りのないように聞く。

「天使は…ずっと空を眺めていただけだった……。」
目を擦りながら答えるパラディンの目元にはクマが見えた。
彼女の表情から見てそれ以外には本当に何もなかったのだろう。

賢者は一層の不安を感じつつもほんの少し安堵した。
04742013/04/14(日) 01:13:46.68ID:01+XzA7i
「食事もとってくれなかった……『何もいらない、放っておいて欲しい』
何を聞いてもそれしか天使は言わなかった。」
彼女の声が段々と小さく細くなる。

パラディンは俯き、声を押し殺すようにして涙を流し始めた。
今まで彼女が見せたこともない弱い姿に事態の深刻さが表れていた。

「私たちが天使の仲間だと気付かせるだけでいいのに…。」
パラディンは最後に絞り出すように言った後、両手を顔に当てて黙ってしまう。

不安に押し寄せられ肩を震わせながら泣く彼女は、何時になく弱々しく見えた。

「パラディン……。」
魔法戦士の顔から先ほどまでのからかう様な表情が消え、
魔法戦士はパラディンを抱きしめ優しく彼女の肩を叩いた。

「天使はまだ気持ちの整理がついていないだけだよ。しばらくしたら前みたいに旅ができるようになるわ。」
魔法戦士はそう言って慰めるもののその言葉に自信はなかった。

今の天使はパラディンも賢者も自分のことさえ上の空だ。

彼の失ったものは大きすぎる。自分がもし家族も友人もいなくなって
自分の存在を無かったことにされてしまったら、そう考えると背筋が寒くなる。

自分たちも彼と同じような状態になってしまうだろう。
このままではいけない、彼をこのままにはしておけない。


……でも、方法がわからない。


魔法戦士に背中を撫でられながらパラディンは震えていた。
声を上げて泣きだすことを必死に抑えすすり泣いている。
状況を変えられない自分の無力さに失望しているようだった。

そんな彼女をなだめながら賢者も涙を流した。
0475夜明け2013/04/14(日) 01:18:25.98ID:01+XzA7i
賢者はダーマ神殿の宿屋でシャワーを浴び、かなり遅い夕食をとって青い木の下に向かう。
彼女の足取りは重く疲れていた。

青い木の下で変わらず夜空を眺め続ける天使を一瞥し、カンテラを置いて彼に寄り添った。

パラディンは隣で疲れ果て眠っている。
ずっと天使のために起きて彼を励ましていた彼女も限界が来ていた。

天使界が消えてしまう前までは彼はいつも自分たちを気遣ってくれた。
自分やパラディンの想いには気付いてはくれなかったが彼は天使らしく慈愛をもって接してくれた。

今の彼は昼間ずっと眠っている。
夜になって起きても星空を眺めるだけで自分たちが隣にいないかのように振る舞う。


天使は旅の途中よく泣いた。

守れなかった新婚の女性の墓前で、故郷とかつての恋人を想い続けた彫刻家の告白を聞いて、
死んだ主の役を演じ続けた人形を哀れんで、
悪を演じた師匠の死を悲しんで何度も声を上げて涙を流した。

辛い旅路の末に報われることもなくすべてを奪われ、
一人残された彼の絶望と孤独を癒す方法が存在するのだろうか。

この閉塞した状況を打開するため意を決し賢者は天使に尋ねる。
「どうして私たちがあなたの隣にいるのかわかる?」

天使は何の反応も示さない。

「わかる?」
もう一度彼に聞く。

「……さぁね。」
彼は賢者の顔さえ見ようとしない。

「あなたにはもう何も残ってないの?」
天使と一緒にいるようになって何日かたつが彼の目に光はない。
0476夜明け2013/04/14(日) 01:22:31.53ID:01+XzA7i
「僕に何が残っているって言うんだい?」
自嘲的に発せられたその言葉に賢者は天使の手を握りしめる。

自分がここにいるのに気付いてくれない彼に苛立ちを覚えずにはいられなかった。

彼の手は力なく垂れ、自分の手を握り返さない。

「この木の下でずっと泣いているだけで何かが変わると思っているの?」
無気力で何にも関心を示さない天使に賢者は苛立ち始めていた。

「泣いてないで何かできることを探そうよ!貴方は天使なのよ。」
この賢者の叱責するような言葉が天使の逆鱗に触れる。

「だから?ボクはもう何もしたくないからここにいるだけさ。」
ここで待っていれば女神が自分を哀れんで奇跡を起こすかもしれない。

そんないじけた考えでここにじっとしているのは死んでも認めたくない。

加えて自分のことを天使と呼ばれることに今までにないほどの嫌悪を感じずにはいられなかった。

「お願いよ、天使。何かして欲しいなら教えてよ。何でもしてあげるから!」
彼女は天使の肩を掴み、前後に揺する。

自分たちと旅をしていたころとは全く違う彼の言動と目つきに賢者は動揺を隠せなかった。
彼が人に対して悪態をつくなんて以前は考えられなかったからだ。

「誰とも一緒にいたくない。一人でいたい。ボクの願いはそれだけだ!
一人にしてくれ、あっちに行ってくれよ……人間のくせに!」
賢者の手を払いのけながら彼は言い返す。

天使であることを否定された今でも自分が人間だとは思いたくなかった。

「ッ……!」
まるで刃物を付きたてられたかのような痛みが賢者に走った。

時が止まったかのような重苦しい沈黙の後、彼女は口を開く。
0477夜明け2013/04/14(日) 01:37:36.14ID:01+XzA7i
「人間のこと…嫌いになっちゃったの……?」
天使がこの状態になってからずっと懸念していたことを尋ねた。

「………。」
天使にもそれはわからなかった。何を憎めばいいのかわからない。

天使たちは最初から星にされてしまうことが運命だったのなら、
それが救いだったというのなら人間を憎むことはない。


だが、自分だけ地上に残されてしまったのは人間が原因だ。


「私たちのことも……嫌…い?」
涙声で賢者は聞く。

「……わからない。」
彼も今となってはそれさえ否定をすることはできなかった。

賢者の口から嗚咽が漏れ、彼女の心にも大きな痛みが走る。

『比較にもなりはしない……。』
パラディンの言葉が賢者の中で反芻していた。

(もうお終いなのかもしれない……。)
賢者も最悪の事態を覚悟せざるをえなかった。

吸い込まれそうな黒い空と風さえも止んだ草原に賢者のすすり泣く声が響いた。

天使は変わってしまったのだ。
彼の中で自分の存在がどれほど矮小なものだったのかを痛感せずにはいられなかった。

大粒の涙が止めどなく流れて彼女のほほを照らした。


そうして賢者が泣き疲れたころに紺の空が段々と明るく朱に染まり始める。

ふと、賢者は自分の泣く声に誰かの嗚咽が重なっていることに気付いた。
目を開けてみると天使の目に涙が溢れ、彼は瞬きもせず空を眺めていた。
0478夜明け2013/04/14(日) 01:42:21.37ID:01+XzA7i
賢者は天使の悲しみを知る。

天使は朝が怖いのだ。
星空が消える朝が、彼と天使たちを結ぶ唯一の繋がりが消える朝が彼は怖いのだ。

「貴方は……一人じゃないのよ……。」
賢者は、か細い声で俯きながらいう。

白んでいく空、そして朝焼けが海から溢れて三人を照らし、海も淡い光を反射し瞬いた。

「綺麗…。」
天使の口から言葉が一つ漏れる。

天使界でいつも見ていた雲の間からの日の出とは違う
その美しい光景が今の彼には悲しみ以外の何物でもないはずだったのに。


しかし、この美しい日の出も彼がいたから今も見ることができるのだ。


「……ありがとう。世界を守ってくれて。」
彼に慰めの言葉はかけても感謝の意を伝えてはいなかったことに賢者は気づく。

「ごめんね。大切なことを忘れていたわ。」
その言葉に天使は困惑する。

「ボクが…世界を……守った?」
急に感謝の言葉を言われ彼は困惑した。天使の顔が賢者のほうを向く。

「違う?世界樹を育むことだけが天使の役目じゃない。
人間を守ることも天使の、あなたの役目だった。」
賢者は俯いていた顔を起こす。

「天使は世界の守護天使になったのよ。皆が忘れても私は忘れない。」
天使の手を両手で優しく包み彼の涙で潤んだ瞳を見つめ言う。


「私はあなた達天使のやってきたこと忘れていない。
天使の存在が消えたわけではないわ…。」


「ボクが少しずつ天使ではなくなっていったように君たちも天使の存在を段々と忘れていくよ。
わかるんだ……。最初から存在しなかったのと変わらない…。」
自分が世界を救ったとは思えなかった。
もしそうならここまで惨めで陰気な気持ちになるはずはない。


羽と光輪を失い人々の意識から守護天使が消えてしまった今、
自分の存在を証明するのは彼女たちの記憶のみだ。

「………。」
やはりダメなのか。
0479夜明け2013/04/14(日) 01:53:34.45ID:01+XzA7i
「それに……。」
天使の言葉には続きがあった。

「世界を守ったのはボクじゃない。賢者もパラディンも魔法戦士も……。」
彼女と見つめあいながら天使は続ける。

朝日が彼女の顔を照らして眩しい。


「皆が協力してくれたから世界は守られたんだ。」

「だから僕からもお礼を言わせて……
僕と一緒に世界を守るために戦ってくれてありがとう。」


その言葉に賢者は心が震え、たまらず天使の首に手を絡ませ少年の体をぎゅっと抱きしめた。
天使は心まで失ったわけではなかったのだ。


自分の愛していた天使がまだ生きていた。


「でも、貴方がいなかったら私たち人間は滅んでいた。
世界が終っていたかもしれないのよ。」
突然抱きしめられ面食らう天使の耳元で彼女は言う。


「違う……結局この世界を守ったのは君たち人間だよ。」
天使は否定する。


「……そうかもしれないわ。でも、私たち4人の誰か一人でもいなかったら世界は終わっていた。
こんな綺麗な日の出も見ることはできなかった。それだけは違わない。」
賢者は天使の否定を否定する。


「…………。」
天使は賢者から視線を離して彼女に握られた右手を見つめた。

彼女に見つめられて抱きしめられて体が熱くなる。


「天使……私たちはあなたの仲間なのよ。」

「……ナ…カマ?」

その言葉の意味と重さを今の天使に理解してもらうにはまだ足りない。

「私たちってルイーダの酒場で出会って、世界中を駆け回って、
怪物と戦って、女神の果実が引き起こした騒動を解決して…。」
賢者は天使との出会いを思い出しながら話す。

「何日も一緒に過ごして、ご飯を食べて、戦って…ケンカして…仲直りして……家族みたいだよね。」
彼の孤独を癒すには自分が一人ではないことを気付かせる。
0480夜明け2013/04/14(日) 01:56:55.34ID:01+XzA7i
それさえできれば望みはある。

「貴方は強くて、逞しくて、戦いのとき前でモンスターに立ち向かう貴方の背中を見るだけで
安心して旅ができたわ。私もパラディンも魔法戦士も、みんな天使のことが大好きなのよ。」
賢者は言葉に詰まりながら続ける。


「悩んでいるならいって…悲しいなら私たちが何とかするから……私が傍にいるから、
もう一人で抱え込まないで…。」
この気持ちを天使に届けたい一心で伝える。



ナ…カマ?…………………ナカマ……なかま……………、仲間……。



そう……自分にとって今、一番欲しいもの…。

人間界に落ちてしまい帰るあてを探してセントシュタインの宿を訪れて
彼女たちに出会った時、どれほど自分が安心しただろう。


もう一人ではなかった。自分の話を半信半疑ながらも聞いて旅をしてくれた仲間たち。
信頼しあい最後には世界のために自分と一緒に命を懸けてくれた。


天使の口から嗚咽が漏れ、顔が求めるような表情に変わる。
賢者の祈りは届いた。

「あ…あり…あ……。」
彼女に感謝の想いを伝えたいが口がうまく動かない。


これ以上続けるとみっともない泣き顔を晒してしまうだろう。
だが、もう我慢はできなかった。
0481夜明け2013/04/14(日) 01:59:23.62ID:01+XzA7i
「あり…がとう…。」
天使は何もかも無くしたと思っていた。


失ったものが多すぎてその影に隠れていた
仲間たちがいることにようやく彼は気づいた。

彼は賢者の胸で子供のように、親に甘える稚児のように泣き始める。

朝焼けの眩しい草原に天使の泣き声が響き、
朝日に照らされた二人は身も心も暖かく、お互いの温もりに満たされていった。


「いいよ。天使はずっと我慢していたんでしょ。」 
天使の頭を優しく撫でながら賢者は母のように彼を抱く。
彼女も天使と同じように幸福が溢れていた。


もう傍にいてあげるだけではない、彼を甘えさせてあげることができるのだから。
0482初めの一歩2013/04/14(日) 02:02:43.45ID:01+XzA7i
声を上げて泣く天使が落ち着き彼の息が整う頃には日は完全に昇り、
彼に抱きしめられて賢者の体のあちこちが痺れた。

だが彼の温もりに彼女は満ち足りていた。

「ありがとう。何だかすっきりしたよ。」 
賢者に微笑みながら天使はいう。
目は赤くやつれてはいたが彼の頬に赤みが差し、生気が戻っていた。


彼のいつもの優しい目に少し自分に対する特別な感情が宿っていることに賢者は気づく。
以前彼に「好きだ」と言っても間髪を入れず「ボクも好きだよ」と返されてしまったが……


今ならいけるかもしれない。

賢者は彼の頬に手を当ててじっと見つめた。
「どうしたの?」

「私は怖かったの。天使がホントに天使だったってわかったとき。」
唐突に彼女は言う。

「天使なんて昔の人が作った空想の種族だってずっと思い込んでいた。
でも、天の箱舟に乗って天使界に着いたとき、あなたの言っていたことが事実で……。」
天使を見つめながら賢者は続ける。


「それにエルギオスとラテーナさんのことを知ったときも怖かった。
天使と人間は結ばれないようになっているのかもしれないと思っていた。でも……。」
彼の首にかけていた手を放し、息を吸い込んで勢いに任せて彼女は言う。
0483初めの一歩2013/04/14(日) 02:05:14.84ID:01+XzA7i
「好きよ……天使。」
その一言にあっけにとられている天使の頬に彼女の唇が触れる。
それは本当に一瞬のことで賢者は彼の顔からすぐに離れた。

「ごめん…。嫌だった?」
もう少し離れて顔をそらしながら彼女は聞くが彼は固まってしまったように動かない。


賢者の顔が赤いのは朝日に照らされたせいだけではなかった。

「貴方のこと…ずっと好きだったの、愛していたの…。」
瞬きを繰り返すだけの天使に弁解する様に彼女はしゃべりだす。

「でも、あなたは私の気持ちに応えてはくれなかった……。
解っているんでしょう?私の気持ち……。」


数刻の沈黙の後、天使は口を開く。
「天使と人間じゃ住む世界が違う。時間の流れも違うから人間と天使は必要以上に関わってはいけない
っていう決まりがあったんだ。だから…人間と天使は…恋ができない…天使は…
人間に特別な感情を抱けない……はずったんだ。」

「でも、今は違う。」
固まって無表情だった天使の顔が明るく微笑む。


彼の顔が賢者に近づき今度はゆっくりと強く天使の両手が賢者の頬を挟む。
天使は目を閉じ、賢者は目を見開いて、今度は二人の唇が触れ合う。


「ありがとう、大好きだよ。」
同時に今度は、賢者が両手を口に当て肩を震わせ泣き始めた。
0484初めの一歩2013/04/14(日) 02:09:09.85ID:01+XzA7i
「……ちょっと、何で泣くの?」
突然のことに狼狽しながら天使は賢者の両肩を抱き、
くしゃくしゃになった彼女の顔を覗き込むようにして聞く。


「ごめんなさい。何だかホッとして…天使が戻ってきてくれて…私にキスしくれて…
うれしいことが続いて安心しただけだから…。」
泣きながら微笑む賢者の肩を抱き、今度は天使が彼女の頭を撫でる。


天使は虚無の中から自分を取り戻し、賢者は彼からのキスで
今まで積もっていたパラディンへの嫉妬や劣等感、
天使に想いを告げられない閉塞感が拭い去られていた。


暫くしてぎゅっと天使と賢者は抱きしめあう。


天使の肩に賢者は頭を乗せ二人は他愛のないやり取りを続けた。
「いつからボクのことを好きになったの?」

「好きだったのは出会った時からよ。
だから貴方のために何ができるか必死になって考えたの……。」

「……ありがとう。何かお礼をしないといけないね。」

「じゃあ、今日は私に付き合って。」

「何をするの?」

「楽しいことをしましょう。おいしいものを食べて遊ぶのよ。お腹減っているでしょ?」

「……うん、お腹が減ったよ。」

「グビアナ城が最近、観光で盛り上がっているらしいから行ってみましょう。」

「オッケー。」
賢者に手を引かれ立ち上がると同時に自分の隣のもう一つの温もりに気付く。


「そうだ、パラディン起こさないと。彼女にまだ『ありがとう』を言ってない。」
自分のために傍にいてくれたのは彼女も同じだ。

自分にずっと声をかけてくれた彼女をぞんざいに扱ったことを謝ってお礼を言わなければならない。
0485初めの一歩2013/04/14(日) 02:13:31.41ID:01+XzA7i
「気持ちよさそうに寝ているのに起こしちゃ悪いよ。ね、行こうよ。」
確かに眠っている彼女を起こすのは悪い気がする。

賢者は焦っていた。

「……行こう。」
少し強引に天使の手を引き言う。

パラディンを置いていくことに負目を感じながら天使は歩き始めた。
久しぶりに立ち上がったせいか少しフラフラし足取りはおぼつかない。


「でも、まずはお風呂に入ろうか。」
少し歩いたところで籠っていた汗のにおいに賢者は顔をしかめる。


そういえばもう何日も風呂に入っていない。
自分でも感じる臭いに天使はひどく赤面した。

「そっ……そうだね。」
ばつの悪そうに天使は賢者から少し距離をとる。

そんな彼を見つめながら賢者は意味ありげに含み笑いをする。
次の瞬間、賢者は彼を捕まえるようにバッと抱きつく。


「これでいいよ。」
そういいながら賢者は天使の首に手を回し彼にぶら下がる。

天使の赤かった顔がますます赤くなるが、すぐに両腕が賢者の背中に回り
彼はルーラの呪文を唱えた。

二人は空に飛び立ち新たな一歩を踏み出したのだ。



そして、彼らが去った後の青い木の下で今度は少女の咽び泣く声が響いていた。
0487名無しさん@ピンキー2013/04/14(日) 21:55:24.16ID:huI0Uu22
>>486
力作乙
失ったものが多すぎる〜の部分わかるなあ
寂寥感がよく伝わってきました
みんなやさしくていい人達
0489名無しさん@ピンキー2013/04/15(月) 03:45:46.65ID:QwQnyhws
何回か書き直してるからかクオリティは上がってるな
続きうpはよ
0491名無しさん@ピンキー2013/04/18(木) 09:39:18.55ID:3SChRG/5
トリップくらいつけろよ
0492名無しさん@ピンキー2013/04/22(月) 03:21:29.49ID:qrtKTSfD

久しぶりの大作来てるな


お前らここ過疎ってんだから職人は大事にしろよ
0493名無しさん@ピンキー2013/04/23(火) 05:57:16.00ID:zlDVovTM
8のバカネタ 獣姦・スカ注意

「ひひいいいいいいん!?!?!」

他の皆が休憩を取り、エイトとミーティアが二人(一人と一頭)きりの時だった。イタズラ小僧が、ミーティアの肛門に棒を突っ込んだのだ。

「ば、ばかやめろ!」

「わーいわーい」

逃げ去っていくイタズラ小僧。馬の肛門にはまだ棒が突っ込まれており、ミーティアはどたどたと暴れている。

「…だ、大丈夫…」

その時エイトは一瞬、してはならない想像をしてしまった。これが、元の姿だったら…?

−−きゃああっ!な、なに!?お、お尻に棒が!お尻に棒が!いやあ!エイト、ぬ…抜いてください!!!

こんな事を言って羞恥に悶えるのだろうか。腹から熱いものがこみ上げる。この一頭の馬の尻に刺さった棒を掴む。

「ひ…ひひん…ひ!?」

「ごめん」

押し込んだ。ひねった。乱暴に回した。一気に抜いた。まっ茶色になった棒からは異臭が放たれる。そして…馬の尻から、さらに茶色の、棒状の激しい臭いの物体がどっぷと、地面に落ちた。

「ひ、ひひいい、ひいいいい」

−−ああ、なんてことを…エイトの目の前で…恥ずかしい…

「ごめんなさい…ごめんなさい」

ただ謝り続ける。周囲の人々がうまのふんだうまのふんだと群がり、1Gを片手に群がり、それぞれの分をひとかけらずつ取り去っていく。それが呪われし姫気味に苦痛を与えると考えもせず。

−−買わないで!持っていかないで! それはわたくしの恥ずかしい…お願いです、皆で見ないでください!
0494名無しさん@ピンキー2013/04/23(火) 06:02:56.58ID:zlDVovTM
尻を、洗った。穢れた尻を洗われる女性の気持ちはいかばかりか。

「ひ、ひいん、ひいん」

−−ああ…御父様…こんな姿になってエイトにまでいじめられて…死にたい

そう思った瞬間、なぜかもわからぬまま馬の股間をさすった。さらに驚いた馬のいななきが周囲を驚かす。トロデ王が慌てて駆けつけたので、エイトは平静を装いつつそのまま何事もなかったかのように旅路へと戻った。

内心びくついていた。ばれたらどうなるか…
0495名無しさん@ピンキー2013/04/23(火) 06:08:23.17ID:zlDVovTM
ふしぎな泉に来た。この場所に行けば呪いが解けるという泉に。ここに来る事は自殺行為だ。なんどか理由をつけてこないようにしていたのだが、ある日ついにトロデ王ばかりかゼシカやククールにまでせがまれ、くることになってしまったのだ。

−−御父様、エイトを死刑にしてください

ありえる話だ。裏切られたと思っているだろうし、人前で脱糞させられてどれほどの屈辱を味わったことか。すくなくともこの場の全員の信頼を失うことにはなるだろう。

ミーティアが、水を飲んだ。

光が巻き起こり、美しく高貴な人間の姿へと変わる。いや、戻る。そして彼女は言った。

「エイトと二人きりでお話がしたいのです」
0496名無しさん@ピンキー2013/04/23(火) 06:22:55.84ID:zlDVovTM
ミーティアの希望で他の全員がしばらくの時間その場を離れることになった。みんなはあの老魔術師の家にいった。

今度こそ本当の二人きり。怒り、悲しみをぶつけられるのかと心に覚悟を決めた。水の力が消え馬の姿に変わる寸前、彼女が口を開いた。

「…もう一度、飲みます」

ミーティアが馬になった。姫の体が光った時、助かったと思った。そんな自分が恨めしい。馬の姿に変わったミーティアががぶりと、驚く勢いで水を飲んだ。まるで噛み付く狼のようにも見えた。なにを言われるのか…いや、泣き顔を見るほうが辛い。

−−なんであんな酷い事を!

こんな言葉を言われるのだろうと悔やんだ。馬の体が光り、再び人間の姿が現れるのを見ながら、罪の意識に苛まれる。しかし、次に視界に入ってきた物に、腰を抜かす。まっ白いドレスの…尻だ

「あれをもう一度お願いします」

「ええっ!?」

ミーティアが、尻を突き出し左右にゆっくりと振っている!?

「エイトにあんなことされて…気持よかったのです」//

「ど、どうしました? あの時は初めて馬で良かったと思いました。あんな場所でも気兼ねなくよがれたのですもの♪」

よ、悦んでたの!? 信じられない、あの清楚なミーティアが。想像をはるかに越えた言葉に、頭がどうにかなりそうだ。

「ご、ごめん」

あんなことをしてごめん、という意味で謝ったが、ミーティアはそう思わなかった。なんと今度は前後にくいくいと尻を振り上げるのだ。やがてその尻が光をまとい、再び馬の尻に戻る。

「ひひん」

「う」

しかしまだ尻の振りをやめない。こうなったらやるしかないのか…せめてもの楽しみを与えなければ。

「じゃ、じゃあこのひのきのぼうで」

「ひひん!(ああ、うれしい!)」


入れた。尻に。
0497名無しさん@ピンキー2013/04/26(金) 16:24:34.70ID:w7Kl1EWn
ちょwハードすぎるww
0498名無しさん@ピンキー2013/04/26(金) 16:58:12.33ID:EVX0L2gJ
9の続きまだーー
0499名無しさん@ピンキー2013/04/27(土) 00:25:31.49ID:r5+yoCub
>>486
乙、パラディンちゃんにも愛の手を
あと続き
0500名無しさん@ピンキー2013/04/28(日) 23:46:39.25ID:UCr3VYcJ
久々に来てみたら9の人復活してた
続きはまだかな?わっふるわっふる
0502名無しさん@ピンキー2013/05/05(日) 10:33:39.55ID:uI3e3nyL
0504名無しさん@ピンキー2013/05/07(火) 23:58:31.82ID:UCgWcWA1
>>499
パラディンちゃんはこの後、賢者から天使をNTRから安心汁

というか続きはまだか?作者出てこーい
0505名無しさん@ピンキー2013/05/09(木) 21:00:32.19ID:JuAZljdb
終わりは見えてるのかな。エタらないように祈りを捧げておこう。
あと、言うほど長さは気にならないな。5000字強くらい?
0506名無しさん@ピンキー2013/05/09(木) 21:09:08.52ID:JuAZljdb
途中送信しちまったい。
一レスに200〜300字位だから、もっと増やせば長さは気にせずに投下できるんじゃないかな。
あ、5000字強ってのは477〜485までのレスでって意味ね(目算)。
0507名無しさん@ピンキー2013/05/11(土) 10:15:00.43ID:Jf55fQ11
このままでもいいんじゃないの?
俺はこういう終わり方でもいいと思う
0508名無しさん@ピンキー2013/05/11(土) 18:51:12.62ID:/EcqGFl0
続きしんどいならそれでもいいが、続くって明言しちゃってるからねぇ
どちらにしても過疎だ
0509名無しさん@ピンキー2013/05/13(月) 12:36:50.43ID:qAxjrgqX
0510名無しさん@ピンキー2013/05/15(水) 00:07:19.15ID:I+z/Zn9q
ミネア「姉さんいい加減にして!カジノですってしまうんでしょう!?」

マーニャ「今度は勝つわよ!」

ミネア「今日という今日は…待って姉さん!」ガシッ

マーニャ「ちょ…どこつかんでんのよ!」アセアセ

ミネア「ふ、ふんどしを引きちぎられたくなければ、カジノに行かないって約束して!」

マーニャ「ふ、ふんどしじゃないわよ!これは腰布!」

ミネア「どっちにしろこれがなくなったら姉さん丸裸よ!」

マーニャ「まるはだ…ぎゃああああブラ忘れてたーーーっ!!」ダダダ

(慌てたマーニャ、いきなり家の中に戻り、ミネアは急に逆方向へ引っ張られた)

ミネア「え、きゃあっ!」ブチン

マーニャ「あ…きゃあっ!!」

ミネア「あ…姉さん丸裸」

マーニャ「う、うるさいいいっ!!」
0511名無しさん@ピンキー2013/05/18(土) 14:51:30.89ID:3fOtdSo8
nn
0512名無しさん@ピンキー2013/05/19(日) 15:02:14.46ID:myWFivSV
9も馬姫もどっちも欲しいwwwwwwww
0514名無しさん@ピンキー2013/05/21(火) 17:15:30.46ID:o1eHtPs1
 ブライの剛直に激しく突き上げられ、女勇者は悲鳴のような嬌声を喉元から捻りだす。
「うおおおおおぉぉおお! 特大級のイオナズンを食らえぃ!」
 白い閃光が腹奥で弾け、膨大な熱量に女勇者は白目を剥く。「あひぅ、うぎゅううぅぅん!?」
「もう一度食ら……しまった、マジックパワーが尽きてしもうたかっ!」
 ブライは女勇者の柔らかみを鷲掴みにして「マホトラじゃあ」と、奇声を上げ先端に吸いついた。
 マジックパワーを補給したブライは再度、呪文の詠唱を試みる。打ちつける腰の速力を上げ、「メラゾーマじゃあ!」といきり叫んだ。
 あまりの快感から女勇者は息絶えた。
 ブライはクリフトを呼び、ザオラルで蘇生を試みる。しかし勇者は生き返らなかった。
「ザオリクしかありませんね」クリフトはベルトを外し、下半身を露わにする。反り立つはぐれメタルの剣は、いまにも爆発しそうなほどだった。
 死んだ勇者の膣内に剣を埋没させたクリフトは、深く息を吸ったあと、猛烈な勢いで腰を振りはじめた。
「ザキ! ザキ! ザラキ!」息絶えている勇者に死の呪文を繰り返すクリフトは、死んだ勇者の身体に、なんども会心の一撃を繰りだした。
「うっ、イク……!」
 勇者の子宮内を、己の聖水で満たしたクリフトはザオリクを唱え、勇者は見事復活を遂げた。
「い、いつの間にクリフトが……」
「ワシら二人を同時に戦えぬのようでは、デスピサロを倒すことなど不可能じゃ」
 重い現実を告げるブライの言葉に、勇者は「望むところよ」と瞳に闘志を宿らせてみせる。「よし、ならばライアンを呼ぼうぞ」
 勇者は逃げ出した。
 しかし回りこまれた。
「知らなかったのか?パーティーからは逃げられん」
 勇者のレベルアップを促す淫行は、明け方まで続いた。

――完――
0516名無しさん@ピンキー2013/05/23(木) 13:12:58.52ID:rWrvfCYM
自称イオナズン、自称メラゾーマだろ
言わせんな恥ずかしい
0517名無しさん@ピンキー2013/05/23(木) 15:11:56.09ID:CLpt+vcN
勇者アリーナクリフトライアンの肉弾パーティしか使ったことねぇから素で知らんかったわ。
0519名無しさん@ピンキー2013/05/29(水) 08:24:16.72ID:0AYmx+a3
0521名無しさん@ピンキー2013/06/01(土) 18:52:13.72ID:+4OkCIJB
きたーー
0522名無しさん@ピンキー2013/06/08(土) 22:22:28.58ID:uEiSOfdR
0524ナイン2013/06/17(月) 20:34:15.32ID:peBYBLjx
天使と賢者の小説はどうなったのだろうすいません自己紹介し忘れた!こんちはれんですよろしくです!長文ですいません!
0525名無しさん@ピンキー2013/06/17(月) 20:50:41.55ID:uAhBnXhn
パンツマンはマホトラを唱えてきた。
スレッドが上がった。
0526名無しさん@ピンキー2013/06/20(木) 09:47:10.02ID:nUdmTed4
0527名無しさん@ピンキー2013/06/21(金) 22:55:11.59ID:Y4RBAP/5
>>524
すいません
今、細部のチェックをしているところです
冒頭なら投下できます
0529 ◆0wT8qFn8cStZ 2013/06/24(月) 23:17:55.02ID:DOp7zXjg
注:同性の行為をにおわせる一文あり

「レックス。私、お父さんが怖いの」
それはアベルが無意識にタバサを蔑んでいたためである
母のマーサを、そして妻のビアンカをさらったのは魔物だったために、邪悪な魔物の恐ろしさをよくわかっていた
それでもアベルは魔物を、そして魔物を操る自分の力を忌み嫌いながらも自分の目的のためにその力を行使してきたのである
が、タバサはそうではない
考えがわかるがゆえに、様々な魔物と仲良くなり、そしてアベル以上のペースで仲間を増やすのだ
そのためにアベルはタバサを自分よりも魔物に近い存在と考えてしまっているのだ
タバサはアベルの視線の意味を理解できないまま、恐れていた

そして双子の兄のレックスが天空の勇者であることが、タバサに対する視線をより悪化させていた
アベルはビアンカには天空の血が流れていることをダンカンの話から、そしてレックスの存在から逆説的に推察していた
愛する妻の血をより濃く受け継ぐレックスを、忌み嫌う自分の能力を持つタバサよりも愛していた

「よくわかんないけど……タバサ、さびしいの?」
「ん……」
タバサはそうなのかもしれない、と思いながらも少し違うような気がしてあいまいにうなずいた
と、レックスがタバサを抱きしめた
「レックス……」
「タバサを元気づけてあげる」
「うん、お願い」
タバサは、自分にとって唯一安らぎを得られるレックスに身を委ねようとした
と、レックスはタバサに口づけた。さらに舌を差し込む
タバサの目が驚きに見開かれ、引き離そうとするが、レックスは強引にキスを続ける
口を放した途端、タバサの平手がレックスの頬に放たれた
「痛いなあ、何するの?」
「レックス、いくら何でもこんなことするなんて信じられない!」
が、レックスは答えずにタバサを強引に押し倒す
片手でタバサを押しとどめながら、自分のベルトを外すと、タバサの手を後ろ手に縛りあげると、タバサの服をまくり上げる
「何するの!こんな全部見えちゃって……」
「全部じゃないよ、ほら」
タバサの下着を指さすレックス
レックスはタバサの胸の突起をはじいたりして遊びはじめた
「まだ何も感じない?初めてだから」
タバサの底にはまださほど神経が張り巡らされておらず、ただ触られている、という感覚しかないが、不快だった
「駄目よ、兄妹でこんな……」
「大丈夫だよ。だっていつもお父さんが僕にしてくれることと同じだもの」
「え……」
タバサはレックスの言ったことを理解するのが一瞬遅れた。否、理解したくなかった、と言うべきか
その隙に下着を下ろされ、最後まで唯一秘められていた場所が露わにされてしまった
「ダメ!ダメよ、そんな……」
タバサの秘所をこねくり回すレックスだが、大声で好意を止めさせようとするタバサを煩わしく思ったのか、自分の下着もおろすと全く濡れていないそこへ強引に突き入れた
「がっ……」
タバサの口から悲鳴が漏れる
「痛い、痛い痛い!」
タバサの悲鳴をものともせず、タバサの体を砕かんばかりに強く抱きしめて強引に抜き挿しを繰り返すレックス
と、そのうちタバサの悲鳴が弱まってくる
アベルの狂気にあてられ、自信も狂気に染まったレックスに逆らっても何にもならない、そう考えたからだ
「レックス……いいよ」
「タバサ……」
レックスの狂気を感じる微笑に、タバサは喜んで答えた
レックスの白濁が放出される

「ねえ、レックス……」
タバサはレックスに語りかける
「何?」
「ううん、なんでもない」
タバサは胸の中で続きを言った
(私、お父さんに愛なんかされなくてもいい。レックスが私を愛してくれるなら……)
0532名無しさん@ピンキー2013/07/03(水) NY:AN:NY.ANID:Pq0YGUFR
焦らしプレイですか、そうですか。
じゃあ俺は爆弾岩とシコシコ殺ってきますかね……
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています