バレーボール選手だった頃は、ブラジャーやショーツの上にシャツやブルマ、ハーフパンツなどを着用していたこともあり、練習や試合の時はそれほど恥ずかしさは感じなかった。
たとえブルマから浮き出たお尻をカメラや双眼鏡で撮影、ガン見されても激しく動揺した記憶はない。
女子プロレスラーとして試合をこなしていた時も、露出が少ないコスチュームになることが多く、観客のイヤラシイ視線はそれほど感じなかったのだ。

だが、今着用しているスポーツブラ、ブルマを少し小さくしたようなビキニ姿で重太と試合をした時、初めて心の中に動揺する気持ちが芽生えている。
重太が唇だけではなく、指でビキニの上から秘部を触り始めてきたのだ。
試合前に入浴・シャワーを浴び、全身を綺麗にしてからリングに上がったとはいえ、汗などが出て匂いが気になっているナミ。
さらに重太の熱い吐息が、ビキニショーツを通過してナミのマ○コやアナルに入ってきた。
そして前方下部には、タイツをモッコリさせながら脈打っている重太のペニスがある。

「ああっ、もう、我慢の…限界」
ナミが苦悶の表情を浮かべたその時
(!!!!!)
どんな音か判別がつかないような大きな音が二人の周辺から響いた。

重太がうめき声を出した時とほぼ同じくして、さわやかな花のような香りが漂ってきた。
その匂いを思いっきり嗅ぎ始める重太。
嗅ぎながら、さらにうめき声をあげている。

同じタイミングで、恥じらいの表情を見せるナミ。
「しまった!」という気持ちがわきかけたが、目の前で一番激しくペニスを膨張・脈打たせている重太の言葉で我に返る。
「ナミさん、この試合で使ったブラジャー、ビキニ、ハイソックスが欲しいです…」
次の瞬間、まるで堤防を越えて押し寄せる津波のように、重太の白く熱い、濃厚な液体がタイツを飛び越えてあふれ出した。

こうして試合は3度射精した重太の敗戦、ナミの勝利で幕を閉じ、リングを引き上げた二人は選手控室前の廊下で落ち合う。
ナミは重太に、今の試合で着用していたブラジャーとビキニショーツ、ハイソックスを渡す。
次のデートまでに洗って返すということを確認し、互いに抱き合ってからそれぞれの控室に戻る。
重太と2ヵ月後にデートする約束をしたナミは自分の控室に戻り、残りの1試合に備え始めた。
SS、プライド、完