這いよれ!ニャル子さん でエロパロ4 [転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2015/06/03(水) 16:51:54.17ID:4UvXuRZG
名状しがたいライトノベル「這いよれ!ニャル子さん」のエロパロスレのようなものです。
何ですかこの成人向けSSは!ハレンチな、ケシカラン!買って行きましょう。

次スレは>>980か、スレ容量が500kbに近づいたら立ててください。

前スレ
這いよれ!ニャル子さん でエロパロ4
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1368977651/

保管庫
http://nyarl.wiki.fc2.com/
0381名無しさん@ピンキー2016/07/05(火) 17:09:00.17ID:dahNdhTM
……ずぶ濡れのまま入店した真尋達を迎えたのは無人のフロアだった。
窓の無い受付の奥には人の気配は有ったが、歯抜けに光るパネルと廊下だけの空間。
光る部屋のパネルに触ると間接照明に照らされた落ち着いた色調の廊下の先、
無人のエレベーターが扉を開いた。
二人は無言でその中に乗り込むと、扉は開いた時と同じくひとりでに閉まり、上昇を開始した。

「……」

「……っ!」

「……」

「……えへへ」

ニャルラトホテプのはにかんだ顔は紅潮しており、濡れた双眸が真尋を見上げる。
真尋が手探りに繋いだ右手と左手とはいつしか指を絡め合い、しっかりと結ばれた。
永遠にこうして居たい……と言う想いと、天井からそんな浮かれた真尋を睥睨する
「目」から逃れたい気持ちとがないまぜのまま、目の前の扉は開かれた。
降りた先は乗ったフロアと同じ造りの廊下で、その突き当たりで矢印がチカチカと点滅している。
窓の無い廊下を進み無音の案内に従って角を曲がると、同じ装飾の扉が居並ぶ廊下に出た。
その一つの扉の上でランプが明滅している。
落ち着いた明かり、落ち着いたBGM、落ち着いた香りの中で、真尋の心拍数は跳ね上がって行く。

チー……カチャリ、扉の前に立つと解除される音。

真尋は、姿の見えない案内係の視線から逃げる様に、漸く得た二人だけの空間に足を踏み入れた。
0382名無しさん@ピンキー2016/07/05(火) 17:10:03.11ID:dahNdhTM
「い、いっやぁ、よく出来ているものですなぁ!」

室内に入ると扉はひとりでに施錠される。

「ここまで誰にも合わない様に配慮されているとは!」

明るいLED光に照らされた室内はパネルでみたよりもずっと広々としており、
ものものしいセキュリティを施された窓を除けば一見普通のホテルの一室である。

「にゃ……にゃはは。おっ!コーヒーとお茶はセルフですって!」

ニャルラトホテプの指差す先には小型の冷蔵庫。中身と値段の書かれたその上の棚には
電気ケトルとフリーのインスタント飲料のセットが置かれていた。

「あのぉ……真尋さん?」

どうにか場を持たせ様としていたニャルラトホテプが言葉に詰まった。
真尋はと言うと、

「ニャル子!」

「真尋さ……」

川岸でよりも強引な口づけに目を見開くニャルラトホテプ。手提げと買物袋とが床に落ちた。

……ともすれば、一方的なそれはしかし、柔らかな抱擁で迎え入れられた。

「んっふ……んん……」

ニャルラトホテプの肩から真尋が掛けた上着がずり落ちる。
その下から現れた白いブラウスは雨に濡れ肌に張り付き、
その下に秘されていた魅惑的な肌と、純白のランジェリーを浮き上がらせる。

「ん……んむ……ニャル……ん」

舌を絡ませ合い、混ざり合った唾液が垂れるのも構わず、真尋は夢中でニャルラトホテプを味わった。
コンビニエンスストアでニャルラトホテプに向けられた視線――。
店内の窓ガラス越しにまで注がれていたそれを思い出し、
真尋の劣情は臨界を迎えた。
0383名無しさん@ピンキー2016/07/05(火) 17:10:29.90ID:dahNdhTM
「ん……!あう……!ここでするんですかぁ!ひゃあ!」

首筋を吸われたニャルラトホテプはびくびくと身体を震わせる。
戸惑いの表情のニャルラトホテプは一度真尋の身体を引き離す。

「真尋さん、先ずはその……シャワーでも」

「……駄目?」

「あぅ……そ、その顔は卑怯ですよぅ」

「ん……」

「あっ……洗わないと……ン……汚い……ですって」

胸元の雨粒とも汗とも付かない水分を口に含む。
背中に回した手の中で柔らかく暖かなニャルラトホテプの肌がうねった。
濡れそぼった衣服の不快さが、心地好い。

「ひゃっ!はぁあ……うひゅっ!」

映画館の前、通りかがりの男が横目に凝視していた白い脇に舌を這わせる。

「っにゃあ!っふ!ひゃあ!」

公園ですれ違ったカップルの男がチラチラと見ていた豊満な胸が真尋の手の中で自在に形を変える。

「っは!……っはぁ!あん……まひ…真尋さん…んッ!」

SNSで見る間にグッドの数が上がっていた二人の写真。
画面越しに数多の視線を集めていたそこを指でなぞる。
見えそうで見えないその奥に、一体どれ程の劣情が注がれたのか……

『イイハナシダナー』、『#若者の善意』、『#二人の共同作業』ひやかす言葉に混じる
『いいふともも』、『#むっちり』、『#そこ替われ』、『……少年、邪魔』、『見え……見え』……

ハンドルネームに秘された匿名の下心に視姦されていたこの肌も、肉も、芳しさも……今は真尋だけのものだ。
0384名無しさん@ピンキー2016/07/05(火) 17:15:51.53ID:dahNdhTM
「ニャル子……!」

「ひっ!ああぁア!」

指で押し拡げたそこから、夥しい愛液が垂れ落ちた。
手を壁に突いたニャルラトホテプは、腰をガクガクと震わせて暴虐に耐える。
真尋はショーツに手を入れると、潤みきった入り口を執拗に責め、
快楽と痛みにわななく肉に爪を立てた。

「ま、真尋さ……怒って……ひゃあっ!」

左脚の太股を抱えられたニャルラトホテプは、困惑と期待で潤んだ瞳を真尋に向ける。

「ごめんニャル子……」

ニャルラトホテプに落ち度はないのはわかっていた。
怯えるその表情に良心の痛みすら感じる。
しかしそれ以上に、理不尽な嫉妬心が真尋の情欲を揺さぶった。

ジーンズから苦労して取り出したペニスがニャルラトホテプのふとももを叩いた。
姿の見えない男達に囲まれるニャルラトホテプを思い浮かべる真尋。

「ああっ!ン!……んあああ!」

膣内に挿し込んだ中指がぐぢゅぐぢゅに熟れた膣ヒダを引っ掻いた。

「くっ!うあ!」

ニャルラトホテプの震える指が真尋自身を握りしめる。
ゆっくり動かせば羽毛の様に優しく、強く嬲れば息も詰まる程速く、きつく。

「あんん!はぁあ!あっ、あっ、あっ……!」

「うっぐ!ニャル子ぉ!」

勃起しきった無数のペニス達が蒸れたニャルラトホテプの芳香を感じ、反り上がる。
ニャルラトホテプの身体中を濡らす水滴がそいつらの放った欲望の残滓と重なった。

(変態かよ、僕は……!)

自己嫌悪を感じながらも真尋は、腰の奥を競り上がってくる熱を止めることは出来なかった。

「うっ!くああぁ!」
0385名無しさん@ピンキー2016/07/05(火) 17:19:26.52ID:dahNdhTM
「あんっ!……ひっ!ふにゃっ!」

ニャルラトホテプの太股とショーツとに濁った汚液が降りかかる。
熱い膣内で指を締め付けるヒダが、そこからも精を搾り上げようと蠢いた。

「……くっ!うぅ!」

「あ……く……んんん……ッ!」

湯気が立ちそうな熱い精液が執拗にニャルラトホテプを汚した。
漸く射精が納まった時には、先程垣間見た背徳的な情景が目の前に在った。

「ふぅ、ふぅ……」

ショーツからびしょびしょの右手を引き抜く……冷静さを取り戻した真尋を、言い知れぬ後悔が襲った。

「ご、ごめん!ニャル子」

放心状態でへたり込んだニャルラトホテプに真尋は謝った。

「にゃる……!?」

今度は真尋の言葉が物理的に遮られた。

「むぐっ!」

真尋の顔がニャルラトホテプの胸に強引に抱かれる。
細い、華奢な腕からは想像も出来ない力だ。
もがく動きは徐々に弱まり、
優しく頭を撫でられるに至り、真尋は抵抗を諦めた。

「……ニャル子」

「私は真尋さんだけのものですよ……!」

「……ッ!」

「えへへ……強引なのもステキです!」

そうして、優しくキスを落とした。


「さっ、風邪を引く前にお風呂に入りましょう!」

にこやかに微笑むニャルラトホテプに、
真尋はただ頷くことしかできなかった。
0391名無しさん@ピンキー2016/07/09(土) 20:53:27.72ID:AkXwEhn8
「ニャル子、入るぞ」
「あ、ようこそお越しくださいました真尋さん!」

ある夜、ニャルラトホテプの部屋を訪れた人物。
それは八坂真尋であった。
恋人が自分のことを求めて訪ねてきてくれたことにニャルラトホテプの顔から自然と笑みがこぼれる。

「まひろさぁん!」
「こっ、こら」
人目も憚らずに部屋の入り口で抱きつくニャルラトホテプ。
その姿はまるで主人に甘える子犬のよう。
以前の二人の関係からすれば罠に飛び込むのもいいところである行為だが、恋人となった二人にとってはもはや当たり前のことになっていたのだ。


「で、今日はどんなプレイでくんずほぐれついたしますか?」
「気が早いんだよお前は……それより何やってたんだ?」
「ああこれですか。惑星保護機構用の報告書です。今日中に仕上げないといけないんですよ。いやーこれがなかなか強敵でして」
「今日中って……じゃあさっさと済まさないといけないんじゃないか?」
「まあまあそんなのは後回しで」
0392名無しさん@ピンキー2016/07/09(土) 20:54:42.09ID:AkXwEhn8
「そんなこと言っていつも問題を後回しにしてきたんじゃないのかお前は?」
「うぐっ……確かに私は夏休みの宿題を8月31日にやるタイプでしたが……いえ、そんなことより真尋さんとのいちゃラブのほうが大事です!」
せっかく結ばれた二人の関係。
ニャルラトホテプには貴重な時間を無駄にするわけにはいかないのだ。

「ニャル子の気持ちは嬉しいけどさ……それは僕のためでもあるんだろ?」
「まあそうですけど……」
「だったら早く終わらせちゃえよ。その、待ってるからさ」
「真尋さんがそこまでおっしゃるのであれば……」
確かにこれは惑星保護機構のエージェントとして真尋を守るためにも大切な仕事の一環でもある。
真尋の気遣いに渋々ニャルラトホテプは引き下がったのだった。

「では首を長くして待っててください。40秒で終わらせちゃいますから!」
「いや落ちついてやれよ」
0393名無しさん@ピンキー2016/07/09(土) 20:56:15.15ID:AkXwEhn8
―――
「ニャル子、休憩しないか?」
ニャルラトホテプが報告書と格闘してしばらくのち。
地球での活動をいかにドラマティックに表現するか頭を悩ませ、真尋の貞操を狙う敵性邪神をフルボッコにするシーンが佳境に差し掛かったとき。
真尋はお茶を淹れて待っていてくれたのだ。

「ま……まひろさぁ〜ん。うぅ……ニャル子感激です……」
「大げさだなお前は。砂糖は……二つでいい?」
「あ、お願いします。それにしても恋人の好きな数を覚えてくれているなんて……これはもう熟年夫婦の様相を呈してますね!」
「はいはい」
真尋が手渡してくれたカップを手に取ると芳醇な香りが疲れた体に染み渡る。
こうして甲斐甲斐しく世話を焼いてくれることがニャルラトホテプにとっては何よりも嬉しいのだ。

「なんだか今日の真尋さんとっても優しいです」
「ばっばか、僕はいつだって優しいだろ」
「あはは、そうでしたね」
以前はつらく当たられることもあったものの、結ばれてからというものはフォークは飛んでこなくなったしこうしていつも気にかけてくれるのだ。
羽目を外し過ぎると拳が飛んでくることがあるが。

「僕にはこれくらいしか出来ないからさ」
「いえ、そんなことありません!私はこうして真尋さんと一つ屋根の下で過ごせて毎日が充実してますから」
いくら邪神ハンターの母を持ち、0フレームのフォークの投擲が出来ようとも所詮は一般地球人であり、普段はニャルラトホテプに守られてばかりだ。
これは負い目を感じている真尋なりのもてなしのつもりなのだろうか。
だがそんなことせずともよいのに、とニャルラトホテプは思う。
ニャルラトホテプは真尋のそばにいられるだけで幸せなのだから。

「とっても美味しいですよ、真尋さん」
「どういたしまして」
あつあつのカップを両手で持ったニャルラトホテプは真尋ににこりと微笑みかける。
すると真尋も照れくさそうに微笑み返してくれる。
この時飲み干した紅茶の味はいつもよりとても甘く感じられたのだった。

「さあ続きがんばっちゃいますよ!」
0394名無しさん@ピンキー2016/07/09(土) 20:58:15.13ID:AkXwEhn8
「終わったー!終わりましたよ真尋さん!」
「ん、おつかれさま、ニャル子」
「真尋さんのおかげでとっても捗っちゃいました!」
「それはよかったな」
「あの〜真尋さん、できればご褒美が欲しいかな〜なんて……んっ!!!」

頑張った自分へのご褒美をおねだりするニャルラトホテプ。
真尋に抱き寄せられると、唇に感じる柔らかい感触。
唐突に口付けを交わされたのだ。

「んぁぁ……」
「こ、これでいいか?」
「ふぁ……てっきり頭を撫でてくれるものかと……」
「そっちのほうがよかった?」
「ひあっ!……あうぅ……」
望み通りに頭を撫でてくれる真尋。
真尋をからかうためのほんの冗談のつもりだったのたが思いもよらぬ攻勢にニャルラトホテプもたじたじ。

「まっ、まひろさ……もう辛抱なりませんっ!」
「うわっ、馬鹿っ……やめろっ!」
0395名無しさん@ピンキー2016/07/09(土) 20:59:58.23ID:AkXwEhn8
「にひひ〜」
「ああもう……」
そのままベッドにもつれ込むと真尋の胸に抱きつき体をもたれかける。
真尋の手は背中に回され優しく抱きしめてくれる。
間近に感じられる真尋の温かさにニャルラトホテプの心は一瞬で満たされる。

「なんかこれ……幸せですね」
「そうだな」
「あっ、真尋さんがデレました」
「うるさい」
真尋の胸に頬を擦り付けるとわしゃわしゃと頭を撫でてくれる。
口ではツンツンしていてもこうして愛情を示してくてくれるのだ。

「これ……気持ちいいです……とっても落ち着きます」
「そうか?僕は違うな」
「えっ……それは一体どういう意味ですか」
「こうしてると、すごいドキドキする」
「あっ、それは私も同じです」
「でも全然嫌じゃなくて、ずっとこうしていたいって思うんだ……おっ、おい」
「やっぱり今日の真尋さん優しいです」
「……かもな」
真尋の告白にニャルラトホテプの体は熱を帯びて熱くなる。
紅潮した頬を隠すように真尋の胸に顔を埋めると緊張している真尋の鼓動が感じられる。
0396名無しさん@ピンキー2016/07/09(土) 21:01:11.38ID:AkXwEhn8
「あの……真尋さん」
「何だよ」
「おっきくなってます」
「しっ、仕方ないだろ」
先ほどからお腹に押し当てられるごつごつとしたもの。
いくらむっつりしていても所詮は青年男子。
猿のように盛ってもおかしくない年頃なのだから、愛する少女に間近に触れられるだけ……ましてやおっぱいまで押し付けられたら勃起しても仕方がない。
しかもそれは何度も味わってしまった極上の肉体。
それが目の前にあるのに我慢できるはずがあろうか。

今、目一杯よくしてくれた彼氏に恩返しする時が来た。

「優しい真尋さんにはニャル子がいっぱいサービスしちゃいますよ……?」
0398名無しさん@ピンキー2016/07/09(土) 22:59:25.87ID:IH/odQ8y
ふおおぉ!乙乙乙!!
ときめく、ときめくぞぉ!!!

続きお待ちしています。
全裸で。
0399名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!2016/07/10(日) 11:52:27.65ID:PQEIimAh
乙乙乙乙
こうやってSSが増える喜び

保管庫を更新しようかと思うのですが
よろしいでしょうか?
0401名無しさん@ピンキー2016/07/12(火) 20:50:07.76ID:QzfkoMpx
そう思ったら人に聞く前に更新しろ!ってことかw

>>391
乙です
ここを覗く度、皆の中にニャル子さんが今でも居るのがわかって嬉しい
0402名無しさん@ピンキー2016/07/13(水) 21:52:49.16ID:0e4/NAfG
タイトル付けと画像のチョイスが悩ましいですな
0405名無しさん@ピンキー2016/07/16(土) 07:22:07.38ID:NOd/0OfW
「………」

ベッドに腰掛けた真尋は手持ちぶたさに視線をさ迷わせた。
シャワーでお互いを洗いあったあと、真尋が先にバスルームを後にした。

『お楽しみはこれからですよ♪』

ニャルラトホテプの言葉が頭から離れない。
お楽しみ……改めて真尋はその事に思いを馳せてはこそばゆい気持ちを味わった。
普段なら着ないガウンを羽織り、生乾きの髪をタオルで拭う。
一見すると普通のホテルであったが、よくよく観察すると様々な『機能』に気付く。
その中でも真尋が気になったのは壁にかかった大きなスクリーンとリモコン。
どうやら通常のテレビは写らないらしく、館内のプログラムがいくつかと、
フロントへの簡単な問い合わせも可能な様であった。
その中には様々なルームサービスのメニューもある。そう、様々な……。


食事、身の回り品……コスチューム、ローション、
大人の……これ以上はいけない。
0406名無しさん@ピンキー2016/07/16(土) 07:29:34.58ID:NOd/0OfW
真尋はリモコンを戻すと、室内に時計が無いことに気が付いた。そして、ベッドの枕元に並ぶ様々なボタンにも。

「BGM?」

真尋が何の気も無しにボタンを押すと、小川のせせらぎと小鳥のさえずりが室内に響いた。
もう一度ボタンを押すと、今度はジャズ。真尋は少し思案してもう一度。

おどろおどろしいBGMに謎のピコピコ音。
まるでエンブレムの前で戦闘員が敬礼していそうな……誰の趣味だ……次。

ゆったりと静かなピアノの旋律……二人っきりでムードに浸るには丁度良いBGMだ。
……例えば、シャワーで火照った二人が寄り添いあい、甘い言葉で愛を囁くには……。

「……ちょ、ちょっと、部屋が明るいかな」

どきまぎし始める心を抑えて、ランプのマークを押す真尋。
その瞬間、世界が暗転した。

「おわっ!」

「真尋さん?」

バスルームからニャルラトホテプが呼びかける。
どうやら部屋の明かりを全て消灯してしまったらしく、室内で光っているのはベッドの操作盤と冷蔵庫の足元灯くらいだ。

「ご、ごめ……今点けるから……」

「慌てなくても大丈夫ですよ!」

足音と共に声が近くなる。

「うっ……」

微かに見える柔らかな輪郭、暗闇の中でもその魅惑的な肢体が分かる。
真尋と同じくガウン姿のニャルラトホテプは真尋の側に腰掛けると、乾きたての髪を左右に流した。
えも言われぬ甘やかな香りが広がる。

「んふふ……」

真尋はごくりと唾を飲み込んだ。

「ニャ、ニャル子……」

「真尋さん……」

目が慣れてきたのだろう、薄明かりにぼんやりと潤んだ碧眼にしばし見とれる。
手探りで重ね合い、もつれる手と手。
何か気のきいた言葉を囁こうとしてしたが、頭の中は真っ白だ。

「キス……してもいいです……か?」

「い、いちいち聞くなよ……そんなこ……ん……」
0407名無しさん@ピンキー2016/07/16(土) 07:36:30.60ID:NOd/0OfW
「お、おま……なんつーカッコを」

明かりを点けた真尋は目を剥いた。

「えへへ……」

ニャルラトホテプはバスローブをはだけると、挑発する様な視線を真尋に投げる。
ガウンの下から現れたのは薄桃色のシルクのショーツと揃いのブラジャー。ガーターベルトと、ストッキング。
その姿はやや幼さの残るニャルラトホテプの顔には不釣り合いなほど、艶やかだ。
……脱衣所で時間がかかっていたのはこの為の様だ。

「あ、バレました?」

肯定された。

「……どうです?」

ウザったいドヤ顔でウィンクをキメるニャルラトホテプに真尋はたじろいだ。

「ど、どうって……」

「おや?お気に召しませんでしたか?」

「ん……気に入るとか、そういうのとは……」

「ん〜〜。おやおやおやおや〜〜?」

この場合視線を外せば負けだ。
このニャルラトホテプの態度は真尋を恥ずかしがらせようとしているのは明白だからだ。
今にも涎を垂らしそうな好色家じみた笑顔の裏にあるのは羞恥心の裏返しであり、
真尋がこの色仕掛けに屈するか、逃げの一手に出る事がニャルラトホテプの狙いなのだ……

あっ……詰んだ。

「…………あーーっ、もう!」

「うひゃあ!」

「調子に乗るなよ!この……!」

「うへへへへ」

「……ッ!」

押し倒し覆い被さる真尋に、待ってましたとばかりに両手を広げるニャルラトホテプ。
真尋は吸い込まれる様にその魅惑的な身体をかき抱いた。
0408名無しさん@ピンキー2016/07/16(土) 07:39:45.73ID:NOd/0OfW
ニャルラトホテプを抱きしめ、独りゴチる真尋。

「?……何か言いましました?」

ハートのアホ毛を揺らしながら、うっとりと夢見心地でいたニャルラトホテプが聞き咎める。

「っ!……はぁ……ん」

真尋は答える替わりに左の耳たぶを噛んだ。

もにもにもに。

「にゃあぁぁ!」

痛痒感で身をよじるニャルラトホテプに真尋は畳み掛けた。
ブラの上から尖り始めた頂きを摘み、そのまま手の平で乳房を蕩かせる。
右手でお尻の肉ごとシルクの手触りを味わい、右脚をニャルラトホテプの脚に絡ませる。

「いっ!ああぁ!!」

ニャルラトホテプの身体が海老反る。
肌を粟立て、ベッドの掛布を掴み、堪え難い快楽にぞくぞくと身体中を震わせる。

「しゅ、しゅごッ……!ひっ!まひろしゃんの……っ!えう!!」

目に涙を浮かべるニャルラトホテプ。真尋は一切加減をしない。

「あっ!おっぱい……めぇえ!」

ニャルラトホテプの乳首は真尋が最初に知った彼女の性感帯だ。
勃起した頂きを強く責めると、彼女の身体から力が抜ける。
本当ならば舌も動員したいところだが、生憎と口はもう一つの性感であるうなじの攻略で塞がっている。

「ふぅーーっ!ふぅうぅっ!!」

ニャルラトホテプの腰がくねる。
内股を擦り合わせ様とする動きを右足で邪魔し、切なく震える下半身を右手でおさえる。

「やぁ!やぁん……!!」

(……ムードもへったくれもないな)

真尋はもう一度、独りゴチた。
0410名無しさん@ピンキー2016/07/16(土) 20:28:48.00ID:XYHB3J6C
アザトース!アザトーース!!
0411名無しさん@ピンキー2016/07/17(日) 21:59:06.78ID:k3vKnwYr
保管庫更新完了しますた


アニメも原作も終わったのに
今もこうやってニヤニヤ出来るって
幸せだなぁ…
0412名無しさん@ピンキー2016/07/20(水) 20:53:43.41ID:xqKa6ioc
乙乙乙!
いい!
0413名無しさん@ピンキー2016/07/20(水) 20:59:43.19ID:4M+Z+nqk
嗚呼、ニャル子のSSが二本も同時に……
二本もニャル子に……
0414名無しさん@ピンキー2016/07/22(金) 16:46:07.87ID:MhH/iAEb
凄すぎる凄すぎる
こんなに素晴らしいssにはなかなか出会えない
もっと書いて、もっと書いて
0415名無しさん@ピンキー2016/08/02(火) 19:42:10.90ID:SKd/0tqR
ニャルラト保守
0416名無しさん@ピンキー2016/08/23(火) 06:33:38.55ID:8yJflvDI
続きおまちしとります
0419名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 21:06:10.08ID:Yyqe6pxx
「きもちいーですか、真尋さん」
「んっ、んちゅっ……んぁ」
部屋に響くニャルラトホテプの甘く囁く声と、真尋の呻き。

真尋をベッドに仰向けにさせると、その横に陣取るニャルラトホテプ。
全裸で。

「おちんちんずーっとシコシコしててあげますから、我慢できなくなったら出しちゃいましょうね?」
「んっ、ん……」
お互い産まれたままの姿になり、乳房を咥えさせて硬くなったペニスを手で刺激する。
いわゆる授乳手コキである。

マニアックなだけに普段だったら恥ずかしがって絶対にさせては貰えない行為。
そそり立つ剛直をゆったりとしたペースで扱き上げ、羞恥心で顔を真っ赤にした真尋は目を瞑りながら必死に乳首にちゅうちゅうと吸い付いてくる。
0420名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 21:07:13.48ID:Yyqe6pxx
「おっぱいおいちーですか?」
いつもであれば拳が飛んできそうなセリフだが、真尋は恥ずかしがりながらも素直に受け入れてくれる。
真尋の舌は乳輪を這い、乳首を吸い上げ、甘噛みして乳房を堪能する。
母性本能を刺激されるような、甘えるような真尋の愛撫にニャルラトホテプも体の奥が熱くなる。
ニャルラトホテプはそんな真尋が愛おしくてたまらないのだ。

「真尋さんはどこがきもちいいですか?ここですか?それとも……ここ?」
「んっ、んうぅっ!」
裏筋を弄ったり、敏感なカリ首を責めたり、とろとろと我慢汁を漏らす鈴口をぐりぐりと苛めたり。
真尋の耳元で囁き射精感を煽り、強い刺激は与えずに限界まで快感を与える。
真尋はペニスに与えられるもどかしい刺激を耐えるしかないのだ。

「おちんちんのミルクびゅーってしちゃいましょ?」
性急な刺激は与えず、ただ単純に陰茎を上下する。
それはゆっくりとだが着実に真尋をじわじわと射精に向けて追い込む。
真尋は腰を捩ったり、浮かせたりして必死に耐えることしかできない。
その様につい加虐心が刺激されるも、ニャルラトホテプはぐっと堪えて優しい手淫でペニスの射精感を高める。
0421名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 21:08:15.34ID:Yyqe6pxx
「んーっ!んぁっ!!!」
「あっ、せーえき出せそうですか?いっぱい出してください……!」
ついに限界が訪れる真尋。
玉が上がりきり、亀頭ははち切れんばかりに膨らむ。
ニャルラトホテプは指先で作った輪っかで陰茎を包むと激しく上下に動かし、男が最高に心地よく射精できる状態に導く。

ビュクッ!ビュクッ!ビュルルルッ!
限界まで我慢した射精感が解き放たれる。
腰を仰け反らせ勢いよく飛び出した精液は宙を舞い真尋の胸にまで撒き散らされる。
放出中もニャルラトホテプは手の動きを緩めず、真尋が完全に射精し終えるまでゆるゆると扱き続ける。

「いっぱい出ちゃいましたね」
「っはぁ、ニャル子……」
「たくさんぴゅっぴゅできましたね……お疲れさまです」
「うぁ……」
脱力した真尋の腰がぐったりとベッドに沈む。
陰茎が柔らかくなり、最後の残渣まで絞り出したことを確認するとニャルラトホテプは手の動きを止める。

「おててべとべとになっちゃいましたよ?」
「うぅ……」
ニャルラトホテプの手から真尋のお腹の上までぶちまけられた、液体というよりは固体に近いゼリーのような塊の精液。
嗅いだだけで発情してしまいそうな雄の濃い性臭が部屋中に立ち込める。
0422名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 21:09:09.46ID:Yyqe6pxx
「あむっ……はぁっ……すっごく濃いですね」
「ニャル子……?」
精液の付着した自信の指を口に含むと綺麗に舐めとる。
信じられないといった表情の真尋。
人によっては不味いと言うかも知れないが、ニャルラトホテプにとっては大好きな彼氏の精液は毎日でも飲みたいくらいクセになる。
特に濃厚なものは格別だ。

「きれいにしちゃいますね」
「だめっ、ニャル子……今敏感だからっ……はうぁっ!」
「んむっ……ちゅぷっ……」
真尋の訴えを無視して陰茎をぱくりと咥える。
射精後の敏感なペニスを口腔の粘膜で刺激され、とろけそうな顔の真尋を尻目におそうじフェラ。
一度出したもののまだ硬さを残したペニスの裏筋の溝からカリ首、尿道口まで丹念に精液をこそぎ取る。
ペニスへのご奉仕が終わると今度はお腹の上に出来た白濁の水溜りのお掃除。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら、まるでミルクを飲む子犬のように綺麗に舐めとる。

「んはぁっ……ごちそうさまでした」
「あ……ありがと、ニャル子……っ」
節操なく射精してしまい、おまけに彼女に射精後の処理までされてしまった真尋。
羞恥心が最高潮に達し、顔を真っ赤にした真尋をニャルラトホテプは優しく抱きしめる。
その行動に真尋は一瞬体を硬くするもののすぐに緊張を解き、顔を隠すように豊満な胸に顔をうずめる。
先ほどとは逆転して甘えてくる真尋。
無尽蔵とも言える包容力で受け止め、肩で息をする真尋が落ちつくまでニャルラトホテプは優しく抱きしめていたのだった。
0423名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 21:10:09.87ID:Yyqe6pxx
「いっかがでした、ご感想は?」
「もう二度とやらないからな……」
あれから火がついてしまった二人は何度も盛り、繋がりあい、愛し合った。
ややげっそりした真尋とは対照的につやつやで満足気なニャルラトホテプ。
その様に真尋な納得がいっていない様子だ。



「でも……気持ちよかったですよね?」
「……うん」
「はうぅ、新たな感覚に目覚めそうですぅ。将来私たちの赤ちゃんと真尋さんで私のおっぱい取り合いになったらどうしましょう?……いや、母乳プレイというのも捨てがたいですね」
「いや、ないからな」
「本当にそうですか?」
期待の眼差しを送るニャルラトホテプに対し真尋はむすりとした表情。

「おっぱい出るようになったら真尋さんにも飲ませてあげますからね!」
「そうかよ」
ぷいっと顔を反らせてしまった真尋。
否定しながらも真尋の瞳の中には僅かな期待感を覚えていることをニャルラトホテプは密かに感じ取っていた。
真尋が順調にデレ始めてきている。
これはのちに確信に変わるのだが。
0424名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 21:11:11.24ID:Yyqe6pxx
終わりです
エロシーンが短くて申し訳ない
続きも書きたい
0425名無しさん@ピンキー2016/09/01(木) 22:03:50.43ID:gDBD3M4e
ふぅ……
まぁ、そこそこ以上
最高程度と言ったところですかな


乙乙乙!!
続きも是非お願いします!
是非!!
0426名無しさん@ピンキー2016/09/02(金) 05:49:22.91ID:UnUpNqA6
ニャル子可愛いすぎだろもォ

続きもお待ち申し上げまする
0428名無しさん@ピンキー2016/09/03(土) 04:00:33.30ID:P79rKQcJ
......乙。ニャル子可愛い、もっと書いてほしい。少年は燃やす。
0429名無しさん@ピンキー2016/09/03(土) 11:47:24.12ID:7KvDjzKh
乙乙乙でした!

触発されて自分も少々投下させて頂きます。
0430名無しさん@ピンキー2016/09/03(土) 11:51:45.63ID:7KvDjzKh
「ニャル子ぉ……うっ、く!」

埃臭い暗がりの奥でうごめく塊が二つ。
暮井珠緒は洩れそうになる悲鳴を飲み込んだ。

「あくっ!そこ、ヤバっ!」
眉根を寄せ、快楽に喘ぐ声。
カポカポと音を立てて醜い肉棒が銀髪の美少女の口を出入りしている……。
たっぷりと口内を潤す唾液がカウパー腺液と合わさり、彼女の口元を汚していた。

八坂真尋はニャルラトホテプの頬を撫でる。
彼女は目を眇るとねっとりとカリ首に舌を這わせた。

『なんなのよコレ〜〜!』

珠緒は物陰からその様を見ている。
膝は震え、脂汗が全身から吹き出した。口から飛び出しそうな程心臓が暴れている。

「……なぁ、ニャル子のも」
「もぉん!真尋さんたら……」
跳び箱の上に腰掛けている真尋の股間に顔を埋めていたニャルラトホテプは
仕方ないと言う様に、肩を竦めるとマットの上に座り、脚を広げた。
「はいっ!召し上がれ……ひゃん!」
真尋はニャルラトホテプの脚を掴むと、強引に持ち上げる。
そして、仰向けに転がされたニャルラトホテプのショーツに顔を埋めた。

『夢なら覚めてよぉ』
珠緒は泣きそうになりながらも、その様から目を離す事が出来ない。
0431名無しさん@ピンキー2016/09/03(土) 11:57:17.04ID:7KvDjzKh
――――

放課後の教室。
掃除当番を済ませた珠緒はスマートフォンのバッテリー残量を確かめると、足早に教室を後にした。

目指すは《魔の体育倉庫》。

『誰も居ない倉庫の中で、ひとりでに物が動いたんだって!』
『人の気配だけがするんだ……』
『面白半分に忍び込んだアベックが忽然と姿を消したんだよ!』
『甘い匂いがするんだよ、凄く良い匂いが……』
『女の子の声が聞こえたんだ……一人?いや何人も……それがさ……』

珠緒はメモ帳に書き留めた証言の数々を読み返した。


「これは特ダネだわ!」
歩くスピーカーのメモ帳に『恐怖』の文字は無い。
興味を持ったものはASAP……

要するに『慎重』の文字もないのだ。
0432名無しさん@ピンキー2016/09/03(土) 12:01:22.49ID:7KvDjzKh
『およ?』

珠緒は職員室から借りてきた(無断で)鍵を手に首を捻った。
古ぼけた倉庫の扉には錠前がぶら下がっている。
……掛かってはいない。

役目を放棄しているその鍵に首を捻る。

(無用心だなぁ……ま、いっか!)

期待と好奇心に胸を踊らせながら、黴と埃の臭いのする倉庫の中に
顔を突っ込んだ彼女は、しかし、途端に安堵と失望のため息を漏らした。

……先客がいたのだ。
それも、とびきり見覚えのある。

「今日はどれでいきますか?」

珠緒はまず、親友の顔に気付いた。
美しい銀髪に、クリッと大きく煌めく碧の瞳。
ニャルラトホテプは、楽しそうにスマホの画像を隣の相手に見せている。

『お〜ッス!ニャル子ちゃ……』

手を振り、駆け寄ろうとした珠緒は、思わず言葉を詰まらせた。
……ニャルラトホテプの隣の人物に気付いたからだ。

「ど、どれだっていいよ!」

八坂真尋。
珠緒は反射的に用具棚の陰に隠れた。

(どどど、どーして!)

頭の中には咄嗟に一つか、半分程の可能性が去来する。
しばらく混乱する頭で考えていた珠緒だったが、
ふと、何かを思い出しメモ帳をめくった。

【体育倉庫でヤっちゃえ!】

一週間前の親友との作戦会議の議事録だった。
0433名無しさん@ピンキー2016/09/03(土) 12:04:09.57ID:7KvDjzKh
「そうおっしゃらず、このコスチュームなんかいかがです?」
そう言ってニャルラトホテプは画像を見せる。
「だから、別にそんなの……」
「おや?反応しましたね」
ニヤリと目を眇るニャルラトホテプ。
「なっ、バ……ちが」
「ん〜、怪しいですね〜」
「大体なんで暮井なんだよ」
ピクリと反応を示したのは物陰に潜む当人だった。
「珠緒さんのバイト先のコスチュームですもの」
「……せめて制服と言ってやれ」
「かわい〜でしょ〜!」
嬉しそうに写真を見せるニャルラトホテプに真尋は少し顔を赤らめる。
「フーゾクみたいで!」
ガクシと真尋と珠緒は肩を落とす。

「おい、暮井のバイトって……」
『ちょっと、ちょっと、ちょっとちょっと〜〜!』
慌てた珠緒が身を乗り出す。

そしてすぐにまた物陰にまた身を戻した。
(なにやってんのよも〜〜!)

「あ、ん……私が着てるの……想像しちゃいました……?ん……」
「だからそう言うのは良いって……ニャル子は……あーー、このままでも」
そう言うと真尋は照れ隠しの様に彼女の口を塞いだ。
0434名無しさん@ピンキー2016/09/03(土) 12:07:48.07ID:7KvDjzKh
珠緒は今みた光景を脳内で無限ループさせながら、身もだえた
真尋の手の中で不定形に歪むニャルラトホテプの乳房、
スカートの下に忍ばせたもう片方の手は愛おしむ様にゆっくりと動いている。
ニャルラトホテプは真尋の胸に身体を寄せ、ハートのアホ毛を揺らしていた。
そして、真尋の色情の浮いた瞳に写るニャルラトホテプが近付いて、二人の唇は重なった。

唾液の循環するくちゅくちゅという音が響く。
一生の様な数十秒が過ぎ。二人は漸く離れた。

「真尋さんの、大きくなっちゃいましたね!」
「ば……ばかやろ」
くすくすと笑うニャルラトホテプは、口を使いズボンのチャックを引き下ろす。

勃起しきったペニスをトランクスの上から血の様に赤い舌が舐めあげる。
「くあぁ!」
真尋は快楽に呻き、身体を反らせた。

「ん……んん、気持ちいいれふか……」
浮き上がったカリ首の形に舌を這わせながら、
トランクスを下ろし、狭い空間からいきり立つそれを抜き出した。
「ほれ……フーゾクみたいれふね」
「しるか……んあっ!」
0438名無しさん@ピンキー2016/09/05(月) 01:23:05.45ID:zYU3sDLr
素晴らしいです!もっとください!!
0440名無しさん@ピンキー2016/09/12(月) 17:14:42.38ID:eNHUeh5x
優しくて愛に溢れたプレイをお願いします
どうか!どうか!!
0442名無しさん@ピンキー2016/09/16(金) 00:10:34.61ID:3PmAy/iX
「い、挿れるぞ……」
「ふえ?」
目尻に涙を湛えたニャルラトホテプの顔が真尋を見上げる。
放心状態で乱れた銀髪が、幾筋か汗に濡れた頬に張り付いている。
むしり取られた様に開けられた胸元で、綺麗な桜色の頂きが荒い呼吸に合わせて上下している。
脱がされかけた黒のショーツは愛液と、真尋の唾液でぐしゃぐしゃに濡れそぼっている。

真尋は震えるニャルラトホテプの奥を指で拡げると、脈打つ自身を誇示するように構えた。
舌と指とで蹂躙されたそこは、とても小さく、蜜を際限なく吐き出しながら
充血した花弁をヒクヒクと震わせていた。

(あんなおっきいの……このままじゃニャル子ちゃんしんじゃうよ!)
ニャルラトホテプが真尋の口淫で果てる様は凄絶だった……

悲痛に呻くニャルラトホテプを押さえつけ、犯している様子を
珠緒はただ見ているしかなかった。
何度も跳ねて、そして動かなくなった彼女に真尋がトドメを刺そうと……

『酷いよ八坂くん!』
止め様としたいが、しかし身体は動かない。

(誰か、八坂くんを止めて!!)
声にならない彼女の心の叫び。

その呼び声は届いた

……超斜めな形で。
0443名無しさん@ピンキー2016/09/16(金) 00:15:12.54ID:3PmAy/iX
「「ほーい」」
気の抜ける声と共に、女神は舞い降りた……割と脈絡なく。

「いつもニコニコ!」
「あなたの隣に!」
「這い寄る」
「「混沌!」」
「「ニャルラトホテプですっ!」」
技っぽいポーズと力っぽいポーズでキメる邪さを美少女型に凝縮したようなその二柱の神は、
微妙……というにはあからさまに差異があるものの
『ニャ、ニャル子ちゃんが三人……?!』

「おや…どうしました真尋さん。ハート様が秘孔を突っつかれた様な顔をしまして」
「……いや、分からない」
「南斗!?もとい、ニャント!?こちらの世界線では世紀末救世主はお出でないですと?!」
「いや、そうじゃなくて……お前達の存在が」

「ふむ……まぁ、細かい事はおいといて……」
「細かくねぇよ!」
「「とにかく!」」
「私達が来たからにはもぉ大丈夫です!」
「はぁ?!」
「聞きましたよ!真尋さん!」
「誰に!?何うぉっ……ぷ?!!」
真尋の言葉は物理的に塞がれる。
「んあっ……こちらの世界線の真尋さんも……おっぱい、キモチいいですぅ」
頭程もある大きさの双丘が真尋の頭を挟み込む。
「水くさいじゃないですか……聞きましたよ」
もの凄い力で頭を抑えられた真尋は、些か盛過ぎた感のあるニャルラトホテプの
胸に口を塞がれながらももごもごと何かを叫んでいる。
0444名無しさん@ピンキー2016/09/16(金) 00:23:04.65ID:3PmAy/iX
「何でも、こちらの世界線の私では真尋サンの強大なコスモを受けきれないんですョ!……ですとか?」
ニヤリと口を歪めたニャルラトホテプは高密度に表情を変えながら何ともいやらしい顔をしてみせる。
その躍動感はまるで予算が在るときの深夜アニメだ。
線の多い市松模様のエプロンドレスが翻る様を舐め回す様なアングルで観てしまう。

「ですから……ね?」
「私達がお手伝いいたします!」

「ぷあっ!なっ……な?!」
「まっひろさぁ〜〜ん……!」
やっとの事で胸の谷間から抜け出した真尋の目の前に、ムッチリとした太ももが迫る。


『えっ……何、この展開』
呆気に取られていた珠緒が、漸く気を取り直す。
目をゴシゴシと擦り、もう一度、見る。

ニャルラトホテプがいる。

かなり盛り過ぎた感じのニャルラトホテプがいる。

躍動感に溢れた下半身の肉付きが増したニャルラトホテプがいる。

『三行でどうぞ』
珠緒はシャーペンをマイクの様に虚空に突き出し、
自身の『守り神(邪な)』に弁明を求めた。
0447名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 00:01:30.20ID:1239hKVY
真尋そこ替われチクショー!

乙乙乙!
0448名無しさん@ピンキー2016/10/06(木) 06:44:36.37ID:ZYBno7qP
つ、つづきを
0451名無しさん@ピンキー2016/10/31(月) 22:04:04.55ID:n31gNPbb
CASE.1
「まっひろさ〜〜ん!」

「キスしましょ!キスしましょ!キース〜〜!!」

「え〜〜〜?そんなこと言わずに、ぶちゅ〜〜〜って!」

「えっ?!あ、いや、此処ではその……」

「えー、いやとか……そう言う訳ではなくてですね」

「ハッ!そ、そーです、お母様に頼まれていた謎肉祭をですね」

「はぅ……あッ…………ん…………」
0453名無しさん@ピンキー2016/11/01(火) 21:47:20.62ID:K7r/rsNt
CASE.2
「くか〜〜」

「寝てるよ、おい」

真尋はアホみたいに幸せそうな寝顔にため息をついた。
日がな一日、真尋にべったりと引っ付いて回っていたニャルラトホテプが
静かになったと思ったらこれだ。

「全く……子供かよ」

ミー……。
ニャルラトホテプの横でそっくりな寝顔でシャンタッ君も寝息を立てている。

「……もしくはペットか」

そう言って、真尋は暫しニャルラトホテプとその眷属の寝顔に魅入っていた。

「……静かにしていればかわいいのにな」

「んん〜〜むにゃ……」

「静かなら……かわいいのに……な」

(一体僕は何をしているんだ!)

真尋は、ニャルラトホテプの顔をじっと覗き込む自身を止められない。
徐々にその視界でニャルラトホテプが大きくなっていく。
その顔を、その唇を……その……。

「ニャ、ニャル……」

甘い匂いがする。
目と鼻の先にニャルラトホテプの寝顔……。

「ん……」

長い長い5秒が過ぎた。

「ん……」

唇を離して閉じていた目を開ける。

……クリッとした碧眼と目が合った。

にへら。と、締まりの無い笑顔。


み〜〜。
珍獣の寝息の向こうで、二つの影が床に転がった。
0454名無しさん@ピンキー2016/11/08(火) 20:44:44.25ID:aC80NZNf
ニャル子さんも真尋さんも可愛いw

保守
0455名無しさん@ピンキー2016/11/29(火) 02:57:30.59ID:EywKQyDN
一か月近く書かれてないぞ(´・ω・`)・・・はよ投下しろやああああ・・・してください
0457名無しさん@ピンキー2016/11/29(火) 21:03:25.44ID:0/SI4TWa
「ただいま帰りました真尋さん!」
八坂家に響くニャルラトホテプの声。
物静かだった八坂家が再び喧騒を取り戻す。
惑星保護機構の要請によりニャルラトホテプが宇宙に出張に出かけたのが3日前の話。
その出張より帰還を果たしたのだ。


「私がいなくてさびしくて毎晩枕を濡らしていたんじゃないですか?」
「……うん、寂しかった。だから私の胸に飛び込んできて!」
「無い胸には飛び込めませんけどね……」
「……ニャル子、辛辣」

帰宅するなりクトゥグアを軽くいなしつつも真尋に猛アタック。
だがこれは二人にとって様式美のようなもの。
ましてやクトゥグアや真尋の母親の手前、軽くあしらわれるのは目に見えている。
0458名無しさん@ピンキー2016/11/29(火) 21:04:46.87ID:0/SI4TWa
「ひゃっ!……あっ……あの、真尋さん?」
ニャルラトホテプの体に衝撃が走る。
体を包み込む温かい感触。

意外にも真尋は人目もはばからずに抱きついてきたのだ。



「真尋さん、お気持ちは嬉しいのですがあまり人前で抱きしめられるのは恥ずかしいというかなんというか、あぅぅ……」
「まあ、ひろくんったら」
「……少年、大胆」
「わっだめだよまひろくん!明るいうちから!」
ギャラリーの反応を物ともせず直立不動で抱きとめられる。
嬉しさと恥ずかしさでニャルラトホテプはもうどうしていいのかわからない。



「ニャル子、頼みがあるんだ」
「ふぇっ!?真尋さんの頼みでしたら純愛からアブノーマルまでなんなりと!」

真尋の願いとあらばどんなことだって受け入れてみせる。
そう豪語するニャルラトホテプ。

だが、返ってきた答えは意外なものだった。






「たまには甘えさせろ」
0459名無しさん@ピンキー2016/11/29(火) 21:05:38.66ID:0/SI4TWa
――――


「はい真尋さん、あーん」
「ん……」
「えへへ〜」
翌朝、二人だけの朝食の時間。
ニャルラトホテプの作った手料理を真尋は嫌がりもせず食べてくれる。
まだ多少照れがあるのかぷいっと顔をそらせてしまう。
そこがまたいいのだが。

まさかこんな日が来るとは夢にも思っていなかった。
真尋が甘えたいなどと言い出すなんて。
この3日の間にどのような心境の変化があったのだろうか。


「さあ食事の後はいちゃいちゃタイムですよね!」
「ん……」
食事を終えてソファーに腰掛けるとぽんぽんととなりを叩いてみせるニャルラトホテプ。
その指定した場所に素直に座る真尋。
そしてそのままぴとっと肩を並べ合う。

「なんだ、やけに大人しいな」
「私は真尋さんと一緒にいられるだけでも幸せなんですよ?……何しろ今日は時間はたっぷりとありますからね。もちろんこれで終わらせるつもりはねーですが」
「おい、本音が漏れてるぞ」
「でへへ、私自分に正直なものでして」


「でもそんなこと言ってぇ〜、本当は私といちゃつきたいんじゃないんですか?」
「……かもな」
「え?何か言いました?」
「なんでもない!」

「素直じゃない真尋さんには……こーです!」
「うわっ!」
咄嗟に真尋に抱きついてみせるニャルラトホテプ。
いくら体を重ねた仲といってもウブな真尋はこうすれば恥ずかしがってしまうのはお見通しである。
0460名無しさん@ピンキー2016/11/29(火) 21:06:49.51ID:0/SI4TWa
「ひゃっ、まっまひろさん……!」
だが意外にも真尋ば抱き返してくる。
本当に真尋の行動には驚かされる。
一体どうしてしまったのだろうか。

「あのー真尋さん。デレてくれたのは嬉しいんですけど、訳を話していただけるとありがたいのですが……」

「ニャル子がいなくて……寂しかった」
「真尋さん……」
「その……ニャル子と離ればなれになって気付いたんだ。やっぱり僕にはニャル子が必要なんだ。だから……ずっと僕のそばにいてほしい」
「わかりました……ニャル子はもう真尋さんのお側を離れません!」
「ごめん……帰ってきたばっかりなのにわがままばっかり言って」
「真尋さんと一緒にいれば疲れなんて吹っ飛んじゃいますよ!それに……私も真尋さんに会えなくて寂しかったんですよ?」

奥手な真尋の精一杯の告白。
結ばれる前であれば、録音でもして言質をとる最大のチャンス。
だが今のニャルラトホテプにはそれは必要ない。
そんな邪念よりも、愛する人に寂しい思いをさせてしまったのを癒すことが最大の急務だ。

「あっ……これ、気持ちいいです……」
「ん……そっか」
「って!これじゃ私が甘えてるだけじゃないですか!」
「どっちだっていいだろ」
「ひゃっ、あぅぅ……あっ、真尋さん……」
今度は優しくなでなでされる。
ストレートに愛情を表現してくれる真尋にニャルラトホテプは身も心も温かくなる。

ぴたりと体を這わせると感じられる、真尋の高い体温と鼓動。
積極的になったといっても緊張しているのが伝わってくる。
せっかく勇気を出してくれたのだから真尋の好きにさせることにする。
0461名無しさん@ピンキー2016/11/29(火) 21:09:09.31ID:0/SI4TWa
「今日は真尋さんのためになんでもお願い聞いちゃいますよ!」
「じゃあ膝枕」
「えっ……そんなのでいいんですか?」
せっかく深い仲になったのだからもっと過激なお願いをされると思っていたニャルラトホテプ。
まるで初々しいカップルのような、案外ソフトな願いに拍子抜けしてしまう。

「うるさい、早くしろ」
「……ではでは、どうぞ」
「……ん」
「気持ちいいですか、真尋さん?」
ソファに座りなおすと真尋はぽすん、と頭を膝の上に預けてくる。
ニャルラトホテプは優しく頭を撫で、気持ちよさそうに目を細める真尋の表情に目を奪われる。
思わず頬の筋肉が緩むのを自覚する。
これではまるで恋人どうしではないか。いや、恋人ではあるのだが。

「ニャル子ぉ……」
「はいはい、ニャル子はここにいますよ」真尋が無防備な姿を晒すのは全幅の信頼を寄せてくれる証拠。
素直に心を許してくれる真尋に心が温かくなる喜びを噛みしめる。

こんな日も悪くはない、そう思えたニャルラトホテプであった。
0465名無しさん@ピンキー2016/11/29(火) 22:49:14.09ID:v73asCvH
練乳のようなあまあまな続きを期待しとります

乙乙乙!
0466名無しさん@ピンキー2016/12/03(土) 02:55:46.01ID:9bhld3ix
真夏の夜の淫夢みたいな展開のものはないですかねえ
0467名無しさん@ピンキー2016/12/04(日) 21:06:21.30ID:BARzXwUf
乙乙乙!!
たまに覗くとこれだから
たまんねぇぜ

つづきもお待ちしていま〜す
0468名無しさん@ピンキー2016/12/08(木) 22:14:31.57ID:nA1MOnDY
>>462
甘いニャルまひ頂きましたぁ!
0469名無しさん@ピンキー2016/12/25(日) 04:47:16.49ID:Au1QJUEM
メリークリスマス!
就活のドタバタも落ち着いたし
私も久々に書こうかな?
0471名無しさん@ピンキー2016/12/27(火) 02:33:00.31ID:hcfrKQ+z
初投下の者です、大目にみやがれくださいm(__)m

「ん......」
「んっ......んぁ...っ」
ニャルラトホテプの柔らかな口内を堪能しながら、真尋は出来る限り優しく、その細い肩を引き寄せる。
髪を撫でたり背中に触れるその小さな動きだけで、ぴくっと反応しているのが口伝いでわかった。
なんて可愛らしいのだろうか。
唇と唇が離れ、紅潮しきったニャルラトホテプの表情を見て、純粋にそう思った。
「......ニャル子、大丈夫?」
「ふぁ...大丈夫......です...」
蕩けきった彼女の耳元で囁くと、ふにゃりと体を委ねられた。
その愛しい体重を受け止めながら真尋は優しく抱き締め返す。甘くて良い匂いが真尋の鼻に立ち込めた。
「真尋さん......いつになく情熱的ですよ...」
「......お前もだろ?お互いご無沙汰だったし......」
キスだけでこんなになってしまっているニャルラトホテプの髪を撫でながら真尋は言った。
学校の定期試験のせいで、結果的にニャルラトホテプとの触れ合いがなかなか出来なかったのだ。
学生としては仕方のないことだが、それでも男と女としての体は疼く。
今はそんな定期試験といった呪縛から解放された日の夜更けであった。
「......ニャル子、胸触っていい?」
「......や、やさしくしてくださ......あんっ」
何よりも柔らかで温かな2つの膨らみ。真尋は服の上から触ると言うことをせず、突然直に触れたのだ。
それもそうだろう、触ってはいけないという我慢からやっと解放されたのだから。
切ない声を上げるニャルラトホテプの唇を濃厚なキスで塞ぎながら、胸の敏感なところを確実に攻めていく。
「あっ、やぁ......おっぱいきもちぃ...らめれす...」
ぎゅ、と真尋の手のひらを握るニャルラトホテプの白魚のような指。
それは、言葉とは裏腹に「もっと」と真尋に訴えているかのように握られる。
ちゅ、くちゅ、ちゅぷ......
「大好きだ......ニャル子」
「はい......私も、だーいすきです、真尋さん......」
お互いの気持ちを伝え合うように、大切な彼女の、柔らかな身体に深く深く溺れていく真尋なのであった。
0475名無しさん@ピンキー2016/12/28(水) 20:59:58.31ID:gGEFgxvi
「あ、お目覚めですか真尋さん」
「ん……ニャル子」
ニャルラトホテプの膝の上、八坂真尋が目を覚ます。

「ずっと膝枕しててくれたのか?」
「ええ、もちろん!」
恋人が膝の上ですやすやと寝息を立てている間、ニャルラトホテプはおとなしく膝枕でそれをずっと眺めていた。
ちょっかいを出したい衝動にも駆られたものの、安心しきった彼の寝顔に満足した彼女はどうにかその気持ちを収めた。

「どうしました、そんな怪訝そうな顔をして。はっ!?まさか今までのはドッキリだとか!?……ひゃあぁっ!」
あらぬ邪推をするニャルラトホテプの不安を吹き飛ばすかのような真尋からの抱擁。
素直に甘えられることなど今までなかっただけに面食らってしまう。

「もう……、甘えんぼさんなんですから」
「ニャル子……その、ありがと」
「いえいえ、私も合法的に真尋さんの寝顔を拝見できましたので。いやぁ眼福でした」
0476名無しさん@ピンキー2016/12/28(水) 21:01:03.17ID:gGEFgxvi
「あの……真尋さん。キス、してほしいです」
「……ん」
ニャルラトホテプのおねだりを容易く受け入れた真尋。
体を優しく抱き竦められる。

唇を重ねるだけの優しいキス。
たったそれだけなのにこんなにドキドキするのは何故だろう。

「んっ……えへへ」
「なんだよ」
「なんでもありません」
ただ口付けを交わしただけなのに、それだけでニャルラトホテプの心は充足感で満たされ、自然と顔がほころんでしまう。
こうして真尋からしてくれるのも珍しいことであり、これでも十分進歩したものである。
愛情を行動で示してくれる真尋に嬉しさが溢れて止まらない。

「きゃっ……、ぁ……」
ソファに押し倒される。
眼前には顔を赤らめつつも真剣な眼差しの真尋。
口付けだけでも嬉しいのだが、どうやら彼はそれ以上先に進むつもりのようだ。
もちろんニャルラトホテプもそれで満足するつもりはない。
だがいつにない積極的な行動に不覚にもドキドキさせられてしまう。
0477名無しさん@ピンキー2016/12/28(水) 21:02:47.15ID:gGEFgxvi
「な、なんかこれ、緊張しちゃいますね……んっ……!、んむ……んちゅ……んあ……」
本日2回目のキス。
唇を重ねると意外にも真尋から舌を進入させてくる。
先ほどとは違い、今度は舌を絡める大人のキスだ。

「くちゅっ……んふぅっ……ちゅぶっ……、んちゅ……」
初めはちろちろと舌先を睦みあうように絡ませるだけ。
だが次第にねっとりと根元まで舌を絡め、そして貪るようにお互いの粘液を求め合う。
口腔内を舌でなぞり合い、舌の腹同士を合わせる。
指を絡めあい、お互いの体を体で感じながらそのまま5分、10分と上の口で繋がりっぱなし。



「んくっ……じゅぷっ……れちゅっ……、ちゅぷっ……ん……、んくっ……」
度重なるキスで口腔内は溢れんばかりの粘液で溢れ、ちゅぷちゅぷといやらしく音を鳴らす。
締めは流し込まれた唾液を啜り、コクコクと喉を鳴らしてを嚥下する。

「ぷはぁ……、こ、これ、やばいです……んんんぅっ!」
キスだけで身体をとろかされてしまった。
ソファにぐったりと倒れ込んだニャルラトホテプに対し真尋は再び覆いかぶさると間髪入れずに口付けを続行。

このままでは口付けだけでニャルラトホテプの身体は出来上がってしまう。
それほどまでに彼とのキスが気持ちいいのだ。
それに真尋の唾液をいくら味わっても飽き足らない。

だがこれだけ甘美なものを自分だけ独占するのはもったいない。
そこでニャルラトホテプは一計を案じる。
0478名無しさん@ピンキー2016/12/28(水) 21:04:34.85ID:gGEFgxvi
「うわっ」
「今度は私の番ですよ」
体勢を入れ替え真尋の上にちょこんと馬乗りなる。
仰向けになった真尋からは抵抗らしい抵抗は見受けられない。

「舌……出して下さい」
「ん……」
「はむっ……ぐじゅ……じゅぽっ、れちゅ……じゅるっ……」
「んんっ……!」
上になったニャルラトホテプは一転攻勢。
突き出された真尋の舌を男性器に見立て、擬似的に口淫を行うようにしゃぶりあげる。
舌を激しく愛撫される真尋は大人しく受け入れてくれる。
それどころかニャルラトホテプに責められていることを楽しんでいるかのようだ。

「ちゅぷっ……くちゅ……じゅるるるるるっ……」
混ぜ合わされた二人の粘液を啜り上げる。


「おくち開けて下さい……んぁ……」
溜め込んだ唾液を真尋の口に目掛けて垂らす。
何度も上の口で唾液を交換してきた2人にとってもエロティックで背徳的な感覚。
ふたりの間を銀色の糸が紡ぎ、とろとろと流し込まれた大量の粘液を真尋がコクリと喉を鳴らし飲み込んだのを確認するとニャルラトホテプは満足げに微笑む。

「んふふ、ご満足いただけましたか?」
「時々思うけどさ……お前ってほんと変態だよな」
「なっ!?私は真尋さんのためを思って……こういうのはお気に召しませんでしたか?」
「いや……」
「んむむぅっ!!!」
真尋の手がニャルラトホテプの頭と腰に添えられると、抱き寄せられまた唇を奪われてしまう。
0479名無しさん@ピンキー2016/12/28(水) 21:06:18.18ID:gGEFgxvi
それからも何度も口付けを続ける二人。
戯れあっていた空気は次第に性的なものを帯びてくる。
抱きしめる真尋の腕は求めるように太腿やお尻、背中を這い回り、ついには胸にまで達する。
口付けで興奮した真尋の怒張は服越しでも分かるほどに膨らみ、きつく抱きしめ合ったお腹にごりごりと押し当てられる。

お互いの体をまさぐりあい、真尋の手が豊かな乳房をすくい上げるように愛撫すればニャルラトホテプも負けじとズボンの上から股間を撫でさする。
もどかしい刺激にお互いの息が上がりはじめる。

「あっ……、ニャル子……」
「ふふっ、もう我慢できなくなっちゃいました?」
下半身は大きく盛り上がっており、性交のための準備を整えはじめる。
指先でかりかりとひっかくようにズボンの上からペニスを刺激して問い詰めると、腰を何度も震わせ快感に悶える。

「お前がいない間、してなかったから……」
「へぇ〜つまり真尋さんは溜まりに溜まった劣情を私で発散するおつもりだったと」
「ちっ、ちがっ、そうじゃなくて……」
「冗談ですよ。ちょっとからかっただけです」


「……でも、嬉しいですよ。真尋さんが私のことを待っていてくれて」




「今日は溜まったせーえき、ニャル子のナカに全部出してくださいね?」
「っ……!、あ、ああ……」
股ぐらをさすりながら、耳元でくすくすと囁くと真尋は身体を震わせる。
素直な真尋がかわいくてついいじわるをしたくなってしまう。
もちろんこれは冗談ではなく今日は徹底的に真尋の精液を搾り取るつもりだ。
0480名無しさん@ピンキー2016/12/28(水) 21:09:31.54ID:gGEFgxvi
「続き……私の部屋でしませんか?」
「そうだな……よっと」
「ひゃあぁっ!!!
お姫様抱っこ。

「まっ真尋さんっ!危ないですって!」
「大丈夫だよ。ニャル子軽いし」
「そ、そうじゃなくて!あぅぅ……」
いやかなり危ない。
主に理性が。

こんなことをしてくれるとは夢にも思わなかった。
観念したニャルラトホテプは大人しく真尋の腕の中で縮こまり、運ばれるがまま。
階段を登り、ニャルラトホテプの部屋に着くとベッドに優しく横たえられる。

今すぐにでも真尋に飛びつきたい。
しかし柄にもない真尋の行動に力が抜けてしまった。

「あ……まひろさん……」
「ニャル子……」


「真尋さんを……ください」
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