小人達の家は少年が儀式までのあいだ寝泊りする小屋にあたり、そこには彼らの世話をするため、未婚の少女が通うか住むかしていたのだとか。
もちろん、少女は家事のみならず、性の相手をすることもありました。
そんな白雪姫を元にエロ泡禍が起きたら・・・?
*
ある一月の日、成人式の開催が迫る中で七人の若者が行方不明になる事件が発生した。警察の捜査でも成果が挙がらず、泡禍の疑いありとされ――
――時槻雪乃はその調査にあたっていた。
行方不明者は神狩屋の知り合いのそのまた知り合いにだったらしく、彼の機転によって既に若者達の住所はつかめている。
雪乃はゴシックロリータを身にまとい、そのうちの一軒を訪れていた。
……ミシッ
奇妙な重圧のかかった、やけに息苦しい空気感……。
雪乃は直感的にアタリだと悟った。
そして、ポケットの内側にカッターを握りつつ、インターフォンへ指を伸ばし……
ゴスッ!
押そうとした瞬間だった。
鈍い衝撃が雪乃の後頭部を襲い、意識は途切れ――
――目が覚めると、雪乃はベッドの上に寝かされていた。
それだけじゃない。
例の行方不明となっていたはずの若者七人が……。
いや、かつてその七人だったと思しき、全身の肉がただれて変形しきった、えげつない姿の小人達が雪乃を取り囲んでいた。
大きさで言えば、雪乃の背の半分近くしかないだろう。しかしずんぐりとした体型で、太さは男性の平均以上だった。
小人達は一様に卑猥な笑みを浮かべ、興奮した犬のように息を荒げながら、雪乃の肉体を襲う。
七人の手が、合計十四本の手が、雪乃の身体を撫で回した。まだ脱がされこそしないが、服の上から胸を揉まれ、太ももを揉まれ、尻を揉まれていく。さらには秘所に指が這いまわる。
手という手の数々に身体を嬲られる感触に、雪乃はただならぬ戦慄と猛烈な拒否感を覚えた。
「くっ……! 離しなさい!」
雪乃はもがき、ポケットにあるカッターを取ろうとする。しかしその手は押さえられ、抵抗はその都度封じられる。
小人達は一見、撫で回すことに夢中に見えるが、あがいたり反撃しようとすれば、そのたびに動きを押さえ込んでくるのだ。
「このっ、どうすれば……」
チャンスはないかと伺っているうち、雪乃はやがて衣服に手をかけられた。
ゴシックロリータは着せたまま、小人達は胸だけを露出させるようにして布をずらし、プルンとした美乳をあらわにする。
そして、露出されると同時に揉みつくされ、しゃぶりつかれた。
二匹の小人が乳首の吸い付き、しかも余った手での愛撫もやめない。脇や首筋、腰のくびれ、いたるところを撫でつくされる。
「――――っ!」
抵抗できない悔しさと、大きな羞恥心に雪乃は顔を歪めた。
胸を責められているあいだにも、残る五匹の小人は尻や太ももに触れ続けている。もも肉を舌でなめずり、次には股間に顔を埋めて秘所を口愛撫してきた。
そのうち、ショーツを脱がされ尻とアソコを直接撫でられ、舐められた。
「うぅっ、カッター……。カッターさえ出せれば……」
そうすれば、こんな奴らは焼き払える。
なのに、肝心のポケットの中身に手を伸ばす行為さえ、小人は封じてくるのだ。
腰を持ち上げ、まんぐり返しの状態にされ、肛門を指でグリグリと弄られる。尻たぶをベロベロと舐められ、秘所にも舌が這い回る。
不愉快な感触と、それでも生理的に発生する快感に、雪乃はゾクっとして身もだえし始めた。抵抗ではない。しだいに熱を帯びてきたことによる、性感へのもだえだ。
そして、小人達はズボンの内側の一物を取り出した。