【ロマンティック】宮沢謙吾 2試合目【大統領】
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剣の道に人生を捧げる、真人とは違うベクトルの馬鹿。
クールを装っているが、キレやすく直情的。
他のメンバーにはない、どこかシニカルな思考の持ち主である
宮沢謙吾(CV:織田優成)のスレッドです。
前スレ:宮沢謙吾に何を聞くねん
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1184095305/
(∵)関連スレ
Key新作リトルバスターズ! Part203
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1199094111/ ついにたったか。
さて謙吾の嫁はさささ、古式、葉留佳の誰が良いか決めようか。
ちなみに理樹は鈴の嫁だ、異論は認める。 ちくしょう…
理樹きゅんは俺の嫁にしたいとこだが、鈴相手じゃ譲らざるを得ない
でも愛してるよ理樹きゅん あけまして マーーーーーーーーーーーーーーン!!!!! 俺の魚編の書かれまくったマーーーーーーーーーーーーーーーーン! ______
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'" ̄ヽ ヽ!!|||||||||||||||| ||||||||||!!"ヘ < ロマンティック大統領
ヽ ゙!!!|||||||||||| |||||||!! iヽ── /
|||l ゙゙ヽ、ll,,‐''''"" | ヽ|||||||||ロマンティック大統領
|||l ____ ゙l __ \|||||||||
||!' /ヽ、 o゙>┴<"o /\ |'" ̄| ホンキの謙吾 見せてあげてよ
\ / |ミミヽ──‐'"ノ≡- ゙'──''彡| |、 | |
 ̄| |ミミミ/" ̄ 、,,/|l ̄"'''ヽ彡|| |、/ / ロマンティック大統領
ヽ、l| |ミミミ| |、────フヽ |彡l| |/ /_
\/|l |ミミミ| \_/ ̄ ̄フ_/ |彡|l/  ̄/ ロマンティック大統領
\ ノ l|ミミミ| \二二、_/ |彡| フ
 ̄\ l|ミミミ|  ̄ ̄ ̄ |メ/ \トキメク胸に キラキラ光った
| \ ヽ\ミヽ  ̄ ̄"' |/ /
/ \ヽ、ヾ''''ヽ、_____// /_夢をあげるマーーーーン!!
/ ヽ ゙ヽ─、──────'/|  ̄/
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───'''" ̄ ̄ ゙゙̄ヽ、__,,/,-'''" ̄ ゙''─
「どうしたんだ笹瀬川、こんな夜更けに急に呼び出すなんて」
「すみません宮沢様。実は今日、こんな手紙が投げ込まれて……」
「うん?どれどれ……なになに?
こんや 12じ おまえは きえる
……何だこれは。悪戯にも程がある!」
「はい。それで、宮沢様に傍にいて頂きたくて……」
「そうか…。まあ気にするな。どうせ何も起こりはしない」
「でも……不安です」
「…わかった、安心してくれ。今夜は俺がずっと傍にいる」
「今夜だけ……ですか?」
「む?いや別に、明日以降も構わないが……」
「そ、それはプロポーズって事ですわよね!?」
「な、なに!?」
「嬉しいです…こんな私を貰って下さるなんて……」
「いや…悪いがそれは……」
「となれば、善は急げですわね。今日の内に婚姻届を出してしまいましょう。
……あらやだ。こんな所に届出用紙が!?」
「うおおお…何だそれは」
「しかも丁度待ち合わせ場所が役場の前だなんて、運命…ですわ」
「…笹瀬川、頼むから返事をしてくれっ…」
「今日で笹瀬川佐々美という名の人間はこの世から消えて、
明日からは宮沢佐々美に生まれ変わるのですね。嗚呼……」
「(やられた……)」 >>10
うまいなw
させ子相手じゃさすがのロマンティック大統領も形無しか… 普段は斜に構えて、世界をシニカルに眺めているのが定番となっている俺だが、それでも目を丸くし、
口をぽかんと開けた間抜け面をさらしてしまうような事も、時にはある。
青く晴れ渡った寒天の下、そんな間抜け面をさらしている俺に、深々とした丁寧なお辞儀から顔を上げた古式は、不思議そうに小首を傾げた。
「どうしました、宮沢さん?」
「ああ、いや、すまん。挨拶が遅れたな。明けましておめでとう、古式。今年もよろしく」
「はい、こちらこそ」
どうにか体裁を保とうとするが、やはり微妙に声が上ずってしまう。
それほどに、思わず息を飲むほどに秀麗だったのだ。待ち合わせ場所の神社の前に現れた、古式の振り袖姿は。
何と言うか、これは予想外だったな。いや彼女の容姿の端整さは、理解しているつもりだったんだが。
しかし白地の清楚な和服に鮮やかな緑の帯を締め、その長い髪を後ろでアップにまとめて木の葉型のかんざしで飾った彼女の破壊力に、
俺の平常心はいともたやすく叩き崩されてしまったのだ。
今も、初詣に来たカップルの男の方がついつい古式に見とれてしまい、女の方に頬をつねられながら俺たちの横を通り抜けて行ったが、
それも無理からぬ事だろう。俺だって、その耳元から襟首にかけてなだらかなカーブを描く、この白い首筋を気の済むまで眺めていたいものだと――。
「どうしたんです、宮沢さん? 急に口元を抑えてうつむいたりして」
「べ、別に大した事じゃない。軽い立ちくらみだ」
いかん、思わず悪代官な俺が古式の帯を「あーれー」とクルクル回している図を想像してしまい、鼻血を噴きそうになってしまった。
新年早々、何をとち狂っているんだ俺は!
と、しかし不自然に視線を逸らしている俺の態度をどう捉えたのか、彼女は少し不安そうに眉をひそめてみせた。
「本当に変ですよ、今日の宮沢さんは。
それとも…おかしいのはわたしの方ですか?」
「なに?」
「わたしはこれまで、新年を祝うという概念に、あまり有意義性を感じていなかったものですから。
晴れ着という物を身に着けてみたのも、今日が初めてなんです。
高価な物なのでレンタルですけれど、一応、美容院でプロの方に着付けて貰ったのですが…。やはりどこかしら板に付いていないのでしょうか」
そう言って、どこか寂しげな微笑を見せる。そんな古式に、俺は思わず声を張り上げていた。
「いや、おかしい事など何も無い! 非常によく似合っているぞ!」
「ふふっ、そんなに慌てて褒めてくださらなくても。でも、お世辞でも嬉しいです」
「何がお世辞なものか。穏やかな物腰と、きりっとした芯の強さとが、振り袖を介して見事に調和している。
ああ、実にお似合いだ。出来ればセーラー服などより、毎日ずっとその着物で登校して貰いたいくらいだな」
いささか空回り気味に思われなくもない俺の賛辞は、それでもどうにか不安を和らげられたらしく、彼女はくすっと笑みをこぼした。
「それは遠慮しておきます。見た目は華やかかもしれませんが、着物ってギュッと帯を引き締めているので、
やっぱり身動きが取りづらいんですよ。お陰で背筋はしゃんと伸びますけど」
「む、そうなのか?」
「浴衣とはやはり違いますね。さすがに振り袖となると、着るのも脱ぐのも一苦労です。セーラー服とは雲泥の差ですね」
「まあ、それは確かにそうだろうな。着脱が容易だからこそ、史実の上でも日本人の服装は、和服から洋服へと移り変わっていったのだろうし」
「毎日剣道着を着ている宮沢さんからそんな台詞が出るとは思いませんでした」
それには他に理由があるのだが…それでも俺は晴れ着姿の彼女に改めて向き直った。
「だが惜しい、本当に惜しい。
こんなにも良く似合っているというのに、古式の和服姿は期間限定か。実にもったいない!」
あからさまに嘆息する。すると古式は上目遣いの瞳にほんのわずか、どこか挑戦的な色を浮かべてみせた。
「なんですか、まるで駄々っ子みたいに。
でも、そうですね。宮沢さんがどうしてもわたしの着物姿をお望みだと仰るのでしたら――」
「っ!?」
スッと俺の耳元に口を寄せ、小さくささやかれた一言に、度肝を抜かれた俺は思わず絶句してしまう。けれども彼女は俺の動揺などそ知らぬ顔で、するりと身を翻した。
「――冗談です。
あら、あちらでは甘酒が配られているんですね。参拝を終えたらわたしたちも行ってみましょうか、宮沢さん」
「あ、ああ」
少女のように屈託のない笑顔で先導する古式の後を、ぼんやりと狐につままれたような面持ちで附いていく。そんな俺の頭の中では、先程の『冗談』がいつまでも反響していた。
(『いつか、わたしに白無垢を着させてくださいね?』、か…)
その『冗談』に気を取られていたせいで、俺がこの後、熱々の甘酒で思いっきり口の中をヤケドしてしまったのは、言うまでもない。
うおーーーーー!謙×古さいこぉーーー!
ありがとーーー 「どうしたのですか、宮沢さん。こんなところで」
「おお古式、奇遇だな。いや、ちょっと探し物をな」
「探し物? このあたりにあるのですか?」
「このへんで落としたかもしれないかと思ってな」
「弓道部の道場の前で、ですか。宮沢さんが通る場所ではないと思いますが」
「いや、俺の勘がこのへんだと言ってる。小さい紙切れなんだが、見た覚えは無いか?」
「毎日のように何かしらは見てますが……」
「うーん……どこいったのか……む? このポケットの中にあるこれはまさか」
「お目当てのものですか?」
「……おお、これだ! いやあ見つかってよかった。古式のおかげだな」
「私は何も」
「お、そうだ。ちょうどいい。お礼にこれ、受け取ってくれ。今度俺が見に行く映画のチケットなんだが、1枚余っててな」
「……ちょうど、この前私が興味あると言っていたものですね」
「なんとそれは驚きの偶然だな。まったく、見つかってよかった。本当に古式のおかげだ。さあ」
「――宮沢さん」
「ああ」
「その……普通に誘ってくださっても、私は、喜んでお受けしますから……」
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