1月10日 21時11分IT・ネット
大手ゲームメーカーの任天堂は、スマートフォン向けの人気ゲーム、「白猫プロジェクト」が任天堂の特許を侵害しているとして、このゲームを開発した「コロプラ」を相手取り、ゲームの配信の差し止めや損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
両社によりますと、任天堂は、コロプラが開発してスマホ向けに配信しているゲームアプリ、「白猫プロジェクト」が、タッチパネルを操作する要素技術などで任天堂の特許を侵害していると主張しています。
そしてコロプラを相手取り、「白猫プロジェクト」の配信の差し止めと44億円の損害賠償を求める訴えを、東京地方裁判所に起こしました。
「白猫プロジェクト」は、平成26年に配信が始まったロールプレーイングゲームで、ダウンロードの累計が1億件を超えるヒット作です。
任天堂は、おととし9月に特許を侵害していると指摘し、両社で1年以上協議を続けてきましたが、意見が折り合わなかっため、提訴に踏み切ったとしています。
今回の提訴について、コロプラは、「任天堂の特許権を侵害する事実は一切無いものと確信しており、見解の正当性を主張していく方針です」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011284491000.html