それはあまりにも合理的でコスパ高くて画一的だったので高度成長期に爆発的に普及し
ガキもジジイもブリーフを穿いて当たり前の時代が実現したが
さらなる経済成長のためには画一性は脱しなければならず
いつしか個性尊重があらゆるメディアで唱えられて画一性は軽蔑されるようになった
誰もが当たり前にブリーフを穿いていた時代…
そんな画一性への回帰を望む人々は残念ながらマイノリティのようだ

それを抜きにしてもブリーフのデザインは穿く者の肉体の欠点を容赦なく暴いてしまう
チンポのサイズは丸わかりだしだらしない体や貧弱な体にはどう考えても似合わない
川俣軍司はブリーフと、それが象徴する戦後のダサさを体現したような存在として決定的だった