「チョロチョロチョロチョロチョロシュバーーーーーー」
ここはとある市立の中学校。放課後の女子トイレにおしっこの音が響く。
しばらくして1人の女の子が個室から出てきた。
彼女の名は白阪夏秋冬。読書好きで図書委員に入っており、そこそこかわいいのだがクラスでは目立たない方に入るだろう。
そんな彼女は今、自分に悩んでいた。

最近、自分で激しく音を立てておしっこするとドキドキする。なぜだろう。自分でもわからない。
周りの女の子は(水を大切に!)の張り紙なんか読めないかの如く音消しをしている。無論、豪快におしっこの音を出すなんて言うのははずかしい行為だ。
それなのになぜかしたくなる・・・なぜだろう。そう悩みながらも無意識のうちに彼女はだろも居ない放課後、わざと音消しせずにするのが日課となった。

日が経つにつれ、彼女はおしっこを溜めるようになった。そして次第に、もう1つの思いが生まれてきた。
「クラスメイトや友達の前で豪快におしっこしたい」という気持ちだった。