ドラゴンクエスト官能小説Part18
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ドラゴンクエスト官能小説Part17
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ドラゴンクエスト官能小説保管庫
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【お願い】
・男×男の小説は801板でお願いします。
・読む人を選ぶSS(注1)を投下する時には、事前に注意書すると叩かれません。職人の自己判断で。
・投下時にはトリップ推奨。
・ここは大人専用ということをくれぐれもお忘れなく。
・お子様は基本スルーしましょう荒れるもとです。
・僕の○○はこんなキャラじゃないもんとか言わない。
・作品が気に入らないならスルーしましょう。
「あー、気持ちいい…。」
風呂場でシャワーを浴びながら天使は自分の身体だけではなく心まで洗われていくのを感じていた。
「天使…。」
風呂場の入り口から賢者が顔を出す。
「あの……背中流してあげようか?」
「ああ、お願いします。」
天使に即答され賢者は少し面食らう。
彼女はバスタオルを体に巻いてはいたが天使は赤面もせず、自分の髪を洗い始めた。
彼の背中を流しながら賢者は自分の身体を眺め考えた。彼が自分に欲情しないのは自分を女だと認識してもらってないからではないのだろうか……。
彼女の身体は、年頃の少女にしてはスレンダーでどちらかというと華奢で腕も脚も細く子供に近い。しかし、パラディンには及ばないものの胸は一応並み以上ある。
彼はドミールに向かう途中にあった温泉に皆で入った時も躊躇なくパラディンに背中を流してもらっていた。
天使には性欲はないのだろうか?いや、「天使」という種族があり天使にも家族がいたことを鑑みるとそれはないだろう。
悶々と煮え切らない想いを抱えながら賢者は優しく天使の背中を流してあげた。 風呂に入って着替えた後、二人はグビアナの市場で朝食を食べ、市場を見て回り買い物をし、
情熱的な踊り子のダンスに興奮する観客に交じって声を上げ、酒を煽り、大いに食べた。
日が落ちて宿をとり先に天使が宿の風呂場に向かい彼が帰ってきた後、
賢者も風呂に行きシャワーを浴びていた。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、賢者は今日の出来事を思い返していた。
こんなにも清々しい、体が軽くなったのはいつ以来だろうか。
幸福の余韻に浸りたかったが彼女はまだ満足しきれていなかった。
二人きりの時間はもうあまり残されていない。
明日になれば天使はパラディンと魔法戦士のところに戻ろうというだろう。
今日はまたとないチャンスだ。両思いになってデートをして今夜は二人きり。
彼女から恋人になる最後のチャンスかもしれない。
だが、先ほどから頭の片隅で嫌な声が自分を執拗に責めている。
「卑怯者、独り善がり、抜け駆けをしている。」
パラディンを出し抜いてしまったことは事実だ。
これ以上天使との関係を深めれば言い訳ができないだろう。
でも天使を立ち直らせて彼が独りではないことを気付かせたのは私だ。
今日ぐらいは自分のエゴで行動しても罰は当たらない。
彼女は執拗に自分を責める声を押し殺すようにそう念じ、嫌な声を心の奥に押し込めてしまった。 「運が良かっただけ。」
嫌な声が最後にそう叱責したが彼女は聞く耳を持たなかった。
シャワーを浴び終え寝室の近づくにつれて心音が自分で感じる程に跳ね上がっていく。
外からはまだ人々が楽しく上げる声が聞こえてくる。
できれば静かな夜に二人きりでしたかったが物事は往々にしてうまく運ばない。
賢者は部屋の前で2、3回深く息を吸って呼吸を整え、ドアノブに手をかけた。
この部屋に入ると何かが起こるだろう。
体は念入りに洗った。髪も乾かして櫛を通した。ブ
ラは外して絹のローブの下はショーツだけ。
後は……彼が自分を受け入れてくれるかだ。
期待と不安を胸に彼女は扉を開く。
「ただいまぁ。」
賢者の声が少し上擦る。
カンテラに照らされた薄暗い部屋のベッドに天使はいた。
彼は窓から星空を眺め、その表情は寂しげで今にも消えてしまいそうな儚さをはらんでいた。
「天使……。」
思わず彼女の口から声が漏れる。 「あ、お帰り。」
天使の顔がこちらを向き、にっこりと笑う。
月明かりに照らされた彼の笑顔は艶っぽく、ときめいてしまった。
もう天使は自分を置いてどこにもいかない。
彼の笑顔から言葉に出さなくても十分賢者には伝わる。
彼女はホッとして最初の目的を思い出しながら天使に近づいた。
「やっぱり天使界は恋しい?」
いそいそとベッドの上の彼の隣に腰掛けながら賢者は聞く。
「……前ほどは寂しくはないよ。」
彼女に微笑みながらも少し寂しそうに天使は答えた。
「賢者が救ってくれたから、もう大丈夫……ただ………。」
「ただ…何?」
「……これから何をすればいいのかわからないんだ。」
自分が天使という存在でなくなった時から漠然と感じていた不安だった。
「解るわ…でも……。」
そう言いながら賢者は彼の隣に寄る。
「貴方はもう自由ってことじゃないかな?これからゆっくり探せばいいのよ。」 「そうだよね。もう僕は………んッ。」
少し強引な、しかしすぐに天使は彼女の求めに応じる。
「三度目だね。」
「ふふっ、これから数えきれないくらいしてあげる。」
続けて頬に触れるだけの優しいキスをしながら賢者は言う。
「次は僕からね。」
天使は賢者の背に手をまわして彼女の体を自分にぴったりと寄せる。
よかった、と賢者は安堵していた。彼が自分を受け入れてくれているのだ。
「……目閉じてよ。」
天使のその言葉にハッとして彼女は目を閉じる。
恋人とふれ合い幸せをじっくり感じる余裕はないようだ。
もう一度、今度は前よりも長く唇が重なり合う。
「……ハ…ッ。」
「ん―――。」
賢者と天使の声を押し殺す音が響き、相手の唇の柔らかさが優しく脳を刺激する。
しばしの間、頭の角度を何度も変えて唇を味わう。
途中、鼻がぶつかり互いの歯が擦れる。不器用ながらも初々しい愛の形。
程よく満たされたところで天使は少し口を開いて舌を賢者の唇に触れさせた。
天使の舌の感触に賢者は一瞬、躊躇するが彼と同じように舌を出し天使の舌に触れる。
二人の舌先が触れては離れるのを何度か繰り返した後、
唇は擦れ舌が深く絡み合うたびに水っぽい音が漏れる。 口だけではなく賢者は体を天使にもたれかけ、
彼の手を握り締めて愛する人とふれ合い、求めあう。
彼女はこの幸せに酔いしれて目を閉じると相手の肌の温もりと柔らかさ、匂いを強く感じられた。
予想していたよりもずっと天使は積極的だ。あわよくばこのまま………。
「ちょっ、賢者……。」
天使は驚いて彼女と口を離す。
久しぶりに天使は据わった目で賢者を見つめる。
キスの途中から彼女の手は天使の股間に伸び、服の上から触っていた。
「若さに任せた行動はよくない、って君は賢者だから知っているよね?」
彼は普段怒るとこの顔になるのだ。
「……え!?」
予想外の反応に賢者は困惑する。
ここまでは彼女の思惑通りだった。
「そういうことはもう言わないで……賢者だって神様じゃないの…。」
彼女はこのまま勢いで全て押し切りたかった。
キスだけで終わるのは嫌だ。
「ダメだよ。」
天使の服に伸びた賢者の手を掴んで制止する。 「そういう『天使』みたいなことは言わないで。私たち年頃のカップルなのよ。
若さに任せた行動だってとっていいの!」
そういいながら賢者は天使の手首を掴んで自分の胸に押し付ける。
賢者の大胆な行動と初めて触る女の子の柔らかな感触に天使は目を見開く。
彼女は無理に大人ぶっていて滑稽だった。
賢者は天使の上に覆いかぶさり、
ちょうど天使の腹に賢者が跨るような格好になった。
彼女はさらに天使の正面に顔を寄せる。
「僕は君とキス以上のことはしないよ。」
「今日は私につきあうって約束したでしょ?」
「だからってやっていいことと――――。」
そのあとの言葉は天使の口からは出なかった。
潤んだ目と察してくれと言わんばかりの表情に天使は何も言えなくなった。
「お願い……。」
賢者は迫るように彼にいう。
彼女はただ涙をためた瞳でうったえる。
泣き落としはズルい、
という言葉が喉元まで出かかったが何とか天使は飲み込んだ。
「わかった……いいよ。でもこれは、今夜のことは
魔法戦士とパラディンには黙っておいて。」
人間の女の子が面倒くさい一面を持っているのは知っていた。
実際にこういう場面になると男が折れるほかないようだ。 ――――天使だったときはわからなかった。
今はこれを理解できることが彼にとって幸福であり不幸でもあった。
「こんなこと二人にいえると思う?恥ずかしくて死んじゃうわ。」
そう思っていないのは彼女の表情から容易にわかった。
「勝った」と言わんばかりの笑みが顔から溢れている。
「………。」
少し癇に障ったので彼女の胸を絹のローブの上から少し乱暴に、練るように揉む。
「あん……ッ!」
天使の予想外の反撃に彼女の表情が引き攣るが表情は艶っぽく、
口から漏れた嬌声は耳に心地よく響く。
「…やッ、ちょっと…あ…………だめ…。」
絹のローブの心地よい手触りと柔らかで張りのある肉房の感触が伝わる。
賢者のローブの胸元をはだけさせると彼女の白い柔肌が露わになり、
念入りに洗われた彼女の胸からは透き通るような女の子の香りがする。
「やんッ!」
賢者の白い肌に貪るように吸い付き、天使の舌が彼女の肌を滑るたびに赤い跡ができていく。
「…ああ…はぁ……ん……。」
天使がちゅっと強く肌を吸う度に賢者の全身が震え、嬌声が口から漏れて彼の嗜虐心を刺激した。
天使は少し乱暴に自分にのしかかる賢者の体勢を変える。
今度は賢者が天使の下敷きになる。 先ほどまでは彼女の思い通りに押し切られたことへの反発から賢者を弄っていた。
だが、今はもっと強烈な禍々しいものに天使は突き動かされている。
「…あ……そこは…。」
下着の上から優しく賢者の秘所を撫でると時折彼女は痙攣するように震えた。
「あッ…!」
賢者は目をぎゅっと瞑り天使の手に指を絡め小刻みに震え、
まるで子供が人見知りするように怯えている。
今まで見たことのないしおらしく女性らしい彼女の様子に天使の中である疑問が浮かぶ。
「あの賢者って…その……処女なの?」
本格的に始める前に一応確認しておきたかった。
「えッ!」
「あ……いや、何だか怖がっているみたいだから……。」
「……そういうことは女の子には聞かないで……。」
賢者は少しムッとして答える。
天使は無言でじっと親が子を諭すような表情で賢者を見つめた。
「そうよ…はじめてよ。」
視線をそらしながら意地っ張りの賢者が観念したように言う。
「やっぱり!なんだか慣れてない感じがいつもと違ってかわいかったからね。」
顔を綻ばせ嬉しそうに天使はいう。
「いつもと違って、ってどういう意味よ?」
「……なんでもない。」
「ところで、あなたはどうなの?」
賢者も訊く。 「こんなこと想像もしたことがなかった。」
そう言いながら天使は彼女の身体を撫でまわし始め、
賢者も応じるように四肢を絡めた。
口づけを交わしながら二人はお互いの身体を愛撫する。
「ん……ぁ、ハッ……ん………。」
彼の身体は男にしては細く、華奢で大人には成りきれていなかったが
締まっていて新鮮な果実を思わせる。
賢者は自分と同じで少し嬉しかった。
二人の息が少し乱れ、息が湿り始めたとき潮時と考えたのか賢者は天使の下半身に手を伸ばす。
「……見せて。」
下着の上からもわかる。
先ほどからそれは身体を絡めるたびに自分に食い込んでいた。
少し強引に彼の下着を引き下げる。
彼女は積極的だが手つきは明らかに慣れてはいない。
(すごい、男の子ってこんなに大きくなるんだ。)
「え?……あっ!」
まじまじと彼女に見つめられ天使は戸惑う。
「そんな……ところ、ダメ…。」
今になってようやく彼女が何をしようとしているのか勘づき、
天使は制止しようとするが賢者の両手は彼を捉えて離さない。
「ハァ………ハア……、ン……ぐぅ。」
天使を暫く見つめて彼女はそのまま口を開き一気に根元まで咥える。 「ん……あっ……賢者………。」
水っぽくこもった音と賢者のくぐもった嬌声が夜の部屋に響く。
賢者の舌がねっとりと自分に絡みつき優しく全体を包み込む。
「う……ぁ……そんな…。」
天使は、彼女にされるがまま身悶えていた。
「痛ッ……!」
突如、天使は腰を引き賢者の口から離れた。
「ふぁッ、ゴメン!」
本で読んで性に関する知識はある程度持っていたが実際やってみると難しい。
天使に歯が当たってしまった。
「いいよ、大丈夫。………続けて、気持ちいい。」
「うん……。」
彼は天使であったため自慰さえ経験がなく、初めての行為に目を白黒させていた。
再び、賢者は天使を咥えて劣情のままに彼を貪る。
「う………あ!……ぁ。賢者……もう、口離して!」
彼女は無視してそのまま天使を離さない。
「お願い…離して……。」
だが、次の瞬間―――――。
「ゲホッ!ゲホ――――ゴホッ!」
賢者は咽ながら天使から口を離し、
彼女の口から白濁した熱い液体がこぼれた。 「うあ………ぁ。」
天使は下半身から力が抜けベッドの上でへたりこむ。
初めて感じる背徳的な悦びが全身に流れ、
甘い余韻を残しながら引き潮のように去って行った。
同時に少女を穢した罪悪感が湧き上がる。
賢者は焦点の合わない目で初めての経験にただ茫然と恋人を見つめていた
。
二人の荒い息が部屋に響き、天使の目には
涙を浮かべて弱さを隠せずにいる彼女がたまらなく愛しく、儚く映った。
「……賢者。」
上目づかいで自分をうっとりと見つめる彼女に天使は
今までに感じたことがないほど欲情し、彼はもうそれを隠せなかった。
「賢者に入れたいんだけど……いい?」
賢者に伸し掛かりながらそういうと彼女は小さく頷き、天使を受け入れる。
今の彼は何かに憑りつかれたようで恐怖すら感じた。 「賢者を全部見せて……。」
彼は賢者のローブを強引に剥いでいく。
彼女と自分を隔てるものは一枚の布ですら邪魔だった。
「……やぁ。」
賢者の絹のローブはベッドの外で丸くなり、白い肌と下着が露わになる。
「すごく綺麗だよ……。」
不慣れな手つきで下着に手を付ける天使のために彼女は腰を浮かす。
賢者の下着が脱がされ彼女の秘所が薄暗い中で露わになる。
「何度もそこを見ないで……。」
「あっ…ゴメン。」
天使も賢者と同じように荒い呼吸でそれをじっくりと眺める。
「本当にいいんだね?」
「いいよ。天使になら何をされても我慢できる…。」
天使の質問に彼とこれから行うことを期待するように賢者は呟いた。
「いくよ…。」
天使の確認に賢者は頷き、彼はゆっくりと腰を落とし始める
「……違う。もっと下。」
肉と肉が擦れ合いズズズと賢者の中に天使が沈んでいく。
「うん、そこ…。」
彼女は目をつぶる。
「そのまま……あ…ぁ……あ!」
自分の身体に天使が穿る。
賢者の目からは涙が溢れ、両手で口を押え、悦声を上げるのを必死に耐えていた。 思っていたよりも鈍い痛み、今まで何にも触れたことのない
敏感な部分をいじられるような経験したことのない、想像とは違う痛みに彼女は耐えていた。
「入って……る。」
天使の中に性欲とは別の、今までに感じたことのない欲望が生まれる。
戸惑いと快感の混じった彼女の甘い声が、歪んだ顔がもっと欲しかった。
この少女を永遠に自分が好きなようにしたい。
そう考えながら賢者の胸の先端を口に含んで舐め回すと少女の中がまたきつく締まった。
「あんッ!」
今の私はおかしい…おかしいくらい頭の中が天使でいっぱいになっていく……。
ゆっくりと腰を上に上げ、再び腰を落とす。
むき出しの性器が擦れあい欲望に身を捧げる。
「……ッ、痛い……。」
天使の肩に指が食い込む。
耐えられないほどの痛みではない。痛みとは違う刺激が頭に流れ込み、
彼女は男女の営みに未知の側面があったことを知る。
悦びだけではない、愛と似て少し違う。
澱んでいるようで純粋な、忌避するべきだが惹かれずにはいられない。 「大丈夫……、どうして欲しい?」
「ギュってして……抱っこして…。」
今は天使と触れ合って熱い情動に身を任せたかった。
体を起こし、天使は賢者を膝の上に乗せる。
彼女は両脚を彼の腰に回し、抱き合うことで先ほどよりも深く繋がりあう。
「ッ…うん、楽になった……。」
腰が安定し、賢者は天使の頭をぎゅっと抱きしめる。
天使も彼女の柔肌を貪るように口と舌で味わった。
賢者の体は女性特有の甘い香りと味を放ち、天使を誘うように収縮し、
この快楽にこのまま溺れてしまいたかった。
「賢者の中、緩くなってきたね……。」
「あぁ……あん!あぁん!……はぁ、はぁ。」
股間の痛みは少し鈍くなり、わずかだが彼女にも余裕ができる。
「賢者の中…グチャグチャして…すごい、気持ちいいぃ……!
でも、少しキツイね。動かしていれば…緩く…なるのかな。」
賢者も天使の腰の動きに合わせて動き始める。
沼にはまっていくように二人は深渕に沈んでいく。
「…うッ!!!あぁ……!!!」
先ほど経験した激しい肉欲がもう一度押し寄せ、
天使は焼けるような絶頂の快楽で口から湧き出る
叫びを押し殺すように天使は賢者と唇を重ね舌がねっとりと絡み唾液が混ざる。
熱を帯びた息を互いの顔にかけながら二人は耽美な口づけの行為に没頭する。 「ふあぁああ、ぁああ―――!!!」
賢者の体が弓のようにしなり、全身に震えが走る。
太ももの痙攣の後に悦びに満ちた甘く、長く続いた感情の高ぶりから解放され彼女はついに果てた。
(体の中が…あったかい。)
天使は体の奥からこみ上げ、突き上げるような快楽に溺れ賢者と肉欲を貪り尽くした。
昇天を感じさせるような絶頂は余韻を残しながら引き、快感と心地よい疲労感が熱い身体に残る。
再び息の荒い二人は見つめあう。
「………んッ…。」
「ッ……。」
天使は賢者の頭に手を回し自分の顔に近づける。
二人の唇がまた触れ合うが先ほどの激しさはなく互いの愛を確認するだけで終わる。
吐息を漏らしながら抱きしめあううちに情動に
突き動かされていた体に自我が戻り、不器用で愛に満ちた行為は終わる。
身体を重ねることで互いの熱い体温と早い鼓動が伝わり、
二人とも今までに感じたこともなく甘く清々しい満足の中で眠っているようであった。 朝特有の気怠さと腰の筋肉痛、
そして股間の鈍い痛みが彼女にこれが現実であることを確認させる。
まだ、意識はハッキリしなかったが彼の手を握り、指を絡めて天使の存在を確かめる。
ベッドの中は暖かく、昔両親と一緒に寝て以来の心地よい安心感に賢者は浸っていた。
(どうして昨日あんなに自分は積極的だったのだろう…。)
昨日の忘れられない夜をこの無垢な少年と共にしたと思うと不思議だ。
何よりも愛する人と一緒に夜を過ごしたことに少し戸惑っている。
自分がこういう経験をするのはずっと先だと考えていたからだ。
「……おはよう。」
彼はもう起きていたようだ。
賢者の手を握り返しながら天使は呟く。
おもむろに手で彼の頬に触れる。
まだ重たい瞼を開けて賢者は天使の顔に口を寄せた。
「朝から元気だね。」
二人の口が離れた後、天使がからかうような口調で言う。
「うるさい、ばか。」
いつもの賢者らしい反応が返ってきた。 ――――――夢ではない。
天使は賢者とは違い心が透き通り、穏やかだった。
彼は彼女の髪先を指でいじりながら幸せを噛みしめていた。
天使界が消えてからずっと自分に取り憑いていたものが霧消し、
からっぽになっていた心に色々なものが満ちている。
だが、同時に顔から火が出るような羞恥が湧き上がってきた。
賢者の顔や彼女の白い肌に残る赤い跡を見るたびに昨日の
自分の吐いた卑猥な言葉や行為が冷えた頭に反芻し、体が熱くなる。
(そんなに私のことを視ないで…。)
羞恥から逃げるようにシャワーを浴びようと体を起こす。
だが天使は彼女の腕を掴み強引に抱きしめてベッドの中に押し戻した。
「……あっ!」
ちょうど天使の胸の位置に賢者の頭がきて、彼は両手の中に彼女を包み込む。
彼の顔を見ると昨日と同じ、子供が親に甘えるような表情で自分を見つめている。
「ずっと一緒にいてくれる?」
少し切なそうな顔で賢者を抱きしめ彼女に囁く。
「うん。」
賢者は即答する。
賢者の先ほどまでの羞恥が消え、幸福ではち切れんかのようだった。
私は天使が必要で天使も自分を必要としてくれているのだ。
今こそ彼と約束しよう……。 「天使はこれから何をしたい?」
唐突に賢者は尋ねる。
「……え?」
「もう星のオーラは集めなくてもいいでしょう?何かしないと。」
天使はその言葉を聞き、昨晩からの悩みを思い出した。
これから何をして生きていけばいいのか延々と考えていたがまだ答えは出ていない。
「わからない。何をすればいいと思う?」
天使は素直に答えた。
「じゃあ私のやりたいことに付き合って。」
少し間をおいて天使の目を見ながら賢者は話し出す。
「これから世界を冒険してあなたが元の天使に戻る方法や神の世界に行く方法を探そうと思うの。」
これが彼のためにできることだ、半分は自分の望みでもあるのだが……。
「いいの?ボクのために…。」
「いいのよ。」
微笑みながら賢者は答える。
「それにこのままだと何だか癪なの。あの女神にいってやりたいことが山ほどあるのよ。」
自分の恋人にあれだけ苦労を背負い込ませたあの女神をこのままにはしておきたくはなかった。 「じゃあボクたちもそれに付き合わせてもらっていいかな?」
突然自分たち以外の声が聞こえ、二人の顔が同時に声のした方向を向く。
「おめでとう!」
少し開いたドアの隙間から魔法戦士が顔を出す。
声にならない叫びが二人の心の中に響いた。
「………いつからそこにいたの?」
「ボクは二人が起きる前からいたよ。ずるいよ、二人だけでさ。」
天使が落ち込んで以来、我慢してきた分を取り戻すかのように魔法戦士は、はしゃぎ悪乗りする。
「昨日は、楽しかったみたいだね〜。」
魔法戦士のことだ、この瞬間のために大分前からドアの向こうで待っていたのだろう。
二人は赤面し、顔を逸らした。
魔法戦士に続いてパラディンも部屋に入る。
魔法戦士は明るい笑顔を見せていたがパラディンはいつもの凛とした顔が少しぎこちない。
笑顔だが目は全く笑ってはいなかった。
そんな中、魔法戦士は二人と手を取り天使の復活を喜びながら言う。
「ごめんね。心配かけちゃって。」
真っ赤な顔をしながら天使は魔法戦士の手を握る。
「あっち行ってなさいよ。このマセガキ!」
天使とは逆に賢者は魔法戦士の手を振りほどいて睨み付けていた。
「そうそう。やっぱり天使と賢者はこうじゃないとね。」
からかいと喜びの混ざった調子で魔法戦士はいう。 「でも、どうせだったらボクも一緒にしたかったな―――。
ボクもパラディンもまだ経験ないんだよ。みんなでやったほうが楽しかったと思うし。」
「なんですって――――――!!!!!!」
般若の顔で賢者は魔法戦士を睨み付ける。
からかわれたことに加えせっかくの天使と二人きりの時間を奪われたことで
すでに不機嫌だった彼女は魔法戦士の一言で一気に臨界点を超えてしまった。
「いいかげんにしなさい。」
そういいながら優しくパラディンは魔法戦士の頭をポンポンと叩いてなだめる。
出会ったころからの4人の関係がそこにあった。
「ゴメン、ゴメン冗談だよ。そういえばさ二人を探していた時に聞いたんだけど、
星吹雪の夜にツォの浜の沖に何か光るものが落ちたらしいよ。行ってみない?
ボクの勘だと何か天使界に関係していると思うんだ。」
怒髪天を突く勢いの賢者を見て、流石に悪ふざけが過ぎたと感じたのか魔法戦士は提案する。
「そうだね。でもその前に朝ごはんを食べよう。久しぶりにみんなと一緒にご飯を食べたいんだ。」
天使は嬉しそうに言う。
その瞬間、再び彼らの時間が動き出した。
これは終わりではなく始まりの話。 GJ!
エロさもさることながら、羞恥心の見え方がたまらない。 こんな感じの汁気たっぷりの5主人公とビアンカの初夜を誰か書いて 9の話ばっかり書いてる人です
>>622の続きは以前投下した天使とパラディンのエラフィタ村での一夜です
あれを少し変えたものって需要ありますか? あります。
需要がどうこうとか気にせず、えろいSSが書けたらとにかく投下!でいいと思います! 需要ありますかって聞くと、途端になくなっちゃうってばっちゃが >>636
もちろんあり
寒いけど全裸で待機するぜ よし、この流れなら言える。誰か
ミルドラース(もしくはゲマ)×マーサの18禁(非恋愛系)書いてくれ。
需要も供給もないかな? >>636
エロいのがあるならさっさと投下してくれ マリベルとアイラとフォズ、どれか需要ある?
ないのを書く 正直誰が相手なのか組み合わせにもよるんで・・・
7主なのか王子なのかガボやジジイなのか
それともいわゆるモブなのか 7って同人誌でも需要さっぱりだからな
カップリングがはっきりしないのが最大の原因だけど >>644
そもそもマリベルの需要なんてあって無いようなもんじゃないですか!やだー >>644
ダーマで力を奪われて抵抗できずに凌辱されてしまう展開希望 超即興のバカネタ
マーニャ「どうよ、耐久力を高めるためにいつもの服を鋼鉄で作ったわ!」
ミネア「それはどうかと…」
マーニャ「…冷たい」
ミネア「アホな姉…」
マーニャ「なんですって! ならこの鎧の強さを教えてあげようじゃない! モンスターカモン!」
モンスター「がおー」
マーニャ「いくわよ!」
モンスター「がお!」バキイッ
マーニャ「う!?」ピキピキパリン
マーニャ「なんて攻撃力…鎧が砕け…ってぎゃあああああああああああああああああああああ」
ミネア「…はあ」
モンスター「がお?」 コンコン……
深夜、ドアをノックする音。
扉を開けてみるとそこには頭の薄くなった、でっぷりと太った中年の男が立っていた。
見知った顔である。このサラボナに住んでる人だ。
「フローラちゃん、いつもの頼むよ」
その脂ぎった顔に中年男独特のいやらしい笑みを浮かべながら、汗ばんだ手で私の手を掴むと硬貨を握らせてきた。
30G。
世間一般でははしたお金かもしれない。
でも今の私には心の隙間を埋めてくれる唯一の行為への足がかり。
「わかりましたわ。それじゃあこっちにいらして」
私は顔の筋肉を総動員し、努めて営業スマイルを維持しながらその男を家の中に招き入れた。
「ぶひぃ、ふひぃ、ちゅぱちゅぱ。フローラちゃんのおっぱいはいつ舐めても美味しいねぇ。ぶひぃぃぃ」
「そ、そうですか?ありがとう…ですわ」
中年男の舐め回しに私は顔に媚びるような卑屈な愛想笑いを浮かべながらそう答えた。
私は緑色の普段着の胸元をずり下ろされ乳房を露出させられており、男はその露になった乳首に赤ん坊のように吸い付いている。
でも私は一切抵抗しない。
抵抗なんてする必要がない。
これは私の望んだ事なのだから。
リュカさんがデボラ姉さんと結婚して10年以上が過ぎた。
リュカさんと姉さんからはあの結婚式の日以来まったく音沙汰がない。
その間に私と結婚したアンディとの間には子宝に恵まれなかった。
後継きを埋めないまま年を重ねていく私を、お父様は見放した。そして、アンディの事も追い出した。
若い頃は一人で生きていこうと心に決めていたのだが、30歳間近になった私の心は大きく揺らいでいた。
私は本当に一生このままなのではないか。
誰も愛せず、誰にも愛されずこの鳥かごのようなサラボナの屋敷でひっそり歳をとって死んでいくのか。
そう思うと無性に怖くなった。
堪らなく怖くなった。
誰でもいいから人の温もりを与えてもらいたかった。
私は人肌恋しさに後押しされ、サラボナに住む男の人達と次々と関係を持った。
小さな街だ。噂はすぐに街中に広まり、いつしか私は金を払えば簡単にやらせてくれる女というのが街中の共通認識となった。
街中の男たちはすぐさま全員穴兄弟となった。
でも私はそれでも良かった。
お金が欲しかったわけではないけれど、それを免罪符に殿方達が次々に私を求めてくれる。
男たちが私のことを大切にしてくれる。必要としてくれる。
それが何よりも嬉しかった。
男達に身を委ね、性交の快楽に身悶えしている時だけは寂しさも辛さも忘れることができた。
「なあフローラちゃん、そろそろいいだろ、な?な?」
おっぱいに顔をうずくめながら上目遣いに甘えてくる中年男は妙に可愛らしく母性本能をくすぐられ、愛おしく思えてしまう。
「ええ、私はいつでも大丈夫ですわ」
私はそう言ってニッコリと微笑んだ。
こうして私は今日もまた一夜の妻になる。
明日も明後日も、私が歳をとって女としての魅力を失うまで、私は春を売り続けるのであろう。
それが女の幸せを手放してしまった私の末路。
姉さんは、あの方に、どのように抱かれているのでしょう。
そんな考えが時折頭を掠めては、一瞬で消えていく。
……馬鹿な女。
本当に、骨の髄まで馬鹿な女。 正直NTRやビッチは好きじゃない
いくらでも書けそうだから 俺も寝取られ嫌い
主人公×ビアンカのいちゃいちゃ新婚セックス話がみたい 4とか6とか主人公の相手が決まってないと書きやすいよね ドラクエxのフウラちゃんとかソーミャのSSはないのか!?おい!? 4はクリフト×アリーナ一択
6なら主×夢ターニアとミレ×テリの近親一択
7だったら主×マリベル一択
5は知らん
そんな事よりレムオルかモシャスを有効活用したエロいのをはよ >>659
4と7同意
6は特に組み合わせに拘りない
5は主人公×ビアンカが一押しだけど
他の嫁派も否定はしない
だが俺が今一番読みたいのは10のSSなんだ
ありそうで全くない クレクレしてないで自分では書かないのか?
投下しにくいわここ 4に関してはクリフト→アリーナだな×ではなくて
あくまでクリフトの一方通行でしかないのがいい、報われない恋的に
5はフローラ派だな、フローラだけ主人公に振られても相手が居る
其のまま一途でもいいしビアンカやデボラとのハーレム展開にもできる
7はリメイクでグレーテ姫とのフラグが消滅したから対抗馬が居ない
アイラはいまいち存在感が無い、親友の妹はブラコンからレズに移行してしまうし
リメイクは良作だったがこれと戦闘中の会話を無くしたのは許せない
マリベル魅力の4割はそこにあるのに ハーレムにも興味ないな
昔は主人公×ビアンカ好きだったけどある二次サイトとの出会いで主人公×デボラにはまった
やたら邪険にされるアンディ×フローラは純愛っぽくて実はかなり好き
ジャミ寝取られくそくらえ 主人公×ビアンカは結婚も不倫もできるのが良い
昔あった嫁石化中に山奥の村で不倫する話はエロせつなくて良かった
ビアンカと結婚した主人公がフローラやデボラと不倫する話ってあんまなくね? アンディと結婚したフローラを寝とった話ならあったな >>665
不倫物より普通に主人公×ビアンカの純愛のが需要あると思う たまにはアンディ×フローラの激しい夜の話があってもいいと思う 主人公と結婚したフローラをアンディが寝とる話とかないの? 5厨ってどこでもうざいな
まあ嫁論争でしか語られない欠陥ゲームの信者らしいうざさだが >>671
まるで95年を予言したような宗教団体のこととか今じゃ言っても誰もわからないしな 5「これ…着てみないか」
ビアンカ「こ、これって…まさかエッチな下着?」
5「…すまん、ちょっと調子に乗ったらしい。悪かった」
ビアンカ「な、何を言ってるのよ! あ、あああ、あなたが見たいなら…うう、ちょっとくらい恥ずかしくても…OKするわよ」
5「ちょっとくらい恥ずかしくても? じゃあ露出とかありッてことになるんじゃ」
ビアンカ「へ?」
5「たのむ!お願いだ! やってくれ!」
ビアンカ「わ、解ったわ…」ポンポンポンのスッポンポン
5「…おおおおおおおおおおおおおおおおマジだ」
ビアンカ「うう、でも5のためなら…」/////////
5「よーし、やろうぜ!」
ずっこんばっこん 唐突な思いつきで考えたドラクエ3の
男勇者×女武道家
の純愛イチャラブです。
見ている方はどうか感想をお願いしますm(_ _)m
次から書き込んでいきます 「戦士さん!マッドハンドお願いします!」
「応!」
「武道家ちゃん、バイキルトよ!」
「ありがとう!」
地下世界・アレフガルドにやってきて一週間。
俺こと勇者と仲間たちは順調に大魔王ゾーマを倒すための準備をしていた。
すでに、大魔王の城に行くためのアイテムや、奴が隠した防具は手に入れた。
今はマイラにいた刀鍛冶にオリハルコンを渡し、大魔王を打倒できる剣を作って貰っている
……のだが、ここで問題が発生した……。
「チェストォッ!」
武道家の一撃が、逃げ出そうとしたはぐれメタルを一撃で粉砕する。
流石はパーティー1の駿足。豹か何かのような俊敏な動きだった。
辺りを見回し、魔物の姿が無いのを確認し、ほぅっ、と息を吐いて戦いの熱を逃がす。
……さてと。
「あー……武道家。お疲れ様」
「……………」
「今日はさ、もう俺も賢者さんもMP切れたし、街に戻ろうと思うんだけど……」
「……好きにすれば?」
「あ……う、うん……そう、だな…」
何故か、最近武道家はこんな調子だ。
前々から良く俺をライバル視して突っかかってきたが、ここ数日、避けられているのだ。
まあ、原因は分かっているのだけど……。 「……お前ら、何があった?」
あの後、武道家は「気分が悪い」といってさっさと宿屋の自分の部屋に戻っていった。賢者さんも彼女と一緒に戻った。
そして、俺と戦士さんは静かに夕食を食べながら、今後の方針を話し合っていた。
その時、ふと戦士さんが尋ねてきた。
無論、俺と武道家のことだ。
戦士さんは、物静かだがいつも先頭にたって俺達を守ってくれる。俺と武道家が喧嘩するとよく仲裁に入ってくれた。
まさに兄貴と呼べる人物だ。
そんな彼だからこそ、俺達のことが気になっているのだろう。
「……大体、凱旋の日、ゾーマの存在を知った日、その翌日くらいからだったな。今の状態になったのは」
「……すみません」
「謝る必要は無い。俺はただ聞いてるだけだ」
……その通りだ。どうやら俺も大分やられているらしい。仕方ない、他に相談できそうな人はいない。
俺も腹を括ろう。
「……あの日の夜のことです。母や祖父に事情を説明した後、挨拶まわりをして宿屋に部屋を取ったんです」
もう戻れないかもしれない。それでも地下世界に行く。
でも彼らの顔を見たら、決心がゆらぎそうになるから宿を取った。
そしたら夜に武道家が来て、一緒に飲まないかと誘ってきた。
「……そういえば、あいつは今年で成人か」
「ええ、俺の1個下ですよ。あいつ」
五月蠅いからという理由で、ルイーダの店に行かず、宿屋の食堂で飲むことにした俺達。
最初は何でもない話ばかりだった。
が、次第に彼女は酒が回りだしたのか、俺の悪口を言い出した。
やれ可愛い街娘を見るとすぐに鼻を伸ばすだのなんだの。
普段なら気にしないが、こちらも大分酔っていたらしく言い返した。
次第に言い合いは非道くなり、そして互いにこう言ってしまった。
「ふん!だったらベッドの上で決着をつけようじゃない!この童貞勇者!」
「上等だ!泣かしてやるこの小娘!」
それが、悲劇の始まりだった。 他のところにも投下したけど、ここにも
本編終了から4〜5年ぐらいたった感じで
「ねえ、レックス」
レックスが自分の部屋に戻った時ベッドからタバサの声がした
ベッドの方を見たとたん、レックスは真っ赤になる
タバサは片方の腕を支えにこちらを向き、もう片方の肩ごとシーツから出した腕で、小さなハート型のチョコレートを持っていた
レックスの目に映ったのは黒い下着と、それとコントラストをなすタバサの白い素肌
その笑顔は妖しかった
「タバサ……」
「私、レックスを待ってたの」
タバサの手招きにレックスは呆然としながらも、自然と足がタバサの方へ向かうのを感じていた
「魔法じゃないわ」
これは魔法なのか、そう自然に心に浮かぶ直前、レックスはそれをちょうど打ち消された
タバサはチョコレートをくわえると、布団を持ち上げた
黒いレースの縁取りがされたブラジャーが丸見えになり、その下には白くてスマートなお腹が、そしてその下には再び黒い……
レックスは食虫植物を連想したが、それでも足は止まらない
ベッド脇についたところでレックスは体を起こしたタバサに抱き着かれ、倒れ込んだ
タバサはくわえたチョコレートをレックスの口につきつける
レックスは歯でチョコレートを取ると、口の中で転がす
チョコレートはとてつもなく甘かった
タバサは目を閉じて唇を突き出した
チョコレートを舐めて取れ、ということなのだろうが、レックスは自分の顔が耳まで熱くなるのを感じるばかりで、何もできなかった
目を開けるタバサ
「私のチョコレート、全部受け取ってくれないのね。レックスのヘタレ。ヘタレックス」
自分の唇についたチョコレートを舐め取りながら言う
「ま、わかってたけど」 このままでは自分の何かが危うい、そう感じたレックスだが、何もできなかった
タバサはレックスに口づけると、舌を突き入れた
何度も何度も歯列をなぞられれる。その上にレックスは抱き着くタバサの胸の感触を感じながら、その芳香をも嗅ぐ
さらに、タバサの手がレックスのズボンに触れた
股の間を優しく往復され、レックスは身悶える
タバサの手が、ズボンの中に入りこむ
「んぅっ」
タバサの手が直接、レックスに触れる
固く屹立したそれを直接愛撫され、さらに固くなる
タバサの唇がレックスの唇から離れ、銀色の糸も切れた
タバサはレックスのズボンをパンツごと下ろすと、シーツを跳ね上げ、レックスのそれに吐息をかける
タバサはレックスの顔を上目づかいで見上げると、ためらいもなく舌で舐めた
初めての感覚にレックスの頭が跳ねた
玉を繊細な指使いで撫でながら竿を余すところなく付け根にかけて舐めていく
タバサがレックスの表情を堪能しきったところでそれをくわえこむと、首を前後に動かす
「な、何か出る……」
レックスのそれが一瞬大きくなり、タバサの口内に精を吐き出す
タバサの口からずるりと抜くと、先端に付着した精液もタバサが舐め取る
「レックス、レックスが寝るまで布団あっためておくからね。そのあとは……どうしてほしい?」
いずれにせよ今日のレックスはタバサの匂いに包まれて眠ることになるのだろう
1か月後にレックスが逆襲する話が書ければ >>0681の続き
「……それで、失敗しました……俺、そもそも性知識は最低限度のもんしかありませんし、その、俺もあいつも……初めてだったし」
本当に酷かった。お互い前後不覚で、何の知識もないのにぶっつけ本番で行い……彼女の初めてを奪ったのだ……。
情けない話だがあの夜の事は覚えていない。ただ彼女の上で暴れ、泣かせたことしか覚えていない。
多分初めてだったと思う。女の子を、それも大切な仲間を……泣かせたのは……。
大失敗の翌朝、ベッドに彼女の姿はなく、ようやく会えたのがアリアハンの城門前だった。
そして現在に至る。
彼女に露骨に避けられ、謝ることすらできずにいる。いや、単に恨み言を言われるのが怖くて彼女から逃げていたのだ。
唯一の救いは、戦闘中は戦闘に集中して、互いにあの事を忘れられることだ。
「……俺、最低ですよ。酔った勢いで仲間の純潔を奪って、挙げ句の果てに罵倒されるのが怖くて謝れないなんて……勇者失格だ……」
これでは畜生にも劣るただの獣だ。勇者以前に人としても最底辺に違いない。
あれから酒を見るだけで吐き気がする。しかし、彼女はもっと辛いに決まっている。
「……確かに最低だよお前は」 今まで黙っていた戦士さんが、そう呟いた。
ああ、やっぱり俺は……と自己嫌悪に入ろうとした俺に向けて、
「だが、最低なのは人間としてじゃ無い。男としてだ」
戦士さんはそう言った。
「確かにお前は武道家に非道いことをした。しかし、だ。酒に、性欲に溺れるのは人の性(さが)だ」
「……」
「そしてお前は勇者。つまりは大魔王を討つ人類の希望にして、代表だ。人間の代表である以上、三大欲求からは逃れられない。しかし、女からは逃げるな。特に抱いた女ならな」
「……」
「……ここだけの話、実は俺、賢者を抱いたことがある。というか初めてを奪った」
「へ?え、えぇ!?」
「更に言うと旅が終わったら添い遂げる気だ」
「えええええええ!!??」
は!?え、嘘!?ええ!?戦士さんと賢者さんが!?
「良いか勇者」
絶賛メダパニ状態の俺に、戦士さんは言った。
「男は責任を持たなくちゃならない。例え相手が遊女であれ、女を抱くなら、その女の人生を、抱かれる覚悟ごと包み込まなくちゃならない」
ぐい、と酒を仰ぐと戦士さんはニヤリと笑った。
「特に惚れた女なら尚更だ。好きなんだろ?武道家のこと」
「………………!!」
顔が熱くなった。それは、羞恥からだと思う。
……好き?……誰が?……俺が?……誰を?……武道家を?
……俺は……武道家が好き……なのか?
そんな俺を見て、なんだ気付いてなかったのかと戦士さんは笑った。そして不意に真剣な眼差しでこちらを見つめてきた。
「勇者。覚悟も知識もないのに、女を泣かせたのは確かにダメだ。だけどな、何時までも泣かせっぱなしはもっとダメだ。嘆くより、後悔するより、やり直して、また始めたほうが何倍もマシじゃないか?」
「……」
「お前がすべきことは、懺悔じゃない……もう、分かってるだろ?」
「……ありがとう、戦士さん」
そう言って、俺は立ち上がった。
目の前の霧が晴れた気分だ。マヌーサにでもかかってたのか、俺は。
だが、大丈夫だ。今俺の胸あるのは後悔と自責の泥じゃない。
まだ、よく分からないけど、確かにあるこの熱い炎のような気持ちだけだ。 「武道家、俺だ。勇者だ。話があるから部屋に入れてくれ」
コンコン、と武道家の部屋のドアを叩く。
まずは謝ろう。それからのことは後回しだ。彼女に罵倒されようが一発殴られようが甘んじて受けよう。
そう思ったのだが、武道家は出てこない。
やはり怒って出てきてくれないのか、と思った。
しかし、何やら中でドッタンバッタンと慌ただしい音を聞き、だんだん不安になってきた。
何だ?武道家は何をやっている?大丈夫なのか?……まさか、誰かに襲われている……?
その考えに至り、不安になった俺はドアノブを何度も捻ったが、鍵がかかっていた。
部屋の中から痛そうな音が連続で聞こえてきた。
……仕方ない。
「武道家!入るぞ!」
バキィッ!と俺は力任せにドアノブを破壊して部屋に入った。
思った以上に力が入っていたらしく、扉がバキッ!という音とともに外れてしまった。いや、今はそんなことより
「武道家!」
先ほどの不吉な想像から、つい大声で彼女の名を呼んだ。
「いきなり部屋に入ってこないでよ!この変態!」
「ぶっ!!」
ぶとうか の まくらなげ!
かいしんのいちげき!
ゆうしゃ は きぜつしそうだ!
「〜〜〜〜いっってぇぇ!」
「いきなり扉壊して部屋に入ってくる馬鹿には当然の罰でしょ!」
……いかん、つい頭に血が上ってとんでもないことをしてしまった。落ち着け俺、クールになれ。
ちなみに、武道家はベッドの上で足を組んで座っている。これから寝るところだったのだろうか?
「……で、何よ。さっさと用件言って消えてくんない?今あんたの顔、見たくないんだけど」
ぷい、と顔を背ける武道家。当然だ、俺は彼女を傷つけたのだから。……だが、だからこそ、けじめをつけるために、俺はここにいるのだ 。
「…………武道家、あの夜のことなんだが…………」
「…………」
「すまなかった」
「…………え?」
俺は、ジパングに伝わる全身全霊で謝意を表す体位、ドォゲザなるものを行った。
「あの夜、俺は酒に溺れて君の純潔を奪った。これは強姦にも似たとんでもない大罪だと自覚している。君を苦しめてしまったことを、ここに謝罪する」
深々と頭を、ベッドに腰をかけている少女に下げた。
「無論、謝れば許してもらえるなど思っていない。そのつもりもない。君の望みを言ってくれ。君の望んだ通りのことをしよう。それが、今俺が君にできる償いだから」
頭を地に付けて、彼女に許しをこう。今俺が彼女にしなければならないのは、こんな事だけだった。まったく、我ながら情けない。こんな男が勇者だなんて……。
「…………じゃあ、質問に答えなさい」
「……なんだ?」
「その………………感想は………?」
「…………………………………………………………………………………………………は??」 「だ、だから、ほら!あんたは私の……その…………初めて……………を奪ったでしょ!な、何かないのかしら?私とヤった感想はどうだったかって聞いてんのよ!」
そういって、自身の二つ結びの髪をいじる武道家。目線はこちらを見ておらず、顔に朱がさしている気がする。
……ま、まさか自分を抱いた感想を求めてくるとは思わなかった!あんな強姦紛いのことをした感想とは!ふつうあんな記憶、思い出したくないものじゃないのか!?
……いや、ある意味これは罰としては効果的か。罪の意識に苛まれている者に、自分の罪を再認識させ、苦しめるというものだろう。なるほど、一理ある。……のだが……。
「…………すまない。実は、覚えていない」
「……は?」
「酒が入っていたから……その、行為に及んだことは覚えているのだが、記憶が曖昧なんだ。だから、何をしたかは分かるが、どんなだったかは…………」
「……………………………馬鹿」
「ぐっ」
「アホ、マヌケ、考えなし、甲斐性なし、このド変態童貞勇者!」
「すみませんでした!」
「あんた本当に救いようがないわね!ていうか覚えてない?覚えてないですって!?」
「はい!ていうか何で最初『泣かせてやる』なんて言ったかも覚えてません!」
「最っ低!ふざけないでよ!私が誰のせいでここ最近ずっと、……………してたと思ってんのよ!」
そばにある物を次々に投げつけてくる武道家。流石に痛い。
と、ふと俺はある違和感に気がついた。
……あれ?何だかいつもの武道家の装いと違うような?
武道家といえば、あの緑の武道着がトレードマークだ。武道着の下にさらに長袖長ズボンを履くのが彼女のスタイルだったはずだ。
しかし、今は緑の武道着を着ているが長袖長ズボンは着ていない。
だからこう、彼女の二の腕とか、程よく引き締まった太ももが見えた。
い、いや落ち着け俺!だからなんだ!よく見ろ。彼女の髪が濡れている。多分風呂上がりだから、いつもと違って長袖とかを着ていないだけだろう。
しかし、一つ気付くと次々に違和感に気がついた。
まず、顔が上気し、わずかだが何時もより呼吸のペースが速い。まるで全力疾走でもしたあとのようだ。
組んでいる足もさっきからもじもじと落ち着かない。
「武道家、大丈夫か?」
「あっ!」
つい、武道家の様子がおかしかったので、心配になり彼女の腕を掴んだ。
途端、
「ひゃああああっ!!」
「!?」
彼女が悲鳴をあげて痙攣をおこして後ろに倒れてしまった。
「武道家!?しっかりしろ!」
倒れた彼女を起こそうとベッドに上がる。
抱き起こすと、武道家は何もしてないのに息が上がっていた。顔も真っ赤になっている。目もどこか虚ろになっていた。
まさか病気か!?どこか悪いのか!?
「しっかりしろ武道家!」
「ゆ…………勇者……………」
「ああ!俺はここだぞ!武道家、どこか悪いのか!?病気なのか!?」
くそ!賢者さんを呼ぶか?しかし彼女をこのままにするのも嫌だ。どうする!?どうすれば!?
「…………大丈夫よ。ただ、驚いただけだから」
そういって、彼女は立ち上がろうとした、が今度はこちらに倒れてきた。何とか受け止める。
それとともに、彼女の香りや柔らかさを感じ、顔が熱くなるのを感じた。
このままではまずい。また前回の二の舞になる。
俺は必死に気を逸らそうと視線をさまよわせた。すると、先ほど彼女が座っていたところに何故かシミができていた。これは……一体?
「武道家、ベッドにシミがついているんだが、お前、何をしてたんだ?」
「ううう、うるさい!聞くな馬鹿!」
と、武道家は耳元でそう言った。う、うるさいなぁ……。
「ていうか大丈夫なのか?本当に」
「大丈夫よ…………で、でももう少しこうしてて、良い?」
また倒れられても困るので、抱きしめるようにして支えた。
「………………♡」
……?気のせいだろうか。武道家が少し嬉しそうにしているのは。 パン、パンと肉を打ち付ける音が闇に響き、甘い声が魔王城に奏でられる。
勇者の仲間である賢者が、自分たちが見下し続けた先代勇者の肉棒に貫かれ、上り詰める。
その様を、大魔王は不敵に眺めていた。
かつて女ながらに勇者と呼ばれた少女は、その生まれつきに卓越した剣の才や美貌、魔法の力を他者に妬まれ、一人魔王バラモスを倒すための旅に出された。
勇者オルテガの子という触れ込みではあったが、本当はオルテガが旅先で捨てられた子を拾っただけの赤の他人だとバレていたのも、その理由だろう。
バラモスを倒した勇者はミリアと名乗ってはいたが、誰もその名では呼ばない。
バラモスを単独で倒すだけの力を恐れられ、人々はなお彼女を遠ざけた。
そこに新たな大魔王・ゾーマの登場。
彼女はゾーマとの戦いを避けられるはずもなく、一人挑み、そして敗れた。
『美しき勇者ミリアよ』
生かさず殺さず、と言った具合に傷付いたミリアを、ゾーマは癒した。
『貴様は我に敗れた』
『……そうですわね』
『敗者は勝者に従うべし』
『…………私を、魔物にでもすると?』
『否。我が妻となり、混沌の世を統べる助力をせよ。孤独に戦う意地、卓越した力、全て気に入ったわ!』
『……敗者に拒否する資格などありませんわ。解りました。不肖の身ではありますが、大魔王ゾーマ。これより私は貴方の妻となり、添い遂げましょう』
『くく、なお気に入ったわ!これよりは、我を好きに呼ぶがよい、ミリア』
『……感謝いたしますわ、旦那様』
ミリアとて、死力を尽くしはした。
そしてミリアは人間に失望していた。
堕ちた勇者は魔王に魂を染められ、そして――
仲間たちが焼き尽くされたことさえ忘れ、女賢者はミリアに貫かれ、喘ぎ、悶え、懇願する。
しばらく前までの強気を失った姿は、最早ただの牝に過ぎない。
「さ、これで終わりですわ」
「へ……」
「貴女はここで死にます。お分かり?」
「そ……な…」
女賢者の顔に浮かぶ怯えに、ミリアとゾーマは喜色を隠さない。
「死にたくなければ堕ちなさい。私と旦那様の軍門に下り、闇に堕ちるのです」
「………下れば、死なないで…」
「殺さぬ。最も、子を数えられぬほど産ませるがな」
大魔王の慈悲深き声に、賢者の心は砕ける。
「産みます、幾らでも産みますから…」
無力に響く声。
直後から、再び闇に甘い声が奏でられるのだった。 「お姉様、あぁ、ミリアお姉様…♪」
大きく股を開きながら、かつて賢者と呼ばれた女が頬を染める。
膨らんだ腹に宿すは、魔物の卵。
スライムを産み、アルミラージの卵を孕み、フロッガーの精を注がれ、やがてはクラーケンの触手すらも受け入れた陰部から、今までにないほどの巨大な卵を放り出そうとしている。
「あぁ、ミリアお姉様、ご主人様、アリエは魔物の卵を産むだけで達する変態ですの………♪」
「クック……だが、この卵を産んだ後には、更なる子を孕んでもらうぞ?」
「ひゃい、孕みましゅ、なんの子供でも孕み、産まれましゅうっ♪」
鶏が卵を産むように、賢者――アリエが、卵を産む。
小尿と愛液を吹き出し、意識すら失うような絶頂の最中で、アリエは二つ目、三つ目と卵を排泄する。
慈愛に満ちた眼差しの大魔王が、その隆々といきり立った逸物をアリエの開きっぱなしの膣穴に宛がうと、直ぐ様魔力を注ぎ込んでやる。
魔物の卵を産むなど、人間の身体では到底不可能。
ましてやそれ以前に卵を孕ませるための性交ですら、アリエの胎内はボロボロになってしまっている。
それを癒すための魔力の温もりに、アリエは意識を沿わせ。
「眠ったか。仕方あるまい、スカイドラゴンの子を孕ませるのは明日にするか」
「慈悲深いですわね、旦那様」
「我に従うものを無下に殺すなど、統治者としては選べんのでな」
ミリアが膝を着き、アリエと愛液と魔力にまみれた逸物を頬張る。
清めるだけでは満足できず、子種を呑ませよとばかりに奉仕が過激になっていき。
「そこまでだミリア。勇者どもが来たようだな」
「……残念、ですわ………」
「今宵は閨でたっぷりと愛でてやろう。さぁ、アリエも起きよ」
「むにゃ……ご主人様……?」
「バラモス。行くぞ」
「はっ!」
『ゾーマがあらわれた!
ミリアがあらわれた!
アリエがあらわれた!
バラモスがあらわれた!』
『ゆうしゃたちは ぜんめつしてしまった!』
『選ばせてあげますわ、このまま死ぬか。旦那様に支え、永久に生き続けるか』
『よく言えましたわ。御褒美に、女としての最高の幸福を与えてあげます』 部屋にノックの音が響き、タバサは扉を開けると、レックスが立っていた
「ホワイトデーって今日、だったよね?」
と、レックスは袋詰めされた飴を差し出した
「ありがと、レックス。しばらくここにいない?」
と、レックスにテーブルにつくように促すと、それに従った
飴の包装をはぎ、口の中に入れる
口の中で舌にあて、薄くなったのを見計らい、レックスに近づく
不思議そうな顔をするレックスの前に立つと一気に抱きしめ、口づけた
飴をレックスの口の中に流し込むと口を離す
バリ、とレックスから音がした
「飴、かんじゃったのね」
「ぅぇ……?」
「飴をかんで砕いちゃう人ってキスが下手らしいよ」
レックスの足を開かせ、椅子の上で膝立ちになるとレックスを見下ろす形で口づける
腕を背中に回してタバサを支えるレックス
目を閉じてレックスに舌を侵入させる
「タバサ……」
レックスは寝台を見やった
きっとこの1ヶ月で覚悟ができたのだろう、そう思いながらタバサは椅子から降りると、レックスの手を握り寝台へといざなった
ベッドに横たわるとタバサに背中を向けて服のベルトを解くレックス
タバサもレックスを抱くところを想像しながら、背中を向けて脱いでいく
ベッドの中に、もういらなくなった着ていたものを押し込むと、レックスの方を向いた
と、レックスはいきなりタバサに口づけた
タバサの口の中に飴玉が3個押し込まれる
「キスが上手なら、それぐらい舐められるよね?」
やられた、タバサは「どうされたいのかな?」というレックスの軽口に歯噛みしたい気分だったが、飴のせいでそれもできなかった
吐き出せばなんとかできないこともないだろうが、後の処理が間違いなく大変なことになるだろう。すなわち舐め切るまでタバサは何もできないのだ
レックスはタバサの乳房をわしづかみにすると、交互に舐めはじめたのにもタバサは目を閉じて頭を揺らし、鼻から吐息をわずかに漏らすだけだった
せめて、声が出せれば。タバサはそう思っていた
口に出せるのは喘ぎ声だけでいい。もっとレックスの前で乱れて、恥ずかしく、気持ちよくなりたい
タバサは股の間に手をやったレックスの頭を抱いた
指が、太ももをはい回る
タバサの目を涙が伝った。それは快感を声に出せない苦しみからくるものだったのか
と、レックスが涙を舌で拭った
レックスはタバサに口づける。タバサが口の中の飴玉を押し込むと、レックスは一つずつ噛み砕いてから、タバサの口の中へと戻した
「タバサ、いいよね?」
タバサはレックスを抱きしめると、うなずいた
タバサの下半身に引き裂かれるような痛みが走る
口の中のレックスの唾液が混ざった甘露を味わいながら、タバサはそれがまるで自分のことでないかのような錯覚を抱いた
きっとそう。この痛みは私のものではない。でも、レックスのそれが入ってきたのは私の中
血が流れている。私じゃない。レックスが私の気持ちいいところを突いてくる
そのようにタバサは感じながら、最後にレックスが精を出したのは自分の中だ、と感じていた
どちらからともなく口づけあう
眠くなったのか、タバサを軽く抱いたレックスの目は閉じていった
「このままじゃ、風邪引いちゃうでしょ」
つぶやくと、タバサはレックスもろとも自分にもシーツをかける
たまには昼寝もいいか、と自分もレックスを抱きながら目を閉じた いいと思ったセリフや文句をそのまま貼りつけてないか?
このアダルト双子な調子で書きたいなら、音読して要らないと感じた文句はどんどん捨てて、もっと引き締めたほうが 7より
「むほー!そりゃ無いぜ! 俺はフルチンになれって言うのかよ!!」
「ふ、フルチンですって…アルス、命令よ! 二度とこのパンツ男に話し掛けないで!!」
「ぱ、パンツ男だと…? むほー、許せないぜ…」
パンツ男がそう呟いたのを、誰も聞こえていなかった。
吹き溜まりの町の夜…ネリスの家でマリベルは眠れず、外を出歩いている。
冷たい土の感触が心まで冷やす気がした。
「ああ…フィッシュベルに帰りたい」
そんな呟きが夜風に溶け、ふっと消える。そんな時、遠くで小さな光がともっているのをマリベルは見つけた。
「なにかしら、あの光」
不意に歩調が早くなった。暗い集落の中にあったひとつの光に、希望が詰まっているような気さえする。
少女の駆け足は、すぐに光を放つそれへと追いついた。
「…えっ」
愕然とした。昼間にであった、あの囚人服を着た変態パンツ男だった。
この男が、昼間から燃やしている火が絶えずに残っているだけだった。
「はあ、なによ」
「なによじゃねえぞお嬢ちゃん」
パンツ男の声が、低く唸るように少女の耳を震わせる。昼間に聞いた声とは全く別の声だった。
「結局、あのあと、必死にスイフーに頼み込んで、いらない本を燃やしたよ。でもよ、また燃え尽きちまいそうなんだ」
「そ、それがどうしたのよ。悪いけど、もうあんたみたいのと話したくないの」
マリベルは冷たく突っ放し、踵を返そうとしたが、パンツ男の両手がしっかりと、腰周りを掴んだ。信じられない力だった。
「う…!? な、なにをするのよ!」
「こうなったら、二つに一つ。俺のパンツをくべるか、お前のパンツをくべるかだ」
「ふ、ふざけないで!」
抵抗する暇も無かった。パンツ男は、マリベルのスカートに手を突っ込み、あっさりとその下に身につけられていた布を剥ぎ取ってしまったのだった。 火に、くべられた。いともたやすく、少女の下着は灰となった。
「なんだ、もう終わりか。役にたたねえなあ、いみが無かったな」
パンツ男はほくそえんでそう言った。
昼間、自分をわけのわからない仇名で罵った生意気な少女が、羞恥に頬を染め、灰となったパンツをじっと見つめる様を眺める事が出来、彼の心は満たされた。
「あ、ああ、ああああ…」
股間を必死に押さえ、燃えゆくパンツを見据えるマリベル。
脱がされてしまったのだ。剥ぎ取られてしまったのだ。奪われてしまったのだ。燃やされてしまったのだ。
屈辱だった。少し前まで、自らの手から出した炎で魔物を焼いていた事さえあった。
それなのに、今はその力を奪われ、帰る道を塞がれ、ついにはパンツまで失ってしまった。
それだけでない。今後、他の何れを奪われる可能性も存在するのだ。
スカート越しに股間を押さえ、その慣れない感触を味わいつつ、少女はひとつの恐ろしい想像に辿り着く。
−−生の下半身、見られた?
「あ、あああああああっ!!!!」
青ざめていくのがわかった。もしかしたら。ひょっとしたら。このパンツ男は、自分のスカートからパンツを引きずり出したのだ。辺りは暗いが、すぐ近くで炎が灯り光を生んでいる。見られていない可能性のほうが低い…。
「いや…いや…いやああああああ」
見られた。そうとしか思えない。パンツ男が昼間に言った言葉が、不意に浮かぶ。
--フルチンになれって言うのかよ!
自分は…フルマン。
「そんな…私が…私が…っ」
「お、おい、どうした?」
パンツ男が呼びかけるのも聴かず、少女は走っていた。泣きべそをかいて、走った。
走って、仲間の寝ている家へと、帰っていったのだった。
数日後、力を取り戻し、アントリアを倒し、魔法使い職が板についたマリベル。パンツ男にメラミを浴びせ、その服の一変も残らず焼いて見せた。汚い物を見たくないので、自分では途中から見るのをやめた。これがマリベルの特技「しっぺがえし」である…?
バカエロ小説・終わり〜 だれか真面目にスラもり官能小説を書いてみてくれないかな?
いっぺんでいいから見てみたいんだ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています