完全拘束・超拘束に萌える 13 [無断転載禁止]©bbspink.com
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女の子を徹底的に拘束して調教しちゃったりする。
そんな様々な拘束ネタの妄想を語るスレです。
小説・イラスト等も大歓迎!!
・作品を投下する人は気軽にどうぞ。
・誰かの作品が進行中でも気にせず投下しましょう。
・でもNG/抽出しやすいようにコテハンを付けましょう。
・コテハンに(責め手)→(受け手)で性別を書くとNGしやすいです。
(男→女、女→男、女→女、男→男など)
・過度の人体改造やグロネタは控えましょう。
・作者のやる気はレスに大きく左右されます。感想≠中傷。リクエストは程々に。
気に入らないならスルー。目ざわりなら専ブラでNG登録をどうぞ。
・基本的にsage進行で。
・荒らしは放置プレイで。無駄なレスを与えないのがいい奴隷に調教する秘訣ですよ。
Q.Cってなに?
A.支援のことです。
同じ回線から3回連続でレスをすると、連投規制が掛かってしまいます。
この規制は3レス分投下された後、他の誰かがレスを書くことで解除されます。
その結果、作者を助ける事になります。 「判決は次回申し渡します」
そう裁判官が告げると法廷にいた人たちが次々と出て行く。そして最後に私と係官2人が残された。
「それじゃあ、行きましょう」
私は、立たされ2人に連行されるように法廷を後にした。また、拘置所に戻るのだろう。
頭部はハーネス付きのボールギャグ、ネックコルセット、それより下は黒い革で出来た拘束衣、足首には足枷。
これらを装着させられた私は、少しふらつきながら通路を歩いた。柔らかい素材で出来たサンダルの様なものを履かされているので足音はしない。
「ふぐっ・・・ふぐっ・・・ふうっ・・・」
途中で何時ものように、目隠しと耳栓をされる。
(また、あそこに戻されるんだ・・・)
自分がどうしてこのような境遇に陥ってしまったのか、全くわからない。確実なのは私の知らないところで事態が進行しているということだけだった。
(どうしてこんなことに・・・)
答えてくれる人は居らず、この疑問を口にすることさえ今の私にはできなかった。
>>744
この間のニュースでケースワーカーと生ポの関係が話され
女性が誰でなぜ巻かれていたのかについてなにも話が出なかった。 >>744
続報によれば、布とガムテープに巻かれた女は45歳の大阪在住の無職の女でした。
容疑者と交際関係にあったと捜査関係者が確認中。 自動車か何かに乗せられた私は、そのまま拘置所へと連れて行かれる。そして到着すると暫く歩かされたところで目隠しと耳栓を外された。
目の前には、何時ものように金属製のドアがあり、係官が其のドアを開けた。因みに私を連行する係官も私をこんな風に拘束したのも全て女性だった。
「さあ、トイレを済ませて」
そう言って拘束衣の股間部分に設けられたファスナーを開いた。両腕を胸の下辺りで組んだ状態で拘束されている私には出来ないことだった。
便器に座った私は、用を足した。何時も決まった時間に用を足すとき以外は部屋に閉じ込められている。つまり監禁状態に置かれているのだ。
私が用を終えると、係官が私の股間部分を紙で拭き、再びファスナーを閉めた。そしてそこから少し歩くとさっきと同じ様な金属製のドアの前に来る。この中が私の監禁されている部屋だった。
「中に入って」
そう言って係官がドアを開ける。中は天井こそ私の身長の倍はあるが、奥行きと幅は私の身長より少し長いぐらいしかなかった。
そこに横になることが出来る台と1個の照明、そして2台の監視カメラがあるだけだった。床と壁、そしてドアの内側は柔らかくて弾力のある素材で出来ていて、私の体が傷つかないようにしてあった。
現に、1度ドアに体当たりした時も痛みを感じずに、跳ね返された。其の後、係官が来て私の地肌が露出している頭部にスタンガンを押し当てられた。
出力が下げられていたので、少し痺れるぐらいだったが恐怖を感じるのには十分だった。
「余計なことはしないほうが良いですよ」
笑顔でそう言われた。それ以来、私はこの部屋で大人しくしていることしかできなくなってしまった。 私が部屋に戻されてから暫くして、再び係官が部屋に入ってきた。
「食事にしましょうか」
台に座っていた私は、そのまま壁に凭れ掛かり天井を見上げるような体勢になった。すると係官は先にチューブがついた太い注射器のようなものを取り出した。
そしてそのチューブの先をボールギャグに突き刺した。ボールギャグには1箇所だけ穴が開けられていていて、普段は蓋がされているがチューブを差し込むと内側に開くようになっていた。
チューブの先端が口の奥まで差し込めたのを確認すると、係官はピストンを押し込み容器の中の流動食を注入していった。
「うぐっ・・・うぐっ・・・うぐっ・・・」
私はそれを必死に飲み込んでいった。やがて容器が空になるともう一本同じものが用意され、私に注入される。それが終わると最後に水が注入され、チューブが引き抜かれた。
何が入っているのかなどは全く分からなかった。しかし、それを拒否する選択肢は私には与えられていなかった。
食事が終わり、係官が部屋から出て行くと部屋の照明が暗くなった。それと同時に私は台の上に横になった。
(これは、何かの間違い・・・。すぐに解放される・・・)
始めはそう思っていた。しかし、今はその可能性はないということに気付いていた。
(この先、私はどうなってしまうんだろう・・・・)
現状を変える術のない私は、そのことを考えるしかなかった。しかし、今ではそのことさえも考えなくなってしまっていた。
(もういい・・・もういいんだ・・・)
自分に言い聞かせるように心の中で呟いていると、いつの間にか私は眠ってしまっていた。 「いよいよ、明後日が実行日です。がんばりましょう」
「はい!」
リーダーの私がメンバーに声をかけると、一斉に返事が返ってきた。明後日にこのプロジェクトは最初の山場を迎える。
プロジェクトの目的や意義はわからない。恐らく知っているのはかなり上の人間だけだと思う。確実なのは失敗は許されないということだけ。
対象者の写真と身長や体重などのデーターを基に入念に準備を進めた。
(結構若い・・・学生なのかも・・・)
対象者の写真を見てそんなことを思ったものの、それ以上気にはならなかった。実際、年齢などのパーソナルデーターは一切知らされていなかった。
(確実に滞りなく行なうことが私達の使命・・・。そのことだけを考えないと・・・)
そう自分に言い聞かせていた。
「明後日、この収容所に対象者が到着次第、打ち合わせどおりに行ないます。気を抜かないように集中してください」
最後に念を押すようにメンバーに声を掛け、散会した。
(もう一度、チェックしておこうかな・・・)
プレッシャーを紛らわせる様に、私はもう一度準備のチェックを行なった。 遂に私に対する判決が下される時が来た。私は耳栓を外され、係官に立たされた。
初回から私は今のように拘束され、発言するどころかどのように裁判が進んでいるのかさえ知ることは出来なかった。
(無罪で解放されることはない・・・。もしかしたら・・・)
最悪なケースも頭に過ぎった。
「被告人を厳重拘束した上で、懲役1年の刑に処す」
裁判官がそう告げると、何時ものように法廷にいた人たちは次々と出て行き、私と係官2人が残された。
「これより受刑者を収容所に移送します」
誰かに確認するように係官の一人が告げると、そのまま法廷から連れ出された。
「その前にやることをやっておきましょう」
私は、別室に入れられると頭部を覆っていたハーネスを外され、頭を丸刈りにされた。バリカンで刈った後、剃刀で綺麗に眉毛と共に剃られ、睫も処理されてしまった。
「受刑者らしくなったわね。これで収容所に行けるわ」
再びハーネスを装着され、目隠しと耳栓をされた。そして何時ものように歩かされた。
(これから行くのはあの部屋じゃなくて、違う場所・・・)
髪を切られたショックよりもこれから行く場所で何をされるのかが気がかりだった。
それから何時間が経過したしただろう・・・。私の目隠しと耳栓が外された。 そこは、薄い黄色の壁と天井で囲まれたクリーンルームのような部屋だった。そして傍らには私を
ここまで連れてきたであろう人物が立っていた。
(この人が私をここまで・・・)
病院の看護師のような服装で、顔には防護マスクのようなものを装着していた。暫くすると同じ様な格好の人たちが7人程入室してきた。
「受刑者を連れてきました」
少しくぐもった女性の声が傍らから聞こえた。
「ご苦労様。それでは今から受刑者に厳重拘束を施します」
別の女性の声がそう告げると、それらの人達によって私の拘束が解かれ、全裸の状態になった。
「何をされるん・・・あぐっ・・・あがっ・・・」
ボールギャグが取り外されたので、喋ろうとするとすかさず今度は開口器を取り付けられ、口を限界まで開かされた。
そして予め設置されていた金属のフレームの前に連れていかれた。フレームには枷付きのチェーンが四本取り付けられていて、その枷によってそれぞれ私の手首と足首が拘束され、
私は、手と足を伸ばしきった状態でXの形に拘束されてしまった。 「まずは全身の洗浄を」
私がそう告げると、メンバーが受刑者にシャワーで洗浄液が全身に隈なく浴びせていく。
「ごほっ・・・ごほっ・・・」
受刑者が少し咳き込む。構わず、口の中や鼻の穴、耳の穴にも洗浄液をかけていった。
それが終了すると1本の注射をした。全身の感覚を鈍らせる薬だ。
(暴れたりして余計な体力を使わせるのは、得策じゃないから・・・)
数分後、脇の下や足の裏等敏感なところを擽るが、嫌がるような反応はなかったため私達は次の作業に移った。
ゴム製の手袋を着けて、全身を隈なく撫でるという作業だ。鼻の穴などには細くて柔らかいブラシを挿入して擦る。
口の中は歯ブラシで歯と口腔を磨いた。皮膚を撫でていると体毛が抜けていくのは、洗浄液の副作用だが永久というわけではないので問題はない。
寧ろ、厳重拘束をする上では好都合だった。
「次は体内洗浄をお願い」
次は別の洗浄液をカテーテルとポンプを使用して、尿道、膣、肛門から体内に注入していく
さらに、カテーテルを食道まで挿入し洗浄液を注入していく。
「ああっ・・・があっ・・ごぼっ・・」
カテーテルを抜き暫くすると、受刑者がそれぞれの穴から中身をぶちまけていく。無論、これも想定内で私達はそれらを素早く処理していく。
「透明になるまで続けましょう」
そうして再び洗浄液を体内に注入していく。これを数時間繰り返して体内洗浄も終了した。
「はあっ・・・はあっ・・はあっ・・・」
受刑者の様子を確認した私は、次の作業の指示を出した。
「首輪とヘッドギアを装着を受刑者に」
どちらも柔らかい樹脂製だが、中にセンサー等が埋めこまれており、心拍数や脈拍、脳波など受刑者の状態を知るためのデーターを測定して外部に送ることが出来るものだった。
分割されているものを受刑者の首と頭部で組み合わせると一体化する。再び分割するためには特殊な工具が必要だった。
「まずは下の穴から処理しましょう」
尿道、膣、肛門にそれぞれ太さの違うカテーテルを挿入していく。表面には特殊な接着剤を塗布しているので挿入して暫くすると固定され抜くことが出来なくなる。
手早くそれぞれの穴からカテーテルの先が数センチ飛び出ているぐらいまで挿入した。
(これで良し・・・。あれだけ出した後だから必要ないと思うけど、一応ね・・・)
カテーテルの先にはそれぞれ栓をした。
「次は上の穴ね」
麻酔を塗った太さ数センチのカテーテルを両方の鼻の穴から1つは胃の入り口まで、もう1つは気管支の手前まで挿入し、もう一方の先端に接着剤を塗布して鼻の穴と同じぐらいのところで固定した。
「シュー・・・シュー・・・シュー・・・」
受刑者の呼吸音が変わったのを確認して、処置が成功したことを確信した。
次に上顎の歯と下顎の歯をそれぞれマウスピースで覆うとラバーのバルーンを口の中で膨らませた。口の中一杯に膨らませると今度は中の空気を抜きながら液体を注入していった。液体は暫くすると固まり、柔らかいゴム状になっていった。
(これで開口器を外しても大丈夫ね・・)
事実、開口器を外しても口は閉じず、黒いラバーの球の一部が口から露出していた。耳の穴には長い耳栓状のスピーカーを挿入し、特定の音しか聞こえないようにした。
「薬の効き目が切れる前に、塗ってしまいましょう」
今度は、洗浄液ではなく特殊な薬剤を用意して、また同じ様に受刑者に塗りこんでいった。 私は、再び全身を撫で回されていた。そして目には何度も目薬を点された。しかし、くすぐったいとか痛いという感覚はなく触られているという感覚しかなかった。
自分が何をされているのかという説明は一切なかった。まるで内臓まで出しているかのように思うまで中身を出され、
口を塞がれ、聴覚を制限されたことなどは認識できた。尿道や肛門に何かをされたこともわかっていた。
(まだ終わりじゃないけど・・・受け入れるしかない・・・)
心が折れてしまっていた私は、そう考えなすがままにされていた。もしかしたら、そう考えるように仕向けられたのかもしれない。
「薬剤が浸透するまで、休憩にしましょう」
そんな女性の声が耳のスピーカから聞こえた。 「再開しましょう」
私は皆に声をかけた。一人が用意されていた袋の封を開け、中の物を取り出した。それは首から下を覆う特製のラバースーツだ。
ネックエントリーのタイプなので2人が首の部分を拡げる。そして受刑者の拘束を解き、体を足からスーツにいれこんでいった。
受刑者は特に抵抗することもなかった。そして首の下までをスーツに収めると、スーツの上から再び体を数人で撫でていった。
すると、スーツの皺が全くなくなり、手足の指の先まで完全にスーツがフィットした。
(計算どおりね・・・・。これで動いてもスーツに皺ができることはない・・・)
スーツが受刑者のサイズよりも小さく作られていることも、完全にフィットした要因の1つだろう。
股間の三本のカテーテル先は、スーツの同じ場所に設けられた金属のリングで縁取られた3つの穴からそれぞれ引き出した。
「シュー・・・シューッ・・・シューッ・・・」
受刑者の少し苦しそうな呼吸音が、スーツの締め付けが確実なものであることを示していた。
(凄くきつい・・・!)
私が着せられたたラバースーツが全身を締め付けていた。呼吸はできていたが、まるで大きな手で全身を摑まれているような感触だった。
そのラバースーツにまた何かの液体が塗られていく。その目的が何かを考える時間はなかった。
別のラバースーツが用意され、また私の体が入れ込まれていった。
受刑者の着ているラバースーツの表面に潤滑剤を塗り終えると、もう1つのラバースーツに受刑者の体を入れ込んでいく。
今度のラバースーツは、さっきのより厚手で、背中側にファスナーが付いているタイプだった。また、手足の指の部分は分かれておらず、指を動かすことは出来なくなる。
サイズは、変わっていない。なので受刑者の体を入れ込むためには潤滑剤が必要だった。
そうして背中側のファスナーをスーツを部分的に引っ張ったりしながら、数人がかりで引き上げていく。
一番上まで引き上げると、ロックが掛かりスライダーが動かなる。それを確認してから引き手を取り外した。
(スーツに皺は1つもなし・・・。ここまでは完璧ね)
「拘束衣を」
先程と同じ様に、股間のカテーテルを引き出すと、私はそう指示した。
ラバースーツは、拘束衣を着るためのアンダーウェアーに過ぎない。厳重拘束のための下準備の様なものだった。
拘束衣の用意を指示する私の声を聞いて、初めて受刑者が驚きの表情を見せていた。
(この上から拘束衣を・・・!)
さらなるラバースーツの締め付けに苦しんでいた私は、耳を疑った。
(これ以上、締め付けられたら・・・)
しかし、私はもはや逃げたり、拒否できる状態ではなかった。そして、私の目の前に無数のベルトやバックルが付属した黒革の拘束衣と
鍵が刺さった状態の小さめの南京錠が無数にいれられたケースが用意された。
拘束に体が包まれ、背中側のファスナーが閉められると、付属していたベルトが次々と引き締められ、一つ一つに南京錠が取り付けられていった。
鍵は別のケースに並べられていった。
(きつくて、重い・・・!もう、無理・・・)
私は、あまりの苦しさに後ろに倒れそうになった。しかし、支えられ再び立たされると、頭部にスタンガンを押し当てられた。
「まだ、始まってもいないのに・・・。罪が重くなりますよ」
あの時の同じ様に笑顔で言われた私は、恐怖を思い出し意識をはっきりと保つことに集中せざるを得なくなった。 (まあ、無理もないかな・・・。でもこれが厳重拘束だから・・)
倒れそうになった受刑者を見てそう思った。この拘束衣は丈夫な素材を使用し、内部には記憶合金製の網が埋め込まれていて
拘束された形状で固まる。足の部分には靴底があるので、歩いたりすることは出来るが、普通には歩けないだろう。
「シュー・・・シュー・・・シュー・・・シュー・・・」
受刑者の呼吸回数が明らかに増えていた。
十数分後、拘束衣のベルトが全て締められ、施錠された。
「次は両腕の拘束ね」
拘束衣に包まれた両手を後手にして、アームバインダーを装着する。アームバインダーの編上げの紐は芯にワイヤーが入っているのでまず切れたりしない。
編み上げを締め上げた後、さらに付属の3本のベルトで両腕を締め上げ、肩にベルトをX字に架け引き締め固定した。勿論、全てのベルトに南京錠を付けた。
股間の3本のカテーテルの先は拘束衣の穴から引き出すと、穴を縁取っている金属のリングに接着し、外に出ている部分は切り取った。
さらに、両脚も足首から太腿までをベルトが付属した編上げのレッグバインダーで締め上げ固定した。
「次は頭部の拘束。確実に行いましょう」
私は、メンバーにそう声を掛けた。 頭部の拘束も体の拘束と同じ様に、まず薄いラバーマスクを被せ、手で撫でつけて皺を取る。
すると両目と鼻の穴以外はラバーに覆われた。次に後頭部にファスナーが付いた厚手のラバーマスクを被せる。
今度は鼻の穴以外に、露出する部分はない。目の部分はいくつか穴が開いているだけだで、見ることはできるが、視界は殆どない状態になる。
数人でラバーマスクを引っ張りながら、後頭部のファスナーを閉め、スライダーをロックして引き手を取り外す。
そして最後に、拘束衣と同じ素材の全頭マスクで頭部を覆った。これで目の部分のいくつかの穴と鼻の穴の部分以外は、全て黒革で覆われた。
後頭部の編み上げをきつく引き絞り、その上から付属している三本のベルトで締め上げた。勿論、ベルトには南京錠を取り付けた。そして金具の付いたネックコルセットを取り付け、これにも南京錠を取り付けた。
(鍵が一杯に・・・。混ざらないようにしておかないと・・・)
南京錠の鍵が並べられたケースを見てふとそんなことを思った。
こうして、黒い塊となった受刑者を数人がかりで抱え上げ、近くに用意してあった車椅子に座らせた。
「受刑者を独房へ」
私がそう指示すると、一人が車椅子を押して部屋の出口へと向かった。私達もそれに続いた。
病院の廊下のような通路を私は車椅子で運ばれていた。
(これが厳重拘束・・・)
頭の先から足の先までを容赦なく締め付けられていた。しばらくすると金属の扉の前で車椅子が止まった。
(拘置所で私が入れられていた部屋と同じ・・・?)
扉が開けられ、部屋の中に入るとそこはアパートの一室ぐらいの広さがある拘置所の部屋の様な空間だった。
違うのは正面の壁に、高さが150センチぐらいのエレベーターのドアのようなものがあることと、一人がけのソファーのような椅子があったことだった。
「説明しておくわね。あなたは不定期の懲罰を受ける時以外はここで過ごすの」
そんな声が耳のスピーカーから聞こえた。
(拘置所の時よりは、広いんだ・・・・。でもこれだけ拘束されていたら・・・)
そんなことを考えた。
「受刑者を椅子へ」
そんな言葉の後、再び数人がかりで抱きかかえられ、車椅子から部屋の椅子に座らされた。
「座面の穴と拘束服の穴を合わせて」
少し体を動かされると、私の股間が座面に引っ付くような感触があった。背もたれには凹みがあり、その場所には拘束された私の両腕がすっぽりと収まった。
「磁石による穴の固定完了したわね。それじゃあ、拘束しましょう」
その声と共に椅子に付属していた無数のベルトで、私の全身が椅子に縛り付けられていった。
レッグバインダーで拘束されていた私の両脚は、半ば強引に膝を曲げられ足首の部分にベルトを巻かれて、縛り付けられた。
当然のようにベルト一つ一つに南京錠がつけられていく。私は、拘束椅子と一体化した様な形になってしまった。
「それじゃあ、独房に入りましょう」
そんな声の後、壁のエレベーターのドアのようなものが開いた。するとそこには私が拘束された椅子が丁度入るような空間があった。
天井には監視カメラが2台、照明が1つ、そして2本の長いチューブがぶら下っていた。
(これが、私の独房・・・・!)
そのことに漸く、私は気が搗いた。 「確認はすんだわね」
私は、受刑者にこう言って、ベルトつきのアイマスクをしてベルトを引き締めた。
(これが最後の南京錠ね・・・)
南京錠をベルトにつけると、漸く厳重拘束が完成した。
「収納しましょう」
拘束椅子のキャスターのストッパーを外し、独房の入り口までもって行くと、180度椅子を回転させ、受刑者を後ろから中に押し入れ、再びストッパーを掛けた。
「シュー・・・シュ・・・シュー・・・」
受刑者の呼吸音がする方に呼吸用のチューブを、もう一方の鼻の穴に食事用のチューブを挿入固定した。
照明を消して、ドアを閉めると全ての作業が完了した。
「後は、調整ルームでの点検だけです。ご苦労様でした」
「お疲れ様でした」
私がメンバーに声をかけると、そう返事が返ってきた。私は達成感に浸りながらメンバーと共にその部屋を後にした。 脱走物じゃねえんだよ クズが
拘束物の意味も理解できない低脳は、マジシャンスレにでも行け 阿呆 分かってないな
あえて脱走させて確保した後に罰と称して更に厳重な拘束をするって展開があるだろ 拘束の固さとか嫌らしさを感じるのは動こうと思った時だぞ
脱走してる時にも拘束具つけっぱなしでもどかしさを感じる展開もいいじゃないか
動けないままなのももちろんいいけど ここは完全拘束・超拘束に萌えるスレ
脱出とかふざけた輩は燃えてしまえ 「シュー・・・シュー・・・シュー・・・」
自分の呼吸音と心臓の行動だけが認識できた。
(この状態で1年間・・・・)
ここに入れられて暫くの間、私は体を動かそうとしたが、それは叶わぬことだった。すると、胃に何かが入ってくる感覚がした。
(もしかして・・・食事・・・)
私は、体を動かそうとするのをやめ、その感覚を味わった。やがてそれが終わると、今度は肛門から何かが注入され始めた。
(きっと、浣腸液だ・・・)
事実、急速に私は便意を催してきた。耐え切れず、私が排便するとすぐさま吸引されていく。思わずしてしまった尿も同じ様に吸引されていった。
それからの私は体を動かそうとするのを止め、この状況を受けいれることにした。
(これで良い・・・これで良いんだ・・・)
何時しか眠たくなり、そのまま私は眠ることにした。
(このまま、1年間眠続けられたら・・・)
そんなことを考えた。
尿道と肛門にカーテル入れてるから
排泄は我慢できない垂れ流しになるんじゃないかな 「落ち着いているようね」
調整ルームで受刑者のデーターを見た私は言った。
独房が閉めらてから数分後に再び点灯した照明によって照らされた黒い塊となった受刑者がモニターに映し出されていた。
尿や便は基本垂れ流しだが、食事後に浣腸、吸引することによって受刑者に用を足したという認識を与えるようにしている。
食事とトイレは今の受刑者にとって数少ない刺激となるので、受刑者を壊さないために必要なものだった。
「最初の懲罰は1週間後、だったかしら」
「そうです。準備も万端です」
懲罰の予定を確認した私は、再びモニターに目をやった。そこには、先程と変わらない黒い塊が映しだされていた。
「いよいよ始まるわね」
私はそう呟いた。
おいられいわ新撰組のモンやから嘘ついても許されるんだ w 嘘かどうかすらわからん黒塗り文書が平気で通る政党の話はよすんだ 私がこの独房に入れられてからどの位の時間が経ったのか。自分が起きているのか寝ているのかさへも曖昧になっていた。
流動食の注入と排便、排尿の時だけ、自分が拘束されここに閉じ込められているということを強く感じることが出来ていた。
(このままずっと・・・ここで・・・)
そう考えていると、耳のスピーカーから声が聞こえた。
「受刑者を懲罰房へ・・・」
その直後、椅子から抱え上げられ、別の椅子に座らされた。するとその椅子ごと動いていく感覚がした。
(車椅子に座ってる・・・・?)
暫くすると、車椅子が停止した。そして久しぶりに目に光を感じた。スーツの穴から見えたのは、様々な器具らしきものが設置された部屋の様子だった。
「今から懲罰を受けてもらいます。正確に言うと本格的な懲罰を受けてもらうための準備です。課題をクリアするまで続けますので、こちらの指示に従ってください。
なお、準備には後、数回掛かります。本当の懲罰はそれからなので覚えておいてください」
(私に懲罰・・・・)
私は、何もしていない。拘束される前は普通に生活してきただけだし、拘束されてからは全てを受け入れてきた。そんな私に懲罰を・・・。
説明を聞き、私は訳が分からなかった。しかし、すぐに思い直した。
(理不尽なのは、ずっと・・・。私には受け入れる以外の術はないし・・・)
懲役だから、閉じ込められるだけじゃないのは、当たり前・・・。そんなことまで考えていた。
両脚を拘束していたベルトの感覚がなくなると、私の両脇が抱え上げられ、車椅子から立ち上がらされた。
私がよろめくと、正面にいた人が私の両肩を掴み、防護マスクを着けた顔を私の顔に近づけた。
「立ち方や歩き方を忘れたわけではないでしょう。あまり手間を取らせない方があなたのためよ」
その声は、私に恐れを抱かせるような声だった。
そして、2人に支えられるようにある器具の前まで歩かされた。
受刑者をウォーキングマシンの前まで歩かせると、私は告げた。
「今から20キロメートル分、歩いてもらいます」
それだけを告げると、数人で2つの鼻の穴と3つの股間の穴にチューブを接続して、受刑者をウォーキングマシンのベルトに載せた。
そして、ネックコルセットの前後にある金具に天井から垂れ下がっている2本のチェーンを長さを調節した上で、取り付けた。
(これで姿勢を崩すことはできないはず・・・)
両腕を背中側できつく拘束しているので、自然と背筋は伸びている。その姿勢を保つための処置だった。
さらに、歩幅を制限するために両足首をチェーンの足枷で繋いだ。
「それじゃあ、ベルトを動かします」
私の声の後、ベルトがゆっくりと動き出した。すると受刑者もそれに合わせて歩き始めた。
スピードは普通の歩行速度よりも少し遅く設定していた。
(これでデーターを取りながら、終わるのを待つだけ・・・・。交代で休憩を取ったほうが良いわね・・・)
そう思いながら、私はその場から離れた。 私の視界の先にあるモニターの数字がすこしづつ増えていく。多分、私が歩いた距離だろう。
一番大きな数字はまだ一桁だった。
「シュー・シュー・・シュー・・」
拘束衣の重さと締め付けに耐え、必死で呼吸をしながら私は歩き続けていた。途中、何度か胃に何かが注入され、その度ごとに歩きながら排便と排尿をした。
また、何度か気を失いそうになった。しかし、寸前になると耳のスピーカーから不快な音が聞こえてきて正気に戻された。
「その調子だと終わらないわよ」
そんな声も聞こえた。そうして歩き続ける私は、あることに気がついた。
(汗をかいてない・・・?)
これだけのことをすれば、多量の汗をかきラバースーツの下はヌルヌルになるはずなのにその感触は全くなかった。
さらに、体が熱いとか冷たいという感覚もなかった。
(そういえば、食事や浣腸液の温度も厳重拘束されてから感じたことがなかった・・・)
そのことに気付いた私の歩みが少し遅くなった。するとすぐに耳のスピーカーから声が聞こえた。
「不快な音が気にいったのかしら?」
(これ以上考えても仕方がない・・歩かないと・・・)
私はそう思い直し、不安と恐怖を押し殺すしかなかった。 監視ルームで、受刑者の様子を確認していた。
「どれも予想通りの数値ね」
受刑者の様々なデーターを見ながら私は言った。
(体の変質も成功しているようね・・・)
ラバースーツを着せる前に、全身に塗った薬剤で発汗しないように、また温度を感じないように皮膚を変質させ、体内の洗浄液には、内臓が温度を感じなくする成分を混ぜていた。
しかし、体を動かせば熱が発生する。そこで独房にいる時は普通の流動食や水分、呼吸のための空気や浣腸液を与えているが、今のように体を動かしている時は、全て冷やしたものを与えている。
勿論、受刑者がそれを認識することはない。そして熱を持った尿や便、体液を回収して全身を冷やす。
そして流動食や水分には下剤や利尿剤の成分を混ぜていた。
(試すのはこれが始めてだけど、全てうまくいっているようね・・・)
歩き続けている受刑者をモニター越しに見ながら、私はいつの間にか笑みを浮かべていた。
歩いた距離を示すディスプレイの一番大きな数字が漸く2桁になっていた。 自分で書くとなかなか拘束シーンまでたどり着けない。なぜなのか 逆に拘束状態からスタートして、解体していって、全部脱ぎ終わったら再び拘束してゆく…というのはどうか このスレの範囲かはしらんが
貞操帯とかポニーガールとか大好きです ポニーガールいいよね
指は蹄のグローブとかで使えなくされてたり、足もポニーブーツで踵が不安定なまま歩かされたりするのとか
グローブやブーツに合わせたラバースーツも着せた上で全部鍵付きとかで
メンテ楽にするために股間は開けておいて、貞操帯とかでカバーしてスイッチで自分で処理できるようにしたり
ポニー生活から抜け出したくなって脱走しようとするけど、
グローブのせいで物凄く手こずったり、貞操帯に埋め込まれたバイブが自動起動して歩行が覚束なくなったり
それでも頑張って、あと一歩で外に出られそうなところまで来るけど、指認証型の鉄扉を前にして泣いちゃうとか
マジでこんなポニーガール延々眺めてたい ティントーン、ティントーン
「更衣期間まで、あと5分です。」
頭に響くアラームでハッと目がさめる。
もうそんな時間....ちょっと、うとうとしすぎたかもしれない。
両耳の穴をおさえている固定棒と、ワンピースの中に伸びるコードを引き抜いて、ベッドからとびおきる。
更衣期間―――文字どおり着替えのために充てられた時間。
ここを逃すと丸一日着た“これ”をもう1日着る羽目になる。
朝ごはん代わりのゼリーを吸いながら、トイレに駆け込む。
急いでトイレに入ったら、真っ先にやること―――
座るより先に備え付けのパネルに名札をかざして、排泄申請のボタンを押す。
ワンピースの裾をまくった先
私の腰と股間を押さえつける鏡色の下着―――
その手前側、つまり私の“人に見せない場所”にあたるところについたリングに指をかけて、そのときを待つ。
ピピッ―――カチャリ
頭にそんな音が、少し遅れてお腹に何かが動く感じが響いたらすぐに、そのリングを引き抜く。
便器にだらだらと水が垂れ始める音を聞きながら、次の作業にとりかかる。
この下着が私の股間を押さえるだけでなく、その中に押し込んでいたもの―――
―――私の、おしっこの栓 リング付きの蓋と鍵になる溝のついた棒、そこから少し離れて栓になるゴムの繋がったそれを、便座に腰掛けたまま小さな洗面台で洗っていく。
この栓は私のおしっこの穴に差し込むためのものじゃなくて、私のおしっこの穴に埋め込まれた管に蓋をするためのもの。
どんなにいきんだところで、さっきまで蓋がされていたステンレスの穴から流れていくものの勢いは変えられない。
気持ちは急いでるのに、幸か不幸か私には栓を洗う時間がたっぷりあった。
この栓の形の意味は3つ。
引き抜くときに指が自分のおしっこで汚れないこと。
栓を戻すときに管の中に残ったおしっこをかき出せること。
そして―――この栓を戻すとまた私の体の中に鍵がかかって、トイレ1ついくのにも“申請”が必要になること。
ティントーン
「更衣期間です」
なんとか時間までにお手洗いを済ませた私は着ているものを脱いでいく。
肩にかけたケープを首元に留めているボタン―――に見えるピンを外す。
裏返すと一目瞭然。ボタンの裏側からピンが生えていて、ケープを私の体に繋ぎとめるようになっている。
ピンの先にあいた横穴は、ついさっきまでこの穴を通る鍵が通っていた証。
ピンが繋がっていた先は、ケープを下すとあらわになるそれ―――
私の首にずっしりと填まり、さっきまでケープを私に縛り付けていた首輪。
二の腕をしめつけ、長手袋を繋ぎとめる枷。
腕枷の内側から伸びる鎖は腋の下を通ってワンピースのスリットの中へ続いている。
枷から長手袋を外して、めくるように脱いでいく。
もう長いこと食べてないけど、魚肉ソーセージの包みみたいな感じだろうか。
肘から指先までをびっちりと覆っていた手袋、ぐっしょりと濡れた裏地、
この更衣期間が、私の手足が空気を取り戻す唯一の時間――― 背中側の上から3つめのボタン、それからベルトのバックルを兼ねたピン。
ワンピースの“鍵”を外して、そのままほかのボタンを外していく。
3つめのボタンのピンが差し込まれていたのは、私の乳房を覆い、胸を締め付ける胸帯。
バックルのピンが繋がっていたのはさっきの貞操帯―――ではなく、それとは別にお腹に巻かれた、貞操帯より一回り小さい腹枷。
最後に太もも同士と腰とを鎖でつなぐ腿枷からストッキングを外して、靴ごと手袋と同じようにめくっていく。
着ていたものを洗濯箱に入れて、すっかり“下着姿”になった私。
更衣、といっても着替えられるのはここまでで、ここから先はずっと着せられたまま―――
脱げない、というより外せない下着として、ずっと私を戒める胸帯と貞操帯。
首、お腹、二の腕に太もも―――体の中心に近いところそこかしこに嵌められた枷。
そしてそれぞれを繋ぐ短い鎖。
どれも鏡色に光るステンレスでできていて、私の体に隙間なく食らいついている。
このつまみはおしっこに鍵をかける栓、この穴は服に鍵をかけるピンを挿す場所。このでっぱりは―――
この無機質な“下着セット”についたアクセントは全部理由があって用意されたもの。唯一飾りっ気があるとすればそれは―――
首輪、胸帯、腹枷、貞操帯の正面、腕枷と腿枷の内側にそれぞれ継ぎ目とくぼんだところがあって、そこに収まる形でぴったりと埋め込まれた黄銅色の部品。これくらいかな。
これは鍵。例えるなら、南京錠の錠前部分がそのまま枷に押し込める形になったような、錠。
開けるときは鍵を差し込む以外にもいろいろ手順があるらしいけど、それ以上の開け方を私は知らない。
この黄銅色の錠にはどれも大きく模様が彫り込んであって―――
鍵と鞭が交差した紀章と、その下に大きく31と彫ってある。 なぜこんな姿にされたのか
受け入れたのか、強制的にさせられたのか
そして解放される見込みという釣り餌はあるのか
気になるので続き期待 つC 休みの日はともかく、今朝の私に与えられた更衣期間はそんなに長くない。
絞ったタオルで体や手足を拭くのもほどほどに、新しい着替えに袖を通していく。
新しい、といっても洗濯してあるだけで、サイズもデザインも全く変わらない。
例えるなら替えの制服みたいな、いや―――仕事が終わったあとも寝るまで、次に起きた時まで着続けているせいで忘れそうになる。
みたいな。じゃなくて、これは私の制服。そして仕事着
靴と一体になったストッキングを足に通す。ストッキング部分は白くてツルツルした水着のような、そんな肌触り。ただし足を通そうとすると意外と伸びなくて、中に入れた足をきつく締め返してくる。
靴のかかとに当たる部分に小さく31の圧し書きがしてある、シューズ兼ストッキング。
同じ番号の振られた鋼の下着と一緒で、私の体―――つま先からももまでのサイズに合わせて作られたもの。
―――ではあるんだけれど、締め付けがきつい一番の理由はそこじゃない。
私たちの言葉で、“3番目の皮” ―――ゴムでできた膜の両側を水着かレオタードのような布地で挟み込んで作られたこの生地。
レオタードや地厚のタイツぐらいには脱ぎ着しやすく、それでいてラバーみたいに肌を体を締め付ける生地。
ラバーみたいに蒸れて、なのに水着か何かみたいに長い時間着続けられる生地。
人の体を閉じ込め続けるためにここで考え出されて、実際にこうして私たちの手足を縛る鎖としても使われている生地―――
靴と一体になっているせいで、かかとを入れるのに少しコツがいる。
靴のくるぶし辺りを押しながらなんどかかかとを打ち付けるようにして、何回かに分けて靴の中、のストッキングの中に足を入れていく。
もっといい履き方もあるのかもしれないけど、すくなくとも私はこうやって履いている。
ストッキングを太ももまで上げて、前後についた金具を腿枷にパチンと音がするまで押し込む。
これで次の更衣期間まで、私の足はラテックスとスパンデックスでできたの皮の中――― 同じように3番目の皮でできたロンググローブに袖を通していく。
靴が付いてない分、こっちは楽....なんだけど、時々表裏になってることがあって、それだけ気をつけないといけない。
裏と表に同じ白いスパンデックスの布地がついていることもあって、金具を腕枷にはめる段になってようやく気づいて付け直しとか―――今までに何度かやった。
裏地がついているといっても、やっぱりラバーをもとに作られたグローブ。
つけたり脱いだりを繰り返すのは正直、手間がかかる。
着せられた人の健康に障らずに、長時間からだに貼り付いて締め付け続ける―――
そんな意志に満ちたグローブとストッキングにくらべれば随分と普通に見える、ノースリーブの白衣というかポケットの多いワンピースというか。
背中側から体を入れてボタンを留めていく。上から3つ目のボタンだけは両側とも穴になっていて、
そこにボタンに見せかけたピンを通して胸帯の後ろの穴で留めるようになっている。
これだけでももうワンピースを脱ぐことはできなくなるけれど、この服にはピンを入れる穴がもう1つ。
お腹周りにベルトを通して、バックルの裏のピンを正面から腹枷に差し込む。
このピンの意味はベルトも含めて、私が着ているものを脱げなくすること。
あるいは、ベルトと腹枷の通ったところを超えてスカートを捲ったり、下から手をいれたりできないようにすることかもしれない。
バックルに枷と同じ紀章と番号が入ったこのベルトも、制服と一緒に私にあわせて与えられたもので、サイズ穴は1つしかない。
腹枷にウエストを“決められている”私には、穴は1つあれば十分、ということ―――
次いで左右の腋の下を開いているボタン。その下の開いたところに胸帯と腕枷をつなぐ鎖を通して、ボタンをかける。
そうすると腋の下、胸の横側にスリットが開いたようになって、ちょうどそこを鎖が通る格好になる。
それが、このワンピースに袖がない理由―――
腿枷同士を繋ぐ鎖のせいで貞操帯を隠す下着が履けないのと一緒。
胸帯と腕枷を繋ぐ鎖のせいで、私は普通の袖がついた服を着ることができない。
3番目の皮のストッキングほど露骨じゃないにしても、
このワンピースもまた私をその中に閉じ込める制服の一部で、そのためのデザインがちゃんと入っている。 前から後ろから身頃を上にひっぱって、シワを伸ばすようにする。
普通の服ならまずしない所作。私が今、どういうものを着たのかを改めて感じさせられる。
最後にケープを羽織って、襟元から首輪にピンを通して着替えが終わる。
ここまでを更衣期間のうちに済ませておけば、ひとまずセーフ、かな。
首輪と腕枷はケープの下に、貞操帯と腿枷はワンピースの裾の下に鎖ごと隠れるようになっていて、ぱっと見ただけなら枷の存在を感じさせない作り。
実際のところ、どっちかというと立ち仕事だし中身が見えたり透けることもある。
そうだとしても、やっぱりなるべく隠しておきたいのが、女心―――じゃないだろうか。
そう。
私はこれから夕方まで、ずっと一枚か二枚の布の下に金属の下着を身につけながら働いて、仕事をあがったあとも半日分の汗を吸った布の枷に繋がれ続ける。
そんな生活。
枷についた鍵も隠してくれる代わりに、ケープの背中に31の刺繍がしてある。
前から見たときはどうするかというと―――
ポケットの中身を移し替えて、名札を首からかけて左胸に止めたら今度こそ完成。
31番。それが私。
ここに住み、ここで働く私の名前。
肩掛けのついた白衣。それが私たち。
人だったものを管理するための仕事着として、
人だったものとして管理されるための拘束衣としての私たちの制服。
ここは製隷院。読んで字のごとく、ドレイを作り育てるところ。
そして私はここで奴隷の管理を担う中の一人。
31番。製隷院の管理士だ――― 乙!
枷や枷を繋ぐ鎖のイヤらしさに興奮しました
次回作期待します 寮棟をでて廊下を渡る。
ここの廊下は地上からの光が入ってくるようになっていて、
何かと不規則な暮らしになりがちな私たちが時間の勘、みたいなものを取り戻す助けになっている。
廊下の突き当たり、アイボリーに塗ってある鋼鉄の扉の先が私の職場、
製隷院調教棟―――
その西側、奴隷たちの牢室のあるエリアの真ん中に管理士室がある。
調教棟に出てきたら、まずは記録の確認から一日が始まる。朝番の時間は朝8時から夕方の4時までってことになっているけど、
実際にはこうやってちょっと前から出てきて記録に目を通したほうがいろいろと便利だとおもう。
シフト直前にきてさっと記録を覗くだけで一日乗り切れる人もいるけど、私はそこまではこの仕事に慣れてない。
「ミキさん、引き継ぎいいですかー? 」
画面とにらめっこしていた私に声がかかる。
そう。私はミキさんとも呼ばれてる。いうなれば、ここでのあだ名。
実際、ここに来るまで私は“美希”だったけど、ここでは31番が本当の名前。
番号で呼び合うと呼び間違い聞き間違いが増えるから、あくまで仕事の都合であだ名で呼び合っているだけ。でも―――
このあだ名に助けられてる子だって結構いると思う。
自分の名前として番号を書かれるのと、番号で呼ばれるのは
似てるけど、違う。 そっか。管理士って続けてタイトルにいれれないのか。 怒濤の早さで続きキター
支援コメならいくらでもしますC それこそ、人によっては体の外を締め上げて、体の中に飴と鞭を埋め込む制服以上に―――
―――それからアンナさんなんですけど、V性感が井上スケールで7〜8になりまして、えーっと....河合主人から性感検査の介助と焦燥薬の指示が追加で出てます。」
今私に申し送りをしてる子、ほのぴ―――こと42番さんも私と殆ど同じ制服に身を包んでいる、というか身を包まれている。
直接見えこそしないけど、一枚めくった下には私と同じ場所にステンレスの枷がきつく締めこまれていて、その枷の中だって―――
「介助は何時から?」
「あっ....1時半からの予定です。」
「ん。ありがと」
ほのぴだけじゃない。みんなそう―――
だから、私が今座っているのを含めて管理士室の椅子にはどれも、いつからともなくU字型のクッションが置いてある。
座ったときのお腹の中が、少しでも楽になるように―――
実際のところ、私たちはここの奴隷を管理する立場でありながら、ここの主人たちに管理される立場でもあって、だからこそこんな制服の中に閉じ込められている。
それでも、奴隷よりはましかな―――下を比べたところで私の戒めが楽になるわけじゃないけど、ついそんなことを考えてしまう。 「おはようございまーす」
グローブの上からさらに使い捨ての手袋をつけて、受け持ちの牢室に入る。
中には8つベッドがあって、それぞれの上で奴隷が横になって―――横になることを強いられている。
管理士に制服があるように、奴隷には奴隷の制服があって―――
首から下をダークブラウンで多い尽くす、少し透け感のあるラバースーツ。
その所々―――首元、アンダーバスト、背中、腰回り、股の間、肘や膝、手首と足首、手の甲、足の裏―――
そういったところに硬いプラスチックの補強がしてあって、
補強のある節々にステンレスのリングが取り付けられている。
ベッドの側面から伸びてリングに繋げられた何本ものワイヤーの力で、
みんないい子に、寝返り一つうたずにベッドに横になっている。
右奥のベッドの奴隷、檸檬さんのワイヤーを繋ぎ替えて、天井に吊っていく。
リングからベッドのワイヤーを外すのは、同じリングに天井からのワイヤーを繋いでからにすること、
腰、肩、背中に掛かるワイヤーを二か所以上同時に緩めて、体幹を自由にしないこと、
膝のワイヤーを緩めるときは、腰と足首を繋いで暴れられないようにしてからにすること、
両手を順に吊るすときは自分からみて遠い方からにすること、
それから―――
吊り替えにはそんな細かいルールがたくさんあって、苦手に思ってる管理士も少なくないんじゃないだろうか。
その代わり、ルールに沿ってさえいれば奴隷に抵抗らしい抵抗をさせることなく、
私みたいな女の子でも天井の滑車やレールを活かしながら奴隷を吊り上げて、そのままレールに沿って動かしたりできる。 奴隷の子はどうして奴隷になってしまったんだろう(管理士も)
奴隷の構成比(性別や年齢)も気になる
つC 吊った檸檬さんをレール沿いに牢室備え付けの簡易浴室まで運んで、今度は両手を上に、両足を下にX字に吊り替える。
吊り替えはたぶん、ルールを覚えて後はその場その場でなんとかしていくタイプの子と、
うつ伏せからの寝返りとか、仰向けから吊り移動とか、吊り移動からX字とかよく使う手順を丸暗記するタイプの子に分けられる。
管理を受ける奴隷にとってどっちがいいかは一長一短だろうけど、
管理士にとっては、私はルールを覚えた方が絶対にいいと思う。
おんなじ吊り替えでもなるべくお腹に力を入れずにこなす方法、とか
そういう工夫ができるからだ。
力を抑えるよりも暗記した吊りかたにこだわって思いっきりいきんで、
力を抜くときにお尻の筒を締め付けちゃって変な声をもらす子、とか―――正直、頭が弱い、って思ったらだめかな。
一際広くプラスチックで覆われたスーツの股間、ここだけはただの補強じゃなくて、カバーになったプラスチックの下にいろいろと仕掛けが付いている。
「お手洗い、済ませていきますねー」
後ろ側のカバーを開けて、中の三角のコネクターに壁から伸びるチューブの先についたプラグを繋ぐ。
500ml....12%....41℃....120秒....で、スタート。
壁のパネルを操作し終えるとブーンと低い音とともに浣腸が始まる。
「んむぐぅううううっ」
檸檬さんから呻きなのか返事なのかもわからない、声にならない声があがる。
今朝見た記録によると、歯を噛み合わせた状態で固定するマウスピースをかまされていて、
ギャグみたいに唾液こそ漏れないものの、まともに口はきけない状態―――
これはこれで何かと叫ばれなくて済む反面、言葉以外の様子から奴隷の状態を読み取らないといけない。
管理士目線だと、口を塞がれてる奴隷の方がより観察力を問われるんじゃないだろうか―――なんて。 浣腸液を入れ終わったらプラグからチューブを抜いて、こんどは出すためのチューブに付け替える。
ただし、出せるようになるのはさっき入れたタイマーが終わってから。
「んぐっ....んうっ....うううう....!」
足を震わせながら、今か今かと耐える檸檬さんを見ながら、
そりゃ後ろ側の壁のパネルは見えないもんね、なんてくだらないこをと考えていた。
ヒュゴォーッ―――
「ぅあああああううっ」
2分たって浣腸液の吸引が始まったのを確認してから、こんどは股間の前側のカバーを開ける。
カバーの中にはいわゆる“前の穴”を塞ぐ二重蓋とむき出しのまま周囲を押さえつけるように固定されたクリトリス、そしてその間にあいた小さな穴―――
吸引チューブの途中から枝分かれした小さな管を、クリに当たらないように気をつけながら穴に差し込む。
大きいほうを出してから、続けて小さいほう。
ヒトの体はそういうふうにできているし、奴隷の管理も基本はそれに従っている。
尤も―――調教計画や指示次第であえて逆にしたり、そもそも小さい方をさせないこともあるけれど。
パネルに表示されたpHと排泄量を記録して、カバーとチューブを戻したら排泄はおしまい。
先っぽのプラグだけは新しいのと付け替えて、使ったやつを消毒行きに回す。ディスポの手袋も、一回ここで交換だ。
清潔を保つことをサボったところで、お腹を下して苦しむのは奴隷―――と思いきや、その緩くなったうんちをどうにかするのは私たちで、結局巡り巡って帰ってくる。
だから、これはお互いのため――― 拷問(かいご)描写が細かくリアルっぽくていいですね
つC 「そのままお体きれいにしていきますねー」
「んまぅ!」
トイレの次はお風呂のお世話、といってもスーツを脱がせて体を洗うわけじゃなくて―――
スーツの足首についたノズルを開けて、中に溜まった汗を抜いていく。
高く上げた両手から順に上から下へ、絞るようにマッサージしながら汗を下へ下へと送っていく。
「んむぅ....んむっ」
くすぐったいのか、痒いところがあるのか
体のよじり方はくすぐったそうだけど、実際どうなんだろう。どっちにしても、言葉を封じられたまま正しく確かめる術は檸檬さんにも、私にも存在しない。
汗を絞り終えたら、器で受けた汗の量を記録する。この記録は雰囲気を出すための管理ごっこでもなんでもなくて、本当に私たちにとって必要な情報―――
汗と尿の量、これに顔からかく汗、呼吸、便の目安分を足すと奴隷の体から出て行った水の量がわかる。
で、ここから今日どれだけの水を与えればいいのか見当をつけていく。
そんな大事な、管理記録を開けば体温や血圧に並んで汗とおしっこの量が毎日欠かさず書いてあるような、大事な情報。
足首のノズルを閉じて、今度は手首側のノズルから洗浄液を注入していく。
左右の手首からそれぞれ200ml、入れ終わったらノズルを閉じて、また上から下へ揉むように洗っていく。
これがこの人たちの入浴、あるいは清拭の代わり。
私たちはわずかな更衣期間の間だけだとしても、体を直接拭くことができる。
この人たちの清拭はあくまでスーツを着せられたまま―――
そうそう。着せたままだからこそ、絶対にゴシゴシ擦るような洗い方はしたらいけない。
ずっとスーツの中で蒸されてふやけ切った肌は垢と皮の境界が曖昧になっていて、こすると古くない皮まで剥がれ落ちてしまう。
物足りなさそうな目で見られても、私たちがしていいのは、あくまで揉むことだけ。 ずっとスーツのままとか最高すぎる
奴隷に拘束施すなど逃げ難い状態にした上で、運動とか自発的に動ける状況あったりするのかな?
つC 奴隷がこの洗浄を物足りなく感じるのにはもう1つ大きな理由があって―――
スーツの上からもみ洗いできるのは補強がないところだけで、補強のある場所
特に大きく覆われた股間なんかは文字通り手が出ない。
肝心な場所がうまく洗えないのは、奴隷も管理士も一緒―――
身体中をさっぱりさせてくれる濡れタオルだって、貞操帯の奥が疼く感じや胸帯の奥がきゅっとなる感じには何も、
何もしてくれやしない。
洗浄液を足首から抜いて、手首からもう一度水を入れてすすいだら、ここでやることが全て終わる。
最後に檸檬さんをベッドまで運んで、朝と少し体勢を変えて縛りなおして一人の排泄と洗浄が完了する。
午前中の一番大きな仕事はこれをここの牢室の6人分繰り返すこと。
ただし、右手前のベッドにいたカナリアさんだけは浣腸はお預け。
なんでも、午後から“調教で使う”とか。
そんなカナリアさんともう1人、予定が入ってる奴隷を調教師さんに引き渡して、私の午前中のノルマは大体終わり。
一足先に、お昼にしてもいいかな――― 交代でお昼をとる私たちにとって、早めのお昼は悪いことじゃない。
むしろ仕事が早めに片付いたなら、先にお昼を済ませて他の子が午後に休憩をとれるようにしたほうが
お互い何かと都合がよかったりする。
ここ製隷院にはざっくり5種類の人がいる。
なんとなく偉い順に
主人、調教師、管理士、奴隷の4人。そこに技師をいれて5人。
まずは主人。ここで一番“偉い”人たち。
奴隷たちの飼い主で、私たちの指示だし役。
形だけになっている部分もあるとはいえ、私たちの奴隷管理も主人の指示、って扱いで、
管理士室には主人たちの指示簿が置いてある。
私たちも調教師さんも、ある意味主人の仕事の一部を
手の回らない主人の代わりに引き受けている、そんな立場。
井上主人とか、河合主人とか、みんなそんなふうによんでる。
いい例えかわからないけど、なんとか課長とかなんとか先生とか、そういう肩書きの部分が主人になった感じ。
加藤主人みたいに女の人がいないわけじゃないけど、ほとんどが男の人。
調教師さんは、役目としては私たちに似ているかもしれない。
私たちが奴隷の管理を肩代わりするように、奴隷の調教を肩代わりする人たち。
似た役割を持っていながら、それでも所々で立場の違いみたいなものを感じさせられる。
“ちょうきょうし”のしの字は師で、“かんりし”のしの字は士で
私たちには枷だらけの制服が与えられて、調教師にはそもそも制服なんてなくて
肩代わりしている仕事の幅は私たちの方が広いはずなんだけど、何かと私たちより上に見られることが多い気がする。 もう一つ言うと、奴隷を24時間管理するために仲間どうしで交代しながら協力し合う私たちと違って、
もっと一人一人の個が立ってるというか、濃いというか―――調教師の人はみんな自分の世界を持ってる。
そんな人たちだから名前も好き勝手に名乗っていて、こんな感じって一言で例えるのが難しい。
男女比は―――どっちが多いかちょっと考えこんじゃうぐらいには、半々に近い。
奴隷は、なんというか文字通りの奴隷。
今日の午前中に受け持っただけでもカナリアさんに檸檬さんにミーコさんに。
偽名というか、明らかに仮名って感じの名前が並ぶ。
いろんな事情があってここに来て、地上の世界と比べてずっと過酷な調教と管理を受けて、
一晩二晩貸し出されたり、元鞘にもどったり、どこかに買い取られていったりする、そんな人たち。
私の体感でしかないけど、意外とここで調教を受けてみたい一心で飛び込んでくるひとが少なくない。本当に、体感でしかないけど。
女の子が多いけど、男の子も時々いる。といっても、一度ゴムとプラスチックのスーツに閉じ込めてしまえば、もう違いなんてほとんどない―――
そんな奴隷のお世話と管理を担うのが私たち管理士。
朝番、夕番、夜番の3交代で、24時間奴隷を見張り続ける。
一方で私たちもまた主人たちに管理されていて、5つの職のうちで首輪を填めているのは、奴隷と管理士の2職―――
管理士同士の間は“業務上の都合”であだ名で呼び合っているけれど、記録物に名前を入れるときとか、他の立場の人から呼ばれるときには番号が使われる。
一番わかりやすいのは、これかな。―――
目を落とした胸元、ケープの左側にとめてある私の名札。
首から下げたケースの中、31と大きく印刷してある厚紙の左下にマジックで“ミキ”と書き加えてある。どっちが正式な名前かは、考えるまでもない。
そんな、ある意味奴隷よりも奴隷らしいかもしれない“正式な名前”が刻み込まれた制服に
等しく身を包み―――そう、管理士はいまのところ女の子だけ。貞操帯の内側に至るまで、完璧に等しいはず―――
この服を介して私たちは奴隷のそれとも違う、私たちなりの管理を受ける。 奴隷の管理といっても、その仕事には食事や排泄のお世話なんかが含まれていて、
これは奴隷を上から支配してるのか、それとも下から奉仕してるのか―――
ひょっとしたら、このへんに私たちの立場の正体が見え隠れしているのかもしれない。
技師さんは完全に裏方で、ここで管理や調教に使われる器具を作っている人たち。
偉い順だと、どうだろう。どうも主人とか奴隷とか、そんな序列の外にいる感じがする。
男女比がどうとか言えるほどいろんな技師さんを知らないし、名前を知ってる人もほとんどいない。
加藤主人が技師から転籍してきた人だから、きっと男女両方いる。筈。たぶん。
そんな不確かなことしか言えないぐらい、なんていうか、遠い人たち―――
お昼も早々に午前中にこなしたことを管理記録に書き加えていく。
すっかり管理士室になじんだパソコンは高速より拘束を、生還より性感を先に出してくる。
裏を返せば、時間をかけて馴染ませないと管理記録に使いやすくならないということ。
それだけ、この部屋は地上から離れている、ということ―――
午後の仕事は、奴隷たちの昼食から始まる。河合主人から追加の指示が出てる分、
午前中よりもバタバタするかもしれない。
食事と言われて想像するものとは程遠い物品の乗った昼食ワゴンを押して、またさっきの牢室へ戻っていく。 管理士の設定いいなぁ
自分から辞めることはできるんだろうか
つC 「はいお待たせー!お昼の時間でーす。」
いつもながら、奴隷たちの反応はいまいち薄い。
まぁ―――無理もない。私だって“お昼の献立”がこの部屋の奴隷と同じものになったら、きっと同じしかめ面をしてる。
私たちも食事の管理を受けているけれど、奴隷のそれとはちょっと、方向性が違う―――
粉末の栄養剤をお湯で溶かしたものを、ボトルに注いでいく。これがこの人たちのお昼ごはんになるもの。
味付けという工程を一度も挟んでない、薄黄色のどろっとした―――
味も食感もとても飲めたものじゃない。
それでも安心。だってこのご飯は、奴隷の口を一度も通らない。
ボトル底に繋いだチューブの途中にある小さい容器へ、さらにその先へ―――点滴の要領で栄養剤を満たしていく。
「準備できたのでおこしますねー」
両肩と胸の下のリングに天井ワイヤーをかけて、ベッドワイヤーと調整しながら上体を起こしていく。厳密に測らないけど、ざっくり45度ぐらい。
右の鼻から伸びるチューブ。奴隷が全員そうってわけじゃないけど、この部屋の奴隷はみんなここからご飯を食べる。
チューブの固定がずれてないかを確認していく。
―――ずれてはないけど、ちょっと小鼻が赤くなってるかな。
夜番の人がテープの貼り替えをさぼったとか、どうせそんなとこ。
新しいテープを用意して、固定する場所も少しだけ変えておく。
鼻チューブの先に着いたキャップを開ける。
ここにさっきのボトルをつなげば投与が始まるけど、そのまえにまだやることがある。 アンダーバストのプロテクターの下、私たちの言葉で心窩(しんか)、肋骨とお腹の境目あたりに採音器を当てながら、シリンジで空気を入れていく。
これは言わばワイヤレス聴診器。今朝私に更衣期間を告げた声と同じ仕組みで、
奴隷の体の中の音を、私の頭の中に送り込む―――よし大丈夫。ちゃんとチューブの先がお腹まで入ってる。
入れた空気を引き戻すついでに“朝ごはん”が残ってないことを確認したら、こんどこそ準備OK。
面倒といえば面倒だけど、こういう確認こそ、本当に長時間―――奴隷を拘束し続けるためのコツなんじゃないかと私は思ってる。
ボトルと鼻とをつないで、目の前の奴隷、ミーコさんに向き直る。
「はい、それではー?」
声をかけながら体の前で手を合わせて、次の言葉が返ってくるのをまつ。
ミーコさんが大きくため息をつく。
毎度ながら、というか―――
このひとはずっとこうで、なかなか続く言葉を出そうとしない。ここに来てすぐはともかく、ずっととなると少し珍しい。
一回ご飯を抜いて、次にもっとえぐい食事方法の指示をもらってくれば大抵は折れるのに、ミーコさんは違う。
それでも私だって譲るわけにはいかない。
何も言わずに、首を傾けて、少し微笑んで、それでも視線は絶対に目から外さずに―――
これは食事。あなたの食事。風味も噛み心地もない、あなたの食事。
ここは製隷院。老人ホームでも病棟でもない。
あなたは奴隷。お年寄りでも患者さんでもない。
だからあなたは、この注入を食事としてきちんと受け入れなきゃいけない。
自分から、自分の口で、自分の言葉で――― ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています