彼は私の太腿にかじりつき、唇で吸い付き、内腿を舌で舐めしゃぶってきます。
「ああっ!」
今でも、そうされるたびにあのときのことを思い出して。
あれは、この人なりのお礼のつもりだったのでしょうか。
もっとも今はそんなつもりはないのでしょうが。
私の両脚が、彼の屈強な両肩にかけられます。
「はぁ…あ…あっ……ダーク・シュナイダー……」
次第に、彼の唇がさらに内側にずれてきて。
今か今かと私の秘部がうずきだし、彼の刺激が欲しい欲しいと訴えてきています。
でも、彼はそこを責めてこない。脚の付け根までは責めても、それ以上侵攻してこない。
まだ私をじらしているのです。
彼の両手は、私の太腿をすべるように撫で上げ、そのままお尻に到達、ゆっくりと撫でまわしてきます。
「シーラ、オマエのオシリもいい感じで発育してきたな。肉付きが極上だ。王女の臀部としても一級品の仕上がりと言える」
「ああ…はっはい……そんな高評価を頂けるなんて…メタ=リカーナ王女としてとても光栄です……」
次に、彼の両手は私の胸を揉んできます。
ドレスの上から、ブラジャーの上から揉みまくり、見えてないはずなのに乳首を人差し指できちんと押してきます。
「はあああ…」
そのままグリグリされては、さすがの私の乳首もたまりません。
反発するように、固く、勃起してしまいます。
乳首がじんわりとブラジャーを突き出し、ブラ越しにもその場所がわかってしまうほどに。ブラとのこすれ具合が私の乳腺を刺激してきます。
でも、服越しでなく直接触れてほしい。
そう思ったら、彼がブラジャーの中に手を忍ばせてきて、さらにもみたて、刺激を与えてきてくれます。
「あっ…やっ…いっ…いい……」
待ち焦がれた直接的刺激に、ますます興奮が高ぶって。
すると、彼が動きを止めて私から身を離して。
「…ダーク・シュナイダー……?」
突然放置され、私はとまどいます。でも、ここでやめるなんてことはありえません。
彼はひょいっとその屈強な腕で私を横抱きにしました。
俗にいうお姫様抱っこです。自分で言うのもなんですが。
「床が背中じゃいたいだろ」
その優しい言葉に心臓が躍ってしまいます。
彼はそのまま私を部屋の中央にある広い円形ベッドへ放り投げました。
「きゃっ」
バウンドする私の身体。柔らかい素材のため痛くはありません。
続く弾力の衝撃。ダーク・シュナイダーもジャンプして跳び乗ってきたのです。
私の上に四つん這いにのしかかる彼。
私は思わず目を丸くしてしまいます。
「オマエのそーゆー驚いた顔、好きだぜ」
好き、だなんて。この人は。
ああまったく、このいやらしい魔人はどこまで私をときめかせれば気が済むのでしょうか。
どこまで私を堕とせば気が済むのでしょうか。
こんなにも堕ちた私を、あのときの私は想像だにしていなかったというのに。

つづく