這いよれ!ニャル子さん でエロパロ4 [転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2015/06/03(水) 16:51:54.17ID:4UvXuRZG
名状しがたいライトノベル「這いよれ!ニャル子さん」のエロパロスレのようなものです。
何ですかこの成人向けSSは!ハレンチな、ケシカラン!買って行きましょう。

次スレは>>980か、スレ容量が500kbに近づいたら立ててください。

前スレ
這いよれ!ニャル子さん でエロパロ4
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0541名無しさん@ピンキー2017/06/18(日) 21:26:35.41ID:ffcgkrys
「真尋さん真尋さん!」
「あーもううるさい!」
「ってつれないですよ!真尋さぁん……」
「今忙しいから」
「そんなぁー構って下さいよぉ」
ある晩、真尋の部屋を訪れたニャルラトホテプ。
正式にお付き合いをする前であれば部屋に突入しようものなら確実に追い出されていたところだが、今はこうして受け入れてくれる。
互いの部屋を尋ね恋人として親交を深めるのも日常の一コマに過ぎない。

しかし愛しの彼は手記をしたためており。
ニャルラトホテプの猛アピールにもどこ吹く風で相手にしてくれない。

「ふーん、ならばこちらにも考えがあります」
「うわっ、おい……邪魔すんなよ」
「邪魔はしてませんよ、どうぞお続け下さい」
「はぁ……」
椅子に腰掛けている真尋と背もたれの間に入り込むとニャルラトホテプはその背中に抱きつく。
呆れたようにため息をつく真尋であるが、嫌がっているわけではなさそうだ。

「私もう真尋さんの迷惑になることはしないって心に誓いましたから」
「ふーん、今まで迷惑かけてる自覚あったんだ」
「もー真尋さんはいじわるですねぇ」
確かに今まで真尋に多々迷惑をかけてきたのは事実。
だが真尋が本気で責めているわけではないことはニャルラトホテプにも分かる。
これは二人の戯れ合いみたいなもので、こうしてふざけ合える仲になっただけでも十分進歩したものである。
ニャルラトホテプはそんな彼が愛おしくてたまらないのだ。


「なに書いてるんですか?」
「あっ……こら、見るなよ」
「えーいいじゃないですか。夫婦に隠し事は無しですよ?」
「誰が夫婦だ……完成したらニャル子にも見せるから」
「えへへ、それは楽しみにしてます」
0542名無しさん@ピンキー2017/06/18(日) 21:28:44.65ID:ffcgkrys
「でも……真尋さんの背中、おっきくてあったかくて……とっても気持ちいいです」
「ん、そっか」
「我慢できなくなったらいつでも致しちゃいますよ?」
「いや、いい」
真尋の背中に体を預け、胸を押し付ける。
興奮してくれれば幸いなのだが生憎彼は奥手で自制心の強い人間だ。
もう少し積極的になってくれてもいいのに、とニャルラトホテプは思う。
だが今のニャルラトホテプにとっては恋人を間近に感じ、一緒にいられるだけで幸せなのだ。

「まひろさーん」
「ん……」
「呼んだだけです」
「はいはい」

しばしの間、ニャルラトホテプは愛する彼のの温もりを堪能するのだった。



「ニャル子、終わったぞー……ってニャル子?」
0543名無しさん@ピンキー2017/06/18(日) 21:30:33.96ID:ffcgkrys
「……ん、真尋さん……」
「おはよう、ニャル子」
あれからどれだけ時間がたっただろうか。
ニャルラトホテプが目覚めたのは真尋のベッドの上。
真尋の背中に身を預け眠ってしまっていた。

「ごめんなさい。私ったら……」
「いいよ別に。気にしなくて」
「うぅ、面目ないです」
恋人をないがしろにしてしまったことに不甲斐なさを感じるニャルラトホテプ。
てっきり呆れられてしまうのかと懸念したものの真尋は優しくフォローしてくれる。
その優しさに心がちくちくと痛む。

「疲れてたんだろ」
「違います……だって真尋さんの背中、とっても落ち着くんですもん」
「そうかよ」
「あう……」
真尋はぷいっと顔をそむけ、ぶっきらぼうに頭を撫でてくれる。
つい恥ずかしくなり、ニャルラトホテプは布団に顔を半分隠してしまう。
事実、彼と一緒にいると穏やかな気持ちになれる。
出会ってそれほど長く一緒にいたわけでもないのに、不思議と懐かしい感じさえする。
こんな気分にさせられるのは彼しかいないのだ。

「執筆の方は終わりました?」
「ああ、おかげさまでな。ニャル子が大人しくしててくれたからな」
「なんかちょっと引っかかりますが……それはよかったです」
0544名無しさん@ピンキー2017/06/18(日) 21:32:19.19ID:ffcgkrys
「あの……真尋さん」
「なに?」
「ニャル子はいい子にしてましたよ?」
「だから?」
「それでですねぇ、ですからその……」
「どうして欲しい?」
「うぅ……いじわるですよぅ……んむっ!」
二人の唇が重なる。
ニャルラトホテプがご褒美をおねだりすると、焦らしつつも真尋は望み通りキスをしてくれる。


「んっ……ふっ……んぅっ……」
身体を這わせ、ぴったり抱き合いながらのキス。
彼の背中に恐る恐る手を伸ばすと、彼もまた優しく抱き留めてくれる。
間近に感じられる真尋の体温と匂い。
彼の温もりを一身に受けながらの口付けは幸福な気持ちでいっぱいになる。


「ふぁ……えへへ」
「なんだよ」
「なんでもありませーん」
唇を離すとはにかむように微笑みかける。
ただ単に唇を重ねるだけの軽いキス。
それなのにニャルラトホテプの心は幸せで満たされ、笑顔でいっぱいになる。
心なしか真尋の表情も嬉しそうだ。
0545名無しさん@ピンキー2017/06/18(日) 21:34:22.37ID:ffcgkrys
「真尋さん!もっかい!」
「またか?」
「濃いめのやつでお願いします!」
「しょうがないな……ほら」
「ん……」
先ほどのキスの更に先のことを要求すると真尋は渋々受け入れる。
瞳を閉じ、静かに真尋のアクションを待つ。

「んっ、……んふっ……れちゅ……んぁっ……」
再び唇を重ねると、真尋の舌が口腔内に進入。
挨拶程度にちろちろと舌先を睦み合わせた後はねっとりと深く絡ませる。


だがその攻撃は次第に激しさと深さを増してくることにニャルラトホテプはまだ気づいていなかった。

「んんんむっ!……んっ……ふっ……」
ニャルラトホテプも負けじと舌をねじ込む。
ただなんとなく、いつものように愛情を感じたいと思っての行動だった。
だが真尋の口内に舌を挿し込んだ瞬間、罠にかかったかのごとく吸われ、しゃぶられ、扱き倒され。
一瞬の隙にあっという間に舌を犯し尽くされてしまう。
0546名無しさん@ピンキー2017/06/18(日) 21:35:52.43ID:ffcgkrys
「んぅ……んふぅっ……んちゅ……」
ニャルラトホテプも負けじと抵抗。
しかし、それはどうにも身が入らない。
真尋が自分の唾液を味わってくれている。
自分のことを求めてくれる。
しかもそれはニャルラトホテプの願いを聞き入れ嫌々やっているのではなく、真尋自身も快楽を得ようとしての行動、ひいてはお互いに気持ちよさを感じるためのもの。
そう考えただけで体の力が抜けてしまうのだ。

面食らって舌を引っ込ませるが、追い討ちをかけるように蠢く真尋の舌に口内を蹂躙される。
ニャルラトホテプにはもはや勝ち目はなかった。
両手で頭をがっちりと掴まれ、貪るように口内をしゃぶり尽くされる。
もはや敵うまいと悟ったニャルラトホテプは若干目が虚ろになりながらも真尋に身を任せることにする。

「んんふっ……んくっ……んじゅっ……」
ニャルラトホテプが抵抗する気がないことがわかると腕が腰に回され、もう片方は後頭部を支られる。
それはまるで自分のものであるかと主張するかのようだ。
0547名無しさん@ピンキー2017/06/18(日) 21:37:48.78ID:ffcgkrys
「んっ……ちゅぷっ……んくっ……んぁっ……」
倒れそうになる体を真尋に支えられ、更に口内を犯され製成された唾液をとろとろと流し込まれる。
口腔内はぬるま湯のような粘液の波がちゅぷちゅぷといやらしく音を響かせ、口の端から溢れそうになるのを必死に堪え口で受け止める。
真尋の目配せは「飲んで」と訴えかけているようだ。
ニャルラトホテプは仕方なく、いやむしろ自ずから唾液を嚥下する。

「んくっ……んうっ……」
愛する人に唾液を飲まされる感覚。
内側から体を彼の色に染められる感覚。
被虐的な感情にニャルラトホテプは身体が燃え上がりそうだった。

「んぷぁっ……はーっ……はー……」
唇を離すと瞼をとろんとさせ、口を半開きにして荒い呼吸を整える。
口腔を犯され、唾液まで飲まされて息も絶え絶えになる。
濃厚なキスでお互い顔が真っ赤になり、恥ずかしさを感じながらもしっかりと瞳を合わせて愛情を確かめあう。
この身体の火照りは口を塞がれていたからだけではないだろう。
0549名無しさん@ピンキー2017/06/19(月) 07:16:11.64ID:Y4Xi+WkK
乙乙GJ!

かわいすぎじゃあ!
続きも熱烈にお待ちしています!
0550名無しさん@ピンキー2017/06/21(水) 21:12:02.98ID:K8PdaHhD
続き待っています
待っています!!
0552名無しさん@ピンキー2017/06/24(土) 21:56:03.79ID:UN8v9XAW
「はふぅ……」
「おっと、大丈夫か」
弛緩して倒れこみそうになるニャルラトホテプ。
その身体を真尋に優しく抱きとめられる。
体を合わせればお互いの早くなった鼓動、そして先ほどよりも高くなった体温が感じられる。
少し無理をさせてしまった償いなのだろうか、真尋の手は落ち着かせるようにニャルラトホテプの背中を撫でる。
彼の優しさと、温もりを享受できるのは一番幸せな瞬間だ。

「真尋さん……キス、上手です」
「ん……そうかな」
近頃真尋はなかなか積極的になったものた。
付き合い初めの頃はニャルラトホテプにされるがままだったキス。
だが彼はそれを凄まじい速度で習得し、今まで散々真尋に自分がしてきたことを逆にされてしまうと口付けだけで悶え蕩けさせられてしまうほど。
ニャルラトホテプは今まで真尋の未熟さに甘えていただけであり、もはや勝ち目はなかったのだ。
0553名無しさん@ピンキー2017/06/24(土) 22:00:13.50ID:UN8v9XAW
「あっ……真尋さん……」
「う……、ニャル子……ごめん」
ぐったりと真尋の胸に身体を預けるニャルラトホテプ。
そのせいで彼女は真尋の変化に気づく。

「真尋さんも興奮しちゃったんですね」
「おっ、おい……」
「気にしなくっていいんですよ。真尋さんが逞しくてニャル子も嬉しい限りです」
口付けで興奮したのは彼女だけではない。
お腹に押し当たる、服の上からでもわかるほどの下腹部の膨らみ。
いくらキスが上達しても所詮彼も男の子なのである。
あんな濃厚なキスをかまして興奮しない男などいようものか。
それに何よりも、自分の身体で興奮してくれたことがたまらなく嬉しい。
0554名無しさん@ピンキー2017/06/24(土) 22:05:00.82ID:UN8v9XAW
「ニャル子がすっきりさせちゃいましょうか?」
「ぐ……」
「健全な青年男子たるもの毎日のように盛ってもおかしくありません!お望みとあらばニャル子ちゃんがご奉仕しちゃいますよ!」
「……本音は?」
「真尋さんのおちんちんのミルク、ニャル子にください!」
「それが狙いか」
「だってもう何日してないと思ってるんですか!」
「しなくたって平気だろ」
ニャルラトホテプにとってマヒロニウムの欠乏は深刻な問題。
あの濃厚な味わいを上の口でも下の口でも毎日飲みたいくらいである。
それにこれ以上お預けを食らえば所構わず真尋を貪り尽くしてしまうかもしれない。

確かにそれも理由の一つではあるが、本当の目的は別にある。

いつも自分のことを気にかけてくれる彼に精一杯のお返しがしたい。
自分の身体で興奮してしまった真尋に気持ちよくなってほしい。
これはその気持ちを素直に伝えられないニャルラトホテプの精一杯の強がりなのだ。
0555名無しさん@ピンキー2017/06/24(土) 22:08:23.77ID:UN8v9XAW
「ほ、ほら、真尋さんが興奮されてしまったのは私が魅力的すぎるせいでもありますし、このままではすっきりしないでしょう。ですから私が責任持って処理致しますよ!」
「お前なぁ……」
「お願いします……後悔はさせませんから。ニャル子にご奉仕させて下さい……」
「……わかった。僕もニャル子にしてほしいな」
「!!!……了解しました!精一杯ご奉仕させて頂きます!」
0556名無しさん@ピンキー2017/06/24(土) 22:11:52.22ID:UN8v9XAW
以上が元々投稿予定のものでした
後半は後ほど投稿します
0557名無しさん@ピンキー2017/06/24(土) 22:46:33.80ID:+HZYBZwF
くはああ!
かわいいいいいいいいいいいいい!

つづきを、どうかつづきを!
0558名無しさん@ピンキー2017/06/24(土) 23:04:50.46ID:flkCt/hT
ミルクせがむとこでお預けなんてあんまりだぜ

乙乙乙!
0560名無しさん@ピンキー2017/07/04(火) 23:47:02.15ID:MLz/mvwX
ま・ひ・ろ・さ…ぶふっ!

にゅうっと伸びてきた腕の「根本」目掛け裏拳が飛んだ。
真尋の首に纏わり付こうとしていた腕が引っ込み、
痛打を受けた少女は鼻を押さえてのけ反り、フレームアウトした。

「痛あぁぁあ!」

ズテンと転がる少女、ニャルラトホテプを
真尋はちらりと視線を向けると、またテレビに視線を戻す。
画面に映っているのは、道産子なワイドショー名物の料理コーナーだ。

「酷いですよ、真尋さん!」

目尻に涙を溜めて訴えるニャルラトホテプだが、当の真尋は意に介さない。

「うぅ、ひどいじゃないですか……」

……一見すると、邪険に扱う真尋の酷さが際立つシーンだ。

だが、真尋には分かっていた。

寸止めを狙った裏拳に彼女はわざとクリーンヒットしに来、更にその拳に柔らかな唇を押し付けたことを、

一見すると派手な転倒も猫の様なしなやかな身のこなしで卓上のコップの水面にさざ波すら立てず、受け身を取っていたことを、

拡げられた脚は、振り向いた真尋の視線が自然にショーツに注がれる様に計算された角度であることを、

そして

「……ふぅ……なんだよ、ニャル子」

「おっ!ん〜〜……えへへ……もっとなでなでしてください」

真尋が、そんなあざとい少女を拒めないほど愛していることを、

ニャルラトホテプは全て計算ずくでやっていることを、真尋は全て知っているのだ。
0561名無しさん@ピンキー2017/07/04(火) 23:47:49.94ID:MLz/mvwX
「……で、なんだよニャル子」

「ほえ?」

ニャルラトホテプが寝ぼけた様な返事をする。

「なにかありましたか?」

「『ありましたかぁ?』じゃない!」

先程から真尋の腕に抱かれて、幸せそうにハート型のアホ毛を燻らせていた彼女は、
本気でわからないと言う様な顔をする。

「……あのなぁ、お前は意味もなく僕の背後から這い寄ってきたのか?」

「真尋さんにでしたら、正面からだって、それこそ這い纏わりますよぅ〜〜」

「這わんでいい、這わんで」

真尋の胸元を触手の様にうごめかせる手をぺちりと叩く。

「きゃっ!……っといけねえ、あまりのグッドコミュニケーションにすっかり忘れるところでした!」

コロコロと変わるニャルラトホテプの表情、コホンと咳ばらいをすると
今度はいつになく真剣な顔になる。

「あのですね、真尋さん」

「ん」

「今日……わたし」


「……危険日なんです」
0562名無しさん@ピンキー2017/07/04(火) 23:49:45.95ID:MLz/mvwX
――――

ご飯出来たわよ〜〜。

机に向かっていた真尋は階下からの呼び声に、はたと我に返る。
白紙のノートと逆さまの教科書を見比べるとしばし思案し、
今日は宿題なんて出ていなかった事に思い至った。

……これはマズイ。


夕餉の支度が出来た食卓には居候が勢揃いしており、真尋が最後に席に付くと
賑やかなひとときが始まった。

意識しない様に努めれば努める程、真尋は都度箸の止まっている自分に気付く。

「お義母様、この白いのはなんでしょう?」

「……ぐにゅぐにゅしてる」

「美味しいでしょ〜、ちょっと時期はずれだけどスーパーで見かけてね♪」

「何で出来ているんです?」

程よく塩抜きされたそれをポン酢に浸し口に運ぶニャルラトホテプ。
たちかまと呼ばれるそれはスケソウダラの……。

「ほぅほぅ、しらこですか。このねっとりとした食感がたまりませんね!美味美味!」

カチャンと何かが落ちる音に、真尋は我に帰る。

「……どうしたの少年?」

「まひろくん、さっきからニャル子ちゃんみてばっかりだね」

「み〜〜……」

音の正体が自身の手から転げ落ちた箸だと気付いた真尋はテーブルの下に屈むと

「はい、真尋さん」

既に拾い上げていたニャルラトホテプが箸を差し出す。

「あ、ありが……」

隣り合わせで屈み込んだ為、至近距離にあったニャルラトホテプの顔が更に近づいてくる。
反射的に唾を飲み込んだ真尋の唇を通り過ぎ耳元で少女の唇は囁いた。

「流石に、お口じゃ孕みませんよ」

『ニャルラトホテプ星人の危険日と言えばあーた。お口でも孕むと言われるくらいの的中率を誇ってですね!』
つい2時間程前の言葉が思い起こされる。
美味しい食事を食べながら真尋は改めて思わずには居られない。

……これはマズイ。
0563名無しさん@ピンキー2017/07/04(火) 23:53:22.99ID:MLz/mvwX
―――
「は〜い」

返事と共に扉が開き、パジャマ姿のニャルラトホテプが顔を出した。
風呂上がりの上気した顔は真尋の顔を見ると大輪の向日葵の様な笑顔となる。

「いかがしました?真尋さん」

「いや、ちょっと……な」

「まぁ、立ち話もなんですから」

「ん……ああ」

真尋は招かれるまま部屋に入ると、後ろ手に扉を閉じ、鍵を回す。
ニャルラトホテプはキッチンに駆け寄ると、鼻歌混じりにお茶の支度を始めた。
付きっぱなしのテレビではバラエティー番組が流れている。

「お紅茶切らしちゃってますから、ほうじ茶でも」

背伸びをして戸棚を漁るニャルラトホテプは目当ての茶筒を見付けると、賞味期限を確かめる。

「ニャル子」

想像よりもずっと近くから呼ばれた彼女が驚いて振り向くよりも早く、
真尋は後ろから彼女の身体を抱きしめた。

「ひゃう!」

取り落とした茶筒が床に転がるが、真尋は構わずに、
ニャルラトホテプの首筋に唇を這わせる。

「あ……んっ!真尋さん……」

不意の抱擁に身体を震わせるニャルラトホテプ。
真尋はパジャマ越しに豊かな膨らみを揉みしだいた。

「あっ!は……んんっ!」

少女は強引な愛撫に蹂躙され、困惑と痛みに眉根を寄せる。
左右の胸が手形に押し潰され、納まりきらない柔肉が指の間から零れ出る。
真尋はその圧倒的な柔らかさと重みを堪能すると、
片手を下へと下ろしていく。
それに気付いたニャルラトホテプが身を固くした。

「だ、だめです!今日わたし……むぐッ!」

唇を塞がれたニャルラトホテプは見る間に抵抗を緩める。
唾液を吸い上げるとそれに応える様に真尋のそれに絡み付くニャルラトホテプの舌。
真尋は強引な愛撫から一転、慈しむ様に浮き出た固い頂きを撫で、ショーツの中に指を潜らせた。

「んっ、ぷはぁ……ひあ。真尋さんのゆびぃ……」

熱を帯び始めた身体からは甘い芳香が立ち上り、
滲む汗と愛液とが真尋の触れている柔肌を潤した。

「ニャル子の此処……ぐしょぐしょだよ」

ショーツから引き抜いた指から糸を引きながら滴り落ちる粘液を見せ付けると、
ニャルラトホテプは顔を真っ赤にして俯いた。
0564名無しさん@ピンキー2017/07/04(火) 23:55:04.47ID:MLz/mvwX
body

「ニャル子……」

真尋は振り返らせたニャルラトホテプに、深く口づけすると、身体を離し
彼女の前で服を脱いだ。
解放されたニャルラトホテプはシンクにもたれ肩で息をしている。

「真尋さん……」

一糸纏わぬ姿となった真尋は改めてニャルラトホテプを胸に抱いた。

「……あっ……」

何事か言おうとする彼女の言葉を遮る様に、
真尋はニャルラトホテプのパジャマをショーツごと引きずり下ろす。
膝まで下げたショーツから片足を上げさせると、
見せ付ける様に反り返るペニスを膣口にあてがった。

「あ、赤ちゃん……出来ちゃいますよぅ」

観念した様にされるがままのニャルラトホテプが、真尋を上目遣いに覗く。
真尋はその瞳から目を逸らさずに、精一杯の誠意ある笑顔を作った。

「大好きだぞ。ニャル子」
0565名無しさん@ピンキー2017/07/04(火) 23:58:06.73ID:MLz/mvwX
〜〜〜
「き、きけんび?」

「はい、危・険・日です」

ソファーの上で正座をした二人。
身振り手振りで説明をするニャルラトホテプだが、真尋はその半分も理解が出来ない。
否、理解を脳が受け付けない。

「英語で言うと、オビュレィション!平たく言えば排卵日ですね」
「ニャルラトホテプ星人の危険日と言えばあーた。お口でも孕むと言われるくらいの的中率を誇ってですね!」
「つまり、今日もし私に真尋さんが種付けしたら赤ちゃんができちゃ……ウブっ!」

「もういい分かった……」

「……あの、その……ごめんなさい」

ニャルラトホテプの話はそれだけだった。

真尋もそれなりに多感な歳である意味くらいは知っていた。
ニャルラトホテプと初めて肉体関係が出来てからしばし経つ、
それからも幾度か……彼女から求められる事もあれば、真尋から求める事もあった。
そして、そのどれもが……
一度、宿泊研修で同級生とのトランプ(強制)で
集中攻撃を喰らった真尋は、罰ゲームとしてニャルラトホテプとの営みを話させられた。
そして、その翌日から参加者から敬語を使われたことがある。
……要するにそう言う内容だ。

「なんで今更」

「真尋さん、学生で子供が出来たらご迷惑かと……」

シュンとなるニャルラトホテプを見て、真尋は語気を強めてしまった事を自戒する。

「話はそれだけかよ……」

そう言って部屋に戻ったのが4時間前である。


「僕が……欲しくないなん……決め付けるなよ……な」

「ん!ああん!ふむ……ま、ひろ!さ……!なん……へ?!あく……あん」

「な……ん!でも!」

ごまかす様に腰の動きを早める真尋。
ニャルラトホテプは蕩けた様に、にへらと笑うと
真尋に全てを委ね、甘い喘ぎ声を漏らした。
0566名無しさん@ピンキー2017/07/05(水) 00:01:51.49ID:RIV4RoVy
「はう!ンああぁ!」

真っ赤に充血した亀頭が音を立てて最奥を叩くと、
絶頂を迎えたニャルラトホテプの膣肉が鋼の様に勃起したペニスを締め上げる。

「ぐう!ふぅ……ふぅ!」

子宮を揺さぶられたニャルラトホテプは、数瞬意識を失った。

真尋は競り上がる衝動を極限まで堪える。
食いしばる歯がギシギシと軋み、
そして、放つ。
二度、三度……意識が飛び……約八回、
会心の射精だ。

「はぁ……はぁ……はぁ」

「す、すごいです……真尋さん」

ニャルラトホテプは愛おしむ様にお腹をさする。
彼女と繋がり始めてから4時間は経っている。

ベッドに倒れる様に身を沈めるニャルラトホテプ。
キッチンからは、二人のあらゆる体液に濡れたパジャマと下着とか道を作っている。

「えへへ〜、しんきろく」

ダブルピースで笑いかけるニャルラトホテプ、流石の元気娘も疲労の色が濃い。
真尋はそんな彼女の左手の親指を優しく立てた。

「ま、マジですか?」

真尋はくそ真面目に下半身の硬度を最大にした。

「ああ、マジだ」

結局その夜の記録は、
ニャルラトホテプの右手はピース、左手はパーだった。
0568名無しさん@ピンキー2017/07/05(水) 20:32:18.43ID:Qa9DmJCh
ごめんなさい
規制で全然書き込めない
0571名無しさん@ピンキー2017/07/08(土) 19:09:54.93ID:ZN3LwU/9
「ごめんな、ニャル子」

ニャルラトホテプの髪を撫でながら、真尋は詫びた。

「どうしたんです?急に……」

胸板に頬っぺたを付けながら、気持ち良さそうに
目を閉じていたニャルラトホテプが聞き返す。
0572名無しさん@ピンキー2017/07/08(土) 19:10:17.80ID:ZN3LwU/9
「……いや、その……お前の気持ちとか……無視して、その……」

「真尋さんは、いつだって私の期待通りの殿方ですよ♪」
「いえ、むしろ今夜は想像を絶していました」

「う……それは……って、ちょっと待て」

期待通り?

「だってお前、僕にわざわざ……」

「いえ、私も心苦しかったのですよ……愛する真尋さんを試す様なことを……」

試す?

「……お前まさか」

「えへへ……ごめんなさい、とある方からのアドバイスで……」

超あざとい笑顔でテヘペロするニャルラトホテプだった。

「あ〜も〜、あ〜くそ!」

がばりと身を起こした真尋はニャルラトホテプを下にすると、
そのにやけた顔に、キスをした……。
0573名無しさん@ピンキー2017/07/08(土) 19:12:10.55ID:ZN3LwU/9
おわり









「とは言え、これはウソから出たマコトもあるかもですね♪」

「あーはいはい……って嘘から?」

「ええ!いくら実は安全日だったのでした!ババン!とは言え、これだけ愛されちゃうと私のお腹にも赤ちゃんが……」
「って、真尋さん?!まひ、あうッ!ん、あぁ!ひぅううううん!」


……真尋が修学旅行で学友との罰ゲーム後、
「師匠(マスター)」と呼ばれる様になる数ヶ月前の出来事だった。
0576名無しさん@ピンキー2017/07/10(月) 21:11:32.00ID:nzXJoZAa
今週末保管庫更新しますわ
0578名無しさん@ピンキー2017/07/10(月) 23:31:33.13ID:nzXJoZAa
「知ってます?女の子のココ、キャメルトゥって言うんですよ」
好色家じみたニヤニヤ笑いを浮かべながらニャル子がそう言った。
夏の熱気で蒸れたスカートの中で、黒いサテン生地のショーツがニャル子の形をくっきりと浮かび上がらせている。
「やめろバカ」
僕はそう言いながら、勃起したペニスを扱いた。
一週間振りのデートで、久々に彼女の顔を見た僕は我慢出来なくなってしまったのだ。
だが、たからと言って「パンツを見せろ」と、言われてこうやって嬉々として見せるこいつもこいつだ……
と、自分の事を棚上げしてみる。
「ニャル子、お前オナニーでもしたのか?」
いやらしい染みの浮き始めたそこの匂いを嗅ぎながら、出来るだけ意地悪に問う。
「もう、ヒトのこと何だと思ってアン!」
いやらしいニャル子の匂いに堪らず舌が出た。
汗と、僅かな尿。そしてムッとするニャル子の味がした。
ペニスは際限なく太さを増して、扱く度に垂れ落ちた先走り液が歩道の石畳に染みを作る。
歩道……然り、通行人が通り、すぐ目の前の広場では噴水が上がり、
芝生の上を家族が遊んでいる。
だが、白昼堂々とこうやって美少女のショーツに顔を埋め
フル勃起したナニを晒す僕に注意を払う者など居なかった。
(都合良いってレベルじゃねーよ)
「ン!あ!あん!……ふぅ、な、何か言いました?アン!」
腰砕けになりながらもニャル子は懸命にスカートを托しあげ続ける。
通り過ぎるアベックと目が合った。
「何か良い匂いしない?」
「あれじゃない、紫陽花?」
通り過ぎていく。


やばい、これ、すっげー興奮する。
0579名無しさん@ピンキー2017/07/10(月) 23:34:35.69ID:nzXJoZAa
「そう、そうやって顔を跨いで……ウッ!そう、舌は、先っぽ舐めて……」
自力での射精を諦めた僕はニャル子に口淫を頼んだ。
本来ならニャル子のお尻にぶちまけたかったのだが、、、
この数ヶ月で痛感する。人間、究極の贅を味わうとそれなしでは満足出来なくなるものだ、と。
僕の場合それはニャル子である。
「んふ……んちゅ、ぷ」
ねっとりとした極上の感触が亀頭を這いまわり、ちゅぷぷっと吸着音を立てながら、ペニスを口内に納めていく。
僕は自分の手でするのの何百……いや、何万倍もの快楽に耐え切れなかった。
「ああ、出すぞ!」

飛んでいた意識を取り戻すと、射精は終わっていた。
僕は朦朧としながら、顔のすぐ上でニャル子のお掃除フェラの動きに合わせて揺れる腰にむしゃぶりついた。
0580名無しさん@ピンキー2017/07/10(月) 23:36:16.26ID:nzXJoZAa
柑橘類を思わせる酸味と生肉の味が口いっぱいに拡がる。
とろみを帯びた蜜はとめどなく溢れてくる。僕はそれをちゅうちゅうと吸い出す様に啜りあげ、飲み下した。
「ひっ……ん!あむ!ン、んあ……」
くぐもった声が響く。
射精により凪いでいたペニスがニャル子の口内でビクビクと暴れているのが分かる。
((今度は一緒に))
ニャル子と想いが重なった様に感じたのは気のせいだろうか。
ニャル子の弱点であるクリトリスに歯を立てると、お返しとばかりに鈴口がほじられる。
可愛らしくうごめくアナルにも指をくわえさせ、僕はニャル子の三穴を同時に犯した。
0581名無しさん@ピンキー2017/07/10(月) 23:39:47.27ID:nzXJoZAa
「くぁ!……ニャル子ぉ……ッ!」
舌を根本まで膣内に挿れ、犬の様に舐め回す。
「あっ!ああああ……ぐぷっ!んぐ、むぎゅ!」
ペニスを喉奥に突き込み、弛緩と収縮を繰り返すアナルを指で犯す。
僕は五感全てを動員し、ニャル子を味わい尽くそうとした。
「んひゅ!あむ。ん!んん!」
喉を突かれたニャル子の苦しげな声が痛々しい。
だが、彼女は僕への奉仕を緩めるどころか、ペニスを喉奥で締め上げ、掌で睾丸を優しく転がしはじめる。
「くあ!あう!」
僕の性急で倒錯的な求愛に、ニャル子は圧倒的な包容力で応えてくれる。
少しの敗北感と、圧倒的な満足感の中で、僕は二度目の射精を迎えた。
「んんんん!ん!ン!ん!ン!」
跳ね上がる腰が何度もニャル子の喉奥を突いた。
キューっと指を締め付けたアナルが小刻みに痙攣している。
熱い潮が僕の顔を洗っていく。

一緒にイけた。

ニャル子の潮はどんなお酒よりも刺激的で、蠱惑的な香りと味がした。
0582名無しさん@ピンキー2017/07/10(月) 23:41:36.50ID:nzXJoZAa
「ん…あ……」
絶頂の余韻でぴくぴくと震えるニャル子を抱き寄せると、その唇を奪った。
「ん〜〜、んみゅ〜〜」
呆けた様に視点の定まらない碧眼を見据えながら、僕は僕自身の精液とニャル子の愛液とを舌で掻き混ぜた。
「うへっ」
唇を離す……口内に残る精液の臭いに思わず顔をしかめる僕を見て、ニャル子はクスリと笑った。
そして、猫の毛繕いの様な仕種で口の周りに残る精液を舐めとると、僕の顔も舐めてくれる。
我慢出来ず、またキスをした。もう、いつものニャル子の味しかしない。
大好きな、ニャル子の味だ。
0583名無しさん@ピンキー2017/07/10(月) 23:42:42.69ID:nzXJoZAa
「ふふっ、元気ですねぇ」
長いキスを終えたニャル子は目を細めた。
「う、うるさいな」
見なくとも分かる。
究極の贅を知った我がムスコはニャル子の膣内に出すまでは満足してくれないのだ。
「えへへ」
「なんだよ」
「愛してくれているみたいで、嬉しいです!」
「ばーか」

「みたいじゃなくて、愛しているんだよ」
その台詞は恥ずかしくて、まだ言えない。
0585名無しさん@ピンキー2017/07/11(火) 21:28:28.12ID:kojmc92m
乙です!
05865762017/07/13(木) 21:29:14.83ID:G5xZl9wB
宣言通り
明後日の夕方から順次保管庫に
保存していきます

ご要望等有れば気兼ねなくどうぞ
0587名無しさん@ピンキー2017/07/16(日) 00:14:32.36ID:vR7++pMd
乙乙乙

ここと保管庫を覗けば、何時でもニャル子さんと真尋さんにまた会える・・・・・
それが一番の喜びです
0588名無しさん@ピンキー2017/07/23(日) 16:50:22.94ID:qR8rlWWc
【注:エロパロ要素はありません】

※※※※※

八坂真尋、男子、この春晴れて大学生となり実家を離れての生活を始めた普通の若者――でないことは、誰よりも自分自身が一番よく知っている。
なにしろ世界広しと言えど宇宙人と同棲している大学生なんて自分ひとりだろう……訂正、自分ひとりだ。
そもそも宇宙人と同棲していること自体ありえない(同居ならもうひとり心当たりがあるが…)話だから、同じ境遇の者が他にもいるとは到底考えられない。
でも、これが自分の人生なんだと真尋は受け入れているが、ごくたまに『平凡で退屈な毎日だけど人としての普通の生活』に憧れることがある。
主として同棲の宇宙人が原因となって起こす騒動に巻き込まれる度に……。
「なに朝から溜め息吐いてるんですか?新しい朝が来たんですよ?希望の朝なんですからもっと清々しい顔をしてくださいよ」
キッチンから聞こえる件の宇宙人の声を背にして朝食のテーブルに目を向ける。
そこには豆腐とカイワレダイコンの味噌汁、昨晩の残りのベーコンを使ったベーコンエッグ、大根おろしと焼き海苔が真尋を待っていた。
腹がキューと鳴る。かつて宇宙人には食材の選択に多大な問題行動があったが、真尋の指導の賜物か最近は地球由来の食材を使っている。
但し油断していると隙を狙って得体の知れない食材をシレッと紛れ込ませるので抜き打ち査察は欠かせない。
「…日曜朝早く叩き起こされても清々しい顔の奴がいたら御目にかかりたいもんだ」
「なに言ってるんですか?早起きは3ウラーの得ですよ」
「スマン。どこの国の通貨か全然分からん」
「M78星雲です。宇宙でもマイナーな通貨ですからご存知ないかもしれませんね」
「メジャーでも分からねえよ」
テーブルの真向かいに宇宙人―自称『八坂真尋の愛妻』こと這い寄る混沌ニャルラトホテプが呆れた顔をして席に着いた。
そして傍らの炊飯ジャーから熱々の白米を茶碗に盛ると両手で真尋に『どうぞ♪』と笑顔満開で手渡してくる。
エプロンを着たまま頭を左45度に傾けてニマッと微笑む姿は新妻っぽさを感じさせるが、如何にもな仕草は少々あざといと思わないでもない。
まあ今に始まったことでもないと思い直して二人して朝御飯『いただきます』。
「そういやあ、昨日なんか大事な話があるて言ってなかったか?」
「はい。実は、昨日街で偶然お母様にお逢いしましてね。せっかくですから二人で女子会してきました♪」
女子会――ベーコンエッグに箸をつけようとした真尋の手がピタリと止まった。理由はよく分からないが猛烈に嫌な予感が襲ってきた。
今までの経験からしてトンデもないことをやらかしていないか?本能がそう告げていた。
「…オマエ、まさか変なこと母さんに言ってないだろうな?」
「言ってませんよ。真尋さんの近況と赤ちゃんがデキたかもしれないって話をしただけです」
「ああ、なんだ。そんなk―はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」
ムンクの叫びにも勝るとも劣らないほどの迫力で驚く真尋。振動で味噌汁の椀が危うく倒れるところだった。
「お母様は薄々感づいていたかもしれませんが、義母娘(おやこ)で隠し事はよくありまおぶぅわぁぁー!!」
パコーンと軽快な音を響かせて後方に仰け反るニャルラトホテプ。真尋が投げた焼き海苔缶が0タイムで見事に眉間に命中したのだ。
大学生になり実家を出てからは一度も使わなかった対邪神鎮圧スキルを久々に発動させた訳だが、腕前は少しも衰えていなかった。
「なんで昨日の内に言わないんだオマエは?!」
「だだだだだって、昨日はバイトで疲れたからとろくすっぽ相手してくれなかったじゃないですか!『パワフル・ボッキー丸』まで用意して待っていたのに!」
「んな得体の知れないもの用意されたら取り合わないのは当たり前だろ!」
「し、失礼な!宇宙少子化撲滅推進委員会公式(期間限定)認定強精サプリメントなんですよ!名前を弄っただけのパチモンではありません!」
悪趣味なネーミングセンスと設定からして胡散臭い気しかしない。それに期間限定て何だ?プレミアム商法か何かなのか?宇宙ナントカ委員会。
突っ込み処満載だがこれ以上サプリメントの事に触れると余計頭が痛くなりそうなので追及は止めにする。
「………で、ホントにデキたのか?もし冗談だったら簀巻きにして高層ビル屋上から紐なしバンジーさせるぞ?」
すると、ニャルラトホテプはいきなり明後日の方向を振り向き鳴りもしない口笛をヒューヒュー吹き出した。
邪神レーダーのアホ毛は落ち着きなくヒュルヒュル回転し始めた。やはりその場限りのノリかネタ振りでホラを吹きやがったな、コイツ。
「………オマエ、ホントはデキてねえんだろ?」
0589名無しさん@ピンキー2017/07/23(日) 16:51:57.95ID:qR8rlWWc
「アッ?!真尋さん!モーニングニュースの時間ですよ!テレビ点けましょテ―」
ごっ
「………デキてねえんだろ?」
「はいぃ……悪乗りしすぎましだぁ〜〜」
涙を滝のようにして咽び泣くニャルラトホテプを見ると少し胸が痛むが、ありもしない事実をさも真実のように喋るのだけは止めてもらいたい。
確かに真尋達は高校在学中に大人の階段を昇ってしまっている。初体験は限りなくニャルラトホテプの一方的かつ強制的な行為ではあった。
でもニャルラトホテプのことは嫌いではないし、大人の男女関係に発展してしまったことも後悔はしていない。
しかし子供がデキた云々となれば話は別だ。第一、子供がデキるような遺伝子情報の提供は高校時代の初体験の夜だけだ。
その後今日に至るまで何度かは同衾したが全て避妊に努めていたから100%(自己判定)妊娠させていない自信はある。
それに突っ込み後の涙を交えての反省の弁に嘘がないのは経験則から間違いないので、昨日母親に喋った妊娠話は全くのホラ話と断定して良い。
まあ母親も邪神の性格は承知しているからまさか真に受けてはいないだろうが、やはりきちんと説明して謝っておいた方が無難だろう。
それよりも厄介なのは……
「お母様から話を聞いて御門違いの嫉妬をしたクー子が襲撃に来るかもしれないことですね?分かります!」
「………オマエさ、人の考え読むのヤメロよな?サトリかオマエは?」
「夫の悩みを読み解き原因を探り共に解決策を講じることは妻の務めでららららららららららッ?!」
「原因は全てオマエだろがあああああッ!クー子の撃退はオマエが責任持ってやれっ!!」
「わっ、分かりました!分かりましたからグリグリ止めてっ!止めてぇぇぇぇぇーッ!!」
オーソドックスだが宇宙人にもこめかみグリグリ攻撃が案外有効なんだなと新発見をした真尋だった。
0590名無しさん@ピンキー2017/07/24(月) 20:57:03.67ID:2xi1YGbf
おつおつ

次はエロもお願いしますぜ〜
0591名無しさん@ピンキー2017/07/30(日) 15:32:06.71ID:UwLQR870
【588〜589続き】

騒がしいまま朝食を終えた真尋は母親に連絡をすべく携帯電話を開いた。椅子に座ったままキッチンを見るとニャルラトホテプが後片付けの洗い物をしている。
端から見れば学生でありながら家事をしてくれる美人の彼女ありと羨望の眼差しとなること請け合いだが、性格や実情を知ったら慰められること必定だ。
数回の呼び出しコールで母親が出たので昨日のニャルラトホテプの妊娠ホラ話について謝罪をする。
「――という訳なんだ。驚かせてゴメン。本人も反省してるからさ、許してやってよ」
『大丈夫よヒロ君。母さんも赤ちゃんの話はニャル子さん一流の冗談だろうなぁと思ってたから』
良かった。さすが母親だ。年相応(本人の前では禁句)に思慮深く物事を冷静に客観的に観てくれている。アルバイトのモンスター狩りには目を瞑るとして母親はやはり普通の常識を持つ普通の人だったのだ。
『でも、孫をあやす若きモンスターハンターというのもゲームの主人公っぽくて悪くないかも♪』
前言撤回。母親も普通の常識が欠如しつつあるようだ。謎の元素ムスコニウム不足が原因なのか?それともダンナ酸に触れていないのか?いろいろと心配になってきた。
ともあれ、ニャルラトホテプの妄言を母親が冗談と受け取ってくれていたことに真尋は安堵した。となると気になるのは残り二人の宇宙人共だ。
『ハス太君はニャル子ちゃんらしいて笑っていたし、クー子さんはいつもどおり無表情だったけね。でも二人とも冗談と受け止めているわよ♪』
母親に感謝を告げて電話を切ったが何故か妙な胸騒ぎを覚えてしまう。母親の話によれば何の心配もないように思われるが不純異性交遊――
特にニャルラトホテプ絡みのそれに殊更敏感な脳味噌固形燃料のクトゥグアが素直に冗談と受け止めているというのが不気味だ。水面下で何かを企んでいるのだろうか?
「大丈夫ですよ。クー子も今更私たちの邪魔はしないと思いますね。現に二人でここで暮らすと決めた時も何も言わなかったではありませんか?」
いつの間にか真尋の横にニャルラトホテプが立っていてこれまた真尋の頭の中を読んだかのように話しかけてくる。
「それにもしクー子が邪魔してきても私の宇宙CQC『最初に言っておく!勝ちゃあイインだよ理由は後付けが正義!』で正々堂々と勝ってみせますから!」
「オマエなら騙し討ちでも正々堂々と言い放つだろうな」
軽く嫌味を言ってみたつもりだが当のニャルラトホテプはニコニコ笑ってサムズアップまでしてみせている。事実そうなんだろうが少しは否定しろよなと思わないでもない。
と、いきなり椅子に腰掛けている真尋の膝の上にズイッと座り込みガハッと抱きついてきた。夏場ならゴメン被りたいところだが幸いにも今日は過ごしやすい爽やかな秋晴れである。
「お、おいっニャル子!」
「真尋さん好き好きホールド対面座位Version3です♪」
「R18指定をサラッと口に出すんじゃねぇ!」
いきなりの展開に真尋の心拍数と興奮が一気呵成に急上昇し始める。
ニャルラトホテプから漂う仄かな甘い香り、衣服越しに伝わる胸部の豊かさ、間近に捉えて離さない顔のパーツのひとつひとつが真尋から理性を奪おうとしているからだ。
そして更に加速させるかのように健康的な薄紅色した唇から切なそうな言葉が紡ぎ出される。
「……ここのところ、ずうっ〜とお預けなんですよ?Do you understand?」
「なっ、なんで英語なんだよっ…?!」
分かっている。今更言われなくても分かりすぎている程に分かっている。大学に合格し実家を出てアパートでニャルラトホテプと暮らすようになって今日で半年近くになる。
その間ニャルラトホテプが希求して止まない行為を営んだこともないことはない。片手で数えるぐらいは………
いやいやいやいやいや!そうじゃない!
今までの回数などこの際どうでも良い!問題なのは成り行き次第では朝からR18指定へ発展しそうなこのイベントへの対応だ!
このまま欲望の赴くまま突っ走ったら昨日のニャルラトホテプの戯れ言が嘘から出た真になるかもやしれない。コンドームどこに置いていたっけ……。
「………真尋さん。結界張っておきましたから誰かに見られることも…聞かれることもありません。だから、おねだり…させてください……」
「ニャ…ニャル子……」
気がつくとニャルラトホテプは両目を閉じて心持ち顎を上げている。閉じているように見えた唇もよく見るとホンの少しだけ隙間が開いている。そして何かを待つようにジッとして動かず言葉も発しない。
プチ…
真尋の中で何かのスイッチが入った次の瞬間、真尋は何の躊躇いもなくニャルラトホテプと唇を重ねていた。
0592名無しさん@ピンキー2017/07/30(日) 15:33:47.87ID:UwLQR870
舌先でニャルラトホテプの上下の唇の隙間を抉じ開け、更に口腔内へと舌全体を侵入させ相手のそれを探し求める。
ゼロコンマ数秒で目指す獲物を捕捉し口内を荒々しく蹂躙すべく舌を絡めようとしたその時!!
ブシッ!!!
「「!?」」
何かが盛大に弾け跳ぶような豪快な効果音が二人の耳を直撃した!
瞬時にお互いに顔を離すと賢者モードへと切り替える。興奮は急速に醒めていき、それに反比例して急速にクリアーになっていく思考。
同時に音の正体について確たる心当たりも生まれてきた。嫌な予感しかしない。
「………」
「………」
「………気のせいかな、僕の知っている奴がいるような気がするんだが…」
「えぇ……私もです。不倶戴天の敵と言いますか腐れ縁と言いますか…」
抱き合った姿勢のまま音のした方向にゆっくりと顔を向ける二人。そこはキッチンの隣の居間で普段は襖を開け放しているのだが、今日は何故か閉めて――
いや、正確には覗き見できるくらいの隙間が少しだけ開いていた。
そして襖の向こう側にいる何者かが何かをゴシゴシ拭いているような気配さえ漂わせている。もはや姿を隠すことさえ諦めているかのようだ。
椅子から立ち上がった二人はゆっくりと襖に近づく。襖の前で立ち止まること数秒、互いに無言で頷き合うあうと真尋は意を決して襖を開け放した!
そこには二人が想像したとおりの侵入者――燃えるような紅色の長い髪をツインテールに纏め、白いワンピースを身に纏ったひとりの女性が無言で正座をしていた。
先ほどの何かを撒き散らしたような音の正体を自ら物語るようにツインテールの女性は鼻血をダラーッと垂らしている。
ワンピースは外を歩けば通行人から間違いなく警察に通報される程度に鼻血で真紅に染まっている。サスペンスドラマの事件現場かよ?オマエは!
「………」
「………」
「………」
「………クー子、ここで何やってんですか?」
「……私、空気。見ざる聞かざる言わざる」
「「アホかぁぁぁぁぁーーッ!!」」
音の正体――それは生ける炎クトゥグアが真尋たちのイチャイチャ現場を覗き見して欲情し放った鼻血大出血サービスサウンドであった。
そして、真尋とニャルラトホテプの怒号は見事にマッチングし、雲ひとつない爽やかな秋晴れの空に木霊していったのである。
0593名無しさん@ピンキー2017/08/06(日) 20:50:12.21ID:Hx/l8cmq
おつおつ

次はエロもお願いしますぜ〜
0597名無しさん@ピンキー2017/08/11(金) 00:59:15.09ID:qOhr/5Jp
>>596
釣り針でかいわ

久々に来たら良作増えてて非常に良かった
今回のコミケでニャル子さんの薄い本出てくれるといいなー
0599名無しさん@ピンキー2017/08/12(土) 20:47:42.52ID:ttp34NGh
申し訳ないが淫夢無関係の場所でホイホイ語録使うのはNG
0600名無しさん@ピンキー2017/08/18(金) 09:19:04.59ID:ZTzit70R
ニャル子ちゃんタイムのニャル子ちゃんで
スケベ心がマックスハートになりまして

ちょっと思い付いたネタを投下します。
0601名無しさん@ピンキー2017/08/18(金) 09:25:22.31ID:ZTzit70R
あ……ん……ッ

ニャル子の口から甘い吐息が漏れると、男共が一斉にツバを飲み込んだ。
おしりを強く揉まれたニャル子は眉尻を下げ、恍惚の表情を浮かべる。

彼女の肢体に絡みつく触指は、ぎゅうひの様な肉を揉みしだき、揺らし、責め苛む。
背中から腰、再度のおしり。
ふくらはぎ、果ては足の裏まで硬く隆起したモノを丹念に擦りつけ、
或は破裂しそうな程パンパンに膨張させたソレを押し付けてニャル子の肉を歪ませる。
そして中に詰まったモノを吐き出し、萎み、そしてまた膨張する。

バイブによる責めも苛烈であり、波打つ絶対領域のモモ肉と
特に柔らかにたぷんたぷんと揺れる豊かな双子山に男共の視線は釘付けだ。

真尋は歯噛みした。
男に囲まれ、だらし無く顔を緩ませるニャル子に……?
否、愛しい少女の魅力的な肉体を視姦し、半径5メートルに漂う
甘い花の様な香りを味わうギャラリー……真尋もその中の一人でしなかい現状に。だ。

此処は電機屋さん。


最新の高級マッサージチェアに腰掛けるニャル子は、エロい。


そういうお話。
0602名無しさん@ピンキー2017/08/18(金) 09:26:22.85ID:ZTzit70R
次回、
嫉妬に燃えた真尋がニャル子でスッキリしちゃうぞ!の巻きにつづく!



かも?
0605名無しさん@ピンキー2017/08/29(火) 19:26:57.75ID:7hXlf3d6
「さあさあ、真尋さんはリラックスして下さいね」
「うん……」
真尋をベッドの上で仰向けにさせると、足を軽く開かせだらんと伸ばさせる。
枕に寝かせているので丁度ニャルラトホテプの行為が見やすい態勢だ。


「と言っても、こちらはガチガチに緊張されてるようですが」
「ちょ……ニャル子……」
パジャマの上から何度も股間を撫でさするとその隆起した形がわかる。
指先で何度も弄ぶともどかしい刺激に真尋は堪らず体をよじる。




――「真尋さんはニャル子のどこに出したいですか?おてて?おくち?それとも……おまんこ?」


その問いかけに口でして欲しい、と気恥ずかしそうに顔を紅潮させながら言われた時はその言葉も無視して思わず襲いかかりたくなる衝動に駆られた。
彼への愛情によってそれをなんとか抑え込んだニャルラトホテプは、その気持ちにこれから精一杯応えるつもりだ。
0606名無しさん@ピンキー2017/08/29(火) 19:28:19.19ID:7hXlf3d6
「さあ脱ぎ脱ぎしちゃいましょうね」
「ん……」
パジャマに手をかけると真尋は大人しく腰を浮かせて脱がせやすい態勢になる。
もう完全に自分のことを信頼してくれているのだと思うとニャルラトホテプはちょっぴり嬉しくなる。


「んはぁ……この匂い……、ダメです」
「お、おい……」
下着一枚にされてしまった真尋。
盛り上がりテントを張っている布の上からからすんすんと下半身の匂いを嗅ぐ。
生真面目な彼のことだからここも丁寧に
洗っているはずだがニャルラトホテプは僅かに感じる体臭を嗅ぎ分ける。
真尋の体臭、とりわけ性臭を嗅がされてしまうとニャルラトホテプは身体が熱くなり、興奮が収まらなくなってしまう。


「ニャ、ニャル子……」
「おっと失礼、汚れちゃうといけませんからね。……ふふ、もうおっきくなっちゃってますね」
ついに最後の砦、下着に手をかける。
グロテスクな血管が浮き出たそれは、カリ首がエグい形を浮かべている。
見かけによらず立派なものをもっているとニャルラトホテプは思う。
可愛らしい顔をしているのにこんな逞しいモノをぶら下げてると思うとまたそのギャップがまた素晴らしい。


「うっ……」
「隠しちゃだーめです」
股間を手で隠そうとする真尋を制止して両手をベッドに置かせる。
さすがにまじまじと見つめられるのは恥ずかしいのだろうか。
既に何度も裸で体を重ねた仲だというのに、とニャルラトホテプはおかしく思う。
そこがまた可愛らしいのだが。
0607名無しさん@ピンキー2017/08/29(火) 19:29:23.07ID:7hXlf3d6
「いっぱい気持ちよくなってくださいね♪ちゅ」
「うっ……」
陰茎に軽い口付けをすると、続いてついばむようなキスの雨を降らせる。
竿かぴくんと反応し、時折かかる甘い吐息が真尋を興奮させる。


「んぁ……」
「おうっ……」
唾液を垂らすと見事亀頭に命中。
手のひらで包み込み、こねくり回すように
馴染ませると堪らず真尋からは声が漏れる。
そのうち手コキでたっぷり気持ちよくして上げたいと画策するが今日は真尋のリクエスト通りに我慢するニャルラトホテプであった。

「こっちのほうもたっぷりほぐしておきますね!」
「くっ……あっ、そこ……」
ニャルラトホテプは睾丸に手を伸ばす。
手のひらに乗せてみるとずっしりと重みを感じるそれはぱんぱんに張っている。
思春期の青少年ならば数日しないだけでもたぷんたぷんに溜まってしまうであろう。この様子ならかなり濃い精液が期待できるだろう。
0608名無しさん@ピンキー2017/08/29(火) 19:31:41.68ID:7hXlf3d6
「はむっ、んむっ……」
「うっ……」
竿を緩くしごきながら、陰嚢を口に含んでひもひもと口内で転がす。
中身の詰まった感じのするそれは今も新鮮な精液が生産されていることだろう。
ペニスの付け根から裏筋に向かって舐め上げれば準備は完了。
真尋の竿は完全に勃起し、生殖可能な状態となる。
だが今から行うのは男を悦ばせるためだけに行う行為だ。


「もうえっちなお汁があふれちゃってますね。あむっ……ちゅーーーっ」
「うはぁっ!!!」
甘い刺激しか与えられず、焦らされたペニスは先走りの汁を溢れさせる。
亀頭の先端に口付けすると我慢汁を思い切り吸い上げる。
ちろちろと鈴口を舌先で抉り、ぬるつきが完全になくなるまで丹念に清める。
尿道の中まで吸引され痛痒いような、くすぐったいような快感に真尋は目を細め悶える。


「先走りにまで精子が混じっちゃってる感じですよ。もうどんだけ元気なんですか」
「くっ……わかるのかよそんなの」
「ええ、殿方の健康管理は妻の努めですので。さあ、お楽しみはこれからですよ」
準備を整えたらいよいよメインディッシュだ。
0609名無しさん@ピンキー2017/08/29(火) 19:33:10.28ID:7hXlf3d6
「ニャル子のお口をいっぱい楽しんで下さいね!あーむっ……」
「うぁ……」
先端をぱくりと咥え、舌を這い回らせる。
亀頭をざらつく舌で擦り、裏筋の溝を圧迫。
いつも膣肉のヒダをえぐり、掻きあげ、こそいでくるカリ首の形が口内だとよくわかる。
その敏感なその部位の周囲を舌先でぐるぐると刺激する。
セックスであればお互いが気持ちよくなる生殖用の器官。
それが今は蠢く舌で一方的に責められているのだ。


「んっ……んっ……んっ……!」
「うぁっ!」
亀頭の部分だけを咥え、窄めた唇でカリ首を引っ掛けるように刺激。
くぽくぽとリズミカルに頭を上下する。
敏感な部分だけに真尋の反応も上々。
思わず真尋は腰が跳ねてしまう。


「んっ……くぷぷっ……」
「うっ……くぁっ……!」
今度は深く咥え込み、真尋の下腹部にしむかりと顔を埋め、喉奥で圧迫。
唇を窄めてゆっくりとディープスロート。
上目遣いで真尋の表情を伺えば気持ちよさそうに目を細めている。
軽くえずきそうになるものの、不快感より真尋を気持ちよくさせたい気持ちが勝る。
むしろこの苦痛も気持ちいい。


「じゅるっ……ぐぷっ……じゅぷぷっ……」
口腔内に唾液をたっぷり溜め込み、いやらしく水音を響かせながらにゅぽにゅぽと頭を揺する。
片手は竿を支え、もう片方の手で陰嚢をぐにぐにと揉み転がして射精の活性化を促す。
0610名無しさん@ピンキー2017/08/29(火) 19:35:26.11ID:7hXlf3d6
「あっ……ニャル子……」
「んふっ……んっ……んっ……んっ」
愛情たっぷりのお口のご奉仕に余裕のなくなってきた真尋はニャルラトホテプの頭に触れ快楽に悶える。
遠慮がちに添えられた手は決してニャルラトホテプを無理やり犯すようなものではなく、ただ優しく撫でてくれる。
ニャルラトホテプはその愛おしさに歓喜の声が漏れる。
真尋にもっと気持ちよくなってもらいたい。
心地よく射精してもらいたい。
その一心で口淫により一層熱が入る。


「ニャル子の……おくちはきもちいーですか?」
「ああ、あったかくて……ぬるぬるで……やばっ」
「いっぱい……びゅーってして下さいね」
「うはぁっ!」
「くぷっ……ちゅぷっ……ちゅぷっ……」
「くぅっ……はぁっ……」
しっかりと瞳を合わせ、お互いに顔を真っ赤に染めながら問いかける。
竿に緩やかな刺激を与え続け、イきそうになった時には刺激を弱める。
焦らすように真尋の射精感を極限まで高め、最高に気持ちいい吐精へと導く口淫を施す。


「んっ、んっ、んちゅっ……ちゅぷっ……」
「あっ……はぁっ……ニャル子……!」
「んふぅっ、ちゅぽっ……、もう……れちゃいそーれふか?」
「あ……ニャル子……、イきそう……」
真尋の腰が何度も跳ね、脚が浮き、お腹に力が入る。
散々ねぶり倒された亀頭はぱんぱんに張り詰め、睾丸が持ち上がり射精間近なことがわかる。
優しく頭を撫でてくれていた手は、今はほとんど余裕がなくなってきているのか軽く掴まれている。
ニャルラトホテプのことを傷付けまいと必死に堪える真尋であったが、快楽に腰が跳ね喉奥を突いてしまう。
もちろんその程度ではニャルラトホテプにとっては何の苦にもならない。
むしろ真尋が気持ちよくなってくれていることがとても嬉しい。
それに必死に射精感に抗う姿がかわいいので伏せておく。
0611名無しさん@ピンキー2017/08/29(火) 19:37:32.03ID:7hXlf3d6
「ニャル子のおくちにミルクいっぱいくださいね?」
「にゃ……ニャル子……?」
「じゅぷっ!じゅぽっ!じゅぽっ!ぐぷっ!ぐぽっ!ちゅぼっ!!!」
「くあぁっ!!!」
射精間近のいきり立ったペニスにスパートをかける。
頭を激しく上下させ、労わるような優しい口淫から強引に精液を絞り出す激しい搾精に動きを変える。
頭を仰け反らせて悶える真尋。
必死に耐える我慢も虚しく、無慈悲にもペニスを責めその耐久力を奪っていく。

「ニャル子……出る……出ちゃうっ!」
「じゅっぶ!ぐっぷ!じゅぼっ!ぐぼっ!」
「イくっ……うぁっ!あぁぁっ……」
「んううううぅっ!!!」
ついには射精感の箍が外れる。
腰をがっちりと抱え込むと、びゅーっ、びゅーっと吐き出される精液をニャルラトホテプは喉奥で受け止める。
0613名無しさん@ピンキー2017/08/29(火) 21:28:30.69ID:qDbf/P5q
乙乙乙!

全裸で待ちます全裸で
0614名無しさん@ピンキー2017/08/30(水) 20:13:23.16ID:YiPHBrKT
「んっ……んふっ……」
ペニスをしっかりと咥え込み、暴力的にも思える大量の射精をニャルラトホテプはおとなしく受け止める。
真尋に頭をがっちりと掴まれ、ひくつく腰から弾丸のような精液が何度も喉奥に打ち付けるも、最後の一滴まで絞り出すまで決して離さない。

「んっ……ふっ……」
ようやく大量射精が治まると暴れ回っていたペニスが大人しくなる。
腰をがくがくさせながらも完全に射精しきった真尋。
彼の表情を伺えば、口を半開きにして顔を蕩けさせている。

「んっ……ちゅぷっ……」
「うっ……」
唇を窄めて絞り上げるように、吐き出された精液をこぼさないようにゆっくりとペニスを引き抜く。
敏感なペニスを唇で擦られた真尋からは呻きが漏れる。

「んくっ……んっ……んあっ……」
口内にたっぷり吐き出された、喉に引っかかりそうな粘度の高い精液を嚥下する。
繁殖力の高そうなぷるっぷるの濃厚な精液。
口腔内に広がるクセになってしまう青臭い真尋の味。
もはやニャルラトホテプはこの味なしでは我慢できない体になってしまった。
0615名無しさん@ピンキー2017/08/30(水) 20:15:49.81ID:YiPHBrKT
「んはぁ……ごちそうさまでした。あっ、おそうじがまだでしたね?あむっ」
「おほぁっ!?」
「ちゅぷっ……くぷっ……んむぅっ」
射精直後の敏感なペニスを再び咥え込み、労わるように優しく竿を清める。

「ちゅーーーっ」
「くうっ……!」
尿道に残った最後の一滴まで吸い上げ、ちろちろと鈴口をお掃除。
真尋のペニスは精液の匂いすら微塵も残らないほどきれいに舐めとられる。


「はぁっ……」
「お疲れさまでした」
下半身が溶けてなくなってしまうと思えるほどの全力の射精を味わい脱力した真尋。
ベッドに突っ伏した彼に寄りそうと、彼の頭を優しく撫でる。

「ひゃあっ……!」
唐突に抱きしめられるニャルラトホテプ。
射精の余韻に浸る彼の未だ興奮冷めやらぬ体からは荒い呼吸と鼓動が伝わってくる。

「ニャル子のお口は気持ちよかったですか?」
「……うん、すごく……気持ちよかった」
「ですよね!すっごい勢いでしたもん」
「ニャル子……ありがと」
「えへへ、どういたしまして。真尋さんの特濃おちんちんミルク、とっても濃ゆくておいしかったですよ!」
「そうかよ」
「もう一回……します?」
「……ばか」
0616名無しさん@ピンキー2017/08/30(水) 20:18:24.41ID:YiPHBrKT
――――

「にひひ〜」
「なんか嬉しそうだな」
「いーえ、べっつにぃ〜」
ニャルラトホテプは真尋のベッドの上でごろごろしながら上機嫌だ。
なんだかんだ言っても真尋はニャルラトホテプのおねだりに答えてくれる。
そんな彼が愛おしくてたまらないのだ。


「我慢できなくなっちゃったら学校でもお外でもいつでもニャル子のお口にお射精しちゃっていいんですからね!」
「いや、ないからな」
「ふふ、ほんとにそうですか?」
口では否定するものの、いつか彼がアブノーマルなプレイに興じてくれることにニャルラトホテプは一縷の希望を託したのだった。
0617名無しさん@ピンキー2017/08/30(水) 20:21:47.20ID:YiPHBrKT
「それでは真尋さん、私はこの辺でおいとまします」
「あーニャル子」
「はい、なんでしょう」
「もう遅いし、その……ほら、入れよ」
「まっひろさぁん!!!」
「うわっ!……ああもう」
自分の寝る場所を半分開けてくれた真尋のベッドに飛び込む。
ニャルラトホテプの突拍子のないアクションにも真尋は呆れつつも受け入れてくれる。


「真尋さんとそっいね♪真尋さんとそっいね♪」
「あーもう静かにしろ」
「あ、これは失敬」
ベッドの中で一人興奮していると真尋に窘められてしまう。
これ以上真尋の反感を買って追い出されるのは困る。
ニャルラトホテプは渋々大人しくすることにする。
0618名無しさん@ピンキー2017/08/30(水) 20:25:48.28ID:YiPHBrKT
「……これでいいか?」
「あぅ……」
ニャルラトホテプを抱きしめ、頭を優しく撫でる彼の大きくて温かい手。
その温もりを感じると興奮していた気持ちが落ち着つき穏やかな気持ちになる。
何度されてもこれはいいものである。
言葉がなくても真尋は自分の望むことをしてくれる。
ふと目が合えば自然とお互いの頬がほころび微笑み合う。
ニャルラトホテプは身も心も幸せに包まれる。


ニャルラトホテプはそんな真尋が大好きだ。




「真尋さん……大好きですよ」
0620名無しさん@ピンキー2017/08/30(水) 22:12:42.18ID:L4VOoXGl
エロカワニャル子さっこうでした

乙乙乙乙!!
0621名無しさん@ピンキー2017/09/05(火) 18:59:43.41ID:41rnMMOR
ニャル子かわええ

真尋!もげろ!
0623名無しさん@ピンキー2017/10/12(木) 14:30:56.47ID:qzPtzR8Q
間が空いちゃったのでニャルラト保守
0624名無しさん@ピンキー2017/11/08(水) 23:47:24.37ID:Wt+D3/zZ
ニャル子好きだ!
0625名無しさん@ピンキー2017/11/21(火) 23:43:59.71ID:mh/3+5jG
お題ぷりーず
0627名無しさん@ピンキー2017/11/23(木) 19:43:42.00ID:v44JypkO
いいね
ごめんなさいの
コンドーさんひと箱消費からの
拝み倒しとか読みたい
0628名無しさん@ピンキー2017/11/28(火) 22:04:25.55ID:ccep4Wm4
>>626-627
あざとーす!
0629名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 21:02:59.61ID:vCPYssg+
書けた分投下しやす
0630名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 21:07:34.12ID:vCPYssg+
「ふぅ、全く……しょうがないですねぇ」

ニャル子がそう言って、部屋の扉を開けたのは僕が立ち尽くして3時間後の事だった。
灯油の臭いと冷たい空気。北の大地では室内とは言え、廊下は凍える寒さだ。

開かれた扉の中から暖かい空気と、甘い香りが立ち尽くす僕を包む。

「……ほら、冷えちゃうでしょう?」

ニャル子の指が凍えた僕の手を握り、暖かな室内に誘う。
僕は逡巡し、何か謝罪の言葉を探すが彼女は人差し指でそれを遮った。

『まだ、許していませんからね』
じと目がそう言うと、ニャル子は改めて僕を室内に引き入れた。
足首が妙に暖かい。

努めて自戒していた僕は、ニャル子の温もりを感じ笑んでしまった。
気を悪くした彼女は
ふんっ!と、鼻を鳴らし顔を背けた。
……その一挙手一投足がとても可愛く見えて……。
0631名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 21:09:23.10ID:vCPYssg+
「……何のつもりです?」

後ろから抱き着いた僕は、ニャル子が抵抗しないのを確認すると
乳房に手を這わせた。

「あん……っ!」

蕩ける様な柔らかい触感……かじかんだ指が血流を取り戻し、熱い。
右を掬う様に下から持ち上げ、愛おしむ、優しく。
左はこねる様に揉みしだき、情熱的に、激しく。

「あ……ん、くぅんっ!」

声を殺して身じろぐニャル子に僕は興奮を抑えられない。

『このまま押し倒したい』

そう思たときにはニャル子をベッドに組み伏せていた。
そして、


後悔の念にたじろいだ。
俯せに倒されたニャル子が、声を殺して泣いている。

「ごめんニャル子」

口の中がからからに渇いていた。

「本当は僕、ニャル子に謝りたくて来たのに」

「謝……る?」

「許して欲しいんだ……僕、ニャル子が居ないと」
0632名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 21:11:30.51ID:vCPYssg+
次から次に言葉が溢れる。
ニャル子を前にするまでは、どうやってごまかすかしか頭に無かったのに、
気が付くとそれに対してすら謝っていた。

「けど、信じて欲しいんだ……僕は珠緒……暮井とは何もしていない!」

そこまで言って、漸く僕の口は止まった。
ニャル子はモソモソと起き上がり、背を向けたままベッドに正座した。

「じゃあ、珠緒さんを下のお名前で呼んでいたのは?」

「……う、それは……イス香が」

「じゃあ、珠緒さんに壁ドンしていたのは?」

「……それも、イス香に……」

「では、体育倉庫で珠緒さんに跨がられていたのも?」

「ごめん、あれは本当に記憶にない」

数秒の沈黙。
僕にはそれが一生にも感じた。

ぐい、とニャル子の右手が光るロープのようなものを引いた。
いつの間にかその光るロープは僕の右足に巻かれていた。
視界が回転し、僕は無重力を味わった。
ぼふんっ。
背中から柔らかなものに落ちた感触。
ニャル子の顔が視界の端で揺れたと思う次の瞬間には眼前に、
見慣れた黒い色の布が視界いっぱいを覆っていた。

……いや、正確には僕の視線は形の良いその魅惑の丸みに視線がくぎ付けであった。
0633名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 21:12:09.02ID:vCPYssg+
目の前、ほんの数センチにあるニャル子の下半身。
彼女は右足に絡めた光るロープを巧に使い僕を投げ飛ばしたのだろう。

幾つもの疑問符が頭を過ぎるなか、心の中に湧いて来たのは
恥ずかしさだった。

「なにしてんだよ!バカ!」

「『ナニ』ってお仕置きでしょうが」

「だから、珠緒とは何もしてねぇって言ってるだろぉ!」

「それはそうでしょうが」

「納得したんなら……うあ!」

「でも真尋さんのココは素直ですよ?」

「そ、それはお前が……!」

「あれれぇ?先に私のおっぱい揉んできたのは真尋さんじゃありませんか」

「あ、あれは……と、とにかく離れ……んぷっ」

「ん〜恥ずかしがり屋の真尋さんはもっと正直になって貰いましょ〜ね〜」

「んむっ!むふあ!」

ニャル子は僕の顔を下半身で抑えこむと、見なくても分かる程勃起したものを
ズボンから取り出し、根本に何かを結び付けた。
熱い感触に促される様に、僕は無様に精液をぶちまけた。
0634名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 21:16:38.44ID:vCPYssg+
「はぁ、はぁ、う……あ」

「真尋さんってば、こんなに出して……」

僕は射精の余韻で朦朧としながら、ニャル子の声を遠くに聞く。

「ん、もう……触っただけでシャセーしちゃうだなんて、エッチなんですから」

「ごめんニャル子……我慢……出来なくて」

「まったく、勝手なんですから……」

「ご、ごめ……ん」

謝りつつも、僕は目の前で揺れるニャル子のショーツに広がる染みから目が離せない。
湧きだす生唾を飲み込んだ。

「……こ、今度は……ニャル子も、気持ち良くするから……だから」

カプリ。
射精したばかりで敏感な亀頭が、暖かいぬめりに覆われた。
次の瞬間、

「うあぁぁぁ!!」

じゅぷ。じゅぱ、ごく。ぐぷっ!くぽっ!じゅぱっ……じゅる!じゅる、ごきゅ!

電撃を喰らった様に目の前がスパークした。
腹筋と背筋が笑った様に震えだし、神経の塊の様に鋭敏化されたペニスが、
ニャル子の舌と喉の感触を鮮明に脳に送ってくる。
爆発的に溢れ出るカウパー腺液を啜りあげ、
肉厚で柔らかな舌が裏筋からカリ首、鈴口まで隅々を這い廻る。

「んちゅっ……どう、したんです?真尋さん。私も……んはぁ、気持ちよくしてくらはい」

喋る合間も、唾液と体液とでぬめるペニスを手で扱き、亀頭を執拗に責めながら
ニャル子は僕の目の前で腰をくねらせる。

僕は歯を食いしばると、焦点の定まらない視界で揺れるお尻を捕まえ、
無我夢中で喰らいついた。
0635名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 21:18:57.34ID:vCPYssg+
「!?ん〜〜ッ!!ふぅ〜〜!!んん!!」

ニャル子の舌勢(?)の弱まりを察した僕は、一気に攻勢に転じた。
ショーツごと舌を膣内に潜らせると、えぐる様に中を掻き混ぜる。
甘味と酸味の混ざったジュースを口で吸いあげながら、隙間から捩り込んだ指先で
お目当ての突起を見つけると、ソレを優しく愛撫する。

「ん!は、んんあ!あんンっ!」

ニャル子のフェラチオが先程までの激しい口淫から一転、蕩ける様なねっとりとしたものになると、
真尋もそれに併せて、舌先で剥いた陰核を優しく転がし、指でナカを解す。
二人の吐息が重なり合い、体温が上昇していく。

「ニャ……ニャル子……僕……僕っ」

「うふふ……いーですよ」

「うっ、ああ……」

僕は身体を入れ替えると、横たわる彼女の後ろに身体を添わせ、
持ち上げた足の間に腰を割り入らせる。
ニャル子の温もりを欲する僕自身は二度跳ねると、ぐじゅぐじゅに蕩けた
ニャル子のナカに収まろうと勃起する角度をさらに鋭角にする。

「でも、ですね」

「……え?」

「ナマはだ〜〜めです(はぁと」

「う……!」

いつの間に装着されたのか、薄桃色の膜がペニスを包んでいた。

「私、まだまだユルシテナインですからぁ」

にやりと笑うニャル子の艶っぽさにごくりと、喉仏が上下する。

「き、キスは?」

ニャル子が指を突き出す。

「さ、三回毎……?!」

「えへへ」

「う〜〜……わ、わかった」

「さ、頑張って……ひゃうぅうんん!!」

「はぁっ!くぅっ!あ!これ、いつもより、キツっ!」

僕はニャル子が差し出した「箱」を受け取ると、
精一杯、思いの丈をぶつけるのだった
0638名無しさん@ピンキー2017/12/17(日) 20:29:11.42ID:89M3aTAo
「まひろさん!まひろさん!」
「どうしてこうなった……」
とある日、八坂に起きる異変。
真尋はまたしても騒動に巻き込まれるのであった。


「母さん!これどういうことだよ!」
「ごめんねヒロくん。まさかニャル子さんがここまで弱いとは知らなかったから……」
ことの顛末はこうだ。
現在八坂家は真尋の父が不在のため大人が八坂頼子一人しかいない。
一応は成人であるニャルラトホテプと義親子の杯を交わした八坂頼子。
だが酔いが回ったニャルラトホテプはわずか一口でダウンし、現在に至る。
わずか三行で説明してくれる母親に感謝しつつ、この状況をどうしようかと思案する真尋。
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