蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 10小節目
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0001名無しさん@ピンキー2014/03/10(月) 23:36:35.13ID:xTcIfxn2
第15回電撃小説大賞<銀賞>受賞作、蒼山サグのロウきゅーぶ!についてあれこれ妄想しちゃうスレです。

少女はスポコン! コーチはロリコン!?
高校入学とともに部長のロリコン疑惑で部活を失った長谷川昴。ただでさえ小学生の話題は
タブーなのに気づけばなぜか小学校女子バスケ部コーチに就任って……!?
小学生の女子だって抱えている悩みは多いのです。
そんな彼女たちに翻弄される、さわやかローリング・スポコメディ!


◆次スレは480kbか970レスを越えたのを確認した人が宣言後に建てましょう
◆ネタバレは公式発売から24時間経ってから

◆前スレ
蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 9本目!
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1346766779/

◆関連URL
2chエロパロ板SS保管庫 ⇒ ライトのベルの部屋、3号室
http://green.ribbon.to/~eroparo/
http://red.ribbon.to/~eroparo/
※ミラー5で403エラーの為、1,2,3,4,6のいずれかをご利用下さい。

◆関連スレ
【スポコン】ロウきゅーぶ!SSスレ【ロリコン】
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1314459372/

◆まとめWiki(二人称等の参考にどうぞ)
ttp://www14.atwiki.jp/ro-kyubu/
ttp://www47.atwiki.jp/ro_kyu

◆SS投下に関して
 ○好みの分かれそうなカップリングないしシチュの場合は、投下前に注意書きをお願いします。
(シチュエーション例:陵辱、寝とられ、SM、BL、百合等) 
 ○投下・投下終了の宣言、投下前にシチュ・カプの注意書きを添えることを推奨します。但し、強制ではありません。

◆その他
 ○このスレは荒らし防止の為、sage進行でお願いします。
  メール欄にsageと入れてから書き込んでください。
 ○荒らし、煽りにはスルー対応を。相手した方も荒らしです。
 ○13歳未満の女子を姦淫する、またはさせる場合は、たとえ同意があったとしても強姦罪が適用されます。(刑法177条後段)
  その他各自治体の条例でも高校生以下の青少年に対するわいせつ行為は禁止されていることをご留意頂き
  妄想や創作にとどめられますようお願い致します。
0002名無しさん@ピンキー2014/03/10(月) 23:43:27.04ID:ljsDVQNX
スレ立て乙ですよー。
14巻のラストは、バンリーンがハッチ父に引き止められて、2時間ぐらい戻ってこないといいと思う。
0005名無しさん@ピンキー2014/03/13(木) 22:04:39.73ID:c3Kgf24T
しかしどうして、新刊にかえでちゃんのイラストが追加されていないのだ!
文庫になったら絶対、レイプ目のかえでちゃんとイイ顔してらっしゃる葵っち&やんばるの絵があるものだと……!
あとはもう、たかみ氏のコミック版に期待するしかっ!
0009名無しさん@ピンキー2014/03/16(日) 10:55:19.14ID:3E+wT+1Q
>DAT落ち

D:童貞の昴さんが
A:あんなことやこんなことをしてくれる
T:智花さんに
落ち:る

まさしく智花さん大勝利のフラグでしたね!
0012名無しさん@ピンキー2014/03/17(月) 21:55:06.75ID:/hdBxh1N
紗希さんやひなたちゃんのイラストにつけてもいいよな。 >このあと滅茶苦茶〜
0013名無しさん@ピンキー2014/03/17(月) 22:01:17.19ID:/zrzWzoO
どうせ次の巻でこのあと滅茶苦茶バスケしたとかやるんだろう
0014名無しさん@ピンキー2014/03/19(水) 13:20:14.22ID:ouDm3RxC
跳び箱の中に続いて「なぜかあの後の記憶がない」で済ますかも知れん。
そしてあの状態の智花さんなら、すばるんが失神したらむしろチャンスとばかりに……。
0016名無しさん@ピンキー2014/03/21(金) 09:36:24.97ID:0stWOVk2
>>14
愛莉たちも呼んで逆レイプの結末が見えた。すばるんうらやましい。
よく考えると万里が戻ってきたときの展開が死亡フラグw
万里が戻ってこなくても死亡フラグですがw
0017名無しさん@ピンキー2014/03/21(金) 14:57:44.93ID:ERH7QJI8
流石のシスコンバンリーンも、愛莉「が」昴「を」逆レイプしてたら何も言えないだろうて
0020名無しさん@ピンキー2014/03/23(日) 23:31:31.71ID:eqCHbQ/r
>>18
さ・か・う・ら・み で葵ちゃんを炊き付ける
あるいは
さ・か・う・ら・み でバスケ部の4人皆さんを刺客として昴に送りつける
いずれにしても
で、シスコン疑惑は確信に変る

一番可能性は無いな。
0024名無しさん@ピンキー2014/03/29(土) 22:13:44.41ID:v/8Re2BQ
>>23
単純に多忙なだけかと思われ。それより収容担当は9スレ後半の格納見込みを(ry
0026 【豚】 2014/04/01(火) 03:16:10.07ID:mvxofEHs
紗季「長谷川さん。実は私、妊娠しました。父親は貴方です」
昴「えっ!?」
紗季「嘘です」
昴「ホッ…紗季、質の悪い嘘はやめてくれ」

紗季「すみません。エイプリルフールなのでつい、ですね…


と こ ろ で 長谷川さん。どっちのセリフが嘘だと思います??」

昴「えっ?」
0027名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 12:38:14.11ID:xqbl+9XX
昴くんが誰かに種植えして幼い果実が出来たら
養護教諭先生
昴くんのお母さん
どういう行動を取るかな?
葵ちゃんなら?
小学生の8人や中学生1年の5人だったら?
00281レス小ネタ『長谷川さん×愛莉@トモは見た』2014/04/02(水) 23:04:49.54ID:tFaq+sBW
私がイケない子だから神様から、ううん、昴さんから嫌われてしまったのでしょうか。分かる方がいたら教えて下さい。


今日は真帆とひなたが飼育係、紗季がクラス委員、私がお花係でそれぞれ少しずつ遅くなった。
愛莉は手伝ってくれようとしてたけど、昴さんをお待たせするから、伝えて欲しいと言うと、どうにか先に行ってくれた。
今思えば、好意を受け取って、みんな一緒に行けば良かったのかな。
他の三人より少し早く、体育館に着いたけどそこには誰も居なくて、思わず時計を見た。
いつもの時間より少しだけ遅い。もしかしたら、美星先生が連絡して昴さんも少し遅く来るのだろうか。そこまで考えて、疑問が浮かぶ。
なら、愛莉はどこにいるの? 教室に戻ったなら途中で会うはずだし、何で誰もいないの?
体育倉庫から聞こえる、物音。思わず誰かと問いかけたけど答えはなくて。
私は扉を開けた。開けてしまった。
目に飛び込んで来たのは、一つになった二人の陰。口付けを交わす二人。昴さんと愛莉。
二人は私には気づかないみたいで語らいを続けて、私は静かに飛び出した。
愛莉がふざけてキスをするような性格ではないのは分かってる。
だったら、そういうことだろう。
大切な相手、好き、そういった言葉の意味が変わる。
飼育係の二人もクラス委員の紗季まだかかるだろう。キスの先、するのかな。
何かにぶつかる感覚、前見てなかった……
「ごめんなさい」
「気をつけ、っ、お前湊か?」
あっ、竹中君だったんだ。
「そうだけど、」
「悪い、いつもと様子が違ったからよ」
悪いのは私なのぬ。そこまで考えて、思い付く。あはっ、そうだ。
「竹中君、時間ある?」
「あ、ああ。あんまり遅くなんなきゃな、っておい、どうしたをだよ、今日は変だぞ」
ぐいぐいと手を引く私に違和感を感じたのか声をかけて来る。気にしなくて良いのに。
知らない方が幸せなら、忘れてしまえば良いだけ。そうだよね、愛莉?
「大丈夫、めちゃくちゃにして欲しいだけだから」
「全然、大丈夫じゃねぇ! 美星は会議か、ロリコン野郎なら確か、」
言葉を遮り、唇を奪い、押し倒す。
泣き顔を見せる竹中君が少しだけかわいくて、私はかえでちゃんを竹中君に重ねながら、キスの先へと進める。
大丈夫。終わる頃にはみんなどうでも良くなってるから、きっと、多分、絶対。
そうですよね、長谷川さん?
0031名無しさん@ピンキー2014/04/05(土) 16:22:10.45ID:lNq8QSHg
ぐふさん生きてますか?
続きが見られるかとても心配なので、なにか連絡をください。
連絡があれば安心して正座待機できます。
0032名無しさん@ピンキー2014/04/05(土) 16:23:05.14ID:lNq8QSHg
ぐふさん生きてますか?
続きが見られるかとても心配なので、なにか連絡をください。
連絡があれば安心して正座待機できます。
0034名無しさん@ピンキー2014/04/05(土) 19:30:10.29ID:yCt2scqS
ぐふサンあれから来てないんデスカ?愛莉の続き待ってマスヨ。生存報告欲しいなー。ビジュアルロウきゅーぶ手に入れたー♪相変わらず綺麗♪皆サン手に入れマシター?
0035名無しさん@ピンキー2014/04/07(月) 02:34:51.32ID:QJkW51JS
自分で書けばいいのだぜ
新刊も出たし漫画も出たしびじゅあるも買って来たし
0036オムニバスのおー ◆q1kWrCcsrI 2014/04/10(木) 11:32:17.33ID:FubHG3gv
昔書いてた小ネタが消えてたので上げ直ししようと思ったらトリップを忘れましたorz

思い出し次第直します
0037生殺し?実践性教育! ◆q1kWrCcsrI 2014/04/10(木) 13:33:09.76ID:FubHG3gv
注意事項その他
1.基本以前書いたものの書き直し位のつもりです。とりあえず今回は、そら、潤の手コキメインです。
2.分量的には2レス強ですが、3レスほどお借りします。尚、NGはIDかトリップでお願いします。
3.今後、作中では結構やらかしちゃうとは思いますが、現実では妄想に留めましょう。
0038生殺し?実践性教育 1/3 ◆q1kWrCcsrI 2014/04/10(木) 13:44:36.11ID:FubHG3gv
「ぞみは、いいんちょーさんと勉強中だって。」

そらが答えてくれた言葉は、
希美がいないのを不安に思った僕を見透かしたような、追い討ちのようなものだった。

「はむ。お風呂の方でのが終わったら、サプライズがあるからしばらく待っててと聞いてる。」

教科書のコピーを入れる為のジップロックと念の為に用意した使い捨てのポンチョを2人に渡した後
2人と別れ、水とお湯を入れる予定の使い捨てのコップ数個とゴム製の避妊具を用意しながら、
一足早く風呂場で準備をしながら、罪悪感に苛まれていた。


思いつく言葉も、事実でさえいかにも言い訳がましくなってしまうのは何故だろう。
下手に断る方が不自然だと思った先日の自分は、魔が差していたとしか思えなかった。
彼女達の信頼があるからこそのお願いとはいえ、危険な橋には違いないのだから。
0039生殺し?実践性教育! 2/3 ◆q1kWrCcsrI 2014/04/10(木) 13:48:47.96ID:FubHG3gv
「はむ、この辺りにも血の流れが集まって、膨張してくるの?」

「わにゃ……大粒のぶどうみたいなここが、赤ちゃんの素、精子を作ったり貯めたりするところ…… 」

僕の言葉に従い優しく、それでいて好奇心のままにカリや亀頭に触れるそらの手と
手のひらで睾丸の感覚を優しく確かめながら、中指と人差し指で裏筋辺りにそっと触れる潤の手。

それだけで呼応するようにムクムクと大きくなる僕の男子としての象徴が,
何よりも雄弁に二人の問いに答えている。

恥ずかしさと知的好奇心とが混ざり合う、複雑な気持ちらしいのが手に取るように判る潤と、
羞恥というよりは知的好奇心の充足による興奮なのか、珍しく紅潮している気がするそら。

方向性は違えど純真無垢な2人を見ていると、
健気な子や純真無垢な子を自分の色に染め上げてしまうような、
イケナイ錯覚に陥ってしまいそうで、罪悪感を禁じ得ない。

2人の柔らかな手が、壊れものを扱うときのような慎重さと絶妙な力加減で
包み込むように触れているだけでも危ういのに、
おずおずと僕の男の象徴に触れ、紅潮した顔の、名前通りのうるんだ眸は
そのまま穢したくなってしまう程に可愛らしかった。
0041生殺し?実践性教育! 3/3 ◆q1kWrCcsrI 2014/04/10(木) 14:04:21.99ID:FubHG3gv
むくむくともたげる情欲と、罪悪感に苛まれながらしてもらったお手伝いの対価は、
どうしてこうなったのかを自己嫌悪するのも忘れる程に気持ち良かった。

おかげで使い方は解りましたけど、と恥ずかしそうに労ってくれた潤には
使い捨てポンチョを捨てる為にリビングに戻ってもらい、ゴミ袋を用意してもらうことにする。
プラスチックのコップはそらが捨てるというので渡して、
2人と別れた僕は、残りの掃除と換気を念入りにすることにした。

こぼれていないか、とびちっていないかを確認し、すすぎをしてリビングに戻ると、

お湯を入れたプラスチックのコップからジップロックに移したらしい「それ」を見て
不思議そうにしているそらと、先程頬を染めて労いの言葉をかけてくれた潤しかいなかった。

「……そうですよね、普段から硬かったとしたら、大変ですものね。」
「はむ。人体の、神秘」

そういえば、というそらの言葉に振り返ると、
いいんちょーさん、お風呂好きだったよねと心配そうに見つめられる。

「響にい……詰まらせるようなことをしなければ、大丈夫だよね?」

一層真っ赤になる潤と、一気に押し寄せてきた罪悪感に苛まれる僕を見て不思議そうなそらは
もういつも通りのようだけど、
意味することに気付き今更恥ずかしくなる僕と目が合ったとき、今日1番の笑顔を見せてくれた。

「はむ、潤たんも響にーもまっかっか」
信頼してもらえているのは嬉しいものの、年上の男子としては正直複雑なのだった。
0042オムニバスのおー ◆q1kWrCcsrI 2014/04/10(木) 14:06:42.22ID:FubHG3gv
というわけで、準備できてる分の投稿が終わったので今回はこの辺で。
また続編的な短編が思いつきましたら投下に来ます。

PS:トリップの件訂正。思い出し次第直しますが、当面はこれで行きますのでお願いします。
0044名無しさん@ピンキー2014/04/13(日) 21:01:56.70ID:oAw8vhr5
ビジュアルロウきゅーぶ!買ってきた
ぐふたんの薄い本って感じだった
絵が一カ所間違ってた
回収かかって無いよね?
0047名無しさん@ピンキー2014/04/25(金) 05:47:40.76ID:/8MIhpgt
ああ、原作1巻に該当するところがコミカライズの表紙になってるな。
0049名無しさん@ピンキー2014/05/13(火) 21:08:48.19ID:bCiHCw8X
ジュルジュル ペロペロ
麻奈佳「昴くん、ムービー?」
昴『はい』
チュパチュパ ジュルジュル
麻奈佳「フフフ〜」(カメラ目線でニッコリ微笑む)
チュッパチュッパ (亀頭まで丁寧にしゃぶる)
麻奈佳「ピクピクしてる、可愛い〜♪  ニャハハハ(照れ笑い)」
ジュポジュポ〜(喉の奥までしっかり入れる) ジュルジュル
レロレロ〜 ペロペロ〜
麻奈佳「(撮影を)いつ止めるの?」(カメラ目線で剛直チンチンを持って軽く振りながら)
昴『もうちょっとだけ撮らせてください』
(舌先で亀頭をネットリと)レロレロ〜 レロレロ〜
(唇で優しく亀頭をキスするように)チュパチュパ チュパチュパ〜
(と、思いきや、いきなり喉の奥までチンチンを入れる)グポッグポッ
昴『うっ!おォ〜〜!』 (速度を上げて激しく)ジュポジュポ チュルチュル チュパチュパ
昴『麻奈佳先輩 すごくエロい…』
麻奈佳「エロい〜?(カメラ目線でニッコリ微笑みながら)」
(また奥までズッポリフェラ)パックリ ジュルジュル〜

終わり
0053名無しさん@ピンキー2014/05/19(月) 22:23:58.13ID:0gwHBTQV
「長谷川さんの気をひくためなら、トモにはなんだってさせるわ。」
0054名無しさん@ピンキー2014/05/23(金) 19:49:50.24ID:OwsrNUjg
愛莉「わ、わたしだって一肌くらい脱げますっ!」
ひなた「おー、あいり、すっぽんぽん」
0055名無しさん@ピンキー2014/05/24(土) 01:40:06.08ID:InZcDly+
真帆パパがパトロンとなって人工授精成功、
まほまほの子以外は七夕さんが協力して育てるという妄想ががg
0056名無しさん@ピンキー2014/05/25(日) 21:15:04.06ID:F1cGvy60
>>55
5人の両親全部「それじゃ種付けお願いしますね」
昴「いくらなんでも危なすぎません?まだこの子たちが子供を育てるのは」
0057名無しさん@ピンキー2014/05/30(金) 03:29:27.06ID:C9i9ko9d
子ども達のあかちゃん5人が揃って
みほネェから本気で殺されるスバルを妄想してしまった

スバルのタネならアオイに受粉してあげたい
0058名無しさん@ピンキー2014/05/30(金) 18:37:01.05ID:JFTQhnUJ
バスケチーム出来る位子どもを作ってry
>>56
もしかして:×危険→○無謀
0059名無しさん@ピンキー2014/06/01(日) 01:26:21.28ID:uK7VCWdH
ん?
性格や育ちもありますが、12歳くらいだと出来るんでは?
まほまほは危険で無謀そうです
ひなたやトモ、紗季、は面倒見が良さそうな気がしますが?
0065 【大吉】 2014/06/01(日) 23:54:37.73ID:Zv5lshZJ
愛莉「今月の妊娠運」
0066 【大吉】 2014/06/01(日) 23:56:16.58ID:Zv5lshZJ
葵「今月の妊娠運」
0067名無しさん@ピンキー2014/06/02(月) 09:34:26.82ID:Ki12BV7L
流れとして
中学1年生(?)5人(トモカさん、ひなたさん、あいりさん、さきさん、まほさん)
小学6年生(?)1人(かげつさん)
高校生1人(アオイさん)
がスバル君に種付けされる、季節、場所、時間、きっかけや流れ
また
アイリさんにスバル君が種付けしたと知ってスバルさんに種付けするバンリさんの躾け方
どんなんだろうか?
怖いのは、養護教諭の行動と、ミホシちゃんがスバル君を殺すかどうか だ。
0068名無しさん@ピンキー2014/06/02(月) 09:43:06.31ID:Ki12BV7L
一応
マホパパとマホママの手引きで、小中学生の両親とスバルパパ、スバルママは法律上はドウであっても、スバル君が子どもつくりを実行する事と、若くして孫を持つことは納得してる。
でも、バンリ君、ミホシちゃんには伏せていた。
みたいな感じで
アオイのパパとママは、多分、二人きりで同室、二泊三日の京都旅行を認めてるから、孫ができても納得してると思う。
0070名無しさん@ピンキー2014/06/05(木) 19:32:57.04ID:hB5AlYYQ
>>52
宣伝禁止の掲示板でてめえの反日韓国ライブドアアフィブログの直リン貼りまくって売名宣伝クリックおねだりして韓国企業へ利益誘導してんじゃねえよ在日部落の乞食チョンヒキ根暗キモヲタ野朗ヘタレが何を根拠にイチビっとんねんボケカスゴミクズ五指切断して死ね自殺しろ
0072名無しさん@ピンキー2014/06/06(金) 02:58:00.69ID:2QSZrxOV
とりあえずママさんたちを軒並み孕ませて、智花たちや昴自身の異父姉妹を作るところから始めようや
0073名無しさん@ピンキー2014/06/11(水) 08:02:42.52ID:RUpnYJAf
天使の3P!の3巻でヒロインクラスの女子小学生が6人に増えた。

葵よりは善戦できる見込みがあるとはいえ、戦術的敗北の多い桜花が可哀想になってきたよ
0075名無しさん@ピンキー2014/06/11(水) 19:53:03.39ID:G9Z+nXcE
小学生が大好きなら小学生は増えてもいいね
小学生でいっぱいなの(ry
0076名無しさん@ピンキー2014/06/14(土) 20:46:41.59ID:g7i1hRIr
相ヶ江柚葉ちゃんの絵が何故1枚も無いのかが不思議でしょうがないのです
0077名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 15:48:47.77ID:Ztj8pd/1
「でもでも、ずっとこの大きさのままだったら大変だもんね……」
「はむ。"生理現象"だから、大丈夫……」
0078名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 17:25:36.58ID:Ztj8pd/1
みたいな妄想が浮かんでは消え浮かんでは消えだな
潤たんの性格つけとくるみ嬢のお留守番中の動向の妄想でもしようかな
と書き加えようとして途中送信orz
0081名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 12:43:36.93ID:k1bwFjsz
お兄ちゃんが出かけてる間くらい素直になっても良いわよねとくるみ嬢がry
0084名無しさん@ピンキー2014/07/15(火) 21:21:52.80ID:ST4s1RLY
いつもどおり響の布団に潜り込んで響の下着をクンカクンカしながらオ(ry
0085名無しさん@ピンキー2014/07/15(火) 21:24:09.10ID:H5Aa6zOY
くるみさんがそろそろクライマックスにさしかかったところで、忘れ物を取りに戻った響がry
0087名無しさん@ピンキー2014/07/17(木) 18:44:34.60ID:bbSS9Oxt
>>85
寸止め&見られたことの責任を取る羽目になった響さんですね(解ったつもり)
0089名無しさん@ピンキー2014/07/17(木) 23:05:34.46ID:bbSS9Oxt
>>88
くるみさんが主導権を握って盛大にフィニッシュするため響はやってあげるではなくやらされる
それ以外の展開が予想できない
0090名無しさん@ピンキー2014/07/21(月) 23:30:00.39ID:0MFFlpJn
未来の妻になるんだから(ry
で霧夢嬢が部屋に忍び込むとこまで妄想した
0091名無しさん@ピンキー2014/07/22(火) 20:00:07.19ID:s735jwqO
>>90
甘いな。こっちは霧夢もとい小梅ちゃんの付き人の柚葉ちゃんの乱入まで予想済みだ
0092名無しさん@ピンキー2014/07/23(水) 11:21:26.89ID:16o1pYNx
くるみと小梅ってタイプ少し似てるしどうなんだろう
ばったり遭遇しちゃって二入で意気投合しちゃうのか磁石の如く反発しあうのか
0093名無しさん@ピンキー2014/07/23(水) 17:44:40.13ID:84knzJeN
籠絡戦線構築or独占欲衝突ならおそらく後者
個人的に前者の展開希望だけど
0094名無しさん@ピンキー2014/07/25(金) 08:46:58.88ID:Bc3x3JAq
響の事で色々共感する部分は有ると思
色々言いたい放題言いながらもさり気無く褒めたりして


それを響本人に聞かれる展開まだですか
0097名無しさん@ピンキー2014/07/30(水) 23:38:13.04ID:j0uKfCvO
それでもぐふさんなら……ぐふさんならきっとなんとかしてくれるっ
0098名無しさん@ピンキー2014/08/08(金) 10:44:32.22ID:Yl611ezT
あれからかなり経ってるなぁ…正直ぐふさん、щ(゜▽゜щ)
0099名無しさん@ピンキー2014/08/08(金) 21:23:46.93ID:vIgQO2hq
どむさんとかあっがいさんとかざくれろさんとか、新たな書き手が出てきてもいいと思う。
0100名無しさん@ピンキー2014/08/08(金) 23:29:48.54ID:Yl611ezT
100番かな?らむさんもまだまだ続きそうだったが、あと誘拐事件のやつって未完なの?昴が熱で寝込んでるやつ。
0102名無しさん@ピンキー2014/08/21(木) 14:15:11.19ID:HXcpF8NX
書きにくいならネタ出ししていったら誰か書いてくれるんだろうか?

4コマに有った転校初期の智花がひなたにクラクラ来てそのまま……とか
0104名無しさん@ピンキー2014/08/21(木) 22:27:13.38ID:qREanh/3
>>102
ネタ出し
何かのパーティーとかで集まった女バス10人+すばるん+みーたん+竹中
昴が目を話した隙に誤ってみーたんの酒を飲んでしまった女子が昴と竹中を……
てのお願いします
0105名無しさん@ピンキー2014/08/21(木) 23:20:48.82ID:cpVo8iqT
アレでいてしっかり教師してるミホ姉が小学生が居る場で飲酒するとは……いや何でもない
0108名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 22:30:01.73ID:MPeZaoFm
>>104連レスすいません
智花さんはそのまま、サキサーンは腐女子的に昴と竹中を。ましゃみさんはサキサーンとレズ、ひなかげもレズ、つばひーはにーたんと。マホマホはすばるんとナツヒをいったり来たり、愛痢はおろおろ、ミホ姉は昴を調教
完璧!
0109名無しさん@ピンキー2014/08/23(土) 02:55:23.67ID:qT+T17GI
慧心のドールズひな&amp;ミミがすばるんを性的に癒すというのはどうでしょうか?
0116名無しさん@ピンキー2014/09/15(月) 08:45:25.69ID:BOVg0b64
12巻の冒頭で闇を射る者さんに野獣と化した恥将がおそいかかって氷の絶対女王政さんたちも乱入して〜というのおねがいします
0117霧夢だから2014/09/25(木) 02:53:30.82ID:wvZaFjJd
遅れて天使の3P!x3を読んで、霧夢が可愛すぎると撃沈した者です。
勢い任せにSS書いてしまったので、何回かに分けてこの場に載せさせていただきます。

霧夢中心の話なので、おそらく他のヒロインの出番は少なめになると思います。
今回は比較的他のヒロインの出番も多いですが、次回以降かなり減少する見込み。
0119霧夢だから2014/09/25(木) 02:57:06.99ID:wvZaFjJd
「まったく、ひびきったら……もぅっ」
 部屋に戻って座り込む。溜息一つ。
「いくら照れ臭いからってあそこまでシラを切る必要ないじゃない」
 あの時は本当にぶっ飛ばしてやろうかと思った。私にあんなことを言っておきながら、身に覚えがないとか。
『霧夢と、いっしょの時間を共有して生きていきたいんだ、もっと、ずっと! 霧夢がどんな境遇だろうと関係ない! 僕は、霧夢と共にありたい!』
「あぅあ〜っ……」
 思い出しただけで顔が熱くなるのがわかる。
 勘違いって……アレがプロポーズ以外のなんだって言うのよ。
 けど、まぁいい。今の私は大抵のことは許せるつもり。
 なにせひびきが住む街に引っ越してきたんだから。
 元々ひびきとの付き合いはあの三人娘よりもずっと長いんだから。私が不利だったのは、物理的な制約だけ。
 それを完全に取っ払ってさらにはひびきに告白までされた。どういうワケかひびき本人がそれを認めてくれないけど、それだって時間の問題。
 時間はたっぷりあるし、なんかもう、笑いが止まらないレベル。
「ふっふっふ……」
 今日はあくまで挨拶。明日から、思う存分ひびきと一緒の時間を過ごすんだから。
 
 
 
「おはよっ、ひびきっ!」
「霧夢? どうしたの、こんな朝早くに」
 翌朝。早起きして、早速ひびきの家に押しかける。
「これからあの子達のところに行くんでしょ? 私も一緒するわ」
「えっと、それはいいけど……」
「お兄ちゃん、なにしてるのっ! まだ髪を拭き終わってないんだから!」
 奥の方から声。なんか聞き覚えがあるわね。
「あれ、こんな朝早くからお客さん?」
 出てきた顔には見覚え。こいつ、昨日気がついたら私とひびきとの間に入り込んでいた小娘じゃない。
 ただでさえ三人娘+残念お姉さんのせいで騒がしかったのにさらにヘンなのまで混ざってきたんだった。
 そういえばこの子、なにか気になる言葉を使ってなかったかしら。あの時はそれどころじゃなくて聞き流しちゃったけど。
「あーっ、ひょっとして昨日お兄ちゃんの傍にいた女!? ちょっとお兄ちゃん、これどういう事!?」
「あー……そうだね、どこから説明したものか」
 そうそう、お兄ちゃん。あの時もこの子、ひびきのことをそう呼んでたのよね。……って!
「ちょっとひびき! お兄ちゃんってなに!? 小学生の妹なんているのっ!?」
 どんだけ小学生に囲まれた生活送ってるのよ。バスケ部コーチの高校生もビックリじゃない。
「そういえばなんだかんだで霧夢にもくるみのことを紹介してなかったね。えっと……」
 
 それからひびきにお互いのことを紹介してもらったんだけど。
「ふーん……お兄ちゃんってば、現実で潤達と会う前からネットで小学生の女の子たぶらかしてたんだ。へぇ〜」
「誑かしてたとか人聞き悪いし、そもそも小学生だって知ったの自体つい最近なんですが……」
「まったく、妹がいるんならそう言っておきなさいよね。あやうく小学生を自宅に連れ込んでる変質者がいるって通報するところだったじゃない」
「早めに誤解を解くことができて何よりだよ……」
 本当に、誤解が解けてよかったと私も思う。さらに小学生が増えたと思って焦ったし、妹と聞いて最初は驚いたけど。
 逆に考えれば、妹でよかったじゃない。たとえ一緒に住んでいたって、兄妹なら私にとっての障害にはなり得ないワケだし。
「う〜ん……」
「くるみ、どうかした?」
 うん、むしろ直接のライバルであるあの三人娘よりも仲良く出来そう……
「なんでもない。それよりお兄ちゃん、まだ髪を拭き終わってないんだってば。可愛い妹に風邪を引かせるつもり?」
「ごめん、そうだったね。霧夢、ちょっと待っててもらっていいかな?」
 ……なに? あの子お風呂上がりにひびきに髪を拭いてもらってるの。
 ……ふ、ふん。ちょっと羨ましいけどまぁ所詮妹はそうやって甘えるのが精々だしね、そのくらいは許してやろうじゃない。
「べつに、いいけど。元々こっちが急に押しかけてきたワケだし」
「ありがとう。そんなにはかからないと思うから」
「ほら、お兄ちゃん早く! あんま待たせるともう一緒にお風呂入ってあげないから!」
 ……な、に……?
「く、くるみ! いきなりなに言ってるの!?」
「なにって、もう一緒にお風呂に入らないって言ってるだけだけど」
 聞き間違いじゃない。この子、ひびきと一緒にお風呂に入ってるっていうの?
「ひびき。これ、どういう事か説明してもらっていいかしら?」
0120霧夢だから2014/09/25(木) 02:58:47.43ID:wvZaFjJd
「ち、違うんだよ霧夢! これはなんていうか……!」
「違うもなにもないでしょ。今日だってさっきまで、一緒に入ってたんだし」
 いくら兄妹でも、それはちょっとアウトなんじゃない。や、兄妹いないから一般的にどうなのかよくわかんないけど。
 っていうかこの子もこの子だけど、ひびきもなんで拒否しないのよ。
 まさかそこまで、小学生中毒なのかしら。
 
「響さん、今の演奏どうでしたかっ?」
 今度はひびきと三人娘の練習を後ろで眺める。
 朝は妹と一緒にお風呂に入ってその後は三人の小学生とバンドの練習。ホント、どんだけ小学生に囲まれた生活送ってるのよ。
「すごくよかったよ。夏休みに入ってから、みんなどんどん上手くなってる」
「そりゃ新たなライバルも現れたしね。負けてられないわよ」
「ライバル?」
「なんでもない。響は気にしないで」
 それはそうと、やっぱりいいな。ひびきの作った曲。それをいい感じに演奏できてるこの子達の能力も、まぁそれだけは認めなくもない。
「今日もいっぱいがんばった。響にー、ほめて」
「えっと、こうでいいのかな?」
「はむ。やっぱり響にーの手、気持ちいい」
「――っ!」
 え、なに? あの子達練習終わった後ひびきに頭撫でてもらってるの?
 なんかものすごく気持ちよさそうにしてるんだけど。……そんなにいいのかな、ひびきに頭撫でてもらうのって。
「響さん、ご迷惑でなければ私もお願いしていいですか?」
「ああ、うん。潤も希美も、いっぱい頑張ったね」
「わ、わにゃっ……」
「べ、べつに希美は頼んでないけど。……ま、まぁ嫌ってわけでもないけどね」
 うわ、なんかぞろぞろ並んじゃってるし。う〜ん、ひびきに褒めてもらう、か。
 というかひびきもひびきで、練習がある度にこんな風に頭撫でてるワケ?
 私の頭は、一度も撫でてくれた事なんてないクセに。……今までは物理的に不可能だったんだけど。
 とにかく、そう考えてたらなんかムカついてきた。
「ひびき、殴っていい?」
「な、なんでっ?」
「小学生に囲まれてあんな情けない顔してる危険人物に制裁を加えるのは当たり前でしょ」
 演奏終わってもまだ私のこと放ったらかしだし、三人娘相手にあんなにデレデレしちゃって。
「僕、そんな情けない顔してた?」
「してた。ホントに仕方ないわね、未来の妻が見ている前で堂々と他の子とイチャつくなんて」
 それはそれとして。
 引っ越してきた今なら、たとえば描き上がった下絵あたりを、パソコンじゃなく直接手渡しでひびきに見てもらうこととか出来るわよね。
 ひびきがその絵を気に入ってくれたら、私も頭撫でてもらえるのかな。
 悪く、ないかも。
「霧夢?」
「用事思い出したから帰るわ」
「えっ……。ごめん、なんか相手してあげられなくて」
「気にしなくていいわよ。バンドの練習するのはわかってて、私が勝手についてきたんだから」
 本当はこの後、ひびきとデートするつもりでいたんだけど、そっちはいつだって出来るし。
 今はとにかく、すぐにでも戻ってとっておきの絵を描き起こさないと。
 
 新しくひびきからもらった曲は今はないから、既存の物で、まだ私が絵をつけていない曲。
 それってつまり、ひびきがあの子達と一緒に演奏するために作った曲なワケで多少シャクだけど、曲自体はとっても良いものだし、今は気にしない。
 ふっふっふ、待ってなさいよひびき。即行で完成させて、ますます私の虜にしてあげるんだから。
0121霧夢だから2014/09/25(木) 03:02:04.80ID:wvZaFjJd
以上です。
なお、だいぶ先にはなりますが一応エロは入れる予定。
その前に四巻が発売される可能性大。島の束縛から解放された勢いでデレモードな霧夢に期待。
今日は仕事休みなんでこのまま次の執筆に戻りますが、さすがに今日中に続きの投下は難しいかもです。
0122名無しさん@ピンキー2014/09/25(木) 21:27:20.34ID:ffk35tcK
GJ。
0124霧夢だから2014/09/28(日) 04:44:08.00ID:m9FfWN87
短いですが、ある程度キリのいいとこまでいったので、続き投下します。
0125霧夢だから2014/09/28(日) 04:49:04.20ID:m9FfWN87
「貴龍様、朝ですよ。起きてください」
「ん、んっ……?」
 揺れてる。柚葉が私を起こそうとしてるんだ。
 ……ああ、そっか。
「おはよ、柚葉」
「ふふっ、おはようございます。貴龍様」
 昨日あのまま夜中まで絵に係りきりになって、どうも寝落ちしちゃったみたいね。
 覚えてないけど、最後の力を振り絞って下絵を避難させることには成功したみたい。
 寝てるうちに下敷きにして大惨事って事態は免れてる。
「昨夜は随分と張り切ってたみたいですね。貫井くんにプレゼントする絵ですか?」
 絵を描くのに夢中になってるのがバレて一瞬ハズかしくなるけど、柚葉相手なら今更だった。
「描ける時は一気に描かないと気が済まないの。それだけよ」
 それでも今回は、素直には言えない。『ひびきに褒められて、頭を撫でてもらいたいから気合入れて描いた』なんて。
 
 
 
「ひびき。ちょっとこれ、見てもらっていい?」
 練習が終わった後、今日も見学に来ていた霧夢から一枚の紙を受け取る。
 なんだろうと思って四つ折りにされたその紙を開いてみると、現れたのは一枚の線画だった。
「霧夢、これってもしかしてっ……!」
 見た瞬間覚えた興奮を必死に押さえ込みつつ、霧夢に訊ねる。この絵は、きっと。
「ほ、ほら。せっかく二人の距離が縮まったんだし、こうやって線画を手渡しで見てもらうのもいいんじゃないかって思って。ひびきがあの子達と一緒に作った曲をイメージして描いてみたんだけど。その……どう?」
 上目遣いで僕の反応を伺う霧夢。いつも自信に満ち溢れた彼女にしては珍しい。
 年上の男に面と向かって絵を手渡して、感想を聞く。さすがの霧夢でも初めての経験だと緊張するのかもしれない。
 もちろん、僕が霧夢に送りたい言葉なんて決まっている。
「すごく良い絵だよ。ありがとう、霧夢!」
「そ、そう? まぁこの私が描いたんだから当然よね。はじめから出来については心配してなかったけど」
 僕の感想を聞いて、わずかにあった不安も消えたのか、いつもの自信満々な霧夢の表情に戻る。
 それにしても、そっか。これからは霧夢の描いた絵を、こうして直に見せてもらうことが出来るんだ。大袈裟かもしれないけど、ちょっと感動する。
「気に入ってくれたんだったら、このまま着色までやって完成させるけど、どうする?」
「ぜひお願いします」
「ふふ。そう言うと思ったわ。ひびきってホント、私の虜になっちゃってるわね」
「うん。霧夢の絵に、ね」
 霧夢の言い方だと色々と誤解を招くことになる。
「それで、さ。ひびき」
「ん、なに?」
 急に霧夢がもじもじと身体をくねらせ始める。どうしたんだろう、と見ていると少しだけこっちに距離を詰めてくる。
 心なしか、頭をこっちに向けてるような。そらが撫でてほしいとねだる時にずいっと頭をこっちに向けてくる姿を連想した。
「……ほら、えっと」
 ひょっとして、霧夢も頭を撫でて欲しい、とか?
 ……どうなんだろう。正直、こっちに引っ越してきてから霧夢の挙動が読めないでいるからとても難しい。
 ただもし勘違いだったら、勝手に霧夢の頭を撫でたことになるわけで。非常に申し訳ない事態になってしまう。
「わにゃっ……!?」
「うわぁ、やっちゃった。響、ちょっとこっち手伝ってもらってもいい?」
「あ、うん。今行くよ!」
 悩んでいると、希美に呼ばれる。なにか困ったことが起きたみたいだ。
「ごめん、霧夢。ちょっと様子見てくる」
「うぅ〜……」
 不満顔。罪悪感。
 僕に会うために引っ越してきてくれたらしいのに、僕の方があまり霧夢に構ってやれてないからなぁ。
 なにか、してあげられればいいんだけど。
0126霧夢だから2014/09/28(日) 04:52:08.64ID:m9FfWN87
 あーもう、なんでなにもしないのよ、ひびきの甲斐性なし!
 あの子達の頭は嬉しそうに撫でてたクセに!
 ……まぁ、私のアピールが不十分だったっていうのもあるかもだけど。
 いざその場になったら『頭を撫でてほしい』って一言を口にするのがこんなに難しいなんて。
 いいわ。今回は失敗しちゃったけど、これを教訓にして次はもっと積極的にアピールすれば問題ないんだから。
 
「あれ? ひびき、それってもしかして……」
「うん。双龍島に行った時に撮った写真だよ」
 その後も特にやる事もなくてひびきと一緒に教会の中に留まっていると、ひびきがおもむろに写真の整理を始めた。
 綺麗な海沿いの写真や、海ではしゃいでいる見知った顔。
 自分の姿が全くないのが少し残念だけど、長いこと柚葉に影武者やっててもらってたしそもそもあの時はまだ外に出て遊べる身分じゃなかったし。しょうがない。
 だからひびきと楽しそうに遊んでいる女の子達の写真を見ても特に気にしない。羨ましいけど、気にしない。
 ただ……ね。
「あたっ! いきなりなにするのさ、霧夢!」
「またヘンな顔して固まってた。それ確か、お祭りが終わった後行ったっていう海水浴の写真よね?」
「うん。そうだけど……」
「…………」
 ひびきが止まった理由は、これ?
 ひびきと同じ歳の、女の子の水着姿。確か桜花っていったっけ。
 女の子って、あと五年でこうなるものなの? 柚葉と比較したら納得できるけど……。
 や、今重要なのはそんな事じゃなくて!
「写真見ながらニヤニヤしちゃって。本人に言いつけてもいい?」
「やめて! というかそもそもニヤニヤなんてしてないよ!」
「してたっての。自覚すらしてないとか、かなりマズいわね」
 やっぱり、いくらひびきが小学生大好き人間でも、ここまでのレベルになると話が違ってくるのかしら。
 島にいた時は完全にノーマークだったけど、やっぱりこの子も油断しちゃいけない相手っぽいわね。
 
 不確定要素も加えたら、ライバルになり得る女の子は全部で五人、かぁ。
 せっかく一度はひびきからプロポーズしてもらえたんだから、さっさと本人にそれを認めさせないと厄介な事になっちゃうかも。
 ちょっと、急ぐ必要があるかもしれないわね。
『結婚なんて、ひとりで盛り上がるだけじゃできないんだから! ほかに必要なもの、そ、それは!』
『はむ。きせいじじつ?』
『そう既成事実!』
 敵ながら、良い事を言ってくれたものね。
 結婚に必要なものは、既成事実、と。
0127霧夢だから2014/09/28(日) 04:53:57.80ID:m9FfWN87
以上になります。
しかし上手く書けず霧夢の可愛さが表現できていない気がしてもどかしい…。
0128名無しさん@ピンキー2014/09/28(日) 21:15:56.24ID:SM8IW0/j
乙。
霧夢はネットで色々な既成事実の方法を知ってそうだね。
0134霧夢だから2014/10/08(水) 23:38:24.53ID:EbjtWwz7
公式サイトの4巻試し読みで、早速霧夢に殺されました。
あらすじ見る限りメインは潤っぽいけど、4巻楽しみすぐる…。

それはそれとして>>125の続きが出来たので投下します。
なんとか4巻発売前には間に合ったが……待たせてしまってすまない。
そして、全裸待機勢には申し訳ないが、エロは次回からなんだ。すまない。
0135霧夢だから2014/10/08(水) 23:40:30.45ID:EbjtWwz7
【ひびき】霧夢。いるかな?
【霧夢】ひびき。わざわざチャットを使うとか、なんの用?
 
 私がこっちに引っ越してきてからは使わなくなったチャット。
 ひびきからメッセージが着ている事に気づいて立ち上げる。
 
【ひびき】ちょっと訊きたいことがあってね。明日にしても良かったんだけど、出来れば今日のうちにって思って。
【霧夢】訊きたいこと?

 なにかしら。ひびき相手なら、まぁ少しくらいハズかしい事も答えてあげなくもないけど。
 
【ひびき】うん。霧夢さ、どこか一緒に行ってみたいところとか、ないかな?
 
「ひゅわっ――!?」
 思わずヘンな声が出てしまった。
 ウソ、これひょっとして、ひびきの方からデートのお誘い?
 
【霧夢】ど、どうしたのよ、突然!
 
 震える手でキーボードを打つ。何度もタイプミスしちゃった。
 
【ひびき】ほら、霧夢ってまだこっちに引っ越してきたばかりだから、案内とかした方がいいかなって思って。
【霧夢】そ、そう。だったら、早速明日お願いしてもいい?
【ひびき】うん。何時くらいが都合いいかな?
 
 …………。
 どうしよ、どうしよ!
 なんかいきなりひびきとデートすることになっちゃった!
 今何時? すぐに準備を始めないと。
 服とか何着ていけばいいのよ。
 考えてみれば、男の子と一緒に出かけるとか初めてだし。どうしよう、なにも分からない。
「ねぇ、柚葉。ちょっといい?」
「はい。なんですか貴龍様?」
 例の件もあるし、とりあえず柚葉に相談してみよう。
 一緒に考えればひびきをガッカリさせるような事にはならないはず。
 
 
 
「お、おはよ。ひびき」
「おはよう。霧、ゆめ……」
 翌日。霧夢の希望どおり、遊園地に向かうために駅前で待ち合わせ。
 先に待っていた僕は、霧夢の声が聞こえた方を振り向いて、不覚ながら止まってしまった。
「ど、どうしたのよ。なにかヘン?」
「ううん。ただなんて言うか、霧夢のそういう格好って新鮮だなって思って」
 霧夢は巫女服を着ている事が多いから、そのイメージが強くなってしまっている。
 けれど今着ている純白のワンピースであっても、霧夢が持っていた雰囲気は全く損なわれていない。
 巫女服でもなくまして霧夢の生い立ちを知っているからでもなく、彼女自身が今まで生きて、培われてきた佇まい。
 それに加えて涼しげで清楚なワンピースの可愛らしさ。どうしよう。ヘンな緊張に襲われてしまっている。
「新鮮、ね。イマイチ反応に困る評価だけど」
「ごめんごめん。とっても可愛いと思うよ」
「そ、そう? あんまり着慣れてないから心配だったんだけど。えへへ、よかった」
 僕なんかと遊ぶだけなのに、そんな気を遣ってくれてたのか。ちょっと申し訳ないけど、素直に嬉しい。
0136霧夢だから2014/10/08(水) 23:41:45.60ID:EbjtWwz7
「ひびきの服も、悪くないと思うわよ」
「ありがとう。あんまりこういうセンスに自信ないから、そう言ってもらえると助かるよ」
 僕が選んだのは、こないだくるみと一緒に遊びに行った時の服装と同じ。
 くるみに及第点はもらえたなら、少なくとも大きなマイナスにはならないだろうと踏んで、そうした。
 これで目的地も同じ。服にしても遊び場所にしても、自分のレパートリーの少なさがちょっとだけ情けなくもある。
「それじゃ、早速行こうか」
「ん。エスコート、お願いね」
「き、霧夢!?」
 歩き出すなり、霧夢が僕の手を握ってくる。
「せっかくのデートなんだし、手を繋ぐくらい、いいでしょ?」
 デート、か。僕としては単に霧夢に町を案内するつもりで誘ったものだった。
 けれど霧夢が提案したのは遊園地で一緒に遊びたい、というもの。
 当初の目的とはちょっと違うけど、霧夢がそうしたいなら、べつにいいか、と思って。
 確かに、兄妹以外の女の子と二人で遊びに行くんだから、デートと呼べなくもないのかな。
「けどさすがに、これはちょっとハズかしいかなぁ」
「文句言わない。ホントなら腕を絡めて歩きたいくらいなんだから」
「それは本当に勘弁してください」
「でしょ。ひびきったらホント照れ屋なんだから、これでも譲歩してるんだからね」
 そう言われると、こっちも程々のところで折れないといけない気がしてくる。
 まぁ、手を繋ぐくらいならいっか。
 
「へぇ。間近で見るとやっぱり違うわね」
 遊園地に着くなり、感嘆を漏らす霧夢を見て、少しだけ切なくなった。
 本島から遠く離れた双龍島。そこにある社の中でこれまでのほとんどの時間を過ごしてきた女の子。
 ここまで大きなアトラクションパークを見るのもきっと初めてなんだろう。
「今日は二人で、思いきり遊ぼう」
 改めて、霧夢を誘って良かったって思う。せっかく引っ越してきてくれたんだから、霧夢にはもっとたくさん、楽しいことを経験してほしい。
 二人分のフリーパスを購入して、入場。相変わらず霧夢とは手を繋いだままだけど、なんだか気にならなくなってきた。
「霧夢。なんか乗ってみたいものとかある?」
「ちょっとベタかもだけどジェットコースター。一度でいいから乗ってみたかったのよね」
「ジェットコースターだね。それじゃ、向こうだ」
 霧夢に言われたからじゃないけど、ちゃんと彼女をエスコートできるよう頑張らないと。
 幸い、ここはつい最近くるみと一日中遊んだ場所だから、アトラクションの位置はある程度覚えている。
 ほとんど迷うことなく、霧夢が所望したジェットコースターの乗り場に案内することができた。
「ちょ、ちょっと待って。ホントにこんなのに乗るの……?」
「あはは、まぁそうだね。怖くなったんなら、やっぱりやめておく?」
「こ、コワくなんてないわよ。そ、そうよね。スリルを楽しむ物なんだから、このくらいじゃないと面白くないし!」
 訊き方間違えたなぁ。霧夢が素直に頷いてくれるはずがなかった。繋いだ手から震えが伝わってくるし、怖がってるのは明らかだ。
「無理はしなくていいんだよ? 霧夢こういうの慣れてないだろうし、最初は無難なので慣れておいた方がいいんじゃない?」
「平気だってば。ひびきだって、となりにいてくれるんでしょ?」
「え? うん、それはもちろん」
「なら、絶対に手を離さないで。お願い」
 握った手の力が強くなる。それで霧夢の不安が紛れてくれるなら、お安い御用だ。
「わかった。それじゃ、行こうか」
 ゆっくりと霧夢の手を引いて、僕らはジェットコースターの列へと並んだ。
0137霧夢だから2014/10/08(水) 23:42:51.70ID:EbjtWwz7
 思えば、前回は大失敗だった。
 小学生の女の子を強引に連れていこうとしたら警察を呼ばれかねないと学んだ。
 だから今回はきちんと彼女の意思を確認して、合意の上で事に及んだ。
 これでなにも問題ない。そう、思っていたんだけど。
「……じぃ〜っ」
「……ゴメンなさい」
「手、絶対に離さないでって言ったのに」
 そう。コースも佳境に入り僕らもいいように振り回されている最中。うっかり霧夢の手を離してしまったのだ。
 おかげで霧夢さん、現在大層ご立腹の様子。
「本当にごめん、霧夢」
「……反省してる?」
「してます」
「もう、二度と手を離したりしない?」
「しません」
 即答を続ける。霧夢へ誠意を示すために。
「双龍島での私へのプロポーズも、認めてくれる?」
「それはちょっと待ってください」
「むぅ〜……」
 再び不満顔に戻る霧夢。だけどこれを認めるわけにはいかない。
 どうも霧夢にとっては重要なことみたいだけど、僕自身プロポーズをした覚えはない。この誤解も、早めに解かないとなぁ。
「まぁいいわ。とりあえずひびきの謝罪が心からのものか、確かめてみるから」
「え、確かめるってどうやって?」
「決まってるでしょ。もう一回、アレに乗るのっ」
 そう言って僕の手を、今度は霧夢が引いてゆく。
 二度目のジェットコースター。なるほど、確かにそれが一番わかりやすい。
 今度は絶対に霧夢の手を離さないよう、心してかかろう。
 
「あぅ〜……ひびきぃ」
「大丈夫、霧夢?」
 結果だけを言えば、僕は再び霧夢に糾弾されることはなかった。
 最後までちゃんと霧夢の手を握り、ジェットコースターは規定のコースを回りきり停止。
 ところがそこからが問題だった。
 霧夢はジェットコースターを気に入ったらしく、三度搭乗。当然、手を繋いだまま。
 そして三回目の終了時に、霧夢は体調不良を訴え始めた。
 元々慣れない乗り物に三回連続で乗ったんだ。負荷がまとめて来てしまったらしい。
「ごめ、ムリ。ちょっと休んでもいい?」
「そうだね。少し歩いたところにベンチがあるはずだから、そこまで歩ける?」
「うぅ〜、キビしいかも……」
 本人の言ったとおり、今の霧夢は足元も覚束なくて、見ててとっても危なかっしい。
 ……しょうがないか。霧夢は、嫌がるかもしれないけど。
「ほら、霧夢」
「えっ? ひびき……?」
 霧夢の前で背を向け、膝をつく。
「大した距離でもないし、おぶっていくよ。乗って」
「……いい、の?」
0138霧夢だから2014/10/08(水) 23:44:02.29ID:EbjtWwz7
 てっきり怒声が飛んでくるかと思っていたけど、耳に届いたのはとてもしおらしい声。
 どうやら僕が思っている以上に弱ってしまってたみたいだ。
「うん。遠慮しないで」
「それじゃ、お願い。ひびき」
 女の子一人分の重み。多分同年代の女の子達よりもさらに小柄な霧夢の身体が、僕の身体に重なる。
「えへへ、ひびきの背中だぁ〜……」
「――っ!」
 一瞬、ドキリとしてしまった。
 背中から伝わってくる、霧夢という女の子の温もりと身体の柔らかさに。
 甘える子猫のように顔をすり寄せてくる霧夢の愛らしさに。
 そして、耳に届いた、霧夢の甘ったるい声に。
「……ひびき?」
「よ、よし。ちゃんと掴まってるね。行くよ」
 歩き出す。なるべく、気にしないように。
 目的地にはすぐに着く。よかった。これで、ヘンな気分ももう続かないだろう。
「はい、着いた。……霧夢?」
「……ひびき。ついでだからもう一つ、お願いしてもいい?」
 どうしよう。少しだけ不安になる。
 けれどやっぱり、霧夢のお願いを断ることは出来ず、僕は頷く。
「ひざまくら、してほしいな」
「そ、そうだね。ベンチよりかは、寝やすいかもしれない」
 ……最近の、というか引っ越してきてからの霧夢は、どこかヘンだ。
 どうも誤解があるらしく、よく恋人扱いしようとしてくる。
「ん……ひびきの膝の上、とってもキモチいい……」
 特に今日は、手を繋ぐよう強く望んできたり、こうしてやたらと甘えてきたり。 
 けれど僕は。それをイヤだとは感じていない。
 むしろ。僕は……。
 
 
 
「ひざまくら、してほしいな」
「そ、そうだね。ベンチよりかは、寝やすいかもしれない」
 やった。ひびき、私のワガママをきいてくれた。
 ひびきにデートに誘われた時、本当に嬉しかった。
 デートのことで頭がいっぱいで、結局昨日はあまり寝れなかったくらい。
 ひびきと手を繋いだままジェットコースターに乗るのがスゴく楽しくて、調子に乗って三回も並んじゃった。
 そのせいで今、気分が悪くなって倒れてるけど。こうやって思う存分ひびきに甘えられるんだから、むしろよかった。
「ん……ひびきの膝の上、とってもキモチいい……」
 一緒にいたい。甘えたい。触れていたい。近くに来て、ますますその想いが強くなって。
 ああ、私本当にひびきのことが好きなんだなってわかる。
 でも、だからこそ。今の状態はとても落ち着かなくて。
 ひびきが認めないせいで、他の女にひびきを掠め取られていきそうで、不安で。
「……ひびきが、わるいんだからね」
「ん、なにか言った?」
「……なんでもない」
 罪悪感はあるし、一緒にデートしてひびきに甘えて。それで満足しそうにもなった。
 けれど、止めない。
 柚葉は今も私のために準備を進めているだろうし、いまさら退けない。
 
 なにより。一刻も早くひびきにプロポーズのことを認めさせて、他の女達が手出しできないようにしないといけない。
 計画の実行は、もう目の前に迫っている。
0139霧夢だから2014/10/08(水) 23:45:22.58ID:EbjtWwz7
以上になります。
上でも軽く書きましたが、次回でエロを入れる予定です。小五エロ。
0141名無しさん@ピンキー2014/10/10(金) 23:40:18.78ID:ATwE9Ki9
ちなみにこデート中ずっと柚葉さんがストーキングしてます。
0143名無しさん@ピンキー2014/10/12(日) 00:41:19.73ID:fT4rm/16
4巻買ってプロローグみたら
>>139の展開と一緒で驚いたけど
それ以上に全裸の霧夢の挿絵に度肝を抜かれたよ
電車の中で読むもんじゃなかった・・・
0145名無しさん@ピンキー2014/10/13(月) 23:38:55.60ID:zPeFaSR4
先週のサイン会でロウきゅーぶ!コンビが揃ってイケメンだったことが判明
0146名無しさん@ピンキー2014/10/14(火) 20:30:00.02ID:JVjrLege
>>145まじ?ラジオもssにでたときの声的にサグさんはデブだと勝手に思ってた
0147名無しさん@ピンキー2014/10/14(火) 22:46:05.11ID:I7p1jTxA
サグは初期の頃に電撃文庫作家の集合写真にいたな。
朴訥な田舎の青年という感じだった、当時は。
0148霧夢だから2014/10/15(水) 03:09:37.89ID:+OGvQ0V1
前回からおよそ一週間経過してしまいましたが>>135の続きです。
ようやくエロシーン突入。
0149霧夢だから2014/10/15(水) 03:10:27.78ID:+OGvQ0V1
 霧夢と遊園地で思いきり遊んだ帰り。
 僕は霧夢に誘われて彼女が相ヶ江さんと一緒に暮らし始めた新宅を訪れていた。
 ……いや、勿論そんな場所に僕がお邪魔するのは問題があるのは解っているのだけれど、霧夢に押し切られてしまったのだ。
 まぁ『男子高校生が女子小学生を自宅に連れ込んだ』だったら完全にアウトだろうけど『女子小学生が男子高校生を自宅に連れ込んだ』ならセーフだと思う。
「はい、ひびきの分」
「ありがとう。いただくよ」
 霧夢が淹れてくれたお茶を口にする。なんだか一気に身体の力が抜けた。
「ど、どうかな。普段は柚葉に淹れもらう事が多いから、あまり慣れてなくって」
「大丈夫。とっても美味しいよ」
「そう? えへへ、よかった。お茶もロクに淹れられないお嫁さんになって、ひびきにハズかしい思いをさせるワケにはいかないもんね」
 今日、相ヶ江さんは用事があるらしくて外に出ている。彼女も彼女で霧夢と同じく街を案内してあげたいところなんだけど、ひとまず今回は都合が合わなかったわけで。
 それはそれとして。
「何度か言ったけど、霧夢はまだ小学生なんだからお嫁さんにはなれないよ」
「……ねぇ、ひびき。本当に、島でのプロポーズのこと、覚えてないの?」
 注意してみると、急に神妙な顔になった霧夢が訊ねてくる。
 冗談を言っているようには見えない。この話をする時、あくまで霧夢は真剣だ。
「……うん。霧夢には申し訳ないけど、少なくとも僕は、そんなつもりで言ったんじゃないんだ」
 いまだに、僕がいつ、霧夢に誤解させてしまうような言葉を放ってしまったのかさえわからない。
 もっと正直に言えば、あの時は霧夢を外に連れ出そうと必死で、そして盛大に自爆してしまったせいで焦りまくってて、言葉の詳細をよく覚えていない。
「そっか。残念ね、ひびき」
 正直、怒鳴られるのは覚悟していた。だから今の静かな霧夢を見て、逆に戸惑ってしまった。
 直後。
「あ、れ……?」
 目眩。視界が揺らぐ。そう認識した瞬間、意識が遠のいていった。
 
「ひびき。いい加減に目を覚ましたら?」
「ん……霧、ゆめ?」
 なんだっけ。なんで僕は寝ていたんだろう。
 霧夢と遊園地で遊んで、それから……
「えっ? っていうか、なにこれ?」
 記憶をたぐり寄せる事さえ終わらず、違和感に気づく。手が、足が、動かない。
「あの、霧夢さん……? いくつか質問させていただいてよろしいでしょうか?」
「ええ。私に答えられる事なら答えるわよ」
「じゃあまず。霧夢が淹れてくれたお茶を飲んだ後、いきなり意識を失ったんだけど、アレはなんだったの?」
「お茶の中に仕込んでおいた薬のせいね」
「なんで霧夢がそんな物持ってるのさ!?」
「私じゃないわよ。柚葉に用意してもらったの」
「ああ、なるほど……って結局納得できないよ!?」
 到底納得はできないけれど、相ヶ江さんに用意してもらったという点が本当なら、少なくともこのまま霧夢を問い質しても大した意味はないだろう。
 それに、他にも聞かなきゃいけない事があるし。
「じゃあ、二つ目の質問。どうして僕は縛られているんでしょうか?」
 目が覚めた瞬間覚えた違和感。僕の両腕両足はロープでがっちり縛られてしまっている。
「そりゃあひびきは男だし、私はか弱い小学生だもん。ひびきに本気で抵抗されたら、どうにもならないじゃない」
「僕が抵抗しそうなことをやろうとしているんだね……」
 なんだろう。殴る、蹴るの暴行はさすがにないと思うし。
「最後の質問。どうして僕は、布団の上に寝かされているんでしょうか?」
 わざわざ寝室に運ばれて敷布団の上に寝かされたらしい。一体、ここからなにを始めようというのか。
「それはもちろん、二人の愛の営みをスムーズに行うためよ」
 そう言って、霧夢は。
「な、なにやってるのさ霧夢っ!」
 おもむろに着ていた服を脱ぎ始めた。
「なにって、ひびきは私が服を脱いだ方がコーフンするでしょ。ちょっとハズかしいけどひびきなら見てもいいよ?」
 頬を赤く染めながら答える霧夢。
 嫌な予感がどんどん膨れ上がってゆく。裸になる霧夢、布団の上、愛の営み。
「あっ、でもひびきだったらランドセルとか背負ってた方がいい? 裸ランドセル」
「僕にそんな変態的な嗜好はないよ……」
 なんだ、裸ランドセルって。
0150霧夢だから2014/10/15(水) 03:11:29.72ID:+OGvQ0V1
「おっかしいわね。小学生好きな男は、そういうのも大好きだって書いてあったんだけど」
「一応訊いておくけど、どこに書いてあったの?」
「ネット」
「……だろうね」
 島にいた間ずっと社の中に閉じ込められていた霧夢だ。
 絵を描く以外にも、暇つぶしに”そういった”調べ物もしていたのかもしれない。
 結構耳年増に育ってしまっているみたいだ。
「っていうかひびき、なんで目線逸らしてるのよ。見てもいいんだってば」
 そんなわけにはいかない。小学生女子の裸体を目に焼き付けようものなら、それは言い逃れようのない、アウトだ。
「……えいっ」
「って、霧夢今度はなにをっ!?」
「あ、やっとこっち見てくれた」
 ああ。思わず霧夢を凝視してしまった。
 けれど今だけは、彼女が裸になっていることも気にならない。それ以上の衝撃が襲っているんだから。
「ズボンを脱がせるとか、一体なに考えてるのさっ!」
「なにって、ここまでやったら分かるでしょ」
 ……霧夢の言うとおりだ。もう、彼女が何をするつもりなのか察しはついてる。
 でもだからこそ、僕はこう言うしかない。
「き、霧夢。こういう事は、もう少し大人になってからじゃないとダメなんだよ」
「……そりゃ私も、恋人同士正しいステップを踏んでからって思ったわよ。最初はね。けどひびきったらあっちこっちの女にところ構わずデレデレしてるし。
 勿論ひびきが私の虜だってことはわかってるけど、このままだと勘違いする女も出てくるかもしれないから、手っ取り早く私達の事を周りに認めさせた方がいいでしょ」
 正直、ツッコミどころを挙げてゆけばキリがないんだけど、多くが今更なことだからスルーする。
 今一番訊きたいのは。
「それがどうなって、僕とこんな事をするって結論になるの?」
「あのちんちくりん達も言ってたでしょ。結婚に必要なのは、既成事実だって」
 ああ。そういえばそんな事を言っていたような。その勢いで潤が迫ってきたりもした。
 なるほど。話が繋がったといえば繋がった。……けど。
「いやいやいや! だからってこれはさすがにマズ――っ!?」
「んっ……」
 言葉は最後まで紡ぐことは出来なかった。霧夢に、唇を塞がれてしまったから。
 初めてのキス。僕はそれを、たった今奪われてしまった。
 ネットを介して長らくパートナーとして一緒に活動し、今は気がつけば毎日のように顔を合わせている小学生の女の子に。
 信じられないことが立て続けに起きて、混乱しているのか頭がボーッとしてくる。
 ……いや、違うか。
「んっ、ふっ……」
 これは単に、霧夢にキスされて、僕の頭が蕩け始めているんだ。
 霧夢が僕へと身体を委ねてくる。倒れ込むように重ねられる、華奢で柔らかい身体。
 特に下半身は、お互いに露出してしまっていて、体温が直に伝わってくる。
「…――はっ。とりあえず、キスはこれでクリアね」
 これはマズい。マズすぎる。
「霧夢。もう、やめよう」
「ふふん。さっきまでならまだしも、今となっては全く説得力がないわね」
 眼前の、霧夢の肢体に今のキス。そして重なった身体の感覚。全てに刺激されて、今まで必死に抑えていた欲望がとうとう起き上がってしまった。
 高く立ち上がったソレには、当然霧夢も気づいてしまった。彼女の言ったとおり、ここまで大きくしてしまっては説得力の欠片もない。
「んっ……しょっと」
「んんっ……?」
 霧夢が両の太ももで、僕の分身を挟み込んでくる。温かい。そして柔らかい、とてつもなく。
「きりゆ――ああぅ!」
「ふふ、キモチいい? ひびき」
 そのまま脚を動かして、僕を刺激してきた。柔らかな圧迫感。霧夢の問いに思わず頷いてしまいそうになるくらい、気持ちいい。
 だけど寸前で思い留まる。ここで頷いてしまったら、霧夢の思うつぼだ。
 黙ったまま。正直、何かを言うような余裕もないから。
0151霧夢だから2014/10/15(水) 03:12:35.60ID:+OGvQ0V1
「うーん、もう少し激しく動かした方がいいのかしら? えいっ」
「――っ!」
 息を呑む。霧夢は一度、挟んだ両脚を上へと浮かせて、すぐにそれを元の位置に戻す。
 マズい。今の一回だけでそう思った。これを繰り返されれば、絶対に耐えきれない。
 なんとか歯を食い縛って声は漏れないようにしたけれど。
「んっ、んっ……」
 二度、三度。頭がチカチカしてくる。我慢できる今のうちになんとかしないと、本当に霧夢に屈してしまう。
 それだけは絶対に避けないといけない。
 なんとか切り抜けて、年上としてちゃんと霧夢を窘めないと。
「……これ、結構疲れるわね。それにひびきの反応もなんだかイマイチだし」
 しめた。寝そべったまま両脚を動かすっていうのは、普段使わない筋肉を使うことになる。
 体力のない霧夢にとっては結構な重労働だろう。ジッと我慢していた事も功を奏した。
 このまま諦めてくれれば、嬉しいんだけど。
「しょうがないわね。やっぱり最初は、オーソドックスにやりましょ」
 そう上手くはいかないか。あくまで責め方を変えるつもりなだけみたいだ。
 一度身体を起こした霧夢は、今度はやたら下の方へ移動する。
「すんすん……なんか、変なニオイ」
「うっ……」
 恥ずかしくて、思わず頬が熱くなるのを感じる。霧夢に、一番恥ずかしい場所の匂いを嗅がれた。
 霧夢と遊園地で遊び回って、霧夢と一緒にお茶を飲んで、意識を失ってこの状況。当然、身体を洗う間はない。
 汗だってかいてるだろう。不快な臭いを霧夢は嗅いでしまったんじゃないだろうか。
「でもなんかこのニオイ嗅いでると、頭がクラクラして、ヘンなカンジ……」
 僕の心配とは裏腹に、むしろ霧夢は興奮の度合いを上げてしまったようだ。それはそれで困るのだけれど。
 ……なんて、悠長に考えたりせずなんとか霧夢を止めるべきだった。
 ここから彼女がなにをやるかなんて、明白だったのに。
「待っ――」
「あー……ん」
 霧夢の熱い吐息を先端に感じて、熱がどんどん近づいてきて。
 あっという間に僕の先端は、霧夢の小さな口の中に飲み込まれてしまった。
 熱い。それに唾液が、すぐに絡みついてくる。……女の子の口の中って、こんなに気持ちいいものなのか。
「んっ、ちゅっ、れろっ……」
「くっ、きり、ゆめ……!」
 いや、問題なのはそんな事じゃない。
 あの霧夢が、僕の性器を口に含んで舌を這わせている。
 その事実がどうしようもないほどに僕自身を昂ぶらせる。
 霧夢が口を離した瞬間、切なくなってしまうほどに。
「どう、ひびき?」
「…………」
 それでも僕は、霧夢の問いには答えない。意地でも。
 気持ちいい。もっと続けてほしい。口から出ていきそうな言葉たちを必死に押さえ込む。
「やり方、間違ってるのかな。さすがに初めてだから加減とかわかんないし」
 霧夢の表情は、真剣そのものだ。気持ちよくなってほしくて、考えている。僕の自惚れでないなら、きっと。
「ゴメンね、ひびき。まだ上手くひびきのことキモチよくさせてあげられないかもしれないけど、すぐコツを掴んじゃうから。……ちゅっ」
「んっ……」
 再び霧夢の口の中へ、僕が吸い込まれてゆく。
「は、んっ……ちゅぷ」
「あっ、くぅ……」
 再開される奉仕。一度膨張した分身は、刺激を受けるたびに震えている。
 今まで経験したことのない類の快感。そんなに長く我慢できるはずもない。
 このままだと最悪の瞬間を迎えてしまうことになる。
0152霧夢だから2014/10/15(水) 03:13:05.97ID:+OGvQ0V1
「ぐ、うぅっ……!」
 ……だというのに、僕は自分の状況をまったく考えていないかのように、一つの欲求に身を焦がしそうになっていた。
 腕の拘束が煩わしい。そう思う。
 だけどそれは、この状況から抜け出したいから、霧夢の行為を力ずくで中断させたいからじゃなく。
「はぷっ、んんっ……」
「霧ゆ……め。んっ」
 経緯はどうあれ、こうして一生懸命、僕に気持ちよくなってもらおうと頑張ってくれている霧夢。
 彼女を労ってあげたくて、その綺麗な銀の髪を撫でてあげたくて。でもそれが出来ないから、ひどくもどかしい。
 まったく、こんな状況でなにを考えているんだ僕は。
「れろっ、あむっ……」
 唇をさっきまでよりもすぼめて。圧迫がキツくなる。
「ぐっ、んんっ、じゅっ……」
「あっ、くぅっ……!」
 そのまま霧夢は自分の頭を激しく前後させ始める。小さな唇に、僕の陰茎が扱かれ続ける。
『手、絶対に離さないでって言ったのに』
『えへへ、ひびきの背中だぁ〜……』
 ああもう。なんだって今この場で、こんな事を思い出しているんだろうか。
 ……なんて。薄々気づいているくせに、自分の心の中でさえ恍ける。
 もう限界なんだ、いろいろな意味で。
「はぶっ、ふぅん……っ」
 霧夢の頭の動きがさらに激しくなる。喉の奥にまで、僕の先端が達する。
 暖かくて柔らかな粘膜が触れる度、えも言われぬ快楽が脳髄まで駆け抜ける。
「霧夢、これ以上は本当に、もぅっ……!」
「ふふっ……んんっ、はぷっ……」
 きっと霧夢は僕の言葉の意味を理解している。漏れた笑みがそれを証明していた。
 けれどそれでも、霧夢は責めを緩める気配はまったくない。
「んくっ、じゅぅ……!」
 だからそれは、当然の結果で。
「くぅっ……ダメ、だっ……!」
「あむっ……ぷはっ」
 今になって霧夢が陰茎を解放してくれたけど、もう間に合うはずもない。
「霧ゆ、めっ……あああっ!」
「ひびきっ……んんっ……!」
 さっきまで霧夢に飲み込まれていた先端から、僕自身も見たことがないほど大量の精液が迸る。
 勢いよく飛び出した欲望は、目の前にいた霧夢の顔に、髪に降りかかった。
「うわっ、顔ベタベタぁ……。なに、こんないっぱい出るものなの?」
「ご、ゴメン。いつもはもうちょっと少ないと思うんだけど……」
 思わず謝る。僕のせいで汚れてしまった霧夢の顔を見て、罪悪感が膨れ上がってしまった。
 ここに至るまでの経緯とか、全く関係なしに。
「それって、私の口の中がスゴくキモチよかったから?」
「……否定はできない、かな」
「あ、やっと素直になってくれたわねひびき」
 敗北感でいっぱいだけど、しょうがない。これだけ大量に出しておいて、頑張ってくれた霧夢を否定するような事は言えない。
 
 ああもう、本当にどうしたものだろうか。
 快感も限界を通り過ぎてしまって。もう一つの限界点も、吹っ切れてしまったかもしれない。
0153霧夢だから2014/10/15(水) 03:18:02.21ID:+OGvQ0V1
今回はここまでとなります。
構想段階では「さすがにぶっ飛んでるかな」と心配になりましたが四巻読了後「いや、霧夢ならやってくれる!」と思い直したという経緯。
とりあえず今考えいているアフターっぽい話も含めて、原作の五巻が発売される前には完結させたいと思っています。
0157霧夢だから2014/10/21(火) 02:34:54.94ID:ZhCIs8go
みなさん、毎回レスありがとうございます。
ひょっとしたら自分は(小学生の)脚フェチなんじゃないかと思い始めた今日この頃。
小学生でエロを描くとなにかしら脚が出てくる気がする…。

それはそれとして、>>149の続きを投下します。
今回は再びエロなしです。
前回の投下時、全裸待機勢に「これを読み終わったらちゃんと服を着るように」と言っておくべきだったと後悔。
0158霧夢だから2014/10/21(火) 02:36:46.87ID:ZhCIs8go
「ふぅ、これであらかた取れたわね。終わったらお風呂に入らないと」
 一時中断。霧夢が、顔や髪に降りかかった精液を拭き取る。
 それを、ジッと見ることしか出来なかった僕。罪悪感に胸がいっぱいになる。
 強引にやられたとはいえ、霧夢のような小さな女の子に自分の欲望をぶちまけてしまった事実。
「……ねぇ、霧夢」
「ん。なに、ひびき?」
 ただ、今のこの間は、きっと最後のチャンスだ。霧夢にこれ以上先へ進まないよう諭さないと。
 手遅れには、なりたくない。
「もう、やめようよ。こんなこと」
「は? なによひびき。私の顔に思いきり出しておいて、今更そんなこと言うの?」
 ぐぅ、と心の中で唸る。確かにそれを言われるとつらい。小学生相手に欲情してしまった自分が恨めしい。
 けどそれさえ一旦棚に上げて、僕は説得を続ける。
「仮にこのまま最後まで続けて霧夢が望む『既成事実』を手に入れて、僕と結婚したとしても。きっと幸せにはならないよ」
「……幸せよ。その、ひびきの……さんになれるんだから」
 頬を赤く染めた霧夢は、ボソボソと反論する。よく聞き取れなかったけど、むしろよかった。
 全部聞こえていたら、多分僕の顔も真っ赤になっていたと思うから。
 というか既に真っ赤になっているけれど。本人を目の前にして言うのは相当恥ずかしい。
「その僕は、無理やり結婚することになった霧夢を受け入れる事はないよ」
 今だけは心を鬼にする。誤った方へと進もうとしている霧夢を止めるために。
「……なら、どうしろって言うのよ。大体、元はといえばひびきが悪いんじゃないっ」
 霧夢が声を荒げる。怒らせてしまった。
 ……いい。こうなるって、わかっててやったんだから。
「ひびきが、言ってくれたんだよ? 私と一緒の時間を生きていきたいって、私と共にありたいって」
 霧夢のその言葉で、遅まきながらに僕は納得した。
 なるほど。あの時はいっぱいいっぱいで気づかなかったけれど、こうして聞いてみたらプロポーズのようにも聞こえる。
 そして同時に、思い知った。
「私、本当にひびきのことが好きだから、すごく嬉しくて。ひびきと一緒になるために頑張ったんだから」
 今まで自分を縛りつけていた島のしきたりさえ飛び越えて、この町まで引っ越してきた。
 ただ驚くばかりで、失念していたんだ。
 霧夢にとってそれはきっと、とても勇気のいることで。その原動力になったのは、あの言葉。
「それなのに、ひびきはプロポーズの事は認めないし、他の女の子達にデレデレしてるしっ。……」
 ふと霧夢が、糸の切れた人形のように崩れて、僕の胸に寄りかかってくる。
 体の震えが、伝わってきた。
「誰にも、ひびきを取られたくないの。ひびきは、私だけのひびきでいてよ……!」
 もう誤魔化しようもないほどにはっきりと。霧夢は泣いていた。
 ああもう、ここまで煩わしいと思ったのは今日で二度目だ。
「……霧夢。いい加減、ロープを解いてもらってもいいかな?」
「っ――!」
 霧夢が息を呑むのがわかった。けれど次の瞬間には、流していた涙さえも消して、僕を睨みつける。
「わかったわよ。なんかもう、続けられる流れじゃないしね」
 腕を拘束していたロープが、解かれた。
「はい。次は足――」
 待たない。とりあえず、腕が自由になれば十分だから。今まで溜め込んでいた欲求を、解き放つ。
「えっ……?」
 なにが起こったのかわからないという霧夢の声。でも、僕は単に、自由になった両腕で。
0159霧夢だから2014/10/21(火) 02:37:47.67ID:ZhCIs8go
「ひびき……?」
「霧夢。もう一度言うよ。こんなことをしても、霧夢の望みは叶えられない」
 霧夢を、抱きしめただけだ。
「だけど、霧夢がこんな無茶苦茶をやってくれたおかげで、少しだけ変わったかな」
 とっくの昔に、自分の気持ちから眼を逸らすことは出来なくなっていた。
 今、自分の腕の中にいる女の子。
 言うことやることぶっ飛んでて、しっかりしていそうですごく危なっかしくて。
 なにより、こんなにも僕の事を思ってくれている女の子。
 いつの間にか僕も、彼女のことを愛しく思うようになっていた。
「だ、だからひびき。あんま女の子を勘違いさせるようなことするんじゃ――」
「ごめん。島での事については、返す言葉もないよ。けど、これは違う」
 怒って、泣いて、恥ずかしがって。霧夢の眼も頬も、真っ赤だ。
「僕も、霧夢のことが好きだ。いきなり結婚っていうのは難しいけど、霧夢の彼氏には、なりたいかな」
 言ってしまった。小学生の女の子に、告白してしまった。もう後戻りはできない。
 けどこれでも、散々考えた結果だ。自分の気持ちに嘘を吐くことは出来ないって解ったから。
「えっ、なに……? また私、都合のいい勘違いでもしちゃってるの?」
「違うよ。正真正銘、僕は霧夢が好きだって、告白してる」
 心の中で苦笑い。信用されていないなぁ、僕。
 まぁ前科もあるんだし霧夢がそう思うのも無理ないか。ここからの行動で、信じてもらうしかない。
「ひび、き……?」
「証拠、今から見せるから」
 そっと霧夢の顔を上向かせる。いつもの凛とした顔は今は隠れてしまっていて、不安に揺れている。
 柄にもなく積極的になっている今の僕に、戸惑っているのかもしれない。
 今からそれなら、どうなってしまうんだろう。
「霧夢……」
「ひびき。んんっ……」
 霧夢の小さな、開いたばかりの花弁のような唇に、自分の唇を重ねる。
 もう躊躇うことさえしない。霧夢が、好きだから。躊躇うわずかな時間さえ惜しい。
「はむっ、んっ……」
 ただ唇同士で触れ合わせているだけ。なのにどうしてこんなにも緊張して、安心するんだろう。
 どのくらい続けていたかもわからなくなって、僕らはどちらからともなく離れた。
「ひびきが、ひびきの方から、キス、してくれた……」
「これで少しは、信じてくれたかな?」
「バカ言わないでよ。まだ全然、信じられないから」
「えぇ……っ」
 どうやら以前の失態は、僕が想像していた以上に霧夢の信頼を損なうものだったようだ。
「だから、私が信じられるようになるまで、ひびきは布団の上で私を抱きしめて、キスすること。いいわね」
 けれど一見怒っているように振舞っている霧夢の口から出た言葉。
 きっと傍から聞いているだけでも恥ずかしくなる。当人であるなら尚更。
 それでも、霧夢がそう言ってくれたのが、求めてくれたのがどうしようもなく嬉しくて。
「しょうがないね。霧夢の信頼を勝ち取れるよう、頑張るよ」
 頷いた僕は早速霧夢を抱きしめて、布団の上へ柔らかく押し倒した。
0160霧夢だから2014/10/21(火) 02:38:41.83ID:ZhCIs8go
 しばらくの間、布団の中で霧夢とふれあい続けていた。こういうのを世間一般ではイチャイチャと言うんだろう。
 徐々に瞼が重くなってきて、心地良い微睡みの中に沈んでいきたいと思い始めた頃、僕らは遊園地から戻ってきて以来身を清めていないことを思い出した。
 今は夏真っ只中。さすがにこのまま二人で眠ってしまうのは良くないだろう。
 ……それ以前に様々な問題があるような気がするんだけど、今だけはそれら全てを無視する。
 とにもかくにも、一旦お風呂に入ろうという流れになった時、霧夢がこう訴えてきた。
「小学生の妹と一緒にお風呂に入ってるのに、小学生の彼女と一緒にお風呂に入った事がないって、ありえないんじゃない?」
 正直この訴え自体にはどこからツッコんでいいやら困るレベルだけど、このままの状態で霧夢が納得してくれないのもわかっている。
 それに僕自身、もうしばらく霧夢と一緒にいたいと思ってしまって。
 
「どうひびき。痛かったりしない?」
「平気だよ。むしろもう少し強く擦ってほしいくらい」
「そう? じゃあもうちょっと力入れるわね」
 かくして、僕と霧夢は一緒にお風呂に入ってしまっているのである。
 加えて霧夢たってのご希望により、今は彼女に背中を流してもらっている。
 くるみと一緒の時は、いつも僕が彼女の髪を洗っていたから、してもらうという体験はとても新鮮だ。
 まぁ緊張の理由は、それ以前のところだろうけど。
「んっしょ……ひびき、これくらい?」
「んっ……だいぶ気持ちよくなってきた。上手だよ、霧夢」
「ふふん、当然。ひびきを喜ばせる術は、すぐにでも体得してやるわ」
 いつものように自信たっぷりに、嬉しい事を言ってくれる。
 正直ここまで言われると、少しこそばゆい。
「んっと……。それにしても、ひびきの背中、大きいね」
「そう、かな?」
 そりゃ小柄な霧夢に比べれば大きいだろうけど、僕だってそんなに体格のいい方じゃない。というか全然良くない。
「大きいわよ」
「っ、霧夢……!?」
 思わず声を上げる。浴室の中で情けない声が反響した。恥ずかしい。
 驚いた。霧夢がいきなり僕の背中に抱きついてくるから。
「んっ……あったかい」
 もちろん、僕も霧夢の身体の温もりを感じている。
 けれどそれ以上に、女の子の身体の柔らかさが、マズい。
 どんなに意識を逸らそうとしても、心が、身体が、霧夢と密着した部分に反応してしまう。
 泡のせいで滑りまでよくなってるし。くそう、なんでこんなに気持ちいいんだ。
「……と、いけない。ひびき、次は前を……ひゃっ!?」
 我慢の限界だ。僕は霧夢の身体を抱え上げる。
「ひ、ひびき、どうしたのよ?」
 ごめん。霧夢。男っていうのはエッチな生き物なんだ。
 謝罪は心の中でだけ。表に出す声は、まったく別のもの。
「ありがとう、霧夢。今度は僕が、霧夢の身体を洗うよ」
 強引に霧夢と僕の位置関係を逆転させて、僕は反撃を開始した。
0161霧夢だから2014/10/21(火) 02:44:03.10ID:ZhCIs8go
以上です。
次回で再びエロ&一旦区切りの予定。
0162名無しさん@ピンキー2014/10/22(水) 21:28:17.64ID:QbrPfiqc
GJ。霧夢さん最高だな。
天3の4巻が10月だからロウきゅーぶ!15出るとしたら12月くらい?
0164名無しさん@ピンキー2014/10/23(木) 13:59:23.18ID:xgsEgiSv
早くて1月、いつも通りなら2月かな
まぁマターリ待とうぜ
0165霧夢だから2014/10/31(金) 03:56:19.17ID:dzarZjyt
>>158の続き投下します。
予告したとおりエロありの今回で一旦終了です。
0166霧夢だから2014/10/31(金) 03:58:07.36ID:dzarZjyt
「むぅ、せっかく私がひびきの身体を隅々まで綺麗にしてやろうと思ったのに」
「ゴメンね。それはまた今度の機会にってことで」
 さっきもずっと、霧夢にされっぱなしだったんだ。
 いざ自分の気持ちに正直になって、こうしてすぐそばに霧夢の裸があったら、我慢なんて出来るわけがなかった。
「それじゃ、いくよ」
 十分に泡立てたスポンジを、霧夢の二の腕にあてがう。
 少し力を込めただけで折れてしまいそうな細い腕。ゆっくりとスポンジを滑らせてゆく。
「ん、ぅ……。ちょっとひびき、くすっぐたい」
「う〜ん、もう少し力を入れた方がいいかな」
 出だしは不評。力加減が難しい。こっちは小学生の女の子を相手にしているんだから尚更。
「あ、んっ……そのくらい。気持ちいい」
 今度はいい感じの力加減になったみたいだ。霧夢の口からも声が漏れる。
「よかった。続けるね」
「よろしく。ふ、んんっ……」
 しかしどうしてこんなにも艶かしい声を出してしまうのか。ヘンな気分になってしまったらどうするのか。
 まぁ今回に限っては関係ないけれど。
「今度は、こっち」
「えっ? ちょっ……やぁぅ!」
 なにせとっくに、ヘンな気分になってしまっているんだから。
 腕をひととおり泡だらけにした僕は、次の目標であるお腹へとスポンジを移した。
 中心から円を描くようにして泡を広げてゆくと、また霧夢が声をもらした。
 さらに腕を上へと伸ばし、胸へと到達。自然と心拍数が上がる。とうとう、触れてしまうんだ。
「ん、んぅっ……」
 滑らかで柔らかい感触がスポンジ越しにも伝わってくる。今度は中心を避けて周りを滑らせて。
 さすがに霧夢もくすぐったさとは違う感覚を覚えたのか、呼吸を乱しながら身をよじる。
「霧夢」
「んっ……な、なによ」
「やっぱりここは、スポンジじゃ洗いにくいね。面積が狭いから」
 このまま続けていたらスポンジが敏感な場所に当たってしまうかもしれない。
「唐突にケンカ売ってきたわね。どうせまだまだペッタンコよ。ひびきはこっちの方が好きでしょ?」
「うっ……」
 どうしよう。今までだったら真っ向から否定できたのに、それが難しくなってしまった。
 まだ小学生の霧夢に告白なんてしてしまった僕がそれを否定しても、説得力はないだろう。
 だから僕は、少し卑怯だと自覚しながらも話を中断し、手許に意識を戻すことにした。
「ひぅっ――!?」
 どうしよう。驚いた霧夢の声がとても可愛い。
 そして指から伝わってくる感触が、すごく気持ちいい。
「ひびきっ、なにやってるのよ!?」
「なにって、言ったよね? スポンジじゃ洗いにくいって。だから手に泡を塗って、直接霧夢の胸を洗ってあげようと思って」
「バカぁ。そんなこと言って、はじめっからこういう気だったんでしょ……ひゃぁっ」
 正解。さすがにバレバレか。
「知らなかった。はぁ、ひびきが、こんなに……んっ、スケベだったなん、てっ……!」
「こんな風にするのは、霧夢だけだよ」
 小学生相手に誰彼構わずこんな事をしていたらあっという間に逮捕されてしまう。……いや、構ったとしても一緒だけど。
「私、だけっ……?」
「うん。僕がこんなにスケベになるのは、霧夢が相手の時だけだ」
「そ、そう。それなら、んっ、許してあげなくも……あぅっ!」
 どうやら許可をもらえそうなので、少しだけフライングして胸の先端を指で軽く摘む。
 今までで一番強い反応。霧夢の全身が一瞬ビクンと痙攣した。
「うぅ……。ひびきのドスケベ! エロ魔神!」
 霧夢の罵倒を甘んじて受け入れる。今の僕は霧夢の言うとおりエロ魔神と化してしまっている。
「ちょっ……ひびき、しつこいっ……! ふあぁっ!」
 こんなにも、霧夢の胸に夢中になってしまっているんだから。
 小さいながらにきちんと反応して硬くなった乳首を指で擦る。
 その度に霧夢の口からはイヤらしい声が漏れて、さらに僕を興奮させる。
0167霧夢だから2014/10/31(金) 03:59:22.67ID:dzarZjyt
「ごめんごめん。ここばっかり洗ってもしょうがないよね」
「んんっ……」
 泡を塗りつけた手を、今度は霧夢の脚へと滑らせる。すべすべしていて、これだけでもスゴく気持ちいい。
「っていうか、ひびき。さっきから、ずっと当たってるんだけど」
 霧夢に指摘されてさすがに恥ずかしくなるけど、考えてもみれば今更だ。
 好きな女の子とエッチなことをしているんだ。こうならない方がおかしい。
「これは霧夢が悪いよ。まだ小学生なのに、こんなにエッチなんだから」
「それ、理不尽すぎ――ってひびき、そこはっ……!」
 霧夢の脚を這ってゆく僕の手。徐々に上へと向かう。
 とっくに彼女も、僕の意図には気づいているわけで。
「くぅんっ……!」
「ほら、ここだってもう濡れちゃってる」
 泡に塗れているとはいえ、押し込んだ人差し指がすんなりと霧夢の中に埋められる。
 痛い思いなんてさせたくないからほんの軽い力だったんだけど、それでも。
 霧夢の、女の子の場所は僕の人差し指を飲み込んでしまった。
「しょうがない、じゃない。ひびきにあっちこっち触られたんだから、感じちゃうわよ……」
 顔を羞恥に染めながら、潤んだ瞳で僕を睨みつける霧夢。
「霧夢……」
「な、なによ。わっ……?」
 霧夢を引き寄せ、そのまま抱きしめる。
 今の霧夢の言葉で、もう頂点に達していたと思っていた愛しさが、さらに上がった。
「もぅ、なんなのよ。ワケわかんないんだけど」
「あはは、ゴメン」
 散々霧夢の身体にイタズラしたかと思えばいきなり抱きしめて。
 正直、霧夢が好きだという気持ちのままに行動しているだけだけど、彼女の反応ももっともだろう。
「じゃあ、とりあえずこれで仕切り直し。……霧夢」
 霧夢の顔を、身体ごとこちらに向かせる。そのまま今度は、霧夢の唇を塞いだ。
「んっ……」
 唇同士を重ねるだけのキス。布団の中でも何回か繰り返した。
 けれど今までは物怖じして一度もできなかったその先を、やってみる。
「はむっ、んんっ――!?」
 霧夢の口を開いて、中へと舌を入れる。
 驚いて身を引こうとする霧夢。腕に力を込めて、それを止める。
「ちゅっ、ふぅっ……」
「ん、んんっ……!」
 逃げることもできない霧夢の口の中を、舌でなぞってゆく。
 頬の粘膜に擦りつけたら、今度は霧夢の舌と絡ませて。動くたびに霧夢の身体がピクンと反応する。
 感じてくれているんだと判る度に例えようのない思いに満たされる。
「――ぷは」
 息が続かなくなって、唇を離す。二人の間で唾液がいやらしく糸を引いた。
「ひ、ひびき。これ、反則……」
 どうも今のキスで完全に蕩けてしまったらしい。
 本人は睨みつけているつもりなのかもしれないけど、いつもの鋭さは面影もなく、霧夢はとろんとした瞳で僕を見つめている。
「ホントに、なんてコトしてくれるのよっ……」
「霧夢? ――んっ!?」
 油断していたところに霧夢から反撃される。強引に唇を塞がれ、秒も待つことなく舌を差し込まれる。
 そして一直線。一切の迷いなく僕の舌に触れた。
「ふぅん、れろっ……」
 そのまま舌を絡ませ、舐め回す。とても積極的なキス。
「あむっ、ちゅぅ……っ」
「ぴちゅっ、んっ」
 ずっと戸惑いしきりだったけど、僕の方からも動かないともったいない。
 霧夢に応えるようにして舌を絡ませ、さらに唇をすぼめて霧夢の舌を味わう。
0168霧夢だから2014/10/31(金) 04:00:27.75ID:dzarZjyt
「んっ……これ、ダメ。キモチよすぎる」
 再び離れる僕と霧夢。随分とお気に召してしまったようだ。
「霧夢、キスでだいぶ感じちゃってるみたいだね」
「か、感じるとかヘンな言い方するなっ。大体、ひびきが悪いんでしょうが!」
「まぁ否定はしないけどさ。でも霧夢だって、否定できないでしょ」
 論より証拠。再び霧夢の秘所へと手を伸ばす。
「ひんっ……!?」
「ここだって、さっきよりもずっと濡れてるし」
 人差し指は最早入れるというよりも滑り込んでしまった感じだ。
 そのまま軽く出し入れしてみるけど、潤滑油が溢れているおかげでスムーズに動く。
「やぁっ、ひびきの指がっ……!」
 霧夢の甘い声。もっと聴きたいという衝動が膨れ上がってゆく。
 すぐに、それを押さえ込む事ができなくなって、指の動きが速くなる。
「ちょっ……やっ、ひびき、激しすぎっ!」
「可愛いよ、霧夢」
「ひびっ……んんっ!」
 背中に回していた手を下へやると、それに従うように霧夢の身体が傾く。まともに力が入らないようだ。
 そのまま霧夢の耳を優しく噛んでみる。想像以上に強く反応してくれた。
「ほ、ホントにひびきは、あちこち私の身体を弄りまわしてっ……」
「大好きな女の子の身体なんだから、色々弄り回したくなるのは当然だよ」
 いくらでも触れたい。その欲求は、触れれば触れるほど強くなる一方。
 耳を数度甘噛みした後、背中に回した手で脇を通って人差し指で乳首を擦る。
 もう片方の手は変わらず霧夢の秘所に埋めたまま。こっちもさっき以上に激しく動かしてみた。
「そんないっぺんにっ……だ、ダメひびきっ……!」
 僕の腕の中で悶える霧夢。……ああ、どうしよう。
 間違いなく言える。僕は変態だ。変態になってしまった。
 このまま霧夢を責め立てたい。……霧夢がイクところを、見てみたい。
「ダメだって、ばっ……なんか、おかしくなるっ……!」
「大丈夫だよ。このまま気持ちよくなって、霧夢」
「あ、頭の中真っ白に――ひびきぃっ!」
 多分、もうほとんど限界。それでも指の動きを緩めず、むしろさらに速める。
 霧夢のソコからは愛液がどんどん溢れてきて、指を出し入れする度にイヤらしい水音が響く。
 音で興奮して、さらに指の動きが激しくなって、そのせいで音が大きくなって、また興奮して。
「なんで、こんなエッチな音がっ……ひびき、ホントにもう、おかしく、なるってばっ」
 そんな循環の中で、霧夢の声まで僕の欲望を刺激する。
 溜まった興奮を指先に込めて、霧夢の身体に塗りたくる。
 霧夢の身体には快感がどんどん溜まっていく。
 最後に一度、強めに乳首を弾いた瞬間。
「ひびっ……んんっ、ああああっ!」
 霧夢の身体が激しく痙攣する。指を入れた霧夢の穴からはとめどなく愛液が噴き出した。
「んっ、はぁっ、はぁっ……!」
「霧夢。イった、の?」
「バカぁ。だから、ダメだって、言ったのにっ……」
 弱々しい声で僕を非難する霧夢。
 睨みつける眼に敵意は感じられない。むしろ潤んだ瞳は、何処となく熱を感じさせる。
0169霧夢だから2014/10/31(金) 04:01:10.30ID:dzarZjyt
「……ゴメン、霧夢」
 ここまでエッチな霧夢を見せつけられてしまったら、もう自分を抑えることなんて出来ない。
 さっきから霧夢の腰辺りに押し当てられていた僕の分身。もう痛いほどに勃ってしまっている。
 早く、気持ちよくなりたいと。欲望そのままに。
「えっ、ちょっと、ひびき……?」
「もう、僕の方が我慢できないんだ」
「だ、だって私、まだ身体に力が……きゃっ」
 椅子から下ろした霧夢の身体を押し倒し、秘裂に竿を宛てがう。
「ひ、ひびき? 私、心の準備が……」
「大丈夫。無理やり挿れたりはしないから」
 最後の理性が挿入という選択肢を消した。
 今の状態でそんな事をしてしまったら、霧夢を気遣って加減する事なんて出来ない。ただ彼女を苦しめるだけだ。
 結局自分の欲望を優先しているだけだったりする。最低だな、僕。
「んんっ……!」
 動かし始める。霧夢の秘裂に沿って、陰茎をスライドさせる。
 ぷにぷにした割れ目を竿が往復するだけで強い快感が駆け抜ける。
 霧夢がさっきイって愛液で塗れているから、滑らかに動かせるのも快楽を強めている理由の一つだろう。
「んっ、気持ちいいよ、霧夢っ……!」
「わ、わかったからちょっと待って。まだ、身体がっ……ひゃうっ!」
 聞かない。霧夢のすべすべのアソコに押し当てて、動かし続ける。
 一突きごとに目の奥がチカチカと点滅する。油断しているとすぐにでもイってしまいそうだ。
「ひびきのカタいの、擦りつけられてるっ……!」
 竿が往復するたびに濡れてゆく。霧夢の身体が震える。
「ダメ、だってばぁ。敏感に、なってるのにっ……ひぁっ」
「霧夢、可愛いよ……」
 いつもはひたすら強気な霧夢が、こうして僕の手で乱されている。
 今、僕だけが見ることができる霧夢の姿だ。
「こんな時に可愛いって言われても、反応に、困るんだけど……んんっ」
 お気に召さなかったのか、霧夢自身は不満顔。けれど声は、甘ったるいまま。
「っていうか、お腹、せっかく洗ったのに、ヘンなヌルヌルしたの、つけないでっ……!」
 僕の先端は、霧夢のお腹の上を滑り続けている。滲み出た先走りが、霧夢の滑らかなお腹に塗りつけられてゆく。
 霧夢を汚している感じがして、どうしようもなく昂ぶってゆく。
「んっ……ゴメンね」
「ひびき? わぅっ……!?」
 霧夢の両脚を持ち上げて、強引に閉じさせる。それから腰の動きを再開。
「ちょっ、ひびきぃっ!」
「霧夢のアソコも脚も、すごく気持ちいいっ」
 自分の分身が霧夢の柔らかな脚と秘所に挟まれて、扱かれて。最初動いた時には気を失ってしまうんじゃないかってくらいに気持ちよかった。
 衝撃が過ぎた後も今まで以上の快感が襲い続けてきて、僕は射精感を必死に堪える。
「んっ、あぅっ、ひびきっ……!」
 それでも、これは。
「霧夢っ……そろそろ、ヤバいかも」
「えっ……ヤバいって、まさか――」
 正直僕も、ただ霧夢の身体に挟まれて擦りつけるだけで、ここまで気持ちよくなるとは思わなかった。
 女の子の身体というのは男にとってこうまで隅々まで興奮するものになるのか。
 いや、僕にとって霧夢の身体が、だろうか。
0170霧夢だから2014/10/31(金) 04:01:40.48ID:dzarZjyt
「もう……くっ、出るっ……!」
「いや、ちょっとバカっ!」
 一度止まればもうしばらく保つだろうに、もう一瞬たりとも我慢することができない。
 ただ目の前の快楽を貪るだけのケダモノになってしまっている。
 止めるどころか腰の動きを速めて、当たり前に限界を迎えてしまって。
「待って待って待って! ちょっ、ふざけ――」
 頭が真っ白になるのを感じながら。
「霧夢っ、くぅっ、あああああぁーっ!」
「ひびっ……んんんぅーっ!」
 霧夢のお腹を、顔を。
 僕は再び、白濁の欲望をぶちまけ、汚してしまった。
 
「はい、ひびき。土下座」
「本当に、申し訳ございませんでした」
 お風呂から上がって服を着て、僕が一番最初にしたことは土下座だった。
「あれって、私達がきちんと恋人同士になってから初めてのエッチだったわけよね?」
「……そうです」
「その大切な場面で、ひびきは何をしたの?」
「……途中から、自分の好き放題にやってました」
「そうね。大切な彼女の意思そっちのけで」
「うぅっ!」
 霧夢の言葉と、思いきり蔑みに満ちた視線が僕の胸に突き刺さる。
 けれど、しょうがない。完全に霧夢の言うとおりなんだから。
 初めてのことで気持ちよすぎて、気がつけば僕は霧夢の身体を強引に動かして、快楽を貪っていた。
 こんなの、彼女を欲望の捌け口にしていただけだ。
「全て、浅はかな僕の心が招いた事です。今は本当に、反省しています」
「……はぁ。ひびき、顔、あげていいわよ」
「霧夢?――んんっ?」
 顔を上げた瞬間、霧夢にキスされてしまった。
 唇同士を合わせたまま、十秒、二十秒と時間が過ぎてゆく。
「んっ……」
「き、霧夢。いきなりどうしたの?」
「あー、やっぱムリね。怒ることはできても、嫌うなんて出来そうにないわ」
 唇を指でなぞりながら、独り言のように霧夢が呟く。ほのかに赤く染まった頬は、怒っているからじゃないのかもしれない。
「……それに、ひびきに強引にやられるっていうのも、悪くないかもしれないし」
「霧夢。なにか言った?」
「な、なんでもないからっ!」
 後半、聞き取ることができなかった。僕にどうこうって言ってたと思うけど。
「とにかく、許してあげるって言ってるの。今回は特別に、だけど」
「許すって……本当に、いいの?」
 自分でやっておいてなんだけど、到底許されることではないと思う。警察に突き出されることも、覚悟しないといけないものだ。
「いいの。私はひびきの最高のパートナーで恋人の、霧夢なんだから。少しくらい恋人が失敗しちゃっても、許してあげなきゃね」
 それでも霧夢は、いつもと変わらない自信満々の声で、けれどわずかにはにかみながら、答えてくれた。
0171霧夢だから2014/10/31(金) 04:04:37.24ID:dzarZjyt
以上になります。
なんか霧夢さんは責められると弱いとか、隠れMとかのイメージが自分の中であるので、そんな感じに描きました(偏見
そして響君は、まぁ若気の至りということで一つ。
0173名無しさん@ピンキー2014/11/03(月) 12:36:16.90ID:5ilufbkR
そんな偏見良くないと思うんだ

つまり逆襲の霧夢様編はよ
0174名無しさん@ピンキー2014/11/06(木) 00:44:39.31ID:7H5B/w1h
激しくGJ!!
相手から襲ってきたならGOUHOUだよね

桜をも凌ぐというスタイルの相ヶ江さんとのエロスもみてみたい
0176名無しさん@ピンキー2014/11/08(土) 22:02:13.76ID:rjRTBTfv
皆さん的には
山葵→bba
なゆっち→可愛い
ミホ姉→合法
なんだろうけど、やんばる、ハッチ、野火止姉妹はどうなの?
あと保護者勢で誰が好み?
誰かロリ以外でかいてけれ
0177名無しさん@ピンキー2014/11/08(土) 22:09:44.06ID:Lp1Wr8fB
このスレの歴史も長いが、小笠原(カマキリ)×ミホ姉の純愛ものを構想したのは俺一人だろう
0178名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 00:07:10.01ID:BgbbwRui
あえて言おう。逆レイプ姉妹丼をこのスレでやろうとしたのは俺だけだろうと
0179名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 00:14:13.38ID:Vk19kb6B
>>176
やんばる→メイドさん。それ以上でもそれ以下でも
ハッチ→同好の士
野火止姉妹→あと数年遡る事ができれば…

保護者勢は特に好き嫌いないけど書くのが楽しそうなのは湊夫妻、三沢夫妻辺りかなぁ。
0181名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 11:27:52.58ID:EaStgS4v
小学生の手編みシリーズを考えて投下したのは私だけですね
案の定残念クオリティに
0182名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 13:55:11.66ID:vuMruCaM
花織さんは娘同様、お酒入ると「んふふ、忍ふぁ〜ん」とか馬乗りしてそうでいいな。
12巻のアレも、実はお母さんがヤってたのを真似しただけかも知れん。
0183名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 21:01:32.88ID:HzFDs6e4
>>182もっかん酒乱事件は11
12と言えばやんばるソーププレイだろ!あれで誰かかいてくれ
0186名無しさん@ピンキー2014/11/11(火) 00:36:53.75ID:lP7lFQuB
ああ失礼、>>182は14巻の浴衣騎乗位のつもりで書きました。
確かに12巻ネタだと、萌衣さんに指導されながらの本格エロ突入もいいなあ……。
0187名無しさん@ピンキー2014/11/11(火) 21:29:06.22ID:P+VWHB01
今日はポッキーの日!
と言うわけでポッキーゲームネタを…
0190名無しさん@ピンキー2014/11/13(木) 23:22:14.34ID:7BISK/9b
たまには女バス5年も頼むよ
あとはロリ以外とかさ
0191名無しさん@ピンキー2014/11/13(木) 23:38:00.89ID:avnELXWw
葵「もっと昴とイチャイチャさせろー!」
桜花「そうだそうだ、響とイチャコラさせろー!」
0192名無しさん@ピンキー2014/11/13(木) 23:38:33.63ID:Efy05Juh
ミホ姉はロリ枠に入るのか入らないのか。永遠の命題だな
0193名無しさん@ピンキー2014/11/14(金) 07:17:47.52ID:JBlJZJA+
こういうエロパロではミホ姉の合法スキルを使わないでどうする
つまりミホ姉はロリ
0194名無しさん@ピンキー2014/11/14(金) 07:20:02.65ID:JBlJZJA+
途中送信してしまった
つまりミホ姉はロリであるべき
0195名無しさん@ピンキー2014/11/14(金) 13:02:13.09ID:En0d1xVA
冬子「カモーーーーーーーーーーーーーーーン♪щ(゜▽゜щ)」
0196名無しさん@ピンキー2014/11/14(金) 16:10:54.76ID:PsF3tyPT
ここまでミミちゃんのエロパロなし
つばひーでも構わん
0198名無しさん@ピンキー2014/11/14(金) 18:28:30.55ID:JBlJZJA+
>>196つばひーだったら相手は夏陽かな。ミミちゃんはすばるんかギンガ?

っておい!ましゃみさんとげったんは?
0203名無しさん@ピンキー2014/11/15(土) 19:43:40.51ID:6kEOTosq
言えない、無垢なる魔性に囚われた智花がひなたにメロメロになっちゃうのとか
師弟関係拗らせてグイグイ師匠に迫るミミで妄想してたなんて言えない
0204名無しさん@ピンキー2014/11/15(土) 20:17:58.04ID:4BI2Hjrt
どきどきすること聞いてたら5年の恋愛物みたくなった
エロパロでもプラトニックな感じでもいいから誰か頼むよ
あ、百合無しで
0205名無しさん@ピンキー2014/11/15(土) 20:57:50.67ID:4BI2Hjrt
響の誕生会と言う建前ではじまったJS5×6、JK1による響にー逆レイプ大会
…的なのお願いします
0207名無しさん@ピンキー2014/11/21(金) 05:57:34.85ID:NSRS7ZMH

椿と柊がなぜか昴の家にやってきた。どうやら夏陽がひなたの家に宿泊しに行ったらしい。まあ何かあればかげつが止めるだろう。
で、両親はご丁寧に国内某所に旅行に行ったらしい。温泉があるらしい。
結果、2人残されても困るのでどこかに宿泊に行くことになったが、昴の家に「1泊2日の予定で」いることになったようだ。
だが、この時昴と銀河は知る由もなかった。性欲がかなり旺盛であることを。
0208名無しさん@ピンキー2014/11/25(火) 21:25:41.42ID:7TRMUTf3
霧夢のってfin?続きみたい
今まで書かれてないキャラで誰かかいて下さい
0209名無しさん@ピンキー2014/11/25(火) 22:01:38.72ID:9v9mhY/R
>>208
霧夢の作品を書いていた者です。
前回の投稿で一応完結になっていますが、続編っぽいものを現在執筆中です。
もう少ししたら投下できるかと。
0211名無しさん@ピンキー2014/11/25(火) 23:27:01.58ID:lSkeMrSJ
全裸正座じゃ寒いだろうから、妹と風呂にでも入りながらのんびり待てばいいと思うよ
0212名無しさん@ピンキー2014/11/26(水) 00:16:35.62ID:RhQLymgd
>>211
そこも原作4巻ばりに霧夢が浴室に飛び込んできてくれると信じたい。
そんな事を考えた時に今は夜だからと「夜のおつとめにきたヨ?」という意味深なセリフまで繋がった。
0215名無しさん@ピンキー2014/11/27(木) 21:34:16.71ID:yEDCkesW
ぞみぃ、裸にさせるのはやりすぎだよぉ

はむ。わたしたちもはだかになればだいじょうぶ

ひびきぃ&amp;#183;&amp;#183;&amp;#183;&amp;#183;&amp;#183;&amp;#183;ウワキなんて絶対に許さないからね!!

こういう場面で助けが来ると2人が恋仲になるっていうことがよくありますけど、貫井くんはそういうの、どうおもいますか?
0216名無しさん@ピンキー2014/11/28(金) 01:28:49.45ID:NWvmxT3f
ユズちゃんもアイリーンもjkよりでかいってどんだけだよ
だが私はつるぺた派だ
0217名無しさん@ピンキー2014/11/29(土) 05:57:20.14ID:lrfarrbg
>>216
ツルペタ小学生もボイン小学生も愛せてこそ真の紳士ではなかろうか?
0218ひびきと霧夢2014/11/29(土) 10:45:03.97ID:JuA9ECu+
>>216
私もこないだまで「ロリで巨乳とかないわー」って思ってたけど、最近になって「これはこれでアリだな」に変わりますた。

それはそれとして、以前書いてた霧夢SSの続編が完成したので投下します。
ホントは昨日の夜に描き上がったんだけど最後の校正中に寝落ちしてしまい、投下が遅れました。すまぬ。
あと超亀レスですが。
>>173
こうですか、わかりません!
0219ひびきと霧夢2014/11/29(土) 10:47:03.46ID:JuA9ECu+
「あの、霧夢さん?」
「なぁに、ひびき?」
 僕へと返ってきた霧夢の声は、今の状況とかけ離れた甘ったるいもの。
 いや、布団の上で恋人同士が見つめ合っている。これだけなら、むしろ霧夢の声はこれ以上ないくらい相応しいものだ。
 ただ、一点だけ。
「僕のアレに添えられたもの、間違っていませんか?」
「なにも間違ってないわよ。今日は私の足で、ひびきをキモチよくしてあげるってだけじゃない」
 そう。今僕の屹立したアレは、霧夢の両足に挟まれてしまっている。
 しかしこの状況は、霧夢的にはなにも間違っていないらしい。
 霧夢と付き合い始めて一週間ほど経った。以前よりも二人でいることが増えて、キスも何度かした。
 けれどエッチはあの時以来一度もやっていなくて、霧夢の方から誘ってきた今回が、二度目の体験になる。
 それがこんな始まり方なのだから、疑問を抱くことこそ自然だと思う。
「どうして、こんな事に?」
「一週間前の、私達の初エッチのこと、覚えてる?」
「それは、もちろん」
 霧夢と恋人同士になることを決意した日。そのままお風呂場で、僕は。
「私の身体に興奮するあまり暴走して、一人で勝手にイっちゃったわよね?」
「……うぅ」
 なんだかんだで根に持ってたんだ、あれ。
 そりゃそうか。あの場であっさり許しちゃう方が驚きだったくらいだし。
「次にエッチする時は絶対に仕返ししてやろうって思ってたのよ。なのにひびきったら、一向に誘ってこないじゃない」
 しまった。僕なりに反省してしばらく控えようと思っていたんだけど、霧夢には逆効果だったらしい。
 けどまぁ、おかげでこうなった経緯は理解できた。
 いまいち納得しきれない部分もあるけれど、これが霧夢へのお詫びになるというのなら、付き合うべきかもしれない。
 というか。
「ひびきだって満更でもないみたいだし、もう始めてもいいよね?」
 霧夢にしてもらえるんだったら、そういうのも悪くないって感じている僕がいる。
 そしてその意思をあまりにも正直に反映して、僕の愚息はとっくに起き上がってしまっていた。
「そ、れっ……」
「ん……っ」
 霧夢が両足を動かし始める。足の内側で心持ち強めに挟み込まれ、上下運動で扱かれた。
 素足は表面にぴたりと張りつき、刺激をより強いものにしている。霧夢が動くたびに、頭がしびれる。
「ふふっ、ひびきったらとことんエッチなんだから」
「んんっ……なんのことかな?」
「気づかないとでも思った? さっきからガン見じゃない」
 完全にバレてしまっていた。どうしても視線が、霧夢のスカートの中にいってしまう。
 彼女が脚を動かすたびにスカートが捲れ、下着が見える。悪いと思っていても、眼が離せない。
「……ごめん、霧夢」
「別に謝る必要ないってば。っていうかもっと堂々と見てもいいのに」
「それはさすがに、遠慮しておくよ」
 バレてしまっているのがわかっても、堂々と覗き込むのはやっぱり躊躇われる。
「そ。まぁひびきの好きにしていいけど。んっしょ、と」
「あぅっ……」
 霧夢が足の位置を変える。大きく両脚を広げ、今度は足の裏を使って僕を挟み込んだ。
0220ひびきと霧夢2014/11/29(土) 10:48:04.41ID:JuA9ECu+
「ってあれ? 痛かった?」
「いや、さっきよりも、気持ちよくて」
 柔らかな足の裏に挟まれてより大きなストローク。
 そういった肉体の刺激に加えて、大胆に開かれた脚のせいでさっき以上に僕の眼を刺激してくる霧夢の下着。
 一枚の布で隠されたその奥。一度見てしまったばかりに鮮明に想像してしまい、さらに興奮を掻き立てる。
「ひびきの視線、すごい感じる。なんか、ヘンな気分……」
 霧夢の動きが激しくなる。徐々に瞳が、熱に浮かされたように蕩けてゆく。
「んっ、くっ、きり、ゆめっ……」
 足を上下される度に様々な刺激に襲われる。こんな事を続けられたら、保つわけがない。
「ふふ、だいぶいい声出すようになってきたわね。もう少し、かな?」
 今度は足の指で、僕の陰茎を挟み込む霧夢。これまで触れられていなかった部分まで指で挟まれた。
「き、霧夢。これは、ダメ、だっ……!」
 足の動きは、さっきまでよりも緩やか。けれど指を器用に動かして細かく刺激してくる。
「ああ。『もっとしてほしい』っていう方の『ダメ』ね。了解」
 なんだろう。嗜虐的な笑みが恐ろしいくらい様になっている。
 ともあれ、恥ずかしながら霧夢の言ったことは正しい。
 このまま続けられたら絶対に保たない。けれどやめてほしいなんて言えない。この快楽を手放すことなんて、出来ない。
「いいわよ。ひびきが望むんだったら、なんだってしてあげる」
「くぅっ、あぁっ……!」
 もう完全に、霧夢の足に翻弄されてしまっている。あまりにも強い刺激と快感に、頭はぼやけて腰は砕けそうになる。
 そしてなにより、霧夢に直接扱かれている陰茎は今にも暴発しそう。
「ひびきのコレ、すっごく苦しそうにヒクヒク言ってるんだけど」
「ごめ、ん。正直、もう限界なんだ」
 射精感を堪えるのがしんどい。霧夢は容赦なく足を動かして、僕を刺激してくるから。
「ベツに我慢なんてしなくていいでしょ。はやく、キモチ良くなって」
 霧夢はこう言うけど、僕はまだイキたくない。まだまだ霧夢に、続けてほしいから。
「ひょっとして、足でされるのそんなに気に入っちゃった?」
「そういう、わけじゃ、んんっ……ないけどっ」
 今の言葉に頷いてしまうのは、さすがに躊躇われる。事実翻弄されてしまっているとしてもだ。
 小学生の女の子に足でされて喜ぶ。霧夢に、そんな変態だなんて思われたくない。
「ここは、嬉しい嬉しいって言ってるよ? ひびき」
「ふっ……あぅっ」
 けれど現実は、霧夢の言うとおり。もうバレバレだ。
 素直すぎる愚息が憎たらしい。男のプライドというものを、少しは考慮してくれないものだろうか。
 ……なんてことを考えるのも、もう限界。
「ほらひびき。霧夢さんの足で、イっちゃいなさい」
 さらに激しさを増して、柔らかな圧迫で僕を扱く霧夢に、全ての思考を奪われて。
「だ、めだ、霧夢っ、出ちゃうっ……あああああっ!」
 そのまま限界を吹っ切ってしまった僕は、霧夢の足へと熱い塊を吐き出した。
「んっ……すごっ、太ももまでかかっちゃった」
 飛び出して自分の足を白く汚した精液を、蕩けた瞳で見つめる霧夢。
 僕はといえば、あまりもの気持ちよさに頭がぐるぐる回ってしまっている。
0221ひびきと霧夢2014/11/29(土) 10:49:03.60ID:JuA9ECu+
「いっぱい出たね、ひびき」
 口角を吊り上げた霧夢が、ゆっくりと足を上げ、膝立ちになった。
 ゆっくりとスカートをたくし上げる姿は、明らかに僕の興奮を煽っている。
 可愛らしい下着が姿を見せ、視線が釘付けになってしまった中、今度は下着を脱いでゆく。
「きり、ゆめ?」
 中は、霧夢の隠された蜜壷は、ひどく濡れていた。脱いだ下着との間にいやらしく糸が引いている。
 下へと視線を移してみれば、ショーツもぐしょぐしょになっていることに今更気づいた。
「わかる? ひびきのエッチな姿を見てたら、こんなになっちゃったんだよ?」
「う、うん……」
 ゴクリと生唾を飲み込む。イったばかりにも関わらず再び愚息を起き上がらせるほどに、霧夢のソコは扇情的で。
「ひびきのせい、なんだから。キレイにしてよ」
「っ……」
 どうもさっきのプレイのせいで、霧夢の中で変なスイッチが入ってしまったらしい。
 けれどそれは、僕も同じことだ。躊躇うことなく霧夢の蜜壷へと顔を寄せる。
 膝立ちになっている霧夢のソコに顔の位置を合わせようとしたら、僕自身は四つん這いになるわけで。
「ちゅるっ……れろ」
「んっ……!」
 霧夢の秘裂に舌を這わせる。すぐに絡み付いてくる、彼女の蜜。
 舌を戻して味わう。頭が痺れる。もっと、欲しい。
「あぅ、んんっ……」
 こんな格好で霧夢のアソコをひたすら舐め続けている。背徳感で頭がおかしくなりそうだ。
「ぺろっ、んぅっ……」
「あっ……ひび、きっ」
 舐める。霧夢の無垢な花弁を。その度に蜜は溢れて舌先を濡らす。
 綺麗にしろ、と言われたけどこれじゃキリがない。
 いつまで、舐め続ければいいんだろう。
 いつまでも、舐め続けていいのかな。
「ちゅくっ、あぅむ」
「ひび、きがっ……私の、夢中で舐めてる……っ」
 頭上から、霧夢の熱い声が聞こえてくる。応えるように、舌の愛撫を強める。
「くっ、んんっ……」
 舌に力を込めてから、秘裂を強く舐め上げる。一瞬、霧夢の身体がガクンと崩れかけた。
「ちょっ、ひびきっ……」
 足に力が入らなくなって、ふとんの上にぺたんと座り込んでしまう霧夢。
「ぺろっ、ぴちゅっ……」
「やっ、ああんっ」
 さらに位置の低くなった彼女の秘裂を追って布団の上に這うほどに屈み、なおも舐め続ける。
 もっともっと霧夢に、感じてほしいから。
「ひ、ひびき。おしまい。もう、いいから……あひゅっ!」
「れるっ、んぅっ……」
 霧夢がなにか言ってるみたいだけど、気にしない。
 奥にまで舌を差し込んで小刻みに動かしてみると、ますます蜜が溢れてきた。
0222ひびきと霧夢2014/11/29(土) 10:49:52.15ID:JuA9ECu+
「ちょっ、言うこと利きなさ――やあぁっ……」
 今度は霧夢の柔らかな花弁を丁寧に剥いてゆく。現れた蕾に口づけしてみた。
「ひうっ……!」
「ちゅくっ、れろっ」
 一際強い霧夢の声。もっと聴きたくなって、舌でクリトリスを舐め回す。
「ダメだって、ばぁっ。アタマおかしく――みゃうぅっ」
「んるっ、ちゅうっ……」
 ああ。きっと、僕と同じなんだろうな。
 今霧夢が口にしている『ダメ』っていう言葉は、もっとしてほしいっていう意味の方で。
 僕は愛撫を続けてゆく。しばらく放っておいたせいで滴ってしまっている愛液を、舌で掬い、舐め上げた。
「そんな、エッチな音っ、立てるなぁっ……」
「霧夢が感じてるから、こんなに溢れて、エッチな音がしてるんだよ」
「言う、なぁっ……あんんっ!」
 もう立場は、完全に逆転してしまっている。舌の刺激に翻弄されて悶える霧夢。
「はむっ、んんーっ!」
 最高に気持ちよくなってほしいから、僕は再び霧夢の隠れた蕾に口づけをして、そのまま舌を強く押し込んだ。
「あっ、ひびっ……ひやああああぁっ!」
 瞬間、それがなにかのスイッチだったかのように霧夢の身体が弾けて、今までとは比べ物にならない量の愛液が溢れ出した。
 僕の口だけではなく顔全体を濡らし汚した、霧夢の蜜。
「……きゅぅ」
「霧夢? わっ……」
 それに何を思う間もなく、力尽きた霧夢が、屈んでいた僕の上に覆いかぶさるように倒れてきた。
 
「むぅ、納得いかない」
「あはは……」
 一緒に布団に入って、今僕の腕の中にいる霧夢は、ややご機嫌斜め。
 元々は前回の仕返しのつもりでエッチを始めて、事実途中までは霧夢のペースで進んでいた。
「なのに、どうしていつの間に。なに? 調子に乗ってひびきにさせてあげたのが敗因?」
「いや、そもそもこういうのに勝ち負けなんてあるの?」
 まぁこれを勝負事とするのなら、霧夢のアレは確かに失策だったかもしれないけど。
 でも僕としては、ただ一方的に気持ちよくなってしまう方が申し訳ない気がして。前回が前回だっただけに。
「あるわよ。だから次こそは、ひびきを翻弄してやるんだから」
 ただ、こんな事にまで負けん気を発揮するのが、ものすごく霧夢らしいなって思って。
 ますます、腕の中の少女を愛おしく感じた僕は。
「好きだよ、霧夢」
「ちょっ、いきなりなに言い出すのよ! ……あぅ」
 より一層強く霧夢を、柔らかな温もりを、抱きしめた。
0223ひびきと霧夢2014/11/29(土) 10:52:52.77ID:JuA9ECu+
以上になります。
なんかこれ一本きりで終わりそうですが、一応続き考えています。
リアルが少し忙しくなりそうなので投下は遅くなるかもですが。
0224名無しさん@ピンキー2014/11/30(日) 00:36:37.97ID:GpVuteOu
GJ!(*^▽゚)b

真っ裸で妹の髪を洗いながら待ってた甲斐があったわ

さて、そろそろ肛門の○学○年生に突っ込み入れるか
0228名無しさん@ピンキー2014/12/08(月) 21:11:55.66ID:5yccYxyq
>>186を自分で書いて12巻を読み返したら、なんかムラムラと執筆意欲が湧いたので、
やんばる×すばるんのソーププレイ話をSS化してみました。

・ タイトル:『い・け・な・いソープマジック』
・ 投下量:11レス程度
・本格エロの予定が手コキまで
・萌衣さんサイドが激しく独自解釈

こんな感じですがよろしかったらどうぞー。
0230い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 21:24:12.44ID:5yccYxyq
「良い手つきですよ久井奈。そうして股の間も綺麗にして差し上げるのです」
「は、はい奥様」
「うぉ……!」
「あっ、す、済みません、すばるん様! 今のは、その、ご不快でしたか?」
「い、いえっ、ちょっとくすぐったかっただけというか!」
本当に、どうしてこうなった。
手指の間を指先で探られた感覚に声を上擦らせつつ、俺は改めて状況の異常さを痛感していた。
腰にタオル一枚という格好で、確定的に全裸な久井奈さんから、素手でボディ洗浄をされている。
しかも、真帆の母君である萌衣さんに、その様子をしっかりご指導ご鞭撻されながら、だ。
萌衣さんの勘違いを即座に否定していれば、とも思うが、もはや後の祭り。
俺も、そしてたぶん久井奈さんも、三沢家のクールな最高権力者に、今さら真相を告げられない。
そんな言い訳じみた事を考えていると、久井奈さんの指先が、俺の指の間へ優しく絡んできた。
「……っ!?」
「ならば、こ、このような感じ……では、いかがでしょう?」
「は、はい、くすぐったく、は、ない、です……」
耳元をくすぐる控えめな問い掛けに、俺はしゃちほこばって答えを返した。
軽く握り返せばいわゆる『恋人つなぎ』になるような、やたらと親密度過剰な手の組み方だ。
おまけに二の腕あたりには、先程よりも頻繁に、柔らかいものがぽよぽよ当たってくる。
たとえお互い服を着ていたとしても、こんな最接近をされたら心拍数の上昇は避けられない。
いわんや裸同士においておや、と何故か漢文調で独白してしまうくらい、胸の鼓動が急加速する。
「やはり、こうして合わせてみると、すばるん様の手は、とても大きいのですね……」
「そそ、そうですね! バスケマンは手が命ですから! はは、はははっ!」
「昴さん、あまり固くならずに、もっとリラックスなさって下さいね?」
「いえまだ固くは、じゃなくてっ、その、どど、努力します!」
頭が沸騰寸前なため、意味不明な事や言わなくてもいい事が、勝手に口からこぼれ出していく。
萌衣さんの目があるせいなのか、あるいはメイドとしての高い職業意識のなせる業なのか。
久井奈さんはそのまま丁寧過ぎるほど丁寧に、俺の指の間をこしこしと洗い出す。
結構なお点前なのは確かだが、この密着具合は非常にまずい。
豊かな膨らみが揺れて素肌に触れるたび、カラダの一部が変形しそうになる。
0231い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 21:27:24.63ID:5yccYxyq
「く、ぅ……」
萌衣さんという第三者さえいるこの状態で、そんな姿を晒してしまう訳には絶対にいかない。
仮に二人きりであったとしたら、それはそれで余計に困るような気もするけど。
ともかく、全身全霊を振り絞って、素直な反応を示そうとする自分を懸命に押し留める。
洗い終えた久井奈さんにやっと手を放して貰った時には、俺の精神力はもはや枯渇寸前だった。
「あ、ありがとうございましたっ……! これ以上はもう、本当にいいですから……っ!」
久井奈さんと、そして横に控えておられるはずの萌衣さんに向け、俺は心の底から訴えた。
ボディソープの攻勢は、すでに両腕と背中の全面を完璧に支配している。
ここで食い止めなくては、残すはスリーポイントライン内、入り込まれたら危険なエリアだ。
けれど、萌衣さんは冷静沈着な司令塔のように、俺のディフェンスの隙を突く。
「久井奈の手際に、どこか至らない点でもありましたか?」
「とんでもないです! た、ただ、お気持ちは充分すぎるほど示していただきましたし!
 久井奈さんほどの魅力的な女性にこんな事、その……、慣れてないし、申し訳ないんです!」
「っ!?」
後ろで久井奈さんが息を呑む気配がしたが、何か驚かせるような事でも口走っただろうか。
いや、それより今は、萌衣さんが俺の主張に納得してくれるかどうかの方が、はるかに重要だ。
慣れてないのも申し訳なく思うのも本当なのだから、切実さは充分に伝わっているだろう。
このままでは邪まな気持ちを抑え切れなくなりそうだ、という最大の理由は隠しているにせよ。
どうか届けと、相手ボールへ必死に手を伸ばす心境で祈る中、萌衣さんが再び口を開く。
「わかりました。でしたらここは、久井奈の自主性に任せる、というのはいかがでしょう?」
「……は?」
「私としても、どちらかがもう嫌だと言うのであれば、決して無理にとまでは申しません。
 ですがお話を伺う限りでは、単に不慣れなため少々ご遠慮なさっているだけのご様子。
 久井奈が自ら望むなら、申し訳なく思う必要はございませんし、受け入れて下さいますよね?」
0232い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 21:30:30.10ID:5yccYxyq
「はぁ、まあ……」
あまりに平静かつ説得力のある口調で同意を求められ、思わずあいまいに頷いてしまう。
理屈は合ってる……のだろうか? もしも反論できるなら、頼むから誰か代わりにして欲しい。
だが、こぼれた球は久井奈さんの方へ転がった訳で、まだ危地を脱するチャンスは残されている。
「という訳です久井奈。私も昴さんも、貴女の意思を尊重します。さて、どうしますか?」
「はゎ!? どど、どうとおっしゃいましても!?」
「難しく考える事はありません。年頃の娘として、これ以上は出来かねると言う……」
「い、いえっ、出来ます! どうか最後までお世話させて下さいませ!」
しかしまさかのキャッチミス。
萌衣さんの言葉を食い気味に、焦った久井奈さんがボールを真逆の方向へ弾いてしまう。
どうして──いや、ここで責められるべきは、確実に止められなかった俺のほうだ。
男と意識した相手に裸で奉仕するという過酷な状況で、冷静な判断力など残っているはずもない。
とっさに普段の生真面目さが表に出てしまっても、仕方のない事……では、あるのだが……。
「……昴さん。当の本人がこう言っておりますので、もう少しだけお付き合い願えますか?」
「はっ、はい……っ」
すでに言質を取られている以上、萌衣さんの更なる問い掛けに、俺は力なく頷くよりほかない。
しかし、そうして敗北感に屈しかけたその瞬間、俺の頭に電光が走った。
──待てよ? くすぐったくて耐えられない、というフェイクを入れればどうだ……?
不意に浮かんだそのアイデアを、俺は藁にもすがる思いで検討し始めた。
のたうち回って呼吸困難になるほど笑って見せれば、萌衣さんもそれこそ無理にとは言うまい。
久井奈さんは不手際を叱られる羽目になるかも知れないが、そこは我慢して頂こう。
少なくとも『最後までお世話』をするよりは、総合的なダメージはずっと軽くなるはずだ。
よし、と内心強く決意を固めた処で、背後の久井奈さんからお声が掛かる。
「……あの、すばるん様。恐縮ですが、少し両脇を開けてはいただけませんでしょうか?」
「あ、はい!」
ナイスアシストです久井奈さん!
脇の下、という比較的メジャーな弱点なら、こちらの偽装工作にも説得力が増す。
正直、演技力には全く自信がないけれど、そこは努力と根性でカバーするしかない。
目を閉じて視覚に頼れない状況でタイミングを外さぬよう、皮膚感覚に意識を集中させていく。
「では、失礼いたします……」
断りを入れた久井奈さんの両手が、俺の脇の下……を通り過ぎ、更に前へと伸ばされる。
そして、研ぎ澄まされていた俺の神経に、焼き切れるほどの圧倒的な刺激が飛び込んできた。
0233い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 21:33:44.41ID:5yccYxyq
「かっ──……」
笑い声になるはずの息は喉に詰まり、のたうつつもりだった身体は石のように硬直した。
何が起こっているかと言うなら答えは簡単だ。
久井奈さんが、俺の胴体を後ろから抱き締めて、裸の胸を背中に密着させてきたのだ。
先程から触れていた丸いふたつの膨らみが、ふにゅんと潰れて泡まみれの肌に吸い付く。
その位置関係から察するに、どうやら久井奈さんは現在、俺の背後で膝立ちになっているらしい。
華奢な両腕が胸板を緩やかに包み込み、伝わる温もりと心地よさが俺の理性を蕩かせる。
これ、は……無理だ。とてもじゃないけど我慢なんかできない。
微速度撮影された発芽映像のように、腰に巻いたタオルが急速に押し上げられていくのが判る。
「久井奈、なぜそのような体勢を?」
「えっ? い、いえ、こうしなくては、すばるん様の胸に手が届かないのではないかと……。
 や、やはり少々無作法でしたでしょうか?」
──それは、普通に前へ回っていただければ済む話なのではありませんか?
心の中でそう呟いてみるものの、舌も声帯もまるでいう事をきかず、言葉としては出てこない。
あうあうと空しく口を開閉する俺をよそに、萌衣さんはひとり落ち着いた声色で答える。
「……いいえ、言われてみれば確かに合理的な判断です。
 昴さんも不快には思っておられない御様子ですから、そのままでも構わないでしょう」
──すいません、今の御言葉は、いったい俺の何を見てご判断されたのですか?
すごく聞きたいような、絶対答えて欲しくないような疑問が、真っ白になった頭の隅をよぎる。
萌衣さんの視線がどこを向いているのか、目を開けて確認する勇気は俺にはない。
一般常識的には確実にファウルだと思うのだけど、三沢家ルールではどうやら違うらしい。
果てしなくおおらかな萌衣さんの倫理観ジャッジに、俺は戦慄を覚えずにはいられなかった。
0234い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 21:37:25.22ID:5yccYxyq
「あ、安心いたしました……。奥様にそう言っていただけると、とても心強いです……。
 それではすばるん様、こちらもお洗いいたします……ね?」
「ふく……っ」
安堵でわずかに身体の緊張を緩めた久井奈さんは、両手で俺の胸板へ横並びの円を描き始めた。
ソープでぬめる五指と掌が、左右の大胸筋を優しく撫でる感覚に、詰まった息が洩れる。
ゆるく開いた指の腹に連続して上を擦られ、乳首があっという間に堅くなっていく。
存在を強く主張し出したそれを、久井奈さんの指が手探りで確認するようにくりっとこね回す。
「あら、これは一体……?」
「はぅ!?」
「久井奈、そこは乳頭です。殿方にとっても敏感な場所ですから、無闇に弄らないように」
「あっ、も、申し訳ありません! すす、すばるん様にも、とんだご無礼を……!」
「ぃ、ぃぇ……」
たいへん気持ち良かったので、謝っていただく必要など全くありません。
それにさっきから俺も、久井奈さんの少し尖った部分を、しっかりと背中で味わっていますし。
ああ、もう自分に『考えるな』と言い聞かせることすら出来やしない。
内心の劣情を言葉や行動へ出さないようにするだけで、俺の自制心はほぼ手一杯だ。
掠れた声でどうにか否定の意思のみを伝えると、久井奈さんの指がためらいがちに肌を掻く。
「……か、重ね重ね恐縮なのですが、もう少しだけ触れてしまっても構いませんか?
その、つまりですね、まだきちんと胸のほうを洗い終えていないもので……。
も、もちろん、なるべく刺激しないよう努めますから……」
「はっ、はぃ……」
反射的に頷いてしまってから、わずかに残った罪悪感が胸の奥をチクチクと刺す。
実直な久井奈さんの誠意につけ込んでしまうとは、我ながら何て浅ましいのだろう。
だが、もっと触れて欲しいという強い欲求が、俺に制止の言葉を告げさせてくれない。
そして、再び乳首を撫でられた途端、痺れるような快感に、自責の念は呆気なく吹き飛ばされる。
0235い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 21:41:56.90ID:5yccYxyq
「くぉ……!」
「ん、ふっ……。っ、はぁっ……」
もはや誤魔化しようもなく、俺は久井奈さんの熱心な奉仕を、性的な刺激として受け取っていた。
うなじに掛かるひそやかな息遣いさえ、ひどく色っぽく聞こえてきてしまう。
閉じた瞼の裏側で、先程見たタオル一枚の姿が改変され、今の情景として鮮明に浮かび上がる。
俺があらぬ妄想に耽る中、久井奈さんはあくまで几帳面に、一定の拍子で腕を動かしていく。
くるくると回る円の動きが次第に下へ降りていき、洗う範囲は胸から腹へと移る。
久井奈さんが手を届かせようと身を乗り出すせいで、互いの体はますます密着度を増す。
わずかな動きに合わせ、背中に当たる柔らかな膨らみが、ぬりゅん、くぬっ、と滑ってたわむ。
丸みの中心にある、ツンと隆起した小粒の感触に、どうしようもなく気が昂ぶってくる。
そのうちに、久井奈さんの指先は臍下まで届き、腰に巻いたタオルの上端を浅く掠め出した。
「そこから先は、さすがに厳しいのではありませんか、久井奈?」
「あ、はい、そうですね……。奥様の、おっしゃるとおり、です……」
久井奈さんは、萌衣さんの指摘にゆるやかな口調で答え、寄せていた身体を後ろに引き始めた。
柔らかな肢体が離れていってしまう事に、残念、という素直すぎる感想が沸き起こる。
肌を撫でていく指先に、どこか名残を惜しむ風情を感じるのは、俺の勝手な思い込みだろうか。
回転の鈍った頭でそんな事を考えていると、久井奈さんがこちらの耳元に唇を寄せて囁く。
「すばるん様……、これより先は、前のほうへ回らせていただきますね……?」
「「えっ」」
「さすがに後ろからでは、お御足までは手が届きませんので……」
「あ、あぁ……」
どうやら厳しかったのは体勢だけの話で、ご奉仕自体はまだ続くらしい。
確かに理屈はもっともだけど、今の状態で正面に来られると、ちょっとまずくはないだろうか。
俺はとりあえず両腕を脚の間に垂らし、いきり立った部分をさり気なくガードする。
制止の声が掛からないという事は、萌衣さんのほうもおそらく久井奈さんと同意見なのだろう。
さっき俺が疑問の声を上げた時、一緒に驚いていたような気もするけれど。
久井奈さんの気配が俺の背後から静々と半周し、軽く開いた両膝の前あたりまで回り込む。
0236い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 21:45:10.17ID:5yccYxyq
「では、こちらから……」
捧げ持つようにふくらはぎを取られ、俺の左足が丁重に前へと伸ばされていく。
軽く仮置きされた場所は、高さと感触から察するに、片膝を立てた久井奈さんの太腿の上だ。
想像できる体勢にふと魔がさして、ほんの一瞬だけ薄目を開け、現状を確認してしまう。
そして、あまりにも刺激の強いその光景に、慌てて瞼を固く閉ざし直した。
「っ……!」
眼の奥がチカチカして、今にも鼻血を吹いてしまいそうなほど、首から上に血流が押し寄せた。
それほどまでに、盗み見てしまった今の久井奈さんの姿は刺激的に過ぎる。
恥じらいに上気した横顔は何とも色っぽく、流れる黒髪から覗く耳たぶなど先まで真っ赤だ。
俺の体から移ったのであろうわずかな量の泡は、見事な裸身を隠すどころかむしろ強調している。
なめらかな白い肌、成熟した優美な曲線、豊かな膨らみの頂点にある淡い桃色。
胸とは対照的になだらかな腹部、へその窪みの更なる下に、薄く茂った濡れ羽色の翳り。
特にその、細かい泡で肌に貼り付いた魅惑の三角地帯の残像が、俺の心を捕らえて離さない。
「はい、下ろしますね……」
俺が理性の手綱と格闘している間に、久井奈さんは爪先から膝の裏までを綺麗に洗い終えていた。
再びうやうやしい手つきで持ち上げられ、浮かされていた足裏がタイルの上に戻される。
けれど、確かになったはずの足元は、まるで夢の中であるかのようにふわふわと落ち着かない。
久井奈さんの両手が再び左足に添えられ、膝上から腿の付け根へと、ゆるやかに遡ってくる。
そんな中、俺はモゾモゾと足先をうごめかせ、確固とした足掛かりを探す。
しかし、塗られた泡でつるりと足を滑らせた途端、脛の上部が柔らかな狭間に嵌り込んだ。
「ふゃんっ!?」
「ごっ──……!」
久井奈さんはビクンと全身を震わせて、可愛らしくも色っぽい悲鳴を洩らした。
またもや咄嗟に目を見開いてしまい、謝罪の言葉は最初の一音を残して立ち消えていく。
脛の半ばが、片膝立ちで上体を乗り出した久井奈さんの両脚の間へ、深々と不法侵入している。
ちりっと擦れる濡れた巻毛と、周囲の柔肌よりも更にしっとりとした滑らかさ。
脛骨の上あたりから伝わるそれらの生々しい感触に、昂ぶり切った股間のモノが大きく跳ねる。
いくら偶然とはいえ、この激しいチャージングは確実に一発退場ものだ。
0237い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 21:48:25.85ID:5yccYxyq
「すみ、ませ……ん。突然……だったもの、で……、お、おかしな、声を……。
 あ、あのでも……、動かれる……と、うまく、洗……えなく、なります、から……。
 ですから、そ、その……っ、失礼、します……」
「ぇ、ゃ、ぁ……」
けれど、久井奈さんは逆に謝りさえして、おまけに俺の膝から先を内股できゅっと挟み込む。
確かに俺からは動かしにくくなるが、代わりにその場所との接触はより深くなる。
形すら思い描けそうな密着に、白熱した脳内から羞恥心や常識的な思考がみるみる蒸発していく。
久井奈さんの手が、脚の付け根の微妙な位置まで至っても、照れや焦りをまるで感じない。
「す、すばるん様……。次は、逆のお御足を……」
「あっ、はい……」
続けて促す声に応じ、呆けた俺は半ば自分から、右の足先を前に差し出した。
久井奈さんは先程までとは逆の膝を立て、俺のふくらはぎを左の時と同様に太腿へと寝かせる。
差し入れられた四指の根本が足指の間をくちくちと滑り、汗と汚れを掻き落とす。
踵から踝・足首と進む手の動きは、踊るように流麗で、見ていて全く飽きがこない。
そのお手並みと、揺れる胸元と、下腹部から覗く淡い茂みを、ぼうっとしながら眺め続ける。
「っ、その、すばるん……様?」
「…………?」
「! い、いえっ、なんでも……ない、です……」
おずおずと上げられた潤んだ瞳を、綺麗だなあと見返していると、慌てて顔を伏せられてしまう。
どうしたんだろう、すごく何か言いたがっていたようにも見えたんだけど。
……あれ、そういえば少し前、久井奈さんに何かを頼まれていたような……?
けどまあ──、いいか。大事なことなら、きっとまた向こうから言ってくれるに違いない。
それ以上の思考を放り出して、俺は丁寧な奉仕を続ける久井奈さんの姿を再び鑑賞する。
「え、っと……。す、少し、こちらへ……」
膝の上まで手を進めると、久井奈さんは小さく内股を擦り合わせ、迷ったような声を出した。
そして、また事故が起こらないようにするためか、上げた右足をやや外側へと下ろす。
大きく広げた俺の足の間にひざまずき、懸命に手を動かしていくさまが、何とも甲斐甲斐しい。
両手で作られた大きな輪が、しゅっしゅと軽く前後しながら、太腿を優しく擦り立てる。
やがて腰に巻いたタオルの近くまで洗い終えると、久井奈さんは再びそっと目線を上げてきた。
0239い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 23:00:07.48ID:5yccYxyq
「あ、あのっ……。こっ、こちらもお洗い致しますので、腕を、少々……」
「あっ、はい……」
両の手首をそっと握られ、俺は促されるままに、股の間に垂らしていた腕を腰の脇へと退けた。
高く盛り上がったタオルの前があらわになっても、久井奈さんにあまり怯む様子はない。
まあ、俺が見ている間だけでも、何度かチラチラ視線を向けていたようだったしな。
今さら隠した処で仕方がないだろうし、そもそも隠そうという意識さえほとんど起こらない。
「ん……」
「はぅわ……!?」
それでも腰の布を外されると、やはりわずかな気恥ずかしさを覚えてしまう。
タオル地が擦れる感触でピクンと反応した俺のそれに、久井奈さんが小さく驚きの声を洩らす。
まず間違いなく、こんな状態のモノをじかに見るのは初めてだろうから、それも無理はない。
さすがに少しは引かれるかとも思ったが、久井奈さんは深呼吸ひとつで即座に立ち直る。
「で、では、まいります……」
「うっ……」
まずはタオルに隠れていた部分でも比較的に問題のない、内股と尻の部分へ手が伸びてきた。
胴と足の境目を揃えた指が繰り返し撫で、尻肉と椅子の隙間にまで丁重に潜り込んでくる。
軽く腰を浮かせてそれを助けたりもしつつ、俺は久井奈さんの行為に身を委ねていく。
尾てい骨から尻の割れ目へ指が流れると、背筋全体にゾクッとした疼きが走る。
後ろの穴に軽く触れられた瞬間、脈動したアレの先端から、じわりと何かが滲み出す。
どこもかしこも、余す処なく洗おうという意気を感じ取り、嫌が応にも気持ちが昂ぶってしまう。
反り返るナニとの間に入った指先が、下腹部に生えた毛を掻き分け、ソープを小さく泡立てる。
そしてそのまま、久井奈さんの両手はくるりと回り込み、俺の袋を優しく掬い取った。
「あぅっ……」
「く、くすぐったいようでしたら、言ってくださいね……?」
お椀のように小さく丸めた掌の中で、久井奈さんは捉えたそれをゆっくりと揉み洗いし始めた。
皺のひとつひとつを伸ばすような丁寧きわまる指使いが、天にも昇る心地よさを生む。
中の玉を絶妙の力加減で転がされ、まるで熱い湯船に浸かった時にも似た、長い溜息が漏れる。
0240い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 23:03:14.47ID:5yccYxyq
「っはあぁぁ……っ」
「あ……。その、すばるん様、お加減は、よろしいです、か……?」
「ええ……、すごく……」
「そっ、それは、なにより、です……」
率直な感想を伝えると、久井奈さんはどこか嬉しげに呟いて、より熱心に指を動かした。
その手際もだが、斜め上の視点から見下ろす、少し前屈みになった身体もまたすこぶる魅力的だ。
おくれ毛のかかる白いうなじが艶めかしく、姿勢の良い背筋のラインにも目を奪われる。
立てた踵に腰掛け、軽く後ろへ突き出す形になったお尻など、かぶりつきたくなるほど瑞々しい。
そうした絶景に見入っていると、最後に残された肉棒の根本に、細い指先が絡んできた。
「お……」
「ふゃぁ……。こ、こんなに……」
一瞬ピクンと指を震わせながらも、久井奈さんはそこから手を離そうとはしなかった。
そして、不慣れな感触を慎重に確かめる調子で、軽く何度か握り込んでくる。
ギチギチに張り詰めた俺のそれは、柔らかい指の圧迫を跳ね返し、更に大きく力感を増す。
それでも久井奈さんは、嫌がったり怖がったりする気配をまるで見せない。
続けてもう一方の手を握った拳の上に伸ばし、半ばから先端近くまでをやんわりと包み込む。
「こ、ここは、特に念入りに、お洗いしなくては、いけません、よね……?」
「ふっ、ぅく……」
俺にというより、むしろ自分に言い聞かせるように呟いて、久井奈さんは手を動かし始めた。
拳を縦に打ち合わせる感じで、握った両手を小刻みに上下させ、俺のものを丁寧にしごく。
独りで処理する時とは比べ物にならない、甘美で繊細なその摩擦に、自然と腰が浮いてしまう。
ぱちゅ、くちっ、と湿った音を立てるソープのぬめりが、淫らな興奮を掻き立てる。
荒くなった呼吸のせいで覚えた喉の渇きに、グビリと大きく生唾を呑む。
「っはぁ……、はあっ……」
「ん……っ。こっ、こちら、もっ……」
「うぁ……」
小さな掌が膨れた先端に丸く被さり、ドアノブを拭うような調子でくるくると撫で回す。
うごめく指が張り出した傘の裏側を絶妙に掻き、親指の付け根の柔らかい部分が鈴口を擦る。
そこから滲んだ汁がソープと混じり合い、適度な潤滑となって快感を高めていく。
限界の近づいた俺のそれは、意思とは無関係に強く脈動し、久井奈さんの手の中で暴れ出す。
0241い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 23:06:22.03ID:5yccYxyq
「あぁ……。こう……するのが、よろしい……の、です、ね……?」
「うぅっ……! く、ぁ、はっ……!」
俺の反応から察したのか、久井奈さんの手捌きは、よりツボを心得たものへと変化していく。
片手で根本を押さえ、幹からカリの段差に向けて絞り上げるように、しゅにしゅにと擦り立てる。
小さく動く親指の腹が、鈴口の下にある皮の継ぎ目を拭うたび、情けない声が出てしまう。
悦ばれている事にメイドとしての充実感を刺激されたのか、久井奈さんはますます奉仕に励む。
堪えきれない羞恥の表れか、モジモジと細かく左右に揺れるお尻の動きが、もうたまらない。
「んっ、ふ……、ぁ、っはぁ……。す、すばるん、さまぁっ……」
ああ、判ってる。
久井奈さんはただ、顔を上げてこちらに呼び掛けただけだろう。
でも、上目遣いの蕩けたような表情が、いつもより少し舌足らずの懇願めいた甘い声が。
最後の一押しとなって俺を襲い、熱いほとばしりが急速に幹の中を駆け上がる。
その感覚は、きゅっとしごき上げる手指の動きさえ追い抜いて、先端の出口に向かう。
喉奥から絞り出すような呻きを洩らした次の瞬間、俺は大量の白濁を体外へと吐き出した。
「ぅあ……!」
「え、きゃっ!?」
予告もなしに噴き出た粘液を顔に浴びせられ、久井奈さんは小さく悲鳴を上げた。
そこへ追い撃ちを掛けるように、二度、三度と続く飛沫が、綺麗な身体をべったりと汚していく。
紅潮した頬に、細い首筋に、長い黒髪に、豊かな胸の谷間の上に。
ゼリーにも似た塊が混じるねばついた欲望の証が、領有権を主張するように降り掛かる。
その背徳的な光景に、握られたままの肉棒が再び跳ねて、中に残っていたものをトロリと漏らす。
「くっ、はぁあ……っ」
「あ……、え、えっ……?」
全てを出し切った解放感に大きく息を吐く俺を、久井奈さんが放心した顔で見上げてきた。
訳の解らぬまま、驚きで気が抜けてしまった風に、ぺたんと女の子座りでタイルにへたり込む。
いっそあどけないとも言えるそんな姿も、まったくもって大変かわいらし──。
0242い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 23:12:22.82ID:5yccYxyq
……いや、ちょっと待て。
ひょっとして、というか確実に、俺はいま、とんでもない粗相をしてしまったのでは……?
切実な欲求を満たした事で、熱暴走していた脳内へ、急速に思考力が蘇ってくる。
久井奈さんは、幹から垂れてきた白濁を親指で拭い取りつつ、ゆっくりとそこから手を離す。
そして、胸元に引きつけた掌の上で、ぬたつくそれを弄りながら不思議そうに眺める。
「あ、あの、すばるん様……? これは、もしや、その……?」
「うっ、ええと……」
薄々ながらも正体を察したらしい久井奈さんの問い掛けに、俺は迷って言葉を詰まらせた。
誠実に答えを返すべきか、先にまず平身低頭して謝罪すべきか。
だが、その選択を済ませるよりも早く、平静きわまる声が横斜め上からズバリと告げてくる。
「もしやではありませんよ、久井奈。それは紛れもなく、昴さんの精液です」
「はわ、お、奥様っ!?」
「萌衣さんっ!? あ、いや、これはっ……!」
いかん、萌衣さんが傍に控えている事を、今の今まですっかり忘れていた……!
うろたえ赤面する久井奈さんとは対照的に、俺の顔からはザァッと音を立てて血の気が引く。
もう誰に何をどこからどう謝ったらいいものか、とにかく全然見当がつかない。
「昴さん、慌てる必要は何もありませんよ。
 勃起した陰茎をあれだけ刺激されれば、性的興奮が昂じて射精に至るのは当然の結果です。
 むしろ、そこまで大量に射精しても未だ萎えない逞しさは、お若いとはいえご立派です」
「え、その……えっ?」
けれど、萌衣さんは感情のゆらぎを微塵も窺わせない落ち着いた態度で、超然と語りかけてくる。
信じがたい事ではあるが、どうやら事態を正確に理解した上で、問題無しと判断したようだ。
だが、充分に若くお美しい女性から淡々と状況を解説されるのは、精神的に極めてキツい。
これならむしろ、何て事をと叱られたほうが、まだしも気が楽なような気がする。
返す言葉さえ見つからない俺から視線を外すと、萌衣さんは続けて久井奈さんへと矛先を変えた。
0243い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 23:15:49.65ID:5yccYxyq
「さあ久井奈、初めて殿方の射精する姿を見たからと言って、いつまでうろたえているのです。
 これで終わりなどではないのですから、早く続きに移りなさい」
「え!? あ、あの、続き……、をさせて頂いても、よろしいので、しょうか……?」
「当然です。泡をシャワーで落とす処までしなくては、ご奉仕としては片手落ちですからね。
 ですがその前に、まずは自分の身体のほうを清めなさい。
 そうして大量の精液を肌に付着させたままでは、あまり見栄えがよろしくありませんよ」
「は……? 身体……を、流……す?
 あっ! はははい、そうですね! たっ、ただ今、そのようにっ!」
繰り返し催促された事で、久井奈さんはようやく我に返ったらしく、慌ててその身を翻した。
いや、いきなりあんなモノをぶっ掛けられたら、狼狽するのも無理は無いと思います。
あとできたら、射精とか精液とか、あまり連呼しないで頂きたいのですが。
喉まで出掛かったそんな台詞を、とても俺の言えた義理ではないと、無理やりに飲み下す。
これはもう、爆散どころか原子レベルで崩壊消滅してもまだ足りなさそうだ。
ソープと白濁の汚れを手早く洗い落とすと、久井奈さんはシャワー片手に振り返ってくる。
「で、ではすばるん様、泡をお流しさせていただきますっ!」
「はっ、はい、お願いします!」
勢いにつられて頷くと、もはや後ろに回る余裕もないのか、真正面から俺の背中を流し出す。
しかし今度こそ、安易な欲望に身を任せてしまう訳にはいかない。
すぐ目の前で重たげに揺れる膨らみの魅力も、そうなるとある意味拷問に等しくなる。
思わず手を伸ばしたくなる衝動を、こっそり尻をつねってどうにか誤魔化す。
第一、拷問というなら、今の久井奈さんの状況のほうが、はるかにそう呼ぶにふさわしいだろう。
0244い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 23:43:44.93ID:5yccYxyq
「久井奈、陰茎に直接シャワーを掛けてはいけませんよ。
射精したばかりの亀頭は敏感ですから、強い水流は過剰な刺激となってしまいます。
一旦手の甲に当て、したたるお湯で手洗いする要領で……」
「……こ、こうでしょうか?」
「ええ、そうです。さすがは久井奈、飲み込みが早いですね」
「いいいえ、けして飲み込んでは……、ではなくっ! おお、奥様の指導の賜物ですっ!」
何しろ、自分にとんでもないものをぶち撒けたモノを、こうして丁寧に洗い清めているのだ。
いくら滅私を旨とするメイドさんとはいえ、その精神的苦痛は察するに余りある。
何か良く分からない事を言って焦っているのも、余裕の無さの表れに違いない。
そうこうするうちに、最後の泡がお湯と共に流れ、過酷なご奉仕もようやく終わりを告げる。
「お疲れ様でした、久井奈。昴さんにもきっとよろこんで頂けたことでしょう」
「お、恐れ入ります……」
『次は身体をお拭きして』などと言われずに済んだ事に、俺と久井奈さんは安堵の目線を交わす。
一気に虚脱した俺たちに、萌衣さんは満足を示されたらしく、颯爽と浴室を引き上げて行く。
しかし、お互い心身ともに衰弱したせいか、すぐに身動きを取る事はできなかった。
0246い・け・な・いソープマジック2014/12/08(月) 23:47:09.07ID:5yccYxyq
〜interlude "M"〜

使用人用の浴室を引き上げてからしばらく後。
自室のドアを後ろ手に閉めた処で、萌衣はようやく少しだけ落ち着きを取り戻した。
扉に背を預けて長い嘆息を洩らしつつ、己のしでかした所業を深く反省する。
「気が動転すると、表面上は冷静なまま奇矯な言動を取る癖は、本当にどうにかしなくては……」
感謝の気持ちとはいえ、うら若き乙女が裸で異性の背中を流そうとするなど、まずあり得ない話。
そんな常軌を逸した解釈を口にしたのは、予想外の光景に激しく取り乱してしまったせいだ。
ひとりの女性だとか、はしたない姿がどうとか聞こえて、咄嗟に踏み込んだらあの状況。
まともな対応が出来なくなってしまっても当然ではないですか、と萌衣は珍しく自己弁護する。
「けれど、昴さんではなく久井奈のほうが、ああまで積極的になってしまうなんて……」
背中を流した辺りで、年頃の娘としてこれ以上は出来かねると言うのが、常識的な判断でしょう。
そう言って切り上げさせようとしたのに、まさか自ら継続を願い出るとは。
あれでは話の流れからして、私から中断を訴える訳にもいかないではありませんか。
しかしどうやら、久井奈は昴さんに対して、異性としての強い思慕の念を抱いているようです。
そうでもなければ、いくら何でもあそこまでの行為に及ぶ筈がないでしょう。
精を浴びて半ば恍惚としていた表情は、同性から見れば明白な『女』の顔でしたし。
確かに、あの逞しさとむせ返るような濃い性臭は、理性を揺るがせるに充分過ぎるほどでしたが。
再び静かに昂ぶりかけた身体の疼きを、萌衣はきつく己の胴を抱き締める事で抑え込む。
「……いけませんね。これ以上考えていては、またおかしな真似をしてしまいそうです」
幸いなことに、風雅は今夜早くには帰宅する予定です。
胸の奥で燻っているこの熱情は、夫の務めとして後ほど念入りに鎮めていただきましょう。
萌衣は思考を打ち切ると、今度は意識して冷静な態度を装い、何事も無かったかの様に外へ出る。
久井奈には、今後それとなく昴との仲を応援する事でお詫びに代えよう、と心に決めながら。

〜END〜


文字数?やら8連規制やら5&4規制やらですっかりグダグダに……連投失礼しました。
0249名無しさん@ピンキー2014/12/10(水) 11:51:55.00ID:4mKvCtyO
>>246
良くやった

良くやったっ!

よって萌衣さんに応援されたやんばるとすばるんの後日談を早く書いて下さいお願いします
0251ひびきと霧夢2014/12/13(土) 21:13:22.89ID:OhkmDpdY
少し間が空いてしまいましたが>>219の続きを投下します。
前回がエロオンリーだったので、実質今回から始動という感じですね。
そんなわけで二つほど注意点。
・この作品は以前投稿した作品「霧夢だから」の続編です。以前の作品を読んだ上でこの作品を読む事をお勧めします。
・前回の作品を描いた時期の都合上、原作3巻後のIFストーリーという仕様になっています。
 なので霧夢が別のバンドチームを結成してもいませんし、お風呂場に乱入もしていません(似たような内容で一悶着ありましたが

以上のことを踏まえた上でどうぞ。
0252ひびきと霧夢2014/12/13(土) 21:15:31.77ID:OhkmDpdY
「はい、ひびき。あーんっ」
 僕に向かって箸で摘まれた卵焼きを差し出してくる霧夢。
「き、霧夢。そういうのはちょっと……」
「なによ、ノリ悪いわねー。可愛い彼女が手作りのお弁当を直接食べさせてあげようって言ってるのに」
 むっ、と口をへの字に曲げる霧夢。
 いやまったく。ここで付き合わないのは彼氏として褒められたものじゃないと思う。霧夢がむくれるのも当然だ。
 僕としても、本来なら素直に霧夢の提案に従って口を開きたいところだ。
 でも今は、それは出来ない。
「なんでよお兄ちゃん。べつに妹のことなんか気にせず目の前でイチャイチャしちゃえばいいじゃない」
 そう。二人きりというのならいざ知らず、ここは僕の家だ。
 早朝から我が家に来た霧夢は、持参した手作り弁当を僕に食べさせようとしているのだ。
 貫井家の実質最高権力者であるくるみにジト目で見られ続けている中で。
「ほら。小姑もこう言ってることだし、気にせずイチャイチャしよ。いつもみたいにっ」
「……ッ」
 ごめんなさい、霧夢さん。僕にはそんな事をする度胸はないです。
 くるみが握り締めているお箸、あれ完全に折れてるよね……?
「ん……。美味しいよ、霧夢」
「って、ああっ! なんでわざわざ弁当箱から別のおかずを取って食べてるのよ!」
 案の定霧夢からは非難の声が飛んでくる。
 ごめん、この埋め合わせは後でちゃんとするから。今はただ、この場を無難に切り抜けたいんだ。
 アイコンタクトを送ってみるけど、伝わったかどうかは自信がない。
「……お兄ちゃん。それはさすがに最低だと思うんだけど」
「ご、ごめんなさい……」
 ただ、くるみにも軽蔑されてしまう選択を取ってしまったのは凹まざるを得ない。
 僕としては、くるみをこれ以上刺激しないようにと流したつもりだったんだけど。難しいなぁ。
0253名無しさん@ピンキー2014/12/13(土) 22:52:53.75ID:lPE/ozba
>>252終わりかな?乙。次は是非実兄と小梅ちゃんの濃厚な愛の営みを目撃して乱入するくるみ様を…
0254ひびきと霧夢2014/12/13(土) 23:35:10.01ID:KavN/rFM
すみません、500エラーが発生していたので投下できずにいました。
今から続きあげます。
0255ひびきと霧夢2014/12/13(土) 23:45:57.38ID:KavN/rFM
「さて。それじゃひびきの弁明を聞くとしましょうか」
 朝食を食べ終わって午前中の練習を終えた後。ひびきを家まで連行してきた。
 今日はあっちのちびっ子達も午後から用事があるとかで練習がないらしい。こっちとしても好都合。
 ひびきがどういうつもりなのか、じっくり時間をかけて問い詰めてやるんだから。
「ごめん霧夢。本当に悪かったと思ってる」
「それ当然。反省すらしてなかったら今頃全裸正座させて写真撮って、ネットの掲示板にアップしてるから」
「本当に勘弁してください」
 ひびきの懇願をスルー。まったく、冗談に決まってるじゃない。
「で、どうして応えてくれなかったのよ。……すごく、寂しかったんだから」
「それは、鬼のような形相で睨んでいるくるみを前にしてイチャイチャするだけの勇気がなかったというか」
「ヘタレ」
「うっ……。返す言葉もないです」
 小学生の妹が怖くて彼女とイチャつく事も出来ないとか。情けないわね。
「とにかく、彼氏が不甲斐ないせいで可愛い彼女さんは今とてもご機嫌斜めなの。この状況で彼氏さんは、何をしてくれるの?」
「つ、次に霧夢に『あーん』されたらちゃんと食べるよ」
「そ。お昼は向こうで食べたわよね。次に食事をするまで結構な時間があるけど、それまでは放置するわけ?」
「うぅっ……」
 そんなんじゃ話にならない。ダメっていう意思表示に、椅子に座ってパソコンをつける。
 適当にネット見て愛想が尽きたフリをしつつ、ひびきがなにか提案をするのを待とう。
「おもむろに私を抱きしめて、情熱的に愛を囁くくらいやってみなさいよ」
 あ、こないだアップしたイラストの閲覧数増えてる。
「……霧夢」
 ゆらりと立ち上がるひびき。
 なんかちょっと怖い。さ、さすがにこの態度は怒っちゃった?
「な、なに、どうしたの?」
 近づいてくる。ゆっくりとこっちに手を伸ばしてきた。
 え? まさかさっき言ったことを本気にしちゃった?
 確かに言ったのは私だけど、いざやられると恥ずかしいっていうか、まだ心の準備が……。
「よいしょっと」
「って、ひ、ひびきっ!?」
 ひびきが、椅子に座っていた私を抱き上げる。それから空いた椅子に座って。
「ちょっとひびき、これ一体なにっ!?」
「なんとなく、こういうのも恋人っぽいかなって思って」
 椅子に座ったひびきの上に乗っかる形で、私も座らされる。
 確かに恋人っぽいかもしれないけど、これ恥ずかしすぎっ!
 ひびきと距離近すぎっていうか、完全に密着しちゃってるし。
「ネットサーフィンしてたんだよね? 気にせず続けて」
0256ひびきと霧夢2014/12/13(土) 23:46:35.58ID:KavN/rFM
「き、気にするに決まってるでしょっ」
「ここ、霧夢が利用してるイラスト投稿サイトだよね? べつに見られて困るようなページじゃないと思うけど」
「そういう問題じゃないっての、このバカっ!」
 見てるページがどうこうじゃなくて、この状況が恥ずかしすぎてそれどころじゃない。
 ひびきの声が頭のすぐ上から聞こえてきて、それだけでもいつもよりひびきが近くにいるって感じて、ドキドキしちゃう。
 それに背中からひびきの温もりが伝わってくるし、ひびきに包まれている状況なせいでひびきの匂いだってするし。
 もうドキドキしすぎて、頭がクラクラしてきた。
「霧夢はこういうの、嫌かな?」
「えっ?」
「元々霧夢へのお詫びのつもりでやった事だし、霧夢が嫌ならやめるけど」
 いつもどおりの穏やかな声。だけど、やっと気づいた。
 ひびきの心臓、すごく激しく動いてる。ひびきも、緊張しているんだ。
「……イヤっていうほどじゃないけど。そうね、これがお詫びっていうなら、まぁ許してやらなくもない」
「ありがとう、霧夢」
「って抱きつくなっ! マウス動かしくいでしょうが」
「あ、ゴメンゴメン」
 まったく。少しだけ落ち着いたと思った矢先にこれなんだから。
 こんなにドキドキさせられちゃったら、死んじゃうじゃない。
「やっぱり綺麗だ。霧夢のイラスト」
「私が描いたんだから当然。ひびきの作った曲のためって時は、さらに気合いが入るしね」
 今もやっぱりドキドキするけど、確かにこうやってひびきと密着しながら今まで描いてきたイラストを眺めるっていうのも、私達らしくていいかも。
 せっかくだから別のタブで動画サイトを開いて、ひびきの曲を流し始めた。
0257ひびきと霧夢2014/12/13(土) 23:47:54.62ID:KavN/rFM
「……あれ?」
 ひびきに包まれたこの状況にも慣れてきて、むしろいつも以上に落ち着いた気持ちになってきた。
 その中でネットを続けていて、ひびきのブログにコメントが来ていることに気づく。
「ッ……!」
 書かれていたのは、どう好意的に解釈してもひびきをバカにしている言葉達。
「『こんなものをネット上にアップして恥ずかしくないんですか?』って、一体何様のつもりよこいつっ!」
「うーん。なかなか辛辣なコメントを貰っちゃったなぁ」
「ひびき呑気すぎ! こんな一方的にバカにされて悔しくないのっ?」
 こいつが悪口を言っているのは、ひびきが一生懸命作った曲達で。
 私やあのちんちくりん達、それ以外にもたくさんの人達から評価されている。
 それを、こんなけちょんけちょんに貶すなんて……。
「そりゃ全く何も感じないって言ったら嘘になるけどさ。これくらい、別に珍しいことでもないし」
「それは……そうだけど」
 ひびきの言うとおり。それなりの期間ネットで音楽活動をやっていて、そこそこには名前が広まっている。
 そうなったらこのくらいの批判の一つや二つ、受けていて当たり前だった。
 以前も似たような書き込みがあったけど、ひびきは冷静に対処していたし。
「どうしたの、霧夢? 今回に限ってやけに怒ってるみたいだけど」
 私も、笑って流していた。
 それなのに、ひびきの言うとおりだ。
 どうしてこんなにムキになってるんだろ。こんなの、無視してしまえばいいのに。
 …………。
「……そうね、ごめん。なんか頭に血が上っちゃってた」
「いいよ。コメントには僕が適当に返事をしておくから、霧夢は気にしないで」
 ひびきがマウスを操作して、ブログのタブを閉じる。
「なんか私のせいで微妙な空気になっちゃったわね。ひびき、気分転換にキスしましょっ」
「えっ、キスって霧夢……んんっ?」
 振り向いてからひびきの首に抱きついて唇を重ねる。
 それからはまた、二人でネットサーフィンをしつつ、時々キスをしたりして過ごした。
 
 日が暮れる頃にひびきが帰って、夜になる。
「あ、きた」
 私はひびきのブログにずっと張り付いていた。
 例のコメントにひびきが返事を書いたのを確認して、しばらく間を開ける。
 そろそろブログから離れたかな。例のコメントに、匿名で書き込んだ。
 
”アンタ絶対に死なすから。”
0258ひびきと霧夢2014/12/13(土) 23:55:11.11ID:KavN/rFM
以上になります。
続きは今年中に投下…出来るといいなぁ(願望
0260名無しさん@ピンキー2014/12/21(日) 16:02:13.45ID:GbQFk1r4
まじ良かった

久井奈さんみたいな人どっかに落ちてないかなー
霧夢はくるみと一緒にあんなことやそんなことをだな
0261名無しさん@ピンキー2014/12/23(火) 21:02:28.36ID:WeLRMnA/
クリスマスこそぐふさんが降臨なさると信じている
他の皆様も楽しみにしてるぜ
0262名無しさん@ピンキー2014/12/24(水) 02:13:45.97ID:AFUOENlH
ぐふさんも生存報告してくれれば有難いんだが難しいだろうな
0265ひびきと霧夢2014/12/28(日) 23:58:27.24ID:9vB937oD
同じくぐふさん待っている身ですが、自分の書いてるやつが続き出来たので投下します。
流れぶった斬りスマソ。
>>252の続きになります。
0266ひびきと霧夢2014/12/28(日) 23:59:28.61ID:9vB937oD
「ふわぁ〜……」
 朝早くに眼を覚ます。
 今日こそはひびきの家に弁当を持って行って、あーんを成功させる。
 昨日あれだけ言ったんだから、さすがにひびきも妹を恐れて応えないなんてヘタレな真似はしないはず。
 そう思ってたんだけど。
「ってこれ、早すぎじゃない……」
 目覚まし時計を見てみたら、予定していたよりもずっと早い時間。
 アラームが鳴る前に起きた自覚はあったけど、さすがにため息を吐く。
 いっそ二度寝するのも手だけど。
「それも微妙よね」
 結局、少し時間を潰そうと思って、ネットを始める。
 どうして、よりにもよって最初にそこに行ってしまったのか。
「あ、あれ……? ちょっとこれって」
 ブログを一つ見たところで、私は止まってしまった。
 
 
 
「う〜ん……」
 朝。くるみの作ってくれたご飯を食べている。
 ただ、少し落ち着かなくて思わず唸ってしまった。
「どうしたの、お兄ちゃん?」
「なんでもないよ」
「なんでもないなら変な声出さないでよ。なんか朝から調子狂っちゃう」
 今朝はまだ、霧夢が来ていない。
 昨日の調子だとまた朝から家に乗り込んできて、僕に迫ってきそうだと思っていたんだけど。
 それがどうしても気になって、くるみに注意されてしまった。
「ごめん。気をつけるよ」
「…………」
 ジト目を向けられる。ちょっと返事がおざなりだったかもしれない。
 とにかく、くるみを心配させないためにもあんまり気にしないようにしよう。
 霧夢にだって都合があるだろうし、ただ家に来なかっただけで心配する必要もないだろうし。
「あ、そうだ。お兄ちゃん」
「ん?」
 とりあえずの結論を出してようやく心が落ち着いてきたところで、くるみが話しかけてくる。
 はて、なんだろう。話しかけてきたにも関わらず、くるみはお箸でおかずの目玉焼きを摘んでいる。
「はい、あーん」
「えぇっ?」
 いきなり何を始めるのか、この妹は。
 僕の前に、目玉焼きの欠片を摘んだ箸を差し出している。
「えっ、なに、どういうこと?」
「どういうことって、わかるでしょ。あの自称お兄ちゃんの彼女も、ムリヤリやろうとしてたんだし」
 勿論、くるみが何をしようとしているのかはわかっている。
 けど、そうじゃなくて。
「えっと……自分で食べられる、よ?」
 特にくるみに食べさせてもらう必要はないわけで。なんとなく恐る恐るで、そう答える。
「そうじゃないわよ、ヴァカっ! これはっ……えっと」
 最初は怒鳴る勢いで放たれたツッコミは、けれど後半で急に萎んでしまった。
 落ち着きなく目線をあちこちに泳がせ、あー、うー、となにやら唸っている。
0267ひびきと霧夢2014/12/29(月) 00:00:20.28ID:Esy9HGVW
「くるみ?」
「――ひびきっ!」
 どうしたのかと訊ねようとしたその時、声が響く。
 さっきまで、なかなか来ないとずっと気にしていた女の子の声が。
「おはよう、霧夢。……どうしたの?」
 その言葉に籠めたのは、霧夢に訊きたい幾つものこと。
 まず、霧夢はここに何をしに来たのか。
 あと、いつもは勝手に上がり込んでくるのに、玄関前で止まっている理由。
 そしてなにより。
「ひびき。……ごめん、なさい」
 どうして俯いて、声を震わせているのか。
 いきなりこんな風に落ち込んでいる霧夢の姿を見て、何があったんだろうと僕自身不安に駆られる。
 だけどそれ以上に、霧夢にそんな表情はしてほしくないから。
「ごめん……わぷっ?」
「とりあえず上がって。落ち着いて、話をしよう」
 霧夢を柔らかく抱きしめる。これで少しは安心してくれるかな。
「……お兄ちゃん。玄関前でなにしてるのよ、ハズかしい」
「……あ」
 くるみからは、白い眼で見られてしまったけれど、
 
「何気にひびきの部屋に入るのって初めてね」
 リビングじゃくるみもいるし話しにくいかもしれないと思って、僕の部屋へと案内した。
 霧夢も少しは落ち着いてくれたのか、興味深そうに僕の部屋を見渡している。
「それで、今日はどうしたの、霧夢」
「……ごめんひびき。私、余計なことをしちゃった」
 再び訊ねてみる。今度は普通に答えてくれた。ただ、謝罪の言葉は変わっていない。
「パソコン、借りていい?」
「え? うん、いいけど」
 疑問が浮かび続けるが、とりあえず霧夢に任せてみることにする。
 パスワードだけ僕が入力してパソコンを立ち上げると、早速霧夢はブラウザを開いた。
 アクセスしたページは、僕の、ひびきPのブログ。
「……えっ?」
 見慣れているページ。でも、止まってしまう。
「霧夢、これは一体……?」
「ごめん、ひびき。これ、見て」
 増えすぎてしまっているコメントの中から、上の方の数件。昨日見つけた批評と僕の受け答え。
 それから。
”アンタ絶対に死なすから。”
 僕がコメントを書いてからしばらく経った時間に投稿されているコメント。
 そしてその後から、急激にコメントの書き込みが増えている。
「これ、ひょっとして霧夢が?」
「…………」
 まさかと思いながらも訊いてみると、霧夢は黙ったままゆっくりと頷いた。
 途端に空気が重苦しくなる。
「本当にごめん、ひびき。ここまで大事になるなんて考えてなかった」
 炎上してしまっている。これを伝えるために、家に来たのか。
「霧夢」
「っ……!」
 僕に名前を呼ばれた途端、霧夢がビクッと身体を震わせた。
 怯えているように見えて、少なからずショックを受ける。
0268ひびきと霧夢2014/12/29(月) 00:01:00.25ID:Esy9HGVW
「大丈夫。別に怒ってないから。でも、どうしてこんな事をしたの?」
 ただどうしても気になるのがそこだ。
 昨日話したように、批判的なコメントが来たのは初めてじゃない。
 ネット上で創作活動をしている以上はどうしたって避けられないものだ。
 霧夢も納得してくれたし、そもそも今までは彼女だって笑ってスルーしていた。
「ひびきの音楽がバカにされるの、許せなかったから」
 震える声で霧夢が答えた。けれどそれは、昨日と同じ。
「それはまぁ、不快だったかもしれないけど。どうして今回に限って、堪えきれなかったの?」
 一番知りたいところ。今回だけ、流すことができなかった理由。
 それをまた、霧夢は答えていない。
「そんなの、私だってわかんないよ……」
「霧夢……」
 だけど霧夢の答えは、困惑。彼女自身も、その理由が分からないでいる。
「……でも、ね」
 言葉を繋げる。そしてゆっくりと両手を広げて、僕に抱きついてきた。
「あのコメントを見て腹が立ってくるのと同時に、島でのこととか、こっちに引っ越してきてひびきの恋人になった事とかを思い出して」
 僕と霧夢が、二人で歩んできた道。
 それはひびきPの音楽と、それを彩ってくれた霧夢のイラスト。この二つなしに振り返ることはできない。
 ひとつひとつの作品が、僕らの歩んできた軌跡だ。
「そうしたら、なんか余計に、ひびきをバカにされているのが許せなくなってきちゃって」
 ここ数ヶ月で、僕達の間にはいろいろあった。
 お互いを想う気持ちも膨れ上がった。だから、二人の歩みの結晶である作品への愛着も、大きくなった。
 ああ。そういう事なら、僕も理解できる。
「本当にごめんなさい、ひびっ……はれっ?」
「ありがとう、霧夢」
 霧夢の身体を抱きしめる。彼女への、お返しに。
「なっ、なにっ? なんでお礼なんて言ってるのよ」
「霧夢が、そんなに強く思っていてくれたんだって解ったから。すごく、嬉しいんだよ」
 それに。少し情けない話だけど、今となっては正直僕も、自信がなくなってしまっている。
 もし僕と霧夢の立場が逆だったら、霧夢のイラストがどこかの誰かにバカにされていたら。
 果たして今の僕は、笑って流すことが出来るんだろうか。
 僕の腕の中にいる小さな恋人は、その事に気づかせてくれたから。
「ひびき。……怒ってない、の?」
「だから最初に言ったじゃないか。怒ってなんていないよ」
 霧夢を安心させてあげるために、右手を上げて頭を撫でる。
 今の気持ちを伝えるために、ありたっけの想いをこめて。
 ただ。
「……でも、それとは別にコメントの方の決着は、なんらかの形でつけないといけないね」
 僕らの中で解決しても、画面の向こうにいる人達にはなんの関係もないことなんだから。
 霧夢の残してしまったコメントは、ただ削除して流してしまうのは難しい。
「そう、だよね。ごめん、ひびき」
「謝らなくていいよ。さあ、始めよう」
 霧夢と二人、今度はパソコンへと向き合った。
 簡単にはいかないだろうけど、その苦労さえも、きっと二人の歩みになるだろう。
0269ひびきと霧夢2014/12/29(月) 00:05:35.99ID:4vjSPRQ0
以上になります。
次回エロ投下予定……ですが、天使の3P!x5が出た後くらいになりそうです。
0271名無しさん@ピンキー2014/12/31(水) 21:34:37.39ID:ubm0MaBf
乙!ご自分のペースで頑張って!
他作者も楽しみにしてるぜ!
0272名無しさん@ピンキー2015/01/04(日) 22:34:43.96ID:hROSHGKN
明けましておめでとうございます
今年も小学生は最高です
0273名無しさん@ピンキー2015/01/06(火) 15:11:36.24ID:vjn/YOtV
しぇしぇしぇのしぇ〜は置いといて↓
あけおめ!お正月早々にとんでもないことやらかした結果
奇跡が起きた!
ワイルドだろぉ

(@)0(@)22(@)i(@)t.net/d11/0106yuki.jpg

(@)を取り除く
0277名無しさん@ピンキー2015/01/18(日) 16:37:20.75ID:RiCbFspM
>>275
よかった。そもそも知ってる人が残っててw
バレンタイン編を投稿しきって終わったんだったっけ?
0285名無しさん@ピンキー2015/02/01(日) 00:36:18.86ID:uiRY/IZa
どうせユナさんも小百合さんも未だ姿を見せぬ貫井母も合法ロリになるんだろうな
0286名無しさん@ピンキー2015/02/01(日) 06:45:20.93ID:5oynwY7W
逆に考えれば、ロリが人妻になってもいいってことですよね昴さん
0294名無しさん@ピンキー2015/02/18(水) 01:50:48.48ID:0izDl9iI
希美のフェラってこのスレじゃなかったか
時間経つの早いもんだ

ログがなくて見られなくて辛い
0295名無しさん@ピンキー2015/02/20(金) 21:50:26.40ID:hKV7QvIe
もうすぐこのスレが出来てから一年だけどぐふさん来ないな
霧夢の人も消滅しちゃったのかな
0296ひびきと霧夢2015/02/24(火) 00:22:27.45ID:vkDDu3ci
お久しぶりです。
遅くなってしまいましたが>>266の続きを投下します。
今回で最後になります。
0300ひびきと霧夢2015/03/11(水) 11:34:38.00ID:qeNaJxEe
「んっ……えっ?」
違和感に気づいて目を覚ます。
なんだか下半身がムズがゆい。
意識が少しハッキリしてくると、小さく水音が響いていることに気づく。
いや。っていうか……。
「霧夢、なにしてるのっ!?」
「あ、ひびき。やっと起きたんだ。もう少し続けて起きなかったら、起こすつもりだったんだけど」
霧夢が僕の布団に潜り込んでいる。
例の記事のコメントに対処していると、随分と遅い時間になってしまった。
帰ろうとした時に、霧夢が僕に泊まってゆくよう提案したのだ。
霧夢の保護者とくるみ(こっちはだいぶ渋ったけど)に了承ももらったのでこうしてお言葉に甘えさせてもらったわけだ。
部屋数自体もそう多くないのと『恋人同士なんだから当然』という霧夢の主張で、同じ部屋で寝ることになった。
よく許可してくれたなぁ……と今でも思うけど。
ともあれそんな流れだったから、今目の前に霧夢がいること自体は驚くような事じゃない。
ただ。
「それじゃ、再開するね。あむっ、れろぉ……ぴちゅっ」
「まっ……ちょっと待ってよ霧夢!」
「なによ。こっちだってやっとノってきたところなんだけど」
その霧夢が僕のズボンを下ろしてペニスを舐め回している事態というのは、驚愕せざるを得ない。
なんで僕は、小学生の彼女に寝込みを襲われているんだ。
「いや、どうしていきなりこんなコトしてるの?」
「ん……。ひびきに、お詫びしたいと思って」
「お詫び?」
「そ。私が勝手に動いちゃったせいで、ひびきにすっごい迷惑かけちゃったから」
やっぱり、その話か。だけど。
「気にしなくていいって、言ったのに」
「そうだけど、やっぱり私自身が納得できないの」
そう言って、霧夢は再び僕の先端に口づけをする。
「だから、ね……。んぷぅ、くちゅっ……じゅぽっ」
そのまま奥まで飲み込み、頭を上下に動かし始めた。
「きりゆ……うっ!」
「んぁ……ちゅぱっ、くちゅっ」
少し頭を引いて、今度は全体に舌を這わせてくる。
熱い舌が陰茎に絡みつき、僕を刺激し続ける。
「えへへ、だいぶ大きくなってきた。私の口、キモチいいんだ」
「霧夢……なんか上手くなってない?」
前にしてもらった時もかなり気持ちよかったけど、今感じている刺激はそれ以上だ。
「そりゃ、練習したし。上手くなってて当然」
「練習……? どうやって」
「ベタだけど、バナナとかアイスバーとかで。もっとひびきにキモチよくなってもらいたかったから」
バナナやアイスバーにイヤらしく舌を這わせる霧夢。
想像してみるとかなりくるものがある。……じゃなくて。
ベタって言えるくらいに、そういう資料を見ちゃっているのか、この娘は。
「霧夢。君くらいの女の子がそういうのを見るのはあんまり……」
「気にしない。そのおかげで、彼氏としてはいい目見てるじゃない」
「うっ……」
年上として窘めようとしたが、こう言われてしまっては返す言葉がない。
現実問題、霧夢がその手の勉強に熱心なおかげで愚息にもたらされる快感は相当なものだ。
そうして大きく膨れ上がってしまったモノを突き出して説教をしても、説得力の欠片もない。
むしろギャグでしかないだろう。
「そんなわけで続けるわよ。はぁむ……ちゅぷっ、ぴちゃっ」
「く、ぅんっ……!」
再開された霧夢の奉仕。すぐさま亀頭に電撃が駆け抜ける。
「ふふっ、まだ出さないでよ。お楽しみは、これからなんだから」
「お楽し、み……? あぅっ!」
「ぺろっ、ちゅぱっ……。今は気にしない。もう少ししたら、わかるんだし」
霧夢の言葉が気になったものの、正直深く考えている余裕はない。
亀頭の周りに舌を這わせたかと思えば喉に達するほどに深くまで陰茎を飲み込み、そのまま頭を上下させる。
そして熱い舌を絡ませて、僕の陰茎を彼女の唾液まみれにしてしまう。
0301ひびきと霧夢2015/03/11(水) 11:36:10.20ID:qeNaJxEe
すみません、規制で長らく書き込めずにいました。
ようやく送れた…。
0302ひびきと霧夢2015/03/11(水) 11:41:43.97ID:qeNaJxEe
「はぷっ、れろぉ……じゅぽっ」
「霧夢っ、それ、スゴいっ……!」
 ありとあらゆる方法で、僕を刺激してくるのだ。
「は、ぅん……そろそろ、いいかな」
「霧夢?」
 てっきり前みたいにこのまま僕が射精するまで追い込むのかと思っていたけれど、霧夢はフェラを中断させた。
 一度腰を浮かせて、するすると下着を脱いでゆく。
 そのまま、僕に見せつけるように自分の秘所をさらけ出した。
「見て、ひびき。ひびきの舐めながら、もうこんなになってるんだよ?」
 溢れた愛液が霧夢のふとももを伝う光景を見て、僕は思わず唾を飲み込んだ。
「霧夢、すごくエッチだ……」
 頬を真っ赤に染めながらも口の端を吊り上げている霧夢が、ゆっくりと僕に覆いかぶさってきた。
「ひびき……んっ」
 そしてすっかり濡れてしまっているお互いの性器同士を、擦り合わせる。
 いや、というか……。
「き、霧夢? まさか……っ!」
「お詫びって、言ったでしょ。私のはじめて、ひびきにあげる」
 そうして僕は、ようやく霧夢の本当の意図を知る。
 けれど。
「それは、ダメだよ。霧夢」
「えっ……?」
「僕は霧夢がお詫びなんてする必要はないって思ってる。だからそんな理由で霧夢の大切なものをもらえないよ」
 僕の言葉を聞いて、霧夢が俯く。
 けれどこれだけははっきり言っておかないといけない。
 でないと今日のことは、僕の中で尾を引いてしまうことになるだろうから。
 ……ただ。この後のことで霧夢には呆れられてしまうかもしれないけれど。
「で、でもひびき――へっ?」
 身体を起こして、今度は僕が霧夢を、ゆっくりと押し倒す。
 そのまま軽く、霧夢の濡れた秘裂に、いきり立った肉棒を押し当てた。
「な、なにっ……んっ!」
「ごめんね、霧夢。大好きな女の子の、あんなエッチな姿を見せられたら、我慢なんて到底できない」
 僕の腕の中で、霧夢は瞳を潤ませながら僕を見つめている。
 その姿を見て、さらに愛しさと欲求が込み上げてくる。
「お詫びとかそういうのを抜きにして、僕は霧夢と一つになりたい。勿論、霧夢がイヤじゃなければ、だけど」
 正直この状態で中断するのは拷問に等しいけれど、嫌がる霧夢に無理やり……なんて事は絶対にしたくない。
「まったくもう……」
 霧夢が浮かべたのは苦笑い。さっきまで見せていた戸惑いは、綺麗に消えてしまった。
「私だって、お詫びとか抜きにしても、ひびきに奪ってほしいんだから。……早く、きてよ」
 ゆっくりと伸ばされた霧夢の両手が、僕の首に回される。
 あまり強くはない、けれど逆らえない力で、引き寄せられた。 
「んっ……ちゅぷっ、はぅ」
 そのまま唇を重ねてくる。霧夢が舌を伸ばしてきたので、求められるままに迎え入れた。
「あむっ……ふぅ、れろっ」
「ふあっ……んんっ、あふぅ」
 入り込んできた霧夢の舌に自分の舌を絡ませ、さらに唇で彼女の舌をゆっくりと扱く。
 僕が舌に刺激を加えるたびに霧夢の身体がピクンと反応するのがわかって、愛おしさが込み上げてくる。
「はっ、くぅっ……ぷはっ」
 ようやく唇を解放してあげると、変わらず霧夢が、蕩けた瞳で僕を見つめてくる。
 それを見て、僕はようやく動き始めた。
「ひびき……んんっ」
「指、結構すんなり入っちゃったね。ひょっとして自分でイジっちゃったりしてる?」
「ひびきのヘンタイ……。女の子にそういうコト、きかないでよ」
 溢れている愛液を塗してから人差し指を柔らかな割れ目に差し入れてみると、大した抵抗もなく入っていった。
 そのままゆっくりと出し入れしてみる。
「んっ……あっ、ひびきの指……やらしいっ」
「いつも自分の指でしてる時とは、違う感じ?」
「う、うん。あの時よりもキモチいいっ……って」
 霧夢さん、なにか言いたげにこちらを睨みつけていらっしゃる。
 気づいたみたいだけど、時すでに遅し、である。
「ひびきのドスケベ! なによ今の誘導尋問!?」
0303ひびきと霧夢2015/03/11(水) 11:46:18.56ID:qeNaJxEe
「ごめんごめん」
 謝りながら、人差し指を曲げて霧夢の膣内を軽く引っかいてみる。
「んんっ……! 全然、反省してないっ……ひぅっ、じゃないっ!」
 僕の腕の中で悶えている霧夢。
 その顔をもっと見たい。その声をもっと聞きたい。
 けれど今回は、それよりも重要なことがある。
「だいぶ、解れてきたかな」
「あっ……ひびき」
 霧夢に興奮しっぱなしの僕の分身は、痛いくらいに張り詰めている。
 それを、彼女の濡れそぼった入口へと軽く押し当てる。
 霧夢の愛液を亀頭に塗し、ゆっくりと腰を進めてみた。
「ひびき。……入れちゃうんだよね?」
「うん。痛かったら言って。すぐに止めるから」
 さすがに不安そうに瞳を揺らす霧夢を少しでも安心させてあげたくて、彼女の髪をそっと撫でながら頷く。
「んっ、あっ……!」
 さらに腰を押し込むと、霧夢の小さな割れ目を押し広げて、亀頭が入り込んでゆく。
 指とは比べようもない太さの異物が入ってくる圧迫感に、霧夢の顔が歪んだ。
「大丈夫、霧夢?」
「まだ、平気だから。気にせず続けて」
 霧夢はそう言ってくれたけど、実を言えば僕の方が少し怖気づいてしまっている。
 なまじ先端を挿れてしまった事で、互いの性器のサイズ差を強く意識してしまった。
「ひびき……どうしたの?」
「ごめん、なんでもない。続けるよ」
 それでもこの場で、男の僕が不安に飲み込まれるわけにはいかない。
 霧夢が望んでくれているのなら、続ける。
「あっ……くぅっ!」
 やがて、腰が止まる。霧夢の初めての証に、先端が到達した。
 僕は最後にもう一度、霧夢を見つめて確認する。
 意図をきちんと汲み取ってくれた霧夢は、静かに頷いた。
 腰を一気に押し進め、貫く。
「くぁっ、ひぅああああああっ!」
 霧夢の中心。奥まで届いた。
 その事実を僕の胸に刻み込んだのは、結合部から少しずつ垂れてきた鮮やかな赤。
 霧夢の、大切な女の子の初めてを奪った証。
「かふっ……つぅっ!」
「痛い、よね。ごめん霧夢」
 痛みを堪えている彼女になにをしてあげるべきなのか。
 わからない僕は、それでもなにかをしてあげたくて、彼女の銀の髪を撫でる。
「ひびきっ……これで私達、繋がったんだよね?」
「うん。霧夢が頑張ってくれたからだよ」
 そして僕の腕の中で健気に微笑んでいる少女の額に、軽く口づけを落とした。
「ふふっ。これで、私がひびきの初めての人になったわけね。つっ……!」
 一度覗いた、いつもの自信に満ちた表情が再び歪む。
「大丈夫? 霧夢」
「へい、き。……それよりひびき、動かなくて、いいの?」
 声が震えている。どう見ても大丈夫じゃない。
 こんな霧夢を目の当たりにして、動けるわけもない。
「ホントに? んんっ……!」
「あっ、霧夢……!」
 霧夢が少しだけ腰を動かすと、思わず声が漏れてしまった。
 彼女の膣内に包まれているだけの、もどかしい快楽。それが増した瞬間に、堪えきれなくなった。
「ホントはっ……あぅっ、キモチよくなりたいんじゃ……んくっ、ないのっ?」
 なおも霧夢は腰を動かし続ける。
 その度に苦痛に顔を歪めるが、やめる気配はない。
「ふ、うっ……動きたいん、でしょっ……?」
 どうしよう。
 霧夢の言うとおり、動きたいのは事実だ。
0304ひびきと霧夢2015/03/11(水) 11:49:42.77ID:qeNaJxEe
 もどかしい快楽は少しずつ理性を削って、一つの欲求を浮き彫りにする。
 もっと、気持ちよくなりたい。もっと霧夢を感じたい。
「いいよ、ひびき。……思いきり、動いてっ……!」
「でも、霧夢……」
 今のぎこちない動きでさえ霧夢は苦痛を覚えている。痛みを感じない僕の方から動いたりしたら、間違いなく苦痛は増す。
「まだガマン、しちゃうんだっ。……んんっ!」
「くっ……きり、ゆめっ?」
 霧夢の腰の動きがより大きくなる。そんなことをすれば余計に痛い思いをするに決まっているのに。どうして。
「気遣ってくれるのは嬉しいけど、それなんか……負けた気が、するのっ」
「負けた気って……えっ?」
 徐々に快楽が刻み込まれてゆく中での霧夢の言葉に、僕はただただ困惑を覚える。
「ひびきには……んっ、そんな気遣い出来なくなっちゃうくらいにっ……私の身体に、夢中になってっ……あくっ、ほしいんだからっ!」
 けれどその言葉で、霧夢の訴えをようやく理解することができた。
「霧夢っ……んっ!」
「ひび、きっ……!」
 霧夢の華奢な腰を掴んで、今度は僕の方から、ゆっくりと抽挿を始める。
「あうっ、ひびきがっ……んくぁ!」
「ごめん、霧夢。もう少しだけ、速くするよっ」
 霧夢自身もそう望んでいたから。彼女に、応えたくて。
 でもきっとそれらは後付けで、結局は僕自身が耐えきれなくなった。
 好きな女の子とつながって、動きたい。より強く、感じたいと。
「はッ、ふぅッ……! キモチいいよ、霧夢っ」
「ひびきっ……あっ、やんっ!」
 霧夢が言っていたように、彼女の身体に夢中になっていた。
 ブレーキをかけようとする僅かな理性も、腰を動かすたびに襲ってくる快楽が、削り取ってゆく。
「ひびき、あふっ……はげ、しいよっ……!」
「ごめん霧夢、もう……止められない!」
 霧夢の奥をひたすら突き続ける。その度に彼女の身体が揺れ、きめ細やかな白い肌の上にいつの間にか浮かんでいた玉の汗が、跳ねる。
「私のカラダでっ……ひびきっ、こんなにこーふんっ、してる……!」
 止まらなくなった僕の動きのせいで翻弄されている霧夢。きっと、辛いはず。
 けれどそんな素振りはまるで見せず、僕を見つめて微笑んでいる。
「私のカラダで、ひびきのっ……コト、キモチよくっ、できてるん……だっ」
 霧夢のその言葉を聞いた途端、情欲に燃えていた心の中が、今度は愛おしさで満たされてゆく。
「ひびっ……んっ、ちゅぅっ……」
「霧夢っ、んくっ……あむっ」
 唇を重ね、舌を擦りつけ合う。
 さらに互いの指を絡め、手をつなぐ。
 より強く、広く、深く、霧夢とつながっていたいから。
「――ぷはっ、あっ、きゃふっ……ひびきっ、あひゅっ」
「霧夢も、キモチよくしてあげるからっ……!」
 一度手を離し、霧夢の僅かな膨らみにそっと指を這わせる。
 少しずつ指先に込める力を強くして、描く円を小さくしてゆく。
「あっ、ひびき、くすぐったいっ……ひやぁっ!?」
 そのまま中心の突起を、爪で擦り上げるように掠める。途端、霧夢が甘い悲鳴を漏らした。
「可愛いよ、霧夢」
「あっ……」
 霧夢の身体を起こして、そのまま抱きしめる。
「ひびき……? あぅっ!」
 霧夢を膝の上に抱いた状態で、腰の動きを再開させる。
 一番強く、広く、深く、霧夢と触れ合っている体勢。
「これっ、ひびきっ……いっぱい感じるっ……!」
「僕も、霧夢の温もりで、満たされてる。きりゆ、めっ……!」
 激しく腰を動かしながら、とにかく霧夢を満たしてあげたいと手を動かす。
「んんっ……!」
 儚ささえ感じさせる背中をつぅっと指先でなぞると、悩ましげな声が漏れる。
0305ひびきと霧夢2015/03/11(水) 11:53:04.91ID:qeNaJxEe
 もっと、霧夢の甘い声を聞きたい。
「霧夢っ……ちゅるっ、れろっ……」
「あんぅっ……ひびきっ、そこダメぇっ!」
 今度は霧夢の首筋に舌を這わせる。霧夢の身体がビクビクと震えるのが伝わってきた。
「いやっ……ひびきの舌、キモチいいっ……!」
 霧夢の反応全てが、僕の興奮を煽ってゆく。
 そしてなにより、今も僕の陰茎を締めつけて離さない彼女の蜜壺。
「くぅっ……霧夢……!」
 正直、限界が近づいてきた。もうあまり保ちそうにない。
 霧夢の負担を最小限にするためにも、ヘンな意地を張って長引かせるよりも、最後まで達した方がいいだろう。
「ひびきのっ……また、激しくなったっ……!」
 もっとも、霧夢の膣内がキモチよすぎて、もう今更腰の動きを止めることなんて出来そうにないんだけど。
「霧夢っ、僕、もうっ……!」
「ひび、きっ? で、出ちゃう……のっ?」
 それ以上は答える余裕さえなく、腰を振り続ける。
 霧夢の小さな膣の奥まで突く度、強すぎる快感のせいで頭がしびれる。
「あっ、やふっ……ひびきっ……!」
 霧夢の動きに従って、輝く銀の髪が僕の目の前で踊る。
 未成熟な少女の裸体。宙を舞う銀の糸。あどけなさを確かに残しながらも快楽に蕩けてしまった顔。
「はっ、ひゃうっ……やぁ、ひぁんっ……!」
 刺激的で、神秘的で、なによりいやらしくて。
 眼に映る姿、耳に響く声、全てが僕の興奮を増長させてゆく。
 この状態で、保つわけがない。
「霧夢っ……もう、出るっ……!」
「んっ……出して、ひびきっ!」
 そう叫んだ瞬間、霧夢が両足で僕の腰を挟み込む。
「えっ……? う、あっ……!」
「はっ……あっ、ひびきっ……早くぅ!」
 霧夢の膣内が蠢く。腰を動かして刺激してくる。
 元々限界を迎えていた状態だ。霧夢の拘束から逃れる余裕もなく、抑えることも出来ず。
「ダメだ霧夢、もうっ……んくっ、うあああああっ!」
「ひびっ、やああああぅっ!」
 霧夢の膣内、奥深くに、僕は精液を吐き出してしまった。
「あっ……ひびきの、いっぱい出てるの、感じる……」
 
「霧夢、どうして……」
「そんなの、んっ……決まってるじゃない」
 さっきまでと違って、霧夢が浮かべている笑みはいつものような強気な、挑発的なもの。
 そのまま。
「はじめては、ぜったいナカに出してもらうって決めてたんだから」
「い、いやでも、中で出しちゃうのは色々と問題が」
 結局中で出しちゃった人間の言い分ではないと思うけど。
「ああ、その辺は心配しなくても平気」
「えっ……?」
 ひょっとして、霧夢はまだ、きてないのかな。
「だからこれからもひびきは、私とエッチする時はナカに出すこと」
0306ひびきと霧夢2015/03/11(水) 11:54:26.89ID:qeNaJxEe
「いや、でもさすがにっ……んむぅっ?」
 僕の反論が、霧夢の唇で封じられてしまった。
「はむ、あふぅっ……っは」
「んっ……霧夢?」
「反論は受け付けないから。ひびきが好きな、霧夢さんの命令」
 ウインクしながらそう言って、強引に話を切ってしまう霧夢。
 その、あまりにもいつもどおりな彼女の姿を見て。
 ああ。振り回されてるなぁと思いながらも。
「しょうがないなぁ。くるまでは、だよ?」
 それが心地いいと感じてしまう僕がいた。
0307ひびきと霧夢2015/03/11(水) 12:00:39.36ID:qeNaJxEe
以上になります。
ホントに長らくお待たせしてすみませんでした。
ちなみに最後の霧夢さん、きてないとは言ってない。
0308名無しさん@ピンキー2015/03/11(水) 21:02:16.56ID:PHh7As/e
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
霧夢可愛すぎや
0309名無しさん@ピンキー2015/03/12(木) 03:16:54.75ID:In5Slu/e
投稿乙です
ついに響さんが犯罪者に…

それにしてもすごいタイミングの規制だ
0312名無しさん@ピンキー2015/04/29(水) 22:41:17.41ID:bb6GBWTd
やっと15巻の予告が出たけどぐふさんはもう帰って来ないかな
0315名無しさん@ピンキー2015/05/03(日) 00:56:37.51ID:s66hEbKW
キターーーーー!!これで生きていける!でもできれば発売ペースは遅らせないでほしかった。
0317名無しさん@ピンキー2015/05/09(土) 10:18:52.41ID:G9awqvqq
昴くんが泣いてたからきいたら
レイプされたらしい
いったい何花さんのしわざなのか
0318名無しさん@ピンキー2015/05/09(土) 14:00:47.76ID:PSN4krft
超本命が大穴
暇つぶしに覗いて見たけど あり得ない女が・・
見返りをもらって損はしなかったww

da●et/c11/52saki.jpg
●をkkun.nに置き換え
0319名無しさん@ピンキー2015/05/12(火) 22:46:01.72ID:GchYKvZf
>>313
ロウきゅーぶ!(15)

著者/蒼山サグ イラスト/てぃんくる

定価 未定
2015年7月10日発売
ISBN 978-4-04-865192-9

小学生も終わりに近づいた二月。全国大会出場チームと合同合宿に挑むことになった智花たちなのだが……どうやら相手の娘たちは昴が気に入ったご様子で──!?
0320名無しさん@ピンキー2015/06/01(月) 20:40:22.90ID:3iIGUCNi
霧夢の人って失踪?ぐふさんじゃなくていいから誰か書いてくれ
0321名無しさん@ピンキー2015/06/05(金) 21:25:33.23ID:c2rwwx3H
柚葉ちゃんor桜花対策での結託は考えられるけどそれ以外はなー>くるみと小梅
0323名無しさん@ピンキー2015/07/14(火) 23:56:00.06ID:bFjYKFhc
まとめで昔のSS読んでたが、やっぱり鬱シナリオの人が異質だわ
超展開なはずなのに、そう思わせないだけの濃さがあるから驚き
0324名無しさん@ピンキー2015/07/16(木) 23:12:16.93ID:PCBuFuvF
あれもう4,5年くらい前の作品だっけか
最期の座談会がなければ後味悪すぎだって叩かれまくってた気がする

にしても時代が流れるのは早いな
0325名無しさん@ピンキー2015/07/18(土) 14:50:25.78ID:3kAxF3Aj
誰か 昴×灯と佑奈の3P書いてくれ

そう言えば…イラストのイラストのてぃんくるはいつの間にかに一人になったの?。
ベルは首になったの?
0326名無しさん@ピンキー2015/07/19(日) 12:38:45.58ID:DDAeBxf+
過去ログ辿れなくなったしのぞみちゃんが夜中忍び込んできてフェラ抜きしてくれるSSもっかい読みたくなったのに読めなくて辛い
0328名無しさん@ピンキー2015/07/20(月) 10:18:49.54ID:k4n30fA8
誰かログ保存してる猛者とか投稿者さんが原版?持ってたら再投稿してくれないかしら
0329名無しさん@ピンキー2015/07/20(月) 10:28:15.25ID:k4n30fA8
と思ったけどログ速見たらちょうど9スレ目のが追加されてたありがてぇ
0330名無しさん@ピンキー2015/07/21(火) 00:01:27.87ID:1drw/U9t
今日はすばるんが搾り取られる過程を1から読み直していたら1日が終わった
0331名無しさん@ピンキー2015/07/21(火) 21:38:51.69ID:SbiPFpbX
上で話題に出てた鬱長編も見てたら夕方だった
やはり紗季のエロがなかったのが痛すぎるな…あったら最高だったのに
0333名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 19:22:54.74ID:bBiO+q55
9スレ目がどうしても見つからない。ログ速にあります?
くるみの風呂とか希美の話を投稿した者なんですがテキストなくして困ってます。助けて…
0339名無しさん@ピンキー2015/10/21(水) 21:15:36.65ID:+EyN2Lnh
>>338
エロパロのネタにできそうな展開があまりなかったからね。
電マガの短編(新刊の後日談)のほうがまだどうにかなりそう。
0340名無しさん@ピンキー2015/10/21(水) 22:25:02.59ID:Za9gTNqa
>>339
電撃マガジンはチェックしてないな〜。
ロウきゅーぶの時は必ず買ってたんだけど
0341名無しさん@ピンキー2015/11/21(土) 23:09:49.34ID:fYL8UkMb
愛莉のうさぎさんVer.見て、改めて小学生であの体はないと思ったよ
0342名無しさん@ピンキー2015/11/21(土) 23:57:40.84ID:l84GvtaA
それを言ったら
そもそもミニバスのコーチが外部の高校生って有り得ない
0343名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 23:55:29.77ID:4QzTzAal
そろそろクリスマスということで誰か一本……といっても
プレゼントはわ・た・し!とかやり尽くした感があるからなあ。
0344名無しさん@ピンキー2015/12/23(水) 00:22:15.44ID:Is9UVfW1
このスレ的には結局エロに突入するのが正道なんだから、お題をクリスマスにする以上は経過がプレゼントだろうとサンタだろうと大して変わらないしな
0346名無しさん@ピンキー2016/01/04(月) 22:08:11.16ID:TT6sSU7P
もっかんにするか、ひなたちゃんにするか、
どちらかで迷う。
0347名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 14:03:47.22ID:yLq2C3AV
霧夢でググっても誰かわからんってマイナーにもほどがあるな
本屋で確認しに行くしかないか・・・
0348名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 22:14:55.59ID:yLq2C3AV
あ〜、霧夢ってネットでの名前か
ググっても出ない訳だ
0354名無しさん@ピンキー2016/05/07(土) 23:56:18.20ID:Z2wWLuQs
3Pはくるみのキャラが強烈過ぎてエロい妄想にならない
0357名無しさん@ピンキー2016/07/20(水) 22:19:57.37ID:tT3KHGlA
ロウきゅーぶは5人のキャラがそれぞれたっているからいいんだよ
0359名無しさん@ピンキー2016/08/03(水) 21:46:18.96ID:pTxN8BR6
たってるキャラ
もっかん→正妻
まほまほ→元気
サキ→メガネ
ひなたちゃん→無垢なる魔性
アイリーン→おっぱい
でおk?
0362名無しさん@ピンキー2016/09/17(土) 22:47:56.01ID:hJ0tpEd5
こっちが仕事しないから・・・



ってこともなくね?もとからじゃね?
0363名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 14:25:10.48ID:TxXqDTPC
こっちにエロが少なくて本スレがエロいのは
ラノベ系エロパロスレではたまに見るなあ
0367何とか砲2017/02/23(木) 00:06:10.98ID:9mlSVBCH
久しぶりにスレに来たら過疎っているので書いてみました。
別の作品で智花達と同年代のキャラのエロパロ書いていますが本作は初挑戦です。
他作品のキャラと絡めてみました。
0368何とか砲12017/02/23(木) 00:06:48.98ID:9mlSVBCH
日曜日の昼下がり、智花と真帆はとある公園にやって来た、目的はここにあるバスケットコートで練習する為だ。
だが、そこには既に先客がいた。
見た感じ高校生二人組でひとりはがっちりした体格でダンクシュートを連発している。
もうひとりは見た目小柄だけどパスが上手い。
智花と真帆はじっとその二人を見ていた。
「もっかん、あの人のシュートかっこいいね」「あっちの人のパスが素早いよ」二人でそんな会話をしていた。
しかし、一時間二時間と時間が経ってもちっとも終わらない、とうとう真帆の我慢も限界に達した。
「もう我慢できない!もっかん、抗議するよ!」「ちょっと真帆、やめようよ!」真帆は智花の手を引っ張って高校生の所に向かった。
「ちょっとアンタ達!いつまでここ使ってんの?もう待ちくたびれたんだけど!もっかんも何か言ってやって!」「えーと、その…いつ終わるのかなぁ…」真帆に比べて智花は消極的に抗議する。
「ああん?誰に向かって言ってんだ?」その高校生が睨み付ける、「ちょっと火神くん、相手は子供だよ」一緒にいた別の高校生がなだめる。
真帆は怯まない、「そうやって睨めば何でも通用すると思ったら大間違いよ!」「真帆、もう止めようよ、ね、もう帰ろう」智花が必死になだめる。
「そうだなぁ、場合によっては譲ってもいいぞ」高校生はある提案をする。
「今から2対2で勝負しないか?でそっちが勝ったら譲ってやる」「いいわよ、もしこっちが負けたらアンタ達の言う事聞いてもいいわよ」「ちょっと真帆、それは無茶だよ」智花が説得するも話は進む。
0369何とか砲22017/02/23(木) 00:07:30.07ID:9mlSVBCH
「つべこべ言わず始めるぞ!」と言って始まって数分後、所詮は男子高校生と女子小学生、力の差は歴然としていて智花と真帆は惨敗した。
「もっかん、帰るわよ」「ちょっと待て、さっき負けたら何でも言う事聞くって言ったよな?」「それは…帰れって話じゃ…」「誰も帰れなんて言ってないぞ」「じゃあ何するのよ?」「こっち来い!」「きゃあ!何するのよ!」高校生は真帆を近くの茂みに連れ込む。
「いゃぁ!やめて!」真帆が必死に抵抗するも強引に服を脱がされる。
たちまち真帆は全裸になる、そして高校生もズボンを脱いで股間のモノを取り出す、既に激しく勃起している。
「オラ!行くぞ!」「いやぁーーーっ!」真帆の割れ目に狙いを定めて一気に挿入した。
真帆のあられもない姿を見て立ち尽くす智花、すると隣にもう一人の高校生が来た。
智花は怯えながら「お兄さんも私にあんな事するの?」と尋ねるとその高校生は「優しくするよ」と言って智花にキスをした。
(そんな…まだ昴さんともキスしてないのに)智花が動揺してると高校生が話す「君、名前何て言うの?」「湊…智花です」「智花ちゃんって言うのか、可愛い名前だね、僕の名前は黒子テツヤって言うんだ」「黒子さん…」。
黒子は丁寧に智花の衣服を脱がす。
「恥ずかしい…」やがて智花も全裸になった。
黒子が智花の小さな乳首を舐めると智花は「あん!」と声を出した。
黒子は乳首を舐めたあとへそを舐め、その下の小さな割れ目に舌を入れた。
「ああん、黒子さん…そこ…」「智花ちゃん、濡れてきたよ」「ああん、ああん」二人とももう我慢できない、黒子は既に大きくなったモノを取り出して智花の小さな割れ目に当てる。
「智花ちゃん入れるよ」「…はい(昴さんごめんなさい)」ゆっくりと黒子のモノが挿入される。
「ヒイイ!」「痛かった?」「うん、でも大丈夫だから動かしていいよ」「分かった」黒子はゆっくりとピストン運動を始めた。
「あん!あん!ああん!」「智花ちゃんの膣内気持ちいいよ」「ああん!いいよ!」「もうダメだ!智花ちゃん!膣内に出すよ!」「黒子さん!来て!」「うっ、出るっ!」「ああん!あーーーん!」二人とも同時に絶頂に達して黒子は智花の膣内に射精した。
「はあはあ、うっ」黒子は再び智花の唇を奪い舌を入れてディープキスをした。
「くちゅくちゅうっ…」唇を話すと智花の表情はうっとりとしていた。
「そう言えば火神くんは?」「真帆大丈夫かな?」二人が様子を見ると真帆は「あん!あん!あん!アンタすっごい!」「オラオラオラ!何発でも行くぞ!」二人はすっかり盛っている。
二人は服を着てこっそりと公園を離れた。
「あの…黒子さん、出来れば今度はバスケ教えて下さい」「いいよ」そう言って黒子は再び智花にキスして別れた。
(昴さんもいいけど黒子さんもいいなぁ…)智花はいつまでもうっとりしていた。
0370何とか砲32017/02/23(木) 00:08:25.55ID:9mlSVBCH
それからしばらく経ったある日の朝、登校してきた昴の所にバスケ部のチームメイトが血相変えて飛んできた。
「昴!聞いたか?誠凜のバスケ部、活動停止だってよ!」「マジかよ!」昴が驚くのも無理ない、誠凜バスケ部といえば前のウィンターカップで並みいる強豪を破って優勝した所だったからだ。
しかも「キセキの世代」と言われた人達のいる高校を破っての優勝だから当時は高校バスケ界で大騒ぎになった。
昴にとっても「キセキの世代」は一目置く存在で憧れでもあっただけにその人達を倒した高校は気になっていた。
「で、誠凜は何やらかしたの?」「部員が小学生に手を出したって」「なんか他人事じゃないな」そしてチームメイトは一冊の雑誌を取り出した。
「週刊文春?」「ここに記事が載ってる、どうやら偶然通りがかった記者が撮影したらしい」「どれどれ、人気声優が同棲…」「そこじゃなくてこっちのページ」「高校バスケナンバーワン選手の淫行を激写!」
その記事には顔はモザイク処理しているものの日が暮れて薄暗い中大柄な高校生が小柄な少女を犯してる写真が掲載されている。
少女の方は木で顔が隠れてよく分からない。
(世の中何が起きるか分からないな、智花達にも文春砲には気を付けるように言っておかないと)そう昴は思った。

その頃真帆は文春を見て顔面蒼白になってた。
(もっかんは早く帰ったけどあたしそれから遅くまで残ってえっちしてたんだ…写真は最後の方だよこれ…)

おわり
0371何とか砲2017/02/23(木) 00:09:50.02ID:9mlSVBCH
以上です。
同じバスケ繋がりで黒子のバスケのキャラ絡めてみました。
ちょっと時事ネタ入れてます。
0374名無しさん@ピンキー2017/04/19(水) 22:27:27.86ID:0qswzmlT
twitterの性徴査定タグより

ttps://twitter.com/yasudayasuhiro/status/853102774757621763
>湊智花 JS6 142cm
>図像的・体格的に乳房タナー2期と3期の間。陰毛は未。最終回付近で生える。
>初潮は中1〜中2か。作中で初潮は来ないんじゃないか。 子宮長4cm

ttps://twitter.com/yasudayasuhiro/status/853098507045019648
>三沢真帆 JS6 145cm
>図像的・体格的に初ブラ装着時期枠。そして陰毛生えかけ待機枠でもある。未初潮。
>袴田ひなた・湊智花とともに最もスジが発生する時期でもある。

ttps://twitter.com/yasudayasuhiro/status/853093027761463297
>永塚紗季 148cm JS6
>乳房は図像的にタナー3期。陰毛はごく最近生えた。
>おりもの等もはじまり初潮待機枠である。膣内ph5(弱酸性)

ttps://twitter.com/yasudayasuhiro/status/853096321191772160
>香椎愛莉 js6 172cm 86-56-84
>1000人に1人以上の身長。乳はD70。400人に1人級の乳。
>乳房はまだ乳頭が未発達。タナー4期。陰毛はモサモサ。初潮は始まっている。

ttps://twitter.com/yasudayasuhiro/status/853090848766021632
>袴田ひなた 131cm 胸囲はJS6平均
>9歳児の体格にAAカップを装備。乳房はタナー3期。
>陰毛は生えていても不思議ではないが、体格的に無理か。ただしいつ生えてもおかしくない。未初潮。

ttps://twitter.com/yasudayasuhiro/status/853100170526965760
>三沢真帆・袴田ひなた・湊智花という大陰唇に脂肪が定着しはじめ、
>そのくせに小陰唇未発達&無毛というスジる時期にスパッツを履かせるという具合ですね。

ttps://twitter.com/yasudayasuhiro/status/853100668701130752
>ちなみに初潮時期予測は
>@香椎愛莉(来ている) A永塚紗季(あと3か月) B袴田ひなた(あと1年) C三沢真帆(あと1年) D湊 智花(あと1.5年)
>ですな。作中で描写があるかどうかは知らん。
0378名無しさん@ピンキー2017/07/17(月) 07:03:43.76ID:xakfTcZd
ここはもうダメ。
新しいスレが全て荒らしに潰されてる。
上の保管庫からしたらば板にリンクしているのでそこの方がいいかと。
0380名無しさん@ピンキー2017/07/17(月) 21:21:38.94ID:8u5RbqEg
今のところ目をつけられてませんが避難所用意しました。
埋まるまではこちらでどうぞ。
0381テスト ◆luISRadGwLTs 2017/07/28(金) 12:08:13.66ID:LJ/jrIWi
リトルウィング共有……潤かな。
(さくちゃんを慰めたげてください)
「(!?)」
(全部一瞬だったから揺れたときの偶然と信じたいけど、見知らぬ人にも触られて気持ち悪いって)
(響さんが上書きしてくれて良かったって、さくちゃんの声が伝えてくれたんです。)
偶然通話ボタンを押してしまったんだろう。
それを聴いた潤が、僕にメッセージをくれたんだろう。
そう思い直して、桜花を護るように手をつく。

(遠慮しないで。次の駅までは我慢するから……)
桜花の打つメッセージに錯乱する。
ムクムクと湧き上がる情欲。だが、そうじゃない。
情けなさで涙が出てくるが治まらず,定期券内の駅で降りると提案。
ここなら同じクラスの子も母校の子も実質いないのは調査済だ。

ほどなく,入り口と多目的トイレが
両性1つずつある公園に
"応急処置"の為の目的地にたどり着き、まずは安堵。
本来はイケナイが、ここで鎮めさせてもらおう。

鍵をかけて床に敷いたレジャーシートの上、
着替えも敷き寝転ぶやいなや、
僕に馬乗りになる桜花。

心持ち普段より張る豊かな胸も
切なそうにふるふる揺れるお尻も
先程の興奮を思い出させるに
十分だった……
0382テスト ◆luISRadGwLTs 2017/07/28(金) 12:11:21.10ID:LJ/jrIWi
生存報告とテストかねての投稿でした。
ぐふさんじゃなくてごめんなさい。
練り直して後日投稿します。
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