「おっと時間はあと10分か、我慢せずに早く出すんだぞ」
「ぐおおおお!! ひいい! し、信じらんねえ! こんな気持ち良い手コキ初めてだ!」

高圧的な態度のソーニャだが、褐色の手先は驚くほど繊細に捕虜の男の男根を包み込んでいた。
単なる前後運動ではなく、指を全体に絡め、ねじり込むように滑らせている。

「ほあっ! ほあっ! そ、それにソーニャ上等兵の臭いぃー!! んほおおおお!!」

ケビンは目と鼻の先にあるソーニャの身体から漂ってくる香水混じりの雌臭を、存分に吸い込んでいる。
手に触れることができないのが、余計にそうさせているようだ。

チュッ! チュッ! チュッ!

粘着質な音が早まった。
ソーニャが仕上げにかかったようだ。

「はっはひいいいいいいい!?」

白目を剥き、ケビンが断末魔のように叫んだ。
まるで電気拷問を受けたようにビクビクと身体を激しく痙攣させる。

ビュルッ! ビュルルルッ!

射精の度にコンドームに叩きつけられる精液の塊が跳ね回る音がする。
それほどまでに強烈な射精だった。
しかも、尋常な量ではない。
通常の男の射精時間とは思えなかった。

「はひいっ! ほひいいいっ!!」

たっぷりと1分以上は絶頂し続けたケビンは、膝をガクガクと震わせて床に倒れ伏した。

「……全く、何て量を出すんだ。ケモノだなまるで」

ソーニャは小さな水風船のようになったコンドームを指でつまんでいる。
失神したように動かないケビンを軽蔑し切ったように見下ろし、
中身が漏れないように縛ってゴミ箱に放り捨てる。
同時に、タイムリミットを知らせるアラームが鳴った。

「時間だ。全員拘束具を付け直せ」

あの床に倒れる一人の売国奴以外にとって、非情の命令が響き渡った。