ぱしゃりと機械音がして私は我にかえる。いつの間にか口元のタオルは外されていた。
「よし処女喪失後のカリーナちゃん。さてさっきの写真と合わせてばら撒かれたくなかったら分かってるよなー?」
「え、えっ?た、タイガー?」
 携帯を持ちながらタイガーが私の頭をにやりと嬉しそうに笑いながら撫でている。
何故だか私はこくりと頷くことだけしかできなかった。
 
 ……ああ、まだ悪夢はおわりそうもない――。