「遅れていた生理がやっと来て安心よ、、」
池袋のシェラスコ屋でウェイターが切り出すイチボを
トングで掴みながら彼女が言うと、ウェイターも
愛想笑いでしか返せない

「付けなくていいよ」と最初の夜から彼女は言ってた
年齢もそうだし外に出せば大体は事故も起きないって考えで
それに同意して最後はいつもそう

この日は生理終わりでムラムラしていたらしい
部屋に入ったとたん彼女は大胆で意地悪になった
脱いだシャツに顔を埋め
「この柔軟剤の匂い好きだなぁ、、奥様何使ってるんだろ」
と普段は言わない事を呟いたり
服も自分から脱ぎ始め「シャワー良いの?」と聞くと
深く頷きながらなだれ込むようにベッドへ
行為中の90%は彼女のペースだった、けど最後は
後ろから羽交い絞めをするように打ち付け
フィニッシュと同時にベッドへ彼女を放り出す
背中に熱いのを吐き出すとかかった瞬間小さく喘いだ
荒い呼吸のまま肩越しに振り返り言う
「今日は中でも良かったのにな」
悪魔だろうか

ホテルを出ると雨が降ったらしく路面が濡れている
乱れた30分前の事などまるで無かったかのように
ワンピースの褄をとりながら水たまりを避け歩く彼女
妙に可愛くて後ろから距離をとり眺めた