瞳、怒ったよ。動揺してます、かなり。

真岡さんに携番また教えた事、なんで俺に言わなかった?って聞いたら、かなり怪訝な顔して俺の顔見てた。

「どういうこと?」
「結構ショックだったよ」
「俺さんに言わなかったから?隠してると思ったの?」
「俺に隠し事した事無かったしさ」
瞳、大きく溜息ついた。瞳は昔から溜息が嫌いなのに。
「俺さんに隠れて真岡さんと会ってると思ったんだ」
「いや……まあ、そういうわけでもないけど」
もう一度小さく溜息。
「でも私が真岡さんとセックスしたら俺さん、興奮するんでしょ?俺さんにしたら願ったり叶ったりじゃない」
「……いや、瞳、何言ってんだよ……」
「私の事、信用してないんでしょ?」
「してるよ!してるに決まってるだろ」
「全然そんな風に見えないけど。さっきの俺さんの顔、凄いイヤだった」
「…どしたんだよ…瞳……」
「何なんだろうね…夫婦って。信頼って何?」
「俺はさ、瞳の事信頼してるって」
「なんか……もう……」

そのまま何も言わずに寝室に入ってしまった。
オロオロしてここに書き込んでる場合じゃないような気もするが。

瞳の目が、一瞬凄く冷たくなったんだよね。あんな目で見られた事今まで一度もないと思う。
どうしちゃったんだろう………………