お〜い、誰かyet11の行方を知らんか? Part3
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0070名無しさんだよもん2009/05/27(水) 01:14:17ID:tn4V6vRP0
295 名前:7話[sage] 投稿日:2006/05/05(金) 15:57:27 ID:2IXMhrgg0
「んなことがあったのよ」
「なるほど」
会社から駅への帰宅途中、俺は原画さんに本日の出来事を報告していた。
駅までは商店街を経由する約10分程の道のりである。
「確かに折戸さんは昔を懐かしみすぎですね」
話を全部聞き終わった原画さんが総括を俺にぶつけて来る。
その総括に俺はレシーブする。
「そっちは懐かしむことは無いのか?」
「そうですね」
いきなり立ち止まり、鞄の中からハリセンを取り出す原画。
「なんじゃ、そりゃあ……って痛! なんで殴んだよ!」
「ふ、ふん! 別にあなたのために殴ったわけじゃないんだからね!」
いきなり顔を真っ赤にして、目を背けながら意味不明な台詞を叫ぶ原画。
「……へ?」
と思ったら、一瞬でいつもの何を考えているかわからない表情に戻った。
「これツンデレ」
「違う! つか、意味不明すぎ!」
畜生。いっつも俺が突っ込み役だ。
「こういう事をみんなでしていた時代がありましたね」
「まーな。お前はそのころから変わりやしねえ」
0071名無しさんだよもん2009/05/27(水) 01:14:38ID:tn4V6vRP0
296 名前:7話[sage] 投稿日:2006/05/05(金) 15:58:43 ID:2IXMhrgg0
気付けば商店街最後のカーブを曲がろうとしていた。
昼に食べた和食屋が視界に入り、少し意識を奪われる。
「しかし、不思議ですね折戸さん」
「あ?」
不意に呼ばれたので、慌てて振り返る。
声の発信源は、俺の方を見てはいなかった。

「あなたは武道館でライブを開いたりkey以外にも活動の輪を広げたりと、
私達の中で一番の成功者のはずです。なのに、何故、昔が恋しいんですが?」

冗談か本気かわからなかった。
冗談にして返事をしたかったが、
「おま、そりゃ……」
と返事にならなかった。
「謎を解きたければ、今日の夜ここに来てください」
俺の胸ポケットに一枚の折りたたまれた紙を突っ込むと、原画さんはそのままいなくなってしまった。

しばらく呆然とした後、俺は紙を広げてみた、

きったねえ地図。幼稚園児の落書き。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況