裸で登校
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だって、しょうがないよ。
ノートも、鉛筆も、消しゴムも、なんにも出てきやしないんだから。
一生懸命、スコップでほじくりかえしても…やっと、やっと、出てきたのは、
こんな…しょうがないんだけど、あの、片っぽの、青い上履きだけで、
でもそんなこといってるうちに、もう、太陽は、天空はるかに昇り、
あ、せめて、せめて学校にだけは行かなくちゃ、やばい、やばいぞ!
…てんで、しょうがないから、せめて、軽やかに行ってやろうと思って、
その片っぽの上履きはいて、片足ケンケンして、ピョンピョンと、跳ねて行ったところ、
こ、校門のところに、校長先生以下一同が、ズラーーッ…と並んでぼくを見下ろしていて、
パ━━━━━━━━━━(♯`Д´)━━━━━━━━━━ッ!!!
パ━━━━━━━━━━(♯`Д´)━━━━━━━━━━ッ!!!
パ━━━━━━━━━━(♯`Д´)━━━━━━━━━━ッ!!!
って、怒っているので、
ハイ!すいません!先生!ぼく、あ、あ、あ、あの、こ、このまま、
片足ケンケンして、ずーっと、ずっと、校庭を飛び跳ねていますから、
かんべん…かんべんしてください!
そう言って、校庭を飛び跳ねていたところ、
空に、見たこともない、きれいで大きな花火が、ドォーーンと打ち上がったと思うや、
あっという間に、先生も友達も…あれれ? みーんな、いなくなっちゃって、
どうしたことか…と思ったけど、
ぼくは、先生の言いつけだけは、守ろうと思って、
そのまま、いつまでも、片足ケンケンして、そのあたりを飛び跳ねていました。
とさ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています