姪っ子 [転載禁止]©bbspink.com
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血縁ありの場合となしの場合、どちらも姪っ子。
「義理の姪」とは聞いたことがない。 29の時に同級生と結婚したのだが、嫁と7つ(かな?)違いの義姉の娘が当時で中2だったのか?
出会った頃にはまだ小学生で、その子がいずれ離婚の原因になるとは夢にも思っていなかった。 姪っ子が離婚の原因になったってのは言い過ぎだった。
彼女とそうなってきた頃に、いわゆるモテ期ってのが来て、それが直接の原因だわ。
姪とのことが嫁や義姉、ひいては義兄になぞ知れていたら、カタワにされてたかも。
あの武闘派の義兄が「やぁ元気!」なんて声をかけてくることがあるってことは、つまり耳に入って
ないってことだと断言できる。
そんなことはどうでもいいか・・・。 元嫁と元義姉はともに150センチ台で元義姉に関しては、実は150切ってるんじゃ?との疑念あり。
二人に比較して姪っ子はスラッと四肢が伸びていて、それでいて出るところと引っ込むところのバ
ランスが絶妙で、一世代を経てようやくリニュアールしましたってイメージ。
顔の美醜で比較すると、姪っ子>>元義姉>元嫁ってなるかな。
但し元義姉は経年劣化が激しい。けれど巨乳。
抱くか抱かないかと問われたら、抱くと即答できるが俺に対して羞恥心を見せなさ過ぎたのが難。
「お姉ちゃんと呼びなさい」が口癖で、よほど弟が欲しかったと見える。
俺たちの離婚を一番残念がったのも元義姉。
見た目は、元々が琉球系なので色白ってことは全員ない。
嫁は加藤ローサに似てると何度か言われたことがあるようだが、俺はあまりそうは思わない。
ビビアン・スーに似てるかもって思ったことはあるけど、口にしたことはない。
姪っ子は平愛梨の妹に似てるなって思ってた時期があったが、最近の平妹には似ていない気が
する。
幼い頃はややO脚気味だったが最近は気にならないレベルになっていると思う。これには俺の尽
力もあった。
右胸・・・じゃなくて左胸か、に大きめのホクロがあって、それを初めて見た時の話から始めようか。 語呂っていうか、それがちょっと悪いので元嫁以外から元を取ることにさせてもらう。
姪っ子には二つ違いの兄がいる。
この男児に幼い頃、元嫁がよく世話を焼いたらしい。
義姉にとっての第一子で全てが初めての体験だから大変なことも多かったろうとは容易に想像
できる。
その頃俺と元嫁は単なるクラスメイトだった。
ともに高校生で元嫁には彼氏もいた。これは後になって補完された記憶かもしれないが、女子高
生だった元嫁は、赤ん坊の甥っ子を構うことにも夢中だったとは想像にたやすい。
で、何が言いたいかというと、俺と嫁が大学に進んで姪っ子が生まれた頃になると、元嫁ももう赤
ちゃんにちょっと飽きてきていて、甥っ子の時ほどは姪に構わなかったろうし、それは両親にも少
なからず言えるのでは?と俺は考えている。
それからさらに時が流れて、俺と元嫁はもうなんだか友達みたいな関係に変わりかけていた。
後にはこれが離婚につながってしまうのだが、別の女の子にちょっかいを出したりもしていたが、
残念ながら俺にまだモテ期は訪れておらず、成功はほんに稀だった。
それでも、なんだかんだでいつも一緒にいるのは元嫁で、世にはやれクリスマスだバレンタイン
だと、シングルでいるのが恥ずかしい、肩身が狭いって状況がどんどん進んできていて、いつしか
俺は普通に義姉の家で夕食を呼ばれたりするようになっていた。
この時が姪っ子との出会いなのだが、元嫁が「甥っ子は私が育てたようなもの」と胸を張るのに比
べ、姪っ子との関係は思いのほか希薄で、ひょっとしたらそれが最大の原因だったのかもしれな
いのだが、不思議なぐらいに姪っ子が俺に懐いた。
もうそろそろ体にも大人へ変わっていく変化が少しずつ現れてきて、普通なら恥ずかしさが先に
立つのが当たり前のタイミングで、実は血縁もない赤の他人である異性の俺に彼女は危ないぐら
いに懐いてきた。
それを後押しする事情として、義姉の、というか義兄がそろそろ家を建てるってことになって、義姉
はパートに出ることになり、姪っ子からすると、ますます親らから構ってもらえなることに他ならず、
それは客観的に見て不憫と思える状況だった。
それを見て俺の姪っ子贔屓が始まるわけだが、少し格好よく書き過ぎたかもしれない。 元嫁との馴れ初めを書きそびれたが、それには誰も興味がなかろうということで省く。
つまりは俺と付き合い始めた時には、もう処女ではなかったことは記しておく。
童貞ではなかったものの、さほど経験のない俺とすでにテクニシャンの域に達している元嫁の関
係は何も、悪いってことではないが、男としては“調教”していく楽しみの要素が欠如していて、言
い訳めいてしまうが、俺が後に姪っ子に入れ込むのは、それあってのことだとも思える。
俺と姪っ子が出会った頃には、元嫁とはもうセックスレスに近い状態だった。
避妊が面倒くさくなってきていて、「外出しでいいよ」と元嫁は言うが、男としてはなかなかそうもい
かない部分があって、それは内心で「あなたそう言いますけど、キュッと締めて俺に中出しさせる
ことなんてたやすいでしょ?」みたいな疑い・恨み節・負け惜しみもあった。
やがて俺たちは、というか俺は、性欲よりも、その時々の自分たちのブームを一緒に追求すること
に熱中していった。
それは食べ歩きだったり動物園巡りだったりと様々に移ろったが、やがてそのどのシーンにも姪っ
子が加わっているという状況に、知らぬ間になっていた。
姪っ子には、キツい、譲らない、コダワリの部分みたいのがあって、それを元嫁と、姪のいぬ間に
ネタとして弄るのも楽しかった。
その中で、やっぱ姪っ子はちょっと変わっている。この先大丈夫かな、と心配するところがあって、
元嫁は楽観的だったが、俺はちょっとヤバいのでは?と考えていた。
そこを書き始めるとさらに長なるので省くが、何かひとつメンタルな面で危惧があったと置いてもら
えると助かる。
前乗りというか遠出の前には3人で俺の部屋に泊まることもあった。
姪っ子が小5かそのあたりだから、そこから計算して俺と元嫁は26ぐらいか、元嫁の両親にまだ挨
拶もしていない状態だったが、以心伝心というか、どちらかというと俺贔屓の義姉の加勢も裏であっ
たのかもしれないが、元嫁の両親からの外泊に対するクレーム的なものは、拍子抜けするほどに
皆無だった。 ひょっとしたら事実婚みたいに思われていたのかもしれない。
後で知ったのだが、元嫁の両親は里へ引き揚げることをそろそろ考えていて、そうなると次女を連れ
ていくわけにもいかないだろうし、少々頼りないがこの男に託してしまおうという、悪く言うと魂胆みた
いな意図もあったらしい。
そんなバックグラウンドはいいとして、姪っ子が俺の部屋でシャワーを使ったり、川の字になって寝た
りと、今書いていて状況はどんどんと危険な方向に進んでいるように見えるが、まだ俺は能天気だっ
た。
多分そんな頃のある日だったと思うのだが、姪っ子が俺に耳打ちするように、「叔母ちゃんと結婚しな
いの?ひょっとしてうちが大人になったらお嫁さんにしようと思ってるんじゃないの?」と囁いた。
無論図星なんかではなく当時は的外れもいいところだったが、姪っ子が妙に色気づいてきたことを知っ
た一日にはなった。 川の字って書いたのは言葉足らずだった。
実際には同平面ではない。元嫁と姪っ子が俺のベッドに寝て、その横の床に俺が寝る形。
姪っ子のお泊り時専用で折り畳みのマットレスを買った覚えがある。
朝、目が覚めたら姪っ子が俺の横で丸くなって寝ていたってことも何度かあって、一度は俺が夜中に目
を覚ましたのだが、隣に姪っ子がいるのはまあいいとして、俺の手がその胸に乗っていて焦ったことが
ある。
目覚めたのが俺だったからよかったものの、元嫁だったらどうなっていたことか・・・。
シャワーあとの姪っ子が全裸で俺のいる前でウロウロしても「床が濡れる」とだけしか注意しない元嫁
だったが、そういう部分に触れていたとなれば話は違うだろう。
元嫁にとって俺たちの間に姪っ子が入ってくるメリットって何だったのだろう。
うがったというか、うぬぼれの入った推測をすると、やはり結婚を煽らせたかったのかもしれない。 元嫁が「あの子、もうブラジャー着けたほうがいいんじゃないかな、どう思う?」と俺にきいてきたことが
あった。どの時期に入れたらいいエピソードなのか分からないが、姪っ子が小5かそのぐらいなのでは
なかったかと思う。11歳か。まだ>>12で書いてる頃だな。
その年の年末だと思うのだが、俺は会社の忘年会か何かのビンゴ大会でムービーカメラを手に入れた。
低機能の安物だったと思うが動物園巡りに重宝した。
家電製品には造詣が深いほうだと思うのだが、当時ムービーは結婚して子供が生まれたら、その成長
記を撮るものって先入観が俺の中を占めていていて、購入を検討したことは一度もなかったが、その貰
い物を使ううちに不満が出てきて、自力で買い直したのは春過ぎだったから半年も経っていなかったこと
になるな。
姪っ子はスチルと違ってムービーを撮られるのはあまり好んではいなかったようだが、被写体の殆どは
彼女が占めるようになっていった。
ムービー動画を見直して気付くことだが、人の見ているものというのはかなり主体的というか、見つめて
いないものは殆ど情報として入ってきていないが、ムービー動画は画面のすべての情報が並列化してい
るので、いろんなことを後から気付かせてくれる。
被写体の殆どが姪っ子なのだから、自ずとそれは姪っ子についてのことになる。 あと、深夜に独りで視聴するってスタイルが多くなるから、やはり“そういう”方面に興味が向かってしまう。
先のブラの話が前フリだということになるが、割と線は細めなのに、確かに姪っ子は胸が大きかった。
左右があまり離れていないから余計に普段目立たないのだろう。
父親が娘を見る視点をさらに客観的にして、そこへアイドルを見るファン心理を加え、微妙な道徳観に遮
られながら少しはエロくも見る。
そういう状況だったというより、そんな時期に差し掛かってきていたのかもれない。
姪っ子の左胸のホクロについて、それを見た日のことから書き始めようと書いて(>>10)から、まだ全然到
達できていないな・・・。
一応順調に時間を追って書いて行けてはいるのだが。 年が明けて正月、急転直下というか元嫁の両親が俺たちに暇があるのなら来いと言っていると聞かされた。
元嫁の両親はつまり姪っ子の祖父母だ。
「ユウも一緒だから軽い気持ちでいいでしょ」と嫁は言うのだが、俺としてはとうとう来るべきものがきたか・・・
といった感じ。
正月休みの最終日を選んで伺った。
車で行ったのは酒を断るためでもある。
何かを予感しているのか、耳あてなど着けたユウ(姪っ子)は目を輝かせている。
「私がビデオ撮ろうか」
おやめなさい!
もうおせちが終わって当然か、やや豪勢めだが普段の食事が並ぶ中、それなりにかしこまった挨拶をする。
ユウがウケてゲラゲラと声を上げて笑う。
何となく将来的に一緒になるってことを交際の条件として出された形になって、それを飲んだ体になった。
俺は一滴も飲まなかったが、元嫁はつぶれる程に酔った
それが何かを物語るのだろうが、この場ではまあいいとする。
熟睡しそうな酔っぱらいは後部座席に押し込んで、姪っ子が初めてかな、助手席に座った。
案の定、車内が暖まってくると元嫁は眠ってしまった。
姪っ子がいなければ実家なのだから置いてくればいいのだが俺ひとりでユウを送り届けるのは少し躊躇われ
て、役には立たないが形だけの付き添いとして元嫁を積み込んだってわけだ。 「ふふ、寝てる寝てる」そう言って姪っ子が笑う。不敵な笑みなんだろうなと想像するが車内は暗くて実際
には確認できない。
「遠回りしよ。行って欲しいとこがある」
義姉にメール連絡はしたようだったが、少しならいいかと思って従った。
何分か走って指示に従って車を止める。
「ここここ、ここにバレエで通ってた」
俺の知らないユウの情報だった。
「・・・やめちゃったんだけど、続けてたほうがよかったかな」
それに答えないでいると「ねえ、どう思う」とさらに迫って来たので「そりゃあまあ継続はナントカなりって言う
しな」と濁した。
「バレエ続けてたら撮って欲しかったな、ビデオ。・・・撮ってくれる?あ、くれてた?」
「撮るよ。体育館(暗めの室内の意)だったトランポリンはデジカメ(スチル)で失敗したからなあ。ビデオ持っ
てたらもっと上手く撮れただろうし」
その時は日曜に義兄が用事で来られないので代わりに撮影要員として駆り出されたのだが、ひょっとした
らこの時が真の、ユウ&義姉との初めての顔合わせだったかもしれない。
甥っ子ですらまだ聞き分けができないほど幼くて、じっと見学しておれないガキだったので、かなり前か。
義姉がビデオを回していたから俺がどうのってこともなかったのだろうが、ひょっとしたら義姉はそういう撮
影的なことが、ド下手だったのかもしれない。 そろそろ気が済んだかなと思った時に姪っ子がかなりの勢いでダウンジャケットだかのファスナーを下ろし
た。音が出るのを控えるとかそういう配慮の全く感じられない、ぶっきらぼうな行動だった。
「あたし、もうこんなのしてるんですよ、へへ」
ユウが自分のことを「あたし」という時は要注意。(何の事前エピソードも書いてなくて唐突で恐縮だが)
何かアルファベット列が赤でプリントされたグレーのトレーナーの首を広げた先に見えているのは水色の縁
どりの付いた下着、ブラだった。
それよりも何よりも、ちゃんと谷間が形成されているのが驚きだったし、布地とのほぼ境目にある大きめの
ホクロがやけに目について、いい大人が狼狽えるのを隠す意図もあって「おっぱいにホクロ」などと口走っ
てしまった。
「ハートになってるよ」
アニメか何かで胸にハート形のホクロのあるキャラがいるらしいが、動物園のキリンにハート形の模様のあ
る個体がいて、それを探し出したら恋愛関連のご利益が・・・からの応用と見るのが可能性大か。
どれどれ?と俺が顔を近付けるのとユウがルームランプのスイッチに手を伸ばすのタイミングが重なって、
あやうくキスみたいになりかけて慌てて顔をよけた先に熟睡元嫁のだらけた顔。
ほぼ真円に近いホクロではあったが2時の方向に肌色の部分があって、そのおかげでハートとも見えなくも
ないような、ちょっと苦しいような・・・。
その流れのままゆっくりと車を発進できたので事なきを得た。
ははぁショッピングモールみたいなところで一度俺だけがのけ者にされたことがあったが、この“大人下着”
のためだったか・・・。
「今も続けてたらよかったのはトランポリンのほうかな」みたいなことを言いかけてやめたのを覚えている。
それはちょっとゲス過ぎだな。 その夜はなんだかちょっと興奮して、姪っ子を送り届けた後に元嫁が「今夜はアンタのとこに泊まるわ」と
言うので持ち帰ったら部屋の中はものすごく冷えていて、一旦我に返ったのだが、車に忘れ物をして取りに
行って帰ってきたら、ベッドの元嫁が妙に艶かしくて、我慢できなくなってパンツを膝まで下げて、両足を、
足首かな?を担ぐ格好で、俺もズボンは中途まで下ろしただけでペニスを開放したら、見る間に我慢汁が滲
んできて、それを塗りつけてすぐさま挿入した。
締め自慢の元嫁もさすがにこの時はどうしようもなかったようで、接合部を覗いたらちょっと湯気が立って
いて、元嫁は「いやいや」と言って(これはシャワーを浴びて洗っていないから、の意か)俺の腕を掴んで押
しのけようと初めはしていたが、やがて力が抜けてあんあんと鳴き始めた。
俺はなんだか、初めてセックスで主導権を握れたような気もして、加えて、もう避妊も必要ないかとまで飛
躍して、最後は膣内で射精してしまった。
さすがに元嫁も酔いが覚めたようで、バスルームに駆け込んで行ったが、戻ってきたら激怒?と思ったら、
「今のでデキてたら春には入籍ってことになるよ」とだけ言って、また先に寝てしまった。
横道にそれたが、結局その日の中出しで妊娠には至らず。
春になったら一番先に俺が歳を取る。
一か月遅れでユウの誕生日が来て、27と12か。
合同で誕生会みたいのをして、三脚立ててビデオ回した覚えがあるが義兄の取り仕切る行事を真似ただけみ
たいになって大して面白こともなかったが、姪っ子が指折りながら「二人にも赤ちゃんができたら誕生日揃
えたらいいよ」みたいなことを言うので、え?人の交尾とか十月十日とか、そいういうのもう理解してる?
と、おののいた記憶が・・・。 この頃だったかな、元嫁が「ユウってもうブラしてるの知ってた?」と聞いてきて「あ・・・そうなん?」と、とぼけ
たのは。
この年は3人でいちばん精力的にあちこちへ出かけた一年だった。
夏にプールか海へ行く計画は、ユウが何かの伝染病に罹ってボツとなったが。
また年が明けて、今度は元嫁&ユウを伴って、こっちの実家へ来てもらった。
高額な年玉を手にしてユウは喜んでいたが、春からは中学生だ。
近頃は赤飯がどうのとはあまり言わなくなったが、元嫁の家は子どもが娘二人だけだったせいのあるのだろ
うが、そういうのはきっちりする家だったようで、そうなると俺にもそろそろ報告があるかな?ちょっとドキドキ
するような複雑な心境があって、見た目はもう女子高生って言ったら言い過ぎか、中2ぐらいには充分に間違
うほどだった。
これは駅の改札を抜ける時にピヨピヨと鳴って、駅員の注目がかなり念入りなことも裏付けになるが俺と元
嫁に中学生の娘がいるように見えるか!と元嫁は少し立腹気味。
「中学生になったら部活なにやるの?」
「う〜ん、バスケかな。バベボール(ユウが使ってた幼児語)かもw」
で、結局はテニス部。
そんなこんなで中学になるとユウも忙しくなって、一緒に遊びに行く回数はめっきり減った。
前乗りお泊りに関しては、確か0になった。
なので春休みに戻してみる。 たいした行き先じゃなかったけれど、新しく届いた制服を見て欲しいってことで前乗り。
金曜の夜に箱に入ったまま持ってきて、順番に風呂に入り、上がり…そのままファッションショーみたいになっ
た。
セーラー服ではなくて紺のブレザーに同色のひだスカート。
地味としか言い様がなかったので「可愛い」と繰り返すほかなかった。
意外に思われるかもしれないが、思えばユウのスカート姿はかなりレアだ。
そのせいか、未だに足の行儀はよいほうではなかった。
気付けばすぐに開いてしまっている。
「明日それ着て行くか?」
「やだよ恥ずい」
深夜に目が覚めたら、また姪っ子が俺の横にいる。
もうだいぶ体が大きくなっいて邪魔というか、ちょっと動いただけで現状以上に触れてしまいそうになる。
目が慣れた先の壁に、持ち込まれた専用のハンガーに制服がかかっていた。
もうこういう生活も終わるのかな、としみじみして布団を直そうとしたら、ユウがお腹を晒していることに気がつ
いた。
父、つまり義兄も義姉もどちらも元は南方系の人種なので色白というわけにはいかない地黒タイプだが、相応
に日本女子の肌の色で、元嫁を基に推察して、正直きれいなピンクってこともなかろうが、やはりちょっとアノ
先が気になった。 まだまだ季節としては寒いし、着衣の乱れを直し、布団をかけてやるだけなのが大人の男の正常だとは分かっ
ていたが、元々姪っ子の体温が高めなことにかこつけて、ちょっとの間、観察してみることにした。
肘のちょっと上に大きめのホクロがあって、そこから生えている毛は少し濃いようだし密度も高い。こんなのオッ
サンと同じじゃじゃないか!年頃になったら気にするんだろうな・・・。
あ、この子って寝る時もブラ外さないんだっけ、留め具がないから普通の肌着の感覚に近いのかも?そんなこ
とにも気付いたり、想像したり。
隠されると覗いてみたくなるのが人情。まあパンツをおろしてどうのって気もないし、普段から姪っ子が裸体を隠
す素振りを見せていないことも後押しして、ちょっと覗くだけなら大丈夫かなどと自分を納得させ、横寝しているT
シャツの、そのめくれ上がった裾に手を伸ばした。
その前に元嫁が眠っているか、それが熟睡の域なのかを目視確認。
キッチン部分の灯りを消し忘れて、というか不慣れな姪っ子がトイレに起きた時に大丈夫なようにと消さないで
おいたのだが、それが幸い味方して、豆球だけでは判りえない情報を伝えてくれる。
今だと、100円ショップを覗けば小指のふた関節ほどのサイズのLEDライトが売ってたりするが、それが当時にも
あったらなあ・・・。
下乳というほどの曲面でもないのだが、それがが覗いているのは、ブラがフィットしていないから、それとも位置
が悪いのか。
どうやら背中を丸めた横寝のせいでたわみが出ているのが原因とは判った。
上になっている左乳ならもっとブラをめくれるに違いないと思った瞬間に元嫁が何か喋ってビクッとしたが寝言。
少しも重力の影響を感じさせないでいて、それでいてそれなりの膨らみがあって先端へ続いていている稜線とい
えるのか、そのバランスは時期としてかなりレアな印象に俺は浸っていた。
このあたりは俺の拙い文では伝わらないか。
流れない弾力のチカラっていうのか、もっと大人になったらたゆたゆのおっぱいに育つのだろうが絶妙の未熟さ
加減に今しかないにプレミアムを感じた。
結局、先は見ずにやめた。
俺の手指は驚く程に冷たいと気付いて、これがもし肌に直に触れてしまったら・・・と思ったのもある。
その時の俺の線引き。自制。 同い年の幼馴染に、いつでもおっぱいを触らせてくれる娘が一人いた。
上半身に限れば自分と同じだったものが少しずつ違っていくドキュメントに日々接していたわけだ。
なので性的な意味合いは今から思い浮かべるほど多くはなかったのだろう。
彼女は小5の3学期に転校していったのだが、その子がずっと俺の近くにいてくれたら、おそらく童貞卒業はもっ
と早かったろう、と少しゲスな思い出も浮かんだことを経験値の紹介として軽く・・・。
その経験があったお陰で姪っ子の乳房に触れずに留まれたのかもしれない。
幼馴染との延長線、追体験と言ったほうがいいか、すぐそばに元嫁がいて、そんなことに浸り切れるほど現実
の状況はメルヘンではなかった。
男を知らない体に確かに興味はあったが、もうちょっと年齢がいってからでいい。
それでもそのあとはやはり元嫁の体は求めた。そばにあるのだから仕方がない。
今回は彼女もユウのことを気にできるほど早くに覚醒して、俺のを世話してくれたりしたが、ユウの存在がどう
しても気になるらしく「口でイってよ」と珍しく言ってきたが、探ってみるともうグショグショに濡れていたので有無
を言わさずに挿入したところ元嫁の反応がいつになく激しくて、最後は、自己申告によるとイったとのことで、そ
のあと腰振りを制限されてしまい止むなく自力を足して口に出した。
それまでは、イキそうと囁かれたことはあったけれど、イったと申告されたのは初めてだった。
すぐに復活したのでまた挿入。
前のあの日と違ってベッドが軋む。
貰い物のパイプベッド、またネジを締め直さねばと思っているうちに元嫁がイって、俺は2回目の射精はせずに
終了。
すぐにズボンを上げてユウを抱き上げてベッドに上げた。
元嫁が余韻に浸っているのが少しシャクだったからでもある。
パジャマ越しではあったけれど、俺の勃起を少し彼女の尻に突き立てたような気もするし、これは後に加わった
妄想ってのが事実なのかもしれない。
元嫁は口の、つまり精液の匂いを姪っ子に嗅がせてはいけないと思ったのか、背を向けてしまった。
これは考え過ぎか。 ミスった。
>>30
加減に今しかないにプレミアムを感じた。・・・・・・×
加減に今しかないプレミアムを感じた。・・・・・・・・○ かなり記憶が怪しい部分に挑戦してみようと思うが、元嫁が、レスが治ったのはユウが泊まるようになったお陰
みたいなことを皮肉めいて口走り、かなり激しい口論になったことがある。
取りようによっては、俺がユウに欲情して、その代償として元嫁を求めたってことにもなるが、それだけはやは
り避けたいと考えた。
姪っ子は「叔父ちゃんと結婚しないんだったら、うちが貰うよw」そんなようなことを元嫁に言って煽ってもいたよ
うで、それが下支えになっている発想ならば捨て置いてもよさそうなものだが、俺としてもムキになるのは核心を
突かれていると思う部分もあったからだろうと思う。
「3年経ったら16か・・・すぐだね」
元嫁の言葉には裏がある。
自分が16で初体験をしたことを暗に自慢というか、さりげなく明かしているのは、その周辺の発言と合わせると
疑いようがなかった。
これは、日頃から俺が、ユウが育ったら元嫁よりも義姉よりもずっといい女になるだろうとか、そういうことを言っ
ていることへの反撃かとも思えた。
これも、まあいいか。
中学のテニス部は練習熱心で、土日といえども姪っ子に暇はなく、以前よりも疎遠になったが、顔を合わせる間
隔が広くなると、こっちとしてはそれだけ成長に驚かされる訳で、それもストレートな感じではなく、日焼けしてい
るせいでコントラストが強調された、隠れた部分や、玄関先に脱ぎ散らかされた臭い靴でさえ、大人への変化を
感じさせた。
ある日、里から米だかの確か農産物が送られきて、義姉のところへ取りに行く用事があった。
わりと頻繁にあることで、たいていは元嫁も同行して、2時間やそこらたわいのない話をしたりするのが常だった
が、その日は俺一人だった。
玄関が開くと見るからに散らかった様子で、扉が閉まらないようにと上がりがまちからバランスを取って手で押さ
えてくれる姪っ子は、汚れた体操着姿で、何度か車へと往復する俺は彼女の胸のすぐ下をすり抜けるような形に
なって、姪っ子が何を勘違いしたのか「腋?・・・ちゃんと抜いてるよ」と笑った。
半袖から俺が脇を覗き込んだように見えたのか。
「ユウ一人だけど、上がる?」
そう言いながら腕まくりをして脇を見せてくる。
抜き残しを見ろということだった。 ひょっとしたら力こぶを自慢したい部分もあるのかもしれないが相手は女の子なのでそのへんは微妙だ。
「テニスってそんなに汚れるかい?」
俺としては話をそらしたつもりだった。
「臭う?」そう言って姪っ子は腋に当たっていた部分をねじり寄せて匂いを嗅いだ。
最初玄関に入った時に、てっきり甥っ子の靴からだと思って、話の掴みみたいな扱いで鼻をつまんでみせたのだが、
それが尾を引いたか。
「いや、大丈夫」
「汚れるのはね、トンボとか色々あるんすよ」とおどける。
姪っ子は中学に入ってからショートカットにしている。部活の決まりなのかもしれない。
「ショートの髪型もだんだん似合うようになってきた」
照れ隠しなのか半笑いの表情を見せる姪っ子。
「大人の毛の話だけど、そういうのってカミソリで剃らないのか?」
おおよそこんなような不用意な俺の一言が彼女のこだわりに火をつけたのかもしれない。
あるいは、ひとりの男の意見として、中学生ととは言え腋毛の手入れができていないのはダメだ、と受け取られた
のかもしれない。
『大人の毛』の部分にはノってこなかった。
「剃るとか怖い怖い。そんなのはウチひとりででっけん(できない)」
「他の同級生とかは?」
もう腋毛が生えていて当然という流れになっている。
「みんな抜いてるんと違うかな。そんなは話せんけどな」
タメ口が可愛い時期だ、と俺は感じていた。
首をコキコキと鳴らしながら歩く後について、こんな耳だっけか・・・と不思議に思った。
義姉も元嫁とも似ていない部分の新発見だった。
リビングには音声がやけに小さくテレビが点いていて、見るというよりは静けさを紛らわせるアイテムのように思えた。
「最近一人多いの?」と俺。
散らかったものをどけて座れる場所を作った。
「だいたいお兄ちゃんいるけどね。今日は彼女の家行ってる」
へえ、甥っ子にもう彼女がいるのか・・・。それは聞いてなかったな。
姪っ子はボックスソファ一の上だけをキレイに片付けてくれて、そこへ座れと促した。
俺が触りかけた場所から下着のような物が見えたように思えたが、姪の扱い方からして、それは義姉の物に違いな
かった。 義姉はパートへ出る、というか元の職場に上手く復帰してから部屋の散らかり方が酷くなった気がする。新築の家なの
にこれでは台無しだ。
元嫁も姉妹なのだから似たものなのかな?と、そんな危惧に近い想像がふと頭に浮かんだが、姪っ子の次の行動が
俺にそんなことを考えている余裕を与えなかった。
膝枕というか、もう股間に近い部分に頭を突っ込んできて、仰向けだからいろんな意味でセーフ・・・というか、もう腋の
毛の抜き残しにしか思考が向かない様子だった。
姪っ子は、まぁここまで日に焼けて大丈夫なのかと思うほどに真っ黒になっていて、それにも増して肩の筋肉が発達し
ているのが目を引くというか、本人もそれがかなりの自慢らしく誇らしげに見せてくるのだが、すればするほどぞんざい
に扱われるブラの肩紐が気になって、それは紐というよりサポーターのベルト部と表したほうが適切に思えるが、こうい
ういわゆるスポーツブラというものに接した経験がないので、それなりに興味が湧いた。
手渡される毛抜き、見ると小テーブルにいくつも転がっている。
思いのほかしっかりとした毛に驚いたが、抜き残しは大した本数ではなかった。
抜く瞬間に毛抜きを持つ手と違うほうの手の指で毛の生えている部分の周囲を強めに押し拡げることを指示され、その
押す痛みがあることによって毛を抜く時の痛みが緩和されるというかごまかされるというか、文章にするとまどろっこしい
が、腋から胸に通じる筋の部分を押せば、普通ならブラジャーと肌に隙間ができようものだと思うのだが、スポーツブラ
はフィットする追従力が半端なくて、ただただその焼け残りの白さに目を奪われるばかり。
作業が無言になって、甥っ子の彼女の話に持っていったほうがいいかなと思った時、姪っ子は片方の腋がもう終了した
と解したのか不意に向き替えをして、結果彼女の乳房の感触が俺の膝にいきなり来た。 元嫁が言うには中学の頃に、姉と一緒の時に俺と出くわしたことがあるらしい。
元嫁と義姉は確か7つ違いだったから、義姉はもう二十歳を越えていたことになる。
あの巨乳が子どもを産む前からだったのか、ミルクタンクとして発達したのか知る機会だったのに、残念ながら俺には記憶
が残っていない。
出くわしたという認識も当時からなかったので、これは仕方がないか。
腋の抜き残し処理が済むと姪っ子は俺の手から毛抜きを取って、今度はスネの毛の手入れを始めた。
もう俺の膝にいる必要はないと思うが、そのまま離れない。
ボウっとしていると、私を見ていろとばかりに俺の毛を抜くいたずらを仕掛けてくる。
そろそろ俺はそわそわとし始めていた。
ここの主の勤務体系を俺は詳しくは知らない。
だが夜勤があるってことは何となく聞いて知っていて、そうなったらいつ帰ってきてもいいことになり、こんな場面に踏み
込まれたらどう言い訳をしてよいものか・・・。
俺の車は荷物を積み込んだ後にコインパーキングに移しておいた。
姪っ子が乗り込んできてそうしろと言ったからだが、長居して食事を呼ばれたりもしたことがあったが、それはあくまでも
元嫁が一緒にいる時のことだった。
コインパーキングのメーターがそろそろ上がるからと理由をつけて姪っ子の体をどける。
女らしく柔らかく育ってきた部分とスポーツで鍛えられた筋肉質が混在していて不思議な感触のある体躯だった。
外に出ると腕を組もうとしてくるので、それは何とか拒んで(頭を鷲掴みにして力比べのように遠ざけつつ)並んで歩く。
ご近所の目が怖い。小学校の頃ならば腕にぶら下がったりまとわりついていたりしても微笑ましいだけかもしれないが、も
う中学生なのだし、遠目には大人の男女に見えてもおかしくないほどだろう。
道すがらどんな会話をしたかは全く覚えていないが、料金を機械に投入している間に姪っ子はキーレスでドアロックを解除
することを要求して、解錠すると勝手に車に乗り込んでしまった。 記憶が残っていないが金曜の夜だったのか、荷物の搬入がしやすいようにと駐車スペースには頭から突っ込んでいて、バッ
クで出す必要があった。
ちょうど出ようとするタイミングで新たにコインパーキングに入ってくる車があって、それを目で追っていて、ちょっとボンヤリ
する瞬間があって、姪っ子が何か言ったのを聞き逃した。
ややこしいタイミングだったのでしばらくスルーして、パーキングから公道へ出る境目のところで一旦車を停めた。
姪っ子はそこで車から降りるものだとばかり俺は思っていた。ドアはまだロックしていない。
再び家の前まで送ろうと思ったのかもしれないが、そのあたりももう記憶にない。
そうだ、家の前にまで帰ったけれど姪っ子がすぐに降りなくて、そうこうするうちに隣人が犬の散歩から帰ってきて、知らぬ
他人が助手席側をする抜けると想定していなかった、つまり俺にはその散歩オヤジが隣人かどうか初め判らず、それでも
助手席の側を抜けていこうとするのを俺が嫌って車を出したのは覚えている。
一つの住宅街から出る交差点の所で俺だけが歩いてくるユウの父親、つまりは義兄に気付いた。
で、とっさに逆方向への一般道に合流してしまった。
「ユウ携帯持ってたっけ?ヨウコ(元嫁)にいつごろ帰るかメールできいてみて」
そう言って俺は繕った。
「持ってるけど置いてきた」
「そっか・・・・」
「・・・で、行ってもいいの?」と姪っ子。
「ん??」
「叔父ちゃんの家じゃん」
部屋と言わないところがまだ子どもという印象を持たせる。
「え?うち来たって叔母ちゃんもおらんが」
軽く流したが、俺も元嫁も当時「叔父ちゃん、叔母ちゃん」呼ばわりに抵抗はなかった。
考えたら結婚もまだしていないわけだからおかしいと言えばそうなのだが、甥や姪にとっては叔母の恋人なのだから叔父で
もいいだろうし、知らない人であっても「おじさん」か「おにいさん」には違いないわけで。 殆どが偶然なのだが車は俺の部屋に向かっている。
「じゃあ(携帯渡すから元嫁に)きいてくれ、そろそろ帰るのかって」
姪っ子が電話で話しているうちに大きな交差点に差し掛かって、ここを越えたら流れの速いバイパス道に乗ってしまうので
そのままユウを帰すとしてもそこそこのドライブにはなりそうだった。
元嫁は実はもう仕事はとうに終えていて、友達と会っているとのことだった。
切り上げることもできるようなニュアンスだったが、こっちに呼びつけるほどの理由は浮かばなかった。
じゃあ姪っ子をよろしくみたいな伝言で終わったらしいのだが、ちょっとどういうことなのか・・・?
元嫁も荷物のことはあらかじめ知っているが、俺の車にユウが同乗してる経緯や理由については想像が及ばないだろう。
しばらくすると「デートみたいやな」と姪っ子が煽ってきた。
「いえいえ、子守っすわ」と俺も応戦する。
やがて高速道路のインターの近くに来た。
何軒ものラブホが建ち並んでいて、間違いなく姪っ子はそれをそれなり理解して眺めているように思えた。
当時の俺は喫煙者でタバコでごまかしたのかもしれないが、甥も姪もタバコの煙は嫌うほうだし、加えて新築の家に引越し
てからは当然のことのように室内は禁煙だった。
なのでタバコに逃げることはできなかったかもしれない。
その頃だったか、元嫁が極端に吸う量を減らしたので、義姉以下姪っ子も、さては妊娠の可能性あり?みたいな詮索をす
ることもあったが、姪っ子が「でも叔父ちゃん次第やしな」などと微妙なことを述べ、「あーうちも将来子ども産むんかな」など
と独り言で締めくくったようだが、なんだかんだ言って姪っ子は俺たちの結婚を煽っているのだろう、と俺は理解することに
していた。
かつての元嫁がそうだったように、子供など生まれて、それを構いたいのかもしれない、と、その時の俺は思っていた。
姪っ子の俺たちへの煽りについては、すでに最初のほうに書いていたな。
ユウがスポーツ系女子になる前のおませさんだった頃の話。 「15分で家に戻るけど」と元嫁からメールが届いた。
姪っ子がまだ俺の携帯を持っていて、メールは読み上げてくれたように記憶している。
なるほど、最寄りの駅前にいたわけか。
時間がハッキリしているということは、もうバスに乗ろうとしている可能性が高い。
このまま迎えに行っても行き違いになる公算も強い。
荷物荷物と書いているが、里といってもそれは義兄の両親からの届け物で、まあ元嫁の実家に最終的には届けるわけだが、
そもそもおすそ分けなのかもしれず、俺から見たら元嫁とたとえ結婚した段階であっても義兄の両親なんてのは、もう他人
以外の何者でもなく、元嫁の両親が車で動く人たちではないから俺が代わりを務めているだけで、考えたらちょっと変な橋
渡しのようにも思うが、ユウにとっては肉親なのだから、その運搬には付き添うほうが理屈としては自然とも思え・・・・??
つまりは、元嫁の両親は長女の旦那の里から送られてきたことに対して、本人に礼を述べる前にその孫に礼を、と。
まあどのみち俺は元嫁の実家へ行くわけである。
一般的にも、こういうのは好き好んでとはなかなかいかないわけで、そう言う意味においては姪っ子がいてくれたら助かる部
分もあるのは間違いがなかった。
荷物だけ置いてとっとと帰ってもよさそうなものだが、そう思わなかったことからも、この日が週末だったのだろうという根拠に
なる。
この時元嫁は連れて行っただろうか?もうこのあたりグダグダでモラルとかそういうのは言える立場ではなかったんだろうなと
思えた。
裏返せば「うちの娘のこと、責任はとってくれるんだろうな、ええ?」みたいな状況だと素になって考えてみると、もう俺は追い
詰められてるなあ、と自虐笑いしか出ない。
バス停の近くに書店があるからそこで待てばいいかと俺は結論付け、黙って向かう。
ユウが窓の外ばかりを見て、変におとなしくなっていたのを覚えている。 なんだか読ませる文章だな、
違った意味で楽しんでいる自分がいるw バス停の近くに書店があるからそこで待てばいいかと俺は結論付け、黙って向かう。
ユウが窓の外ばかりを見て、変におとなしくなっていたのを覚えている。
叔母を待ち伏せようとの案を出したのは姪っ子だった。
元嫁が原付バイクで帰ってくる可能性もあったので、ひょっとして空振りに終わるかもと思いつつ店舗前に広がる駐車場の中程に
車を停めた。
姪っ子がスルスルと車から降りて店内へ駆けていく。
一応許可の伺いは聞こえたけれど、言葉と同時に駆け出していたのでなし崩し。
記憶があるわけではないのだが、俺はそこでタバコに火をつけたのだろうな。
タバコはもう何年も前にやめたので、もう少しも実感として思い浮かべることができない。
ユウは驚く程早く帰ってきた。
おそらくコミックの新刊か何かを確認しただけなのだろう。
助手席ドアを全開にして嘘咳を盛大にやってみせたような、これはまた別の日のことだったような・・・。
書店に来る客はまばらで、従って駐車場もガラガラだった。
元嫁がやって来るであろう方向と逆に車を向けると、車道側が姪っ子になった。
「ねえねえ、車の中でチューとかしてたんでしょ?」
実際にはこれほど唐突に尋ねられたわけではないが、そこへの流れまでは思い出せない。 「するわけがない」
「うそばっか!」
言いながらふざけて抱きついてくるのを「あ、(元嫁が)来た!」などと言って初めは動きを止めさせることができたが、そう何回
もは通用しない。
そのうちエスカレートしてきて、頬や耳にキスをしてくるので、客がまばらとはいっても書店と大通りの間にある駐車場である、
当然人目もあるだろうし、外へ出てかわそうとも思ったが、あいにくシートベルトは外しておらず、ちょっとビビらせてやろうかと
思い付き、俺は迫ってくる姪っ子の唇を首を動かして口で受けた。
驚いてユウが咄嗟に逃げるに違いないと思っていたが実際の反応は違っていた。
ピッタリとというか、少し斜にして真正面から唇を寄せてきたのはむしろ姪っ子のほうで、可動空間の少ない俺はどこへも逃げ
ることができず、さらにそして俺の両の唇を割ってユウの舌が強引に入ってきた。
もちろんキスを知っての動きではなかったが、力技でねじ込んできて上前歯の裏を少しなぞってから俺の舌に絡んできて、とに
かくどんどん唾液を吸い取っていく。
これはイケナイと俺に思わせた最初はタバコ臭のことだった。
義姉と姪っ子が結構激しめのスキンシップをすることはかねてから知っていて、今夜この後もしそうなったら「あんたタバコ臭い
わよ」となってしまうのではないか?
それでなくても「タバコ苦っ」と離れるなり訴えたのは姪っ子で、その場を取り繕うことよりも、誰かが見ていなかったかを確認す
ることよりも、とにかく匂いを消すのが当時の俺は先だと考えたらしく、車を出て書店に入り、レジで飴を買ったのは昨日のこと
のようにハッキリと覚えている。
確かハイチュウだったように思うのだが、もどかしくパッケージを剥いて、車に着くなりすぐに一粒を姪っ子の口に放り込んだ。
「ったく、どこで覚えてくるんだよ・・・」
勢いで俺も一粒口に放り込んだが、これはこれでまた変か。
もう仕方がない。
元嫁が来たら同じ飴の匂いをさせながらニヤニヤ二人して笑うしか手はなさそうだ。 ハイチュウの時も確かあったが、その夜は違ったな、メントスかその類似品。
結局、元嫁の待ち伏せは失敗に終わった。
それどころか、向こうから、今帰ってきたんだけど、ユウと一緒?
こんな感じのメールが来た。
どういうわけかこちらの動きは概ね把握されている。
急いで元嫁の実家、というか姪っ子の母方祖父母宅へ向かった。
車社会に対応していないごちゃごちゃした町並みの中心部にそこは位置していて、とりあえず家の前で姪っ子を下ろして、俺はその
まま車を停車しておける表通りにまで出た。
電話は不可、とだけこちらからメールで先手を打ったつもり。
私も晩ご飯まだだから3人で食べ行く?とすぐに返信。
まあ色々とユウの親に了解が取れているのなら拒む理由もなしということでこちらの場所を教えて来てもらった。
荷物を届けるという本来の用事がすんでいないが、嫁の実家の周辺はまだ人通りが多めで後回しにしようとなった。
今度は当たり前のことのように後部座席に乗り込む姪っ子。この手の対応で頭の回転は速そうだと再確認。やや変わってはいるが、
彼女はバカじゃない。
だが逆にそれで今後どう出てくるのか、気が気ではなかった。
レストランでは、姪っ子は時折変な目配せをしてくるだけで、さっきの車中のことに関しては何ら匂わせもしなかった。
当たり前と言えばそうだが、ホッとしたのは確か。
実家へ着くと、荷物と共にこのままおやすみなさいだと元嫁は言った。
姪っ子には、前に乗りなよ、と助手席を勧め、反応した姪っ子は俺を見てニヤッと笑った。
差し出した手はアメを出せという、あてつけ?
以後「アメ」というやつが俺たちの秘密の共有を象徴するアイテムとなった。
姪っ子は立て続けにいくつもアメを舐め続けたが、それは最終的にひと箱がからになるほどで、その魂胆は後にわかる。
俺もひとつは食べたかな、それ以後は全部を姪っ子に渡したと記憶している。
姪っ子の家、つまり義姉宅には自転車とガレージに車が入っていることで両親の帰宅が判った。
向かいのお宅がよく車を横付けにしていることが多いのだが、その夜はなくて、助手席のドアがストレスなく開くスペースを取って停め
ることができた。 かつてはピッタリと寄せて停めて長居をすることもあったが、そんなこんなで最近はコインパーキングに停めることにしているの
だが、元嫁を連れてこなかったので、その必要はなかった。
ピンポンを押して誰か呼び出せば馳走の礼を求めているようにもなる気がして、黙って姪っ子を送り出してドアが閉まったらすぐ
発車しようと思っていた。そういうのは元嫁と義姉の間で電話なりメールなりで済ませればよいことだと考えた。
こちらとしても荷物の礼が必要なわけで、とにかく面倒だった。
気配に気付かれないようにと即座にエンジンは切ったのだが、姪っ子が耳をかせと言うので顔を寄せると、実はちょっとは予想し
ていたのだが案の定、頭を抱えられて唇を押し付けられた。
もう舌は入れさせまいと頑張ったが、入ってきたのはアメ。
なるほどそういうことだったのかと少し感心する手際。
そこまでは俺も予想していなかったが、何かやらかしてくるとは想定していたので、車の位置は玄関からは直接見えない位置にず
らしておいて正解だった。
この日以降、俺が姪っ子に精神的優位に立たれただけではなく、とてつもない弱みを握られたような立場に陥ったのは言うまでも
ない。
興味津々の年頃だったのだろう、姪っ子は以降キス魔になった。
それは同級生に対してでも発揮されているらしく、誰々君とチューしたら胸触られた。ちょっと強くて痛かった、あのバカ。
こんなことも言い出して、やめなさいと言えばその代償として俺が求められるわけで、まあそのうち飽きるだろうと楽観的に考える
時もあったが、そうは頻繁にチャンス、俺にとっては危機か、が巡ってくるわけでないというプレミア感?が後押ししたのか一向に
その気配はなかった。
もう30を迎えようというのに、俺は何をしていることやら・・・・・。
年が明けるとラストイヤーというのか、女というのはどうしても20代と30代では雲底の違いがあるとか何とか言って、あからさまに
入籍だけでもと口にするようになった。
まさか姪っ子が裏で暗躍していた、つまり元嫁とグルだったとは流石に発想が突飛すぎて妄想が過ぎるか。
「方法は内緒だけど後押ししたげる」みたいなことならありえなくもない?
とにかく、姪っ子の行動が何だかそれに連動してる疑いみたいなものは完全には消えなかった。 やがて義姉が、姪っ子が時折させているミントの匂いと俺を紐付けするようになってきて、もうどうにも身動きができなくなって、うち
で元嫁と姪っ子の合同誕生会みたいなことをした時に、じゃあ今度俺の両親に引き合わせるよってことになって、姪っ子は当たり前
のことのように自分も行くと言い出して、俺としては、もう秘密の遊びは終わりだよ、との宣言みたいな意味も込めたつもりだったの
だが、通じたのかどうなのか・・・・・。
なぜだか、じゃあまず車を買い換えようって話になって(新共有の第1号?)、休日の夕方は3人でディーラーを巡る日が続いた。
つまりは俺の部屋で姪っ子が部活の汗を流して着替えたりするパターンも多くなって、やっぱり小学生の頃と変わらず裸のまま出て
きたりして元嫁はその度に注意するし俺だってオーバーアクションで目をそらしたが、もう何というか・・・。
スポーツブラから普通のブラに着け換えるだなと変なところに納得したり。
年頃として、それには実は大した意味もなくて、女として元嫁と張り合う気持ちがあっただけ、というのが本心かもしれない。
姪っ子を俺の実家行に同行させたのは正解だった。
時期はずれの年玉を貰った姪っ子は上機嫌で“おかあさん”って年よりもずっと若く見えるねとか、含みがあるのかないのかもうさっ
ぱり判別できない状況になってきていた。
これはもう俺の両親は元嫁よりも姪っ子のほうが気に入ったかもしれない首尾だった。
車選びにかまけたのは失敗だった。新居探しが難航して見つからぬまま元嫁の設定したリミットが近づいてきた。
元々双方とも式などを挙げる気はなかったのだが、俺の両親に引き合わせた時も話題の大半は、入籍だけするから婚姻届に署名し
てくれと頼んだりする話だった。
仕事では旧姓で行こうかな?とかそれでいて呑気なことも元嫁は言っている。
絶対出来ちゃった結婚になると思ってたと姪っ子は主張し、俺に限ってそんなことは絶対ないと義姉は弁護?に回ってくれる。
今子供出来たらマズいのよね、とは元嫁。
仕事優先なら30どうのになんかこだわるなよ!とは俺の心の声。
結局は、当初は別居婚というか通い婚というか、そんなことになった。 元嫁の立場からすると、いつでも誰はばかることなく泊まりに来れる形で、ひょっとしたらそれが彼女の理想系だったのかもと思
うこともあったが、俺には違和感があった。
またレスになりそうな気配もあったが、情けない話だが姪っ子に向けてはならない性欲の矛先、代用にしていた部分がこれっぽっ
ちもなかったかと問われれば嘘になり、そのことには今でも懺悔しかない。
妊娠させてしまえば先が開けるかという根拠のない思いも確かにあった。
子作りを積極的に推奨するのは誰でもない姪っ子だった。
代わりに産んであげようか?と耳元で囁くこともあったが、そんなことに30近い男が耳を貸してはいけない!と強く念じて自制。
確かその年の夏前だったと思うのだが、夜にジャージ姿にリュックという出で立ちでフラフラしている姪っ子ほか3名を拾った。
実はもうひとりいたのだが、新しいほうの車だったか古いほうだったか、あまり記憶にないのだが、とにかく車には定員というのが
あると察してくれて、一番家が近い子は乗らずに歩いて帰ってくれた。
これなら当たり前のように姪っ子が助手席に乗り込んできても拒めない。
かなり久し振りの事態だが二人きりではないし何ら臆する部分はなくて安堵。
姪っ子の友だちはどの子も幼い感じで、一人は小学生に見えるほどだった。
こうやって間近に比べてみると、ボーイッシュな髪型をしているってだけで、姪っ子は同世代ではかなり大人びた感じに育ってい
るように思えた。
一人ずつ送り届ける。ありがとうございましたーっ!の声が気持ちいい。
林間とかそういうたぐいの行事か、泊まりがけの校外学習の帰りに同じ部の仲間で集ったらしい。、
俺も終始無言ってわけではなく、少女たちから問われれば快く対応したのだが、叔父さんて、結婚してるのに奥さんとは別々に住
でいるんですね、などと指摘され、どこまで喋っとんじゃー姪のヤツ!と驚いたが、冷静を装って、確か、色々あるんですよ、みた
いに答えたかな。
その質問の子が一番チビの子で、姪を除くと最後に送り届けた娘だった。
「今日は人通りが多いなあ」独り言めかして牽制しておく。もう姪っ子の家のすぐそばまで来た。
「へへ、浮気厳禁か」みたいに返されたような気がする。この時だっか少し怪しいが真意はどういうつもりなんだか・・・。 拍子抜けっていうのも変だが姪っ子はすんなりと降りてくれて、なぜかVサイン(ピース?)で見送られた。
別れて3分もしないうちにメールの着信音が鳴った。
あ、マナーモードってすぐ忘れるよなと頭を掻くだけで携帯は見ない。
もう法律は変わっていたのかどうなのか、姪っ子に違いないとは思ったが、信号待ちで後部座席を見ても忘れ物らしきは見当たら
なかったので携帯は帰り着くまで開かず。
帰っても元嫁はいないはずだし。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
今日はありがと!
定員オーバーで乗らなかった子いたでしょ、あの子彼氏いて、もう処女じゃないんだよ
色々話聞きまくりw
じゃあね
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
だいたいはこんな感じの本文だったと思う。
(店員を定員と間違えることはあっても、その逆はないな)
タイトルは“ミサについて”とか、ちょっとおふざけモードには違いない。
乗らなかった子・・・・・??
暗かったし顔までは思い浮かばないが、背は低め?姪っ子のよく言うボンキュボンッだったようにも思うし、長身にそぐわぬ巨乳も
浮かぶが、もうこれは付け足した妄想の域の可能性が高い。
「そっかー中2ってそんなもんかー」
考えに考えた結果の返信がこれ。
ちょっと煽ってしまったようにも思うが、突きつけてきた現実がそれなのだから仕方がないなと考えた。
何を聞きまくるんだろう・・・・。
俺が中2の時って何してたんだろう・・・。
妹がいてそれなりにエロにも目覚めていたはずだが、同時にザリガニ釣りなんかをする幼稚な面もあったような・・・。
ザリガニ釣りについてなぜ覚えているかと言うと、定期考査で早く帰れた時に友人たちと誰言い出したともなくザリガニ釣りにでか
け、それがなぜか若い女担任の耳に入ってしまった。 その時の仲間内でたまたまだが俺が一番成績がよくて、女教師の癇に障る部分が元々俺にあったのかもしれないが、試験の成績の芳
しくなかった一人に、俺なんかと付き合ってはいけないみたいなことを命じ、俺としては試験中に遊び回ったことに対して叱るのであれば
成績の如何に関わらず全員を呼んで注意すればよいのにと女教師の陰険さに立腹し、仲間を募ってちょっとしたボイコットみたいな行
動に出た。
すぐさま俺たちは屈強な体育教師に体育館で正座させれたが、理由を話すと体育教師は俺の言うことが正しかろうとの理解してくれ、
結果として俺たちは勝利し、女教師から謝罪されたのだが、このことは他クラスだった元嫁の耳には入らなかったらしい。
部活動も義務の範囲でだけしか行わなかった俺の唯一の武勇伝なのに・・・・。
と笑い話は置いておいて。
妹のことが出たので少し書いておくが、役所への婚姻届の提出より確か後に、俺の両親と俺と元嫁と妹と妹の婚約(中?)者の6人で会食
する席が設けられた。
料理は豆腐懐石だったかな、湯葉なんかを掬って食べた記憶が残っている。
妹は3つ下、この点で甥・姪と年齢差が一つ違うものの構成は同じだ。
通しで見たらちょいポチャの印象が強いかな。
小学校の低学年の頃は病弱で線の細い感じだったが、高学年頃からはみるみる育って、社交的で活発な女子に変貌した。
ルックスやタイプは有名人で言うと、少しマイナーになってしまって申し訳ないが吉谷彩子という女優に似ていて、そこへ竹内結子の風味
を加味した感じかな、俺と同じ高校を出てからは専門学校に進んで看護師になった。
同じ高校に通ったといっても、同時に在籍した期間はないので、悪友たちが、お前の妹見てきたぞ!なかなか可愛いじゃん、みたいな
ことにはならなかったが、妹と家で遭遇した数少ない連中の評価は悪くはなかった。
奴らは妹や親が不在だと、すぐに妹の下着を探そうとしたりするバカどもで、当然のことながら彼女などいるはずもなかった。
あと、妹って存在に憬れを抱き過ぎ、夢見すぎ。
奴らにはさすがに話せない、妹の無茶なエピソードを一つ。
俺が高1で妹が中1だった時のことだと思われるのだが、妹が突然部屋に入ってきて、
「あー生理鬱陶しい。なんで女なんかに生まれたんだろ。お兄ちゃん代わってよ!」 こんな感じにまくし立てて、暑い夏の一幕だと想像に容易いが、そんなことを言われてもこっちとしてもどうすることもできないよ、と平静を
保ちつつ胸中は頭を抱えたくなる気持ちが一杯で、先の話に戻るが妹がいることを羨ましがる悪友たちにこういう場面をこそ見せてやり
たいなどと俺は考えていた。
まあまあ下行ってクーラーの涼しい風にでも当たって・・・てな感じになだめたような。
当時うちには犬がいたが気配を察したのか遠巻きに眺めているだけで寄ってもこない。
麦茶などを入れてやって、男だってそういうのは女に負けてない・・・・。
この後に無駄撃ちをどうのみたいなことが浮かんだが口にするのははばかられた。
ちょっと似たことをオブラートに包んで語ったかな?
が、そこには妹のほうから思わぬ追求があった。
「習ったんだよね、それってマスターベーションのことなんでしょ?あんなの気持ちいいだけって聞きますけどね」
(誰にだよ!)とツッコミたかったがこらえて呑んだ。
上手く言えないがこういうところは姪っ子に似てる気がする。
「自然の摂理じゃん。リッキー(犬のこと)だって腰振ってることあるけど、あれはあれで結構切ない」
結局無駄撃ちとほぼ同じ意味なのだが、それぐらいは返さないと俺としても収まらない。
このあたりは流れの順序が記憶としてちょっと怪しい。
自分の名前が会話に出たことはよく理解できているらしく犬が首を上げる。
妹は肛門絞りが得意だが、たまに犬の腹の下のほうをさすってピンクのペニスを露出させたりしていることを俺は知っている。
家族のいる前ではやらないようなので、いけないことをしている自覚はあるに違いない。
さらに切ない。こういうことを妹というか、絶対に少女がしてはいけない。・・・・と俺は思う!
思い切って諭してみるか。
「お前、リッキーのチンコさすったりしてるだろ?」
妹はすぐに顔色を変えたが臆することなく返してきた。
「だって、あれはリッキーが私のアソコを嗅いでくるんだもん。だからお仕置き」
人の場合は発情ってわけではないのだろうが、人のメスの生理かなにかを犬は嗅ぎ分けるのか。
「じゃあ人間のオスだってお仕置きみたいなもんだろ」
我ながら理屈にはなっていないとわかっていた。
が、即座に返さないといけないとの思いがあってとりあえず言ってみた。 その後にも売り言葉に買い言葉みたいな応酬が少しあって、全部を再現することはできないのだが、最終的に、私(妹)の鬱陶しさを
追体験(実体験?)するために今ここでマスターベーションしてみせてよ!ってことになってしまった。
俺もちょっと引き下がれなくなって、ここじゃ嫌だけど自分の部屋ならいいと受けて、実際には逃げるように階段を昇った。
兄とはいえ、施錠できないからとはいえ、生殖能力のある男のテリトリーなんだから、ビビって付いてこないのでは?と俺は考えた。
あ、リッキーがなぜか起きて付いてくる。
そのせいかどうなのか、妹も普通にあとに続いてくる。
俺だけが恥部を晒すのは嫌だね。
あと、あくまでも繊細なイマジネーションの世界なんだから、こんな流れではとてもじゃないけどできない。
そんな感じに俺は主張して拒んだ。
自分の言ったことよりも他者の言ってことのほうがよく覚えてるな。
犬を構いながら妹はしばし沈黙した。
「一緒にお風呂入ってたのいつまでだっけ?」
「小3か小4じゃね?」
(俺が初めて勃起を経験するまで)心の声。
別に妹に勃起したわけではなかったが女の裸を見たりすると勃起することを知って俺から風呂は避けた。
もちろん妹だけじゃなく母親もだ。
「上脱ぐ?下脱ぐ?胸はそんなにないし下は生理だし」
何かそのデリカシーがないというか雑な物言いにイラっと来た。
「全然ダメじゃん。血とか無理だし」
「怖いの?」
「ああ怖いよ」
「傷口じゃないんだし」
(傷口みたいなもんだろ)
犬が早々に退却した。
後に続けよ!と俺は思った。 「じゃあ、また今度にするからね」
捨てゼリフのようだが、もう意味がわからない。
友よ、妹なんて所詮はこんなものです。
最終的には厄介な存在でしかありませんよ。
が、翌日夜だったかから妹は上機嫌になって、母親並みに世話を焼いてくれるようになった。
あまりに気味が悪いので母親に聞いてみたところ、同級生に告白されたとのこと。聞けば妹の全部が好きなんだだそうで・・・・。
(匂いか、リッキーだな中坊は・・・)
とりあえずこれで助かったな、と思った。
そういう方面のことはよその子としてるほうが少なくとも実兄とよりは健全だ。
が、俺は甘かった。
夏休みはまだまだ続く。
時間のことはあまり関係がないか。
「ねえねえ、あれどうなったの?精子出してくれるのって」
表現がより露骨になっている。
「告白されたんだろ?その同級生君といずれなるようになるっしょ?付き合うんじゃないの?断ったの?」
告白にどう答えたかは母親から聞いていない。
今回は犬の援護(?)はない。
暑くて、ちょっと朦朧としてた日だったような気もする、とやや自己弁護。
「生理じゃないっていってもあんな場所、シャワーとかしてないだろ?」
ちょっと高圧的に出てみた。
「私がここ(俺の部屋)にいるから先にお兄ちゃんが入ってきてよ」
(俺がかよ、必要あるか?)
それは口には出さず、おうよ!とだけ答えた。
今さらもう実の妹に何ら恥じることもない。
ズル剥けにはなっていないが、それなりにちゃんと機能するし、悪友たちと比べて極端に小さいってこともなかった。
そういう面では、むしろ勃起時のほうが男を誇れるかもしれないし、いずれは例の中坊と比べられるかもしれないが今日明日ってことも
ないだろう。
「あんたのチンポ、うちの兄ちゃんより小さい」ってケナシは成立するかもしれないが、その逆はどうでもいいだろう。 その気マンマンってわけでもないのに裸になってバスルームに入ったら勃起してしまった。
いつもつるんでる奴らは童貞ばかりだが、全クラス総動員したら童貞でない者も大勢いるんだろうなと思ったら、とりえず知識だけでも
前に進むのは悪くないなどと都合のいい風にばかり解釈し、シャワーの温度を落として収める努力をした。
理屈を巡らせていると冷たい水をかけるまでもなく萎えてきて、慌てて念入りに洗ってみた。
妹はどういうつもりなのだろうか。
全裸でピンと立って、ハイおしまい!ってことはまさかないだろうが、男と違って尻の穴やら他の恥部も全部晒してしまうのになあ、と
思ったらだいぶ気持ちが楽になって、鼻歌も出たような気がする。
結局頭も洗ってしまったのでフェイスタオルを2枚使って髪と体を拭いて、トランクスだけはいて部屋に戻ると妹の姿はなくて、また犬が
いた。
妹と違ってあまりリッキーを自分の部屋に入れたことはないのだが、当たり前のことのような顔をして軽く尻尾を振ったりしている。
「お姉ちゃんはよ?」
妹もリッキーにとっては姉になる立場だ。
触らずに見つめていると犬はハァハァと言うばかり。
わざとらしくバタンと大きな音をさせ、これはアピールプレイか、あー今バスルームに入ったんだなと妹が知らしめた気がした。
犬も妹が連れてきたのだろう。やや抵抗はあるが、彼は本能を隠すことがないのでこちらが恥じる理由もないかと自分を納得させた。
階段を上がってくる妹は気配を消して静かだった。
俺にはわからなかったが、それでも犬はごまかせない。
じゃれかかろうとするのを妹は無言で、ジェスチャーだけで制した。
妹は体にバスタオルを巻いてはいるものの、その縦幅はギリギリ隠せるか隠せないかといったサイズで、狙ったわけでもないのだろうが、
動きが何だか怪しい。
立っていると威圧感があるかと配慮して学習机にセットされてるイスに座って、とりあえずは背を向けてみた。
使うか使わないかは別として、一応はベッドの上はキレイにしておいたつもりで、妹が腰かけるかと思ったら、そのまま体全体を預けてし
まったようだ。これは立てた音で判った。 犬がピィーと甘え声を出したのに俺は反応してしまって、そっちを見てしまったのだが、先に妹が、静かに!と制したので俺にすることは
残らなかった。交互に見る中、ほんの数歩の距離だが歩み寄ると、ベッドの縁から見下ろす形になった。
近くが足で向こうが顔だ。
こういう時、やっぱ男のほうが先に勃起させてそれを見せたほうがいいのかな?AVだと女がフェラをして勃起させるパターンが多いが、そ
れは当てはまらないしな。
トランクスの中に手を入れてみてさすると、俺のはすぐに反応して、ゴムのところからちょっと顔をのぞかせた。
人形劇なんかをめかしたつもりはなかったのだが、ちょっと滑稽に思えた。
「コンニチワー」とか、声色を使って笑わせにかかったほうがいいかなとも思ったが、あまり妹がこっちを見ていないこともあってやめて
おいた。これは正解だったろう。
それでもチラチラとは見てくるので、もうゴムの部分をベロっと下ろして茎のほとんどを外へ出した。
「ほらよ」ぐらいは言ったかな?
妹とは少しだけ斜の位置に膝をついたら、思いのほか深く沈んでかなり慌てたのをよく覚えている。
俺とは遠いほうに膝を流して妹が上半身を起こし、もう一瞬アソコが見えた気もするがうろたえず騒がず、まずは膝までトランクスをおろ
したように思う。
妹が尻を浮かせて尺を取るように近づいてきて俺の両膝を挟むような位置に足を置いたので、おいおいそこまでするかよと少し動揺した
が懸命にその気配は隠した。
バスタオルは胸腹を隠しているだけで、もうあの部分は脚は広げていないというだけでほとんど全て晒しているようなものだった。
男女の性器の間隔が、これから結合するかのような位置取りになってしまって、実はたぶん二人して驚愕したとは思う。
かなり慌てて俺は立ち上がり、クッションが弾んでバランスを失うのを避けるためにか妹が両足の置き位置を離した。
膝は閉じているものの、またさらに性器は俺に晒した形になった。
あ、ティッシュを!と思ってベッドを迂回して戻ると、タイミングを合わせるようにして妹がバスタオルを勢いよく剥ぎ、同時に膝を開いた。 どういう体勢になったらいいのか答えがわからない。
絶対条件として、妹の体には触れちゃいけないとそれだけを考えてシミュレーションしてみるも、どうも上手くいかない。
焦れたのか妹のほうが立ってしまって、トンとベッドからおりてあたりを見回した。
「そこ座ろうか?」妹があごで指し示したのは俺の机だった。
もっと幼い頃は本棚やらいろいろと塔になっていたが、当時は平机状態だったと思う。
お伺いのはずなのに肩にバスタオルをかけた妹はずんずん進んで俺をかわし、あらかじめ考えていたかのような手順のよさで何枚かに
畳んだバスタオルを机に敷いて、そこへクルッと回りながら腰をおろした。
イスを引いてどけたのは俺だったが、それをまた寄せたらいいのか、のけ置いたほうがいいのかは判りかねた。
「いつも座ってしてるの?」
(直接的に言うんだな)
改めてそう言われてみるとすぐには思い浮かばない。
「ベッドかな・・・・」
「そのほうがいい?」
「いや・・・任せる」
「ここのほうがよく見えるでしょ、私のが」
女のほうがいざという時は度胸が据わっている。
俺のほうは何度か萎えかけて、その度にちょこっとさするのが格好悪かったが、男子たるもの女の裸体を前にしてしぼむとは失礼千万!
と思うところもあって勃起を維持することに尽力した。
俺のイスの座面には薄い座布団が敷いてあって、そこへ直に尻穴が触れるのは・・・と思ったので完全にはトランクスを脱がず、つまりは
最初の頃のように戻して座ってからキャスターの助けを借りて机に近づいた。
妹が手を伸ばしてデスクライトのスイッチを入れたが、光源を背にしているの役には立たない。
「横に向くわ」
そう言った妹は右足をイスの肘置きに乗せてから少し体をひねった。
そのまま反対の膝を低い位置に持ってくると、固定式でもデスクライトの光が肝心なところにようやく届いた。
ただこの姿勢は妹の左足に負担がかかるようで、して!と言われるままに始めるたら、すぐに限界が来たのか、俺が右手で抱えるように
なったり、しまいには肩に担いだりして、つまりは肌と肌とを合わせる形になってわりとすぐに俺は果てた。 精液のほとんどは卓上にドクドクと落ち着いたが、一部は妹の左腿に飛んだ。
「熱い・・・」
「ごめん」
「無理なんだよね、タイミング」
妹が指で机の上に溜まったほうの精液に触れる。
まだ爪を伸ばしてない幼い指が印象に残っている。
「やめろよ」
俺はまずティッシュで妹の指をぬぐい、腿をぬぐい、最後に新たに何枚も抜いて束にして机をぬぐった。
射精の時は中腰になってしまっていたがチンポをぬぐってさりげなくしまってからイスに座り直すと、今度のほうがさっきより間近に妹
のあの部分が迫って、また新たに血液が俺のに送り込まれ始めたのを感じた。
言えば、もう終わったのにも関わらず妹は大胆に局部を晒したままで、それは性器に意識が行っていないというか、普通過ぎて、男には
何と無駄なものが付いていてと思わせるほどだった。
俺も精神的は少し余裕ができて、ああこれがクリトリスか、基本構造は亀頭のあたりと同じなんだな、と平常時から包皮から少し露出し
ているタイプらしい妹のを観察していた。
13かそこらなのだから当たり前かもしれないが、日本人とはいえまだ色素の沈着は少なくて美しい色をしているし、左右が対称であるべ
きものはキチンとそう揃っているし、なにより陰毛が局部の左右やその後ろのほうにはまだ(?)なく、割れ目の始まるあたりにしかない
ようで、それもビジュアルとしての美しさを強調するかのようだった。
ヒクヒクと開き閉まりを繰り返しているのは膣口ではなく尿道口らしく、え、こんなところにこんなふうに?と驚くような納得するような・・・。
クリトリスから裾を拡げたような小陰唇の弧がちょうど膨らんだあたりの間に俺の知識としては膣があるはずなのだがうねったピンクの
肉が少し盛り上がっているばかりで全容は掴めなかった。
かと言って指やらで触れるのはためらわれたし許可も得ていないので先へは進めず、さてどうやって終わるのかこの場面は、と思い出し
て、そうだ胸は全然見ていないと思って視線をずらしたら、そこで妹と目が合った。
ここで大袈裟にうろたえて焦って・・・と多分お互いにそう思ったのだろうが、きっかけとして最大限に利用してそそくさと離れた。
犬は終始おとなしくしいたようでバスタオルを巻き直した妹に頭を撫でられて、それはちょっと安堵の表情を見せたようにも見えた。 「あ兄ちゃんのが私のココに入っても赤ちゃんってできるのかな?」
「・・・・・」
どうもあらかじめ用意していたセリフ臭い感じがした。
「お風呂の(お湯の)中に出したりしないでよね!じゃあサンキュ」
そう言って妹は犬とともに駆け出して行った。
俺はというと、すぐさまベッドに横になってチンポを出し、さっきの映像を呼び起こしながらヌルヌルにやや閉口しつつ二発目を。
もっともっと幼い頃、確か俺から言い出して性器を見せ合った記憶もあったが、当時の俺は幼くて未完成ながら奥へ奥へと続いてい
る?もしくは口みたいに内臓的などこかへつながっている女性器に恐怖し、二度目はなかったのだが、今度のはどうなるだろう。
まあ俺から求めることはもうないだろうが、それはイメージ(記憶)が延々と使い回せるからで、同時にこれっきりじゃないとヤバイよな
との危惧も確かにあって、その後、親にどんな顔をしたか、妹にしばらく経つまではどう対応したろうかと思い浮かべようとしても何も
出てこなかった。
その後、俺と妹はおそろしく自然で、そう思いながらもお互い気を遣っているのか、前のような小さないさかいも皆無になった。
とりわけ夜の風呂の譲り合いはやりすぎ感が出てしまってヤバいかもと思わせたが後に引くのも=遠慮ではないので難しい。
互いに腫れ物に触るような雰囲気がどうしても消せずに冬服の季節に変わってしまった。
帰宅したら妹が一人ソファの背もたれに手をついて妙に遠い位置から尻を突き出すような格好をしてテレビを見ていることがあった。
何となく誘ってる?っていう予感があって、やや距離を置いて俺も腕組などしながらテレビのほうを見つつ、それでいてもちろんテレビ
の内容なんか少しも入ってこなくて、チラチラと妹のほうを見ていると、片方ずつ足を跳ね上げたりしているのだが、制服のスカートの
下に何もはいていないことが何回目かでようやく判って、そうなると俺のほうは何だか白けてしまって二階へ上がったのだが、妹はつ
いては来なかった。
暫くしてバタンと大きな音がして、おそらく玄関のドアだろう、ちょっと覗いたら犬の気配もないので散歩に行ったのだろうと思われた。 俺はまた思い起こしてオナニーをして机の上に広げたティッシュに出した。
男は便利にできている。
抜いた後でふと思って下におりて洗濯機を開けてみた。
あいつ、ノーパンで出かけていったのかな・・・・?
俺の学校では、新年度からブルマーを廃止するだのどうのと話題になっていたような気がする。
学年ごとにエンジ・ミドリ・コンと色分けされていたな。
今になって思えば、もうちょっと首を突っ込んでおいてもよかったネタかもしれない。
エロ関連ばかりをピックアップすると変な感じだが、俺の周囲に「やった」話は相変わらずなかったし、それでいて校内にはやりまくって
いるだろうカップルも確実に存在するのも事実なわけで、そういう意味で社会の縮図としては成り立っていたのかな。もう元嫁は俺のこと
を観察している瞬間があったのだろうか。
家に帰ると、母親が妹について俺に探りを入れてきたりする。
「お母さんのいない間に男の子とか連れて来てない?」
「アイツなら隠さんでしょ」
それは、俺だったら隠すけどって含みを持たせたような気もするが、母親はそこに少しも反応せず。
女同士なんだから聞きゃいいでしょ、そこは・・・。
「質問!」
ある日そう言いながら断りもなく妹が俺の部屋に入ってきた。
春休みに入ったところだったような、梅雨前だったような・・・。
「男ってやっぱ中学生でもヤリたいもんなの?」
えらく直球で・・・。
「・・・逆に妊娠とかまだ考えんだろうからそれしか考えてないかもしれん」
セックスでする射精とオナニーでする射精の違いまでこだわりがないだろうって意味を伝えたかったがうまく言えそうにはなかった。
中学生男子なら個人差で射精すら知らない場合もあるだろう。
もう中2か、女子で生理まだって子は少ないだろうが精通の他人事をそういえば気にしたことがない。
高校になるとタレントの誰で抜いただの語るように自然となったが、それがいつまでさかのぼれるかときかれれば怪しい。
「やらせてくれって言われたらヤルのか?」
捧げるのかよ?と言いかけて慌てて言い換えた。やる=与える、と、やる=するが掛かっていて我ながらニヤリとしたかもしれない。
「頼まれたりっていうか頼んでくるタイプじゃないだろうけど、あ、ヤられるかもって思うことはある」 「そういう空気になりそうになっても、どうにかこうにか押し退けて避けてるわけか」
「すぐ泣きそうなるからかも」
「お前がか。・・・・・泣くよなうことなら、まあやめとけよ」
「お兄ちゃんに見せた時とはだいぶ違うわ。あいつドサクサで触ってくるし」
去年の夏のことか、それとももっと前の日のことなのか・・・。
ドサクサってなんだろう。キスのことなのか。
「周りの女子の友達はよ?」
「私がいちばん先頭走ってるし」
「けど一線越えるってなったら、そんな場所はないでしょ?ラブホとかさすがに・・・」
「お金あったらいくかもしれんけど、まあ無理か。うん。あいつの家はお母さんいつもいる。それでもちょっとはするけど・・・」
「・・・ほんじゃありがとな」
妹はたいして役にも立たない兄に慇懃に礼を述べておりていった。
兄貴を残して妹はどんどん先へと進んでいくようだ。
俺がいる時に家に連れてきたらいい、みたいなこともつい口走ってしまった気がする。
(会話の再現が巧くいかなくてイラつくな)
嫌だったら声上げてくれたら空気読んで助けに行ってやるみたいなことも言った気がするが果たして実際にうまくいくだろうか。
言った後で実際に来たらどうしよ、と俺は後悔していた。
もう互いに携帯は持っていたと思う。
頻繁に連絡を取り合う兄妹ではなかったがつながっていることには違いがなかった。
あの夏の日から一年が経ったのかな、妹が彼氏を家に連れてくる前に、あの日の再現が先に来た。
午前中から誰もいなくなって、不意に現れた妹が、シャワー浴びたら?私はもう浴びたけど、みたいなことを言ってきて、俺はにわかには
反応できずにいると、さも当たり前のことのようにヒョイとバスタオルを渡され、さあ通れよとばかりに道を開けられた。
そう言う妹は艶かしくノーブラでTシャツを着ているらしく、先端が突き出していて、長く伸びた裾の下は下着だけのようだった。
言われるままに階段を下りた俺は、今振り返るとその真偽が判るはずと想像に易かったが、勇気が及ばず。
裸になってみてシャワーを当ててみても勃起すらしない。
なんなのだこれは?としか浮かんでこない。 なぜか今日は犬も絡んでこない。
浴室から出ると、こっち、との声がして、それはリビングからだった。
後ろからのアングルの一人ソファに妹が座っているのが見えた。
俺は犬の姿を探した。テーブルの下かもしれない。俺からは見えなかった。
なぜだか、妹が裸なんじゃないかとの予感があって、それは正解だった。
バスタオルを敷いた一人ソファに妹は全裸で座っていた。
犬はそれをテーブルの下から見てはいるが近寄っては行かない。おそらく命じられたに違いない。
俺は可能な限り事務的にスタスタと歩み寄って、回り込んで、そして犬に視線を送った。
ヤツが俺からは目をそらす。
「見る?」
「・・・・・」
「見てよ」
妹が肘置きの外へ足を投げ出した。
局部が全開になって、それをさらに指で押し拡げる妹。
なんだか理科の実験みたいでエロさはさほど感じず、勃起もせず、言われるままに妹の前にしゃがみこんだ。
妹の中指と薬指が何度も滑りながら小陰唇の外側を引きずって、それでも膣口の付近はたいして変化を見せない。
尿道口とクリ亀頭はヒクヒクと動くこともあったが、やがて妹のどちらかの人差し指がクリを刺激すると、ぐちゃぐちゃにした膣の辺りの
ひだの所から涎がひとしずく流れてアヌスを迂回してタオルに吸い込まれた。
分泌液ではなく染み込んでいたシャワーの湯の残りだったのかもしれない。
だがその涎は俺のを反応させ、今の姿勢が辛くなった。それで片膝をつくとさらに妹に近くなった。
一年前なのか、あの日は割れ目の始まりをコンパスの中心にした感じに円を描いて小さく生えていただけの陰毛は逆三角というかむしろ
V字に揃っていて、それよりもなにもよりも胸が、乳房が大きくなったのが印象深かった。0に近かった乳房のセックスアピールが一気に
増していて、目を奪われる。
当時の俺の目には、もう大人の女の体に思えた。
くびれはわかりづらいが尻というか腰も大きくなったように思えた。
妹はクリ亀頭と包皮の境目への刺激を続けていて、時折切なげに息を吐いた。
私もオナニーできる年になったよ、とのアピールなのかどうなのか。 俺もこのまま自分のモノを誇るように開放してしまうと、流れで挿入にまでいたってしまうかもと畏れ、時折腿に沿うように押しやった。
「舐めて」
そう言って妹がもう一段尻を前に進めて迫ってきた。
こうなったらやらねばなるまい!
俺は吸い込まれるように顔を寄せて夢中で舌を突っ込んだ。
妹の腰が浮いてグイグイと押しながらグラインドをする。
張りのあるクリトリスの部分と何層にも折り重なってやわい膣口の、このあたり全部がひょっとして処女膜の周辺なのか…は感触だけで
明確に探り分けることができた。
とにかく奥からは次々と湧いて出てくるのがわかって、それを俺は無我夢中で掬い続けた。
「あ、ダメ!」
そう制されて離れると、もどかしそうに妹が尻を下ろすなり今度は顔を寄せてきて、俺のトランクスのゴムを左右に大きく開いてからスル
リと下げ、間髪いれずに俺のペニスに吸い付いてきた。
くんずほぐれつのせめぎあう瞬間があって、今度は俺の体がソファに沈んだ。
射精してはならないとの思いは最大限に働いたが、手は無意識に妹の乳房を探っていた。
乳房への力の入れ具合で射精のタイミングを伝える方法の元祖はここにあったか!
我ながらの発明に恥じ入りつつ、しかししばらくしてたまらずに射精した。 妹がダァーっと洗面所に駆けて行って、犬もさすがに今度は反射して後を追う。
普段俺自身棄てているものを飲めとまでは言えないが、やはり少しは傷つく瞬間ではある。
せめてティッシュに出すなり・・・・・。
俺はそのまま自室に逃げた。
すぐさま追っかけでメールが来たが、読んで忘れたのか読まずに消去したのか、どちらにせよメールが来たってことを覚えているだけであとは
全てさっぱり忘れてしまった。
今になって当時の妹の彼氏との付き合いやらいろいろと加味して想像するには、処女でなくなったってことが外見というか、そういう前戯的な段
階で判るのかどうかを兄である俺を使って試した?ってのが第一候補。
付随して、もう女になったよ、との自負心とアピール?
まあそんなこんなで、あと4、5名は経験人数有りのふつつかな妹ですが、末永くよしなに、と詫びるような祈るような懇願するような。
妹も、実はおそらく本音の部分で配偶者としては医者を捕まえたかったのだろうが、寄る年波、医療用品の営業マンで妥協したのか、他に俺
に理解できない良い部分が、旦那さんになる人に備わっているのかどうなのか・・・。
とにかく幸せに!と締めくくる。
で、ここまで長々と書いたのは俺のスキルというか経験値の積み重ねの危ない第一歩でした。 高1だった俺はまだしも中1の妹が携帯を持っていたなんて、やはり親父の仕事の関係で持てていたのかもしれない。
かつては親方日の丸で、官舎とは言わないのかな、正確には公社社宅か、平たく言えば見た目団地なのだが、妹にはそこに住んでいた記憶すらも
う殆どないという。
妹が携帯よりもたまごっち、あるいはたまごっちを搭載したPHS(改めて今調べた)が欲しかったと言っていたのをチラッと覚えている。
携帯は少なくとも俺にとっては日常や学校で無用の長物だった。
禁止すらされていなかったと思うが周囲の奴で持っている者はいなかったと思う。
2000年代になって一気に普及したと思うが、その点で物心ついた時から携帯があって当たり前の世界が広がっていた姪っ子と俺とでは年齢差以上
の世代格差があるかもしれない。
そこへゆとり教育への移行も絡んでくるから、もっとややこしい。
バレンタインというのは残酷な行事だ。
両親が中学の頃にはもう当たり前の行事だったというから、歴史はもうかなりのものだ。
クラス全員ではないだろうから有志と呼ぶべきか、女子のグループからいくつか(&変な含み笑いをしつつの妹も)貰える程度の高校生活だったが、
いつもつるんでいる仲間にはそれにすら入れてもらえない最下層も二人いて、そのうちの一人はそれに奮起したのかどうなのか、テレビ番組の制作
会社に入って、女の子のタレントと仕事をしたりしてよく話は聞いたが、先日、元アイドル(?無名だと思う)の子と結婚して、そういう面では出世頭と言っ
ていいのか、まあ大逆転と言って問題はないだろうと思っている。
高1後半のバレンタインはこんな感じで終わったが、翌年は違った。
あーやれやれ日曜と重なってやり過ごしたか、と皆で思っていたが放課後にミドリジャージのちっこいのが教室の入口に3名やってきた。
去年卒業した(が、バイトではまだ一緒)憧れの先輩と同じカラーなのですぐに一年生だと判った。
濡れると色変わりが目立つので特に不評のグリーンだ。
もうじき3年だが帰宅部の俺は「先輩!」などと呼ばれることが日ごろなくて、それが気恥ずかしかった。
知らぬチビどもに連れられて中庭か食堂の脇かに連れて行かれ、そこでもう一人が現れて告られる形になった。 俺を連れ出した3名はワァ〜とか言いながら駆けていった。
そこで初めて、携帯が役に立ったと実感した気がする。
「俺、携帯持ってるから。今は家に置いてるけど」などと言ってメモを渡す。
3人にも増して彼女はチビだった。
有名人で似た人は浮かばないが、雰囲気としては生野アナに少し似ている。
俺の周囲のヤツらは可愛いと言ってくれるが、あまり俺の好みではなかった。
来る者拒まず、と言ったら失礼だが、はっきりと断らなかったのでうやむやなままに付き合いが始まったが、俺にはそろそろ受験生という逃げ道が
あった。
95年の災害復旧応援から2000年問題対応にかけて、親父は仕事人としての最大の繁忙期だったのではないかな、と思う。
その結果なのか、母親はパートと趣味で必要以上に時間を埋めた。
放ったらかしにされた俺たち兄妹にはいい迷惑だが、そのお陰で料理やらそれなりにできるようになったという側面もある。
犬の世話はほとんど妹に託されたが、これはあいつが拾ってきた犬なのだから仕方がなかろう。
打ち合わせをしたわけではなかったのだが、あうんの呼吸というのか、俺たちは上手いこと互いの彼氏彼女を家に連れ込んでいた。
携帯というツールの助けも大きい。
妹から時折テニスボール大に丸めたティッシュの塊の処分を頼まれることがあった。
中身は想像に容易いが、俺は犬の散歩の途中にでも棄てればいいのにとは思っていたが口にはしなかった。
過去の危ない遊びに関しての引け目があったからだ。
俺は自室以外でそういうことをしなかったが妹はそこいらじゅうで行っていたようだ。
風呂(シャワー)を使うのもあいつらだけ。
そうなると、微かでも仮性気味なのは色々とまずくなってきて、夏休みまでには完全露出と相成った。
ミウは初めてと言っていたが少しも処女っぽいところがなくて、そのせいもあってか俺が飽きてくるのも早かった。
野外でクチュクチュとおざなりに弄ってやって、後はまるで立ち小便のように口に射精ってことも何回かあった。
ひどいことをしているなとも思うことがあったが、彼女がそれを望むので無下には断らなかった。
夏期講習、まあゼミだが、その帰りに家の近くで待っていて、遅くまで開いているスーパーの男子トイレで抜かれることもあった。 浮気防止などと彼女は笑ったが、その目はちょっと怖かった。
ちょっと鬱陶しくなってきた。
面倒だなとも思えてきた。
着けていないふりをして「あ、出そう」とビビらせると、中がキュッと締まるのでたまにそう言って遊んでいたが、だんだん通用しなくなって、一
度本当に着けずに挿入してマジでイキそうになった時があって、その時に久しぶりに例の反射があって中に少し出してしまったことがあった。
妊娠って事態がリアルに迫ってきて、ちょっとしたEDになって、加えて、これは受験に関してだが今年はもうクリスマスどころじゃないみたいな
ことが何度か続くうちに自然消滅的に二人とも冷めた。
ミウのほうは「覚めた」のかもしれない。
俺と元嫁は同じ大学に入ったわけではなかった。
コンパみたいな会で再開(?)したってわけでもなく、いつの間にか向こうから接近してきていた。
今となっては、俺ではなく俺が入った大学を愛したのかも、と思える。
偶然だがもうひとりヨウコってのがいて、そいつは中学の頃の同級生だと言って近付いてきたが、すぐに嘘と判っても口は合わせた。
大学で初めてできた友人がそいつを気に入ったからだ。
友人への遠慮もあって、もうひとりのヨウコとはさして進展しなかった。
この頃も今となって思えばちょっとしたモテ期と言えたのかもしれない。あくまで大学のブランドで、だろうが。 実は元カノのミウが2年遅れで入学してくるのだが、それを書いていたらまた大変なことになるので悶着はバッサリ省く。
変な言い方だが、この時の彼女の存在のお陰で元嫁と続いたって側面も確かにあると言える、とだけ。
「エッチから始まる恋愛ってあると思う?」
元嫁の言葉でいちばんはっきり覚えているセリフで、一番嫌悪するセリフでもある。
元嫁の性技・スキルに関しては最初のほうで書いたので省く。
俺にとってはエロイメージが優先しているのでヌードを晒していたビビン・リーのイメージに、より被るのかもしれない。
書いてから日が経って、もう一か月半に近いか、改めて考えてみると、似てるような似てないような・・・・。
完全に別れていたと言えるレベルの倦怠期が10年の間には3回以上あって、義姉に仲を取り繕ってもらったこともあった。
そのポジション、役目?へも、やがては姪っ子が据わってくることになるといえば俺としても理解がしやすい。
色んな意味で育ってくる姪っ子にとっても、完全に血縁・身内ではないが、まったくの他人ではないという俺の存在は都合がよかっ
たのかもしれない。
ようやくにも新居の目処がついたのは、もう年の瀬が迫った頃だったと思うが、それも先住者が退去する見込みというだけだった。
年度替わりの更新までには何とかしてもらいたいものだと、まるで他人事のように考えていた。
会社からは車通勤がようやく許されて、それまでも完全禁止というわけではなかったが、建前として誰々の代わりにといったユルい
理由付けが必要だったので、これはまあ助かった。
同時に、会社としては決して夜勤とは呼ばないようにしているみたいなのだが、フレックスの超遅番がとうとう俺にも巡ってくるって
布石に違いなく、かつて義兄の夜勤におののいていた俺が、準ずる立場になるとは、ちょっとした皮肉に似て。
まあそっちのほうは新年度からだろうとたかをくくり、というのも予定している新居は駅へのアクセス時間が長くなり、代わりに路線
バスは充実しているのだが、普段乗り付けないものでちょっと抵抗があった。
その点では元嫁が圧倒的に有利だった。 この春は転居ラッシュだった。
旧館と呼ばれていた職場から新棟と呼ばれる建物内へと職場が移転した。
新館と呼ばないのはすでに別に新館が存在したからだと思うが新館と新棟、知らない人には何のことやらわかりづらいだろうとは思う。
各所に点在していた駐車場も一か所に集約された。
これで社内での遍歴と物理的に紐付けされていた形あるものは全て消滅することとなった。
どうせなので書いてみるかw
バイト先に憧れの先輩がいたと書いたが、彼女の知り合い(同級生だった?)、おそらく元彼だと思うのだが、その人が俺と学部まで同
じ先輩でもあって、3年になってすぐだったと思うのだが先輩イクミさんの携帯経由で俺宛に連絡があって、君さ、俺んとこ来る気ない?
みたいな感じで、ほとんどそれだけのやり取りだったのだが、イクミさんの手前、はっきりした態度を示さぬままトントン拍子に話が進ん
だようで、まあグループとしては知らぬ企業でもないし絶対嫌ですと断る理由もなく、やがて知らぬ間にスズキ先輩からは直にメールが
来るようになって「君確定ね。くれぐれも警察の厄介にはならないように」・・・で、後は彼の弁によると形式的なものばかりに終始し、イ
クミ先輩も、人を騙したりはしない男だから、と、こっちからはアドレス無断で教えたでしょ?とも言えぬままうやむやになってしまった。
えらく簡単に書いたが無理はないな、うん、こんなところだ。
スズキ先輩という人は、結局は俺が入社して一年ほどで退社独立してしまったので、ひょっとしたら自分が抜ける頭数を補填するため
に俺に目をつけたのかもしれないが、そんなことはこっちにはどうでもいいことか。
仕事では今でも付き合いがあるから、彼がイクミさんとどうこうならなかっただけでよしとしようか。
当のイクミさんは、ひょっとしたら短大だったのかもしれないが、卒業したはずなのに学卒入社はせずにフリーターとして生きている?
ことには俺としても疑問が常にあった。
彼女は時折アニメキャラみたいな顔だと思う点で山本美月的な雰囲気があると思うが、必ずしも似てはいない。
だいたいいつも消え入るような声でしゃべり、よく咳払いをしていたが実際に痰が絡んでいる様子ではなく癖だと思えた。
分類するなら貧乳のほうだと思うが、そこはどうでもよかった。 全体としての雰囲気が理想に近かった。
私生活は謎に包まれていた、・・・わけでもなく、俺が意図して知らぬように努めていたのだと今改めて思う。
飲食で一緒にバイトをしているという現実も、実は俺としては不本意な部分であり、そのお陰で近くにいられるのに、相変わらず矛盾だ
らけだな俺・・・。
もう俺は4年だったかな、ある夜バイト先の休憩室で二人きりになった。上がりで私服に着替え済みだった彼女は普通ならそのまま裏口
から帰ればよいはずで、わざわざ休憩室に来たんだなということは判った。
「タバコ、まだ吸ってるのね」
(あなたじゃないですか、ボクがタバコを吸うようになった発端を作ったのは!)
この休憩室と女子専用の更衣室の間に簡易的な給湯スペースがあって、主に喫煙を知られたくない女子バイトの喫煙たまり場のような
役割も果たしていたのだが、勤務中の俺はイクミさんに呼び止められてそこへ引っ張り込まれ、これお願いね、と言われて火の点いたま
まのタバコをくわえさせられ、間接キスじゃねーかと思う間もなく、エリア本部長みたいな人の声が聞こえ、これはヤバいと思い真っ直ぐ
進んだ先の男子トイレに駆け込んだのだが、先輩としては俺と反対側、つまり本部長のいるほうへしか行けなかったと言え、これは仕方
のない選択だったろうと擁護に回ったのだが、それから以後休憩室で彼女が俺にタバコを(サラで)くれるようになり、銘柄はキャビンだっ
たかな、やがてこっちからもあげるようになったのだが、その頃にはすっかり俺も喫煙者・・・。
「・・・あたしはね、今日ここでやめるわ。だからあなたにあげる」そう言って半分以上残っている箱をケースから抜いて俺に手渡した。
バイトをやめるに掛けているのかと思ったが、そうではなかった。
「触ってみて・・・」そう言われて手を引かれた先はベージュの柔らかい素材のパンツの腹部で、上着を割って滑り込んだ先は詳しくは俺か
らは見えなかった。
「・・・どう、わかる?」
「・・・・・」
「たぶん妊娠してるはず。今から病院行ってくるわ」
俺が答えるタイミング、隙はなかった。
あったとして、あ、こういうの知ってますよ、便秘ですね?とも言えまい。・・・助かった?
「このこと、人に話すのはあなたが初めて」 聞き様によっては恩着せがましくも聞こえるはずだが、そうは感じず、というか、まあ俺としては奈落の底に突き落とされる現実には近い。
シフトが同じであったら、おそらく産婦人科なのだろうが、俺に同行してほしかったのだろうか?
妊娠の原因を作った当人にも知らせずに病院へ行くということと禁煙を合わせて、これは俺の暴走かもしれないが、たとえ相手の男が認め
なくてもひとりで産む、シングルマザーを選択する意志を示したのかもしれないと感じた。深読みがすぎるか。
まさか憧れているとは言っても23か4の女性が処女だと信じているほど坊やでもなかったろうが、妊娠してるの、と突き付けられる立場も少
なかろうと思い、さすがにどう抗ってもショックは隠せない。
そのままタバコの一本を取って火をつけようとしたものの100円ライターが上手く操作できなかったのを覚えている。
その様を見てイクミ先輩がケースから細いライターを出してつけてくれたのだが、その水商売の女みたいな所作に嫌悪して、一口だけ吸って
すぐに灰皿に押し付けた。妊娠したので(胎児に悪いだろうから)タバコをやめると言っている人の前で吸うのも変だと気付いたってのもある。
「あ、すいません。わからないですよ全然。間違いじゃないんですか?」
「間空けて2回調べたけど、どっちも陽性だった」
そのあとのやりとりは覚えていない。 近々仕事を辞めてしまうのではないかとの思い込みは単に俺の曲解だったが、その日以降のイクミ先輩があまりに普通過ぎて、あれは夢だっ
たんじゃないかと思うほどだった。
禁煙の事実も元から人前で吸う人ではなかったので確認のしようがなかった。
かと言ってスズキ先輩に聞くわけにもいかず、悶々とした日々が一ヶ月ぐらいは続いたかもしれない。
何度か休憩室で二人きりになるチャンスを伺ったが、思いのほか困難だった。
若気の至り以外の何者でもないのだが、元嫁と指輪を交換したことがあって、クリスマスだったかどうだったか、俺から贈ったものも2万もしない
品だったが、彼女が得意げに左手薬指にはめているのはいいとして、俺にはちょっと抵抗があった。
なので普段は極力しないようにしていた。
ある時バイト時に外し忘れていたことがあって、それを運悪くイクミ先輩に見付かってしまった。
イクミ先輩はミウとのややこしいいざこざに関して薄く知ってはいたが、元嫁のことは隠していたので、「あら、魔除け?」などとブラックなツッコミ
を入れてくれたが、同時に一応は俺の味方に付いてくれているとの安心も得た。
「そうなんですよ」と答えた俺も俺だな。
今度は俺がイクミ先輩の左薬指にリングを見付けた。
なんだかんだ言っても幸せな妊娠じゃないのか?との複雑な心境で見つめつつ、継続して機会は伺った。
それは向こうからやってきた。
俺の出勤に合わせて自転車置き場で待ってくれていたようだった。
落ち葉のイメージが残っているので秋か。
俺の誕生日がそのあたりなのだが、それを連想する事象は特にない。
元嫁は就職活動に忙殺されていたと見える。
時折呼び出されてラブホに行く関係だったようにも思うが、こんな書き様では反論を喰らうに違いない。
というのも、いつも支払いで揉めていたイメージがどうしてもあって、といっても払うのが嫌だって主張ではなくてむしろ逆。
五分五分よりは彼女の払う割合が多かった気がするが、券売機で食券を買うのに毛の生えた程度のシステムのところが多かったので、記憶が
薄い。 内容(と呼んでいいのか?)に関しては、ようやく俺が追い上げてきたという印象で、そろそろあっち方面の主導権は俺に代わりつつあったよう
にも思う。
彼女が日々いちばん疲れていた時期だったろうせいもあるか、と今になると想像できる。
年下彼女との悶着は書かないと言ってしまったが、ついでに軽く訳を書いておこう。
一言で言うと元嫁と年下彼女が俺を蚊帳の外にした直談判で決着させてしまったからだ。
女二人が俺を取り合って・・・と言えば自慢のようだが、実情はちょっと違っていて、女同士のプライドの問題というか、それが決着の場面設定
にも表れていると思うのだが。
とにかく、知らぬことは書けない。ただそれだけ。
「それ、薬指ですよね?」そんな感じに言い出したように思う。
「そう」
女ってみな指が反るなあと驚かされるほどにして、手のひらは俺に向けられており、それは表情を隠す意図があったのかどうか。
「彼はね、私がタバコを吸うことは知らないのよ」
そんなことが果たしてある(可能)だろうか、と俺は訝しんだが口には出さない。
店長にも報告したのだろう、イクミ先輩のシフトは見る見る減っていった。
そんな頃になってメールアドレスの交換を持ちかけられた。
もうじき人妻になる(?)人がなぜ?とも思ったが、以前から時折弟が欲しかったみたいな話をしていたので、ようやく認めてもらえたか程度に理
解することにした。
まだ見た目妊婦とは判らない。
他の女子バイトが先輩に対して気遣いをみせていると感じる部分もあったので、もう秘密でもないか、と少し落胆に似た心境。 赤外線通信をそつなくこなしたことに対してイクミ先輩が「そういうタイプじゃないと思ってたわ」と言ったのを明瞭に覚えている。
車での待ち時間にエンジンをかけたままにしてヒーターを効かせていた印象があるので、もう冬か。
「車使えるのなら助けてほしい」こんな感じの思わせぶりともとれるメールが来て、少しためらった後に音声通話でかけてみた。
ためらったのは、元嫁から連絡があるとしたらこの時間帯って時と重なっていたからだった。
イクミ先輩の言うのには、電車やバスでだと少しアクセスに難のある場所へ送ってくれないかというものだった。
辺りは暗いが、夜というほどの時間帯でもない頃だったと思う。
コンビニの駐車場で待ち合わせて、先輩が乗り込む時にちょっとお腹を抱える、かばうような仕草があって、ああやっぱり妊婦なんだなと感じたが、
実際に膨らんでいたとか、そういう物理的なものではなかった。
恐縮しまくりの先輩が後部座席へ。タクシー扱いかw
言われるままに電話番号をナビに入力すると湾岸地域のビルが表示された。
文字としては誰もが知る企業が出ている。
車でだと10分かからない。
正直にその時の気持ちを言うと「タクシーのほうが早いのに・・・」
俺に対して別の用事があるかもって発想はなかった。
遊具があっても、こんな場所に子どもがいて使うわけないだろ、と言いたくなるような立地の公園前で先輩をおろした。
後ろ姿に茶色いマフラーが印象的だったようにも思うが、これもまた上書きされた妄想かもしれない。
結局、もう一本海側の公園沿いに車を停めて待った。
30分かかることはないだろうと聞いていて、もし過ぎたら帰ってくれて構わないとも聞いたが、そうもいかないだろうと思って返事はしなかった。
ボーッとしている瞬間があったのか、車のすぐ後ろでタバコの先を赤く光らせている人が立っていることに気付いて驚いた。
イクミ先輩だった。20分も経っていなかったように思う。
気づかぬ間にすぐそこに立っていることと妊婦なのにタバコを吸っていることと、二重に驚いた。排気ガスだってトラックほどではないものの0で
はなかろう。 窓を開けると先輩は歩み寄ってきた。助手席側にドアを開けるスペースは取っていない。
「中じゃダメでしょ?」これはタバコの可否について。
禁煙車ではないが持ち主である父親はタバコは吸わず、カップホルダーに置くタイプの灰皿は俺自身がいつも持ち込んでいるもので、今日は先輩に
配慮して吸っていないし事前に匂いも消したはずだったからの質問か。
「俺はいいですけどあなたがダメでしょ」頭の中で浮かんだだけで口には出ない。
そのままイクミ先輩は後部座席に乗り込んできた。
今度こそは助手席に!との俺の野望はいともあっけなくついえた。
俺のいる背もたれを掴んだほうが乗り降りはしやすいと言う。
さっきよりもタクシー感は減ったとも思うが縦に並んで乗るのもそれはそれで変な感じがした。
「タクシーみたいに使っちゃってごめんなさいね」
(わかってるんだ・・・・)
まだなお背もたれというかヘッドレストがグイグイと動かされるので、さすがに気になって首を回すと、目の前に先輩の手があって、あ、左手だよな?
と思った薬指に指輪がなかった。
俺を振り向かせてそれを見せるためにグイグイと引っ張っていたのに違いない、と、そこで判った。
「彼とはね、ダメになったのよ」
確かそう言ったと記憶している。 「・・・・これで全部おしまい」
停まったままだといけないような強迫観念みたいなものを感じて俺は車をスタートさせた。
「指輪、返したんですか?」
何か気の利いたことを言わねばと思ったが、これが限界だった。
「そ、受け取ってはもらえなかったけどね」
また顔の横に手のひらが来て、その真ん中に指輪があった。
「窓開けて棄てたりしちゃダメよね?」
「そりゃあ対向車線ですから・・・・」
ピンボケの返しだが、これは“イイ!”と思って言った。
「もうね、無茶苦茶にしたいのよ、なにもかも」
・・・・・それだけで続きがなかった。
先輩にバケツレベルの冷水をぶっかけたり、お腹を強く蹴ったりする絵が浮かぶ。
ダメだ、これは多感な時期を野島伸司に冒されたせいだw
しばらく無為に走っていると先輩が電話番号を読み上げ始めたので、少し待ってもらって信号待ちで改めて一から読み上げてもらってカーナビに
入れた。
そっち方面のホテルだと俺は既知だった。
そこを限定した意味じゃないが、そういうホテルが集まっている高速インターそばの地域だとは知っていた。
「思い出の場所とかいうやつですか?」
言い終わってすぐに陳腐だなあと恥じたが後の祭り。
「まあね、こうやってカード持ってたりするんだしw」
イクミ先輩の後半の笑いにホッとしたのは事実だった。 待てよ、今度は入口でおろして外で待つってわけにはいかないような・・・・。
俺には危惧だったが先輩にとっては一緒に入ることが当然の成り行きだったようだ。
「この車で変なとこ入るなよ」
免許を取った直後か、親父に言われたセリフが浮かんだ。
まあ相応の歳だからそれなりことはするのだろうが下手(妊娠させる)はするなよ、の意だと俺は解釈した。
そうは思いつつ、こんな特殊なゲートをこの車で実際にくぐるのは初めてだった。
元嫁からの連絡でもあれば思いとどまったかもしれないが、この日に限ってそれはなかった。
お腹にもう子供がいるのに終わったというのはどういうことなのだろう。
エレベーターの中でそんなことばかりを考えていた。
ラブホだからといって妊婦とセックスするなんて発想は微塵もなかった。
ここは奢るわ、とは言われたが、つまりそれ以上のご馳走にあずかるとは想像が及ばず。
ここも思い出の部屋ってやつなんだろうな、と心中複雑なことには変わりなく、こうなってみると、もう処女非処女どころか妊婦じゃねーかって
部分が不思議と消えてメンタルな部分ばかりが刺される。
自虐に走り出している自覚はあった。
おどけるべきかシリアスに対応すべきかひたすら考えていた。
状況を俯瞰すると、もうちょっと見た目が妊婦ならなとも思ったが、それはそれで異様で悪趣味な感じがする。
ベッドにバタッと仰向けて倒れ込んだイクミ先輩が言う。その表情を天井の鏡越しに俺は伺った。
「ねえ、妊婦のねメリットってなんだと思う?」
「メリット・・・ですか」
「そう、男から見てのメリット、有利な条件」
「さあ・・・」
変に間を置かず、解らないことは解らないで即答するに限るな、と俺は判断した。 「それを女に言わせる?」
ケラケラと笑いながら先輩はバスルームのほうへ向かうように見えた。
そこはガラス張りでスケスケの、いやらしくて趣味の悪い“バス区画”になっていた。
今度は俺がベッドに、バスルームに背を向けて座った。
(夏でもないのになぜシャワーを使う?)
(かと言って今さら止めるのも変だな)
立って行って、実は灰皿を探したのだが、アッと思ってタバコを吸うのはやめた。
真っ赤なマッサージチェアが異彩を放っていて、そこへ座る。
バスルームのほうを眺めるポジションになったが幸いなことにガラスはすでに曇っていて中は明瞭には見えない。
「ねえ来てよ!」
イクミ先輩がドアから首だけを出した。
何か問題でもあったような口調と思えて急いで向かう。
歩きながら靴下だけ脱いで、ノックののちにドアを開けると「服のままって・・・」との怪訝な表情と全裸があって、やはり膨らんでると言えば
膨らんでるな、お腹などと感心してる場合でもなかった。
「先っちょのところがね、もうちょっと変わってきてて恥ずかしいのは私もよ」
そう言われても乳首の色や乳輪の大きさの微かな変化が俺に分かるはずもない。
あのう、俺剥けてなくて・・・などとおどけて拒めればいいのだが、事実ではないし、まあ勃起してないだけマシかと思って俺は心を決めた。
俺が全裸になって入っていくと、先輩は浴槽に湯を張りながら俺を見上げる形になった。
「シャワー使って」そう言って先輩が栓を締めた。
湯張りとシャワーが両立しないのかどうかは分からぬままだったが、中途半端に溜まった湯の量が裸身を隠すでもなく、生身はそれなりに
寒そうで、その様が妙にエロチックで、俺は自分の体と先輩の体に交互にシャワーを浴びせ、途中「おっぱいイヤン」などとくねられている
うちに大きくなってしまった。
それを見たイクミ先輩が俺の手からシャワーヘッドを奪って狙い撃ちしているうちに「もう入っておいでよ」とこれは雰囲気としては姉口調で
諭されて湯張り一本に絞って先輩の背後から浴槽内に足を踏み入れた。 姉弟ってこういうのものか!ってつい思って・・・んなわけないない、と右手を手首から先パタパタしてしまうのは当時2004年にも感じたことなのか
2016年の今になってみて初めて思ったのかは、もう混沌としてしまって確定的なことは書けない。
そうは言いつつ、やはり当時はさすがにないか、と、そちらが優勢。
家風呂なら体を密着せねば入れないだろうが、ホテルの長いバスタブではそうでもなかったってのもあるだろう。
長い代わりに驚くほど浅いバスタブに湯を張り切るのにどれくらいの時間がかかったろうか。
このあたりの細かい会話までは再現出来かねるが、先輩のほうから「さっきの答え聞いてないわよ」となったのは想像に容易い。
「いやあ・・・」とかとぼけて「わかってるくせに」と返される応酬みたいなのがあったのは間違いない。
イクミ先輩の、思いのほか小さな尻の両外に沿って脚を伸ばし、と、これは彼女に言われたままの行動なのだが、タイミングを合わせてツイっと
先輩が下がってきて、当然勃起してるモノにピタッと背中がひっついて「触っていいわよ」みたいなことを言われて(まだ手が冷たい)って部分だけ
で躊躇があって、アレ、先輩の髪の毛ってどうなっていたんだろう、うなじが晒されていて色っぽさは全開だったと思うのだが細かい髪留め処理
に関してはボンヤリしていて、後頭部でお団子になっていたような違うような・・・・。
とにかく手が温もったのを確認してオッパイを触ったには違いなのだが、鷲掴みする根性はなかったろうし、かと言って抱き締めるようにできた
とも思えない。
その後に覚えていることは、大人の女ってこういう時、みな一様に自分のデルタ陰毛でワシャワシャと泡を作るんだなあと妙なことで感心したこ
とで、流れとしてそれこそ無邪気な洗いっこになった。
この時におっぱいを触りまくった印象が強すぎて先のシーンでどうであったかがかき消されていたのが実際のところなのだが、俺のほうだって
丹念過ぎるほどにペニスはこねくり倒されたが、テクニックがあるな、と思うことはなかった。
これは元嫁ヨウコのほうが巧過ぎたせいに他ならないと思う。
そんな最中にバスタブの湯が排水口から出切る瞬間があって、ギュルギュバギュギュッみたいな音を立てて二人して大きく笑い合った。 慣れたカップルならこういう瞬間があっても不思議はないが、初めての二人ではありえないだろうとの思いがあって、この部分が姉弟っぽいと思
わせた最大の理由かと思うが、正直この段になっても俺にセックスをするって実感は迫っていなかったと思う。
まだ処女の姉が弟の生理作用に戸惑いながらもどうしても彼の性器をキレイに洗わなければいけなくて、恥じらいはないが興味が皆無なわけで
もなくて・・・みたいな。
何か重大な身の上話をされるのでは、との予感はあったが、やはりここはラブホだよ、お前たち全裸だよ、浮世離れはもうよしなと諭すのは今現
在の俺だからこそできる術かな。
先に出て行ったのは先輩のほうで、俺といえばシャワーホースの具合やら色々、できるだけ使う前の状態に戻すことに執着していて、それは多分、
この異常な状況をどうにか受け入れようとしての努力の一環だと思うのだが、イクミ先輩の言う男側のメリットというのは既に理解できていて、こ
れまたヘンテコな想像図を思い浮かべて失笑しつつあった。
矛盾といえばそうなのだが、俺が挿入している先に胎児の頭があって、そこへ至らないように注意して腰を使うものだから先輩のほうが焦れて、も
うそれは怒られていると言ったほうがいいレベルに達していて、もう射精しそうにないなどうしようと思っているところに俺の絶頂は突然来て、羊
水?に精液が溶け出していって、やがてそれを胎児が吸い込んで・・・というトンデモ話なのだが、何度かこの妄想を繰り返しているうちに俺は
ベッドにもう仰向けていて、あ、これは現実だ!と思った瞬間には手を添えられて騎乗位で挿入する段になっていて、ああすごくしっくりするお互い
の角度だわと、それでもまだちょっと他人事みたいに思っている自分もいて・・・・。
先輩の突っ張るリーチのみの距離になって、腰の煽りが前後運動に近く変わった頃には俺は両手で先輩の尻を掴んで腰振りを制御する側に立っ
ていた。
「生で女の中に入ったことはあるの?それはあるかもだけど中に出したことはないでしょう。私なら妊娠の心配はないから思いっ切り出してもいい
のよ」 あー言っちゃったよ自分で全部・・・との思いが俺にあって、もっと深刻な何か話があったでしょうにとの困惑が広がりつつも、俺の最近のセックスは
射精をほぼ完全に女(元嫁)に掌握、管理されていたなとの自棄に似た気持ちがあって、ヘンテコ妄想があるにも関わらずイクミ先輩を女神のように
崇める部分もあった。
「堕ろすんですか、子ども?」
俺としてはほん少し前までミウに時おり使っていた“中出しをしそうになるフリ”これはタチの悪い冗談だが、膣がキュッと締まるの目当てでやってい
たのだが、それと発想自体は酷似している。
一番深く挿入しているタイミングで先輩の腰を両手で固定し、それでも動こうとするならこっちから腰を使って追いかけて、結果摩擦を0にしようとする
のが俺の魂胆で、ヘンテコ想像図とは矛盾が生じるが、あんなのを真に受けているわけでもないのでそこは問題ない。
その状況で膣内の圧力変化を見て心理を探ろうという、いうなればゲスの極みだが、当時の俺にはさしたる曇りもなかったに違いない。
先輩は入ってすぐから「ユルくない私の?」と、そこだけに全ての羞恥心を集めている様子だったが、お世辞・べんちゃらではなくユルくはなかった。
突き入れる一回一回ごとに新たな場所だとまで言うと言い過ぎかもしれないが、とにかく奥は新鮮で根拠なく俺はこれが妊娠しているせいだと考えて
いた。
できれば正常位でお願いしたいところだと感じていて、俺としては後背位の次に騎乗位が“妊婦のしてはいけない体位”だと思っていて、そう言えば
バスルームで、喫煙者になってしまったのは先輩のせい・・・みたいな方向性でちょっとした恨み言も述べたなと思い出し、そのタバコの今の扱いで
この人は中絶を決意している?とも匂わせて、性行為に没頭する心理ではなかった。指輪の件もある。
なんだかんだで正常位に近い形には持ち込めたのだが、見上げられるより見下ろされることのほうが先輩にとっては乳首や乳輪に表れる妊娠によ
る変化への俺の反応が気になるようで、結果的にそれが彼女の快楽を深める作用となって現れたらしいことは助かった。
このまま先にイクミ先輩がイってくれれば俺は射精をせずに終えることができる。
抜いてしばらく自らで高めてからお腹の上にでも出すのとでは全然意味が違ってくると思い込んでいた。 乳首や乳輪の色/サイズのことよりも乳房が柔らかすぎて流れてしまっていることのほうが俺としては気になった。
それを先輩が自分で掴んで「まだおっぱい出ないわよ」と差し出した時には今で言う“大事故”のようにも思えるが、当時は単に笑えないギャグで
しかなかったと思う。
やることやっておきながら、まだ姉弟の遊びみたいな部分が残っていて、憧れの先輩の中に入っているとの高揚感と打ち消し合ってしまっていて、
それでもいろいろと脳内で補完して射精まで漕ぎ着けたが、外出しで「いつものクセで・・・」と俺は言い訳した。
一体この一連は何のご褒美なのか、俺が先輩に好意を持っていることを知られての仕儀だとは判るが、その先が不明で少し気味が悪かった。
またゲスの浅はかな想像で、中絶の確認書類みたいなものの父親欄に名前を書かされたりするのかなとも思ったが、当然のことながらそうでは
なかった。
先輩の膨らんでいるのか膨らんでいないのか判らないお腹への俺の恥を拭いている時、そりゃあ奥に胎児がいると思えば神経も遣うわけだが、
ふと気の抜けた瞬間が俺にあって、そこをすかさず、ちょっとやばいんじゃないのと思うような体の曲げ方を先輩がして、いわゆるお掃除フェラを
されてしまった。
挿入の前にはどうにか拒むことができたのだが一瞬の隙を突かれた。
その後車で送る段になっても、その口が気になってしまって会話は上の空に近かった。
別れ際、軽い、触れるだけのキスで済んだのは、実はそのお陰なのだろうが。
先輩とは後にもう一回言われるままにホテルへ行った。
風呂遊びの段階で、もうお腹が膨らんでいることが判って、俺はホッとした。中絶が行われなかったことにだった。
今度こそは度を越した姉弟の遊びで済ませられると思った。
これは妹との過去の件を踏まえての考えなので、その時点でハードル置き場が異常ではある。
日常の俺は元嫁にいいように弄ばれてることからの脱却が性的な最大目標だったので、この日は任せたフェラでいっそイってしまおうと思ったが、
予め考えていると巧くいかないものなのか、それは果たせず。
そもそもイクミ先輩は性戯に関してはお世辞にも上手いとは言えなかった。これは、やっぱりと言ったほうが適切か。 何回か分の会話を合成して再構成してまとめると、イクミ先輩の言うには、子どもが欲しいというのが一番の動機というか、で、妊婦とタバコの煙
に関しては含むところがあるわけではなく、単に知識が足りなかったそうで、それはにわかに俺として納得できることではなかったが、それは父親
の人にはもっと当てはまることだろうと少し同情に似た気持ちも湧いて、同時に俺に深く立ち入るのを躊躇わせた。
さしあたって、相談なら受けますけど、もうホテルで会う必要はないでしょうと線引きした。
憧れの存在が地に堕ちていくのは愉快ではなかったし、飽きたってわけでもないが妊婦に欲情する(かどうかは別としても)自分てのが何だか微妙
に嫌だった。
それこそもう乳房に変化が表れてきていて、本能として男はそういうのを見ると性欲が減退するようにできているのかどうか、ま、人の多様性侮る
べからずだが、俺の嗜好とは一致しなかった。
今度からは喫茶店かどこかにしましょうと洗いっこだけに終始して、ちょっとは形だけでも善意の人(男)みたいな気分を味わいつつも、喫茶店て、
それこそタバコを吸うとこじゃねーかと自虐笑いも出て、結局以降はスタバで会うだけに落ち着いた。
これが俺のスタバ初体験かなw
「あなたの種でもよかったわね」と一度どこかでの別れ際に言われたが、もうキスすら想像できない間柄になっていて、元嫁にも存在は知れてた
かな?その頃にはただの親切心みたいな感じで付き合っていたが。
徐々に連絡の間隔はあいてきて、最後は写メだったか、さすがにもう中絶は不可でしょと素人目にも判るぐらいになっていて、俺としては実は誕生
を心待ちにしてる部分もあって(先輩は経済的な不安を一切感じさせなかった)連絡を待っていたが、それはなかった。
2005年の夏頃に生まれていたら、もう10歳か。
誰から聞いたか忘れたが、風の噂みたいので女の子だと聞いた。
俺と先輩の深いところを知らず、俺の子じゃないよ!と事あるごとに語っていたスズキ氏からだろうとは何となく想像がつくが彼が今どこにいるのか
も、もう俺の知るところではない。 記憶が蘇った副産物として色々あるが、主に高2の頃を余興として書いてみる。
妹との件でズリネタとしての資産はほぼ満たされ、結果リアル3次元への興味は少し薄れた気がする。
とは言っても悪友たちにつまびらかにして自慢げに語れる体験談でもなく、周囲からは単なる耳年増として認識されていたかもしれない。
具体的に聞いたわけではないが、妹のほうはそれなりの意図があって俺との性的な接触を試みたことは明らかだった。
一言で言うと経験値を積むための予行演習に近く、ということで近い将来に現実として見据えていたわけで、そのことはなんとなくではあるが、兄で
ある俺にも知るところとなった。
まあ3歳下ってことに俺はあまりムキにならなかったし、今思うところも大だが、女ほどに男は生き急ぐ理由がないことは薄々は気づいていたことも
あるだろう。
ただ、妹目線だったらどうなる?
変にちょっかいをかけた兄がその気になって(目覚めて)どんどん迫ってきたら・・・との危惧もあったに違いない。
ということを踏まえての、あくまでも俺の想像なのだが・・・・。
高2の年はGWに家族で旅行に出た。
来るべき2000年問題を父親は控えていたはずで、翌年は子供たちの受験イヤーであるから、自ずとしてこのタイミングになったのは想像に容易い。
妹と俺にとっては初めての海外だった。(父母はどうだったのだろうか・・・?)
その直後だったと思う。
俺一人が留守番をしている時に妹の友達と名乗る女子がやってきた。 妹の友達なら何人か知っていたが、その顔は知っている顔ではなくかった。
妹は俺以上に友人が家に遊びに来ることはあったが妹の不在時に訪れる子はいなかったので少し不審に思った。
同級にしては大人びているようにも見える。
なので妹の部屋に通して一人置いておくのもどうかと考え、ダイニングにでも座らせようとも思ったがあまり片付いてはいなかった。
迷っているところへ、「お兄さんて実は私と同い年なんですよ」みたいな感じに彼女のほうから話しかけてきた。
中2である妹の行動範囲を考えた場合、友人も近場であろうと想像し、そうなると年上であったとしても近所であろうと推測し、そこから進んで、俺と
中小で一緒だったことがあるのか?と記憶をたどったが思い当たるふしはなかった。
彼女のはいているスカートは制服のようだが俺の高校のとは明らかに違っていて、まさか俺の同級生では?との可能性はすぐに除外した。
「へえ、そう・・・」
返事はその程度だったと思う。
何だか間を持たせようとして少し歩いているうちにグルグル回っているのも・・・と思って違ったほうへ進んで、つい階段の一段を踏んでしまい、こう
なって急に振り返るのも変だしと・・・。そうなると先はもう妹の部屋か俺の部屋かしか残っていない。
まさか両親の部屋に入れるわけにもいかないだろう。
「あと一時間ほどで帰ってくることは聞いて知ってるんです」背後から彼女は言う。
一時間も先と知ってなぜ留守宅に来たのか?
頭が混乱しているうちに、自室のドアが開いたままなのに気付き、初めは閉めようと思ったに違いないのだが、ふとした弾みで入ってしまった。
当然のことながら妹の友達も俺に付いてくる。
俺の部屋と言っても所詮は子ども部屋の延長なのだから単身男のガラステーブル的な定番は一切存在しない。
机とベッドと棚類だけだ。
もう仕方がないので学習机に付随したイスに座ってもらった。
ああ、「気楽にしてて」とだけ告げて俺が部屋から出るって選択もあったな、と思っても後の祭り。
彼女は、俺の机の確か照明か何かに食いついた記憶がなんとなくあるが、それも気を遣っての当たり障りのない話題であったろうし、すぐに会話は
途切れたに違いない。 そんな中、彼女の携帯が鳴った。
妹からのメールで、少し早くなるとの内容だった。
あ、携帯持ってるんだ!ってことで一気とまでは言えるかどうか、とにかく話題ができて彼女とはそれなりに打ち解けることができた。
メールがあったことで身元というのか、それなりに確かめることができたし、時間切りも繰り返して精度が増し、気が楽になったっていうのもある。
メールの文面を見たわけでもないが疑い出したらキリがないし、俺を騙すメリットなど存在しないのでは?と根拠なく思った。
俺と彼女の性別を入れ替えれば、ひょっとしたらメリットは存在するかもしれないが・・・。
その日はそれだけだった。
二、三日の後、出る前の母親が洗濯物干しの都合で天気をやけに気にしていたのが印象に残っている。
「(妹と比べて)あんたのほうが暇でしょう(これは洗濯物の取り込みに関して)」の一言が妙にしゃくにさわったからだ。
その日は、母親とすれ違ったのでは?と思うほど早い時間帯に彼女はやってきた。
妹はというと、俺の起きる前に出かけた後で、俺は行き先を知らなかった。
俺はもう30分以上だらだらとテレビを見ながら食事をしている最中で、「あ、ども」とか、すでに砕けた挨拶がおかしくない状態なのもあって、「二階、
俺の部屋の隣だから、入って待ってて」などと彼女任せにして放置する気になっていた。
「先にメールしてみますね」と彼女。
特に俺に言う必要もないと思えたが・・・。
彼女のルックスは、ウェイトリフティングの八木かなえに似た感じで、顔以外もぽっちゃりした感じに思えた。
身長は俺より小さいのは言うまでもないが、妹より低いかもしれない。
彼女は一向に俺の言に従う気配を見せず、力ない視線をテレビに向けている。
これはカウンターキッチンの脇の楕円の鏡に写っているのを盗み見ているわけだが、ここへきてやっと、ちょっと可愛いかなあと思い始めていた。
そうなってくると、ちゃんと正面から見たくなってきて、シンクへ食器を運ぶ振りなどしてみた。
八木かなえほど顔にホクロがあるわけではいが目の感じが特に似ていると感じた。 彼女のことは仮にミカと呼ぶことにする。
「私やりましょうか?」そう言ってシンクに向かって俺と並ぶ形になった。
と、ここで実際には身長のことがそれなりに判ったのだが、胸の膨らみがやけに強調されて、それは今日は制服ではなくオレンジだったかのTシャツを着
ていたからでもあろう。
「じゃあ悪いけど任せようかな。ややこしいことがあったら放っておいていいから」
そんな感じに受けて俺は二階へ引っ込むことにした。
いいのかそれでいいのかそれで・・・との声も周囲を回ったが、妹が噛んでいるというのがどうしても引っかかって躊躇する部分があった。
テレビはどうしようかと迷ったが、点けたままにしておいた。
自室に帰ってベッドに寝転んでみたものの、なぜまた妹の不在に来るかな・・・・の疑問が頭を回って、まさか俺に気がある?なんてのは真っ先に浮かん
で即否定しつつも他に合理的な理由が見つかるわけでもなく、悶々とするほどでもなく中途半端な思いを抱えながら、妹の部屋からは見えない空をぼんや
りと見ていた。
下の気配が少しはわかるかと部屋のドアは開け放しておいたのだが、ミカが上がってくる気配には気付かなかった。
そのせいで彼女の「テレビ消しましたよ」の一言に必要以上に驚いた。
「そこ、座っていいですか?」
拒む理由はなかった。
もう妹の部屋へ行けとも言えない雰囲気だった。
ミカが座った以上、もう俺としてはベッドに乗っているわけにはいかない気がした。 女子の中には、大して親しくもない間柄なのに「あ、そのジュースちょうだい!」とか言って男の飲みさしを奪い取ってそのまま飲む奴がいるが、距離のと
り方の感性が違うというのか、そういうのに似てる気がした。こういう場合、男が先読みして引かないから時として間違いの元となるのに違いないと思っ
た。
後で思うと、あ、やっちまったな、となる典型だが、イスを後ろ向きにして背もたれのところに肘を付いて話題に食いつく感じ、当時の俺がまさにやっち
まった野郎で、初めは何だったんだろう・・・?
タバコ吸ったことある?みたいな、ありがちな不良気取りから始まって、エレキギター・バイク・・・どれもにも俺が見た目の様子ほどに興味を示していな
いことはどうやらバレているみたいで、それは言うまでもなく俺が彼女の胸に釘付け状態になりつつあったからで、ミカのほうもきっとそれに気付いてい
るに違いない姿勢、胸の張り方をしており、どうにか自然な感じに上から覗き込むことはできないかと思案するばかりだった。
どういう流れでそういう話になったのか覚えていなが、下の毛が結構剛毛なので綿の下着だと突き抜けて飛び出ることがあるので、ここぞという時(今で
言う勝負下着の意かな)にはシルクの下着を着けるとカミングアウトされ、これって非処女宣言だよな・・・と思っているうちにうやむやになってしまったの
は、妹が帰ってきたから。
確かその夜だったと思うのだが、風呂に入っているとドアの外から妹が「ミカっていい子でしょ? けっこボン!キュ!ボン!だしね」と笑った。
先に書いたようにミカの登場が“妹の仕掛け”だと考えたのは、このやり取りを根拠の大半にしているのだが、この後が急展開過ぎて結局どうでもよくなっ
たというか、既成事実ができてしまって妹に“やり返す”タイミングを失ったというのが実情だった。
妹がいなくなってから俺は、(ミカが)年上なのにタメ語か・・・などとぼんやり考えていた。
次にミカが家へ来た時はもう、妹の存在は何の理由にもなっていなかった。
妹は確か何か合宿だとかで泊りがけで出ており、それを話すとミカは「あ、それなら知ってますよ。今日の目的は、お・に・い・さ・ん!なんだから」などと
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