小学生の頃から、習字教室で教えてくれていた人妻の美奈子先生。
和服姿が綺麗で、近くに来て教えてくれる度に甘い匂いがしたし、背中越しに教えてくれる時には胸の感触が背中に感じられる程で。
結局、中学生の途中からは受験だ何だと忙しくなったこともあって習字教室は通わなくなったけど。

十年ほどしたとある日に、美奈子先生と再会して。
和服姿でないから誰かとも思ったが、あの頃憧れた甘い香りと、甘い声、俺のことを唯一人悟ちゃんと呼ぶことで、はっきり思い出した。
昔話と、中学生以降のことを話すだけで盛り上がり、二人でしばらく歩いていると、懐かしい習字教室を行っていた家にまで着いて。
久しぶりよね、と微笑みながら、和服に着替えた美奈子先生に、実は懸想していたことを伝えたのは、何の気の迷いだろうか。
美奈子先生は夫と性的なことで不仲になり、夫の浮気を切っ掛けに離婚したの、と不器用に微笑んだ。

二人でお茶を飲み、多分俺が美奈子先生に近付いたんだろう。
ダメよ、こんなおばさんよりもっといい娘がいるわ……と呟く美奈子先生の唇を無理矢理奪って。
あの頃の甘い香りに加え、熟れたような、深い香りが混ざって鼻を刺激する。
先生、先生とうわ言のように口にしながら、俺は美奈子先生を抱き竦めて、唇が離れる度にキスを求めていた。
やがて美奈子先生の和服が肌蹴ると、そこには豊満ながらも若干垂れている乳房が、下着に隠されることなくまろび出てくる。
黒ずんだ乳首、汗と女と先生の香りが入り混じったソレの間に、俺は顔を埋めた。
いけない子ね、甘えん坊さんね、と苦笑しながら、美奈子先生は俺の頭を抱きしめてくれたのを覚えている。
耐え難い程に膨張した俺の股間に先生の指が触れて、また微笑。
脱いだほうがいいわ、かぴかぴになるし、帰る時も臭ってしまうから、と耳元で言われたのが、最後のトリガーだった。
全裸になった俺の手を取り、先生は寝室へと連れて行ってくれる。
和服の下には下着は着けないの、としとどに濡れた秘部を見せられた俺は、猿のように先生に覆い被さった。
そんな俺を、先生は嗜めて。
ダメよ、先に私がするんだから。
向かい合うように座り、今度は先生からのキスがあって。
今度は、先生が俺の股間に顔を近付けた。