【Wizardry】ウィザードリィのエロパロ15【総合】
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ワードナ率いるヴァンパイア軍団や、ローグ、オークその他のモンスターに凌辱される女冒険者たち。
プリーステス、ウィッチ、サキュバス、獣人などの女モンスターやNPCを凌辱する冒険者たち。
ここはそんな小説を読みたい人、書きたい人のメイルシュトローム。
凌辱・強姦に限らず、だだ甘な和姦や、(警告お断りの上でなら)特殊な属性などもどうぞ。
過去スレその他は、>>2-10辺り。 あれ?主人公設定のキャラ以外はみんな女設定じゃないの?
主人公設定じゃないのに男設定のキャラはモテモテの主人公を指をくわえて見てるだけか
主人公にパーティーのメンバーを寝取られるためにいるんだよね 板自体が限界集落みたいなもん
昔、友の会であっただろ
デーモンロードがあの小部屋で首長くして冒険者待ってるの
レスを待つのはあれと一緒だよ わかるw
ファミコン版Vでニルダの杖ゲットしてクリアだと思った連中もいただろう。
自分はテレポーターの罠で隠し通路に入って、その先で出くわしたw
にしても、始まりのニンジャが投下された後はレス早いね、そんな気がする あけおめこ!なかなか次スレ立たないね。
>>838
遅ればせながら保管庫の更新ありがとうございます!
しかし……カテゴリーが死姦だけとは……和姦も輪姦も夢オチもありますぞい(涙)
*** ***
「ははあ、そのようなことが…」
「なるほど、それは物騒ですな…」
さて、ケインが絶体絶命の状況にあったそのころ、ダイジロウとヤマジは
冒険者たちと酒を酌み交わしながら雑談に興じていた。
冒険者にとってはお互いを労う憩いの時間であるが、ダイジロウとヤマジにはもう一つの目的があった。
それは冒険者との会話を通じての情報収集である。
忍者討伐において先んずるはその探索なのだが、忍者はかつて呼ばれていた「忍びの者」の名のとおり
潜伏に長けており、広大な西方世界で彼らを探し出すのは極めて困難であった。
いくら足を使ったところで、探索できる範囲と時間と、それに費やす路銀には限りがあるのだ。
そこで助けとなるのが冒険者たちからもたらされる情報である。
西方の冒険者たちは忍者を知らないが、各地を回ることで様々な情報を知っている。
その情報を聞き出し、整理し、分析と推測を重ねることで、忍者たちの動向をある程度
探るのが情報収集の目的である。
それはこのような酒席の場であったり、荷馬車での相乗りであったり、色町での噂であったり。
当然、西方の言葉や文字に通じてなければならず、さらには会話力も要求されるため、情報収集には
ダイジロウやヤマジ、生前のイナミに場合によってはヌイも携わっていた。
ただしサムライ父子は除く。
そして集められた情報を整理、吟味し分析するのはヤマジの役目だった。
ヤマジは熟練の僧侶であるというだけでなく、世俗に通し情報を読むことにも長けており、ダイジロウ一行が
旅を続けてこられたのもヤマジの助けに依るところが極めて大きかった。
もっとも、イナミの蘇生に失敗したのは彼の汚点になってしまったが。
「それは本当か!?」
酒宴の最中、ある冒険者の話にヤマジが驚きの声を上げた。
「その話し、くわしく聞かせてもらえないか」
「あ、ああ、」
ダイジロウに催促され、その冒険者が語ったのは以下の通りである。
西方のとある領内にて、旅人や行商人が襲われる事件が相次いだ。
被害者は皆殺しにされ、証拠も残らなかったため襲撃者の正体は皆目つかめなかった。
増していく被害に領主は一計を案じ、罠を張った。そして襲撃者を捕らえることに成功したという。
襲撃者はみな黒ずくめの奇妙な衣装を纏い、奇妙なナイフを所持していたという。
「で、その捕まったやつらはどうなった?」
「さあね。他の冒険者から又聞きしただけだからくわしくは知らないな」
「何はともあれ物騒な連中が捕まってよかったぜ」
「ああ、まったくだ」
「………」
謎の襲撃者が退治されたことに冒険者たちは一様に安堵していたが、ダイジロウとヤマジはそうもいかなかった。
さっきの冒険者が語った襲撃者の容姿は西方の人間が認識する忍者の姿そのものだ。
そして彼らは捕らえられた。正確には殺されて死体となったと言うべきか。
当然死体は検分され、尋問のために蘇生された者もいるはずである。
これがもしレツドウ配下の忍者だとしたら、それがどのような影響を及ぼすのか。
西方にはダイジロウ一行だけでなく、他にも幾つもの忍者討伐隊が動いている。
彼らはヒノモトのサムライであるが、西方から見れば東方から来たよそ者でしかない。
そこに忍者かサムライかの区別はなく、レツドウ配下の忍者たちの悪行の疑いをかけられ
西方中から追われることになったら……
ダイジロウの脳裏に、出発前ケインとのやりとりで語ったことが思い浮かぶ。
そしてヤマジは確信していた。これはレツドウの企みの内であると。
((───厄介なことになったな……))
「どうした二人とも?急に黙りこくって?」
「あ…!」
「おっとすまんすまん、しばらく顔をみない弟のことを考えていたわい」
二人の様子を怪訝に思った冒険者に話しかけられ、ダイジロウは我に返り、ヤマジがその場を取り繕う。
ダイジロウとヤマジは再び冒険者たちの談笑の輪に加わったが、笑顔とは裏腹に
その心中は決して穏やかではなかった。
*** ***
夏の夜空にほのかな輝きを宿した月が浮かぶ。
その月明かりの下、ケインは一人の少女と対峙していた。
彼女の名はヌイ。ダイジロウ一行に付き従い、彼らの身の回りの世話や雑用を行うのが彼女の役目である。
しかしその正体はニンジャであり、唯一正体を知っている僧侶のヤマジとは主従のような関係らしい。
どうも彼女はケインが気に入らないらしく、一度殺されかけたが、ヤマジのおかげで命拾いした。
そして彼女は同じニンジャであるミオ?に特別な感情を抱いているらしい。
そして今、彼女は本来のニンジャとしての姿でケインの前にいた。
(コイツは黒ずくめか…)
これがヌイの姿を見たケインの第一印象である。
全裸でもなければ長い薄布で裸身を隠しているわけでもない。
黒ずくめと言えば黒ずくめだ。しかし……
最初に目に入ったのは首もとのマフラーだった。
紫色で大きめのマフラーは引き上げれば目元まで隠れそうである。
そしてその下は身体にぴったりフィットした軽装というべきなのだろうか。
袖のない両腕は肩から素肌を晒し、両手に手袋をしている。
黒い布らしき何かを身体中に巻きつけ、下半身にフィットした薄手の履き物は
太ももまで覆い、膝からブーツまでの間は素肌だった。
(あいつが裸なのは趣味なのか?)
同じ女ニンジャでもミオとは違うな、などと考えていたケインにヌイが話を切り出した。
「単刀直入に言います。今すぐ私たちの前から消えてください」
(………)
本当に単刀直入である。
このメスガキは今日入ったばかりのパーティーから出ていけと言っている。
相手や周りの心情も都合も考えない一方的な物言いは、ミオに似てるなとケインは思う。
もちろん言いなりになるつもりはない。ケインの唇が動き、声のない言葉を発した。
『できるわけねえだろクソガキ。それともオマエに追い出されたってミオ様に言ってやろうか?』
「!!」
ケインが言い終わる寸前、無表情だったヌイの顔が動揺に強張った。
まるでケインにマズいことを言われたかのように。
『ニンジャなら俺がなに言ってるかわかるだろ?
出てってほしいならまずミオ様に話しをつけろって…』
「黙りなさい!!」
怒声とともにヌイの放った蹴りが、ケインを後方へ吹っ飛ばした。
蹴られた瞬間ケインは後ろに飛んだため、ある程度威力は落ちたが、それでも蹴りのダメージは強烈だった。
そしてケインは自分のある予想が正しかったと確信した。
(コイツも唇で相手が話していることがわかるんだ……)
痛みに堪えながら起きようとするケインにヌイが言う。
「ケイン、やはりアナタには消えてもらいます。これも任務ですから」
奇妙なナイフを逆手に握って構えるヌイ。
淡々と告げながらも、その声色からは明らかに怒りが感じられた。
ヤマジもダイジロウもサムライ父子すらいないこの状況はヌイにとって有利であり、ケインを利する要素はどこにもない。
それでもケインは顔を上げると、臆することなく声無き言葉を発した。
『なにが任務だ見え透いたウソ言ってんじゃねえよ!この裏切り者!恥知らず!』
「なんですって…!」
ケインの罵倒に、ヌイの表情が険しくなる。
「私が裏切り者とはどういうことですか……しかも恥知らずとか、そんなに死にたいのですかケイン」
『本当のことだろ。オマエはミオ様やヤマジのおっさんを裏切り、隠れて俺を始末して
何食わぬ顔でダイジロウのところに戻るつもりだろうが。これが裏切り者で恥知らずじゃなくてなんなんだ?』
「……忍者の何たるかを知らない下郎が知ったふうなことを…!」
『ニンジャの何たるかなんて知るかよ。でもな、もし俺に何かあったら俺の女が黙っちゃいないぜ?』
「は…? 何故アナタの女が?」
ヌイは武器を構えたまま嘲りを込めた口調で聞き返す。
「馬鹿馬鹿しいですね……冒険者くずれの情婦になにができるんですか、、、」
『俺にダイジロウのことや読唇術について教えてくれたのは俺の女なんだがな』
「なっ…!?」
『さらに言うとな、俺にダイジロウの仲間になれと頼んできたのもヤマジ様に根回ししたのも俺の女だよ』 「!!……」
ケインの話す内容に、ヌイは絶句したまま固まってしまった。
ケインの言うとおりだとしたら、ケインの女に該当する人物は一人しかいない。
だがそれはヌイにとって決して認めたくない、認められない、認めてはいけないものだった。
逡巡、葛藤がしばしヌイの中でせめぎ合う。そして彼女の出した答えは……
「…ケイン、まさかレツドウと通じていたとは驚きました」
『はぁ!?』
ヌイの発した結論にケインは思わず唖然とする。
そんなケインに、ヌイの斜め上の暴論が襲いかかった。
「アナタはレツドウに女をあてがわれてその女から私たちについて教わったのですね。
そしてダイジロウ様にうまく近づき、ミオ様をも欺いてまんまと仲間になった、これですべて辻褄が合います」
『なんだそりゃああああ!!ふざけんなああああ!!』
「内部の不穏分子の排除、それはミオ様やヤマジ様の指示がなくとも私の判断で行うのが私の任務です。
茶番はもう終わりですよケイン、恨み言はあの世で好きなだけ言ってください、声が出せるなら」
奇妙なナイフを逆手に構えたヌイがケインに迫る。
丸腰のケインに抗うすべはなく、忍者の脚から逃げられるはずもなく。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています