【職人】MC・催眠系総合スレ その18【求む】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2018/11/11(日) 21:17:33.77ID:eOmGXS6P
催眠術、MC、洗脳、書き換え、発情、操り、暗示、改変
といった、人の心を操作するシチュエーションに萌えるスレです。
情報交換等の雑談や、SSの投下は一次・二次を問わず大歓迎です。

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【職人】MC・催眠系総合スレ その17【求む】 [転載禁止]bbspink.com
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1451329109/
0131タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:25:06.24ID:VU9u5yt+
「……約束よ。今日出てって」
「ああ、そのつもりだ」

 ぱっと見傷も癒えてるみたいだし、問題はないでしょう。どこで何をしてたのかは、知らないけど。

「……お世話になりました」

 ママに馬鹿丁寧にあいさつをする。ママは少し寂しそうな顔をしたけれど、にっこりといつもの笑顔を見せた。
0132タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:26:04.61ID:VU9u5yt+
「また、いつでも来てね」
「もう二度とくんな」
「ああ」

 ママが何か――目くばせしたような気がしたけれど、きっと気のせいでしょう。変な奴が現れると、いろいろとかき乱されてしまう。
0133タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:27:47.43ID:VU9u5yt+
「……本当に山を?」
「降りるしかないでしょう」
 外は快晴だった。数十分かけて下りれば、学校が始まる時間には間に合う。

「本当に能力、使わないの?」
「そうだって言ってるでしょ、しつこいわね!」
「……宝の持ち腐れ」
「え?」
「特別な力も、使わなければ宝の持ち腐れだって、友人が言ってたんだ」
「ふうん。じゃあそのあんぽんたんの友達に言っといて」

 自分の生活を危険に晒す力なんて、宝じゃない。

「その通りだ」

 ほんとに、変な奴。
0134タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:28:34.66ID:VU9u5yt+
「……本当にありがとう」
「べっつに。私何もしてないし」
「お母さんにも、よろしく言っておいてくれ」
「はいはい」

 これでいつも通りの日常が戻ってくる。能力のことなんて忘れられる、いつも通りの――。
0135タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:29:54.12ID:VU9u5yt+
「優馬!」

 不機嫌だったシンディの顔が、一瞬にして晴れ渡る。それは彼女が彼を見つけたからで、それが彼女の想い人だからであった。

「おう」

 シンディの反応とは対照的に、優馬青年の反応は薄い。どこかシンディを煙たがっている。

「一緒に行こう」
「……その男は?」
「ああ、ちょっとした知り合い。でもいいの。いこ」

 シンディは僕に目くばせをして、前を歩きだした。見ると、すぐ目の前が校門だった。壁にもたれながら、ビラ配りをしている青年が見えた。

「能力者は絶対掃討! 能力者は絶対掃討!」

 その掛け声が、耳に入らないわけがなかった。
0136タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:30:44.33ID:VU9u5yt+
「えーっと、このチラシは?」
「あなた誰ですか。部外者を校内に入れるわけには――」
「ああ、保護者です。この学校の生徒の」
「ああそうですか。これ、見ての通りですよ。最近、この学校に能力者がいるんじゃないかっていう噂が流れてまして。能力者が学校にいるなら、それは法律違反ですから。こうして啓発しているわけです」
「啓発――ねぇ」

 そのチラシには、掛け声通り「能力者は絶対掃討!」とでかでかとした赤い文字で書かれていた。

 シンディとブライトが、危険だった。
0137タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:31:43.81ID:VU9u5yt+
「……あら、帰ってきたのね」

 ブライトは、相も変らない笑顔で僕を迎えた。

「シンディが危険だ。君も」
「ええ、分かっています」

 ブライトの目には光が宿っていた。覚悟の、光。

「……だからこそ、シンディに強い催眠をかけてほしかったのだけれど?」
「強い催眠――」

 それはつまり、強制的に発情させて僕を恋人だと思い込ませ、学校のことも優馬青年のことも忘れさせようということだ。
0138タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:32:46.92ID:VU9u5yt+
「……でも」
「あなたならできる。私には時間がない。お願い。あそこにいたらシンディが死んでしまうかもしれないのよ」
「ここまでだって聞いてなかった」
「言ったってあなたの決意は固まらないでしょう。現に今だって」

 俺が催眠をかければ、シンディの命は救われる。僕はここで、2人仲睦まじく暮らせばいい。僕は彼との対決を諦め、ここで死ぬまで暮らす。何度か試しているうちに、勃ちはじめるかもしれないし。子供をつくったっていいかもしれない。

 それでいいのか?
0139タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:33:37.71ID:VU9u5yt+
「酷なことを言うけれど――あなたは彼には勝てない、絶対に」
「……なぜ?」
「催眠は元々、戦闘向きの能力じゃないでしょう。相手に不利な状況を差し向けるくらいしか方法がない。けれどあなたにはそれができないんでしょう? かつての友だから」
「……」
「シンディが死に、あなたも死ぬ。その未来が分かっていて、私がそちらを選択してなんて言うわけないでしょう。お願い、シンディと一緒にここに残って」

 かつての――友。

「僕は奴と、決着をつけなきゃならない」
「……そのために、シンディを犠牲にすると?」
「その問題にも、ケリをつけるよ」
「待って」

 ブライトが僕の腕にしがみついた。
0140タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:34:32.62ID:VU9u5yt+
「『離せ』」
「あ――」

 ブライトの瞳が一瞬虚ろになった。手が離れる。

「今、能力を使ったのね」
「ああ」
「ひどいわ」
「好きなだけ軽蔑してくれ」
「……たとえあなたがどんなことをしても、私はあなたを嫌いになれない」
「たった1日前に出会っただけだ」
「それでもよ」

 彼女の唇が、僕の頬に触れた。
0141タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:35:39.91ID:VU9u5yt+
「……愛してる」
「……僕もだ」

 この世には、むなしい恋愛が腐るほど詰まっている。たとえ人の感情を操れても、恋愛それ自体を支配することなんて誰にもできない。

 そうだよな、夢香?
0142タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:36:45.82ID:VU9u5yt+
 放課後、僕はシンディの学校に出向いた。何度も山を上り下りするのは、身体にこたえる。

「入れてほしいんですが」
「あなたは?」
「保護者です」
「ああ、じゃあ入門表に記載をお願いします」

 用務員に小さな白い紙を見せられる。残念なことに、僕はシンディの偽名を知らなかった。
「ちょっと分からないんですが」
「分からない? 一体何を――」
「『入れてください』」
「あ――」

 能力者は絶対掃討、か。こんな侵入方法は、誉められたものじゃないだろう。けれど、どちらにしろ僕は彼に力を使うつもりでいた。それしか、僕たちが幸せになる方法はない。
0143タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:38:23.20ID:VU9u5yt+
 シンディは彼を、「優馬」と呼んでいた。けれど、それ以外の情報はなかった。ゆうまなんてこの国ではありきたりな名前だし、校内に何人かいても不思議じゃない。

 彼が何年生で何組かぐらい、訊いておけばよかったのだ。振り切るようにしてブライトを拒絶したことを、少しだけ後悔した。

 人相を覚えていたのは幸いだった。これしか、真実へとたどり着く道はなかった。

『背が高くて、栗色の瞳、髪をワックスで立たせている優馬君って知ってる?』
「あ、もしかしてそれって3年の立川先輩じゃないですか?」
『何組か分かる?』
「多分、1組だったと思います」
「ありがとう。あ」

 僕は大切なことを思い出し、また力を使う。

『金髪蒼眼の女の子がいるだろう。何年何組の何て名前かな』
「1年4組の皆山ライちゃんでしょう。みんな知ってますよ。あの子、目立つし」

 ライ。なるほど彼女の金髪は雷を連想させる。けれど、命名の理由はそっちじゃないはずだ。

 嘘をつかなきゃ生きていけない。彼女はそのことに――僕以上に、自覚的なのだ。
0144タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:39:22.94ID:VU9u5yt+
運のいいことに、教室に入ると彼だけが残っていた。携帯電話の小さな画面を、じっと見つめている。

「……いつ先生が来るとも分からないのに、大胆だね」
「あんたは朝の。俺に何の用です?」

 すました顔の優馬。なるほど、よくもてるタイプだ。

「ちょっと訊きたいことがあってね」
「今はそれどころじゃないです。皆山に関する大事な情報が手に入ったんで」
0145タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:40:27.54ID:VU9u5yt+
 皆山。シンディのことだ。シンディは彼を優馬と呼ぶのに、優馬は「皆山」だ。もう、勝負はついている気がした。

「大事な情報って?」
「あんたには教えられませんね。けど、あんただって分かっているんじゃないですか?」

 人を小馬鹿にしたような笑いだった。こいつ、気づいているのか。

「だからこそあんたは、今朝護衛として俺たちの前に現れた。違いますか」
「今朝一緒になったのは全くの偶然でね。護衛って、なんのことだい」
「皆山ライ。奴は能力者だ」
「……!」

 もう、近寄らないで。夢香の言葉が頭の中で鳴り響いている。
0146タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:41:14.98ID:VU9u5yt+
「俺の友人に、そういうのに詳しい人がいてね。そこからのリークです」

 感知タイプが、学校の中に紛れていたのか。そいつ自身も、「掃討」される恐怖に怯えているはずだ。自分が発見される前に、生贄としてシンディの情報を流したのか。

 汚い真似をする。

「……どうするつもりだ」
「もちろん、警察に突き出すつもりです。あいつはただの犯罪者だ。大体、最初からウザかったんですよね、ベタベタくっ付いてきて。俺のことが好きなんでしょうけど、異常者の彼女なんて願い下げだ」
「なんだと……?」
「だってそうでしょう。能力者が学校だなんておこがましい。犯罪者予備軍と一緒に生活なんてできっこない」
0147タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2018/12/31(月) 14:42:21.40ID:VU9u5yt+
「……もう一度」

 勝手に足が動いていた。これほど強い憎しみを抱いたのは、あの時以来だった。

――能力者なんつーのにろくな奴いやしねえんだ、とっとと学校から出ていけ。

「もう1度言ってみろ!」

 僕は、優馬の胸倉をつかんでいた。その時だった。

「やめて!」

 シンディが教室内に駆け込んできたのは。
0149タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:10:32.98ID:PtkVwryg
「皆山……分かってるんだぞ、お前のことは」
「うん……いずれ、こうなることは覚悟してたつもりだった」
「こんな奴の言うこと真に受ける必要ない、シンディ! 僕が今すぐにでも――」

 すぐにでも――どうするつもりなんだ?

 殺すのか、催眠をかけるのか。
0150タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:11:30.01ID:PtkVwryg
あなたも能力者だから、シンディに対する理解はあるでしょう。あなたなら、信用できる。わかるの。

 ブライト――彼女はもしかすると、こうなることを予見していたのかもしれない。

「僕は君の理解者だ。さあ、こっちへおいで。君の望む世界を見せてあげよう」
「嫌。余計なことはしないで。私は――私の気持ちをちゃんと、伝えたいの」
「……」

 優馬は僕たちのやり取りを冷めた眼で見ていた。シンディが前に出る。徒労だということは、分かり切っていた。

「優馬――」
0151タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:13:07.88ID:PtkVwryg
「私は――初めて会ったときから、あなたのことが大好きでした。あなたを追いかけて、追いかけて――やっと同じ場所にたどりついたの。能力なんて関係ない。これからは――あなたのパートナーとして、一緒にいたい。私と、付き合ってください」

 優馬は告白の間、ずっとシンディを見ていたが、微塵も心が動いていないようだった。それも仕方のないことだった。
0152タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:14:06.43ID:PtkVwryg
「……自白したな」
「え……?」
「やはりお前は能力者なんだ! それ以上近寄るな、バケモノめ! すぐに校長に、いや、警察に突き出してやる!」
「や、やめて……」

 勝気な彼女からは想像もできない弱気な声だった。シンディは、泣いていた。

「やめろ」

 かつてないほどの意志が、僕の中に渦巻いていた。
0154タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:16:02.92ID:PtkVwryg
「やめて! 優馬に変なことしないで」
「そうしなければ、君の生活は終わってしまう」
「それでもいい」
「彼は、君を愛していない」
「分かってる」
「僕の力なら、変えられる」
「そんな力、いらないよ!」

 シンディはそう叫ぶと、教室から走り去ろうとした。

「『止まれ』」

 ブライト、すまない。
0155タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:17:13.55ID:PtkVwryg
 僕は止まったままのシンディの肩を叩き、誘導した。

『さあ行こう。楽園が待っている』
「はい」

 僕は静止している優馬に、催眠を強める。

『この学校に能力者なんていない、いいね?』
「はい、この学校に能力者なんていません」
『君はライのことが大好きだ。今すぐ彼女を抱きたくて仕方ない』
「お、俺は――」
0156タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:18:12.34ID:PtkVwryg
 シンディも、口をぽかんと開けたまま虚空を見つめている。可愛らしい口元から、涎が垂れていた。僕は手でそれをすくい上げると、シンディに語りかけた。

『シンディ……君がずっと秘めていた想いを爆発させるんだ。今の君を――邪魔する者は誰もいない』
「はい」

 力なくそう答えた後、シンディは僕に向かって静かに微笑んだ。

「ありがとう」

 催眠の力なんかじゃない。彼女の、意志だ。
0158タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:20:12.46ID:PtkVwryg
「ゆうまぁ」

 甘えた声を出しながら、シンディは優馬に抱き着いた。優馬もそれに応え、激しい口づけをかわす。拾われきれない唾液が、獣たちの宴の象徴だった。

「ライ……ライ……」

 嘘の愛情。催眠を用いた以上、そうかもしれない。けれど、彼女には意志がある。抑えつけてきた、悲しい意志が。

「シンディって、呼んで」
0159タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:21:12.13ID:PtkVwryg
 ブライトは僕の催眠が解けることを心配していた。けれど、僕のこの強い憎しみがある限り、何があっても催眠が解除されないことを知っていた。

 ああ、こうすればよかったんだ。

 この気持ちを携えていれば――僕は彼に負けない。
0160タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:22:14.63ID:PtkVwryg
 優馬がシンディの服を脱がし始めていた。山小屋で確認できなかった形の良い胸が露出する。男の性欲を掻き立てる最高の肉体だった。子供らしい白いブラとパンツが、ギャップを誘った。

 優馬がシンディの胸を触り、シンディは遊馬の股間を貪るように扱いていた。次の瞬間には、下品に舌を垂らし亀頭に口をつけ、激しく上下に動かしている。

「優馬のおちんちん、おいしい……」
「シンディの胸、大きくて素敵だよ――」
0161タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:22:59.62ID:PtkVwryg
 僕は自分で気づいていた。僕の股間が、痛いほど勃起している。自分が行為に及ぶときには全く反応を示さなかったのに、他人のセックスを見て僕は興奮していた。それは、相反する感情を無理やりに捻じ曲げて自分の支配下に置いた達成感からくる興奮だった。

 夢香を抱いた時と同じだった。
0162タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:23:45.30ID:PtkVwryg
「好きっ、好きっ、好きだよ、リック!」
「愛してる――ずっと、一緒にいて――」
「私のすべてを――あなたに捧げます」

 夢香の声が再生される。あれは、何年前の出来事だっただろう。今、十数年の時を経て、僕の催眠によって、同じセリフを囁いている少女が一人。
0163タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:24:36.70ID:PtkVwryg
「好き、好き、好きだよ、ゆうまぁ!」
「俺もだシンディ、愛してる」
「ずっと、一緒にいて――」
「俺のすべてを、君のために捧げる」

 気が付けば、興奮しきった2人は前戯もそこそこに挿入していた。処女の証である鮮血が、シンディの命から流れ出していた。上も下も繋がっていた。2人に理性などなかった。僕だけが、2人を遠い目で見つめていた。

 股間が痛んだ。夢香のことを思い出していた。雄と雌の、卑猥な匂いが教室に充満している。
0164タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:25:36.17ID:PtkVwryg
 邪道だ、と世界から声がした。

 だって僕たちは、世界からのはみ出し者だろう?

「いくっ!」

 優馬がシンディの膣内に放出した。シンディは、今までに見せたことのない恍惚の表情をみせ、余韻に浸っていた。

 僕の選択を、誰も咎めることなどできない。その権利があるとすれば――。
0165タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:26:35.63ID:PtkVwryg
「すまない。なんなら、僕を殺してくれても構わない」
「……殺せるわけないでしょう」
「でも――僕は君の望まない方向に、世界を動かした」

 ブライトはいつも通り、にっこりと微笑んで言った。

「いいわ。だって、シンディが嬉しそうなんですもの」
「催眠が解けない自信はある」
「彼に勝利するってこと? 勝算はあるの」
「まあ、ね」

 心を読んだのだろう。少し寂しそうな眼をして、僕の肩に手を置いた。
0166タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:27:35.65ID:PtkVwryg
「憎しみで勝利してほしくなんてなかった」
「人生こんなはずじゃなかった、ってよく思うよ」
「……私ね、不死鳥の力を持っているの」
「不死鳥? でも君はもうすぐ死んでしまうって」
「この命はもうすぐ終わりを迎えようとしている。けれどまた、0歳から人生が始まる」

 面食らって動けなかった。そんな能力者なんて、聞いたことがない。
0167タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:29:45.63ID:PtkVwryg
「この人生で、最後に出会えたのがあなたでよかった」
「……僕もだ」
「あなたはもっと、この力をいい方向に使うべきだわ」
「うーん、例えば?」
「サンタはどう? 子供たちを信じ込ませて、プレゼントを配るの」

 サンタ。サンタか。世界が憎くて憎くて仕方がない僕が、サンタ。

 皮肉なことだ。

「それは名案だ。子供になった君に、プレゼントを渡しに行くよ」
「……待ってる。あら、来たみたいよ」
0168タイトル『Love needs will』催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:30:31.98ID:PtkVwryg
「生きてたのか、リック! 今度こそ殺してやる!」
「生憎、死ねない理由ができた」

 朝を告げる太陽がまぶしい。今度は負ける気がしなかった。

 僕には、意志がある。

 生きていく、意志が。
0169催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/01(火) 13:33:42.86ID:PtkVwryg
以上です。

読んでいただきありがとうございました。
年内の完結が目標だったのですが間に合いませんでした。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
0172名無しさん@ピンキー2019/01/03(木) 19:36:12.47ID:Tpdwy1x0
>>171
普段過疎だとかみんなノクタに行ったとか言いまくっといて、いざ投稿きたら文句しか言わないやつのせいで過疎るんだよな
久々にスレに投稿してくれる人現れたのに
0173名無しさん@ピンキー2019/01/03(木) 22:04:33.13ID:9QExLq6i
ここでやって、理想郷やノクターンに投稿しちゃいかんのか?
0174催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/04(金) 00:36:36.63ID:7F+0nrz3
図らずも長い作品になってしまい、申し訳ございませんでした。
この続編にあたる作品も構想はあるのですが、また長くなりそうなので
ちょっと自重してしばらく後に投稿することにします。

もしよろしければ、またご覧ください。
0175名無しさん@ピンキー2019/01/04(金) 00:57:04.81ID:0ufjH5CJ

まぁ昔から中長編になると2ちゃんは不向きだが
これに関してはスマホ閲覧の影響ジャマイカ
PC閲覧する分には長さ的にノクターンの方が良いとは思わんなあ
0176名無しさん@ピンキー2019/01/04(金) 18:44:09.51ID:nQ8zSW40
>>174
いや全然長くない
というか、むしろレス数制限がある掲示板でのレスの無駄遣い

「こういう分割じゃないとリズムが」とか「字面的に読みにくくなるのから」と言いたいのかも知れないが、
そりゃ明らかに修行が足りない努力もしてない
もっと一レス辺りの行数を増やしても読みにくくならない手法なんぞ幾らでもある

次に地の文が少なすぎて「世界(映像)」が完全に静止しているに等しい
もちろん、それでも面白くする方法(落語とかの会話術)はあるけど、そういうものも活用していない
故に山も谷も浅くて単調、というか起承転結になっていない
もっと頭の中で「映像」を作らないとお話にならない

あと自分の言いたいことを書きたいのは分かるが、それだけじゃ駄目だろ
人物、空間、時間
この三つをバランス良く活用することで初めて「物語」が動く
もちろん、その均衡を意図的に崩す演出(例えば映画の「十二人の怒れる男」など)もあるが、
その域には全然達していないので残念なことに単なる「一人語り」で終わってる

最後に、「仕掛け」を混ぜて読み手に続きを期待させる努力もしてない
単調なら単調で、何処かで意表を突いて読者を引きつけないと「読みたく」なって貰えない
レベルが高い書き手というのは緩急を重視して、最後まで面白く読ませる構成を最初に完成させてる
それが伏線という最も有効な技術の基本

とりあえずは気付いた部分だけだが、指摘しておく
とりま、もっと具体的な賞賛レスが貰えるように頑張ってくれ
0177名無しさん@ピンキー2019/01/04(金) 20:06:39.60ID:F3sfvqTT
>>176
だから何でただでさえ過疎っているのに訳の分からん評論家気取りしちゃってんのw
数ヶ月に一回ペースしか投稿ないのに、ようやく書いてくれる人出たと思ったらこれ
まず自分で書いてから言ってくれよ…
0178名無しさん@ピンキー2019/01/04(金) 20:45:05.06ID:k1jFyW21
称賛が少ないってことは需要がないってことだろ
それくらい分かれよw
0179名無しさん@ピンキー2019/01/04(金) 22:56:04.46ID:F3sfvqTT
>>178
MCなんて合う合わないあるんだから、合わないならスルーすれば良い話だろ
そりゃ投稿すると長々と批判されるんだから誰も書き込まなくなるわな
0181名無しさん@ピンキー2019/01/05(土) 07:39:37.93ID:TViUKrNX
>むしろレス数制限がある掲示板でのレスの無駄遣い

これは同意かも
1レス五行程度で書き込んだりいちいち改行挟んだりは確かに一昔前なら袋叩きだったし
0182名無しさん@ピンキー2019/01/05(土) 08:35:51.46ID:xE8vU/GI
新年早々、若い母親が子供全殺しw
Young Mother and Her Two Kids Murdered Just Days into the New Year
https://imgoat.com/uploads/c5bde74a8f/181739.jpg
生前死後ビフォーアフター画像集 女性限定版3
Before and after (life/death) female only version 3
https://imgur.com/a/rtX7sJm
(抜粋
https://i.imgur.com/P4DNv6P.png
https://i.imgur.com/15ewMvy.png

https://i.imgur.com/QauxdYZ.png
https://i.imgur.com/DflJ9K8.png

https://i.imgur.com/XLjYULJ.jpg
https://i.imgur.com/x2cJbEh.jpg
https://i.imgur.com/0UjKiCj.jpg
0184催眠厨キノコ ◆UUd2OkuCR. 2019/01/05(土) 14:38:47.20ID:qVbn79cJ
ご指摘ありがとうございます。
確かに自分の切りたいところで切っていたので、見辛かったかもしれませんね。
次回はもう少し1レスの分量を増やして投稿しますね。
よろしくお願いします。
0186名無しさん@ピンキー2019/01/06(日) 14:37:41.00ID:ADtn/Yev
意見やネタ振りの書き込みだって大切なんだから容量は別に構わないんだよ

問題はレス数
一人が一気に50回も連投したらアッという間に埋まるだろ
投稿専用のサイトじゃ無くて掲示板なんだから投稿者様々じゃ駄目
新スレを追い切れない奴も出てくるし、一気に投稿した本人が立てられなきゃ荒らしと変わらんし

>>184
見辛いとか読み辛いとかじゃなくて、スカスカでの連投は良くないって話だよ
0187名無しさん@ピンキー2019/01/06(日) 15:16:34.56ID:WaZXJFK3
まあ、詰めたら半分のレス数で済むよねってのは一理ある

あっという間に埋まるって言っても、別に週一投稿とかではないし言うほど目くじら立てなくても良くないかってのも一理ある 
0189名無しさん@ピンキー2019/01/09(水) 15:20:56.41ID:uAzsnzdv
>>186
投稿者様々じゃだめって過疎もいいところのこのスレで言われましても
一日に100レスも恒常的に行くようなスレならともかくこのスレみたいにそうそうレスがまずこない場所なら投稿者様々の態度からまず始めてくれ
でそこからいろんな批評などはしてほしいなぁと
0190名無しさん@ピンキー2019/01/09(水) 21:06:51.69ID:01tBhi6s
そうだよな
まあ、MC要素皆無だったり投稿そっちのけで自分語り始められたら文句言っても良いだろうが
0191名無しさん@ピンキー2019/01/09(水) 22:38:29.99ID:ytIH4FXp
バレバレの自演で吠えてる暇があったら指導の通りに欠点を直してマシなモノを投稿して欲しいんですが
向上心どころか謙虚さも皆無なら余所に行ってもらえますか?
0192名無しさん@ピンキー2019/01/09(水) 22:53:30.84ID:FGdHWqDv
今までこのスレこんなのいなかったはずなのになんで目つけられてんだろ
急に100近いレスも投稿して一気に伸びてるからかね
0193名無しさん@ピンキー2019/01/09(水) 23:54:18.86ID:CeNfjsOs
一応このスレをタブで開いてはいるけど、別に新作投稿を無条件で求めてるわけじゃないし
0194名無しさん@ピンキー2019/01/10(木) 01:59:09.70ID:nBiMvpuu
>>191
たまにAmazonレビューで見るようなナルシスト感満載のレスを「指導」って言ってるあたりお察しw
せめてそこは指摘だろw
自演っていうかあのレス書いた本人だろうけど
0195名無しさん@ピンキー2019/01/10(木) 05:08:39.16ID:BBGdViBg
そういや鷹羽のフランス黒本な催眠調教
義母、女社長(義母の妹)、令夫人(箱入りうぶ系)と三人だから催眠要素弱かったわ

無双催眠じゃなくて継続して催眠強化はしているけど
基本的に自分の女になれー系の催眠刷り込みで
その為に障害になるような倫理を麻痺させたり関係性を変容させてるんだけど
息子の処理をするのは当たり前みたいなので義母が一番催眠してたと思う

最後の方は
三人以外には催眠が掛からないみたいだけど満足さ!最近じゃ催眠無しでも大丈夫だし。みたいな流れだしね
0196名無しさん@ピンキー2019/01/10(木) 12:22:59.73ID:KjsWUl2C
>>192
誰とは言わないけど勝手に100レス近くも一気に埋めたから目を付けられたんだろうね
まったくどっちが荒らしだか判りゃしない
迷惑な話だよ
0197名無しさん@ピンキー2019/01/10(木) 22:29:13.63ID:I9oWHjd1
なんなんだこの空気は?
投下しようと思ったけど止めとくわ
0198名無しさん@ピンキー2019/01/10(木) 22:33:51.67ID:53wQcNmi
>>197
俺も止めた
投下しても難癖つけられるみたいだし
他の住民も「とりあえず乙でも付けとけば勝手に書きやがるだろ」みたいな
適当なレスばっかで「豚も煽てりゃ・・・」みたいな扱いだし
本当に読んでるのかすら怪しいだろこれ
0199名無しさん@ピンキー2019/01/10(木) 22:46:29.87ID:0zpblUb0
はげどう
コイツら書き手側になったこと一回もないだろ?
こっちのモチベーションの上げ方とか作者に合わせたネタフリの仕方も全然分かってないし
自分が読みたい話を自動生成する機械程度としか考えてるないっぽい
0200名無しさん@ピンキー2019/01/10(木) 23:00:13.11ID:ONncZ6UE
うん、だから別に投稿しなくていいよ
目的はこのスレ落としてノクタか渋に統一することだから
0201名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 00:25:01.78ID:qfdQFDIX
気に入れば乙やGJや感想
気に入らなければスルー
これでええのになー
反応少ないだけで不評と分かるんやから
0202名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 01:04:43.68ID:pSfTQvoc
このスレ落としてって言うけど、1000字くらいのSSとかプロット投稿出来る所なんてここしかないからもったいない気がするけどな。ノクタでやったら怒られるレベル
1レスの設定から話題膨らんで、誰かがSS書いてくれる様になる所とか、そういうのも掲示板ならではだし
0203名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 01:08:20.99ID:qfdQFDIX
ほんの思いつきの極短編を気軽に投下出来たりするのがいい所だよな
それに版権モノかどうかで渋とノクタは統一出来んのだし抹茶だってある
0204名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 01:55:07.67ID:e0ywsSst
微妙に住人入れ替わってる気がするから書いておくけど抹茶ってのはテンプレにあるE=MC~2って投稿サイトのこと
隠れた名作もあるでよ
0205名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 07:26:47.19ID:OmhmpigH
気に入れば乙やGJや感想
気に入らなければスルー

つまり気に入らなきゃスルー=荒らしと同じ扱い
住人に気を使って媚び媚びの作品を必死になって考えても内容には全く触れない乙とかGJの一言だけ
しかも一銭も落とされないときてる

そりゃ誰も書かなくなるのも道理だわ
マシーン扱いされてる上にメンテも燃料も無しとか馬鹿にするにも程があるw
0207名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 12:32:39.26ID:DCxWDtby
大層なストーリーや世界観より単純にエロやシチュにこだわってくれたほうが嬉しいな
0208名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 14:11:20.97ID:LCQz+8Xo
同じ口調で作者に文句付けてるのにID毎回変えてるなんて
継続的に叩かなきゃ落ち着かない呪いにでもかかってんのか
0209名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 14:27:46.08ID:FZW0NpmQ
まあ、過疎スレだから単発コロコロしてる人ならそのうち飽きるでしょう
このスレはノクターンだの抹茶だのほど敷居の高くない場として在ればいいでしょう
今、書く人が本当移るなら笑顔で送り出し、また誰かが来るまで雑談でもして
ここが唯一の催眠やら洗脳シチュの砦ではないですしね
0210名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 19:44:00.22ID:zm9s76c5
なんか勘違いしてる奴が多いけど、元々エロパロ板はDIYだぞ?
今でこそ書き手とかと読み手なんて言葉が一般化してるけど、そもそも区分なんか無くて皆が気軽に投稿してた
ほんの数レス程度の作品もザラだし
作品と言うよりは自分のヌキどころとか萌えポイントを披露し合って盛り上がってたと思う

だから文才云々とかは全く関係なくて、例えば>>50とか>>55みたいな書き込みをすると
「今すぐ、そのネタで一本書くんだ」「言い出しっぺの法則な?」てなレスが付いて、実際書く人もいた

んで当時は「気に入らなければスルー」なんて以ての外だった
投稿を無視するようなカキコは非難されたし、どちらかというと「気に入らなければ黙ってろ」がマナーだったよ
だから下手で短くても書けば好意的なレスが幾つも続いて創作意欲の助けにもなってた
あと簡単な感想(○○が良かった、○○でヌケた、俺がもう一人居る、等々)も多くて作者も喜んでたと思う

もちろん当時も荒らしは居たけど、皆がスルーして投稿を応援したから空気も悪くならなかったし

まぁ、この時代を再現するのは難しいだろうし再現しろとは言わないけどw
0212『例えば常識改変されたモブたちの見ている世界』2019/01/12(土) 01:53:41.52ID:3twj5ZjF
俺はMC好きだからよ
空気読まずに投下するし起承転結も無視する


 ひずんだ音色のチャイムを聞いたとき、村田莉子は片付けていない仕事を思い出した。友人
たちと昼食を楽しんでからでも遅くはなかったが、彼女は断りを入れて廊下を引き返すことに
した。
 下駄箱で靴に履き替える。校舎を出て正門の近くに植えられた記念樹に向かった。
 すでに各学年・各クラスのスプリンクラー係が樹の下に集まりだしていた。莉子は小走りで
駆け寄り、彼女たちと合流した。

「あ。あの。二年B組の村田莉子です」
「はいはい二Bね。二B……はいオッケー。みんなが揃ったら始めるからね」

 名簿をチェックする上級生がフレンドリーに微笑んだ。軽い会釈を返して、記念樹の周りに
整えられた芝生を当て所なく歩いた。すぐ近くに開かれた正門が見える。道場。体育館。第一
校舎……この季節は、どこの窓も締め切られていた。

「全員集合ー!」

 上級生のよく通る声に、莉子は視線に地上に戻した。集まったようだ。
 総勢11人のスプリンクラー係が整列し、名簿と点呼の二重チェックを終えると、上級生の
指示でそれぞれの持ち場に移動していく。
 莉子も割り振られた自分の持ち場に歩いていた。軽い未視感を楽しむ……スプリンクラー係
はもう何度もやってきた仕事だというのに、まるで今日が初めてのように思えた。
 11人が等間隔で、記念樹を遠巻きに囲む形になった。あとひとりいればね、という上級生
の言葉は誰もが思っていたようで、11人の含み笑いが重なった。

「はい、じゃあ、作業始め」

 思惑以上に場を温めた上級生が照れ臭そうに頬を掻き、全員へ合図を出す。
 莉子は制服と下着を脱いだ。それらを丁寧に畳んで広場の外縁の向こうに置き、青空の下に
一糸まとわぬ姿を晒け出す。冬の外気が素肌から体温を吸い上げていき、思わず縮こまりそう
になる。素足で踏む芝生と土の柔らかな感触は心地よかった。
 他の10人もこの寒さには参っているみたいだ。あの上級生も顔を引き攣らせている。緑の
芝生の上に、丸裸の女子が10人も等間隔に立っているというのは壮観だった。肌色が強調さ
れ、健康的で無垢な美しさを感じられた。自分も他の誰もかからはそう見えているのかな、と
莉子は思った。
 震える身体に鞭打ち、堂々と背筋を伸ばした。足を肩幅に開いて、股間を突き出す。今日は
無風状態で、仕事がやりやすい。風に煽られて脚に引っ掛けてしまうの御免だった。
 莉子は薄い恥毛の茂る女陰を指で拡げ、小さく息んだ。開いた割れ目から小水を芝生に振り
撒きながら、持ち場を歩き回った。一年生の悲鳴が聞こえてくる。引っ掛けてしまったに違い
なかった。コツはカニ歩きだ。横にスライド移動しないと、尿が掛かったり、踏んづけてしま
うのだ。
 作業自体は単調で、しかも短い。だが、いちいち集まって、裸になるという面倒臭さのせい
で人気のない係だった。莉子もその点については反論はできなかった。実際、面倒だ。だが、
今ではスプリンクラー係を貧乏くじとは思っていない。
 莉子は小さな声を聞いて上を見上げた。校舎の窓から、何人か生徒が顔を出し、指やスマホ
を向けていた。
 えへへ、い、いえーい。
 流石に言葉にはしなかったが、莉子は彼らにピースサインと笑顔を送った。
 あのフレンドリー上級生に影響されてしまったのかもしれない。

「なにやってるんだ、お前ら!」

 そのとき、無粋な怒鳴り声が横から飛び込んできて、莉子は飛び上がって驚いた。途切れか
けていた尿が足の親指に落ちた。
 恨めしげに声の方を見る。
 職員室に詰めている先生たちが血相を変えて走ってきた。
02162122019/01/13(日) 01:06:14.65ID:yAR4kXRZ
>>213
MCされてるのはスプリンクラー11人だけ
登場しない黒幕のリアル寄り催眠術では教師全員MCができない設定

>>215
シチュが浮かんだら別の話を投下するかも
0218『例えば美少女催眠術師がいじめっ子を撃退する話1/3』2019/01/14(月) 01:45:43.47ID:kItP3h43
俺はMC好きだからよ
あんまりエロくないのも投下するし改行ミスは直す


「アンタさ。調子に乗ってない?」
 石器時代から届けられたような恫喝にわたしは戦慄した。実在していたんだ……『チョーシ乗ってんの?』神拳の使い手が。平成も終わりそうな現代に。
「答えろよ」
 可愛い顔からは想像もつかないドスの効いた声だった。怖い。シークタイムゼロだった気がするけれど、彼女は机を蹴り飛ばし、わたしを竦み上がらせて突っ込みを封じにきた。
「なあ。なあ。なあ、おい。聞いてんのか、おい。おい」
 凄まじい迫力だった。心臓が恐怖で締め付けられて息苦しい。
 神田麻紀は何度も机を蹴り、大きな音を立てて威嚇してきた。悔しいけれど、それはわたしにとても良く効いている。やめてくれ。身体がガチガチと震える。涙が滲んできた。
 逃げようにも脚が動いてくれないし、神田麻紀は当然のように二人も取り巻きを引き連れてわたしを包囲している。何なの。ライオンなのお前ら。わたしのような野ウサギにスリーマンセルとか本気出さないでよ。
「なあ。お前。笹川から告られたのに振ったらしいんじゃん。なに。舐めてんの、お前」
 それは事実だ。わたしは確かに今日の昼休みに笹川君から告白された。お断りした。
 なぜそれで神田麻紀がわたしを包囲しているのか。これが理解できない。
「……べつに……舐めてなんか……」
 わたしは精一杯の勇気で答えようとした。
「は? 言い訳すんな。黙れよ」
 神田麻紀は受け取りを拒否した。
 何なのこの子。問答無用すぎない?
「笹川なんかいりませんってか。あたしとは釣り合いませんってか。なあ。なあおい。可愛いからってよ。調子乗ってんだろ。おい。舐めてんだろ。なあ」
 神田麻紀がわたしの襟首をつかんできた。顔が近い。怖い。『なあ』が怖い。何回言うの。その『なあ』って。言い続けないとダメなの? 一定回数下回ると列車が爆発するの?
 謝ってすませる。
 それしかない。言い分がとにかく理解できないけど、もう謝って許してもらうしかない。
「もう謝って済む問題じゃねぇぞ?」
 エスパーかよお前。
「とりあえず、お金でしょ?」
 後ろから声が聞こえた。その声は……ええと……どっちだろ……取り巻きB!
「だね。寄越せよ、財布。メーワク料ってことで」
 消去法でAの座を得た取り巻きの声が後に続いた。迷惑料。ホワイ。この状況に迷惑してるわたしこそが貰う側では。
 え。ちょっと。本当に待って。これ。いじめというヤツじゃないの。
「……そんな、ぐ」
 拳がみぞおちに刺さった。痛い。痛い痛い。苦しい。痛い。いじめだコレェ!
「金」
 神田麻紀は言った。ねえ。怖すぎるんだけどヤクザなの、この子?
「……わかりました」絞り出すように頷くと、神田麻紀は襟首を放してくれた。
 咳き込んでいると、何が気に障ったのか蹴ってきた。
 早よ、と言いたいのか。なら邪魔しないでくれません!?
「……とりあえず六万あります」
「…………」神田麻紀。
「…………」たぶん取り巻きA。
「…………」だから取り巻きB。
 なぜ黙るの?
 わたしは諭吉さんを財布から抜いて、自分の口に放り込んだ。
 むしゃむしゃ。むしゃむしゃ。むーしゃむーしゃ。ごくん。
 神田麻紀が凍りついた。ざまあみろ。
「……六万あるけど、けどお前らにやる金はないです」
 急に、わたしの首が横を向いた。痛い。平手打ちだ、と思ったときには、神田麻紀はわたしの髪を引っ掴んでいた。すごく痛い。
「……なあ」またでた。「……なあ。やっぱお前、あたしら舐めてたな」怖い。
 見た目だけはファッションモデル並みの美人さんなのに。
「脱げよ。マッパに剥いて写真撮って、ネットに流してやるからよ。なあ」
 神田麻紀は軽く顎をしゃくった。ヤクザかよ。
 取り巻きA・Bがわたしの口と手を抑えにきた。ツーカーかよ。いつ打ち合わせしたの。

「そこまでよ」

 教室のドアが開いて、何者かの制止の声がデミ・ヤクザと取り巻きの動きを止めた。
◾︎
0219『例えば美少女催眠術師がいじめっ子を撃退する話2/3』2019/01/14(月) 01:46:56.28ID:kItP3h43
▶︎
 助けが来た。助けが来た。助けが来た!
 やった。ありがと神様。好き好き大好き超愛してる。
「恋人のGPSを追いかけてきてみれば、まさかレイプに遭遇するとは思わなかったわ。しかも犯人は女の子ときた。世紀末にも程があるでしょ。もう平成終わるのよアンタら。いつまで昭和のノリで生き続けてるの恥ずかしくないの?」
 ーーーーこの声。
 頭から血の気が引いた。そんな。嘘でしょう。ゴッド。ゴッドこの野郎。
 助けは嬉しい。泣くほど嬉しい。でもよりにもよって西明寺さんだなんて。
「……まって。西明寺さん。本当に待って」
 殴られたお腹が苦しくて上手く声が出せない。
 取り巻きA・Bがわたしを放して立ち上がり、ずかずかと地獄に近づいていく。
「なに、お前。誰?」取り巻きA。
「あーあー。見ちゃったねー。アンタも一緒にストリップ決定だから」取り巻きB。
 彼女たちのこの三下ムーブは一体どこで習ったんだろう。
 純粋な疑問だった。普通に生きてたら身につける機会のない三下ムーブだ。
 もしかしたらDNAに三下って刻まれているのかな。
「智子」西明寺さんがうっとり笑う。ひぃい。
 背筋を、ドブ川の汚水に浸した刷毛で撫でられたような悪寒が走る。
「西明寺さん。待って。お願いだから待って。許してあげて」
 わたしは懇願した。必死に。必死に彼女たちを庇った。
「この人たちは三下なだけ。三下なだけだから。話せば……何語かわかんないけど、通じる言葉で話し合えば解ってくれるから。だから」
「お手本のようなナチュラルディス。惚れ惚れするわ智子。でもダメ。レイパー三人も見逃せないし、何より彼女たち、わたしの智子に暴力を振るったわ」
 西明寺さんは謂れの無いわたしディスりをさり気なく挟みながら、訴えを棄却した。
 もうダメだ。おしまいだ。
 神田麻紀が机を蹴り飛ばして威嚇するーー芸のレパートリー少ないな。その脚がそのままわたしを踏みつけるーーごめんなさい!
「ざけてんな。なあ。お前も。こいつも。つうか、おい、なあ、三下って言った?」
「……ごめんなさい……他の言い方が……どうしても思いつかなくて」
 蹴りが謝っているわたしの頭を打った。酷い。酷すぎる。
「はいはい。こっち来いよ」取り巻きAが西明寺さんの近くに。
「写真撮ったらさ、みんな奴隷になってくれるんだよ。あんたもそうなるよ」
 取り巻きBがニタニタ笑いながら、西明寺さんの腕を取る。

「あなたたち。オナニーしたことあるわよね?」

 西明寺さんは取り巻き二人の目を交互に見て、いつものヤツを始めてしまった。
 空気が凍った。
「……は? 今なんて言ったコイツ。キモ」
「……アタマおかしーんじゃねぇの?」
 ドン引きする二人、をガン無視して西明寺さんは畳み掛けた。
「したあるでしょう。オナニー。興奮して、頭が蕩けて、指は止められなくて、クリを小刻みに捏ねるとクチュクチュ音がして……あそこの肉が膨れ上がって、破裂して溶け出していくような最高に気持ち良い瞬間がくる」
 相変わらずなんというセクハラ。
「あっ」
「ん、はっ」
 赤面してセクハラポエムを聞いていた取り巻きたちがピクンと肩を震わせる。
「オナニーしてていいの。ここは安心、ここは安全。オナニーできる場所。あの最高の気持ち良さを、頭と身体で繰り返していなさい」
 西明寺さんが命じる。取り巻きは二人ともその場に倒れ、スカートの中に両手を差し込み、忙しく動かし始め……わ。わわ。うわあ……わあ。エッチだ。
「あっ、あっ、あっ、あぁあっ❤︎」
「は、ひ、はひっ、ひぅう、ひぃいぐ、ひあっ、あぁああっ❤︎」
 甲高い悦びの喘ぎ声。聞いているだけで頭がクラクラしてきた。
 もう取り巻きAもBも、わたしと西明寺さんのことなど眼中にない。
 スカートがめくれあがるのもお構いなし。ひたすら、その……あ……あそこを指で弄り回していた。横向けになったり、仰向けになったり、気持ち良くなれるポジションを探して床を転がり、あられもなく悶えている。
 気まずい。ここはお茶の間ですか。同級生のオナニーとか気まず過ぎて見てられない。
◾︎
0220『例えば美少女催眠術師がいじめっ子を撃退する話3/3』2019/01/14(月) 01:53:09.01ID:kItP3h43
▶︎
「な、な、え、なにこれ?」
 可愛い声が聞こえた。神田麻紀だった。あ。そっか。そっちが素の声なんだ。
「はーい、次は貴様」
 西明寺さんは謎のキャラ付けと共に距離を詰め、神田麻紀は悲鳴をあげて後退。そっちは窓だよ。逃げられないよ。
「……ひ、う、来るなよ、来んなぁ」
 神田麻紀は情け無く怯えた声を漏らした。逃げて逃げて窓際に背が当たると、今度は教室の隅の方へ逃げていく。まあ怖いよね。いきなりオナニーとか言い出す女子とか。言われるまま何故か取り巻きがオナニーしちゃう異常事態とか飲み込めないよね。
「ひっ」
 とうとう逃げられなくなった。コーナーに追い詰められた神田麻紀は、もう群れを率いるライオンには見えない。狩られる側。ただのお肉。
「これはあなた」
 西明寺さんはポケットから五円玉を出して、突き付けて、よくわからない事を言う。
 これはあなた。初めて見るヤツだな。
 悪魔みたいに面白がっている西明寺さんの目と、お肉の怯えきった目が合う。
「な、なに、どゆこと……?」
「言葉通り。この五円玉が、あなたよ。スマホのスワイプ、やったことあるでしょう。あんな風にあなたの意識が、そこから、ここにスライドしてくるのよーーほら!」
 西明寺さんが一喝すると、神田麻紀の目から意思と感情が掻き消された。かくん、と首が据わらなくなって、脱力した身体がコーナーにズズズと沈んで尻餅をつく。
 魂が抜けたような神田麻紀を尻目に、西明寺さんは窓を開けた。
「いい風だわ。ねえボスレイパー。聞こえてる?」
 五円玉に話しかけている西明寺さん。その名前は可哀想すぎるからやめてあげて。
「あなたを窓から放り投げてやりたいんですが、構いませんね!」
 わあ。いい笑顔。
 ピン、と親指で弾かれた五円玉が超高速でグルグル回転しながら窓の外へ飛んでいく。

「キゃあああああああ、キゃあああああああああああっ!」

 うわあ。ビックリした。
 鼓膜に響く絶叫をあげているのは、コーナーで真っ白に燃え尽きていたお肉さんだった。
 あ。そうなるんだ。当然か。本当に五円玉に意識が入るわけじゃないし。
 神田お肉さんは手足をバタバタと暴れさせ、でたらめにゴロゴロと身体を転がしている。
 涙に、鼻水、よだれに塗れて美人が台無しだ。
 神田麻紀は絶叫しながらお漏らしまでして、恐怖が限界を超えたのかな、糸が切れるように失神した。
「智子。悪は滅びたわ」
 滅んでない滅んでない。滅んでない悪が何か言っている。
「もう行きましょう。ラブホテルに部屋をとってあるの」
 なに言ってるのこいつーーわたしは微笑み、西明寺さんの手をとって立ち上がる。
 快感でドロドロになったままエロティックに喘ぎ悶え、オナニーに耽る取り巻きたち。
 おしっこの水溜りで気絶している神田麻紀。
 西明寺さんをチラ見する。彼女は、わたしも詳しくは知らないけど、瞬間催眠という技術を持っている。
 目を合わせた人に暗示を囁くだけで、その通りに操る事ができるんだそうだ。
 例えば。オナニーの最中の記憶を連想させて、絶頂のまさにその瞬間の状態に、意識を固定してしまう……とか。
 例えば。まるで自分の意識が五円玉に乗せ替えられたと思い込ませて、身体を抜け殻のようにしてしまう……とか。
「……後始末するから手伝って」
「いつも思うんだけど、なんでこんなのに情けをかけるの」
「いいから手伝って。三人とも運動部のシャワールームで体洗うから。おしっこ付いた制服どうしようコレ。」
「えっ。それラブホに行く時間なくなるんじゃないかしら?」
「最初から、そんな気は、ありません。これ、あなたの後始末をしてるんだけど」
 西明寺さんは『ヤレヤレ』と肩をすくめる。
「それから」
「まだあるのかしら」
「助けてくれてありがとう、西明寺さん」
 彼女は猫のように目を細くして笑った。
「どういたしまして。ラブホにきてわたしをファックして良いぞ」
 わたしの手刀が西明寺さんの小さな額に落ちた。
0226『例えば貞淑な巨乳若妻の愛を利用する洗脳』2019/01/17(木) 02:06:46.55ID:/1Asccp6
俺はMC好きだからよ
単発ネタだって投下するしNTRだと警告もする

 乳白色のお湯から浮かびあがるように目を覚ました。身体を起こすと、毛布が滑り落ちて裸の胸が露になる。ほとんど反射的な羞恥心に駆られて毛布を掴み上げて前を隠す。

 昨晩も愛を交わし合ったばかりだ。その時は平気だったというのに、誰にも見られていない今になって、隠そうとする自分が可笑しくて口許が緩んだ。

 時計は午前五時七分前を示している。今日も、隣で未だ深い眠りに就いている夫を邪魔しないようにアラームを止めておく。……きっと疲れているでしょうから。愛しい人の静かな寝顔を見つめていると、一日を過ごしていく気力が湧きだしてきた。満たされた幸福を感じる。

「あなた。起きてください」

 わたしは、わたしの持ち主さまの、丸々とした大きな身体を揺する。眠っていながらも怒張したペニスは、愛しい夫のそれを上回るサイズ。海綿が漲る音さえ聞こえてきそう。

「もう朝か。ああ。ダッリぃ。ヤり過ぎたわ」パチリと目を開けて持ち主さまが、眠気を頭から振り落とながら起き上がった。

「おはようございます。持ち主さま。ご奉仕は必要ですか?」

「キヒッ。ああ。もちろん」

「はいっ」

 良かった、今日も所有物として、お役に立てる。わたしは持ち主さまのペニスを両手で包むように掴む。夫のに触れるときも思う。堅くて。太くて。なにより、熱い。触れていると熱が伝わってきて、尾てい骨のあたりからゾクゾクと震えが這い上がってくる。

「失礼しますね。……んっ」

 わたしは垂れ下がっていた髪の房を直しながら、持ち主さまのペニスを口に含む。まず舌で亀頭と裏筋を舐り、摩擦の減った表面に、すぼめた唇を滑らせていく。肉茎はナメクジが巻き付く様をイメージして、舌全体を密着させて刺激する。

 持ち主さまが呻き、息遣いを速めていくのが聞こえる。きちんと悦ばせることができている証だった。朝一番から、わたしは深い充足感を与えて貰っていた。とても嬉しい。

「……は、……れろ、……んっ、……ちゅ、……ふぅうっ」

 わたしは唇を輪にしたまま、頭を前後に動かした。口腔の奥まで導いて、慈しみ、中に溜め込まれている持ち主さまの精を外へ外へ搾りあげる。パンパンに腫れたペニスが、小さく膨れるのが解った。あ。くる。

 持ち主さまがわたしの頭を力強く抱き寄せ、濃厚な精を注いでくれた。鼻に香ばしく、風味が口腔を充満する。これを「びゅぅう」って感じです、と表現しようとすると、持ち主さまも夫も子供みたいに照れて面白いのです。いけませんか。びゅうぅ。

「……んっ。……ん。……んぶ……ん」

 注がれる精が唇の隙間から溢れるのを堪える。素早く少しだけ飲んでスペースを開け、唇で強く強くペニスを食む。できる限り漏らさないように。それでもわたしはリスみたいに頬を膨らませなければならなくなった。

「いいか?」

 持ち主の声が降ってくる。わたしはーー苦労してーー頷いた。
 ペニスがずるずると後退していくにつれ、名残惜しさが強くなった。一滴も落とさないつもりだったのに、引き抜ける瞬間には結構な精が零してしまった。もちろん手を皿にして受けていましたが、それでも勿体なく数滴が落ちてシーツを清めた。

 クチュクチュと時間をかけて味わい、飲み込んでいく。手の皿に落ちた精も、シーツを清めた雫も、残さず舐めとった。

「あっ……ふぁ……も、申し訳ありません、ご奉仕の最中なのに」

 身体が芯から熱く疼いてくる。ひくひくと、わたしは、卑しく欲しがり出していた。かくかくと、骨盤が腰を前後に振りたがっている……恥ずかしい。はしたない。こんな朝から、わたしは夫を求めてしまっていた。

 わたしは脚を開いた。あそこはもう愛液でべったりと濡れている。このままでは、性欲に負けて『夫に抱いてほしい』と求めてしまう。だから、持ち主さまにお願いした。

「……わたしを、きよめてください」

「愛が深いね。だから解けないンだよなァ、こんだけアホな洗脳でもよ。キヒヒ。愛って素ン晴らしいものだわ、ホント」

 持ち主さまがボソボソと何かを呟いてから、わたしを夫と並べて押し倒した。
 見ててくださいね。あなた。わたしは、あなたに相応しい妻になりますから。
 愛しい夫の手をそっと握り、持ち主さまのペニスを奥深くまで受け入れた。
02282262019/01/19(土) 09:07:11.53ID:KoYg+RRD
>>227
『性欲から夫を求めるのは卑しく恥ずかしい行為』
『持ち主さまとセックスすれば性欲を清められる』
と洗脳されてる。
0230名無しさん@ピンキー2019/01/19(土) 20:44:57.12ID:N5UdMk9v
何回書き直してもNGワードを理由に弾かれてしまう
一体どれがNGワードだというのか
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