「や、やっと終わった…」
掃除を終え、掃除用具をしまう。なぜこんなに時間がかかったか。
それはもちろん、さっき貰ったシジルの大便の写真のせいだ。
―――ピピッ
「ん?」
俺の水晶に、メールが入る。差出人は……
(シジルから?何だ、画像も?)
「………ッ!」
画像が添付された、シジルからのメール。
その意味に気付く、否、期待してしまう。
送信者:シジル
件名:屋上
本文:
>画像を受信中……<
>画像を受信中……<
>画像を受信中……<
これで黙っててくれるでしょう?
添付されていたのは勿論。
シジル産みたての、女の子がしたとは思えないほどの。
……えげつないサイズを誇り、絡み合う、立派な大便の写真だった。
「はっ、はっ、はっ……!」
急いで、階段を上る。
…見たい。実際にこの目で。
もう片付けただろうか?それともまだ?
期待を抱いて、廊下を早足で進む。
「あら、まだ帰ってなかったの。」
「あ…シジル…っ」
女子トイレを出てきた彼女と、廊下でばったり会ってしまう。
その手には、バケツと使い捨ての薄いゴム手袋。