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息が整うと古美門は黛から自分自身をずるりと引き抜くと、にやりと口の端を上げて笑う。
「…ふ」
「?…どうしましたか」
黛が上半身だけゆっくりと身を起こす。
「君に今のを見せられなかったのが実に残念だよ。避妊具を着けて致したというのに抜いた時には君のぐっちょんぐっちょんの愛液に塗れていやらしく糸を引いていたからねえ。処女相手でも痛みを感じさせずに出来たことだしああ全く自分のテクニックが怖いなあ!」
先をつまんでするすると避妊具を外し、ティッシュで名残を拭いながらも落ち着けばやっぱりいつもの古美門だった。
「ぐっ…み、見たくありませんよ!」
「はははー今は見られなくとも」
まだ寝転んだままの黛の額に自分の額をくっつける。
「これから君に色んな事を教えてあげよう」
真っ直ぐ目を見つめたままのその微笑みは、黛にとっては悪魔の誘惑にすら思えた。
「…先生」
黛は口をついて出ようとした言葉をぐっと飲み込み、ずっと言えなかった言葉を口にする。
「首輪、着けたままです」
『リーガハイッ!』
END
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改行規制で1レス増えてしまってすみません!
しかも2期9話の法廷のような格好良くてスマートな古美門のはずが
どうしてこうなったorz
お目汚し失礼しました