ただ、それからちょっと変わってきてさ。
「ねぇねぇ、フクぅ、お浣腸〜♪」
さっきまで泣きべそ掻いてたのに、顔を赤くしながらにやけ面で浣腸をねだってくる。
そう、俺はすっかり莉子の下の世話係になっていたんだ。
しょうがないなとため息をつきながら、「莉子用」と、両側をハートで囲ったシールが貼ってある箱を取り出す。
ここには莉子の使う浣腸やら座薬やらが保管してあるのだ。
「あ、しまった」
「フークっ! はやくぅ」
急かす莉子のもとに空箱を持って戻る。
「浣腸も座薬も切れてた」
「はぁ!?」
部屋が揺れるんじゃないかというよう怒号。
「えっ。じゃあこの固〜いうんち、どうしたらいいの? もう半分出ちゃってるのに……」
固さは知らんけども。
「半分出てるっていうのがどうしたもんか見せてみ」
「んっ!」
莉子は便座から腰を上げるとタンクに手をついてお尻を突き出してくる。
何か期待でもしているようなとろんとしたまなざしでこっちを見ながら、ゆらゆらと微かにお尻を振っている。
その中心では、直径4〜5cm級の超大物が無毛の肛門を塞いでいた。
張り裂けんばかりに広がり、皺が伸び切って今にも裂けてしまうのではないかというような痛々しさがある。
見た目にはそうなのだが、これが莉子の分からないところで……、
「莉子、また濡れてる」
太ももに愛液が伝い、いくつもの筋を作っていた。
「やぁん、そういうのは気付いても黙っておいてよねっ!」
「隠し通せるような量じゃないだろこれ!? びっちゃびちゃじゃねぇかよ!」
こいつさぁ、思春期過ぎたころからだったかな、うんこで感じるようになったんだよな。
相当口止めされたし、っていうか嫌なら世話させるのやめればいいだけの話なんだが、
喘ぎながら大量脱糞するところを何度も何度も見せられたらさ、そりゃ俺だって、多少、その……、
目覚めるっていうんだよ。
まぁ、莉子相手にそんな気は起きないし、他の子のこんな姿を見るわけでもないから他の相手にもそんな気は起きないし。
俺、童貞なのに変な性癖植え付けられてそれ以外では起たない去勢されてしまった感があるのだ。
トイレットペーパーで愛液を拭う莉子。その様子を何となく眺める。
「んーとね、指で掻き出してくれてもいいんだけどー、」
そわそわと莉子が落ち着きなさそうに太ももをすり合わせる。
「おっきいうんち、お尻に挟んだまま、フクとお浣腸買いに行きたいな♪」
頬を染めて上目づかいで強請ってくる。あー、こいつが莉子でさえなければな、即ハボなのに。
はいはいわかったと、かるく身支度を整えると二人で外へ向かったのだが……。