【職人】MC・催眠系総合スレ その18【求む】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2018/11/11(日) 21:17:33.77ID:eOmGXS6P
催眠術、MC、洗脳、書き換え、発情、操り、暗示、改変
といった、人の心を操作するシチュエーションに萌えるスレです。
情報交換等の雑談や、SSの投下は一次・二次を問わず大歓迎です。

■スレの容量OVERか>>950を踏んだ方が次のスレを立てて下さい。

■前スレ
【職人】MC・催眠系総合スレ その17【求む】 [転載禁止]bbspink.com
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1451329109/
0201名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 00:25:01.78ID:qfdQFDIX
気に入れば乙やGJや感想
気に入らなければスルー
これでええのになー
反応少ないだけで不評と分かるんやから
0202名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 01:04:43.68ID:pSfTQvoc
このスレ落としてって言うけど、1000字くらいのSSとかプロット投稿出来る所なんてここしかないからもったいない気がするけどな。ノクタでやったら怒られるレベル
1レスの設定から話題膨らんで、誰かがSS書いてくれる様になる所とか、そういうのも掲示板ならではだし
0203名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 01:08:20.99ID:qfdQFDIX
ほんの思いつきの極短編を気軽に投下出来たりするのがいい所だよな
それに版権モノかどうかで渋とノクタは統一出来んのだし抹茶だってある
0204名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 01:55:07.67ID:e0ywsSst
微妙に住人入れ替わってる気がするから書いておくけど抹茶ってのはテンプレにあるE=MC~2って投稿サイトのこと
隠れた名作もあるでよ
0205名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 07:26:47.19ID:OmhmpigH
気に入れば乙やGJや感想
気に入らなければスルー

つまり気に入らなきゃスルー=荒らしと同じ扱い
住人に気を使って媚び媚びの作品を必死になって考えても内容には全く触れない乙とかGJの一言だけ
しかも一銭も落とされないときてる

そりゃ誰も書かなくなるのも道理だわ
マシーン扱いされてる上にメンテも燃料も無しとか馬鹿にするにも程があるw
0207名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 12:32:39.26ID:DCxWDtby
大層なストーリーや世界観より単純にエロやシチュにこだわってくれたほうが嬉しいな
0208名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 14:11:20.97ID:LCQz+8Xo
同じ口調で作者に文句付けてるのにID毎回変えてるなんて
継続的に叩かなきゃ落ち着かない呪いにでもかかってんのか
0209名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 14:27:46.08ID:FZW0NpmQ
まあ、過疎スレだから単発コロコロしてる人ならそのうち飽きるでしょう
このスレはノクターンだの抹茶だのほど敷居の高くない場として在ればいいでしょう
今、書く人が本当移るなら笑顔で送り出し、また誰かが来るまで雑談でもして
ここが唯一の催眠やら洗脳シチュの砦ではないですしね
0210名無しさん@ピンキー2019/01/11(金) 19:44:00.22ID:zm9s76c5
なんか勘違いしてる奴が多いけど、元々エロパロ板はDIYだぞ?
今でこそ書き手とかと読み手なんて言葉が一般化してるけど、そもそも区分なんか無くて皆が気軽に投稿してた
ほんの数レス程度の作品もザラだし
作品と言うよりは自分のヌキどころとか萌えポイントを披露し合って盛り上がってたと思う

だから文才云々とかは全く関係なくて、例えば>>50とか>>55みたいな書き込みをすると
「今すぐ、そのネタで一本書くんだ」「言い出しっぺの法則な?」てなレスが付いて、実際書く人もいた

んで当時は「気に入らなければスルー」なんて以ての外だった
投稿を無視するようなカキコは非難されたし、どちらかというと「気に入らなければ黙ってろ」がマナーだったよ
だから下手で短くても書けば好意的なレスが幾つも続いて創作意欲の助けにもなってた
あと簡単な感想(○○が良かった、○○でヌケた、俺がもう一人居る、等々)も多くて作者も喜んでたと思う

もちろん当時も荒らしは居たけど、皆がスルーして投稿を応援したから空気も悪くならなかったし

まぁ、この時代を再現するのは難しいだろうし再現しろとは言わないけどw
0212『例えば常識改変されたモブたちの見ている世界』2019/01/12(土) 01:53:41.52ID:3twj5ZjF
俺はMC好きだからよ
空気読まずに投下するし起承転結も無視する


 ひずんだ音色のチャイムを聞いたとき、村田莉子は片付けていない仕事を思い出した。友人
たちと昼食を楽しんでからでも遅くはなかったが、彼女は断りを入れて廊下を引き返すことに
した。
 下駄箱で靴に履き替える。校舎を出て正門の近くに植えられた記念樹に向かった。
 すでに各学年・各クラスのスプリンクラー係が樹の下に集まりだしていた。莉子は小走りで
駆け寄り、彼女たちと合流した。

「あ。あの。二年B組の村田莉子です」
「はいはい二Bね。二B……はいオッケー。みんなが揃ったら始めるからね」

 名簿をチェックする上級生がフレンドリーに微笑んだ。軽い会釈を返して、記念樹の周りに
整えられた芝生を当て所なく歩いた。すぐ近くに開かれた正門が見える。道場。体育館。第一
校舎……この季節は、どこの窓も締め切られていた。

「全員集合ー!」

 上級生のよく通る声に、莉子は視線に地上に戻した。集まったようだ。
 総勢11人のスプリンクラー係が整列し、名簿と点呼の二重チェックを終えると、上級生の
指示でそれぞれの持ち場に移動していく。
 莉子も割り振られた自分の持ち場に歩いていた。軽い未視感を楽しむ……スプリンクラー係
はもう何度もやってきた仕事だというのに、まるで今日が初めてのように思えた。
 11人が等間隔で、記念樹を遠巻きに囲む形になった。あとひとりいればね、という上級生
の言葉は誰もが思っていたようで、11人の含み笑いが重なった。

「はい、じゃあ、作業始め」

 思惑以上に場を温めた上級生が照れ臭そうに頬を掻き、全員へ合図を出す。
 莉子は制服と下着を脱いだ。それらを丁寧に畳んで広場の外縁の向こうに置き、青空の下に
一糸まとわぬ姿を晒け出す。冬の外気が素肌から体温を吸い上げていき、思わず縮こまりそう
になる。素足で踏む芝生と土の柔らかな感触は心地よかった。
 他の10人もこの寒さには参っているみたいだ。あの上級生も顔を引き攣らせている。緑の
芝生の上に、丸裸の女子が10人も等間隔に立っているというのは壮観だった。肌色が強調さ
れ、健康的で無垢な美しさを感じられた。自分も他の誰もかからはそう見えているのかな、と
莉子は思った。
 震える身体に鞭打ち、堂々と背筋を伸ばした。足を肩幅に開いて、股間を突き出す。今日は
無風状態で、仕事がやりやすい。風に煽られて脚に引っ掛けてしまうの御免だった。
 莉子は薄い恥毛の茂る女陰を指で拡げ、小さく息んだ。開いた割れ目から小水を芝生に振り
撒きながら、持ち場を歩き回った。一年生の悲鳴が聞こえてくる。引っ掛けてしまったに違い
なかった。コツはカニ歩きだ。横にスライド移動しないと、尿が掛かったり、踏んづけてしま
うのだ。
 作業自体は単調で、しかも短い。だが、いちいち集まって、裸になるという面倒臭さのせい
で人気のない係だった。莉子もその点については反論はできなかった。実際、面倒だ。だが、
今ではスプリンクラー係を貧乏くじとは思っていない。
 莉子は小さな声を聞いて上を見上げた。校舎の窓から、何人か生徒が顔を出し、指やスマホ
を向けていた。
 えへへ、い、いえーい。
 流石に言葉にはしなかったが、莉子は彼らにピースサインと笑顔を送った。
 あのフレンドリー上級生に影響されてしまったのかもしれない。

「なにやってるんだ、お前ら!」

 そのとき、無粋な怒鳴り声が横から飛び込んできて、莉子は飛び上がって驚いた。途切れか
けていた尿が足の親指に落ちた。
 恨めしげに声の方を見る。
 職員室に詰めている先生たちが血相を変えて走ってきた。
02162122019/01/13(日) 01:06:14.65ID:yAR4kXRZ
>>213
MCされてるのはスプリンクラー11人だけ
登場しない黒幕のリアル寄り催眠術では教師全員MCができない設定

>>215
シチュが浮かんだら別の話を投下するかも
0218『例えば美少女催眠術師がいじめっ子を撃退する話1/3』2019/01/14(月) 01:45:43.47ID:kItP3h43
俺はMC好きだからよ
あんまりエロくないのも投下するし改行ミスは直す


「アンタさ。調子に乗ってない?」
 石器時代から届けられたような恫喝にわたしは戦慄した。実在していたんだ……『チョーシ乗ってんの?』神拳の使い手が。平成も終わりそうな現代に。
「答えろよ」
 可愛い顔からは想像もつかないドスの効いた声だった。怖い。シークタイムゼロだった気がするけれど、彼女は机を蹴り飛ばし、わたしを竦み上がらせて突っ込みを封じにきた。
「なあ。なあ。なあ、おい。聞いてんのか、おい。おい」
 凄まじい迫力だった。心臓が恐怖で締め付けられて息苦しい。
 神田麻紀は何度も机を蹴り、大きな音を立てて威嚇してきた。悔しいけれど、それはわたしにとても良く効いている。やめてくれ。身体がガチガチと震える。涙が滲んできた。
 逃げようにも脚が動いてくれないし、神田麻紀は当然のように二人も取り巻きを引き連れてわたしを包囲している。何なの。ライオンなのお前ら。わたしのような野ウサギにスリーマンセルとか本気出さないでよ。
「なあ。お前。笹川から告られたのに振ったらしいんじゃん。なに。舐めてんの、お前」
 それは事実だ。わたしは確かに今日の昼休みに笹川君から告白された。お断りした。
 なぜそれで神田麻紀がわたしを包囲しているのか。これが理解できない。
「……べつに……舐めてなんか……」
 わたしは精一杯の勇気で答えようとした。
「は? 言い訳すんな。黙れよ」
 神田麻紀は受け取りを拒否した。
 何なのこの子。問答無用すぎない?
「笹川なんかいりませんってか。あたしとは釣り合いませんってか。なあ。なあおい。可愛いからってよ。調子乗ってんだろ。おい。舐めてんだろ。なあ」
 神田麻紀がわたしの襟首をつかんできた。顔が近い。怖い。『なあ』が怖い。何回言うの。その『なあ』って。言い続けないとダメなの? 一定回数下回ると列車が爆発するの?
 謝ってすませる。
 それしかない。言い分がとにかく理解できないけど、もう謝って許してもらうしかない。
「もう謝って済む問題じゃねぇぞ?」
 エスパーかよお前。
「とりあえず、お金でしょ?」
 後ろから声が聞こえた。その声は……ええと……どっちだろ……取り巻きB!
「だね。寄越せよ、財布。メーワク料ってことで」
 消去法でAの座を得た取り巻きの声が後に続いた。迷惑料。ホワイ。この状況に迷惑してるわたしこそが貰う側では。
 え。ちょっと。本当に待って。これ。いじめというヤツじゃないの。
「……そんな、ぐ」
 拳がみぞおちに刺さった。痛い。痛い痛い。苦しい。痛い。いじめだコレェ!
「金」
 神田麻紀は言った。ねえ。怖すぎるんだけどヤクザなの、この子?
「……わかりました」絞り出すように頷くと、神田麻紀は襟首を放してくれた。
 咳き込んでいると、何が気に障ったのか蹴ってきた。
 早よ、と言いたいのか。なら邪魔しないでくれません!?
「……とりあえず六万あります」
「…………」神田麻紀。
「…………」たぶん取り巻きA。
「…………」だから取り巻きB。
 なぜ黙るの?
 わたしは諭吉さんを財布から抜いて、自分の口に放り込んだ。
 むしゃむしゃ。むしゃむしゃ。むーしゃむーしゃ。ごくん。
 神田麻紀が凍りついた。ざまあみろ。
「……六万あるけど、けどお前らにやる金はないです」
 急に、わたしの首が横を向いた。痛い。平手打ちだ、と思ったときには、神田麻紀はわたしの髪を引っ掴んでいた。すごく痛い。
「……なあ」またでた。「……なあ。やっぱお前、あたしら舐めてたな」怖い。
 見た目だけはファッションモデル並みの美人さんなのに。
「脱げよ。マッパに剥いて写真撮って、ネットに流してやるからよ。なあ」
 神田麻紀は軽く顎をしゃくった。ヤクザかよ。
 取り巻きA・Bがわたしの口と手を抑えにきた。ツーカーかよ。いつ打ち合わせしたの。

「そこまでよ」

 教室のドアが開いて、何者かの制止の声がデミ・ヤクザと取り巻きの動きを止めた。
◾︎
0219『例えば美少女催眠術師がいじめっ子を撃退する話2/3』2019/01/14(月) 01:46:56.28ID:kItP3h43
▶︎
 助けが来た。助けが来た。助けが来た!
 やった。ありがと神様。好き好き大好き超愛してる。
「恋人のGPSを追いかけてきてみれば、まさかレイプに遭遇するとは思わなかったわ。しかも犯人は女の子ときた。世紀末にも程があるでしょ。もう平成終わるのよアンタら。いつまで昭和のノリで生き続けてるの恥ずかしくないの?」
 ーーーーこの声。
 頭から血の気が引いた。そんな。嘘でしょう。ゴッド。ゴッドこの野郎。
 助けは嬉しい。泣くほど嬉しい。でもよりにもよって西明寺さんだなんて。
「……まって。西明寺さん。本当に待って」
 殴られたお腹が苦しくて上手く声が出せない。
 取り巻きA・Bがわたしを放して立ち上がり、ずかずかと地獄に近づいていく。
「なに、お前。誰?」取り巻きA。
「あーあー。見ちゃったねー。アンタも一緒にストリップ決定だから」取り巻きB。
 彼女たちのこの三下ムーブは一体どこで習ったんだろう。
 純粋な疑問だった。普通に生きてたら身につける機会のない三下ムーブだ。
 もしかしたらDNAに三下って刻まれているのかな。
「智子」西明寺さんがうっとり笑う。ひぃい。
 背筋を、ドブ川の汚水に浸した刷毛で撫でられたような悪寒が走る。
「西明寺さん。待って。お願いだから待って。許してあげて」
 わたしは懇願した。必死に。必死に彼女たちを庇った。
「この人たちは三下なだけ。三下なだけだから。話せば……何語かわかんないけど、通じる言葉で話し合えば解ってくれるから。だから」
「お手本のようなナチュラルディス。惚れ惚れするわ智子。でもダメ。レイパー三人も見逃せないし、何より彼女たち、わたしの智子に暴力を振るったわ」
 西明寺さんは謂れの無いわたしディスりをさり気なく挟みながら、訴えを棄却した。
 もうダメだ。おしまいだ。
 神田麻紀が机を蹴り飛ばして威嚇するーー芸のレパートリー少ないな。その脚がそのままわたしを踏みつけるーーごめんなさい!
「ざけてんな。なあ。お前も。こいつも。つうか、おい、なあ、三下って言った?」
「……ごめんなさい……他の言い方が……どうしても思いつかなくて」
 蹴りが謝っているわたしの頭を打った。酷い。酷すぎる。
「はいはい。こっち来いよ」取り巻きAが西明寺さんの近くに。
「写真撮ったらさ、みんな奴隷になってくれるんだよ。あんたもそうなるよ」
 取り巻きBがニタニタ笑いながら、西明寺さんの腕を取る。

「あなたたち。オナニーしたことあるわよね?」

 西明寺さんは取り巻き二人の目を交互に見て、いつものヤツを始めてしまった。
 空気が凍った。
「……は? 今なんて言ったコイツ。キモ」
「……アタマおかしーんじゃねぇの?」
 ドン引きする二人、をガン無視して西明寺さんは畳み掛けた。
「したあるでしょう。オナニー。興奮して、頭が蕩けて、指は止められなくて、クリを小刻みに捏ねるとクチュクチュ音がして……あそこの肉が膨れ上がって、破裂して溶け出していくような最高に気持ち良い瞬間がくる」
 相変わらずなんというセクハラ。
「あっ」
「ん、はっ」
 赤面してセクハラポエムを聞いていた取り巻きたちがピクンと肩を震わせる。
「オナニーしてていいの。ここは安心、ここは安全。オナニーできる場所。あの最高の気持ち良さを、頭と身体で繰り返していなさい」
 西明寺さんが命じる。取り巻きは二人ともその場に倒れ、スカートの中に両手を差し込み、忙しく動かし始め……わ。わわ。うわあ……わあ。エッチだ。
「あっ、あっ、あっ、あぁあっ❤︎」
「は、ひ、はひっ、ひぅう、ひぃいぐ、ひあっ、あぁああっ❤︎」
 甲高い悦びの喘ぎ声。聞いているだけで頭がクラクラしてきた。
 もう取り巻きAもBも、わたしと西明寺さんのことなど眼中にない。
 スカートがめくれあがるのもお構いなし。ひたすら、その……あ……あそこを指で弄り回していた。横向けになったり、仰向けになったり、気持ち良くなれるポジションを探して床を転がり、あられもなく悶えている。
 気まずい。ここはお茶の間ですか。同級生のオナニーとか気まず過ぎて見てられない。
◾︎
0220『例えば美少女催眠術師がいじめっ子を撃退する話3/3』2019/01/14(月) 01:53:09.01ID:kItP3h43
▶︎
「な、な、え、なにこれ?」
 可愛い声が聞こえた。神田麻紀だった。あ。そっか。そっちが素の声なんだ。
「はーい、次は貴様」
 西明寺さんは謎のキャラ付けと共に距離を詰め、神田麻紀は悲鳴をあげて後退。そっちは窓だよ。逃げられないよ。
「……ひ、う、来るなよ、来んなぁ」
 神田麻紀は情け無く怯えた声を漏らした。逃げて逃げて窓際に背が当たると、今度は教室の隅の方へ逃げていく。まあ怖いよね。いきなりオナニーとか言い出す女子とか。言われるまま何故か取り巻きがオナニーしちゃう異常事態とか飲み込めないよね。
「ひっ」
 とうとう逃げられなくなった。コーナーに追い詰められた神田麻紀は、もう群れを率いるライオンには見えない。狩られる側。ただのお肉。
「これはあなた」
 西明寺さんはポケットから五円玉を出して、突き付けて、よくわからない事を言う。
 これはあなた。初めて見るヤツだな。
 悪魔みたいに面白がっている西明寺さんの目と、お肉の怯えきった目が合う。
「な、なに、どゆこと……?」
「言葉通り。この五円玉が、あなたよ。スマホのスワイプ、やったことあるでしょう。あんな風にあなたの意識が、そこから、ここにスライドしてくるのよーーほら!」
 西明寺さんが一喝すると、神田麻紀の目から意思と感情が掻き消された。かくん、と首が据わらなくなって、脱力した身体がコーナーにズズズと沈んで尻餅をつく。
 魂が抜けたような神田麻紀を尻目に、西明寺さんは窓を開けた。
「いい風だわ。ねえボスレイパー。聞こえてる?」
 五円玉に話しかけている西明寺さん。その名前は可哀想すぎるからやめてあげて。
「あなたを窓から放り投げてやりたいんですが、構いませんね!」
 わあ。いい笑顔。
 ピン、と親指で弾かれた五円玉が超高速でグルグル回転しながら窓の外へ飛んでいく。

「キゃあああああああ、キゃあああああああああああっ!」

 うわあ。ビックリした。
 鼓膜に響く絶叫をあげているのは、コーナーで真っ白に燃え尽きていたお肉さんだった。
 あ。そうなるんだ。当然か。本当に五円玉に意識が入るわけじゃないし。
 神田お肉さんは手足をバタバタと暴れさせ、でたらめにゴロゴロと身体を転がしている。
 涙に、鼻水、よだれに塗れて美人が台無しだ。
 神田麻紀は絶叫しながらお漏らしまでして、恐怖が限界を超えたのかな、糸が切れるように失神した。
「智子。悪は滅びたわ」
 滅んでない滅んでない。滅んでない悪が何か言っている。
「もう行きましょう。ラブホテルに部屋をとってあるの」
 なに言ってるのこいつーーわたしは微笑み、西明寺さんの手をとって立ち上がる。
 快感でドロドロになったままエロティックに喘ぎ悶え、オナニーに耽る取り巻きたち。
 おしっこの水溜りで気絶している神田麻紀。
 西明寺さんをチラ見する。彼女は、わたしも詳しくは知らないけど、瞬間催眠という技術を持っている。
 目を合わせた人に暗示を囁くだけで、その通りに操る事ができるんだそうだ。
 例えば。オナニーの最中の記憶を連想させて、絶頂のまさにその瞬間の状態に、意識を固定してしまう……とか。
 例えば。まるで自分の意識が五円玉に乗せ替えられたと思い込ませて、身体を抜け殻のようにしてしまう……とか。
「……後始末するから手伝って」
「いつも思うんだけど、なんでこんなのに情けをかけるの」
「いいから手伝って。三人とも運動部のシャワールームで体洗うから。おしっこ付いた制服どうしようコレ。」
「えっ。それラブホに行く時間なくなるんじゃないかしら?」
「最初から、そんな気は、ありません。これ、あなたの後始末をしてるんだけど」
 西明寺さんは『ヤレヤレ』と肩をすくめる。
「それから」
「まだあるのかしら」
「助けてくれてありがとう、西明寺さん」
 彼女は猫のように目を細くして笑った。
「どういたしまして。ラブホにきてわたしをファックして良いぞ」
 わたしの手刀が西明寺さんの小さな額に落ちた。
0226『例えば貞淑な巨乳若妻の愛を利用する洗脳』2019/01/17(木) 02:06:46.55ID:/1Asccp6
俺はMC好きだからよ
単発ネタだって投下するしNTRだと警告もする

 乳白色のお湯から浮かびあがるように目を覚ました。身体を起こすと、毛布が滑り落ちて裸の胸が露になる。ほとんど反射的な羞恥心に駆られて毛布を掴み上げて前を隠す。

 昨晩も愛を交わし合ったばかりだ。その時は平気だったというのに、誰にも見られていない今になって、隠そうとする自分が可笑しくて口許が緩んだ。

 時計は午前五時七分前を示している。今日も、隣で未だ深い眠りに就いている夫を邪魔しないようにアラームを止めておく。……きっと疲れているでしょうから。愛しい人の静かな寝顔を見つめていると、一日を過ごしていく気力が湧きだしてきた。満たされた幸福を感じる。

「あなた。起きてください」

 わたしは、わたしの持ち主さまの、丸々とした大きな身体を揺する。眠っていながらも怒張したペニスは、愛しい夫のそれを上回るサイズ。海綿が漲る音さえ聞こえてきそう。

「もう朝か。ああ。ダッリぃ。ヤり過ぎたわ」パチリと目を開けて持ち主さまが、眠気を頭から振り落とながら起き上がった。

「おはようございます。持ち主さま。ご奉仕は必要ですか?」

「キヒッ。ああ。もちろん」

「はいっ」

 良かった、今日も所有物として、お役に立てる。わたしは持ち主さまのペニスを両手で包むように掴む。夫のに触れるときも思う。堅くて。太くて。なにより、熱い。触れていると熱が伝わってきて、尾てい骨のあたりからゾクゾクと震えが這い上がってくる。

「失礼しますね。……んっ」

 わたしは垂れ下がっていた髪の房を直しながら、持ち主さまのペニスを口に含む。まず舌で亀頭と裏筋を舐り、摩擦の減った表面に、すぼめた唇を滑らせていく。肉茎はナメクジが巻き付く様をイメージして、舌全体を密着させて刺激する。

 持ち主さまが呻き、息遣いを速めていくのが聞こえる。きちんと悦ばせることができている証だった。朝一番から、わたしは深い充足感を与えて貰っていた。とても嬉しい。

「……は、……れろ、……んっ、……ちゅ、……ふぅうっ」

 わたしは唇を輪にしたまま、頭を前後に動かした。口腔の奥まで導いて、慈しみ、中に溜め込まれている持ち主さまの精を外へ外へ搾りあげる。パンパンに腫れたペニスが、小さく膨れるのが解った。あ。くる。

 持ち主さまがわたしの頭を力強く抱き寄せ、濃厚な精を注いでくれた。鼻に香ばしく、風味が口腔を充満する。これを「びゅぅう」って感じです、と表現しようとすると、持ち主さまも夫も子供みたいに照れて面白いのです。いけませんか。びゅうぅ。

「……んっ。……ん。……んぶ……ん」

 注がれる精が唇の隙間から溢れるのを堪える。素早く少しだけ飲んでスペースを開け、唇で強く強くペニスを食む。できる限り漏らさないように。それでもわたしはリスみたいに頬を膨らませなければならなくなった。

「いいか?」

 持ち主の声が降ってくる。わたしはーー苦労してーー頷いた。
 ペニスがずるずると後退していくにつれ、名残惜しさが強くなった。一滴も落とさないつもりだったのに、引き抜ける瞬間には結構な精が零してしまった。もちろん手を皿にして受けていましたが、それでも勿体なく数滴が落ちてシーツを清めた。

 クチュクチュと時間をかけて味わい、飲み込んでいく。手の皿に落ちた精も、シーツを清めた雫も、残さず舐めとった。

「あっ……ふぁ……も、申し訳ありません、ご奉仕の最中なのに」

 身体が芯から熱く疼いてくる。ひくひくと、わたしは、卑しく欲しがり出していた。かくかくと、骨盤が腰を前後に振りたがっている……恥ずかしい。はしたない。こんな朝から、わたしは夫を求めてしまっていた。

 わたしは脚を開いた。あそこはもう愛液でべったりと濡れている。このままでは、性欲に負けて『夫に抱いてほしい』と求めてしまう。だから、持ち主さまにお願いした。

「……わたしを、きよめてください」

「愛が深いね。だから解けないンだよなァ、こんだけアホな洗脳でもよ。キヒヒ。愛って素ン晴らしいものだわ、ホント」

 持ち主さまがボソボソと何かを呟いてから、わたしを夫と並べて押し倒した。
 見ててくださいね。あなた。わたしは、あなたに相応しい妻になりますから。
 愛しい夫の手をそっと握り、持ち主さまのペニスを奥深くまで受け入れた。
02282262019/01/19(土) 09:07:11.53ID:KoYg+RRD
>>227
『性欲から夫を求めるのは卑しく恥ずかしい行為』
『持ち主さまとセックスすれば性欲を清められる』
と洗脳されてる。
0230名無しさん@ピンキー2019/01/19(土) 20:44:57.12ID:N5UdMk9v
何回書き直してもNGワードを理由に弾かれてしまう
一体どれがNGワードだというのか
0231名無しさん@ピンキー2019/01/19(土) 21:34:50.52ID:vSVxguXW
>>230
前後で二分割してみると分かったり
あと記号の連続、商品名とかWebサイトはNG多い
0233名無しさん@ピンキー2019/01/19(土) 22:25:40.30ID:N5UdMk9v
ほぼエロ無しまで分割したのにまだNGワードが邪魔をしている
まさに誤認暗示を受けたようなこの困惑をネタに一本書けそうだ
0234名無しさん@ピンキー2019/01/20(日) 01:47:10.08ID:mFTqxACQ
『魔族を討伐したぞ!』

剣を掲げ、歓喜の声を以て勝利の証とするのは、冒険者の半ば恒例の行事でもある。
その後、ドロップアイテムを求めるのならばトドメを刺してしまえば良いし、ペット扱いや冒険の共にしたいのなら専用アイテムを使ってテイミングすればいい。
青年が打ち倒した魔族は、ひどく妖艶で蠱惑的な美女──サキュバスである。
トドメを刺すのは気が引けたし、そうでなくとも年齢が恋人のいない期間と同意の青年には、自分好みの性奴隷を入手出来ることのほうが大事件だった。

テイミング用の首輪をサキュバスの細い首に着けると、自身の好みの性格をプログラミングしていく。
こうすることで、元よりあった獰猛さや狂気を抑制し、主人に忠実となる奴隷が誕生。
───そのはずだったのに。

青年は見落としていた。
『淫乱』『吸精』『Sドレイン』『魅了』のスキルを封印しては、敵との戦闘で役に立たないとおもってしまったのだ。
『清楚』『家庭的』『母性的』『一途』『淫乱』『吸精』『Sドレイン』『魅了』。
これで、テイミングは完了してしまった。
生まれい出るのは、搦手で四苦八苦させてくれたサキュバスが、清楚で家庭的な女に生まれ変わった姿のはずで。

───とある家に、青年の悲鳴が溶ける。
サキュバスに魅了された青年は、彼女の身体以外の事を考えられなくなるまで搾られて。
青年への恋心、慈愛、欲情を植え付けられたサキュバスは、そのスキルを以て青年への愛を全うして。
やがてサキュバスが孕むまで、青年は一途な彼女に膣内射精以外の吐精を許されず。 

この間抜けな失敗は、長らく軍学校でテイミングの失敗例として語られ続けることとなる。
0238名無しさん@ピンキー2019/01/22(火) 08:41:25.02ID:BjuusAuu
おつおつ
せめて魅了だけでもカスタマイズしとけば避けられたのにw
0239名無しさん@ピンキー2019/01/22(火) 16:32:31.25ID:uW5lNyon
魔王の後継として異界より召喚されし青年・タカシ。
巨根と呼ぶことさえ悍ましい男根、受けた者の精神さえ犯す魔力の混じった精液、圧倒的な魔力のみを以て君臨させられたタカシの元に現れるは、見た目も麗しき姫騎士の率いる美女三人のパーティ。
四天王の前に敗れた三人の美女は、皆魔王の精を受けて精神を侵されていく。

「魔王などに屈するものか!」
──凛々しき姫騎士は、純血を散らし。
「は、初めてなのに……魔王などに犯されているのに……!」
──魔力を胎内に注がれて。
「(初めての口づけも……純潔さえも奪われてしまったのに……憎らしいはずなのに…)」
──その淫性を開花させる。
「早く、そのチンポで犯して……♪」
「姫騎士じゃなくなってもいい…♪」
「この桃色の紋様が、身体を疼かせるのだ…♪」

「不浄の穴に興味とは……闇の者は余程穢れていると見えます」
──純白の修道女は、排泄穴を穢され。
「(見られている……魔王に……排泄を見られているのに……!)」
──肛虐の悦楽を刻み込まれて。
「(あぁっ!不浄の穴が熱い!魔王の男根に拡張された不浄の穴が……♪)」
──アナル奴隷に堕ちる。
「刻んで!刻んでくださいまし!私が魔王様の尻穴奴隷だと!緑の紋様の一画を刻んで!」
「私のかつて信じた神には与えて戴けなかった悦びを!私を女として穢した証を!」
「私の尻穴に……魔王様の性奴隷であるという証を注いでくださいまし!」

(魔族は夫を奪った憎き仇…!なのに…!)
──未亡人賢者は、熟れきった肉体を愛でられて。
(姫騎士も……修道女も……嬉しそう……あんなもので犯されたら……私…私……)
──仲間の前で陵辱を乞い願う。
「犯して!この淫乱女を犯して!」
──貞淑な未亡人の仮面は剥がれ落ち。
(ごめんなさい、あなた……私はもう……魔王様のおチンポのことしか考えられないの…)
──その媚体を捧げた。

時折、魔王の戯れに淫紋を消されては理想と現実の差に苛まれ、眼前で犯され悦ぶ仲間たちを羨む心を自覚し、犯されては淫紋を刻まれ。
やがて三人の美女は、心のままに生きることを決意する。
それこそが魔王の仕掛けた、精神操作の罠の仕上げとも気付かずに。
0240名無しさん@ピンキー2019/01/22(火) 18:06:33.56ID:0W49CE9+
乙!
堕としてから正気に戻すの、良いね…
どれぐらい変わり果てたかを確認できて実に良い
0241名無しさん@ピンキー2019/01/22(火) 22:17:08.90ID:LjdHWZOx
姫騎士ちゃんの場合だと
・魔王などの魔手に堕ちるものか(初期)
・魔王なんかに負けるなんて…(一度目の陥落)
・でも心から屈したわけではない(一度目の淫紋解除)
・屈したわけではないのに悦んでしまう(二度目の陥落)
・それでも私は凛々しくあらねばならないのだ(二度目の淫紋解除)
・しかし仲間達の痴態と悦楽に堕ちた姿を羨み、満たされぬ自慰に浸ってしまう(淫紋解除後放置)
・仲間達は魔王に屈服したから受け入れるが、お前はそうではないと放逐されかける
・淫紋も何も無しで魔王に孕ませおねだりしながらのキスハメ懇願。凛々しさも何もかも捨てて、性欲に堕ちた事を自覚しながらも、魔王への愛と快楽の悦びにずっぽり(末期)

賢者おばさんとかだと、魔族への憎しみと女盛りの身体を愛でられる悦びの狭間で大いに苦悩させて、淫紋を解除される度に夫の記憶、魔族への憎しみを忘れ、肉欲に溺れる自身を信じられなくなるとかできるよね
自分を見失い、ただ肉欲の徒となりかけたタイミングで夫のこと、魔族への憎しみを思い出させて、更に焦燥させる
そしてトドメに「魔族への憎しみを抱いた先にあるのは、無為な死のみ」「夫は君を愛していた。だが、それに縛ることを望むような狭量な男だったのか」
「肉欲に溺れ、如何に乱れようと俺は君の前から消えない。望むなら永久の命と共に愛してあげよう」と語りかけ、壊れかけた心を掬い上げると。
そこで完全に依存させきってしまえば、催眠とか洗脳に限りなく近い状態に出来たり。
0242名無しさん@ピンキー2019/01/23(水) 07:30:41.40ID:S81RmxDs
魔王城の地下に設えられた牢獄。
刻まれた淫紋を解除された修道女が、後ろ手に縛られた上で投獄されている。
水滴の落ちる音以外は何もない闇の空間で、修道女は耐え難い情欲に歯を食い縛って。

(尻穴が疼きますわ……)
(両手が自由なら、自分で慰めることも出来たものを……!)
(純潔のまま、ただ穢すだなんて…!)
(それを善がり、魔王に強請るだなんて…)

気が弱いものならば正気さえ失いかねない牢獄の中で、修道女は必死に桃のような尻を壁に擦り付けるだけだ。
法衣越しとはいえ、気休め程度にはなる。
時折与えられる食事も、両手を使わずに食べられるものばかり。
耐えて、堪えて、生き永らえれば、きっと頼もしい仲間が魔王を討ってくれる。
儚い希望を抱きながら、疼く尻穴に歯を食い縛るだけの日々が続いて……。

それから、どれだけ経ったか。
食事係とは違う足音が二つ響き、やがて修道女の牢獄の前で止まる。

「よく耐えているな」

魔王?魔王なのですか?
叫ぶ気力もない修道女は、虚ろに呟く。

「貴様に朗報だ。お前の仲間の賢者が、我が軍門に降った。姫騎士と二人、我が愛妻として生涯を誓うと契約もしてな」

バカな。
あれ程魔族に憎しみを抱いていた賢者が、軍門に降るなど考えられない。
言葉を弄し、騙そうとしたって…!
掠れた声で魔王を糾弾しようとして、傍らにある影に、もう一つの足音の主に気付く。

──淫紋が一つもない、綺麗な肌。
──前でも豊満だった肉体が、艶を増し。
──布切れの一枚も身につけていないのに。
──魔王に魔法の一つも唱えられるのに。
──魔王と腕を組むことのほうが、大事そうにしている……

「賢者…………何故………」
「私は確かに魔族を憎しみ、恨んでいたわ。だけれど、その果てにあるのは無為な死のみ。それに夫も数多の魔族を葬っているもの」
「しかし……肉欲に堕ちたのですか…?」
「そうね。亡夫の為の身体を穢されたことに悦んだのは間違いないわ。でも……」

抱き寄せられた賢者は、恋に恋する少女のようでさえあった。

「あの娘みたく若くもない私に、今のお前のほうが良いと、ありのままの熟れた身体を食べたいと言われ、憎悪の在り方を正され、私は堕ちたの」
「どうやら修道女はまだ疑っているようだ。温もりのある場所ではないが、貴様を抱く姿を見せて証明にしてやるべきかな?」
「まぁ!逞しいモノをここでも下さるのでふか?」
「無論。いくら抱こうと飽き足りぬ身体、淫紋など無いほうが抱き心地も良い」

修道女が声を出す前に、性行為が始まる。
尻穴のみを穢された修道女の知らぬ世界。
魔王の胤を賢者の胎内に溢れんばかりに注ぎ、魔力で妊娠を促進させ、それでも足りないと懇願する賢者。
ともすれば悪夢のような光景。
余りに開け広げな、現実。
しかし、修道女はそれに食い付くように見入り、魅入られ、賢者を妬んだ。
犯されたい。犯されたい。犯されたい。犯されたい。犯されたい。犯されたい。
たっぷりと犯された賢者が悦楽の顔と共に力を失い、魔王に抱きかかえられ、二人が退場する。
今一度の孤独は、修道女の心を灼き尽くす程の淫欲と共に与えられた。
0243名無しさん@ピンキー2019/01/23(水) 07:56:49.14ID:S81RmxDs
静寂の牢獄。
修道女がただ一人情欲に耐えかねているソコに、静かな声が響いた。

『恩赦だ。魔王様のお子を大賢が授かるという慶事につき、獄に囚われた者たちも開放されることとなる』

修道女は、喜べなかった。
今更帰ってどうなる?
仲間を二人失い、一番役割の少ない自分が帰ってどうなる?
待つのは糾弾のみ。間違いない。
満たされぬ欲情に耐え、公言できぬ尻穴への刺激を求め、決して到ることの出来ぬジレンマに耐えながら生を尽くせというのか。

『魔王様は寛大でいらっしゃる。大賢、姫騎が子を授かった際に性欲を処理する為の玩具を求めておられてな、その座を求めるならば一人のみに与えられるそうだ』

無論、魔力による拘束などない。
魔族の血を受けることで、限りなく永遠に近い命と、今の美貌から老けることのない不老を与えようと。
だが、そんなことはどうでも良かった。

「なります!なりますわ!魔王様の性欲処理の道具に!」

耐えかねる孤独と情欲、尻穴の疼きが、修道女の頭から飛んでいく。
敬虔たれと教えられた純白の身体を穢されることを望み、共に生きようと誓った友にはしたなく乱れる姿を見せたいと望む。

(やはり魔王様の策通り……)

修道女を獄より出しながら、魔王の腹心たる大悪魔は頭を巡らせる。

──魔力による隷属には限界がある。
──魔力による隷属だからと逃げられる。
──だからこその放置。
──仲間が堕ちたから、仲間の為に……
──そんな逃げ道さえ許さない。
──己の身体が堕ちたことを知覚させ。
──仲間たちを羨む心を持って堕とす。

それは、ある種で洗脳に近いものだった。
思考を縛り、誘導し、屈服させる。
新たなる王の非道さに笑みが漏れる。
次なる刺客が既に放たれたと聞いた魔王は、歪んだ顔で言い放った。
四天王やお前の子を産ませる相手がいるといいな、と。

二人の美姫を侍らせた魔王の元に辿り着くやいなや、大凡修道女が吐くとは思えない淫語による懇願が響く。
二人の美姫と共に魔王の寝室へと姿を消した修道女の、獣のような喘ぎ声が響くまで、そう時間はかからなかった。
0244名無しさん@ピンキー2019/01/23(水) 09:59:24.24ID:MiSl78Nq
GJ!
きっと修道女は牢から出されるまで
トロ顔で身悶えてたんだろうな
良い、グっとくる
0245名無しさん@ピンキー2019/01/23(水) 16:03:32.22ID:Ih4KHAyk
追討部隊が放たれたようだ、と魔王に語られたとき、姫騎士は虚ろな意識の元でその意味を必死に理解しようとしていた。
初めての口づけも、初めての性交も、初めての膣内射精も、全てを奪い去られた虚無感。
他の仲間達のように牢獄に隔離されていたほうが、まだマシだと思ってしまう。
その一方で淫紋による拘束は全て解かれており、ほのかに感じる愛おしさは自分自身が抱いているものだと否が応でも自覚せざるをえない。

「お前たちは全く信用されていなかったということだ」
「復讐心に囚われた未亡人、理想論のみを翳す修道女、未熟で力もない騎士。この三人はせいぜいが露払い、ハニートラップにでもなれば良いと考えられていたんだろうな」

──そんなこと、分かっていた。

「お前たちを解放しても良いが、お前たちに帰る場所はあるのか?裏切られ、騙され、信じた者に討たれるのが関の山だぞ」
「そんなこと、分かっている!だからといってどうするんだ!?魔族の餌になれというか!?ならば私は自死を選ぶ!」
「誰もそんなことは言っていない。……我が元に侍るがいい。俺は裏切らぬ。魔族は共を裏切らぬ」
「侍れ………それは、つまり……」
「魔族の血を与えよう。人の身で不老と、限り無い命を授かれようぞ」
「しかし、仲間たちは!?」
「奴らにも道は与える」
「…………そうか」

魔王が腹心を呼び付け、策を申し渡す。
直ちに、との声と共に姿を消した腹心に、魔王は策以外のモノを伝えたような気がした。

「魔王よ……私などのような武骨な女よりも、賢者や修道女のような豊かな胸を持つ女のほうが、男の好みになるのではないか?」

散々に犯された身体を紅く染めながら、姫騎士は小さく呟く。
淫紋に縛られていた時は、犯されることだけを乞い願っていた記憶があって。

「お前とて相当なものだ。桃のような尻、豊満な乳房、キスを求める声も愛らしい」
「い、言うな!」
「………さて、では私は貴様の仲間の処へ行かせてもらうぞ」
「やっぱり、あの二人も犯すのか…?」
「必要とあらば」

再三姫騎士を犯した魔羅が、既に天高く屹立している。
思わず姫騎士の喉が鳴った。

「もっと、もっと私の側にいてはくれないのか?その……で、可愛がってくれるのは嘘だったのか?」
「犯すことはやぶさかではない。だが、それもしっかりとねだってもらわねばな」
「お、おねだりしろと!?」

ズクン、ズクンと姫騎士の子宮が疼き、白濁に灼かれたいと堕ちたのを知覚した。
無理だ。抗えない。抗いたくない。

「ま、魔王……魔王の、そのおチンポで、私に子供を孕ませてくれ……♪」

「人間も、家族も裏切るのか?我が命令があれば滅ぼすことに加担するやも知れんぞ?」
「裏切る……そう、私のことを利用しようとしただけのものなんて、どうでも良い…♪」

魔羅を、細く長い指が撫で上げる。

「チンポで犯してくれるなら……私を可愛がってくれるなら……側にいさせてくれるなら……♪」
「私は……魔王様のモノになるぞ…♪」

濃厚な口づけ。
こんな幸せなことを、誰も教えてくれなかった。
こんな気持ちの良いことを、誰もしてはくれなかった。
魔王こそが、今の姫騎士の全てだと。
瞳にハートマークを浮かべかねない程に堕ちた姫騎士は、その夜、魔王城に嬌声を奏で続けたという。
0246名無しさん@ピンキー2019/01/24(木) 00:40:02.24ID:gHOQYolW
GJ
姫騎士ちゃんこれはもう這い上がれないレベルの完堕ち
0247名無しさん@ピンキー2019/01/24(木) 08:00:40.88ID:qeJYXdAo
姫騎士ちゃんたちをお姉様と慕うボクっ娘勇者が捕えられて、四天王の獣人との荒々しいセックスを強要される。
淫紋を刻んだから、お前はもう抗えない。
その言葉を聞いたボクっ娘勇者は、徐々に甘い声を漏らすようになり、間もなく初アクメ。
獣臭いと思っていたのに不器用で強引なキスにどハマリ、衆人環視の前で孕ませ懇願。
太さとタフさでは魔王のソレにさえ勝る獣チンポをフェラチオで清めていたボクっ娘勇者に、魔王は現実を突き付ける。

──淫紋など刻んではいない。一欠片も。
──ソレはお前の生まれ持ち、育てた淫性。
──獣戦士よ、俺のやり方を悪辣と言うか?
──勇者よ、俺のやり方を汚いと罵るか?

獣の精液を嚥下した勇者は、妖艶に笑む。

「ボクは………確かに、淫乱だよ…」
「誰もボクを顧みてくれない………」
「お姉様たちを想って自分で慰めるだけ…」
「でも……こんなキスやエッチしたら……」
「勇者じゃいられないよぉ……♪勇者やめておチンポ奴隷になっちゃう…♪」

仲間も、お姉様と慕う三人も、他の魔族もいる前での完堕ち奴隷志願。
尻穴も膣穴も口腔も、全ての穴を穢され。

──勇者よ。軍門に下り、その獣戦士の妻となれ。さすれば命は奪わず、縁を祝福す。

「下る、下りますっ♪この人の妻になりますっ♪」

魔力など使わずとも、一つの虚言で心を堕とすことさえ出来る。
魔王は笑み、その妻たる三人の娘は眼前の行為に当てられてか雌の顔で甘えだして。
ボクっ娘勇者の仲間の女たちは、抗えない屈服の予感に、一人は怯え、一人は憤り、一人は身を震わせて期待したのだった──
0248名無しさん@ピンキー2019/01/24(木) 10:14:59.55ID:lKvpYKuq
俺たち催眠術師にはなぁ
「あの女騎士の認識を変えて挨拶をチンポにキスに変えてやる!」なんて言葉は必要ねえんだ
何故なら俺や俺たちの仲間はその言葉を思い浮かべた時には
すでに認識を変えて女騎士が女騎士に憧れている弱卒共のおちんちんにおはようのキスをしてる
催眠をすでにかけ終わっているからだ!!!

催眠にかかって弱卒共のチンポにキスさせたことを忘れさせて
次の日いつも通りみんなの前で挨拶させてやった!!なら使っていい
ふふ、兵士の妙に熱のこもった視線に困惑する女騎士はいいぞ
0249名無しさん@ピンキー2019/01/24(木) 18:14:36.07ID:A+ZBWNaH
>>247
gj
お相手が獣将軍ということはボクっ娘勇者は四つん這い+全裸で
尻を突き上げ恍惚とガクビクしてたわけだな、エロい!

>>248
エムシュート兄貴ッ、そのネタで一本書くべきですぜ
0250名無しさん@ピンキー2019/01/25(金) 08:13:27.56ID:bJ0Olz5x
三人の娘を釣り餌として、姫騎士のパーティとして耳目を集めるために放ち、その陰で本命の女勇者たちを放ち。
放たれた娘が全て淫欲に堕ち、心を蕩けさせ、魔王やその配下の愛妾や妻となって。
その娘たちの命をも蔑ろにした行動に憤慨した魔王は、配下や愛妾たちをも動員し、娘たちの故郷となる城下町を、ひいては城をも襲撃する。
希望の象徴が絶望の象徴として反逆するとは思ってもおらず、容易に命を落としていく兵たち。

戦火の中、信ずる神と共にあらんと教会に残った熟聖女は、四天王が一騎の龍人に穢され。

「信ずる神。信ずる王。愛おしむべき民。成程、確かに道理ではある。だが、我にも守るべき王が在り、守るべき配下がある」
「我が守るべきものは、我を慈しみ守ってくれている。……だが、汝の守るべきものは何を為してくれる?美しき聖女さえ見捨て、民を見捨て、逃げ惑うのみではないか」

穢らわしいと罵る相手に、熟れた肉体を剥き出しにさせられて。
龍の肉棒を突き立てられたら、駄目だった。
我に従えば、その天命が尽きる日まで守り抜こう。
汝が信ずる神の前で、汝はそれまで耐えてきた性欲に堕ちよ。
我が子を孕むが良い。
魔王閣下や、その奥方たる娘たちに名乗れ。

熟れた身体は初めての性行為に耐えられず。
赦しを願う声が、未知の快楽に善がり喘ぐ嬌声に成り代わり、異種の子を孕む禁忌が熟聖女の脳裏をぐずぐずに溶かしていく。

──神は私を救い給うことはなかった。
──王は私を救い給うことはなかった。
──民は私を顧みようとは思わなかった。
──神の教えは私から女を奪った。
──王の愚考が町を戦火に貶めた。
──民への救済は、我が身に還りはしなあ。

私を救ってくれる龍人。
私を顧み、手を差し伸べてくれた龍人。
私に女であっても良いと語りかける龍人。
戦火より私を助け出してくれる龍人。
私を救済してくれる龍人に、還るモノは。
思考の海に沈む熟聖女を叩き起すかのように、陵辱は加速する。
ここで救われたならば、熟聖女も堕ちはしないだろう。
だが襲撃する魔族を御すは、陵辱者たる龍人ではないか。
──ならば、己が捧げるべきは──

「汝の心も不安も受け止めてやろう」
「女に戻れ。女に還れ。汝を我が嫁とする」

最奥を抉られ、女として愛でられた熟聖女は、それまでの信仰も信頼も慈愛も、全てを捧ぐべきモノを見つけて。
戦火の町の一角にて、龍人の手に堕ちた。
0252名無しさん@ピンキー2019/01/25(金) 12:48:18.12ID:mtifHQ6q
王宮の最深──謁見の間よりも、更に深く。
血に塗れた巨躯、多くの兵を葬りし大斧を肩に乗せた醜き獣が、美しき女性を追い詰めていた。
凛とした振る舞いの女性に、獣も言葉を正し、語りかける。

早く討ちなさい。
─それはならぬ。我が君に仰がねばならぬ。
疾く討たねば、その巨躯に歯を立てよう。
─構わぬ。斯様に勇ましき乙女は好ましい、
獣に乙女と呼ばれるとは。犯そうとするか?
─狼藉は好まぬ。条約を侵した者は討った。
『反抗を企てた者は全て討った。よくやったぞ、お前たち!報奨を約束しよう!』
─どうやら終わったようだ。名のある乙女よ、これよりは独り身となろう。持て余す情を放つ相手を見つけるが良い。

乙女──王妃には、もうどうしようも無かった。
世を知らぬまま、美貌を見初められて若くに王妃の座に在り。
皇太子と第二子を産んだ時から、王の歓心は若き愛妾にあって。
夫と、愛妾が眼前で討たれた時に、寄る辺は完全に失われたのだ。
獣は自身の腰に飛び込んできた王妃を見事に受け止めると、そのまま己が主の元へとエスコートした。

『やぁ、そちらは?』
──この間の奥の部屋におりました。
『狼藉を禁じたのを守ってくれたようだね』

年若い声に、王妃は息を呑んだ。

『貴女は?』
この国の王の、仮染の王妃……ですわ。
『残念ながら、公約を破った男は討ったよ』
致し方有りませんわ。ですが、民草には…
『反抗したもののみを討つよう伝えている』
感謝致します。

王妃は安堵と共に、死を賜わろうとした。
女盛りの身体を省みられることもなく、さりとて立場が邪魔をして自分を慰めることも出来ない、飢えた日々の終焉。
捧げられるものなど何も残らぬ、清々しい程の結末。
魔王が──微笑った。

『君に、妻は?』
──おりませぬ。醜悪な獣故、蛮勇を振るうのみの生を送っております。
『欲は?』
──長らく放ってはおりません。
『良し。君が良ければこの王妃を娶るといい。戦果と呼ぶには足りぬかな?』
──いえ。過分な報奨かと。

魔王の手が、王妃の震える肩に乗せられる。

『ここより奥、寝室には誰にも立ち入れぬようにしておこう。言い訳もいるだろう、魔力による印を刻む。彼との初夜、楽しむといい』

自分は戦果として、娶られるのか。
夫婦としてかつて愛し合った部屋で。
ジュンと、子宮が疼いた。
0253名無しさん@ピンキー2019/01/25(金) 13:20:16.22ID:mtifHQ6q
夫婦のベッドは、獣の巨躯を支えきることは出来なかったようだ。
同様、上に乗っては王妃が潰れてしまうのも明白。
裸体を晒しあった二人は、不器用な口づけの後に微笑んだ。
淫紋など刻まれていない。
それに気付くこともなく、横たわる巨根に手をやり、濡れた女性器で呑み込む。
響く淫声。獣の肉棒は経産婦の子宮を抉る。
知らない。絶頂しながら絶頂に駆け登る感覚なんて、知らない。

──初めて故、堪えきれぬ。

子宮に押し当てられた男根が、脈動する。
細い腰を不器用に掴まれ、根本まで身体ごと押し込まれる。
意識が飛ぶ。腹が熱い。喘ぐ声も出ない。

──加減が分からぬ。だが、良いな?

沈黙に、獣は陵辱を加速させる。
まさに陵辱。
ただ欲望を放つ為だけの陵辱。
だが、それこそが王妃の望み。
王妃の座などいらないから、女でありたい。
女であることを突き付け、求められたい。
獣の精特有の臭いを全身に纏い、獣専用の女性器にまでされた穴から白濁を溢れさせながら、王妃は幸せそうに意識を失った──


『淫紋など刻んではいないよ』

魔王の嘲りに、王妃は恍惚とした。
自身の安否を気遣われぬことも捨て置き、悦んだ。
獣との性交に堕ちたことが、自身の本性だと突き付けられたことが嬉しいのだ。

私は、この方の妻となりますわ。
人と愛で合うことの遥かな上の悦び。
私の淫性を見出して下さった魔王様。
私を女として求めてくださった夫。

獣の肉棒に堕ちた女は、それ以外を考えられなく成程に思考を奪われ、魔に入ることとなる。
0256名無しさん@ピンキー2019/01/26(土) 07:05:59.80ID:6zZ55fLE
運動能力皆無、根暗で引き篭もりと揶揄される少年が、夏休みに水泳の補習として学校に訪れること五回。
一度目こそ男子教諭だったが、二度目からは女子水泳部の練習のついでと女性教諭が補習を担当することになる。
三十路を過ぎてなお衰えぬ肢体を濃紺の水着に包み、他意もなく触れ合い、練習の為とはいえ身体を押し付ける女性教諭に少年は興奮し、水泳の補習の後は自宅でマスターベーションに浸る日々が続いた。
四度目の補習の際、遂に少年は破滅を覚悟で見様見真似の催眠術を女性教諭に敢行。
──水着など着なくていい、全裸で泳げ。
果たして、瞳の色を失った女性教諭はその肢体を剥き出しにし、水中に入る。
恋人も無く、夫もなく、さりとて性欲が無くなることも無く、鬱憤を溜めてばかりと嘆いた後の、裸での水泳授業。
イケると確信した少年は、五度目の補習の際に、遂に決行する。
全裸での補習。
水泳でなく、保健体育の補習だ。
筆下ろしからの、種付けの補習。
女性教諭はヌードで女性器の解説、挿入しやすいように自慰で濡らし、少年の童貞ペニスを受け入れる。
未知の快楽が少年に堪えることさえ赦さず、即座の射精。
まだ硬くなると口唇による奉仕で勃起を促され、白濁を放って間もない穴に還るペニス。
それを繰り返し、四度目の射精を強要されたところで、少年は体力の限界を迎える。
いつ催眠が解けるようにするのか、どう言い繕うか考える少年に、白濁を太腿に伝わせながら女性教諭が立ちはだかる。

『催眠術は解かなくていいわよ』
『そもそも今日は催眠術なんてかかるわけないでしょう。バカね』
『何をやらせるかと思ったら筆下ろし?可愛いわね』
『でも、私なんかより好きな女の子がいるんじゃないの?』

嘲る言葉の反面、細指は未成熟のペニスを撫でる。
先生が良いんです、水泳してる先生でいつもオナってましたと吐かされた少年に、女性教諭は満足そうに笑う。

自分好みの愛らしい少年に求められたい。
愛らしい少年の筆下ろしをして、あわよくば愛し合いたい。
あの少年の最初で、唯一の女になりたい。
ならばどうすればいい?
そもそも男子生徒の水泳の補習を、部活のついでと言っても女性教諭がやることのほうがおかしいのだ。

つまるところ、少年も男性教諭も、女性教諭の催眠の内で踊らされていたこととなる。
0259名無しさん@ピンキー2019/01/27(日) 07:19:24.14ID:W3ACoLhW
勇者、聖女、魔法使い、戦士という有り触れたパーティが魔王との決戦にて敗れ。
役割上、最後まで生き延びてしまった聖女は、魔王に死を賜ろうと決意するも、眼前の惨劇に死への恐怖が蘇り、失禁しながら怯えることしか出来なくなってしまう。
魔族に討たれた者は、輪廻さえ赦されぬ。
ただ灰と化し、地に還ることも女神に助けられる事もなく世界より失せるのみ。
美しい顔を鼻水と涙でぐしゃぐしゃに汚し、失禁を恥じる感情さえ投げ捨て、さりとて逃げる為に走ることさえ出来ぬ程に足も竦み。
一歩、また一歩と近付く魔王は、聖女に語り掛ける。
我が望みを一つ、叶えよ。
然らば永劫の安寧を以て応えよう。
聖女は一も二もなく頷いた。
死にたくない。それだけが全てであった。

魔王の住む館の寝室にて。
聖女は、慈母の如き微笑と共に、魔王に母乳を与えていた。

『汝、我が母となってはくれぬか』
『我に母は居らぬ。悪夢が祖父。絶望が祖母。嘆きが父。闇が母。我は温もりを知らぬ』
『温もりを知り、情を知り、欲を知り、性を知り、愛を知る。此れにて我が力は更に強く、禍々しさを得るであろう』

──何と可哀想な男か。
──この哀れなる魂を救わねば。
──この哀れなる命を救わねば。

聖女は魔王の母となることを、当初は命乞いの為でしかないと考えていた。
だが、日々を過ごすにつれ、考えは変わる。

──恐れていたのは何だったのか。
──魔王とて一個の命、温もりを求めるは必然ではないか。
──愛おしい。魔王が愛おしい。
──愛しき我が子、愛しき我が伴侶、愛しき我が主。
──母の胎内にて温もりを知り、母と繋がることにて愛を知り、母の胸にて情を知り、母の愛にて性を教えねば。

歪つな日々が、聖女の思考を狂わせて行く。
勇者の一行の一人としてしか顧みられなかった身体を求められる悦び。
勇者が魔法使いと交わる姿を見て、羨望を覚えながらも清くあらねばならなかった不満が、毎日のように解消されていく幸福。
私は母で、妻で、教師で──
ああ、なんて、幸せな───♪

『母よ、今帰った』
「お帰りなさい、坊や」
『先の戦いでは、満たされなかった』
「ママが受け止めてあげますわ。ママも坊やと愛し合うのを待っていたの」
『母の身体は、弱いのに強いのだな』
「坊やの身体ほどではありません。それに、ママの身体が耐えられるのは、坊やが愛してくれるからよ?」
『そうか……』
0260名無しさん@ピンキー2019/01/27(日) 17:11:36.13ID:1PV5Mwzs
gj!
異世界人のタカシとは違う魔王の話か
MCというよりは未練吹っ切るタイプのNTRっぽいな
勇者パーティ取られた人間サイドは滅びそう
0261名無しさん@ピンキー2019/01/28(月) 22:27:25.93ID:mKS52lrB
暗示ってわけではないだろうけど
囚われの身になった女戦士と女僧侶をそれぞれ別のフロアの牢獄に、互いの存在を悟らせぬまま幽閉して
・本当に仲間は助けに来てくれるのか?
・そもそも魔王のお手付きになった女を誰が信用するのか?
・必死に耐えているが、実は快楽に悶え悦びたいんだろう?
・会いたくない、顔も見たくないと言うなら顔を出すこともやめよう

と同じことを言い続けていく。
漆黒の闇の中で一日、二日と孤独な日々を送る中で、僧侶も戦士も心は摩耗し、仲間への不信、己の無力への絶望、魔王からの陵辱で知ってしまった性の味が蝕んでいく。
ただ与えられる食事を摂り、獄中で排泄するだけの日々が長く続くことで、遂に二人は発狂したように魔王に赦しを乞う。
獄に幽閉したのは魔王なのに、その魔王が獄から解放し、光を、快楽を与えてくれる事に歓喜し、同時に命を以て人の平和のために戦っていた自分たちを見捨てた人々への憎悪になる。
強くなりたければ、魔王の配下と好きに訓練すればいい。
女でありたければ、魔王におねだりすれば濃厚な寵愛を与えてくれる。
自分にあらゆるものを与えてくれた魔王に屈し、依存し、心を捧げる。
これを以て人間たちは優秀な戦力を失い、魔王は信奉者を二人得ることになる
とか
0262名無しさん@ピンキー2019/01/30(水) 16:04:06.71ID:Z36mjKmd
そも魔王討伐は死出の旅、二人には助けて貰えない覚悟があったはず
ならば彼女らに憎悪を抱かせるには「見捨てられた」では威力が足りない
「裏切られていた」ぐらいの怒りが必要だ
淫紋で快楽漬けにして籠の鳥のままで可愛がるなら無問題だが
戦力にしたり武器与えて訓練させるのは怖いな
0263名無しさん@ピンキー2019/01/30(水) 18:40:05.80ID:87lUIU/G
となると、聖女のみを捕らえた後に勇者パーティが異なる回復役を連れていることを教えて(足りてないパーティメンバーを補充したのみなのを隠して)
パーティメンバーが新たな回復役を重用して聖女の事など完全にいない扱いをしてると教えて(新入りを受け入れ、慣れさせているだけ)
聖女の事を慮る仲間はもういない、回復役でさえあれば誰でも良いという無情な仲間だと伝え、どんどんと鬱屈させていけば…
0264『例えばオレっ娘とシンプルな悪戯1/2』2019/01/31(木) 23:53:09.18ID:7zU0gwJo
俺はMC好きだからよ
NGワードになんか負けないで投下する

 少しだけ幸男の遊びに付き合うことにした。五円玉を糸で吊
るした振り子を、幸男がプラプラと揺らす。
 オレは揺れる五円玉をじっと見つめて、深呼吸したり、身体
の力を抜いたり、頭の中に思い描いた階段を降りたり、トンネ
ルを歩かされたりしていた。
 馬鹿らしい、何の意味があるんだよ、バスケしに行こうぜ、
オレは何度もそう思った。でも段々と、この遊びに、集中力
ってヤツが向かいだした。
「わっ!」
 幸男は急に大声を出して、オレの顔の前で手を鳴らした。
 ちょうど頭の中で思い描く事に意識を向けていたタイミン
グだったから、オレは驚いて椅子から転げ落ちそうになった。
「驚かすなよ幸男」
「ゴメンゴメン。でも、これで準備オッケーだから」
「ふん。こんな面倒なことさせて。つまらなかったらジュー
ス奢れよな」
 幸男が、今まで見たこともない顔をした。
 笑ってるんだけど。何か違う。
 ヨコシマっていうか……上手く言えない。

「じゃあ、いくよチアキ。《パンツ見ーせて》」

 幸男がフザけた事を言って、手をぱちぱちと鳴らした。
 は? 嫌に決まってんだろ。馬鹿かよ。
 ……そう思ったときには、オレの手はもう動いていた。ス
カートの裾を掴んで、首元まで持ち上げてしまっている。ひ
んやりした空気が、普段は隠れてる腿に触れていた。
「なっ、なん、なに……なんだこれ!?」
 オレはすぐにスカートを両脚に叩きつけて、見えていたも
のを隠した。
 顔中が急に熱くなってきた。頭の中は凍りついて考えがま
とまらない。嫌な汗が出てる。
「お前、み、見ただろ、オレの……」
 恥ずかしくて声が震える。見られた。こいつに。オレの、
見られた!
「意外と子供っぽいの履いてるんだね」
 幸男はコトも無げに笑いやがった。
 こいつ、ぶっ叩いてやる。
「チアキ。《パンツ見ーせて》」
 ビンタするつもりだったのに、オレの身体はまた勝手に動い
た。両手でスカートを掴んで、首元まで持ち上げている。どう
なってるんだ!
◾︎
0265『例えばオレっ娘とシンプルな悪戯2/2』2019/01/31(木) 23:59:12.80ID:7zU0gwJo
▶︎
「や、やめ、ろよ!」オレはまたスカートを叩きつけてパンツ
を隠す。
 おかしい。あいつに見せてって言われたら身体が反射的に。
「ねえチアキ。《パンツさげて》《スカートあげて》」
「わ、わわ、ひ、やぁあ!」
 両手がパンツを足首まで落とし、起き上がる途中でスカート
を持ち上げる。お尻まで空気に触られた。
「チアキ。毛、生えてるってホントだったんだ」
「てめえ、幸男、このヤロウ! いい加減にしろ、ぶん殴られ
てぇのかよ!」
 オレは吠えた。でも身体が動かなかった。恥ずかし過ぎて震
えている。
「怖い怖い。ねえチアキ。今日はもう《おやすみ》しよう」

▶︎

「チアキ。起きて」
 ん……うおぉお。
 なんだ? 教室? 幸男? どういう状況?
「オレ寝てたのか。なんで教室で寝てたんだ?」
 頭がクラクラする。寝すぎたときになるヤツだ。幸男とオレ
以外、教室には誰も残っていなかった。
「覚えてない? 催眠術で遊んでて、チアキ寝ちゃったんだよ」
「催眠術ぅ?」
 ……記憶を掘り返してみる。
 授業が終わって。日直当番で、こいつと掃除して……そうだ。
そうだった。
 幸男が面白い事ができるって、催眠術とかいうのをやりだし
て……。
「あー思い出した。振り子、見てるうちに眠くなったんだ」
「催眠術で本当に寝られちゃかなわないよ。上手くいかないね」
「あんな面倒なもん、やってらんねぇって。それより幸男、バ
スケしに行こうぜ」
 カバンを背負って戸口まで走り、そこから幸男を急がせた。
「ねえ。チアキ」
 幸男が、見たことのない顔をしていた。
 笑っているのに、なんか違う。ヨコシマっていうか……上手
く言えない。
「パンツって聞いたことある?」
 幸男が変な事を言ってきた。なんだそれ。パンツ?
「いや知らねぇけど。なにそれ?」
 オレはそう言いながら、妙な気分になっていた。
 パンツ。聞き怯えがあるような……?
「うん。知らないならいいんだ。ありがとチアキ」
 はぅぐ……。
 くっそ、こいつ、くっそ、ああもう。
「顔、赤いよ。チアキ。風邪?」
「違うし。風邪なんか引かねえし。ほら、幸男。行こうぜ」
 オレは幸男の手を引いてーーあったかいなーー二人で教室
から出る。
「……?」
 スカートの中がいつもよりスースーしているように感じた。
0267名無しさん@ピンキー2019/02/01(金) 01:44:10.03ID:GN9g/dq7
チクリマンの書きこみ特徴としては

@1日1回意味のない保守レスをつける
A反応がないと自演レスを始める
B自分に自分でレスをして自演雑談を行う
C単発レスを指摘されると途端に複数レスをつける、
0268名無しさん@ピンキー2019/02/01(金) 02:01:11.93ID:nb+tZnTI
NGとの戦い乙
好きなタイプの誤認だわ。主観の誤認は最高だな!
0269名無しさん@ピンキー2019/02/03(日) 09:29:26.63ID:KC+5yJFQ
周りが操られてる中、一人正気のまま犯されるのもいいよね
0271名無しさん@ピンキー2019/02/03(日) 16:52:26.70ID:DuM9yfGQ
貴族の令嬢のみで構成された白百合騎士団
団長を務める第三王女の従騎士は、隣国の工作員だった
一人また一人と、工作員に薬物と暗示で心を造り変えられ、
肉人形と化した令嬢たちは夜毎に淫らな痴態を晒し合う
まんぐり返しにされた王女の蜜壺から愛液を啜る茶会、
公爵令嬢による公開オナニーの舞踏会、
全裸・四つん這いの令嬢たちが寮内を駆け回る乗馬会……
朝が来れば、令嬢たちは夜の記憶の一切を忘れる
淫猥に股を開いた翌朝、優雅に挨拶を交わし合い
淫語をわめきたてて達した翌日、優美に詩歌を詠い合う
工作員は彼女らの無様さを思い出しては、密かに嘲笑うのだった

という話を書こうとしたんだんだが
書いても書いてもエロまで進まない現象によってポシャったので
せめてシチュ妄想という形で供養
0272名無しさん@ピンキー2019/02/05(火) 22:50:37.51ID:2170LoIP
 ちりちり〜〜ん……

 小さな金属同士がぶつかり、反響し合う微かな音で目が覚めた。
 「うふふ、思った通りです」
 なにやら嬉しそうに呟く少女らしき声に導かれるように顔を上げると、予想に違わず小柄で幼さを
残した少女が優越感で輝く目を細めながら自分を見下ろしていた。
 背中の辺りまで伸ばした艶やかなブラウンの髪は綺麗に梳かれ、色白な頬には傷一つ無く、髪よりは
少し濃い茶色の瞳小さな唇も生気に満ちていて健康そのものっぽい。
 年の頃なら……定命の種族の年齢は良く分からないが、戦場で散々焼き払って連中と比べて遙かに
背が低く、何重にも着込んでいるらしい重そうな服越しでも分かるくらい身体は華奢で、物腰からも
纏う雰囲気からも鋭さは感じられず、何処から見ても無防備で隙だらけ。
 つまり、弱っちいメスのガキだ。
 なのに自分を見下ろす自信たっぷりな瞳からは、得体の知れない何かを感じる。
 あれは勝者の笑みだ。
 幾つもの戦で培ってきた経験が警鐘を鳴らしている。
 あれに迂闊に手を出しては駄目だ。
 だからリリィは目の前のガキから目を離さず、相手の出方を覗うことにする。
 あれの方から先に喋らせよう。
 そうすれば、少なくても言葉尻を捕まえられ出鼻をくじかることは無いはずだ。


 そうしてどれだけ、身じろぎもせず視線で相手を牽制し続けたのか。
 「此処、どこだか分かりますか?」
 先に根負けしたらしいガキの方が、再び口を開いた。
 「………………」
 だがリリィは迂闊に言葉を返したりはしない。
 常に視界の片隅にガキを捉えたまま、瞳だけを動かして周囲の様子を確かめる。
 「そう、牢屋です。もっと正確に言うと地下牢です。更に付け加えると、貴女のような高位魔族を
封じる為の処置を何重にも施した特別な牢屋です。もっとも、何処の地下かまで教えてあげることは
出来ませんけどね?」
 「………………」
 なるほど、リリィは頭の中で呟く。
 薄暗い部屋は全て頑丈そうな石を組み上げられて出来ている。
 壁も天井も床も全てだ。
 そして明かりは部屋の片隅に置かれた簡素な燭台一つだけ。
 これでは『ここが牢獄である』事以外は何も知りようが無い。
 つまり、このガキはリリィが目で見るだけで分かる程度のことをわざわざ口に出し勿体ぶった口調で
教えたことになる。
 そして、それ以上の事は教えるつもりが無いらしい。
 此処がガキの言う通り地下牢なのか、本当に自分の様な高位魔族を閉じ込めておけるような処置が
為されているのかは不明だが、事実にせよ虚仮威しにせよ今は保留で構わないだろう。
0273名無しさん@ピンキー2019/02/05(火) 22:52:48.35ID:2170LoIP
 この状態で不用意にガキを焼き払おうとしたり、この牢屋を破壊しようとしたりしするということは
敵の目の前で手の内を晒すことにもなる。
 それで脱出できればまだしも、満足な結果が得られなければ更に強力に封じられる。
 なら、このガキを通して人間側の意図を探ることを優先すべきだ。
 「………………」
 そう結論づけたリリィは部屋の観察を早々に切り上げてガキの方へと視線を戻す。
 何か言いたいことがあれば早く言え、と意思を込めて。
 「ええと……何処から話しましょうか?」どうやらリリィの方から話を切り出すつもりはない、と
気付いたらしいガキは、う〜〜〜ん、と人差し指を唇に当てながら唸った後、妙に柔らかい口調で
説明を始めた「これは私の想像なんですけど、貴女の最後の記憶ってバーダラサ平原で魔族の先陣を
きって飛び出して、空から魔法を沢山撃って私達の……つまり人間側の軍勢の前衛を足止めしながら
高笑いしている所で終わっていると思うんですけど、合っていますか?」
 実は少し違う。
 正確には魔法を撃ちまくって人間共を焼き払っていると、その爆炎の中から一人の人間が(遠目には)
無傷で魔法を突破してきたので、あれが噂に聞く勇者とやらに違いないと判断して魔法の焦点を絞り、
更に威力を高めようと両手を頭上で振りかぶりながら集中していたところまで……だと思う。
 少しだけ意識を内側に切り分け、記憶を辿ると徐々に思い出されてくる。
 「……おおよそは合ってるみたいですね。で、その続きなんですけど、実は私達は過去の教訓から
バーダラサに大群で押し寄せると、そこを任されている貴女が最初に突出して大暴れして魔族の軍勢が
戦いやすい場所まで移動するまでの時間を稼ぐ、という単調な戦い方しか選択しないという事実を既に
確認済みだったんです」
 まぁ実際有効な戦術だったんですから無理も無いですけどね、と苦笑交じりに付け足すガキ。
 「…………………」
 「そこで、私達は『わざと』勝てないながらも最小限の被害で済む攻撃を何回も繰り返して貴女の
戦い方と魔力の高さ、そしてそこから短時間でも良いから貴女を封じることが出来る魔法の種類と
威力を計算して、勇者様とお仲間の皆様にもご協力をお願いしておね……こほん、わざと横長の布陣で
攻めて貴女が側面を晒す瞬間を狙い、ピンポイントで攻撃しました。で、貴女を消滅されることこそ
叶いませんでしたが、こうして捕まえることが出来ました。そして貴女は今、こうして囚われの身に
なったと言うことです」
 「…………………」
 「私達が無駄な攻撃を繰り返し、その都度貴女達の軍勢と衝突する前に撤退してばかりなことに
何も疑問を感じませんでしたか? 貴女は魔族の中でも賢明な方だと窺っていましたけど、やはり
魔族は魔族と言うことでしょうか? 慢性的な睨み合いが何年も続いて、何時の間にか高い魔力に
頼る癖が付いて深く考えることを止めてしまったのが敗因でしたね?」
 「…………………!」
0274名無しさん@ピンキー2019/02/05(火) 22:53:44.33ID:2170LoIP
 「あ、いま、少しムッとしましたよね?」
 「…………………」
 「今度はホッペが赤くなりましたよ? うふふ、可愛い反応が見れました」
 落ち着くのだ。
 こんなガキの一人や二人、いざとなればどうとでも出来る。
 多少、揶揄された程度で動揺しては相手の思うつぼ。
 いまは冷静に、敵を探るのだ。
 「で、ここで一つ確認させて頂きたいんですけど貴女は魔王の子供の一人、しかも最初に生まれた
第一王女のリリィさんで間違いないですか?」
 「…………………」
 「その程度は教えて頂いても構わないと思うんですけど? 貴女が誰なのか確認しないとお話し合い
になりませんよ? 貴女だって、ずっとこのままで良いとは思っていないでしょう?」
 「…………………」
 「あ……最初にも言いましたけど、この牢屋は特製ですからね? ここで自決なさっても魔力に
還元されて魔王の元に帰ることは出来ませんよ? なんとか情報を引き出して自力で脱出しない限り、
魔王の魔力は貴女を生み出すのに使った分だけ減ったままですよ?」
 「…………………リリィで間違いない」
 これもはったりである可能性はあるが、そうではない場合を想定すると、これからの駆け引きを
踏まえ自分が魔王の長女であると認めるデメリットは大きいとは言えない。
 なにせ、リリィの父である魔王は人実交渉などには絶対応じない。
 そもそも自らの魔力を分け与えて生み出した自分達のことを、他よりも芸が多い使い魔にしか
考えていないからだ。
 「やはりリリィさんでしたか! 私はイレーヌです、よろしくお願い申し上げますね?」
 「………………ふんっ!」
 当然、よろしくお願いするつもりなど毛頭無い。
 「そんな、これ見よがしにそっぽを向かなくても良いと思……」
 「人間と馴れ合うつもりなんかない!」
 ぷいっ、と横を向いたままイレーヌの言葉を遮るリリィ。
 「それは……そうでしょうけど……」はぁ〜、と溜息を漏らすイレーヌ「……でも少し考え直して
くれませんか? 私はともかく、他の人達は拷問してでも……って息巻いてますよ?」
 「そ、そんなの全然怖くない!」
 「……いま、少し声が震えませんでしたか?」
 「震えてない! 人間の武器なんて通じない!」
 低俗な連中ならともかく、リリィほど高位になると身体の強度が桁外れに高くなり普通の斬撃や
打撃はもとより、火や聖水も殆ど通用しなくなる。
 更に幾つもの魔力障壁を無意識に張っているので、そも生半可な攻撃が身体に届かない。
0275名無しさん@ピンキー2019/02/05(火) 22:55:01.86ID:2170LoIP
 もっとも高位な魔法や神器レベルの武器なら話は変わってくるのだが、それを丁寧に教えてやる
つもりは無いし、それらが全て各地の前線に散らばっているのは確認済みだ。
 「それは、もしかしてリリィさんのエッ……独特なお召し物の事でしょうか?」
 「………………」
 「やはり、そうなんですね? 空から落ちて気を失っているリリィさんを確保しようとしたとき、
着ている物はボロボロになっていたのに身体は軽い火傷程度の傷しか無くて、しかも見る見る元に
戻ってゆくのを見たときに『これは強力すぎる魔力が物質化した物かも?』って思ったんですけど、
やっぱりアレがリリィさんの全身を守っていた訳なんですか、なるほどです!」
 「………………」
 弱っちぃ癖に察しが良いガキだ。
 イレーヌが指摘する通り、リリィの身につけているの衣服は魔力障壁の一部。
 その物理的強度の高さ故に、半ば物質化し身体にフィットした薄着のように見えている。
 「しかも意識が無い状態でも元に戻ると言うことは……無意識下の余剰魔力だけでも障壁が
形成出来ると言うことに……ううん、むしろ本能的に反応して……」
 「………………」
 「……つかぬ事をお伺いしますが、リリィさんの障壁ってリリィさんの意思で外すこととか
出来たりするんですか? それとも自分でも制御できないとか?」
 「………………」
 勿論出来るが、そんなことを教えてやるわけが無い。
 この障壁は物理的な防御力のみならず、幻覚や精神操作と行った魔法全般からリリィを守る
役目も持っている。そして実際、ガキがあれこれと詮索してくることから察するに、リリィが
意識を失っている間にも人間共は色々な魔法をリリィを試したのだろう。。
 が、どれも効果が無かったので目を覚ますまで待ったに違いない。
 多少は知恵が回るガキだと思ったが、所詮は定命の種族。
 リリィが不機嫌そうに口をつぐんでいるだけで、ぺらぺらと情報を垂れ流してくれる。
 「って言っても、そう簡単に教えて頂けるわけはないですよね?」
 「………………」
 ふむふむ、と腕を組んで一人で勝手に納得しているガキ。
 「では……仕方ないですね。リリィさん……いえ、リリちゃん?」
 「?」
 「その服、全部脱いじゃって下さい。これはご主人様の命令です」
0276名無しさん@ピンキー2019/02/05(火) 22:56:39.98ID:2170LoIP
 リリちゃん?
 ご主人様?
 目の前のガキが訳の分からないことを言い出した。
 何を仕掛けてくるつもりなおか知らないが、こんなガキの魔法なんか……

 ちりちり〜〜ん……

 「!!?」
 しゅぅぅぅ……と微かな音共にリリィの全身が冷気に包まれてゆく。
 いや、違う。
 「…………え? な、なに? なんで……!?」
 全ての障壁と共にリリィの服が勝手に魔力に分解され、周囲に霧散してゆく。
 急いで体内の魔力を放出して再構築しようとするが、
 「出来ない!? 出来ない!!」
 放出は出来ても収束しない。
 胸元から始まった分解が臍の辺りまで、更にその下まで見る見る広がってゆくが、
リリィには為す術もない。
 「あ、こら! 動いちゃ出目ですよリリちゃん? これもご主人様の命令です!」
 
 ちりちり〜〜ん……

 反射的に手足を動かし、露わになった部分を庇おうおするが、ガキの一言で身動きも
出来なくなる。
 「!!」
 アレか!
 何時の間に取り出したのか、リリィを見下すガキの右手には金色に輝く小さな鈴。
 見たとも無い物だが、きっと神器クラスの魔導具と考えて間違いない。
 「………………」
 もっとも、今更分かったところで文字通り手も足も出ない。
 悔しそうに歯を食いしばるリリィは、瞬く間に全てを露わにしてしまう。
 「うふふ、やはり魔力も物理エネルギーも介さない単純な催眠術なら高位魔族の守りでも
素通りしちゃうんですね。他愛ないです」
 勝ち誇ったように目を細め、満足そうに微笑むガキ。
 「サイミン……ジュツ……?」
 「聞いたことも無い言葉でしょう? でも、知らなくても恥ずかしいことじゃないですよ
リリィさん? なにせ、この世界では『まだ』確立されていないようですし」
 「…………………」
 「無理して覚える必要もありませんからね? ただ、これから私の命令には絶対に
逆らえないって言う事実だけ理解して頂ければ、ね?」
0277名無しさん@ピンキー2019/02/05(火) 22:58:20.32ID:2170LoIP
 拙い、非常に拙い。
 全ての防備を失っただけでも十二分に拙いというのに、身体の自由まで奪われた。
 ガキの言っていることはサッパリ分からないが、あの神器にリリィの魔法を完全に分解して
身体の動きさえ制限する力があることだけは疑いようも無い。
 まだ思考までは制限されていないことから察するに、精神面まで支配力を及ぼすことは
出来ないと……いや、まだガキが奥の手を隠していないとは限らない。
 「あらあら、エッチぃ服がなくなっちゃうと印象も変わっちゃいますね。さっきまでは、
私と変わらない年頃に見えるのに色っぽいって言うか……少しオトナな雰囲気の方だなって
思ってたんですけど、裸になったら普通の女子ですね。可愛らしいです」
 「…………………」
 歯を食いしばって睨み返すが、どうにもこうにも落ち着かなくて視線に力を込めることが
出来ない。
 「それに、こうして改めて見てみると……背丈は私と変わらない……いえ、リリィさんの
方がちょっとだけ低いかも? それに発育の具合も少し……」
 「〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
 動けないリリィを小馬鹿にするように近づき、右へ左へと身体を揺らしながらリリィの
裸体を検分して楽しそうに揶揄するガキ。
 「むしろ私の方が胸も少し大きい……ですよね? それに下の方も……ですし、こうして
見れば見るほど子供っぽくて可愛らしいです。もう全然怖くありませんね」
 その小生意気な笑みごと今すぐ灰も残さず焼き払うか、首から上を粉々にしてやりたいが、
指一本すら自由に動かせない状態では魔法も使えない。高位魔族故に腕だけでも振るえれば
強力な術も無詠唱で放てるのだが、逆に言えば他の方法では魔法が使えない。
 必要が無いので魔法を呪文で発動させた経験も無ければ、視線だけで焦点を合わせて
魔力を収束させることも出来ない。
 ちょっとした衝撃波程度なら使えるかも知れないが、それすら予備動作無しでは普段通りの
威力が出せる自信が無い。
 というか、一度として脱いだことも脱がされたことも無い魔力障壁の服を残らず奪われ、
晒したことの無い素肌が外気に触れる肌寒さに身体の内側まで徐々に蝕まれ、感じたことの無い
喪失感に見舞われたリリィは気力の殆どを削がれてしまっていた。
 「う……うぅぅ……」
 情けなさの余り、食いしばった歯の間から微かな嗚咽を漏らし、必死に強気を装う瞳を
僅かに潤ませてしまうリリィ。
 そんな様子に、ほんの一瞬、躊躇を見せたイレーヌだが、
 「ど、どうやら御自分の立場を理解して頂けたようですし、時間も推していますので、
そろそろ『実験』を始めさせて頂きますね、リリィさん?」
 そう宣言するイレーヌの少し固い笑顔に、リリィは生まれて初めて戦慄を覚えた。
0278名無しさん@ピンキー2019/02/05(火) 23:11:30.30ID:pQpOCc+T
私の体験の方がキチガイの武勇伝より凄い。
これが事実だ。
私は物心ついた4歳という幼さで、宇宙の全てを知った。
宇宙の始まり、そして終わりの全てを。
しかし、この事実は未だ世に出ていない。
何故か・・・それは、私が機密事項としているからだ。
私の能力があれば宇宙全体を暴くことができる。
この能力に世界中の科学者たちが注目しているのだ。
私こそ世界の要にふさわしいと言える。
武勇伝・・・実に淡い。
この程度で驚きを隠せない人類という名の弱者達よ。
私のような神の体験を手に入れたいと想わないか?
誰しも想い、羨むだろう。ならば一つ、条件を与えてやる。私の傘下になるのだ。
私という巨大なバックがあれば全てが救われる。
さぁ・・・弱き人類達よ。
私と子分の杯を交わそうじゃないか。
0280名無しさん@ピンキー2019/02/06(水) 01:01:17.55ID:JeqKXq5i
>>279
私の体験の方がキチガイの武勇伝より凄い。
これが事実だ。
私は物心ついた4歳という幼さで、宇宙の全てを知った。
宇宙の始まり、そして終わりの全てを。
しかし、この事実は未だ世に出ていない。
何故か・・・それは、私が機密事項としているからだ。
私の能力があれば宇宙全体を暴くことができる。
この能力に世界中の科学者たちが注目しているのだ。
私こそ世界の要にふさわしいと言える。
武勇伝・・・実に淡い。
この程度で驚きを隠せない人類という名の弱者達よgpsmap。
私のような神の体験を手に入れたいと想わないか?
誰しも想い、羨むだろう。ならば一つ、条件を与えてやる。私の傘下になるのだ。
私という巨大なバックがあれば全てが救われる。
さぁ・・・弱き人類達よ。
私と子分の杯を交わそうじゃないか。
0286名無しさん@ピンキー2019/02/11(月) 11:18:17.50ID:7kw5fJBM
 一般的に『魔族』という呼称で一括りにされがちな化け物達、つまり圧倒的多数を誇る人間族を
初めとする『人族』の主敵であり天敵である異形の存在達は、実際には全く平坦な軍勢という訳では
ない。
 まず、魔族領と呼ばれる地域で何らかの影響を受けた動物が変化したと思しき『魔獣』
 次に魔獣が進化、或いは更なる変化を経て知力、身体能力共に飛躍的に強化したらしい『魔族』
 この二種だけでも人族を大幅に凌駕する、恐るべき脅威ではあるのだが、魔族には更なる上位種が
存在する。
 それが魔族軍の指揮官クラス。
 未だ前人未踏で大雑把な地形すら把握されていない魔族領の深部、
 活火山帯であるストガラ火山群の向こう側に鎮座し、居ながらにして全ての『魔族』を従えていると
言われている『魔王』が、自らの魂の一部を分け与え凝縮させて誕生させたと伝えれる、一握りの
高位魔族である別名『魔人』。
 確認されている限り、何故か全て美しい少女の形をしている彼女ら『魔人』は正に一騎当千。
 一撃で森を焼き払い山を砕くほどの魔法を雨霰と降らせ、
 剣や盾、鎧までもを一刀両断する武具と共に風よりも早く戦場を駆け回り、
 十本の槍で突こうが百本りの剣で切りつけようが千本の矢で射貫こうが傷一つ付かず、
 全ての人族の言葉を操り方々で人心を砕きつつ、魔族の軍勢を手足のように従え指揮し謀略を
巡らせて前線という名の事実上の国境を徐々に前進させている。

 一方の人族も、己が領域を大量に削り取られる光景を眼前にしてようやく積年の確執や種族の差異を
一時的に棚上げし、それなりに歩調を合わせながら反撃を開始したものの、この数百年にも及ぶ戦争の
当初の勢力図と現在のそれを並べて比べたところで、その縮図の外輪が多少歪んだ程度。
 味方を蹂躙する魔人に対抗すべく、戦後の思惑まで捨ててそれぞれの最精鋭である『勇者』達を
投入する決断を下したところで、ようやく『一進一退』に持ち込んだというのが現状である。
0287名無しさん@ピンキー2019/02/11(月) 11:19:25.63ID:7kw5fJBM
 そして魔族の中でも、恐らくは魔人の中でも最高位に位置するであろう魔王の長女。
 最強の勇者と一騎打ちに持ち込めたとしても、良くて相打ち。
 大軍を魔族領へ進撃する為には絶対に必要な平原『バーダラサ』を預かる猛将。
 そのリリィを捕縛し、ほぼ手中に収めたイレーヌは、ここにきて躊躇していた。
 皇国魔法学院設立以来の最年少にして最優秀の神童、という評価の後押しと精密緻密な作戦の
立案と実戦参加。
そして目標の無力化は出来たが消滅は失敗という、計算通り期待通りの結果。
 かくして理想的な状況まで漕ぎ着けたのだが、最後の最後でイレーヌ自身が危惧していた
自分自身の内面的弱点が首をもたげてきたのだ。

 ど、どうしよう? なんて、凄い最悪感が……

 魔族は何百年にも渡って数え切れない人命を奪ってきた大罪人。
 その本質は邪悪そのものであり、そも人族とは相反する存在。
 互いに殺し滅ぼし合うかしかない絶対的な敵。
 その常識というか価値観は幼い頃から繰り返し叩き込まれ、既に人格の一部と言っても良い。
 が、それ以前から長年教え込まれてきた、もう一つの道徳感の方が僅かに強かった。
 「じゃ、じゃあ始めますからね? ホントのホントに始めちゃいますね?」
 「…………………」
 くっ殺せ、とばかりに涙目で睨み返してくるリリィ。
 こうして間近で観察してみると(肌が褐色だったり、耳が尖ってたり頭から山羊みたいな小さな
角が生えてたりする以外は)中学生くらいの普通(?)の女の子であり、は虫類みたいな瞳は涙で
ウルウル潤んでるしお尻の辺りから映えてる漫画の悪魔みたいな尻尾は縮んで丸まってるし、
催眠術で動けないはずなのに小刻みに震えてるし、見るからに痛々しい。
 「え、えっと……」
 討伐は成らず、されど捕縛せり。
 その報告を受けた国王と、連合軍使節達の出した結論は『イレーヌの秘術とやらで昏睡状態を
維持できるなら手を出すな、出来なければ殺せ』だった。
 それを作戦での功績と、秘術と称した催眠術によるリリィの無意識状態維持の実績でゴネ倒し、
自分であれば魔人の弱点を探れるかも知れないと力説して、ついでに反則級のコネまで動員して
幾つかの条件付きで最強の魔人を独占する期待を得たわけだが、
 「……えっと、ですね……」
 そんな顔をされてしまうと自分の方が極悪人のような気がしてきてしまうのだ。
0288名無しさん@ピンキー2019/02/11(月) 11:19:58.22ID:7kw5fJBM
 正直、魔人の生(?)態は謎というヴェールに完全に包まれている。
 他の魔族を討伐して時は只の獣に戻ったような死骸や、そうでなくても最低限骨格部分だけは
残る物なのだが、魔人だけは違う。
 ほんの数例だが、過去に撃破された時には肉片一つも残さず消えてしまったそうだ。
 そして、その時の膨大な魔力の流れから察するに、彼女らの肉体は全て魔力で構成されており、
完全破壊されても魔力に還元され魔族領に何処かにの元に戻るのだけでは無いだろうか、という
推察が生まれ、そこから『元は魔王の一部では?』という説が成り立っていた。
 これについては、先ほどのリリィの反応から事実であろうとことが確認できたが、なら彼女らの
肉体は何処まで『肉体』なのだろうかという疑問が生じる。
 血は?
 内臓は?
 脳は?
 本当に物理的な存在なのか?
 睡魔は?
 疲労するのか?
 飢餓には襲われるのか?
 無縁だとすると、無尽蔵の魔力の発生源は?
 彼女らが半端なく強すぎる為に、調べようという発想自体が今まで存在しなかった。
 件の討伐例ですら、四肢や胴体を両断した訳ではなく問答無用で木っ端微塵になるほどの打撃を
与えていただけなので、なんの検証も行いようが無かった。
 今回のように消滅しない程度のダメージで昏倒させ、しかも秘術によって状態を維持したまま
搬送出来たこと自体が、イレーヌ以外にとって奇跡の賜だったのである。
 「あの……ホントのホントでホントに始める前に再度お尋ねしておきますけど、私の質問に素直に
答えて頂ければ痛いことは……しなくても済むんですけど……」
 「………が、がるるるっ!」
 「いえ、あの、その格好で震えながら威嚇されても全然怖くないというか……」
 「うるさいっ! チビ! やせっぽち! ばーかばーかばーかっ!!」
 「……うわぁ……」
 小学生レベルの罵詈雑言だ。
 本当に最初(=最古)の魔人なのか疑わしくなってくる。
0289名無しさん@ピンキー2019/02/11(月) 11:20:42.78ID:7kw5fJBM
 だが相手が年下っぽい外見の美少女でも、見た目以上に貧困なボキャブラリーしか持っていなくても
仕事は仕事だ。魔族には容赦など無用、の姿勢を崩さない大人達から降板を申し渡されない為にも
手段など選ばず何かしらの成果を持ち帰らないとならない。
 「そ、そこまで強情を張るのでしたら、ホントのホントに今度こそホントの実験をホントに始めちゃい
ますからね。謝るなら今のうちですからねホントに!」
 「べ〜〜〜〜〜〜っ!!」
 「……………」
 流石に今のは少しムッときた。
 というか煽り方が更に幼稚になっている。
 だが、逆に何かが吹っ切れたような気もしてきた。
 「これは……もう身体に言って聞かせるしか無いですね……!」
 いよいよ覚悟を決め、リリィの細く引き締まった体に手を伸ばすイレーヌ。
 「がるるるるっ!!」
 そして、いよいよ犬歯(八重歯?)をむき出しにして本気で威嚇してくるリリィ。
 (首から上は……下手に手を出すと噛み付かれるかも?)
 今のリリィが行使できる唯一の武器は歯だ。
 催眠術が効いてるし動けないとは思うのだが、念には念を入れて攻撃範囲は避けておこう。
 (よし、首から下の弱そうな所……弱そうな所は……)
 牢獄の冷たい床に膝を付いた、やや起伏に乏しいリリィの裸体を上から下まで、改めて丹念に
観察する。
 すると……
 「あ……」男性みたく頑丈そうな褐色の中に一カ所だけ、なんとも脆そうな薄桃色の部分を
発見した「……リリィさん、小さい上に陥没……してるんですね。ぷぷっ!」
 「がるるるる……る?」
 まるで子供のよう格好悪い部分を更に発見し、余裕が出てくる。
 「ここなら大丈夫そうです。うふふ、どんな反応を見せてくれるんでしょうか?」
 これなら下手に傷つける可能性も無く、魔人の肉体構造の片鱗くらいは見れるはずだ。
 慎重に腕を伸ばし、リリィの発展途上なバストの中心を人差し指で軽く突いてみる。

  つんつん。

 「ぴぇっ!?」
0290名無しさん@ピンキー2019/02/11(月) 11:21:56.78ID:7kw5fJBM
 「『ぴぇっ』?」
 「………………………」
 「いまのは中々良い反応でしたね。では、次はもう少し……」
 「っっっっっっっっっ!?」

 びくびくびくっ。

 くいくいくい、乳輪の内側に隠れた急所を軽く押し込んだだけで打ち上げられた魚のように
体を痙攣させるリリィ。
 「もしかして痛かったですか?」
 「な、なんともない!!」
 「じゃあ……感じた……とか?」
 「なんともないったらなんともない!!」
 どうやら人間同様に敏感らしいが、これでは単なる痛感なのか性的な何かを感じ取っているのか
判別が出来ない。
 「ふ〜む………」
 「なんともないからなんともない! だから無駄なことはひゃあっ!?」
 今度は指二本で乳輪ごと抓み、軽く転がして刺激を与えてみる。
 外気に触れたことの無い乳首は敏感すぎて痛いらしいが、これならちょうど良い筈だ。
 「どうですか? これなら気持ち良いでしょう?」
 「ふぁ……あ、な、何も感じない……っ! 感じない……から……やめ……」
 言葉とは裏腹に、リリィの反応は快感を感じているようにも見える。
 「じゃあ、これならどうですか?」
 「ひぃぅ!?」
 バリエーションを増やし、軽く揉んだり引っ張ったりと動きに変化を混ぜながら刺激を
与え続けると、跳ねるだけだったリリィの動きが『うねる』ように変化し始める。
 「ほらほら、ほらほらほらっ!」
 「ひゃ、ひゃめ……はぅっ! はぅぅ………!」
 これはイケる、と確信したイレーヌは調子に乗って弄り倒す。
 徐々に力を込め、玩具を見つけた子供のように責め立てる。
 「どうですかリリィさん? そろそろ降参しませんか?」
 「う……うぅ……う〜〜っ! うぅ〜〜〜〜っ!!」
 自分の反応が相手を付け上がらせている、と気付いたらしいリリィは咄嗟に歯を食いしばり、
固く目を瞑って徹底抗戦の構えを見せる。
 「うふふ、そっちがその気なら……こうですっ!」

 ちりちり〜〜ん……

 「!!!」
0291名無しさん@ピンキー2019/02/11(月) 11:22:33.30ID:7kw5fJBM
 「さぁ、リリちゃんは次に鈴が鳴るまで私に触られて感じたことが全部言葉になって
口から出ちゃいますからね。ご主人様の命令は絶対です」
 
 ころころころ、くいくいくいっ。

 「しょんな、卑きょ……はぅ! む、むじゅむじゅすりゅぅ!」
 「『むじゅむじゅ』? もしかして、むずむずするってことですか?」
 「コリコリされると、なんかピリピリが体の中を……あ、引っ張るなぁ! そんにゃに
引っ張られたら体の芯がぴり〜〜〜って! ぴり〜〜〜ってひゃうあんっ!!」
 「それって、感じてるってことですよね?」
 「ぴりぴり! ぴりぴりを感じてるぅ! ぴりぴりぃ!!!」
 「いえ、あの、ぴりぴりはなんとなく分かるんですけど……」
 「ぴりぴりやらぁ! ぴりぴりらめぇ! こんなの知らにゃぃぃぃ!!」
 「つまり感じてるんですよね?」
 「体がぁ! 手も足も全部ぴりぴりぃ! 頭の中までぴりぴりくりゅぅ〜!!」
 「……そ、そうですか……」
 こうして急所を刺激している自分が言うのも何だが、いくらなんでも敏感すぎやしない
だろうか? まだ片方の乳首を指先で軽く愛撫しているだけなのにだ。

 (魔族の体質? それとも個体差? いくら性感帯でも、オナニーもしたことなさそうな
子って、こんなに感じないと思うんだけど?)
 
 あるいはリリィ自信が本能的に『ぴりぴり』を快感だと認識しており、それを催眠術で
無理矢理言わされることで刺激そのものに意識が集中、結果的に一層明確になった快感に
更に意識が集中して……という共鳴効果に似た状態に陥っているのかも知れない。
 「ふみゃぁぁぁ! なんかぴりぴりが大きくなってくりゅ! ぴりぴり大きくなって
なにもわかんない! 頭の中変になるぅ! 変になる〜〜!!」
 「え? もうですか!?」
 初めての愛撫で速攻乳首イキとか、リアルじゃ聞いたこともない。。
 「リリィさん、本当に初めてで…………………あ」
 指先に伝わる触感が急に柔らかくなった、と思ったら豆粒のような乳首が僅かに顔を
出していた。
 その小さく幼い桜色が余りにも可憐で、
 「ふ〜〜〜〜〜〜っ」
 「みゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」
 吸い寄せられるように顔を近づけ、恐る恐る吐息を吹きかけてみたら、リリィの全身が
電気ショックを浴びたように痙攣する。
0292名無しさん@ピンキー2019/02/11(月) 11:23:08.33ID:7kw5fJBM
 「はぅ……はぅ……はぅぅぅぅぅ……」
 そして催眠術で固定されたポーズのまま。仰向けに引っくり返ってしまう。
 「え? あ、あれ? あの、リリィさん……?」
 「……ちから、はいらない……ぴりぴり、消えない……あついぃ……」
 「あ……あー……」

 ちりちり〜〜〜ん……
 
 どうやらノックダウンらしい。
 流石にやり過ぎたような気もしてきたので鈴を鳴らし、催眠の一部を解除する。
 「えっと、大丈夫ですかリリィさん?」
 どう見ても大丈夫っぽく無いが、一応確認しておく。
 「はひ……はひ……はひぃ……」
 やっぱり駄目っぽい。
 不自然なポーズのまま口も閉ざさず、ときおりピクピクしながら虚ろな目で深呼吸を
繰り返すリリィ。それでも仰向けになったことで一回り小さくなってしまった微乳は
腹式呼吸で規則正しく揺れ、血色にも異常は見受けられない……気がする。
 「あらら、元に戻らなくなっちゃったみたい……ですね」
 そしてイレーヌが散々弄った方の乳首だけが半分突き出たまま。
 ちっぱいの中心で尖っているのが、なんともエッチぃ。
 まぁ、それはさて置き、
 「今日はここまでみたいですね」
 汗やら涙やら涎やら、ついでに股間と床も漏らした体液で汚して、それに気付いて
いないのか拭おうとも隠そうともせず伸びているリリィは明らかに限界だ。
 報告の方も、今日の収穫であるところの『魔族も人間と類似の痛覚らしき物を持って
いて、これも人間同様に体液を分泌する器官を複数所持している』という新発見を適当な
オブラートに包んで行えば問題ないだろう。
 なにせ実質的な初日なのだし。
 「ということでリリさんには、もう一度眠って頂くことにしましょう」
 そう呟きながら鈴を構えたところで、イレーヌは重要なことに気がついた。
 「…………魔族も裸のまま冷たい床の上で寝たら風邪を引くんでしょうか?」
 あと、どう見ても『事後』な状態の後始末は自分がしないと駄目なのだろうか、と。
0294名無しさん@ピンキー2019/02/11(月) 17:22:10.13ID:CA5urskO
1月末くらいからガラケーでノクターンとか見られなくなったから
このスレで作品が見られて嬉しいわ
0296名無しさん@ピンキー2019/02/14(木) 00:10:40.31ID:G0Tl0y1T
13日午前10時20分ごろ、甲府市川窪町の荒川ダムの広場で、男女4人がテントの中で倒れているのをダム管理事務所のtt男性職員が発見し、110番した。いずれも現場で死
亡が確認された。甲府署は集団自殺とみて、詳しい経緯を調べている。

 署によると、4人は、埼玉県春日部市の50代女性と、北海道函館市の30代男性、千葉県柏市の20代男性、和歌山県新宮市の20代男性とみられ、身元確認を急いでいる。
テント内に燃えた練炭があり、近くにレンタカーが止まっていた。

 12日午後4時ごろ、4人がテントを設営する姿を別の職員が目撃したという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201902/0012061873.shtml
0298名無しさん@ピンキー2019/03/08(金) 10:29:38.02ID:w+m1SePT
トラックにガッツリ轢かれたバイカー
モツ全部出ちゃってるね
MOTORCYCLIST IS CRUSHED BY TRUCK (INCLUDES SEQUELS)
https://media.theync.com/videos/6/9/0/4/8/6904895c81806c7ba1d.mp4
お前まで一緒に感電してどうする!
GUY DIED TRYING TO ELECTROCUTE A BOAR.
https://media.theync.com/videos/8/7/5/3/4/8753465c8158a63280f.mp4
野犬の仕業か。下顎とのノドの部分だけ肉が無くなってる死体
https://cs1-cdn.crazyshit.com/2019/03/21afad1c.mp4
恐らく事故。両目がとんでもないことになってる
WTF MAN WITH EYES BULGING.
https://media.theync.com/videos/5/9/9/4/4/5994485c814358df373.mp4
テーザーガンの電極が目に刺さっちゃったww
https://i.imgur.com/SyeSsUY.jpg
非グロ テメェ!
https://cs1-cdn.crazyshit.com/2019/03/0a3c91e1.mp4
0300名無しさん@ピンキー2019/03/24(日) 17:56:50.87ID:UgH0cF2m
>>369
>>399
自宅回線&格安sim自演かも〜んなwったらかも〜んなw

391 底名無し沼さん (ラクッペ MM7b-NpT8 [110.165.204.140]) sage 2019/03/23(土) 20:30:50.12 ID:coJ5EnlWM
やべー寒すぎ帰りたくなってきた
どこでもドア欲しい

393 底名無し沼さん (ラクッペ MM7b-NpT8 [110.165.204.140]) sage 2019/03/23(土) 20:33:20.44 ID:coJ5EnlWM
>>391
マジで寒いんだ?気温何度?

394 底名無し沼さん (ラクッペ MM7b-NpT8 [110.165.204.140]) sage 2019/03/23(土) 20:33:52.93 ID:coJ5EnlWM
>>393
死ねよ

395 底名無し沼さん (ラクッペ MM7b-NpT8 [110.165.204.140]) sage 2019/03/23(土) 20:34:38.32 ID:coJ5EnlWM
>>394
あ?お前が死ね

自演しっぱいしちゃったかもんなwかもおおおおんなああww
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