「っ!」
 芽美が何かを言う前に、引っ張られるのを感じた。しかし対面している者は彼女の衣装の中に手を入れているのだ。つまり彼女の服を中から引っ張って引き寄せた。
「は、はなして」
 金庫の中に入れられて初めて芽美は悲鳴を上げた。声なき悲鳴はどれだけ叫んだかはわからないが初めて声を出した。

 芽美のスカートが引かれる。そして「手」がパンツに中に入ってきた。彼女は、やっと自分が襲われているのだと自覚する。
「いやあああ、いや、いやあ。はなしてええ」
 芽美のパンツが暗闇の中で下される。見えなくても芽美は自分のことだ、良くわかる。しかし、次に匂ってきた匂いは良くわからなかった。
それは「手」の主が自分の性器を露出させたために匂いがでたのだ。
もちろんそれをいれる場所は芽美だ。
 
 怪盗セイントテールの肩が掴まれて引き寄せられる。次の瞬間彼女の下半身になにか異物が挿ってきた。
「いたい、なに、ないにい??」
 きゅっと彼女は膣を締める、中の棒を締める。だがもう入っていた、棒が動き。彼女の体を突き上げる。その間にむき出しのお尻が掴まれて逃げられなくなった。元から逃げられないのだが。
 「手」の主が動く。芽美は動かされるたびに下半身に刺激が来る。だんだんと気持ち良くなってくるなど認めたくはない。
「もうやだあ、にがしてえ」
 怪盗が泣く。その体を堪能する「手」の主はその耳もとで答えた。
「ぐふふふ、もうにがさないよ」
 芽美の唇がふさがれる。体が震えて、からピストン運動を「手」主が行う。やがてその子宮に子種が入って行った。

 怪盗セイントテールは金庫に仕舞われた。