超拘束・完全拘束に萌える 14 [無断転載禁止]©bbspink.com
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女の子を徹底的に拘束して調教しちゃったりする。
そんな様々な拘束ネタの妄想を語るスレです。
小説・イラスト等も大歓迎!!
・作品を投下する人は気軽にどうぞ。
・誰かの作品が進行中でも気にせず投下しましょう。
・でもNG/抽出しやすいようにコテハンを付けましょう。
・コテハンに(責め手)→(受け手)で性別を書くとNGしやすいです。
(男→女、女→男、女→女、男→男など)
・過度の人体改造やグロネタは控えましょう。
・作者のやる気はレスに大きく左右されます。感想≠中傷。リクエストは程々に。
気に入らないならスルー。目ざわりなら専ブラでNG登録をどうぞ。
・基本的にsage進行で。
・荒らしは放置プレイで。無駄なレスを与えないのがいい奴隷に調教する秘訣ですよ。
Q.Cってなに?
A.支援のことです。
同じ回線から3回連続でレスをすると、連投規制が掛かってしまいます。
この規制は3レス分投下された後、他の誰かがレスを書くことで解除されます。
その結果、作者を助ける事になります。 左右のバストシールドから上に伸びて、肩から背中に回るストリップベルトを
右胸側のパッドに気をつけながら位置を合わせて、バストベルトの背中側、まんなかについている凹凸に嵌め込むようにする。
よくあるキャミソールみたいに背中側でそのまま2箇所でとめる形にせずに、肩を越えたあたりから斜めに背中を通って
真ん中1箇所で止めるようにベルトをを重ねるようにすることで、ベルトが肩甲骨の邪魔をしづらくなっている。
そういうところにもずれを少なくするための―――ずっと胸を捕らえて、胸いじりや息遣いに枷を填め続けるための工夫が施されている。
そう。この胸帯は胸やその先の乳首を戒める枷なのと同時に、呼吸を戒める枷でもあって。
このまま施錠してしまえば、この子は、49番さんはもう―――
そのもう1つの意味を知っている私はどうしても、「49」と彫られた1つめの錠を胸帯の谷に押し込むときに
49番さんのほうを、まっすぐに見られなかった。
胸帯の装着施錠が終わったところで拘束台の背中をもどして、今度は腰の部分を外す。
49番さんの尿道の奥、膀胱との間に埋め込まれた開口チューブはしっかりとその役目を果たしていて、
当て布の代わりに敷きなおしたタオルはもう、少し湿気を含みだしていた。 括約筋をこじ開けるように填まり、おしっこを垂れ流しにしてしまう開口チューブ。
外筒と中筒を膀胱の中で組み立てて、膀胱側から尿道に中空のプラグを挿入するようにして埋め込むそれは
体が尿道に入り込んだ異物を外に出そうとする力で逆にますますしっかりとはまり込むしかけ。
ついでに外筒と中筒を繋ぐパーツが組み立てたときにたわんで、おしり用のプラグの台座部分みたいに膀胱の中でつっかえるようになる。
だから―――異物を出す力で尿道にはまり込みはしても、そのまま出てしまうことは絶対にない。
それこそ、なにか道具で無理やり引き抜こうとしたとしても―――だ。
いちど受け入れたが最後、地下で暮らそうが地上に出ようが、一生おしっこをがまんする自由を奪われた生活―――
これから埋め込むのは、そんな出しっぱなしになったおしっこを止められるようにするための栓。
「いたっ、あぁぁぁ....」
尿道にチュッとゼリーを入れてから、手前がステンレスで奥がシリコンになったカテーテル、尿道チューブを少しずつ入れていく。
「あぁぁぁ―――いぎっ」
シリコンの部分が埋まりきったぐらいでカチっとした手応えが帰ってくる。
今のでカテーテルの先と開口チューブが繋がって、今から先の排尿は全部このカテーテルを通ることになる。
そうそう、そうだったそうだった。今の声も、そんな感じ―――
チューブ同士が繋がって、って簡単に言っても磁石の力で密着するようにできている以上、やっぱりつながる時に両方が引き合うわけで、
内尿道口に填まった開口チューブが膀胱ごと、内臓ごと引っ張られてうごく感じはなかなかにキツくて
少なくとも私は、尿道にカテーテルが入ってきたときよりも苦しかった。
体からカテーテルのステンレス部分を出したままで、一度井上主人にバトンタッチ。
私たちが膣の中に手を加えられないのは相手が管理士でも同じことで、ここから先は主人の仕事――― 「ちょっと潤滑が足らんかな」
そう言ってローションをいれたシリンジをそこにあてがう。そういうところが井上主人らしいというか。
河合主人だったら何か被虐感をたきつける言葉とか、太ももから穴の周りあたりを這う指とか、そういうのを選ぶんだろうけど、
そこをさっと事務的にというか、いかにも処置ってかんじで済ませてしまう。
まああの検査を作った人だしなー、なんて思いながら目をやる先で井上主人が手にしているのはあの茎の付いたローター。
私に穿かされた貞操帯に生える茎より短いとはいっても、
それは49番さんが閉じ込められる制服の着心地が私のより楽なことを意味しない。
むしろその逆。私たち一人一人の体格に合わせて用意された長さの柄でささえられたローターは
子宮の入り口をそっと押さえるところに、強く押し付けられる程長くなくそれでいて奥にぴったりと触る長さに合わせて固定される。
良くも悪くも、私たちの中をいっぱいいっぱいに満たす太さや大きさはないものの、
体をよじっても腰をひねっても、絶妙に作られた長さのぐにぐにと曲がる茎が一番奥にローターをただただ置き続けるその“着心地”は
私や他の管理士に着せられているものと殆ど同じ――― 半ば無理やり濡らされた49番さんのあそこ。
あんまり開いてない感じというか動いてない感じというか、つまりその“欲しがってる”感じがしないその様子は
私がよく目にする蕩けきった奴隷たちのそことはずいぶんと違って見えて
「ひ、いっ―――」
気持ちよさとか切なさとかそういうのとは全然違う気分に押しつぶされてるのが一目でわかるほどの
「はーっ、はーっ」
“私たち”を拒むかのようなそこを裂いて
「はーっ、はーっ、はっ、あ」
ずいぶんとイボイボした蕾が頭を沈めていく―――
「ふうう、ふううう―――」
蕾が奥へ姿を消してしまうと押し広げられたそこはまたもとに姿へ戻ろうとして、
するすると短くなっていく茎と49番さんの息だけが、今起きていることを私に教えてくれる。
見えてる茎が殆どなくなったところでその根元に仮の台座を取り付けて、
台座ごと太ももの付け根にテープで止めて貰ってそこからまた私の番。
順番としては前の穴の中にいれる部分を済ませた後に、それを入れたまま蓋する部分を着けていく。
つまり私が次に手に取るのはこの、銀色に光る貞操帯。
仙骨の下と股の間を通る2つのベルトでできた―――ううん、正しくは3本。
おしりの穴のところに取り付けられた短く太い筒。この筒より前とこの筒から後ろでクロッチシールドが2枚に分かれるようになっている。 先に前の穴に器具を押し込んだのはこの筒のため。
そうしないと硬いクロッチシールドの内側に向かって突き出したたくさんの器具を、同時に体に収めていくことになって、
いくらなんでもそれは難しんじゃ―――っていうことで後ろの筒だけ貞操帯に残して、あとは先にいれてしまう形になったとか。
つまり、この筒こそこの貞操帯の大事な―――あの意地悪なポルチオローター以上の大事なところ、なわけで。
黒いプラスチックと、ところどころに銀色の金属が見える表面でできた筒は時に先が窄まってるわけでもなくて、
そのままではとても入らない太さの筒をお尻に入れるために、
筒の中に先が細くなった補助芯を差し込んで、補助芯ごと挿れるようにする。
「あ、つめたっ」
補助芯をローションに浸してからセットして、お尻の穴からもたっぷりとローションを注ぎ込む。
施錠式ができる、ということはこれを入れるためのお尻の拡張も済んでいるはずで、
リクツとしては大丈夫だとは思うけど、それはリラックスとは程遠いこの施錠式の空気の中でも本当に―――
「あっあっ、うああああ―――」
やっぱり、根元になると入りが悪くなる。これが穴を傷つけたらダメなタイプの奴隷だったら、中断も考えるぐらいの手応え。
そう思った矢先―――
「あああああああっ、あひ―――」
「はっ、はあっ」
後ろに回り込んで貞操帯をあてがっていた私の目の前で、何かを思い出したのかそれともこっそり助言を受け取ったのか、
49番さんのお尻がぐぷっと開いて、そのまま私の手の力と合わせて補助芯を越えて筒まで一気に飲み込んでしまう。 補助芯を抜き取ると改めて露わになるそこ。
ぽっかりと開いた黒と銀の穴に変えられたそこの位置が定まってから、背中側からヒップベルトを前で留める。
補助芯も含めると長さも結構になる装具の付けられたクロッチシールドの後ろ側は、
先にヒップベルトを止めてから挿れようとすると結構難しい。
そのままカテーテルの先とクリトリスの場所を合わせるようにして、シールドを引き上げていく。
ローターは今はまだ貞操帯に直に固定はしないから、なんというか仮座が抜けないように押さてさえいればいい感じ。
やることは胸枷の中の乳首と一緒。
「ん....んんっ」
板のくぼんだ所で敏感な突起を外に取り出して、ピアス受けで固定してしまう。
後でその上からフタをしてしまえば、うっかり“表面が擦れる”ような事故の起きない、安全安心なカバーの出来上がり。
あえて少し後ろにシールドを当てて、ずらすように前に持ってくると上手く包皮をめくったままにできる。って昨日教わったものの、
奴隷も含めて誰かに施すのは初めてになる作業は、たぶん傍からみてるとちょっとたどたどしくて、
シールドをヒップベルトと合わせて留めるまでに4回やり直すことになった。
「あうっ―――また....」
いつ終わるともわからないやり直しに一番困っていたのはたぶん49番さんで―――その、ごめんなさい。 シールドを下腹のあたりでヒップベルトに止めてから、もう一度さっきまで性器の見えていたあたりに顔を落とす。
クリトリスをピアス受けに乗せるのが1つ、それから―――
シールドに開いたスリットの中へ両手のピンセットを挿し入れるようにして、内側を通るコードをカテーテルの傍や、仮座に繋いでいく。
そう。離れたところからおしっこの排泄許可を出したり、ローターを通してご褒美を恵んだりできるこの貞操帯は電気仕掛けになっていて
そのための大事な部分こそ、筒でこじ開けられぽっかりとあいたおしりの穴。
この貞操帯のパーツの中で唯一箱に入れてしまわれていた棒は、手に取るとバイブか何かみたいな姿にしてはびっくりするぐらい重い。
もちろん私のおしりにも同じものが填めこまれているけれど、排泄のたびに抜き差しされる側でしかなかった私にとっては初めての―――
こんなに、重かったんだ。
お尻の筒にぴったり収まる太さと、15センチ....はさすがにないけど10センチは絶対に超えてる長さ。
小ぶりながらもなかなかにえぐい形をしてたポルチオローターとはある意味真逆というか、
凄く大きいけど先が丸くなっている以外はほとんどただの棒になっていて
筒とかみ合うところはギザギザした溝が入ってるけど、それは中を責めるためというよりも貞操帯に固定するためのもの。
鍵穴が後ろ、小さいUSBが前―――向きを確認してから、49番さんの肛門だった場所にその機械、そう機械を差し込む。
これは私たちの貞操帯を動かすためのバッテリー。排泄や悦楽を人質にとって私たちを管理して支配する下着型の檻の、力の源。
河合主人の他に何人か―――この“着る牢獄”を作りだした人たちはたぶん、
お尻の穴はともかく、女の子のお尻の中は責める場所だと考えてなかったところがあって。
大きなディルドーでお尻を責められている、というよりはお尻の中をバッテリーを入れておくスペースにされている。
っていった方が正しい。
だからこそ、一人一人の体に合わせて作られていた膣や尿道の器具とは違って、このバッテリーは全員一緒。 「うぐっ....うえっ....」
この大きな棒が筒の中を通すだけで、さっきの補助芯のときがうそみたいにするすると小さな体の中に埋まっていく。
それが49番さん―――いや、だれにとってどれだけ辛いことだったとしても、
この制服を作った人、この制服を扱う人たちにとって大切なのは、管理に必要とされる容量のバッテリーをお尻に収納できるかどうか。
それだけでしかない。
バッテリーの底に取り付けられた立派な、ドアについてても驚かないような鍵穴。
その鍵を、その鍵を閉めようとして、私はカギを、鍵を手に握って―――
初めて手にもつ、49番さんの、私たちの、そして私のお尻のカギ。
そう。バッテリーが全員一緒なら、カギだって全員一緒。
鍵を持った手が、鍵を見つめる目が、なにかおかしい。
もしもこれを、これを私のお尻に挿したら―――?
ずっとお腹の中でうんちがたまってるような感じも
体の奥に飴と鞭を突き付けられる感じも
何もかも、自由。私は自由―――
そしたらそのまま
逃げ――― 「clava Pudorにようこそ」
自動ドアが開くと、受付の女性が笑顔で私を迎えてくれた。
「えっと・・・体験コースを申し込んでいたんですけど・・・」
私が少し詰まりながら言うと、女性はファイルを取り出した。
「お名前を教えてくださいますか?」
「神崎沙織です・・・」
「・・・はい。お伺いしております。そちらのエレベーターで2階にお上がりください。そこからは係員が案内しますので」
そう言って、フロアーのエレベーターを指し示した。
「有難うございます・・・」
女性に礼を言って、私はエレベーターに向かった。するとすぐに扉が開いたので、中に入り階数のボタンを押した。
(思っていたより雰囲気が明るい・・・)
程なく、2階に到着してエレベーターのドアが開いた。すると病院の看護師さんのような姿の女性が立っていた。
「神崎沙織さんね。私は今回の体験コースを担当する梓よ」
私よりも少し年上の感じがする女性が、笑顔で言った。
「偽名だけどそこは許してね。じゃあ、早速始めましょうか」
そう言うと、私の手を取り、部屋の中に導いた。
「ここがどういう場所かは、理解してる?後、ここに来たのは自分の意思よね?冷やかしとかではないわよね?」
梓と名乗った女性は、矢継ぎ早に質問をしてきたので私は面食らってしまったもののなんとか返答をした。
「ここがどうい場所かは理解しています。それと、間違いなく私の意思でここに来ました」
すると梓さんは、満足そうに微笑んだ。
「なら問
「
「なら問題なしね。それじゃあ、拘束の経験はある?いつぐらいから興味を持ち始めたの?」
「いつかは、分からないです・・・ただ、小さい時から押入れの中とか狭い所は好きだったと思います。
後、タオルで足首を縛ったり、目隠しをしたりはしたことはあるけど・・・それだけです」
「系統の動画とかは見たことある?」
「かなり前から・・・今では1日に2時間は見ています・・・」
「見ながらオナニーしたり?」
「えっと・・・あの・・・1か月ぐらい前からですけど・・・してます・・・。
自分がこんな風にされたら、と思い始めたら我慢できなくなって・・・」
赤面しながら答える私を梓さんは微笑みながら見ていた。
「有難う。了解しました。・・・じゃあ、今回は軽い拘束を体験してもらうわね。準備をするから待ってて」
そう言って梓さんは準備を始めた。
(良かった・・・。どうなることかと緊張してたけど・・・)
嗜好が嗜好だけに、もっと重い雰囲気になると思っていた私は安心した。
「お待たせ。それじゃあ、始めましょうか」
暫くすると、梓さんが声をかけてきた。
「着衣のままでもいいけど、裸の方がより味わえるわよ。どうする?」
少し考えた私は、裸になることにした。
「そう。なら服はこの籠にいれると良いわ」
着ていた服を脱ぎ籠に入れた。
(どうせなら下着も脱いじゃえ・・・)
意を決した私は下着も脱ぎ、全裸になった。
「思い切りが良いじゃない」
梓さんは楽しそうだった。 「まずは、これで両手首と両足首を拘束するわ。内側は柔らかい素材を使用しているから傷ついたりしないわ」
それは、バンド式の枷だった。梓さんはそれを前側に垂らした両腕の手首と閉じられた両脚の足首にそれぞれ装着した。
「それとボールギャグ。ボールは小さいけど口の固定にはこれで十分だから」
ギャグが口に入れられ、後頭部にベルトが回されて固定された。
「次はこのベットに横になって」
キャスター付のベッドを梓さんが持って来たので、私は倒れ込むようにしてその上に仰向けになった。
「これで寝袋に入って貰う。市販のものより細いから拘束感は十分よ。それと先にギブアップするときのボタンを渡しておくわ」
梓さんは、私の右手にボタンを持たせると、寝袋の前方のファスナーを開け、私の全身を入れ込んでいった。そしてファスナーを首の少し下まで引き上げた。
「太いベルトを三本回して寝袋をベッドに固定すればほぼ完了よ」
太いベルトが、ベッドに回され、寝袋に入った私の全身がしっかりと固定された。
「あら、もう感じているの?」
私の顔を覗き込んだ梓さんが、可笑しそうに言った。
「ぐふっ・・・ふうっ・・・」
(否定はできない・・・)
「これで耳栓とアイマスクをしたら、寝袋のファスナーを上まであげて完了よ。
そうね・・・。これで2時間過ごしましょう。途中でダメだと思ったらさっきのボタンを押して」
耳栓とアイマスクが付けられると、何もわからなくなった。きっとファスナーも閉じられてしまったんだろう。
(ボタンを押すなんてあり得ない・・!)
そう思った私は、すぐにボタンを右手から離して、2時間が経過するのを待った。
「ぐふっ・・・ふうっ・・・ふうっ・・・」
呼吸と心臓の鼓動以外は何も感じられなかった。
(これが拘束・・・。やっぱり私は・・・)
自分が今までにないぐらい興奮しているのがわかった。
「ふうっ・・・ふうっ・・・うう------------っ」
体をモゾモゾさせていると、頭の中が真っ白になったような感覚がした。
(オナニーしてないのに。イッちゃった・・・)
その余韻が収まってくると、また興奮して、イッテしまう。結局私は、2時間で3回ほどイッテしまっていた。
急に目の前が明るくなり、梓さんの声が聞こえてきた。
「はい。時間よ。気分は・・・聞くまでもないみたいね」
梓さんは、愉快そうに微笑んでいた。
私の口の周りは、涎でベトベトなり、寝袋を濡らしていた。そして股間も愛液で同じような状態だった。
「すいません。寝袋を汚してしまって・・・」
「良いのよ。ここでは当たり前のことだから」
そんな会話をしながら、私は寝袋から寝袋から出されて、枷を外された。
「これで体験コースは終わり。さて、どうする?」
体を拭いた後、脱いだ服を着始めた私に梓さんが聞いてきた。
「あの・・・私・・・入会したいです」
「じゃあ、書類を渡すわね」
私の答えが予想通りだったのだろう、満足そうに部屋の机に置かれていた書類を着替えが終わった私に差出した。
前スレ431みたいな海外の小説って、どういうサイトにあるんだ?
ふと気になって原文読んでみたくなったんだけど、ググっても見つからない 「一つは履歴書、もう一つはここの会員規約とそれの同意書よ。これであなたの入会の可否を決めるの」
(入会できないこともあるんだ・・・)
「大げさに考えなくても大丈夫。普通に書けば良いから。規約も難しいものはないから。
それと、今ここでこれを書けばすぐに可否を判断することもできるんだけど」
「わかりました。今ここで書きます」
梓さんの言葉を聞き、私はすぐに履歴書を書き始めた。そして規約にも目を通した。
(本当だ・・・難しいものや訳の分からないものはない・・・)
私は、同意書にもサインした。
「じゃあ、今からこれをもとに入会の可否を判断するからこの部屋で待ってて」
履歴書と同意書を手にした梓さんは、そのまま部屋を出ていった。
(どれぐらいかかるんだろう・・・)
そんなことを考えていると、部屋のドアが開き、梓さんが入ってきた。まだ10分ぐらいしか経っていなかった。
「おめでとう。入会が認められたわ。これが会員証よ」
そう言って渡された会員証には、私の名前と写真があった。
「この写真はどこで・・・」
「ふふっ。エレベータの中に設置してあるカメラでとったものよ。他の情報は表面のICチップに書き込まれてるから大事にしてね」
そして、梓さんは少し厚めの冊子を手渡してきた。
「これは会員専用のものよ。このクラブのことや料金のことなんかが書いてあるから読んで」
その冊子を受け取ると、私は部屋から出され、エレベーターまで導かれた。
「それでは会員様。またのお越しをお待ちしています」
茶目っ気たっぷりにそう言って、手を振る梓さんに見送られて私は1階に降りた。
「またのお越しを」
受付の女性にも笑顔で言われて、私はその場所を後にした。
(ここにきて良かった・・・)
来たときは不安で一杯だったけど、今は胸のつかえが取れた清々しい気分だった。
(出来るだけ多くここに来られるように頑張らなきゃ・・・)
私はそう強く思った。 >>41
テンタクルースで笑う。
海外はさっぱりわからんなぁ 「これが本日入会した会員の資料。問題がなかったので入会を認めたわ」
私は、悠子から資料を受け取り、確認した。
「学生みたいだけど・・・」
「アルバイトをしているので、資金面は大丈夫。学業も優秀。履歴書の内容も事前に
こちらが調べたものと違いはなかったわ」
「そう。なら問題なしね」
「ゆづきー。テスターの話はどうなったのー?」
私が悠子と話していると、それを遮るように佳奈が声をあげた。
「まだ私が話しているから後にして」
「でもー・・・大事なことだよー」
「まあまあ。二人とも。確かに重要な問題ね」
とりなすように私は言った。
テスターとは、会員に施す拘束を事前に施す人、要は実験体だ。佳奈は拘束を研究、考案する立場なのでテスターの問題は重要だ。
「色々、試したいことがあるんだけどなー。また会員から選べないのー」
「もう無理よ。テスターの拘束期間が長くなってしまったから。会員は就職している人、学生なら学業優秀で、アルバイトをしていることが条件だから」
「そんな会員を長期間拘束しておけないでしょう。せいぜい、数日。それじゃあ、不十分でしょう」
「じゃあ、スタッフの誰かを・・・。みんな元会員なんだし・・」
「それもダメ。以前ならともかく、今はそんな余裕はないわ。会員が増加したからみんな手一杯よ」
「じゃあ、どうすんのよー」
私たち二人の言葉に佳奈は一層不機嫌になった。
「何とか成るかもよ」
いつの間にか部屋に入ってきていた受付をしている千晶が言った。
「今日会員になった娘、かなり素質があるみたいよ。梓が言ってたわ。軽く拘束しただけであれだけイッタのは初めてだって」
「本当ー。じゃあ、その娘をテスターに・・・」
「待ちなさい。学生をテスターにしたら、学業に支障をきたす恐れがあるでしょう。クラブに支障をきたしそうなことはやらないのが鉄則よ」
悠子が佳奈を窘めた。
「この娘は、あと1年で卒業なんでしょう。だったら、その時にここで働きたいと思わせるようにすれば良い。
梓は、きっと常連になるって言ってたから難しくないと思う」
「なるほど。それは良さそうね」
私は、千晶の提案に賛同した。
「じゃあ、1年待てば良いの?」
佳奈が私に聞いてきた。
「そうね。そうすれば確実にテスターができるわ」
「わかった。じゃあ、待つ」
「悠子。全スタッフに通知して。この会員は特に手厚くするようにって」
「伝えておくわ」
(どうなるのか楽しみね・・・)
そして、状況は私たちが望んだ通りに進行していった。 「今日はこのコースでお願いします」
「ようこそ。では5万円になります」
私は、5万円を受付の女性に支払い、エレベーターに乗り3階に上がった。
「ようこそ・・・あら、あなた・・・」
「お久しぶりです」
今回の担当は、梓さんだった。あれから私は週1でここに通っていた。安くはない料金なので生活費をぎりぎりまで削り、バイトに励んだ。
勿論、勉強にも勤しんでいた。勉強とバイト、後睡眠以外の時間は拘束のことしか考えていなかった。
動画や本などを見てはオナニーをするのが日課になっていた。
私を担当する人は、毎回変わっていた。しかし、通っているうちに同じ人に当たることが増えていった。
「今日は、よろしくお願いします」
梓さんにそう挨拶すると、私専用のロッカーを開けた。そこには黒いラバースーツが吊るされていた。
私は、着ていた服を脱ぎ捨てて、ロッカーに放り込むとラバースーツに体を入れていった。
このラバースーツは、このクラブで製作してもらったもので、持ち帰りは不可だけどメンテナンスはしてくれている。
「梓さん。お願いします」
私は、梓さんに背中を向けた。梓さんが背中のファスナーを閉めると首から下が黒いラバーで覆われ、私の体を締め付けた。
「この拘束感がたまらない・・・」
思わず、私は呟いてしまった。
「すっかり拘束の虜ね。良いことだわ」
梓さんは笑いながらそう言った。
さらに、私はロッカーに入っていたラバーの全頭マスクを被った。これにより目と鼻と口以外が黒いラバーに覆われた。
そして、首にはネックコルセットを装着した。
「準備完了ね。それじゃあ、始めましょう」
梓さんが、部屋の中に私を導いた。 あんまり夜のお店感ないところで、何時間か縛って詰めてもらうーとか
ほんとにあったら絶対通い詰めるC 「はー....はーっ....」
ガチャリ―――ピッ、カチン―――
こうして、下半身の穴という穴に器具を押し込まれた49番さんのなのか
それとも、湧きあがったモノから自分を取り戻したわたしのなのか
誰のともつかない吐息を会場に響かせながら鍵は回っていく―――
わかってる。ホントはわかってる。
こんな大勢の人とその視線が集まってる中でそんなことができるわけなくて。
それにもし誰にも見られてなかったとしても、だ。
たった今こうして49番さんの体を借りながら、この貞操帯と胸帯がいかに私たちを捕らえて逃がさないように作られているかを
その中身を一つ一つ手に取りながら復習させられたそのすぐあとになんて、どうかしてる。
今入れたバッテリーの中身は、私たちにご褒美やお仕置きを施すときや
おしっこをだす許可として尿栓のロックを外したりするのなんかに使われる。
もしお尻の栓をこっそり外せたとして、そうすると私のおしっこはずっと堰き止められたまま。
出したいのに出せない苦しみを何日も味わった末に、いつか腎臓にまでおしっこが逆流する痛みにのたうち回って、
そのままいくとそれこそ命まで危なくなるような無茶な話。
なにか奇跡でも起こってそのまま地上に逃げきれて、どうにか貞操帯を断ち切ってのけたとしても、
その先に待ってるのは今度は一生おしっこを垂れ流しにする生活―――
もっとも、それはもしもがあったとしたらのお話で。
遠くから管理士を支配するための機能とともに埋められた物だけに、
通信が変な時に止まれば当然すぐに主人たちに怪しまれてしまう私たちにとって、そんな“もしも”なんてない。 だから。
私たちは出しっぱなしにされたおしっこを止めるために、貞操帯を穿かせてもらう。
それがあそこの奥で飴をちらつかせて、おしりの穴に鞭をつきつけるものだとしても。
そして止めたおしっこを今度はきちんと出させてもらうために、キカイをおしりにしまってもらう。
それが他人の都合で子宮の入り口を揺さぶられ、肛門の筋肉に電気を流されることだとしても。
それが私たちに与えられ、私たちが受け入れる支配。
自分の意志とは関係なしに無理やり与えられるのが奴隷の管理だとして、
自ら管理を選びとる。そんな体と心に、変えられていく―――私たちの受ける、管理士の管理。
頭ではそうわかっていたはずなのに。
今目の前で、改めてそれを感じさせられたはずなのに。
それなのに。あの四角い頭の付いた鍵を手に取った途端に、私は狂わずにいられなかった―――
49番さんに穿かせたばかりの下着から響いた音は、
そんな狂気を私と“私たち”の意志が打ち倒した音。
そして。
とっくに慣れたと思っていた私でさえ、鍵を目の前にして自分を見失うような、
本来とんでもなく厳しい拘束の中、その辛さを身をもって知ってるはずの管理の中に、
びっくりするぐらい小さいこの子を私の手で、
この手で、閉じ込めてしまった、音。 鍵が手元にあるのに逃げられないって本当に最高だわ
つC 「ふぐっ・・・ふうっ・・・ふうーーーーーっつ・・・」
(またイッちゃった・・・)
もう何度めかもわからない絶頂を私は感じていた。
今の私は、逆エビ反りの状態で拘束され、天井から吊るされていた。頭部にはフェイスクラッチマスクとアイマスクを装着して、両方の乳首の部分と局部には
スタンドに取り付けられた大きな電マが押し当てられていた。私が絶頂すると、振動が止まり、時間が経つと再び振動し始めるようになっていた。
「残り後1時間よ。サービスで残りの時間は電マを常時振動させてあげるから楽しんで」
(はあっ・・・そんなことされたら私・・・)
結局、それからの1時間、私はイキッぱなしの状態になってしまった。
「ぐしょぐしょになってる・・・」
プレイが終わり、拘束を解かれた私は、梓さんにファスナーを下してもらい、ラバースーツを脱いだ。
ラバースーツの内側は、汗や体液などでびしょ濡れだった。
「印象が変わったわね。最初は少し内気な娘だと思ったんだけど・・・」
「自分でもそう思います。今は、毎日が充実していて、楽しくて仕方がないんです。」
「それは良いことだわ」
そんな会話をしながら、着替えをして部屋を出た。そして梓さんに見送られながらエレベーターに乗り、1階へと降りた。 一階まで降りた私は、受付で会員証を受け取った。
「今回であなたはプラチナ会員に昇格です。割引等の特典があるので利用してくださいね
後、ご希望でしたらオーダーメイドの拘束服もお作りいたします。もちろん無料です」
「ありがとうございます」
笑顔で話す受付の女性に私はお礼を言った。そして最近私が抱いていた思いを口にした。
「あの・・・学校を卒業したら、私、ここで働きたいんです。どうしたら良いですか」
(急にこんなこと言ってもダメだよね・・・)
「暫くお待ちください」
私の言葉を聞いた受付の女性は、こう言って部屋の隅に設置していた電話機でどこかと通話を始めた。
数分後、受話器を置いての戻ってきた女性は私に言った。
「代表が直接話をすることになりました。私についてきてください」
予想外の展開に私は驚いた。 受付の女性と一緒にエレベーターに乗り、私は最上階まで上がった。
「先程の娘をつれてきたわ」
その階の一室のドアをノックしてそう声をかけると、中から声がした。
「ありがとう。入って」
中に入ると、二人の女性がいて、一人は椅子に座り、一人はその傍らに立っていた。
「ようこそ。そこのソファーに座って」
勧められるままに私はソファーに座った。するとその女性も私の正面のソファーに座りなおした。
(座ってる人が代表の人なのかな・・・)
そんなことを考えていると、部屋のドアが開いた。
「ごめーーん。ちょっと遅れちゃった」
そう言って白衣を着た女性が入室してきた。
「さて、全員そろったことだし始めましょうか」
ソファーに座った女性が言った。
「私はこのクラブの代表の結月よ。あなたをここまで連れてきたのが千晶。会員とスタッフの管理をしているわ
私の傍らにいるのは悠子。クラブの運営に関わる諸事を担当してるの。最後に入室してきたのが佳奈。
クラブで行う拘束の考案、研究をしているわ。このクラブはこの4人で創設したの」
(この人たちは姉妹なのかな・・・それとの何か繋がりがあるのかな・・・)
「さて、本題だけど現状、あなたがここで働くのは無理ね。ここのスタッフは全て元会員だけど、スタッフになると拘束を体験させる立場になるから、
拘束を体験することはできなくなるの。それを承知して、こちらの適正試験をクリアして始めてスタッフになれるの。
今のあなたには無理でしょう」
(確かに今の私には無理だ・・・。拘束を体験できなくなる状況に耐えられない・・・)
私は諦めることを伝えようとした時、意外な言葉をかけられた。
「そこで提案。どうしてもというのなら、テスターとしてこのクラブで働くのはどうかしら?」
「テスター?・・・ですか」
私がそう言うと、代表の女性が微笑んだ。
「いわゆる実験体よ。佳奈が研究して考案、開発した拘束を最初に体験して貰い、データーを取るの。
それを基にしてして、会員に提供するかどうか、するならどの様に行うかを決定するの」
「今はいないんですか?」
私が質問すると、結月さんは少し困ったような顔をした
「以前は、会員を勧誘してお願いしていたけど、データーを取る期間が長くなってきたから無理になったの。
会則違反を助長しかねないしね。会員が増えたからスタッフもそんな余裕がないの。そこでこんな提案をしているの」
「なぜ私に提案を・・・?」
「クラブの利用回数、利用時の様子なんかを勘案した結果よ」
「もちろん、学校を卒業してから。普段は拘束の道具の手入れなんかの雑用をして、拘束を体験して貰うときは泊まり込みしてもらう。
もちろん給料も支給するし、住むためのマンションの部屋も用意するわ」
(拘束を初めに体験できるだけじゃなくて、給料や住むところまで・・・!)
「分かりました。テスターになります」
私は即決した。
「そう嬉しいわ。それじゃあ、もう契約書も交わしておきましょう」
用意された契約書に目を通した私は、すぐにサインした。
「これで半年後、あなたはテスターになる。私たちも楽しみにしてるわ。そうそう、私たちのことは名前で呼んで頂戴」
話が終わると、私は千晶さんと部屋を出て、1階に降りた。
「半年後が楽しみね」
帰り際に千晶さんは、そう言った。
「私も楽しみです」
そう返事をして、私はクラブを後にした。 半年後、私は学校を卒業して正式にクラブのテスターになった。クラブが私に用意してくれたのは、クラブがある場所から2駅離れたところにある
マンションの1室だった。マンションの住人は全員、クラブのスタッフ及び関係者だということだった。
(確か、全て女性だと言ってたから、そういう意味でも安心だよね)
引越を終えた次の日、私はテスターとしてクラブに行った。
「おはよー。早速だけど私についてきて」
私を待っていたのは佳奈さんだった。佳奈さんはエレベーターに乗り込み、地下の階数のボタンを押した。
「地下に行くのは始めてです」
「地下は私のフロアーだからねー」
そんな会話をしているうちにエレベーターが停止して、ドアが開いた。
「ここに入って」
一つの部屋のドアを開け、佳奈さんがそう言った。中に入ると悠子さんと千晶さんがいた。
「おはよう。私たちは今回サポートよ」
「サポート・・・?」
「そう。早速今からテスターの役目を果たしてもらうよー」
少しのんびりとした様な口調で佳奈さんが言った。 佳奈さんはラバースーツを用意していた。
「それを着るんですか?」
「そう。でもその前にすることがある。皮膚を変質させる」
(皮膚を変質って、何をするの・・)
「人間は汗をかいたり、垢が出たりするからラバースーツを長時間着たままではいられない。
そこで薬を使って皮膚を変質させて発汗と垢を抑制する、そういう試験」
「期間は2週間。どれぐらい薬に効果があるのかを見るのが目的。予想では最長で2週間は保つと思ってる」
「えっと・・・分かりました」
説明を聞いて、私は同意した。
(まあ、私に拒否権はないんだけど・・・)
私は、着ている服を脱ぎ全裸になった。
「薬を使用する前に、髪も含めてすべての毛をなくすから」
驚くようなことを佳奈さんが言った。
「っ・・・!全身ですか」
「そう。ラバースーツを完全に皮膚に密着させるために。なくすと言っても切ったり、剃ったりするだけだからまた生えてくる」
「私たち二人は、その手伝いをしに来たの」
悠子さんがそう付け加えた。
「・・・分かりました・・・」
そして私は部屋に設置されていた分娩台に開脚した状態で、拘束された。
「そんなに時間はかからないから、楽にしてると良い」
佳奈さんはそう言って、悠子さんと千晶さんと一緒に私の毛を切り始めた。 耳管咽頭口にイヤホン?って既存のアイデア?かなり好きな設定だわ 「はい。これで終了」
数十分後、私の全身の毛がなくなった。髪の毛と陰毛等が鋏で切られ、その後、全身をカミソリで剃られた。
最後に、テープのようなものを全身に貼られては、剥がされたりした。
(痛みはないけど、恥ずかしい・・・)
「とりあえず、自分の姿を見て」
そう言って用意された鏡に自分の姿が映し出された。
(マネキン人形みたい・・・)
「テスターに相応しい姿じゃない」
「特別な存在、っていう感じがするわ」
悠子さんと千晶さんが口々に言った。
「今までのテスターもこうしてたんですか?」
「ううん。この薬が完成したのは少し前だから、こんなことをするのは今回が始めて。
暫く、テスターが空席だったから。だから私張り切ってる」
(私が始めてなんだ・・・)
それを聞いて私は、嫌な気はしなかった。
「次は薬だけど、もう用意してる。あそこに入って」
佳奈さんは部屋の隅を指し示した。そこには液体で満たされたバスタブの様なものがあった。
「お風呂だと思えば良い。肩まで浸かって、何度か頭まで潜って」
私は、言われた通り液体に浸かり、早速頭まで潜った。
「ハア・・ハア・・・ハア・・・」
「そんな感じで、あと5回」
息が切れて頭を出した私に佳奈さんがそう言った。その液体に10分程使った後、私はそこから出た。
「じゃあ、ラバースーツを着て。二人ともお願い」
佳奈さんがそう言うと、二人はスーツの首の部分を大きく拡げた。
(これもネックエントリータイプだ・・)
そう思いながら、私はそこから脚を入れスーツを身に着けていき、首から下までが黒いラバーに覆われた。
(これ、きつい・・・)
「そのスーツは少し小さめに作ってある。より皮膚に密着させるために」
その言葉通り、今までに着ていたラバースーツよりも拘束感が増していた。現に、肘や膝を曲げてもスーツには皺一つできなかった。
「次はこれを腹部に着ける」
それは、黒革でできたコルセットだった。
コルセットが私の腹部に巻かれ、背中側で編み上げられた。そして、その編み上げの紐の先を悠子さんと千晶さんが思い切り引っ張った。
「はぐっ・・・。はあっ・・・はあっ」
急な出来事に私は、思わず呻くような声を出してしまった。そしてそのまま紐が結ばれた。
「緩まないように仕上げをしとく」
そう言って佳奈さんは、結び目に何やらチューブから液体を垂らした。そして結び目から出ていた紐の根元を大きなペンチで切断した。
「強力接着剤で結びを固めて、余りの紐を切断した。これで緩まない。因みにこの紐の芯はワイヤーだから切れる心配はない」
「はあっ・・・はあっ・・はあっ・・・」
腹部を締め付けられたことで、呼吸がし難くなり、息が荒くなってくる。
(苦しいはずなのに・・・いやじゃない・・・)
「すぐに慣れる。次は全頭マスク。その前にスピーカーを入れる」
耳に耳栓型のスピーカーを入れられ、続いて頭部が黒いラバーに覆われた。目と鼻と口以外が強く締め付けられた。
「テスターの証」
佳奈さんはそう言って、私の首にネックコルセットを取り付けた。前側には「TESTER」と刻まれた金属のプレートが取り付けられていた。
「これで・・終わりですか・・・?」
私がそう尋ねると、佳奈さんはすぐに否定した。
「まだ。最後に重要なものが残ってる」
そう言って佳奈さんが用意したのは、貞操帯と黒いブラジャーの様なものだった。 酷いなこれ
人体研究所の丸パクリか?
最終的に永遠にテスターになるんだろ??
パクリはひでえ 文字で伝えなきゃいけない都合
凝った責め用意してもうまくイメージしてもらえなかったら本末転倒だしね(自戒を込めて)。
「あーあれね。」ってなる道具に頼るのは悪い事じゃないと思う 私が着たラバースーツの局部はスリット状になっていてその部分だけが露出していた。貞操帯は丁度その部分を覆うような大きさだった。
膣口と肛門が当たる部分には、それぞれディルドが取り付けられていた。
「おしっこはかまわないけど、大きい方は管理させてもらう。3日に1度。その時に貞操帯の鍵を開ける。
後、2週間はオナニー禁止」
「えっ・・・。どうして・・・?」
私は聞き返した。しかし、そのことに関して佳奈さんは答えてくれなかった。
「この胸当てもオナニーさせないためのもの」
その胸当ては、私の乳房をすっぽりと覆い、ブラジャーのように背中側でベルトが閉められた。
そして、ベルトのバックルに小さな南京錠が取り付けられた。
胸当てには、硬い芯みたいなものが入っているのか、手で乳房を触ってもその感触はなかった。
最後に、貞操帯が私の局部に取り付けられた。ディルドが膣口と肛門に挿入され、そのまま貞操帯が閉じられる。
「この鍵は、私しかもってないから」
そう言って、佳奈さんは貞操帯の穴に鍵を差し込み、施錠した。
「これで終了」
「それじゃあ、早速みんなに紹介しましょう」
待ちかねた様に千晶さんが声を上げた。
「これがこのクラブのスタッフである証よ」
そう言って千晶さんから、梓さんたちが着ていたのと同じ服と黒いロングブーツを渡された。
(これで私は、本当にこのクラブのスタッフになったんだ・・)
そのことに喜びを感じながら、それらを身に着けた。
「これから全スタッフ参加のミーティングがあるから、そこでお披露目よ」
そう言って部屋を出ていく千晶さんの後に、私は続いた。 「佳奈。大事なこと言い忘れたんじゃない?」
悠子がそう聞いてきた。
「何を?伝えるべきことは伝えたよ」
私がそう答えると、悠子は笑みを浮かべた。
「あなたがそう言うのなら、そうなんでしょうね。壊さないでよ」
「わかってる。私にとっても久しぶりのテスターだし。後はクラブのためにも・・・でしょう」
「分かっているなら良いわ。さて私も仕事に戻ろうかしら」
「結月に報告しておいて」
「はいはい」
そう返事をしながら、悠子は部屋を出て行った。
「今度こそ失敗はしない」
そう自分に強く言い聞かせた >>59
いちおーオリジナルのつもり。
知らないだけで先行あったらごめん
最初はミキさん達には人工内耳入れてもらうつもりだったんだけど
いくらなんでも侵襲大きすぎ&リョナに片足つっこんでない??
ってなってこの形になりました 性器周りしか縛らない割りに採用率の高い貞操帯
全身縛れる割りに採用率の低い縄
なんでだろう 鍵があるかないか
誰でも解けるか、鍵持ってる人しか解けないか
簡単な刃物で切れるか切れないか
そういうところ 「皆さんに報告があります。さあ、入って」
部屋の外で暫く待機していた私は、呼ばれて部屋に入った。
「今日から彼女にテスターとしてこのクラブで働いてもらいます。長らくテスターが不在でしたが、これでクラブをより充実させることができるでしょう」
「えっと・・・沙織です。よろしくお願いします・・・」
事前に偽名でも良いと千晶さんに言われてたけど、思いつかず結局本名を言ってしまった。
パチパチパチパチッ・・・
スタッフの人達の拍手を聞き、少しだけ安心した。
「ミーティングは、ここまで。梓さん、彼女を案内してあげて」
「分かりました」
ミーティングが終わり、次々とスタッフの人達が部屋を出ていく。
「これから宜しく」
「頑張ってね」
全てのスタッフの人達から私は声をかけられた。
「それじゃあ、行きましょうか」
最後に、梓さんが私に声をかけてきた。梓さんの後に続いて、部屋を出るとエレベーターに乗り込んだ。
「あなた、テスターになったんだ。なんとなくそんな気はしてたんだけど・・・」
「そうなんですか・・!」
「間違いなくクラブにはプラスなことだから、頑張ってね」
「あの・・・梓さんもこのクラブの元会員なんですよね。どれぐらい、ここに通ってるんですか?」
私は、気になっていたことを質問した。
「それはヒ・ミ・ツ。プライベートなことは言わない、聞かないというのがここのルールよ」
そんな会話をしているうちに、エレベーターが停止した。
「このフロアーがあなたの働く場所よ。テスターが本業だから、ここは仮の職場ということになるかな」
梓さんが、そう言った。 自分で脱げるor外せるかって大事よな
某所の脱げないメイド服とかドツボ 「ここは、クラブの会員に使用する器具やスーツなんかを保管しておく場所よ。スタッフが必要なスーツや器具を記したファイルを持参するから
あなたは、該当するものを引き渡したり、逆に返却されたものを受けったりするのが仕事よ」
そのフロアーには数多くの器具やスーツ等が置かれていた。
「全てバーコードで管理されていて置く場所も決まっているわ。丁度私がそのファイルを持っているからやってみましょうか」
そう言って、梓さんがファイルを差出した。
「これをカウンターのバーコードリーダーで、読んでみて」
私は、言われた通りにファイルに記されたバーコードにリーダーを近づけた。するとピッ、と音がして傍のディスプレイに該当するものがある場所が示された。
示された場所に行き、目的のものを取ると私はそれを梓さんに手渡した。
「こんな感じよ。返却の時も同じ流れだから。それと器具やスーツの手入れや調整は各スタッフが行うから、あなたは何もしなくて良いわ」
「あの・・・スタッフが来ていない時間は何をすれば・・・」
「自由にしてて良い・・・って言いたいけど、残念ながら違うの」
そう言って、側の椅子に座るよう私に言った。私が椅子に座ると梓さんは、小さなリモコンをポケットから出してそのボタンを押した。
すると、背もたれや肘掛、脚の部分から枷が飛び出し、私の首、腹部、両肘、両足首の部分に巻きつき、私は椅子に縛り付けられてしまった。
「これは・・・!」
「良くできてるでしょう。全てのスタッフがこのリモコンを持ってるから、あなたは必要な時以外はその椅子に座ってれば良いということよ。
トイレは、フロアーの隅にあるからスタッフに行きたいと言えば、椅子に座る前に行けるわ。何か、質問はある?」
「・・・ありません・・・・」
「じゃあ、頑張ってね」
そう言うと、梓さんは私が用意したものを持ち、フロアーから出て行ってしまった。 貞操帯のスリットを塞ぐ板。
場所としてはその、自慰防止板なんだろうけど、
そこは最初から中の奥深くにローターとカテーテルをを受け入れるつもりでつくられたこの貞操帯のこと。
特にスリットから陰唇を引き出すこともしないし、
防止板からの、つまりカテーテル以外からの排尿のためのブツブツした穴が開いてもいない。
パチンと填めこむとおしっこの栓共々中でロックが掛かって、
後はただただのっぺりした板の手前側にポツンとカテーテル出口にあたる穴と、そこを塞ぐ尿栓のつまみがあるだけ。
一応さっきピアス受けにつないだ陰核を隠す役目もあるから、自慰防止板でもいいのかな。
もっとも。
横にまっすぐ貫くように異物を通されて貞操帯そのものに文字通り据え付けられてしまったそこは
きっとその、自分でするには随分と不自由で、
中のものは中のものでたとえ腰を通るベルトをわずかに揺すろうとも“使われ”ない限りはただそこに置かれる以上の事はない。
もし自慰防止、なんて名前の板がなかったとしても、そんな装具にがっちりと締め付けられた49番さん―――や私にとって、
好き勝手なひとりえっち、なんていうのは既にないことだった。
「あ....それ―――」
実際のところ、おしりの穴の鍵を回した時からもう49番さんの貞操帯は動き始めていて、
こうして曲がったシールドの内側から硬いものをいくつも体の中へ向かって食い込ませてしまった時点で
もう49番さん一人ではこの鋼鉄の板を自分から引き剥がすことはできないようなもの。 そういう意味では、この錠にはお飾りぐらいの意味しかないかもしれないけれど、
それはこの貞操帯のつくりをよく知ってよく感じさせられている私だから考えられること。
事前に説明として知ってはいたにしても、
おなかに居座るものに否応なく息を上げさせられる感じとか
胸やあそこの先に体の中から力がかかる感じとか
いくつもの責め具でいじくりまわされた上からみっしりとそこを押さえつけられる感じとか
自分で体に受け入れてみないと知りようがないことは、やっぱりたくさんあって。
それを知ったころにはもう手遅れ。からだを締め付け手足を縛られたまま、錠が下ろされるのを待つだけの姿。
「やだ....やめ....」
こんな、むちゃくちゃな矯正器具みたいな帯と
それを人の体に鍵をかけてまで身につけさせようとするここの人たちは
49番さんには、どういうふうに映るんだろう。
「お願い―――」
下半身を押さえつける板が全部集まる下腹のあたり、そこに番号入りの錠前がぴったりと填めこまれる音は
49番さんには、どういうふうに聞こえるんだろう。
「あ....ああぁ....わたし....」
カツン。そんな感じの。
私が聞いたのは想像していたよりも随分と軽いというか、あっけない音だった――― 私たちにとっての、上着か下着かでいうところの下着。
つまり更衣期間でも外せないほうの枷にはまだまだ数があるものの、
残りはチェーンでお互いを繋ぎながら巻いて填めるだけで、2つの帯に比べたら随分と簡単なつくり。
太もも同士と、腿枷と貞操帯の腰部分の左右とを繋ぎながら腿枷を。
腕枷と胸帯の左右とをつなぎながら二の腕に着ける腕枷を。それから―――
ちょっと、お席からの見栄えはわるくなっちゃうけれど、
いったん拘束台を倒して、49番さんを横にしてしまう。
ぐっとお腹に力を入れたときにぴったり合わせて、つまり普段何もしてないときのサイズより
明らかに絞って作られているこの腹枷は、寝かせてからじゃないとスムーズに付けられない。
ただ、スムーズにっていっても、
「ごめんなさい。ちょっとお腹ひっこめてもらっていい?」
「123でいくよー。1、2、さんっ」
それでも49番さんにも協力してもらわないとサッとは終わらないような細さ。
かといって私たちの白衣やベルトもこのウエストに合わせて仕立てられてるわけで。
もしも腹枷をせずに済んでいたとしても、それはそれで毎日の着替えで毎回苦しむことになる。
あとは腿枷と貞操帯のヒップベルトのチェーンの余ったところを上に持ってきて、腹枷の左右とつなぐのと、
胸帯の前側、ちょうど左右の胸の下あたりから2本、背中側からも2本の合わせて4本のチェーンを腹枷に繋いでおわり。
鎖同士の余裕を比べると、例えば腿枷同士の鎖には割りと余裕があるのに背中側の腹枷と胸帯の間にはあんまり余裕がない。
そうすると、前にかがんだりするのがすごく窮屈になって。
足元から物を持ち上げるときときなんかに、自然といちいちしゃがんでから持ち上げるようになる。
いわゆるスリーサイズにあたるところ全部に枷を填めて体つきを決めつけたり、敏感な場所に悦びや痛みを与えて教育したり、
見た目から中身に至るまでなにもかも矯正しつくすような“矯正下着”。その考え方は枷同士をつなぐ鎖に至るまで変わらない。 随分と、気力を使ったような気がする施錠式も、首輪以外の枷の中に49番さんを入れ終えたところでそろそろ峠。
そう。こうしてみてみると、枷を巻いて填める。というよりも枷の中に入れるっていったほうが私にはしっくりくる。
厳しい装具を体に受け入れる間ずっと、49番さんの手足を縛って封じていた拘束台と革袋の役目もこれで終わり。
49番さんを立たせた後は、耳管プラグ用のスタンドと一緒に部屋の隅にどいててもらう。
ただし、装具ワゴンはそのまま。で、私はいったん49番さんの後ろにさがる。
....でよかったっけ。ダメ出しの声が降ってこないってことは、きっとあってるはず。
「ふ....んふ....」
枷だらけの体で立つ初めての地面を踏みながら
舞台、みたいにさえ見えてくる処置室の真ん中で、席を背に立つ49番さん。と、49番さんに向かうように立つ井上主人。
私はというと、49番さんの後ろ脇にいるだけ。
下着だけで立った49番さんを見てると、枷の太さというか幅が変らないからだろうか。
私のよりかなり小さいサイズで作られているはずなのに、なにか、どこか私のよりかえってごつく見えてしまう。
お尻の間を通る2つのシールドの間を繋ぐようにしてお尻の穴だったはずのところに作られた立派な鍵穴。
鍵穴のサイズだけで言えば枷に嵌め込む錠前についてるものよりも大きくて、地上のその筋の人が見れば、
世の中にはアナルで施錠するタイプの貞操帯もあるのか! なんて思う人もいるんじゃないかってぐらいの大きさ。
鍵穴と一体になった筒がおしりの、体の中へ伸びている事の意味は、その大きさが中までずっと続いていることで。
やっぱりそんな大きさ長さの異物のやり場がないのか、じっと立っていながらも時折おしりがぐぐっと動く。
人前で服を脱ぐことがあんまりないのと一緒で、
他の子もみんな私と同じものを着こんでるのは知ってても
他の子の“下着姿”を実際にまじまじと見ることはこんな場所だとしても意外となくて。
体中に固い金属がまとわりつく窮屈さとか、体の穴の中、言ってしまえば内臓に埋め込まれたものの悩ましさとか
それか、この先の施錠式の続きへの緊張とか。
そんな内に抱いたものまで見えてきそうな姿、あるいは仕草を眺めてしまうのは、ちょっと後ろめたい。 とはいえ、心配に気を張りたいのは私も一緒で。まあたぶん、私の方は大丈夫、大丈夫―――
「31番。あなたはこのものが姉妹のうちに加わることを願いますか」
「願います」
「あなたは、このものが奴隷をよく看て、主人をよく助ける管理士に育つよう努めますか」
「御主人たち、姉妹たちの助けによって、努めます」
「あなたは、このものがよき管理士となるよう、あずかったその飴と鞭によって正しく躾けますか」
「御主人たち、姉妹たちの助けによって、躾けます」
「あなたは、このものを主人の望み、管理士の務め、奴隷の求めから引き離す、全ての言葉と行いを退けますか」
「御主人たち、姉妹たちの助けによって、退けます」
―――井上主人、儀式映えするなー。なんて。
一緒にいてどこかかっこいい、なんて思うのは河合主人....あと高木主人なんだけど
こういう貫禄というか、威厳みたいなものになると、やっぱりこの人が一番かな。
「あなたの姉妹のうち、今最も若いものの名をなんといいますか」
「48番です」
「では、49番。あなたは、私をはじめこの地の下にいる全ての主人をあなたの主として受け入れ、従いますか」
「私は、あなたをはじめこの地の下にいる全ての主人を私の御主人として受け入れ、従います。」 主役なだけあって49番さんの台詞は私のより長くて、それでいて予め覚えるかその場で聞き取るかしきゃいけない箇所が多い。
私は最悪、井上主人の最後の一言だけ聞き取ればあとは繰り返しでなんとかなるけど、49番さんの方はそうはいかない。
そんな台詞を大勢に、地上の感覚ならありえない枷だらけの姿と共に見られながらも、
なんとかまっすぐにぴんと立って―――まっすぐ?あ、だめだ。えーっと、どうしようか。
「あなたは、31番をはじめ従僕を助く従僕たる―――
「ぐっ」
井上主人の言葉がまだ続いてる最中、急に49番さんが頭を押さえて―――そのまま両手を後ろに持っていく。
そうそうそこそこ。今は“気を付け”じゃなくって後手。
「私は、31番をはじめ従僕を....助け、助く従僕たる管理士の姉妹のうちにっ、加えられ、共に歩むことを願います」
今ので頭がとんだのか、それとも聞き取る余裕がなかったのか。一度言葉を詰まらせて、
その先の言葉を後手にした手をぐっと握りこみながら―――まるで何かに耐えるようにしながら紡いでいく。
今の49番さんの手は、縛り上げられた奴隷の手と同じ。
目とか口元みたいに、感じていること思っていることを言葉にせずともありありと伝えてくる。そんな指先――― 「あなたは、その身に科せられた務めと戒めを守り、主人を信じて従い、奴隷を助け支えるよき管理士となることを誓いますか」
「私は、この身に科せられた務めと戒めを守り、御主人を信じて従い、奴隷を助け支えるよき管理士となることを誓います」
「そこに跪きなさい」
両ひざを地面について頭を少し垂れて、手は後手に回したままの姿勢。
昔どこかで見た?というか、何か知っている姿勢なんだけど、どこだっけな。
私が真ん中に置きっぱなしにしてそこを離れたワゴンから、井上主人が最後に残った“下着”を拾い上げて―――
「49番。製隷院すべての主人の名によって、あなたに首輪を授けます」
後に回した手から首輪を巻いて、差し込んだ最後の錠に手をかけて、そのまま腰を落としてじっと49番さんを見て―――
あれ? 私のときもそんなのだったっけ。
差し込まれた錠を首輪ごと片手で押さえながら、開いてる右手でぐいっと上を見させられたような。
ひょっとしたら、主人側の所作はあんまり細かく決まってないのかもしれない。
「あなたとあなたに授けた戒めに、その49の名を記します。これは従順のしるし、
あなたが管理士の姉妹に加えられ、製隷院のものとなり、主人の忠実なしもべとして、奴隷を作り育てることを表します」
バチン――― 両手の指を少し丸めるようにして、特に右手の小指を左手の中指と薬指で握りこんだような。
この瞬間の、この子の指先を―――きっと私は、ずっと憶えていると思う。 梓さんがいなくなると、フロアーにいるのは椅子に拘束された私だけになってしまった。
(この空間で、私一人だけ・・・)
ここには、無数の器具とスーツが置かれている。それは私の想像力を掻き立てた。
(どんな人がどんな風に使用しているんだろう・・・)
さらに、ラバーや革の匂いがそれに拍車をかけた。
「はあっ・・・はあっ・・・はあっ・・・」
呼吸が荒くなり、全身が熱を帯びてきたような感覚がした。もし、椅子に拘束されていなかったら間違いなくオナニーをしていただろう。
(拘束されてるし、何より禁止されてる・・・。でも・・・)
もどかしい気持ちを味わっていると声がした。
「お願いします」
スタッフの人がカウンターにファイルを置き、リモコンを操作した。
「あっ・・・お待ちください・・・」
拘束を解かれた私は、椅子から立ち上がり、該当するものを用意した。
「以上です。・・・あの、トイレに行きたいんですが・・・」
「ああ・・。どうぞ」
私は、部屋の隅にあるトイレに入ると、ドアを閉めた。便器に座り、力を入れると貞操帯に網状に開けられた穴からオシッコが溢れる様に出てきた。
(これで暫くは大丈夫・・・)
さっきまでのもどかしい気持ちも落ち着いていた。
「ありがとうございました」
外にいたスタッフの人にお礼を言って、私は再び椅子に座ると、程なくして、私は再び拘束されてしまった。
その人がいなくなると、再びフロアーには私一人だけになってしまった。すると、また私は想像を膨らませてしまい、もどかしい気持ちになってしまっていた。
(こんなんじゃ、ダメなのに・・・)
結局、私は尿意がないのにスタッフの人が来るたびにトイレに行くことを繰り返してしまった。
そして、それが限界に達しようとした頃、千晶さんがやってきた。
「今日の業務は、終了。帰宅して良いわよ」
それは、私にとっては救いの言葉だった。 「あなたの服や靴、持ち物は、下の階の専用ロッカーに入れてあるから、そこで着替えてね」
私の拘束を解いた千晶さんがそう言った。
「あの・・・ラバースーツは脱げないんですよね・・・」
「そうよ。2週間はね」
(ラバースーツを着たままで、外へ出るなんて・・・)
私の戸惑いを察したかのように、千晶さんが言った。
「服を着れば、殆ど隠れるとはいえ、ハードルが高いかもね。そう思って準備しておいたわ」
「花粉症対策用のゴーグルと大きめのマスク、後は帽子ね。それとこの白いのは、首に巻くと医療用のコルセットに偽装できるから」
それらを紙袋に入れて、私に持たせてくれた。
「後は、佳奈から預かったあなたの食事よ」
「私の食事ですか・・・?」
「今は、腹部を締め付けているからあまり、食べられないでしょう。そこで用意したのがこれらしいわ。流動食になっていて、味もついてるみたい。
これを必ず毎食1袋摂取するように言っていたわ。これ以外のものも食べるのは良いみたいよ。とりあえずこれで三日分」
そう言って、別の紙袋を渡された。
「これで全部よ。初仕事はどうだった?」
「えっと・・・やっていけそうです・・・」
(本当は、あんな状態が続いたら、やっていく自信がない・・・)
私の曖昧な返事にも千晶さんは笑顔で、労ってくれた。
「そう。明日からも頑張ってね。帰ってゆっくりと休んで」
「はい。千晶さん、さようなら」
そう挨拶をした私は、エレベーターに乗り、下の階にあるロッカールームを目指した。 ロッカールームで、プレートに私の名前が書かれたロッカーを見つけ、扉を開けると私の着ていた服と靴が綺麗に入れられていた。
(誰かが入れてくれたんだ・・・)
私は、今着ている服とブーツを脱ぎ、ラバースーツの上からその服を着て、靴を履きなおした。さらにゴーグルとマスク、コルセットを偽装する器具を装着して、最後に帽子を被った。
そして壁にかかっている鏡で自分の姿を確認した。
(これなら、大丈夫かな・・・。でも、近くに来られたら気づかれるかも・・・)
少し不安に思いながらも、私は空の紙袋も服やブーツと共にロッカーに入れて、扉を閉めた。
(他の人達もここを利用しているのかな・・・)
ふと、そんなことを考えて他のロッカーを見てみると、私のロッカー以外のプレートには何も書かれていなかった。
(ここを使っているのは、私だけ・・・?)
そう思いながらも、私は流動食が入った紙袋と持って来たショルダーバックを持ちロッカールームを後にした。
(そうだ・・・。あれだけ持ってれば・・・)
下にエレベーターで降りる途中、私はショルダーバックからお財布取り出し、電子マネーのカードだけを服のポケットに入れた。
(ある程度、チャージしてるからこれさえあれば・・・)
エレベーターで1階に降りると、結月さんがいた。
「お疲れ様。ごめんなさいね。今日は仕事が忙しくてあなたのことを見れなかったわ」
「どう?今日一日過ごしてみて」
「千晶さんにも言いましたけど、何とかやっていけそうです。気を遣わせてしまってすみません」
「そう。それじゃあ、気をつけて帰って。また明日」
「はい。お疲れ様です」
そんな会話をして、私はクラブを後にした。
外は丁度、暗くなる寸前だった。元々、人通りが多い場所ではなかったけど、通行人はそれなりにいた。
(普通にしてたほうが良いよね・・・)
私は、いつも通り歩くことを意識して、駅までの道を歩いた。途中で何人かの人とすれ違ったりしたけど特に変わったことはなかった。
(皆、私がラバースーツを着て、貞操帯を装着していることに気づいてない・・・)
私は、安心していた。しかし、それと同時にもし、そのことに気づかれたら、という思いもあることに気がついた。
(何を考えてるんだか・・・そんなことになったら・・・)
そう思いながらも、完全にそれを払拭することはできなかった。
やがて駅に到着すると、私はポケットから電子マネーのカードを取り出し、自動改札に押し当てた。するとピッ、と音がして問題なく通過できた。
(電車が来るのは、15分後・・・。座ってよう・・・)
立って待っていられない時間ではなかった。しかし、立っていると近くに人が寄くる可能性が高いと思って、私はホームのベンチに腰を下ろした。
現に、ホームには少しづつ人が増え始め、人と人の間隔も狭くなっていった。そして、電車がホームに入ってきて、ドアが開くと次々と電車の中に入っていった。
私は、遅れてベンチから立ち上がり、電車に乗りこんだ。座席はほぼ埋まっていたけど、立っている人は殆どいなかった。
(こっちのドアは次の駅では、開かないはずだから、ここにいよう・・・)
私は、ドアの近くに立って、外の方に向くことにした。外はすっかり暗くなり、ドアのガラスには自分の姿が映っていた。
不意に、電車が揺れ、私は思わずラバーに包まれた右手で側の手すりを掴んでしまった。
(っ・・・!まずいかも・・・)
私は、すぐに手を離そうとした。でもこの後、揺れるたびに手すりを掴んだり、離したりしたら余計に目立つかもしれないと考え、そのままでいることにした。
心臓の鼓動がだんだんと早くなり、呼吸も荒くなってきた。
(落ち着いて・・・落ち着いて・・・)
そう自分に言い聞かせていた。 暫くすると、電車が停止して反対側のドアが開いた。幸い、乗ってくる人はあまりいなくて、私の周りは空いたままだった。
(良かった・・・。それに落ち着いてきたし、もう大丈夫・・・)
私は、安心していた。ドアが閉まり、また電車が動き出す。そしてドアのガラスに目をやった時、ギョッとした。反対側のドアの近くの座席に座っている人が明らかにこちらを見ていた。
(何・・・!何なの・・・)
再び心臓の鼓動が跳ね上がった。振り向くこともできず、私はその場で固まってしまった。
すると、その男の人は立ち上がり、私の方に近づいてきた。
(ダメ・・・!来ないで・・・)
「あの、良かったら座りますか?なんか調子が悪そうに見えるんですが・・・」
(黙ったままでいると、怪しまれる・・・)
そう考えた私は、意を決して振り向いた。
「大丈夫です。それに私、次の駅で降りるんで。お気持ちだけで十分です・・・」
マスク越しの声で答えた。
「そうですか?なら、良いのですが・・・」
男の人は、少し怪訝な顔をしたももの、席に戻り、私は再び外の方へ向いた。
(お願い・・・!早く着いて・・・)
そこから駅に着くまでの時間は、物凄く長く感じられた。そして電車が駅に着き、目の前のドアが開くと私は、飛び出すように電車を降り、早歩きでホームを歩き、改札を通り抜けた。
駅舎の外に出たところで、漸く息をつくことが出来た。
(あの人、気づいたかな・・・)
そう思いながらも、私はマンションまでの道を歩き始めた。暫くして歩いて、私はあることが気になり始めた。
(食事どうしよう・・・)
流動食が入ったパックはあまり大きくなく、いくら、腹部を締め付けられてるとはいえ、お腹を満たすことはできなそうに思えた。
ふと、何回か利用したことがあるコンビニが目に入った。
(何か買っていった方が・・・でも、さっきみたいな状況になったら・・・)
悩んだ結果、私はコンビニに寄ることにした。
(2週間あったら、必ず何回かは寄らざるを得なくなる・・。だったら・・・)
決意した私は、コンビニの入り口のドアを開けた。
C
ときに、メ欄にsageって書くと怒られずに済むかもしれない。 「いらっしゃいませー」
女性の店員さんの声を聞き、私は店に入った。店内には数人程のお客さんがいた。
(あんまり時間をかけたくないから、目的のものだけを・・・)
普段なら雑誌を少し立ち読みしたり、新しいスイーツをチェックしたりするけど今はそんなことをしてられないと思い
私は、籠を取るとすぐにおにぎりやサンドイッチ等が置かれている場所に移動した。
(いつも食べてるやつで良いかな・・・)
おにぎりとサンドイッチを数個ずつ、加えて飲み物も幾らか籠に入れるとすぐにレジに向かった。
「いらっしゃいませ」
私が籠を置くと、店員さんが籠の商品をリーダーで次々と読んでいく。
(この娘・・・!)
その店員は、私と歳が近いアルバイトの娘でここを利用した時は必ずと言って良いほど会話をしていた。
(私だと気が付いたらどうしよう・・・)
「1845円です。ポイントカードはございますか」
私は、何も言わずポケットから電子マネーのカードを取り出し、それだけを差出した。
(何時もならポイントカードを出すけど、今回は・・・)
「えっ・・・!」
黒いラバーに覆われた私の手を見て、その娘は驚いたような表情を見せ、私の方を見た。
(大丈夫・・・。私だとは分からないはず・・・)
「あっ、失礼しました」
暫くすると、その娘はカードを受け取り、リーダーで読ませてから私に返してきた。そして商品が袋に入れられ、手渡された。
「ありがとうございました。またお越しくださいませ」
商品を受け取ると、私はすぐに店を出た。
「似てるけど、違うよね・・・」
そんな呟きが聞こえたような気がした。
(電車の時みたいに、ドキドキはしなかったけど・・・。当分、ここは利用しない方が良いかも・・・)
暫く歩くと、漸くマンションに到着した。そして自分の部屋にたどり着くと、バッグからカードキーを取り出して玄関のドアを開けた。
「ただいま」
誰もいない部屋の中に向かって、何時ものように声をかけると自動で照明が点灯した。
私は、リビングのテーブルの上に流動食が入った紙袋とコンビニの袋を置くと、ソファーに腰を下ろした。
クラブから提供されたこの部屋は、一人で住むのには広く時々寂しさを感じる程だった。
(すべての家具は、備え付けられてたし家賃もタダだったから文句は言えないけど・・・)
コンビニの袋からおにぎりとサンドイッチを1個づつ取り出し、お腹の中に入れた。
(コルセットで締め付けられてるけど、このぐらいは・・・)
それらを食べ終わると今度は、紙袋から流動食が入ったパックを取り出した。それはレトルトカレーのパックのようで、それに飲み口らしきものが付属していた。
(どんな味がするんだろう・・・)
飲み口に口を付け、中身を吸い込むとゼリーのようなものが口に入ってきた。
(案外、美味しいかも・・・)
コンソメスープの様な味をしていて、喉に絡みつくような感触もなかったので、すぐにパックは空になってしまった。
しかし、予想以上に量があったのか、徐々に腹部にかなりの圧迫感を感じるようになってきた。
(食事はこのパックだけで十分かも・・・。トイレのこともあるし・・・)
3日間、大便を出せないことを考えると、食べすぎることは避けたかった。
(少し落ち着いてから、何時ものように・・・)
腹部の圧迫感が収まるのを待って、私は自分の部屋に移動した。 部屋に入ると、着ていた服を脱いだ。普段なら全裸、でも今は黒いラバースーツ姿。
机の前の椅子に座り、パソコンの電源を入れた。するのは画像&動画漁りだ。
(これをしないと、1日が終わらないから・・・)
自分に言い訳をしながら、ネットに接続し、気に入ったものがあればダウンロード、もしくはブックマークをしていく。
そうしているうちに、手が自然と股間と乳首に伸びていった。しかし、そこには貞操帯と胸当ての硬い感触があるだけだった。
(オナニー禁止されてたんだ・・・)
いつもなら、股間と乳首を弄りながらオナニーをして、何度か絶頂する。しかし、今はできなかった。
(確か期間は、2週間って言ってた・・・その間、漁るのは止めといた方が・・・)
そう思ったものの、もはや日課となっていたこの行為を止めることはできなかった。
「はっ・・はあっ・・・はあっ・・・」
そうしているうちに、気持ちがどんどん高揚していき、ついに頭の中が真っ白になったような感覚がした。全身が痙攣するように小刻みに震える。
(若しかしてイッちゃったの・・・・!)
貞操帯を着けているので股間の状態はわからなかった。でも、間違いなく愛液で濡れていることが想像できた。
(オナニー禁止なのに・・・。でも絶頂してはダメとは言われなかったから、これは良いんだよね・・・)
私は、そう結論を出して再びパソコンに向かった。結局、その日は3回の絶頂を体験した。
「おはようございます」
「あら、早いのね。調子はどう?」
「はい。特に変わったことはありません」
あれから、すぐに眠ってしまった私は、朝早くに目を覚ましてしまった。
朝のシャワーをする必要もなく、食事もパックの流動食だけだった私は時間を持て余してしまった。。
(クラブに行ってみようかな・・・。今の時間なら電車も空いてるだろうし・・・)
そう思い立った私は、昨夜の格好をしてマンションを出た。予想通り人影は殆どなく電車もがら空きだった。
(これからは、このぐらいの時間に出よう・・・。帰りは日によって乗る時間を変えれば、目立たないかも・・・)
そんなことを考えながら、電車を降りて暫く歩くと、クラブの建物に到着した。
(まだ早いけど、大丈夫かな・・・?)
そんな思いは杞憂だった。受付にはすでに千晶さんが何時ものように座っていた。
挨拶を交わした私は、質問してみた。
「何時もこんなに早いんですか?」
「会員様の都合に合わせるから、早い時もあれば遅い時もあるわ。まあ、コンビニみたいなものね」
千晶さんはそう言って屈託なく笑っていた。
「私がいない時、スーツや器具の出し入れは誰が・・・」
「それは、その時にできる人がやっているわ。私もその一人だけど・・」
「そんな・・・。それは申し訳ないです」
「あなたの本業はテスターでしょう。今、やってらってるのはいわば、ついでなのよ」
「その内、テスターとしてしっかりと働いてもらう時がくるから、気にしばいで」
「・・・わかりました」
釈然としない思いが残ったものの私は、納得することにした。 私は千晶さんと別れてエレベーターに乗り、ラバーと革の匂いがするフロアーへと向かった。
フロアーに到着するとすぐにカウンターに行き、椅子に座る。しかし、拘束はされなかった。
(誰かがスイッチを入れないと動かないんだ・・・)
そんなことを考えていると、エレベーターの扉が開き、スタッフの人がカウンターまでやってきた。
「これお願いします」
「分かりました」
こうして、また私の1日が始まった。
3日目の業務が終了すると私は、地下のフロアーへと向かった。貞操帯の鍵を開けて貰うためだ。
(大丈夫かな・・・)
大便の方は、まだ余裕があった。でも、マンションの部屋で何度も絶頂したことを知られたら。 そう思うと、佳奈さんに会うのは少し躊躇された。地下のフロアーに到着すると佳奈さんはすぐに見つかった。
「あの・・貞操帯の鍵を・・・」
「ああ・・・。すぐに開錠する・・・」
佳奈さんが貞操帯の鍵穴に鍵を差し込み、回すと PCの調子が悪いです。すみません。
カチッ、と音がした。佳奈さんが貞操帯を取り外し、私の股間を確認すると予想通り、質問をしてきた。
「オナニーしてないよね?」
「あのっ・・・そのっ・・オナニーはしてません。でも、マンションの部屋で画像なんかを見てた時に、何度かイッテしまいました。
絶頂してはダメ、とは言われなかったので・・・」
しどろもどろで私は、言い訳めいたことを言った。
「・・・・・そう・・・・・。トイレは、あそこだから早くすませて・・・」
少しの沈黙の後、佳奈さんはそう言った。
(良かった・・・。特に何も言われなかった・・・)
安心した私は、トイレを済ませるとまた、佳奈さんの所に戻った。
「次はまた3日後・・・」
そう言いながら、貞操帯を再び私に装着した。
「分かりました。お疲れ様でした」
そう挨拶をして私は、地下のフロアーを後にした。
「この調子だと、残りの日数で仕上がりそう・・・」
佳奈さんがそう呟いたのを、私は知る由もなかった。 それからも、特に変わったこともなく日々は過ぎて行った。街を歩くのも、電車に乗るのにも慣れた。
食事は流動食だけで十分になったのでコンビニには行かなくなり、マンションとクラブの往復だけをしていた。
(オナニーしなければ、イッテも良いんだ・・・)
そんな風に考え、帰宅した後は毎日、動画や画像を漁りながら何回か絶頂していた。実際、あの後、貞操帯を何度か開けて貰った時も何も言われずじまいだった。
ただ、貞操帯を外した時にムズムズするような感覚が、だんだんと強くなってきているのが気になっていたものの
(きっと、貞操帯をしているから蒸れたりしているだけ・・・)
そう思い込み、佳奈さんにも言わないでいた。
(この試験が終わったら、次はどんなことをするんだろう・・・)
そんなことを考えながら、2週間が過ぎるのを待った。 私が、結月の部屋を訪れると既に3人が集まっていた。
「彼女の死亡届、受理されたわ。これが埋葬許可証よ」
それを3人の前に出すと、まず佳奈が口を開いた。
「これで心置きなくやれる・・・」
「何を考えてるんだか・・・。それなりに苦労したのよ」
少し呆れ気味に私は言った。
「ご苦労様。特に問題はなかった?」
「彼女、両親と折り合いが悪かったみたいね。まあ、あの両親の様子だとそれも仕方ないことだと思うわ。
あっさりとこちらの提案を受け入れたわ。書類の作成に時間がかかったぐらいで後は順調だったわ」
結月の質問に私は答えた。
「スタッフ達には、テスターとしての仕事が本格化したから当分、会えないと伝えておく」
続いて千晶がそう結月に伝えた。
「私としては、これで今までのテスターみたいにアフターケアに奔走しなくて済むから良いんだけど
だからと言って、壊して良いわけじゃないから」
「わかってる・・・・。壊さないように気をつける。だから今回は3人も手伝って」
私の念押しに、佳奈はそう言った。
「ところで、佳奈。準備はできてるの?」
「勿論。確実に明日、実行できる」
私の問いかけに、珍しく少し笑顔で佳奈はそう答えた。
(死なせたりはしないけど、実質、明日が彼女の命日、ってことね・・・)
その後、私たちは数時間に亘って明日の打ち合わせをした。 2週間後、私は仕事を終わらせると地下のフロアーに赴いた。そこには佳奈さん以外に結月さん、悠子さん、千晶さんもいた。
「クラブにとって大事なことだから確認させてもらいに来たわ。手伝いも兼ねて」
「まず、首と腹部のコルセット、それと貞操帯を外す・・・」
ネックコルセットが外され、クリッパーで編み上げの紐が切断されて腹部のコルセットも外された。
そして貞操帯も開錠され、股間から取り外された。
(やっぱりムズムズする・・・)
それは、また強くなったような気がした。
「次はこれでラバースーツを切るから、引き剥がして」
そう言って佳奈さんはステーキナイフのような器具を手に取ると、ラバースーツの上から後頭部、背中側など何か所かを撫でた。
するとそこには切れ込みが出来ていた。そして3人はそこの切れ込みにそれぞれ手をやると野菜の皮を剥く様に、スーツを引き剥がしていった。
(あっ・・・。そんなに変わってない・・・)
2週間ぶりに露出した自分の肌を見て私はそう思った。少し色が白くなっただけだったからだ。
(良かった・・・これなら・・・)
そう思った矢先、突然、全身を無数の虫が這いまわるような感覚がした。
「何これ・・・!あっ・・・ああああっ・・・ああああっ・・・!」
私は叫ぶように声を上げた。
「やっぱり・・・。あそこに入って・・・」
そこには、液体が入ったバスタブが用意されていた。私はそこに飛び込むようにして入り、頭まで液体に浸かった。
すると、だんだんとその感覚は弱くなり、やがて感じなくなってしまった。
何か書きたいとは思うんだけどいい責めが思いつかねえ
それはそうと最近投下してもらってるSSは何かタイトルというかその
なんて呼んだらいいんだろう。テスター? 「はあ・・はあっ・・はあっ・・・」
大きく呼吸をする私に、佳奈さんが腕を見せる様に言ってきた。
「ふう・・・やっぱり・・・」
小さなルーペで私の腕を見た佳奈さんが、溜息をついた。
「皮膚が完全に変質して、定着してる。毛根と汗腺が消滅、多分垢も出ない。そしてかなり敏感になってるはず」
「それじゃあ、さっきの感覚は・・・」
「それが原因ね。予想以上の事態」
「なんでこんなことに・・・」
「あなたが何度も絶頂したから・・・」
私の問いかけに、佳奈さんは抑揚もなく答えた。
「使用した薬は、絶頂すると効果が強くなってしまうから、オナニーは禁止した。
でもオナニー無しで絶頂するのは予想外だった。始めてそれを聞いたときにはほぼ手遅れの状態だったはず。
なんとかしようと、流動食に薬を混ぜたりしてたけどやっぱり効果は薄かったみたい」
「そんな・・・!言ってくれてたら・・・」
「伝えたところで、どうにもならなかった。不安や恐怖を与えるだけだし。それに絶頂したのはあなたの責任よ」
佳奈さんにそう言われると、私は何も言えなくなってしまった。 「それに問題はまだある」
佳奈さんはそう言って着ている白衣のポケットから、袋に入ったクリームパンを取り出し、袋を破って1口食べた。
「うん・・・。これ食べてみて」
そう言ってそのクリームパンを、私に差出した。私はそれを受け取ると同じように1口食べてみた。
「うえっ・・・!ごほっ・・・ごほっ・・・」
(何これ・・・!)
それは、美味しいとか不味いとかではなく、食べ物ではないものを口に入れたような感覚で、思わず吐き出してしまった。
「多分、味覚だけじゃなく感覚全てがおかしくなってる可能性がある。今浸かっている液体は感覚を抑制する効果があるけど、それは一時的なものだから」
淡々と話す佳奈さんとは裏腹に、私は愕然としていた。
(こんなことになるなんて・・・)
「困ったことになったわね」
佳奈さんの説明を聞いて結月さんが言った。
「佳奈。元には戻せないの?」
「時間をかければ、元には戻せないものの日常生活を送れるレベルには出来ると思う」
「でも、それだとテスターとしての役目が果たせないわね」
「クラブの運営的にもこれ以上テスターの不在が続くのは厳しいわ」
千晶さんと悠子さんも口々に発言した。
「沙織さんには、テスターとしての役目を果たして貰いながら治療を受けて貰うしかなさそうね」
少し考えた結月さんが、纏める様に発言した。
「その場合、条件がある。24時間管理させてもらうことと、こちらの命令には無条件で従ってもらうこと。
これが絶対条件」
佳奈さんが強い口調でそう言った。
「沙織さん。どうする?」
結月さんが確かめるように私に聞いてきた。私に選択肢はなかった。
「・・・私の行動が原因なので、言う通りにします・・・」
「そう・・・。だったらすぐにマンションの部屋に帰って、貴重品を取ってきて。
当分、帰れないからそのつもりで」
私を急き立てる様に、佳奈さんは言った。
「一時間は大丈夫だからそれまでに戻って」
バスタブからあがり服を着た私は、佳奈さんにそう言われて地下のフロアーを後にした。
久しぶりに服だけを着た状態で外に出たのに、それを満喫する余裕は全くなかった。
(なんでこんなことに・・・)
状況が受け入れられず、私はそればかりを考えていた。
電車に乗り、降りて暫く歩くとマンションに着く。私の部屋まで歩き、玄関のドアを開けた。
当たり前だけど、何も変わった所はなかった。
(これは夢かもしれない・・・)
不意にそう思った私は、冷蔵庫の扉を開けた。中にはジュースとミネラルウォ−ターが入っていた。
まず、ジュースを口に含んで飲もうとした。
「うえっ・・・おえっ・・・」
すぐに吐き出してしまった。次にミネラルウォーターで試してみた。しかし、結果は同じだった。
(お水さえも飲めないなんて・・・)
私は、現実を受け入れるしかなかった。
預金通帳と印鑑、保険証をバッグに入れると、私は部屋を後にし、再び駅までの道を歩いた。
(このままどこかへ・・・)
そんな考えが浮かんでくる。しかし、再びあの虫が這い回る様な感覚はもう味わいたくなかった。
(私が行く場所は、もうクラブにしかないんだ・・・)
電車に乗り、再びクラブの建物を目指した。そしてクラブの入り口を入った所でスタッフさん達に出会った。
「あら。ラバースーツ着てないんだ」
その中にいた梓さんが声をかけてきた。
「・・・はい。でも、これからテスターの仕事が本格的に始まるので、マンションに帰ってたんです」
「聞いてるわ。お互いに頑張りましょう」
言葉を交わして、梓さん達と別れた。
(当分の間、梓さん達にも会えないのかな・・・)
そんなことを考えながら、私は地下のフロアーに向かった。 「時間がないから。服を脱いで」
地下のフロアーに到着すると、そう佳奈さんに指示された。
「まずは、これを耳に入れる」
それは耳栓を長くした様な形の物体だった。
「これは特殊なスピーカー。特定の声や音だけを聞こえる様にする。生体電流で充電されるから生きている限りは大丈夫」
それを両方の耳の穴に奥まで入れられた。
「じゃあ、ラバースーツを着て」
用意されたのは、今まで着ていたのと同じようなラバースーツだった。ただ、足先から頭部まで一体になっていて背中側に大きなスリットがあった。
「私たちが手伝うから」
結月さんはそう言うと、悠子さんと千晶さんと一緒にスリットを拡げた。私が両脚を入れると、スーツが引き上げられ私の全身がスーツに包まれた。
それで、露出しているのは股間と目と口、鼻の穴の部分だけになってしまった。結月さん達がスーツの上から私の全身を撫でると、スーツがまるで張り付くように密着していくのが感じられた。
「かはっ・・はあっ・・・はあっ・・・」
スーツが密着するにつれ、締め付けがきつくなり、私の呼吸は荒くなってきた。
「今の皮膚の状態だと、暫くしたらスーツが皮膚と同化して、背中のスリットもくっつくはず。
状態が改善すれば、また剥がれるから」
(それまで私はこのスーツを脱げないってこと・・・)
「これからの作業は、あそこでする」
指し示した場所には分娩台があって、悠子さんと千晶さんに連れて行かれた私はそこに脚を開いた状態で拘束されてしまった。
「まずは下から処置する」
そう言うと、佳奈さんは膣口に表面にイボ状の突起が無数に付いたの太い張り型を押し当てると、一気に根元まで挿入した。
そしてさらに同じようなものを肛門にも押し当てた。
「そんなに太いの入らない・・・」
「大丈夫」
私の訴えを気にすることなく、佳奈さんは一気に根元まで挿入した。
「はうっ・・・!」
痛みはなかった。でも2本の張り型を挿入された違和感は相当のものだった。
「次はこれを・・・」
Yの字型をしたチューブの二股に分かれている方の一方を尿道口に、そしてもう一方が膣に挿入された張り型の根元に差しこまれた。
チューブの反対側の先は、肛門に挿入された張り型の根元に繋がれた。さらに、肛門の張り型の根元には別のパイプも差し込まれた。
「ふう・・・。一応説明しとく。これでおしっこと愛液は直腸に流れ込む。そこで便と一緒になって一定量溜まったら排出される仕組み。
逆止め弁が付いてるから、おしっこや愛液、便が膣や膀胱に逆流することはない。
後、いつ排出するかはこちらで決める。以上よ」
淡々と佳奈さんが説明をした。
「何でそんなことを・・・」
困惑する私に、佳奈さんが言った。
「排出するための穴を一つにできるから。これも管理の一つよ。因みに張り型はバイブレーターも兼ねてる」
そんな股間を覆うように肛門部分に弁が設けられた貞操帯が装着され、鍵が掛けられた。
「次は上。口を封印する」
「えっ・・・!」
「今のあなたは、こちらの用意した流動食しか受け付けなくなってる。それでも普通に口から入れたら摂取できないだろうから、
直接胃に流し込めるように処置する。後、口の中の保護も兼ねて」
そう言って佳奈さんは、液体に浸かった長いチューブを2本用意した。
「口を固定してほしい」
「分かったわ」
応じた千晶さんが、私の口に開口器を取りつけ、限界まで開いた。
「それじゃ、まずは・・・」
そう言いながら佳奈さんは、薄いゴム手袋をしてその1本を取り出すと、先を私の右の鼻穴に挿入してそれをどんどん入れ込んでいく。
「ああっ・・・ああっ・・・」
チューブを鼻から入れられる何とも言えない感覚に、私は声を上げた。
「口の奥まで出てきたから・・・」
そう呟きながら、佳奈さんはさらにチューブを入れ込んでいった。
「気管の中まで入った。これでこっちは出来た」
暫くすると佳奈さんがそんなことを言った。
(えっ・・・!気管の中って・・・)
私は、声を出そうとした。
「しゅーっ・・・しゅーっ・・・」
しかし、出たのは息が鼻の穴から出る音だった。
「口を封印したら、鼻呼吸しかできなくなるからそれを確実にするための処置。どちらにしても
声は出せなくなるから」
たいしたことではない様に佳奈さんは言った。
「左の鼻の穴からも入れて・・・今度は食道まで・・・」
同じように左の鼻の穴にもチューブが挿入され、入れ込まれていく。そして先端がその箇所まで達すると、両方の鼻の穴から出ている余りのチューブを切断した。
「チューブには、特殊な接着剤を塗布してあるから、ずれたりはしない。でも外す方法はあるから」
(本当にその時が来たら外せるの・・・)
そう思ったものの、その疑問を口にすることはもうできなかった。 佳奈さんが長いノズルの付いたスプレーを私の口の中で噴射した、すると下の歯と舌がスプレーから出た白いものに覆われた。
「歯と舌をこれで保護する。上の歯にも・・・」
上あごの歯にも噴射され、同じように覆われた。
「すぐに乾く。そしたらこれを口の中で水風船のように膨らませる」
口の中で、黒いバルーンに液体が入れられ、徐々に膨らんでいく。やがてそれは口いっぱいまで膨らんだ。
「こんなものかな。この液体は固まったら弾力がある固体になる。そしたら封印完了」
バルーンに液体を注入したホースが外され、開口器も外された。
「次で下準備は終了する。そしたら拘束を解くから」
佳奈さんがそう宣言した。 何をされるのかと思っていたら、用意されたのは点滴スタンドだった。液体の入ったパックがセットされ、チューブの先のニードルが左腕に突き刺された。
「この液体にはナノマシンが含まれてる。これで体のあらゆるデーターを採取することが出来る」
(えっ・・・!ナノマシンって・・・)
「いつの間にそんなものを・・・」
悠子さんが少し驚いたような声を出した。
「エネルギーは体内で補給する。免疫系に異物として認識されないのは確認済み」
「凄いじゃない。ノーベル賞級かも」
結月さんが声を上げた。
「体のデーターを外部に送信できるのは間違いない。でもそれ以外は未知数。体の異常を直したりできるのかは分からない」
「それを確認するのね。場合によっては、クラブにとって大きな利益になるかも」
千晶さんも声を上げた。
(私はそのための実験台・・・)
私一人だけが、不安な気持ちを抱えていた。暫くすると、パックの液体が無くなり、私は拘束を解かれた。
「これから、テスターとして必要な拘束を施す。ナノマシンを体外に出さないためでもあるけど」
佳奈さんが宣言するように言った。私にはそれを拒否する権利は無かった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています