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超拘束・完全拘束に萌える 14 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2019/09/19(木) 12:54:23.54ID:kuarc0270
女の子を徹底的に拘束して調教しちゃったりする。
そんな様々な拘束ネタの妄想を語るスレです。
小説・イラスト等も大歓迎!!

・作品を投下する人は気軽にどうぞ。
・誰かの作品が進行中でも気にせず投下しましょう。
・でもNG/抽出しやすいようにコテハンを付けましょう。
・コテハンに(責め手)→(受け手)で性別を書くとNGしやすいです。
 (男→女、女→男、女→女、男→男など)
・過度の人体改造やグロネタは控えましょう。
・作者のやる気はレスに大きく左右されます。感想≠中傷。リクエストは程々に。
 気に入らないならスルー。目ざわりなら専ブラでNG登録をどうぞ。
・基本的にsage進行で。
・荒らしは放置プレイで。無駄なレスを与えないのがいい奴隷に調教する秘訣ですよ。

Q.Cってなに?
A.支援のことです。
 同じ回線から3回連続でレスをすると、連投規制が掛かってしまいます。
 この規制は3レス分投下された後、他の誰かがレスを書くことで解除されます。
 その結果、作者を助ける事になります。
0125名無しさん@ピンキー2019/11/10(日) 14:37:32.32ID:ityM0M6Z0
  用意されたのは、始めに着たのと同じようなラバースーツ。違うのは少し厚手なのと首までしかないこと、背中側にファスナーが付いていることだった。
 「滑りを良くするためにこれを塗って」
 佳奈さんはそう言って悠子さんと千晶さんにローションの様な液体を渡した。すると二人がそれを手につけて私の全身を撫で回していく。
 それが終了すると、スーツのファスナーが開かれたので、私は両脚、続いて両腕を入れ込んだ。すると二人がスーツを引っ張り、背中側のファスナーを閉じようとする。
 「少しきついんじゃない?」
 「サイズを少し小さめにしてるから。大丈夫、ちゃんと閉められる」
 スーツを背中側に引っ張りながら、ふたりが徐々にファスナーを閉めていき、どうにかスライダーを首のところまで動かした。
 「閉め切ったらスライダーの引き手を回す。そしたら、スライダーがロックされて、引手も外せる」
 「成程。ファスナーが勝手に開かない様にと言うわけね」
 悠子さんが佳奈さんの言った通りにすると、スライダーが固定されたのか引き手が外れた。
 「次は全頭マスク。これも同じようなものだから」
 頭部にマスクが被せられ、後頭部のファスナーが閉められスライダーがロックされる。
 それには、鼻の穴の部分にしか穴がなく、目の部分はいくつかの小さい穴が開けられているだけだった。
 「視界を少し制限させてもらう」
 私は、その佳奈さんの言葉より気になっていたことがあった。
 (今まで以上にキツイ・・・)
 スーツとマスクの圧迫感が以前よりかなり増していた。
 (でもこれで終わりなわけないし・・・)
 そんな私の予感は間違ってはなかった。
 「腹部にコルセットを巻いてから拘束衣を着せる」
 そう言って佳奈さんはコルセットと拘束衣を用意した。
0126名無しさん@ピンキー2019/11/10(日) 17:08:14.97ID:ityM0M6Z0
 また、私の腹部にコルセットが巻かれ、編み上げの紐が思い切り引き締められ結ばれる。そして結び目が接着剤で固められ、余った紐が切断された。
 「少しウエストが細くなってたかな。始めての時より紐を多く引っ張った気がする」
 「そうね。良いことだわ」
 コルセットを私に装着した千晶さんと結月さんがそう言った。
 「シュー・・・シュー・・・シュッ・・・」
 (呼吸が・・・)
 私は、腹部を締め付けられたことで深く呼吸できなくなり、浅い呼吸を繰り返していた。
 「拘束衣を着る前にこれを」
 佳奈さんがそう言って、差出したのは2つの黒い球状の物体だった。
 「何なのかは後で説明するから、左右の手で1個づつ握って」
 言われるがままに、私はそれを握った。それは丁度私の手の中に収まるサイズで、少し弾力があった。
 「この拘束衣をテスターに」
 それは黒革でできた拘束衣だった。そしてまるで複数の蛇が巻き付いているかのように無数のベルトがリングのバックルで連結されていた。
 (こんなものを着せられるんだ・・・・!)
 マスクの穴からスーツを見た私は、驚くしかなかった。
 背中側のファスナーが開けられると、ラバースーツの時と同じように私は両脚と両腕を入れ込んだ。
 (指の部分がない・・・)
 スーツの手の部分は、ミトン状になっていて、私の手は球状の物体を握った状態で固定されてしまった。
 (これだと今までの様に手を使えない・・・)
 背中側のファスナーが閉められ、スライダーがロックされると首下までが拘束衣に覆われた。
 「うんしょっ、と」
 そこまで出来たところで、場から離れていた佳奈さんが箱を抱えて戻ってきた。
 「じゃあ、3人で拘束衣のベルトを全部引き締めて。そして1個づつこれを」
 箱の中には、鍵がささった状態の小さな南京錠がたくさん入っていた。
 「ベルトは全部で何本あるの?」
 「30本」
 「じゃあ、一人10本づつね」
 そして3人は、次々と拘束衣のベルトを引き締めて、南京錠をつけて施錠していった。
 「鍵は?」
 「このケースに入れて保管する。小さく番号を入れてるから、混ざったりしない」
 私は、そのケースに次々と鍵が並べられていくのを見ることしかできなかった。
0127名無しさん@ピンキー2019/11/10(日) 17:57:44.90ID:R0RLoCz30
鍵が沢山あるラバーボンデージはもう文章だけでもごはん3杯いけるなC
0128名無しさん@ピンキー2019/11/10(日) 21:20:06.78ID:ityM0M6Z0
  拘束衣のベルトが引き締められるにつれ、まるで大きな手で掴まれているかのように体の拘束感が増していく。
 「シュッ・・・シュッ・・・シュッ・・・シュッ・・・」
 呼吸がどんどん浅く、速くなっていく。
 「これで最後よ」
 30個目の鍵がケースに置かれ、首下までは完全に拘束衣によって拘束された。
  「今度はこれ」
 拘束衣と同じ素材で出来た全頭マスクが、私の頭部に被せられた。後頭部の編み上げが編まれると腹部のコルセットと同様に思い切り、引き締められ結ばれる。
 結び目の接着、余った紐の切断も行われた。そして、付属していた3本のベルトが引き締められ、南京錠も取り付けられた。
 ラバーのマスクと同じく、鼻の穴の部分だけ穴があり、目の部分にあるのはいくつかの小さい穴だけだった。
 「さっき手に握って貰ったのは、あなたの意思をしますための器具よ。右手のものを握ればイエス、左手のものを握ればノーの意思が外部に通じる。
 どちらか握って」
  そう言われた私は、右手のものを握った。
 「イエスね。こちらの質問もイエスとノーで答えられる質問しかしない」
  (最低限の意思疎通は出来るんんだ・・・)
 「あともう少しで完了する。それでテスターに相応しい姿になれる」
  佳奈さんが少しうわずった声でそう言った。
0129名無しさん@ピンキー2019/11/10(日) 21:57:30.91ID:ityM0M6Z0
 「まだ終わりじゃないのね」
「ある意味、これが一番重要」
 私が佳奈に確認すると、そう言った。そうして佳奈が用意したのは金属で出来たケージのようなものだった。
 「これを頭部に装着する。これを介してナノマシンのデーターを取得することができるから。他にも使用目的はあるけど」
 「どうやって装着するの?」
 そう千晶が聞くと、佳奈はそれを4つに分解した。
 「成程。じゃあ、私と結月で装着するわ」
 「了解」
 私は、そう返事をしてパーツを頭部に宛がった。目の部分は薄いプレート状になっていて、細かく穴が開いている部分があった。
 そして、口の部分は完全にプレートで覆われる仕様になっていた。
 「接合部ははめ込み式になってる。接合したら南京錠をかけて固定する」
 カチッ、と音がするまで接合部をはめ込み、そこに南京錠を取り付ける。結果、拘束の南京錠より一回りおおきなものが8個取り付けられた。
 「これは凄いわね」
 金属に覆われている部分は少ないものの間違いなく頭部に強い圧迫感を与えているのは確実だった。
 頭頂部には、リング状のシャックルが付属していた。
 「これで首を固定する」
 佳奈が自らTESTERと刻まれたプレートが取り付けられたネックコルセットをテスターに取り付ける。
 「最後にテスター用の靴ね」
 悠子がテスターを椅子に座らせて履かせたのは、黒い膝下までの編み上げ式ブーツ。テールは爪先立ちを強要するピンヒールになっていた。
 「あまり歩く機会はないと思うから、これで十分よね」
 「テスター用には最適」
 佳奈と悠子が編み上げを編みながらそんな会話をしていた。
 「これで完成」
 それが終了すると佳奈がそう宣言した。そして私たちはテスターを椅子から立ち上がらせた。
0131名無しさん@ピンキー2019/11/11(月) 22:06:53.08ID:0BbCsoQh0
椅子から立ち上がらされた私は、少しふらつきながらもなんとか立つことが出来た。
「本当はこれで完了だけど、変なことをしない様にこれも装着しとく」
 私の両腕が後ろ手にされ、アームバインダーが装着された。固定用のベルトが両肩に回され、胸の所でクロスされ引き締められる。
 編み上げとベルトで両腕は完全に纏められ、当然の様に各ベルトには南京錠が取り付けられた。
 「外す時もあるから、結び目は固定しない。今日はここまでにしとく。テスターとしての仕事は明日から」
 「誰かテスターを部屋まで連れてって」
 佳奈さんがそう言うと、結月さんがそれに答えた。
 「今回は私がするわ。それとテスターの世話は私たち3人が交代でするつもりなんだけど」
 「それでお願い。私は準備があるから後は、任せた」
  そう言うと、佳奈さんはフロアーの奥へと消えていった。
  「私たちも先に失礼するわ」
  「そうね。私の方もそれ程時間はかからないと思うけど」
  そして、悠子さんと千晶さんはフロアーから出て行ってしまい、私と結月さんだけが残された。
  「それじゃあ、あなたの部屋に行きましょう。私が先導するわ」
 そう言うと結月さんはリードを取り出し、先のフックを私のネックコルセットに取り付けた。
 「後は、これも」
 そう言って、アイマスクで私の目の部分を覆った。
 「ゆっくり歩くから、ついてきて」 
 私は、リードに引かれるがままゆっくりと歩くしかなかった。
 
0132名無しさん@ピンキー2019/11/11(月) 22:48:35.30ID:0BbCsoQh0
 (何時まで歩くんだろう・・・)
 エレベーター等に乗った感覚はなかったので、ここは地下のフロアーのはずだった。でも10分以上は歩いている感覚があった。
 やがて、リードを引く力がなくなった。
 「お待たせ。ここがあなたの部屋よ」
 そんな声とともにリードとアイマスクが外された。すると目の前にあったのは金属製の四角い扉だった。
 (これが部屋の扉・・・!)
 それはまるで金庫の扉のように頑丈に見えた。結月さんがカードキーをドアの前に翳すとガチャッ、と音がしてその扉がゆっくりと自動で外側に開いていった。
 「扉は厚さ5センチの金属製。内側からは開かない仕組みになってるの」
 結月さんがそう説明した。
 部屋の天井はある程度の高さがあるようだった。しかし、奥行きと幅は2メートルぐらいしか無い様に見えた。
さらに床と天井、そして扉の内側は黒く、ボタン絞りの様になっていて、それらは黒いソファーの表面の様に見えた。
 「床と壁は見た通り、ソファーの様に弾力がある素材で出来てるの。だから、安心して過ごせるはずよ」
 部屋の中に足を踏み入れると、床が少し沈んだ気がした。
 「あなたは、試験がある時以外はここで過ごすの。監視カメラはあるけどここで何をするかは自由よ。試験の時は3人のうち誰かがここに来るからそのつもりでいて」
 そこまで言うと、部屋の外にいた結月さんは再びカードキーを扉に翳した。すると、扉が今度はゆっくりと閉まり始めた。
 「テスターとして頑張ってね」
  私が体ごと扉の方へ振り返ると、そう言いながら微笑む結月さんの姿が見えた。しかし、それから程なくして扉が完全に閉まり、私は一人きりになってしまった。

 
0134名無しさん@ピンキー2019/11/13(水) 18:59:02.49ID:LCV+/Dsk0
私が私を客観的に観察して報告する
0137名無しさん@ピンキー2019/11/16(土) 17:52:07.19ID:4DLTWB6c0
昨晩女王様と話しする機会がありました。
床暖房の話題で過去のプレイ体験を説明してくれた。

引っ越しが決まって、荷物全部搬出、ガランの部屋に
専属M嬢を縄で縛って8時間放置した。
秋口だったので気を使って床暖房を掛けたままでかけた。

戻ってみるとM嬢は部屋の隅っこにいた。
「なんでそこにいるの?」と聞いたら、床暖が熱すぎて
部屋を転がりながら熱くないところを探してたと言ってました。
0138名無しさん@ピンキー2019/11/17(日) 17:44:35.08ID:NsMngQL50
 私は、閉じた扉の場所に全身を押しつけた。しかし、当然の様に扉が開くことはなかった。
 (何やってるんだろう・・・こんなことしても意味ないのに・・・)
 例え扉が開いたとしても、この部屋がどういう場所にあるかがわからない。それに全身を拘束された私に何かができるはずもなかった。
 だいいち、監視カメラがあるので何かがあれば間違いなく誰かが来るのは明白だった。
 私は、背中側を壁に押し付け部屋の奥まで移動して、そこの床に座りこんで両脚を前に投げ出した。
 (それに、多分私はこの状況を嫌がってない・・・)
  その証拠に、私はほぼ、成されるがままにこの状態まで拘束された。普通なら抵抗したり、逃げようとしたりするはず。
 (きっと、この状況を喜んでる部分があるのかも・・・)
 暫くの間、そんなことを考えていた。そして私は意を決して床の上に仰向けになってみた。
 (思っていたよりも柔らかい・・・)
 視界の先に、天井に設けられた1個の照明が見えた。すると不意に強い眠気に襲われた。
 (色々あったから疲れたのかな・・・)
 そこで私は意識を失ってしまった。
0139名無しさん@ピンキー2019/11/17(日) 18:45:45.57ID:NsMngQL50
 「完全に眠ったみたい」
 監視カメラの映像とナノマシンから送られてくるデーターを見て私はそう判断した。
 「あの状況で眠れるなんてすごいわね」
 あれから数時間後、私たち4人は再び集まり監視ルームにいた。
 「あの部屋に睡眠導入剤を散布したからその影響」
 「どおりで。普通眠れないわよね」
 悠子がそう言った。
 「そうでもない。多分、すぐにこんなことしなくても眠れるようになる」
 私はそう言った。
 「テスターの1日を私たちが決めて、それに従わせれば良い。そのための死亡届」
 「死者に人権はない、か。ある意味残酷ね」
 「私はこのクラブのことを第1に考えてる」
 「それだけじゃないでしょう」
 私と千晶の会話が熱を帯びそうになった時、結月が割って入った。
 「まあまあ。クラブのためになるのなら、それ以外のことは重要ではないでしょう。
  それより、試験の準備はできてる?」
 「それは勿論。ただ、前言ったとおり、その時にテスターを迎えに行った人に手伝ってもらうことになるけど」
 「それに異存はないわ」
 「私も」
 悠子と千晶が口々に答えた。
 「テスターが目を覚ましたら連絡するから、迎えに行って試験を行う部屋まで連れてきて」
 「了解。食事もさせておく」
 最初の担当の悠子が答えた。
  (今までできなかった分をこれから取り戻す・・・)
 私はそう決意していた。
 
0140名無しさん@ピンキー2019/11/17(日) 22:23:09.67ID:NsMngQL50
 目を覚ますとマスクの穴から最初に見えたのは、黒い壁だった。
 (ここは・・・?)
 一瞬、自分の置かれた状況が理解できなかった。しかし、それはすぐに理解できた。
 (どれぐらい寝てたんだろう・・・)
 そんなことを考えていると、ゆっくりと部屋の扉が開いて、何かを小脇に抱えた悠子さんが入ってきた。
 「自力で起きられる?」
  私は、左手を握った。すると悠子さんは抱えていたものを床に置き、私の上半身を抱いて起こしてくれた。
 「異常は・・・特になさそうね。おしっこと便も余裕がありそう」
 悠子さんは、持って来たタブレットを見ながらそう言った。
 「それじゃあ、食事ね」
 そう言いながら、右の鼻の穴にチューブを挿入した。チューブの先には中身が入った大きめのシリンジが付属していた。
 悠子さんがシリンジのピストンが押すと中身がチューブを通って、私の鼻の穴から体内へ入っていく。
 胃に何かが入ってくる感触だけで、味も匂いも感じなかった。中身が無くなるとシリンジを交換して2本目がセットされ、再びピストンが押された。
 (これからの食事は全てこれなんだ・・・)
 「これで終了。それじゃあ、行きましょう」
 2本目が空になると、チューブを取り外して、代わりにリードを首に取り付け悠子さんはそう言った。
 私は、立ちあがらされて、アイマスクも着けられた。
 リードに導かれるまま私は部屋を出て、ゆっくりと歩いていく。その間悠子さんは何も喋らなかった。
 暫く歩くと、アイマスクとリードが外された。そこはすでに部屋の中で佳奈さんもいた。
 「今から最初の試験を始める。悠子も手伝って」
 「了解」
 そんな会話の後、私は再びアイマスクを着けられて、床の上にうつ伏せの状態で寝かされた。
 「アームバインダーは、そのままで両脚を拘束」
 そんな佳奈さんの声が聞こえた。
 
 
0144名無しさん@ピンキー2019/11/23(土) 17:02:25.19ID:lNADhGWH0
 テスターの太もも、膝上、膝下、足首にそれぞれベルトを回して引き締め、両脚を纏める。
 さらに、踵がお尻につくまで膝を折り曲げ、太めのベルト2本を巻きつけ、引き締めて固定した。勿論、全てのベルトには南京錠を取り付けていた。
 「これで良い?」
 「問題なし」
 私が確認すると、満足そうに佳奈が答えた。そして佳奈がリモコンを操作すると、天井クレーンのホイストから2本のワイヤーが下降してきた。
ワイヤーの先には、半円状の物が付属していた。
 「2つの吸盤をテスターの両膝に付けて」
 「ああ。そういうこと」
 私が両膝に吸盤を取り付けると、佳奈がワイヤーを巻き上げ、テスターが逆さ吊りの状態で宙に浮いた。
 「このままあそこに入れる」
 佳奈が示した壁には床から1メートルぐらいの所に透明なドラム缶状のなものが、バスケットゴールのリングの様なものに入れられ設置されていた。
 吊るされたテスターがその中にスッポリと入れられた。
 「吸盤を外したら、蓋をはめ込んで。空気穴は確保してるから」
 私は佳奈に言われた通り、吸盤を外すと円形の蓋をはめ込んだ。
 「大きな缶詰ね。それで、これからどうするの?」
 「これで終わり。後は調整室で」
 「良くわからないわね」
 「数時間後に調整室にきたらわかる」
 「そう。じゃあ、仕事もあるし、そうさせて貰うわ」
 私は、そう言って一旦、部屋を後にした。
0145名無しさん@ピンキー2019/11/23(土) 17:24:19.03ID:lNADhGWH0
 数時間後、再び調整室を訪れると、佳奈は調整室のモニターを見つめていた。
 「何も変わってないけど」
 「もうすぐ」
 佳奈がそう答えた直後、テスターの入れられた容器がゆっくりと回転し始めた。そして180度回転したところで停止した。
 「ナノマシンから送られてくるテスターの状態が限界までくると、自動で回転する。そして状態が良くなってくるとまた元に戻る仕組み」
 「成程」 
 私は納得した。
 「定期的にディルドを振動させて、それによるデーターの変化も観察する」
 「上下を逆にするなんて砂時計みたいね」
 「クラブのメニューに砂時計という名前で追加すれば良い」
 「追加するかは、これからの結果次第ね」
 佳奈とそんな会話をした。
 「それで、どのぐらいまで続けるの?」
 「できるだけデーターを取りたいから、限界スレスレまで」
 「まあ、それは任せるわ。でも退屈しない?」
 「砂時計を長時間、見ているのは嫌いじゃないから」
 「そう。なら安心ね。終了したら連絡して」
 そう言い残して私は調整室を後にした。
 (試験の内容を二人にも伝えておこうかな・・・) 
 そんなことを考えていた。
0146名無しさん@ピンキー2019/11/24(日) 11:53:20.77ID:RrDSl9rY0
オート吊り責めテスターちゃんサイドはどんんな感じなんだろうC
0147名無しさん@ピンキー2019/11/28(木) 16:11:51.81ID:Ji0hUlCJ0
「シュー・・・シュー・・・シュー・・・」
 自分の呼吸の音だけが耳の中で聞こえる。暫くすると、また私の体が回転し始めた。
 (ああっ・・・また逆さまになるんだ・・・)
 やがて逆さまになると動きが止まった。これから私にとっては苦しい時間が始まる。
頭部に血液が集まるためか、頭痛がしてきたりして意識を失いそうになる。しかし、そうなる寸前、膣と肛門に挿入されたディルドが振動しはじめる。
 ブウウウウウウッ・・・・
 (良かった・・・これで楽になる・・・・)
 絶頂すると私は、苦しさを忘れることが出来た。その余韻が薄れ、また苦しくなってくるとディルドが振動する。その繰り返しだった。
 やがて絶頂で苦しさを紛らわせることができなくなると、私の上下が反転した。
 (もう逆さまにならないで・・・でも逆さまになったらまた絶頂できるし・・・)
 そんな相反する思いを抱えながらどうすることも出来ずに、私は容器の中で時を過ごした。
0152名無しさん@ピンキー2019/12/15(日) 10:08:55.42ID:EyS9QrDq0
「かなり、時間が経ったけど平気なの?」
「データー上はまだ大丈夫だけど、今回はこの辺にしとく」
佳奈から連絡があったのは、あれから36時間後のことだった。
 「ずっと見てたの?」
 「食事、トイレ、睡眠の時以外は」
 「そう・・・。たいしたものね」
 半ば呆れながら、私は佳奈と共にテスターを容器から出した。
 蓋を外し、逆さの状態のテスターをクレーンで吊り上げゆっくりと床に下ろす。
 「シュー・・・シュ―・・・シュー・・・」
 意識があるのかどうかは、わからなかったけど呼吸の音が聞こえたので生きているのはわかった。
 「うん。問題なし」
 佳奈はタブレット見ながら、そう言った。
 「両脚の拘束は解いて良いの?」
 「大丈夫」
 「クラッシュ症候群とかエコノミー症候群とかの心配は?」
 「血栓や細胞の壊死がないのは確認済み。ナノマシンの効果かも。流動食に薬を混ぜてた影響もあるかもだから、それはこれから検証する」
 そこまで聞いた私は、両脚を拘束していたベルトを取り外し、両脚を拘束から解放した。
 「それでこれからどうするの?」
 「おしっこと便が溜まってるからそれを回収する」
 佳奈はそう言うと1台の車椅子を用意した。
 「これに座らせたら、肛門部の弁を座面から出ている回収器のパイプの先が押し開ける様になる」
 「わかった。じゃあ、手伝って」
 私と佳奈でテスターを車椅子に座らせて暫くすると小さなモーター音がして、テスターの体が少し動いたような気がした。
 「回収完了。テスターを部屋まで連れていったらまた車椅子をここに持ってきて」
 「分かった。次は結月の番だから伝えておいて」
 佳奈にそう伝えると、私は車椅子を押してその部屋を後にした。
0153名無しさん@ピンキー2019/12/15(日) 15:32:39.28ID:EyS9QrDq0
(あれっ・・・。何時の間に・・・)
 目隠しを外されて見えたのは、私がいる部屋の金属のドアだった。
 私は、逆さまの状態で容器に入れられ、それから何度も上下が入れ替わって・・・。
 どれぐらい時間が経って、意識を失っているのか、起きているのか、何度絶頂したのか、そんなことも考えられない状況が続いていた。
 それが、今は車椅子に座り、部屋の前にいる。
 (もう、終わってたんだ・・・)
 そんなことを考えていると、ゆっくりと扉が開き、黒色の部屋の中が見えてきた。
 「立てるかしら?」
 不意に聞こえた悠子さんの声に反応して、私は車椅子から立ち上がろうとした。しかし、殆ど力が入らなかった。
 「まあ、仕方ないわね」
 そう言って悠子さんが手伝ってくれたおかげで何とか立ち上がり、部屋の中に入ることが出来た。
 「それじゃあ、またね」
 部屋の床に私を座りこませると、悠子さんはそう言い残して部屋を出て行った。するとすぐに扉が閉まり始め、やがて閉じてしまった。
 私はそれを確認すると、すぐに床に仰向けに寝転んだ。
 (眠たい・・・)
 そう思うと、私はすぐに意識を失ってしまった。
0154名無しさん@ピンキー2019/12/15(日) 19:11:10.09ID:EyS9QrDq0
 目を覚ますと、部屋の天井が見えた。天井は壁や床と違ってベージュの色をしていた。
アームバインダーで拘束された両腕を下にしていたのに、痺れとかは感じなかった。
 (どれぐらい寝てたんだろう・・・)
 既に時間の感覚はなく、当然今が昼か夜なのかもわからなかった。それについて深く考える間もなく部屋の扉が開き、タブレットを抱えた結月さんが入ってきた。
 「異常なし、っと」
 タブレットを開き、暫く見つめた後、私を見下ろしていた結月さんがしゃがんで私の上半身を抱き起した。
 「それじゃあ、食事ね」
 前回と同様、シリンジに入った流動食を鼻の穴から2本分、注入された。それが終わると立ちあがされ、アイマスクとリードを着けられた。
 「さあ、行きましょう」
 リードに導かれるまま、私はゆっくりと歩き、暫くするとアイマスクとリードを外された。
 やはり、そこは部屋の中で佳奈さんもいた。そして佳奈さんの横にある机の上にあるものが置かれていた。
 (えっ・・・生首・・・!)
 一瞬、そう思えるほどそれは精巧にできた頭部の模型だった。
 「髪や眉毛はないけどこれは、あなたを模した模型」
  佳奈さんはそう言うとその模型を手に取った。それは、前頭部と後頭部に分かれていた。
 「これであなたの頭部を包み込む」
 そう言うと、模型のそれぞれを私の頭部に宛がい、接合した。
 「接合部は特殊な磁石になってる。それと目と鼻の穴の部分は開いてるから支障はないはず」
 「本当に良くできてるわね。まるで本当の頭部のように見えるわ」
 結月さんが感嘆の声をあげた。
 「一先ず、準備はできた。車椅子に座って」
 佳奈さんに促されるまま、車椅子に座ると再び模型の上からアイマスクを着けられた。
 「例の場所まで運んで」
 「分かったわ」
 二人がそう会話をすると、車椅子が動き始めた。
 「今回は移動時間が少し長いから楽にして」
 車椅子を押しているであろう結月さんがそう言った。
 (一体、どこへ・・・)
 私の疑問に結月さんが答えることはなかった。
0156名無しさん@ピンキー2019/12/17(火) 10:36:47.56ID:IXjDE73s0
このまま年越しかなぁ?
0157名無しさん@ピンキー2019/12/19(木) 09:42:30.17ID:rks5fS+W0
「さあ、到着よ」
 結月さんの声でワタシは目を覚ました。
 (いつの間にか寝てたんだ・・・。ここは車の中・・・?)
 「まずはこれを着せて、と・・・」
 結月さんはそう言うと私を立たせて、何か薄い灰色のものを着せた。
 「これはポンチョ型のレインコートよ。これでフードを被れば準備完了」
 「必要な事だけ言うわね。ここからショッピングモールまで歩いて」
 それだけ言うと、結月さんは車のスライドドアを開いた。私は半ば強制的に下ろされ、そのまま車外に出された。
すると、スライドドアが閉められ、私が乗せられていた車は去ってしまった。外は強めの雨が降っていた。
 (ここはどこ・・・?)
 訳が分からず、私は体ごと回転させて周囲の様子を見た。
 (まさか、ここって・・・!)
 あることに気がついた私の視界に赤色灯を回転させた消防車が見えた。私は咄嗟に近くの木の陰に身を隠した。
 「台風の接近に伴い、強風と大雨が予想されるため避難勧告が発令されています。住民の皆様は、速やかに非難をお願いします」
 そんなアナウンスが聞こえた。
 自分の置かれた状況に私は混乱していた。
0160名無しさん@ピンキー2019/12/24(火) 10:17:35.38ID:rPg7tr6S0
このまま年越しだな。
0161名無しさん@ピンキー2019/12/24(火) 14:24:53.33ID:bcvNM4l40
 消防車が行ってしまった後、私は木の陰から出て再び周囲を確認した。
 (やっぱり・・・。ここは・・・)
 今いる場所は、私が実家にいる時に良く利用していた公園だった。家からは離れていたけど、私は何度もここに来ていた。
 私は、小さい頃から両親に疎まれていた。理由は分からなかった。しかし、何かにつけては怒られ、身体的な暴力はあまりなかったものの押入れや物置に長時間閉じ込められたり、家から遠いショッピングモールに
歩いて買い物に行かされたり、毎日酷使された。そんな私が気休めのために利用したのがこの公園だった。
 そして、母が妹を妊娠すると私は家を出ることを決意した。それなりの蓄えをしていたし、私の状況を知っていた伯母さんが本格的に援助をしてくれることが決まったからだった。
 転校して、実家を離れて生活を始めてからは、両親と連絡を取ることもなかったし、この地域に来ることもしなかった。先日、その伯母さんが亡くなったものの、私の日常に変化はなかった。
 (こんな形でまたここに来るなんて・・・)
 そんなことを考えずにはいられなかった。
0162名無しさん@ピンキー2019/12/24(火) 17:39:35.74ID:bcvNM4l40
 雨が降り続ける中、私はゆっくりと公園の出入り口に歩いて行った。
(さっき台風が来るって言ってた・・・。できるだけ急ごう・・・)
 子どもの頃は、ショッピングモールまでは、歩いて1時間ぐらいかかっていた。普通なら当時よりも速く到着できるはず。
 でも、今の私は拘束服を着ているし、両腕は後ろ手に拘束され、ピンヒールのブーツで足元は不安定という状況なので同じぐらいの時間かそれ以上の
時間が掛かることは明白だった。
 公園を出るとそこは以前と同じように住宅街の中だった。私は記憶を頼りにして道を歩き始めた。
 (このままどこかの家に掛けこんだら・・・)
 ふと、そんな考えが浮かんだ。しかし、それは出来るはずもなかった。い
0163名無しさん@ピンキー2019/12/24(火) 18:06:00.45ID:bcvNM4l40
 今の私は拘束され、話すこともできない。今の状況を伝えることは不可能だった。
 それに、今の状況は私が招いたことで結月さん達の指示に従うことが絶対条件なので、それが出来なくなるような行動をするわけにはいかなかった。
 (おかしなこと考えてないで、急がないと・・・)
 そう思い直して、私は歩いた。
 まだ明るいにも関わらず、住宅街には人気が感じられなかった。
 (もう避難してしまったのかな・・・)
 すると、向こうから乗用車がこちらに来ているのが見えた。
 (どこかに隠れた方が・・・)
 そう思ったものの、物陰などがなかったため私は、道と反対側に体を向けた。乗用車はそのまま私の横を通り過ぎ、水たまりの水を跳ね上げた。
水飛沫が私の背中側に当たる感触がした。
 (急いでたのかな・・・。普通ならずぶ濡れなってたけど・・・)
 今の私には濡れるという状態は程遠いものだった。
 どれぐらい歩いただろう、自然と私の歩みが止まった。
 (最後に見た時と、全然変わってない・・・)
 そこは、私の実家の前だった。
0166名無しさん@ピンキー2019/12/31(火) 21:53:47.27ID:Ubnll0nj0
 私が門扉の辺りで家を眺めていると、不意に玄関の扉が開いた。
 (見つかる・・・!)
 咄嗟に、私は膝を折り曲げ、その場にしゃがんだ。門扉から玄関までは少し距離があったので私の存在には気がつかない筈だった。
  「遅くなったけど大丈夫なの?」
  「まだ、雨は本降りじゃないし、予報でも強くなるのは数時間後だと言ってたから平気だ」
  「なら良かった。あなたが帰って来るまで不安だったから・・」
 なぜか両親の会話が聞こえてきた。
  「お家を出ていくの・・・?」
 そして小さな女の子らしき声も聞こえてきた。
 (もしかしてこの声は・・・)
 それは、私が会ったことのない妹の声だった。
 「大丈夫。すぐに帰って来れるから」
 「水がたくさん来てお家が沈んだりしない?」
 「そこまで雨が降ったりしないし、避難するのは念のため。長くはないから葵は心配しなくて良いよ」
 「だから、避難した場所で葵は良い子にしててね」
 「うん!わかった」
  それはほのぼのとした親子の会話だった。
 「そうだ。この際あれが居た離れの小屋、台風で壊れたことにしてなくしたら?」
 「そうだな。それで新しい物置を作ろうか。世間的には、壊れたから建て直したで済むしな」
 「あれに関係あるものは、これでなくなるから、すっきりするわね」
 そこまで会話が進んだとき、また妹の声がした。
 「あの小屋、壊しちゃうの?」
 「そうよ。そうして新しい物置を立てるの。そしたら葵の大事なものをたくさん入れられる様にするの」わ
 「わあ、嬉しい・・・!」
 「決まったことだし、避難しようか。台風が行ったら早速取りかかろう」
 三人が門扉に近づいてくる気配がしたので、私は立ち上がり近くの電柱の所まで移動してその陰に隠れた。
0167名無しさん@ピンキー2019/12/31(火) 23:36:43.50ID:Ubnll0nj0
  家の門の方を窺っていると、それぞれ傘を差した両親と赤いレインコートを着た妹が出てきた。
 妹は、両親に挟まれるようにして手を繋いでいた。
 「新しいレインコート、似合ってるぞ」
 「すぐ車に乗るけど、着られて良かったわね」
 そんなことを話しながら、三人の後ろ姿は歩いて行き、右に曲がった。暫くするとそこから1台の車が出てきて走り去っていった。
 私は、車が走り去った方向を暫く見つめていた。
 (妹は両親に愛されてるんだ・・・)
 そんなことを考えていると、視界がぼやけてきた。自分が泣いていると気づいたのは少ししてからだった。
 両親から優しくされた記憶はなく、古い物置の様な小屋で寝泊まりして、学校に行っている時以外、自由はなかった。
 (私の何がいけなかったんだろう・・・)
 どれぐらい立ち尽くしていたのか、レインコートに当たる雨が強くなってきたことに気が付いた。
 (今は、大雨になる前にショッピングモールに辿り着く事だけを考えよう・・・)
 気を取り直した私は、再び歩き始めた。そして住宅地を抜け、ショッピングモールに続く大きな道路に出た。
 (ここまでくれば・・・)
 台風が接近しているためか、車は殆ど走ってなく、時折走ってくる車も私の存在を気にしているような様子はなかった。
 (なんとか辿りつけそう・・・)
 そう思った矢先、向こうから青いレインコートを着て自転車に乗った人が来てるのに気がついた。
 (どこかに隠れないと・・・!)
 そう思ったものの、物陰などはなく自転車もどんどん近づいて来ていた。
 (このままやり過ごすしか・・・)
 私はそう決心するしかなかった。
 
0169名無しさん@ピンキー2020/01/04(土) 00:06:59.95ID:Sni/bnYy0
拘束したまま年越しましたか?
0170名無しさん@ピンキー2020/01/04(土) 15:38:20.23ID:ly7S9Luh0
 私は少し腰を曲げ、頭を下に向けた姿勢でゆっくりと歩いた。本当走りたかった。でも、不安定な足元と雨が降っている状況では無理だった。
 (もし転倒したら・・・)
 そんな思いがあった。
 自転車との距離が徐々に短くなり、そしてすれ違った。相手は特に私を気に留めた様子はなかった。
 (良かった・・・)
 そう思った時だった。
  ブブブブブブッ・・・。
 膣口と肛門に挿入された張り型が振動し始めたのだ。
 (何でこんな時に・・・!)
 体のバランスが崩れて、転倒しそうになるのを何とか堪えて私はその場にしゃがみ込んだ。
 (早く止まって・・・)
 「シュー・・・シューッ・・・シュー・・・」
 呼吸が荒くなり、何も考えられなくなる。そして頭の中が白くなる寸前、振動が止まった。
 (良かった・・・)
 半ば放心状態の私に、声が聞こえた。
 「どうかしましたか?」
 それは自転車に乗っていた男の人の声だった。
 私の心臓の鼓動が一気に速くなった。
0171名無しさん@ピンキー2020/01/04(土) 17:32:30.47ID:ly7S9Luh0
(このままだったら、間違いなく私の所に来る・・・)
 そう思った私は、立ち上がり、ゆっくりと体ごと男の人が居るであろう方向に振り返った。
 すると、2メートルぐらい離れた場所に自転車から降りて立っている男性がいた。
 「急にしゃがみこんだみたいですけど、どこか悪いんですか?」
 模型ごしでも、男性が心配そうにしているのが分かった。
 「大丈夫です。心遣いありがとうございます」
 話すことが出来れば、そう言いたかった。でも、今の自分の状況でそれは不可能だった。
 (どうすれば良いの・・・)
 考えた私は、体の安定が保てるギリギリまで腰を曲げて、男性に向かってお辞儀をした。
 「そんなお辞儀をされても・・・動けないわけでもないみたいだし、本当に何かあったんですか?」
 男性の困惑したような声が聞こえ、こちらに近づいてくる気配がした。
 (お願い・・・!こっちにこないで・・・)
 お辞儀をしたまま私は、そう祈っていた。
 ピピピピッ・・・。
 不意に電子音が聞こえた。状況を確認するため恐る恐る体を起こすと、男性はスマートホンを耳に当て会話をしていた。
 (今のはスマートホンの呼び出し音だったんだ・・・)
 「はい・・・・。えっ・・そうなんですか。分かりました。すぐに行きます)
 会話を終えると男性は立ち尽くす私に言った。
 「これから風雨がもっと強くなるので、帰宅するか避難するかどちらにしても早くした方が良いですよ。体調が悪いようなら助けを呼ぶなりしてください」
 それを聞いた私は、再びお辞儀をして体を起こした。
 男性は。怪訝な顔をしながらも急いでいるのか、再び自転車に乗って行ってしまった。
 (良かった・・・やり過ごせた・・・)
  ブブブブブッ・・・
 するとそれを待っていたかの様に再び張り型が振動を始めた。
 (また始まった・・・!)
 振動はなかなか止まらず、その振動で私は絶頂してしまった。
 それでも止まらない振動に私はしゃがんだ状態で必死に耐えた。結局、振動が停止したのはそれから3回絶頂した後だった。
その間に、風雨はさらに強くなっていた。
 (早く着かないと・・・早く・・・)
 立ち上がった私は、そのことだけを考えて歩き続けた。
 
0173名無しさん@ピンキー2020/01/05(日) 12:05:49.23ID:2mNhhb8b0
それから張り型は、何度も振動し、その都度私は、しゃがみ込んで絶頂した。
 (あともう少しの筈なのに・・・なんで・・・)
 私をショッピングモールまで辿り着かせないかのような状態に、私は挫けそうになりながらも、何とか歩き続けていた。
 そして漸く、目的地のショッピングモールが私の視界に入ってきた。何度となく行かされたその場所は、以前と変わらない佇まいだった。
 ただ、店内は暗く人影も見えなかった。
 (台風が来てるから早めに閉めたのか・・・それとも・・・) 
 そんなことを考えながら、駐車場を見渡すと1台だけマイクロバスが停車しているのが見えた。
 (もしかしてあれが・・・)
 私はそのマイクロバスに向かって歩いた。下手をすると煽られて転倒するぐらいに風雨は強くなっていた。
 (お願い・・・)
 祈りながら、バスの近くまで歩いて行くと、急にドアが開いて中から結月さんが出てきた。
 そして何も言わず、私のレインコートを脱がせると私を車内に押し込み、車椅子に座らせた。さらに、アイマスクで視界を奪われると、何も聞こえなくなってしまった。
 (何か急いでるのかな・・・でも良かった・・・)
 結月さんの様子に少し戸惑いながらも、私は安堵した。暫くすると、車が動いたのか振動が伝わって来た。
 s
0174名無しさん@ピンキー2020/01/05(日) 14:58:56.39ID:2mNhhb8b0
「予定通りに終わったわ」
 そんな結月さんの言葉と共に、アイマスクが外されると、佳奈さんが私の前に立っているのが見えた。
 「お疲れ様。今回はこれで終了。模型を外すから部屋まで連れて行って」
 そう言う佳奈さんに少し怒ったような口調で結月さんが言った。
 「いくつか聞きたいことがあるんだけど・・・」
 「分かってる。とりあえずテスターを片付けてから」
 佳奈さんはそう言うと、私の頭部を包んでいる模型を軽く叩いた。すると模型はすぐに分割された。
 「はい、できた」
 「わかったわ」
  大きく溜息をついた結月さんはそう言って再び私にアイマスクをすると、車椅子を押して行った。
 「それじゃあ、またね」
 私を部屋まで運んだ結月さんは、それだけを言うと扉が閉まりきる前に立ち去っていった。
 一人残された私は何時もの様に、床に座り込んだ。
 (妹は私と違って可愛がられた・・・)
  実家の前で目撃した両親と妹の様子を思い出して私はそう思った。両親は間違いなく私の存在を妹には知らせてないことは明白だった。
 そして、私が寝起きしていた小屋も台風が過ぎ去った後、壊される。
 (もうあそこに私の居場所はない・・・)
 あの時、泣いてしまったのはそのことを実感したからに違いなかった。
 (もう両親のことなんて関係ないと、思ってたはずなのにな・・・)
 私が捨てたのではなく、私が捨てられていたということだった。
 (だったら私の居場所はもうここしか・・・)
 眠りにつくまで、私はそんなことばかり考えていた。
0176名無しさん@ピンキー2020/01/05(日) 18:50:33.22ID:2mNhhb8b0
「説明してもらえるかしら」
 テスターを、部屋まで運んだ結月が再び私の所にやってきた。
「全て予定通り。家族とのニアミスも話しかけられるのも計算通りだった」
私がそう言うと、結月は大きく溜息をついた。
「そうだとは思ったけど、こっちはヒヤヒヤしたわ。何もしなくて良いと聞いてたから」
 テスターの様子は、頭部の模型に仕込んでいたカメラやマイク等から分かるようにしていた。
 「ただ目的地まで歩かせるだけじゃ物足りないし、テスターの精神を完全に掌握するためにも必要だった」
 「どういうことかしら?」
 「自分の居場所はここしかない、完全に私たちに従うしかないということを刻みつけるのが今回の目的。
  そしてそれは達成された」
 「普通ならいくら拘束されているとはいえ、途中で逃げたり助けを求めたりしてもおかしくない
 でも、そんな素振りはなかった。考えたかもしれないけど・・・。そして、こちらの指示に完全に従った」
 「成程ね。良く分かったわ」
 私の言葉を聞いた結月は一応納得したようだった。
 「でも、それなら事前言っておいてくれても良かったんじゃないかしら?」
 「たまにはスリルを味わった方が良いかと思って」
 「余計な気遣いね」
 「父親の帰宅が遅れる様に手配して、テスターが遭遇するようにしてた。自転車に乗ってたのは地域の見回り役の人。
  私が関係者を装って電話、あの場所から離れる様に仕向けた」
 「完全に理解したわ。大したものね」 
  そう言って結月は微笑んだ。
  「さて、次は千晶の番かしら」
  「そう。でも少し手間がかかるから二人にも手伝ってほしい」
  「了解。伝えておくわ」
  「テスターが目を覚ましたら連絡するから」
  私がそう言うと結月は部屋を出て行った。
  (ようやくあの場所が使える・・・楽しみ・・・)
  私はそのことを考えて興奮していた。
0177名無しさん@ピンキー2020/01/05(日) 22:17:23.88ID:2mNhhb8b0
 目を覚ますと、またベージュ色の天井が見えた。暫くして扉が開き今度は千晶さんが入ってきた。
 私を抱き起すと、タブレットで異常がないかをチェック、そして鼻の穴から流動食が流し込まれた。
 「今回は車椅子で移動するから。移動中におしっこと便の回収もするわね」
 部屋の外には車椅子が用意されていた。
 アイマスクで視界が奪われると、車椅子が動き出した。
 「さあ、到着よ」
 千晶さんの声の後、アイマスクが外された。するとそこは部屋の中で佳奈さん、結月さん、悠子さんの3人がいた。
 「今回は準備に手間がかかるから、皆に来てもらった」
 佳奈さんがそう言った。
 「今からイヌになって散歩してもらう。散歩といっても室内だから人目は気にしなくて良い」
 私に使用されるであろう拘束具が、私に見せつける様に並べられていった。
 そしてそれが終わると、私の両腕を拘束していたアームバインダーが取り外された。
 「まずはこれをそれぞれの腕に」
 佳奈さんがそう言うと、結月さんと悠子さんが拘束具を持ち、床に座らされた私の腕をそれぞれ拘束していった。
 それは黒革でできた分厚いコップ状の拘束具で、底の部分は硬いパッドになっていて、編み上げベルトで絞れるようになっていた。
 その拘束具が折り曲げた私の腕に嵌められ、編み上げとベルトが引き絞られた。
 「パッドが肘の部分に来るようにすれば良いのね」
 「そう。しっかりと絞った方が良いかも」
  こうして私の両腕は折り曲げた状態で、固定されてしまった。
 「同じように両脚もお願い」
  私は仰向けにされ、両脚も同じように膝を折り曲げた状態で固定されてしまった。
  「これでうつ伏せにすれば良いのね」
  「私も手伝うわ」
  千晶さんも加わり、私の体が引き起こされ、そしてうつ伏せにされた。
  「イヌらしくなったわね」
  「仕上げにこれを着けて」
  そう言って佳奈さんは2本のベルトが付属した黒革のサック4個を3人に渡した。
  「それぞれの手と足の部分に被せて、口をベルトで縛った後、サックの先に付属している長いベルトを背中側に持ってきて左手と右足、右手と左足をそれぞれ連結して」
  
  
0178名無しさん@ピンキー2020/01/05(日) 22:32:44.72ID:2mNhhb8b0
 「だから、長いベルトはバックルがあるのとないのがあるのね」
 「サックが大きいのが足用で良いのかしら?」
 「そう。手と足が交互に出せる様に長さは調節して」
 そんな会話の後、私の手と足が連結され、完全に両膝と両肘で体を支える状態になってしまった。
 「誰が散歩させるの?」
 「用意するから、少し待ってて」
 佳奈さんはその場から離れて行った。
 この体勢とネックコルセットのせいで、頭を上げることも出来ず、床を見ることしか私にはできなかった。
 「イヌの散歩はこれにしてもらう」
 暫くすると佳奈さんが戻ってきた。
 「これでできるの?」
 「大丈夫なの?」
 「あなたがそう言うのだからできるんでしょうけど・・・」
 三人がそれぞれ疑問を口にしていた。
 (一体何を・・・)
 そう思ってもそれを確認することはできなかった。
0183名無しさん@ピンキー2020/01/07(火) 14:19:34.86ID:xAxoCJ4z0
ポニーガール拘束物の「ポニーガールになりたくて〜」が削除されててめちゃ悲しいんだが...
0184名無しさん@ピンキー2020/01/07(火) 18:47:15.13ID:AXGWOJtn0
夜伽の国って人のだね
xidは消えてないから自主削除っぽいのぅ
ポニーガール大好き侍だから寂しいわ
0185名無しさん@ピンキー2020/01/07(火) 21:50:07.86ID:3XhWkoYx0
【奈良】少女の首や両足首を犬用の首輪で結束し監禁した疑いで塾経営者の男(62)
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1578377239/

奈良市で学習塾を経営する62歳の男が、少女に犬用の首輪をつけて監禁した疑いで逮捕されました。

逮捕監禁の疑いで逮捕されたのは、奈良市の伊藤耕司容疑者(62)です。

警察によると、伊藤容疑者は去年11月17日、自身が経営する学習塾で、10代の少女の首や両足首に犬用の首輪で結束するなどして、監禁した疑いが持たれています。

伊藤容疑者はこの状態で3時間以上、少女を監禁していたとみられます。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-14411502-kantelev-l29
0186名無しさん@ピンキー2020/01/08(水) 09:15:15.80ID:0N+lCgGE0
グーグルのキャッシュで大半はサルベージできたけど何話か抜け落ちてしまった…
ウェブアーカイブでも見られないっぽいし困ったのぉ…
0188名無しさん@ピンキー2020/01/09(木) 10:47:38.55ID:2nz8mVgy0
伊藤耕司はネ申だ。
M嬢を塾で育てるビジネスを展開
0189名無しさん@ピンキー2020/01/13(月) 21:48:27.81ID:tLJseMpS0
佳奈が用意したのは、ロボット型掃除機を大きくした様な物体だった。
 「これにテスターを散歩させる」
 丁度、テスターの頭の高さぐらいの場所に金具が付属していて、佳奈はその金具とテスターの頭部を覆っているケージのj頭頂部にあるシャックルとをバーで繋いだ。
 「牽引力もあるし、坂道でも登れるからあの場所が使える」
 その言葉を聞いた悠子と千晶が安心したように言った。
 「良かった。あそこを散歩させられたら如何しようと思ってたから」
 「これなら労力はいらないわね」
 あの場所とは、佳奈が設計したヒトイヌの散歩コースがある建物のことだった。3階分のフロアーを使用した迷路のようなコースでしかもループしているので
 好きなだけ散歩させることができる。
 「結果しだいでメニューにヒトイヌが加えられるというわけね」
 「多分、そうなる」
 私の言葉に佳奈はそう答えた。
 「テスターにあの場所の説明はするの?」
 「しない。引っ張られるままに歩いてとだけ伝えるつもり」
 佳奈が物体を用意してから今までの会話はテスターには聞こえていない。
 (ただ、延々と歩かせるというわけね。まあ、テスターだから当然といえば当然ね)
 「それじゃあ、テスターを連れて行きましょう」
  私がそう言うと、佳奈が少し大きめの台車を用意したので、私たちはその台車にテスターとその物体を乗せ、その場所まで押していくことにした。
 「私は少し遅れて行くから」
 そんな佳奈の声が後ろから聞こえた。
0193名無しさん@ピンキー2020/01/16(木) 19:27:06.73ID:NctL30YV0
純粋な拘束じゃないけど
テレビのニュースに応えてた美少女が
歯列矯正しててちょっとよかった
0196名無しさん@ピンキー2020/01/22(水) 02:36:28.63ID:Rr1VJ9WT0
拘束って結局相手との信頼関係が前提にあるから
破滅願望とは別な気がする
0199名無しさん@ピンキー2020/01/23(木) 19:56:39.07ID:XAvm+ArI0
僕の好きなのは「拘束少女保護区」の『女の子の制服』かな
ノクターンも見て回ってるけどドンピシャはなかなか出会えないでいる
0200名無しさん@ピンキー2020/01/23(木) 20:26:09.57ID:yTfAiESl0
相手との信頼関係とかいらない。
抵抗してくれないとつまらん。
0202名無しさん@ピンキー2020/01/23(木) 21:05:07.19ID:/8VkfjuG0
とにもかくにも、あくまで特殊なスーツとか無数の拘束具があった上で、っていうのがベースであってほしい
あと贅沢いえば抵抗できそうな余地
足掻いても足掻いても無理みたいな、最初は被虐側も希望持ってたことが察せるような表現のために、拘束にある程度遊びを作ってほしい
0203名無しさん@ピンキー2020/01/24(金) 00:56:15.73ID:v5WRp8Af0
>>194>>198>>197
こういうの本当に好きだわ
黒鉄の監獄とか黒護謨の監獄も良かったけどこういう作品他にもないかのう
0204名無しさん@ピンキー2020/01/24(金) 16:31:02.79ID:hms8aQHa0
>>拘束って結局相手との信頼関係が前提にあるから

拘束“プレイ”に関してはそうだと思うが、
そもそも拘束って、本来
「抵抗する容疑者を警官が拘束。」
みたいに、むしろ信頼をおけない相手に対して使われる手段だし、
純粋に拘束行為について拘るなら、信頼云々は関係ないよ。

ここで個人の好みについて内ゲバしても虚しいだけだぞ。
0205名無しさん@ピンキー2020/01/24(金) 17:28:13.98ID:FURxPc0g0
話の内容次第だな
信頼関係のあるイチャラブハード拘束物も一切容赦しない無理やり拘束ものもみんな違ってみんな良い
0206名無しさん@ピンキー2020/01/24(金) 19:23:18.50ID:v5WRp8Af0
物凄い軽いノリで拘束される側も軽いノリなのにすごく厳重な拘束になったりするのもなんか興奮する
0207名無しさん@ピンキー2020/01/25(土) 11:09:59.04ID:R3CyET/60
 私は、台車のようなものに乗せられてどこかに連れていかれてる様だった。
 (どこを散歩させられるんだろう・・・)
 視界は塞がれていないものの、下しか見ることができないので周囲の様子は全く分らなかった。
 暫くすると、台車が止まって私はそこから降ろされた。
 「佳奈はまだなの?」
 「すぐに来ると思うけど」
 そんな会話が聞こえた。
 「お待たせ。これを用意してた」
 そんな佳奈さんの声の後、私の背中側に何かが取り付けられた。
 (重いっ・・・!何を・・・)
 「折角だからテスターの体力向上も兼ねて錘を装着した。これで散歩してもらう。
 導かれるまま歩いて、止まったら止まれば良い。散歩の終了はこちらが知らせるからそれまでは歩いて」
 佳奈さんがそう説明した。
 「それじゃあ、スタート」
 佳奈さんがそう言うと、私の頭部が強く引かれた。私はそれに従うように手と脚を交互に出して歩き始めた。
0208名無しさん@ピンキー2020/01/25(土) 15:10:31.41ID:XO6IsuHv0
このスレって画像も動画も貼らない決まりでもあるの?
0210名無しさん@ピンキー2020/01/25(土) 23:46:50.49ID:/SnWkHI+0
ここの人はリアルな写真や動画より
小説やイラストで妄想するのが好きなイメージ
0211名無しさん@ピンキー2020/01/26(日) 02:03:19.60ID:6G3/1CW40
>>207
今テスターちゃんヒトイヌ拘束具以外に何付けて何着てんだっけ
とにかくC
0212名無しさん@ピンキー2020/01/26(日) 14:21:16.20ID:hLTDscNz0
「シュッ・・・シューッ・・・シュー・・・」
 私の呼吸音だけが聞こえる。幸い、私が引かれる速さはそれほど速くはなかった。
 (これなら歩けそう・・・それに休憩もありそうだし・・・)
 佳奈さんは止まることもありそうに言っていた。
 (でもどれぐらい歩かされるんだろう・・・)
 そのことが気がかりだった。暫くすると、左右から圧迫されるような感覚がしてきた。
  (もしかして、道が狭くなってきてる・・・!)
 次第に手や脚を前に出すことが厳しくなってくる。しかし、引かれる速さはそのままだった。やがてかなり力を入れないと手や脚を動かせなくなってしまった。
 (待って・・・!)
 私の歩く速度が落ちると、当然の様に頭部にかかる力が強くなる。
 (止まってしまったら、頭を千切られる・・・!)
 そんな思いに囚われた私は、必死に手と脚を動かした。冷静に考えればそんなことはないと推測できただろう。
 しかし、今の状況ではそんなことはできなかった。
 どれぐらいの時間が経ったのか、少しづつ左右の圧迫感が弱くなってきた。
 (良かった・・・)
 私の頭部を引く力はあったものの、少し安心することができた。
0213名無しさん@ピンキー2020/01/26(日) 14:45:19.20ID:hLTDscNz0
 「あの区間を抜けたようね」
 監視室のモニターに映し出されたテスターの映像を見て結月が言った。
 「それにしても改めてみると、凄い恰好ね」
 悠子がふとそんなことを言った。
 「そう?」
 私はそう言った。
 「ラバースーツを重ね着、腹部のコルセット、無数の金具とベルトが付属した黒革の拘束衣、
 ベルトには南京錠、頭部もラバー、黒革で拘束、ネックコルセットに、ピンヒールブーツ・・・」
 「後は、膣と肛門に張り型を入れた上での貞操帯、口も塞いで視界も制限だったかしら」
 「手を拘束と鼻の穴にチューブを挿入、頭部を覆う金属のゲージが抜けてる」
 悠子と千晶の発言に私はこう付け足した。
 「それでヒトイヌ拘束でしょう。普通なら耐えられないでしょう」
 「そのために私は色々なことをした」
 「分かってるわよ。言ってみただけ」
 悠子はそう言って、会話を打ち切った。
 「それに私はまだ満足してない」
 少しの合間の後、私はそう言った。
 「まだ物足りないの?」
 「やりたいことはまだあるから」
 結月の質問に私はそう答えた。
 「まあ、やりたいようにやれば良いわ」
 「壊さなければ文句はないから」
 「クラブのためになるなら問題なしね」
 3人が口々に言うのを聞いて、私は再びテスターが映し出されたモニターに目をやった。
 「散歩はまだ始まったばかりだから・・・」
 そう呟いた。
0215名無しさん@ピンキー2020/01/27(月) 18:45:45.61ID:EJjU6qq60
人間以下の方もいつの間にか消えてるじゃないか…
キャッシュによれば24日くらいまでは生きていたらしいけど…
0216名無しさん@ピンキー2020/01/28(火) 06:57:07.00ID:8MpVLrmP0
飴やコンクリやらで固めるのと、ボンデージや縄やらでギチギチにするのとでは、同じ完全拘束でもファンの趣向が微妙に食い違うのが難儀な物よな。
そこから更に無理矢理が良い、双方合意の物が良い、ハッピーエンドが良い、バッドエンドが良い、ノーマルカプが良い、百合カプが良いやらでまたそれぞれの好みが分かれるから、自分に合うベストな物って中々見つからない物だし。
0217名無しさん@ピンキー2020/01/28(火) 11:14:05.55ID:9P9VCirq0
 暫くすると今度は、自分の体が少し後ろに傾くような感覚がしてきた。
 (スロープを上ってるのかな・・・)
 角度はそれほどきつくないのか、歩きづらいということはなかった。そしてその感覚が亡くなってから少し経つと
 頭を引く力が無くなった。
 (もしかして休憩・・・?)
 そう思った直後だった。
 ブブブブブブッ・・・。
 膣と肛門に挿入された張り型が急に振動し始めた。
 (そんな・・・!こんなことって・・・)
 当然の様に私は絶頂した。
 「シュー・・・シューッ・・・シュー・・・」
 ビリビリビリッ・・・。
 振動が止まり、呼吸を乱していた私の全身に弱い電流が流された様な気がした。
 (何これっ・・・!)
 そんなに強いものではなかったけど、全身が痺れた様な感覚だった。
 それが収まると、再び頭を引かれた。私は、また歩き始めるしかなかった。
 (まさか止まるたびに振動と電流が・・・)
 そう思ったものの、私に今の状況を変える手段は与えられていなかった。 
0218名無しさん@ピンキー2020/01/28(火) 16:07:21.98ID:9P9VCirq0
 私はひたすら歩き続けていた。あれから何度も狭い通路があり、止まるたびに振動と電流が加えられた。
 (いつになったら終わるの・・・)
 そう思っていると、また左右が圧迫されるような感覚がしてきた。
 (また狭くなるんだ・・・)
 そう思っていると、さらに別の変化があった。
 ブクブクッ・・・。
 何か泡立つような音が聞こえ、さらに息苦しくなってきたのだ。
 (何なの・・・!)
 やがて私はある結論に達した。
 (水が溜まってる・・・!)
 今はまだ鼻の穴が完全に浸かっていないけど、水位が上がれば完全に浸かってしまう。
 (そうなったら呼吸が・・・ただでさえ歩きづらいのに・・・)
 どのぐらい水が溜まっているのかわからない上に、首を動かすことも出来ない。私は意を決して呼吸を止めることにした。
 (水を吸い込んでしまったら絶対に窒息する・・・。だったらこうするしか・・・)
 少しでも速く歩くために私は、より一層手と脚に力をこめて動かしていた。
 
0219名無しさん@ピンキー2020/01/28(火) 16:53:02.19ID:9P9VCirq0
 呼吸を止めてどれぐらい歩いただろう、左右の圧迫感が徐々に弱くなっていった。
 (もしかして水も無くなっているかも・・・)
 私は、再び呼吸をしてみた。
 「シュー・・・シュー・・・シュー・・・」
 普通に出来たので、安心した。
 (通路が狭くなったら水が溜まっている可能性もあるってことだよね・・・)
 散歩の終わりは全く見えなかった。私は不安を感じながら歩き続けていた。

 「漸く散歩に慣れたみたい」
 モニターを見ながら佳奈が言った。悠子と千晶は仕事に戻り部屋には私と佳奈だけがいた。
 「始めてから数時間。それだとまだ続けるみたいね」
 「当然。データーもまだ欲しいし」
 別のモニターには、テスターの体内にあるナノマシーンから送られた状態を示すデーターが映し出されていた。
 「テスターに今まで与えた流動食は、高栄養で高カロリー、さらに薬も加えてた。だからこれぐらいは平気」
 「そう。それで、この後の見通しは、どうなってるの?」
 私の質問に佳奈は少し考えた後、こう言った。
 「そのことだけど・・・。これが終了した時のデーターが良ければそのままアレに移ることにした」
 「アレって・・・大丈夫なの?もう少し何かをした方が良くない?」
 「今の状態だと間違いなく大丈夫」
 佳奈はそう答えた。
 「あなたがそう言うなら。確かにあれをすれば一区切りだし、私たちも助かるわ」
 「だから準備をしてて。あの二人にも・・・」
 「分かった。伝えておくわ。それでテスターにはどう説明するの」
 「サプライズ。途中で少しづつは説明するけど」
 「ふふっ。成程」
 私は思わず吹き出してしまった。
 「アレをしたら、テスターはどうなるかしら?それも楽しみね」
 「それを見るためにも、準備は入念にして」
 歩き続けるテスターが映し出されたモニターを見ながら私たちはそんな会話をしていた。
  
0222名無しさん@ピンキー2020/01/29(水) 00:55:40.48ID:juFF7TGt0
>>215
新作が始まったから一新したんでしょうかね。
ポニーガールは逃しましたが
人間以下の方はマクロが勝手に巡回してテキスト収集してたw
ポニーガールもマクロに登録しときゃよかった。
0223名無しさん@ピンキー2020/01/29(水) 10:01:26.80ID:P0lsABEF0
私が私を客観的に観察して報告する
0225名無しさん@ピンキー2020/01/31(金) 11:30:31.21ID:aCNuZOeg0
某ポニーガール物を書いてた人の新作設定はドンピシャなんだけど、バッドエンドついててこのまま読むか悩む
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