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戦え
VIPQ2_EXTDAT: checked:none:1000:512:----: EXT was configured /昼過ぎごろにロールしていく
/絡んでいいところあったら言ってくれれば絡む 【"噂の街"、男がそう口にしたこの街は、如何にも奇態な街であった。】
【気がめいるような静寂の夜でも、どこか騒然とした感がある。微かな気配がそこかしこに蠢いている。】
【しかし、決して気配は眼球の窓に結露することをしない。それもそのはずである。魍魎が犇くのは、いつも暗闇なのだから。】
【その暗闇を打破するように見えて、実は暗闇を構成する一助のように立っている街灯の灯に、ふっと小さな影が顕現する。】
がいにほろきさない町やのう、こんならわしんとこと変わらんわい。
【わしんとこのほうがちいといっそぉなだけじゃの――、と、都会には不似合いな絣模様の着物を着た子供は言う。】
【少年のようである。】
【子供は都会の小汚さに対する苦言を呈しつつ、腕を組みながら歩いている。】
【すると、子供は前方に、軍服を着た奇妙な男を発見する。】
おっ、あがな所にいなげな人がおる。えもしれんことやの。
おーい、おーい。
【子供は夜に似つかわしくない大声で、男に手を振る。】
そげなとこでなんしよん、おーい。
/昼過ぎって言ってたのに遅くなったごめん >>55
さて、一先ずはこの寒さをどう凌ぐか…。
【帽子を深く被り、ネックウォーマーを口まで被り歩き出そうとするが声がした】
ン…!?
【男は今は追われの身。常に神経を尖らせながら行動してる故に一つの声にも大袈裟に素早く相手の方を向き半歩後方へと下がった】
(子供…こんな夜更けに…。まさか追手…だか追手なら少なからず顔くらいは見たことあるはず…。)
…。
【少しだけ無言になり洞察したが、情報がまだ少ない故か男は会話を試みた】
こんな夜遅くに子供か、しかも軍服着てる男に話しかけてくるとは…行儀が良いとは言えないな。
(恐らく追手じゃなさそうだが、あいつらの事だ。何を仕掛けてくるかは分からない。それにここはあの街だ。あの子供がいきなり空飛んだって不思議じゃねえよな。)
【最低限の警戒を持ちながら男は相手を探ることにした。】 >>57
【男は子供の方を向くなりに少し背ろへ足をずらした。そして一瞬間の沈黙の後、決して和やかとは言えない声音で子供を応対する。】
【子供は子供ながらに、男の警戒を悟ったようだった。】
どしたん、あじもしゃしゃらもないひとやね。あんた人に好かれんぞな、もし。
【子供は男に一歩づつ近づいていく。】
【からんからん、と鼻緒の緩んだ下駄の音がする。】
そがいにいけずに扱わんでつかーさい。わし別に怖くありゃせんけん。
【にい、と悪戯っぽく嗤う。】
【子供特有の悪戯心が起こったらしく、子供は挑発的な発言をする。】
それとも、にーはわしんことが怖いんかや? >>58
好かれたかったらこんな時間に軍服着てこそこそなんかしてねえよ。
それに何だその喋り方。子供の癖に子供にゃ見えねえな?
【飽くまで警戒しながらだが会話を続けている。無視して逃げるにはこの子供は特徴的過ぎたのだ】
…あぁ、怖いな。お前に限らず今は俺以外の奴が全員恐ろしく見えるよ、訳ありでな。
お前はこの街の住人じゃねえのか?この街の夜といったら力を持ってる奴同士がドンパチやるって有名だろう。
【少しずつだか、子供の素性を探ろうとする。男の中にはこの子供に対する得体の知れない好奇心が芽生えつつあった】 >>59
ほうほう、訳ありかや。
【男の応答に、子供は満足げに頷く。】
わしは田舎のもんじゃけど、それをきくゆーことは、にーもこの街のもんじゃないとみえらい。
【にーさん外からきたんが? どこからきたん?】
【子供はにやにやと哂いながら言葉を続ける。】
観光じゃないんじゃろげぇ、こんな街じゃけん。わしとこのへんど見たいなんがこがいなところにあるがかや? なかろ。
人様全部が怖いゆーことは、にーは追われとるんか? 逃げてきたんじゃろ。どうなんで。
【男の一間程先で足を止める。男を見上げる格好になる。】
でもどがいするん? わしがその追っ手じゃったら。
わし狸じゃけん、変化くらいできるぞなもし。 >>60
あぁ、俺はよそ者だ。この街だってついさっき来たばかりのな。
本当はこんな不気味な街なんざ近付きたくも無いところだがな背に腹は変えられねえ。
【良く見れば男の服の所々がボロボロなのが分かる。それなりの修羅場をくぐって来たのは見る人が見れば分かるだろう】
ガキにしては勘が良いな、まぁこの街の夜にフラフラ歩いてるくらいだ。お前も何隠してるから分かったもんじゃねえな?
狸だと…通りでただの餓鬼とは思えねえわけだ。
お前が追手だったら…決まってるさ。
殺してやるまでだ、化け狸。
【男の目から余裕が失せ、半歩下がる。男はゆっくりと能力を発動した。地中にある土を気付かれぬように男の下へと移動させている】 >>61
【男の様子を暫くにやにやと眺めた後、こらえきれないという風に大笑いする。】
きゃははは、あずりべこきよったぞなもし! くぁひゃひゃひゃはあ。
【びびってやんの〜、と云った風である。】
【子供は面白くてたまらないという調子で呵い続ける。目に涙さえ浮かべている。】
【暫くすると徐徐に笑いが治まってくる。】
――はは、は。ふう、面白かった。
にーはおせのくせにしょうたれじゃの。わし追っ手じゃないがな。
【満足気に言う。】
【じゃけども――、と子供は言葉を続ける。】
どうでにーさん。聞いとったらわしもにーもこの街に関しては初心者じゃないか。あらにこの街で戦いよったらあずってしまうじゃろうとおもうんじゃが、ここは一つ、にーとわしで戦っとくゆうんは。
【子供は今風に言えばでもんすとれーしょんというやつじゃが? といって懐に手を入れる。】
戦えるんじゃろげ? ほしたらいっちはにーからでええぞなもし。
どがいからでも来とーみや、ほれほれ。
【再び懐から手を出すと、手には何枚かの葉っぱが握られていた。】 >>62
…信用ならねえ狸だ。大人をからかうもんじゃねえよ。俺の肩にかかってるのは俺の命だけじゃねえんだ、ピリピリしてんだよ。
【胸にあるロケットペンダントを握りしめ、子供を睨みながら少し恥ずかしそうに話す】
闘うか、無駄な消耗なんてのは避けたいんだがな。それともお前が追手なのが事実で俺の力を削ごうっていう風にも取れるが…。
お前の力に興味がないと言えば嘘になるな。
【ネックウォーマーと帽子を外し、ポケットに手を入れた。これは男の作戦なのか】
あぁ、もう先手は打たせてもらったよ。
【男の足元から土が勢いよく湧き出た。その土は子供の足元まで走り、足元まで来ると土は先端が尖った岩石の様に変化し子供の胴体を貫こうと迫る。】 >>63
ほうほう、にーもまた面白い事情を持っとんじゃね。
【詳らかな事は分からないにしても、のっぴきらない状況に陥っているだろうことが容易に想像できる男の表情を見て、子供はなお面白そうに呟く。】
【よく分かっていないのか、単に不謹慎なのか。】 【挑発的に手に持つ葉っぱを揺らす子供に、男の能力による土塊が迫る。それを見ると流石の子供もにやにや哂いを一旦中止して、目を皿のようにして驚いている。】
【そして、土塊がいざ子供の体を貫かんとしたその時、子供が元あった場所から消え失せ、土塊は宙を貫く。】
【否、子供は消えたのではない。咄嗟に体を獣化して、すんでのところで土塊を避けたのである。】 あ〜あぶなかったげぇ。たまがさんといてよ、こりゃ。
【リアルな狸というより、信楽焼の狸のような目の丸い極めて漫画的な狸である。】
【狸は男の向かって右側からぐるりと回るようにして、どーしょーかなー、と反撃を試みている。】
【男の真横まで辿り着いたとき、矢庭に立ち止まり、葉っぱを尖った形状の鉄に変え、男の腹目掛けて投げつけ、その後ろから自分も飛び掛る。】 >>64
本当に狸だったとはな、なんて面白い姿してやがるんだよ。
【初手を躱されるも、まだ余裕といった様子だ。飽くまで相手の出方を伺った攻撃だったのだろう】
まぁ俺の所属してた舞台にも動物に化ける奴は何人かいたがな。
…と来たか!!
(葉っぱを持っていたが、あれを鉄に変化させたのか。成る程狸らしい能力だな。)
【男は自分の目の前に土を壁のように配置してそれを岩石へと効果させる。男の腹を狙った鉄は防御されるが、その岩石をすぐ土に戻す。】
成る程鉄は囮か。だが…こっちには来ない方がいいぞ?
【男は地面を勢いよく踏みつけ後方へとバク転する。男は自分の立っていた真下の地中の土を泥に変えたのだ。もし相手がそのまま飛びかかって来れば相手は泥で作られた簡易的な落とし穴にハマるだろう】 >>67
【刹那土壁によって視界が塞がれ、また戻ることによって狸の眼球に混乱が生じる。】
【土壁が完全に崩れ去り、顕わになった地面には落とし穴が大口を開けている。】
【だが時既に遅し、狸は勢いそのまま、落とし穴に吸い込まれていく。】
うべっ、べろべんちゃられるぶらんべろん。
【狸は落とし穴の中で泥に塗れながら数度回転し、落とし穴から顔を出すようにして止まる。】
ぺっぺっ!
で、でられんがぁ、ことくそならん。
【狸は落とし穴から出ようと非常に難儀している。】
【それでも狸は、落とし穴に嵌ったまま、葉っぱを火に変えて男に向かわせる。】 >>68
上手く罠にかかったようだな。狸は泳ぐのが苦手なのか?
【しめしめと泥に埋もれる相手を見下ろしていた。男は近くまで来て捥がく相手に向けて掌を広げた】
俺は大地を自在に操る。土を泥にしたり硬い岩石にする事は造作もない事だ。
そして泥を岩石にする事も容易い、この状況でこの話をした意味が分かるか?
【男は泥に埋もれた相手ごと泥を岩石に変化させようとしていたのだ】
悪いが俺のか…!!?
なにぃッ!!?
【岩石に変えトドメを刺そうとした瞬間、男に火炎が浴びせられる。全く予想外の不意打ちを受け咄嗟に能力を解除した。泥はただの土に変わるだろう】
クソッタレッ!!グォォ熱いッ!!
【一瞬火だるまになった男は土を泥に変え自分に浴びせる事により消化をしたが服や皮膚などが黒く焦げており、かなりのダメージを受けた様子だ】
ハァハァ…。(葉っぱが燃えたのか!?いや、そんな素振りは無かった…!)
成る程…鉄だけでなく、葉を色々な物質に変換できるのか…俺とした事が油断した…。
もう甘くは見ないぞ!!
【男は土を岩石に変換し二つの拳の形にして左右に走らせその二つの拳で相手を殴ろうとした】
/りょーかいです! >>70
【落とし穴が泥から土になったのを見た狸は、これ幸いと葉っぱを頭に載せ、元気よく変化の呪文を叫ぶ。】
変幻!
【途端、狸が穴から消え失せたように見えるが、数瞬後何かが穴から勢いよく翼をはためかせて飛び出してくる。】
【穴から出てきたのはどうやら小鳥のようだった。狸が化けたものだろう。】
へっへへ、わしの化け術恐れいったじゃろが! わかったら投了おし――!?
【小鳥は狸のように縁取られた眼を細めて得意がっている。しかしその得意も長くは続かない。細められた眼は再度大きくひらかれることになる。】
【左右から小鳥を押しつぶさんと岩の拳が迫ってくるのである。】
【小鳥は寸でのところで後退して間一髪拳を避けるが、小鳥故の体積の軽さから左右の拳がぶつかる衝撃だけで遥か遠くへ吹き飛ばされてしまう。】
【更に、飛行中に小鳥の変化が解け、元の子供の姿に戻ってしまう。そしてそのまま男の前方のビルの壁に叩きつけられる。】
【子供は前後不覚で壁に凭れ掛かって、】
くぉのぉ〜、ぜったいくらしちゃるけんのぉ〜。
【などと目玉をばってんにして譫言を吐いている。】
【朦朧としてはいるようだが、完全に気を失っているわけじゃなさそうだ。】
【子供と男の距離はそこまで離れておらず、子供が反撃する様子は見えない。】 >>71
自分も変化できるのか…これが本当の化け狸か。
【小鳥へと変化を遂げた相手は悠々と此方の攻撃を躱したように見えたが余波で吹き飛んだ。男にとっては嬉しい誤算】
だが、そう長続きするもんでもなさそうだ。お前の変身という訳じゃないが俺も姿を変えるとしよう。
大地をその身に纏う…!!
【男の腕や脚など体の至る所に土が這うように纏わる。果てや鼻から下まで土を纏い黒いマスクの様になる】
フンッ!!
【男が一つ気合いを入れると纏った土は軋む音を立て岩石へと変化した。さながら岩の防具である。】
どうだ?お前の変身程ではないが、俺のこいつも中々の物だろう。
【おまけに土をトンファーの形にし岩石へと変え武器まで作ったのだ】
(思った以上に火傷が痛みやがる。この状態だと他の土を扱う余裕がねえが…。)
さぁ、休憩は終わりだぞ狸!!
【男はガシンガシンと硬い音を立てながら少年に接近する。トンファーを振りかざし少年の胴体を狙おうとしていた】 >>72
【岩石人の跫に揺り動かされるようにして子供は覚醒する。】
【そして、巨大な岩が己に向かって猛烈に突進してくるのを発見する。】
【ひい、と小さな悲鳴を上げ、急いで立ち上がって横に飛びのくようにする。】
が、がが、ががんもぉ〜、ひ、ひいい。
【腰を抜かしている。】
どがいしたんで、その、い、い、い、い――。
【呂律が回っていない。】
【そうこうしている内に勝手に次の攻撃を予見して、縮こまったりする。】
よ、よ、よら、よ、よられん、しわかんといてぇ〜。
【そして終には――。】
まって、まって、わかった、わかったけん、降参するけん、ゆるしてつかーさい、どがなことでもすらやぁ〜〜。
【涙目である。】
【無論岩の男にはこの間でも攻撃の自由とその可能とが与えられている。】 >>73
…ッ。
【相手が泣きじゃくって己に許しを乞う。こんな状況男は何度も見て来た。それを見るたびトドメを刺した】
【だが男はギリギリで攻撃をやめた。理由は相手が子供だからかそれともこれが殺し合いでないからだろうか、だが男には一瞬よぎった。本来よぎらない筈のあの姿が】
【自分の娘の姿が】
(追われてる所為なのか、こんな時にあいつの顔を思い出しちまうとは…。だが別に殺し合いじゃねえんだ…トドメを刺す理由もないか…。)
分かったよ、勝負は終わりだ。
【男は自分の武装を解いた。岩でできた武器も防具も本来の姿である大地に還る】
何も殺し合いじゃねえんだから、泣く事はねえのによ。やめろと言われりゃそりゃやめるさ。
【この男の判断は正しいのか正しくないのか。正しく無ければ男は戦闘が終わり、緊張感が抜け間違いなく油断をしていた】 【しかし子供は何をするでもなかった。自分と男との間に遥かな力量の差を認めているからだろう。寧ろ喜色を満面に浮かべて安堵しきっているようだった。】
【ただしまだ腰が抜けているのか、その場を動こうとはしない。】
本当じゃろうね? とっぽこきよったらき、き、き、きかんぞなもし。
【言葉とは裏腹に、子供は男のことを信用しきっているようだった。】
ごめんよぉ〜、だんだんねぇ〜。
あずべりこいちゃったぁ。手かしなはいや、めんどしいけん。
【そう言って子供は手を差し出す。】 >>75
(まぁ、あんだけの能力持ってても本質は子供か。少し裏をかいた自分が恥ずかしい)
あぁ、大体こんな軍服着てるけど別に戦いが好きって言うわけでもねえんだ。
できりゃぁ、戦いなんていう危ない事からは一線置きたいくらいだ。
(だから逃げてきたんだけどな…。)
【一つため息を着くと再び自分の状況を再確認した。しっかり戦いに集中していて一時的に忘れていた】
あぁ?子供の癖に腰抜かしたのか。しょうがねえな、早く立てよ。
しっかしこれからどうするか、暫くは街に潜伏するしかねえか。
【男は立てないとごねる子供に手を差し伸ばし掴もうとする。男は今後について考えていた】 >>76
【子供は男の手を掴み、体を引き上げるそのままの勢いで男に抱きつこうとする。】
【彼の国の言葉で言えば「もせずく」と云ったところだろうか。もっともそうしていなければ立っていられないのだろう。】
【その行為の成功不成功に関わらず、子供は言葉を続ける。】 にーはええ人じゃね。人に好かれるぞなもし。
にーはこれからどがいするが? 行く当てとかあるが? 頼りの人とかおるがか?
【も、もし、おらんのじゃったら――、そこまで言って子供は少しの間言葉を詰まらせる。】
お、おらんのじゃったら、わし、着いて行ってもええが?
一人より二人の方がなにかと便利じゃろうし――。
一生着いていくぞな、もし。たのまい! >>77
な!?勝手にしがみ付くんじゃねえ!!
【と、言葉では強く言ったが無理に剥がしはしなかった。身体の傷も関係しているのかもしれないが何故か剥がす気になれなかったのだ】
…お前俺と会った時好かれねえって言ってただろうが。
頼りになる奴は居ねえが、行かなくちゃならねえ所と守んなきゃいけねえ奴がいる。
俺は軍を抜けた謀反者だ。俺は俺の唯一の家族、娘に会いに行かなくちゃならねえんだ。
【男は初めて素性を話した。この子供に対し信頼関係を無意識に結んだのだろうか、その言葉は真っ直ぐであり裏は無い】
あぁ!?着いてくるだぁ?何考えてんだ化け狸!
【だがこの子供は自分を信頼しているようだ。その態度を見て感じた男は無理に遠ざけるような事は出来なかった】
まぁ、確かにお前の力は色々と便利そうだ。だが俺と仲間になるという事はよ、軍を敵に回すって事だ。
命の保証はねえぞ…?
【男はそれでも付いてくるつもりかと、この子供にそんな覚悟があるのかと最後に問いた】 >>79
なんゆーとん? たったいまにーから命の保証うけたばあやん。
【男の台詞の意味が分かっているのかいないのか、子供はそう言い放つ。】
【そして、よっ、と男の懐を離れて地面に立つ。抱きついている間に腰は治ったようだ。】
火傷とか、ごめんなぁ〜。わし薬持ってないんよ。狸伝膏っていうけど、わし薬作れんのよ。
あ、これ塗ったら治るかもしれん。なんの葉っぱかようわからんのじゃけど。
【そう言って子供は葉っぱを差し出す。】
店行って火傷の薬買って来よが? あ、わしの巣行ったら薬あるかもわからん。
【巣、どうやら一応拠点にしている場所があるようだ。】
【子供は少し小さな声で、まいっか、にー丈夫そうじゃけん、と付け足す。もしかすると男には聞こえなかったかも知れない。】
じゃあすなさここで待っとってね。わしにも準備があるけん。その間の寝床はどうにかして。
ほんだら、いんでくーけんね〜。
【明日の朝ここで待っていて欲しい、準備をしてくるから、その間の寝床は自分でどうにかして、そしたらもう帰るから、
と言うような意味であるが、例えば方言に馴れていない人が聞けば、そして子供が小さな声で付け足した言葉を聞き逃していれば、
薬を調達してくるからここで待っていて欲しいという風に解釈できるかもしれない。】
【もし男がそう解釈すれば、数時間待ちぼうけを食らうかも知れない。】
【男は子供を待ってもいいし待たなくてもいい。】
【子供は元気よく自分の巣へ向かって走り出した。】
【後には街灯の微かな光と、濃密な夜と、僅かな余韻が残るのみである。】
終 /ありがとう変なのにつき合わせてごめん
/いんでくるけんって言って帰ったら、普通語の人はずっと待っちゃうってほんと?
/まあ後はほんと好きにしていいよたのしかったありがとう
/待たせてごめん >>80
あんな物は模擬戦に過ぎない!俺だって手加減くらいしていた。お前もそうだろう。
【とか言いながら岩石で作った拳で殴ろうとしていたがそこにはあえて触れなかった】
知らない葉っぱなんて塗るか!かぶれちまうわ!
確かに痛むがその内治る!別に薬なんて要らん。ちゃんと包帯とか最低限の応急処置が出来る道具は常に持ち歩いてるんでな。
ん?寝床??じゃあすなさ…明日の朝ということか…。
お前の方言にも慣れて来たな。っておい!
【さっさと行ってしまった少年。本当に大丈夫なのだろうかと声を掛けたが行ってしまった】
…まあいいか、明日の朝にここ集合か。
あいつを連れて行く事…果たして吉と出るか凶と出るか…。
…待ってろよ…すぐ父さんが行くからな。
【かくして不思議な狸少年と行動を共にする事になった謀反者。この二人のその後のシナリオはまた別の話である】
【腕白泥童】終了
/お疲れ様でした!ロール完走できて大満足です。楽しくやらせてもらいありがとうございました! /誰か授与者来たら、変身ヒーローみたいな感じの能力を授けて下さい >>84
【閃光斬破】or【Penetrate Light】
貴方は手からレーザーを放つ事が出来る能力者。
レーザーは高熱を帯びておりこれにより高い貫通力を持っている。
レーザーは用途によって性質や大きさを変える事が出来る。レーザーを大きくすれば破壊力も大きくなるが、その分体力消耗が激しい。
またレーザーの貫通力を下げる事により、レーザーのぶつかった箇所に爆発を起こす事ができる。その他にも貫通力を失う事でレーザーの大きさを極限まで上げる事も出来る。この場合相手をすり抜けて相手の身体に火傷を負わせる事もできる。
身体能力は視力の悪い鍛えた一般人。
レーザーの射程距離は大凡100mが限度だがレーザーの距離が伸びると威力が低下する
or
【鉄製攻防】or【Blood Struggle】
身体の血液を鋼鉄に変換させる事ができる能力者。血液は何処からでも出す事ができる
血液を鋼鉄に変え防具の様にしたり又は武器の様な形にするなど応用は効くが血は抜けば抜くほど体力を消耗するが一度鋼鉄にした血をまた戻す事もできる。だが身体全てを鋼鉄で守る事は血が大量に抜けてしまいロクに闘えなくなる為どこか数カ所は確実に露出してしまう
また鋼鉄の形状変化は一瞬では出来ない為ほんの少し隙はできてしまう
身体能力は軍人 >>86
/自重必須
【破壊神撃】or 【Destruction God】
破壊神の片鱗持つ能力者。その能力は破壊という一点に特化した能力である。
その拳は有機物、無機物問わずに破壊する。だが拳を当てた所しか破壊されない。また拳を当てた所を自由に破壊する事が出来る。例えば腕を拳で攻撃した場合骨のみを破壊する事や肉のみを破壊するといった芸当が可能。
また己の体力を消費して破壊エネルギーを作る事が出来る。これは拳から放つ事が出来主に属性攻撃に有効で当たれば大小問わずに破壊する事が可能。破壊エネルギーの射程は約20Mだが動きはあまり早くないが範囲が広い
これは絶対防御の能力やバリアも破壊させる事が可能だ。時を操るなどをしてもこの破壊エネルギーはその影響を受けない
身体能力は素早さが劣る一般人
初期装備は無し -----映画館-----
魔法使い☆まりもちゃんはハズレ無しだね…
【ほぼ満席となっている劇場内の車椅子スペースに、電動車いすに腰掛けた少女が居た。】
「私のパワーでみんなを幸せにするよ!」
【キラキラした女の子が画面の中でキラキラと輝きながら魔法を使う】
次回作も見に来よう……
チュー……
【ポップコーンを膝上に、手に持ったジュースのストローを吸う】
……
【まりもちゃんもの映像が終わり、スタッフロールが流れ始める】
ガヤガヤガヤガヤ……
【スタッフロールが流れ始めると、周りの客が劇場から動き始め、車椅子の通路を塞ぐ】
ふう…
他の客が全員出るまでは動けないね…
まったく… >>89
【工錯乱心】
この能力者と眼が合うだけで人は平常心を失い
吐き気、頭痛、めまいなどの症状を現す。
本気を出すと立つのも困難なレベルまで出力は上がる。
そしてこの能力者と3レス目が合うと 対象は発狂してしまうレベルまで追いやられる。
身体能力は普通
能力の発動は任意である >>92
【軍過超能】or【End Hero】
能力は物体を転送させる能力を持つ。転送元はとある某国の兵器内倉庫。そこから武器を転送し戦う能力。兵器の扱いでは右に出る者はいないと言われる程。(武器は実在するのみ転送可能)
また能力の影響により貴方は圧倒的なカリスマ性を持っており、その影響力は一般人を自分の配下にして戦わせるといったことも可能だ。
また身体能力も非常に優れており類まれた戦場格闘技を駆使しての接近戦も行える。
また初期装備として丸腰の軍人5人があなたの配下となっていても良い。 >>95
【死者ノ奏者】or【King of Dead】
この能力者は一つの縦笛を持っている。しかもそれは死者を蘇らせるという曰く付きの物だ。この縦笛を吹いた瞬間にこの能力者は死にアンデッドとして蘇る。
その縦笛は地面から死者の魂を様々な死んだ物の肉体に入れる事ができる。それは人の魂を動物の死骸にいれたり動物の魂を人の死骸に入れたりなど出来、それを操る事ができる。また悪霊を呼び出し、それを支配下に入れる事も出来る。
悪霊は相手に本来生物が持つ本質的な恐怖を増大させ、悪霊が相手に触れると相手の思考を恐怖で邪魔させたりできる
正に死者の王。操る数に制限はないが少ない方が死者の強さは上がるだろう。最弱で超貧弱な一般人程。最高で人外
また死んでいる為痛みは感じないが体にダメージをしっかりと受け、受け続ければやがて壊れる。また縦笛を壊されれば本人はまた人として復活する。だが復活すれば能力の一切を失う
身体能力は貧弱
アンデッドになると怪力になる >>96
【蛇功邪者】or【Snake Deceive】
身体から手などから蛇を召喚する事が出来る能力者。
蛇は実在する種類であれば一通り召喚可能であり数に制限はあるがかなりの数を召喚可能。
任意で貴方の体力を消耗させる事で蛇の戦闘能力を上げる事もできる。
更に貴方自身も蛇の力を持つ事が出来る。身体は柔軟性が増し、大きく長い牙が生えその先端からは蛇の持つ毒を発射可能で、中距離程度なら届くだろう。身体能力も上がる。
だが貴方自身が蛇の力を借りた状態の時に使う毒は本来のそれよりも劣っている。
身体能力は一般人で、能力を使用すると軍人レベルに上昇する ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています