金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
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0001名無しさん@ピンキー2012/12/07(金) 08:21:14.35ID:13IIKjJO
ここは金田一少年の事件簿&探偵学園Qのエロパロスレです。

【注意事項】
基本sage推奨。
あらしは黙ってスルー。
801は専用板へ。
新スレは>>980が立てて下さい。
 レッツ・ビギン!!!

《前スレ》
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File4〜
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280717715

《過去スレ》
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File3〜
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248133847/

金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿  〜File2〜
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173959205/

金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129301338/

【美雪】金田一少年のエロ集合!【はじめ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1057926058/

金田一少年の事件簿SS
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054202396/
0003名無しさん@ピンキー2012/12/07(金) 20:06:52.49ID:elvaewnO
ビッチじゃない美雪のSSが見たいなぁ
0005名無しさん@ピンキー2012/12/08(土) 05:17:05.64ID:AhR08KZu
ゆうき「探偵学園Qなんか金ちゃんの孫なんかでとったっけ・・。」
0008名無しさん@ピンキー2012/12/11(火) 01:54:13.84ID:c0zgCQNE
職人が来る前に過疎で落ちそうだな
0009金田一一X七瀬美雪2012/12/11(火) 11:04:19.58ID:ezKHhems
*非エロで申し訳ありません
「皆さん、幾ら恋人同士でも避妊だけは確実にしましょう。じゃないと大変な事になる。金田一一の約束だ。」

俺、金田一一がそう言うかと言うと、事は遡る事、数日前だ。

―――数日前

ピンポーン
チャイムが聞こえ「来たか」と口にしながら、玄関の扉を開ける。
と同時に『幼なじみから彼女にレベルアップした』美雪にこう俺は言い始める。

「あのな美雪「大事な話があるの」って約束したのはお前だろ?1時間も遅刻してどうしたんだ?」
「ごめん…はじめちゃん…」
「まあいいや。上がってくれ。」
「お邪魔します。」

まあそんないじらしい姿の美雪も好きなんだがな。

「フミちゃんやおば様は?」
「まあ旅行中だけど…その方が良かったんだろ?」
「うん。」

『俺の身内がいない方が良い』と美雪が俺に頼んだ事だ。
美雪にとっても『大事な話』があるんだろうなと俺は直感で理解する。

「んで…大事な話って何だ?」
「そのね…『アレ』が来ないの…」
「は…『アレ』って?」
「病院に行ったの…」
「へ?病院?」
「うん…病院…」

顔がみるみる真っ赤になる美雪…この時の俺は何も気づいてなかった…誰だ無知だと言った馬鹿は…

「その診断の結果なんだけど…」
「ああ…」
「赤ちゃんが手来ちゃってたの(頬真紅)♪」ボソッ
「あ…ああ…」
「声が小さくて聞こえねぇよ。」
「!!!だから赤ちゃんが出来たの。赤ちゃんが!はじめちゃんとあたしの!」
「ふ〜ん赤ちゃんが出来たの・・・・・・ふぇ?・・・えぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」

一瞬の沈黙、状況が整理できずに混乱に陥る俺…なぜ、コンドームはちゃんと付けたはず…
美雪が耳元でささやく…

「実はあたしが全部穴を開けちゃったの♪(頬真紅)」
「マジですか?」
「うん。」
「……」
「……」
「順調に育ってるのか…」
「うん、バッチリと(親指を立てる)!」
0010金田一一X七瀬美雪2012/12/11(火) 11:18:35.31ID:ezKHhems
正直、計算高い美雪の行動に俺も言葉が出ない…
色々と考えたさ。学校はどうするかとか親や知り合いに何と説明しようか…
でも俺も「漢」だ。覚悟を決める。

「美雪。」
「何?」
「俺達…学生だし、今すぐ結婚とかはできないけど…」
「うん(頬真紅)」
「絶対に幸せにするから、生まれてくる子供も絶対に幸せにするから…俺と…俺と一緒に生きてくれ!」
「うん(頬真紅)。どこまでも付いていくからね♪」

―――回想終了

とまあ俺は頑張ったんだな…ん「だったら冒頭の台詞」は何なんだと言うと?
今の状況が大変な修羅場を迎えてるからである。
美雪に好意を持ってた奴等の戦闘モードに加え、
俺に好意を持っていた玲香ちゃんやエミリちゃんが普段見せた事の無い修羅の顔をしてるのだ。
皆さん、物凄い怒りのオーラを持っている。とても生きて帰れそうな雰囲気で無いオーラを…
みんな、俺が生き延びる事を祈ってくれ…

【終わり】
0012ヤンデレな少女たち元旦2012/12/12(水) 10:29:18.93ID:dLe3hc3G
−ある幼なじみの場合
「明けましておめでとうはじめちゃん。昨年はお世話になったけど今年はもっとお世話になるわよ。
ねえ、そうよね?はじめちゃんはあたしとずっと一緒だからね。
他の誰も要らないし、この部屋でずっと…何処へ行こうとするの?
ホホホ…出れないでしょ!私の鍵でないとダメなんだからね。あたしが護ってあげる。
だから、逃げなくてもいいのよはじめちゃん。」
−あるアイドルの場合
「明けましておめでとう。金田一君。あたしのお年玉欲しくない?
もっと他に欲しい物?何?ふ〜ん…そう?本気で言ってるの?
残念だけどそれは無理ね。だって金田一君はあたしとずっと一緒にいるんだから!
逃げたければ逃げても良いわよ。又楽しい鬼ごっこが始まるんだから♪」
逃げないの?そう、やっと素直になってきたわね。フフ…死んでも一緒だからね金田一君。」
−ある後輩の場合
「明けましておめでとうございます。エミリは先輩の為に振袖を用意したんですよ。
って先輩、どうかしたんですか?先輩の逞しい身体を抱き起して温もりを堪能しますからね。
では先輩、逝きましょうか?姫初めをエミリの部屋まで逃がさないようにアームロックを掛けますよ。
ダメです。逃がしません。エミリは貴方を見ています。先輩。」
0013金田一一X七瀬美雪2012/12/15(土) 09:59:39.11ID:cLjwOgPp
「この馬鹿!まだ出ないわよ!」

ぷくっと膨らんだ乳首を口に含んで妻となったの美雪は抗議の声を上げる。
美雪自身も決して不愉快では無いからだ。
風呂上り、妊娠の安定期に入ってからベットの上で俺が美雪に愛撫されない日はない。
その愛撫はえてして母乳を求める赤ん坊のようにいきなり乳首に吸い付かれて始まる。

「そうか? これだけでけぇんだから今にも出てきそうなもんだが?」

実は先にプロポーズしたのははじめちゃんでなく、あたしの方だったりする。
優等生のあたしとおちこぼれのはじめちゃん、釣り合いが取れないかもしれないが嬉しいのは間違いない。
そんな男が自分に夢中になってくれていることは嬉しいのだが、
赤ん坊を育てるための器官へと変貌を遂げつつある乳房への刺激が痛みを伴うことに変わりはない。
元々、人並みよりも上の大きさを持っていたあたしの乳房ははじめちゃんのせいで二周りは成長したし、
妊娠のせいで更に二周りも大きくなっている。
0014金田一一X七瀬美雪2012/12/15(土) 10:26:57.73ID:cLjwOgPp
「何か甘い匂いもするな。そろそろ出るんじゃね?」
「はじめちゃんはエロゲーのやり過ぎなの!出産するまで出ないわよ馬鹿!」
「良いじゃねぇかよ!マッサージは必要だろ?」
「マッサージはちゃんとしてるわ。こっちは痛いのに我慢してるのに勝手な事を言うな!」

言葉のやり取りを残しつつもあたしは夫となったはじめちゃんが胸を弄るのを好きにさせている。
あたしは七瀬の姓でなく、既に金田一美雪だ。
その大きな腹に愛しい人の子供を宿してもそれは変わらない。

「ったくはじめちゃんが赤ちゃんなら全然可愛くないんだけど…」

呆れを隠さない物の俺の後頭部に手をやって美雪は優しく撫でる。
単純に腕力で引き離すことも出来るが吸いつかれてだんだんと心臓の辺りでピンク色の何かが大きくなってきている。

「うるへー、どうせ俺は可愛くないですよ、だ。」
「わかってることで一々拗ねてるんじゃないわよ、このお馬鹿。」

二人して笑いながらも俺の指は美雪の乳首を刺激をしている。
そこにうっすらとだが唾液以外の液体が染み出てくる。

「おんや?」

それに気付いた俺は興味津々の顔つきで乳首をちろり、と舐める。
若草のような青臭さを持つ、わずかに甘みを感じさせる、それ。

「えっ、えっ!? ちょ、ちょっと止めなさいってっ! こんのバカッ!」

突然、強く吸われて美雪は混乱する。
開発された性感と胸の奥のほうの痛みが軽減されるようなこれまでに感じたことのない感覚に困惑の表情を浮かべる。

「間違いねぇな。うん、母乳が出てる。」

一度口を離し、にんまりと笑った俺は唖然とする美雪を見つめる。
そして悪戯っぽく表情を崩すと再度豊満な胸に吸い付く。 
0015金田一一X七瀬美雪2012/12/15(土) 10:54:20.14ID:cLjwOgPp
「ん、んぐ……」

口の中に広がる甘さに夢中になりながら俺が飲み干していく。
美雪はただただ胡乱のまままともな判断も下せない。

「やっ……だめだってばっ! し、信じられないっ!」  
「うまいぞ? 流石に牛乳に比べれば滅茶苦茶薄いけどな」
「そんな事は聞いてないの!いい加減にしなさい!この馬鹿!怒るわよ!」
「しっかし……本当に出るもんだなぁ。流石、愛(I)にまで達しているだけのことはある。」
「胸のサイズは関係ないでしょ!」

憮然とした表情をしながらも、美雪は驚きを隠せないでいる。

「でもよぉ。良かったじゃねぇか。これで間違いなく赤ちゃんにミルク飲ませられるだろう?」
「それはそうだけどさ……なんで一番最初に飲むのが赤ちゃんじゃなくってそのパパなのよ?」
「いいだろ? 別に。幾らでも出そうだしさ」

頓狂なまま美雪が混乱してると図に乗った俺がもう片方の乳首も口に含む。
なにかしら美雪の身体にはスイッチが入ったのであろう。
やがてこちらからも母乳が溢れ出て来る。
そのうち、口で吸わなくても指でつまむだけで勢いよく噴出するようになる。

「凄いな、人体。」

文字通り目と鼻の距離の光景でありながら何処かしら映像じみた光景に俺は感嘆する。
ホルスタインとか言ったら往復ビンタが跳んでくるんだろうな、と馬鹿な考えが浮かぶ。

「やだ、なんでこんなに出るの……」

あたしも予想外の光景にただ戸惑うばかりだ。
こうにも自分を自分の知らない存在に変えていってしまう男の存在が少しだけ怖くなる。
一方で、こいつのためだったら何処までだっていってやる、という勝気な部分が誇らしげに自分自身に惚気てしまう。
     
0016金田一一X七瀬美雪2012/12/15(土) 11:12:55.22ID:cLjwOgPp
「ちょ、やだ、駄目だってばっ! 乳首引っ張るなっ!」

そんな健気さを知ってか知らずか、吸い付きながらももう片方の乳首をぎゅっとひっぱるはじめちゃん。
文字通り鏡を見上げると眉間に皺を刻んだ自分が苦痛と快楽の入り混じったような表情をしている。
そして、だんだんとこつを掴んできて、その表情から苦痛の色が消える。
あたしも乳房の内側の張っている部分が解されるような感覚の心地よさにだんだんと呼吸を甘くしていく。
固くこりこりになって、ぷっくらと育った乳首が舌と唇でぎゅっと潰されると悲鳴を上げるように濃厚なミルクの香りが口の中に広がる。

「やべぇ、マジになりそう。」

童心に帰ったかのように俺が懐かしい味に脳髄を蕩かす。
吸ってない胸からミルクを飛ばしながら俺は夢中になって飲み干していく。
呆れたような顔をして美雪が俺の頭を優しく撫でる。

「可愛くないわね。何、夢中になってるのよ馬鹿。」

それでも口調は柔らかい。
リスのように頬を膨らませた俺がいやらしい笑いを浮かべて美雪の胸から離れる。

「ちょ、ちょっと……まさか……」

そのまさか通り、美雪の頭を捕まえて俺が口移しで美雪自身の母乳を美雪に飲ませる。

「ちょ、いやだって……ぐ、んぐっ……げほっ!」

抵抗し、気管に入って咽た美雪が反射的に俺を突き飛ばす。
しばらく咳き込んだあと恨めしそうな目つきで俺を睨みつける。
0017金田一一X七瀬美雪2012/12/15(土) 11:36:00.12ID:cLjwOgPp
「……はじめちゃん、覚悟は出来てるわよね?」
「いいじゃねぇかよ、飲めるだろ? それなりにさ」  
「だからってねぇ、自分の身体から出たものを無理矢理飲ませられたら気分がいいわけないでしょうが!」  
「元々飲むためのもんなんだから、慣れだよ慣れ。経験だよ、経験」

流石の美雪でも一線を越えてはいけないものが存在する。

「そうね… 慣れれば自分の身体から出たもの飲めるのね。解ったわ。じゃあ今から精液を飲ませてあげる♪」

言って、妊娠しているなどと思えないほどに猛然と俺を押し倒し、
美雪の母乳に夢中になって完全に勃起していた肉竿を口に含んだ。
いつもやってるフェラとは違い、俺を土俵際まで押し込む。

「ちょ、ちょっと、え、冗談だよね?」

快感に顔を歪ませながらそれでも何とか逃げようと俺は美雪に声を掛ける。
も、奉仕を続けながらもその瞳は鬼をも屠りそうな殺気に満ちている。

「ちゅ、んぐ……飲めるんでしょ? 大丈夫大丈夫、慣れるまであたしが搾り取ってあげるから♪」
「え、えっ、いや、止めてマジで! うわ、滅茶苦茶気持ちいいのに全然夢中になれねぇ!」
「れろっ……ん、考えてみりゃ、中出ししたあといっつも掃除させられてるよね。」
「…あの…」
「自分のもの無理矢理舐めさせられてるのは昔からだったんだから♪」
「…美雪さん…」
「じゃあ少しぐらいはやってもらわないと釣り合わないわよね♪はじめちゃん♪」
「おいおいやめろ!うぎゃああ!」

ミルクの甘い匂いが満ちた室内に美雪のお仕置きのせいで俺の悲鳴が響く。
巷ではバカップルの痴話喧嘩と認識されないのが悲しい所でもある。

【終わり】
 
0018名無しさん@ピンキー2012/12/15(土) 23:59:01.32ID:+jy1gc7v
積極的な美雪もええわ
本家は最終回までツンデレだろうし
0019金田一一X七瀬美雪2012/12/18(火) 08:46:17.33ID:LCXLKXDO
「さっきは迷惑を掛けたな美雪…」
「もう…どれだけ心配したか解ってるの?」
「美雪…」
「良かったよ…本当に無事で…」

美雪は安著の顔をしながらも、心に溜まっていたストレスが爆発したのであろう。
自分を庇ったせいで、自分の意思とは関係なく身代わりにさせてしまった後悔…
俺が美雪の為なら必ず守り、俺がいつ死んでも可笑しくない状況…
抱きながら泣きついてきた美雪の現状が物語っている。女性的な柔らかさを感じさせる。
嫌でも美雪の中に「女」を感じてしまう。
俺も美雪が幼なじみとしてでなく女性として好きなのだと言う事に。
美雪の背中に手を回し。

「落ち着いたか美雪…」
「うん。取り乱してごめん。」

俺は美雪に本当の想いを伝える。

「大好きだ。美雪。もう離れたくない…」
「あたしもよ。はじめちゃん。」
「(うっ)…悪い美雪…」

良いムードなのに美雪の「女」に反応してしまう自分が憎い。

「あたしなら別にかまわないわ。むしろはじめちゃんなら…」
0020金田一一X七瀬美雪2012/12/18(火) 08:56:40.82ID:LCXLKXDO
(チュッ)
とても濃厚なキスだ。
それと同時に美雪の服を丁寧に脱がし始める。
美雪の大きな胸がぶるんとこぼれる。

「本当にすごいな綺麗だ…」
「そんなに見ないでよ。大きくていい事なんて…」
「そんな事言うなよ。俺が良いって言うんだから良いんだよ。」
「あん…」

俺が胸の先端に口づけをすると美雪の口から悩ましげな声が上がる。

「美雪のおっぱい凄い美味しいぞ。」
「そんなに吸っても何も出ないわよ。」


そう、何も出ない。出ないはずなのにはじめちゃんはあたしの胸を夢中で吸っている。
愛おしい。
あたしははじめちゃんを撫でる。
きっと赤ちゃんが出来たらこんな風におっぱいをあげるんだろう。
そんな事を考えてたら急に嬉しくなってしまう。

「もう良いか?」
「うん。来てはじめちゃん。」

うう…すごくキツイ。

「大丈夫か?美雪?」
「大丈夫…」

苦しそうな顔をする美雪が答える。

「でも…」
「良いから…」
「解った。ダメだったら言ってくれ。」
0021金田一一X七瀬美雪2012/12/18(火) 09:19:46.53ID:LCXLKXDO
正直、初めてのセックスだったので処女膜が破れて苦しくて痛かったのは間違いない。
でも、それ以上にあたしは嬉しかったのだ。
昔から思いを寄せていた幼なじみを胎内に感じ取られることが何よりも…

「はあはあ…もう限界だ。美雪…」
(がしっ)
「おい美雪!コンドームも付けてないしこれじゃ抜けないぞ!」
「中に出して!お願い!はじめちゃんの赤ちゃんが欲しい!」
「…解った…中に出すぞ。」

流石の俺でも中に出す事の怖さは解っている。危険日だとしたら出来る可能性も高い。
美雪がそれを望むなら断る理由は無い。

大危険日に中に出してしまったなら下手をするとはじめちゃんの赤ちゃんが出来るかもしれない。
でも、愛する人を直接感じたい。愛する人の赤ちゃんなら欲しい。

「・・・ぅう!うっ・・・」  

美雪の最深部にありったけの精液を叩き込む。

「くるくる!はじめちゃん!」

あたしの赤ちゃんが宿るところ-子宮-にはじめちゃんの熱い子種が流れ込んでくるのを感じる。
今この瞬間、何があってもこの子は産む、あたしはそう誓う。

「なあ美雪?」
「何?」
「もし…赤ちゃんが出来たら…俺は赤ちゃんを守るし、美雪も守る。二人のために頑張る。」

それを聞いてあたしは感動して涙があふれてしまう。勿論嬉しいからだ。

「うん。あたしも守る。はじめちゃんも赤ちゃんも一緒だからね。」

その決意は決して鈍らない。

「はじめちゃん、キスをして…」
「ああ…」

今度のキスは優しいキス。

「この先、何があるかわからない。たぶんつらいこともたくさんあると思う。」
「でも、二人いや三人で頑張ろう。美雪、これからもよろしく。ずっと一緒だ。」
「ああ…たくさん・・・たくさんの思い出を作っていこうね。はじめちゃん。」

最高の笑顔…それだけが見たいのだから…

【終わり】
0023金田一一X七瀬美雪2012/12/21(金) 10:09:11.01ID:4ovCpj/W
「はじめちゃん。……あっ、ああっ、はじめ、ちゃん。一番。奥まで。はじめちゃんが入ってる。」

あたしは愛する幼なじみの名を呼ぶ。
ベッドに腰掛けたはじめちゃんの膝の上に向い合せで座るようにしてはじめちゃんの男根を受け入れてる。
服を脱いだ白い肌を汗で光らせ、長い黒髪をその肌に貼り付けながらあたしははじめちゃんの熱さと固さを堪能してる。

初めてこういう関係になってから数週間。
色々な体位を試してみたが、美雪が一番苦痛の無く俺と繋がって喜ぶ体位が対面座位だったりする。

「美雪。」

はじめちゃんがそう言いながらあたしの唇を奪う。
片手で乳房の柔らかさを確かめながら、もう片手で真白いあたしの背筋を撫で上げる。

「ああっ。あ。はじめ。ちゃん♪」

その愛撫に反応してしまったあたしはうっかり腰を動かしてしまう。
膣一杯に食い締めたはじめちゃんの男根があたしのの膣奥を過敏に刺激する。
逆にあたしははじめちゃんにキスをしながら緩やかに腰を動かしていく。
固くて、熱い肉槍が、ゆっくりと膣襞をこそぎながら抜けていく。
その刺激の切なさにあたしも頬をわずかに赤く染め上げる。
膣を満たしていた男根の充足感が失われる寂しさはしかし、再び腰を下ろした時のペニスの衝撃で霧消する。  
0024金田一一X七瀬美雪2012/12/21(金) 10:25:23.44ID:4ovCpj/W
「はじめ。ちゃん。好き。大好きよ。」

涙であふれそうな瞳ではじめちゃんをまっすぐと見つめながら、あたしはその想いを口にする。
好き、というたびに身体の奥底に生まれる熱い塊が全身を酔わせていく。

「好き。だいすき。だいすきっ」

美雪の腰の動きに伴い、次第に美雪の口調が幼いものに変わってきてるぞ。
頬も耳たぶまで赤く染まり、怜悧な印象を与える顔もとろんと愛欲に蕩けてしまっている。
そんな美雪の表情を見ると俺にもスイッチが入っちまうじゃねぇか。
下半身が溶けてしまいそうな甘い感覚の中から、重い何かがずんずんと浮かび上がってくる。  

「美雪。もうダメだ出ちゃいそうだ!」
「あたしは大丈夫よ。だから全部出してはじめちゃんの全てを受け止めるから!」

そう言いながらあたしははじめちゃんの腰を抱きしめるように組み付き、
秘部を貫かれながらより深く愛しい男と触れ合おうとする。
はじめちゃんの胸板にあたしの胸に押し当てられる。
あたしの腕がはじめちゃんのの背中を愛しげに抱きしめる。
形のよい真っ白な指が肩甲骨を這い、汗に塗れたはじめちゃんの肌と触れ合う。
はじめちゃんも繋がったままの腰を突き上げるようにしてあたしの内側を蹂躙していく。
動きのペースが次第に上がり、短いストロークが早く強くなる。
0025金田一一X七瀬美雪2012/12/21(金) 10:47:19.87ID:4ovCpj/W
「――あ。あ。ああ。ああああっ」

あたしは思わず天を仰いでしまう。
全身を貫くような真っ白い衝撃に、あたしは白い喉を反らしながら耐え抜く。

同時に流石の俺も限界が来てしまったようだ。
美雪の熱い襞が収縮し、俺のペニスをぎゅうっ、というように締め上げる。
今まで出したことの無いような大量の熱い滾りがペニスを駆け上っていく。
俺はペニスの先端を美雪の膣奥、子宮口に接した状態のまま思いっきり射精してしまう。
最初の気持ち良い噴射で美雪の理性は無くなったんじゃねぇのか?
熱い、生命の根源の液体が美雪の小さな子宮を満たし、膣とペニスの隙間を埋め、
愛液と共に体外に漏れでていく。

「美雪…す、すげえ、出てる。気持ち良すぎて止まんねえ…」

そう言ってあたしの身体を固く抱きしめながらはじめちゃんはこれでもかと射精しまくる。
脱力するような射精の快感に溺れながら、救いを求めるようにあたしを抱きしめる。
完全に精根尽きたのか、射精を終えたはじめちゃんはあたしを抱きしめながらベッドに倒れこんだ。
あたしを上に抱きしめながらため息をつくなんて…
いつになく、というよりもこんなに大量に出したのは生まれて初めてじゃないかしら?って位に…
凄絶な射精だったせいで、はじめちゃんは完全に呆然としてしまってる。
そこで思わず、喜びのあまりうっかりと口に出してしまう。

「はじめちゃんの赤ちゃんが出来るなんて嬉しいわ♪」

うっとりとそう呟く美雪の言葉の意味が俺はまるっきり解らなかった。どういう事だと?

「美…美雪?」

慌てて美雪の顔を見る俺だったが、両手両足で抱きついている美雪はそうは引き離してくれない。

「赤ちゃんって?」

抱きつかれたままで俺は美雪に訊ねる。

「はじめちゃんとあたしの赤ちゃんの事よ♪」

美雪は幸福の波間に漂うかのようにそう呟く。
美雪がコンドームを嫌い生でしたがる理由がやっと気付く。

 
 
0026金田一一X七瀬美雪2012/12/21(金) 10:58:30.15ID:4ovCpj/W
「さ、さっき、美雪さんは『大丈夫』って言ってませんでした?」  
「言ったわよ。今日は。あかんぼうが。出来やすい日だから大丈夫って♪」

取り返しのつかない事をして完全に青ざめるはじめちゃん。
更に、あたしは続けて囁くように言う。

「男の子だといいね。きっと、はじめちゃんに。よく似た子になるわ。」

青ざめたはじめちゃんだったが、あたしのその声に含まれる響きに顔の強張りが解けていく。

「大丈夫よ。きっと。元気な男の子になるからね。」

そう言う美雪の顔は純粋に嬉しそうな顔で、ただ幸福そうな響きに満ちてあふれている。
俺も素直な気持ちを大好きな美雪に本音をぶつける。

「女の子だったら美雪に負けない女の子が出来そうだな。美少女で頭の良い子に育つぞ。絶対に!」

そう言ってはじめちゃんはあたしの唇をそっと塞いだ。

【終わり】  
0027名無しさん@ピンキー2012/12/27(木) 09:41:31.65ID:m4TuCrGM
探偵学園ものに期待。
0029金田一一X七瀬美雪2012/12/30(日) 13:59:38.03ID:w6BphKPy
俺はものすごく緊張している。何しろ一番やりたかった美雪とするのだから…

「美雪?」
「う…うん。」

俺の言葉に、ビクリ、と反応する。美雪は俺以上に緊張をしている。

「えっと?良いか?」

俺の問いに美雪はコクンと頷く。俺は美雪を押し倒しキスをする。
お互い最初はぎこちなく、しかし、回数を重ねるごとに緊張や恥じらいよりも、
相手の唇の感触に夢中になっていく。

「…ん、……んんっ……ん…」

幼なじみから恋人になった美雪の湿った音を立てて味わうキス。
俺が舌を使うたび、熱く甘い喘ぎが美雪の白い喉から、くぐもった音となって聞こえて来る。

「んぁ……、んんっ!」

キスを止めると、美雪は一瞬残念そうに声を漏らす。
だが、俺が彼女の首筋に吸い付いたため、直ぐに、ビクリ、と全身で反応を示す。

「胸を触っても良いか?」
「う…ん、優しくしてね…」

最後は消え入りそうな声で答える。
俺は美雪の乳房をそっと包み込むと、力加減に気をつけて自在に揉みしだき、指を使って両方の乳首を同時に愛撫しまくる。

「……すげぇな……」

俺はそう呟くと夢中になって、美雪の大きな乳房をこね回す。

「ん、ふ、んん…ぁぁ……」

彼女は時折、ビクッビクッ、と小さく身体を跳ねさせ喘ぎ声を漏らす。

「脱がす、な?」

俺は美雪の服の中からでも、感触で硬くしこった乳首を指で弄びながらそう告げる。

「ん、ふ、ぁ…ぁ、ぅ、う、ん。」

俺に張りつめた乳首を愛撫されるたび、それに合わせて息を詰まらせる。
0030金田一一X七瀬美雪2012/12/30(日) 14:19:06.48ID:w6BphKPy
「ちょっと腰を上げてくれるか?」
「うん…」

俺に下着まで脱がされ、一糸まとわぬ姿にされた美雪。
羞恥からだろう、美雪は頬を赤らめ身をよじる。薄暗い部屋の中、彼女の白い肌だけが鮮明になる。

「…美雪…」
「あ……、んむ……」

俺はそう囁くとキスを始め、彼女の乳房を直に揉み回す。
先程までのぎこちなさは余り見られず、手の動きも大胆になって行く。

「あ、くふ、ぁん……」

美雪の全身にキスを降らせ、

「あんんっ、ぁあ、あぅ、あん!」

彼女の勃起した薄桃色の乳首にむしゃぶりつく。

「ひぅ!あぁ…」

俺の手が美雪の下腹部に伸びると、彼女は驚いたように声を上げる。
が、直ぐに力を抜き、俺の手を受け入れた。

「ああっ、ん、くぅ、あ、あ、んんっ!」

熱く溶ろけた彼女の秘部をゆっくりとこね回す。
そして、次第に速度を上げていき各所を細かく愛撫していった。

「ひ、ぃいっ!くぅぅ、ああああっ!」

俺が愛液で濡れた肉豆をヌルヌルと責めたてると、
美雪は悲鳴にも似た一際大きい喘ぎ声と共に、ビクンッ、と大きく腰を仰け反らせ一気に脱力したのが解る。

「ん……ふ、ぅ……ぅ、ん……ん」

脱力した後、息も絶え絶えに甘い声を漏らし、ビクビクと身体を痙攣させる美雪。
大きな乳房がぷるぷると揺れる。
 
0031金田一一X七瀬美雪2012/12/30(日) 14:39:13.15ID:w6BphKPy
「平気か?」
「う、ん…んっ、は、じめちゃんので、いっ、ぱい。」

はじめちゃんはゆっくりとリズミカルに速度を上げていく。
擦れる肉同士、あたしの肉襞がヌメヌメと絡みつく。

「あ、あ、あ、ああっ、くぅっ!」

はじめちゃんのせいで甘く甲高く鳴かされるあたし。はじめちゃんは更に激しく腰を送り出す。
すると、その気持ち良いせいか一際大きくあたしの膣内がうねる。

「イきそうだ!」
「あ、な、かに、ひ、あああっ!」
「くっ美雪!」
「ひぃ、ひうぅっ、いうっ、ひああああああっ!」

はじめちゃんは腰を突き出し、あたしの子宮に直接精液を叩き付ける。
それに合わせ、きゅうぅっ、と精液を搾り取るように収縮するあたしの膣内。
お互いに強烈な絶頂を迎え、ビリビリと痺れるような余韻に襲われる。
余韻を感じている内に、一足先に回復したはじめちゃんのものは再び硬度を増していく。

「美雪、もう一回しても良いか?」

はじめちゃんは優しくあたしの耳元で囁く。

「ひぅ!ぃ、ひ、ん、え…え…」

初めてとはいえビクビクと身体をわななかせ、だらしなく口を開けたまま、訳も分からず頷いてしまうあたし…
この時から既に、あたしの調教が始まったのかもしれない。
0032金田一一X七瀬美雪2012/12/30(日) 15:13:17.68ID:w6BphKPy
「ダメ、ダメよ。こんなようにサルのごとき交わりでは!」
と、両頬に手を添え、照れた表情でイヤンイヤンと首を振る醍醐真紀に扮した怪盗紳士が画面いっぱいに現れる。
―――そして、テレビが青い画面を表示しDVDが停止する。

「「あの女ぁぁぁ!!!」」

俺と美雪の怒号が物の見事にシンクロする。

「結婚記念日になんて物を送ってきやがるっ!!ん?いや、記念日だからか?」
「騙されちゃダメよ。そもそも、あたし達の、は、は、初めてに結ばれた日が記録されていることが問題であって!!」

心底恥ずかしそうに言う美雪は、少女のように頬を染め、目に涙を溜めている。
彼女は花のように可憐で、まるで、俺と最初に結ばれた日のようにフラッシュバックする。
――ゴクリ……
生唾を飲み込んでしまう俺、そして…

「火織……」
「ふぁ……」

静かに美雪を抱き寄せ、優しく名前を囁く俺。
美雪は俺と最初に結ばれたその日から、優しく囁かれると力が抜けてされるがままになってしまう。

「美雪……愛している。」

そう囁くと、はじめちゃんはあたしに情熱的な口づけをする。

「あたしも…はじめちゃんを愛してる。」

これはあたしの本音でもある。あたしを選んでくれて何よりも嬉しかったからだ。
だからこそ、セックスをする時は必ず生でやらせないとさせないという条件にしたのだ。
性欲が溜まってるはじめちゃんの手があたしの内腿をゆっくりと上がって行く。

「美雪…子供が欲しいのか?いずれは出来るぞ。」
「あん♪わざと危険日を狙ってしてたの♪最低でも二人は欲しいかな♪」

今日も甘い声が近所に響く。   
0035金田一一X七瀬美雪2013/01/02(水) 19:16:37.15ID:4gjtodxb
「皆さん、一途な女の子に変なスイッチが入ったら気を付けましょう。でないと取り返しがつかなくなるぞ。金田一一のお願いだ。」

美雪から告白を了承してから一週間、週末にいきなり旅行に行こうと連れ出される羽目になる俺…
まさか、美雪と一緒にホテルで一泊するなんてな…

「こんにちわ、金田一美雪で予約をしていた者なんですが…」

あまりのいきなりな展開に思わず困惑する俺…

「お待ちしておりました。金田一様ご夫妻ですよね?」
「いえ…違いま…」

条件反射とはいえ、口封じの為に足を踏むなんて酷いぞ…

「はい♪そうです♪」
「では、お部屋にご案内いたします。」

鼻歌交じりに楽しそうな美雪に小声で囁く。

「おい!」
「何?あ・な・た♪」
「あ・な・たじゃねぇよ!お前何時から金田一美雪になったんだよ!」
「高校生が男女二人で泊りに来てるのをバレたら大変でしょ♪あ・な・た♪」
「だからそのあなたってのは辞めろ!」

幾らなんでも恥ずかしすぎる。それにまだ早いだろ。

「あの…」
「「ビクッ!」」
「お二人は新婚さんなんですよね?」
「はい!片時も離れたくない位ラブラブなんです♪」

誤魔化す為にとっさに手を繋ぐなよ美雪…

「あらあら…指輪は?」
「手を繋ぐのに邪魔なのでむしろ外してるんです。ねえあなた♪」
「ああ…」
「あらあら…本当に仲がよろしいんですね?」
「はい。ラブラブなんですよ♪ラブラブ♪ラブラブ♪」

強引過ぎる無茶ぶりも流石に限界があるだろ?美雪はこっちに合わせろと視線で睨む。

「夫婦の設定にするなら指輪の小道具の位は用意してくれませんかね?」
「そもそも一体、誰の不注意のせいで仲居さんが振り返ってしまったと思ってるんでしょうね?あ・な・た♪」
「金田一様?」
「「は…はい!」」
「こちらがお部屋になりますが?」
「「は…はい!すいません!!」」

仲居さんは絶対に怪しんでるぞ?完全に呆れかえってる位に…
部屋にたどり着くと美雪の本当の目的を知るには考えが甘い事に俺は知らない。
0036金田一一X七瀬美雪2013/01/02(水) 21:11:05.67ID:4gjtodxb
精神的に参った俺はホテルの温泉で軽く入浴する。
入浴した後の気持ち良さで上がると美雪も似たタイミングで上がってくる。
綺麗な白い肌が、温泉でほのかに桜色にそまっていて、髪の毛もあらかたドライヤーで乾かしてはいるのだが、
若干湿っており、おでこや頬にへばりついている。そのため髪の毛も結んでいない。
つまり、普段より、ぐっと大人っぽく、色っぽく見えてしまう。本人には決していわないが。
寧ろ、これが俺への罠のようにさえ思える。

「美雪。」

なるべく頭の中を悟られないように、そう呼び掛けると美雪も俺に気付く。

「はじめちゃんも上がったところね。」
「ああ。部屋に戻るか…」

やばい、美雪の艶姿をみると一層、肉欲が増してくる。
部屋に戻ると鞄の中に入っているコンドームを必死で捜すが見当たらない。
困惑する俺を他所に美雪が満面の笑みで俺にこう囁く。

「はじめちゃんが捜してるのってこれかしら?」
「そうだけど…」
「ダメよ。あたしとしたいなら生でしなさい。でないとやらせてあげないからね!」

泣きそうな顔でやるとは完全な脅しである。こういうのはラブホテルでやらないか普通?
そう考えてると美雪が俺にキスをしだす。美雪の唇が触れ合う。柔らかい。
それと同時に鼻に、リップクリームとシャンプーの甘い香りが広がる。

「……ん……はぁ……ふぅ……」

美雪が小さい息を漏らす。
唇を離すと、そこには、誰が見ても分かるくらいに上気した頬と潤んだ美雪の瞳、
切なげに開いた口元。俺は今まで、こいつのこんな顔を見たことが無いので困惑する。
美雪自身もそんな顔を見た事も無かっただろう。ヤバイ、すげぇドキドキする。

「てへへ…はじめちゃんとしちゃったね♪」

美雪が照れくさそうに笑う。その笑顔のせいで完全に俺の理性が切れた瞬間でもある。
0037金田一一X七瀬美雪2013/01/02(水) 22:13:06.70ID:4gjtodxb
「美雪!」

俺は美雪を強く抱きしめてキスを味わう。

「んん!ちょっとはじめちゃん!こんないきなり…んんっ!…」

美雪の言葉を強引に口で塞ぐ。

「ん……あっ……はぁ……ふぅん……」

次第に美雪の抵抗も無くなり、俺の中に手をまわし、受け入れ始めたようだ。
美雪の唇を割って舌を入れてみる。

「んんんっ!?」

どのくらい時間がたっただろうか、やがて俺達は互いに唇を離す。
二人のが混ざった唾液が糸を引き、プツンと切れる。

「はぁ……はぁ……」

美雪は肩まで息遣いが荒く汗だくになっている。無理し過ぎたかな?
俺は上下している真っ赤な顔をしてる美雪の両肩に手を置く、
美雪は真っ赤な顔で潤んだ、焦点の合ってない目で俺を見る。
本気でセックスをしたいのか?マグロになりそうな危険性もありそうだぞ。

「美雪…本当に良いのか?」
「うん…して…」

そう言って、俺達は再び唇を合わせる。
0038金田一一X七瀬美雪2013/01/02(水) 22:50:35.48ID:4gjtodxb
「ん………ふ………………」

キスをしながら俺は美雪を覆いかぶさるように押し倒し、美雪の浴衣に手を掛け、
帯を少し緩め、胸元をはだけさせてゆく。
ブラを外すとき、美雪は緊張からかブルっと震えだす。
そして、美雪のあらわになった胸を、優しく揉みしだき始める。

「んあッ……はッ……ぅん……」

興奮からか?美雪の声が徐々に高くなっていく。
続いて、左側の乳首を口にふくみ、右手で右側の乳首を摘み、愛撫する。

「やぁ………あんッ……ふぁ…ッんく!」

感じているのか舌先で乳首をつついたり、転がしたり、吸ったりする度に美雪の口から切なげな喘ぎ声が漏れる。
下のほうに目をやると、太ももを擦り合わせて、モジモジしていた。
もっと聞きたい……
そんな感情が沸き上がり、愛撫を少しずつ激しくいていく。

「はじめちゃん…そ、こ……ダメッ!……ふあぁ!」

……やべぇ、すごく興奮する。
あの美雪がこんな顔で、こんな声色で、こんなにしおらしい態度で、俺の愛撫で感じて、喘いでいる。
高まる興奮を抑えきれず、空いていた左手を美雪の下半身へと伸ばす。

「ひゃあぁッッ!!」

敏感に感じたせいで美雪がこれまでより一際高いトーンで喘ぐ。
下はまだ脱がせていないが、浴衣越しからでも分かるくらいに湿っている。
浴衣の布越しから、撫でるように愛撫をする。

「ダ…メェ……はじめちゃん……あッ!そこ…感じッ!…過ぎ、ちゃう…からッ!!……はぁぁッ!!」
「ここがいいのか?」
「ひゃあッ!?ダ、ダメッて…言ってる…ああッ!!」

俺は下半身への愛撫をいったん中断し、浴衣の帯を抜き取る。そしてそのまま、パンツを脱がせる。
美雪のそこは、もう十分すぎるくらいに濡れている。

「うぁッ……あまり…見ないでよッ…」

そう言って美雪は視線を逸らす。
俺は美雪の場所に、中指を差し込む。

「えっ!?…あッ!、ふぁっ!、ひゃッ!…あふっ!、ふぅッ」

美雪の中は俺の指を難無く受け入れ、どんどん愛液を溢れさせる。
俺の指が美雪の中をかきまわす度、クチュクチュという音が部屋に響きわたる。

「はじめちゃん!…駄目ッ!ダメ、ダメッ!!…あたし……もうッ!!」

美雪の腕が、俺の身体をよりいっそうきつく抱きしめ、身体がビクッビクッと痙攣し始める。

「あああッ!!はじめちゃん、はじめちゃん!!ああああぁぁッッッ!!!!」

瞬間、美雪の身体がピンと張り詰め、2・3度痙攣すると、ふっと力が抜けたようにぐったりとしながら布団に倒れこんだ。
どう考えてもイったようだな。

「はッ……はッ……はぁッ……あ……」

美雪は荒い息を吐き、ビクビクと小さく痙攣している。気を利かせて俺は少し待つにしよう。
0039金田一一X七瀬美雪2013/01/02(水) 23:23:43.11ID:4gjtodxb
少し落ち着いてきたら、大胆にも美雪が催促してくる。

「はじめちゃんならあたしの初めてを捧げても良い…」
「後悔しないのか?」
「うん…」

俺は美雪の足首を持ち、足を横に開かせ、瞬間、また美雪の顔が上気する。
俺は、その開いた足の間に腰をおろし、自分の物を美雪の秘部に擦りつけて馴染ませる。
……やべぇ、これだけでかなり気持ちいい。

「んあッ!…そこっ!、…擦れッ……てッ…!…はぁッ!」

美雪も感じているようで、身をよじり、秘部からは新しい愛液が溢れ出てきた。

「はじめちゃん…!そんなっ、焦ら、さないでッ……!」

俺としては、これはこれでよかったのだが、美雪は我慢できないみたいだ。

「じゃあ……挿れるぞ……。」
「う、うん……来て……はじめちゃん…」

そのとき、美雪の顔が少し強張り、身体が震えているのに気付く。
……ああ、そうか。こいつ……やっぱり女の子……なんだな。
きっと、、初めては不安で……怖いんだ。

「ふぁっ!……はじめちゃん…」

無意識のうちに、俺は美雪を抱き着いていた事に気付く。

「悪い。少しだけ、このままでいいか?」

美雪は俺の行動の意味を察したのか、ふふっと優しく笑い、自分の腕を俺の背中にまわす。

「はじめちゃんは……優しいね。だから、好きになったのかな………。」

そのまま、会話もなく、俺達はただ抱きしめ合う。
でも、今までで一番、通じ合っている気がする。

「もう…いいよ……ありがとう…はじめちゃん…」

美雪が口を開く。

「ああ……じゃあ、いくぞ………。」

俺は、ピンポイントに狙いを定め、少しずつ腰を沈めてゆく。

「あ、あぁ……入って……来るぅ……ッ!」

途中で膜が破れるような音がしたが、思っていたよりも美雪は痛くなさそうだ。
何度か動くうちに、苦しそうな声から、艶のある喘ぎへと変わってゆく。

「あっ!あぁッ!!はじめちゃんのが中でッ…擦れ………あああッッ!!」
「美雪…美雪!」

グチュグチュという水音と美雪の喘ぎ、俺の荒い息が部屋中に響く。
もしかしたら、部屋の外の、廊下にまで聞こえているかもしれない。
その状況が二人の気持ちを、さらに高ぶらせていく。
0040金田一一X七瀬美雪2013/01/02(水) 23:52:05.10ID:4gjtodxb
「ひゃあぁッ!!あッ、あッ、あッ!……わ、私っ!!……またッ…!」

美雪の身体が再び痙攣し始め、締まりが一層きつくなる。
その時、廊下からの、ぱたぱたという音が俺の耳に入る。客だろうか、仲居さんだろうか。いや、そんなことは問題ではない。
問題なのは、『誰かが近付いてくる』ということ。
今ここで部屋の前を通り過ぎると、気持ちよさそうな顔をしてる美雪の達する声を確実に聞かれる。
それはさすがにまずい。

「美雪……静かにしろっ!」

俺は腰を止め、呼びかけてみるが美雪は耳に入っていない。

「はじめちゃん……どうして……止めるの……?」

美雪が切なそうな声をする。
そもそも、人の気配の察知に関しては、俺が気付くよりもずっと早く気付くはずだ。
しかし、今の美雪は明らかに普通じゃない。俺が呼びかけても、気付かないほどに。

「動いてよ……はじめちゃん……」

そう言って美雪は腰をくねらせ始める。
くちゅ、くちゅ、と、小さな音がする。
ああ………。もう、抑えきれない……。
あらん限りの力で美雪を抱きしめ、腰を激しく動かす。

「あああッッ!!はじめちゃん!……すごッ…気持ち、いいッ!!!あッ、あんッ!」
「美雪…!!俺、もう………。」
「うんッ!!…私ッ……私もっ!!!あぁッ!!……ああああぁぁぁッッッ!!!!!」

俺と美雪が同時に達する。先程よりもずっと激しく痙攣して。

「ああッ……はじめちゃんの出て、る……熱ッ……い………。」

うっかり出してしまった…どうしよう…と考えてると美雪がとんでもない発言をする。

「はじめちゃん、大危険日に出してくれてありがとう♪」
「マジですか?」
「だからもう何度もしようよ♪まだ物足りないわ…はじめちゃんとあたしの子作りの為に」
「勘弁してください。」
「はじめちゃんのおばさんも孫が欲しかったって言っていたし♪」
「あの馬鹿母親め!」
「だからはじめちゃんがマグロになったらダメよ。」

余談だがここのホテルの仲居さんは仕掛け人で俺のおふくろの知人だったらしい。
だから翌朝は何も言わなかったのは俺達の事を知っていたのでグルだったのだ。
しかも腰痛になったのは俺で腰を無理に動かしたせいで情けない姿なんて一生の恥かもしれん。
美雪はそれを狙っての完全な知能犯だったことにショックを隠せないぞ。
しかもそれ以降のセックス中毒で毎晩、俺の部屋に催促する始末。
妊娠狙いで今日も俺の腰が悲鳴を上げる。

【終わり】
0042金田一一X七瀬美雪2013/01/09(水) 18:10:36.75ID:1MTsFncV
「皆さん、想いを寄せている人間にうっかりスイッチを付けてその気にさせて大火傷をしないようにしましょう。
あたし、七瀬美雪からの忠告です。」

ここの所、幼なじみのはじめちゃんにライバルが出来つつあるのに内心穏やかでない。
アイドルの玲夏ちゃんや同じミステリー研究会の後輩のエミリちゃんだけでなく、
色々な人間にフラグを建てている事に気付く。
信じているけど一番の思いを寄せてただけに失恋だけはしたくない。
遊園地でも誘ってはじめちゃんの本意を探りたい。

「どうしたのボーっとして?」
「ありがとうな…美雪。俺を誘ってくれて…」
「あたしが誘うのがそんなに珍しいの?」
「ああ…可愛い幼なじみとデートなんて夢にでも無い光景だぜ…」

あまりの嬉しさのせいで自分の世界に酔ってしまうあたし…
その言葉があたしも張り切り過ぎてはじめちゃんは乗り物酔いをさせてしまう。
ちょっと後悔してるけど、休憩させた後に観覧車で本当の真意を探りたい。
はじめちゃんは自分の事をどう思っているのかを…
そのためにはじめちゃんを誘い出す。

「ねえ、はじめちゃんはあの大きい観覧車に乗らない。」
「別にかまわんぞ。美雪が乗りたいなら…」

作戦の第一段階は終了。頂上の半分の高さまで行くとここの遊園地の伝説を聞いてみる。

「はじめちゃん、ここでの遊園地の都市伝説って知ってる?」
「いや、俺は知らないぞ。」

あたしの態度を察してかはじめちゃんも真剣に答える。

「ここの観覧車でのてっぺんで好きな人に告白すると、絶対OKしてもらえるって話なの。」
「へ?」

   ドクン
おかしい…あたしの胸の音が響く…

「だからねはじめちゃん一言だけ言わせて…」

   ギギイ
観覧車が頂上のてっぺんまで辿り着く

「あたしははじめちゃんの事…」
「好きだ美雪!どうしようもなく好きだ!俺と付き合ってくれ!やっぱりお前しかいない…」

ズルい…あたしが先にはじめちゃんに言われてしまった告白…
こっちが先に言うべき言葉だったのだが…嬉しさのあまり目頭が熱くなる…
自分で涙目になってるのをようやく認識するとはじめちゃんはあたしをぎゅうっと抱き着く。

「安心してくれ!俺はお前以外は好きにはなれない。だから俺と付き合ってくれ。」
「うっ…ひっく、うぐっ、えぐっ、…うわああああああん!」

ついに涙を我慢できずにあふれ出てきてしまう。
長年想い続けた男からの告白。それをさりげなくはじめちゃんは持っていたハンカチをあたしに渡す。
憎ったらしいくらいにあたしに対しての見事な配慮…これがはじめちゃんの魅力なんだけど…
ハンカチで自分の涙を拭くとはじめちゃんに笑顔を見せる。
0043金田一一X七瀬美雪2013/01/09(水) 18:26:41.24ID:1MTsFncV
「ねえはじめちゃん、あたし達恋人同士で良いんだよね。」
「ああ。そうだぜ。」
「じゃあキスをして…」
「ほぇっ。」

反射的に出さないでよ…

「ねえ、だめなの?」

少しはからかってみようっと…思わず嘘泣きの顔をしてみる…

「はぁ…分かった。」
「なーんてね!はじめちゃんにそんな根性があるわ…」

   ちゅっ

「はじめひゃん!ひまはにをひはの(訳:はじめちゃん、今何をしたの)?」
「落ち着け、日本語をしゃべれ。ってかお前が言ったんだろうが。」
「いや、たしかに私が言ったには言ったんだけどさ……初めてだったのに…」
「ん?最後のほうがよく聞こえなかったんだが、もう一回言ってくれるか?」
「い、いえないわよ!」
「へぇ、…… ファーストキスご馳走様。」
「なっ!聞こえてたんじゃない!」
「あ、今のなし、言ってなかったことにして。」
「できるはずがないでしょうが!」

あたしがトマトの様に赤面してる事を良い事にこいつは…

「…そうね、1つ条件のんでくれるならさっきのなしにしてあげてもいいわね。」
「お、それはありがたい話だ。それで、どんな条件だ?」
「それはね、もう一回キスして?」
「…欲張りなやつだなぁ。良いぜ。」

笑いあうあたし達…そして本日2度目の…

   ちゅっ

今ここにあるのはうれしそうな顔のはじめちゃんとあたし。そして素晴らしい夕日、そして、

「あ、あのう…す、すいません。出てもらってもいいでしょうか?」

気まずそうにゴンドラを開けた従業員さん。空気を読むのって大変みたいね…
ちなみにこの光景は遊園地側の仕掛けで撮られていたのは後で知るのは別の話。
恥ずかしかったけど後悔だけはしなかったのは事実でもある。
 
0044金田一一X七瀬美雪2013/01/09(水) 19:41:17.91ID:1MTsFncV
おば様の計らいではじめちゃんの家に来ることになったあたし…
現在、午後8時、かれこれはじめちゃんとあたしは今日の事で言葉に出し辛くなっている…
き、気まずい、何か話さないと。

「「あの。」」

思わずハモってしまう。余計に気まずくなってる。

「お、お前から話せよ。」
「い、いいえ。はじめちゃんから話したら?」

また、沈黙してしまうじゃないの…あたしの馬鹿!
勇気を振り絞るのよ美雪と自分に言い聞かす。
ボンっ

「どうした?美雪、熱でもあるのか?」
「察してよはじめちゃん。あたしが何を考えてるのか…」
「え、えっと、今お前が考えていること…(ボンっ)…」

どうやらはじめちゃんもあたしと同じことを考えてたようね…
ま、まあそうよね…なんだかんだであの後急にお互い恥ずかしくなっちゃったもんね。
慣れない事をするとこうなる典型的な例だわ。
だけど、このままで終わらす気はさらさらないのよ。
まだやらなきゃいけないこともあるしね。思わず口に出してしまう。

「はじめちゃん、今日は泊まっても良いかな?」
「っぶ!」
「良いじゃないの。あたしたち恋人同士なんだし…」
「いや、でも、…分かったよ。」
「よっしゃ!んじゃあお風呂借りるね〜♪」
「ちょま!いきなりかよ!」
「大丈夫よ。ここをあたしの家だと思って泊まるから♪」
「自分で言うな!、まったく。」

かなり強引な手だがはじめちゃんは承諾する。

「じゃ、借りるねー。」
「どうぞ、ご自由に。」

あたしは探究心ではじめちゃんの家のお風呂を入浴する。

「ふうー、やっぱり風呂あがりは牛乳よねー!」
「本当にお前、ここを自分の家だと思ってやがる。」

入浴後、はじめちゃんもお風呂を入浴をして互いに服を着ている状態になってる。

「まあまあ、はい、牛乳でもどう?」
「あ、これはどうも…じゃねえ!これもともと俺の家のだろうが!」
「おば様がはじめちゃんにも渡してくれって言ってたし…」
「あの馬鹿母…」
「そんな小さいこと気にしてちゃ、これから先も持たないわよはじめちゃん。」
「はぁ、それもそうか。」
「すぐに折れるとは珍しいわね。はい、牛乳(ひゅっ)♪」
「まあな…美雪の言ってることは事実だし、それに反抗しても無駄ってことぐらい学習したんでな。お、サンキュ(ぱしっ)。」
0045金田一一X七瀬美雪2013/01/09(水) 20:58:07.81ID:1MTsFncV
ゴクッゴク

「おー、見事な飲みっぷりね。」

ゴクッゴク

「あ、そうだ。」
「あんあ(訳:なんだ)?」
「それ飲み終わったらさ、私と(キスを)しようよ。」

ここではじめちゃんとあたしの考えの食い違いが出るとは…
ピューーーーー

「へぇ、金田一家ではテッポウウオでも飼ってるのかしら?」
「ごほっ、がふっ。」
「はいはい、まず落ち着きましょうか。」
「いきなり何いってるんだお前は!」
「だってあたし達もう付き合ってるんじゃないの?だったら(キスを)するのは当然じゃないの♪」
「そうだな。だが、さすがに付き合い始めたその日にするというのはさすがに俺でもどうかと思うぞ?」
「んまーそうなんだけどね。だけど、今日したいのよ。」
「なんでだ?」
「今日が、記念日だからかな。」
「何の?」
「え?恋人記念日だけど?」
「あ、あぁ、そうか………」
「ってなんで無言になるの!」
「いや、その、すまん。」
「えっ!いや、え〜っと…こっちこそごめん。」
「…」
「…」

あぁ!また無言!もういいや!しちゃえ!

「はじめちゃん!」

   ちゅっ♪

「なっ!お前何して!」
「え?キスだけど?観覧車でもしたでしょ?」
「そうだけどさ!でもっ」
「あーもう!」

だああッまたしてきたぞ美雪の奴は…
しかし大胆だな、美雪の方がセックスを完全に求めてくるなんて想像できなかったぞ。
それはそれでやったもん勝ちだ。初体験は美雪しか考えて無かった俺にとっても良い誤算だ。
0046金田一一X七瀬美雪2013/01/09(水) 21:17:39.84ID:1MTsFncV
はじめちゃん、楽しんでる楽しんでる。
貪りようにはじめちゃんの口の中に舌で纏わらせてみたい。

「どう?はじめちゃんあたしの舌の味は?」

物欲しそうな目であたしを見上げるはじめちゃん。

「悪い美雪、俺もう我慢できそうにない。」
「へ…」

服をいきなり脱がせて強引にあたしをベッドに押し倒すはじめちゃん。
ひょっとして勘違いをしてあたしとセックスをしたいのかしら?
まあスイッチを付けたからあたしの責任だから仕方ないかもね…
ただ、今日は危険日だからあまり生でしたくないけど…

「なあ美雪。これも取っていいよな?」
「ちょ、ちょっと待ってはじめちゃん。」

いきなりとはブラジャーを取られるのは恥ずかしい…乳首を観てどう思うのか?
むにゅっとあたしの胸を揉むと性感帯を刺激して気持ちいいと感じる。

「んっ、んふぅ…んぁ、んんっ!ぁん…」

はじめちゃんは最初は弱く、そしてだんだん強くあたしの胸を揉んでいる。
だけど、乳首は1回も責めてくれない。

「んぁ… あぁ!あぅ…はじめちゃん!乳首を、乳首をやってよう…」
「えー、どうするかなー?」
「じゃないと、あたしがおかしくなる!…んんっ!」
「しょうがないな。まったく、美雪って意外と淫乱だったんだな。」
「なっ!!」

反論したいがこの出来ない。このじわっと濡れてる姿を晒しては…

「お、美雪の大事な部分が余計濡れてきてるぞ。」
「あ、はじめちゃんが私のこと淫乱だって言うから!」
「え?だって本当のことだろ?ほら、この濡れが証拠だって。」

ぬちょ…とあられの無い姿を見て喜ばないでよ…


「まったく、ズボンを穿いているのにこんなにも濡れているなんて…淫乱もいいところだよ。」
「え!違っ、これは、その。」

な、何か言い訳を!

「なあ美雪…」

そこにはじめちゃんの悪魔の囁く。

「自分に、正直になっちまえよ、そしたらもっと気持ちよくなるぜ?」

そしてあたしが望んでいた部分、乳首を弾くようにして責めまくる。
プッツンとあたしの中で弾けた瞬間でもある。
0047金田一一X七瀬美雪2013/01/09(水) 21:26:26.19ID:1MTsFncV
「あ、あぁ!イイっ!はじめちゃん!もっと、もっとやってぇ!」
「お望みどうりに、淫乱姫。」

はじめちゃんは乳首を弾くのではなく摘むように戦術を変える。

「いい!いいよはじめちゃん!イク!いっちゃう!」
「おっと、それじゃここら辺でやめないと…」

なぜかはじめちゃんが乳首をいじるのをやめてしまう。

「え?なんで…早く、あたしをいかせてよぉ。」
「まぁ待て、いくのならこっちでいった方がいいんじゃないか?」


すると、はじめちゃんは自分のズボンとパンツを下ろし、逞しい肉棒を曝け出す。
その肉棒は早く俺をお前の秘部に入れてくれと言わんばかりの大きさになっている。
そしてその肉棒の匂いがさらにあたしを欲情させていく。
そして子宮の奥が最高にうずく。

「欲しい…欲しいよぉ。」
「え?何をだ?」
「なんでそう意地悪するの?」」
「だからさ、お前が何を何処にして欲しいか言えばいいんだよ。」

普段のあたしなら心の準備が欲しかったので絶対言わなかっただろう。
しかし今のあたしは興奮により目の前の肉棒が欲しくてたまらない。

「………ください。」
「え?なんて?」
「あたしのいやらしいオマンコにはじめちゃんのオチンチンを入れてぐちゃぐちゃにしてください!」
「ああ、分かった。」
0048金田一一X七瀬美雪2013/01/09(水) 21:40:24.02ID:1MTsFncV
はじめちゃんがニヤリと笑ったあと、いっきにあたしの秘部に入って…
ズジュ…とゆっくりと差し込む。処女だったので配慮したのだろう。

「痛い!でも嬉しい…」
「大丈夫か?無理するなよ…」

そう言いながらもはじめちゃんは痛がらないように遅く腰を動かす。
あたしにとっての本音を語り始める。

「あたしははじめちゃんの為に取っておいたの。」
「嬉しいぞ美雪。」

はじめちゃんがそう耳元で言ってくれるだけで痛みが少しなくなっていく。
そして痛みが少しずつなくなり、代わりに快感が体を支配していく。

「ん、あぁ!はじめちゃん…なんかへんだよぅ!だんだん…気持ちよくなってきて…」
「お、ならもう大丈夫かな。」

   ぬちゅ………ずちゅっ!ずちゃっ!ずちゅっ!

「あ、ふぁあ!なにこれ!気持ちよすぎて!壊れちゃう!」
「な!美雪の中がしまってきて…美雪!出るから外に出すぞ!」
「だめぇ!中にっ、中にだしてぇ!あたしの中をはじめちゃんのでいっぱいにしてぇ!」
「中はまずいって!」
「いいの!あたし、はじめちゃんならいいの!だから中に出してぇ!」
「…分かった、だったら中に思いっきり出すぞ!」
「あたしもっ、もう、もうっ、だめぇ!」
「美雪!美雪ぃぃぃぃ!」
「はじめちゃんのぉ、オチンチンで、いくいくいくぅうぅっ!いっちゃうぅぅうーーーーーーーーーーっ!」

脳髄をこれまで味わったことのない快感が突き抜けて、弾ける。
思わずシーツをにぎりしめてしまう。そして二人同時にベッドに倒れ込む。
0049金田一一X七瀬美雪2013/01/09(水) 22:07:13.07ID:1MTsFncV
あたしは心に秘めたものを噴出しちゃう。

「はじめちゃん。もし赤ちゃんが出来たらあたしと結婚してください。」
「美雪…お前、ひょっとして危険日か?」
「うん。ごめんね。言い忘れて…」

かなりしたたかかもしれんがこういう作戦もありかな?

「じゃあ美雪…一回も二回も変わらないから続きをしようぜ。」
「って事はOKなの?」
「ああ…むしろ今結婚したい。」
「ちょ…ちょっと待ってはじめちゃん…心の準備がいやああ!」

その後、ケダモノと化したはじめちゃんはあたしを五回イかせ、四回も中出しをするなんて計算なんて出来ないわよ。
妊娠は間違いなく避けられない。幾らなんでもやり過ぎ…あたしにも限界はあるわよ…
しかもはじめちゃんの趣味のメイド服のコスプレをしろだの裸エプロンをしろだの趣味が変態でこっちが恥ずかしい。
ワザとの早漏プレイをしたりだとかあたしに逆レイプをしろとか悪戯が増える始末勘弁してよ。
でも浮気しないだけマシなのかもしれないわ。それだけでも満足だったりするあたしである。

【終わり】
0051名無しさん@ピンキー2013/01/12(土) 19:23:34.13ID:P8sf5I+3
レズものが欲しい
0052金田一一X七瀬美雪2013/01/15(火) 11:49:49.13ID:7mjE1gCh
「ツンデレがその気になったらやたら純情に目覚めるので面白いぞ。金田一一の感想だ。」

今日は美雪とのデートの日、何故かテンションがハイになり待ち合わせの時間よりも1時間も早く来てしまう。
何時もなら俺が遅れてきてしまうのだが、流石に何度も遅れる訳にも行かないと俺も態度を改める。
流石に暇だなと考えると…背後から瞼を伏せられて辺りが暗闇になる。

「だ〜れ〜だ〜?」

おいおい!俺にそんな事をするのはお前しかいないだろ!

「美雪姫ですか?」
「違うわよ美雪姫様と呼ばないと手を離さないわよ♪」
「はい、美雪姫様。」

美雪に手を話してもらい視界が明るくなり美雪の服を観るとなんとゴスロリ…
まるで人形みたいに綺麗な服を着て思わず驚愕する。

「別に…はじめちゃんの為に着たんじゃないんだからね!」

赤面しながらも俺に向ける視線だけは逸らさない美雪、明らかに嘘だとばれてるぞ。
思わずその服の感想を答えを出してしまう。

「可愛い。可愛すぎるぞ美雪。」

美雪の、困っている表情と恥ずかしがっている表情、
その他諸々が入り混じった顔を見て俺の萌えメーターは完全に一線を超える。
ああ、もう!!どうしてこういう時の感情が萌えなんていう言葉でしか表現できないんだ!!!
俺は張り切って美雪の手を取る。

「よし、美雪。今日は、めっちゃくちゃ楽しいデートにしよう。いや、お前がいやだといっても俺は楽しいデートにするぞ!!!」

俺は美雪の手を引いたまま走り出す。

「待ってはじめちゃん、この服だと走るのが大変なの。」
「悪い。」

慌てて反省し、美雪のペースに合わせる事にする俺。
その後、映画を観て、商店街を歩く。美雪が何かを気にしてるようだ。
ショーケースに展示していたペアルックの服に憧れてるみたいだな。

「美雪…ああいうのが欲しいのか?」
「でも、あたしじゃ似合わないよね。」
「そんな事は無いと思うぞ。充分可愛いし、買ってやろうか?」
「良いよ。はじめちゃんにそこまで要求したくないし…」
「あんなうっとりとした視線じゃ買わないとダメだろ?」

余談だが、漢気で調子に乗って買ってしまってお金が無くなったが後悔はしてない。
0053金田一一X七瀬美雪2013/01/15(火) 12:16:46.33ID:7mjE1gCh
調度、俺の携帯電話にメール音が鳴る。それを見て憮然とする。

「あいつら…俺をほったらかしにして夕飯は外食だと!どうすんだよ!」
「じゃあ。あたしが作ってあげる。」

まさかとは思うが…美雪はそれを狙ってたんじゃ…満面の笑みを見せてる所が怪しい。
っていうか何でお前が合鍵を持ってるんだよ。

「はじめちゃんのおば様がくれたの♪あたしの彼氏になるんだから当然の義務よね♪」
「敵わないな美雪には…」

馬鹿母め!何てことをこれじゃ俺を信用されてないな…
って自分の家みたいに勝手に上がるなよ…お前の家じゃねぇんだぞ!

「じゃああたし料理を作るからね♪」
「美雪〜何作ろうとしてるんだよ?」
「くすっ、気になる?」
「まあそりゃ、自分の彼女が作ってる料理が何なのかぐらいは…」
「ん〜、じゃあ出来てからのお楽しみってことで。」
「ええ〜いいじゃんかよ、それ位教えてくれたって。」

そう言って美雪のいるキッチンまで足を運ぶが…
   ブスッ(目潰しを喰らう)

「のおおおおおおおおうっ!!!み、美雪さん、そこまで嫌なら嫌と言って下さいよっ!!」
「うわっ、ご、ごめんはじめちゃん、つい反射的に目潰しを……」

のた打ち回る俺を哀れんでるのか、それとも心配してるのか定かではないが、言葉をかけてくれる。

「射的に目潰しするってお前なぁ…」
「いや〜、てへっ。」
「笑って誤魔化すなよ…」

しばらくして、美雪が出来た料理を運んでくる。

「はじめちゃんで来たから運ぶのを手伝って!」
「ああ!」

ようやく俺は美雪の作っていた料理が何か知ることが出来るようだ。
ホント、それだけで照れ隠しで目潰ししてくるからビックりだ。
0054金田一一X七瀬美雪2013/01/15(火) 13:00:57.09ID:7mjE1gCh
「で、美雪は俺に何を作ってくれたのかな〜?」

そう言いつつキッチンまで行くと匂いが伝わって来る。
この匂いからして………ハンバーグ?
予想は当たっていたようで美雪は俺にハンバーグを作っていたようだ。

「来たわね。あたし一人じゃ流石に運べないからね…」

美雪は俺に今日の晩飯が載ったお盆を渡してきた。
そして特に何もなく「「いただきます」」と言い終えたのだが…
「(ジ――――ッ)」と美雪が見つめてきてどうにも食べづらい。
おそらくは感想を求めているから先には食べず、
待っているのだろうがここまで見られると逆に食べづらい。
まあ、そこまでひどい食べ物ではないはずだから、
別にここまで躊躇しなくていいはずなので一口食べてみる。

「パクッ」
「あっ!」

もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ、うん美味しい。普通に美味しいハンバーグだ。

「は、はじめちゃん美味しい?」
「ああ普通に美味しいぞ。」
「ふはぁーーーーーっ」

美雪が急にためていた息をし始める。よっぽど緊張していたのであろう。

「どうしたんだよ。」
「いや、もしはじめちゃんにまずいなんて言われたらどうしようかな〜ってずっと思ってたからさ、緊張が途切れたみたいで……あっ、まずいのを我慢してうまいって言ってないよね!?」

美雪が心配そうにぐいっと自分の体を前に出す。

「言ってない、言ってない。美雪に嘘なんかつくわけないだろ。っていうか、そんなに自信がないなら作んなきゃいいのに。」
「うっ…まぁ確かに料理なんて最近し始めたから慣れてないんだけどさ、それでも自分の手料理の1つくらい好きな人間に食わせたいし…」
「へぇ〜美雪ちゃんもやっぱりちゃんとした女の子だなぁ〜!」

俺は美雪を見てニマニマ笑う。すると美雪が赤面して、照れ隠しの右ストレートがさく裂する。
流石に冗談抜きで痛く、のた打ち回るしかない俺。
0055金田一一X七瀬美雪2013/01/15(火) 13:16:53.60ID:7mjE1gCh
夕食後、俺は自分の部屋に戻ろうとするが何故か美雪まで付いてくる始末。
自慰行為をしたいだけなんだが、そう迫ってくると困る。
そして今、美雪は俺の腕にぎゅっと抱きついている。もうそろそろ10分くらいたつだろか。
美雪は先ほどからニコニコしながら、ずっと黙っている。
そう思っていたら美雪が急に口を開く。

「はじめちゃん…キスをして…」
「良いぞ。」

思わず即答してしまう俺…少しずつ顔を近づけてみるとほのかに美雪の顔が赤くなっていた。
やばい、美雪ってこんなに可愛かったか?
そして俺たちは唇を触れ合う。俺はそれだけで十分だったが、
美雪は満足してないようで舌を絡ませる。

「んふぅ、んむ、ちゅぷっ、ちゅっ、くちゅっ」

美雪はまだうまいとは言えないが、俺と大人のキスをする。

「ちゅう、んっ、ちゅぱっ、…はぁっ」

美雪が半覚醒状態のような感じで俺を見つめてくる。

「…ぅわ、うわわわわわ、うわわわわわわわっ!」

そして突然、手をぶんぶんと振って恥ずかしそうにする。

「ど、どうしたんだよ、美雪?」
「だ、だって、その、今、はじめちゃんにその、無理やり、き、きき、キスしちゃったから……うわっ!!何やってんのよあたしぃ〜!!」

そして頭を抱えて美雪はゴロゴロとベッドの上で動き回る。
完全にパニックになってるなこいつ…

「…いや、別に俺はいいけどさ。」
「うぅ〜〜」

美雪が恨めしそうに俺を見つめてくる。

「いいのか?」
「へっ?な、何が?」
「いやだから続きをしなくて、いいのか?って思って。」
「ちょっ、はじめちゃん!!不謹慎よ!!」
「俺は結構真面目に聞いてんだけど…」

真剣に美雪を見つめる。
0056金田一一X七瀬美雪2013/01/15(火) 13:41:36.30ID:7mjE1gCh
「うっ…それはその、あたしもしたいけど…」
「ん、何て言った?」

本当は聞こえているけど、いじめたかったので聞き返す。
「う、ぅぅ〜、あ、あたしもしたいって言ったの!!!」

今度は引く位に大きな声で言い出す。

「…本当にいいの?」

別に美雪を疑っている訳ではないが念のための確認。

「いい…その、はじめちゃんがしたいなら・・・」

そう言われたので、俺は隣に座っている美雪をそっと上から覆いかぶさるように押し倒す。

「…………」

やはりまだ慣れていないせいか、少し震えている。この前ほどではないが、
途端に美雪の頭を撫でたくなったので、髪を優しく撫でる。

「んっ……」

くすぐったそうにはしていたが、俺が頭を撫でたおかげで震えが止まる。
俺は決心して、美雪の着ているゴスロリ服を脱がそうとするがどうやって脱がすか分からない。

「あたしから脱ぐわ。汚したら勿体無いし…」
「大丈夫、任せておけ。」

そうしてくれると助かるがシチュエーション的には萌えない。
ブラウスが見えてきたので、丁寧に脱がす。

「……」

美雪の顔が少しずつ赤くなっている。脱がされていることの羞恥か、それとも単なる照れか。
そして、ブラも上にずらしいきなり乳首を摘む。

「うひゃうっ!!い、いきなり何するの!」
「あ、ご、ごめん、痛かったか?」
「いや、痛くはないけど、ただびっくりしただけ。」

美雪は赤くしたまま答える。

「じゃあ、こうしたら?」
「うくぅっ、なっ、そんな風に、舐めるなぁ…」

乳首周辺をしつこく舐め回す。美雪はそれだけで感じていた。
0057金田一一X七瀬美雪2013/01/15(火) 13:51:04.71ID:7mjE1gCh
「うわっ、そ、そこ、ばっかり、んっ、乳首弱いからぁ、ふあっ、舐めるなぁ。」

左手で乳首を摘んだり転がしたりし、口でもう一つの方を口に含み、吸ったりする。

「んあっ、はじめちゃん、そんな、ふあっ、舐めたり、しちゃ、だめぇぇ、んんぅ」

くちゅ、くちゅと部屋に水音が響き、それにまじり美雪の喘ぎ声が聞こえる。

「くあっ、んっ、もっ、と、そこぉ、ふあっ、うあぅっ」

空いていた右手が美雪の股間へと伸びる。もうそこには淫らなシミが出来ていたのを確認する。

「ふぅっ、あっ、なっ、は、はじめちゃんっ、そんなとこさわ、うああぅぅっ、だっ、めっ、んんんぅ」

試しに指を入れてみる。その出し入れだけで、美雪は切ない喘ぎ声を出す。

「くあぅぅっ、んんっ、ふぁぅ、いやっ、さわ、るなぁ、ふあああんっ!!」

美雪の大事な場所を弄んでいたら、クリッとした豆みたいのを触った。
これが世に名高きクリトリスか?と思い少し弄ってみる。

「うああああっ!!!、なにっ、これぇぇぇっ、くぅぅぅんっ!!」

美雪がびくんと体をのけ反らせる。
そのときの美雪の顔が可愛かったのでもう一度、弄ってみる。

「くう、っあ、はぁんっ!!んあぅっ!」
「美雪、そんなに気持ちいいのか?」
「だ、だって、体が、びくんって来て、それで、」
「じゃあ、もっと気持ちよくしてやるぞ。」

そういって乳首をそれこそ吸い取るかのように、舐める。もちろんクリトリスを弄ったままで。

「うぅぅぅぅぅぅんっ!!、こんなことっ、されちゃったらぁ、ダメダメダメダメダメ……っ!!!きちゃうぅぅっ!!ふぁああぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」

美雪の体が、びくんびくんと痙攣しだす。

「だっ、だ、めな、のっ、は、じめ、ちゃん、ふあっ!、ふあぅっ!!うあんっ!!」

そして美雪も限界に来てるみたいだ。

「く、るっ!!!、んあっ、これ、来ちゃうぅぅぅぅぅぅ!!!イクぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

プシャァァァァァァと音を立てて、美雪はぐったりする。
0058金田一一X七瀬美雪2013/01/15(火) 14:12:16.02ID:7mjE1gCh
「はぁ、はぁ、はぁ、・・・・はじめちゃんも、気持、ちよく、なろう?」

そういって美雪は俺のズボンのチャックを開け、俺の分身を取り出す。

「なっ、ちょっ、いいのか、美雪。」
「いい、よ、はじめちゃんのなら、汚いなんて思わないし、はじめちゃんにも、気持ちよくなって欲しいから。」

そういって美雪は俺から抜け出しベットに腰掛けた俺に俺の分身を舐めだす。

「んむ、ちゅぷっ、くちゅっ、んっ、ちゅば、ちゅっ」
「うあっ!!み、美雪…」

びくんと体をのけぞらせる。自分のを舐められたことなどないから舌のざらつきや、
美雪の慣れてない舌の動かし方も快感へと変わる。

「くすっ、はじめちゃんがあたしで感じてくれてる。あむっ、ちゅ、ぷ、ちゅく、ん、む、…くちゅっ」
「う、くあっ、まてっ、美雪これは、ちょっ、やばっ」
「ちゅっ、ん、待たない、はじめちゃんだって、やめなかった。…じゅる…っ、じゅっ、ん、ちゅっ」
「いやちがっ、やってみたい……っことがあるから、ちょっやめ、くぅっ、あっ」

自分でも意外なくらいに、感じてるのが分かる、多分初めてだからだと思うが…

「ん、?何、そのやってみたい、ことって?」

美雪が舐めるのをやめる。少し、焦らされた感があって、俺の息子は少し大きくなる。

「美雪、あのさ、胸で、俺のを挟んでやってみてくれないか?」
「?・・・胸でって、こう?」

美雪が、自分の胸で俺の息子を挟む。

「うあっ、そ、そうだ、それでやってくれ。」
「えと、うん、くちゅっ、ぴちゅっ、ふあ、ん…ちゅっ…く、ふっ」
「――――――っ!!!」

その瞬間、俺の息子を伝わって、ダイレクトに、快感が押し寄せてくる。

「ん、む、ちゅくっ、んちゅっ…ちゅっ、ふ…むっ、ちゅばっ」
「う、あっ…み、ゆき、イ、クぞっ…うっ」

そして美雪の顔に俺は白いものを吐き出してしまう。

「ふあっ、うあ、け、はじめちゃんのがいっぱい…ぺろっ…おいしい。」
「みゆ、き、大丈夫か?」
「うん、平気。」

だが一度出しただけでは満足できずまだ硬く沿ったままである。

「美雪、まだ俺…」
「うん、いいよ、最後までしよ?」
0059金田一一X七瀬美雪2013/01/15(火) 14:42:48.08ID:7mjE1gCh
そして俺はまた美雪を押し倒し、挿れる準備をする。

「美雪、いくぞっ」

そういって、美雪の中に自分のを挿れる。

「ふあっ、はじめちゃんのが、くあっ、入ってきた…うあんっ!!」

美雪は痛がってないようで、苦しくはなさそうな顔をするが無理強いしてるぞ。

「ふあっ!、あっ、うあっ、う、嬉しっ、ふぁっ、そこっ、いい、よぉ、は、じ、めちゃん」
「美雪、気持ちいいか?痛かったりはしないか?」
「うっ、うん、そんな、ことっ、ないっ、ひあっ、気持ちいい、よっ、はじめちゃん」

一応、美雪から初めての証拠とも言える出血の標が出ているのにな…
ズチュッ、ズチュッ、ズチュッと一定のリズムで美雪の中を突く。

「ふあっ!、んんっ、いいっ!、そこいいぃぃっ!、感じちゃうっ!!ふあぅぅ!」

信じられないくらい悶え、感じている美雪。大丈夫かこいつ?
こっちの方が心配になってきたぞ。その証拠に爪の力が半端じゃないのに…

「美雪っ、そんなに、いいのかっ!!」
「うんっ!!、いいっ!!、よすぎるっ!!、凄いのっ!!、凄いのが、来そうなのっ!!!」
「美雪!!」

急に美雪を抱きしめたくなり、体面座位になり、続ける。

「ふあっ、はじめちゃんっ!!はじまちゃんぅぅっ!!んむ、ちゅ、くちゅ、ちゅ、はぅっ!!、き、そうっ!!凄いのきちゃうぅぅぅぅぅっ!!!!!」
「っ、美雪、出す、ぞっ!」
「ふぁ、ふああああああああ!!!!!!!、はじめちゃんぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!」
「はぁ、はぁ、はぁ、美雪、大丈夫か?」
「も、駄目、凄かった、すご、かったよぉ、はじめちゃん…」

やべえ、生で中出ししちまったよ。

「なあ美雪…今日危険日か?」
「赤ちゃんの事?大丈夫…」

良かったぜ…

「(親指を立てて)危険日よ。ありがとう中に出してくれて♪絶対に産むからね♪」
「はめられた?ヤバい!」
「まさか逃げないわよね♪」
「ハハハ…そんなことできる訳ないじゃん。そんな死刑宣告を学校の奴等に知られたくない!」
「よろしい♪」
「まあ後悔はしてないぜ。むしろ美雪で得したって感じ…」
「じゃあ、セッティングしたおば様に感謝ね♪」
「へ?」

この計画、実は美雪の掌に弄ばれ、家族そろってグルだったと言う。
美雪…幼なじみながら恐ろしい奴と心の奥底に秘めておこう。

【終わり】
0061名無しさん@ピンキー2013/01/19(土) 21:53:21.80ID:q69AX5nW
金田一×美雪なんて誰が読みたいんだよ…。
誰か美雪がレイプされちゃうようなの誰か書いてよ。
もちろん処女って設定で。
0063名無しさん@ピンキー2013/01/20(日) 03:52:53.30ID:Uznj2XVd
原作以外の金田一×美雪
同人誌やサイトだと滅多に無いから貴重
0066七瀬美雪対美浦エミリ2013/01/21(月) 00:37:42.03ID:9/YQW6dR
*非エロでギャグ要素を入れてます
「ようエミリちゃん来たぜ。」
「いらっしゃい金田一先輩♪」

この時点で、バレンタインが修羅場になるとは誰が予想できたであろうか?

「あれ美雪も一緒にいたんだな。」
「はじめちゃん、あたしがここにいるといちゃいけないの?」

何かしら不満そうな顔をする美雪…何故だろうか?

「なあ、何してるの?」
「チョコです。」
「チョコ?」
「そうチョコよ。」
「へえ……。チョコかあ……。そう言やもうすぐバレンタインだもんなぁ」

まあ俺じゃなさそうだけどな…

「だから先輩に味見をお願いしてもらいたいんですよ。」
「味見?」  
「はじめちゃんの味覚を参考に男子用のチョコレートの味を決めるのよ――ほら、まずはこれ」
「大変だなお前らも……って湯煎したばっかのチョコ……。しかも木べらで舐めんのかよ?」  
「つべこべ言わないではじめちゃんはさっさと味見する! 早くしないとチョコレートが固まっちゃうでしょ!」  
「いや、解ったよ。だからそんな睨むなって……今味見するから……あむ……」  
「「どう(ですか)?」」  
「ん……。ちょっと苦いかな?」  
「苦い」  
「やっぱりカカオが多いのか……」  
「そんな食べられない程苦いって訳じゃねーけど、何か大人の味って感じか?」

愕然とする美雪、自慢げな顔のエミリちゃん…そんな事で自慢してどうするんだろ?
誰かに渡すチョコだろ?

「んー……。じゃあ。次あっ!?」  
「エミリちゃんっ!」  
「美浦さん!?」  
「ごめんなさい。驚かせて。チョコは大丈夫ですから」
 
0067七瀬美雪対美浦エミリ2013/01/21(月) 00:52:55.04ID:9/YQW6dR
いやいやその直に手に付いてちゃ大丈夫じゃねぇだろ。

「そうよ。美浦さん火傷は? 痛みはない?」  
「大丈夫です。思ったより熱くないです」  
「「良かった……」」  
「……金田一先輩」  
「ん?」
「味見して…」  
「あ。おう!」  
「はい」  
「え?」  
「味見してください」  
「味見って指?」
「大丈夫です。衛生上問題無いです。早く!」

問題あるだろ?

「早くっつわれても……なあ美雪?」  
「あたしに振るな……今取り込み中だから話し掛けないでよ」  

冷たい声で睨むと怖いんだが…
「そ、そんな……」  
「金田一先輩」  
「あ、え、ど、どうしても?」  
「……はい」  
「あー、解った解った。解りました舐めりゃいいんだろ……あむ……」  
「んっ……」
(あの馬鹿本当に舐めた……!?)

絶対零度の視線、眉間に皺をよせて、顔に血管マークを浮き立たせて黒い靄が出てるぞ。

「ぷは……」  
(信じられない……私何のためにチョコ(こんなもの)作って……)  
「どうですか?」  
「おいしゅうございました」
「変態ッ!!」  
「んな!? 美雪……」  
「はじめちゃん。あんたがこんなに変態だったなんてええええええええええ!!」  
「おい美雪ちょっと……」
「もー頭に来た! 真面目に正攻法なんかコツコツやってられないわ!」  
「七瀬先輩……」  
「美浦さん、あたし絶対負けないから!」  
「おい、何が何だか……」  
「はじめちゃんはちょっと黙りな……ふふふ……いい事考えた」

何だ美雪の他所の満面の笑みは?      
0068七瀬美雪対美浦エミリ2013/01/21(月) 01:07:01.33ID:9/YQW6dR
「な、何だよ……ってお前何湯煎したばっかのチョコを飲ん……え? 何?」  
「ンっ」  
「おい……ちょっ……」  
「チュッ」  
「ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!?」  
「ぷはっ。どうよ味は?」  
「無茶苦茶すんなお前はッ!? どーよじゃねーだ――」
「いいからはじめちゃんは答えなさい!」  
「ッ!? ……舌の触感が良かった」  
「あ、あ、あ、あ 、あ……」  

自分で何をしたのかようやく自覚し、徐々に赤面する美雪。

「お前が言わせたんだうおッ!?」
「次は。あたしの番です」  
「エミリちゃん、むむむ胸ぇ……!?」  

いきなり脱いでるんだよ。

「味見。して下さい」  
「面白いわッ!」  
「美雪!?」
(七瀬先輩)
「美浦さんが自らこっちの土俵に乗ってくるなんて……」  
「ッだ!? 美雪、何お前まで脱いでんだ!」

お前等、論点が変わってないか?試食だけだよね?

「大きいイコール。先輩が。喜ぶとは限りません」  
「ふん。その答えはすぐ出るわよ」  
「何言ってんだ美雪――」
「そうですね――先輩」  
「はじめちゃん」  
「あ、いや、お、俺は……」  
「「味見して(ください)」」
「勘弁して…」

鬼気迫る二人、その後、無理やり口を開かせ強引にチョコを飲まされる羽目になる。
俺の為にそのチョコを食べさせようとしたのをやっと認識する俺である。
ああ無情、女の戦いは非情である。泣きながらチョコを地獄のように飲まされるなんて…
チョコにトラウマを持ちそうだぜ。

【終わり】    
0069金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 10:02:39.41ID:LRfTn+iD
「疲れた…」  

今、俺はうつ伏せで自分のベッドに倒れ込んでいる。  
今日も今日とてありと剣持のおっさんに駆り出され、疲労困憊といった様子だぜ。 
(制服着たままだけど、もう寝てしまおうか…)
そんな事を一瞬考えてみたが、それは背中からの幼なじみの声に遮られる。

「このまま寝ちゃダメよはじめちゃん、制服脱がないとしわになっちゃうんだからね。」

ちゃっかり寝間着に着替えた美雪である。 寝転ぶ俺の背中にぴったりと身体を重ね合わせる。
背中に感じる重量感は心地良く、俺は手足から疲労が抜けていくように感じ。

「あー、そうだよな。制服脱がないと…」  
「そうそう。その後はあたしと…ね?」

そう言って、胸部の膨らみを俺の背中にわざと押し付ける。
そういう時は美雪からセックスをしたいのだ。やらせろと…
肉体関係を作って以降、俺とのセックス中毒にはまってるから始末に負えない。

「あの…美雪? すまないが、俺ほんとに疲れてるから…」  
「でもほら、はじめちゃんのアソコはもうこんなに大きくなってるわよ♪」

言って、美雪は制服とベッドの間に手を潜り込ませる。
腰のベルト辺りから差し入れられた手は、蛇のようにうねりながら俺の股関へ到達する。
そこでは既にズボンを破かんばかりのテントが形成されており、
痛いほど勃起した俺の肉棒が窮屈そうに反り返っている。
      
0070金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 10:53:28.45ID:LRfTn+iD
美雪は一切の躊躇無く、ズボンの中でそそり立つ剛直に手を這わせる  
手の平で形状を確認し、肉棒の下半円を包むようにしてニギニギとマッサージを始める。
乳搾りをするかのように巧みに五指を使い、時折掻くような動きで刺激を与え、俺の射精欲を煽る。

「これはあれだよ、疲れマラってやつで…」  
「ふふ、制服越しでも熱くて硬くて。おちんちん凄く苦しそうね。
あ、ほら今ビクンって動いた。はじめちゃんはここが弱いんだもんね?」
「話を聞け…ふおお……!」

満足に身動きとれなあ状態で俺は美雪にされるがまま、自身の弱点を弄ばれる。
そのたびに電流のような快感が走り、身体をピクリと反応させてしまう。

「うう…美雪のえっち…」  
「あたしがこんなにえっちになっちゃったのははじめちゃんのせいなのよ?  
初めての時にあんなに優しくしてくれて、それからほぼ毎日のように求めてくるんだもん。
えっちにならないほうがおかしいわよ♪」  
「うぐっ…」
「ねえはじめちゃんー」

脚をパタパタと動かしながら身体を左右に揺すり、子どものように催促する。  
枕に突っ伏していた俺だったが、このまま無関心を決め込んでいても、  
背中の可愛い生き物はチンコを揉みながらずっと甘えてくるだろうという考えに至り、仕方なく顔を上げる。

「じゃあ……一回だけ…」  
「やったあ! ありがとはじめちゃん!」

美雪は元気一杯お礼を言って、俺の背中から離れる。
俺が仰向けに起き上がり上着を脱ぎ始めると、慣れた手付きで手伝い始める。  
背後から手を回してボタンを外していき、脱がせた制服を一旦脇へ…

「はいはじめちゃん、ばんざーい」  
「ばんざーい…って、なんかこなれてるな」
「それは旦那のはじめちゃんを相手にシュミレーションしてあたしのお父さんで実験してるからね♪」

なんて用意周到なんだよ。そんな事を考えてたなんて幼なじみながら恐ろしいぜ。
美雪はそんな俺の手首を離し、自身もベッドへ身体を移す。  
   
     
    
0071金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 11:19:07.50ID:LRfTn+iD
「ふふ、ズボンもあたしが脱がせてあげるからね」  

ベルトを解いてボタンを外し、躊躇なくファスナーを下ろす。  
ゆとりの出来た腰部に指を引っかけて…

「はい。じゃあ腰上げていいわよ♪」  
「あ、あの、美雪さん? 何だかパンツにまで手が入ってるような気がするんですけど…」  
「腰を・上・げ・て・?」  
「はい」

美雪は俺が腰を浅く浮かせるのと同時に、勢いよくズボンを脱がせる。  
パンツごと脱がせたそれは途中、何か杭のようなものに引っかかりはしたが、
最終的には俺の膝まで脱がす事に成功する。 
少し顔を上げれば、そこには猛々しい肉棒が不敵にそそり立っている。
禍々しく血管の浮き出た竿はビクビクと脈打ち、いつも美雪の一番奥を突き上げてくる亀頭はぷっくりと膨らんでいる。

「はじめちゃんのおちんちん……可愛い♪」  
「ええっ、これが可愛いか?」  
「見慣れてくると可愛く見えてくるものなの♪」

美雪は俺の脚を左右に開かせて、出来た空間に女の子座りで入り込む。

「ん……ぇあー…」

上半身を傾けて肉棒の真上に顔を置き、口に溜め込んでいた唾液を垂らした美雪の愛らしい舌先から零れた粘液が、
糸を引いたままに俺の亀頭へまぶされていく。
その行為に明確な快感は伴わないが、俺の視覚的な興奮を煽るには十分と言える。
      
0072金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 11:29:35.56ID:LRfTn+iD
「む…ん……」  

俺は殆ど無意識のうちに、もどかしそうに腰をよじる。  

「ふふ、おちんちんさわってあげるね?」  

美雪は指を曲げて輪っかを作り、小指側から肉棒を包み込む。
そしてたっぷりの唾液を潤滑液に、強すぎず弱すぎずの絶妙な力加減で全体を扱いていく。
手だけを上下に動かすのではなく、手首までを用いた立体的な手淫奉仕。  
それが俺が一番感じてくれる扱き方であることを美雪は知ってるから凄い。
にちゃにちゃと音を立てながら、指をカリ首に引っかけて唾液を塗り込むように扱く。  
次第に俺の顔が苦しいせいか強ばっていき、鈴口からは我慢汁が漏れ始める。

「よしっと…ちょっと待ってね♪」

美雪は陰茎から一旦手を離し、自身の下着に手をかける。  
膝立ちになり、お尻のラインを沿うように手指を這わせ少しずつ脱いでいく。  
挑発的に腰をくねらせながら下着を脱ぎ去ると、四つん這いになって腕を中心にくるりと一回転、
俺の眼前に、芸術的な美しさを持った柔尻が晒される。  
小さめながらもバランス良く整った白い丸み、  
二つの丸みの中心では薄桃色の菊門が色づいていていおり、  
そのさらに下には美雪の最も秘めるべき場所がある。
俺を跨ぎ、犬のような姿勢で脚を広げているためそこは俺に丸見えで  
僅かに開いた秘唇の間から、劣情を誘う乙女の恥肉が見えている。

「おちんちん舐めてあげるから、あたしのも舐めてほしいわ?」

はじめちゃんはあたしが言い終わるのと同時に浅く起き、尻間に顔をうずめる  
秘唇にむしゃぶりつき、舌先で中をかき分けながら奥へ奥へと侵入する。  
          
0073金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 11:39:42.36ID:LRfTn+iD
「んぁっ!? ひぅ! あん、あ、ぁ、やッ…はじめちゃん、そんないきなり……はぅぅうぅ!  
ぁッ、は、はげしすぎるよぉ……!」

あたしがはじめちゃんの弱点を知っているように、はじめちゃんもまたあたしの弱点を知り尽くしている。 
腰を引いて逃げようとするあたしを抱き寄せ、音を立てて愛液をすする。

「あんっ! は、は、ひぁ…す、吸っちゃだめぇ…!」  
「んむむ……美雪、俺のも早く舐めてくれよ…」  
「うん! わ、わかってる、わかってるから…んふぁああぁぁ!
はじめちゃんのおちんちん舐め、るから、
ひぅぁ! あああん! だからッ、もっとゆっくりぃ…んんんん!」

はじめちゃんの愛撫に腰を痙攣させながら必死に陰茎をくわえ込む。  
無我夢中で鈴口をほじくり、亀頭をベロベロと舐め回す。

「んじゅるるる、れろぉ、じゅぼっ、じゅぼ、ヂュプ、ちゅぱッ……んん…んぶ」

肉竿に激しく吸い付いた後は、口内を通過して喉にまで達する程のディープスロート。  
えづきそうになるのを堪えながら、口腔全体で肉棒を包み込む。

「んむぅぅ、んん…ん…ぷはぁ、はぁ、はぁ…はむっ」  

まるで競い合うように、互いの弱点を刺激しあう二人  
やがて俺が菊穴に舌を這わせると、焦ったように美雪が過敏に反応する。

「んん!? ぷぁっ! は、はじめちゃん待ってよ…」

美雪の静止を無視して、キュッと窄まった菊穴に舌を押し付ける  
初めは舌全体を使って強引に舐り、次に皺の一つ一つを丹念に舐める  
舌に微かな苦みと痺れが生じるが、俺にとってはそれすらも全て愛しいものである。
    
0074金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 11:51:59.65ID:LRfTn+iD
「ひッ、あ! やだやだはじめちゃん! 待って、待って、ぁ、うんんん!  
そ…あぁん! そっちは、弱いからダメって、はぅう!  
ダメって言ったのにッひぁああ!」

身体をビクンと震わせた後、あたしの全身から力が抜けていく。  
上半身をはじめちゃんに密着させ、下半身を下から支えられお尻を突き出した状態になる。

「どうした美雪? 続けてくれよ」  
「ひゃうぅ! もぉ、はじめちゃんのいじわるぅ!」

あたしは乱れる呼吸にくわえることもままならず、片手でがむしゃらに扱くのが限界に来てる。
はじめちゃんはあたしの下半身を抱きかかえたまま両手を秘部へと這わせる。  
秘唇の上端で勃起している肉豆を優しくつまみ、もう片方の手指で膣内の浅い所を擦りだす。

「ぁっ、やぁぁ! 同時にさわるのだめぇ!これすごすぎる!感じすぎちゃうぅ!」

はじめちゃんの舌が尻穴の中心をねっとりと舐め付けるとあたしの身体は小さく震え、  
舌先で弾くように離すと嬌声と共にビクンと跳ね、形のいい尻たぶを揺らす。  
汗と愛液が伝う太ももが激しく痙攣を始め、絶頂が近いことを知らせる。

「んぅぅ、あっ、ゃ、い、イきそう…ふぁ  
はじめちゃんッ…やめてぇ…んんぁ、あたし、イっちゃうから、イく…ぁッあ…!」  
「そうかそうか、ならもっと激しくしてやろう」  
「ち、違うってば…んぅ! やだ! やめてよはじめちゃん!ひぃッ…ぁぁ…
お、お尻なめられてイくのやだよぉ…!」

あたしの訴えを哀願と認識し、はじめちゃんの責めはさらに苛烈なものになっていく。  
指に大量の愛液を絡ませ、絶頂間近の膣内を執拗に擦るなんて完全なドSだわ。

「やっあっ、あ、ぁ、ダメ、ッ…い、イく…ぁッ、ん…ンぅうぅぅうううぅう!」

陰茎の真横に片頬を付けながら、二穴同時責めによる絶頂を迎える。  
下品な水音を立てながら不浄の穴を吸われながら膣内を弄ばれ、  
膣壁を擦られるたびに小さく潮を吹き、はじめちゃんの胸板を濡らす。

「ん〜」  
「ぅぁッ……ふ…はぅぅ…」

絶頂後のケアをするように優しい愛撫をされ、身体がピクリと跳ねる。  
美雪は長く続く余韻の中で少しずつ呼吸を整えていく。
           
   
0075金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 12:01:53.17ID:LRfTn+iD
「ん…」

動ける程度に落ち着いた所で、はじめちゃんの顔から腰を離す。  
チュプっという音を立てて色々なものがない交ぜになった粘液が糸を引き、はじめちゃんの腹に落ちる。  
向き合うように身体を回転させ、膝立ちになって肉棒に手を添える。

「はあ……はあ…はあ…」  
「美雪? 少し休んだ方が」  
「はぁ…はぁ…」  
「お、おい?」

美雪はすっかり快楽の熱に浮かされており、  
しっとりと汗ばみ紅く染まった頬に綺麗な金髪が幾本か張り付き、 
うっとりとした目で俺の剛直をみるその表情はひどく扇状的だぞ。 
美雪は十分にほぐされた秘部に亀頭をあてがうと、ゆっくりと脚を開いて腰を下ろしていく。

「はぁぅ…んん……ん〜〜」  

腰の位置を細かく調整しながら、複雑にうねる膣内へと迎え入れる。  

「ふぁ……ぁ、ふぅ、ふぅ…」  

根元までくわえ込んだ剛直は、まるで初めからそこにある物だったかのように一切の隙間無く膣内を満たし、
あたしは敏感な膣肉から伝わるその感触に、快美感とほのかな安心感を覚えた上半身をはじめちゃんと重ね、
彼の肩に手をかけて激しく腰を振り始める。  
亀頭以外の全てが引き抜かれるまで尻を上げ、子宮口に密着するほどに深く腰を下ろす。

「ぁ、あ、い、おちん、ちん、気持ちいい、はぅん!」  
「うぐ…美雪、いきなり、はげしすぎ…!」  
「ふふ、はじめちゃんは動いちゃだーめ」  
「う……この…のわぁ!」

のっけから最高潮の動きをする美雪の不意打ちに、俺は完全にペースをもっていかれてしまう。  
動こうと腰を上げれば首筋を甘噛みされ、お尻で円を描いて膣内の最奥に亀頭を擦り付けられる。  
肉棒全体を労るような締め付けのまま子宮口がちゅうちゅうと吸い付いてきて、下半身を中心に快感が走る。
   
        
0076金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 12:55:04.93ID:LRfTn+iD
「はむはむ…」  
「っ…美雪、あんまりやると跡が残って明日怪しまれるから…」  
「はむ、ん、でもはじめちゃんもこの前、あたしの首にたくさんキスマーク付けてきたんだからこれでおあいこだよね♪」

言って、再び甘噛みを始める。  
歯を押し付けて削ぐようにかじり。  
口を密着させて吸い上げ、僅かに浮いた肌を唇ごしに噛む。  
その間にもなまめかしい腰の動きは変わらず。  
自分にとって気持ちいい所と、俺にとって気持ちいい所とを的確に押し付ける。

「ん、ぷは……暑くなってきちゃった…んしょ…」

美雪は上体を逸らして寝間着のボタンを外し、
前部をはだけさせると収められていた透き通るような肌と美しく実った乳房が露わになる。
寝間着を脱ぎ終え生まれたままの姿となる美雪はその柔軟な身体を仰け反らせ、
ベッドと垂直に腕を立てて抽送を再開する。
膣内でやや寝かされる形になった肉棒は猛烈に反発し、
ゴリゴリと急角度で雌肉を穿つ、腰を上げればクリトリスの裏、
ザラザラとしたGスポットをカリ首でこそぐように刺激され、  
奥まで挿し入れれば膣内と薄肉を隔てた先にある膀胱にまで悦楽の波が押し寄せる。

「ふぁ、うぅん! あぁ、これ、気持ちいい!
あたしの敏感なところ、いっぱいあたって、る…ぁん…!」

ベッドのスプリングもフルに使用した、全身を動かす激しいセックス、  
恍惚の表情でだらしなく開いた口からは涎が零れ、  
仰け反り前面に突き出された豊乳は抽送の度に悩ましく揺れ、見た者を嫌でも発情させる。
もちろん俺も例外ではなく、しなやかな腰とむしゃぶりつきたくなるような美乳  
その先にある、自分の前でしか見せない快楽にとろけた雌の顔を凝視すれば  
先ほどから快感を与えられ続けている肉棒は更に巨きくなり、硬度を増していく  
それは同時に、俺の絶頂が近いことも意味する。
    
「く、う、あっ、美雪……」  
「うん、はじめちゃんイきそうなんだね。おちんちん、なかですごく大きくなってる…」

巨大な肉棒が膣内でビクビクと暴れ始めたのを感じる。  
弓なりになっていた身体を戻し、俺に向かって両手を伸ばす。      
 
  
0077金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 13:07:10.55ID:LRfTn+iD
「きて、はじめちゃん。あたしも一緒にイきたいから、いっぱい動いてよ!」  
「っ……ああ!」

限界が近い俺はすぐさま起き上がり、美雪を強く抱きしめる。  
汗ばんだ乳房に顔をうずめ、片手で桃尻を、さらに片手で肩を掴むと、凄まじい勢いで美雪の身体を上下に振り始める。

「おおおおお!」  
「ひぃ!? んッ、あっあぁああぁああぁああああ!」

ドスドスと音がなりそうなほど乱暴に身体を弄ばれ、子宮口を何度も何度も押し潰される。  
射精寸前で肥大した陰茎による本気責めに、美雪の最後の理性が陥落した瞬間でもある。

「んぁあ゛あ゛あぁああぁあ! やっ、あ゛ぁ!これ、すごぃぃ! も…イく、ひぃっ、イくイく…イく……」

乳房に吸い付いて盛んに乳首を舐める俺の顔を抱きしめ、谷間へと押し付けた。  
俺は蒸れた柔肌に舌を押し付け、獣のように荒々しく呼吸をしながら雌肉を嬲る。

「おおお…!」  
「んぅ!? んんあぁああぁ…ッ〜〜〜〜〜〜!」

獣のようなうなり声を上げ、美雪の身体が軋むほどに強く抱きながら互いの腰を密着させる。  
俺が剛直を膣奥に食い込ませた瞬間、鈴口から大量の精液を迸り、  
内側に押されてパックリと口を開いた子宮に俺の白濁液が注がれる。

「うお、まだでる…ぐう!」  
「かは、ァ、〜〜〜!」

はじめちゃんの容赦ない膣内射精により、あたしもほぼ同じタイミングで絶頂する。  
精液が尿道をせり上がるのに合わせて、膣壁が脈動し射精の瞬間の快感を増幅させる。  
最高の相性を持つ二人の身体が、最高の快楽を享受するために激しく蠢く。  
焼け付くような液体が子宮壁にへばりつき、あたしの最も聖なる部屋を侵していき、  
下腹部にじんわりと広がるその熱に身体がバラバラになりそうな快感に襲われる。

「ひぃん! んぅぅぅ! んんんんん!」

恐怖すら覚えかねないほどの悦楽にみまわれて、すがるようにはじめちゃんの頭を胸に抱く。  
それははじめちゃんも同様で、痙攣を繰り返すあたしの身体を強く強く抱きしめ、己の支えとする。  
二人共、快感に麻痺した身体が元に戻るまでのしばらくの間、溶け合うように身を寄せ合っていた事に気が付かず眠りに落ちる。

        
     
0078金田一一X七瀬美雪2013/01/25(金) 13:28:40.15ID:LRfTn+iD
数時間後、俺達はお風呂でそれぞれの身体を洗い流している。

「あ、そうだはじめちゃん。忘れるところだったわ♪」  
「忘れるって…何を?」

お湯を浴びる俺の横で、ボディソープを泡立ていた美雪が立ち上がる  
そして、全く予期せぬタイミングで俺の萎えきったチンコを握りしめる。

「おおう!? え、何?」

突然の事に焦る俺、  
そんな俺を黒い靄を出しながら美雪は聖母のような笑みを浮かべて見つめる。

「あたし、さっきは言ったよね? お尻はやめてって!」  
「あ…いや、あのだな…」

やべえ完全に怒ってる!
もごもごと言葉を濁す俺に対して、美雪はチンコを握る手に力を入れる。

「あいっ! いでででで!」  
「言ったよね?」  
「言ってた! 言ってました!」  
「じゃあどうして今日あんな事したのかな〜?」  
「つ、つい勢いでやりました!」  
「…反省してる?」  
「した! 反省した! だからお願いします! 離してください!」  
「なんだか嘘っぽいなあ〜。ちゃんと反省するためにはじめちゃんにもお仕置きが必要かしら〜?」
「ええ!? ま、待ってくれ美雪! あっ何々?何するの?
その何処からか持ってきた天狗のお面は?ダメだ!違う、それは俺のお尻の穴に…うぎゃああああ!」

バスルームで今度は俺の悲鳴が上がる事になる。
恋人になった幼なじみも倍返しのお仕置きは怖いなと心に刻む俺である。
教訓、悪戯も限度が過ぎると相手の怒りを買い、しっぺ返しの大火傷をするぞ。俺、金田一一の忠告だ。
美雪のせいで三途の川に渡りそうなんてシャレにならん。

【終わり】




            
0079名無しさん@ピンキー2013/02/02(土) 16:05:35.90ID:pkRtPtsq
いいよいいよ!!

でも興奮度ではやはりはじめ以外の男の方が興奮するなw
0081美浦エミリX金田一一2013/02/04(月) 21:41:17.88ID:M1fUggp0
*ヤンデレ化したエミリでご了承ください。

「はじめちゃん。はい、これ。」

ここは金田一先輩のクラス、現在は昼の弁当の時間となっている。

「サンキュー美雪。」

七瀬先輩の弁当を貰って喜ぶ金田一先輩。
エミリはたまたま先輩に用事があって来たのですが、何故か入り辛い空気があってただ見てる事しか出来ません。
それにしても何だか胸が痛いです。七瀬先輩のお弁当を食べる度に胸が苦しくなります。
エミリはどうしてしまったのでしょう?

「はじめちゃん、明日の予定は開いてるかしら?」
「別に問題は何もねぇが?」
「ええ。ミステリー研究会の備品を買いに…」

研究部室でそんな話をしている先輩と七瀬先輩。でもそれにエミリは口を出さずにはいられません。

「先輩! 明日はエミリとゲームを買いに行くという約束をしてたんです!エミリは凄く楽しみにしてたんですよ!?」

珍しく声を荒くしたエミリに驚く村上先輩達、それでもエミリは冷静になんてなれません。

「エ…エミリちゃん…」

先輩の困った様な顔を見て、エミリはやっと落ち着いて冷静になります。

「あ、ごめんなさいです――」

シュンとしちゃいます、でもそれよりも心の中に何かシコリが残る感じがして…

「謝らなくてもいいよ。そうだな、先約はエミリちゃんだし――」
「はじめちゃん、優先順位は仕事よね?」

先輩はエミリの願いを却下します。優しい先輩はエミリに謝ってくれます。
でもこの嫌な気持ちは何なのでしょうか?

「はぁ――、やっぱり一人じゃ楽しくないです…」

エミリは一人で街に出て目当てのゲームを買えて嬉しい筈なのになんだか楽しくないです。

「ありがとう美雪。お陰で目的の物が手に入ったぜ。」

目の前には七瀬先輩と楽しそうに買い物をしている先輩がいます。

「構わないわよ。でも今度お礼はしっかりして貰うわよ?」

なんで?部活の仕事の筈なのに!なんで楽しそうに腕を組んでいるんですかっ!?

「美雪には敵わないぜ。」

止めて下さい!止めて!エミリ以外の女性に笑顔を浮かべないで下さい!話さないで下さい!

「エミリは先輩が――――」“好き”なんです。

エミリは全力疾走で自分の家に戻る。

「杉崎先輩、大好きです。だからエミリだけを見て下さい。ね、あたしだけの先輩、アハハハハ」
0082美浦エミリX金田一一2013/02/04(月) 22:05:53.79ID:M1fUggp0
「うっ――、ここは?」

俺は目を覚ますと真っ白な天井が目につく。腕を動かすと鎖で繋がれていて、足も繋がれている。

「なっ!?なんだよこの鎖は!」

俺は現状が理解出来ずに声を張り上げる。裸にされ、両手足を鎖で拘束、まともな状況ではない。

「あ、起きました?」

そんな俺の目の前に現れたのは裸の状態なエミリちゃん。
病的なまでに白い肌、以外にボリューム感のある胸とお尻。
普通の状態ならば欲情してもおかしくないが、こんな状態では全く興奮しねぇ。

「エミリちゃん?なんで裸――、そうか!誰かに拘束されたのか!?」

そうか、また何か訳の分からない犯罪に巻き込まれて今の状況か!
それでエミリちゃんはなんとか逃げ出して助けに来てくれ――――。

「アハハ、誰かに拘束? エミリが拘束したんですよ、せ・ん・ぱ・い♪」

笑顔で俺に歩み寄るエミリちゃん、そのエミリちゃんが俺を拘束?なんでだ?

「覚えてないんですか先輩?」

俺は記憶を辿ってみる。学園に向かう途中でエミリちゃんに会って――――。

「その顔を見ると思い出してくれたんですね?エミリは嬉しいです」

そう言って俺の上に覆い被さるエミリちゃん、エミリちゃんの温もりと柔らかさ、そしてフワフワとした胸が当る。

「エ…エミリちゃん!?」
「これからはずっと一緒です。もう離しませんよ? でも先輩は幸せですよね? だってエミリとずっと一緒ですから、アハハハハ!」

俺はエミリちゃんの暖かさを感じながら、同時に恐怖から来る寒気を感じてしまう。

「エミリちゃん、こんな事はやめてくれ――」
「どうしてですか? 先輩が喜ぶと思ったからやってるんですよ? だからやめません!」

幸せそうな表情で俺の胸に顔を沈めるエミリちゃん。

「先輩がどうしてもって言うなら、エミリの質問に答えられたらやめてもいいですよ?」

俺はその言葉に頷いて返す。すると真冬ちゃんは俺から離れ、近くにある俺の通学用バッグから、小さな紙箱を取り出す。

「先輩、これはなんですか?」
「それは――!」

エミリちゃんが持っている物は、俺にとってとても大切な物でもある。
0083美浦エミリX金田一一2013/02/04(月) 22:28:41.17ID:M1fUggp0
「うっ――、ここは?」

俺は目を覚ますと真っ白な天井が目につく。腕を動かすと鎖で繋がれていて、足も繋がれている。

「なっ!?なんだよこの鎖は!」

俺は現状が理解出来ずに声を張り上げる。裸にされ、両手足を鎖で拘束、まともな状況ではない。

「あ、起きました?」

そんな俺の目の前に現れたのは裸の状態なエミリちゃん。
病的なまでに白い肌、以外にボリューム感のある胸とお尻。
普通の状態ならば欲情してもおかしくないが、こんな状態では全く興奮しねぇ。

「エミリちゃん?なんで裸――、そうか!誰かに拘束されたのか!?」

そうか、また何か訳の分からない犯罪に巻き込まれて今の状況か!
それでエミリちゃんはなんとか逃げ出して助けに来てくれ――――。

「アハハ、誰かに拘束? エミリが拘束したんですよ、せ・ん・ぱ・い♪」

笑顔で俺に歩み寄るエミリちゃん、そのエミリちゃんが俺を拘束?なんでだ?

「覚えてないんですか先輩?」

俺は記憶を辿ってみる。学園に向かう途中でエミリちゃんに会って――――。

「その顔を見ると思い出してくれたんですね?エミリは嬉しいです」

そう言って俺の上に覆い被さるエミリちゃん、エミリちゃんの温もりと柔らかさ、そしてフワフワとした胸が当る。

「エ…エミリちゃん!?」
「これからはずっと一緒です。もう離しませんよ? でも先輩は幸せですよね? だってエミリとずっと一緒ですから、アハハハハ!」

俺はエミリちゃんの暖かさを感じながら、同時に恐怖から来る寒気を感じてしまう。

「エミリちゃん、こんな事はやめてくれ――」
「どうしてですか? 先輩が喜ぶと思ったからやってるんですよ? だからやめません!」

幸せそうな表情で俺の胸に顔を沈めるエミリちゃん。

「先輩がどうしてもって言うなら、エミリの質問に答えられたらやめてもいいですよ?」

俺はその言葉に頷いて返す。するとエミリちゃんは俺から離れ、近くにある俺の通学用バッグから、小さな紙箱を取り出す。
「先輩、これはなんですか?」
「それは――!」

エミリちゃんが持っている物は、俺にとってとても大切な物でもある。
0084七瀬美雪X金田一一2013/02/05(火) 12:12:34.07ID:T3E1DZ8R
今日こそ旅行で美雪とヤる。夜這いが一番萌えるシチュエーション。
こっそり同室の美雪のベッドに迫り、俺も口元をだらしなくする。

「さてと大きい胸でも揉もうかな…」

指でコキコキと鳴らしながら、美雪の双丘を両手で触れる。
指が食い込むどころか、逆に呑み込まれそうになるボリュームと弾力に、
俺の鼻からつつー、と赤い筋が顎を伝って行く。
捏ねては揉み、回しては掴む。
俺の意志で自由自在にその形を変える柔らかでありながらも、張りと瑞々しさを備えたそれは直ぐに元の形に戻ってゆく。

「やっぱり美雪のおっぱいは良いな♪」

うんうんと、俺は美雪のおっぱいをモミしだいてると…そこで辞めるべきと後悔する。  

「はじめちゃんは本当にエッチね♪」
「美雪!?お前、何して――くうっ!?」

胸をいじるのに夢中になっていた俺は自分が何をされるかに気付く。

「はじめちゃんはあたしが犯すの♪」
「ふごおおおお!」

そろりそろりと、既にパジャマ越しにはっきりと判る程に屹立した俺の息子を撫で上げながら、
美雪は悪戯っぽく笑う。

「はじめちゃぁん♪」
「ぐおっ!?」

腰が砕けた俺を美雪はベッドに引き摺り込んで押し倒す。

「美雪、お前、何処を触って――ヒャッ!」
「何処ってそれははじめちゃんが一番解ってるじゃないの♪」

その儘羽交締めにされ、背筋を伸ばされた俺のズボンに滑り込まれた美雪の手が中の竿を何度も扱き上げ、
そのたびに俺の切ない声が漏れる。
そんな俺の様子を見て、蕩けた表情の美雪がズボンを膝まで擦り下ろす。

「ほら、はじめちゃん見なさいよ。はじめちゃんのアソコギンギンになってるわよ♪」
「く……美雪…」
  

  
0085七瀬美雪X金田一一2013/02/05(火) 12:58:17.12ID:T3E1DZ8R
幼なじみにトランクスの窓から飛び出た怒涛を責められるのが俺の視界に入る。
ダメだ、危険臨界点を超えてしまう。

「こ、これ以上は俺は無理!」
「出したい?出したいの?はじめちゃんのホワイトチョコレートが出るの?」

何をえげつない事を言ってるんだこいつは?
更に愛撫する手を苛烈にして耳元で優しく囁くなよ。
俺も美雪の手の動きに合わせて腰を振って登り詰める。
そして、俺と美雪の中で何かがメルトダウンした瞬間。

「やべぇ!出ちまう!」
「あはっ♪はじめちゃんの愛の結晶がどんどんあふれてくる♪」

びゅっ、びゅっ、びゅうっ、と痙攣する度に吐き出される俺の射精を見て、美雪がうっとりと呟く。

「あ、あ、あ……」
「はじめちゃんすごく可愛かったわよ♪」

ショックのあまり、絶句して腰が抜けた俺を美雪が後ろから唇を重ねて抱き始める。
美雪にじゅるじゅると唾液を吸われながら、服を次々と脱ぎ落されていく俺。
気が付くと完全に全裸にされてしまう。ヤバい、ヤバすぎる。

「うふっ♪はじめちゃんったら又大きくなってるじゃないの♪本当にエッチね?」
「み…美雪…」

同じく全裸になった美雪に組み伏せられる。

「はじめちゃんのスケベは全部絞り切らないとダメだと思うの♪」
「全部?絞る?」
「そうよ。いつも発情しまくって浮気をしまくるはじめちゃんが悪いの。
だから、一滴残らずあたしがはじめちゃんの中身を絞り切ればそういう事も無くなりそうだし♪」
0086七瀬美雪X金田一一2013/02/05(火) 13:43:03.86ID:T3E1DZ8R
俺の脚を閉じさせる様に太腿で挟みながら、美雪は鼻息荒く馬乗りになる。

「やっぱり、手で出してあげるより、ちゃんと絞り出す仕組みになってるところで出してあげた方が効率が良いと思うから♪ね…はじめちゃん?」
「いきなりですか?」

俺の息子を握り、位置を調整するなよ。美雪…
ぴたり、と粘膜同士が触れ合った感触を俺が先端に覚えたところにいきなりズブッと差し込まれる。

「ふあっ、ふあぁぁあっ!はじめちゃん!」
「くぅっ!?ぁああっ!?」

密着した肉を割り開いていく感覚と、先端から根元までぬめった肉襞に絡み付かれる感覚に俺の脳髄に快楽の電流が迸る。
にちゅ、ぬちゅと、卑猥な粘膜の擦れる音が美雪の跳ねる腰に合わせて響き、
咥え込まれた俺の幹に白く半濁した模様が年輪の如く積み重なっていく。

「感じてるはじめちゃんの顔が可愛いわ。もっと気持ち良くなって良いんだよ?はじめちゃん♪」
「美雪激しすぎる!そんなに動かれると俺…」
「出したいの?なら、中に出してはじめちゃんの赤ちゃんが欲しいの♪」

俺の切羽詰まった態度に、美雪はわざと出させるかのようにきつく抱きしめる。
えげつねぇ…

「全部、はじめちゃんの精子はあたしのもの、あたしのものはあたしのもの♪」
「どこぞのジャイ○ンかよ!」

口も生殖器も繋がった儘、汗と体液が混ざり合い、二人の周囲には噎せ返る様な性臭が満ちている。
びゅくびゅくと、尿道をこじ開けて吐き出された精液が美雪の膣を満たしていく。
妊娠してしまったらどうすんだよと放心状態の俺に甘える様に抱き付くなよ。
更に美雪の膣内に咥え込んでいる半勃ち状態のものをきゅうきゅうと刺激を与え続ける。

「フフフ…まだやるわよはじめちゃん♪」
「待て美雪!少し休ませて…抜けない!?」

逃げようと腰を引いた俺の体が、結合が解けそうになった所で離れられない。
先端のカリのエラの部分が膣口に引っ掛かり、それ以上抜けなくなっている。
最悪だ…

「ダメよ。全部出しきるまで逃がさないからね♪」

にちゃ、にちゃと淫猥な水音が美雪の淫裂から立ち始める。

「さあ続けよう。危険日でも安全日でも沢山すれば妊娠すれば問題なしだからね♪」
「もう無理です。」
「大丈夫。その為にバイアグラがあるんだから♪」

なんて恐ろしい幼なじみ…その後、美雪に数えきれないほどイカされる。
毎晩、俺の部屋に夜這いをする恐ろしい幼なじみ…
教訓、ヤンデレをその気にさせちゃいけないと心に刻む俺である。   
妊娠がいつ発覚するのかそれに怯えるなんてシャレになってねぇ……

【終わり】  
0087七瀬美雪のバレンタイン2013/02/14(木) 16:44:59.67ID:cuvLa3Go
*短い話でごめんなさい。

「はじめちゃん…」
「ん…どうしたんだ美雪その箱は?」
「バレンタインのチョコよ受け取ってもらえないかしら?」
「ありがとう…義理でも嬉しいぜ。」
「(義理じゃないわよ…本命)…」
「何不機嫌な顔してるんだ?ここで開けても良いか…」
「へ…ここで?」
「ダメなのか?」
「良いけどね…」
「今度は赤面してるぞ…お…手作りチョコじゃん。カカオの香りが何とも…」
「そ…そう?」
「食べても良いか?」
「ここで食べるの?」
「何、驚いてるんだ?ここで食べるのはダメか?」
「違うわよ。食べていいから!」
「じゃあ頂きます♪…うめえな…」
「良かった。」
「何だこの旨みは?この香り苦味甘味が絶妙にマッチしているのもさる事ながら、何かこう説明出来ない懐かしい感じがして…もう一個良いか?」
「それは全部はじめちゃんのものよ。」
「なあ美雪…このミルクの味って何かを思い出すんだ…懐かしい味と言うか…」
「その味は隠し味よ…」
「思ったんだがお前、胸元濡れてないか?」
「やっぱり…それはあたしの母乳よ…」
「マジで!?」
「特注で買った乳腺の働きを活発にする薬を少し飲んだらこうなったの…」
「…おい何で服を脱ごうとしてるんだ?」
「はじめちゃん吸って…吸ってくれないとあたし胸が苦しいの…はじめちゃんとの思い出も…」
「おい待て!抑えるな!詰まってるのは母乳でムゴゴゴゴ!」
「愛で満たされるわ♪はじめちゃん♪」
0089名無しさん@ピンキー2013/02/21(木) 21:05:39.57ID:mOrpo4Mu
確かに探偵学園ものは見たいね。
0093金田一一X七瀬美雪2013/03/05(火) 13:06:04.28ID:IYAFAw4a
朝の目覚め、それは幼なじみの悲鳴と強烈なビンタから目を覚ます。
原因は俺が全裸で寝ていた事で、破廉恥な格好を見た美雪が条件反射で手を出してしまった事である。
顔を真っ赤にしながらも視線を逸らして説教する美雪。

「信じられない!変な物を見せないでよね…女の子に…」
「ひょっとして美雪って男の裸を見たのって初めて?」
「…!?お馬鹿ぁぁぁぁぁ!!!」

明らかにビクッっと反応してキーンと怒鳴り声を上げる美雪。どうやら完全に図星だったらしい。
コホンと咳をし、いきなり、話題を変えようとする。

「それよりもはじめちゃんはあたしに似合う服をエスコートする約束だったでしょ。だから速く服を着なさい。」
「そうだったな。美雪とのデートだもんな…」
「そ…そういう意味じゃないわよ!」

そうは言っても反論しないで嬉しそうな顔をしてる時点で説得力は無いんだがな…
急いで着替えて、デパートの服売り場に到着。
お洒落好きの美雪も最近は色々な服に拘ってる。最近は活発系のボーイッシュな服が好みらしい。
黒のTシャツにブルーのホットパンツを気に入ったようだ。

「はじめちゃん似合う?」と頬をを赤らめながら美雪は恐る恐る尋ねる。

「似合ってると思うぜ。」
「本当!?嬉しい…」

やべえな…そんなビチッとした姿だとムラムラと発情したくなってくる…
湧き上がる欲望。立ち上がる息子。荒れ始める呼吸。

「じゃ…じゃあこれにするわ。元の服に着替え直してと…」
「美雪…」

勝手に試着室に入る俺…声を出させない為に美雪の唇を自分の唇で塞ぐ。
0094金田一一X七瀬美雪2013/03/05(火) 13:29:22.55ID:IYAFAw4a
「むぅぅぅぅぅぅ!?!?」  
「ぢゅぅぅ…むぐ……」

興奮と戸惑い、喜びと怒りの狭間で美雪は完全に困惑している中、
美雪はひたすら口の中を犯される。俺の舌は、美雪の口腔内を縦横無尽に動き回す。
優しく上の部分を舐め上げるときもあれば、強引に下唇を噛むこともある。
美雪の必死の抵抗もむなしく、クチャクチャといやらしい音が更衣室に響く。
俺が美雪のの舌を噛んだ瞬間、「ふむぅぅ…」と、声を漏らす。
どうやら軽く達したらしい。垂れた愛液が、ホットパンツのブルーを濃いものに変えていく。
俺は唇を離す。唾液がいやらしく、未練がましく糸を引く。
まだまだ興奮覚めやらぬなか、俺は美雪の背後に廻る。
そしてファスナーを下ろし、熱く猛り反っている肉棒を、美雪の色っぽいお尻に押し付ける。

「ッ!?!?」  
「う、あぁー…」   

その鮮烈な感覚に、ぼやけていた美雪の思考は急に現実に呼び戻され、俺は息を吐く。

「ちょ…ちょっとはじめちゃん!!」
「うわあ…美雪の尻って温かいな!」

美雪の抗議には一切耳を傾けず、ひたすら一物を押しつけ続ける俺。

「いやいや、本当に気持ち良いわ。俺の息子も大喜びしてるわ。ほらこのとうり♪」
「はじめちゃんいい加減に…」
「なんだ?美雪は気持ち良くないのか?」
「はぁっ!?」

そう言うなり俺は自分の太ももを美雪の股に押し入れる。
溢れ出す愛液が俺のズボンに大きなシミを作る。
0095金田一一X七瀬美雪2013/03/05(火) 14:27:07.70ID:IYAFAw4a
「こんなに濡れてるから、てっきり気持ちいいと思ったんだが?」
「あぁ…はぁ…」
「なあ美雪、本当に気持ちよくないのか?」

だって、と前置きし、黒のTシャツ越しに美雪の乳首を抓る。

「ひぁあ!!?」  
「ここだってこんなに硬くなってるから…」

楽しそうにコリコリと弄くり回す俺。

「美雪ぃ……本当に、気持ちよくないのか?」

そんな事は聞くまでも無い。

「気持ち良い…」

その言葉を聞いた俺はニコっと笑い、ご褒美に美雪のうなじをペロッと舐める。

「うひぃ!!」  
「良かったー、そっかそっか、じゃあ俺がもっと気持ち良くしてやろう!」
「ふぇ…?」

俺は太ももを美雪の股から抜き、代わりに違うモノを入れる。
熱く猛り反ったモノだ。
ズブリ、と美雪の割れ目に突き刺す。

「ひ、ひぎぃぃぃぃ!!痛いはじめちゃん!」
「うぁっ…きっつ……」

美雪の処女膜が裂け血が流れてるのを確認し、ゆっくりと丹念に動かす俺…
流石にこの締め付けはキツい。

「…っ……ハァッ……」

もはや声にならない快感でいっぱいの美雪だが…俺はまだまだ止まらない。

「全部…入っ……たっ。」  
「ひぎゅぅ………」
「美雪…動くぞ!」
「ふぇ?………ふぁぁぁぁっ!!!」

肉棒はグチュグチュと音を立て抜き差しされる。最初はゆっくりと、馴れてくると素早く、抜き差しされる。  
パンパンパンと、腰打ちつける音が試着室に響く。

「ひぁっ!あっ!あん!あっ!ひぃぅぅ!」  
「ふっ、あっ、うっ……なあ、美雪。」
「へぇっ!?ふぁぁっ!!あん!!くぅぅ!!」
「美雪…前を見てみな…」
「みゃ、みゃえ………?」

美雪の見た目の前には、鏡に映った自分の喘ぎ姿である。

「ふぁあ!!はぁぁぁん!!!」  
「ああ、ほら、目を、逸らすな、よ…すげーかわいい女の子が喘いでいるよ…」

目の前の女の子は、だらしなく口を開き、よだれを垂らしながら、ひたすら後ろから突かれている。
俺の肉棒が、一層強く締めつけられる。         
0096金田一一X七瀬美雪2013/03/05(火) 14:53:55.67ID:IYAFAw4a
「ふぎっ!!やっ!!やだ!!恥ずかしいよぉ!!」  
「そんなことないよ…ほら、ちゃんと女の子に、挨拶のキスをしてみな…うあっ」  
「き…きしゅぅ?」

美雪は目の前にいる淫らな女の子と向き合い、よだれを垂らしながら、熱い口付けを交わす。
唇と唇を重ね合い、舌と舌を絡ませ合う、熱い口付けを。
肉棒が更に締め付けられる事によって俺も限界が来る。
腰のスピードを早め。パンパンパンパン!!と、カウントダウンが始まる。

「美雪!そろそろ出ちまう!」
「はじめちゃん、ここで出しちゃダメ。危険日だし、あたし、赤ちゃんが出来ちゃう!」
「うぁ………も、もうダメだ!!」  
「ふぁぁぁぁっ!!ああぁぁ!!」  
「くぅぅぅぅぅぅ……………!!!」  
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

白濁の液が、俺の息子から吹き出す。しかも美雪と繋がったままでの射精。
冷静に判断すると後悔する、レイプ、早漏、危険日の3連コンボなんて一番嫌われるプレイをしたからだ。
無責任な事をしたので土下座して美雪に謝る俺…

「本当にすまなかった美雪!」
「じゃあ、あたしが妊娠したら責任とってくれるわよね?」
「そりゃ勿論ってふぇぇぇぇぇ!」
「何よ。そんなに驚く事?」
「俺で良かったのかなって?」
「鈍感!むしろ、はじめちゃんは逃げられなくなって一石二鳥じゃない♪」
「ハハハハ…俺だって美雪以外としたくなかったし。」
「まあいいわ。欲を言えば最初ははじめちゃんのベッドでしたかったんだし…」
「へ?」

実は後々知ると、最初から美雪は俺との既成事実を狙ってたのである。
女って怖いな。この餌で俺を釣る作戦が失敗すれば媚薬入りクッキーで逆レイプも狙ってたらしい。
ヤンデレ生徒会長の本性を垣間見えた瞬間でもある。
ライバルを蹴落とすためとはいえやり方がえげつねぇ…

【終わり】  
0097金田一一X七瀬美雪2013/03/25(月) 10:36:53.47ID:z7XNt59p
俺は今、幼なじみの美雪を俺の部屋に招き入れている。
原因はミステリー研究会での罰ゲームで草太が王様で今晩、3番は5番の家に泊まるで何をしてもOKという命令なのだ。
3番を引いたのが美雪、5番が俺なのだ。だから美雪が俺の部屋にいる訳…
とりあえずお茶を出したけどいざ2人になると何を話せばいいのかわからない…………
そうな感じで俺がおどおどしていると…

「ねぇ…………はじめちゃん……」
「何だ?」

美雪が顔を紅く染めた状態で真剣な顔をしている…

「はじめちゃんはあたしの事をどう思ってる?」
「え?うーん、言葉じゃ言いにくいけど、俺のことを心配してくれるし、幼なじみとしても俺は結構好きだよ。」
「…本当?」
「嘘を付いてどうするんだよ…」
「そう……はじめちゃん。」

美雪の顔が物凄く真っ赤だ。

「ん?」
「あ…あたし……そ、その、は、は、はじめちゃんの事が…」

緊張してるなこいつ…

「あたし…はじめちゃんの事……が好き!本気で好き!だ、だから………あたしと付き合って欲しい!!」

な、なぁぁにぃぃぃぃぃ!!!!!
0098金田一一X七瀬美雪2013/03/25(月) 10:45:13.69ID:z7XNt59p
え?
なに?
え?
夢?
いやいや違う違う
なんだ?何が起きたの?
美雪が?
俺のことを?
好き?付き合って?
マジ?

「ダメ?」

美雪が涙目で俺を見つめる。

「い、いやいや駄目じゃない駄目じゃない。ただ少し驚いて、み、美雪本当に俺なんかでいい……っ!」

俺が話し終わる前に美雪は俺にキスをする。

「!?!?!?!?」

そして美雪はゆっくりと俺から離れる。

「これでもまだ足りないの?」

俺は幼なじみの大胆な行動にテンパってしまう。

「い、いや、その美雪嬉しいよ。本当に嬉しいよ。」
「そうか、ならして良かったわ。」

美雪は緊張がほぐれたように胸を撫で下ろす。

「美雪、さっきのキスはちょっとズルかったぞ!」
「え?え?す、ごめんつい……!」

俺は話してる途中の美雪に優しいキスをする。
0099金田一一X七瀬美雪2013/03/25(月) 10:53:08.11ID:z7XNt59p
「は、はじめちゃん!?」
「これでおあいこだろ?」

俺は笑顔でそう答える。

「う、うん………あのはじめちゃん」
「ん?」
「もっと、あたしはじめちゃんのこと知りたい。」

お?
これってまさか?

「あたしと………その……エッチ…してくれないかしら?」

俺は軽く笑って答えの替わりにキスで答える。

「………ん」

始めは軽めのキス、次は

「んうぅ………んっ………んっ……」

大人のキス……お互いに舌を絡め合わせてお互いの味を分かち合う。
0100金田一一X七瀬美雪2013/03/25(月) 11:04:45.68ID:z7XNt59p
「美雪、服を脱がすぞ。」

美雪は黙って頷く。制服の上着を脱がして下着姿させ、脱がすと同時に女の子特有の豊富な胸が見える。

「美雪の下着の色は白か…」

バシッ!乾いた音と共に強烈なビンタが俺の頬に直撃する。

「うぉ!?」
「い、いちいちそんなこと言うなぁ!!」
「わ、わかったわかった!真面目にするから。」
「ったく…………!んっ!」

とりあえず美雪の胸を下着の上から揉む。

「んっ……あっ……あんっ!」

美雪は気持ち良さそうに甘い声を出している。
…そろそろ…

「あ!ちょっとはじめちゃん!」

俺は美雪が付けていた下着を外し、直に触れてみる。

「あっ……ん……んぅ…… くぅ……」

美雪の肌はスベスベしていて胸は思っている以上に柔らかい。
0101金田一一X七瀬美雪2013/03/25(月) 11:18:51.94ID:z7XNt59p
「美雪、乳首がたってるぞ。興奮したのか?」
「言わないでよ……」

弱々しい返事、つまり事実みたいだ
俺は軽く意地悪したくなって美雪の乳首を親指と人差し指でコリッと摘んだ。

「ひぁ!」

美雪は驚いたように声を上げる。さらに俺は念入りにコリコリと転がす。

「んぅ! は…ぅ……ん…はぅ!」

俺はもっと美雪の可愛い声を聞きたくなったので美雪をソファーの上に寝転ばせ、
左乳首を舐めながら右手を美雪のパンツの中に侵入させてマ〇コに人差し指と中指を入れる。

「ひぁぁぁ!?あっ、あっ、は、はじめちゃん!あっ、だ、だめぇ!あぁぁ!」

美雪のあそこ本当に濡れるんだな。

「あっ、んっ、ふぁ!はじめちゃん、だめっ、それ以上っ、ふぁっ、したらっ、あたしっ、あたしっ!」

美雪が駄目って言っているけどここまで来たらもう俺も止められない。

「あっ!あっ!本当にっ、もうっ、だめぇ!!あぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

美雪の身体はビクビクと痙攣し、同時に美雪はぐったりして目はトロんとして口からは唾液が出ていて色っぽい姿を晒す。

「美雪、俺もう限界……」
「はぁ…はぁ…いいよ………はじめちゃん…一緒に………気持ちよく………なりた……い。」

美雪は俺にいつもの笑顔を差し出す。
0102金田一一X七瀬美雪2013/03/25(月) 11:42:53.27ID:z7XNt59p
「入れるぞ……」

美雪は笑顔で頷いてくれる。
ゆっくりと腰を前に押し出す。
美雪の中は狭いのにもかかわらず、押しあてたものがヌルリと中に入って行く。
美雪の中は凄く気持ちよくて正直一気に突きたいのだが、その欲望を必死に押さえる。

「ん――――っ!」

先っぽが入ったところで、美雪は苦しそうで悲痛の声を上げる。

「痛いか?」

美雪は黙って首を横に振る。

「お……願…い……続け……て…」

美雪の好意を無駄にするわけにもいかず、慌てずに続ける。
とりあえず一思いに一気に入れる。

「あ!――――っぅ!」

痛さのあまり、美雪の目は涙目で直ぐにでも泣きそうだ…

「美雪!大丈夫か?嫌なら抜くけど?」
「へい……き…だ……けど………少し……待って…」
「わかった…」

―――― 数分後

「もう動いていいわよ。」

美雪がそういうと俺は今まで抑えていた欲求を一気に放出する。

「あ!あぁぁ!なにっ、これ!き、きもひぃぃ!!ん!はぅっ!あぁぁぁぁぁぁ!」

ヤバイ、きもちいそろそろいきそう

「んぁっ!はぁっ、!いいっ、いいよっ、中にっ、はじめちゃんの、中にっ、いっぱいっ、くぁっ、!いっぱい出してぇぇっ!!!」
「美雪!出る!」
「ふぁあぁぁぁぁぁぁ!!」
0103金田一一X七瀬美雪2013/03/25(月) 11:53:37.90ID:z7XNt59p
ー日曜日

「はじめちゃん遅いわよ。」

待ち合わせ場所に時間ギリギリで到着した俺。
目的が夫婦用の家具が欲しいようだ。ルンルン気分で俺の腕を組む美雪。
既に学校でも夫婦みたいな関係になった俺達にとってはこれ以上の幸せは無い。
休日は大抵、セックス三昧…美雪からは子供が何人欲しいとかのろけ話。
従妹のフミには静かにやれよと呆れるのも仕方ないと言える。
美雪の笑顔は俺にとっての栄養剤なんだからどうしようもない。
賑やかな商店街に2人の恋人達は幸せそうに歩く。

【終わり】
0106ヤンデレ美雪ちゃん幼なじみを犯す2013/04/16(火) 14:19:35.13ID:FQV3swKg
*はじめがヤンデレ美雪に犯される話です。設定はオペラ座館最後の殺人事件後です
セミがせわしなく鳴き、夏の暑さを伝える中、俺こと金田一一は久々に実家に帰っていた

「はぁ、ここに帰ってくるのも久しぶりか」

連絡もまともにしないで母さんは心配して怒ってるだろうなとそれ位は予想できる。
実家に帰ると両親も心配してたようで説教付きで出迎えてくれるのもどうなんだ?
久しぶりの自分の部屋…どことなく綺麗に片付けをされている。
誰がやったんだろう?と疑問を考えると幼なじみの美雪の元気な声が聞こえる。

「はじめちゃんの部屋はあたしが掃除したの。はじめちゃんは散らかしっぱなしだったんだからね。」

俺はこの時に気付くべきだったと後悔する。既に美雪に部屋を占領されていたことに。
美雪は部屋が暑いからと言って麦茶と紙コップを差し出す。
気を利かせたつもりなのかどうか知らないが調度、喉が渇いてたのも事実。
美雪は自分用の紙コップを差し出し、それぞれのコップに麦茶を注ぐ。

「ありがとうな美雪……」
「はじめちゃん、さっさと飲まないと温くなるよ。」

美雪が俺の顔を近づきながら凝視する。
まるで「あたしの注いだ麦茶が飲めないのか?」って言いたいほどに……
一気に飲み干す俺……何故か急に眠気が襲ってくる……意識を失う。
ピチャピチャ……ピチャピチャ……俺は体に違和感を覚えて目を覚ます、
意識がはっきりしない中、自分は眠ってしまったのだと理解するのに数秒掛かってしまった事にようやく気付く。
0107ヤンデレ美雪ちゃん幼なじみを犯す2013/04/16(火) 14:56:29.81ID:FQV3swKg
「……何だこれは!?」

俺は布団で寝ていたそれには問題はない、問題があるのは……。

「はひゃ?ほひゃひょうひゃひふぇふぁん♪(訳:あら?おはようはじめちゃん♪)」

俺の男根を口に含み舐めている色気を充分にまとっている美雪の姿。
状況が解らずに美雪の行動が理解できないでいると美雪が満面の笑みで答える。

「はじめちゃんのおちんちんをしゃぶっているの!はじめちゃんのちんちんとても美味しいんだから♪」

美雪は俺の男根から口を離しうれしそうに答える。
幼なじみから聞かされるその卑猥な言葉に俺は頭がおかしくなったのかと思ったが、
再び舐め始めた美雪の伝えてくる快感にこれが現実だと脳が訴えかける。

「美雪、辞めるんだ優秀な生徒会長のお前がそんな事をしちゃ……」

そう言ってもがく。しかし手や足は縄で縛られていて動かす事ができない。
なにより、体に回る快感のせいかうまく体に力が入らない。

「どうして?あたしははじめちゃんのことが大好きなんだよ?はじめちゃんがいなくなってからずっとはじめちゃんの事しか考えられなかったの!」

美雪は喋りながら俺に顔を近づけてくる。そして、唇が合わさると中に舌をいれ俺の口の中を蹂躙してくる

「…んふぅ、ピチャ…ジュル、はぁ…」

美雪が離れると間に唾液の糸がかかる。
本音は物凄く嬉しいのだがこの展開は計算外と言わざるえない。
妖艶な目をした美雪が俺に囁く。

「あたしが麦茶に睡眠薬を入れたが大成功ね。さてとそろそろ本番に入るとしますか♪」

全ては部屋を片付けていたのはこの愛の巣で俺を犯したかったのか?それだと納得がいく。
慌てた俺は親をここに来てもらおうと大声を出そうとするが美雪が俺の口を塞ぐ。
そしてクスリと笑い俺に絶望を告げる。

「大声を出しても無駄よ。はじめちゃんのおばさまとおじさまとフミちゃんはあたしが渡した招待券で暫くは戻ってこないからね♪」

その証拠にチケットの封筒を俺に見せつける。その封筒には巨人対阪神戦の内野のS席券である。
今の美雪に寒気を感じる。逃げ道を完全にふさがれた俺……美雪はさっきの続きを始める。

「そんな事より、ねぇはじめちゃん?楽しもうよ?」
「く…… はぁ…!!」
「ふふ、ジュル、はじめちゃんチュパチュパ…情けない声出して可愛い、ズズーー」
「……っく、美雪…うぁ…やめ、あああ……やめてくれ、はぁぁああぁあ!!」

俺は美雪に雄雄しく勃起した怒張を舐められすすられ、射精してしまう。
意識を取り戻してから3回は射精させられたが、萎えるたびにまた勃起させられるというサイクルを繰り返しを喰らう。
0108ヤンデレ美雪ちゃん幼なじみを犯す2013/04/16(火) 15:17:16.24ID:FQV3swKg
「くうあああ、また!また出る!!!」

ドプ、ビュルル、勢いよく出される精液を全て飲む美雪の姿にまた興奮させられ硬くなる、
こんなことをしてはいけないという罪悪感、幼なじみの生徒会長とこんな事をしているという背徳感が俺をさらに興奮させる。

「そろそろ、入れるわよ?」
「はぁ…はぁ、それだけは…それだけはだめだ…美雪!」

俺は肩で息をしながらも美雪を止めようとする、
しかし、今の美雪がそんな事聞くわけもなく、俺の肉棒を掴みながら自分の秘所に押し当てていく。

「……くぅ、はぁぁぁ!」
「まだ、触れただけなのに、ダメよ。はじめちゃんまだ出しちゃ♪」

楽しむ間に早漏プレイだけは絶対に許さない気でいる美雪……
そう言いながら俺の肉棒を入れていく美雪、そして、俺の肉棒が全部入ると美雪は満足そうに嗤っている。

「じゃあ、はじめちゃん初めてだけど動くね?危険日だし♪」
「美雪!やめ……っ!」

美雪は俺の言葉を聞き終える前に動き出す、あまりの快感に思わず喋れなくなる俺とは正反対に美雪は嗤いながら一心不乱に上下運動を繰り返す。

「……はぁはぁ!アハハ!はじめちゃん!気持ちいい!気持ちいいよおおぉぉぉ!!!」
「美雪!くぅあ!…みゆ…あぁぁ…やめ、気持ちよすぎるから、やめろおぉぉおああああぁぁぁぁ!!!」

あまりの快感に精液を開放する、それは、大好きな幼なじみの中で出したということ、俺の中で何かが崩れていく。
そんなものはお構いなしと動き続ける美雪。ジュポジュポと卑猥な音と共に愛液と精液の混ざり合ったものが外にかき出される。

「クク、フハハ!フハハハハハハ!」

俺は壊れたように嗤いだす、美雪はとても満足そうにとても愛おしそうに俺を見つめる。

「はじめちゃんはあたしのモノ。誰にも渡さないし、何処にも手放さないからね♪」

逃がさない為に処女膜から出血した痕を俺の唇に塗りたくる美雪である。

【終わり】
0110名無しさん@ピンキー2013/04/16(火) 23:05:44.16ID:Hi8OVa7x
書いてくれるのはいいんだが
たまには他のペアも読んでみたい
0111名無しさん@ピンキー2013/04/17(水) 07:09:27.03ID:+0Ngflmr
探偵学園ものが欲しい。
0112はじめのハーレム談話2013/05/11(土) 13:45:18.44ID:d5PSn+uw
*注意:死んだキャラも入れてますのでご了承ください。
「金田一、結局お前は誰が一番好みなんだ?」
「そうだな…俺個人としては美雪が一番具合が良いと思うけどね…」
「ほう。」
「あいつの締まりもいいし、挿れたときの気持ち良さがハンパないんだ。病みつきになるぜ。射精したあとの余韻も凄くいいし。」  
「なら七瀬君で良いじゃないか?」
「でもな…おっさんあいつマグロなんだよ…やってる最中もずっと目つぶったまんまで、されるがままだしなあ…」
「じゃあ速水玲香嬢は?」
「めちゃくちゃ敏感なんだよ。高い声もいいし、カラダいじってると面白い。乳首舐めただけでイッちゃうんだぜ。  
貧乳は感度いいって本当だったんだな…」
「良さそうじゃないか?」
「でもな… 敏感過ぎるのも問題なんだよ。最初は良いんだけど、二回三回するうちに白目むいて気絶されたりすると……。  
アヘ顔って言うの? 好きなヤツはいるんだろうけど、俺は正直ドン引きだった…」
「じゃあ後輩の部員のあの娘は?」
「エミリちゃんか…あの娘すげーエロい。最初はそうでもなかったんだけど目覚めたっていうか、ああ淫乱ってこういうヤツのこと言うのかって思ったよ。  
背面騎乗位でガンガン腰振られるともう辛抱たまらん。」
「美浦君で…」
「でもエロすぎるとセックスっていうよりスポーツみたいになるのがなあ。もっとしっとりヤりたい時だってあるじゃん。  
でもあの娘とヤルと常にもっともっと! って感じで、ちょっと萎える。悪くは無いんだけど…」
「あのテニス部の娘は?」
「綾花か…(カチッ)」
「おいあの娘…ビクっていったぞ!」
「ある事件を境に何でも言うこと聞いてくれるんだ。いつでも何処でもヤりたい放題やらせてもらったなあ…教室とか保健室とか。ああ、野外でヤッた時は燃えたな。  
で、今日はリモコンバイブ入れっぱなしにするよう命令しといたんだけど、ちゃんと守ってるみたいだな。」
「従順な女の子か……いいな」
「ただちょっとやり過ぎたみたいで、何かに目覚めちゃったみたいでな。普通じゃ満足できなくなりつつあるらしいんだ。ヤッてる時も、尻の穴にバイブ入れて欲しがるし、さすがに引くわー」
「それは金田一、お前のせいだ。」  
「やっぱり…」   
0113高森ますみX金田一一2013/05/18(土) 21:26:15.11ID:WtPuIfu9
 とつとつではあるが、金田一一の目の前には神妙な面持ちをした高森ますみが立っている。

「はじめちゃん、冤罪の借りを返す為に、あたしを抱いてくれる?」
「抱っこか? それで貸し借りがチャラになるならお安い御用だ!」
「わーいわーい♪ って、ふざけんな!! 誰が高い高いしろっつったんだよ!? 抱けっつったらSEXに決まってんだろ、このド素人がっ!!」
「ぎゃああああああああああああああああああああ!最悪だあああああああああああああああああああ!」

 ますみの熱意――と言う名の脅迫――に折れたはじめ彼女の申し入れを受け入れる覚悟を決める。
 初めて見るますみの際どい夏服、頬を赤らめてしおらしく俯いたますみを見てしまうと、こんな俺で良いのかと、はじめの気持ちは揺らいでしまう。

「良いんだな、ますみ。」
「うん、だから覚悟が揺るがないうちに……」

 その覚悟がどちらを指すものなのか――と、そこでますみが上目遣いにはじめを見つめる。

「あの はじめちゃん。」
「な、何だ?」
「その……、不躾な願いで恐縮なんだけど……その……服を……」
「ふ、く?」
「うん……あたしの服を……脱がしてほしいんだけど……」
「俺が?」
「うん……」

 恥じらうように顔を背けるますみを前に、はじめは生唾をごくりと飲み込む。
0114高森ますみX金田一一2013/05/18(土) 21:45:04.46ID:WtPuIfu9
「い、良いのか?」と聞いてしまった瞬間、はじめはは言葉の重大さに気付いて取り消そうとしたのだが、
「ちょ、ちょっと、今の言葉は無――」
「うん。」
(し、しまったああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!)

 ますみの返事に、頭をしゃがみこんで抱えてしまう。
 かくして、はじめの逡巡は終了とも言える瞬間でもある――。

「い、いくぞますみ。」
「お願い。」

 双方固唾をのんで見守る中、はじめはますみのTシャツの縛り目をやすやすと解く。
 はらりと落ちたTシャツの裾がますみの引き締まった腹部を覆う。
 はじめはすかさずTシャツの裾に手を掛けるが、そこで手を止めると、ますみの顔を覗きこむ。
 そこで視線がバッチリと合ってお互いドキッとする。
 だが、そこでますみは決意を瞳に込めると、こくりと小さく頷く。
 それを合図に、はじめはTシャツの裾を捲り上げる。
 ますみも、それに合わせる様に上体を屈めて脱がし易い様にする。
 はじめの目に引き締まったわき腹や白い背中が飛び込んで来ると、否応無く興奮は高まって行く。
 そして、ついにはじめの手にTシャツが渡ると、ますみは倒していた上体をすっと立たせる。
 それに合わせて、2つの大きな膨らみがぷるんと揺れる。
 つんと上向いたピンク色の頂点が、ますみの興奮の度合いをはじめに伝えてくる。
0115高森ますみX金田一一2013/05/18(土) 22:26:39.57ID:WtPuIfu9
「は、初めてではないから、あまり……その……、ごめん……」

 消え入りそうな声でそう詫びるますみ、しかし、はじめはそんなますみの言葉よりも、先に確かめたい事が1つある。

「ますみ、ひとついいか?」
「うん。」
「ブラはどうしたんだ?」
「あ、あたししない派なの。」
「!!」

 全身を真っ赤に染めながらもじもじと恥じらうますみの前にはじめは完全にフリーズしてしまう。
(先にそう言っておいてくれよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!)
ブラが有るから大丈夫。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました――またしても失敗した事に頭を抱えるはじめである。

「ますみ……いやますみさん?」
「何?」
「他に……、他に俺に隠してる事が有るなら言ってくれ!」
「隠し事、ね?」
「そうだ……。例えばジーパンの下がノーパンですとか……、そんな事有る訳無えと思うけど……」
「あ、は、履いてないけれど?」
「な、に?」

 あっさりとそう答えられて――ますみ自身は心臓バクバクなのだが、はじめ的にはもうちょっと恥じらいがちに答えて欲しかった――、はじめはまたも愕然とする。
 
「そ、そんな目で見ないでよ。てぃ、Tバックも試したんだけど、そのぉ……、ただぁ……、あれはお尻が気持ち悪くて……」

 何の告白なのかと言う話なのだが、はじめにはそれを突っ込む余裕すら無い。
(この変態な幼馴染は?だからって、だからってぇぇ……、最悪だああああああああああああああああああああ!)
 敗北――その言葉がはじめの背中に重くのしかかる。

「ねえ……、先に進んで貰えない?正直に言うと覚悟しているとはいえこの格好で放置されるのは流石に恥ずかしいの……」

 それならTシャツを着ろと言いたい所だが、もはやはじめにそんな言葉を吐く気力等は残ってない。

「あ、ああ……」

 はじめはたどたどしく相槌を打つと、ますみのベルトのバックルに手を伸ばす。
 その瞬間、ごくりとますみの喉が動く。
 その間にはじめはのろのろとした動作でバックルを外し、ボタンを外し、そしてついに最後の砦、ジッパーに手を掛ける。
(つ、ついにこの時が……)
 不安と期待をない交ぜにして見つめるますみの目の前で、はじめはジッパーを、ジジ、ジジジ……と下ろす。
0116高森ますみX金田一一2013/05/18(土) 23:01:11.90ID:WtPuIfu9
「ぁぁ……」

 むき出しにされた下腹部の羞恥に震えるますみ。
 一方、はじめはジーパンの腰に手を掛けた所で、
(何かがおかしいんだが……?)
 その何かが判らずに手が止まってしまう。
 と、そこでますみが暴挙とも言える行動に出る。
 はじめの止まった両手に自分の手をそっと重ねると、「お、おい!? ちょっと――」と驚くはじめを無視してジーパンをずり下げてしまったのだ。

「んなぁッ!!?」

 慌てふためくはじめだったが、両手はますみに抑えられて逃げる事さえ叶わない。
 咄嗟に目をつぶったが、
「はじめちゃん……その……あたしじゃ駄目、なの……」
 その心細そうなますみの声に、男として逃げてはいけない崖っぷちに自分が立たされている事を再認識する。  
(えぇえええいいッ!! もうどうなっても俺は知らねえぞッ!!)
 今更往生際が悪いと言うか、やけっぱちになったはじめはギュッと瞑っていた目を開く。
 
 はたして、そこに見えたものとは――、

「ますみさん……」
「何?」
「何故にツルツル?」  
「は?」  
「ここ?」

 そう言ってはじめはいつの間にか自由になった手の人差し指を立てると、無毛の恥丘をぷにっと突きさす。

「ふひぃッ!?」  
「けしからん事ですよこれは……」

 そう言ってふにふにと何度も指で突く。

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ……」  
「けしからんけしからんけしからんけしからんけしからんけしからんけしからんけしからん――」  
「あ、こ、こらっ!つ、突くのは、あんッ、や、止めて……」

 ますみははじめの手によって良い様に身もだえさせられてしまう。
 そしてついに、「けしからあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――――」
「きゃあッ♪」

 はじめの常軌を逸した叫びと、ますみの黄色い悲鳴が交錯した瞬間、古ぼけたテレビのブラウン管に黒々とした穴が穿たれる。  
 それに続いて、ボンと言う情けない音を最後に、はじめとますみを映していたテレビは、その一生を終える。

「何ですか、今の映像は?」

 その場を一気に氷点下まで陥れる様な冷たい声に、今の今までテレビに喰いついていたいつきと佐木弟がビクッと背筋を延ばす。

「もう一度聞きますね。今の映像は何ですか?」  
「あ、あれは……、そう、びっくりどっぎゃあああああああああああああああああ!!」

 いつきの言葉は、後頭部を直撃したドアと、いつき自身の悲鳴と、テレビと共にひっくり返る音に破壊音にかき消される。
 残骸の山の中でひくひくと痙攣するいつきを目にした佐木弟はごくりと生唾を飲み込む。


  
0117高森ますみX金田一一2013/05/18(土) 23:14:55.97ID:WtPuIfu9
「質問を変えるわよ。あの場所は何処かしら?」
「○×△△□□ホテル、◇◇◎号室です。高森って言えば解りますが……」
「ありがとう。」

 その言葉を最後に背後に居た殺気がふっと途絶える。

「……七瀬先輩……瞳が輝きを失って物凄い怖いです……いつきさん大丈夫ですか!?」

 そう言って佐木弟が残骸に埋もれたいつきに近づいたその時、部屋の中にカランと金属音が響き渡る。
 目を覚ましたいつきはそれを見て顔面蒼白なまま佐木と一緒にもうダッシュで部屋を出る。

「て、手投げ弾なんて投げやがって、ふざけるんじゃねええええええええええええええええええええええええええええ!!」

 背後の扉からドゴンと大きな音と共に黒煙が噴き出しても、美雪は振り返らない。
 程なくしてスプリンクラーが作動したのか、天井から降り注ぐシャワーを浴びながらも、美雪の足取りは澱むどころか寧ろ加速して行く。

「あたしとせずに浮気をしたはじめちゃんにはお仕置きをしなきゃいけないわね……フフフフフフ……お尻にネギでも刺そうかしら♪」

 能面の様な顔に引き裂かれた様な笑みを浮かべた美雪はいつの間にか手にしていた長葱を手に弾丸の様に玄関を飛び出して行く。

【終わり】 
0118名無しさん@ピンキー2013/06/07(金) 08:53:37.31ID:td7Sr6kl
探偵学園もの観たいな
0119名無しさん@ピンキー2013/06/24(月) 13:52:50.66ID:HyJTOYxF
金田一とオペラ座館の桐生晴美はどうだ?
メガネ外したら美人とか結構萌えるぞ

後は微妙にフラグ立ってた桜樹るい子なんかも、エロチシズム溢れてていい!
0120名無しさん@ピンキー2013/07/31(水) NY:AN:NY.ANID:Vk6xoRwv
フミが近親相姦ではじめをバター犬扱いして犯すネタも見てみたい気がする。
0121名無しさん@ピンキー2013/10/02(水) 11:23:02.15ID:zRi7h9yC
メグネタが欲しい。
0123名無しさん@ピンキー2013/10/08(火) 14:50:12.76ID:fsy15T9B
ジゼルちゃんはよ
0125七瀬美雪の日記2013/10/28(月) 00:34:28.79ID:WGz1P/LT
*非エロで申し訳ありません。
○月×日
はじめちゃんが階段からコケて入院した。幸い、夏休み中だから良かったものを……
全くどうやったら全身打撲や右肩や左足首の脱臼になるのか疑問である。
その姿に呆れて溜め息を出てしまう。

「はじめちゃんは本当にドジだわ……」
「スマン美雪……」

まあ、別に気にはしてないんだけどね。
流石にその腕では食事をするのが辛そうだからあたしが蓮華を持って食事を与えると
はじめちゃんはボソッと口に濁す。

「美雪にそんな事すると新婚カップルみたいだな……」

思わず、恥ずかしくて条件反射で照れ隠しのビンタの連打を上げてしまう。

「いてぇ!いてぇよ!美雪さん!嫌なら辞めてくださいよ!」
「あ……ごめん……」

照れ隠しで手を合わせて必死に謝るあたし……ちょっと反省……

「どうしたのはじめちゃん?急に震え始めて……」
「悪いベッドの下にあるのを獲ってもらえるか?」
「ええ……これかしら?ってえええ!?」

何気なくベッドから取り出し、よく見ると変な容器の奴が出てきた。
これってもしかして尿瓶……

「薬の副作用で出やすくなって……本来なら看護婦さんを呼ぶんだが間に合わない……
流石にこの年で紙おむつは恥ずかしいんだ……美雪、それで俺の頼みます。」

そんな涙目でお願いしないでよ……

「漏らしたくないんで……お願いなら何でも聞きます。助けて一生のお願い……」

仕方ないわね。あんな恥ずかしい事されたんだから覚悟しなさいよ。
あたしがはじめちゃんのお嫁になって一生尻に敷いてあげるんだからね。
0126蓮沼綾花のさせ子経験談2013/11/11(月) 09:50:12.72ID:lBCvRn5X
「や……ダメ、ダメよ金田一君……膣内だけはダメ!外に……出さないで……出さないで……」

 あたしのお願いも聞かないで今日も金田一君にバックからの姿勢で犯されました……(涙)。
雪影村事件以降、金田一君に助けてもらった恩とはいえこんな形になると誰が予想できたのでしょうか?
あたし自身に居場所が無く求められてる事が嬉しくて初めのうちはどんな要求でも受け入れていました。
しかし、そのうちどんどんエスカレートしていきフェラ、陰毛の剃毛処理、アナル等……

『さすが綾花。いやいや言いながらもしっかり受け止めてくれて可愛いな♪」

 あたしの様な人間を周りは『させ子』と言うそうです。
一度中に出されるとその日は中出しされ放題。

『一度も二度も同じだろ?』

 もし、妊娠したら強制退学です。雪影村にまた戻らなきゃいけません。
そう訴えてもはぐらかされるばかり……

『じゃあ綾花はなぜゴムを付けてって言わないんだよ。好きなんだろ?中に出されるのが……』

 資金の無いあたしはコンドームを買う金もありません。
しかも見知らぬ街では何処に売ってるのか解らない始末。
幾ら釈明をしても聞いてはくれないのです。

『やっぱり綾花はエロくて最高だな。』
『こんな事をさせてくれるのは綾花だけだよ。』
『やっぱり綾花が一番好きだな。』

 そんな言葉で全てを許してあげたくなるあたしは……やっぱり『ちょろい』のでしょうか?
唯のリップサービスでも金田一君に『一番好き』と言われるだけでキュンキュンしてします(あそこが)。
0127蓮沼綾花のさせ子経験談2013/11/11(月) 10:17:56.04ID:lBCvRn5X
 それをゴーサインと受け取った金田一君はギシギシと激しく腰を打ち付けます。

『行くぜ。中に出すぞ中出しするぞ。』

 そうやって口に出すのはその言葉であたしを眺めて楽しむ為でしょうか?
次第に金田一君は無言になり、あたしはその時が近い事を知ります。
どうやらイク瞬間はあたしの胸を触っていたいようで強く乳房を鷲掴みされるとそろそろの合図……

『あ〜出るぞ。出る出る出る〜っ!』

 その瞬間、金田一君のそれが肥大し、脈を打つのがあたしのお腹の中でもハッキリと解ります。
一番奥まで腰を打ち付けたまま金田一君はピクンピクンと痙攣をします。
金田一君は何か苦痛でも耐えるかのように顔をこわばらせます。
きっと彼の意識はあたしの胎内にあるのでしょう。
そして、長い時間続く脈動と下腹部にじんわりとくる温かい感触。

「ダメ!早く抜いて!出来ちゃうわ……」

 大量の精液があたしの膣中に流れている証拠です。
脈動が次第に弱々しくその間隔も長くなっていきます。
奥へ……一番奥へと……最後の一滴に至るまで『あたしを完全に妊娠させるための液体』が注ぎ込まれます。
全てを吐き出し終えたソレがだんだんと力を無くしグッタリしていくのを膣壁で感じながら
今、腹腔を満たしてくれているのが命の恩人の金田一君の命そのものであると言う事を感じます。
そして、あたしに覆いかぶさり荒い息を整える金田一君の体重を感じつつ
夢見心地でいるこの瞬間は……白状します。少し良いかもって思います。

『(チョロいな綾花は……)』
0128蓮沼綾花のさせ子経験談2013/11/11(月) 10:28:13.33ID:lBCvRn5X
 一ヶ月後、生理が来ないので薬局で妊娠検査薬を買うことにしたあたし……
金田一君の幼馴染で優等生の美雪ちゃんもなぜかいたことに驚愕する。
しかも、買おうとしてたのは同じ妊娠検査薬だから動揺を隠せないでいる。
互いに事情を話してみると金田一君があたしと美雪ちゃんを交互に犯してたの事実を発覚する。
あたしは怒りよりも溜め息が出ていたが、美雪ちゃんの場合はそうじゃなく怒りの炎が見える。

「あの野郎、あたしだけとか言って浮気をしていたなんて!」

ちなみにあたしも美雪ちゃんも陽性であり、責任払いとして金田一君には一夫多妻と言う変な現象になったのはご愛嬌になったりする。

【終わり】
0129名無しさん@ピンキー2013/11/27(水) 04:59:15.15ID:9HkAKknb
乙!
綾花に中出し妊娠させる描写がよかった
読んでいて臨場感が伝わってきたしエロいし言うことなし!

もしよかったら今度は桐生晴美・太田綾・桜樹るい子あたりで個別ルートのラブラブ中出し妊娠エッチを書いてほしいな
相手は勿論はじめで
0131偽アガサの誤算談2013/12/02(月) 21:31:23.10ID:qwj6JyJN
「ダメ……金田一君……赤ちゃんが出来ちゃう……」
『良いじゃん。俺の子を孕んじまえよ!!』
『金田一君のセックスって気持ち良いのよ。あたしも癖になっちゃうし、アガサさんも胸が大きくていやらしいわね♪』

 何故……こんな事になったのだろうとあたしは自問自答を繰り返す。
好きでも無い男と復讐したい女にこんな目にあってしまうなんて……
自分の非力さを完全に後悔する。本物のアガサを殺して本物に成りすまし、
自分の恋人の秋男を殺した電脳山荘のメンバー全員に復讐する計画……
僧正、乱歩、スペンサーまでは良かったがここに来ての誤算は計算外である。
部外者の金田一一に捕まってしまった事だ。どうやら初めからあたしを狙ってたらしい。
いきなりの好きでも無い男による強姦……処女喪失……ごめんなさい……秋男……
妊娠の素になる熱い精液がドクドクと押し込んでくる……
そして憎い敵のパトリシアの寝室での屈辱の3P……

『やっぱりアガサさんって締め付けが良いな♪さっき済ませたマグロの美雪とは大違い♪』
『本当にうらやましいわ。エロいおっぱいして……』
『パトリシアさんだって充分エロいですよ♪』
『金田一君ったら煽てても何も出ないわよ。じゃあアガサさんのクンニでもしようっと♪』

 なんて、淫乱な雌豚なの?本当に羞恥心が無いのかしら……
あたしのクリストスと金田一君からあふれ出た精液も丹念に舐めるパトリシア。
そのパトリシアをバックの体勢でセックスする金田一君……

『パトリシアさんも処女だったんスか?ホステスしてるって思ったから意外……』
『バカ……あたしだって仕事とプライベート位分けてるわよ♪』
『綺麗で巨乳は相手を選ばないってのが俺のモットーですので!!』

 そんな光景を観てるとアソコがジンジンしてくる。
まるで金田一君の精液を欲してるのかのように……麻薬患者が麻薬を欲しがるかのごとく……
記憶が改ざんして秋男の事なんか忘れてしまうみたいに……
0132偽アガサの誤算談2013/12/02(月) 22:14:46.49ID:qwj6JyJN
『金田一君、あたしもう限界イく……』
『俺も限界です。一気に出しますよ。』
『妊娠させて♪』

 ぱとりしあが嗚咽を上げながら胸を上下にプルンプルンと揺らしながらよがる姿はビッチそのものだ。
こんな物を一気に射精されたと思うとなぜか疼いて興奮してしまうあたしは変態なのだろうか?
そんな事を考えてると金田一君はとんでもない事を口に出す。

『知ってるぜ。君が犯人だって事も……』
「な……なぜ……そんな事を……」
『金田一君は流石ね。あたしの部屋の方に行くのを目撃してたんだから♪』
『俺の子を孕みながら獄中出産するか……死刑で罪の無い赤ちゃんも可哀想にな……』
「何よ……それ……脅しのつもり?」
『そうじゃねぇよ。全部黙秘してやるから秋男なんて男を捨てて、俺と新しい人生を歩むか選んでよ。』
『あたしなら人生をすべてリセットするけどね、この件は全部暴露して金田一君の妾になるわ。』

 事件の犯人だとバレ、嫌な選択であると同時に、何故か身体がそっちを求めてしまう。
金田一君の固いペニスによるセックスが何よりも刺激的では理性だけではどうにもならない時もある。
そして……

「金田一君、欲しい……あたしの淫らなおマンコにそれ頂戴……』
『あたしも欲しい。』

 完全に理性を失ったケダモノと化したあたしとぱとりしあは何度も何度も犯され、
何回、イッたか記憶が無い……間違いなく妊娠しただろう……
あたしとぱとりしあは目が虚ろになりながらも金田一君の声が聞こえる。

『これで目指せ千人切りルートの開拓だぜ!ハーレム王に俺はなる!』
『またはじめちゃんは女の人に手を出して……そんな事をするんだ?』
『美雪さん、もしかして全部見てたのですか?』
『見てたわよ。早漏プレイの癖に!誰がマグロですって?さあ、ぶ、ち、こ、ろ、し、か、く、て、い、ね♪』

 浮気をしたのを知ったのか七瀬さんのお仕置きは凄惨な物だったのは心に秘めておこう。

【終わり】
0135名無しさん@ピンキー2014/01/16(木) 12:32:59.94ID:ub36Yg+/
美雪「あたしの趣味ははじめちゃんと食事(精子)をとる事です♪」
はじめ「幼馴染の逆レイプが童貞喪失だとは夢にも思いませんでした……」
0137名無しさん@ピンキー2014/02/09(日) 15:34:04.65ID:QGdov/UO
自習


あーあ、暇だ・・・
何もない実習俺は暇を持て余していた

何かエロイ事ないか・・・
その時
美雪「はじめちゃんおもーい」
何やら騒がしい、どうやらクラスメイトの金田一が窓から教室に侵入しようとしているようだ
俺「なーにやってるんだか」
その時ガラッと扉が開いた
女教師「急遽身体測定が決まりました女子は保健室に向かって下さい」

ふーん・・・
「美雪ー先行ってるよー」
美雪「う、うん」
女子どもがワラワラと教室から出て行った
女子全員いなくなった矢先に一瞬に教室中がざわついた
「おお!!」「すげー!」「薄むらさき?」
騒ぎにビックリした俺はその騒ぎの原因に視点をやるとクラスメイトの七瀬美雪がこっちにケツを突き出していた
ケツを突き出しもんだからスカートが捲くり上がりパンティーが一瞬見えた
美雪「きゃっ!」
っと七瀬が騒ぎに気付きスカートを戻す、すると窓から
一「おわ〜〜〜〜〜〜〜!!」
っという悲鳴が聞こえた、慌てた美雪は窓に前のめりになってさっきと同じ状態に
またケツを突き出しスカートが捲くり上がるもんだからパンティーが見えている状態に
それに今度は前のめりになっているのでパンティーがさっきよりモロに見えている
「これはエロイ・・・」「美雪ちゃんのパンティー・・・」「た、たまらん」
男どもがまたざわつく
一「バカ野郎!!殺す気か!ちゃんと持て!」
美雪「だって〜〜」
窓にいる金田一が必死に動いてるのか、それに同調して今度はケツを突き出しながら誘ってるようにケツをフリフリしはじめる
ケツを動かすもんだから徐々にスカートがめくり上がりついにはパンモロ状態に
それをまじまじと見てた俺はたまらなくなり七瀬に近づく
間近で見るパンティー丸見えでケツフリしてる七瀬美雪

これはたまらん・・・
下半身に血液が集まるのがよくわかる、俺は勃起しはじめた
ゴクリッ
「・・・おい、これって・・・」「誘ってるよな?w」
クラスの男子どもも同じ考えのようだ
美雪「はじめちゃんあまり動かないで〜〜」
一「ジッチャンの名にかけても這い上がってみせる!」
・・・・俺はたまらなくなりおもむろにパンモロ状態の七瀬の尻に手をつけた
美雪「きゃっ!え???」
また小さく悲鳴を上げる、だが今度は両手が塞がっているのでスカートを戻す事も
手を払いのける事も出来ずただ悲鳴を上げるだけだった
俺は尻に付けた手を動かしはじめた
美雪「え??うそ!!い、いや!」
たまんねえこの綿の感触ハァハァエロすぎる・・・
「おおお!」「いいぞーやれやれー!!」「み、美雪ちゃんのパ、パンティーの肌触りどんな感じ?はぁはぁ・・」
男どもがまた騒ぎ始める、それに答えるように俺も興奮しはじめ、ついにパンティーの中に手を入れた
直に触れる尻の感触、気持ち良過ぎる、たまらなくなり無我夢中で手を動かす
た、たまんねえ、これはアナルか?ハァハァもっと下に・・・毛の感触・・・!っはあ!こ、これが!オマンコだな!
はあたまんねえ・・・もうだめだ、自分の性器がものすごい勢いで充血していくのがわかる
ハァハァハァハァ今度は両手で尻をもみしだくハァハァ、めちゃくちゃにしてえ
美雪「いや!、や、やめ!」
興奮が収まらない、たまらなくなった俺はついにパンティーに手を付けた
「おおおおお!!!」「いくかあああああ?!」「脱・が・せ!脱・が・せ!」
0138名無しさん@ピンキー2014/02/09(日) 15:44:58.86ID:QGdov/UO
ズルン
一気に太股までパンティーを脱がした、男子どもが一斉に騒ぐ
美雪「う、うそ!」
「きたあああ!!!!」「オマンコ!美雪ちゃんのオマンコ!」
教室にケツを突き出しケツの穴とオマンコを晒した女子高生がそこにはいた
たまんねえ・・・
俺は無我夢中でむしゃぶりついた、ケツの穴からオマンコに至る全てにむしゃぶりついた
もう我慢ならん、カチャ・・・俺は無造作にベルトを外しトランクスを脱ぎ
今度は太股まで脱がしたパンティーを膝当たりまで脱がし
七瀬の腰に手を付けて一気に俺のイチモツを七瀬の性器に挿入した
グッ
美雪「!!!!!!!ぎ!!むぐっ・・・」
すごい悲鳴を上げる手前で男の一人が七瀬の口を手で塞いだ
?「まかせなb」
一「うん?美雪?どうした?」

金田一視点
一「うん?美雪?どうした?」
俺は必死にしがみついていた美雪の口の異変に気付いた
・・・何故手が口に?どうなってるんだ???
よくよく見ると美雪の顔は紅潮し目にはうっすら涙がうかがえる
そんなにつかむの大変だったか・・・

しかしまざまざと見ていると俺は美雪の違和感に気付いた、よく見るとありえないスカートのかぶさりかたが見えた
あ、あれじゃ後ろからはパ、パ、パンツ丸見えじゃないのか???ど、ど、どういう事だ????
さらによく見ると腰に手のようなものが見える
っ!口が手に???!!!ま、まさか!!
一「お、お、おい!お、お前ら!」

草太「まかせなb」
クラスメイトの草太が口を抑えた
助かった無我夢中で忘れてたが自習とはいえ今は授業中
大きな悲鳴で他のクラスにバレたら一貫の終わりだ

俺も手で合図をし、それがスタートの合図のごとく無我夢中で腰を動かし始めた
「パン!パン!パン!パン!パン!」
教室中に響くエロイ音、たまんねええ、気付くとオマンコから血が流れていた
しかしそんなのは気にせずただただ自分の欲望のままにピストン運動を繰り替えした
「パン!パン!パン!パン!パン!」
美雪「むぐっ!うっ!うっ!ぐっ!」
七瀬もそのピストン運動に答えるように口を塞がれながらも喘ぐ
ハァハァハァたまんねえ!
「パン!パン!パン!パン!パン!」
ピストン運動しながら俺は七瀬の胸にも手を付けはじめた
美雪「!」
大雑把にブラウスを開けブラジャーを上げ乳房をもみしだきはじめる
0139名無しさん@ピンキー2014/02/09(日) 15:53:20.29ID:QGdov/UO
金田一視点
一「お、お、おい!お、お前ら!」
「な、なにやってんだ!!!???」
返事はない・・・
グラッ
グラッ
?何やら体が揺れ始めた、美雪を見ると顔を紅潮しながら口に手を付けられながら上下運動をしはじめた
一「おい!!!これはなんだ!!!美雪!!!」
美雪「むぐっ!うっ!うっ!ぐっ!」

手が、腰に回っていた手が、美雪の胸の方に伸び始めた、その両手は無造作にブラウスを開けブラジャーを捲くり上げ
オッパイを晒し始めた
!!!!!
そして無造作に乳房をもみしだきはじめた、美雪の後ろに間違いなく男がいるのがわかった
謎は解けた

「美雪いいいい!!!!」

大雑把にブラウスを開けブラジャーを上げ乳房をもみしだきはじめた
はあああたまんねえええなんてやわらかいオッパイなんだ
もみしだきまくっていると
七瀬の乳首がピンと立つのがわかった
ハァハァハァピストン運動をさらに早める興奮がやばい
「パン!パン!パン!パン!パン!」
美雪「むぐ〜〜〜うっ!うっ!ぐ」
性器と性器が激しくエロく絡めはじめる
ハァハァハァさらにたまらなくなった俺はさらなる気持ち良さを得るのに足で七瀬の足を蹴り、よく足を広げ自分の欲求を満たそうとする
大きく足を広げる事によって膝まで脱がされたパンティーがピンと張る
そこに愛液と血が混じった液がしたたり落ちパンティーに溜まった
うおおおおお
「パン!パン!パン!パン!パンッ!パン!パン!パン!」
美雪「うっ!う!う!あ!ぐっ!うっあ!ぐっ!うっ」
教室中に肉と肉がぶつかる激しいピストン音と、性器と性器が交じり合うエロイ音と、微かな喘ぎ声が響く
「パン!パン!パン!!パンッ!パン!!パン!パン!!パン!」
美雪「うっ!う!う!あ!ぐっ!うっあ!ぐーっ!うっ!ぐっ!うっ」
俺「いくぞ!いくぞ!」
「パン!パン!パン!」
絶頂を迎えようとするとさらにピストン運動を早める
美雪「!!!うぐうう!!!」
腰にまわした手に力を込める
「パン!!!!」
俺「!う!!!ううう!!!・・・ふう・・・ふう・・・」
美雪「!うぐ!!う!ぐっ!・・・・・・・・・・」
最高に気持ちよかった・・・しばらく余韻を堪能しチンポを引き抜くと大量の精液があふれ出し
膝まで脱がされたパンティーに落ちた
教室で膝までパンティーを脱がされケツの穴もオマンコの穴も晒し尚且つそのオマンコは精液でグチョグチョになって
ケツを突き出しながら震えてる肢体がそこにはあった
俺はその光景に満足し七瀬から離れた
・・・・
「お、俺も!!俺も!!!」「ふざけんな俺が先だ!!」「美雪ちゃんのパンティーリボン付きでかわいいなあエロイなあかぶりたいなあ・・」

陵辱ははじまったばかりだった

つい先ほど犯されてオマンコが精液まみれの七瀬美雪に一斉に男どもが覆いかぶさっていく
0140名無しさん@ピンキー2014/02/11(火) 00:29:56.69ID:WaLc8/Xv
※鬼畜な表現がありますご注意ください
オペラ座館第二の殺人犯人視点


ピィーーーン
ガッ
・・・・ぐっ
殺した、俺は桐生を殺した、当たり前の事をしただけだ
しばらくして息絶えたのを確認しに下に移動した
スッ・・・タタ
完全に死んでるか確認する為胸に手を当てる・・・心臓の音がない、間違いなく死んでいる


冷静を整えふと桐生の姿を見る・・・Tシャツにパンティー一枚・・・というあられもない姿だった


ゴクリッ
俺は人間としてしてはいけいない事を考え始めていた
死んでる、ここは桐生の部屋、死んでる、叫び声も出さない
絶対大丈夫という安心感が下半身を刺激する、俺は下半身に血がどんどん溜まっていくのを感じた
俺はいてもたってもいられずズボンとトランクスを無造作に下ろした
自分でも信じられないくらいとんでもなく勃起していた
絶対バレない絶対バレない・・・
俺はおもむろに窓に寝そべって死んでいる桐生の尻に手を付けた
なんとも肌触りの良いシルクのパンティーがそこにはあった
たまらない、興奮がどんどん自分をおかしな人間に変えていく
俺はそのシルクのパンティーをおもむろに膝まで脱がし、いてもたってもいられず自分のイチモツを桐生のオマンコに容赦なく挿入した
・・・反応はない、当然だ死んでいるのだから
叫び声も上げない、当然喘ぎ声も上げない・・・
俺は無我夢中に腰を激しく動かしまくった
「パンパン!パンパンパン!パン!パンパン!」
外は嵐、嵐の中いやらしいピストン音が嵐の音にかき消されながらわずかに響いていた
「パンパン!パンパンパン!パン!パンパン!」
きもちいい・・・すごい
ふと気付くとオマンコから血が流れて膝まで脱がされたパンティーに滲んでいた
これはまずい後で履き替えさせよう・・・
「パン!パン!パン!パンッパン!」
桐生「・・・」
「パンパン!パンパン!パン!パンパン!!パン!パンパン!」
桐生「・・・・」
有森「うっ!!!」
「パン!!!」
桐生「・・」
有森「はぁはぁはぁはぁ・・・」
気持ち良過ぎて中出ししてしまった
そしてしばらく結合されたままの余韻を楽しんだ
チンポを桐生のオマンコから引き抜くとドロっと精液があふれ出してきた
そして履き変えるためにパンティーを脱がした、少し赤く滲んでいる
おもむろにそのパンティーで自分のチンポを拭きポケットにしまった
さてっと


荷物を漁って桐生の下着を見つけるとそれを履かせた
そして計画通り桐生をかついで桐生の靴を履いてれいの木の下まで行き死体を木に吊るした
0141名無しさん@ピンキー2014/02/11(火) 00:31:04.62ID:WaLc8/Xv
次の日
有森「金田一!!大変だ!」


・・・ガチャンッ
これで何食わぬ顔でみんなに会えば問題ない、何も問題ない

しまった!中出ししたまま拭いてない!しかしもう遅い・・・


ギィ・・・ギィ・・・
その朝冷たくなった桐生の身体はゆっくりとゆれていた・・・
黒沢「なんてこった・・・」
剣持「この子はたしか・・」


神谷「でも
有森「ばか言え!(大丈夫、この雨だわかるはずはない)」



有森「(下着の下の方が滲んでる・・・)」


金田一「そんな単純な事件じゃないぜ!」


有森「(どうやら気付いてないようだ、ふう、後で拭いとこう、その時にもう一度・・・くっくっくっ)」
0144七瀬美雪のヤンデレ講座2014/04/05(土) 12:13:36.02ID:4MDYXkYp
*非エロで申し訳ありません
「皆さん、これはある幼なじみとどう上手く接すれば良いかと言うマニュアルです。これは良い子は絶対に真似をしちゃいけません。あたし七瀬美雪の警告だぞ♪」

1、自転車の二人乗りで後ろの場合
腕で相手の腰を固定しましょう。あと何気に相手の背中に自分の顔をぶつけるのがベスト。
相手に気付かれない様にさりげなく匂いを嗅ぐのがベスト。もし相手が気付いた場合はこう返しましょう。

『美雪、お前、何で俺の背中の服を嗅いでるの?』
「嗅いでないわよ。」
『そうか?くすぐったいんだけど?』
「(さりげなく嗅ぐようにする)……」

2、携帯電話のメール送信
一時間に二回は必須、それでも返信が来ない場合は直接電話を掛ける
馬鹿なふりをして顔文字一杯のメールを送るのも手。

Frm:美雪

sb:おはよー

あのあと草太君と帰ったってみたわよ(≧ヘ≦)!
ひどいわよはじめちゃん(>_<)
今日はあたしと帰ってくれる(*^o^*)?
待ってるから|( ̄3 ̄)|!
それじゃまたあとでね(≧∇≦)!

3、幼なじみが自分の部屋で寝ている時は色々と仕掛ける
盗聴器、隠しカメラは必須。コンドームを見つけた場合は即座に穴を開ける事。
料理を作るなら精力が付きそうなメニューがベスト。生卵、鰻、赤マムシ、ベーコンのアスパラ巻き等がベスト。
危険日なら逆レイプしながら既成事実を作って赤ちゃんの名前まで強かに考えるのもあり。

『お前……わざと狙ってない?』
「はじめちゃんの思い過ごしよ♪」
『気が付いたら俺の部屋で何で全裸で寝てるんだよ?』
「何となく……」
『そんな事をするとお前を襲いたくなるだろうが!』
「はじめちゃんに犯されるなら良いわよ。その代わりあたしが倍返しではじめちゃんを犯しまくるから♪」
0145名無しさん@ピンキー2014/04/29(火) 23:00:50.53ID:twXbJn8W
ビッチじゃない美雪のエロssが読みたいッス
0146名無しさん@ピンキー2014/04/29(火) 23:43:59.42ID:5gNN6g0Y
前々スレだったかで「金田一がノリノリなSSは嫌だ」な流れになって
女がリードする形になったような
0147名無しさん@ピンキー2014/05/14(水) 19:46:36.95ID:mRgAjXhL
失礼します。
高遠少年×藤枝先輩or
高遠×ジゼルを投下させて頂いてもよろしいでしょうか。
0148高遠×ジゼル2014/05/14(水) 22:13:46.67ID:bRpEwinm
聞くのが野暮でしたね
高遠×ジゼル投下させていただきます
お嫌な方はNGしてください





遠くから響いてきた消防車のサイレンに、小さな部屋の片隅で震えているジゼルを見つけたのは、帰ってきた夜23時のことだった。

「…大丈夫ですか?」

背中をさすると、ぎゅうっと服の裾を掴まれた。

月読ジゼル。
ローゼンクロイツを名乗り、母の仇討ちをしようとした挙句、私に罪を着せようとしてあの少年に正体を見抜かれた、お粗末な「犯人」。
彼女の犯罪計画は私から見れば穴だらけで、到底芸術的とは言えない愚かしいものだった。本来であれば大人しく檻の中に入って、私を愚弄するような真似をしたことを悔いていればいい所だ。
しかし……彼女は曲がりなりにも私の異母妹で、今となっては自らの「ルーツ」を探るための唯一の手掛かりである。
そこで仕方なく彼女を脱獄させ、こうして逃亡生活に連れ歩いていた。

初め、ジゼルは抵抗した。
しかし、今戻れば脱獄の罪が重なると嘲笑ってやると結局彼女は私を睨めつけながらも従った。
そんな憎み合うような、同じ部屋に住みながら避け合うような、ぎこちない兄妹生活も、もうだいぶ長い間になった。
当然と言えば当然だが、それでも相変わらず彼女の態度からは距離が抜けないままこの日まできたのだ。
頑なだった彼女の変化に、私は少し驚きを感じた。

「…ベッドに入りましょう。冷えます」

手を引くと、幼女のように彼女は従った。布団をめくり入れてやる。
しかし、それでも震えが止まっていないのを見て、私はしばしどうすべきか迷った。
今彼女はまさにフラッシュバックの只中にいるのだろう。あの燃え盛る悪夢の中に。
救いを求めるようにのばされた手は、痛いほどに強く私の手を掴んだままだ。

「………」

仕方なく、私は自らもジャケットを脱いでベッドに滑りこんだ。
しばらく誰かが側に居れば落ち着くだろう。それが私という、彼女にとってもけして好感情を抱いていない「兄」でも。
そう思って、ため息をついた時ーーー

「…おにい、ちゃん」
0149高遠×ジゼル2014/05/14(水) 22:25:18.19ID:bRpEwinm
吐息にほぼかき消されそうな小ささで、呼ばれた名前。

「………ジゼ、ル?」

正直、面食らった。
そんな呼び名で呼ばれたことは一度もなかった。
しかし、ぎゅっと目を閉じ、錯乱のさなかにいる彼女は一層強く、両手で私の手を取り、がたがた震えながらたすけて、おにいちゃん、たすけて、と譫言を繰り返した。

「……君は、本当にばかだ」

……そうだ、私と違い彼女ははっきり異母兄がいることを知らされていたのだった。
幼い彼女は、優しい兄を夢想したのかもしれない。その正体が、殺人鬼とも知らず……

そっと、背をさすった。
柔らかくて細いからだ。何一つ、自分には似ていない。
しかし、確かに同じ血を半分分けた…妹。

「…大丈夫ですよ。ここにいますから」

らしくもない台詞が口から零れた。

情愛など、何も知らない。
けれど、もしかしたら、この気持ちがそうなのかもしれない、などと血迷った考えが過った。

「………」

泣き出しそうな顔で、くちびるを小さく結び尖らせて、ジゼルは私のシャツの胸を握った。ぎゅうと押し付けられた顔、息の温度が布越しに伝わる。
少しまるみを帯びた肩を撫で、髪を梳いてやった。馬鹿馬鹿しい兄妹ごっこ、と思う。
彼女と私は他人だ。確かに多少遺伝子は共通している…だがそれだけだ。

……なのに、突き放せない。

背をさすっていた手は、いつの間にか彼女を抱き寄せていた。

「……ぁ…?」

ジゼルが目を開けた。

潤んだ瞳が私を見上げる。
微かに開いたうすい紅色のやわらかなくちびるから、小さな歯が見えた。
0150高遠×ジゼル2014/05/14(水) 22:26:43.08ID:bRpEwinm
「………!っ、ふっ」


……後から思い返しても、それは衝動としか言いようがなかった。

気づいた時には、私はそのくちびるにくちびるを重ねていた。

胸のあたりが締め付けられるように息苦しい。急激に体温が上昇する。理性はおかしいと知覚しているのに、くちびるを離すことができない。それどころか、彼女は抵抗することもなく、口づけは深く深くなっていく。舌が絡み、ざらつく感触に熱い唾液が混ざり合う。

「!…っ、は」

どのくらいそうしていたのか。酸素不足にくちびるを離した。
訳が、わからない。
濡れたくちびるのままのジゼルも同じ顔をしていた。

だが、次の瞬間、決壊したかのようにその大きな瞳から涙が溢れた。

「…お兄ちゃん…!」

正気なのか、壊れてしまったのか。彼女はタガが外れたように私に縋りついてきた。
必死に腕を回ししがみつく。再びくちびるがふさがれ、無茶苦茶なキスをされた。ぼたぼた涙が落ちてくる。微かな息継ぎの間に、んっ、ふぁ、と鼻にかかった苦しげな、しかし扇情的な声が洩れた。甘い、まだ少女の名残を残した肌のにおいがする。

「ひとりにしないで…!こわいの、たすけて、そばにいて、いかないでっ…!」

やはり錯乱している。そう思うのに振り払えない。柄にもなく混乱する私に、彼女はさらに追い打ちをかけるように叫んだ。
0151高遠×ジゼル2014/05/14(水) 22:27:42.89ID:bRpEwinm
「私、あなたが憎い…けど、なのに…嫌いだけど、あなたは、私のたったひとりのお兄ちゃんで…でも、残酷なひとごろしで…!」

正気、なのか?

「だけどこんなにあったかくて…おかしいのに…いないとさみしくて…きらい、なのに、……すき、なの」
「………」

私は言葉を返すことが出来なかった。


おそらく、彼女は大きなジレンマを抱えていたのだ。
唯一の肉親という、愛情を持って当然な関係性の人間が殺人鬼であり、しかしその事が彼女に一種の勇気を与えて犯行に走らせた。

憎しみと愛情が絡まり軋む、その音が聞こえる気がした。
彼女の中から…同時に、私の中からも。


「君と私は他人です。高々半分の血の繋がりなど、どうだっていいことだ」


ーーー自分でも驚くほど、平坦な声が出た。
ジゼルが揺らいだ眼差しを向けてくる。
そう、取るに足らないことだ。

「………だから、こうしても、なにも問題はないんですよ」

半ば自分に対して呟きながらーーー私は彼女の衣服を剥ぎ取った。
0153高遠×ジゼル2014/05/15(木) 01:52:12.28ID:mlguIPD3
「………っ」

抵抗されるかと思ったが、ジゼルはただくちびるを噛みしめるだけだった。

「……やめるなら今のうちですよ」
「やめない」

真っ赤な眼で彼女は言い放った。
怯んだのはむしろ私の方だったのかもしれない。

「大嫌い。きちがい。異常者。プライド高くて、自己中で……」

でも、と彼女はしゃくりあげた。

「……好きなの、お兄ちゃん」

その言葉ははっきりと響いた。
もう、彼女は完全に我を取り戻していた。
その上で……私を憎むより、愛することを選ぶと宣言したのだ。
兄妹愛というには行き過ぎた、「愛」。
だが、歪んだ私達には、相応しいのかもしれなかった。

「…………」

答えのかわりに、触れるだけのキスをした。
はなから普通の兄妹ではいられない運命だったのだ。
……墜ちる処まで、堕ちてしまえばいい。

白いレースの下着に手をかける。
ブラのホックがぱちんと音を立てて外れ、豊かな胸がまろび出た。
続いてショーツも脱がしていく。羞恥に顔を背けるその姿が、今は素直に愛おしいと思えた。
0154高遠×ジゼル2014/05/15(木) 01:55:11.17ID:mlguIPD3
「………綺麗、ですよ」

真っ白な肌。胸の頂を飾る薄紅の蕾。黒髪がシーツに鮮やかに映える。
ルネサンス期の絵画のようなその姿に、一種崇高ささえ感じた。

「……私ばかり、嫌、脱いで」

起き上がったジゼルが私の衣服に手をかけた。ボタンを外す指が震えている。制して、自ら脱ぎ捨てた。

「……」

互いに一糸纏わぬ姿になると、自然と抱きしめあった。
体温が、鼓動が、肌の匂いが、ダイレクトに伝わる。髪を撫で、耳に、頬にくちびるをつけた。
柔らかくベッドに横たえると、その白を塗りつぶすように首も、鎖骨も、ありとあらゆる処に口づけていく。ぎゅっとシーツを掴み、耳を真っ赤にして、ジゼルはその感覚に耐えていた。

「……我慢しなくていいですよ」
「うるさい…っ」

ああ、いつものジゼルだ。
意地っ張りでプライドが高くて、愚かで愛しい私の妹。

胸の蕾を軽く吸うと、明らかにびくりと身体が跳ねた。頭を撫でたり、頬を寄せたり、幼子をあやすようにしながら、時折そうして彼女の中の欲望を引き出していく。
たわわな胸はしっとりとした皮膚の中にたしかな重みを持って、手の動きに合わせて形を変える。

「…っ、んっ…」
「胸が弱いんですね」

ちろちろと舌先で舐めると、徐々に充血していく。硬くなり、ぴんと立ったところをさらに指先で掠めたり、じわじわと焦らすように高めていく。

「…っやっ、なんでっ、そんなしつこくっ…」
「失礼、マジシャンの職業病かもしれませんね」
「ずっ、るい…」
「気持ちいいんですか?」
0155高遠×ジゼル2014/05/15(木) 02:22:47.90ID:mlguIPD3
ぷいっと顔を背けられた。答えなど聞かなくても身体は正直に反応している。
細かくふるえ、軽く汗ばむ肌を、なおも指先と掌、くちびると舌で愛撫する。

「…っ、ひっく…っぅ…ううぅ…っ」

血が出そうなほど噛み締められたくちびるからすすり泣くような喘ぎが洩れ出していた。くちびるが切れないように指をやや強引に押し込む。
閉じられなくなった口からつぅ、と唾液と、喉奥から絞り出すようなせつなげな声が零れた。

「脚、開いてください」
「…や、らぁ…」
「…今更いやいやはなしですよ?」

かたく閉じられた二脚、その間。
抱き起こし、体育座りのような姿勢にさせる。横から上体をしっかり抱きしめ、深い口づけを繰り返しながら、彼女の唾液で濡れた指で腿をつぅ、と撫でる。

「ほら…いい子だから」

息を含ませて囁くと、微かに脚の力が緩んだ。その隙を逃さず、秘部に触れる。

「ひゃ、ああぁっ…ん!」
「もっとちゃんと開いて」
0156高遠×ジゼル2014/05/15(木) 03:21:27.15ID:mlguIPD3
そこは既にうすく蜜をたたえていた。軽い刺激を与えているだけにも関わらず、びくんびくんと反応しさらに熱い粘液が滲んでくる。
そうなるともう我慢ならないのか、小さく腰が動き、柔らかい太腿に力が篭って手を強く挟み込んだ。身体を支えている腕にしがみつかれる。

「あっ…あっ…んっ…んうぅ…!」

泣き声のような喘ぎ。さらに指を進め、狭い入口に少しずつ、少しずつ挿入していく。同時に陰核を親指で押しこねてやると、とぷっ、と愛液が溢れ指に絡みついた。

「……今更ですが、もしかして…初めて、なんですか」

腕に歯を立てられた。…おそらく、肯定。
慣れない…いや、未知の感覚に翻弄され、ぽろぽろ涙を流しながら爪先を突っ張らせる。

「…出来る限り、優しくします」

ようやく一本指が入った。きつく熱いその中は、異物を拒むようにひくつく。それを慣らしていくように、内壁を細かく擦りながらさらなる蜜の分泌を促す。

「…大丈夫、ちゃんと濡れてきましたから入りますよ」
「言わない…っで!」

もうぐちゃぐちゃに顔を歪めながら、それでも健気に彼女は二本目を呑み込もうとする。その姿に焦燥にも似た欲情を感じながら、私はそれを抑え込んで丹念に中を解して行った。
0157高遠×ジゼル2014/05/15(木) 03:23:00.83ID:mlguIPD3
「………よく出来ました」

そろそろ頃合いか、と指を抜く頃には、糸をひく粘液がシーツに染み出していた。ぷちゅ、と愛液の泡が弾ける。

「…ぉ、にいちゃ…」

正面から抱きしめ直し、入口に己を宛てがう。

「……生憎避妊具の持ち合わせがありません。アフターピルを用意しますが、それでいいですか」
「……」

こくん、と小さく頷いた彼女の髪をかきあげてやった。迷子のような瞳に私が映る。
目を合わせたまま、ゆっくり、ゆっくり中に入っていく。

「……っ…」

予想はしていたが、きつい。それを見てとったのか、彼女も必死にいきんで、ずぶ、ぢゅぷり、と水音を立てながら受け入れていった。

「……っ、〜〜〜っ!」

突っかかった、と思った瞬間、何かを突き破った感覚がした。みると、赤い血が結合部からしたたっていた。

「…ジゼ、ル…」
「私のはじめて…あげたからっ…」

抱きつかれて受け止める。お互いの荒い息が聞こえる。何処もかしこも熱くて、融けそうだ。繋がった場所から一つになっていくような感覚に、目の眩むような恍惚感が襲ってくる。

「…お兄ちゃんっ…お腹、熱いっ…」
「…え?」
0158高遠×ジゼル2014/05/15(木) 03:24:04.69ID:mlguIPD3
導かれ、やわらかな下腹に手をあてる。脈動する臓器…子宮が、私を受け入れようとしているのだと、本能的に感じた。

「きゅってして、せつない…の、でも、気持ちよくて、しあわせ、で」

眉を寄せ、痛みに耐えながら、しかし彼女はまるで聖母のように見えた。

「……!」

勢いをつけて倒れこんだ。壊れそうなくらい強く抱きしめる。彼女もまた私の腰の後ろできつく脚を組み、腰を揺らしながらあまくせつなげに啼きはじめた。

「あっ、っ…!ひとつ、にしてっ…!ぜんぶ、ぜんぶっ…私にちょうだい…!」
「わかって、ます」
「も、はなさないで、ひとりっ…に、しないでぇっ…!」

ぐちゃ、ぐちゃと抽送の音が響く。
肉体的な快楽だけではない何かが、脳髄まで揺らして全て塗りつぶしていく。

「…や、おにいちゃ、なんかっくるっ、きちゃうう、うっ……!」
「…っぁ、ジゼルっ…!」
「ぁ…あ、あああああっ……!」

私が彼女の奥深くに精を叩きつけるのと同時に、ジゼルは悲鳴にも似た声を上げて、果てた。





全てが終わったあと、後始末をして着替えた彼女をベッドに横たえると、私もその横に身体を投げ出した。

「……本当に良かったんですか」
「…いまさら、」

抱き寄せると、私の腕に小さな頭を預け、ジゼルは静かに笑った。
そして、甘えるように身体を摺り寄せ、私の手を取って頬に当てた。

「……だいきらい」
「ええ」
「でも、ずっと、いっしょにいてね…」

柔らかくまぶたが降ろされ、穏やかな寝息が聞こえてくる。

「勿論…地獄まで、ね」

背徳と罪とに身を浸しながら、しかし確かな幸福に包まれ、私も目を閉じた。
0162名無しさん@ピンキー2014/06/04(水) 04:31:45.51ID:qV+18HVC
相手は霧島がいい
0163名無しさん@ピンキー2014/06/04(水) 22:36:18.29ID:JhPXGz7Q
怪盗紳士と毎日違う人の変装でセックスを楽しむ一
しかしある日二三の姿で現れて・・
0164過激な愛のメール2014/06/08(日) 10:47:20.80ID:cj+zRCWX
*非エロで申し訳ありません
1、某アイドルの場合
金田一君、デートについての至急連絡が欲しいです。
折り返し電話をください。もしかして寝てるんでしょうか(笑)
先ほどからメールや電話をしております。本当は見てるんじゃないですか?
ねえみてるんでしょ。



電話に出ろ。

2、某後輩の場合
先輩、おはようございます(≧∇≦)
昨日はどうもありがとう。凄い楽しかったですよ!!(((o(*゚▽゚*)o)))
今日は私達の事について話がありますよ。
その事で何度もメールを送ってるんですが、返信が来ないのですけど……
何故ですか?何故ですか?
そうかセンパイは私の為に返信のメールを考えてるんですよね。
そうですよね、そうですよ。



センパイ、センパイ、センパイ、センパイ、センパイ、センパイ、センパイ、センパイ、センパイ

3、幼なじみの場合
はじめちゃん、あんたあたしのメールや電話を無視するなんていい度胸じゃない。
次のメールまで返信が来なかったらどうなってるか解ってるわよね?
さっきからずっと待ってるのよ……だから……



速く、速く、速く、速く、速く、速く、速く、速く、速く、速く、速く、速く

はじめ「ってこんなメールと着信が合計で30回以上も届いてるわけだ……」
草太「怖い、怖すぎる……」
はじめ「どんだけ俺の事が好きなんだよ。」
草太「諦めろ。妄想型の美浦さんに依存型の七瀬さんを敵に廻す気はないぞ。」
はじめ「だって最近、俺の部屋にもこんな隠しカメラや盗聴器がこんなにあるんだぜ。」
草太「……完全にヤンデレ…」
はじめ「ストーカーになるな。」
美雪「ストーカーじゃないわよ。れっきとした愛よ。」
0165名無しさん@ピンキー2014/06/09(月) 06:02:15.87ID:FtWZfC7c
159です、みなさんありがとう
非エロ&別のところうpしたのだけどとりあえず
藤枝先輩おいときますね
またちゃんと本番も書きます
NGな人は飛ばしてください
霧島は…数字板に頼んでw
0166名無しさん@ピンキー2014/06/09(月) 06:09:22.78ID:FtWZfC7c
「高遠くんって細いよねぇ」

僕の腰に抱きつきながら、先輩は呟いた。

「…そうですかね」
「そうだよー。本当羨ましいくらい。足とかも細いよね、スカートはいたら似合うよ。今度の新歓ではいてよ」
「いやですよ…」

困っていうと、先輩はくすくす笑った。

「…僕からしたら、先輩の方が魅力的です」

そう、女の子っていう生き物は本当に不思議だ。
やわらかい肌、あかいくちびる。
髪の一筋一筋も細くて、こわれもののようだと思う。
お砂糖とスパイス、素敵なものみんなーーそんなもので女の子はできているの。そんなマザーグースがあったっけ。まさに、そんな感じだ。

「ええー、女子なんて大変だよ?すぐ脂肪ついちゃうし」
「脂肪って…」

苦笑いする。
…正直なところ、そのやわらかい丸みが、男から見ればこの上なく蠱惑的なのだけれど。
ふんわり膨らんだ胸、曲線を描くウエスト、腰、太腿。
二の腕の内側につけたキスマークに、自分のやったことなのに今更ながら恥ずかしくなる。
けれど、あの柔らかくて甘い匂いのする薄い皮膚を美しいと言わずして、何を美しいと言おう?

「…だからさ、ちょっとお願いしにくいんだけど」
「は?」

もぞ、と先輩が布団の中に顔をうずめる。
0167名無しさん@ピンキー2014/06/09(月) 06:13:20.14ID:U0itpMVK
「…腕枕、してほしい…なぁ、なんて」

しばしの沈黙。

「…そう言われたら、します、けど…」
「だ!だって!高遠くん細いんだもん!!腕枕なんかしたら折れちゃいそうなんだもん!!」
「そっ、そこまでヤワじゃありません!」

なんだか急に気恥ずかしくなって、けれど意地になって僕は先輩を勢いで抱き寄せた。

「……っ、」

僕の二の腕の上で、びくりと頭を浮かせた先輩が、そろそろと重みを預けてきた。

「…折れてない?」
「折れません」

ちょっとムッとして言い返すと、先輩は安心したように笑った。

「…本当だ。見た目よりしっかりしてる」
「男ですから…」
「ん、そうだよ、ね」

えへへ、と笑う先輩は、いつもの女王様と呼ばれる凛とした姿より、なんだか幼げに見えて。

「…先輩、好き…です」
「……」

ぐりぐり、と頭が胸に押し付けられた。…これは、ひょっとして、照れているのだろうか。

「…あたしも好き。大好き」

甘くて、少し切ないような感情が胸を刺す。
お砂糖とスパイス、素敵なものみんな。
そんないとしい女の子を、僕はぎゅっと抱きしめた。
0168名無しさん@ピンキー2014/06/12(木) 21:09:26.18ID:wTVOpSPZ
「美雪っ美雪っ」パンパン
「・・・ぅう!・・・ふぅ」

「残念私でした」マスクベリー

@高遠
A怪盗紳士
Bマスクのしたも美雪

選べ
0170名無しさん@ピンキー2014/07/03(木) 16:36:41.74ID:tYRVx1LT
昔書いた金田一一×浅香奈々の続き。
アニメ版電脳山荘事件後の話。
0171子作り2014/07/03(木) 16:38:14.59ID:tYRVx1LT
金田一一×浅香奈々



子作り




電脳山荘殺人事件後。
そもそもの発端となったある一人の青年の不審死事件を誘発させたメンバーの内生き残った者は皆それぞれ自首して、警察の事情聴取を受けたが
電脳山荘のメンバーが行ったのは偶然に偶然が重なったように受け取れるという、文字通りの完全犯罪であった為に誰一人として罪に問われることなく解放され
平穏な日常へと戻っていったが、罪を償う機会を与えられることが無かった彼らは皆一生悔い続けることになるだろう。
無論、自分達の犯した罪の重さを自覚したメンバー達は殺人事件の犯人の前で、自らに出来る形で必ず贖罪していくと誓ったが一度結論を出した警察の決定が覆ることが無いのは明白である。
しかし、公判中の犯人への面会を申し出、足繁く通っては謝罪と後悔を伝え続けた彼らに「もういい」と一言告げた犯人の言葉が、たとえ彼らを許せずとも悔い改めるその気持ちは受け入れるという
メッセージとなったことが彼らにとって唯一の救いであったと言えるのかも知れない。

そんな一応の解決をみてより暫く。はじめはあの山荘のコテージにて肉体的な関係を持った電脳山荘メンバーの一人〈ぱとりしあ〉こと浅香奈々との交流を続けていた。
彼女は本来ならば殺されていた可能性が限りなく高く、二度と生きては会えぬやも知れなかった。
なにせメンバーを三人、厳密には四人も殺害した犯人が次に殺そうと企図していたのが彼女なのだから。
奈々が助かったのは事件解決の手掛かりとなる物を自身が持っているとはじめに話していたのが大きく、「自分に何かあったときは」という彼女の言葉に一度は引いていたはじめが
「何かあってからではダメだ」と思い直して雪が吹き付ける暗い夜道の中を歩いてまで、彼女が宿泊していたコテージへと足を運んだお陰だ。
彼がその途上において犯人と出会した事で、犯人による浅香奈々殺害を未然に防ぐことが出来たのだから、奈々にとってはじめは命の恩人であると言える。
そして程なく、殺人事件を誘発させた原因と、奈々の身の上を知ったはじめは、彼女の荒んだ心を癒す為にも必要であったが故に性的な肉体関係を結んだ。

自分など殺されても当然だという奈々。しかし、はじめは奈々の命も大切な命だと諭す。
俺は奈々が死んだりしたら悲しい。奈々は穢れてなんかいない。
幾度も語りかけて彼女の考えを否定し、そして命を育む大切な行為を行う事で、命の大切さと貴女の身体は穢れてなどいないのだと教え
また自身も命を繋ぐ行為の大切さを知り、深く深く身体の奥底まで繋がり求め合った。
はじめにとっては生まれて初めてのセックスとなった訳だが、性的な欲求よりも彼女を気遣いその心を救いたいという思いが強く表出した行為は
身体だけではなく心もしっかりと重ね合わせる交わりとなり、終始幸福感に包まれたまま心地の良い一時を送り続ける事と成った。
0172子作り2014/07/03(木) 16:38:59.12ID:tYRVx1LT
抱かれることで彼の優しさに触れた奈々も、己が胎内に何度となく解き放たれる精を感じながら
こんなにも自分の事を求めてくれるその少年の存在に救われたような気持ちになって、前向きに生きていく決意を抱く。
自分にも大切だと言ってくれる人が居る。優しくも力強く、それでいて労るように抱いてくれる金田一一という少年が。
だからもう、内にこもって嘘の世界へ逃げるのはやめようと。

電脳山荘の事件……いや。二人が身体を重ね求め合ったあの日から一月後。
警察沙汰を起こした事で勤めていたクラブのホステスを辞めさせられ、今はコンビニのアルバイトをしている奈々。

“あたしの事を大切だと言ってくれた金田一君とこれからも付き合いをしたい”
“あの山荘で命の大切さを教えてくれた……、優しく抱いてくれた貴方との関係をあれで終わりにしたくない”

現実を見て生きると決めた彼女は、自分を救ってくれたはじめに申し出る。
これからもずっと今の関係を続けて欲しいと。

「俺が浅香さんの支えになれるなら、願ってもないことだよ」

申し出られたはじめも彼女を快く受け入れ、そして二人の交流は始まる。

無論それは友人としての付き合いというだけではなく、性的な関係も含めた上での付き合い。
言葉だけの、上辺だけの付き合いなどに意味はない。互いの身体を重ねて文字通りの深い付き合いをすることこそが大切。
こんなにも深い仲の、何でも話し合える人間が傍に居る。それを忘れないで欲しいと。また忘れたくないからと。
二人は身体の奥深くまで一つになりしっかりと抱き合いながら求め、与える。
奈々には俺が居るからもう自暴自棄になったりすることなんてないんだ。
奈々は彼に抱かれながら求める。あたしには金田一君しか居ないから、ずっと傍に居てほしい。
そうしてお互いが抱く形の違った大切さを伝えながら、平穏で満ち足りた日々を過ごす。
0173子作り2014/07/03(木) 16:39:40.70ID:tYRVx1LT
特にこの一月の間は毎日のように逢瀬を交わし抱き合っていた。幾度にも渡る性交は肉体的には勿論の事、心の結びつきをより深いものへと変えていく。
奈々は命の恩人であり『気の置ける相手』であったはじめへの想いが。
またはじめは自らが助けた相手であり、放って置けなくなってしまった奈々への想いが。
互いに抱く相手への想い。それが『愛情』に変わるまでの時間はごく短く、コテージで関係を持ってから二月を経た頃
二人は自然に恋人として接するようになっていた。

熱く求め合いながら絶頂へと駆け上る中で行われた告白は、金田一一という少年と浅香奈々という女性。
二人の男女を恋人という関係に昇華させ、今までの日常を変えていく。

以前までなら休みの日になると良く幼馴染みの美雪と遊んでいたはじめも、休日のほとんどを奈々と過ごすようになった。
無論其処にはずっと美雪への想いを募らせていたらしい村上草太からの告白により、彼女と草太が恋人として付き合うようになった為という理由もあったが
仮にその様な事情が無くとも奈々との時間を優先し、共に過ごすようになっていただろう。
いや、休日だけではなく平日も同様にだ。
学校が終われば奈々のアパートへ足を運び、彼女の帰宅を待って愛し合いながら一夜を共にする事とて少なくなく
朝まで奈々のアパートで過ごしそこから登校する事さえある。

また時には奈々がはじめの家に泊まる事もあった。
はじめに紹介された年上の恋人に驚いた両親であったが、彼らは奈々の身の上を知ったうえで彼女を受け入れ
辛い過去の出来事から罪を犯してしまうほどに荒んでしまった人生を歩んできた彼女を温かく迎えて
「しっかり支えてあげなさいよ」と、はじめに発破を掛ける程に二人の仲を歓迎してくれた。

それからというもの、奈々が泊まる日は必ず夜遅くまではじめと愛し合うため、触発される形で両親も愛し合うという副次的な効果を呼ぶことになる。
こういった事情から金田一家は半ば愛の巣と化すようになっていたがそれは寧ろ喜ばしい事だ。
息子と息子の恋人が愛し合い、また両親も愛し合う。幸せで理想的な家族の姿であると言えるのではないだろうか。

そして事件から三ヶ月近くが過ぎた頃であった。生活が大変であると知ったはじめの両親の勧めにより、彼女が金田一家に住まわせて貰えるようになったのは。

“どうせはじめと奈々ちゃんは遅かれ早かれ結婚するんだから早い方が良いでしょ。それに奈々ちゃんははじめの嫁になるんだから私の娘でもある訳よ。だから遠慮なんかしなくていいの”

母の鶴の一声で始まった二人の同棲生活は、無論部屋もベッドも同じ。結婚して夫婦になるというのに部屋を別々にする必要は無いと母が強引に決めてしまった。
つまりはじめと奈々は、はじめの部屋で枕を一つにして身体を寄せ合う形で寝ている訳である。
狭い部屋、そして狭いベッドは二人で使うには少々窮屈であったが、身体を一つにして抱き合ったまま眠ることが多いので、返って都合が良かったと言えるのかも知れない。
そう、二人は毎晩複数回に渡っての性交を行っている。
気持ちがいい――というのは勿論理由の一つとしてあった。
身体の相性は抜群であり、どのような体勢で性交をしても心地好さ以外に感じることはなく
凡そ男と女の営みをするに当たっては理想的な相性と言えたのだから抱き合わない手はない。
且つ結婚を意識しながらの付き合いなのだから性交を行うのが自然の形だ。性交というのは愛を確かめ合うのに尤も必要不可欠な行為なのだから。

ただ、はじめにとっては気持ちいい以上に、もう一つの大きな理由が出来ていた。

それは孕ませたい。子どもが欲しい。子どもを生んで貰いたいという
愛する女がいる男にとっては至ってシンプルかつ当然な“子どもを作りたい”という欲求。
はじめ自身はまだ高校生だが、奈々はもう23歳の大人の女性。法的にも問題無く子どもを生める年齢だ。

今までの間、どれだけエッチがしたくとも排卵日だけは我慢していたはじめであったが、今夜はもう我慢できそうもなかった。

今夜、つまり今日という日は、思い切り排卵期間のど真ん中であったのだ。
0174子作り2014/07/03(木) 16:40:33.75ID:tYRVx1LT



「どうしたのはじめ君?」

今日明日と連休な事もあってのんべんだらりとした一日を過ごしていたはじめは、風呂から上がり戻ってきた自分と奈々、二人の部屋に入ると
部屋に居た奈々の後ろ姿を見ながらすっと手を伸ばし、彼女の髪の毛に触れた。

「いや……うん、なんとなく触りたくなってさ」

藍色がかった黒という奈々のストレートな長い髪は飾り気のない黒のヘアゴムで後頭部の高めな位置に括られており
背中まで届く一本の髪の束となって垂れ下がっていた。
所謂ポニーテールと呼ばれるこの髪型は、ある程度の髪の長さがないと出来ない物だ。
肩より下は最低限必要で、理想は背中よりも長い方が映える。丁度奈々がそうであるように。

(同じポニーテールでも長さが違うだけでまた違った感じに見えるんだな)

この髪型その物は美雪が時々しているため割と見慣れていたはじめであったが、奈々の髪は美雪よりも長いので必然的に尻尾の長さも長くなる。
電脳山荘で初めて見たときよりも更に伸びた奈々の髪の毛は、降ろしていると背中の下まで届く長さだ。
ポニーテールに括って出来た髪の束。その毛先は背中の中程に掛かるくらいとなり十二分に理想的な長さの尻尾が形作られている。

「はじめ君?」

背後から徐に髪の毛を触られた奈々は疑問の声を上げていたが、彼は気にすることなくその長いポニーテールの髪束を手の平で包み込むようにして優しく掴む。

「なんか、さ」

手の平に包んだ髪の束。はじめは顔を近づけてその匂いを嗅ぎながら慈しみを込めて撫で梳く。
枝毛一つ無い艶やかな髪の毛の束が手の平を滑るように撫で、手の表面と触れ合いながら擦り抜けていくその感触が気持ちいい。
束ねられた細く艶やかな髪の一本一本がまるで絹糸のような質感を持っており、幾ら触っていても飽きることはなく、指を通して梳くだけでも不思議な高揚感を得られるのだ。

「ぱとりしあのポニーテールが何か良くてさ」

ぱとりしあ。それは電脳山荘の事件以後に恋人として付き合い始めてから使うようになった彼女の愛称。
付き合うまでの短い友人関係だった時は浅香さんと呼んでいたはじめであったが、あの山荘で行った初めてのセックスの時に彼女をぱとりしあと呼んでいたこと。
彼女がぱとりしあという名を気に入っていた事から、かつてハンドルネームとして使われていたその名がそのまま愛称となったのだ。
自称漫画家の<ぱとりしあ>ではなく、愛する恋人の愛称としてのぱとりしあ。尤も、普通に奈々と呼ぶことの方が多いとは思うが。
なにせはじめの両親は『奈々ちゃん』と呼ぶし、部屋で二人きりの時以外は彼も『奈々』と呼んでいる。
外でぱとりしあと呼ぶのも何か変だし、二人の間だけの愛称なのだから自然にこうなるというものだ。

「良い匂いだし、触り心地もいいしさ」

はじめは髪の束に鼻を埋めるようにして、その甘い香りを嗅ぐ。
昨日までの柑橘系だった香りが、明らかに花の香りと思わしき匂いへと変わっている。
今日は別々だったが、基本的に風呂は一緒。
一緒に入り互いの身体を流す、世に言うところの裸の付き合い。
少し違うところがあるとすれば、身体を流しながら時折セックスもするところだ。
中を洗うと言ってペニスに洗剤を付けて奈々の膣に挿入し、性交を行いながら身体を洗うといった感じに、風呂でもよく愛し合っている。
それはさておき、はじめの鼻を擽っている髪から香るのは昨日風呂に入った時に使っていた洗髪剤の匂いではない。
昨日奈々の髪を洗っていたのは彼だったから分かるのだ。

「もしかしてシャンプー変えたのか?」

「ええ、先週発売された物に変えてみたの。結構いい香りでしょ?」

「ああ。鼻の奥まで通る甘くて良い匂いだ」

「気に入ってくれたのなら明日風呂に入った時にこのシャンプーではじめ君の頭を洗ってあげるわ。もちろんあたしの髪ははじめ君が洗ってね」

奈々は後ろを振り向いて自身の髪の束を掴み持つはじめを見て薄く笑った。
0175子作り2014/07/03(木) 16:41:24.65ID:tYRVx1LT
「はじめ君の好みの髪型ってポニーテールだったの?」

関係を持つようになったのは今年一月。つまり三ヶ月と少し前からだが、恋人になってからはまだ一ヶ月ほど。
彼女ははじめの好みの髪型なども聞いてなかったので丁度良いと思い質問した。

「うんまあ、好きかどうかで言えば好きかな。もちろん下ろしたままでいるのもいいけど、せっかく髪長いんだから色々変えてみるのもいいと思うしさ」

聞かれたからには答えようと手に持った奈々のポニーテールに指を絡めて弄びながら自身の好みの髪型を伝える。
ポニーテールという髪型は結構好きだった。頭の後ろ手にぎゅっと髪を搾ることで露出する綺麗なうなじは艶めかしく、肌と髪の生え際が良く見え間近で見ていると凄く興奮する。
うなじという部位は男を性的に興奮させる要素を持っているのだ。勿論、メインとも言うべき尻尾の部分である一本に纏まった髪の束が一番良いのは言うに及ばず。
さらりさらりと揺れるポニーテールは見ていて飽きる物ではない。
こうやって指を通しながら艶やかな髪の毛の感触を、指の間を滑り抜けていく髪の感触を味わっていると余計にそう思えた。

「それじゃあ髪は長い方が好き? それとも短い方がいい? あたしの髪の毛は長いから出来れば長い方が好きって言って貰えると嬉しいけれど」

答えは最初から出ている。
長くなければポニーテールには括れないのだから。

「もちろん長い方が好きだぜ。だからぱとりしあの髪の毛はすっごく好きなんだよな〜、長くて綺麗でさ。もうずっと触っていたいくらいに」

幼馴染みの美雪がずっとロングヘアだった影響もある所為か知らないが、髪の毛は長い方が好きだった。
といって誰の髪でも良いという訳では無い。それが奈々の髪だから好きなのだ。
自分は奈々を好きになったのであって、髪の毛に惚れた訳では無いのだから。
長い髪が好きというのはあくまでも好みの髪型の話であって、それ以上でも以下でもなかった。
奈々の髪は長い。その奈々と恋人になったはじめの好みがロングヘアである。ただそれが重なっただけのこと。

「なあぱとりしあ。俺…、お前のうなじ見てたらちょっと我慢できなくなってきた」

触っていた髪の束から手を離したはじめは、着ていたシャツを脱いで上半身だけ裸になり、後ろから奈々の身体を抱きしめた。

「は、はじめくっ――んうっ…!」

抱きしめたまま彼女の右肩越しに顔を振り向かせてその厚ぼったくて瑞々しい蠱惑的な唇を奪う。

「んっ、あむっ、ちゅっ…」

振り向いた拍子にさらりと揺れる彼女のポニーテール。
右の手でその揺れる髪の束を再び触りながら左手は彼女の頭の後ろへと添え、濡れた唇を啄んでいく。
粘膜同士を触れ合わせて擦り付け、甘酸っぱい口付けを楽しむ。
0176子作り2014/07/03(木) 16:42:08.32ID:tYRVx1LT
「んっ…、ふむ…ぅ、」

奈々からくぐもった声が漏れ聞こえ、見ると頬がほんのりと朱に染まっている。

「んむ…、ちゅるっ……」

触れるだけでいた彼女の唇の隙間に舌を差し入れ強引にこじ開ける。
恋人同士なのだから口内へ入れての深いキスをしたいと思うものだ。

「ちゅ…っ ちゅっ…」

侵入した口内では彼女の舌が歓迎するように絡みついてきて、舌同士の濃密な情交が展開されていた。
歯茎をなぞり唾液を集めて塗り込むように彼女の舌の表面を這うはじめの舌。
これを迎える奈々の舌が彼の舌の裏側を丹念に舐め、お返しにと自分の唾液を塗りたくる。
はじめの口より送り出された唾液がしっかり重ねられた唇を通して奈々の口内へと送り出される。
嫁なんだから旦那の唾を飲むのは当然だと言わんばかりに。

「んく…んく……」

喉を鳴らせて飲み下す奈々が愛おしい。
はじめは奈々の髪の束を愛撫しながら彼女の後頭部に添えていた手を胸元へと移し、服のボタンに指をかけた。
彼女が今着ている服は撫子色のカーディガンと、裾の手前に二本の青いラインが入った足首の少し辺りまである深いピンクのロングスカート。
そう、あの山荘で着ていた物と同じ服だ。
この服は何度も脱がせたことがあるのではじめとしては脱がしやすく、片手でもボタンを外すことが出来る。
ぷちっぷちっ。一つずつ外されていくボタン。カーディガンの胸元がはだけると見えるのは白いシャツ。

「んっ…、ちゅぱ…っ ちゅぱっ…、」

この間に奈々も自身の唾液をはじめに飲ませようと攻守を逆転する形で、はじめの口内に舌を差し入れて舌同士の絡み合いと、唾液の交換を図っていく。
口に溜めた粘り気のある唾液は舌を使って流し込みながら、薄く目を開いて飲んでと訴える。貴方はあたしの夫なんだから妻の唾は飲むわよね?
先程とは全くの攻守逆転状態で、キスの主導権は奈々へと移っていたが、はじめも夫として妻の唾を飲みたいものだから別段気にはならないし、自ら進んで飲もうとする。

「こく…こく……」

カーディガンのボタンを外し終え、続いてフリル付きの長袖シャツの首元に手を掛けて再びボタンを外していきながら
濃厚なベーゼを続けるはじめは、奈々の意図を汲み取る形で彼女の唾液を喉の奥へと誘導し、飲み干す。
厳密には意図も何もなく、愛する女の唾液を飲みたいという至極普通な情動に従っただけなのだが。
ねばっとした唾が少し喉に絡まった物の、甘酸っぱい彼女の唾液はとても美味しい。
0177子作り2014/07/03(木) 16:42:56.10ID:tYRVx1LT
「んふ…ぅっ あむっ ちゅ……」

シャツのボタンを外し終えても未だ続く唇の交わり。
絡む舌の間。濡れた唇の隙間。少しだけ出来るその空間に透明の糸がつうっと伸びては混ざり合う。
二人の唇、口内、そして舌をぴちゃぴちゃと濡らし、また溜められている液体は、もはや個人の唾液ではない。
強いて言えば愛しい人と掻き混ぜて作られた甘い飲み物といった処か。

「んっ んくっ」

その飲み物を舌というスプーンで飲ませ合うのは、最高に幸せな時間であったが、それも先へと進むためには一時お預けとならざるを得ない。

カーディガン、シャツ、二つの衣服のボタンが外されたことで豊かな胸を隠すブラが顔を出す中、奈々と美味しい飲み物を飲ませ合っていたはじめは
名残惜しいと感じながらも、静かに唇を離した。

「ん……」

離れ行く唇の間を尚も離すまいとするかの如く糸を引き、二人を繋ぐ唾液。
混ざり合った透明の液が吊り橋のように伸び、離れた唇の僅かな距離を繋いで未練を訴えている。
まだ足りない。もっとキスがしたい。高揚する気持ちに連動しているその様子は互いが抱く心の内その物。

「はじめ君…、好き…愛してる……、」

至ってシンプルな奈々からの愛の囁き。幾度となく伝え合った想い。
はじめは髪を撫で続けている右手は止めず、尻尾を形作る髪の毛一本一本に慈しみを込めて愛撫しながら、彼女に合わせたシンプルな返答を返す。

「俺も好きだぜぱとりしあ。ずっとずっと好きだ」

どんなに伝えても伝え足りない愛おしい気持ちは、日を追う事に膨れあがるばかり。
だから性交をするのだ。毎日毎日、幾度も幾度も、行い過ぎなくらいに。
性交は気持ちが良い。性欲を満たす最良の行為。しかしそれだけには非ず。
愛する気持ちを伝える手段に於いてはこの行為の右に出る言葉も行動も存在してはいない。
愛しているからこそ男と女は身体を重ね求め合う。愛し合っているからこそはじめと奈々はセックスをする。
ある種究極の感情論であったが、何をするよりも至上の幸せを感じられるのだから仕方が無い。
0178子作り2014/07/03(木) 17:51:45.01ID:Myu488fw
髪から手を離したはじめはボタンが外れて袖を通しているだけとなっていた奈々の衣服を脱がせると、ブラジャーのホックを外して、邪魔をしている最後の布を取り払う。

「いつもの事だけど綺麗なおっぱいだよな。大きいし形も良いしほんのり良い香りがするし。触っていいか?」

「もちろんよ。あたしのおっぱいははじめ君の物でもあるんだから、好きに触って」

外へと放り出された二つの大きな膨らみ。
背中側から奈々の腋の下へと両手を差し入れ、彼女の身体の前に回し、その二つの果実を揉みし抱きながら彼女の首筋に顔を埋めて口づける。

「あ…ん…、」

後ろから首筋に顔を埋められてキスをされた奈々は、肌から伝う濡れた唇の粘膜の感触に首を後ろに仰け反らせながら小さな声を漏らした。
顎を上げて首を仰け反らせた彼女の頭がはじめの左肩を枕にする形となり、はじめの肩を跨いで流れ落ちたポニーテールの髪の束が、彼の背中に沿って垂れ下がる。

「ぱとりしあ……」

肩に感じる熱。背中を撫でる髪の束。
密着することで感じる奈々から与えられた二つの感触に加えて、肌から立ち上る何とも言えない大人の女独特の甘い匂いが情欲をそそる。

「ふあ…! んっ…、はじめ君…胸……もっと揉んで…、気持ちいいから…っ、」

「幾らでも揉んでやるって。いやだって言っても、な」

張りのある豊かな胸はぐっと力強く掴むと指が食い込むほどに柔らかい。
胸へ食い込ませた手を大きく回して円を描き、乳房を捏ねくる。

「あぅん…っ ひあっ…っ」

面白いくらいに形を変える胸。右に左に内側に。はじめはただひたすらに揉み回して奈々のおっぱいを弄ぶ。

「おっ? 乳首硬くなってきた」

女なのだから当然のこと胸を揉まれていれば乳首の一つも勃起するだろう。
乳首の勃起は胸への愛撫に奈々が感じている証拠であり、彼の愛が伝わっているという証でもあるのだ。

「あっ……ふぅん…… 乳首、乳首に指っ…、埋めないでっ…っっ」

「ちゅ… そんなこと…んちゅ……言われてもな…あむっ、やめられねぇって」

再び首筋へのキスと耳たぶを甘く噛みながら、彼女の制止は無視。
まるで抗議をするかのようにはじめの背中に沿って垂れている奈々のポニーテールの髪束が、さらりさらりと背を撫でてきたが、それは彼の欲望に火を付けるだけで寧ろ逆効果。
0179子作り2014/07/03(木) 17:56:04.78ID:f1muJM1O
「まあそんなに言うんならやめてやらないでもないけどさ、その代わりこうだ」

指を埋めるのを止めた代りに今度は乳首を摘んでコリコリと捏ねてみた。

「や、ぁぁっ、はううっ……ちく…乳首っ 乳首摘んじゃダメぇ…っ」

いやいやと降られる首がはじめの背に垂れた髪束を大きく波打たせて肌の上を滑っている。
滑らかでさらりとしていて、やはり奈々の髪の毛は気持ちを高ぶらせる最良の薬であるようだ。
高ぶる欲情は下半身にある彼の立派なペニスに血を巡らせて、奈々の乳首がそうであるように勃起という男特有の生理現象を引き起こす。

「お〜いそりゃないだろ。乳首押すのもダメ。摘むのもダメ。んじゃもう口を塞ぐしかなくなるじゃんか」

「く…くち……?」

はぁはぁと息を切らせながら疑問を呈する奈々。

「そう口。こっちのな」

そんな彼女にロングスカートをたくし上げて答えを伝えようとするはじめは、腰の上まで手早くまくりあげてしまうと下着の中に手を入れて大切な処を指圧。

「はぅん!」

「俺の大好きなこのお口に、俺の股間の舌を刺し挿れてキスしなくちゃってことさ」

左手の人差し指と中指、二本を使って優しく指圧しながら奈々の股間に開いたよだれを垂らすお口をなぞる。
肉芽を、花弁を、指の腹を使いこすってやりながら、状態を確かめていく。

「お、お口…っ、下のお口…っ、あたしのお口に指がぁ…っ あ…ああっ……クリをっ クリを弄らないでェ…っ…」

「そりゃあ挿れてるからな。それにクリちゃんだけ触らないのって可哀想じゃんか。だからいっぱい触ってやらなっくちゃな」

「はぁン…っ く、クリっ、そんなにクリをこすられたら…っ あた、あたし…っ」

くちゅくちゅと音が出るくらいに濡れたお口は充分熱いキスを受け止められるだろう程に準備万端な様子だ。

「けど、中びちょびちょに濡らせて愛液もいっぱいで……。ぱとりしあも欲しいんだろ。俺の股間の舌をさ」

ここははじめだけが入っていい場所。指でも下半身の舌でも、彼だけを迎え入れる為にある。
そして子供を作る為の場所。子を成す為の交合を行う大切な場所だ。
同時にお互いの愛を伝え合って幸せな気持ちに浸れる場所でもある。
ここに挿入って奈々と身体を一つにし、幸せな時間を共有するのだ。

「ほし、い……。はじめ君の下半身の舌を……挿れて……。奥まで貫いていっぱい愛してっ……」

奈々の想いを聞いたはじめは一度彼女を解放し、もはや我慢ならぬと言わんばかりの勢いで自らのズボン、次いで下着を脱ぎ捨て裸となり彼女を床に押し倒す。
0180子作り2014/07/03(木) 17:57:15.48ID:f1muJM1O
「脱がせるぞ」

腰までまくり上げられたロングスカートを除けば、奈々の身に付けている物はもうパンティ一枚のみ。
はじめはその最後に残った布きれに指を引っ掛けてするすると脚から抜いていく。
丸まりながら脱げていく下着を足から抜いて床へと放り、股間の怒張を彼女に見せつけた。

「見ろよ。俺のはもうこんなになってるんだ。ぱとりしあの身体に入りたいっていきりたってるぜ」

「ああ…、凄く大きいわ…。あたしを求めてこんなにも硬くなっているのね…」

聳え立つ男の象徴。はじめのペニスは奈々の身体を触り続けた事で発揮された性的欲求に従い、硬く大きく膨らんでいた。
根本から竿の間には幾筋もの青筋が浮かび出て、その興奮の度合いを指し示している。
奈々の中に入り、深く甘く触れ合いたい。己が子種を彼女の中へと解き放って子作りがしたいと。

「まあそういうことさ。だからさっさと股間のお口に挿れさせて貰わないとな」

仰向けになって膝を折り曲げ立てられている奈々の脚を左右に開かせ、太股に手を這わせてもう一度股間のお口をなぞりながら指に愛液を絡みつかせる。

「は…んん…っ」

指で拭った愛液をペニスに塗り込むようにして付着させたはじめは、開かせた脚の間に身体を入れると膝をそのまま抱え持つ。
雫をしたたらせている割れ目を求めて腰を近付けながら、硬く勃起したペニスの先でひくひくと蠢く奈々のお口に口づけてみた。

くちゅり

「っあは――!」

触れ合う粘膜の感触にびくっと身体を震わせた奈々。
はじめはそんな彼女と気持ち良くなるためにと、割れ目に触れたままの先っぽですりっ、すりっ、と擦りあげる。

「ほ〜ら言った通りだ。こんなに濡れてんじゃん。だらしなく涎垂らして、物欲しそうにひくひくしてさ」

「んっ…あっ……ダメ……。はじめ君のっ…、いじ…わる…っっ…っ」

膣口をこすられるのが気持ちいいながらも、もどかしい奈々は、早く来てと熱に浮かされた瞳を彼に向ける。

「ぱとりしあが好きだからいじわるしたくなるのさ。俺がそういう奴なの知ってんだろ」

「知ってる…っ、知ってるわ……でも…っ、こんなに…、こんなにも身体が火照っているのに……。焦らさないで……、おね、がい…っ、いじわる…しないで……、」

こんなにも身体が火照っているのに焦らすようないじわるをしないで。早く、早くあたしの中へ入ってきて、あたしを愛して。
そう訴えかける奈々の瞳を受けたはじめは「わりィわりィ」とだけ謝ると、もう一度お口に添えたペニスに角度を付けて静かに腰を沈めていった。

つぷり……ずぷずぷ…

「はっ…ァァぁぁっ〜〜」

愛液に満たされながらも閉じていた膣の内部を緩やかに押し割られる感触が奈々を襲い、意図せずして喘ぎ混じりの息を吐き出す。
膣を押し割ってゆるりと入ってくる彼のペニスはとても熱い。
亀頭のエラ下まで入ると、間を置かずして竿の部位がずぷずぷ沈められてくる。

「くっ、う…っ ぁぁぁっ〜…っ!」

襞を擦り上げながら身体の中へと沈み込んでくる熱いペニスに、奈々は耐え難い痺れを感じて背を浮かせ、切なく喘ぐ。
ぴりぴりした痺れ。身体の奥から沸き上がってくる疼き。これらは女に生まれた者だけが味わえる幸せ。
奈々ははじめに愛されること以上の幸せなんて無いと、歓喜の声を上げた。
0181子作り2014/07/03(木) 17:59:17.22ID:f1muJM1O
「ああ〜、やっぱりぱとりしあの中に挿れて、締まった膣肉を掻き分けながらペニスを沈めていくこの瞬間が最高に気持ちいいなぁ」

挿入に併せて締まる膣道。ざらざらした襞がペニスと擦れ合うこの瞬間には毎度の事ながらぞくぞくさせられる。
生温かい愛液が滑りをよくして痛みという感覚とは正反対の快感をもたらす。己を歓迎してくれる奈々の膣内はいつにもまして心地良い。
愛する奈々と身体を一つにするこの瞬間が愛おしい。
進められる腰の動きに竿の部位が少しずつ沈んでいき、膣の中へと飲まれていく。

ぢゅぷん…っ

「や…ああ……っ! お…く……。奥に…刺さってる…っ! はじめ君の……おおきいのが…っ あたしの奥…っ 突き上げてる…っ…っっ」

全体が埋没したペニスはそこで侵入を止めた。
ここは最奥。奈々の一番深いところ。密着した亀頭の先が子宮への開口部にキスをするかの如く吸い付いている。
竿の根本までもが沈み込み、奈々のお口が愛おしげにペニスを咥え込んでいる。

「う、ああ…、ホントあったけーな…、ぱとりしあのお口が……俺のを全部飲み込んでるぜ……」

「あたしも同じよ…、はじめ君の……凄くあったかいもの…、」

結ばれてからというもの毎日愛し合ってきた。
そして幾ら愛しても愛し足りないと一晩中身体を重ねてきたことが何度もあった。
性交の気持ち良さ。快感。感じやすいところを攻めながら肌と肌を重ね合う心地好さ。
総て経験してきたが、やはりこの挿入から性器の全体を埋め込んだ瞬間に感じられる温かさが好きだった。
いや、正確さを求めるならば挿入の瞬間も、キスをしている時も、抱き合っている時も、二人で共に過ごし愛し合う時間の総てが好きなのだ。

「襞が纏わり付いて、俺のペニスを包んで愛撫してくれて……ああっ、くう…っ、気持ち良すぎる……、ぱとりしあ…っ、奈々…っ、」

少しの余韻に浸りながらも腰を動かし始めるはじめ。引いて押しての抽挿へと移り変わっていく。
自分の手で移り変わらせていく。

ずっぷ…、ぢゅっぷ…、

「はうっ……あ……、ああっん! はじめ君…っ、はじめ君っ、」

奈々の脚を抱え上げたまま腰を落としたり引いたり。濡れた結合部はみだらな水音を響かせながら、愛液を掻き出してくる。
甘く切ない奈々の喘ぎが耳に響いて心地良い。

「はじめ…っ、んちゅっ…んっ……んむうっ」

「ちゅ…ちゅぱっ…、奈々……んん……奈々、好きだ……あむっ、」

自分へと手を伸ばす奈々を起こして真正面からしっかりと抱き締め合いながらの口付け。
0182子作り2014/07/03(木) 18:01:33.06ID:f1muJM1O
またぞろ訪れた熱く甘い口付け。先程と違う点は下半身も深い口付けを行いながらであること。

「んっ ちゅくっ…、れる…っ、」

舌を絡ませての口付けを行いながらも抽挿は止めない。奈々の温かい柔肉がペニスと擦れ合って止め処なく愛液をわき出させる。
湧出する愛液は竿と亀頭に満遍なくまぶされて、唯でさえ滑りよく摩擦する粘膜に更なる刺激を喚起。

「はあっんん…!」

もっと奥まで繋がりながらの性交をしようとしたはじめは、繋がったまま奈々を抱き上げてベッドの縁へ腰掛け深く子宮口まで貫く。

「奈々、気持ちいいか?」

身体の振動に揺れる奈々の束ねられた髪が、ポニーテールという名の通りに生きた尻尾の如く大きく振り乱される。
元気に揺れる尻尾が彼女の快楽の度合いを現しているかのようだ。

「え、ええっ…すごくっ……、すごく…いいわ…っ……っ。だから…っ、もっと、もっと愛して…っ」

頬を赤く上気させながらとろんとした瞳に涙を浮かべている奈々。目の端から少し零れた赤くなった頬を伝い落ちていく。
抽挿に身体が跳ね、肌に浮いた汗を飛び散らせて喘ぐ彼女の乱れる姿が艶かしい。

「愛してやるさ。奈々の奥まで愛して…、子どもを作るためにも中に出してやる」

そんな彼女をもっと愛したいと排卵日での中出しを宣言して奥深く突き入れる。
今しているのは唯のエッチじゃないんだと。

ずっぷ!

「ああっ…!」

背中に回した手に力を込めてはじめに抱き着いている奈々は、大きな声で喘ぎ気持ちいいという想いを隠そうとしない。

「あっ…、あっ…っ、ああっ…、はぁ…う…、はじ…、はじめ君…っ、おく…、おくにあたる…っ、はじめ君のおちんち…っ、あたしのおくを…、たたいてるぅっ!」

擦れ合う生殖器が電流にも似た感覚を生み出して、彼女を痺れさせながら愛するはじめに抱かれる幸せをその身に刻み込む。

「奈々っ……奈々っ、絶対……絶対に妊娠させてやるからなっ、俺の子を生ませるからな…っ、」

ただ快楽のみを求めるだけではもう満足できない。子どもがほしい。奈々と子作りがしたい。
性交本来の目的は子どもを作ること。生殖行為なのだから当然の帰結。
愛する人とだけ行うのはその人と子どもを作りたいから。愛する人の子がほしいから。
それがはじめにとっては奈々であり、奈々にとってははじめである。

今日。つまり危ないこの日に性交をするのは子作りという以外に言い様がなかった。
それでいて抵抗なく受け入れているのは奈々も覚悟しているからだ。
0183子作り2014/07/03(木) 18:02:38.62ID:f1muJM1O
「ああっ……ひゃううっ、はじめ…くん……っ、あたしっ……、あたしはじめ君の赤ちゃんが生みたい…っっ、妊娠してもいいからっ…、最後までしてっ、あたしを孕ませてっ!」

「あたり、まえだっ、言われなくても孕ませてやるからっ、いっぱい…っ、いっぱい愛し合って…っ、心行くまでエッチして…っ、幸せを感じながら子作りしようぜっ!」

「んっ、んはっ…、あうっ……きゃふっ、んあっ…! ああっ…!」

腰のストロークは加速していき、頂点を目指すためのスパートへ。
大きな抽挿にベッドがきしみを立て、奈々のポニーテールが激しく踊り、大きくて豊かな乳房が振動を受けてぶるんぶるんと元気に揺れ動く。
蜜壺の中にもぐるペニスはその速度を上げ、濡れた音を奏でている。
はじめの与える刺激に肉襞が反応して大きくうねり、熱く柔らかいその壁がぬるぬると愛液を塗り込める。

「はっ…く、はじ、め…、はじめ君…っ、好き……大好き……、んっ……ふ、ぁぁ……ああっ……んくっ、んっ……んううっ、ああ…ンっ……!」

強すぎる刺激が愛液の分泌量を許容限界を超えて増やし、激しい動きでペニスを出し入れされている割れ目の、肉と肉が擦れ合う隙間から溢れ出す。
流れ出た愛液は竿を伝いはじめの陰嚢を、股間を、膝を濡らし、シーツへと落ちてしみ込みながら二人の愛のベッドに新しい染みを作っていく。

「奈々っ、奈々っ」

少しずつ締まってきていた襞は此処に来て急速に収縮と蠕動を始めていた。
それは取りも直さず奈々の子宮が受け入れ体制を整えてきたという意味。
きつくなる一方の膣内は強引な抽挿と摩擦で電気の渦を作り出し、二人の身体を駆け巡らせて快楽の頂点へと誘う。

「はっ、ああっ……もう、もうダメ…っ い…いい……いく…、いくぅぅぅ……ひあっ……。はじめ君……もう、あたしもうっ……きもち…っ、よすぎてっ……いっちゃう…ッ!」

精一杯の力で抱き着いてくる奈々。はじめの背と腰に回された手の指が立てられて爪が食い込む。
左肩に頭を乗せるような格好で喘ぎ混じりの熱い吐息を耳に吹きかけてくる奈々に、同じくらいの力でしっかり抱き返すはじめ。
ぎしぎしときしむベッド。激しい抽挿により生じる身を貫く快感。ぶつかる股間の水音と肌の衝突音。
そして愛する奈々の甘く切なく、それでいて熱い喘ぎ。
これら総ての要素が一つとなって、はじめの雄の部分を大きく刺激する。

「ああっ、くううっ、もう、ダメだっ 出ちまうっ」

抽挿させているペニスの根本に睾丸から送り出された熱いマグマが迫り上がってきた。
もう限界だ。もうこれ以上我慢することは出来そうもない。

「イクぞ奈々ッ、全部ッ…全部中に出すからッ 子宮の中に注いでやるからなッ」

「はじ…ッ はじめ君ちょうだいッ…、はじめ君の精子をッ、あたしの…ッ、あたしの中に…ッ!」

最後は奥まで貫く為にと助走を付けるかの如く大きく腰を引いたはじめは、カリ首のギリギリまで引いたところで力の限り腰を突きだし、子宮まで一気に貫いた。

ぢゅぶうううッ!

「んはあッ――!」

締まっていた肉襞を強引に擦りあげられたことで今日一番の衝撃が奈々の全身を走り抜け、彼女は背を仰け反らせてびくびく痙攣しながら一足先に果てた。
これを見届ける形と成ったはじめも根本まで埋め込み睾丸と股間を、奈々の股間に密着させてぐぐっと押しながら、先端部に吸い付く子宮のお口を押し広げ
駆け上がってきた何億もの精子を含んだ白濁を彼女の中へと解き放つ。
0184子作り2014/07/03(木) 18:06:12.87ID:f1muJM1O
ドクッドクッ

「あぁぁぁぁぁっ!」

出された瞬間、果てた筈の彼女の身体がビクンッと震える。
しっかり抱き締めているから全身で感じられた彼女の痙攣は、秒刻みの絶頂が二回訪れた事の証だ。
隙間無く収まりきったことで逃げ場を無くした粘液が、ぷしゅっぷしゅっと潮を吹くように結合部から漏れごぽごぽ泡を立てている。
触れ合う二人の股間はねっとりとした愛液に濡れて、密着していてもぬるぬる感があり、心地良いことこの上ない。

「あ…ああっ、やっぱ…。奈々の中に出すのは気持ちいいや……、」

射精する悦び。愛する女の中に出すのは男に生まれた者の一番の幸せ。
睾丸より生産されて続々と解き放たれていく小さな細胞が奈々の中へと送り出されて、子宮内部へと噴水のように吹き出している。

「あったかい……。はじめ君の精子がいっぱい流れ込んでくるのがわかる……。いつもと違って……凄く、生き生きしてる」

下腹部の奥に熱い粘質性の液体が解き放たれている。
胎内の容量を満たしていくその熱い感触が、子宮口と口づけたままとなっているペニスの先から注入されているものだとはっきりわかった。
奈々はその歓喜に身体を震わせながら、女の悦びを噛み締める。
不思議といつも以上に生き生きとしているような感じがするのは、危険日である為なのであろうか。

「いま、あたしの中に溜まっていくこの熱いものに含まれた精子の一つが……、あたしの卵子と一つになって……。子どもが出来るのね……」

「ああそうさ。これが俺と奈々の子になるんだ。でもほら、わかるだろ? 受精していってるのがさ」

とく…とく…
注ぎ込まれる精子は奈々の子宮内で卵子と一つになって行く。
子宮内部に飛び散ったこの精子達が、子どもを作ろうとして動き回っているのだ。
受精していくその様子を身を持って感じる奈々の頬は恍惚の色を浮かべている。
はじめの子を妊娠する。これ以上の幸せは無いと。
0185子作り2014/07/03(木) 18:23:12.96ID:f1muJM1O
「でも一回で確実にって訳じゃないからさ、もっとエッチをして何度も子作りに挑戦しなきゃな」

「あたしも……。あたしも早くはじめ君の子を生みたいわ……。何回でも受け入れるから、あたしを妊娠させてよ……」

唯の性交ではなく、子作りとしての性交。
はじめと奈々は今その一歩を踏み出した訳だが、初めて行った子作りは本当に心地良くて幸せな気持ちだった。

「じゃあ、もっとしなきゃな……ちゅ」

「あん……はじめ君……」

しっかり抱き合ったままの体勢でキスをする。
奈々の背を支えている手で、彼女の背に垂れたポニーテールを掴みしゅっしゅっと撫でて滑らかな髪の束を愛撫しながら、今日のこれからを口にするはじめ。

「今日は寝かさねーぞ。明日も休みだから一晩中子作りすることが出来るからさ」

「夜通しセックスをするの? 身体が持たないわよ」

「健全な男子高校生は好きな女になら五回でも六回でも有り余った性欲を叩き付けられるもんなんだよ。それに俺はぱとりしあ……奈々とのエッチなら何回だってしたいし出来るぜ」

「もう。はじめ君はそれでいいかも知れないけれど、少しは受け入れるあたしのことも考えてよ……」

ペニスを挿れられたまま夜通し性交を行われては体力が持たない。
そう訴える奈々であったが、はじめは気にすることなく想う事を口にした。

「俺はいつだって奈々の事を考えてるよ。お前が大切だからいっぱいエッチして愛したいっていう気持ちもわかってくれって」

好きという気持ちを表して紅くなった頬を奈々の頬に触れ合わせて擦り付ける。

「奈々……愛してるぜ」

「ああっ…はじめ君…っ、」

はじめの頬ずりに自らも合わせて頬を擦り寄せる奈々。抱き合ってキスを交わしながら自身の匂いをなすりつけるように。
擦れる頬が温かさを伝えてまた気分が高揚し始める。

「じっくりと時間をかけてエッチしようぜ。子どもを作るんだから思いっきり気持ち良くならなきゃ」

「いっぱい気持ち良くして……、あたしのお腹に子を授けてね」

愛欲に満ちた二人の一日は、まだまだたっぷりと時間を残している。

「奈々…」

「あっ…アア…ッッ はじめ…くん…ッ…ッッ」

あらためて始められた性交は、長く幸せな子作りの時間。
たっぷり愛し合う二人の艶かしい嬌声は、夜を跨ぎ空が明るくなるまで続いていた。
0186子作り2014/07/03(木) 18:24:15.32ID:f1muJM1O
――半年後



「奈々のお腹、大分大きくなってきたな」

はじめは奈々のお腹を優しく撫でながらひとこと呟いた。
彼女のお腹は明らかに膨らんでいる。無論のこと運動不足や食べ過ぎによる肥満ではない。

「当たり前でしょ。もう六ヶ月になるんだからお腹の子も大きくなるわよ」

「そっか、もうそんなになるんだな」

ぱとりしあこと浅香奈々。彼女はいま子どもを身籠もっている。もちろんはじめの子どもを。
妊娠六ヶ月。そう、あの危険日に行った性交が無事に実を結んでいたのだ。
あの三ヶ月後に妊娠がわかったのだから、あの時にできた子であることは疑いようもない。

「はじめ君とあたしの赤ちゃん、もう少しで生まれるのよね。今から楽しみだわ、はじめ君といっぱい愛し合って出来た赤ちゃんがどんな子か」

奈々はお腹をさすりながら優しい微笑みを見せている。
そんな彼女の顔は既に母親のものである。

「俺が父親になるのかぁ なんか実感わかないけどさ」

彼女が母なら必然はじめは父となる。お腹の子の父親ははじめなのだから。

「まあ健康で元気な子なら男の子でも女の子でもいいかな」

奈々の長い髪の毛に指を絡めて弄ぶはじめは、お腹の子の父親が自分であると自覚しながらも実感できないでいたが
彼女と愛し合い、子作りに励んだ末に妊娠した事実に、本当のところ飛び上がって喜んでいたりする。
自分に子どもが出来たとなれば誰しも嬉しくなるものだ。

「ねえはじめ君。この子の名前どうするか考えてるの?」

「一応候補としては幾つか考えてる。とりあえず男の子ならユウタかな」

「ユウタ? それってあたしの熊ちゃん……」

「なんでか知らないけど耳に残っててさ。それに、ユウタって良い名前じゃんか」

笑うはじめに少し照れた表情の奈々。
恋人という間柄でありながらも子どもを作ってしまった今はもう、夫婦と呼んで差し障りない二人。
事実、はじめは奈々を自分の妻として接しているし、奈々もはじめを夫として見ているのだから。
0187子作り2014/07/03(木) 18:48:22.77ID:f1muJM1O
「あっ…!」

その時、お腹をさすっていた奈々が驚きの声を上げた。

「どうしたんだよ?」

「いま、赤ちゃんが動いたわ」

「えっ?! ホントか!」

どれどれと膨らむお腹に耳を当てたはじめにも彼女の驚いた理由がわかった。
当てている耳にはお腹の内側から伝わってくる振動が感じられる。蹴っているのだろうか? 時折ぽんぽんと強い振動がする。
取りも直さずそれは、お腹の赤ちゃんが動いている証拠であった。

「おおっホントに動いてらっ この分だと健康で元気な赤ちゃんが生まれそうだぞっ!」

「うふふ、はじめ君ったら」

お腹に耳を当てるはじめの頭に手を乗せて、優しい手付きで撫でながら奈々は微笑む。
命を助けてくれて大切だと言ってくれて。そして何度も抱いてくれた愛する少年。
今ではもう夫婦そのものな間柄となり子どもまで授かった。奈々はそんなはじめとの毎日が堪らなく愛おしい。

「そういえばお母さんが今度の日曜にでもはじめ君を連れてベビー用品を見に行きなさいって言っていたわよ。もうすぐ子どもが生まれるんだからギリギリになって慌てて用意するより先に準備しておきなさいってね」

お母さんとははじめの母のことだ。はじめの子を身籠もったのだからもうおばさんと呼ぶのは卒業だとしてそう呼ぶようにと言い含められていた。
はじめの十八の誕生日にはその脚で役所へ行き入籍する準備も出来ているのだから奈々はもう金田一家の嫁であるとして。
世間一般にはまだ恋人か婚約者という仲だが、はじめの母からすればもう奈々は息子の嫁であり自分の娘、家族なのだ。
彼女も自分を嫁として扱ってくれる母の好意が心から嬉しく、食卓を囲むときなどはじめに「あなた」と話し掛けたりするなど、はじめの嫁として振る舞っている。
そういう場合は無論はじめも夫として接していたが、最近では公私共に夫婦関係になっていると感じていた。

「ベビー用品かぁ。まあ必要にはなってくるよな〜。まさか幾ら母さんでも俺が赤ん坊の頃の玩具や服なんか後生大事に取ってるとも思えないし……。良し、そんじゃあ今度の日曜に三人で出掛けようぜ」

「三人って、お母さんも一緒に?」

「うんにゃ、母さんじゃねーよ。母さんも入れるなら四人になるからな。俺の言う三人ってのは、俺と奈々とそれから――」

はじめは我が子を撫でるようにして奈々のお腹を撫でながら答えた。

「奈々のお腹に居るこの子の三人でさ」

「そっか、この子も合わせたら三人になるのよね……。あたしとはじめ君とそしてこの子の、親子三人に……」

「そういうこと」

はじめは奈々のお腹を撫でていた手を彼女の手の平に合わせて握り締めると、彼女に口付け、甘いキスを交わす。

「んっ…」

それはもう恋人のそれではなく、夫婦として行われる愛の交換であった。
0188子作り2014/07/03(木) 18:48:56.87ID:f1muJM1O
終。
0190名無しさん@ピンキー2014/08/13(水) 02:13:18.34ID:iH4LxFEf
GJ
金田一とぱとりしあが結婚とかイイね
金田一の子を妊娠したぱとりしあが幸せそうでよかったよ
0191金田一一X斑目館羽2014/08/21(木) 11:13:52.59ID:ZwKHbnyM
*館羽さんはビッチ臭いですご了承ください。
「皆さん、悪乗りして無責任な行為は辞めましょう。この俺金田一一の警告だぞ。」

 はじめは自分の部屋で休憩を取ろうとすると何故か斑目家の長女の館羽がここに待ち構えていた。
馴れ馴れしく、はじめに第一印象で興味を持ったのか甘い声でお願いをする。

「はじめくん、あたしにマッサージをしてくれないかしら?」

 はじめはその格好に肉欲が注ぐ。何しろエプロン姿に黒い下着と言えば興奮をしないわけがない。
美人のお姉さんの艶姿は幼馴染の美雪には持っていない代物なのだ。
はみ出る横乳、黒いパンティに出てくる白いライン。

「(やべえ、こんな光景を美雪に見られたらマジで殺される)……」

 美雪を裏切る行為なんてできない、しかし、この光景は眩しすぎる。
悩んでるはじめに館羽は本能に従うような囁きをする。

「君って幼馴染が心配なの?音を立てずにバレなきゃいいの♪」

 完全に誘惑に負けた瞬間である。そう、黙ってればバレずに済むのだ。
何も浮気でもないんだからやましい事さえ考えなきゃいいとはじめは考え直す。
無心で肩、背中、腰と丁寧にマッサージをし始める。

「やっと終わりましたよ。」

 これで終わったから帰ってくれると安心するはじめ。

「館羽さん服をきてくだ……」
「ダメよ、まだマッサージしてない所があるじゃないの♪特にココとココ」

 館羽が指を示したところ……それは紛れもなく豊満な胸とおしりの部分である。

「館羽さんここは流石にダメですよ!」
「やるって言ったくせにそれ位やりなさい、でないと連れを子たちに言っちゃうわよ♪」

完全に脅迫である。ここまで来たらはじめに逃げ場はない。
バレた場合、美雪にお仕置きをされるだろう、最悪、右腕一本。
下手するとそれ以外全部へし折られるかもしれない。それだけは避けないと……

「解りました。でも、襲っても知りませんよ。」
「襲えるものならね。」

 はじめの挑発をサラりとかわす館羽。
心を落ち着かせると、館羽の尻へと手を伸ばし――黒いパンツを脱がして、その柔肉を掴んだ。
その感触に思わず涎がそそり出てしまう。

「(やべぇ滅茶苦茶やわらけぇ!)」
0192金田一一X斑目館羽2014/08/21(木) 12:37:23.80ID:ZwKHbnyM
 優しく揉むたびに館羽は喘ぎ声をあげる。

「んっ、あ…」  
「ち、ちょっと!変な声を出さないでください!」  
「…ふーん。気にしてたんだ」  
「あ……」  

 はじめは完全に罠に引っ掛かったと言って良いだろう。
そこにははじめを弄ぶ魔性の女になってる館羽。揉む度に気持ちが良いのか喘ぎ声を出す。

「ねえはじめ君、今度はこっちの胸を揉んでくれるかな?ちなみにここは外してもいいわよ。」

 館羽の黒のブラは完全に肉欲をそそる。フロントホックを外せとの挑発なのか……それに乗るはじめ。
うつぶせ状態でのその姿は何ともエロいエロ過ぎると言わざる得ない。
胸とベッドの間に手を忍び込ませると、マッサージを始める。
揉む度に気持ち良さそうな声を挙げてしまう館羽。
胸の大きさと柔らかさが余りにも揉んでいるはじめに刺激をどんどん与える始末。
そして……

「そこ乳首じゃないの!」

その瞬間、はじめの理性は飛んでしまう。指全体に力を入れて胸を揉みしだき、同時に首筋へと顔を寄せ、辺りを舐め回し始める。  

「んああぁっ!そ、そんな急に!」

パッと胸から両手を離すと、館羽を仰向けに寝かせる。  
豊満な胸が丸見えになると、硬くなっている乳首へしゃぶり付く。
それは赤ん坊が母親のミルクを吸い上げるかのように……

「ひゃっ!あっ、ああぁん!」  

痙攣している館羽を目もせずにはじめは胸を責め続ける。  
数倍強く吸い上げると、館羽は果ててしまった。
絶頂を迎えた館羽は 秘部から愛液を吹き出しながら肩で息をしている。  

「館羽さんが悪いんですよ?俺にあんな挑発をするから!」
「は……はじめ君、この代償は高くつくわよ。」

 絶頂の余韻を残してる館羽に対してはじめは服を脱いで全裸になる。

「婚約者の小野寺さんなんかよりも俺の方が良いって事を証明して見せますよ。」
「あたし危険日なんだけど……はじめ君の赤ちゃんを孕むなら別に構わないわ。」

館羽が微笑むと、はじめは一気に差し込む……結合部からは血の痕がにじみ出てくる。
はじめは彼女が処女だった事を理解し、痛みを紛らわせるように乳首を甘噛みする。

「館羽さん、あんた処女だったのですか?小野寺さんとは……」
「そんなわけないでしょ。見せかけの婚約者なんて願い下げ。ほしいのははじめ君。」

 はじめの口を塞ぐためにキスで黙らせる館羽。彼女も彼女なりの悩みがあったのだろうと知る。
奥を突くたびに館羽の豊満な胸が揺れる。その度にはじめも彼女の汗を舐め始める。
彼女は快楽を得たようでその都度、締め付けがどんどんきつくなる。

「やべぇ、俺、もう我慢できないっす。」
「一緒に来て……」

 館羽さんの膣にはじめの精液が何度も叩きつける。完全に気持ちよくて寝てしまった館羽。
もう既に隣の部屋にいる美雪の事なんて完全に忘却してしまったはじめ。
忘れてしまったことの方が何倍も幸せだったか……
0193金田一一X斑目館羽2014/08/21(木) 13:15:22.79ID:ZwKHbnyM
「何をしてるのかしら?」

 そこには笑みこそ浮かべているが額に青筋マークがついている美雪が仁王立ちをしている。
どうやら一部始終を見ていたようだ。好意を寄せていた男の火遊びの躾として鞭を持っている。

「ウフフ……はじめちゃんにはお仕置きが必要なようね。」

 はじめが三途の川に渡りかけたのだけは間違いない。
その後に美雪にも散々犯されまくるというオプション付きで……
【終わり】
0194金田一一X斑目館羽のおまけ2014/08/22(金) 08:05:32.44ID:IRmYYS1i
 数カ月後、館羽さんは斑目家を追い出される。婚約者の小野寺さんとの婚約も破棄。
ましてや妊娠確定となれば恥さらしとて放逐されるのは当然と言える。
でこの後の展開だが……

「義母様、絶対にはじめくんのお子さんを産みます。」
「館羽さんずるいですよ。あたしだってはじめちゃんの子供を産むんですからね。」

 呆然とする母さんだが、俺にどすの利いた声で囁く。

「はじめ、どうするの?重婚なんて聞いてないんだけど……」
「何も聞かないでくれ……」

 こんなこと、恥ずかしくて言えたもんじゃない。
何しろ、精力の付く食べ物を毎日食わされ、揚句にセックスを催促してきたのだから
しかも、美雪と館羽さんが結託するなんて夢にも思わないぞ……

「これ絶対に男の子♪」
「これだけお腹の中で活発に動いてるとね……誰かさんそっくり♪」 

 この魔女2人に拘束されたといっても過言ではない。何しろ逃げ場がねぇ……
0195名無しさん@ピンキー2014/08/31(日) 21:25:07.27ID:8X4pD3b2
乙です
美雪抜きのはじめと舘羽の純愛で、妊娠・結婚の流れならもっとよかったかな
0196名無しさん@ピンキー2014/09/03(水) 00:29:47.82ID:4PHLbqYG
乙です。面白かったです。
0197名無しさん@ピンキー2014/09/03(水) 00:40:23.53ID:4PHLbqYG
天草財宝事件で、金田一が中田絹代と手を組んでいたらっていうのが見たいです。
あのスレンダーボディで金田一としてほしい。

あと、それに気づいた赤峰藤子が金田一をその巨乳で逆レイプするのも見たいです。
0198名無しさん@ピンキー2014/09/14(日) 22:50:39.73ID:oOc784FQ
金田一が他の女の子と仲良くなって純愛に発展しそうな裏で、
金田一が離れていくのがわかって落ち込む美雪が何者かに処
女をレイプされるっていう可哀想なのが読みたいな。
金田一のことを想って最後まで貞操を守ろうとする美雪…。
遂に犯されて…痛みと屈辱と…そして金田一のことを想って
涙する美雪…。もちろんその日は危険日で…。


その金田一が惚れちゃった女の子もその男に狙われて、金田
一が手をつけるよりも前にレイプされて…
0200金田一一×浅香奈々2014/09/19(金) 19:34:31.25ID:p+ofmQ2q
子供の横でフェラチオ




師走の金田一家。

「ほ〜ら優太〜、おねむのお時間よ〜」

腰よりも少し上くらいまである髪の長い女ぱとりしあ、こと金田一奈々。
旧姓浅香奈々は、腕に抱いた生後九ヶ月となる我が子を寝かしつけようとしていた。
優しい子に育って欲しいという思いを込めて優しい子“優太”と名付けた子どもは、その名の通り手の掛からない大人しい子。
つい先程まで元気に奈々のおっぱいを飲んでいたかと思えば、お腹がいっぱいになった事で間もなく眠りに就いてしまった。

そんな奈々の背後で彼女の長い髪を撫で梳いていたはじめは、彼女の頭の後ろでに髪を絞り上げる。

「痛くねえか?」
「ええ大丈夫よ」

一言訪ねた後、手にした髪ゴムで絞り上げた髪の毛の根元を束ね持ったはじめは、慣れた手付きで髪の毛を纏め始めた。
髪の束をゴムに通して輪の中から抜くと根本をキュッと絞り、
二度三度と同じ作業を繰り返しながら一本の束に、ポニーテールに仕上げる。
できた髪の束にはもう一度指を通し、梳いていく。
長いポニーテールの中を通していく指には毛先へと抜けるまでの間にほつれと思わしき引っ掛かりを覚えたが、
その感触が取れるまで何度も梳き続けていると、次第に滑らかで触り心地の良い質感のみが残るようになり、
束に通す五本の指に髪の毛を巻き付かせてはその艶のある毛を弄びながら指の間を綺麗に滑り抜けていく様子に
しっかりとほつれが取れたことを確認しつつ、髪から指を離した。

次いで顔を近づけて、さらりと背中に垂れ下がったポニーテールにそっとキスをする。
艶やかな髪の束に鼻を埋めたまま舐めてやり、毛髪の舌触りを楽しみながら顔の角度を変えて更に前へと進む。
鼻と頬に触れながら通り抜ける髪の束の向こう側。うなじに沿って舌先を這わせつつ右の首筋に唇を付ける。

「は…ぁぁ、」

付けた唇を強めに吸ってキスマークを作ったはじめは、うなじと首筋を舐められたことで小さく喘いだ奈々の声を聴きながら
彼女の腕に抱かれたまま静かな寝息を立てている赤ん坊へと目を移した。

「優太はもう寝ちまったのかぁ」

金田一優太。今年の春に生まれたはじめと奈々の息子。

“金田一”という名字が示す様に、はじめと奈々は現在結婚して夫婦と成っていた。
二人が結婚したのは子どもが産まれてより数ヶ月後の八月五日。金田一一の十八回目の誕生日である。
彼は不動高校三年生という誰がどう見ても高校生な身分ではあったが、男で十八となれば親の承諾さえあれば結婚は出来る歳。
もちろんはじめの母は賛成であり父も了承。そもそも奈々の妊娠が発覚した時に十八の誕生日にはその脚で役所へ行き、
婚姻届を提出することが金田一家家族会議で決まっていたのだから何の問題が有りや? となるわけだ。

『はじめの誕生日プレゼントは奈々ちゃんっていうお嫁さんで決まりね』

乗り気の母と共に役所へ提出した婚姻届。
その時点をもって金田一一と浅香奈々は名実共に“夫婦”となったのである。
そんな様子からも分かるように金田一家は二人の結婚に大賛成。

では奈々の家族は? 

となるのだが、此方についてもまったく問題は無かった。なにせ彼女は疾の昔に両親から縁を切られており天涯孤独な身の上。
彼女が何処で何をしていようが彼女の両親にとってはもうどうでも良い関係のないこと。要約すれば赤の他人でしかなかった。
それが良い事か悪い事かは別として、浅香奈々――金田一奈々にとって家族と呼べるのは夫であるはじめと、
義理の両親となったはじめの父母以外には居ないのだ。
いや、より正確には春先に臨月を迎えて大きくなったお腹を痛めて産んだ子どもも掛け替えのない家族。
0201金田一一×浅香奈々2014/09/19(金) 19:37:09.84ID:p+ofmQ2q
妊娠十一ヶ月目のあの日。

家にいた奈々は産気付き、酷くなった陣痛の痛みに耐えながらはじめと母に連れられて病院へと向かい、そのまま入院となった。
分娩室にて傍に付き添うはじめに手を握られながら励まされる中で破水。撒き散らされる羊水。
下腹部を降りていく大きな圧迫感。
膣道を裂かれるような激痛はやがて膣口へと達し、愛し合うときは入り口。
愛の結晶を産み落とすときは出口となる割れ目が丸く大きく広がっていくのを感じ絶叫を上げた。

『ア゛ッ・・・ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!』

耳を塞ぎたくなるような悲鳴は大きく開いた彼女の口から迸るもの。
充血した目より途切れることなく溢れ出すのは生みの苦しみの証明とも言うべき涙。
気が狂いそうな程の激痛に奈々が堪えられたのは愛するはじめが傍に居てくれたからこそ。

『ぱとりしあしっかりッ! もうちょっとだッ・・・あとちょっとの我慢だッッ!』

大きく開いた股の間に何か違和感を感じた。
それが何かを教えてくれたのもはじめ。

『頭がッ もう頭が出てるッ・・・もう少しだ頑張れッッ!!』

子どもの頭だという大きな丸い物が膣口から出た瞬間、一瞬だけ楽になった。
だがそれもすぐにまた激痛へと変わる。

『ひぎッ・・う゛ッうううう〜〜〜〜〜〜ッッ!!』
0202金田一一×浅香奈々2014/09/19(金) 19:38:04.78ID:p+ofmQ2q
そこへ入れたことがあるのははじめのペニスだけ。
そのペニスの何倍もある大きな物が膣道と膣口を内側から引き裂くように圧迫しているのだ。これが痛くない筈はない。
呼吸の乱れや息苦しさも性交時の比ではなく文字通り呼吸困難で碌に息も出来なかった。
吹き出る大量の冷や汗。暑いからではなく苦しいからこそ噴出する汗が身体に纏わり付く不快感。
子どもの首までが膣から出てその時は多少マシになったが、それでもやはりはじめのペニスより太く首だけでも相当な痛み。
次に力むと今度は肩までが膣を広げて外へ出る。思わず舌を噛みそうになるもはじめが噛ませてくれたタオルがそれを防ぐ。

『ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛―――――――――――――――ッッッ!!!』

いつ果てるともない激痛を受けて涙を流しながら叫ぶ奈々は、それでも懸命に赤ちゃんを産もうと頑張る。
ずっと痛みの中に居る所為か、時間の感覚も失いどれくらいの時を苦しみ続けたのか分からない。
しかし、産みの苦しみに耐え続けた彼女にも漸くその瞬間が訪れる。

『――――――ッッッ!!』

最後の力みと共に身体の内側から発されていた圧迫が消え、膣から何かが抜け落ちた。
ズルッとした感触と共に粗相でもしたかと思わせるほどの大量の水、羊水が秘裂から吹き出し一瞬にして膣が収縮。
先程までの痛みがまるで嘘のように綺麗さっぱり引いて無くなった。
代わって襲い来たのは全身を包む倦怠感と脱力感。
身体の力が抜けてしまい指一つ動かせなくなった。

『ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ、は・・・はじめ・・・く・・・・・』

息も絶え絶えで虚ろな目をした奈々は何がどうなったのかを知りたいと愛する彼の名を呟く。
出産の間ずっと手を握ってくれていたはじめは満面の笑顔で言った。

『生まれたぜ。俺とぱとりしあの……奈々の赤ちゃん』

見せてくれたのは新しい命。
たったいま奈々が産んだばかりの、お腹の中で大きく育っていた命。
血と羊水に塗れて赤くなったその命……彼女が産んだ我が子は、確かに“赤ちゃん”と呼ばれるに相応しい姿。
他人が目にすれば少しグロテスクにも感じるであろう新しい命であったが、はじめと奈々にとっては可愛く愛おしいとしか感じられない赤ん坊の姿であった。

『ハア、ハア…、こん、にちは…、ユウ…タ……、』

決めていた子どもの名前を呟きながら愛おしい我が子を抱いた奈々は、陣痛が始まってより此方ただ苦しみに歪めていた顔に
初めてとなる微笑みを浮かべていた。
0203金田一一×浅香奈々2014/09/19(金) 19:39:37.63ID:p+ofmQ2q
「寝るの早いよなぁ」
「ふふ、なに言ってるのよはじめ君。子どもはもう寝る時間でしょ?」

時計の針は午後九時を回ったところ。
子どもは寝る時間という奈々の言葉は正解である。

「じゃあここからは大人の時間ってことで……。ちゅっ」
「あんっ」

そしてはじめの言葉もまた正解。
一度付けた首筋のキスマークに沿ってもう一度キスを落とす。

「だめ…よ、この子を、ベビーベッドに寝かせてから」

首筋にキスをするはじめの手から逃れた奈々は腕の中で眠る優太をベビーベッドに寝かせる。

「おやすみなさい優太。ママはこれからパパといけない事をするから起きちゃダメよ〜」

心配しなくとも一度寝たら中々起きないのが金田一優太。

「ほらぱとりしあ来いよ」

はじめはもう服を脱いでベッドの上にて待機していたが、奈々はまだ衣服を着たままである。
夜の夫婦生活を前に急かすはじめは、もう少し待つよう言い含めた奈々の服を強引に剥ぎ取った。

「ちょ、ちょっとはじめ君待ってって言ってるじゃないっ、」
「待てねえって、ちゅ」
「んっ!」

上着を逃せながらまた首にキスをしてシャツのボタンを外しては剥ぎ取りブラのほっくを外しては剥ぎ取りと、奈々を裸に剥いていく。

「今度はスカートだな、もう面倒だから下着事脱がせてやるぜ」
「きゃあっ…! は、はじめ君っ、もうエッチなんだから…っ」
「ああエッチだぜ俺はさ。んなことぱとりしあだって知ってるだろ」
0204金田一一×浅香奈々2014/09/19(金) 19:40:44.45ID:p+ofmQ2q
出逢ってもうすぐ二年。年明けの一月には始めて関係を持ったあの電脳山荘から丁度二年となるのだ。
百や二百では利かない程に性交を行って来た故に、奈々もはじめのいやらしさに付いては良く知っているというもの。
現に今も彼のペニスは元気よく上を向いて勃起している最中。

下着事スカートを脱がされた奈々はベッドに腰掛け足を開いたはじめの前に膝立ちとなり、時々ぴくぴくと痙攣する赤黒いペニスに顔を近づけた。

「す、すごい臭い。もう亀頭の先から汁が出ちゃっているわ」

むわっと香るのはその汁の臭いと剛直から発せられている男のフェロモン。
開いた脚の間で膝建ちになり、フェロモンたっぷりなはじめのペニスに口を近付けた奈々はちろちろと舌先で舐め、その味を確かめる。

「お、おお…っ、気持ちいい…、」
「ちゅ、ちろっ…ちろ、すごく濃いわね……、きちんと毎日セックスしてあたしの中に出しているのに、どうしてこんなにも濃いのよもう……、」

少し悪態を付きつつ口を大きく開けた奈々はペニスを咥え頬張る。

「んんうっ」

そのまま前後に首を動かしながら先走りの汁と棒の味を確かめつつ、唇と舌を巧みに使って扱き始めた。

「うお…っ、ああ…やっぱいいわぁ…、」

妻の温かい口内に包まれたはじめ。
下を見ると脚の間で奈々が首を前後に動かしながらペニスを扱いている。

「んじゅ、ぢゅるっ……ん゛っ、ん゛ん゛っ…っ」

首の動きに合わせる形で長いポニーテールも揺れている。
はじめは右手でその揺れる髪束を掴み、左手を彼女の頭に添えてフェラチオの時間を楽しむ。

「んぢゅっ、んン゛っ、」

右手の平に掴んだポニーテールの髪束を、まるで彼女が手の平でペニスを包んで扱いてくれるのと同じ様に手の中で滑らせる。
0205金田一一×浅香奈々2014/09/19(金) 19:41:51.56ID:p+ofmQ2q
髪に感覚など無い筈が、心なしか彼女が感じているようにも見えたはじめはペニスをしゃぶられる快感に酔いしれながら、
手に掴んだ髪束を撫でたり擦ったりと弄ぶ。

「ああっ、くううっ…! いいっ いいぞぱとりしあっ…! その調子でしゃぶってくれ…っっ!」
「ふっ、うう゛っ! ん゛っ んんう゛っっ!」

唇の内側の粘膜が竿と擦れ合う。
生じる摩擦が硬く勃起したペニスの根本より白濁を押し出そうとし、下半身に力が入るはじめを高みに登らせていく。

「うう、くあああっっっ!」

奈々のポニーテールの束を掴んだはじめの右手が握り締められて髪の束がしなり揺れ、彼女の頭に添えていた手を髪を括っている根本、
後頭部へと回し自身の股間に押し付け、射精。

「んぶぅぅぅっ!!!」

突如ぐっと頭を引き寄せられた事で限界まで硬くなっていたペニスの先端部が扁桃腺を撫で、喉の奥へと入り込んでくる。
その突きが苦しく、呻き声を漏らして咽せる奈々の喉に容赦なく吐き出される白濁。

どくっ どくぅぅっ!
「んン゛ッッ!!」

苦い味が喉の奥と口全体に広がり、舌も扁桃腺もとろとろの精液で真っ白に。

「ちゃんと飲めよ…、俺の精子は口でも膣でもぱとりしあの身体に入るべき物なんだからな…、無駄にしないでくれよな…」

口内に溜まっていく粘液を飲ませようとするはじめの手が、奈々の頭を優しく撫でる。

「んッ、んくッ…・・んっ、んっ、」

意を受けた彼女もぴくぴく動いては射精を繰り返すペニスを咥え込んだまま溜まり来る白濁を飲み下していった。
0206金田一一×浅香奈々2014/09/19(金) 19:43:11.00ID:p+ofmQ2q
「んっ……けほっ、」

喉に絡む精液をやっとのことで飲み下した奈々は咥えていたペニスを離し、大きな呼吸を繰り返しながら数回咳き込んだ。
無理もない。濃厚でねばつく体液を総て飲み込んだのだから。

「気持ち良かったぜぱとりしあ。ってか、大丈夫かよ?」

こちらも掴んでいたポニーテールと頭から手を離したはじめ。

「え、ええ…、大丈夫…、濃くて喉に絡まっただけだから……」

彼女もそんなはじめを心配させまいとしてすっと立ち上がると、ベッドの淵に腰掛けたまま足を開いている彼の膝を跨ぐようにして立つと、
奈々は少しほつれた髪束に指を通して整えると股を開いてゆっくり腰を下ろしていった。
そこに起つのは口内射精を終えてもまだまだ元気いっぱいな彼のペニス。
開いた股の間には無論のことその肉棒が収まるべき割れ目がぱっくり口を開けて、涎と見紛うばかりの愛液を滴らせていた。

「んっ――」

穴の中心とペニスの先端がくちゅりと触れ合い、そして。

「はううううっ――――!」

すとんと落とされた腰と共に、はじめのペニスが愛液に濡れた彼女の膣を割り裂いて根本まで入り込んだ。

「あ…っ。あは…ぁ、入った……はじめ…くん、」
「ぱとりしあ……」

奈々の豊満な胸を押し付けられたはじめは彼女の背中に腕を回して抱き締める。
同じ様に彼女もはじめの背に手を回して二人はしっかりと抱き合ったまま、互いに頬を触れ合わせたままなすり付け合う。
温かい頬を摺り合わせながら耳たぶを噛んだり愛を伝え合ったりと、忙しなく触れ合い続ける。

「はじめくん…すき……好きよ…、もっと愛し合いたいわ…」
「ああ、ぱとりしあ…。俺も、もっと深く愛してやりたい……、ていうか、思いっきり愛し合おうぜ」

身体を結合させて抱き合う二人は互いの髪を撫で、口付けを交わし、背に回した手で肌をまさぐる。

「優太…起きちゃわないかしら…?」
「大丈夫だって。優太は一回寝たら起きないんだからさ。こっちはこっちでしっかり夫婦生活を楽しもうぜ」
「あ…ァァっ、はじめ…くんっ…っ……っっ」

腰が動き始まった抽挿。
ペニスと膣が奏で合う、淫らな……それでいて心地良い水音。

「ああっン……あっああ…っ…っっ……あ…あううっ……っっ」

そして奈々の切なく淫靡な喘ぎ。

師走の寒い夜。
金田一一と、ぱとりしあこと金田一奈々。
愛し合う二人は、時の流れを忘れたかの様にいつまでも続く睦み合いの中、熱い一夜を過ごすのであった。
0207名無しさん@ピンキー2014/09/20(土) 01:29:22.45ID:a0XUYHiP
乙乙
子供産む時のぱとりしあが妙にエロかった。金田一と夫婦なのもいいね
0208名無しさん@ピンキー2014/09/22(月) 19:27:36.36ID:UWvhGPmj
久々に金田一を読み返してて、雪影村ifとか考えちまった
0209名無しさん@ピンキー2014/10/04(土) 00:28:53.30ID:7nin58OA
ぱとりしあ、舘羽、ジゼル
原作では救われない女性たちが幸せになる話が多いからこのスレ好きだ
0210名無しさん@ピンキー2014/10/04(土) 10:42:59.73ID:T6XVg2im
最近来たからジゼルSS読み逃していたわ
気付かせてくれてありがとう
良い話でした職人さんも乙です
0211名無しさん@ピンキー2014/10/12(日) 19:41:23.47ID:FzEpw92L
子供生んだぱとりしあが金田一の事件解決と推理を見て漫画を書いてみるとか
ネームは結婚していること踏まえて金田一ぱとりしあで
エロシーンは金田一とぱとりしあがエッチしながら構想を練るなんて
0212金田一一のでっち上げ日記美浦エミリ編2014/10/13(月) 11:57:16.59ID:tdEVTUcr
『へ?エミリちゃん!?』
「先輩の背中を流しにあげようかなって……」


 いつも金田一先輩にはお世話をしてもらっているから、お礼に背中を流そうかって一緒にお風呂に……
でも、途中で変な気分になっちゃって……口で……

「先輩、あたしのフェラ下手ですか?」
『いや、気持ち良いよ。』

 先輩のを飲んだ後に、上に自分でまたがってそのまま初めてを――

『ダメだ、エミリちゃん。俺、そのままもう……』
「ふあああ……お尻にこんなに沢山……」

 はい、それだけじゃ満足できなくて、その事を持ち出して先輩の家に迫っちゃったんです。

「先輩、七瀬先輩には黙っておきますので……」

 そうしたら、先輩が怒ってあたしを押し倒して激しく――

「ひっああああ!先……輩……ごめん……な……さい……」

 初めてで痛くて泣いてしまったけど先輩なら辞めてくれず、でも、自業自得ですよね。

「だ、駄目です。いやああああ!」

 そのまま何度も膣内に出されちゃいました。でも、そんな先輩も大好きです。
0213金田一一のでっち上げ日記美浦エミリ編2014/10/13(月) 12:38:33.65ID:tdEVTUcr
*死んでない設定でご了承ください。

 金田一君に助けてもらったお礼で唇を奪ったんだけど服が……

「金田一君は童貞だよね?これ以上の事はしないでしょ?」

 思わず挑発をしてしまったんだけど、それだけでは済まなくて――
最初は抵抗したんだけど思ったよりも力強くて――

『もう謝っても許さないぞ!』
「アナルなんて!い……いやぁぁぁぁ!」

 その後に金田一君が来たのであたしは金田一君を縛って思わずちょっとした悪戯を――

『あ……綾花さん……こ……これは一体?待って!』

 口でしてやったら金田一君が喘ぐのが面白くてどんどん行為がエスカレートして――

『ううっ!あ、ああっ!』
「キャッ!」
 
 顔に射精されたら歯止めが利かなくなって――
服を脱いだら金田一君がうろたえていたのが面白かったわ。

『おい、綾花、ちょっと待て!』

 正直、初めてだったのでちょっと怖かったけど……勇気をだして、一気に挿入して金田一君に処女を――

「あ……あああ!金田一君」
『ダメだ。あ……綾……花……!う!あああ!綾花……出る!』
「ダメ。金田一君!外に!」

 でも、最後は外に出してもらうつもりが間に合わずにドクンドクンと自分の中に――

「危険日だったのに……本当にもう……出来たら責任を取ってよね♪」

 できたらどうしようか困ってます♪
0214金田一一のでっち上げ日記速水玲香編2014/10/13(月) 12:55:12.65ID:tdEVTUcr
 実は金田一君に告った事があるんだけど、その時は七瀬さんがいたので振られたんだけど、
でも、この前に自棄になって思わず――

「身体だけでの関係でも良いの。七瀬さんには出来ない事でもやらせてあげる。」
『じゃあ玲香ちゃんに飲んでもらおうかな?』
「うん」

 最初はフェラチオくらいから始まって、金田一君は最初は戸惑ったけど
あたしが全部素直に従っていただんだん調子に乗り始めて――

「次は玲香ちゃんのおっぱいに出そうかな。」

 一線を越えたら金田一君の命令はエスカレートしまくって、
今度はアキバの営業で使っていたメイド服を着せられたり――

『中々に合ってるじゃん玲香ちゃん♪」
「金田一君、これって(汗)……」
『ご主人様って言わないと♪』
「はい、ご主人様」

その格好のままオナニーしながらフェラチオとかとんでもない事をしちゃったりして――

「玲香ちゃん全部飲んで♪」
「ダメ、膣内は!?」

 挙句の果てには初めてを強引に奪われて何度も何度も膣内に射精されちゃった♪
0215金田一一のでっち上げ日記おまけ2014/10/13(月) 14:05:13.30ID:tdEVTUcr
「なんじゃあああこれは!一体どうなってるんだよ、草太!」
「うるさいぞ。お茶が不味くなる!」
「お茶なんてどうでも良いわ。これがネットに出回ってるのか!?」
「当然だろ。リア充じゃないか。」
「誰がリア充じゃ!人を差すんじゃない!こんなでっち上げな事を描いたのは誰だよ!?」
「だってしょうがないじゃん。顔写真つきだし。」
「ざけんな。俺は玲香ちゃんもエミリちゃんも綾花も手を触れてないわ。」
「実際、デート位はしてるだろ。」
「玲香ちゃんはデートだが、エミリちゃんは部活の買い出し、綾花は罰ゲームでやらされただけだぞ。」
「ちなみに犯人である本人達の妄想が暴走しまくったんだろうけど世間はそうは観てくれないぞ。」
「なん……だと……」
「さらに近日中には七瀬さんも参戦するぞ。」
「なん……だと……」
「良かったな。金田一。これでハーレム決定だぞ。」
「どうりで美雪が最近の見る視線が違うのはこういう事だったんだな。」
『はじめちゃんを取られない為にあの女たちに負けない現実の子作りネタを♪』
「俺の肖像権は?プライバシーは?」
「諦めろ金田一、そんなもんある訳ないだろ。彼女らに愛されるなんて羨ましいな、七瀬さんにも逆レイプされるなんて……」
「勘弁してくれ……」
0216名無しさん@ピンキー2014/10/14(火) 20:03:32.99ID:AJakuVzj

一ハーレムか
それぞれに中だししてるから最初にエミリが妊娠
お腹大きくなってきたエミリを責任感じた一が気遣い始めた頃に綾花がと続いてくんですね
赤ちゃんが一気に3人はできそうだから事件解決に首突っ込むどころじゃなくなるなこれは
それぞれの家に通ったりと忙しくなるしね


>>211
そういえばぱとりしあって漫画家目指してましたねえ。結局なれなかったけど
一と結婚して子供生んだあとのぱとりしあは普通に主婦してそう
一の母と一緒に台所に立って料理作って
0218名無しさん@ピンキー2014/11/06(木) 23:52:03.14ID:8nNzSeiy
 
0219名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 12:26:25.66ID:LcWlJAZS
>>217
高校時代に解決した事件は多数で警察幹部にも顔が売れてるはじめちゃんなら探偵業で食ってける=嫁四人に子供四人を余裕で食わせていける………かな?
0220金田一一の災難2014/11/13(木) 18:51:57.07ID:6m7drgj7
*某アニメの妖しい歌を歌います。綾花は死んでおりませんご了承ください。

「皆さん、一人カラオケだから言って油断してはいけません。この俺、金田一一の忠告だぞ♪」

 今日ははじめにとって久しぶりにヒトカラをしたい気分である。
アニソンも歌えるし、個人の歌のバリエーションを増やすステップアップの為の努力である。
こんな姿を幼馴染の美雪やアイドルの玲香には見せられない代物だ。
ドン引きされるだけで済まされないし、嫌われる可能性もある。
現に草太には「お前、恥ずかしいから二度と俺の前で歌うなよ……」と引かれた記憶が残ってる。
テンションもハイになり、本命の歌を歌う。

D・T!×6 「戦士の称号(DT)」捨テル!

僕に「戦士の称号(DT)」捨てさせてよ (捨てさせてよ〜)
「普通の男(おとこ)」になりたいな

 手伝おうか?&amp;#9825;

とても「悲願(かなしい)」「運命(たからもの)」 (たからもの〜)
君に「返上し(ささげ)」たい

「次元転移し(出逢った)」時から
「強く引力(ひかれ)」合い
眠る たび「悪夢(ゆめ)」を見た

「ハイベリオン(からだ)」の「覚醒(ほてり)」に
うなされてしまうよ
「オーラ(ねつ)」の 冷まし方教えて

どうしてだろう?
「宿敵(きみ)」を「対決(し)」れば「対決(し)」るほどに 僕はもう
「アリマギア(アイツ)」が 「戦闘状態に(かたく)なる

 ぴきゅーん

僕に「戦士の称号(DT)」捨てさせてよ (捨てさせてよ〜)
思い出にしたいよ

 気持ち悪いな…

とても「悲願(かなしい)」「運命(たからもの)」  たからもの〜

君に「返上し(ささげ)」たい

 一仕事を終えた気分でキリっと爽快感を出すはじめ。
はじめは知らない。この歌を彼女たちに盗み聞きされていたのを
はじめは知らない。彼女らが完全に勘違いしてその気になってしまったのを
パチパチパチと拍手の音がする。

「はじめちゃん、あんたの欲望丸出しの歌じゃない♪」
「金田一君、あの……その……」
 
 そこにいたのは頬が真紅になっても柔軟に対応する美雪と完全にテンパって言葉が出ない綾花である。
0221金田一一の災難2014/11/13(木) 21:06:15.22ID:6m7drgj7
「はじめちゃん犯罪者になりたくなかったら条件を呑みなさい。」
「ごめんね。あたしが……セルフのジュースを獲りに行ったときに良い歌声だと興味津々で見ていたら……」

 運命の悪戯……まさかこの二人が隣の部屋だとは思いもよらなかったはじめ。
そのことに後悔するはじめに美雪と綾花が同時にぎゅうっと手を掴む。

「はじめちゃんのDTはあたしが奪ってあげる。」
「美雪ちゃんずるい。あたしだって金田一君のDTは欲しい。」

 完全に鵜呑みにした美雪と綾花の共謀により、
自分たちが歌ってた部屋に連れ込まれるはじめ……
数時間後、肌ツヤツヤの美雪と綾花とは対象的にはじめはゲッソリとした顔で退出する羽目になる。

「今度ははじめちゃんは必ずあの歌を歌いなさい♪」
「同感ね。その方がやりごたえもあるしね♪」
「もういやだ、トラウマになるので勘弁……」

 はじめはヒトカラが出来なくなり、その度に歌う→犯されるという無限ループにはまる。
幼馴染と人助けした女にフラグを立ててしまったことで体力の限界を懸念するはじめである。
0222名無しさん@ピンキー2014/11/18(火) 14:17:21.48ID:i2qpt+ny

時には綾花と個別に来たりもしてるんだろうな
でも店員の見回りや他の客が部屋の前通ったときに見られたら不味いからするときは要注意
やり方としては、はじめが服来たままズボンのチャックだけ開きモノ出して、下着だけ脱がせてスカートは吐いたままの綾花がはじめの膝に座る
もち綾花の秘処にはモノが入りセックスとなるが、はじめの膝にはスカートが広がってしているところは外部から見えない
防音で声は聞こえないから多少喘いでも大丈夫
綾花の頬が上気したり汗が浮いてたりしても熱唱したからですなんていって誤魔化す

これなら行けるかねw



貴重な眼鏡っ娘で素顔は美人な桐生春美と1対1……なんかも良さそうだと思うがどうだろう?
助けてくれたはじめに惚れて相思相愛の恋人に
エロに走るはじめに中々させてくれないお堅い委員長風味な桐生とか
0224名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 21:29:32.04ID:OKsP8SpK
>>223
毎日違う姿で楽しむ一

しかし高遠も一回だけ混じっていたことを一はしらない
0226名無しさん@ピンキー2014/11/24(月) 21:50:54.19ID:ckmnRVo5
一&怪盗紳士(美雪の姿)と美雪&高遠(一の姿)の
筆下ろし&初夜の並列進行

はじめ「止めろ!こんなの有りかよ!」
美雪(怪盗紳士)「いいじゃない?あたしとやりたかったんでしょ?」

美雪「こんなの嫌・・・(涙)」
はじめ(高遠)「・・・寂しいのかい?大丈夫。直ぐに楽にしてあげるから・・・」

美雪(怪盗紳士)「・・・フウ・・・物足りないわ・・・」
はじめ(高遠)「こっちもだ・・・やるかい?・・・」

美雪(怪盗紳士)「まあ、はじめちゃんたら・・・・いいわ・・はじめましょ♪」
はじめ(高遠)「うわー。美雪ちゃんって案外好きモノだったんだー」

一&美雪「・・・や・・・やめて・・・」
0227名無しさん@ピンキー2014/11/24(月) 23:55:26.14ID:m1pXosiu
美雪(高遠)「まあ、はじめちゃんたら・・・・いいわ・・はじめましょ♪」
はじめ(怪盗紳士)「うわー。美雪ちゃんって案外好きモノだったんだー」
0228名無しさん@ピンキー2014/11/25(火) 05:28:22.98ID:XTB42Af+
はじめ(怪盗紳士)「美雪ちゃんふたなりだったんだ・・・でもモノは立派だよ・・ウッ!・・」
美雪(高遠)「まあはじめちゃん・・・貴方の締め付けも・・・素晴らしいわ・・う・・」
0229名無しさん@ピンキー2014/11/27(木) 00:55:57.12ID:N6+I7OFN
美雪(高遠)「まあ、はじめちゃんたら・・・・いいわ・・はじめましょ♪」
はじめ「アッー」
0231名無しさん@ピンキー2014/12/10(水) 23:46:39.53ID:LaY23yZZ
高遠少年とつばきたんのピュアエロな夢を見たのに内容わすれて辛い
つばきたんの胸やーらかそうだったのしか覚えてないや…
0233名無しさん@ピンキー2014/12/27(土) 07:40:20.78ID:EI0454xW
高遠(高遠)「まあ、はじめちゃんたら・・・・いいわ・・はじめましょ♪」
はじめ「アッー」
0234ストーカーされる男速水玲香編2014/12/30(火) 09:28:02.08ID:shxsZho+
*シリーズ化を狙っております。あまりエロくないかもしれませんがご了承ください。

『金田一君、今日も遅く寝たのね。』
「ああ……悪いね玲香ちゃん。」

 携帯電話で会話に何気ない欠伸をうっかりしてしまった金田一一。
実は夜更かしでアニメを観ていたのである。某魔法少女系を……
しかし、彼は知らない。速水玲香が何気なく言っていた「今日も」と言う意味を。

『ねえ金田一君、アニメは楽しかったの?』
「へ?……何で玲香ちゃん知ってるの?」
『答えになってないんだけど?その美少女達がたくさん出てきて感情移入をしたの?」

 冷淡で無機質な声で携帯越しに玲香は問い詰める。
そのことで恐怖で鳥肌が立つはじめ……何故、彼女が自分の事を知っていのだろうか?
まさかとは思うが監視しているのだろうかと疑問に思い始める。

「さてとゲームも終わったし、今日はそろそろ眠くなってきたな。あ〜、風呂上りにココアがのみてぇ……」

 寝不足を解消するために早めに切り上げるはじめ……何気ない一言がとんでもない破目になる。

「いい風呂だったぜ。俺のテーブルの上にココア……誰だろう。二三はとっくに寝ちまってるし。」

 周りを見回しても親がそんな配慮をするとは思えないし、嫌な予感がする。
はじめはそれが怖くてココアを飲まずに捨ててしまう。
翌日、幼馴染の七瀬美雪にその事を聞き出す。

「なあ美雪、昨日、俺の部屋に来たか?」
「いいえ。あたしはその日勉強をしていたからそんな事をしてないわよ。」
「じゃあ誰だよ怖くて俺のテーブルにココアを置いたのは?」
「大丈夫?はじめちゃん。」

 美雪が白だと聞いてホッとするはじめ。そこではじめの携帯電話にメール音が聞こえる。
0235ストーカーされる男速水玲香編2014/12/30(火) 10:17:40.26ID:shxsZho+
『金田一君、ココアを飲まなかったの?
金田一君は飲みたかったはずでしょ。何故、飲まなかったの?
どうして、飲まなかったの?』

 その追い詰めるような本文を観て恐怖が出てくるはじめ。美雪もその文を観て完全にドン引きしている。

「どうするよ?これ……」
「本音を書いた方が良いんじゃないかしら?」

 はじめは『自分が作った奴でないココアなんて怖くて飲めない』と返信する。
玲香の言葉が明らかに怖く、二三に頼み込んで一緒に寝てくれと頼む。

「なあ二三頼むよ。今夜から一緒に俺の部屋で寝てくれないか?」
「ガキじゃねぇんだし、みっともねぇから辞めろよ。ロリコン。」

 二三に頼んでもバッサリ断られ、恐怖で嫌な胸騒ぎが始まるはじめ。
部屋を暗くしても怖くて寝れないのである。
そこに床からギシッギシッと音が聞こえる。瞼を閉じているので怖くて開けられない。

「まさか……俺の方に向かってる?」
「……」
「もしかして美雪かも……」
「……」
「確かに美雪なら大歓迎だけど……」

 横からもぞもぞとはじめの布団に何者かが迫っている。
肌がビタッとくっつくと良い女の子の香りがする。
思わず、はじめは瞼をゆっくりと開けるはじめ……

「へ……玲香ちゃん?」

 スタンガンで一気に意識が遠のくはじめ。
それを確認すると玲香ははじめにキスをする。

「じゃあ頂くからね金田一君♪あたしのバージンも……」

その後、はじめは完全に昨夜のことを忘れている。
そこへ玲香から携帯電話が鳴る。

「金田一君の歯ブラシの粉もう無くなりかけてるから新しいのを買ったら?」
「へ?」

 はじめは知らない玲香が嬉しそうな声で電話をしていたのを……
はじめは知らない。玲香がストーカーなのを……
はじめは知らない。トップアイドルの玲香と既成事実をしていたことを……
はじめは知らない。玲香が危険日に中に出してしまったことを……
0236名無しさん@ピンキー2015/01/01(木) 02:13:06.57ID:OhTi4+cX

はじめ×美幸、はじめ×綾花、はじめ×ぱとりしあ
色んなシリーズ物あるけどカップリング問わずシリーズ物は好物だから期待してる
0237ストーカーされる男美浦エミリ編2015/01/08(木) 18:49:55.90ID:tP+Czsvr
「先輩、昨日は大好きなオムライスだったんですよね?」
「はい?っていうか何で知ってるの?」
「もしかしてビンゴですか?あたしってエスパーになれそうです♪」

 何気ない後輩のエミリの会話にはじめは変な質問をするなと呆れてしまう。
よく見ると最近、玲香も変な事を言ってる始末だから首をかしげてしまう。
確証が無いし、美雪やフミに聞いても「何、神経質になってるの?」とからかわれる始末。
洗面所もこんなに丁寧に整理されていたのかってある意味疑問を思ってる自分が自意識過剰なのかと……

「お風呂の設定が37度って低すぎないか?」

 風呂の入浴する為に脱衣所に入るはじめ。
良く見渡すとビニール袋が目につく、母親のものだろうと思い無視するはじめ。
自分はシャワーメインだからあまり気にしないでいたがあの温度じゃ低すぎるだろっとツッコミを入れたくなる。
自分の髪を一心不乱に洗うはじめ。

 カタ・・・ カラカラカラ・・・ パタン

 物音が聞こえたのだがあまり気にしないでいるはじめ。

 チャプ・・・ パシャ・・・

 風呂桶から音がするがそんな物好きはいないだろうと平常心を保とうとする。
じわり、じわりと自分に近づいてくるのが何となくわかる。
目を開けるのがゆっくりと瞼を開ける。そこにクロロホルムみたいな麻酔薬をかがされる。

「あたしが先輩を見張ってるなんてしてたら犯罪ですもんね。」

 完全に意識が飛んでるはじめをみてエミリは舌なめずりをする。

「じゃあ頂きます♪」
0238ストーカーされる男美浦エミリ編2015/01/08(木) 19:02:37.39ID:tP+Czsvr
「美雪、昨日はさ俺、お風呂に入った記憶はあるんだが、お風呂から出た記憶が無いんだよ。」
「はじめちゃんついに認知症でも始まったの?でも観たかったなはじめちゃんの全裸……」
「へ?」
「ううん、何でもないの!}

 昨日は、はじめは湯あたりか起立性低血圧で倒れていたのを知る。
フミによると一時間もお風呂から上がってこなかったのが心配していたようだ。
白い目で「恥ずかしいからあまりそんな事をするな。」と罵倒を浴びる始末。
美雪が妄想に入り目がそっちに行ってるのをみてはじめは呆れてしまう。

「先輩も気を付けてくださいね♪怪我だけはしていけませんよ。」
「ああ、ありがとうエミリちゃん。」

 はじめは知らない、エミリとお風呂プレイをしていたことに。
はじめは知らない。はじめの視線がそれ襷にエミリはどや顔で親指を立てていたことに。
美雪も知らない。エミリにはじめの童貞を抜け駆けされたことに。
0239名無しさん@ピンキー2015/01/11(日) 08:16:26.98ID:y988caQr
ちょと怖い でもエミリみたいな美少女ストーカーなら…
0241ストーカーされる男蓮沼綾花編2015/01/18(日) 15:42:38.26ID:rysOP5+7
*死んでない設定にしております。事件後の転校を済ませてありますご了承ください。

「金田一君、昨日は化学の勉強をしていたんだよね?」
「へ?何で知ってるの?」
「エスパーになれそうだわ。」

 あの雪影村の事件以降、精神的に追いつめられたせいで蓮沼綾花はあそこにいられなくなり、
転校をしたのである。
はじめにとっては昔の綾花に戻って何よりだが美雪との修羅場が心苦しい。
現にベタベタしてる状況が許せなくムッとしている。

「ところで金田一君は今日は何をする予定なの?」
「昨日と同じで苦手な化学だが……」
「ねえはじめちゃん、あたしと一緒に勉強をしない?その方が効率も良いし。」
「ああそうし「美雪ちゃん、金田一君と一緒にするとグダグダになるわよ。」……へ?」
「確かにはじめちゃんって遊んじゃうわね。」

 神の一声を綾花に遮られたせいで愕然とするはじめ。
美雪はガッカリしながらも綾花の言葉に思いつくことがあり納得してしまう始末。

「とにかく金田一君の為を思うなら一人でやらせるべきね。」
「う……うん。」
「(綾花、お前は俺に留年させたいのか……)」

 綾花が何故そんな行為に走ったのか理解できないはじめ。
家に戻ってからもそんな邪念が入りながらも勉強をする。
化学の公式にチンプンカンプンでイライラが募る。
美雪がいればもっと楽に出来た物をと……

「一息ついて飲み物でもとろうっと……」

 フミも親も外食に出かけてるのでいない。
キッチンをみるとチョコレートケーキがおいてあることに気付く。
書置きもしっかりと残してあった。

『いつも夜遅くまで頑張っているね! そういう陰ながら苦手を克服しているところも大好きよ! これはほんの気持ちだよ♪』

 「これを持ってきたのは美雪か?」そんな事を思いながら感動で少し涙目になり掛けて喜んでしまうはじめ。
むしゃむしゃと食べると意外に旨かったりする。
ご満悦後に部屋に戻ると少し違和感を覚える。

「あれ?ここの問題の解いてあるぞ?それにこのページは俺まだてを付けてなかった気がするが?」

 はじめは自分でも手を触れてない問題にも書いてある跡があり集中力が散漫してしまう。
そのせいで少し眠気が襲われる。
 翌朝、はじめは美雪が作って持ってきたであろうチョコレートケーキに感謝の言葉を贈る。

「美雪、昨日はお前の創ったチョコレートケーキをありがとう。」
「へ?何の事?あたし知らないわよ。」
「じゃあ誰が作ったんだ?あのケーキは?」

 不思議な現象にはじめも美雪も完全に困惑してる。
美雪に聞くと彼女も勉強をしていたのでそれどころではなかったらしい。
美雪には幻じゃないの?とジト目で見られる始末。
0242ストーカーされる男蓮沼綾花編2015/01/18(日) 16:27:25.21ID:rysOP5+7
「金田一君の家に怪奇現象でもあったの?」
「綾花、何時の間に?」

 綾花ははじめと美雪の話を完全に聞いていたらしい。
はじめは「あざといなこいつ」と認識してしまう。

「金田一君は昨日の夜は捗った?」
「ああ途中、集中力は途切れたが何とかな……」
「でも、問題が解けたから良かったじゃない♪」
「まあな……」
「むぅ……」

 はじめと綾花のやりとりに嫉妬してしまう美雪。

「ところで金田一君、チョコレートケーキはどうしたの?」
「不覚にも食っちまった。」
「へぇ〜、美味しかったの?」
「あまり思い出させないでくれ!怖かったんだか……」
「質問に答えてよ。美味しかったの?」

 綾花の口調が尖りだしたので焦るはじめ。

「まあ美味しかったんだけどさ、でも気持ち悪いんだよ。得体の知れない物を食べたんだぜ。それこそ身の毛もよだ……」
「ちょっと、なんて言ったの?」
「へ?」
「誰か作ったかはわからないにしても、わざわざ手作りで置いておくなんてそうそうしないことよ? 本当は嬉しかったんじゃないの?」
「お……お前何言ってるんだよ。」
「それが金田一君の血となり肉となり、金田一君の美味しい思いをケーキを作った誰かさんは嬉しかったはずよ。」
「それの何がいけなかったの?」
「常識的に考えて誰か作ったのか解らない得体の知らない物を食べたら生理的に気持ち悪いぞ。」
「落ち付きなさいよ二人とも。」

 何故か怒り口調で問い詰める綾花、正論だが何故か逆切れするはじめ、
このギスギスした状況を冷静になれと仲裁する美雪。

「……ウフフフフ!冗談よ冗談♪金田一君を簡単にからかっただけよ。」
「はぁ〜なんか疲れたわ。」
「でも、ちょっとやり過ぎたわ。ごめんね。金田一君。」
「気にするな。こういう悪戯は慣れてるからな。」
「あたしははじめちゃんを絶対に見捨てないから安心してね。」
「なあ美雪、毎日味噌汁を作ってくれねぇか?」
「へ?馬鹿〜!本気にしちゃうじゃない!」

 なんとかこのやり取りが終わり、授業も終えて家に入るはじめ。
今度は世界史を勉強し始めることにする。
流石に今日は何もないだろうと念のため飲み物ついでに確認を取る。
今日は親もいるしフミもいる。怖さを持ちながらもはじめは警戒する。
キッチンを見渡すと何もなかったことにやっと安堵する。
階段のミシミシ上がる音にあまり気にする必要も無かったはじめ。
どうせフミがトイレに行ったんだろうと……
部屋に戻ると再び勉強をしだすはじめ、うっかり油断して消しゴムを机の下に落としてしまう。

「さてとりだそう……」

次の瞬間、スタンガンを押されて気絶してしまうはじめ。

「てへっ、金田一君に見つかってしまったわね♪」

 はじめは何時寝てしまったんだろうと辺りを見渡す。
身体のダルさとパジャマが外れていたのをみてどんだけ寝相が悪かったんだと驚愕する。
0243ストーカーされる男蓮沼綾花編2015/01/18(日) 16:33:03.01ID:rysOP5+7
「金田一君。」
「どうした?」
「実はこれを渡したくて……」
「これ、紛失していたと思っていたキーホルダーだよ。なんでお前が?どこで?」
「ええと……それは金田一君の机の中に……」
「へ?」

 呆然とするはじめ、はじめは知らない。そのチョコレートケーキを作ったのが綾花だと
はじめは知らない。自分のパジャマをひん剥いた相手が綾花だということを
はじめは知らない。余計な事を言ったせいで後々とんでもないことが起こる事に
0244名無しさん@ピンキー2015/01/19(月) 23:13:43.31ID:LK4y4z3I

気がつかぬ間に綾花にまで…
これは見知らぬ間に×××で綾花から子育ての相談されたりもありえますなぁ
「え?なんで綾花が子育ての話を俺に?」「なんでって、それはもちろん」
0245名無しさん@ピンキー2015/01/26(月) 19:43:39.65ID:JG0R7uO+
乙です

投下します
高遠×ジゼルの続き、みたいなもの
NGはタイトル「問題のある私たち」で
規制で雲行き怪しいので途切れたら気にせず次の職人さんどうぞ
0246問題のある私たち2015/01/26(月) 19:54:56.75ID:JG0R7uO+
───ジェネティック・セクシュアル・アトラクション
(Genetic sexual attraction:GSA)は、離れ離れになっていた親族が再会した場合に起こる、
近親者同士の性的魅力である。
通常、子供が幼児期に共に育てられるときには、この現象はウェスターマーク効果として知られる逆の性的刷り込みによって回避されるが、
距離を置いた場合はこのような現象が起こりやすい───


兄が栞を挟んだまま開きはなしにしてあった本のページを、私はそっと閉じる。
黒い薔薇の切り絵が施された栞を抜き取り、まるで風に飛ばされでもしたかのように床にひらり、と落とした。

「……逃がさないわ、兄さん」
0247問題のある私たち2015/01/26(月) 19:58:49.32ID:JG0R7uO+
あの夜、私たちは身体を重ねた。
私は、初めて男を受け入れる痛みと共に、ふたつの悦びを味わっていた。
甘い歓びと、昏い悦び。

甘いそれは、彼の私を抱くしぐさに、
幼い頃夢見ていた「優しい兄」の幻想を見たからかもしれない。
もしくは、孤独に打ちひしがれた私の心の隙間に、
彼の存在がちょうどはまり込んだからなのかもしれない。

一方───
昏い悦びは、半分といえど血の繋がった妹を抱くことに
彼がどうやら罪悪感を持っているらしい───
そのことに気づいたとき、
私の胸の中に黒薔薇のように艶やかに狂おしく咲いた。

あの、残虐非道な殺人鬼、
悪魔のささやきで数々の犯罪計画を立案してきた男が。
人の命すら何とも思わない、
血も涙もないと言われる凶悪犯罪者、地獄の傀儡師が───
私との交わりに、インセスト・タブーを破ることに、罪の意識を抱いている!

私が実の兄が殺人犯だと知ったとき感じたあの絶望、いい知れぬ恐れと───
姿は全く違えど、同じ質量の苦しみを、この男もひそやかに抱いているに違いないのだ。
0248問題のある私たち2015/01/26(月) 19:59:56.87ID:JG0R7uO+
「………ジゼル」
「ああ、兄さん、ごめんなさい」

それは、憎しみなのか、愛おしさなのか、
もはや自分でもよくわからなかった。

「空気を入れ替えようと思って窓を開けたら、栞を飛ばしてしまったの」

シャワーから上がってきた兄の体からは、私と同じ石鹸の香りがする。
……いえ、同じはずなのに、確実に違う…
男の匂いがする。

「………構いません。後で片付けておきますから」


そう言って兄は、私に背を向けてベッドに入る。
彼が、このまま私が部屋を出て、
自分の部屋の寝台で眠りにつくことを望んでいることはわかっている。

けれど───

「……………お兄ちゃん」

私は呼び方を変えて、あまく囁く。

「眠れないの」
「……ジゼル、しかし」
「いいじゃない」

私は彼の隣に滑り込み、その首に腕を絡ませた。

「……一緒にいてくれるって、約束したでしょう?」

そういえば、彼はもう抵抗できない。

「…………キスして」
0249問題のある私たち2015/01/26(月) 20:03:10.53ID:JG0R7uO+
キスと抱擁で止まるわけもなく、
兄は私の衣服を取り去っていく。
私も頬に、喉仏に、首すじに口付けながら、
彼の肌を露わにしていく。

「んっ…っ」

深いキス、舌が絡まり、熱い吐息が結露する。
次第に兄の瞳に薄い水の膜が張り、
情欲が理性を蝕んでいくのが見えて、私の欠落が蠕きだす。

「……っ…ぁ」

マジシャンの長くうつくしい指が、
私の乳房を荒々しく掴む。
しかし、次に続くのは私の快楽を熟知した、
ねっとりと焦らすような愛撫で、その頂きが赤く膨らみ始めるのを感じた。

「……んっ、」

ちゅうっ、ときつく吸われて、背筋がびりびりと震えた。

「…するたびに、感度が良くなっているんじゃありませんか?」
「……兄さんが…私をこうしたのよ…」
「……違うな。君が天性の淫乱なんでしょう」

この間まで生娘だったとは思えないな、と彼は意地悪く言い、
硬く反り立った乳首の乳腺の窪みを執拗に舌先で穿る。

「んっ、っあっ、あんっ」

ちゅく、ちゅぶ、
唾液にぬらぬらと濡れたその突起を彼は舐め、
犬歯に挟んできゅうと抓り、私を翻弄する。
0250問題のある私たち2015/01/26(月) 20:05:14.43ID:JG0R7uO+
熱い舌は胸のみならず、私の鎖骨を、首を、
耳たぶをぴちゃぴちゃといやらしい水音を立てて這いずり、
柔らかな二の腕の皮膚に赤い斑点をつけて、
腋に滲んだ愛慾の汗をも舐めとる。

「ふぁ、っ、うっ…あっ…」
「っ…ん、ふ、ぅ…」

耐えかねて頭を掻き抱き、髪を梳きかき回した。
私と同じ、漆黒の髪。

「…兄さん……兄さん、っ、
こっち、見てぇ…っ」

眉をぎゅっと寄せて目をきつく閉じ、
圧し殺した息を吐く兄に私は懇願する。

「………っ…ジゼル…」

細く開かれた薄い瞼から、色素の薄い瞳が覗く。
そう。その眼で私を見て。私を捉えて。
今あなたが口付け、乳房を吸い、
そしてこれから犯そうとしている私
……実の妹の、欲情に蕩けた顔を、見て。

「………足りないでしょ…
足りないの…」
「……言われなくても…」

兄の指が骨盤の窪みを辿り、
親指がレースとフリルのショーツを引っ掛ける。
露わになった太腿の白い柔肉に、
布越しにも分かる硬く勃ち上がったモノが押し当てられめり込むのを感じ、
私は小さく喘いでクロッチを濡らした。
0251問題のある私たち2015/01/27(火) 00:47:42.07ID:mAZcuJCS
「……ふ」

彼が一気に白いサテンを引き剥がすと、
秘裂から溢れていた蜜がくちゅり、と粘性のある音を立て、
つうっと糸を引くのがわかった。

「んっ…っ」

こもっていた蒸れた熱が外気で冷やされ、ふるりと身を震わす。
起こした上体で揺れる私の乳房に、その視線が揺らぐのを見て、
ぞくぞくするほどの興奮に襲われながら彼の残った衣服を剥いだ。

「……早いな……」

ぺたりと座り込んだ私の性器とシーツの間に、指が侵入してくる。
たらたらとだらしなく流れ続ける蜜が、
その指にぐちゃぐちゃと掻き回され泡立ちながら真っ白なシーツに染みた。

「……もう慣らす必要もない、か」

もう片手に私の髪を絡ませ引っ張って、睫毛が触れるほど近づいた顔。
接吻の代わりに、愛するように…
もしくは嘲るように、彼は囁く。

「……じゃあ……
兄さんの準備を、してあげる」

そんな必要もまたないことは、
彼の細い身体には不釣り合いに見えるほど凶暴に張り詰めるものを見ればわかった。

けれど私はなに食わぬ顔をしてそれに頬擦りし、
尖らせた舌でつう、と浮き上がる血管のラインをなぞる。

呻きをかみ殺すように鳴る兄の喉、
じんじんと熱くなっていくお腹のなか、
無意識に揺れ彼の指にずり、ずりゅ、と淫核を擦り付ける私の腰、
みるみる先端から溢れて私の頬を汚す透明な先走り、

「っ、む…んくっ…」

吸い上げて頬張って、擦りあげて掻き回して、みんな狂っている。
だけど、だから、なんだというのだろう。


「……ジゼ…ル」

兄の声は掠れて、苦しげでさえあった。
それにも構わず肉悦に震える茎を
さらに咥内で搾りあげようとした時、

「……ジゼル……っ!」
「……っ、んむっ!、ぁ、なにっ…」

───強引に引き剥がされ、押し倒されて、
両手首をシーツに縫いとめられた。
0252名無しさん@ピンキー2015/01/30(金) 11:41:27.91ID:HWKW9smA
乙です
高遠が受け身というか、弱気っぽいのは新鮮ですね
ジゼルを大切に思う気持ちと何故か感じる罪の意識
兄としての愛情と男としての愛情入り乱れてる感じで
ジゼルも抑えきれない兄への想いに身を任せて積極的にいくと
0254問題のある私たち2015/02/01(日) 22:17:32.81ID:oRJevYkE
「どうして泣いているんですか」

───そう言われて初めて、頬を伝う液体に気づいた。
顎のラインを伝い落ちたそれがシーツに滲む前に、近づいたくちびるがちゅ、とその水玉を吸い上げる。

「……もう、やめましょう」
「やめない……っ!」
「どうして、」
「だって兄さん、私見たの、兄さんの本の、開いてあったページ……」
「……!」

はっと目を見開いた彼に、私は片頬を歪ませて皮肉に嗤う。

「GSA、でしたっけ?
つまり私たちの関係は、抱いてる感情は脳の反応異常だか錯覚だかで、ニセモノだって言いたいんでしょう?」

私を見つめたままの兄が、何も言わない視線が憎らしくて、私は叫んだ。

「そんな都合の良い言い訳で逃げられると思わないでよ、あなたは実の妹に欲情したの、そして今こうしてセックスしてるのよ……!」

この身体中に残った、腐り落ちた薔薇の花びらのような暗赤い跡を、嘘とは言わせない。

「あなたも人の子なのね兄さん、その手を平然と血塗れにしておいて、その癖妹を犯すことには罪悪感を持つなんて、バカみたいな話だわ」
「…………」

手が緩み、身体が離れていく。

「…だけど…そうやって苦しめばいい。
何度でも私、兄さんを煽って見せるわ、これから私たち数え切れないくらいセックスして罪を重ねるの…!」

私は自由になった両手で顔を覆い、ぬるい涙を感じながら哄笑した。

「……そして、兄さんも、私と同じくらい、苦しくなればいいのよ」
0255問題のある私たち2015/02/03(火) 01:00:39.11ID:hRSnD4si
けれど。

「……馬鹿な」
「………え?」

離れた腕は───
私の上体を抱き上げ、抱き寄せた。

「本当に君は、血が繋がっているとは思いたくないほど───愚かですね」
「なん、ですって……んっ!」

言葉を飲み込むような口付けはだんだん深くなり、熱い舌の絡まる感覚が私の脳髄を徐々に痺れさせていく。

「っあっ、ふ……」

ようやく離されたと思えば、熱くなった耳に抑えた声が流し込まれた。

「……23年もの間会うこともなかった、ついこの間顔を知ったばかりの人間の存在を妹としてすぐに実感できると思いますか?
遺伝子上妹であろうがなかろうが、
そんなことで葛藤するほど繊細な倫理観を、私は持ち合わせていなくてね」
「…っ、だっ…て…」
「……あのページのことなら───わざと開いておいたんです」

兄は笑った。
どこか痛みを堪えるような笑い方だった。

「もし君がこの関係を悔いているのなら、あの理論を以ってこれは単なる錯覚のもたらした一時の迷いにすぎないと、納得することができる……そうすれば、君は、自分を責める事はない…」
「……な……」

この男は、自分のためではなく私のために───逃げ道を残しておいたと、そういうのか。

なら、どうしてそんな苦しげな───

「それから…言われずとも、私はもう十分、君に苦しめられています」
「………どういう……」
「わからないんですか?君が言ったことなのに。
『平然と手を血塗れにする』ような、冷酷な殺人鬼であるはずの私が───ひとりの人間への愛などという感情に襲われる、あるまじき事態を前にどれだけ動揺しているか───」
「………!」

その時ようやく、私は自分がなぜ涙を流していたかを理解した気がした。

私の胸を締め付けていたのは、「犯罪者である兄」への憎しみなんかではなくて。

今一心に私を求めるこの男が、凶悪犯罪者でもなく、兄としてでもなく
───高遠遙一という人間として、私の心を奪ったことが……それが、苦しかったのだ。
0256ストーカーされる男霧谷凛編2015/02/07(土) 15:26:20.71ID:VGR4bDYe
*原作と違い、死んでない設定でお願いします。ご了承ください。

「金田一君って綺麗な肌と身体をしてるよね?」
「は?何か言ったか?」
「ううん、何でもないの。あたしも金田一君に裸を……」
「どういう事かな?はじめちゃん。」
「最低。」
「美雪も綾花も般若のような顔で怒るな。凛も誤解すること言うなよ。AEDでの応急処置をしただけだ!」
「でも観たんでしょ!」
「あたしの胸を観た本音は?」
「そりゃ大きくて綺麗なむ……待て!その関節はそっちに曲がらない!」

 最近、はじめの知り合いがこっちに転校するパターンが増えてきている。
霧谷凛もその例と言って間違いない。彼女もはじめに命を救われた一人である。
美雪だけでなく美少女が新しく2人もスキンシップをとるはじめを周りの男子からは「リア充め」と嫉妬されている。
美雪、綾花、凛どれも学校中でもトップレベルの美少女だ。
はじめはこいつらって彼氏を作っても不思議じゃないだろって余計な事を考えてしまう。
 翌朝、目を覚ますとはじめのテーブルの上に香水が置いてあることに気付く。
はじめは余計な考え事をしてしまう。

「あれ?女物の香水って俺が買ったのか?フミじゃないようだし俺の趣味じゃないんだけどな……」
「それに昨日の台所が異常に綺麗だったのもビックリしてしまったな……」

 余計な事を考えている間に急がないと学校に間に合わなくなるので慌てて行く支度をする。
うっかりと鞄に香水を入れてしまったのを知らずに……

「一体、誰が買ったんだろう。身に覚えもないんだが……」
「金田一君。」
「凛か?」
「金田一君それどうしたの?」
「俺の部屋にあったんだよ。買った覚えもねぇし……」
「それ使ったの?」
「いやいや、これ女物だろ。流石に使うのは……」
「……どうして?」
0257ストーカーされる男霧谷凛編2015/02/07(土) 16:13:45.56ID:VGR4bDYe
 いつもの顔とは違い、目が思いっきり見開いた状態で迫る凛。<●> <●>状態である。
そんな目を見てはじめは完全にビビってしまう。

「別に使っても良いんじゃないの?変なものが入ってるわけでもないのに!」
「何でそんな事が解るんだよ。」
「良いの。試しに使ってみなさい。」

 凛の強引な力押しで渋々匂いを嗅ぐはじめ。今まで凛のこういう行動は観た事が無いのでタジタジしてしまう。

「確かにいい匂いだ。アロマの香りなのは間違いないな。」
「なんともないでしょ。」
「ああ……(でも、この匂い何処かで嗅いだ気がする)」

 はじめは無害な匂いだと知りホッとする。
過去の記憶で嗅いだ事がある匂いを記憶に残っているが思い出せない。
試しに美雪と綾花の使っている香水ではないかと近くによって嗅いでみる。

「はじめちゃん何を嗅いでるの?恥ずかしいから辞めて!」
「ああ……すまん美雪(違うな美雪は石鹸の匂いだ)」

 美雪に注意されたので慌てて離れるはじめ、綾花の方も念のため確認する。

「いい匂いはする(これも違う)。」
「嬉しいんだけど公の場だから空気を読んで。」
「悪い綾花。」

 帰宅後、玄関にその女物の香水が充満してる事に気付く。
フミに質問すると「あたしは知らないが、悪い匂いじゃないから気にしない」との事である。
確かに悪い匂いではないが一体誰が置いたんだろうと疑問から離れられない。

「さてと風呂に入ろうっと。あれ?またこの匂いだな……」

 風呂場に入ると一層、その香水の匂いの強さが充満する。
そんな事を気にしないでスッキリとした気分でお風呂に上がるはじめ。
タオルで水分を拭い落す。

 ススススススス・・・      トン      ギシ・・・      ギィ

 フミが風呂に入るのであろうと思ったはじめ。

「おい、フミまだ身体を拭いてる最中だぜ。」

 そっと覗こうとするはじめ。その瞬間クロロホルムを嗅がされる。

「やっぱり金田一君って良い身体をしてるよね♪」

 はじめは目を覚ますと昨夜のお風呂以降の記憶を一切覚えておらず、一層の香水が身体に付着しているのに驚愕する。
自分は夢遊病じゃないかと気にしてしまう。

「金田一君。」
「凛か……」
「あの香水は使ってるの?」
「ああ害は無いから完全に無くなるまで使ってみるよ。」
「良かった。大事に使ってね。それ高いんだから!」
「へ?」
0258ストーカーされる男霧谷凛編2015/02/07(土) 16:21:14.19ID:VGR4bDYe
呆然とするはじめ。はじめは知らない凛がはじめに好意を抱いてこっちに転校した事に
はじめは忘れているこの香水は凛が狐の嫁入りのときも付けていたことに。
はじめは知らないこの香水が凛が置いたものだと
はじめは知らない自分をクロロホルムで気絶させたのが凛だということに
はじめは知らない凛ははじめを逃がさないよう家族計画までしていたことに
はじめは知らないまだ悲劇(ある意味羨ましい)イベントが終わらないことに
0259名無しさん@ピンキー2015/02/09(月) 23:04:40.02ID:XyeVjNE8
>>255
乙です
愛を知った高遠がいい味出してます。是非ともジゼルとハッピーエンドへ辿り着いてほしいものですよ
0260名無しさん@ピンキー2015/02/09(月) 23:09:58.98ID:XyeVjNE8
>>258
乙です
なんかこうなってくるとその内ストーカー少女たちが腹違いの兄弟姉妹沢山生んで連れて来そうで羨ま怖いw
0261ストーカーされる男七瀬美雪編2015/02/10(火) 13:24:43.22ID:n0K3Qng8
「はじめちゃん、お味噌汁の事を覚えてる?」
「ああ、お前にお味噌汁を毎日作ってくれって言った事か?」
「うん、確認なんだけどあれってそういう意味だよね?」
「すまないが、あれは綾花がいたから流れでうっかり言った発言で……」
「はぁ?」

 以前に綾花の前で軽いジョークとして喋ってしまったはじめとそれをプロポーズと完全に勘違いした七瀬美雪のズレが完全に露呈してしまう。
そのせいで美雪は乙女の純情を台無しにしたと憤慨している。
その顔がまるで雪夜叉みたいなのではじめは恐怖の余り腰を抜かしてしまう。

「まあそのなんだ……俺の気に入る味なら喰ってやらなくもないが……」
「大丈夫、その為に練習もしたわよ。」

 完全に言い逃れであるはじめはやる気満々の美雪の熱意を受け止めざる得ない。
美雪は手元にあるクッキーを差し出す。形から見ても手作りクッキーだ。
依然食べた事があるが美雪はお菓子作りに関しては物凄く下手である。
はじめも幼馴染の草太もあのトラウマが蘇る。木炭みたいな色で固くクッキーで苦味しかないあの味を……
巻き添え目的に草太も呼びつけるが……

「草太、一緒に……引っ張るなよ美雪」
「あたしははじめちゃんだけに食べてもらいたいの。」
「くっ……(仕方が無い食べるか。へ?このココアの香りと言いバターの按配と言い旨い旨すぎるぞ)……」
「で……どう?はじめちゃん、お味は?」

 過去の味とは余りにも違うのではじめは完全にビックリしてしまう。
そして、この後味も知らない味で困惑する。

「なあ美雪、エッセンスに何を入れたんだ?」
「あたしの話を聞いてなかったの?あたしは美味しいのかって聞いてるの。」
「あーおいしかったなーこれならまいにちたべたいくらいだ(棒)」
「ふざけた態度すると殺すわよ。」
「すいません、美味でした。」
「そんなに美味しかったんだあたしの血が♪」
「へ?」
「冗談よ♪」

 傍からみれば絶対に冗談に見えない口調である。
0262ストーカーされる男七瀬美雪編2015/02/10(火) 13:55:29.65ID:n0K3Qng8
 翌日、美雪が今度はもっと凝ったケーキを持ってくる。
良く見ればラズベリーのタルトである。
よくもまあ美雪が随分高そうなクーラーボックスを部室に持って来たことにはじめは呆れてしまう。

「はじめちゃんも草太君もエミリちゃんも食べて♪」
「どうしたんだ美雪、もしかしてサンプルを持って来たのか?」
「金田一、それは言いすぎだろ(七瀬さんがマジか?)。」
「サンプルみたいに綺麗ですね(まさかね)」

 本当に美雪が作ったのかと恐る恐る手を伸ばそうとするはじめと草太。
エミリはこの二人と違い、すっと食べる。

「美味しいですよ。」

 それを見て安心したのかはじめも草太もゆっくりと食べる。

「(ラズベリーの酸味と言い、タルトの生地の固さと言い、クリームのお砂糖の甘さと言い完璧だ)……」
「(これならお店に出してもおかしくないな。七瀬さんここまで成長したんだな)……」

 じーっと二人の反応がどうかとを見ている美雪。その見方が獲物を捕らえるような目で……
その姿に思わず咳き込む二人。

「まあ……その美味しかったよ。七瀬さん。」
「そうありがとう草太君。」
「美雪、完璧だったぜ。でもなどちらかと言えば俺は和菓子の方が……」
「はぁ?」
「何でもないです。」

 自宅から帰還すると誰もいないことに気付く。フミもいないのは意外だ。
仕方ないので、DVD鑑賞でもするかと一息入れる。

「やっぱりインフィニットストラ○スのシャルが一番かわいいな。」
「草太はセシリアが良いっていうけど……」

 カチャ・・・     パタン     カサカサ     トントン     ジャー

「一夏は何で鈍感なんだよ。普通あそこまでやれば気付くだろうが。」

 ピロリン♫      ピロリン♫      ブーブー      You got a Mail,

「がんばれシャル、他の奴等に負けるなよ。」

 カンカン      ジュー      ザバー      キュ

「やっぱりシャルが最高だぜ。」
0263ストーカーされる男七瀬美雪編2015/02/10(火) 14:42:27.19ID:n0K3Qng8
 DVDを見終えて台所にくるとまだフミや母親がいないことに気付く。
良く見れば換気扇がつけっ放しだし、台所のシンクが綺麗な事に驚く。

「みんなまたつけっ放しかよ。それにしては台所がいつもよりもきれいだな。」
「そういや皆、どこいったんだ?」

 テーブルを観ると書置きが置いてある。そこには「夕飯を作って置いたから温めて食べるように」と書いてある。
やはり親なんだなとつくづく感動してしまうはじめ。
 いつもと味が違うが美味しかったから問題はない。母親に感謝のメールでも送るとする。
するとメールには「帰ってくるのが遅いからカップめんを食べなさいと言ったはずだけど?」の返信が来たことに驚いてしまう。
 じゃあこの料理を作ったのは誰なんだ?疑問を持ち始めるはじめ。
気が付いたら書置きまで完全に消えている。
美雪は用事があるから無理って断られた口だし、綾花も凛もこの家の住所は知らないはず。
誰が作ったのか解らずに恐怖の余り鳥肌が立つはじめ。

「まさか幽霊か誰か住み着いているのか?」

 自分以外に誰もいないはず……逃避するためにさっさとベッドで寝てしまうのが一番だと考える。
ふと思い出したことがある。美雪には明日、お出かけは無理だとメールを送ろうと慌てて送信する。

 ピロリン♫      ピロリン♫      ブーブー      You got a Mail,

 自分と同じ携帯のメール音が近くでなりおどろいてしまうはじめ。
まさか、自分のベッドの下に美雪がいるわけないだろうと軽い気持ちで下を覗きこむ。

「!?」

 はじめは美雪の涎を垂らしながら舌舐めずりをする姿を目撃してショックの余り倒れてしまう。

「はじめちゃんいただきます♪」

 翌朝、目を覚ますと美雪、玲香、エミリ、綾花、凛と全員が俺の部屋に集まってる。
美雪は兎も角、ほかの連中には自分の家を知ってるはずが無い。

「はじめちゃん、皆からの報告があるの。」
「報告?」

 美雪達が手から差し出したのは妊娠検査薬である。
何故、はじめにそれを見せるのかと言うと、綾花が答えをだす。

「金田一君、あなたはあたしたちの赤ちゃんのパパになるの。」

 かなりのショックで生々しい現実にはじめは把握できてない。
玲香もお腹をさすりながらはじめに説明する。

「みんな金田一君が好きだから、誰かが失恋は流石に後味が悪いじゃない。だから全員が幸せになればいいかなってキャハ♪」

 美雪達の出した答えが重婚OKな外国に逃げる算段だったから始末が悪い。

「これからもよろしくね♪絶対に逃がさないから♪堕ろせとか行ったら虚勢だからね♪」
0264名無しさん@ピンキー2015/02/11(水) 10:44:09.48ID:e5y1F4hz
ホントに全員妊娠したw
皆纏めてハッピーエンドといえば幸せな感じながら何も知らなかったはじめには恐怖その物ですね
はじめと嫁さんズが幸せでありますように
ついでに移住先の国の言葉も勉強しなければいけませんw
0265名無しさん@ピンキー2015/02/14(土) 16:33:44.23ID:YO6bWKx+

みんな仲良く妊娠&美少女たちと結婚する未来が定まってよかったじゃないか
綾花の>あなたはあたしたちの赤ちゃんのパパになるの
考えてもみたらこれほど衝撃的な逆プロポーズもないね


このスレの>>200-206の改訂で金田一少年エロパロスレ3の205-211、このスレ171-188に投下した金田一一×浅香奈々(ぱとりしあ)の続き物。
アニメ版電脳山荘事件後の話。
0266罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:36:37.15ID:YO6bWKx+
金田一一×浅香奈々3-1


罰と救いの夜から



身も凍りつくような寒い寒い師走の夜。窓の外とは文字通りの別世界である金田一家の暖かい部屋には、一組の男女の姿があった。
一人はここ金田一家の長男にして、あの名探偵金田一耕助の孫である金田一一。
冴えない風貌に肩まで伸ばした長髪を首の後ろで一つに纏めた髪型が特徴的なこの少年は、普段は抜けた処もある物の、
いざとなれば名探偵であった祖父に負けず劣らずの推理能力を発揮し数々の難事件を解決に導くほどの明晰な頭脳の持ち主である。

そんな彼が心から大切にし寄り添っている相手は、蠱惑的な厚ぼったい唇に、腰よりも少し上くらいまで届く長い黒髪の女〈ぱとりしあ〉。
本名を金田一奈々――旧姓を浅香といって、二年近く前、雪の吹き荒ぶ山形県のロッジ・シルバーウッドで開かれた〈電脳山荘〉という名の、
ミステリーを題材とする愛好会のオフライン・パーティーにて起きた殺人事件の折に、はじめと出逢い、彼に助けられた女性であった。
因みに〈ぱとりしあ〉というのはパソコン通信に於ける奈々のハンドルネームだ。
彼女自身も己が愛称としている名であったが、事件で多くのメンバーが殺害され〈ぱとりしあ〉の名を使用していた愛好会自体が自然消滅してしまった為に、今でもその名で彼女を呼んでいるのははじめ唯一人となっていた。
尤もそのはじめも〈ぱとりしあ〉と呼んだり“奈々”と本当の名前で呼んだりと、彼女への呼び方が〈ぱとりしあ〉一辺倒であるわけでもなかったが……。
なぜはじめが今でもそのハンドルネームで呼んだりするのか?
それは二人が出逢ったあの日に……、あのロッジ・シルバーウッドのコテージで過ごした熱いひとときの最中に……、その名で彼女を呼び続けていたが故のこと。

始まりの印象という物は頭で考える以上に強く根付く。〈ぱとりしあ〉という架空の名を彼女の愛称とするには充分すぎる程に、その夜の融け合いは深く心の奥へと刻まれている。
はじめはもちろん。断罪と救い、二つの意味を持つその行為を受け入れた側である奈々にとっても……。



二年前のあの日。不幸を絵に描いたような転落人生を送っていた奈々は、自身が借りていたロッジ・シルバーウッドのコテージにて
電脳山荘メンバーに対する連続殺人事件を引き起こす切っ掛けとなった罪をはじめに告白し、自らの罪を自覚しながら自暴自棄となっていた。

「穢れた女」「死んでも良い」「殺されて当然」唯ひたすらに自らを卑下する彼女は、しかし自身を卑下する彼女の姿勢や生き方をこそ「間違っている」と憤り
彼女に生きていて欲しいと望むはじめに、その言葉が偽りではないという証として抱かれる事を望む。
そしてその望みを受け入れた彼に……、己の命も心も共に救ってみせると決意した金田一一という少年に……。

浅香奈々という女は……抱かれた――。
0267罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:37:38.18ID:YO6bWKx+
『あっ……、あァっ……』

深く刻み込まれるような、それでいて労るような。
優しいその抽挿に沸き上がる甘く切ない感情は、己が身体に断罪と救いを与えてくれる少年へと向けられる。

『あっ……、はう……、きんだいちっ……、くん……っ!』

最奥へと挿入されることで密着した下半身。触れ合う肌のその温もりを感じながら、注がれ来る熱い迸りを受け入れていく。

望んでそうなったとはいえ、自分などどうなってもいいという奈々に「現実から逃げるな」とでも言わんばかりの深い交わりを持って応えたはじめの真剣な思い。
その思いは一度目の行為を終えたその直後に続けて迎えた二度目には、更なる優しさを伴って彼女を柔らかく包み込む。

ときに優しく。

ときに激しく。

繰り返される罰と救いの時間に、彼女はただその身を委ねていた。

『はっ……、あ……ぁぁ、うっ……ぅぅ…ン!』

一糸纏わぬ姿で重ね合う素肌。
人肌がこんなにも心地良い物だと感じるのはこれが初めてのことだった。

『くぅっ、あっ……ァァン……っ!』

身体の奥深くにおいて一定の律動を刻むのは雄々しくて逞しい彼の猛り。
確かに感じる壊れ物を扱うかの如き優しさに、彼女はただ切ない声を上げ続ける。

『ぱとりしあさんは、確かに間違ったことをした……』
『あっ、あ……、はァっ……ァ、あっ……、んっ……』
『でも、罪を悔いる気持ちを持ってるんだ……、そんなあんたが穢れているだなんて……、俺には思えない……』

温もりを与えてくれるはじめよりの語りかけ。
0268罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:40:40.92ID:YO6bWKx+
『だから……、そんなぱとりしあさんとこうして一つになって……、深く触れ合うことが出来て……、俺は、嬉しいよ……』

穢れていないのならば抱けるのかといった己からのその問い掛けに、抱けると答えて言葉通りにこの身を抱いているくれている彼よりの、思い遣りの言葉。
一度目はそれを語ることなくただひたすら抱くことのみに終始した彼は、程なく始められた二度目となるいまこの時に、再び繰り返し伝えてくれた。

『きんだいち……、くん……、あたし……、あっ、あた、しはっ……』

その一言一言に、彼女の心は救われていく。

『なあ……ぱとりしあさん……。俺は今……、あんたを抱いてる……。あんたとこうして、交わってる……。身体の奥まで一つになって、あんたの中に……俺の総てを解き放ってる……』
『ん……、わかる……わかる、わ……。あついのが、でてる……、金田一くんのが……あたしのなかへ……っ、入ってくる……のが……っ』

身体の奥まで入れられた彼の猛りと、言葉通り胎内に溜められていく精の温もり。

『これが現実だ……、これが……現実なんだ』
『はあっ……、あっ、あァッ……!』

優しく大切に抱かれ行われる膣内への射精の合間を縫って重ねられるのは、穢れてなんか無いと言い続けてくれたその唇。

『んちゅ……だからもう、逃げるのは、ん……やめて、さ……』

唇を重ねられても尚止まらないその言葉と腰の動き。
入り来る彼のねっとりと濡れた舌に、自らの舌が絡み取られて。

『んっ……、んちゅっ、んうっ……』

深い突き込みによる快感と、緊張を敏感に感じ取り収縮する襞が、身体の奥まで入り込む逞しい猛りと更に強くこすれ合う切っ掛けを作る。

『はむッ……んう……』

髪に胸にと、身体の隅々までを愛撫され。

『ん……、これからは……、現実で……生きるんだ……、つらくても……嫌でも……、現実で生きていかなきゃ……ダメなんだ……』
『あッ……あッ……ぁァッッ、ッ………』
『つらいなら、逃げたくなったなら……、また俺に言えば……いいじゃんか……、相談に乗るし……、ぱとりしあさんが望むなら……、こういうことだって……』

深く、甘く、熱く、切ない。
幾度かに渡る交わりと。

『しっかり生きよう……、こうやって……抱く前にも……言ったけど、さ……、ぱとりしあさんが死んだりしたら……、俺は……、悲しいよ……』
『あッ……っッッ……き、きんだいちっ……、きんだ、いち・・…く……ッ、あたッ……あ、あた……しッ………ッッ、こわい、のっ……、ひとりで……生きるの……っ、こわい……の……、
 あっ……アアっ……ァっ、アっ……、まっ、また……、あうっ……、あんな生活に……戻る……の……は、……いっ……イヤ……なの……っ』
『そっか……、そうだよ、な……、それじゃ、さ……、一人じゃ辛いなら、俺が……俺がぱとりしあさんのところへ……、会いに行くよ……、俺がいつでも……会いに行くから……、
 一緒に出掛けたり……、話しをしたり、さ……、とにかく……、一歩一歩……、前を向いて……歩いて……、生きて行こうぜ……』

生きよう。しっかり前を向いて歩こう。電脳の世界へ逃げるのではなく現実で生きよう。
一人で生きられないのなら俺が支えになるから。一緒に生きて行こう。
そんな、優しくも厳しい救いの言葉を伝えられながら。

『ァァァァッッ――――――!!』

奈々は幾度もの絶頂を迎えた。


奈々の心に癒しをもたらした懺悔と救いの熱い一夜。
黒く淀んだ灰色の心は、身体の中に解き放たれる熱く真っ白な彼の存在その物によって、総て洗い流されていった……。
0269罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:43:40.04ID:YO6bWKx+
*


〈トロイの木馬〉の手で引き起こされた連続殺人事件。その只中にあった吹雪の山荘に於いて、はじめと奈々は深く交わり身体を重ねた。
切っ掛けはどうあれ、抱き合うことで生まれた縁と心の結びつきは、やがて二人の関係を変えていく。
そう、一夜の交わりで終わらせることはない、本当の男と女の関係へと。

雪に閉ざされし山荘より始まったその関係は、やがて一つの部屋、一つのベッド、一つの枕で眠り、毎夜身体を重ね合う今へと繋がる。
積み上げられていくのは唯々愛欲に満ちた日々。
自分を救ってくれたはじめに抱かれる日々の中、荒みきっていた奈々の心も徐々に平穏を取り戻していった。

そうして辿り着いたこの場所で、彼女はいま己の腕に一人の赤子を抱いていた。
ふくよかでぷっくりとした体つきの健康その物な男の子を。

「ほ〜ら優太〜、おねむのお時間よ〜」

優しい子に育って欲しいという思いを込めて“優太”と名付けられたその赤ん坊は、その名の通り手の掛からない大人しい子だった。
つい先程まで元気におっぱいを飲んでいたかと思えば、お腹がいっぱいになった事で満足したのか? いつの間にか眠りに就いて静かな寝息を立てている。

そして、そんな様子で赤ちゃんを抱く奈々の背後では、はじめが彼女の長い髪を手で持ち上げて指を絡めながら優しく撫で梳いていた。
いや、正確を期すのならば“梳いている”ではない。梳いていたのは先程までであって、いまは梳き終わった髪を束ね持ち彼女の頭の高めの位置にて絞り上げている処である。

「痛くないか?」

奈々の後頭部に髪を集めて抑えながらぐっと握られたはじめの左手。
その親指と人差し指の間より尻尾のように垂れている長い髪の束を見遣りながら一言訪ねた彼は、手にした髪ゴムを絞り上げ束ね持った髪束の根元へと上手く通していく。

「ええ、大丈夫よはじめ君。痛くないわ」

自身の髪が頭の後ろ上方に絞られるのを感じ取った奈々は今くらいが丁度いい絞り方であるとだけ伝えた。
あまり絞られすぎると頭皮までが引っ張られて痛いものだが、加減の分かっている彼が痛みを感じさせるほど強く絞ることもないので安心して任せられる。

「いつもありがとう」
「気にすんなよ。俺も好きで奈々の髪を触ってるんだからさ」

そう、いまはじめは奈々の髪の手入れをしていたのだ。
いや手入れだけではなく、手入れを終えたその手で彼女の髪をポニーテールに纏めようとしている処であった。
0270罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:44:37.51ID:YO6bWKx+
彼が好きでやり始めた奈々の髪の手入れは此処最近では毎日の事となっている。
切っ掛けは奈々が子供への授乳を行っている時。手持ち無沙汰となる彼が彼女の髪を弄って暇を潰しながらふと思い付いたのだ。

散々好きに触るのだからこれくらいはしてあげようと。

子に母乳を与える奈々に対して自分は何もできない。
こと子育てについては女と違って観てあげる以外に男には何もできないのが当たり前なのだが、それを良しとするようなはじめではなかった。

自分は子供を観ていることしかできないのは確か。
母乳を与える彼女の姿を黙って観ているだけ。
それならば母乳を与えている間にできることはないかと思い付いたのが、自分が良く触っている彼女の髪の手入れであった。

そうして行い始めた彼女の髪の手入れ。今では結ってあげるまでになっていた。
もちろん彼女が髪を下ろしたままでいるつもりの時はその限りではないが、括るという時のみという話で。

「でもはじめ君最近なんだか凄く慣れてきた感じしない? あたしが自分で纏めるのと殆ど変わらないわよ」

“感じ”ではなく実際に慣れている様子だ。
最初の頃は縛りが緩かったり逆に絞りすぎで痛かったり。
また括る位置が変であったりと散々で首の後ろに一纏めにするだけという簡素な髪型のみにされていたが、今ではポニーテールも結えるようになっていた。

「そうか? う〜ん自分じゃ良く分からないけどそんなもんかなぁ。まあなんだかんだで結構弄らせて貰ってるしな」

実際に良く触られている。無論奈々ははじめに髪を触られることに抵抗感など微塵もない。
愛する男性に髪を触られるのはむしろ女として嬉しいからと、今みたく全て任せることにしているくらいなのだから否やはないだろう。

「それに俺もロン毛だしゴムの扱いにある程度慣れてるってのもあるか。ま、ちょっとは慣れてるって言っても奈々の髪くらい長いとなれば流石に勝手が違ってくるんで最初はポニーテール一つにしても上手く結えなかったけどさ」

一応自身がロン毛であるはじめは髪ゴムの取り扱いや纏めたりすることにそれなりの自信はある。
ただ幾らロン毛といっても奈々ほど長いわけでもないので最初の方は失敗ばかりしていたのだ。

「でもやっぱり感覚の掴みやすさで言えば普段髪弄る機会無い奴よりかはずっと上の自信があるぜ」

そう言うと彼は絞り上げた髪の毛の束をゴムの輪の中に通し慣れた手付きで纏めていく。
束をゴムに通して輪の中から抜き、根本をキュッと強めに引き絞り、絞ったことで出来る余り部分のゴムの輪に再び髪の束を通す。
そうやって二度三度と同じ作業を繰り返しながら、後頭部高めの位置に髪を絞り上げ作ったのは、背の中程より少し下まで届く一本の長い尻尾――ポニーテールだ。
0271罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:53:53.09ID:YO6bWKx+
「こんな感じかな?」

綺麗に結い上げたポニーテールにもう一度指を通し梳いていく。
長い尻尾の中を通る指には毛先へと抜けるまでの間に幾度かほつれと思わしき引っ掛かりを覚えたが、その感触が取れるまで梳き続けていると次第に滑らかで触り心地の良い質感のみが残るようになる。

「お、イイ感じになってきた」

五本の指に髪の毛を巻き付かせて弄びながらその艶のある尻尾の感触を楽しむはじめ。
後れ毛とうなじが色気を醸し出して目もまた楽しませるのがポニーテールの良いところだ。

さらさらとして艶のある滑らかな長い髪の束は絹糸のように細くきめ細やかで、青みのあるその黒髪が蛍光灯の明かりに照らされ光沢を放っていた。

「気持ちいいわ……」

奈々は髪への愛撫に、頭や首に触れる手の感触に目を瞑り、うっとりとした呟きを漏らす。
伝わり来る手の温もりが実に気持ち良い。
自然と笑みを零し小さく息を付きながら仕上げのときを待つ。

「よし、ほつれも取れたみたいだ」

はじめの指に絡まる髪の毛がするっと抜けていく。
先程引っ掛かったような違和感は完全に取れて手に残るのはたださらりとした触り心地のみ。

「うん、綺麗に括れてるみたいね」

彼の手で括られた髪の束を鏡越しに観る奈々も完璧な仕上がりを観てそう口にし微笑んだ。

「もういっそのこと今度からは全部美容師はじめ君に丸投げしちゃおうかしら?」

彼女としては別にそれでも良かった。はじめに髪を触られるのは嬉しいし心地良いから。
だがレパートリーの少ないはじめとしては少々困りものなのだ。
0272罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:54:56.68ID:YO6bWKx+
「いや別に構わないけどさあ、けど俺に出来るのって首の後ろで一つに纏めるだけかポニーテールだけだぜ? 他の髪型にしてくれって注文されても無理だからな」

無論頼まれれば丸投げされるつもりのはじめであったが生憎と結わえられる髪型は二つだけ。
首の後ろで一つに束ねるか若しくはポニーテールのみでありその他の髪型にはしてあげたくとも出来ないのだ。
といってもレパートリーが少ないのは彼が男である以上仕方が無い事と言えよう。

「いっつもポニーテールか適当に縛るだけってのはやっぱ拙いよなぁ。俺は気にならないけど奈々はさ、女だし。おしゃれとかそういうの気にすんだろ?」

はじめはあまり自分の髪型を気にしない。精々禿げたりしないかどうかを考えるくらいでいつも無造作に縛っているだけ。
まあ殆どの男はそうじゃないかというのは彼の勝手な思い込みに過ぎないのだが、少なくとも男というのは女性よりは気にしない物だと思っている。

しかし奈々は違う。女である以上髪の手入れに髪型にと色々考えることが多く、はじめとしても折角髪が長いのだから色んな髪型にしてみるべきだと思っていた。
奈々と同じく髪が長い美雪など恋人である草太とのデートの度に変えていたが、髪型が違うだけでその女性が持つ魅力は常々変化し男を魅了するようで、草太曰く「少しの変化で全く違って見える」のだという。

これについてははじめも全くの同意見だ。
奈々の髪型が変わるだけで何か胸にくるものを感じていたし、明らかに違う印象を受けていた。
そんな身近な例からして愛する女性の魅力を引き出してやるのもまた男の義務の一つだと考えていたが、三つ編みにしてくれだのお団子状の纏め髪にしてほしいだのと頼まれたところでやり方が分からないのだ。
女性の髪を結うのはコレで結構難しく、何度も練習してようやっと感覚が掴めてくるもので一朝一夕にできるものではない。
後頭部で絞り一本に纏めるだけという割と簡単なポニーテールを完璧に結えるようになるまでにそれなりの時間が掛かっている処からしても明らかだ。
故に無理だと答えたはじめであったが、奈々の方はまた異なる考えを持っていた。

「それなら練習してみない? 纏め髪なんか一見難しそうに見えるけれど慣れたら意外と簡単よ? あたしとしてははじめ君に髪を結って貰うの好きだから幾らでも付き合ってあげられるしね」

女というのは愛し信頼する男に自らの髪を触らせようとする処が往々にしてあるもので、奈々もその例に漏れず。
他の髪型が難しくて無理だというのなら何度も練習して覚えれば良いだけ。
暇なときや寝る前、風呂上がりなど、幾らでも機会はあるから是非ともやってみろと。
0273罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:58:06.46ID:YO6bWKx+
「あ〜そうだな〜……。う〜ん……。わかった。そんなに言うなら明日からでも早速練習させて貰うか」

此処まで申し出られては引き受ける他ないだろうと、今し方結い上げたばかりのポニーテールを触りながらはじめは呟く。
自分で括ればとは言わない。奈々が自分で出来るのは当たり前であるしなにより彼女の髪を触るのは好きなので別に苦でもない。
髪を触る事を楽しみながら練習させて貰えばいいだけだとして。
女が愛する男に髪を触らせたいのと同様に、男もまた好きな女の髪を触りたいという事だ。

「でも女の髪ってのは観れば観るほど本当に綺麗で魅力的だよな。どれだけ触ってても飽きないし触れば触るほど癖になる」
「うふふ、それはしっかり手入れしてるもの。ほら髪は女の命っていうじゃない? 女だったら誰でもそんなものよ。テレビのシャンプーのCMからして髪を美しく保つ事を強調した内容になってるでしょ?」
「ああ〜、まあ言われてみればそうだな」

彼女の背中にさらりと垂れ下がった長い尻尾へ顔を近づけたはじめは彼女に答えながらそっとキスをする。

「でも幾ら完璧な手入れしてたって男じゃこうはならないな。艶々してて光沢があって滑らかなのはやっぱり女の髪特有のものだと思うぜ」

鼻腔を擽る仄かな髪の香り。鼻から入るその何とも言えない甘い香りは、まるで脳の隅々まで染み渡っていくようにさえ思えた。

「男が髪伸ばしたってこんな綺麗にはならないし」

はじめの身近に居るロングヘアの女性と言えばまず誰よりも真っ先に奈々があがる。
続いて幼馴染みの美雪にアイドルの速水玲香だ。
この中で毎日のように触っているのは無論のこと奈々の髪の毛。というよりも奈々のしか触っていない。
思うままに触り、弄び、香りを嗅ぎ、屡々風呂で洗わせて貰うこともある長く綺麗で触り心地の良い彼女の髪には性的興奮を覚え、時にして貰う髪の毛をペニスに絡みつかせての愛撫など癖になるほど気持ちが良い。

奈々だけではなく、美雪や玲香の髪にも触れたことがある。
無論彼女達も今は特定の恋人とお付き合いしているのでその様なことはないし、はじめ自身あの電脳山荘で奈々を抱いた夜からは彼女以外の女性の髪に触れた事はないのであくまでも昔の話だが。
しかしやはり二人の髪も男特有の硬い物ではなく細く柔らかく艶のある、女だけが持っているであろう髪質だったのはよく覚えていた。
0274罰と救いの夜から2015/02/14(土) 16:58:56.69ID:YO6bWKx+
「そういうはじめ君も男の子にしては少し長い方だけれどね」

そして奈々の言うとおりはじめ自身もそのロングヘア、ロン毛のカテゴリー内に入るくらいには伸びている。
但し男にしては長いと言ってもそこはそれ。
腰近くまで届くような奈々や背中まで届く美雪の髪のような本格的なロングヘアではなく肩までの長さ。
それ以上は伸びないように切っているからまあ当たり前だが。

「男のロン毛と女のロングヘアは全く意味が違うし別物だってェの。だいたい自分のも含めて男の長髪に色気とか性的興奮なんか覚える変態じゃないぜ俺は。それに興奮する髪ってのはさ、こういう――」

はじめはそんな主張をしつつ彼女の艶やかな髪の束に鼻を埋めたまま舐めてやり、毛髪の舌触りを楽しみながら顔の角度を変えて更に前へと進む。

「奈々の髪みたいに長くて」
「んっ…・」
「綺麗で良い匂いで……、艶々した…、男の本能を刺激する女の髪のことを言うんだよ」

厳密に言えば長くても短くてもどちらでも良い。男はそれが女の髪ならば触りたいし匂いを嗅ぎたくなるものだ。
奈々の髪が長いというだけであってこれが仮にショートであったとしても触りたいし匂いたいと思う。
長い髪には長いなりの、短い髪には短いなりの魅力というものがある。
もちろんはじめは以前彼女から聞かれた時に答えたとおり長い方が好きであったが、正直な処は好きな女性の髪であれば長短どちらでもいいのだ。
身近にいた異性である幼馴染みの美雪の髪が長くてずっと目にしてきた所為か長い方が好みになっていただけ。
そして初めて性交を交わした女である奈々が偶然にも長かったのと、その後にこうして互いに好意を抱き愛し合うようになったというそれだけのこと。
好きな女の髪だ。長くても短くてもやはりその女の、はじめの場合は奈々の髪を好きになるのが当たり前であった。
ただそれは女の髪。さらに踏み込んで好きな女の髪のことであって男の髪なんて触りたいとも思わない。
ましてやこうして鼻を埋めて匂いを嗅ぐなど絶対にゴメンだ。

「でもさ、女なら誰でもいいってわけじゃないんだぜ……、いまのは男としての一般論を言っただけで俺は奈々の髪がいいんだ」

心の底から愛している奈々の。

「奈々の長くて綺麗な髪が……、好きだからさ……」

はじめは鼻と頬に触れながら通り抜ける髪の束の向こう側、うなじに沿って舌先を這わせつつ右の首筋に唇を付ける。

「はっ、ああっ……!」
「奈々が好きだから……」

奈々の全てを愛しているから。
0275罰と救いの夜から2015/02/14(土) 17:00:13.52ID:YO6bWKx+
「ふあぁ…、んっ……」

湿った唇の粘膜が肌の上を這い、奈々の女の部分を刺激する。
感覚などない髪を舐められただけでも興奮するというのに、肌を直接ぬめり濡れた舌でなぞられては嫌でも身体が反応するというものだ。

「んぅ…!」

首筋から伝わる舌の湿った感触と、吹き掛かる息を感じ、ジュン、と下着が濡れてくる。
股間に入るクレヴァス周りに滲み出てきた粘性の液体が下着に染み込んでいるのだ。
濡れた下着は流石に気持ちが悪く、行為へと至る至らないに拘わらず脱ぎたくなってきた。

「だ…めぇ…っ、」

股間を濡らして疼きに堪える奈々の柔肌。
付けられたはじめの唇が、強めに吸い上げられキスマークを作られる。

「はっ、くふぅ…!」
「奈々……んちゅ、ぱとりしあ……ちゅっ、いい……匂いだ……」

はじめもまた己の首や頬に触れて擦れるポニーテールの感触と髪から舞う香りが心地良く、敏感に反応した一物がトランクスを盛り上げてきた。
早く奈々と、ぱとりしあと一つになりたいという彼の意思を代弁しているかのようだ。

「ひ、はァっ」
「んちゅ……、もう寝ちまったのか……」

彼はうなじを舐められて小さく喘いだ奈々の声を聴きながら、彼女の腕に抱かれたまま静かな寝息を立てている赤ん坊へと目を移した。

「優太は」

金田一優太。今年の春に奈々が生んだ己が息子。
つまりはじめと奈々の間に生まれた子供であった。

「ええ、寝てる、わ……、ぐっすりと、ね……」

はじめが目を向けたように奈々も己の腕に抱いたままの優太へと目を移す。

はじめと優太の姓は生まれた時より『金田一』。
そして元の姓は『浅香』であった彼女、浅香奈々は、今年の八月より浅香から金田一姓へと変わり『金田一奈々』となっていた。

“金田一”という名字が示す意味。それは、はじめと奈々の間柄が正式な夫婦関係にあるということ。

夫婦のような恋人関係ではなく書いて字の如く“夫婦”。
夫と妻、旦那と嫁、二人は愛し合う男女の最たる関係を築いていた。
法的に認められた認められた夫婦としての。
0277夫婦生活2015/02/14(土) 17:07:27.95ID:YO6bWKx+
金田一一×浅香奈々3-2



夫婦生活





二人が結婚したのは子供が産まれてより数ヶ月後の八月五日の事であった。記念すべきその日は金田一一の十八回目となる誕生日の日でもある。
はじめは不動高校三年生という誰の目から観ても高校生な身分ではあったが、日本の法律では親の承諾さえあれば男は十八で結婚することが可能なのだ。
はじめはこの日に奈々と結婚する事を前もって決めていた。
恋人という関係で進むのではなく、男としてしっかりとケジメを付け、責任を取るために。
浅香奈々という一人の女を幸せにするために。

もちろんはじめの母は賛成であり父も了承している。元より結婚を前提とした同棲生活を二人に進めたのが誰を隠そうはじめの母なのだから反対する理由など無い。
奈々の事情を知っている母の後押しによって、金田一家における奈々の立場はまさに息子の嫁といったものになっていた為、はじめ自身も恋人感覚ではなく夫婦感覚での交際を意識していた。

夫婦として当然の如く行われる夜の生活は、ただ快楽を求め愛し合うだけの行為としてのみには終始せず、子作りを意識したもの。
性交の仕上げとしてありったけの精を注ぐはじめは孕ませるつもりで。注ぎ込まれる奈々も妊娠を覚悟して。
避妊具や避妊薬など一切使用せずの合意以前の自然の流れとして子作りに繋がる行為を行っていた。
食事は必ず揃って食べ、風呂も一緒。
寝るときははじめの部屋……正確には、はじめと奈々の二人の部屋となった愛の巣で。
布団は一つ、枕も一つ、熱い情交を交わした後は裸のまま一つになって眠るのが日常的となっていた。
そこまで深く愛し合い実質的な夫婦関係を築いていた二人なのだから奈々の妊娠が発覚した以後に訪れたはじめの十八の誕生日にその脚で役所へ行き、婚姻届を提出することに何の問題が有りや? となるわけだ。
そもこれは金田一家の家族会議で決まっていた予定調和に過ぎず、二人とはじめの両親はただ流れのままに事を進めただけの話なのだから。

『はじめ。あんたの今年の誕生日プレゼントは奈々ちゃんっていうお嫁さんで決まりね』
『お、お母さん、私がプレゼントって』
『だってそうでしょ奈々ちゃん。今日から奈々ちゃんははじめの嫁で、私の娘になるんだから奈々ちゃんこそが最高のプレゼントなんだって自覚して貰わないと』
『は、はい、あの……、問題ばかりの嫁ですが、宜しくお願いします』
『そう。それでよろしいっ!』
『母さん強引すぎだろ』
『強引でもいいの。子育てに必要な物で足りない物もまだあるんだしあんたの誕生日プレゼントを買う余裕が無いんだから。それにあんた奈々ちゃん以上の誕生日プレゼントがあるとでも思ってんの?』
『ま、まあ、そりゃあそうだけどなあ……、でも今日入籍すんのは前から決まってたことだしプレゼントも何もないから、なんか誤魔化されてるような気がして仕方ない……』

といった感じで乗り気の母を伴い役所へ提出した婚姻届。
その時点をもって金田一一と浅香奈々は名実共に正式な“夫婦”となったのである。

夕飯の買い物、夕食の準備と調理、今までは総てはじめの母一人でこなしていた主婦の仕事。
そこへ今では金田一家の嫁として奈々が加わっている。
主婦としてのプロ・先輩であるはじめの母に教わりながら、彼女は日々家事に買い物にと忙しくも充実した時を送り。
はじめもエプロンを着けた奈々が夕飯を作っている姿に「これが夫婦という物なのか」と、ある種の感動を覚えていた。
0278夫婦生活2015/02/14(土) 17:08:47.94ID:YO6bWKx+
そんな様子からも分かるように、奈々は金田一家の嫁として両親から手放しの歓迎を受け迎えられている。
特に母は『奈々ちゃんがはじめの嫁として家に来てくれたお陰でとっても助かるわ』と一番の喜びを見せていた。

ではもう一方の奈々の家族は? となるのだが、此方についてもまったく問題は無い。

否、問題無い以前の話か。

なにせ奈々は疾の昔に両親から縁を切られており、天涯孤独な身の上となっているのだから。
奈々が何処で何をしていようが彼女の両親にとっては最早どうでも良い関係のないことでしかない。
要約すれば赤の他人扱いだ。
散々勝手な事をしてきた上、法で裁くことが不可能な完全犯罪ながら殺人まで犯してしまった。
そんな愚かさ身勝手さは彼女自身が一番よくわかっているが故に弁解の余地など有りはしないしするつもりもない。
電脳山荘ではじめに抱かれ、快楽の果てに身体の中へと解き放たれた彼の精。
幾度となく注がれる熱い精を受けたときより始まった幸せ。

(あたしに親は居ない。居るのはこんなあたしみたいなどうしようもない女を愛して、大切だと言ってくれるはじめ君だけ)

故に彼女としてはもうこれだけで充分であるとして実家への報告もしていないし、それはダメだと代わりに電話をしたはじめも、もう家とは関係無い赤の他人だとして切られるという結果に終わっていた。

だが、これで良かったのだろう。
奈々の家族は金田一家――それがはっきりしたのだから。





「優太が生まれてからもう四ヶ月か。早いよなぁ。来る日も来る日も時間さえあれば子作りしてさ。ぱとりしあを孕ませたい、早く子供を産んで貰いたいって思いで排卵日には朝から晩まで夢中になって」
「あたしは嬉しかったわ。はじめ君にいっぱい愛されて……。気持ちいいし排卵日に中に出されるとね、凄く幸せな気分になれるの。
 ああ、はじめ君は本気であたしを妊娠させようとしてくれているんだ。あたしと子供を作ろうとしてくれているんだって。
 女としての本能的な幸せなんでしょうね。愛する人が本気であることを全身で受け止められる悦びとでも言うのかしら」
「俺も凄く幸せな気分だったぜ。俺とぱとりしあはいま本当に子作りをしてるんだ。ぱとりしあは俺と子供を作る為に受け入れてくれてるんだってさ。
 なんていうかこう、排卵日って男の本能も刺激される感じがするんだよ。普段してるエッチよりもずっと敏感になって気持ちいいし、中に出す悦びってのを強く感じるんだ」

事実そうだった。
排卵日ははじめの男を刺激して奈々と子を作りたいと本能が訴える。
奈々も女の本能が強く刺激されてはじめの精子を受けたくなる。

性交時の感じ方や気持ちにまで影響を及ぼし、ただ抱き合っているだけで得られる至上の幸福感を感じることが出来ていた。
排卵日のみの特有の感覚なのだろう。愛し愛され子を作る悦びに身を任せ、時間も忘れて耽ってしまうのだ。
寝る間も惜しんで行われた睦み合いは時に夜を跨ぎ、明くる日の朝まで続けられる事さえあった。
お互いを求めて六時間、七時間と体力の続く限り激しく愛し合う。
正状位、後背位、騎乗位。
体位を変えながら幾度も幾度もただひたすら獣のように。

「そして優太が生まれた」

はじめと奈々が行い続けた子を成す為に必要な行為。
奈々の胎内へと注がれた命の源が卵子の中に入り、融け合い、混ざり、受精することで出来た、二人の愛の結晶。
子宮内で芽吹いたその種はすくすくと育ち、奈々のお腹を目に見える形で大きく膨らませていった。
お腹が大きくなり始めた事で奈々は母親となることを意識する。
内側から蹴られる振動と痛み。膨らんだお腹に耳を当てて喜ぶはじめ。
自分の夫が此処に居て、自分の子供が此処(お腹)に居る。
自分はもう母親という立場になったのだと。
0279夫婦生活2015/02/14(土) 17:20:37.25ID:YO6bWKx+



母親を自覚し始めてより暫く後、妊娠十一ヶ月目を迎えたあの日。

家にいた彼女は産気付き、酷くなった陣痛の痛みに耐えながらはじめと母に連れられて病院へと向かい、そのまま入院となった。

分娩室にて傍に付き添うはじめに手を握られ励まされる中での破水。
撒き散らされるのは子を育む場所より流れ出でた羊水。
下腹部を降りていく大きな圧迫感を同時に感じる。

その総てが初めての体験。

女として生まれた者が子を成した以上、必ず訪れる避けては通れない最も苦しい時間――出産。
はじめの子を身籠もった奈々にもその瞬間が訪れていたのだ。
幸せであり苦しくもある、女として最も大切な子供を産むというその瞬間を。

下腹部を内側から裂かれるような激痛はやがて膣口へと達し。
愛し合うときは入り口、愛の結晶を産み落とすときは出口となる割れ目が丸く大きく広がっていくのを感じた奈々は絶叫を上げた。

『ア゛ッ・・・ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!』

耳を塞ぎたくなるような悲鳴は大きく開いた彼女の口から迸るもの。
充血した目より途切れることなく溢れ出すのは生みの苦しみの証明とも言うべき涙。
気が狂いそうな程の激痛に奈々が堪えられたのは愛するはじめが傍に居てくれたからだ。
自分にとって命の恩人とも言うべき年下の恋人が、掛け替えのない夫が、常に手を握っていてくれたからこそ頑張れる。

『頑張れ、頑張れ奈々ッ もうちょっとだッ・・・あと少しの我慢だッッ!』

はじめに励まされる中、奈々は大きく開いた股の間に何かの違和感を感じた。
その何かは、温かい生ある温もりを持っている。
此処で、この膣という部位で感じた事がある生の温もりは、はじめの猛りの温もりだけ。
愛し合うとき、子作りを行うその時に挿入される、彼の逞しい男の象徴だけだ。
だがいま生まれて初めて感じているのは彼のペニスよりもずっと大きな存在。
外から中へと入れられる彼のペニスとは異なり、自身の身体の中から出て来ようとする命有るもの。
それが何かを教えてくれたのもはじめであったが、この命ある存在が何であるかなど、いま必死に産もうと頑張っている奈々自身が一番良く分かっていた。
0280夫婦生活2015/02/14(土) 17:21:30.74ID:YO6bWKx+
『もう頭が出て来てるッ・・・もう少しだ頑張れッッ!!』

子供の頭だという大きな丸い物。

子供。
赤ちゃん。

はじめと二人で育んできた愛が、注ぎ続けて貰った命の源が、身体の奥で卵子と結びつき芽吹いた新しい命。

(あ、赤ちゃん……、あたしと、はじめ君の赤ちゃん……、うっ、うっ……くぅぅぅ―――ッ!)

愛する彼との子供を産み落とそうと力む奈々。
子供の頭が膣口から出た瞬間、一瞬だけ楽になった。
だがそれも束の間、すぐにまた激痛へと変わる。

『ひぎッ、う゛ッうううう〜〜〜〜〜〜ッッ!!』

愛し合うときに、いつも其処へ入っているはじめの猛りの何倍もある大きな物が膣道と膣口を内側より引き裂くように圧迫しているのだからこれが痛くない筈はない。
呼吸の乱れや息苦しさも性交時の比ではなく、文字通りの呼吸困難というものであり、碌に息も出来ないほど。
吹き出る大量の冷や汗。暑いからではなく苦しいからこそ噴出するその汗が身体に纏わり付く不快感。
首の部位までが膣から出たその時は多少マシになったが、それでもやはりはじめのペニスより太く大きな赤ちゃんの首は膣口を裂いている。

『かはッ・・・あ゛あ゛・・・ッッッ』

股間の割れ目は通常では有り得ないほど大きく広がり激痛を伝えてくる。
赤ちゃんの頭はもう完全に外に出ていたが、細い首の部分だけでも相当な痛みを感じた。
その痛みに耐えながら力むと今度は肩までが入り口を広げて外へ出る。
思わず舌を噛みそうになる奈々であったが、はじめが噛ませてくれたタオルがそれを防いでくれた。
0281夫婦生活2015/02/14(土) 17:23:30.03ID:YO6bWKx+
『ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛―――――――――――――――ッッッ!!!』

いつ終わりを迎えるのかも不明な長い長い激痛を受けて涙を流しながら叫ぶ奈々は、それでも懸命に赤ちゃんを産もうと頑張った。
ずっと痛みの中に居る所為か時間の感覚も失われどれくらいの時を苦しみ続けたのかまるで分からない。
しかし、産みの苦しみに耐え続けた彼女にも漸くその瞬間が訪れる。

『――――――ッッッ!!』

最後の力みと共に身体の内側から発されていた圧迫が消える。
広がりきった膣の中から何かが抜け落ちたのが分かった。
ズルッとした感触と共に粗相でもしたかと思わせるほどの大量の水、羊水が秘裂から吹き出す。
それまで大きく広がっていた膣が一瞬にして収縮し、先程までの痛みがまるで嘘であったかのように綺麗さっぱり引いて無くなった。

『ハアッ、ハアッ、ハアッ、』

代わって襲い来たのは全身を包む倦怠感と脱力感。
身体の力が抜けてしまい指一つ動かせなくなった。

『ハアッ、ハアッ、は・・・はじめ・・・く・・・・・ッッ』

息も絶え絶えとなり虚ろな目をした奈々は、何がどうなったのかを知りたいと、愛する彼の名を呟く。
そんな彼女に対し、出産の間ずっと手を握っていたはじめは満面の笑顔を浮かべて伝えた。
大切なことを、苦しみに耐えて頑張った彼女の、何物にも代え難い成果を。

『生まれた……。生まれたんだ……俺とぱとりしあの、奈々の赤ちゃんが、さ、』

はじめが見せたのは今この世に誕生したばかりの新しい命。
たったいま、奈々が産んだばかりの命。
お腹の中で大きく育っていた、奈々とはじめの二人で紡いだ命。
血と羊水に塗れて赤くなったその命……今し方彼女が産み落とした子は、確かに“赤子”と呼ばれるに相応しい姿をしている。
他人が目にすれば少しグロテスクにも感じるであろう新しい命であったが、二人にとっては可愛く愛おしいとしか感じられない我が子の姿であった。

『ハア、ハア……、こん、にちは……、ユウ…タ……、』

産む前より決めていた名前を呟きながら愛おしい我が子を抱いた奈々は、陣痛が始まってより此方ただ苦しみに歪めていた顔に、初めてとなる微笑みを浮かべていた。
0282夫婦生活22015/02/14(土) 18:00:04.36ID:YO6bWKx+
続く金田一一×浅香奈々(ぱとりしあ)3-3
0283夫婦生活22015/02/14(土) 18:01:59.41ID:YO6bWKx+
金田一一×浅香奈々3-3


夫婦生活2




「出産のときはとても苦しかったわ。でもね、あの痛みは苦しいのと同じくらいに幸せだったのよ。だって、あの痛みはあたし達の子が生まれようとしている証明でもあったんだもの」

産みの苦しみは母親になった証拠。はじめが植え付けた種が実になったということである。

「観てるだけしかできないから凄くもどかしかったなあの時は。痛そうで苦しそうで……、代わってやりたいって思ってさ……。でも、俺には何にもできなくて。ただぱとりしあの手を握ることしかできなくてさ」
「ううん、それで充分よ。はじめ君が傍に居てあたしの手を握っててくれていたからこそあたしは頑張れたの。そして漸くこの子を、優太を生む事ができた」

それは二人が待ち望んでいた瞬間で、苦しいはイコール幸せと直結していたのだ。

その結晶はいま穏やかな眠りに就いている。

「それにしても寝るの早いよなぁ」
「ふふ、なに言ってるのよ。子供はもう寝る時間でしょ?」

時計の針は午後九時を回ったところ。
子供は寝る時間だという奈々の言葉は正解である。

「じゃあここからは大人の時間ってことで……。ちゅっ」
「あんっ」

そしてはじめの言葉もまた正解。
はじめ自身は大人ではなく十八歳の少年で、奈々だけが二十四歳の大人であった。
だが、結婚し夫婦と成った以上は少年であろうと大人に変わりない。
ならば大人の時間である今から何をするのかと言えば答えはただ一つ、夫婦の営みだ。
一度付けた首筋のキスマークに沿ってはじめはもう一度キスを落とす。

「子供の時間は終わっても、大人の時間は始まったばかりだぜ……ちゅ」
「あっ……だめ、よ……、この子を……、ベビーベッドに寝かせて、から……」

首筋にキスをするはじめの手から逃れた奈々は腕の中で眠る優太をベビーベッドに寝かせる。
大人の時間に子供が居てはいけない。子供は眠りに就く時間なのだから。

「おやすみなさい優太。ママはこれからパパといけない事をするから起きちゃダメよ……」

心配しなくとも一度寝たら中々起きないのが金田一優太だ。
どれだけ大きな嬌声を上げても起きない事は誰よりも二人が知っている。

「ほら来いよぱとりしあ」

はじめはもう服を脱いでベッドの上にて待機していたが、奈々はまだ衣服を着たままである。
夜の夫婦生活を前に急かすはじめはもう少し待つよう言い含めた奈々の服を強引に剥ぎ取った。

「ちょ、ちょっとはじめくん待ってって言ってるじゃないっ、」
「俺も待てねえって言ってるだろ、ちゅ」
「んっ!」

上着を逃せながらまた首にキスをしてシャツのボタンを外しては剥ぎ取りブラのホックを外しては剥ぎ取りと、奈々を裸に剥いていくはじめ。

「今度はスカートだな。もう面倒だから下着ごと脱がせてやるぜ」
「きゃあっ…! は、はじめ君っ、もうっ、エッチなんだから…っ」
「ああそうさエッチだぜ俺は。でもそんなことはぱとりしあだって知ってるだろ」
0284夫婦生活22015/02/14(土) 18:03:21.28ID:YO6bWKx+
出逢ってもうすぐ二年。年明けの一月が来れば始めて肉体関係を持ったあの電脳山荘から丁度二年となるのだ。
百や二百では利かない程に性交を行って来た故に、奈々も性方面におけるはじめの貪欲さに付いては良く知っていた。
現に今も彼のペニスは元気よく上を向いて勃起している最中。
一度こうなると奈々の中で三度は射精しないと治まらない。

「もう、仕方ないわねえ」

下着ごとスカートを脱がされた奈々はベッドに腰掛け足を開いたはじめの前に膝立ちとなり、時折ぴくぴくと痙攣する赤黒いペニスに顔を近づけた。

「す、すごい臭いね。もう亀頭の先から汁が出ちゃっているわ」

むわっと香るのはその汁の臭いと剛直から発せられている男のフェロモン。
開いた脚の間で膝建ちになり、フェロモンたっぷりなはじめのペニスに口を近付けた奈々はちろちろと舌先で舐め、その味を確かめる。

「お、おお…っ、気持ちいい…、」
「ちゅ、ちろっ…ちろ、すごく濃いわね……、きちんと毎日セックスしてあたしの中に出しているのにどうしてこんなにも濃いのよもう……、」

少し悪態を付きつつ口を大きく開けた奈々はペニスを咥え頬張る。

「んんうっ」

そのまま前後に首を動かしながら先走りの汁と棒の味を確かめつつ、唇と舌を巧みに使って扱き始めた。

「うお…っ、ああ…やっぱいいわぁ…、」

妻の温かい口内に包まれたはじめは気持ち良さに息を吐き出しながら表情を蕩けさせた。
唾液と粘膜の生暖かさ、ペニスに絡みつきながらカリ首と裏筋を丹念に舐めてくれる奈々の舌の感触。
気を抜いてしまえばその瞬間にも暴発してしまいそうなほど気持ちいい。

「ぱとりしあ……」

下を見ると脚の間で奈々が首を前後に動かしながらペニスを扱いている。

「んじゅ、ぢゅるっ……ん゛っ、ん゛ん゛っ…っ」

首の動きに合わせる形で彼女の長いポニーテールも揺れている。
はじめは右手でその揺れる髪の尻尾を掴み、左手を彼女の頭に添えて撫で回しながら彼女よりのフェラチオの時間を楽しむ。

「んぢゅっ、んン゛っ、」

右手の平に掴んだポニーテールの髪束をまるで彼女が手の平でペニスを包んで扱いてくれるのと同じ様に手の中で滑らせる。
0285夫婦生活22015/02/14(土) 18:04:29.87ID:YO6bWKx+
髪に感覚など無い筈が、心なしか彼女が感じているようにも見えたはじめはペニスをしゃぶられる快感に酔いしれながら、手に掴んだ髪束を撫でたり擦ったりと弄ぶ。

「ああっ、くううっ…! いいっ いいぞぱとりしあっ…! その調子でしゃぶってくれ…っっ!」
「ふっ、うう゛っ! ん゛っ んんう゛っっ!」

唇の内側の粘膜が竿と擦れ合う。
生じる摩擦が硬く勃起したペニスの根本より白濁を押し出そうとし、下半身に力が入るはじめを高みに登らせていく。

「うう、くあああっっっ!」

奈々のポニーテールを掴んだはじめの右手が握り締められて髪の束がしなり揺れ、彼女の頭に添えていた手を髪を括っている根本、
後頭部へと回し己の股間へ引き寄せる。そうして奈々の頭を自身の股間に押し付けた体勢のままで射精。

「んぶぅぅぅっ!!!」

突如ぐっと頭を引き寄せられた事で限界まで硬くなっていたペニスの先端部が奈々の扁桃腺を撫で、喉の奥へと入り込んでくる。
その突きが苦しく、呻き声を漏らして咽せる彼女の喉に、しかし容赦なく吐き出される白濁。

どくっ どくぅぅっ!
「んン゛ッッ!!」

苦い味が喉の奥と口全体に広がり舌も扁桃腺もとろとろの精液で真っ白に。

「ちゃんと飲んでくれよ…、俺の精子は口でも膣でもぱとりしあの身体にこそ入るべき物なんだからさ」

口内に溜まっていく粘液を飲ませようとするはじめの手が、奈々の頭を優しく撫でる。
精子は全部奈々に呑んで貰いたい。奈々の中に入れたい。尽きる事なき妻への愛故に思うのだ。

「全部……飲んで貰いたいんだ……」
「んッ、んくッ…・・んっ、んっ、」

意を受けた彼女もぴくぴく動いては射精を繰り返すペニスを咥え込んだまま溜まり来る白濁を飲み下していった。
0286名無しさん@ピンキー2015/02/14(土) 22:38:51.43ID:5NGkqWYF
「はァっ、はァっ、」

喉に絡む精液をやっとのことで飲み下した奈々は咥えていたペニスを離す。
口の中に出された精の粘性が、離れる亀頭と彼女の舌先に一本の濁った糸を伸ばさせ、伸びきった糸は切れるも涎のようになって彼女の口から垂れ下がり、顎を伝い雫となってぽとぽとと落ちていた。
言うまでもなくはじめの亀頭の先からも竿を伝い濁った筋が陰嚢まで流れ落ちていく。

「んっ……けほっ、」

奈々は大きな呼吸を繰り返しながら数回咳き込んだ。
無理もない。濃厚でねばつく体液を総て飲み込んだのだから。

「気持ち良かったぜぱとりしあ」

こちらも掴んでいたポニーテールと頭から手を離したはじめ。
よく見ればペニスをしゃぶって貰っている間に掴んでいたポニーテールが少し乱れている。
興奮しているとつい強く掴んでしまうので毎度のことだった。

「せっかく綺麗に梳かしてポニーテールに纏めたのに、髪の毛くしゃくしゃにしちまって悪い」

フェラチオをされている時に奈々の頭や髪を触るのは自然の行為なので致し方ない。
その髪束に再度指を通して梳いてやりながらほつれを直していく。

「ん゛っ…ん゛ん゛っ、」

ポニーテールのほつれを直して貰っている奈々は尚も喉を鳴らせる。
痰のように絡みつく濃厚な精液が未だ喉に絡まっているのだ。

「ていうか大丈夫かよ喉」
「ン……大丈夫よ。はじめ君の精子があまりに濃くて喉に絡まっただけだから」

彼女もそんなはじめを心配させまいと、髪のほつれが取れると同時にすっと立ち上がり微笑んだ。

「そりゃあぱとりしあとエッチする為にいつもしっかり溜めてんだから濃くもなるってもんさ」
「ふふふ、そんなこといってまたあたしを妊娠させるつもりかしら?」

次いでベッドの淵に腰掛け足を開いているはじめの膝を跨ぐと彼の肩に手を置いて身体を支える。
一方のはじめはベッドに手を付いたまま彼女が来るのを待つのみだ。

「別にそういうつもりじゃないんだけどなあ」

濃くなるのはそれだけ深い愛情があるという証明。
はじめは愛する奈々にはいつでも濃厚な精を注ぎたいのだ。
0287夫婦生活22015/02/14(土) 22:41:09.54ID:5NGkqWYF
「でもまあ、俺は二人目が出来ても良いとは思ってる。優太に弟か妹を作ってやってもいいんじゃないかってさ」

無論性交を行い濃厚な精を奈々に注ぎ続けるというのはイコール子作りでもある訳で、二人目を妊娠する可能性が大いにある。
しかしそんなことは百も承知だ。それくらいの覚悟も無く中出しセックスなどするものではない。
電脳山荘事件の最後の夜。初めて奈々を抱いたあの時に知ったこと。セックスは気持ちが良い。
中でも膣内射精の瞬間こそが最も気持ちが良く、男としての最高の幸福感を得られる行為であると言えるだろう。
が、それだけで終わってしまうのはダメだ。
ただ『気持ちいいだけ』の性交など疾の昔に通り過ぎている。
快楽の為だけにするのはまだまだ未熟な証拠。
子供を作る悦びを感じながら愛し合うのが本当の夫婦というものだ。
そしてはじめと奈々はもう子供も生まれて子育てもしている成熟した夫婦。
性交の快楽、子作りの悦び、互いを愛する気持ち。
総てが重なることで得られる気持ち良さを知っているのだから。

「ぱとりしあはどうなんだ?」
「あたし? う〜んそうね、あたしも二人くらいは欲しいかなって思っているけど」

問われた奈々は股を開き、ゆっくり腰を下ろしていく。
彼女の腰が下りていく先に起つのは口内射精を終えてもまだまだ元気いっぱいなはじめのペニス。
開いた股の間には無論のことその肉棒が収まるべき割れ目がぱっくり口を開けて、涎と見紛うばかりの愛液を滴らせていた。

「ぱとりしあの涎……いっぱいかかってるぜ」
「うふふ、だってかけてるもの」

滴る愛液は屹立したまま痙攣する彼の象徴の先端。
その僅かに空いた筋。射精を行うときに精を吹き出す火口に落ちて、膜を張るかの様に濡らしていく。
濡れた上から更に塗せられゆくその感じに震えるはじめの肩に置かれた奈々の手に、少し入る力。

降りていく股間はその頂きと窪み真正面に捕らえ。

「んっ――」

穴の中心とペニスの先端がくちゅりと触れ合う。

「んうっ、ぬちゃぬちゃ……音がして……なんか、いいわね」
「ああ、すっごく……ほら、焦らしてないで……、こいよ……」
「わかった、わ……」

そして。
ゆっくりと下ろされていく腰と共に、窪みに触れていた亀頭が柔らかい股間の口を大きく開いてぬるりと入っていった。

「んっ……、ああァっ……!」

一つになっていく身体。
結合していく生殖器官。
愛液に濡れた膣を割り裂いて根本まで入り込んだ逞しい剛直に夫の膝の上へと腰を下ろした奈々は、少し大きめに喘いだ。
0288夫婦生活22015/02/14(土) 22:45:30.61ID:5NGkqWYF
「あ…っ、あは…ぁ、ああ……ン……は、入った……わ、はじめ…くん、」
「ぱとりしあ……」
「ねえ……、それじゃ……作っちゃう……? んっ……ふたり…め……」

真正面から抱き合う形となり奈々の豊満な胸を押し付けられたはじめは彼女の背中に腕を回して抱き締める。

「いいな……、作ろうぜ二人目……、俺は…さ、奈々となら……何人だって……、おっと……経済状況が許す範囲で……な?」
「んっ……、わかってる……わ」

同じ様に彼女もはじめの背に手を回して二人はしっかりと抱き合ったまま、互いに頬を触れ合わせたままなすり付け合った。
温かい頬を摺り合わせながら耳たぶを噛んだり愛を伝え合ったりと、忙しなく触れ合い続ける。

「はじめくん…すき……好きよ…、もっと愛し合いたいわ……、どれだけ、愛し合っても……全然……足りない…っっ、から……っ」
「ああ、ぱとりしあ……。俺も、俺ももっと深く愛してやりたい……、ていうか、思いっきり愛し合おうぜ……、今日の分が満ち足りるくらいに……」

身体を結合させて抱き合う二人は互いの髪を撫で、口付けを交わし、背に回した手で肌をまさぐる。

「優太……起きちゃわないかしら……?」
「大丈夫だって。優太は一回寝たら起きないんだからさ。こっちはこっちで……、しっかり夫婦生活を楽しもうぜ……」

奈々の心配を余所に大きく腰を引いて剛直を引いていくはじめ。
亀頭のエラが襞を優しく擦る。

「あ…ァァっ、はじめ…くんっ…っ……っっ」

抜け掛けたところでまた根本まで埋め込んで、身体の中での優しい触れ合いを始めた。
ペニスと膣が奏で合う、淫らな、それでいて心地良い水音。

「ああっン……あっああ…っ…っっ……あ…あううっ……っっ」

そして奈々の切なく淫靡な喘ぎ。
背を駆け抜ける痺れが、前身へと回り彼女を精の快感へと導いていく。

「ん、んぅ……は、ぁ……ん、あ、ああ……ふか、い……っ」

抜き差しされる肉竿は、蠢き波打つ襞としっかり絡み合って、その快感を増幅させる。

「ああ、くっ……、ぱとりしあっ……、中が締まって……、ああ、気持ちいい……、最高に……いいぜ……っ」

膝の上に腰が下りる度に彼女の最奥、子宮の入り口と亀頭の先が接触し、大きな衝撃と成って根本の奥にある精巣を刺激されるはじめ。
彼は強く抱き締めて頬を擦り付け合う奈々の背で左右に大きく揺れる長い尻尾を肩越しの視界に入れながら、耳たぶを甘く噛んで口を付け、自らの感じている快感を彼女に伝える。
と同時に、自分の側からも下りてくる彼女の腰に対し、反対に腰を突き上げては奥まった行き止まりにある子宮口に濡れた亀頭の先を使い激しいキスの嵐を送った。
0289夫婦生活22015/02/14(土) 22:46:12.08ID:5NGkqWYF
「あァっ! ふっっ! やあっ……んァァっ! はじめっ、はじめくんっ! そんな、そんなに激しくノックされたらァァァっ、あたしっ……あたしイッちゃうっ……イクぅぅぅぅ!!」

膨張していく剛直は太くなった分だけ襞を激しく擦りこすり奈々の絶頂感を誘う。
身体を強く抱き締めたはじめに頬を擦り付けたまま、乱れる呼吸に任せて吐息を吐く。
吐き出された彼女の熱い息がはじめの耳に吹きかけられ、締まり行く膣襞に加算されるかの如き様相で彼の射精欲求を煽る。

「くっ、イクっっ、ぱとりしあっ、イクからなっ……、出すからなっ……!」
「き、きてっ! はじめくんきてェっ! あたしっ……あたしももうっ……!」

互いの絶頂を確認した二人。
はじめの膝へ尻餅を付くように重力に従い下ろされた奈々の腰。
下りた腰に、尻にぐっと股間を押し付け、そして押し上げるはじめ。
無数に絡まる襞に剛直の胴がかき抱かれ締まる。
血管の浮かび上がった竿の全てが根本までぎっちりと入り込み、亀頭が口付けている奈々の最奥にある口を開かせ、食い込む。

「はじめく……んンンン―――っ?!」

深く子宮内部にまで至った挿入にくぐもった声を上げた奈々の背筋が反り返り、はじめと触れ合わされていた頬が離される。
勢いよく振られた彼女の頭。髪を束ねて出来た長い尻尾が弧を描いて宙を舞い、顔や肌に浮かんでいた汗が飛んだ。

「くううう――!」

歯を食いしばり絶頂の声を上げたはじめの精巣より、溜まりに溜まった灼熱の液体が駆け上がり。
内側から肉胴内部の道を圧迫。剛直全体を膨らませながら先端の火口を飛び出し、熱く白く粘る。
生命の息吹に満ち溢れたマグマが奈々の子宮内部へと注ぎ込まれていった。

「アアっ、熱いーーっ、熱いのが……、お、おく……奥にっ、奥に入って……、アアっっ……、あたしの奥に入ってくるっ……、はじめくん……ああっっ――!」
「ぱとりしあっ……、もう少し……このまま……、じっとしてろよ……っ、全部出すから……っ、お前の中に……っ」

受精させるために行う奈々の膣内での射精。
夫婦であり二人目の子を作ろうというのだから性交において中に出すのは当然。そして出されるのもまた当然だ。
夫婦の間に遠慮など要らないと容赦のないはじめのペニスより送り出された精子たちは、奈々の体内を縦横無尽に駆け巡りながら卵子に突き刺さってはその内部へと入っていく。
新しい子を成すために。

「子供っ……、作るんだからさ……、絶対、妊娠させてやるから……、また、元気な子を生んでくれよ……、」
「わ、わかってる……、はじめくん……んうっ」

反り返らせていた身体を再び抱き寄せられた奈々は今尚続く射精を子宮に感じながら、はじめからの熱い口付けを受け入れる。



師走の寒い夜。
金田一一と、〈ぱとりしあ〉こと金田一奈々。
愛し合う二人は、時の流れを忘れたかの様にいつまでも続く睦み合いの中、熱い一夜を過ごすのであった。
0290夫婦生活22015/02/14(土) 22:48:24.50ID:5NGkqWYF
◇◇◇



年明け一月の登校日。


「おはようはじめちゃん、おはようございますぱとりしあさん」
「おはよう七瀬さん」
「おはよう……美雪お前、休み明けだってのに血色良いな」

金田一家のお隣さんにしてはじめの幼馴染みでもある七瀬美雪が自身の恋人にしてはじめの友人でもある村上草太と共にはじめを迎えに来ていた。
いつも通りの光景に新学期が始まっちまったんだなと正月休みボケなはじめは少々テンション下がり気味であったが、気を取り直して美雪の血色の良さを指摘する。

「ま、まあ、ね。昨日の夜ちょっと草太くんと色々あって……、ま、まあそんな感じなの」

指摘された美雪は顔を赤らめながら答えた。
要するに男女の睦ごとを夜遅くまで頑張っていたというわけだ。

「草太と美雪も健全なお付き合いしてるように見えて意外にお盛んなんだよなぁ」
「むっ、生憎とはじめちゃんにだけは言われたくないわよ」

奈々と子供まで作って結婚したはじめが言えることではない。
それはそうだと納得した彼はその美雪のお相手である草太が居ないことに気付く。

「なあ、その草太はどこなんだよ」
「眠気が凄いからって吹き飛ばすために無糖なコーヒーを買いに行ってるわ」
「うん? 眠気が凄い……って、まさか夜通し……か?」
「うう……、止まらなくなっちゃって……って、なにいわせんのよっ! はじめちゃんだって毎日夜遅くまで頑張ってる癖して。ねえぱとりしあさん」

何故か話しを奈々に振る美雪であったが、女同士恋や秘め事の話しはするものなのでお互い良く知っているわけだ。

「うふふ、そうね。はじめくんも毎晩遅くまであたしのこと――」
「そ、そうなんですか」
「ええ、昨日だって結局日を跨いで今日の朝二時頃まで……二人目を作るんだって頑張ってくれるから、ね」

二人目とは当然ながら赤ちゃんのことだ。
はじめと奈々は年末からの冬休みの間中、優太に弟か妹を作ろうと日夜励んでいたのである。
もちろん休みが明けても、というより今夜もその予定。
それもはじめの両親までが『二人目を作るか』と張り切っているという、そんな金田一家の日常であった。
0291夫婦生活22015/02/14(土) 22:50:32.50ID:5NGkqWYF
「赤ちゃんかぁ……。ああ、はじめちゃんとぱとりしあさんを見てたらなんだか私も草太くんとの赤ちゃんが欲しくなってきちゃった」

話題が赤ちゃんの話となり、草太との子作りを思わず想像した美雪は耳まで真っ赤になってしまう。
美雪と草太で名前は何にするとか、二人とも学生なのにどうしようとか。
親の承諾があれば結婚出来るから今からでも村上美雪になれる?とか。
美雪の話に乗ってみた奈々も、昨日の夜十一時から今日の朝二時頃まではじめと愛し合っていた時の事を思い出してしまい目が泳ぐ。

「だァァァ! お前ら朝っぱらから玄関先で猥談すんなよ!」
「だ、だってはじめくんが始めたんでしょう?」
「そ、そうよ、元はと言えばはじめちゃんがそういう話しを振ってくるから」
「わーった、わーったから俺が悪かったでいいからもうやめろってば! ったく、恥ずかしいだろ」

恥ずかしいのは皆同じだ。
はじめも、奈々も、美雪も。
皆顔を真っ赤にしながら話しているのだから分かろうというもの。
唯一恥ずかしがっていないのは奈々が腕に抱いている赤ちゃんだけ。

「んじゃあいって来るなぱとりしあ」
「ええいってらっしゃい、あなた」

はじめは我が子を抱いた妻、奈々と行ってらっしゃいのキスを行う。

「ん――」

日課なのだ。登校するときはきちんと口付けをして出掛けるというのは。
普通は出勤の時に家を出る夫と送り出す妻の間で交わされる物だが、生憎はじめはまだ高校生。
出勤も何も会社勤めのサラリーマンであったり、お国に仕える公務員であったり、または本職の探偵さんでも自営業者でも現場作業員でもない。
となれば登校時=出勤時に置き換えられるからして登校時においてのいってらっしゃいの口付け、という具合であった。

「んちゅ、ちゅ…っ、れる……っ、」

ただ一つだけ異なるのは軽い挨拶程度のキスなどではなく。
はじめと奈々の場合は腰と背、または頭の後ろへと腕を回して抱き合いながら互いの口内へと舌を差し入れ絡ませるという深い口付けであること。

「んっ、ちゅぱ……あむっ」

今日は奈々が赤ちゃんを抱いている都合上、はじめが奈々の頭の後ろへと手を回して自分の方へ引き寄せながらの熱い愛の確かめ合いであった。

はじめは自分へと引き寄せた奈々のポニーテールに指を絡ませながらひたすら舌を絡ませる接吻を続け。
奈々はそれを受け入れる。

「う、うわぁ、はじめちゃんもぱとりしあさんも大胆……、」

未だ続く二人の抱擁に一人取り残されて、二人の甘い空気に充てられていた美雪が、缶コーヒーを買って戻って来た草太と同じ様な口付けと抱擁を交わす事になるのは、その数十秒後のことだった。
0294名無しさん@ピンキー2015/02/18(水) 00:24:04.68ID:iOzqqFs3
良いね、やるじゃん!
0295名無しさん@ピンキー2015/02/18(水) 14:08:17.33ID:j7tkEXHV
連投乙
電脳山荘メンバーで悔いる気持ち持ってたのはシドとパトリシアだけぽいんだよな。パトリシアは罪を告白しかけて結果的に告白でシドは謝罪してるし他のメンバーと違い後悔の念を持ってる
それはともかく仲睦まじい。初エッチでのパトリシアの心の揺れとはじめを求める熱くて切ない感情。パトリシアを救おうとするはじめの思いの強さ。子供も生まれて幸せな夫婦生活
パトリシアの髪を結うはじめと結われるときのパトリシアのやりとりが二人の夫婦仲の良さを物語ってるね。濃厚なラブエッチからしてこれは二人目を妊娠するのも時間の問題だw
でもって何気に草太と美雪の間にも子供生まれそうw
0296名無しさん@ピンキー2015/02/20(金) 13:46:27.62ID:S6V34YZ8
GJ!
ぱとりしあが後悔しながらも殺されたのが寂しかったから、こういうのが見られて良かった
「ユウタ」の小ネタを拾ってるのもいいね
美雪も美雪で幸せになってて後腐れなく読めたよ
0297ストーカーされる男美雪&綾花&凛編2015/02/20(金) 19:06:56.53ID:ZRhZeXBa
 あの美雪達の爆弾発言の後、ショックのあまり一日寝込む羽目になったはじめ。
綾花の自分がこいつらの子のパパになる発言や凛の追い詰める発言は刺激が余りにも強かったのは事実である。
何故、自分がそんな責任を負わなきゃいけないのか自問自答を繰り返す。
だが、答えは何時までも見つからない。それにあれは現実だったのかと猜疑心が出てくる。

「はじめ、薬を持ってきてやったぞ。」
「ああ、ありがとうな……」

 ドグマチールを呑むはじめ。それは最近にとってはちっとも珍しくない。
度重なる記憶喪失や頭痛に悩まされ、処方する薬の量も増えて自分が鬱じゃないかと疑問を持つ。
夢か現実なのか見分けがつかないのが現状である。

「そういえば美雪がクッキーの新作を食べてほしいとメールが来ていたな。」

 美雪のお菓子の腕があがってるのでそれは心配はないのだが、
何故、俺の部屋で試食会をやるのか解らない。
しかも、面子が綾花と凛まで一緒に来るってのが腑に落ちない。
女子会なら自分の部屋よりも綺麗な部屋になってる美雪の部屋でやれよと突っ込みたくなる。
だが、美雪に甘いはじめは何でも許してしまう習性があるので逆らえない。

「はじめちゃん、皆来たから上がるわよ。」
0298ストーカーされる男美雪&綾花&凛編2015/02/20(金) 19:33:55.70ID:ZRhZeXBa
 美雪の手には怪我でもしたのか絆創膏が張ってあるのではじめは心配する。

「美雪、その手どうしたんだ?」
「昨夜、怪我をしてしまって……でも、傷が浅いから大丈夫よ。」
「そうか……美雪に何かあったらと思うと……」
「はじめちゃん、嬉しい。」

 そんな光景が面白くなかったのか綾花が美雪を遮る。

「それよりも金田一君はこれを自分の机の下に落とさないでよ。」
「それ俺のリップクリームだよ。最近、見つからねぇなと思ったんだ。」
「はじめちゃんはリップクリームを使うの?」
「ああ、乾燥するときだけ使ってる。あれ?おかしいな。こんなに量が減っていたか?」
「はじめちゃんの気のせいじゃないの?」
「あたしたちが開けた時はこれ位だったと思うけど……」
「でも、その香り良い匂いよね。ミントの香りがして♪」

 渋々、納得してしまったはじめ。彼女らの唇をちゃんと見るべきだということを知らずに……
はじめは知らない。美雪達がはじめのリップクリームを自分達の唇にも丹念に使っていたことに……
 凛は紅茶と大きい魔法瓶を取りだし、美雪も自分が作ったクッキーを取り出す。

「美雪、それって紫芋のクッキーか?」
「違う。ブルーベリーのクッキーよ。ちゃんと見なさい。」

 プンスカと怒る美雪も可愛いなと思ってしまうはじめである。
凛の紅茶をみて綺麗でいい香りがする。ラベンダーの香りは解りやすいなとはじめは感心する。

「そういえば金田一君って頭痛がするじゃない?だからリラックス効果のあるのにしたわ。」
「へ?何で知ってるんだよお前等。」
「それは秘密。」

 綾花の発言もどうせフミの馬鹿が勝手に色々な人間に言いふらしたんだろうとため息をつく。
はじめは知らないその当事者たちが目の前にいることに。

「凛ちゃんの持って来た紅茶も美味しいわね。」
「ありがとう。美雪ちゃんの作ったクッキーも美味しいわよ。」
「綾花ちゃんもあたしと一緒に手伝ってもらったからね。」

 確かにほんわかしてる空気、完全に女子会だ。「俺って居場所が無いんじゃね?」と紅茶を飲むはじめ。
すると、美味しいものを食ったり飲んだりしたせいか徐々にだが眠気が襲ってくる。
0299ストーカーされる男美雪&綾花&凛編2015/02/20(金) 20:28:35.55ID:ZRhZeXBa
「起きなさいはじめちゃん。」
「う……ああ……」

 美雪に揺すられたせいでゆっくりと目をあけるはじめ。
何時の間にねたんだろうかと疑問を持つ。時間をみると二時間くらい寝てしまったようだ。
失礼な態度をしたので罰が悪いのか。お客さんである三人に謝ろうとするはじめ。

「悪いな。勝手に寝ちまって……」
「気にしないで、寝ている金田一君の寝顔も可愛かったし。」

 綾花の言葉に少し安堵したのかはじめはホッとする。
何故か美雪も凛も不機嫌ではなかったのも同じだったらしい。
良く見るとゴミ箱の中にティッシュの山がこれでもかとのっている。

「なんだこの使用済みのティッシュの痕は?」
「金田一君が寝ている間にちょっと……」
「風邪でもひいたのか?」

 凛はハッキリとは言わないではじめから視線を逸らす。
美雪も綾花も同様に視線を逸らす。なぜか頬を真っ赤にしながら……
はじめは知らない、睡眠薬をこっそり入れていたのが凛だったことに
はじめは知らない、大量のティッシュの山の原因は美雪たちが拭いたことに
はじめは知らない、綾花がHDDで自分達が馬乗りになってはじめを犯しまくってる動画を録画してる事に
はじめは知らない、これを考えた首謀者は誰かと言うことに
0300名無しさん@ピンキー2015/02/21(土) 13:55:05.27ID:PrQMnrlf
地味に充実してるスレだな
乙!
0301名無しさん@ピンキー2015/02/23(月) 14:16:54.00ID:ABUZStc1
乙です
三人でリップ使い回してるのか?そして眠剤含ませて寝ている間にはじめをすら使い回すw
変わり代わり強姦されてるだろうはじめだが。でも全然哀れに思えないのは三人ともに美少女だからだな
真面目に考えると怖いことだらけだけどそれだけ愛されてる証拠でもあるし
0303ストーカーされる男玲香&エミリ編2015/02/24(火) 00:07:49.40ID:LpVzlSLy
*このシリーズは高遠は一切出ません。あしからず

 美雪たちの女子会もどきの翌日、はじめは何故か爽快感を身に染みる。
はじめは美雪たちの配慮が利いたのか内心、美雪達には申し訳ない事をしたなと後悔する。
自分に出来ることは何だったのか考えてしまう。
余計な事を考えたせいで鬱なのかと疑心暗鬼になってしまう。
はじめは知らない美雪たちははじめからの沢山摂取していたことに……

「そういえば玲香ちゃんからバイトを頼まれていたな……」

 そう玲香の歌のサイン会の警備員をしなければいけないのだ。
バイト場に着くとエミリもどうやらバイトで来たみたいである。
偶々なのか運命なのか知り合いがいると助かるのは事実だ。
滞りもなく上手く順調にいくはじめ。
休憩時間中、玲香の控室に呼び出されると何故かエミリも付いてくる。

「金田一君、市販のだけどチョコを食べる?」
「サンキュー。丁度、腹を減っていたところだから……」

 玲香が成長したことにつくづく嬉しくて涙が出るはじめ。
以前なら我が道を通す我儘な子だったのが優しさの出来る子になった事に感動する。

「先輩、お茶もどうですか?」
「流石に今は……」
「良いから飲んでくださいよ。」

 お茶を無理やりすすめられたのでしょうがなく飲むはじめ。
急に眠気が襲い掛かり、睡魔の誘惑に負けてしまう。
はじめは知らない。玲香もエミリもこの時を狙っていたことに……
0304ストーカーされる男玲香&エミリ編2015/02/24(火) 00:23:07.51ID:LpVzlSLy
「金田一君起きて♪」

 玲香に揺さぶられることによってようやく目が覚めるはじめ。
はじめは何時の間に寝てしまったんだろうと思い出そうとするが思い出せない。
思い出す度に頭痛がする。エミリが頭痛薬をはじめの前に差し出す。

「先輩、頭痛が辛そうですね。」
「ああ……ってなんで頭痛に悩んでいるか知ってるの?」
「それはとある方から聞いてるからよ金田一君。」

 はじめは呆然としてしまう。母親が美雪にチクったのが色んなところに流れたのだろうと……
しかし、実際はみんなが犯人なので知らないわけが無いのだ。

「ごめんね金田一君の事を考えずに無理させたのかな?」
「いいや大丈夫だよ。足を引っ張って悪い。」
「今日はゆっくり休んだら?」
「ああ……」

 はじめは肩の荷が下りたとホッとするとゴミ箱にティッシュの山が異常に積みあがってるのに疑問を持つ。

「先輩が寝てる間に零して拭いたんですよ♪」

 はじめはうっかり鵜呑みにしてしまう。
はじめは知らない睡眠薬を呑ませたのがエミリで、この二人も散々はじめを犯しまくっていたことに
はじめは知らない玲香がこのバイトのキャスティングを選んだことに
はじめは知らない自分の逃げ場は必ず封鎖されてることに
0305ストーカーされる男首謀者編2015/02/24(火) 00:47:24.70ID:LpVzlSLy
 バイトを終えたはじめは、追試にレポートを書く羽目になる。
流石に留年は不味いと思い、必死にやらざる得ない状況だ。
最近の近況を考えると異常な事が多すぎる。
一種のポルターガイスト現象なのかと不眠症になってもおかしくない。
頭痛薬も服用してるのがちっとも珍しくないからだ。
美雪たちが頭痛薬を俺の為に携帯で持参してるのもどうなんだ?って疑問を持つ。
どうせフミが口走ったんだろうと呆れてしまう。

 バツンッ!

 いきなりの停電でなぜこうなったのだろうとはじめは恐怖に怯える。
またポルターガイスト現象なのかといい加減にしてくれと思ってしまう。
不幸にも両親は旅行でいない。フミは何処に行ったんだ?と一応声を掛けてみる。

「おーいフミ、いるなら返事をしてくれ!」

 声を掛けても音沙汰が無い。ひょっとして自分だけしかいないのかとこの暗闇の空間を歩き回らなければいけない。
懐中電灯は自分の手元には置いてない。
だから、遠回りかもしれないが洗面所の下に置いてある懐中電灯を持ち出しブレーカーの前に立つ。
ようやく、ブレーカーを元の位置に戻す。

「これで元にもどったぜ……」

 背後からスタンガンを打たれて気絶するはじめ。打った犯人はと言うと

「ダメじゃないですか。こんなに一斉に電気を使っては……」
「ごめんねフミちゃん紅茶が飲みたくて……」
「ふぅ〜いい湯だったわ♪」
「ごめんなさい、電子レンジを使ってしまって……」
「折角のクライマックスのシーンだったのに!」

 凛は電気ポットで紅茶作り、綾花はお風呂後のドライヤーで乾燥、
美雪はケーキ作りでオーブンレンジの使用、エミリと玲香は映画観賞をしていたのである。

「さてとはじめを運ぶとするか……こいつは綺麗なお姉さんたちが妊娠して現実逃避するのか現実を受け止めるのか楽しみだぜ♪」

 とんでもない事を言うフミ。今までの首謀者は彼女だったのだ。

「遅かれ早かれお腹は膨れるんだし、あたしの計画も順調だね♪」 
0306ストーカーされる男首謀者編2015/02/24(火) 00:55:38.75ID:LpVzlSLy
 全てはフミによるはじめをハーレムにさせてしまう計画だったのだ。
目的は従妹なのだが義理の姉達が欲しいのだ。
それにはじめにとってはむしろ完全なご褒美だろうと自分の世界に酔ってしまうフミである。
0308名無しさん@ピンキー2015/03/06(金) 14:32:15.42ID:24c0DXGk
一×ぱとりしあ
一とぱとりしあの間に二人目の子が生まれそうな流れだけど、よくよく読んでみると両親にも第二子ができそうになってるし
一にとっては二十近く歳の離れた弟か妹。ぱとりしあにとっては二十以上離れた義弟か義妹。そしてユウタにとっては年下の叔父か叔母w

一と美少女たち
美少女ハーレムというか、美少女ストーカーたちの背後にフミがいたとは意外な事実
姉がほしいからで生け贄にされた一にとっては嬉しいご美には違いないけど、妻大勢に子供も大勢な大家族となると夜の生活と生活費が大変だ
一は高校卒業後すぐにでも探偵事務所構えて事件解決しまくらなきゃいけないね
なに、警察へのコネはあるしキャリア組の明智警視とも親しいから妻子を養うだけの稼ぎは十分得られるはずさw
0309蝶と蜘蛛の契り 0/102015/03/08(日) 00:24:42.39ID:bh2Pg/Kb
黒死蝶の小野寺と舘羽の関係性のヤバさに気づき、小野寺×舘羽を書きました。
どちらかというとアニメ版のイメージ。
原作(アニメ)に書いてあることとは極力食い違いのないよう努力しましたが、書いていないことについては勝手な捏造が多いです。
近親相姦なので苦手な人は避けてください。
0310蝶と蜘蛛の契り 1/102015/03/08(日) 00:27:39.91ID:bh2Pg/Kb
小野寺将之は復讐鬼である。
父の研究成果である夜光蝶を奪った斑目紫紋を裁くため、そして父を裏切り自分を捨てた母・緑に自身が犯した罪を知らしめるため、
彼はたったひとりでこの蝶屋敷に潜り込んだのだ。
長女の婚約者となり、長い時間をかけて紫紋に取り入って、仕事の休暇には自由にこの屋敷に出入りできるほどの信用を得た。
そして夜光蝶がきらびやかに舞う今夜も、蝶屋敷の、自分のために与えられた部屋でひとり物思いに耽っていた。
(お父さん、おばあちゃん、もう少しだよ。もう少しで俺は、二人の無念を晴らすことができる…)
手始めにまず、あの娘たちを殺す。次に十分な恐怖を与えてから、元凶の妖怪ジジイを殺す。
そうやって斑目の家族も財産も何もかもぶち壊し、最後に生き残った緑にすべての真実を明かすのだ。
父を裏切ったことを後悔させ、父の墓前で死ぬまで土下座させてやる…!
復讐の情景を思い描きつつ、小野寺はベッドに体を横たえ緑色の目を閉じて眠りについた。
自分と同じ目をした、あの女の絶望に泣き叫ぶ姿を夢見ながら。
0311蝶と蜘蛛の契り 2/102015/03/08(日) 00:39:50.73ID:bh2Pg/Kb
重い…
小野寺は、まどろみの中で体にのしかかる不快感を覚えた。
金縛りのごとく体を拘束するものは、この身に流れる穢れた女の血の重さか、あるいはこれから犯す罪の重さか。
いや、気のせいにしては現実感がありすぎる。まるで人ひとりが体の上に乗っているような…

「もうっ、小野寺さん! いい加減起きなさい!」
「ええっ、た、舘羽…さん!?」

耳元で上げられた大声に、小野寺は急速に覚醒を促された。
はっきり目覚めた頭で把握した『重さ』の正体。それは、婚約者の斑目舘羽その人であった。
仰向けに寝ていた自分の上に、舘羽がちょうど馬乗りになっていたのだ。
しかも、上と下に下着を一枚ずつだけ身につけた、あられもない恰好で。
鍵はかけておいたが、行動力のある舘羽のことだ。きっと合鍵でも持ち出して忍び込んだのだろう。
これほど近づかれても起きなかったなんて、なんという不覚!
山育ちで危険への警戒心だけは人一倍強いはずなのに、いったいなぜ!?
いや、そんなことよりも…

「ええと…舘羽さん。どうしてこんな夜中に、こんなことを?」
「そんなこともわからないの? いつまで経っても小野寺さんが手を出そうとしないから、私の方から来てあげたんじゃない」

ああ、やっぱり。深夜に異性の部屋を訪れるということは、つまり性交渉を望んでいるということ。

「結婚前にすることじゃないですよ」
「今どき1年以上付き合ってて、してない方が珍しいわよ」
「避妊具だって持ってないですし…」
「そんなの無くてもいいじゃない。これから結婚するんだもの」
「と、ともかく今夜は自分の部屋に帰って、明日また冷静になって話し合いましょう?」
「いやよ。抱いてくれるまで私、絶対に離れないから」

そう言って舘羽は小野寺に抱きつき、胸を押し付けるようにして身体をより密着させる。
まずい。こうなった舘羽はテコでも動かない。
何が一番まずいかといえば、今自分が瞳の色を隠すコンタクトレンズをつけていないことだ。
この夜の暗がりではわからないだろうが、言葉通り朝まで居座られては緑色の左目を見られる確率が極めて高い。
あの緑という女と同じ目を持っていることを知られれば、
自分の出生、ひいては斑目家に近づいた理由まで悟られかねない。
そして最悪の場合、苦労してここまで進めてきた復讐を遂げられなくなってしまう。
0312蝶と蜘蛛の契り 3/162015/03/08(日) 01:37:05.90ID:bh2Pg/Kb
ろくな教育を受けられなかったために学も教養もない小野寺には、
上流階級の斑目家に近づくことなど普通の方法では不可能だった。
そこで小野寺がとった手段が、紫紋の長女である舘羽と婚姻関係を結ぶことだ。
当時舘羽は結婚でも何でもして斑目家を離れたがっていたが、男たちは紫紋を恐れて寄り付こうともせず、
結婚相手どころか恋人すらいないらしい、ということが事前の調べでわかっていた。
小野寺は、紫紋に娘との結婚を認めさせることは十分可能であると確信していた。
幼い頃から父の遺した本を読みあさっていたために身についた、常軌を逸した蝶の知識。小野寺の持つ唯一の武器である。
そして、舘羽に対しても不安視はしていなかった。
親の罪も何も知らず、ぬくぬくと幸せに生きているバカな女。
それこそ蝶のように、大勢の人間に愛でられ何の苦労もなく育った、世間知らずの小娘。
恋愛感情を抱かせる必要はない、『婚約者』という肩書さえ手に入ればよい。
なんでもワガママを聞いてくれる都合のよい男を演じ、紫紋に認められるだけの蝶の知識を知らしめて交際を申し込めば、
舘羽は斑目家から離れる手段としての結婚相手に自分を選ぶだろう。
結果、小野寺の思惑通り、舘羽は小野寺と婚約した。
0313蝶と蜘蛛の契り 4/162015/03/08(日) 01:40:10.24ID:bh2Pg/Kb
ただしそれからも、まったく安泰というわけではなかった。
舘羽の機嫌が悪くなるたび、また余所の男が舘羽に近づくたび、小野寺は焦りと不安を覚えた。
気まぐれな舘羽に婚約破棄でもされてしまえば、その時点で復讐の道は閉ざされてしまうからだ。
一度糸にかかった蝶を逃してしまうことほど、蜘蛛にとって屈辱的なことはない。
ゆえに小野寺は逐一舘羽の機嫌をうかがい、彼女を愛しているふりをして、全力で彼女の要求を叶え続けてきたのだ。
そして今、小野寺は計画を途絶しうる最大の危機を迎えている。
もしここでほぼ裸で抱きついてくる舘羽を突っぱねれば、舘羽の機嫌を損ね、
明日にでも自分はこの屋敷から追い出されるかもしれない。
だからといってこの体勢のまま朝を迎えれば、緑色の左目が舘羽にばれてしまう。
目の色を見られることを回避し、かつ舘羽との婚約関係を維持するため、小野寺が選択した策は

「舘羽さんがどうしてもって言うなら抱きますけど…終わったらすぐ帰ってくださいね? 僕もこれ以上紫紋先生に目をつけられたくないですから」

観念して舘羽と性交渉を行うことである。

「わかったわよ。ほーんと小野寺さんったら、意気地なしなんだから」
0314蝶と蜘蛛の契り 5/162015/03/08(日) 01:44:01.80ID:bh2Pg/Kb
ちゅっ、ぴちゃっ…じゅるっ…
小野寺と舘羽は身につけていたものをすべて脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿でベッドの上で口づけを交わしている。
普段から舘羽は、二人きりになるとやたらハグやキスを要求してくることが多かった。
舘羽にとってそれらの行為は快感らしい。
小野寺としては紙面の知識を無感情に、機械的に行っているに過ぎないが。
舌をあたたかい口内へ差し入れれば、舘羽も積極的に柔らかい舌を絡め、吸い上げてくる。
細い身体を強く抱きしめると、男の厚い胸板が舘羽の豊満な乳房をつぶし、
男の堅い手が舘羽の背中から腰に続くラインをなでる。

「ぁん… いい、キス、気持ちいいの…」

離れた唇が唾液に濡れてきらめき、甘い吐息がこぼれた。
性の快楽にのぼせた舘羽の顔はとても淫らで美しく、普通の男であれば性欲を刺激され
すぐにでも組み敷いてしまうところだが、小野寺はそうではなかった。
一向に変化のない男の性器に気づいた舘羽は、先程までの熱に浮かされた顔はどこへやら、怒りの表情を浮かべている。

「……どーして硬くならないのよ!」
「…すみません」

小野寺も早々に挿入して終わらせてしまいたかったが、両親の事情で恋愛というものに不信感を抱いてきた彼は
当然のごとく童貞であり、自分の意志で性衝動を調節することなどできなかった。
それ以前に、いくら舘羽の外見が良くても、
その身体が妖怪ジジイの精子と穢らわしい女の卵子でできていると思うと、とても勃つわけがない。
0315蝶と蜘蛛の契り 6/162015/03/08(日) 01:46:35.51ID:bh2Pg/Kb
「ええと、こういうことに慣れてなくて、緊張してしまって… だからその、今夜はもうこれくらいで「ダメ」

何かと理由をつけて舘羽を帰そうとする小野寺の目論見も虚しく、舘羽はまったく引こうとしない。
舘羽は小野寺をベッドに仰向けに押し倒し、そのまま両手を男の局部に近づける。

「なっ、何を…!?」
「後はぜんぶ私がしてあげるから、もう小野寺さんは何もしなくていいわ」

そして舘羽の指がソレに触れた瞬間、小野寺の全身から血の気が引いた。

(すみません、お父さん。俺は奴らの娘に殺されるかもしれません…)

大げさな感想ではあるが、現在の小野寺は舘羽に文字通り急所を握られている状態なのだ。
交尾は生物が最も無防備になる状況のひとつであり、加えてその交尾の相手が敵に属する者であれば、
生命の危機を感じ、恐怖心を抱いても致し方ない。
舘羽がソレに顔を近づけていくのを確認すると、小野寺はこの先続くであろう刺激に身構えた。
が、舘羽は眼前のソレを握ったまま、ただ凝視するのみである。
色事に無感情な小野寺でも性器を他人の目にさらされ続けるのはさすがに恥ずかしく、思わず舘羽を促す。

「あの、舘羽さん? どうかしましたか」
「え…… なっ、なんでもないわよ! 小野寺さんは黙って気持ち良くなってればいいの!」

そう叫ぶやいなや、舘羽は止めていた両手を動かし始めた。
片手で根本をつかみ、もう片手を竿にそって滑らせる。
しかし力が入りすぎているためにその刺激は快感からはほど遠く、苦しいとか痛痒いと形容した方が正しい。
当然その調子では勃起などするはずもなく、舘羽の手の中のソレは相変わらず萎えたままである。
0316蝶と蜘蛛の契り 7/162015/03/08(日) 01:52:51.67ID:bh2Pg/Kb
そのことに不満らしい舘羽は次の手に出た。舘羽は竿を両手で支え、その先端に唇を寄せる。
だが舘羽の唇が先端に触れると同時に、小野寺の身体に硬い痛みが走った。
前歯が亀頭に接触したようだ。
以前初めてキスをした時に思い切り舌を噛まれたことを思い出して、小野寺は思わず身をこわばらせる。
あの時は舌から軽く血が出るくらいですんだが、今回も同じように歯を立てられてはシャレにならない。

「舘羽さん、その…大変申し訳ないんですけど、歯が当たって…少し、痛いんですが…」
「そう、なの? 気をつけるわね。…ごめんなさい」

ゴメンナサイ…?
謝った? あの気位の高い舘羽が、俺に?

小野寺には信じられなかった。普段キツい態度で自分を振り回すばかりの舘羽が
こうもしおらしくうなだれて自分に許しを乞うている今の光景を。
客観的に評価すれば大したことではないが、小野寺にとっては気構えがひっくり返るほどの一大事である。
舘羽がほんの少し下手に出た、というたったそれだけのことで、小野寺の冷めていた心に火がつき始める。
自分が今舘羽より優位に立っていることを実感した小野寺は、それを確かめるべく、
再び小野寺のソレを咥えようとしている舘羽に呼びかけた。

「もっと大きく口を開けるんです、奥歯の方までしっかり。そう、それで入りますよ。そのまま裏側の筋のところを舐めてください」

舘羽は、歯が当たらないようにしながら亀頭の部分を口に含み、その裏筋に沿ってゆっくりと舌を這わせる。
それはまさに小野寺の指示どおりの行動であった。
これでいいの?と尋ねるがごとく上目遣いで不安げに見上げてくる舘羽に対し、小野寺は異様な興奮を覚えた。
0317蝶と蜘蛛の契り 8/162015/03/08(日) 01:56:15.24ID:bh2Pg/Kb
「くっ…いい感じですよ。次はもう少し奥の方まで咥えて欲しいです。根本を手で固定して、唇で咥えたまま頭を前後に動かすように」

なおも舘羽は小野寺に言われるがままに振る舞った。
徐々に硬度を増すソレをのどにまで侵入させたかと思えば、
口が離れる直前まで引き抜く。その動きを繰り返す。
口の端からは口の中に留めきれなかった唾液が溢れて垂れている。
舘羽の口淫は決して上手いといえるものではなかったが、憎むべき敵たちの娘、
しかも高飛車な見目麗しい女が、自分の要求に文句も言わず従っている。
その事実は小野寺の嗜虐心を駆り立て、征服欲を満たすのに十分であった。

あの舘羽が、キレイな美貌を崩してみっともなく大口を開け、汚い俺のナニにしゃぶりついて、
俺を満足させるため奴隷のように従順になっている…
気持ちいいさ、最高の気分じゃないか…!

小野寺にもう恐怖心はない。
自分が目の前の女を支配しているという絶対的な自信を手に入れたからだ。

「一度口を離して、先っぽを舐めて、その透明な液が出てるところ、口を付けて吸ってください。優しくですよ」

舘羽は鈴口に唇を押し当て、じゅる…と音を立てて吸い上げる。
が、それはすぐに止まった。
吸った拍子に先走り汁が気管に入ってしまったらしく、舘羽は苦しそうに咳き込んでいる。

「大丈夫ですか? 舘羽さん」
「けほっ、けほっ…! ふぅ…ようやくその気になったみたいね」

落ち着いた舘羽が指した先には、すっかり勃起した男性器があった。
小野寺自身も見たことのないほど張り詰めたソレは、
いずれ殺すであろう敵の娘に対する凶悪で歪んだ欲を表していた。

「はい、舘羽さんのおかげです。これなら十分ですよ」

小野寺は復讐鬼としての本性を隠し、舘羽に尽くす婚約者として作り物の笑みを彼女に向けた。
0318蝶と蜘蛛の契り 9/162015/03/08(日) 02:01:46.96ID:bh2Pg/Kb
準備が完了した小野寺の上に、舘羽が膝立ちで身体を寄せる。

「…じゃあ挿れるから、小野寺さんはじっとしてて」
「お願いしますよ、舘羽さん…」

小野寺は考えていた。力で押さえつけて貫くのもありだが、それでは面白くない、と。
すべての行為を舘羽から行わせ、彼女に対する一方的な優越感に浸ることを小野寺は望んでいた。
舘羽は片手を小野寺の性器に、もう片手を自身の性器に当て、
いわゆる騎乗位の体勢となるように、身体の位置を調節する。
くちゅり、と先端が咥え込まれた音が鳴る。と同時に、舘羽は一気に腰を落とした。

「……!! いたぁ…っ…」
「ぅぐ…」

局部を締め付ける強烈な圧迫感に、小野寺は思わず呻きを上げる。
いくら舘羽の身体が細いとはいっても、この狭さと硬さは異様と言わざるをえない。
さらに、上にまたがる舘羽は身体を小さく震わせるばかりで、一向に動こうともしない。
これは、まさか

「もしかして舘羽さん、初めてなんじゃ…」
「そんなっ…こと、ひぐっ…、あなたにっ、関係ないでしょ!」

絶対そうだ。虚勢を張ってはいるが、明らかに半泣きになっている。
奔放な舘羽に性経験が無かったことは正直意外である。
てっきり学生時代にでも済ませていると思っていたが、伊達に箱入り娘ではない。
だがこれで舘羽がこれほど必死になっているのにも合点がいった。舘羽は一刻も早く処女を捨てたかったわけだ。
友人のいない自分にはよくわからないが、年頃の女性の交友関係の中ではそういった経験がないことはひどく不名誉なことらしい。
プライドの高い舘羽はそれに耐えられず、都合のよい男である自分を相手に性交渉を強行した。そうに違いない。
そんなことを考える小野寺をよそに、舘羽はひたすら行為に尽力している。
両手を小野寺の胸の上につき、どうにかして身体を動かそうとしているようだった。
しかし腕の力で持ち上がるのはわずかであり、つながった部位にはほとんど何も響かない。
破瓜の痛みからか、その表情は苦渋に満ち、目は涙で潤んでいる。
0319蝶と蜘蛛の契り 10/162015/03/08(日) 02:08:05.85ID:bh2Pg/Kb
「辛かったらもうやめた方が…」
「平気、よぉ…! こんなのっ、全然なんでもないんだからぁっ…」

小野寺の制止も聞かず、舘羽は歯を食いしばって無駄な努力を続ける。
経験の無い女にとって女性主導の性交渉は苦痛以外の何物でもない。
処女を捨てる目的を果たしたはずの舘羽が、
なぜ自身を痛め傷つけてまで行為を継続しようとするのか、小野寺には理解できなかった。

「んっ…うぅっ……ひぐっ…」

薄く閉じられた舘羽の目から溢れ出た滴が頬を伝い、やがてポツリ、と小野寺の胸を叩く。
物理的にはとても小さなその衝撃は、小野寺の心を強く大きく揺さぶった。
小野寺は自分との交わりを懸命に続けようとする舘羽に対して、
嗜虐心以外にも別の感情を抱き始めていた。
その衝動に身を任せ、小野寺は自分の胸に置かれていた舘羽の左腕をつかみ、引き寄せた。

「きゃあっ!?」

片腕の支えを失った舘羽は身体のバランスを崩し、小野寺の胸へ倒れこむ。
小野寺はその舘羽の手を自らの顔の近くへ導き、そのまま舘羽の指を口に含んだ。

「小野寺さん…?」

舘羽の声は困惑に満ちていた。
当然だろう、舘羽の求めもなく小野寺が自らこのようなことをしたことは今まで一度も無かったのだから。
自分の泥にまみれたマメだらけの手とは違う、なめらかな苦労知らずの指。
蝶の脚や翅のように、少し力を込めれば折れてしまいそうなほど、細くか弱い。
その一本一本を味わうように、穢すように、小野寺は丹念に舘羽の指を舐め上げる。
時に音を立てて吸い付き、時に軽く関節を噛み、蹂躙した証を刻んでいく。
顔を上げれば、こちらを見ている舘羽と目が合った。
もっとも、すぐに逸らされてしまったが。
こうも暗くてはわからないが、おそらく舘羽の頬は真っ赤に染まっている。

「や、だ…恥ずかしい……」

裸を見せ合い、さらには身体の一部を体内に収めている最中に何を、
とは思うが、それも舘羽独特の価値観によるものなのだろう。
0320蝶と蜘蛛の契り 11/162015/03/08(日) 02:44:13.82ID:bh2Pg/Kb
舘羽も長い愛撫で緊張が解けたのか、小野寺を受け入れるがごとく徐々に内部も柔らかくほぐれていく。
小野寺は上半身を起こし、舘羽の震える唇に自らの唇を重ねた。
舌で口腔を深く犯すたび、まるで連動しているかのように、
下方でつながっている局部の締め付けも強くなる。
対面座位の恰好で小野寺は舘羽を堅く抱いていた。
波打つ髪に指を絡ませ、自らを飲み込んでいる腰のあたりを撫で回し、
心の赴くまま舘羽の美しい肢体に触れていく。
重ねた身体で舘羽の熱を感じ、鼓動を聞く。
苦しみを帯びるだけだった喘ぎが甘く切ない響きに彩られ始めたのを合図に、小野寺は舘羽に腰を打ち付けた。

「ひぁっ!? あんっ、あっ、んんっ…!」

下から突き上げれば舘羽の身体がわずかに浮き上がり、ぐちゅぐちゅと粘性の高い水音が鳴る。
収縮した膣が出入りする竿に喰らい付く。ぬかるんだ粘膜のヒダがカリ首をこする。
女の身体の反応ひとつひとつが、舘羽が小野寺を求めていることを物語っていた。
小野寺もまた、男として自分の身体が昂っていくのを感じていた。
正体不明の感情に突き動かされ、蝶を捕食する蜘蛛のごとく、ただひたすら舘羽の身体を貪った。
舘羽の声がより艶めくその一点を狙って、刺激を与えるように腰を押し付ける。
断続的に鳴る儚げな喘ぎが少しずつ上擦っていき、
やがてそれが最高音に達した頃、しなやかな舘羽の両脚が小野寺を捉えた。

「あっ、んっ…す…き、っ、ひあっっ、あぁぁああっっ!!!」

高い嬌声とともに局部が締め上げられ、膨れ上がったソレもこらえきれずに弾けた。
舘羽の中で放たれた大量の粘液は狭い空間を満たし、さらに幾分かは収まりきらず結合部から溢れ出す。
それからもしばらくの間、二人は離れようとしなかった。
小野寺も舘羽も、互いの背中に腕を回し、つながったまま身体を密着させ、強く、深く、抱きしめ合っていた。
まるで、本当の恋人同士であるかのように。
0321蝶と蜘蛛の契り 12/162015/03/08(日) 02:53:07.63ID:bh2Pg/Kb
「ねえ、小野寺さん。男の子と女の子、どっちがいい?」

身支度を整えている舘羽が、すでに寝間着を着直し椅子に腰掛けていた小野寺に尋ねる。
一方の小野寺は意味がわからないといったふうに、とぼけた顔をしているが。

「赤ちゃんのことよ。私と小野寺さんの子ども」

改めて説明する舘羽に小野寺は、はあ、と気のないため息を返した。

「一度のセックスで子どもができる確率なんてすごく低いんですよ? それに性別なんて自分で決められるわけないじゃないですか」
「ほんっと、夢のない人ね。もしもの話よ。そのくらい考えたっていいじゃない」

もしもの話、か…
だがもし本当に子どもができていたとしても、その子が生まれてくることはありえない。
なぜなら、式を挙げる前までには必ず舘羽を殺すと決めたからだ。
――それでもなお、あえて男と女のどちらがよいかと尋ねるのならば

「…男がいいですね」
「小野寺さん、男の子がいいの? 男の人って普通娘を欲しがるものだと聞いたけど」
「僕と舘羽さんの子どもなら、絶対に息子がいいです」

自分と舘羽の子が万が一にも生まれてくるようなことがあるならば、それは自分が復讐を断念した時だ。
その時緑色の目をした娘が生まれれば、るりと同じくあの紫紋に気に入られ、
反抗もできぬまま蝶のように扱われてしまう。それだけは絶対に避けたい。
だが息子であれば異父兄妹の間に生まれた自身の運命を呪い、復讐を引き継いでくれるに違いない。
そして罪で溢れかえった斑目家のすべての人間を、ひとり残らず殺してくれるだろう。
もちろん、父の無念を裏切って復讐を断念した須賀徹も含めて。
0322蝶と蜘蛛の契り 13/162015/03/08(日) 02:57:26.90ID:bh2Pg/Kb
無論、そんな事態に陥ることはほぼ確実にありえないと言ってよい。
自分と同じように緑に捨てられた父、
そして緑色の目に憎しみを抱きながらも自分を育ててくれた祖母。
その二人の無念に報い、緑に復讐することこそが自分の唯一生きる理由なのだ。
母親に捨てられ、養家でも厄介者とされ、誰からも愛されず、醜い蜘蛛のように日陰で生きることを強いられ、
まともな人間になれなかった自分には、もうそれしか残されていない。
だから決して父を裏切ることは許されない。許されないはず、なのに――

「……舘羽さん、約束ですよ。今夜はもう帰ってください」

あまり長く恋人ごっこをしていると、本当に舘羽を愛していると錯覚しそうになる。
だがそれはあくまで思い込み、勘違い、気のせいだ。
父を殺した奴らの娘を愛することなどありえない。ありえてはいけない。

「言われなくても帰るわよ。鍵は自分でかけておいて。おやすみ」

着替えを終えた舘羽は、小野寺に一瞥もくれず早々に彼の部屋を立ち去った。
普通の恋人のように愛をささやいたり、名残惜しんだりとかいうことは一切しようともしない。
皆に愛されることを当然と思い、何不自由なく育ち、世の中の汚いことなど何も知らず、
少しの穢れもない心で、飾ることもなくあるがままに生きている、ワガママで、バカで、幸せな女。

(そうさ、舘羽だって別に俺を愛してるわけじゃない。だから罪悪感を持つ必要なんてないんだ)

蜘蛛が美しい蝶を捕えるのはただ生存のためであり、そこに情が介入する余地はない。
小野寺はそう自分に言い聞かせると、舘羽に届くはずもない返事を独りごちた。

「おやすみなさい、舘羽さん…」
0323蝶と蜘蛛の契り 14/162015/03/08(日) 03:00:12.19ID:bh2Pg/Kb
自分の部屋に戻った舘羽は、重い体を引きずり窓の外を眺めながら、先ほどの情事を思い出していた。
肌に残る感触、身体の奥に滞る痛みと熱が、舘羽に避けようのない現実を突きつける。

とうとう、私、しちゃったんだ…小野寺さんと
……血のつながった、実の兄と

舘羽は知っていたのだ。小野寺と自分が兄妹であることを。
小野寺と話す時、舘羽は彼の目を覗きこむことが好きだった。
ゆえにふとした瞬間、彼の左の瞳のわずかな違和感に気づいた。
それ以来舘羽は小野寺を見るたびに妙な胸騒ぎを覚えるようになり、いてもたってもいられなくなっていた。
それからの行動は早かった。舘羽は出張中の小野寺に黙って彼の家に赴き、
あっという間に小野寺に関するあらゆることを調べ上げた。
彼が養子であること、2年前に改名したこと、そして本当の瞳の色が左目だけ緑色であること
…つまり母・緑と同じ目をしているということ。
小野寺の過去、須賀徹の戸籍は母親の名前こそ空欄であったが、父親の名前はしっかりと記載されていた。
須賀実、それは25年も前に母が愛していた男の名前、そして――

「私の、本当の父の名前……」

幼い頃舘羽は、大嫌いな紫紋の血が自分に流れていることに耐えられず自殺未遂を起こしたことがあった。
その時母から告げられたのだ。自分の遺伝的な父親は須賀実という男であり、
自分や妹たちは紫紋に殺されたその男の復讐のため人工的に生まれたのだと。
このことは揚羽もるりも知らない。
できるなら自分も知りたくなかった、自分が母にすら愛されていなかったなんて。
緑が須賀について話したのはそれっきりで、舘羽も自分から尋ねることはしなかった。
0324蝶と蜘蛛の契り 15/162015/03/08(日) 03:03:22.81ID:bh2Pg/Kb
だから舘羽は徹という兄がいることなど知らず、
ましてやそれが婚約者の小野寺だとは自ら調べ上げるまで知るよしもなかった。
小野寺も母が須賀の復讐のため斑目家に嫁いだことは当然知っているだろうが、
なぜ何も知らないはずの妹である自分と結婚するつもりなのかはわからない。
紫紋への恨みから斑目家をのっとり、
須賀の夜光蝶により成された財のすべてを手に入れるつもりなのか。
あるいは子どもを育てることより恋人の復讐を優先した母をも憎んでいて、
復讐の道具である自分と結婚することで母を悩ませるつもりなのか。
どれほど頭を働かせても、舘羽には小野寺の考えがわからなかった。
しかし、そんなことはどうでもよい。
舘羽にとって重要なことは、小野寺がこのまま自分のそばにいてくれるか、
この一点のみであった。
なぜならば、舘羽は小野寺を愛してしまっていたからだ。
信じられないくらい、狂おしいほどに。
会ったばかりの頃は、やたら必死に蝶に詳しいことをアピールしてくる面倒くさい男くらいにしか思っていなかった。
けれども小野寺と関わっていくうちに、その蝶へ向ける情熱が紫紋と違って純粋なものであることを知り、
彼が蝶のことを話す時だけに見せる、まるで子どものように目を輝かせた眩しい姿に恋をしてしまったのだ。
あの人をもっと知りたい、話がしたい、抱きしめられたい、キスがしたい、そしてもっと深くつながりたい。
誰かに対してそう思ったのは、舘羽にとっては初めてのことであった。
生まれて初めて好きになった人が、実は血のつながった兄だった、という事実は不幸としか言いようがない。
それに、何の目的があるにせよ、小野寺は斑目家に近づくため自分を利用しているにすぎない。
自分を愛してくれているわけではないのだ。
それでも構わない。
どんな形でも自分が必要とされ、彼の隣にい続けられるならばそれで良かった。
0325蝶と蜘蛛の契り 16/162015/03/08(日) 03:06:41.95ID:bh2Pg/Kb
だが、いくら戸籍上赤の他人で法律的には何の問題もないといっても、
自分たちが実の兄妹であることが明るみに出れば、結婚などとても許されることではない。
だから舘羽は決めた。
周囲にこのことが発覚する前に、既成事実を作ってしまおうと。
幸い、母は小野寺が自身の息子だとはつゆほども思っていない。
小野寺の養家も、紫紋も、自分と小野寺以外の誰も、自分たちが兄妹だと知る者はいない。
自分は何も知らないふりをして小野寺に迫り、彼の子を孕めばよい。
子どもさえ生まれてしまえば、その後誰に事情が知れ渡ろうとも自分たちを別れさせることはできないだろう。
自分と小野寺はいつまでも、その子の両親として、ともにそばにあり続けることができる!
舘羽の心を占めていたのは、親たちの罪よりも深くて重い、妄執にも似た愛情であった。

「そうよ、これでいいの。これで…ずっとあの人と一緒にいられるのよ…」

……自分も母と同じだ。
母が愛した男の復讐のための手段として子どもを産んだように、
自分も愛する男をつなぎとめるための手段として子どもを産もうとしている。
きっとこれは小野寺が最も嫌悪し、軽蔑するやり方。
これを彼に知られ、自分が彼にとって都合のよい存在でなくなれば、すぐにでも彼は離れていってしまうだろう。
だから、この穢らわしい考えを決して小野寺に感付かれてはならない。
以前と変わらぬ態度で接しなければならない。
小野寺が斑目家に近づくために利用している『斑目家の長女』は『何も知らないバカな女』なのだから…
舘羽は下腹部に手を当て、結ばれたかどうかもわからない命に向けてつぶやいた。

「ごめんなさいね… こんな形でしか生まれることもできないなんて……」

母親とは違う色をした目から涙がこぼれ落ち、静かな嗚咽が夜の闇に溶けていく。
その哀しみを知るのは、闇の中で舞い続ける、無数の夜光蝶のみであった。
0326蝶と蜘蛛の契り 17/162015/03/08(日) 03:07:19.23ID:bh2Pg/Kb
以上です。
途中で文字数規制に引っかかりました。申し訳ない。
小野寺の卑屈な小物らしさが出せていたら幸いです。
0330名無しさん@ピンキー2015/03/20(金) 13:21:55.88ID:/UEUYp/W
乙です。
この小野寺なら瑠璃や舘羽の殺害を思い止まってくれるだろうか?
そして背徳感に溢れた兄妹愛による幸せを掴むのだろうか?

班目のくそじじいは死んでいいけどねw
0335名無しさん@ピンキー2015/05/13(水) 16:28:08.60ID:08t3KTXv
オイ、SSの続きは?
0336名無しさん@ピンキー2015/05/13(水) 22:50:48.01ID:yP2hZrMQ
続き物

はじめ×美少女ハーレムシリーズ
はじめ×ぱとりしあシリーズ
はじめ×美雪・綾香シリーズ

どれも楽しみにまってますん
0338名無しさん@ピンキー2015/05/17(日) 04:53:54.92ID:zDXDoqOu
待ってます!!
0339ヤンデレな少女たち七瀬美雪編2015/05/20(水) 10:34:27.85ID:YCvvMaOz
*ほとんど美雪の独白に近いです。あまりエロくないかもしれませんがご了承ください。

「おはようはじめちゃん。昨日はあかねちゃんにしつこく誘われて断れなかったの。」

 一緒にいられなかった事を悲しそうな顔をする美雪。本音を語る。

「でもね、今度こそ断るからね。あたしははじめちゃんと一緒にいることの方が重要だもん。」
「今度誘いが来たら断るよ。」

 何故かはじめの部屋に転がり込む美雪。差し入れのおかずを持ってくる。

「それってあたしが作ったんだよ。美味しい?そう、美味しいって言ってくれるんだ嬉しいわ。」
「へ?フミちゃん、今日は大雨になったから泊まっていけってありがとう♪」
「泊まる道具はあるのかって?大丈夫よ。はじめちゃんの所には大体揃えてるから。」

 何故かはじめのベッドに潜り込んで匂いを嗅ぎまくる美雪。

「はじめちゃんの匂い……お前はイヌか?ってそうかもね♪」
「はじめちゃんパジャマを貸して、出来たら下着も……」
「何、そのドン引きした顔は?冗談にきまってるじゃない。さっさと風呂入れ?」
「はじめちゃんも一緒にどう?」


 −お風呂にて

「裸の見せ合いも慣れるとどうってことないよね。」
「お風呂も気持ちいいし、やっぱりはじめちゃんとプレイも楽しいよ。」
「はじめちゃん背中を流してあげる。遠慮しないのもう照れるような状況じゃないでしょ。」
「はじめちゃんはそれ以上の事をここでやってるじゃない♪初めての時はあたしに鬼畜プレイしたのに……」
「怯えなくても良いじゃない。復讐って訳でもないんだから♪」
「その元気なものは何かな?今日は危険日だからやらなくて……きゃぁ!」

 −寝室にて

「じゃあおやすみなさい♪はじめちゃん。」

 はじめの唇にキスをする美雪。
0340ヤンデレな少女たち七瀬美雪編2015/05/20(水) 11:08:43.51ID:YCvvMaOz
 ー朝の台所にて
 
「おばさまもフミちゃんも寝てるわね。よし。あたしが料理を作っちゃおう。」

 包丁で自分の指を軽く切る美雪、そこから出る血を鍋に落とす。

「あたしの血で美味しくなれ―。」

ー学校にて

「おはよう樹里ちゃん。」
「今日はごめんちょっと一緒に行けないの。」
「はじめちゃんと一緒にいたいからよ。」
「へ?くだらない?なんでそんな事を言うのかな?」
「樹里ちゃん、あんまりひどい事を言うと窓から突き落とすわよ?」
「何で勝手に泣いてるの?本当に泣きたいのは酷い事を言われたはじめちゃんと大事な彼氏を馬鹿にされたあたしなんだからね。」
「……ねえ、謝ってよはじめちゃんとあたしに土下座をして……」
「早く、早く、早く、早く、早く、早く、早く、早く、早く、早く、早く」
「やれば出来るじゃん。もっと頭を下げて顔を床に落とすの。」

 さすがにはじめや村上草太も美雪の豹変ぶりにドン引きしてる。

「はじめちゃん、樹里ちゃんがしつこかったからあたしの意見を言ってあげたの。」
「はじめちゃんは止めなくて良かったんだよ。あれが正解。」
「はじめちゃんはどんなことがあってもあたしだけは絶対に守ってあげるからね。だからそんな悲しい顔をしないで。」
 
「だからずっと一緒にいようね。」
「珍しいって、休憩時間中にあたしが本を読むなんて……あたしだって読むんだよ。」

 美雪が呼んでいた本、それは『エチレングリコールに関する基礎的事項』と『A Beginner's Guide to Using Your own Pistolet Makarova』 である。

「あれ?綾花ちゃんに凛ちゃんじゃないの?ちょっと手伝ってもらいたいんだけどお金は出すから。」

 三人で山奥までリヤカーで荷物を運ぶ。その荷物とは

「二人とも大丈夫、それにしても真壁先輩重いよ。」
「凛ちゃんも綾花ちゃんも手伝ってありがとう。何、あいつらは気に入らない同感ね。」
「だから協力してるんだよね?真壁先輩も入れて三人目だもんね。」
「せっかく穴が掘ったけど入る人がいるからもっと掘らないとダメね。」
「次の候補ははじめちゃんを馬鹿にした樹里ちゃんとあかねちゃんだからね、益々忙しくなるわ。」
「真壁先輩寂しがることは無いですよ。京谷君も朝基君もいるんだし今は埋めますよ。」
0341ヤンデレな少女たち七瀬美雪編2015/05/20(水) 11:22:01.05ID:YCvvMaOz
 翌日、学校にて

「昨日はゴミ掃除で疲れたよ。綾花ちゃんも凛ちゃんも似た顔してるって?偶々よ。」
「最近、真壁先輩や京谷君を見なかったって?その人たち誰?」
「流石にその人たちを忘れないよ……絶対に……」
「ほら、怖がらないで笑ってスマイルスマイル♪」

 はじめは知らない美雪の裏の顔を一生見抜けないままで……
はじめは知らない真壁も京谷も朝基も手足を縛られた状態で薬を飲まされて既にこの世にいないことに……
はじめは知らない美雪達に手抜かりが無かったことに……
はじめは知らない最大の敵が高遠でもなく、怪盗紳士でもなく身近にいることに……
はじめは知らないお風呂プレイの時、美雪は大危険日で美雪の掌でもてあそばれたことに

[終わり]
0342ヤンデレな少女たち七瀬美雪編おまけ2015/05/20(水) 11:25:51.98ID:YCvvMaOz
 はじめは草太の所で泊まっている。最近の美雪の態度が怖くなってる事に。

「最近、美雪が怖いんだよ。暫く匿ってくれないか?」
「俺の邪魔だけはするなよ。」

 二人は知らない。美雪、綾花、凛がずっと覗いて監視していることに。
その目が<⦿> <⦿>状態になっていた事も知らないまま……
0343名無しさん@ピンキー2015/05/22(金) 22:57:10.87ID:1DiNCo0H
ヤンデレ拗らせすぎでしょw
ハーレムは殺人グループって怖すぎなんですけど……嘘だといってくれぇぇぇ!
0345名無しさん@ピンキー2015/06/16(火) 21:38:34.19ID:wekUW51p
職人さん方乙です
前尻切れトンボになった文章が完成したからあげたいんだけど、テキスト貼付できるろだとかないかな
0346名無しさん@ピンキー2015/07/05(日) 20:38:55.09ID:e4rPGEPo
>>345
やり方がわからないから良いアドバイスできない。ここに直接投稿してみては?

金田一×ぱとりしあと、小野寺×舘羽の続きがみたいですね
0347名無しさん@ピンキー2015/07/18(土) 03:50:47.44ID:zjqnJWyP
自分は冬部と葉崎で(冬部が殺される前に金田一が事件解決したことにして)
でもこの組み合わせ、さよなら渓谷みたいだな(残酷な事件の被害者と加害者ということで)
0349名無しさん@ピンキー2015/09/19(土) 15:43:43.58ID:VYwJH5UB
ヒガンバナの女王
0350名無しさん@ピンキー2015/10/05(月) 13:10:37.38ID:YqRCvV/F
続きは?新作は?あくしろよ!(^o^)
0355名無しさん@ピンキー2015/10/09(金) 00:14:03.18ID:U9ceL6JG
個人的希望は一×舘羽の純愛、一×ぱとりしあの続き
葉月生存ルートで、いつきさん×葉月

書き手さん来てくれたらなぁ
0358名無しさん@ピンキー2015/10/16(金) 09:29:34.34ID:D1/CBLZa
職人さ〜ん
お願いしますよ〜
0359名無しさん@ピンキー2015/10/17(土) 23:13:52.79ID:PFANshvP
矢森と日高のエロパロ希望です
0361名無しさん@ピンキー2015/10/30(金) 21:54:40.14ID:psu6LCIm
ストーカーシリーズで早乙女涼子編はやっても良いでしょうか?
0362名無しさん@ピンキー2015/10/31(土) 21:58:20.81ID:eoLUa4FH
welcome
オペラ座なら早乙女はもちろんのこと、桐生春美や緒方先生でもいいんだぜ?
0363ストーカーされる男早乙女涼子編2015/11/21(土) 11:13:45.21ID:bcEg/cRy
*ストーカーシリーズの続編になります。

「合計で842円になります。金田一君はこんな本を買うのね?」
「へ?早乙女先輩?」

 はじめは本屋のレジの店員が演劇部の早乙女涼子だとしり驚愕する。
よりにもよって知ってる人にこの青年誌を買うのを観られて顔面蒼白だ。
エロ描写のある漫画も含んである。そんなのを知ってか知らずか涼子は思わず口にする。

「こんなものを七瀬さんや蓮沼さんや霧谷さんにはバレないようにしなさい。」
「はい…そうします……」

 はじめは知らない。何故、同じ部員の美雪なら兎も角、綾花や凛まで知っているのか。
はじめは気が付かない。自分の部屋に盗聴器や隠しカメラを仕掛けてる女性が目の前にいることに……

「……早乙女先輩か、そういえば事件以降、そんなに会っていなかったな。」

 自室にて、はじめは過去の涼子が発端だった事件を思い出す。
あの事件も月島冬子が自殺の原因を作ったのは彼女と桐生春美と日高織枝が原因である。
真犯人の神谷が自殺して以降、まず彼女の獲った行動が全員に謝った事だ。
冬子の兄である月島先生も涼子の謝罪を受け入れたのは意外である。
確かに彼女たちのやった行為は許されないが冬子が悲しむ行為は避けたかったのが本音だったと思う。
今思えばあの性格の尖りも消えたってのは美雪から聞いている。
今まで以上に周りを大事にして改心したらしい。
今までの尖りは呪縛から逃れるための自己防衛の手段だったのだ。

「そういえば早乙女先輩って今思えばスレンダーだし綺麗だよな。美雪並みにスペックも高いしああいう人とやるのも悪くはねぇな。」

 そのうっかり発言が誤算になる事を今のはじめは知らない。
はじめの部屋に盗聴器や隠しカメラがある事に……

「へぇ……あたしに興味があるんだ……助けてもらった恩を今返さないとね♪」
0364ストーカーされる男早乙女涼子編2015/11/21(土) 14:14:13.64ID:bcEg/cRy
 翌朝、はじめの前に眠気覚ましの温かいコーヒーが置いてある事に気付く。
どうせフミか美雪が置いたのだろうと何気なく飲む。
塩梅が良い。この甘さと言いミルクのさじ加減と言い完璧だ。

「フミか美雪か?コーヒーを置いてくれたのはありがとうな。」

 美雪もフミもキョトンとした顔をしている。

「はじめあたしは知らないよ。」
「あたしもコーヒーなんて作らないし。」
「へ?」

 はじめはまた何かいるのかと恐怖する。幽霊かポルターガイスト現象なのかと……
もう勘弁してほしい、精神科にも通ってるのに鬱なのか?と疑問を持つ。
こうなったら寝ないで犯人を見つけてやると徹夜漬けでもして数学の補修の勉強を必死にやる。

「それにしても難しいなこの問題は……」

 必死になってやるも答えまでの方程式が理解できずに頭を悩ます。

「この公式でやるの……」

 誰もいないはずの自室に女性の声が聞こえてビックリするはじめ。
机の下にも周りにもいないので恐怖に震えてしまう。
精神的に焦るはじめ、声の根元を探ると電気スタンドに小型マイクがある事に気づく。

「ハハハ……誰だよ。こんな性質の悪い悪戯は?」

 八つ当たり気味に手荒く強引に引き抜くはじめ。

「ダメじゃない。金田一君、コンセントを強引に抜いては……」

 後ろを振り向いた途端、気絶するはじめ。
気配を完全に殺して隠れていた涼子を見てはじめはショックで気絶してしまう。

「じゃあやりますか、君のやりたかった事を……」
「早乙女先輩、あたしたちの分も残して下さいね♪」

 翌朝、はじめは目を覚ますといつの間にベッドに寝付いていた事を気づく。
また、疲れて寝てしまったのだろうと変な夢を見たと誤解してしまう。
何か違和感がある事に気づく。ベッドのカバーが無くなっているのだ。
外を見るとベランダに自分のカバーが洗濯されていることを知る。

「へ?何で?」
「はじめちゃんのベッドで血が付いたから洗ったのよ。」

 いつの間にかいた美雪にビックリしてしまうはじめ。
登校を待っていたのを解り、はじめは慌てて準備する。
0365ストーカーされる男早乙女涼子編2015/11/21(土) 14:26:41.80ID:bcEg/cRy
 下校後ーー

「昨日の事が全く覚えてねぇな……全く何だったんだ?」
「金田一君、悩みごとでもあるの?」
「早乙女先輩、あれ?帰りはあっちじゃないんですか?」
「そうだけど忘れ物をしたのよ。」
「何をですか?」
「昨日、ボイスレコーダーを『家』に忘れたのよ。」
「家って……」
「それよりも金田一君、良い父親になりなさい!」
「早乙女先輩も美雪たちみたいなことを言わないでくださいよ。冗談にしては笑えないです。」
「冗談じゃないんだけど」
「へ?」

 そう、昨日の事件の犯人は涼子であるのだ。
はじめは知らない。はじめのカップにコーヒーを注いだのが涼子であると……
はじめは知らない。ベッドのシーツの出血は涼子の処女膜が破れた痕だと……
はじめは知らない。涼子だけでなく美雪、綾花、凛も一緒に犯しまくったことを……
はじめは知らない。大危険日の涼子は子作りのために資金繰りをしていることを……
はじめは知らない。首謀者のフミの思考は5人も6人も大して変わらないと思ってる事を……
0366名無しさん@ピンキー2015/11/23(月) 15:56:59.11ID:5E752/AR
乙です!
新たなストーカー美少女。その名は早乙女w命を助けられたら惚れもするよね
すでに子供ができることに備えているとは自信あるな早乙女。まあ子供はできるのでしょうがw
この勢いで桐生とか緒方とかオペラ座組全制覇?
0367名無しさん@ピンキー2015/12/04(金) 01:23:45.36ID:8Z6izJrF
良いねェ
0369名無しさん@ピンキー2016/01/14(木) 13:49:51.62ID:E9uTYIGs
スレ過疎ってるから人気ないのか?
0370名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 13:07:47.33ID:H4/yKpBE
ストーカーシリーズで女版の心理状況とか書いてもよろしいでしょうか?
タイトルも「ストーカーする女○○編」でやりたいと思います。
玲香→エミリ→綾花→凛→美雪→フミ(セッティング)→涼子って予定なので……
0371名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 19:41:16.23ID:0t+JWnET
>>370じゃんじゃん書いてください
ストーカーシリーズの人も、小野寺×舘羽の近親ネタの人も、一×舘羽の人も、一×ぱとりしあシリーズの人もじゃんじゃん遠慮なく!
0372ストーカーする女速水玲香編2016/01/24(日) 13:51:29.19ID:5Mcun0i2
*「ストーカーする女シリーズ」の女性陣サイドのストーリーだと思ってください。

 速水玲香は金田一一の居場所をようやく突き止めた事に喜びを覚える。
何しろ自分が愛してしまった異性だからだ。
でも、体裁上、アイドルだとバレるとスキャンダルになるので渋々、帽子とマスクとサングラスを掛けざる得ないのが虚しく感じる。
一日でもはじめに合いたい、どんな生活をしてるのかと興味をもっているのだ。

「おや、もしかして玲香ちゃんじゃないですか?」

 その声に慌ててしまう玲香。子供にバレてしまうなんて一生の不覚と感じてしまう。

「はじめが好きなんですか?じゃあ、鍵のスペア上げますよ。1個3000円で取引しましょうか?」
「是非、お願いするわ。」

 速攻で取引を決断する玲香、フミが追い打ちを掛ける。

「じゃあ既成事実を作ってくださいよ。あたしも義理のお姉ちゃんが欲しいので♪」

 その言葉を真に受けてしまう玲香、頭の中は既に子供を何人作ろうかと必死に考えてしまう。
まだはじめが帰ってないのを知り、フミにはじめの部屋を案内される。
散らかってるのを見て呆れてしまう。せめて整理だけしておこうと玲香は片づけ始める。

「どうですか?はじめの部屋って汚いでしょ。まるでゴミ屋敷みたいに……」
「でも男の子ってこんなもんじゃないの?」

 刺激的だったのは間違いない。何しろ自分の知らない世界だったからだ。
玲香自身は片付けや整理整頓が嫌いではないのだ。

「でもあたしここまで片付けやっても良いのかな?怪しまなきゃいいけど……」
「大丈夫ですよ。はじめは自分の事には鈍感だから♪」
0373ストーカーする女速水玲香編2016/01/24(日) 14:10:32.52ID:5Mcun0i2
 翌日の夜、オフだったのでスペアの鍵ではじめの部屋に入る玲香。
家の連中はテレビに夢中になり、全く気が付かない。
しかし、こんなに鈍いのもどうかと思ってしまう。

「フミちゃんがこの時間は大丈夫って言ってたけど本当だったなんて……」

 どうやら、はじめが自分の部屋に戻ってくるのを見て安全スペースである押し入れに隠れる。
はじめはアニメを見始める。そのアニメはスケベな学生が悪魔に転生するアニメであった。

「やっぱりリアス部長が好きだな♪あのおっぱいが溜まらん。」

 その言葉にショックを受ける玲香。それもそのはず自分のコンプレックスを気にし始めたからだ。
はじめにはあの巨乳の幼馴染の七瀬美雪がいるからだ。
ライバルに出し抜かれたくない、巨乳好きなはじめのおっぱい星人かとため息をつく。
はじめは眠くなりかけたのでうっかりと発声を出してしまう。

「ココアでも飲みてぇないけない。その前にトイレ。」

 ここでポイントを上げてはじめに好かれたいと思った玲香。
自分のお気に入りのココアの粉を持っていた魔法瓶の水筒にカップに入れて混ぜる。
完成後、はじめのテーブルにそっと置く。これで喜ぶだろうと……

「へ?ココア?何でフミも母さんも寝てるし、誰が作ったんだ?怖い、寝よう。」

 翌日、無視されたことで怒りが倍増した玲香。文句のメールを送りたくなってしまう。
釈明のメールもうさん臭く見え、新しいお仕置き方法を考える。
夜這いして犯さないと気が済まないと決断を下す。
0374ストーカーする女速水玲香編2016/01/24(日) 14:26:15.15ID:5Mcun0i2
 その夜、はじめが恐怖になってるので慌ててるのを目にする。
いつもよりも就寝が早いので調度いいと思ったからだ。
震えてるはじめの姿が可愛いと思う反面、恐怖に対するいら立ちもある。
なぜ自分に恐怖するんだろうとイメージが湧かないからだ。
そっとはじめの布団に入る玲香。

「へ?玲香ちゃん?」

 歓喜の顔でなく驚愕の顔をしていたのでムカついたからスタンガンで気絶させる玲香。
その後、はじめの唇にキスをする玲香。全裸になり舌なめずりをする。

「じゃあいただくわね。あたしも初めてだから。」

馬乗りになって散々自分の腰を動かす玲香、どれくらい中に射精をしまくったのか分からない程。
ご満悦の玲香は服を着直し別れのキスもする。

「ごちそうさま、気持ち良かったから。赤ちゃん出来れば儲けものね。」

 帰宅前に台所ではじめが使ってる歯磨き粉を見る。もう切れそうになってる事が分かったからだ。
犯した後の心境はこうだ。

全く、そんな美少女の中の美少女たる速水玲香に病むまでに好かれているというのにそれを恐れるだなんて理解不能ね、
それだからニブチンと言われるの、少しは反省して視野を広くして身の回りをキチンと見回してみなさい?
貴方を見てくれている人がちゃんといる筈よ?幼馴染でない黒髪ロングの美少女が、スレンダーな子が貴方には正直に言って勿体無いくらいの、
貴方だけをずうっと見てくれて、貴方の幼馴染よりも貴方を理解し、誰よりも付き添い、
障害を取り除いてくれて貴方が死ぬまで面倒を見てくれるような良妻であり愛人、貴方の事だけを愛してくれる。そんな女性がきっと貴方だけを見詰めているわ、
決してその視線を嫌がらず、決してその感覚を忘れず、決してその思いを否定せずに貴方は生きればそれだけでいいのよ?
何も難しい事は無いわ、貴方は守られているだけでいいの、それが貴方にお似合いなのだから、人を病ませた責任と言う物は中々重いことだってあるわ、
それが今回のケースだと思って、生涯最後だと自覚して、光栄に思いながら一生を過ごしなさい。
<●><●>
0375名無しさん@ピンキー2016/01/25(月) 09:02:49.77ID:Uv0gr/VK
乙です。積極性があったり一途だったりの玲香がストーカー化するとこうなるのか
でもはじめちゃんを好きなところは幼馴染みさん以上とも思えるし呪詛めいたラストの心模様も見方によっては可愛らしくもあるからストーカーシリーズで一番ヒロインぽく感じたね
実際はハーレムものでハーレム要員のひとりなんだけどW
0376ストーカーする女美浦エミリ編2016/01/25(月) 19:04:24.04ID:WicL+mkY
*エミリ編は手抜きでエロくないかもしれませんが申し訳ありません。

 美浦エミリはフミからスペアのカギを3000円で購入した事でテンションがハイになっている。
はじめのプライベートを知りたい好奇心を持っているからだ。
今の自分でははじめの幼馴染の美雪に勝てないのは承知している。
ならば先に既成事実でも作ってしまおうと邪な考えを持ってしまう。
 
「お風呂プレイっての楽しみですよね。風呂の温度を下げないとのぼせるから気を付けないと……」

 用意周到にビニール袋と温度設定を37度に下げるエミリ。
そろそろはじめが風呂に入る時間と知れば早速、気配を消す。

「うわあ、この温度温くねぇか?まあいいやその前にシャンプーで頭を洗おう。」

 エミリはそっと近づき夢中になってるはじめにクロロホルムをかがせる。
案外、はじめが簡単に引っかかったのでちょろいと呆れてしまうエミリ。

「先輩、楽しみましょうね。あたしのバージンを捧げます♪」

 はじめは気絶していることを良い事に馬乗りになり散々犯しまくる。
浴槽内では流石に出来ないのではじめが風邪をひかないように上手く置く。
そして自分の処女膜が破れた血痕をシャワーで排水口まで洗い落とす。

「先輩、子供を沢山作りましょうね♪」

 エミリの心境はこうである。
先輩の子供を最低でも20人位ほしいですね。その為にはあたしが先に抜け駆けします。
目指してるのはギネスを超えるような記録に挑みたいです。
そうすればあたしが先輩をどれだけ愛してるのか把握してくれるでしょう♪」
<●><●>
0377ストーカーする女蓮沼綾花編2016/01/25(月) 20:48:10.77ID:WicL+mkY
 蓮沼綾花は想いを寄せているはじめを手に入れたいし、美雪との友情も欲しいの葛藤に悩んでいる。
自分は強欲でズルい女で、周りが言うほど優しくて可愛いと思っていない。
だからこそ、はじめには感謝もするし、恋人になってもらいたいと自己顕示欲が出てしまう。

「美雪ちゃん、ごめん。」

 はじめたちと買い物に出かけた時に鍵をこっそりスペアをこっそり作っていたのだ。
隠し事とはいえ、犯罪だとバレてしまうだろう。
でも、フミからすればやったもん勝ちと言われ納得して実行に移ろうとする。

「でも、金田一君を一人で勉強させるのは不味かったかな?あたしも少しは手伝わないとダメね。」

 さすがにはじめが苦戦してるのを思うと辛く言ってしまった事を後悔する。
でも、はじめの為なら一肌でも二肌でも脱ぐ覚悟はできている。
集中力が切れたはじめ、あらかじめ自分が作ったチョコレートケーキをそっとテーブルに置く。
最近趣味としてケーキ作りに嵌ってる。何度も練習をしたし、味見もしっかりした。

「絶対においしいと思うわよね?」

 綾花にとって思いを寄せてる相手に褒められるのはこれ程嬉しいことは無い。
ケーキと一緒にメモでも置いてアプローチしてるのだと気付かせたい。
 はじめがケーキを食べてる最中、綾花ははじめの課題であった難しい問題だけ正解の答えを書く。
公式が間違ってたりしてたので修正も付け加えて答えも書き直す。

「せめて美雪ちゃんの替わりになればいいんだけど……」

 翌日、はじめが怯えているのと美雪がジト目ではじめをにらんでるのを目撃したので声を掛ける。

「金田一君、怪奇現象でも起きたの?」

 はじめは数学の問題が自分の力でやった問題が勝手に解かれていたり、ケーキがおいてあったのが怖かったと言ってるのだ。
ここにいる目の前の人間がやったとは夢にも思わないんだろうなと綾花は内心、笑みを出している。
0378ストーカーする女蓮沼綾花編2016/01/25(月) 21:12:27.17ID:WicL+mkY
 綾花は自分の作ったチョコレートケーキの感想が聞きたい。

「金田一君はチョコレートケーキの味はどうだった?」
「不覚にも喰っちまった。」

 はじめの失礼な物言いに完全に呆れてしまう。女心を理解できないとは……

「美味しかったんじゃないの?」
「マジで怖かったし、気持ち悪かったんだぜ、でも気持ち悪いよやっぱり。得体の知れない物を食っちまったんだぜ? しかも未だに俺の腹ん中にあるとか……身の毛もよだ……」

 綾花が完全にキレてしまう瞬間である。
はじめの為に作ったものをゲテモノ扱いされるのが気に入らない。
この男どう懲らしめてやろうと考え始める。仮の笑みで冗談のようにからかい始める。

「冗談よ。金田一君を唯、からかっただけだからね。」
「冗談はやめてくれよ。」
「綾花ちゃんもからかうのをやめてね。あたしははじめちゃんの味方だからね。」
「美雪、これからみそ汁を毎日作ってくれ。」
「馬鹿〜本気にしちゃうじゃないの!」

 流石に目の前でいちゃつくと腹立たしい物はない。
今夜、絶対に犯してやると決心を決める綾花。
その夜、はじめがトイレに行ってる最中に綾花は勉強机の中に入る。
はじめが戻って勉強の続きをやってるとうっかりと自分の近くに消しゴムが落ちる。
不味い、確実にばれると思った綾花はスタンガンではじめを気絶させる。
ベッドに運び、はじめの服を脱がす綾花。既成事実を作るチャンスなのだ。
散々、犯しまくってまあ子供は出来ないだろうと高をくくる綾花。
綾花は知らない自分が生理不順な事に……

「金田一君のここって堅くて大きいね♪あたしと相性最高じゃないの♪」

 翌朝、はじめは自分の寝間着がはだけてたのが寝相の悪さだと勘違いをしている。
偶々、キーホルダーを見つけ、はじめに手渡す。本当に偶然見つけたものなのだ。

「綾花、それってどこで見つけたんだ?」
「金田一君の勉強机の中に……」
「へ?」
0379ストーカーする女蓮沼綾花編2016/01/25(月) 21:18:10.16ID:WicL+mkY
 綾花の心境はこうである。

駄目じゃない?貰った物を気色悪がったりだとか、身の毛がよだつだなんてまるで怪談話みたいに仕立てあげちゃったりするだなんて、それにとっても美味しかったんだったら寧ろ感謝しなくちゃいけないわよ?
相手のお人は善意100%で金田一君を想っての行動なの、それを否定しちゃいけないわ、
もう二度とそんな口を利かないように気を付けなさい、女の子は繊細なんですから、泣いちゃうわよ?
金田一君は涙に弱いんですから、それはそれでいいのかもしれないけど、でもあんまり女の子を泣かせちゃ駄目ですよ、分からないの?
金田一君は女の子を泣かせちゃ駄目、泣かせるのはたった一人で十分。
そして沢山構って上げて、沢山構って上げて、沢山心を開いて、ゆくゆくは二人っきりで大事なお話をしましょ。
それが金田一君の幸せに繋がるんですから、金田一君だって幸せな事は好きでしょ?
だったら幸せになるべき、金田一君は幸せにならなくちゃいけないの、そして沢山愛して幸せにして上げてね、じゃなくちゃ、怒るからね。
<⦿> <⦿>
0380名無しさん@ピンキー2016/01/27(水) 23:32:00.11ID:ipM0sdcX
乙です。エミリ子供20人作ろうとかヤバイなw
綾花は電撃常備してるのかw他の子もすごいから電撃くらいでは普通っぽく感じてしまうのが怖い
子供の人数計100人いったらどうするんだろね
0381ストーカーする女霧谷凛編2016/01/29(金) 13:25:17.29ID:JInuW55T
*「ストーカーされる男霧谷凛編」と若干改変されています、ご了承下さい

 霧谷凛ははじめの身体と肌をみてほれぼれするように見つめている。
それをボソッと口に出してしまい、はじめを自分の王子だと確信しているからだ。
AEDと人工呼吸によって一命をとりとめた凛。人工呼吸はそのはじめによって助かったのだ。
その命の恩人に惚れない訳が無い。
自分のファーストキスがはじめだとこの時は誰も想像していなかったのは事実。
こっちに転校もはじめと一緒にいたかったのが本音だ。
しかし、ライバルが多いのも難題だ。何しろ、美雪と綾花もいる。
更には後輩のエミリもはじめにアプローチが激しい。
何かしら手段を講じないと出し抜けないと感じた凛はフミに相談を掛ける。

「何が良い手があるか教えてくれる?」
「ありますよ、合鍵のスペアが売りますからはじめと一線超えてください♪」

 うっかりフミの発言に乗ってしまい鍵を貰う。はじめの為にお洒落な香水をはじめにあげようとテーブルの上に置く。
結構いい値段だったが愛用してるので使ってもらいたいという親切心なのだ。

「あれ?こんなところに香水?これって女物だよな。」

 翌朝、はじめにそれを使ったのか確認をしてみる。

「香水どうしたの?」
「俺の部屋にあって……」
「で、使ったの?」
「流石に女物を使うのは?」
「は?」

 折角、はじめの為に買ったのに使わないとは何事かといきり立つ凛。
何故、使わないんだと睨む。それに動揺するはじめ。
この匂いは嗅いだことは絶対にあるはずだとそれを忘れることも腹立たしい。
それなら確認してから文句を言えとテストする凛。

「ね?何も問題ないでしょ!」
「ああ……」

 その夜、風呂場にはじめがお風呂からあがろうとする。
するとはじめの顔面にむにゅんと柔らかい感触が当たるのと同時に女の人のあんという喘ぎ声が聞こえる。
もしかしてこの目の前にある双丘、美雪よりも大きく感じる。
まさかと思い見上げると全裸の凛がここにいるからだ。
凛は何を思ったのかはじめの顔を自分の胸の谷間に押し付けながら抱きしめる。
凛の裸を見て刺激が強かったことで鼻血を出し気絶してしまう。

「はじめ君、じゃああたしの本物のバージンもここで頂くからね。」

 ちなみにはじめにやった行為はパイズリフェラと騎乗位のセックスを楽しんだ。
それだけでなくはじめが入ったお風呂をはじめの出汁汁だと喜んで入ったのは補足とする。
0382ストーカーする女霧谷凛編2016/01/29(金) 16:12:45.67ID:JInuW55T
 凛の心境はこうである。
貴方に女性からのプレゼントなんて滅多にないのに僻んではダメよ。
しかも、おっぱいを触るなんて普通に考えたら訴えられても可笑しくないんだから。
それだけでも貴重な経験なのにあたしが一生想ってることを忘れない事。いいわね。
それにもし赤ちゃんが出来ても堕ろせとかいったら二度と使えないようにしてあげるから覚悟しなさい。
<●><●>
0383名無しさん@ピンキー2016/01/30(土) 20:56:06.30ID:QgCldwbE
乙です。気付いた時には全員出産ラッシュかお腹ぽっこりなパターン着々進んでますねW
しかしフミも次々女の子の仲を取り持つよね〜
0384ストーカーする女七瀬美雪編2016/02/04(木) 10:58:29.76ID:rPPINt2d
『美雪、これから毎日、美雪の作った味噌汁が食べたいな♪』

 七瀬美雪ははじめからの冗談であったプロポーズを完全に鵜呑みにしてしまってる。
それもそうだ想い寄せていた幼馴染から直接頂けばこれ程嬉しいことは無い。
その為に必死に料理の勉強をしていたのだ。念のためのはじめに聞いてみる。

「ねえ、はじめちゃん、確認の為だけど綾花ちゃんの前で言った事、あれそういう意味だよね?」

 赤面する美雪、テンションがハイになるのも仕方が無い。しかし……

「悪い美雪、綾花の前で言ったのは言葉のあ……」
「はぁ?」

 冗談で済まされない事で睨む美雪。乙女の純情を台無しにする事は唯ですませないと言わんばかりだ。
その態度に完全にビクつくはじめ、美雪が本気にしてしまうと思わなかったのだ。
何とか言い訳の逃げ道を作ろうとするはじめ。その目は完全に涙目となっている。

「え、え〜とその、き、期待はしていないが、万が一料理の腕が上がったら食ってやらなくもないというか……」
「大丈夫よ。はじめちゃんの為に必死に練習したんだから!」

 その証拠と言わんばかりに手元に手作りクッキーをスッと差し出す。
はじめは恐怖に慄きながらも口に入れると失敗作ばかり作ってた美雪がこうも変わるのかと驚愕する。
この隠し味に美雪の血が数滴入ってる事も知らずに……

「なあ、美雪、美味しかったんですけど、何が入ってるの?」
「それはあたしの血……なんて冗談だから♪何怯えてるのかな?」
「冗談にしちゃ笑えないぞ。」

 冗談なんて完全な嘘である。でも美雪が嘘である事を完全に信じたいはじめである。
何しろ目の色が違うのであまりにも笑えなさすぎるからだ……

「……あと少しね……はじめちゃん……」

 はじめのスペアの鍵をこっそりと握りしめる美雪。
実はもう玲香や綾花や凛やエミリが抜け駆けしているのを知っている。
何しろフミに尋問したら既に一線を越えていたからだ。
実はもう裏でフミからの提案で義理の姉が欲しいから誰でもいいからやったもん勝ちだと言うのだ。
フミの真意を知らない5人。実は全員姉になってほしいのを知らずに……
0385ストーカーする女七瀬美雪編2016/02/04(木) 11:16:51.13ID:rPPINt2d
 その夜、はじめが一人しかいない事を知り、料理を作り始める美雪。
フミが書いていた本物の書き置きを捨て。自分が書いた書き置きをしっかりと置く。
今回はその料理の中に精力が付くものも入れている。
にんにくのホイル焼き、とろろ汁、すっぽん鍋、牡蠣の酢の物など……
そんな事とは知らずにおいしそうに食べるはじめ……

「いつにも増して豪華だな。料理がマジで旨い。」

 隠れていた美雪は自分が作った料理が褒められてると顔を真っ赤にしてしまう。
これなら子作りの為にいつでも作ってあげると心に刻む。
 はじめがメールを送ると返信が来た途端、顔面が蒼白する。
恐怖のあまり、誰が料理を作ったんだ?まさか毒でも入れられたんかと恐怖を覚える。
もうポルターガイスト現象はコリゴリだとぶつくさ言いながら自分の部屋に戻る。
美雪も気配を殺しながらはじめの後をそっと付いていく。
はじめが注意力が散漫となってるので美雪が付いてきてるのも分からずに……

「美雪にメールを送らないといけないな。『補習があるからお出かけは出来ない』と」

 美雪の携帯にメール音が鳴る。うっかりしたなとてへっと舌を出す美雪がいるとも知らずはじめはびくっと恐怖する。
まさか俺の部屋に美雪がいるのかと疑心暗鬼になる。
ベッドの方から音をしたのではじめは美雪がいるのか声を掛ける。

「美雪、いるなら返事をしてくれ!」
0386ストーカーする女七瀬美雪編2016/02/04(木) 11:44:35.31ID:rPPINt2d
 返事が無い事にほっとしたのか開き直ったのかせせら笑いをするはじめ。

「まさかいないよな。へ?」
「……はじめちゃんにバレちゃったわね♪」

 はじめが使ってる下着の匂いを嗅いでいた美雪、その変態行為のせいではじめはショックのあまり完全に気絶してしまう。
倒れたはじめをベッドに戻しながらスリスリとはじめにキスする美雪。
その後、美雪がこれでもかとはじめを犯す。自分が大危険日なのを知りながら……
 数か月後、美雪、玲香、綾花、凛、エミリ全員が同じ病院で同じ陽性反応だと知る。
フミに聞くと全員、引き分けで面倒臭いから重婚しちゃえとのことである。
確かに皆、はじめを独占したい気持ちはあるがそのために誰かが不幸になるのはいたたまれない。
ここで全員がそれに決めた瞬間でもある。一度はじめを驚かせてやろうと企む。
 はじめに陽性反応の結果を見せつけると理解が出来てないようだ。

「金田一君、貴方はあたしたちの赤ちゃんのパパになるの。」
「何言ってるんだ綾花?」
「みんなはじめちゃんを愛してるのよ。」
「どういう事美雪?」
「みんな、金田一君と別れたくないの?」
「へ?玲香ちゃん……」
「みんなで先輩を平等にわけあいたいんです♪」
「エミリちゃん、冗談は……」
「全部本気だからね。もし堕ろせととか言ったら金田一君を去勢させるから♪」
「凛……ガクッ……」


 美雪の心境はこうである。
やっとはじめちゃんを手に入れる事が出来たわ。しかし気絶するなんてだらしないわよ。
はじめちゃんは忘れてるかもしれないけど婚姻届けにはじめちゃんの名前と印鑑を書いてるのよ。
それも自分で勝手に誓約書と勘違いして書いてるから面白いったらありゃしないわね。
でもこれで現実になるのよ。重婚の出来る国に行けば均等にその愛を分け与えられるし一石二鳥じゃないの。
あたしの夢ははじめちゃんのお嫁さんになる事とその子供を立派に育てる事だからね。
<⦿> <⦿>
0387名無しさん@ピンキー2016/02/05(金) 08:18:05.42ID:FSmQMcSz
ジセル、エミリ頂きたい。
0388名無しさん@ピンキー2016/03/03(木) 11:34:26.42ID:oW08mUlj
ストーカーシリーズははじめがこれでもかと犯されまくってるのに悲壮感がでないんだよねw
全員が美少女でどれもこれも個性があるから余計に羨ましく見えるww
0389名無しさん@ピンキー2016/04/03(日) 02:30:21.48ID:TEEz3q50
(・∀・)イイぞ!

もっと頼む
もっともっと見せてくれ
0391名無しさん@ピンキー2016/04/07(木) 19:04:21.92ID:A4pkg2xI
自分、亮と美咲の読みたい。
ダメなら陸とあかりでも良い
0392名無しさん@ピンキー2016/09/05(月) 04:59:25.87ID:X0/f27eP
エロ改変で生存するキャラや防がれる事件の多いこと
まさにエロは地球を救う
0393名無しさん@ピンキー2016/09/17(土) 12:28:10.62ID:Qw4UuDR9
エロって陵辱や性欲を除けば一番強い愛情の表れだからねえ
大切に思い愛するがゆえの性行為って救いもあるし幸せで読んでいてほっこりする
0394名無しさん@ピンキー2016/09/23(金) 11:41:10.99ID:o8zaVni1
エロ田一少年の事件簿だとさつき先輩と繭を金田一とヤらせるために鳥辺野と中神は女体化させてる
0395陸×茉莉香2016/09/24(土) 10:03:26.97ID:20dkvZfX
茉莉香「インケーン」
陸  「え?」
茉莉香「やっぱあんた陰険よ。靴紐の時と変わってない。6年も前のイタズラまだ根に持ってるなんて凛か光太郎がしゃべったわけ?」
陸  「おいお前…!」
茉莉香「そうよ!あたしと凛と光太郎の3人でやったのよ!セコイあんたをびびらせてやろうと思って。悪い?」
陸  「ふざけんな…!お前のせいで…お前らのせいで!」
茉莉香「ちょっと…何なのよ!」
陸  「蜂は生きてたんだよ!俺の母さんはそいつに刺されて死んだんだ!」
それまで不機嫌そうだった茉莉香の顔色が変わっていく。
茉莉香「嘘…どうしてそんなこと今まで黙ってたの!?」
陸  「俺だってこの間親父が肝硬変で死ぬ前に教えられるまで知らなかったんだ!しかも親父に蜂を入れたのは俺だと思われたまま死なれて…」
茉莉香の顔は完全に青ざめ口は震えて声も出ない。
陸  「それをこっちが気遣ってやってたら開き直りやがって…許さねえ!!」
0396陸×茉莉香22016/09/24(土) 10:05:31.87ID:20dkvZfX
陸はナイフを投げ捨てて茉莉香を押し倒し、怒りに任せて殴りかかっていた。服が破れ乳房が露わになり顔に痣が出来ても構わず殴り続けていたが時間が過ぎたのかも分からなくなった頃茉莉香が一切の抵抗をせず涙を流しているのに気づく。
それは茉莉香が過去の過ちを悔いこのまま陸に殺されても仕方ないからだと思ったからだった。
茉莉香「…凛には…後で教えただけで…だから…凛は…」
更にそんな状態でも凛を庇う姿に陸も我に返り自分は取り返しのつかないことをしてしまったとの念に駆られる。
陸  「うわあああああああ!!」
陸はリンゴを食べた時に使っていた果物ナイフを探し出して手に取り、自分の左手首を切りかかる。だが。
茉莉香「ダメ…!!」
茉莉香がすがりつくように陸の右腕を抑え、果物ナイフは床に落ちた。
茉莉香「悪いのは私だよ…?陸が傷つくことなんてないよ…」
消沈した陸はその場にへたり込む。
陸  「…俺の方こそあの時は母さんが苦労して買ってくれた靴だからバラしたくなくて…でもあの状況であんなこと言う奴は冷たいと思われて当然だよな…お前は真っ先に靴紐出してたのに…」
茉莉香「そんなことないよ…陸は危険な川下りに行ってくれたじゃない…」
陸  「茉莉香…」
茉莉香「陸…」
陸  「ごめんな」
茉莉香「ごめんね」
仲直りした二人は荒れた神社を片付け、陸は茉莉香の家に泊まることとなった。
0397陸×茉莉香32016/09/24(土) 10:10:18.85ID:20dkvZfX
幸い茉莉香の目立つ傷は痣が一つだったこともあって茉莉香が上手く誤魔化してくれた。陸の意向で茉莉香の家族には両親が亡くなったことだけ伝えて真実は伏せておくことにした。凛は自分は関与してなかったにもかかわらず深く謝っていた。そしてその夜。
茉莉香「陸…起きてる?」
陸  「ああ」
茉莉香「布団…入ってもいい?」
陸  「それは…まあいいけど」
茉莉香が布団に入って背中合わせに密着する。陸は平静を装ってるが下半身は軽く反応している。
陸  「なあ…おばさんが言ってたけど、茉莉香は俺と会ったらあのこと謝りたかったんだってな」
茉莉香「うん…でも先に言われるとちょっとムカついちゃって。ちゃんと謝ってればあんなことにもならなかったのに…素直になれなくて、ごめんね」
陸  「いつまでもそう落ち込むなよ。そりゃ色々辛かったけど、茉莉香にずっとそうされても辛いし茉莉香は強気なとこがいいと思うからさ」
茉莉香「陸…ありがとう」
陸が寝返り茉莉香の体を抱き寄せる。
陸  「茉莉香…好きだ」
茉莉香「私も…」
二人は唇を重ねた。そこからは言葉らしい言葉は交わさず、家には凛ら家族がいることも忘れてひたすら互いの体を貪っていた。
0398陸×茉莉香42016/09/24(土) 10:11:29.83ID:20dkvZfX
陸  「痛くなかったか?」
茉莉香「ううん、嬉しくって痛みを感じる暇もなかったかな。ねえ…今度の狐火流し、みんなも呼ばない?」
陸  「いいなそれ。俺もあかりに謝りたいからな」
茉莉香「あかりは気にしてないと思うよ?」
陸  「それでも、な」
茉莉香「陸がそうしたいならそれでいいけどね。…あ!光太郎にもきちんと反省させないと。もし忘れてたらひっぱたいてやるんだから!!」
陸  「ははっ。やっと茉莉香らしくなってきたな」
陸はふと思った。あの時なぜ持っていたナイフで襲いかからなかったのだろうと。もしそうしていたら茉莉香は今頃…そしてこの先とてつもない泥沼にハマっていたのではないかと。
いや、大事なのは今映る光景からの未来なんだ。この愛する女性を守っていこうと固く決意したのだった。
0399名無しさん@ピンキー2016/09/24(土) 10:16:54.54ID:20dkvZfX
終わり。事件の阻止が第一だったからエロは申し訳程度でした。
0400名無しさん@ピンキー2016/10/03(月) 12:02:20.46ID:zU3Ip7iR
金田一はレイプや妊娠が原因で起きた事件もあるから難しい
0401名無しさん@ピンキー2016/10/17(月) 00:27:01.43ID:A2EoF1F4
>>399
乙です。いやエロは薄くても幸せでいい感じ!
憎しみの向こう側で茉莉香を愛した陸、ナイフを手放すといった僅かな変化が今の必然にたどり着いた。
悲劇と憎悪を越えて恋人となった二人が迎える狐火流しは、行く行くは狐の嫁入り=二人の結婚へ、その最初の一歩となるんだろうね。
0402犬飼×桐江(桐江目線)2016/10/18(火) 18:32:42.18ID:zuDPDzPP
あたしの名前は桐江想子(仮)。最近くたばった作家モドキの山之内恒聖の別荘の露西亜館で働いているメイドよ。
あいつの遺言では5人の遺産相続候補者がいるんだけど、なんとそいつら全員が死ねばあたしでも相続出来ることになっていたわ。
何としても『奪い返さなければいけない』遺産なんだけどそれを知る過程でちょっとしたミスをしてしまって簡単に誤魔化したんだけど、候補者の一人である酔っ払い変態評論家の神明忠治がその部屋に入っていくとこを見てしまったの。
放っておくとあたしのミスをヒントにして遺産を奪われかねないしどうせ殺すのなら丁度一人目なんだから今の内に…と思ってたんだけど。
犬「想子さんこんなところでどうしたんですか?」
桐「あら、犬飼くん…このトロフィーが落ちてたから直そうかと」
この男はこれまた遺産相続候補者の一人で高校生の犬飼高司。まあ頭も顔もいい方なんだけどあたしにとっては邪魔者に過ぎないわ。死ぬのが最後なだけ運が良かったわね。
桐「犬飼君の方こそビリヤードをするつもりだったのでは?」
0403犬飼×桐江(桐江目線)22016/10/18(火) 18:33:12.13ID:zuDPDzPP
犬「そうなんだけどちょっと話しておきたいことがあって…ん?応接間に誰かいる…あ、神明先生!こんなところで何やってるんですか!!食事を想子さんに持ってこさせるといって抜け駆けですか?」
神「んあ?うっせーな。はいはい食堂に行けばいーんだろ」
神明は渋々食堂に戻っていった。
犬「それではあんなこと言っといてここにいては示しがつきませんから僕も戻ります。想子さんも田代さんが忙しそうにしてましたよ?話は食後にさせてください」
桐「え、そうだったの…いけない…」
なんとかやり過ごしたけど、神明を殺しそびれたのはまだいいとして『あれ』を何とかする機会は逃してしまった…。事が終わるまではメイドの仕事もこなさなければいけないのが堪えるけどこれも後少しの辛抱よ…。
食事を済ませロシアンティーに睡眠薬を混ぜると神明は酒もあってかあっさり眠ってしまった。ひとまず安心だけど部屋に入る間際にあたしの尻を揉んでいきやがった。遺産のことがなくてもブチコロしてやりたい。
そして12時を回って全員が自分の部屋に入った頃にあたしは犬飼の部屋に呼び出された。あ〜さっさと神明をブチコロしたいってのに!
0404犬飼×桐江(桐江目線)32016/10/18(火) 18:34:06.82ID:zuDPDzPP
桐「それで犬飼君、話とは…?」
犬「あの…もし僕が遺産を相続することになったら想子さんに管理してほしいんだ。それにメイドじゃなくて好きなことして暮らしてほしいし遺産も好きに使ってくれて構わない」
桐「え?いきなりどういうことですか?」
犬「いやあ…僕はまだ高校生だからここには住めないし父さんの借金を完済して犬を取り戻せば十分なんだ。それで余った遺産を父さんに使わせるのも癪だから色々考えてみたら…想子さんのことが浮かんだんだ。迷惑かな」
桐「いえいえ、私としてもここを離れるのは名残惜しかったですから、犬飼君がそう望むのなら喜んで…!」
犬「想子さん、ありがとう!」桐「でしたら、実は黙ってたんですけどあたし以前からここで色々見てきましたから暗号の答えが何となく…でも犬飼君に教えたらズルじゃないかしら」
犬「そんなことないよ!そもそも山之内先生の友人ということで僕が候補者に選ばれたのなら、ここで働いていた想子さんや田代さんにだって資格があっていいはずなんだ!」
桐「ありがとう、犬飼君。それでは遠慮なく…」
0405犬飼×桐江(桐江目線)42016/10/18(火) 18:34:39.31ID:zuDPDzPP
一刻も早く遺産を手にしたいあたしは暗号の謎を犬飼に教えてあげた。そしたら犬飼は凄い凄いとはしゃいでいた。そして翌朝万が一が無いように犬飼を早めに起こし10時に第二の遺書を手にさせ…!
有「それでは読み上げます。『私、山之内恒聖の出題した暗号の謎を解き明かし、この第二の遺書の在処を突き止めた人間こそが我が遺産を手にすることとなる』以下略」
犬「とりあえず、僕が相続するってことでいいんですよね?」
幽「…残念ですけど、そのようね」
薔「……」
梅「腑に落ちない所はあるけど完敗ね」
宝「わわわ…」
美「ちょっと、はじめちゃ〜ん?」
佐「先輩、らしくないですよ〜」
金「なんの意味があるんだ?あの後半の文は…?誰も参加しないとは考えにくいし…ブツブツ」
そんなことは今更どーでもいーでしょーが!!なんなのよこの宝田の助っ人とやらは…
神「ちょっと待て犬飼!お前あの時私をここから追い出しておきながら…」
犬「そんな風に思われたくないから僕もすぐ出て行ったんじゃないですか。ね?想子さん?」
桐「は、はい…」
犬「そして僕は今日早起きして人形を調べて謎解きしただけですよ」
0406犬飼×桐江(桐江目線)52016/10/18(火) 18:35:35.63ID:zuDPDzPP
神「くっ」
死ななかっただけ有り難く思えってーの!!
田「何はともあれ犬飼様、遺産相続おめでとうございます」
こうして犬飼に遺産をゲットさせたあたしは約束通りこの館の事実上の主となったがそれはあくまで『桐江想子』としての物で描いていたお姫様みたいな生活は直ぐにはできず最低限の使用人だけ雇って暮らしていた。
あいつらも上手く行き過ぎたことに不信がっているので黙らせるために各々の事情に必要分を、田代にもこれまでの感謝料として遺産を分け与えた。やっぱり殺した方が良かったかしら。
そんなイライラが募っていたある日、衝撃的な出来事が起きる。あの山之内が遺作として『露西亜館 新たなる殺人』を発表したというのだ。
内容は露西亜館であたしが計画していた殺人事件そのままで、しかも犯人の名前は『桐江』と似た名前でメイドの片桐…!それに改めて館を調べてみたら山之内の部屋からあたしの部屋を覗ける穴があった
まさかあいつはあたしのことを全部知っていてー!そう考えるとあたしは恐怖で眠れなくなっていた。もうあたしの最悪の人生なんか終わりにしてやった方がいいんじゃないかと考えていた時に犬飼が現れた。
犬「想子さん!」
0407犬飼×桐江(桐江目線)62016/10/18(火) 18:36:08.50ID:zuDPDzPP
桐「あら犬飼君…神奈川からここまで遠かったでしょうに。血相変えて何かあったんですか?」
犬「いや、山之内先生の遺作のことを知って、それで想子さんのことが気になって…」
桐「フフフ…わかったわよお…認めりゃいいんでしょ?認めりゃ…!!そうよ!あたしは犬飼君が思ってたような純情な田舎者丸出しのいかにもメイドの小娘なんかじゃない!残念でした!」
あたしは自分のこれまでの人生のこと、山之内のこと、殺人計画のこと、全てを犬飼に話したー。
桐「もう話せることは全部話したわ、犬飼君。で、どうする?今すぐここを出て行ってほしい?」
犬「…ごめん、ずっと…」
桐「はぁ?なんであんたを殺すつもりだったあたしが謝られなきゃいけないのよ!?」
犬「だって、想子さんは今まで僕の書いた素人小説とかも嫌がらずに読んでくれたし、それなのに僕は想子さんの辛い気持ちに何も気づいてあげられなくて…」
桐「な、なによ…」
犬「それでも僕は想子さんのことが好きなんだ。これで許してくれるかな…?」
不意打ちのキス。
桐「だからどうして、自分を殺そうとした女を…」
0408犬飼×桐江(桐江目線)72016/10/18(火) 18:37:11.50ID:zuDPDzPP
犬「殺してないじゃないか!それにもし僕が話したことで思いとどまってくれたのならそれだけで嬉しいんだ」
桐「本当にあんたって人は、う…、うう…うっ…うっ…うあ…ああああ〜!!」
あたしは犬飼君の胸の中で今までの全てを吐き出すように泣いていた。泣き止むとお互い自然に服を脱がせベッドに横たわる。
桐「犬飼君、あたしさっきは売春まがいのことだってやったと言ったけど、ここにはまだだから優しくしてよ」
犬「うん、僕も初めてだから優しく出来るかわからないけど…」
犬飼君のがあたしの中に入ってくる。ぐっ、その瞬間あたしの奥に熱いのが大量に流れ込んできた驚きで痛みも吹っ飛んだ。
桐「ちょっと、入れただけでイっちゃったわけ?」
犬「ごめんなさい…」
あたしは犬飼君を組み伏せて自分が上になる。
桐「もう…ほら、これでも揉んで吸って早く復活させなさい!こんなんじゃ終わらせないわよ、高志!」
犬「はい…あ、名前で呼んでくれた」
桐「フン!」
…金は近くに見えてたから殺人してでも手に入れようとした。でも本当にあたしに必要だった物は見えなくなってたから考えもしていなかった。
愛!愛!愛よっ!!あたしは愛が欲しかったの!
0409犬飼×桐江(桐江目線)82016/10/18(火) 18:39:58.63ID:zuDPDzPP
その後あたしは妊娠したものの使用人の仕事ぶりが気に入らなくて結局自分で家事をする傍ら田代さんを講師に招いて露西亜館でメイド・執事の専門学校を開いている。




美「ねえ、はじめちゃん。ずっと佐木君のビデオやいつきさんから貰った原稿とにらめっこしてたのに急にどうしたの?」
金「起きなかったことをあれこれ推理したって無駄だってことさ。そんなことより、あの二人の幸せを祝おうぜ!」
美「…うん!」
金(それに俺には、本当に推理で叩き切ってやらなきゃいけない奴がいる!俺自身の…誇りにかけて!!)
0410名無しさん@ピンキー2016/10/18(火) 18:48:57.38ID:zuDPDzPP
終了。因みに某薔薇さんは弟の治療の妨げにならないよう幽月の下を去ってから一に平行線の話題を振りました
0411名無しさん@ピンキー2016/10/19(水) 02:12:36.93ID:vHhXy0P6
乙です!また新たな幸せが生まれましたね。あんなにお金お金お金だった桐江のそうちゃんが愛に生きて孕んでるなんて、やはり愛は幸せを紡ぎ出しますね♪

美雪とはあくまでも友達な関係で、他の女性の誰とも関係してない独り身な設定の一ちゃん×舘羽さんや、一ちゃん×桜樹先輩による1対1の純愛なんかも見てみたいものです。最後はやっぱり子供できてる〜みたいな♪
気が向かれれば是非ともお願いします
0412名無しさん@ピンキー2016/10/19(水) 09:53:32.75ID:CywmyodO
>>410
GJ 犬飼と桐江は初めて観る話で新鮮だったわ 桐江の激情というか開き直り? からの犬飼のキスの流れが秀逸
個人視点で犬飼と呼び捨てだったのが心を洗われてからは君付けになってるとこも心情の変化が現れてていい 実際は高志呼びになってるしw
ともあれGJ
>>411
金田一と舘羽の話は今までにも書かれてたが一対一の純愛だけは無いんだよなあ
0413名無しさん@ピンキー2016/10/19(水) 18:19:52.81ID:ncJbzica
金田一×桜樹と金田一×舘羽で事件回避は前に保管庫で見た(後者はるりも)から自分は遠慮しておきます
0414名無しさん@ピンキー2016/10/19(水) 22:27:26.08ID:vHhXy0P6
>>413
なに書くかは自由だし書きたいものを書くのが一番ですからね。お気になさらず
0415金田一×ますみ12016/10/20(木) 00:44:49.04ID:1hbQkwGZ
金「ワリーな!変な時間に押しかけて迷惑かけて…」
ま「ううん!美雪ちゃんにもよろしくね」(その通りよっ!!)
金「あっ」
ま「な…なあに?はじめちゃん また…」
金「お前…やっぱり何か隠してるだろ?」
ま「な…そんなことないわよ…」
金「…もう一回上がらせてもらうぞ。…この鉢の下にあるのはなんだ?」
ま「そ、それはペンキをこぼしちゃって…」
金「じゃあ…、さっき俺が入ろうとしてお前が慌てて止めた風呂の…これはなんなんだ?」
ま「…それを見られちゃもう誤魔化しようがないわね。…って、目が…ヒロシの目が開いてる!? そ…そんな…さっきは確かに閉じてたのに…こ……こんなことってあるの!? そ…そんな…濁った目であたしを見ないで!イヤああああ!!」
金「どうしたんだますみ!しっかりしろ!」
ますみは一人なら死体遺棄のために持ちこたえられた状況でも金田一と一緒にいることで却って気を失ってしまった。
金「…ますみと再会して話してたらちょっとガラの悪い奴らに絡まれて……本当だって美雪!今度長野でやるファッションショーのチケットお前の分ももらったんだから!……じゃあまた明日な!」
0416金田一×ますみ22016/10/20(木) 00:45:26.96ID:1hbQkwGZ
ま「…はじめ、ちゃん…?」
金「お、目覚めたか、ますみ。…起きたばっかで悪いけど、何があったか、ありのままに話してくれないか?」
ま「うん、あたしね…」
ますみはこの数時間の出来事を洗いざらい話した。
金「そんなことがあったのか…」
ま「うう…あたしの人生もうお終いよ…!せっかく頑張ってきたのに…こんな男のために!!」
金「落ち着けますみ!こういうケースでは正当防衛といって一時的には逮捕されても罪にはならない可能性が高い!ここで誤魔化そうとする方が後々困るのは自分なんだ!」
ま「はじめちゃん…」
金「それに俺警察に結構知り合いいてさ、悪いようにはさせない、来週のファッションショーにも絶対出れるようにするからさ!!」
ま「うん…ありがとう…ううううぅ…」
金「泣くなよますみ!大丈夫だって 俺がついてるからさ!」
ま「ふふっ…はじめちゃん、昔あたしが泣いてた時もそう言って慰めてくれたね」
金「そうだったっけ?…おっとオッサンに電話しないとな。安心しろって!顔は怖いけどいい人だからさ!……じゃあ、またあとで」
金「ふぅー、…そういえばますみ、スーツケース買いに出た時鍵かけたか?」
ま「う、ううん…」
0417金田一×ますみ32016/10/20(木) 00:45:56.73ID:1hbQkwGZ
金「じゃあ、あのヒロシって男の目はその間に入ってきた奴に開けられたんだろうな」
ま「え!?じゃその人がもう通報したんじゃ」
金「いやそれだったらとっくに警察が来てなきゃおかしい。恐らくヒロシの生死を確かめたかったんだろう。そしていつかお前を脅迫するために写真くらいは撮ってるはずだ。もしかしたらこいつもそいつの差し金かもな」
ま「嘘…」
金「だから言ったろ?誤魔化そうとすると困るのは自分だって。でも俺がそいつの思い通りにはさせないから」
ま「はじめちゃんって、本当に頼りになるよね…」
金「ははっ、てれくせーって!」
ピンポーン
金「おっ、オッサンきたきた」
剣持が到着してヒロシの遺体は引き取られますみも一旦警視庁に連行されたが、正当防衛及びヒロシに凶器不明の外傷と盗聴器が見つかったことによる嫌疑不十分で帰宅を認められ
正式な不起訴となるまで剣持が同行することを条件にファッションショー参加も許可された。
ま「これで…いつもの生活に戻っていいのよね?」
金「ああ、良かったな、ますみ。んじゃ俺は帰るから、今度長野でやるショー、がんばれよ!」
0418金田一×ますみ42016/10/20(木) 00:46:23.00ID:1hbQkwGZ
ま「待ってはじめちゃん。…お願いがあるの」
金「ん?なんだ?」
ま「あたしを…抱いてほしいの」
金「ええ!?」
ま「だってあんな怖い思いして…はじめちゃんに体も綺麗にしてほしいよ。それとも、あたしじゃ嫌?」
金「そういうわけじゃないけど…」モミモミ
ま「もう、はじめちゃんったら、体は正直ね…」
金「ははは…小学校ん時でもデカかったのが益々…」
ま「んふふ…キスも頂戴」
金「おう…んっ」
二人は熱い夜を過ごし始めたー。
0419この話はここでは終わらない12016/10/20(木) 00:47:42.92ID:1hbQkwGZ
鳥「くそっ!この計画がまさかあんな形で失敗するなんて…」
あたしとますみが『精神的双子』であることには自信があった。しかし、あの場面で現れる人間の違いまでは想像できなかった…!
鳥「あたしの人生は、とことんついてないようね…」
それから一週間、あたしは脱け殻のように暮らしていた。自分の手で計画を実行する気にもならず、コンペには勝利したけど将来ゴミのように捨てられるゴーストのあたしにはどうでもいいことだった。
ショーで晴れ舞台を飾り、あの時現れたのであろう幼なじみと仲むつまじくしているますみがただただ羨ましてしょうがなかった。
あたしにもあの時君沢先生ではなく弓削君が来てくれたら、こんなことにはならなかったのにー。こうなったら、犬飼が社長になった時に壮絶な自殺でもしてやろうかしら。だが、翌日。
君「今回のコンペで三友さんから契約を頂いたのは実はキミサワではなくこちらの新ブランド『ロワゾ』だったんです。」
え?なに、それ…。
君沢「ロワゾはフランス語で鳥を意味し、あたしの部下である鳥丸奈緒子から取った名前で、彼女は今後こちらのデザイナーとして独立することになります」
そんな、そんなことって…。
0420この話はここでは終わらない22016/10/20(木) 00:51:37.12ID:1hbQkwGZ
君「そして今回のコンペでドレスをデザインしたのも、本当は彼女でした。さ、奈緒子、上がりなさい」
鳥「先生…」
君「これまであなたには苦労をかけたわね。これからは、自由に羽ばたきなさい」
鳥「ごめんなさい…先生……ごめんなさい…君沢先生!ごめん…なさ…ああ…あたし………あ……あたし…!」
君「あらあら何を謝ってるのよ。嬉しくって泣いてるんじゃないの?」
だって、あたしは先生のこと、信じられずに…!でもそれじゃ犬飼のことはどうして…?その疑問は記者会見終了後に解決した。
君「犬飼。アナタがキミサワの次期社長なことに変わりはないわ。そして奈緒子が独立した後のチーフデザイナーはまだまだ勉強が必要だけど霧山小夜子。これで何か不満はある?」
犬「ど、どうして小夜子を…?」
君「あたしが何も知らないと思ってたかい?この件について『変な気』をおこすようならアンタもタダじゃすまないからね!!」
犬「いえ、滅相もない…」
そうか、そういうことだったのか…。
鳥「あの、先生…」
君「奈緒子?…あなた、もしかして…あなたには教えておいた方がよかったかもね。今まで黙っておいてごめんなさいね」
0421この話はここでは終わらない32016/10/20(木) 00:57:20.19ID:1hbQkwGZ
全てを知って安堵した時、急に自分がますみにしたことの大きさがのし掛かってきた。あたしも、せっかく先生がブランドを立ち上げてくださったのに申し訳ないけど今からでも全てを打ち明けるべきなのではないか。
君「ねえ奈緒子。あなたはますみが『私たち』と似たような目に会ってから一週間、コンペ中も生気がなかったわね」

君「あなたが何を考えてたかはこの際問い詰めないわ。でも『私たち』はあの子とは違って隠し通す道を選んだ身。例え一人で抱えるのが辛くても背負い続けてみなさい」
鳥「…『本音は心に秘めるもの』ですね」
君「ふふ、よろしい」
やっぱり先生には敵わないなあ…。そして後日あたしはロワゾ設立記念のパーティーで弓削君からアネモネの花束をプレゼントされた。
鳥「弓削君。この花束が意味すること、あたしはわかってるわよ?」
弓「なっ、奈緒ちゃん…」
鳥「では、ありがたく受けとらせていただきます」
弓「ははははは…」
金「ヒューヒュー」
ま「ちょっと、はじめちゃんったら…」
鳥「ますみ。あなたもいつかはデザイナーに転向するようだけど、一回はロワゾのショーのモデルお願いね」
ま「も、もちろんです!」
鳥「それから…金田一君と言ったっけ?」
金「へ?」
鳥「…ありがとう」
あたしの人生は、まだまだこれからよ…!
0422エピローグ2016/10/20(木) 01:03:31.13ID:1hbQkwGZ
金「…俺、あの人に礼言われること、なんかしたっけ?」
ま「さあ…」
美「二人とも〜帰ったら『3人四脚』やるんだからね〜?抜け駆けは、許さないんだから〜」
金「くそ、美雪のやつ、完全に酔っぱらってる…」
ま「でもあたしも『3人四脚』やってみたいな…」
金「おいおい勘弁してくれよ…」



終了。
0423金田一×花江2016/10/21(金) 14:54:30.42ID:N5/jfY3i
俺は『赤髭のサンタクロース』の予告を受けて美雪の部屋へと急ぐが佐木には俵田のオッサンと一緒にいるように指示した。廊下での会話をもし『赤髭のサンタクロース』に聞かれていたら一人でいさせるのは余りにも危険だったからだ。
幸い美雪は紛らわしいドラマを見ていただけで何事もなかったが今後は佐木と共に俵田のオッサンの側にいるように指示した。
そして俺は佐木のビデオから万代殺しのトリックと光る剣のすり替えを知る。あとはこの事件の犯人をあげるだけだがその前に花蓮さんからの相談に乗らなければならなかった。
金「あの…相談ってなんですか?」
花「実は…不破警視は私の一卵性双生児の姉なんです。…殺人容疑で指名手配中の…」
金「え〜?全然似てないのに、まっさかぁ」
花「根拠はあります!…普段は声を作っているようですが、以前万代先生の家でお会いした時に驚いたのか私と同じ声をしたんです」
金「まさかそんなことが…」
花「そしてそのことで万代先生と虹川さんに何かよからぬことを要求されたのかと…」
金「そうか、それなら動機も見えてきた。あの電話も恐らく佐木を口封じに…。ありがとうございます花蓮さん。謎は全て解けた!」
0424金田一×花江22016/10/21(金) 14:55:27.21ID:N5/jfY3i
俺はナルシスの魔境の解答編、即ち『異人館ホテル殺人事件』の真相を上演するために東京から剣持のオッサンと不破警視から指揮権を取り上げられる明智警視を呼び寄せ、万代の役を不破警視にあてがい解答編を始めた。
俺の思惑通り不破警視は毒を塗った本物の剣と思い込んだ小道具を払いのけた。ここから言い逃れはするだろうがDNA鑑定を要求すれば罪を認めると踏んでいた。しかし不破鳴美こと北見蓮子は予想外の行動に出た。
蓮「花江!!あんたって子は、あんたって子は…どこまでも、私の邪魔ばかりするううううぅ!!」
花「いや、やめて、蓮子姉さん!」
蓮「うるさい!計画ではあんたに『赤髭のサンタクロース』になって死んでもらうつもりだったのよ!でも今ここで殺してやるわあああっ!!」
金「剣持のオッサン!!」
剣「おう!でいっ!」
蓮「ぐふっ」
明「北見蓮子!傷害の現行犯及び万代、虹川の殺害、背乗り等の容疑で逮捕する!!」
蓮子は逮捕されていったが花蓮さんを睨みつける眼光は果てしない憎悪に満ちたものだった。花蓮さんは自分は10年前のことで蓮子に恨まれているかもしれないことを話してくれた。
0425金田一×花江32016/10/21(金) 14:56:01.24ID:N5/jfY3i
俺は麻薬の貯蔵庫の場所も突き止め、事件が落ち着いた頃蓮子が収容されている刑務所に赴いていた。
蓮「どうしてあなたがここに来たの?」
金「あんたの『誤解』を解くためさ!花蓮さん…いや花江さんが直接言ってもあんたは聞く耳持たないだろうからね」
蓮「ふん…」
俺は花江さんの想いを伝えてあげた。すると。
蓮「馬鹿ね、あの子ったら…。私に、自分を演じて生きろっていうの?そんなの、まっぴらごめんよ…。うっ…うっ…うううう……」
俺は蓮子の誤解が解けたのを確認すると、花蓮さんの家に来ていた。
金「…だから今度花蓮さんも会いにいってあげなよ。今なら昔のように信じ合って生きられると思うから」
花「そうですね金田一さん。…それと私はもう『文月花蓮』ではありません。女優は引退することにしました」
金「じゃあ、花 江さん、もこれからはデザイナーとしての人生楽しみなよ!あなたならきっといい男にも出会えるよ!」
花「その通りですね。…だってこんなに素敵な男性が私の目の前にいるんですもの」
金「お、俺?」
花「すいませんいきなり。でもこれが…私の気持ちなんです」
0426金田一×花江42016/10/21(金) 14:56:22.44ID:N5/jfY3i
金「いやいや、こっちこそ花江さんは素敵な女性だと思うし、ましてやこんなこと言われてノーとは答えられませんよ」
花「それでは…」
金「はい…」
俺は花江さんを抱いていた。清楚な顔つきからは想像もできないふくよかな胸に膜の張った秘部。27歳で手付かずなのが信じられないほどだった。
俺は若さゆえに花江さんも初めてなことを意に介さず勢い任せに腰を振り何度も精を放ったが花江さんは文句一つ言わず受け止めてくれた。
金「はぁ…」
花「そう落ち込むことありませんよ。私は一さんがそんなに気持ちよくなってくれただけで嬉しいですから」
金「いいえ、これは男の問題です。次は絶対花江さんの心も体も満たしてみせます!」
花「それならその時を待っています。」
あぁ〜、花江さんは本当に優しいなぁ〜ヒザマクラ
花「蓮子姉さんも私たちのこと喜んでくれたら嬉しいな…」
俺はあの女が義姉になることをすっかり忘れていた…。これも運命ってヤツなのか…。でも花江さん、俺はあなたのことを愛してます。
0427名無しさん@ピンキー2016/10/21(金) 22:11:23.31ID:TkA9ByCs
金田一と事件ごとに登場した女性キャラとの恋愛セックス小説はいいな。これからも期待
0428ミナトムーア2016/10/21(金) 23:14:50.26ID:N5/jfY3i
港「死…」
それはほんの一瞬の出来事だったー以下略
金「呪い…本当に呪いなのか?これは…!?」
さ「どうしたんですか!さっきものすごい音が…」
金「!さつきさん!港屋の奥さん!」
明「いったい……あ……あなた…!?」
港「わっはっはっはっ!おろかものめ!おあそびは ここまでと しよう!」
港「どれ おまえたちの からだを ひきさき その はらわたを くらいつくしてやろうぞ!」
金「な、なにいっ!?」
港「まずは蘇我!貴様が大和とともに無茶な発掘をして志朗さんを死なせたりさつき様とムリヤリ契りを結ぼうとしなければこんな事件は起きなかった!よって死ね!」
蘇「ぎゃあああああっ!!!」
港「次にこの事件の犯人にして長年今日子様を演じ続けた、さつき様の真の母親である村西!お前が洞窟を爆破しなければ罪の無い私が死ぬことはなかった!よって犯してやる!」
村「ひぎいいいいっ いだいいいいぃっ!!!!!」
明「あなだあああっ やめでえええっ!!!」
金「おかしい…港屋さんは頭と手だけになってチンポもないのにどうやって村西さんを犯しているんだ?この謎は俺が必ず解き明かしてみせる!ジッチャンの名にかけて!!」
さ「おがあざあああん!!!だずけて凶鳥様ああああぁっ」

https://www.youtube.com/watch?v=lGQY5gjD73A
おわり
0429征丸×紫乃12016/10/24(月) 05:32:10.43ID:RNtMD+Ba
征「母さん!」
紫「!?」
紫乃は龍之介に家督を継がせる計画のため征丸を部屋に入れた瞬間抱きつかれてしまった。
紫(しまった…まさか…気づかれた?)
征「母さん!好きだ!」
紫「な、何を言い出すの!?」
征「僕は子供の頃からずっと思っていた。母さんは母さんであって母さんじゃない。一人の女性としてとても魅力的な方なんだと…」
紫「せ、征丸…」
征「僕たちが結ばれない関係なのは分かってる。でもオカズにするだけじゃもう我慢できないよ。母さんを、いや紫乃を孕ませたい」
紫「だめよ、あなたにはもっと若くていい人が…」
征「紫乃以上の女性なんていない。それに紫乃はまだ37歳。子供を産んでも全然おかしくない年だよ」
紫「それは そうかもしれないけど」
征「もういいよ 挿入れるよ」
紫「待って…ああん」
征「思っていた通り…エロい体してるよ。冬木さんに診てもらってる時も体以上に襲われないかと心配で仕方なかったぐらいだ」
紫「こんなの久しぶりっ。…あの人のでは出来なかったから」
征「そうさ。自分に素直に、獣になればいいんだ」
紫「私は獣…おぞましいはずのこの笑顔も今や快感になっている…ああっもうダメっ」
征「僕ももう…ウウッ」
0430征丸×紫乃22016/10/24(月) 05:37:27.80ID:RNtMD+Ba
征丸の大量の精液が紫乃の子宮に注がれた。
征「ふう…。これで子供も出来るかな。僕にとっては弟か妹で、紫乃にとっては孫でもあるんだよね?…楽しみだなぁ」
紫「いいえ。産まれてくる子はあなたの弟や妹、ましては私の孫なことは有り得ないわ」
征「ええっ?どういうこと?」
紫「私とあなたは血の繋がった親子ではないのよ」
征「ええーっ!?」
紫「あなたの本当の母親はあの人の前妻の綾子。そして私の本当の子は龍之介よ」
征「くぁwせdrftgyふじこlp」
その夜。
征「……ということで僕が家督を継いだらすぐお前に譲ってやるけど、これからは僕のことを父さんと呼べよ?龍之介」
龍「ちっ。わかったよ…征丸父さん」
も「こんな摩訶不思議なことがあるのね…」
隼「信じられないよ…」
環「隼人様の演技が喰われてしまったわ」
冬「私の長年の葛藤はなんだったのか」
金「俺はなんのためにここに来たんだ?」
剣「紫乃さん、どうしてこんなことに…」
紫「私は獣…性を貪るだけの獣なのよ…」
なお、猿彦は征丸と紫乃の情事中に二人を遠目から撃ち殺そうとして自爆し赤沼と一緒にいた謎は忘れ去られたそうな。めでたしめでたし
0431金田一×緒方2016/10/27(木) 16:47:11.81ID:ThsvuQPY
二日目の夜、俺はふと劇場へ向かうと有森がいたので話しかけるとあいつも緒方先生を見かけたのが気になったという。
緒方先生は初日の日高殺害の鍵となるかもしれないブツを見つけたというので先生の部屋で二人で推理をしていると美雪が慌てた様子で駆けつけてきた。なんと早乙女先輩がバスタブで溺死していたのだ。
更にその後美雪の部屋に歌月が現れ追いかけると窓から海へと身を投げ出していた。そして一人姿が見当たらない有森の部屋から遺書が発見された。
そこにはこの事件の犯人や月島の死に関する真実、緒方先生にオープンリールを発見されあの時音響室にいたのは自分しかいないことから犯行が暴かれるのは時間の問題と判断し、
先生まで口封じに殺そうとした自分には生きて罪を償う資格などないと「オペラ座の怪人」通りに死を選ぶことが書かれていた。
島から帰った後俺は先生の家にやってきていた。事件は解決したが結局俺は誰も救えなかった後悔と悲しさを吐露すると先生は俺は抱きしめながら今自分が生きているのは俺がいたからだと慰めてくれた。
ベッドに入り俺は泣きながら乳児に戻ったかのように先生のおっぱいを吸い、先生は俺の思春期なソレを音楽教師が持つ細く美しい指でシゴいてくれた。俺は一度果ててもまだいけますと挿入を望んだがそれはまた今度とお預けにされてしまった。
一週間後に先生は辞職していた。理由は部員を何人も死なせててしまった責任を感じてのことだが、一人の女性として俺と向き合うためにでもあった。
0432箱の子×火村2016/10/27(木) 23:52:27.34ID:ThsvuQPY
火村はある者の驚くべき姿を見てしまい急いでコテージに戻っていたところを一つの影がつけていた…。
火「くそっ!早くあいつを殺さないと…。そうだ金田一君には知らせておこう…って、誰かそこにいるのか?」
茅「火村様そんなに血相を変えてどうなさったのですか?」
火「か…茅さん!?どうしたも何も、私は見てしまったんだ!一目で‘あいつ’が犯人とわかるものを!!」
茅「なんですって!?」
火「……だから私は今から犯人を殺しに行く!奴は3人も人を殺してるんだ、殺される前にこっちから…」
茅「…冷静になってください。そんなことをしたら私はあなたを逮捕しなければいけなくなります。正当防衛も成立しませんよ?」
火「あんた何者なんだ?医学にも詳しいようだが」
茅「私はこういう者です。ある犯罪者を追って今回のツアーに潜り込んだのです」
火「そうだったのか…」
茅「安心してください。あなたの身は私が必ずお守りします。しかしあなたが目撃した情報ではあの方の正体が判明しただけでアリバイが崩れたり犯行の証拠にはなりえません」
火「じゃあ、どうしろっていうんだ…」
茅「それはいずれ金田一君が解き明かしてくれるでしょう。今はあなたの心の疲れを癒やして差し上げましょう」
火「一体、なにをしてくれるんだ?ゴクリ」
茅「この子を…。先ほどは矢荻様も楽しまれましたのよ?…さあ、身を任せて…」
火「アッー!」
0433美雪の誕生日12016/10/29(土) 14:28:38.12ID:O953tOzE
金「橘先生!俺の美雪に手を出すのはやめてくれませんか」
美(はじめちゃん…ポッ)
橘「なんだぁ〜?生意気な口利きおってからに!」
金「やめないとノンフィクション界のテッペンに立った先生のテッペンらしい秘密をバラしちゃいますけどいいんですかぁ〜?」
橘「おいそれは待て…」
金「それにあの暗号ジッチャンにも解けないと自信満々のようですけど、俺は一目見ただけで解けちゃいましたよ」
橘「ん?そんなこと言った覚えは…。まあいいそれだけじゃフロッピーを見つけることはできんぞ。最初の暗号が分かったなら悠長に構えてないで探しに行かんか」
金「なんだって?じゃあその謎も俺が解いてみせるよジッチャンの名にかけて。…おーい、いつきさーん」
い「ワリィワリィ。こうでもしないと協力してくんないと思ってさ。それより早く答え教えてくれよ」
その答えから伝言ゲームが始まった。俺たちの会話を盗み聞きしていた都築さんに先行されることもあったが、居所を掴みにくい野中さんで逆転し暗号を解いてパーティー四日目に大時計の中に辿り着いた。
橘「やるじゃないか。言うだけのことはあったな」
い「やったぜ金田一!」
鴨「よかったぁ」
0434美雪の誕生日22016/10/29(土) 14:29:01.67ID:O953tOzE
都「頼む!それを俺に譲ってくれ!金ならいくらでも出す!」
橘「自力で謎も解かずにそれとは見苦しいぞ都築。まあ堕落したキサマに相応しい姿とも言えるか」
金「まさか新作に実名で出ている人物って…」
橘は都築と前田の臓器密輸を語った。
い「都築さん。あんたがまさかそんなこと…」
都「ああ本当のことさ。でも俺は…」
都築は身の上を語りこれで決心がついたと車で去っていった。
い「もしかして自分が死んで移植させるつもりなんじゃあ…クソッ!針生、お前の車で追いかけるぞ!」
金「いつきさん頼む止めてくれ!」
橘「無駄なことを。さあて…仕事だ仕事」
金「こんな時になに言ってんだよこのヒヒジジイ!」
橘「元はあいつが蒔いた種だ。それともお前があいつの娘に合う腎臓を持ってくるとでも言うのか?」
金「くっ」
橘「わしはノンフィクション作家としてあいつの悪事を見逃すことはできん。わしができるのは原稿にあいつの苦悩と覚悟、それに付け入る卑劣な医者の件を書き足してやることだけだ!」
金「橘先生…」
0435美雪の誕生日32016/10/29(土) 14:29:29.22ID:O953tOzE
東京に戻った都築は病院前で己の腹を割いたが、追いついたいつきが橘の言葉を伝えると感謝しながら安らかな顔で息を引き取ったという。その夜、一も帰京して美雪の部屋にいた。
美「大変だったんだねはじめちゃん」
金「ああ…もうこんな時間か」
美「そうだ、はじめちゃん昨日も今日も学校サボって!明日は行かなきゃダメよ?」
金「わーってるって。…12時になったな。美雪、誕生日おめでとう」
美「嘘…覚えていてくれたんだ…」
金「俺が美雪の誕生日を忘れるわけないだろ?」
美「ありがとう…。ねえ、やってほしいことがあるんだけどいい?」
金「ん?なんだ?」
美「このまま、一緒に寝よっ?あの時俺の女だって言ってくれたの凄く嬉しかったから…本当にはじめちゃんの女になりたい」
金「ああ…わかった」
明かりを消して二人は繋がった。眠気もあってか若さに任せた激しいセックスではなく美雪が上でうつ伏せになりハジメが下から尻の筋肉を上げる動きだけで小刻みに突きつつ愛撫がメインのセックス。
次第に二人とも眠りに入ろうとしていたところでハジメが吐き出してフィニッシュ。そのまま眠ってしまった。
0436美雪の誕生日42016/10/29(土) 14:39:29.77ID:O953tOzE
美「はじめちゃん起きて朝だよ」
金「ふあ〜あ。おっ、こんなとこに生ミルクが…いっただきまーす!」
美「もうっ!ふざけてないで家に帰って支度する!」
金「いてて…あれ?美雪シャワーはいいのか?」
美「だってはじめちゃんの精液流しちゃうのもったいないじゃない…今日は昼休みと放課後にもいただきますけど」
金「ヒエッ…」

終わり。ここまで書いてきて初期の理不尽な被害者を救済するとレギュラーキャラとの出会いや信頼を築く機会も減るのかなと思いました。
0437名無しさん@ピンキー2016/10/31(月) 14:29:46.15ID:fixAr6bg
諸々乙〜。緒方先生との話いいね。
金田一にとっては一番最初の理解者ですし、学校を退職したということは一緒に暮らそう的な話しになるのかな?
0438新・オペラ座の怪人(非エロ)2016/10/31(月) 23:48:01.95ID:M9ofMjjP
俺があの舞台を降りてから10年以上の月日が流れた。現在も無期懲役の服役中だが仮釈放された私がまず行ったのは東京に移されたという、今尚愛する美歌とー黒沢先生の墓参りだった。
幻想に代わり新たな劇団、遊民蜂起を立ち上げ俺を待っていると仰ってくれた黒沢先生は不幸な事故で亡くなった。遺体こそ見つかってないものの状況からして生存は絶望的だそうだ。
遊民蜂起は現在は先生の一番弟子であった影島十三さんが引き継いでおり、彼から自分も君を待っていた、共に芝居をしたいと誘われたのだが今ははいともいいえとも答えられなかった。
人生を賭した舞台は終え服役中は演技を忘れて過ごし、何より美歌がいない世の中であの頃のような演技が出来るのか不安だったのだ。
俺の犯行を暴いた金田一君は出てきた俺に死なないでと言った。今の俺だからこそ絶対いいことが待ってるからと、しかしその期待に応える自身もなかった。
そんな俺が無意識に足を運んでいたのは、やはり良いことも悪いことも様々な思い出が詰まった歌島だったがあのオペラ座館や劇場は取り壊され新築されていた。
0439新・オペラ座の怪人22016/10/31(月) 23:48:44.65ID:M9ofMjjP
かつて美歌の墓があった場所に行くと1人の女性が立っている。近づくと振り向いた女性の可愛らしくも憂いを秘めた表情に俺は正直言葉が出なかった。
なんだこの感情は。まさか一目惚れとでもいうのか。美歌のことだけを想い彼女の辱めを消すために彼女や先生まで罵り3人も殺した、この俺が。
?「あの…どちらさまでしょうか?」
いけない、冷静にならねば。
能「ああすまない。この島にちょっとした縁がある者だよ。中でもこの場所には思い入れが強くてね」
?「そうですか…。ーあの、いきなりで悪いんですけど私の顔ってどう思います?」
能「うーん、難しい質問だな。でもいい顔をしていると思いますよ」
?「ありがとうございます。ーけどこれでも私、殺人をして、つい最近仮釈放されたばかりなんですよ?」
…一緒だ。
能「なんだって?」
?「驚かせちゃいました?…昔火災が発生した時に私を助けてくれて、短い間だけど幸せな時間をくれたとても大切な人を死に至らせた者どもに、復讐したんです」
…似ている。
?「復讐する前は女優をやっていて、所属していた劇団の団長さんがもう一度一緒にやらないかと誘ってくだったんですけど、その気になれなくて」
0440新・オペラ座の怪人32016/10/31(月) 23:49:03.51ID:M9ofMjjP
…同じだ。
?「今はその人の母が住んでいるこの島でお世話になっているんです。…引いちゃいましたか?」
能「いやいや、なんと奇遇な。実は私も殺人をして昨日今日仮釈放された身だよ」
?「もしかして、あなたは…能条光三郎さんでしょうか?」
能「なぜ、私の名を…」
湖「私、湖月レオナといいます!所属していた劇団は遊民蜂起です!」
能「遊民、蜂起…」
湖「それから私が言っていた人…、霧生鋭治さんのことはご存知でしょうか!?」
能「霧生鋭治…ああ、一度だけ見たことがあるよ。彼には才能を感じた。もっとも、あの時の私はアドバイスを求められても貶してやることしか出来なかった。黒沢先生の弟子らしからぬイヤな男だと思っただろう」
湖「違います!鋭治さんはこの人は自分では踏み込めないとても大変な思いをしているのではと語っていました」
能「まいったな。あの演技を初見で看破できる人間がいたとは」
湖「それはきっと、鋭治さんはお姉さんとの繋がりをそれとなく感じたのではないでしょうか」
能「お姉さん?」
湖「えっと、まず鋭治さんのお母さんはさっきも話しました、この島の主である元作曲家の響静歌先生です」
0441新・オペラ座の怪人42016/10/31(月) 23:49:26.60ID:M9ofMjjP
能「響先生か…。黒沢先生と共同で素晴らしい作品をお作りになったお方だ」
湖「そしてお父さんは…黒沢先生です」
能「バカな。そんな話、俺は聞いてないぞ!」
思わず素になってしまった。
湖「これは黒沢先生もご存知なかったそうです。響先生も母として接することは出来なかったと」
能「名字が異なるのはそういうわけか…。それにしても美歌に、弟がいたとはな。あと、湖月君は私の事件のことも知っているようだが、どこで?」
湖「私が殺人事件を起こした犯人だと突き止めた、金田一一さんから伺いました。彼にも、その後自分で火をつけて死のうとした所を助けられてしまいました」
能「そうか…金田一君か…」
湖「あの…ここが島の中でも特に思い入れが強いというのは…」
能「ああここは美歌の墓があったとこだよ」
湖「え?そうとは知らず私ったら…」
能「大丈夫だよ墓は東京に移ってるから。でも美歌は今でもここから世界を見つめてると思うんだ」
湖「とてもいい眺めですものね…」
俺と彼女はそれきり黙り込んでしまった。金田一君が言っていたことはこういうことだったのか。俺はこの湖月レオナという女性に惹かれているんだと気づいた。でも、俺は…。
0442新・オペラ座の怪人52016/10/31(月) 23:51:03.91ID:M9ofMjjP
美(私のことはもういいんだよ。光三郎さん)
この声はまさか美歌?しかし…。
美(あなたが元気ないから、私また戻ってきちゃったよ。お父さんも言ってたでしょ?これからは、自分のために生きて…)
美歌…。
湖「能条さん!」
彼女が俺の手を取る。
能「な、なんだい!?」
湖「私を、連れてってください!」
能「えっ…」
湖「あなたを見た瞬間から私の心はときめいていた…。けどあなたの美歌さんへの想いはとても素敵なものだから、私も鋭治さんへの想いがあるからしまっておくつもりだった…」
彼女の目からは涙が溢れている。
湖「そしたら鋭治さんの声が聞こえてきて自分の気持ちに正直になるんだって…」
能「…私も美歌に似たようなことを言われたよ」
湖「私は劇団ではクリスティーヌ役でそれでもファントムの花嫁でありたかった…けどファントムにとっての愛は突き放すことだった…」
能「私はファントムとラウルの両方を演じていた…」
湖「そう…だからファントムでもラウルでもあるあなたとなら私どこまでも…」
能「…気持ちは俺も同じだよ。…共に行こうクリスティーヌ。レオナ…」
湖「はい。光三郎さん…」
0443新・オペラ座の怪人62016/10/31(月) 23:52:25.13ID:M9ofMjjP
レオナを抱きしめ誓いのキスを交わした。俺もいつの間にか泣いていたがこんなに嬉しい涙は初めてだ。ふと2人で空を見上げると天に昇っていく2つの人らしき顔が見える。ありがとう美歌…鋭治君…。黒沢先生もきっとどこかでー。


黒「今まで私の子供たちを愛してくれて本当にありがとう。これからは2人で幸せになりたまえ」
黒沢先生。やはり見ていてくれたんですね。いや…この声は現実感がある…?と疑問に思い当たりを見回すと、黒沢先生が、いた。
能「黒沢先生!?生きてたんですか!?」
黒「借金取りから逃げるためにちょっとな…。君たちには伝わってなかったようだな。いや悪かった」
レオナも知らなかったようで呆気にとられている。
黒「私もまだまだ現役バリバリだぞ。3人目の子供もいるしな。ホレ」
加「久しぶり能条さん。レオナ。」
能「君が黒沢先生に想いを寄せていたのは分かっていたが、そこまでの関係になってるとは…」
静「意外に節操ない人なのよね…」
湖「はぁ…」
何はともあれ俺たちの『オペラ座の怪人』はこれからだー。
0444新・オペラ座の怪人72016/10/31(月) 23:53:15.50ID:M9ofMjjP
剣「今回の公演、普段とは少し違うみたいだぞ」
金「そんなの分かり切ったことじゃん。布施先輩がラウルだけど最後はー」
美「こらっ!そういう分かっててもことは言わないの!何歳になっても子供なんだから…」
結「そうですよ金田一君。あの時の公演には私も招待されてたのに仕事で立ち会えなかったんですから」
い「俺は能条は初めて見るんだが、妙な親近感が湧くというか他人な気がしないんだよなぁ」
氷「おめでとうレオナ。やっと自分の舞台を見つけたんだね…」
土「なにカッコつけてんのよ。自分では兄さんを超えられないって勝手に諦めて私に泣きついてきたくせに」
白「フフ…そろそろ始まるぞ」
間「いい画が描けそうだ…」
影「ーそれでは只今より主演・能条光三郎、湖月レオナによる歌劇『オペラ座の怪人』の開幕です」
0445金田一×エミリ12016/11/03(木) 22:17:22.90ID:xptD2LGl
金田一は中田から借りた地図にある奇妙な形をした池が気になった。
金(三角…ここがさんしゃる二か!こんたろす五…十字架…もしやこういうことでは!謎は全て解けた!)
エミリとも合流した一向はすぐさま暗号が示すポイントに向かった。そして…!
金「うっひょおおお!お宝だぜええ!」
い「やったぜ金田一!」
美「はじめちゃんす」
エ「やっぱり先輩カッコいい〜」
バチバチ
中「私の見立てとは違ったけど、ついに見つけたわ…」
藤「大スクープよ!」
門「くっ…お前のこと認めてやるよ」
葉「ずっと夢見てた天草財宝がここに…」
四「これなら一般の宗徒にでも見つけられますね」
矢「天正菱大判が一枚で一億はくだらないですよ。発見者の金田一君が5000万、残りの10人が500万でどうでしょうか」
和「みなはん!わてに恵んでくんなはれ!わては一刻も早く8000万が必要なんや!」
い「おいおい和田ちゃん。なんか事情があるのかもしれないけどそりゃないぜ」
和「あかんのやったら、わてを殺してくんなはれ…。せやないとわては中田はん、最上はん、赤峰はん、赤門はん、あんたら4人を殺さないかんくなる…」
0446金田一×エミリ22016/11/03(木) 22:18:14.84ID:xptD2LGl
和田は娘や蔵元コンツェルンのことを話した。
金「あんたはハカリにかけちゃいけないものをハカリにかけちまってたんだな…」
い「俺だって手術した可愛がってる子がいるから気持ちは分かるが、そこまで思い詰める前に一言相談すればよかっただろうに…」
中「姪っ子のためとあれば、しょうがないわよね。またいい話頂戴ね、義弟くん!」
藤「超スクープよ!」
門「こんなとこでケチって恨みは買いたくないからな」
葉「私たちは天草財宝を通じて家族ってもっと大きな宝物を発見できたんだわ」
和「おおきに…!!おおきに〜〜〜!!」
蔵元一族、いつき、矢木沢は即帰京、四郎は帰宅して旅館の温泉。
金「いい湯だわ〜」
エ「先輩〜。ご一緒してもよろしいですか…?」
金「うわっ?ここ男湯だけど…」
エ「私たちだけですから大丈夫ですよ。それにしても先輩って本当にすごいんですね…お宝を見つけて、離れ離れになってた家族も結びつけて…」
金「いや〜エミリちゃんのダウジングのおかげだよ」
エ「ありがとうございます。…じゃあ私のこの洞窟にも水脈があるみたいなんで先輩のツルハシで掘り当ててくれませんか?」
金「そう頼まれたら断るワケには…いっただきまーす!」
0447金田一×エミリ32016/11/03(木) 22:22:13.41ID:xptD2LGl
エ「あんっ、嬉しい」
金「よく締まるよエミリちゃん。この突起からもお乳が噴き出るようにしてあげようか?」
エ「はいっ、お願いしますっ。わ、私もうっ」
金「お、俺もっ。うっ」
プシャーーーーー。ドピュドピュッ。
金「はー気持ちよかったー」
エ「来年の今頃にはおっぱいも出るようになってるかしら…って、あら、白髪鬼」
美「私は白髪になんかなってないわよ!二人ともここで化石にしてあげましょうかしら…!」
エ「きゃ〜、こわ〜い。先輩、ここは任せますね」
金「ひいいいいい!」

終わり。この展開だと吊り橋効果や石井から庇ったり抱っこのシーンが無いのでいつきと葉月が縒りを戻すのはもう少し先になりそうです。
0448名無しさん@ピンキー2016/11/06(日) 08:55:37.24ID:iK33IYvl
異人館村はあの夢の通りになってたら連城と結婚するのも霧子だったかもしれない
0449航一郎×碧12016/11/08(火) 02:11:28.47ID:Hmnbqf5r
航一郎は嫌な胸騒ぎがして碧のもとへと駆けている。碧の身に何かあった気がして急がずにはいられないのだ。到着すると風呂場から激しい水の音がするので入ると、湯船は赤く染まり碧が手首を風呂に突っ込んで倒れている。
航「み…碧!!どうして…!!何があったんだよ!!」
だが航一郎は碧が僅かに息をしており出血量からもまだ間に合うと判断するとすぐさまタオルで止血しながら引き上げ、ベッドへと運ぶ。
航「碧…頼む…!死なないでくれ!!」
看病は数時間に及び、航一郎はその最中に碧の日記を手に取るとそこには父に捨てられた孤独や悲報島の財宝への憎しみ、
父からの久しぶりの手紙には悲報島宝探しツアーの手伝いの段取りしか書かれておらず、そんな冷血な父へのせめてもの復讐として死を選ぶことが震えた字で綴られており涙の跡もあった。
航一郎は碧と触れ合うことで薄れていた復讐心や憎悪が蘇っていった。
碧「ん…」
航「碧!?気が付いたのか!?」
碧「航一郎君!?…えっと、私…」
航「碧…バカヤローーーーッ!!」
航一郎は碧の頬をひっぱたいた。
航「…なぁ、俺じゃダメだったのか?」
碧「えっ?…」
0450航一郎×碧22016/11/08(火) 02:11:43.12ID:Hmnbqf5r
航「順を追って話させてくれ…。俺の父さんは10年前には宝のありかをつきとめていたけど国に寄付しようとした。そこを目が眩んだあいつらに殺されてしまったんだ」
碧「父が…そんな…」
航「だから俺は碧と会った時も最初は復讐のために近づいたよ。でも一緒にいるうちに碧のことが本当に好きになってた。復讐より碧のことを大事にしたいと思うようになっていたんだよ」
碧「そんなに私のこと…」
航「けど碧はあいつに捨てられて寂しいと言ってたよな?それはやっぱり俺じゃ埋められないのか?」
碧「ううん、私も航一郎君と一緒にいて凄く楽しいよ。でも久しぶりの手紙に期待しちゃったから…。ごめんね…、自分のことしか考えられなくて…」
航「だったら、碧は一人じゃないって体に刻み込んでやるよ!」
航一郎は碧の服を引っ剥がす。
碧「きゃあっ!?」
航「碧は俺のこと女扱い子供扱いすることあるけど、もう碧を孕ませることも出来るんだからなっ」
碧「おっ、大きい…」
航「その気になったか?実は俺とヤりたくて仕方なかったとか?」
碧「そういうわけじゃ…でも航一郎君となら…私を貴方の女にして…」
航「おう、いくぜ…」
0451航一郎×碧32016/11/08(火) 02:11:58.02ID:Hmnbqf5r
チュンチュン
航「うぅ…」
碧「おはよう、航一郎君」
航「碧…体は何ともないのか?」
碧「うん、私はもう大丈夫だよ」
航「そうか…子供、できてっかなぁ」
碧「あんなに情熱的に抱いてくれたんだもの…きっと…」
航「ははは…」
碧「だけど、父に知られたら…」
航「もうあんな奴に会ってやることないって!」
碧「逃げたら何するかわからないし、航一郎君も危険な目に合うかもしれないよ…」
航「なら俺が行く!何年もロクに顔を合わせてないなら俺が碧のフリしたってわかりゃしないはずだ。」
碧「そんなの、もっと危ないよ…」
航「正直、憎しみを抑えられないんだ…。俺たちを狂わせたあの連中に対しても、その原因を作った財宝に対しても…。けどもう終わらせる。俺が碧を解放してやるから、ここで待ってろ!」
碧「航一郎君…!」
事件本編に飛び、崩れた洞窟の中。
金「自分の運命ぐらい自分で切り開いてみせろ!!…ぬ…」
航「…」
金「それに帰りを待ってる人もいるんじゃないのかよ!!〜!!くっ!!」
航「…」
金「航一郎!!ーそうだ!闇の中でもがいているように見えても…そこからぬけだそうと必死に生きてゆけば、必ず光はさす!!…うわっ!?…光だ…なっ?言った通りだろ?」
0452航一郎×碧42016/11/08(火) 02:12:49.14ID:Hmnbqf5r
航「…」
碧「こーいちろーくーん!!」
航「!?」
金「おっ!向こうから迎えに来てくれたようだぜ!!」
航「は…はは…ははは…目に泥が入っちまったよ…ばっかみてー…はははー…」
金「へへ!ホントにな!」
ーこうして呪われた財宝をめぐってくりひろげられた『悲報島殺人事件』は南のまばゆい太陽の下で終焉をむかえたのである。
航「碧…」
碧「本当にごめんなさい…!心配になって来たら…。私があんなことしなければ航一郎君もこんなこと…」
航「もう気にするなって。…それより暫く一緒にはいられなくなったけど、待っててくれるか?」
碧「うん。この子と二人で、いつまでも待ってる」
航「碧…!」
金「お前その年で父親になるっていうのに死ぬつもりだったのか?罪な男だねぇ〜」
航「俺はあんたみたいな童貞やケツ掘られて喜んでるオッサンとは違うんだよ」
火(ビクッ)
茅「フフフ…ガサガサ」
美「クリス君聞いちゃダメ!」
ク(全部わかってるけど)
金「どどどど童貞ちゃうわ!」
航「…じゃあな」

財宝は碧が国に寄付して島も葉月家に譲り、数年後少年院を退院した航一郎と共に暮らし始めるも、擬似百合にハマっているというがそれを見て育った子供の将来はいかに。
0453金田一×さくら2016/11/19(土) 22:58:08.52ID:rDshrNNQ
私はお父さんを騙して代作家としてこき使い、果てには薬物で命まで奪った金の亡者の蒲生剛三と海津里美をこの手で裁くことを決意した。
二人の注意を絵に向け、私の殺意に気づかないようにするのと、反抗後の時間稼ぎのために怪盗紳士の名を利用するも、その日に本物の怪盗紳士が現れて『我が愛する娘の肖像』を盗まれてしまう。
私はとっさにモチーフも盗まれたことにしようと自作自演の誘拐劇を演じ、騒動が収まった夜、まずは飲み物を取りに行った海津を殺害するつもりだったー。
金「さくら!」
さ「金田一君!?…絵は一旦隠して、怪盗紳士は屋敷内の人に変装しているかもって聞いたけど…」
金「まあそうなんだけど、さくらのことが心配でな」
さ「えっ…でも、私はもう盗まれて…」
金「それが奴の罠かもしれない。俺は今まで色んな事件に関わってきて何人もの人間が殺されるのを見てきた。」
金「中には酷い奴らもいたけどそれでも殺されるのを黙って見過ごす訳にはいかない。犯人にとっても殺人せずに済むならその方がいいんだ」
金「ましてやさくらに殺される理由なんかないし俺にとっても大切な人の一人だからもしがあったら後悔してもしきれないよ…」
0454金田一×さくら22016/11/19(土) 22:58:27.98ID:rDshrNNQ
金「だから今日は俺の部屋で寝た方がいい。…安心しろって、怪盗紳士が来ても必ず守ってみせるからさ!」
さ「…わかったわ。金田一君の言う通りにする。けどさっき海津先生が飲み物をもってくるって…」
金「あとで俺が伝えとくからまずは部屋に行こう。俺が部屋を出てる間は美雪についててもらう」
犯人にとっても、か…。
美「私もこの部屋で寝るわ。さくらさん。剣持警部ならともかく、はじめちゃんじゃ大男相手には心許ないし、はじめちゃんがさくらさんを襲うかもしれないし…」
さ「私は金田一君になら…」
美「え?」
さ「ううん今のは無し!…七瀬さんも、ありがとう」
こんなに私のことを想ってくれる人たちがいる…。その想いに応えるためにも復讐はやめた方がいいのかな…。金田一君ならきっと蒲生たちの悪事の証拠も掴んで公表してくれる…。とベッドで考えている内に私は眠ってしまった。
剣「大変だーっ!!おい!金田一!起きろっ!!」
夜中に剣持警部の慌ただしい叫び声で私、七瀬さん、戻ってきていた金田一君の3人は目を覚ました。
金「なんだよオッサン!こんな夜中に…わっ」
美「はじめちゃん!」
金「だっ…誰がこんなトコに水を…?」
0455金田一×さくら32016/11/19(土) 22:58:51.20ID:rDshrNNQ
剣「なーにボケとるんだ!金田一!!見ろ!!」
金「!?絵がない!盗まれてる!!」
剣「くそっ!!また怪盗紳士か!?」
金「待てよ?ここにあった絵って…たしか庭の滝をバックに海津さんが…さくら、大変だ!さっき海津さんを探してもどこにもいなかったんだ!!」
さ「ええっ!?」
庭の滝に行くとそこには絵に見立てるかのように海津里美の死体がカードと共に浮かんでいた。さっきも見たけどこのカードは…!一体…誰が…。
自分の部屋に戻ると荒らされており、隙を見て蒲生の分のカードと匂い袋を探したが、やはりどこにも無かった。もしかして、本物の怪盗紳士が…?
金「色々引っかかる点はあるけど俺の部屋にお前を連れてきといて良かったぜ」
美「本当よ…」
金「この後も3人で寝るぞ」
さ「うん…」
翌朝電話が鳴っているのでとると。
さ「ハイ蒲生でー…!!お父様!どうしたの!?」
金「どうしたんだ?さくら」
さ「金田一君!お父様の様子が変なの!!」
金「!?どうしたんですか?蒲生さん…!」
蒲生はラベンダー荘で怪盗紳士に襲われていると告げた後、恐らくトドメを刺された。あのタイミングということはもしや…。でもあのトリックは私の頭の中にしかないはのになぜ…?
0456金田一×さくら42016/11/19(土) 22:59:31.42ID:rDshrNNQ
金「ラベンダー荘だ!!怪盗紳士がそこにいる!!」
さ「早く行かないと!小宮山さんを呼んでくるわ!!」
金「ああ、でもさくらは美雪とここに残ってろ!奴はまだお前を狙ってるかもしれないんだ。今あっちに行くのは危ない!!」
さ「金田一君がそう言うなら…」
犯人が私の考えたトリックと同じことをしてるなら蒲生は今頃トランクの中…。でも今そこで蒲生が見つかったら誰が犯人かわからなくなるかもしれない…!
ヤキモキしながら待っていると予想通り金田一君たちから蒲生の死体とカードを崖下の川で発見との報告が入ってきた。
私の復讐は思わぬ形で終わってしまうが、私の感情は憎い二人が死んだことより誰がなぜ私のカードを使ってまで二人を殺したかに傾いていた。
直ぐにでもあの時リムジンに最後に残っていた人を聞きたかったが、金田一君たちの疑いは本物の怪盗紳士に向いており私もまだその可能性を捨てきれなかったので、
金田一君の怪盗紳士を誘い出す策に乗って夕食後に『たそがれ』の複製画を飾ってある部屋で待ち構える。
剣「おい…金田一、本当なのか?今夜この部屋に怪盗紳士が現れるっつーのは!」
金「ああ!奴は必ず来る!!」
剣「し…しかしだな!」
0457金田一×さくら52016/11/19(土) 22:59:49.49ID:rDshrNNQ
金「しっ!来た!さくら…お前はしっかり俺の後ろにいろよ。捕らえる時も決して前に出るんじゃないぞ…」
さ「うん…」
本物の怪盗紳士は醍醐真紀さんに変装した人物、つまり女性だった。彼女は自分は殺人事件の犯人ではないと主張し、『我が愛する娘の肖像』を手に闇夜に消えるもそこは金田一君が上手くすり替えていてくれた。
三度金田一君の部屋で寝た翌朝、蒲生は死ぬ前に両目を潰されており、本物のカードには偽物対策に立心偏の下をはねさせていたことを知る。
犯人は私に代わってもう一人の怪盗紳士になった誰かであり私のトリックを使ったと確信した私はその夜金田一君と散歩中にそれとなく話しかける。
さ「ねぇ、お父様のことなんだけど…」
金「ん?気づいたことでもあるのか?」
さ「お父様は殺されるずっと前に両目を潰されてたのなら、ラベンダーの匂いがすればどこでもラベンダー荘と思うんじゃないかしら…」
金「それだ!ラベンダーといえば…ポアロだ!」
金田一君はポアロを連れて思い当たる箇所を回りー。
金「!!。そうか…、なんてこった…!わかったぞ!蒲生さん殺しのからくりが!犯人は巧妙な心理トリックで俺たちをペテンにかけたんだ!」
さ「ということは…!」
0458金田一×さくら62016/11/19(土) 23:00:20.02ID:rDshrNNQ
金「謎はすべて、解けた!!…さくらがくれたヒントのお陰だよ。サンキューな!」
その金田一君の笑顔が私には辛かった…。既に眠っている人もいたので今晩も金田一君の部屋で休み、翌朝金田一君はみんなを集めて淡々とアリバイを崩す推理を語り…。
金「そしてここにいる人間でこのトリックを実行できたのはー、蒲生さんの電話を受けてラベンダー荘に向かったあの時足を挫いたと言いただひとり車に残った人物ー、小宮山吾郎!あんたしかいないんだ!!」
和「執事のこの人が伯父さんを…?」
さ「小宮山さんが!?…嘘よ…」
小「本当でございますお嬢様。私が怪盗紳士を騙り御主人様と海津先生を殺害したんです」
金「やけに簡単に認めるんですね。なぜこんなことを?」
小「海津先生はあの夜お嬢様を青酸カリで亡き者に、その後御主人様はお嬢様を手込めにしようとしたんですよ。ですから…」
あいつら…!でも、私と同時期に来たばかりの小宮山さんがどうしてそこまで…。
金「貴方は蒲生家の執事ですよね。なら例え今言ったことが本当でも殺人まで犯すのは躊躇するはずだ。それにさくらを誘拐したことはどう説明するんですか!?」
小「それは…」
もう、耐えられない…!
さ「違うわ…」
0459金田一×さくら72016/11/19(土) 23:00:46.27ID:rDshrNNQ
金「えっ…」
さ「私を誘拐したのは小宮山さんじゃないわ…」
剣「おいおい、大男に浚われたと証言したのは君だろう。それなのにどうしてこの男ではないとわかるんだ?」
美「そうよ!小宮山さんとてもいい人だから庇いたくなる気持ちも分かるけど…」
さ「あれは私がやったのよ…!私があの二人を殺すために、自分でやったことなのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
形式上蒲生の娘である私が殺人を計画していたことに驚くみんなに、絵を描いたのはお父さんなことと蒲生の卑劣な行為、
私の計画とその証拠にラベンダーの匂いが引き出しに残っているはずなことを泣きながら告白する。
羽「蒲生氏のタッチが5年前から代わったのはそういうことだったのか…」
吉「利用するだけ利用してヤバくなったら病院送り…ケッ!あの男がやりそうなことだぜ!」
岸「じゃああのスケッチブックも蒲生画伯の物ではなかったのか…」
さ「けど…あの日、海津を殺そうとした時に金田一君がやってきて…金田一君や七瀬さんと話している内に復讐はよそうかと考えるようになっていた…」
金「さくら…」
さ「そうしたら事件が起こって…金田一君も言ったけどどうして小宮山さんがそこまで…?」
0460金田一×さくら82016/11/19(土) 23:01:01.69ID:rDshrNNQ
小「お嬢様…。実は私は昔、あなたのお父様に凄くお世話になりまして…。それで和泉と名乗る養女だった少女のことを知り、これも縁かと思ってこの屋敷で執事として働くことにしたんですよ…」
さ「小宮山さんが…お父さんと知り合い…」
小「そして私もお嬢様と同様にご主人様たちの行いを知ってしまい、密かに復讐心が芽生えておりました…」
小「躊躇ってはおりましたが、あの日台所で海津先生の行動を目にしてカッとなり…、その後お嬢様の部屋に何か仕掛けられてないかと調べておりましたらあのカードと匂い袋を見つけてしまい…」
小「あのトリックを私も思いついてご主人様の殺人を決行したんですよ。…金田一さん」
金「はい…」
小「あの二人が亡くなってもお嬢様を良く思われない方がおりますから、私が捕まったらと罪を逃れようとしましたが…その心配は無用でしたね…。剣持警部、話せることはこれで全てです。さぁ…」
さ「待って…!」
小「お嬢様…。この手をあのお二方の血で汚すのは…私一人で良かったんですよ…」
小宮山さんは逮捕されていった。私は自分も逮捕するように剣持警部に縋ったが殺人予備の中止で免除だと拒まれる。
さ「小宮山さん…いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」
0461金田一×さくら92016/11/19(土) 23:01:18.99ID:rDshrNNQ
私はその場で叫びながら止まりかけていた涙を再び気を失うまで流していた。もう二度とあのラベンダー畑には、戻れないー。
さ「ここは…」
金「お前の部屋だよ。さくら。…なあ、オッサンも犯罪者を増やしたくて警察やってるわけじゃないんだ。わかってくれるよな?」
さ「ええ…」
金「それから間違っても死のうなんて思わないでくれよ。法で罪に問われなくて、余計に自分を許せなくなったとしても生きてさえいりゃその日は来るんだから…」
さ「戻りたい…できることならあの頃にもう一度…」
金「戻ってくりゃいいじゃん!」
さ「え?」
金「また来いよ!不動高校に!きっとモテるぞォ、今のさくらなら!…でも本当にそうなったら嫉妬しちゃうなぁ」
さ「金田一君…!」
金田一の胸に頭をうずめる。金田一君もしっかりと抱きしめてくれている。
金「さくら…いいんだな?」
さ「うん…!あのね…私…不動高校で金田一君に助けてもらった、その前からずっとあなたのこと好きだった…!」
目を閉じ顔を上げると金田一君は私の唇も心も体も全部盗んでいったー。
0462金田一×さくら102016/11/19(土) 23:01:54.49ID:rDshrNNQ
さ「ハァ…こんなに凄いの知らなかった…」
金「俺もすっげー良かったよ〜。実はさくらが痣を見せた時にブラが見えてから少し意識しててさ…」
さ「…ねぇ、とても慣れてるみたいだったけど、今まで何人をお相手した?初めては七瀬さん?」
金「えっと、それは…ゴニョゴニョ」
さ「ううん。いいよ言わなくて。私はあなたが私を欲しくなった時に精一杯求めてくれればそれだけで嬉しいから…」
金「そんなこと言われたら一層大事にするしかねーなー。御両親のためにも…」
さ「ありがとう金田一君…」
金「あとエッチした後に裸で言うのもなんだけど、あの事件の謎はまだ全て解けてない気がするんだ。何日か待っててくれないか?」
さ「?ええ…」
それから数日後、物置から見つかったあの二人の絵と屋敷を和久田さんに譲り、不動高校に再転校した私は金田一君と二人で小宮山さんと面会しに行く。
金「よし始めるか。小宮山さん。あんたはやっぱり和泉さんとは知り合いでもなんでもない。あれはさくらの話を聞いて即座に生み出した作り話だ」
私も小宮山さんも黙って聞いている。
金「でも和泉さんに恩を感じているのは本当なんだろうな…。その答えは、これだよ!」
0463金田一×さくら112016/11/19(土) 23:03:26.62ID:rDshrNNQ
小「これは…」
さ「親子鑑定書…?」
金「そうさ。ここにある事実をさくらの口から言うんだ」
さ「私と…小宮山さんが…実の…親子…」
小「…もしやとは思ってましたが、本当にそうでしたとは…」
小宮山さんは私と同時期に蒲生邸にやってきた本当の理由を打ち明ける。私をその語りを短いながらも共に過ごしていた日々、事件中にもどんな時も私の傍にいてくれると言ってくれていたを思い出しながら聞いていた。
小「私がこのことをもっと早くお嬢様に話していれば…お一人で苦しまれることも無かったでしょうに…申し訳ございませんでした…」
さ「ううん。そんなに思ってくれてただけで嬉しいよ…。それに…これからは…さくらって呼んでよ…お父さん…」
小「私が…父でよいのでしょうか…」
金「ええ…。人を殺した罪は償うべきものだけど…、さくらを守りたい一心で動いたあなたの姿は…間違いなく父親のものですよ。偶然同じトリックを考え出したのも親子の繋がりだったのかもしれない」
さ「何年後でもいいから…また一緒に暮らそうよ…。お父さん…」
小「ありがとう…さくら…。金田一さん…」
その後は時間いっぱいまで二人で泣いていた…。
0464金田一×さくら122016/11/19(土) 23:03:58.91ID:rDshrNNQ
金「さくら…今日、コレいいか?」
さ「もちろん…!」
?「ちょいとそこの学生さん。すまんけどこの荷物を道の向こうまで運んでくれんかの?」
金「え?ああ別にいいけど」
そのお婆さんはなんと本物の怪盗紳士だった。
怪「ーそれとさくらさん?私の名前を使ったのはあなただったそうね」
さ「はい…ごめんなさい…」
怪「私に罪を被せようとしたそのツケは…あなたの絵で払ってもらうわよ。私が欲しくなるような絵を沢山描いてちょうだいね!」
さ「は、はい!」

ーそう。不動高校に戻ってきた私は美術部に入部して美大を目指している。吉良先生や羽沢さんは将来のバックアップを約束してくれて岸さんとは切磋琢磨を誓い合った。
今はまだあのラベンダー畑には帰れないけど、いつかお父さんと来た時には私もあのラベンダー畑を描くから…見ていてね。お父さんー。

怪「じゃあね!お二人さん!」
金「そうは俺がさせない…あっ、ま…待て!…!?くそっベルトが…!!くっそー!怪盗紳士め!!いつか必ずとっ捕まえてやるからな!!」
0465名無しさん@ピンキー2016/11/19(土) 23:08:09.39ID:rDshrNNQ
終わり。他のキャラを犯人にしたことについては、海津があんなことを企んだ時点でさくらが思いとどまっても死亡フラグだったということで…
0466名無しさん@ピンキー2016/11/22(火) 02:39:48.52ID:vAa/yCU0
乙です。
さくらが救われて嬉しいですね。原作では悲しい終わり方でしたので。
最後の締め方も怪盗紳士に上手く繋げられて、さくらと紳士のやり取りとか彼女が生存したからこそある幸せエピソードの一つにも見えましたよ。

オペラ座の緒方先生の救済もありましたが、桐生春美はどうでしょうか?
同学年設定だった原作では嫁いびり、桐生の方が一年先輩設定だったアニメでもあの女呼ばわりと、金田一の受けは悪そうでしたが、内面的葛藤を抱えていた桐生のこと。
普段の評価はキンダニ呼ばわりされたり散々な金田一なら理解し支えて幸せにしてあげられそうに思えたので。
いつもはダメでも推理になれば途端に冴える金田一。
いつもはキツくても舞台では大化けする、しかし内面では月島冬子への劣等感に苛まれている桐生。
深い仲へとなれば桐生の一番の理解者となってあげられそう。
0467金田一×演劇部ガールズ12016/11/22(火) 23:48:23.46ID:i9F0kw2I
金(ふぁーあ。美雪の奴、入院した演劇部部員の見舞いに一緒に行こうって病院に呼びつけておいて自分は遅れるとか…屋上で昼寝昼寝。…むむっ?)
日「よかったぁ!月島さん、あたしたちのこと誰にも言ってないのね!?」
桐「ラッキーだったじゃないの」
早「ほら、あたしの言った通りでしょ?あの子、あくまでいい子ぶる気なんだから。おかげでこっちは助かっちゃったけど〜〜!!」
金(なんだこの声は…?もうそろ美雪も来るだろうし、降りるついでにあれやるか…って髪ほどけて見にくいけどまあイケるだろう。そろそろ切らなきゃな…)
俺はいつもの下着スリをする。
早「あんた今の誰かに言うつもりじゃないわよね…」
金「よくわかんねえけどそういう会話はどっかで俺みたいに聞いちゃってる人がいるかもしんないから注意した方がいいんじゃない?」
桐「どういうことよ…」
金「あ!風だ…」
日桐早「きゃあ!」
金「OH!モ〜レツ!!ってか?」
これでしばらくオカズには困らないぜ〜ウッヒヒヒ。ーという下心も冷めるほど美雪と見舞いをした月島冬子の顔は酷い状態だった。
その1ヶ月後、再び美雪の頼みで演劇部の合宿に参加した俺はそこで奇妙なイタズラ事件に遭遇する。
0468金田一×演劇部ガールズ22016/11/22(火) 23:48:39.24ID:i9F0kw2I
部員の日高織絵、桐生春美、早乙女涼子を模した人形が『オペラ座の怪人』になぞらえてそれぞれ圧死、縊死、溺死させられたのだ。
途中容疑は月島さんにかかるが彼女には常に美雪か緒方先生がついており犯行は不可能だった。俺は窓から飛び降りて幕を下ろしたと思われた歌月の正体を突き止め…。
金「ーつまりこのイタズラの犯人は有森!お前なんだよ!!」
有「待てよ金田一!俺にこんな手の込んだことをする理由はないだろ!?」
月「もういいよ有森君!私のために三人をちょっと懲らしめたかっただけなんだよね?」
有「ふ、冬子…」
突然月島さんを名前で呼んだ有森にざわつくみんなに月島さんが二人は恋人の関係にあることと『あの会話』を説明する。
月「ーそれで私は命を絶つつもりで遺書も書いてたけど、三人の下着を物凄い手つきで盗んだロン毛の男の子のことを思い出したら、つい笑ってしまったのよ!」
金「えっ?あの下着ってこの三人のだったの?戦利品に夢中で忘れてたけどそういえばあの階段にも人がいたような…」
その瞬間冷たい視線が俺に降り注ぐ。
月「…だから有森君ももう憎むのは終わりにしよ?」
有「…そうだな冬子。君を心配させてすまなかった…」
0469金田一×演劇部ガールズ32016/11/22(火) 23:48:59.40ID:i9F0kw2I
緒方先生と黒沢オーナーから有森への軽い説教、剣持のオッサンから三人へのちょっとした事情聴取、美雪から俺への顔が腫れるまでの往復ビンタだけでこの事件は終焉を迎えた。翌日の放課後、両親揃って外出中の夜に玄関のチャイムが鳴る。
金「はいはい〜って早乙女先輩たち!?」
早「あがらせてもらうわ」
金「なんでそんないきなり…」
日「下着を返してもらいに来たの」
金「え〜?でもあれはもう俺が使って…」
桐「そんなこと言わなくていいわよ!それが気持ち悪いから処分するんじゃない!!」
あの娘たちともお別れか…。
金「ーじゃあきちんと返しましたし、そろそろ帰った方がいいんじゃないですか?…ちょっ、早乙女先輩何脱ぎだしてんすか!?桐生さんも、織絵ちゃんも!!」
早「本当はお礼に来たのよ。…金田一君も脱いで」
金「へっ?」
桐「あなたがあの時病院にいなかったら今頃月島さんは…。そうしたら私たちもきっと人形のように…」
日「怖かったの…」
早「それとも私たちでは不足かしら?」
桐「もしかしたら隣の七瀬さんを毎晩のように頂いてるのかもね」
日「美雪ちゃんがもう済ませてたら少しショックだなぁ」
金「いやいや三人とも魅力的な体をしてますよって…」
0470金田一×演劇部ガールズ42016/11/22(火) 23:49:17.47ID:i9F0kw2I
早「それならオッケーね?ちなみに三人とも新品よ…」
金「これぞハーレム…。誰からいこっかな…」
美「こらっ!はじめちゃん!!」
金「ゲッ!美雪…。今日は遠慮しろよ…」
美「隣でそんなにやかましくされて我慢しろなんて無理よ」
早「やっぱりやっていたのね。でも私たちは構わないわよ」
桐「二人の普段のセックスも拝見させてもらおうかしら」
日「精力剤も買ってきてあるから大丈夫!大丈夫!」
金「あのなぁ…」
俺は女の強さと怖さを再認識するハメになった…。


コンクールでは完全燃焼を望んだ月島さんをもう一度舞台に立たせようと部が一丸となって劇を作り直した『オペラ座の怪人』が大賞を取り、三人はトップアイドルを抱える事務所にスカウトされる。
更に喜ばしい出来事はファントムを演じた月島さんもある劇団の女優の目に止まりスカウトされたことだ。
しかしそれは自分が去った後の看板女優としての才能を見初めてのことだったと、後にオペラ座館で本当に起きた殺人事件で知る。
演劇部の光たる月島さんでも、既に悪意によって恋人を失い復讐心に呑み込まれていた彼女の闇を晴らすまでには至らなかったのだ…。
0472錬金術3P事件12016/11/27(日) 22:58:42.65ID:BsCZQEwt
恋琴島でAD繭村が殺害される事件が発生する。

美「こんな殺人鬼がうろうろしてる島に閉じこめられてるのにそんなに怖い気がしないな…!」

玲「あっ、金田一く…」
金「おっ、玲香ちゃん。いいとこに来た」
玲「いいとこって?」
美「なぁに?」
金「そんな目で見るなよ…。いや、今夜は俺たち3人同じ部屋で寝ないかと思ってさ」
玲「えー!?私は金田一君と同じ部屋で寝られるなら嬉しいけど、どうして七瀬さんも?」
美「そうよ。なに企んでるのよ」
金「いやいや。真面目な話なんだって。あの『錬金術師』のことだ。閂をかけて閉じこもってもとんでもない方法で開けてくるのかもしれない」
金「勿論俺たちの誰かが恨みを買ってるなんて考えたくもないけど、そうでなくとも犯人の計画に利用されることは今まで何度もあった」
金「だから今夜は3人一緒にいた方が安全ってわけ。納得した?」
玲「うん」
美「そうね」
金「よし!じゃあベッドで扉を塞いどく方がより安全だから寝るためのマットを…窓が一つの俺の部屋に持ってこよう」

金「じゃあ俺が手前で寝るから二人は奥で…、そんじゃ電気消すぞ。おやすみー」
0473錬金術3P事件22016/11/27(日) 22:59:26.29ID:BsCZQEwt
金(とは言いつつもガマンガマンだったり…って、この上を脱がして乳首を舐めてくる舌の感触は美雪!?そして下を脱がしてチンポをしゃぶってくる口の感触は玲香ちゃん!?)
金「おい!?二人して何してるんだ!?」
美「もう…そんなのわかってるでしょ…」
玲「ここはこんなに固くなってるよ…?」
金「いやそうじゃなくってこんな時に…」
美「こんな時だからじゃない…」
玲「こうでもしないと落ち着かないの…」
美「それに今更純情ぶっても無駄よ。玲香ちゃんともとっくにヤってんでしょ?」
金「うっ…」
玲「薄々感じてはいたけどやっぱり初めては七瀬さんだったんだ…」
金「ううっ…」
美「あ、美雪でいいよ!玲香ちゃん。同い年だし私たち『姉妹』なんだし…」
玲「ーそうね…!じゃ同じ男の子を好きになった女の子同士…姉の美雪ちゃんから頂戴!」
美「うん…チュッ」
金(うおおおおおっ!これは百合!?そしてタロット山荘で見た夢がついに現実に…。もうビンビンだぜ!)
玲「そうだ!これからは金田一君のことも名前で呼びたいんだけど、いい?」
金「よ、喜んで!」
0474錬金術3P事件32016/11/27(日) 23:02:23.06ID:BsCZQEwt
玲「ならその前に…美雪ちゃんの他に姉妹が何人いるのか教えてくれない?」
金「うえっ!?」
美「そうね…不動高校だけで5人はくだらないけどこの際全部白状してもらいましょうかしら。順番も正確にね」
金「美雪まで…」
玲「ひっど〜い!美雪ちゃんならまだと思ってたから冗談のつもりで言ったのに…」
美「この下半身のだらしなさで救われた人もいるからタチが悪いのよ…とにかくきっちり話すまで挿入はお預けよ!玲香ちゃんもそれでいい?」
玲「異論ないわ。それまでは美雪ちゃんと…チュッ」
金「そ、そんなぁ〜」


この後、深森と鬼沢が殺害されるが
神丘は玲香の拉致失敗により美影を容疑者に仕立てて最後に自殺に見せかけて殺そうと計画を修正したものの、それも谷河の予想以上のヒステリーによって上手くいかずあえなく犯行を暴かれる。
そして不二森は三人の情事を扉越しに聞いてしまったショックで殆ど部屋に引きこもっていたことが幸いし、口封じに殺されるのを免れたのだが本人はそれを知る由もない。
尚、金塊はやはり怪盗紳士にかっさらわれたのであった…。
0475名無しさん@ピンキー2016/11/30(水) 16:15:43.74ID:mR2Ly9MK
乙です。フラグ結構立てまくりですな。
綾花や凛や繭もこの中にいずれは入るんでしょうねw
0476金田一×黒河、前編12016/12/03(土) 22:14:02.76ID:F+0+/o9T
私立不動芸術高校の映研部で起こった殺人事件の捜査中、自主映画『大追跡』に感じた違和感の正体を掴んだ金田一は部室に関係者を呼び寄せる。
金「うん…ー、そうか」
剣「それにしてもここはちょっと蒸すな〜」
星「うちの部室は風通し悪いんで…」
門「おい遊佐!何か冷たいもん入れろよ!ーったく気がきかねーな!」
遊「あ…!!す…すいません!」
星「蔵沢先輩、どうぞ…。きゃあっ!」
星野が蔵沢のマグカップに注いでいたお茶を零したようだ。
星「ごめんなさい!ズボン濡らしちゃって…怪我はありませんか!?」
蔵「大丈夫だよ。服は自分で拭くから君は淵が床についてしまったカップを洗ってきてくれないか?底の方までしっかり頼む」
星「はい!」
蔵「ふぅ…。星野君が帰ってくるまで我慢するのも堪えるし偶には紙コップで飲むとするかな。近い内に共に仕事するであろう人たちとつまらないことで揉めたくもない」
遊「では、どうぞ…」
洗い場に去った星野を除いて推理を披露していた金田一たちは蔵沢の失言を引き出したところで強烈な眠気に襲われ倒れてしまう。
星「きゃあああああああっ!」
金「うう…」
蔵「こ…この悲鳴は星野君?…ゆ、遊佐君!門脇!」
0477金田一×黒河、前編22016/12/03(土) 22:14:19.08ID:F+0+/o9T
そこには『サソリ座の惨劇』に見立てるように並べられた蝋燭の傍らで事切れた門脇と、ナイフを持っている遊佐の姿があったー。
剣「くそっ!遊佐チエミ!殺人の現行犯で逮捕する!」
遊「イヤっ!まだ終わってない!!」
遊佐も抵抗したものの当然剣持の相手にはならず手錠をかけられた。
金「…その口振りだと、あんたは蔵沢さんも標的にしていたようだな。やはり4人が撮影中に死なせてしまったスタント役の男の復讐が動機か?」
遊「そうよ!こいつらが私のお兄ちゃんを騙して無理矢理奈落の底に突き落としたのよ!」
遊佐は本多影行のことやここで蔵沢も毒殺する計画が狂ったことをぶちまけると正野に連合されていった。
剣「さて…、君は黙っていたが、本多影行を事故死させたのは本当なんだな?署まで同行願おうか」
蔵「はい…。彼の遺体は撮影現場近くの地下排水口に捨てました…」
さっきまでしつこく言い逃れしていたのが嘘のようにあっさり認めた蔵沢も剣持に連れられていった。
それから留置場にて未だに蔵沢への殺意は消えていないと断言する遊佐に、金田一は本多が『大追跡』の主役だったのではないかとの推理を告げる。
金「ーアクションスターへの道が開けてたんだから…」
0478金田一×黒河、前編32016/12/03(土) 22:14:37.87ID:F+0+/o9T
遊「…ちょっと待って。今の話、憶測ばかりじゃない!蔵沢に聞いたんじゃないの!?」
金「よく気づいたね。そう、このスケジュールは俺たちが見つけた物で、蔵沢が言い出したことじゃない」
遊「どうしてそんな大事なこと黙ってたのよ…」
金「あの時はつい逃げてしまって…つい酷いことを言ってしまって…、でも本当は主演としてとても期待していた…。彼のキャスティングへの拘りは俺も目にしたからね」
金「だから、その妹であるあんたの怒りの声に対して自己弁護するようなことは言えなかったんじゃないか?」
遊「…ふん!そんなのただ忘れてただけかもしんないわ…」
金「ーそれにしても惜しいよなあー!見てみたかったぜ!あんたの兄さんが主役だった『大追跡!』」
金「真田が主演の時には準グランプリ止まりだったけど…、あんたの兄さんが主役だったらどうだったかな?」
遊「ー決まってるじゃない…。そんなの決まってるわ!間違いなく、グランプリよ!…あいつにもそう伝えてやって…」
金「ああ!」
その後、蔵沢と星野が面会している。
星「ーですって…」
遊「そうか…。遊佐君は僕のせいで深く傷ついたのに許してくれるというのか…」
0479金田一×黒河、前編42016/12/03(土) 22:14:54.98ID:F+0+/o9T
星「そんな…。蔵沢先輩はついその場の雰囲気に合わせてしまっただけで…」
蔵「いいんだ。あのことについてはもう言い訳したくない。…あの時潔く全てを明かそうとした門脇が殺され、止めようとした僕が生き残って罪と向き合う機会を与えられるとはな」
蔵「それも君のちょっとしたドジがきっかけだったのかもしれない。…ここを出たら初めに君が主演の作品を撮りたいんだが、引き受けてくれるかな?」
星「はい…!」
蔵(本当にすまなかった本多…。僕は一からやり直すよ…)


蔵「ーということだが本多。君はどうなんだ?」
本「え?二人がそういうならその方がいい作品になるんだろ?」
蔵「しかしだな…」
本「安心しろって!こんぐらいできなきゃアクションスターにはなれねえよ!」
蔵「…君がそこまで言うなら、頼んだよ」
本「おう!任せとけ!!」
0480金田一×黒河、本編12016/12/03(土) 22:16:31.37ID:F+0+/o9T
ある休日の昼、金田一は街で女性と待ち合わせをしていた。
金「フンフーン。おっ、あれは…おーい!黒河さーん!」
黒「こんにちは。金田一君」
金「その長い髪で一目でわかったよ。元気してた?」
黒「ええ…。けど部は潰れてしまってこれからどうしようか…」
金「それなら俺の高校の演劇部に参加したら?知り合いに芸能人もいるんだけど彼女にも掛け合ってみよっか?君ならすぐデビューできるよ!」
黒「…あなたって相当な女たらしみたいね。その女の子とも既にいやらしい関係なんでしょう?」
金「え!?それって得意のホロスコープとやら?俺の誕生日はまだ教えてないはずだけど…」
黒「女の堪よ」
金「ぐう」
黒「…私も新たな一歩を踏み出すためにやらなくてはいけないことがあるの。だからここで待ち合わせしたんだけど、お相手してくれるかしら?」
金「ここは…。いやいや、喜んで…」
ホテルイン。
黒「それじゃあ…まずはこれを見て…。どう思う…?」ファサァ
金「どうって…、そんなに体を震わせて怯えてるのを見たら何とかしてあげたいって思うよ」
黒「!…。あなた…本当に女の子の心を掴むのが上手いのね。あなたに抱いてもらえるならずっと嫌いだったこの痣も好きになれそう」
0481金田一×黒河、本編22016/12/03(土) 22:21:33.04ID:F+0+/o9T
金「ってことはこんなことしちゃってもいいのかなあ?」モミクチュ
黒「ええ…。好きなようにして…」
金「よ〜し!それならこのまま後ろから突くぜ!」パンパン
黒「んんっ、サソリの尻尾のように体を逸らしてしまうっ」
金「俺も尻尾から毒…、いや子種が出てきそうだっ」
黒「おねがいっ、注いでぇ〜」

金「あ〜『特上』の評価に違わぬ心地よさだったよ」
黒「私も良かったわ…。それと先ほどの申し出だけど…」
金「ん?どうする?」
黒「是非、お願いします」
金「よし、任しとけ!」ウィーン
パシッ!パシッ!
金「な、なんだこの光は!?」
佐「浮気現場抑えちゃいましたよ!金田一せんぱ〜い」
金「佐木二号!?お前それを美雪に売るつもりか!?いくらだ!俺が買う!」
佐「ダメですよ。これは七瀬先輩からの依頼で前金も振り込まれてますから…それでは!」
金「あっ、こらまて佐木〜!」
黒(本当にこの人たちとうまくやっていけるのかしら…)


おわり。前編は本編に必要とまではいかないけど、蔵沢というより星野を救いたくていれました。何気に生存者ではトップクラスに不憫なキャラなので…。
0482金田一×乃絵留12016/12/08(木) 01:38:26.19ID:l9fRnwbp
俺は乃絵留ちゃんの秘密の花園を拝む直前で美雪からファイヤーショーの制裁を受けたが、懲りずにその夜外に出かけようとする彼女に声をかける。
金「乃絵留ちゃん。散歩?」
乃「金田一さん!?ええ…」
金「いや〜。初めて姉弟で見た時は喧嘩してたけどブランコになると息ぴったりだもんな〜」
乃「そうですね。顕人が反発しだしたのも最近ですから…」
金「ん?なんか顔色悪いけど…。雨が降ってきて風も強くなってきたし、戻ろうか」
乃「いえ、大丈夫ですよ…」
金「駄目だって!明日も練習するんだろ!?風邪でも引いたら…。ほらほら…」
彼女を部屋に戻したが寒気というより怯えで青ざめているようだったので海老沢さんが言っていた『MONSTER』について長々と聞いてる内に、同じく外出していたらしい弟の顕人が帰ってくると落ち着いたらしく俺もホテルで寝た。
翌朝、みんなで朝食を摂っていると燃料置き場のあたりから煙が上がっているので駆けつけると、クラブのエドが巨大なドラム缶の下敷きになりながら焼死体となっていた。
事情聴取と現場検証を終えてホテルに戻ると乃絵留ちゃんが事件について話さなければいけないことがあるので夕食後でいいから部屋に来てほしいと招いてきた。
0483金田一×乃絵留22016/12/08(木) 01:38:46.08ID:l9fRnwbp
ついでにスケ乳首に見とれてるとまたしてもエスパー美雪の制裁を食らった。島に来た理由が理由とはいえ今回はちょっとキツいぞ…。それとも中学生に手を出したらマズいと思ってるのか…?
金「それで乃絵留ちゃん。話って、まさか犯人がわかったとか?」
乃「そうなんです。今回の事件を起こしたのは顕人なんです!」
金「なっ!?マジかよ…。何か根拠でもあるの?」
乃「昨日の夜、私もあのエドを殺すために出かけようとしたんです…」
乃絵留ちゃんは緊張が切れたのか泣きじゃくりながらピエロの正体や石川隆という男について語ってくれた。昨日の怯えは一人で決行した顕人が返り討ちに合うのではないかと怖くて堪らなかったのだ。
しかしトリックは全て顕人が計画して彼女はその場で手伝うことになってたので詳細は何も知らなかった。
乃「私どうしたら…」
金「大丈夫だ。君も顕人も絶対に死なせやしない。まずはピエロのことをオッサンに伝えて、顕人が勝手なことをしないようにマークだ。今ならまだ二三がベタベタしてるはず…。ぐっ!?これは…」
乃「私も…。頭が…」
俺と乃絵留ちゃんは睡魔に襲われて眠ってしまった。どうやら顕人が夕食に薬を盛ったらしい…。
0484金田一×乃絵留32016/12/08(木) 01:39:03.64ID:l9fRnwbp
美「ゴラアアアッ!!」
金「うげーっ!?」
美「部屋にいないからもしやと思いここに来たら…。ついにヤってしまったのね、はじめちゃん…。乃絵留ちゃん、この馬鹿が本当にごめんなさい!!」
金「誤解だって美雪!!俺たちは薬で眠らされて…」
乃「金田一さんの言う通りですよ七瀬さん!それより顕人を見ませんでしたか?」
美「顕人君なら今朝はまだ見てないけど…」
顕人を探しに出ると大声がしたので例の覗き部屋に行くとスペードのサムが首吊り状態で『MONSTER』にいたぶられている場面に遭遇したが、俺たちが突入した頃にはその巨人は消えて部屋は丸焼けになっていた…。
とりあえずハートのジョンこと大久保勇夫はオッサンに逮捕してもらって顕人の行動を制限し、推理に集中できる環境が整った。
犯人が分かっているので密室トリックとアリバイトリックの攻略はスムーズに進み…。
金「あの時俺たちを呼ぶために精一杯低い声を出したんだろうけどその年じゃ無理があったな!それにいくら軽くなってもあのドラム缶を一人で運ぶのは酷だったのはこの痣の残った手を見ればわかるし一人で灯油を移したから地面に所々こぼれてたぜ!」
金「さーて!まだ何か言うことはあるかい?」
0485金田一×乃絵留42016/12/08(木) 01:39:17.91ID:l9fRnwbp
顕「そうだよ。俺がやったんだよ!こいつらが父さんと石川のおっちゃんを殺したことは姉貴から聞いたんだろ?」
顕人は罪を認めたが乃絵留ちゃんは共犯の予定すら無かったと主張してブランコの高台に上がっていった。
顕「いきます!」
金「やめ…」
乃「いやあぁあ!!」
くそ…顕人は絶対死なせないと乃絵留ちゃんと約束したんだ!!落下地点を予測して受け止めれば…。ここだ!…ところが顕人は反対側から飛んだ団長さんに助けられた。
金「ざまーねーな!お騒がせボーズ!あ〜?最後の最後までメンドー起こしやがって!一人で突っ走って心配した乃絵留ちゃんの身にもなれよ!」
金「乃絵留ちゃんだって事情聴取は受けなきゃなんないけど、それを一人で被ろうとしても苦しむのは乃絵留ちゃんなんだぜ?」
金「ーったく何でもかんでも死にゃあいいってもんじゃねーんだよ!ったくこの年頃の野郎は女を残して死にたがる奴ばかりだぜ…」
金「ー生きろよ!オメーが自分のしたことに少しでも罪を感じるのなら、手っ取り早くカッコつけて死ぬより地道に罪を償って生きてけよ!」
「そうして無様に生きる方がカッコつけて死ぬより、100倍カッコよく見える時だってあるんだぜ?な?」
0486金田一×乃絵留52016/12/08(木) 01:39:57.72ID:l9fRnwbp
その後大久保は殺人を否認したが生きていた石川さんがサーカスのショーを見て記憶を取り戻したことで立証される運びとなり、俺は再び乃絵留ちゃんの部屋に招かれた。
金「乃絵留ちゃんたちのショー、本当に楽しかったよ」
乃「ありがとうございます。ところで顕人を説得した際に言ってたことなんですけど、以前にもあんなことがあったんですか?」
金「まあね。そいつも顕人と年近くて母親がアメリカ人だし仲良くなれるんじゃない?」
乃「だといいですね。顕人にも男友達ができたらと思ってましたから…」
金「そういや顕人は去り際に俺のこと義兄貴と呼んでたけど、どういう意味なのかなぁ〜?エヘヘ」
乃「私はいいですよ…?はじめさんなら…。顕人が飛んだ時私は動けなかったのに、受け止めようとしてくれたのがとてもカッコ良かった…」
金「うぉっ!?まぁ〜約束したことだし…。団長さんに持って行かれたけど…。んじゃまずはキスから…」
乃「よろしくお願いします…」
金「膨らんできたおっぱいにピンクの乳首もいただき…」
乃「はあうっ」
金「そしてついに秘密の花園を…。下の毛はサーカスで見えてしまわないように丁寧に手入れされてるね〜」
0487金田一×乃絵留62016/12/08(木) 01:41:47.85ID:l9fRnwbp
乃「そうですけど…、秘密の花園って…。まさか、あの時ドアの隙間から私の着替えを覗いて…」
金「顕人も度々覗いてたんじゃない?」
乃「〜っ」
金「へへへ。一気に濡れてきた…。そろそろ…挿入れるよ…」
乃「はい…くうんっ」
金「どう?抜いた方がいい?」
乃「いえ、痛いのも忘れるくらい目一杯抱いてください!」
金「よし!」
乃「ああっ!ああ!」
金「イキそうなんだね。俺もイクよ」
乃「来てぇ!凄いの来てーっ!」
はーっ。良かったー。乃絵留ちゃんとはなかなか会えないのが残念だなーっ。…ムッ、人の気配…。この展開…。美雪!これは合意の上で、むしろ乃絵留ちゃんから求めてきたんだ!…だが。
根「若いっていいわねぇ〜」
金「団長さん!?」
根「私もそろそろ本気出すわ…。将来は乃絵留義姉ちゃんと呼ぶことになるかしら。フミちゃんがライバルになりそうだけど、負けないわよ!」
乃「私は顕人が選ぶなら言うことはありませんけど…」
金「こんなオチ、アリ?」


終わり。以前黒死蝶は他の方が書かれたのを見たから遠慮すると言いましたが、個人的にるりは守備範囲外です。原作金田一もそんな目で見てないし。
プラス悲恋湖関係の事件はあの男や大惨事をきっかけに出会ったカップル等複雑すぎて手を付けにくいです。
0488名無しさん@ピンキー2016/12/08(木) 17:10:05.38ID:l7r+/ZxK
乙です。まさかの団長さんも綺麗で美人ですからねw
次は雪影村でしょうか?綾花ルートなら大歓迎します。
0491氏家の誤算1(非エロ)2016/12/10(土) 20:26:23.82ID:HW2f5EOd
私、氏家貴之はあの6人にゲーム感覚で命を奪われた、息子の藍野修治の仇を討つために地獄の傀儡師の知恵を借り、まずは極門塾本校で茂呂井連を自動装置にて殺害。
週末に始まった合宿初日夜に全員を私が担当する理系の月光荘から文系の太陽荘に移動させるトリックを敢行。これはまさに完全犯罪だ…!
翌日午後1時15分、近衛元彦を教室からチョークを取りに行くように言いつけて追い出し、午後2時15分に物置で死体と化しているのを確認。共に立ち上がった濱秋子君は上手くやってくれているようだ。
同時刻、昼食に混ぜた毒をアレルギーによってソバ茶で中和できない絵波ゆりかが体調を崩し女子トイレに入った際に私が手を下すはずだったのだが不測の事態が発生した。
なんとあの金田一耕助の孫で新入りの金田一一が絵波に同行してきたというのだ。しかも彼は女子トイレ前に陣取り動かない。
これではどうしようもないではないか…!。私はやむなくその場をやり過ごし地獄の傀儡師に連絡する。
氏「話が違うではないか!どうして金田一君を引き止めなかった!」
高「言ったはずですよ?私は手は貸さないと。しかし此度の件はミスとは見なしませんので怯える必要はありません」
0492氏家の誤算2(非エロ)2016/12/10(土) 20:26:48.15ID:HW2f5EOd
氏「とはいえこのままでは…」
高「あなたたちは引き続き計画通りに動いてください。濱秋子には私から伝えておきましょう」
そこからは当初の予定通りに海堂瞳と鯨木大介の殺害を進め、月光荘へ帰還したが激流に乗せて運んだ近衛の死体が濡れてしまっていた。
高「私の指示どおりにしてくださいー…」
氏「それはわかったが、絵波はどうなったんだ!?まだ生きているのか!?」
高「彼女なら金田一君の介抱を受けていますよ。彼は過去にもああして標的を守ったり殺人を決意した人物を止めたこともありましてね…」
高「彼女は直前にアプローチをかけていたらしくそれが金田一君の気を引いたのでしょう。実に運がいい。濱秋子は色々と手遅れでしたがね」
高「しかも女性の扱いに関しては神懸かり的な物があり、彼に心を動かされない女性は私の知る限りでは片手で数えるほどもいません」
氏「それが何だというんだ。ヤツを許せと言うのか…!」
高「心配は無用です。いずれ絵波ゆりかは自ら毒を受ける…。ではこれにて」
仕方なく近衛らに見立てを施し霧沢透を自殺に見せかけて殺害したがこれではアリバイが成立してしまっている絵波を真犯人に仕立てるのは不可能だ…。
0493氏家の誤算3(非エロ)2016/12/10(土) 20:27:18.58ID:HW2f5EOd
ひとまずこのまま合宿が終わることを願うもそれは叶わず太陽荘に集められ、金田一君及び講師として潜入していた明智警視に犯行を暴かれる。
些細なミスも見逃さず、どんな反論をしても的確にトリックを崩され追い詰められていくが私はそこにいる絵波を殺すまで捕まる訳にはいかんのだ!
推理中に標的の一人と晒され皆の嫌悪から逃げるように目を瞑っているが、何の罪も無い修治と濱君が受けた苦しみに比べればこんなものでは済まさんぞ!
と決意を固めるも決定的証拠となる指紋を指摘されたところで濱君の方が先に折れてしまった。君は元来殺人とは対極の人間だったのだ…。
氏「いや!ヤツらを殺したのは私だ!絵波も含むコイツらは私の息子をー、藍野修治を殺した憎い連中なんだ!だから私がこの手で…」
中「ええっ!?」
厳「藍野君が氏家先生の息子…!?」
明「ああ…そうだ!コイツらが証拠不十分で警察に捕まらないのはわかってた!だからー…」
金「絵波さん。君たちが藍野修治に何をしたのか、今自分の口で言うんだ」
絵「はい…。わ…わたし…たち…は…あ…藍…野君が…定…期的…に…う…打たな…ければい…けな…いく…くす…りを…ビタ…ミン…剤と…す…すり…替え…ました…」
0494氏家の誤算4(非エロ)2016/12/10(土) 20:27:53.35ID:HW2f5EOd
ついに吐いたか…。皆の絵波への認識が激しい敵意へと変わっていくのがわかる…。そうだ…。この子たちのためにも今ここで裁かねばならんのだ…。
濱「違うわ…」
金「え?」
濱「藍野君を殺したのは…私よ…!私が…この手で…藍野君を殺しちゃったのよぉ!!」
濱君…!君は騙されただけなのにこんなにも心を痛めて…!自分の手を汚さずに修治を殺した絵波を皆はもはやこの世の物ではない関わってはいけない何かだと見ている。ここで私が隠し持っている注射で刺せば全て終わりだ…。
しかしそれより先に金田一君に正体を明かされた赤尾一葉こと地獄の傀儡師・高遠遙一が我々の糸を切るべく動き出す。
高「愚かな人形に、死を…!」
氏「うっ…」
毒の矢か…。次は濱君が狙われるに違いない。なんとかしなければ…!
高「濱さん!私の芸術犯罪を台無しにした罪はー、死をもって償っていただきますよ」
地獄の傀儡師が第二の矢を放った時、私の前には信じられない光景が広がり、時間の流れが果てしなくゆっくりと感じるようになっていた。
そうか…。こういうことだったのか…。頭では望んでいたはずの瞬間が訪れるのを理解していたものの、その意思とは裏腹に体は独りでに動き出していたー。
0495氏家の誤算5(非エロ)2016/12/10(土) 20:29:30.42ID:HW2f5EOd
金「氏家先生!しっかりしてください!!」
濱「氏家先生!」
氏「フフ…もう助からんよ…濱君…」
絵「氏家先生…どうして…」
氏「まったく…君たちはどこまで命を粗末にすれば気が済むんだ…」
氏「そんなことで許してもらえるとでも思ったのか…。いや…ただこの場の居心地の悪さから逃れたかったのだろうが…甘いのだよ…」
絵「わ…私は…」
氏「金田一君…。君にも責任は取ってもらうぞ…。絵波君に…修司に直接謝ってもうのは…ずっと先のことだからな…」
金「!…はい」
氏「絵波君…。私は…地獄であの5人に特別授業を開かねばならんが…。君とはもう…会いたくない…」
氏「生徒に…学問以前に人として…当たり前なことを教えられず…息子を死なせてしまった…。こ…講師としても父親としても…私はダメな…男なんだ…。だ…だが…」

藍「!!」
氏「や…やあ、藍野君…!」
藍「……おはようございます。氏家先生!」

私の子供にしちゃ、お前は本当にできすぎた子だったなあ…修治ー。
0496金田一×絵波12016/12/10(土) 20:30:06.54ID:HW2f5EOd
濱「氏家先生!目を開けてください!氏家先生〜!!ああ〜!どうして先生まで…氏家先生〜〜!!」
金「高遠ーッ!!」
その時、一人の女子生徒の中で、弾けた。
絵「氏家先生…。ごめんなさあい!ごめんなざあああいっ!!」
氏家にしがみつきながら親に叱られて反省する幼稚園児のように泣き喚く絵波に他の生徒の見る目は一種の哀れみとなっていた。
そして美雪は濱が強く握りしめ振りかざしていた注射器を地面に置く姿を目撃した…。

金「ーだそうだ」
絵「全然気づかなかった…。そのまましても良かったのに…」
金「なに言ってんだよ。君は生きなきゃいけないんだ。罪悪感があるなら尚更だ。俺も氏家先生から託されたからな」モミモミ
絵「あっ?なにを…」
金「だってキツい合宿に事件に巻き込まれてほっとしたらムラムラして…」チュパ
絵「初めて会った時はウブっぽい反応してたのに…ヒッ!そこは…」グチュ
金「そういう君は経験なかったみたいだね。じゃあこれが俺からの罰だ。今日は挿入れずにずっと弄るけど君はイかずに普通に会話するんだ」
絵「うん…」
金「まず…。尋問の時に濱さんのことを黙ってたのはなぜなんだい?」
絵「それを言えば見捨てられるんじゃないかと怖かったの…」
0497金田一×絵波22016/12/10(土) 20:30:23.79ID:HW2f5EOd
金「それだけかな?高遠が濱さんを狙った時の行動もだけど、濱さんのせいにはせずに少しずつ変わろうとしてたんじゃないかな」
絵「そんなこと…。私は同じ穴の狢なんだもの…」
金「だったら一人でも抜け出して、俺の女になればいい!…次はどうしてあんなことになったのかを話してくれないか」
絵「極門塾に入ったきっかけは濱さんと似たようなものよ…。そこで頑張って古文でトップになって、海堂さん、近衛君、鯨木君に声をかけられた…」
絵「最初は仲間ができたって嬉しかったわ…。でも海堂さんたちに合わせないと自分がイジメられるって分かって…。その立場も後から入った霧沢君や茂呂井君に移ると安心しきってた…」
絵「そうやって居場所を作ってきても藍野君みたいに働きながら全科目トップの人と比べられて親に叱られるともうやんなっちゃって…。あの計画にも賛同してた…」
絵「あの日も濱さんが藍野君に相談してバレるんじゃないかと怯えてたけど、いざ事が起きて事情聴取が終わると私たちは悪くないんだと言い聞かせていつもの生活に戻って…」
絵「私にとってはソバを無理矢理食べさせられるようなものなのに…。こんなになるまで気づけなかった…。本当にご」ムグッ
0498金田一×絵波32016/12/10(土) 20:32:32.85ID:HW2f5EOd
金「それは俺に言うことじゃない。一人で濱さんに会って…、いつか藍野に言えるように生きるんだ」
絵「うん…うん…」
金「にしてもやりたいことも考えさせない学力主義って本当たまんねぇな〜。これを何とかしなきゃ真の解決にはならないって…。そんじゃそろそろイカせますか」
絵「ふわああああああああっ!!」
金「俺も実は扱いてたんで…ちゃんと咥えて全部飲むんだ」
絵「うぐっふぐうう」ゴクン

こうして絵波は長い贖罪の道を歩みだすと共に教師を志すようになった。金田一たちのいない所では6人分の罵声を浴びせられることもあったが、彼女は決して目を背けたり耳を塞ぐことはなかった。
金田一から紹介された、この事件の前に完全犯罪で人を殺めたことにより命を狙われ、金田一に救われることになった女性による支えも大きかったのだろう…。
高(フッ。生き残るのが海堂瞳か近衛元彦なら、もっと面白いことができたんですがねぇ…)

終わり。最後に出てきたある女性については例の如く保管庫にある過去作を参考にしてください。
金田一にアタックしても両刀使いの男は助からない。
0500金田一×雪影村ガールズ12016/12/12(月) 02:43:51.21ID:joASmr9J
俺は学校で昼寝中にとても悲しい夢を見た。5年前に出会った仲間の死をきっかけとして他の仲間も次々に殺され、その犯人もまた仲間の一人だった、悲しい夢。
これはただごとではないと思い、帰宅後すぐに秋田県に向かう。新幹線、在来線を乗り継いで深夜になってもヒッチハイクや徒歩でとにかく急ぎ、早朝に雪影村に到着。
とはいうもののまだ何も起きていないのにアポなしで訪ねるのも悪いと思いながら海岸を歩いてると、今まさに女性が自らの手首を切ろうとしていたー。
金「よせーーーっ!!!」
俺の叫びに気づいたのかその女性は手を止め立ち竦んでいた。
金「お前…春菜か?何があったんだよ!?」
春「あなたは…金田一君!?」
その女性は仲間の葉多野春菜だった。自分はもう生きていけないと嘆く彼女からナイフを取り上げ強引に家へと引っ張っていった。
同じく島津匠に迷惑がかかると言っていたがあいつに原因があるのか…?それに以前は名前では呼んでなかったような…。
春「私…できちゃったの…。匠君の子供…」
島「なんだって!?いつかとは思ってたが…」
金「めでたいことじゃないか!それがどうして死ぬことになるんだよ…」
0501金田一×雪影村ガールズ22016/12/12(月) 02:44:14.82ID:joASmr9J
春「ダメよ…。だって私と匠君は血のつながった兄妹なんだもの…」
春菜はこれまた仲間の社冬美と蓮沼綾花から島津とは父親が同じ今井龍矢だと聞いて絶望してしまったのだ。しかしそれは偶然の一致による誤解だと春菜の母親から教えられ、今度は冬美と綾花を呼びつける。
冬「春菜がそこまで追い詰められてたなんて…ごめんなさい…」
綾「あんな嘘ついちゃって…ごめんなさい…」
島「ごめんで済む問題じゃねーべ!金田一が偶々あの場にいなかったら今頃春菜は…」
春「匠君やめて…。ちゃんと確認しなかった私が悪かったのよ…」
冬「あんたって子は…。でも一つだけ言わせて…」
綾「どうして隠れて付き合ってたの?私たち友達じゃないの?」
冬「私たちだって島津君のこと…。もっと早く言ってくれてたら素直に諦められたかもしれないのに…」
島「それは…。すまなかった…」
春「二人の気持ちに全然きづかなかった…ごめんね」
冬「そんなこと謝らなくていいわよ…。それよりも…」
綾「この子と三人で幸せになってね!」
春「うん…ありがと!」
金「そーそー。二人も新しい恋はすぐに見つかるって!例えばここに…」ダブモミ
冬「このっ…」
綾「バカーッ!!」
0502金田一×雪影村ガールズ32016/12/12(月) 02:44:58.23ID:joASmr9J
金「はぁ〜いってぇよ〜」
冬「金田一君のせいよ!」
綾「そのスケベ、全然変わってない!」
金「うう…。それと明日タイムカプセル掘り起こすことになったけどそれまでどうすっか…」
冬「だったら、失恋した私たちの相手でもしてよ」
綾「さっきの言葉もあながち…。あの二人が付き合ってると知ってから薄々意識してたのは金田一君だったから」
金「なぁ〜んだ。それならそうと…。でも二人とも家には両親いるし、このあたりにはホテルなんて…」
冬「それなら、いいところがあるわ…」
俺は明日会う予定だった仲間の太刀川都の家が経営するアパートの一室を借りることとなり…。
冬「じゃあ、始めましょう」
綾「優しくしてね」
金「よ〜し、気合い入ってきたぜ!」
都「ちょっと待ったー!」
金「み、都!?」
都「推理作家志望の堪を舐めるんでないべ!抜け駆けは許さん!」
冬「まあ私は半ば勢いだしいいけど」
綾「金田一君は大丈夫なの?」
金「んー。三人なら余裕っしょ」
3「ん?」
金「いやいや、体力有り余ってるもんで…」
なんとか誤魔化したが実際は移動とずっと起きていた疲れのせいか全員に一発ずつ放った後にダウンしてしまった。
0503金田一×雪影村ガールズ42016/12/12(月) 02:49:14.77ID:joASmr9J
立「久しぶりに会ったというのにえろうやつれてるな金田一〜。これをヤリすぎたべか?」
金「あ、当たらずも遠からず…」
魚「おい!誰かが掘り起こした跡があるべ!盗まれたかもしれん!」
金「な、なんだって!」ホリホリ
島「…きちんと全員分あるみたいだが」
都「きゃ!!な…何よ!これ!?私のパンツじゃない!!体育の時、着替えでなくしたと思ってたヤツ!誰よ!こんなモン入れたの!!」
金「え…?それお前のパンツだったの?綾花のだと思ってニオイ嗅いじゃった…」
都「やはりキサマか!」
綾「もーっ!」
2「サイテーー!!」
金「はうっ!!」
魚「バーカ」
立「自業自得だべ!さっ次は冬美のだな!!…金田一の写真?」
魚「裏に字が書いてあるぞ!!」
立「どれ?…『このタイムカプセルを再び開ける日までに金田一君が好きになってくれるような女の子になれますように、冬美』」
魚「冬美…こんな頃から金田一のこと大本命だったか?」
冬「そ、そうよ…」
都「下らない見栄張るんでないべ!!本当は島津君の写真を入れてたんだろ!?春菜と付き合ってたからってこんなことするためにわざわざ一人で掘り返したか!?」
冬「う、うるさいわね!証拠はどこよ!」
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