「?……何か言いましました?」
ハートのアホ毛を揺らしながら、うっとりと夢見心地でいたニャルラトホテプが聞き咎める。
「っ!……はぁ……ん」
真尋は答える替わりに左の耳たぶを噛んだ。
もにもにもに。
「にゃあぁぁ!」
痛痒感で身をよじるニャルラトホテプに真尋は畳み掛けた。
ブラの上から尖り始めた頂きを摘み、そのまま手の平で乳房を蕩かせる。
右手でお尻の肉ごとシルクの手触りを味わい、右脚をニャルラトホテプの脚に絡ませる。
「いっ!ああぁ!!」
ニャルラトホテプの身体が海老反る。
肌を粟立て、ベッドの掛布を掴み、堪え難い快楽にぞくぞくと身体中を震わせる。
「しゅ、しゅごッ……!ひっ!まひろしゃんの……っ!えう!!」
目に涙を浮かべるニャルラトホテプ。真尋は一切加減をしない。
「あっ!おっぱい……めぇえ!」
ニャルラトホテプの乳首は真尋が最初に知った彼女の性感帯だ。
勃起した頂きを強く責めると、彼女の身体から力が抜ける。
本当ならば舌も動員したいところだが、生憎と口はもう一つの性感であるうなじの攻略で塞がっている。
「ふぅーーっ!ふぅうぅっ!!」
ニャルラトホテプの腰がくねる。
内股を擦り合わせ様とする動きを右足で邪魔し、切なく震える下半身を右手でおさえる。
「やぁ!やぁん……!!」
(……ムードもへったくれもないな)
真尋はもう一度、独りゴチた。