おしっこ小説を書かないか? episode 2
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女の子のおしっこならばなんでもOK!もちろんおもらしもね。
コピペの改変と男ネタはお断りです。
前スレ
おしっこ小説を書かないか?
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/ogefin/1196503460/
関連スレ
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所 5【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209737498/ >>184
友達の前でおしっこするということは野外放尿かな? 友達の前でおしっこするなら、自宅の庭とか公園がいいと思う
パンツ脱ぐのは恥ずかしいから、パンツの股の部分ずらして
まんこだけ出しておしっこするというのがいいな >>179
需要は多いが供給が少ない
でも、これは書き手にはチャンスかもしれない
(少しくらい出来が悪くても歓迎されるはず) お気に入りのスコップを砂場に挿し、弓美はトイレへ向かった。
公園の隅にある公衆トイレはお世辞にも綺麗とは言えず、
いつも悪臭が漂っていたが家まで帰る面倒を思えば使う方がマシだった。
重いドアを開けて薄暗い個室に入る。天井の蛍光灯はずっと切れたままだ。
鼻で息をしないようにしながら下着を下ろし、便器に座り込む。その時だった。
ブブブブブブッ
耳障りな羽音が弓美の真横で鳴った。
「キャッ!」
慌てて下着を上げると、羽音から離れるようにして体を個室の壁に寄せる。
壁に張り付いてガサゴソと蠢いていたのは弓美の嫌いなカナブンだった。
もはやこの個室には居られない。意を決してカナブンを踏み越え、トイレの個室から飛び出した。
そのまま先ほどの砂場まで一気に逃げてくる。
息を整えながら体を抱き、一息ついた弓美は尿意のことなどすっかり忘れてまた砂遊びに戻った。 しかし少女の小さな膀胱に溜めておける尿の量などたかが知れている。
弓美がもう一度トイレに行きたくなったのは、あれからわずか10分後のことだった。
緑色に光るあの虫がいる個室には入れない。
でも、今から家に走っても間に合いそうにない。
軽く汗が浮いてくるほどの尿意に焦燥感が沸き立つ。
強い尿意の波に股間を押さえてうつむいた弓美は、足下の砂場に自分が作った山と池があることに気がついた。
20センチほどの深さで掘られたその池は今の弓美にとってトイレ以外の何物にも見えなかった。
周りにいるのは知らない子供が数人だけ。砂場で遊んでいるのは自分一人。
弓美は自分の作った山にできるだけ隠れるようにして池をまたぐように座った。
スカートで池を覆うようにすると、膝の裏から股へと手を入れ、ショーツの股間の部分を引っ張った。
まだ幼いスジがスカートの中で外気に晒される。
そして弓美は勢いよく放尿を開始した
プシィィィィィィィィィィ……
黒くシミができた地面に土をかけると、弓美は赤面しながらその砂場を去った。 私の音を聞いて欲しい・・・ そう思いながらもうまくいかずに日にちは過ぎた。
いくら自分が音を立てても、他の女の子が音消しをするので、なかなか聞かせられないのである。
家でいくら豪快におしっこしても 小学生のウスノロな妹は何も言わない。つまらないな。
先日も放課後に、幼馴染の絢子ちゃんと一緒にトイレに行ったのだが、絢子ちゃんが音けしをしたので、かき消されてしまった。
どうすればいいのかな と思っていると、ふいに私を呼ぶ声が聞こえた。 「はーちゃん、待って〜一緒に帰ろうよ〜」と絢子の声。
小走りで絢子は夏秋冬のもとにやって来る。まもなく2人は合流して一緒に帰ることとなった。
「もう今年もあと2ヶ月か〜、あと何があったっけ?」
「もうすぐ修学旅行があるよ!ウチらの学年からは沖縄だって。ウチは飛行機って乗ったこと無いの。はーちゃんは?」
「私も始めて、どきどきするね」
などと言った日常的な会話をする2人。傍から見るといつもと変わらない下校風景だ。
しかし夏秋冬の心の中は今までと全く異なっていた。
「あやっちに私の放尿音を聞いて欲しい」その一心だった。想像しただけで体に緊張が走る。さあどうしたものか。
夏秋冬の膀胱には朝から我慢しているおしっこが沢山ある。コレを生かせないものか、と考える。
(そうだ。この先に公園にさびれた便所があったはずだ。)
「ごめん、私すごくトイレ行きたい、公園でトイレに寄ってもいい?」
「いいよ。、大丈夫?あとちょっとだよ」
と心配と励ましの言葉をかけてくれる絢子。絢子もまた読書好きで、よく一緒に図書館に行ったりする仲だ。
そのあやっちが私の放尿音聞いたらどういう反応するのかな〜と想像するだけでドキドキする夏秋冬であった。
2人は公園に付いた。小さな公園だ。トイレは隅にあった。男女別だがお世辞にも綺麗とはいえないものだ。
夏秋冬はトイレに入る。絢子はトイレの中まで来てくれたようだ。やった、バッチリ聞かせられる。逸る気を抑え夏秋冬は便器へとしゃがみこんだ。
春夏冬 で あきない
という言葉遊びがある
>>189
昔は出来は稚拙でも内容がいいものが多かった。
まだおもジャンルがメジャーじゃなかった分
書き手の妄想力がしっかりしてたのかもな。
今は出来のよしあしより
焦点がおしっこ小説から大きくずれてんのが多い >>199
春夏冬なら「あきない」だけど、この小説の主人公は夏秋冬だから「はるない」になってしまうよ
おしっこジャンルがメジャーになったことで、需要が急激に増えて
供給が追いつかなくなってしまったのが原因かもしれない
アニメのキャラで、萌えるシチュエーションを考えたよ
●ルナマリアの立ちション
ルナマリアが、ザフトの赤服でスカート捲り上げて
パンツの股の部分ずらして立ちションするシチュエーション
シンの前でやったら、すごく萌える ●カガリの立ちション
カガリが、オーブ軍服でズボンのファスナーを開いて
パンツの股の部分ずらして立ちションするシチュエーション
男の子のように、ファスナーの窓から放尿するシチュエーション
●セリスの立ちション
セリスが、レオタードの股の部分ずらして立ちションするシチュエーション
場所はフィールド上の草原が良い
セリスは女将軍なので、将軍らしく冷静に立ちションする姿が想像できる
恥ずかしさに耐えて、平然を装うシチュエーションが萌える ●アスカの立ちション
アスカが、学生服でスカート捲り上げて
パンツの股の部分ずらして立ちションするシチュエーション
場所は公園が良い
尿意が限界に達して、思い切って立ちションするシチュエーションが萌える
アスカは綺麗好きなので、すごく丁寧に放尿すると思う
●祥瓊と鈴の座りション
祥瓊と鈴の2人が、普段着姿でしゃがんで
パンツの股の部分ずらして放尿するシチュエーション
場所は金波宮の中庭が良い
2人で連れションするシチュエーションが萌える >>200
お前、どこぞのおしっこ小説ブログのリクエスト欄にやたらめったら書き連ねた馬鹿だろw
そんなに案があるなら自分で書けよw >>203
>お前、どこぞのおしっこ小説ブログのリクエスト欄にやたらめったら書き連ねた馬鹿だろw
本人じゃなくてコピペだろ
>そんなに案があるなら自分で書けよw
馬鹿に小説は書けないよ >>183
1時間が経過すれば再び5レスを書き込めるようになるよ おしっこしている最中のシーンを詳しく表現すれば、なかなか良い内容になるかもしれない >>180
男装レイヤーが男子トイレで立ちションするシチュがいい チョロ・・・シュルシュルプシャアアァァァァァァァァ・・・
かなり大きい音がトイレに響く。
(はぁ〜すっきりする〜私の音聞いてあやっちはどんな顔してるのかな?なんか言ってくるかなぁ)
そんなことを思ったら、興奮して顔はにやけ体が火照りガクガク震える。そんな状態の中放尿は続く。
シャァァァァァァァァァァ・・・チョロチョロチョロ
40秒ほど経っただろうか。夏秋冬(はるな)のおしっこはようやく終わる。
よいしょと立ち上がり持っていたティシュペーパーで軽く拭く。
ジャバ〜と水を流し、夏秋冬は個室から出る。すぐ前の手洗い場のとこで絢子は待っていてくれたようだ。 「ごめんね〜時間かかって」
「いやいや全然いいよ、大丈夫だった?」と絢子。
「うんうん余裕余裕♪我慢は得意なの」
そんなことを喋りながら、岐路に着く2人。公園から少し行くと、絢子の家だ。
「ばいば〜い、あやっち、また明日ね〜」
笑顔と共に手を振り絢子と別れる夏秋冬。しかし、夏秋冬の中にはやりきれない思いが残っていた。
(あやっち、おしっこの音のこと何も言ってくれないなぁ。気遣いなのかな、それとも気にしないのか、はずかしいのかな?)
元から絢子のことが気になっていた夏秋冬は、もっと絢子に近づきたい、一緒に居たいと言う気持ちを抱いていた。
その思いに加え、おしっこという変態的な要素までもが絡んできた夏秋冬の心は留まる所を知らなかった。
(どうすればいいかな・・・いっその事目の前でぷしゃーっってしちゃうかなぁ。いや待て。それはさすがに幼馴染でも引かれるだろうかな)
などといった変態的な自問自答を心の中で繰り返す夏秋冬であった。 そうこう考えながら歩くうちに、すぐに夏秋冬は自分の家に着いた。
ドアをあける。
「ただいまー」
「お帰り、はるな。先にお風呂入っちゃいなさい」とお母さん。
今までと変わらないごく一般のやりとりだ。しかし夏秋冬の頭の中は絢子のことでいっぱいだ。
脱衣所の扉を開ける。するとそこには服を脱いでいる最中の妹が居た。
「お姉ちゃん一緒に入るう?」
(一緒にお風呂?誰が入るかよ。ただでさえ狭い風呂に2人で入るなんて。しかもうるさいし水かけてくるし)
そう思いながら無言で脱衣所を去る夏秋冬。
「ちょっとーお母さん、カナが入ってるじゃないの」
と文句を言う。そのとき夏秋冬の中で一つの案が生まれた。
(そうだ、あやっちと一緒にお風呂に入れば、裸も見られるしおしっこもできる!)
傍から見ると、ド変態の妄想に他ならない。しかしその思いが夏秋冬を動かしてゆく。 私はエステサロンの前で立ち尽くしていた。
新しいエステの無料体験に当選したというはがきが来たのが一昨日のこと。
目の前には華美な装飾が施された、私には到底不釣り合いな建物が立っていた。
当選のはがきを誰かに渡して逃げようかなんて考えていたところで後ろから声をかけられた。
「いらっしゃいませ、水下様ですか?」
「えっ?」
後ろに立っていたのはこのエステの店名のバッチをつけたスーツ姿の女性だった。
私は彼女の見事なスタイルと美しい肌に気がつく。素直に綺麗な人だ。
「お手にしているのは当店の新エステ『ウォーターサイクル』の無料体験はがきですね。お待ちしておりました。さあ、中へどうぞ。」
そう言って彼女は私をエステサロンへと押し込んだ。 エステサロンに入った私はこぎれいな部屋に通され、目の前にペットボトルをずらりと並べられた。
「まずは無料体験の当選おめでとうございます。それでは当エステについて詳しく説明をさせていただきます。
このエステは体の新陳代謝を上げることで老廃物の除去や脂肪の燃焼、古い角質の除去を同時に行うことができる画期的な物です。
お客様にはこちらのサイクルウォーターを大量に飲んでいただき、あとはマッサージを受けて頂きます。
こちらのお水は薬品メーカーと共同開発した物で水分補給と同時に新陳代謝を活発にする何種類もの漢方が入っています。
それではこちらの説明で御納得頂けましたら、こちらにサインをお願いできますか?」
よどみなくこの説明を言い切った彼女はにっこりと私を見つめ、ボールペンを突き出していた。
私に迷う余地はないはず。それなのに何故か私はサインすることにおびえていた。それはきっと本能的な物だったのだと今になって思う。
結局私は彼女に促されるままサインをした。さらに笑顔になった彼女は続いて説明を始めた。 「ご協力ありがとうございます。それでは早速こちらのお水をお飲み頂けますか?私どもはエステの準備をして参りますので」
そう言ってテーブルの上に並べられたペットボトルをズズッとこちらへ寄せてきた。まさかと思った私は一応訪ねてみる。
「あの、これ全部飲むんじゃないですよね?」
「全部とはもうしませんが、おなかに入る限り飲んで頂きます。多く飲むほど効果も上がりますので」
そう言って彼女は部屋から出て行き、結局私は500mlのペットボトルを3本ちょっと飲む羽目になった。
ずいぶんとふくらんだおなかを抱えて奥の部屋に入ると、部屋の中央に仕切りがあって片面が脱衣所になっていた。
ナース服のような姿で登場した先ほどの女性は私にこう言った。
「それではお召し物を全てこちらに置き、貴重品はロッカーにお入れ下さい。下着の代わりにはこちらを。」 彼女がそう言ってさしだしたのは奇妙なアダプターのついたショーツだった。
クロッチの部分が厚くなっており、前の方には直径一センチほどの短いパイプがついている。
エステなどこれまで一度も着たことない私は変だとも言えず、結局その下着を身につけて仕切りの向こう側へと入った。
そこにあったのは先ほどのペットボトルがたくさん。
柔らかそうなベッド、枕、拘束具らしきもの。
透明なバケツ、ホースが伸びた妙な器具。
不安になる私だったがやさしげな彼女の笑みに促されるままベッドへうつぶせになった。
「それでは失礼致します」
彼女はそう言うと私の体を大の字に固定していく。端から見たらかなり恥ずかしい体勢だが、拘束具は堅く動かせそうにない。
私はこの時にまずいと感じていたことがもう一つあった。
あれだけ水分をとったことで既にトイレに行きたくなり始めていたのだ。
エステはどれくらいで終わるのだろうか。不安になりながら準備が終わるのをじっと待つ。 「はい、準備が整いました。それではマッサージの方を始めさせて頂きますね」
初めは温かいタオルで全身が拭かれていく。次にヌルヌルとしたローション、私の体は徐々にほてり始めていた。
全身から汗が出ているのが分かる。体は熱く、気持ちいい汗が流れていた。
しかしその一方で過剰な水分はどんどん膀胱へと溜められていた。そろそろ本気でトイレに行きたい。そう伝えようとした時、彼女が口を開いた。
「だいぶ汗をかかれていますね。いい感じです。それではさらにサイクルウォーターをおのみ下さい。とりあえずはペットボトル一本分を。」
そう言ってストローのついたペットボトルを私の顔の前に置く。
完全に喋るタイミングをなくした私は仕方なく目の前のペットボトルを消費した。
その500mlを飲みきった時、私の膀胱はもう限界だった。
空になったペットボトルを回収する彼女にに告げる。
「す、すみません。凄くトイレに行きたいのですが、これを外して貰えませんか?」 春菜、春奈などで「はるな」という名前は珍しくないけど
夏秋冬で「はるな」とは変わった名前だね >>203みたいな奴がいるからスレが荒れて寂れるんだよ・・・ あやっちとお風呂に入りたい・・・そんなことを考え始めて数日が経った。
そんなある日の学校のホームルームの時間、修学旅行の班決めをするというのだ。
(そうか修学旅行があったか!もちろんあやっちと一緒に楽しもう♪)
なんて思っていると、案内のプリントが配られてきた。自分のを取り後ろに回す。そしてプリントに目を通す。
(行き先は沖縄?知ってるよ。宿泊はホテルか、沖縄だもんね。ん!?2〜4人部屋?これはいい!)
先生は修学旅行のことを説明しているが、夏秋冬の耳には全く入って来ない。
しばらくすると教室がざわつき始めた。周りに聞くと、どうやら好きな子で集まって部屋を決めるらしい。いや、全く聞いていなかったのだ。
夏秋冬は席を立ち、迷わず絢子の所へ行く。
「あやっち、一緒になろ〜」
「うん、いいよ♪ウチもはーちゃん所へ行こうとしてた」
2人は先生の所へ行く。
「白阪らは2人部屋でいいんだな?」
「は〜い」
と2人は返事する。
無事決まって一件落着。夏秋冬の心は高まるばかりだ。さあ修学旅行、どんな楽しい思い出を作れるだろう。
ごく一般的な女子中学生としての思い出だけじゃなく、もっと奥深いものにしてみせる と意気込む夏秋冬であった。 >>226
なこと書いてる余裕があったら
せっかく小説が投下されてるんだから
感想や応援レスのひとつも書けよ
そのほうがずっとスレのためになるぞ
というか荒らし指摘がスレにとってプラスになることはほとんどないしな 限界寸前! トイレにダッシュ? そっと歩く?
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1234192571393.html
膀胱(ぼうこう)パンパンで、限界ギリギリのとき。
いつも悩んでしまうのは、「一刻も早くトイレに駆け込むために、ダッシュするか」、それ
とも「少しでも揺らさないように、そーっと静かに歩くか」ということだ。
たとえば、膀胱を満タンのバケツと考えたら? ダッシュして短時間で運ぶのと、静かに
運ぶのとを比較したら、おそらく静かに長時間かけて運ぶほうがこぼれないだろう。
でも、問題は、一定量に満タンのバケツではなく、すでに限界ギリギリで、さらに、今後も
危機が迫ってくる可能性のある「膀胱」だということ。 膀胱が満タンだったら勢い良く出せるから立ちションには有利かもね 立ちションスレじゃないんだし、立ちションに拘らなくてもいいのに・・・ 試験接近のため2月の終わりまで2週間ほど ほとんど書かなくなります 自分で始めたのに休むって形になってごめんなさい
電車の連結部の扉によりかかるのが、理絵の定位置だった。ランド
セルから卒業し、電車通学となって8カ月、サラリーマンに囲まれ
る圧迫感から逃れるには、ここが一番だと発見したのだ。ただ、冬
になって暖房があまり効かないのが欠点だと分かってきた。冷たい
空気が扉のすきまから入ってきて、底冷えをさせる。制服のスカー
トをちょっと短めにしているから余計にそうだった。
理絵がいつものように扉によりかかりながら本を読んでいると、い
つもとは違ったところで電車が止まってしまった。「えー、××駅
と△△駅の間の踏切で、人身事故が発生しました。この電車、当面、
運転再開の見込みが立っていません」。案内放送が車内に流れた。 事故なら仕方ないな。そう思うと、理絵は本を読み進めた。5ペー
ジ、10ページ、20ページと読み進めたものの、一向に電車は動く気
配がしない。相変わらずすきま風は冷たく、理絵の脚や下腹部を冷
やしていった。そうなってくると、寝覚めの1杯の水、それから朝
食で取ったミルクと紅茶の水分は、汗で発散されるはずもなく、あ
る1か所に集中し始めてきた。〈トイレ、行きたいなぁ〉。これが
尿意を認識した始まりだった。
「えー、ただいま各駅と、その手前にも電車が止まっている状態で、
順次電車を駅に入れているところです。いましばらくお待ちくださ
い」。既に止まってから40分は経とうとしている。理絵も本を半分
以上読み終えたころだ。乗客にもいらだちが出始めている。「いつ
になったら動くんだっ!」「いい加減にしろ!」。そんな声とともに、
ぼそっとつぶやくにようにおじさんの声がした。「ああ、小便して
ぇ」。
そうなのだ。何もトイレに行きたいのは、理絵だけではない。こん
な寒い日、これだけ待たされると、もっと大人の人だって、さすが
にトイレに行きたくなる。声には出さないものの、体をゆらゆらと
動かしている若いサラリーマン、震えるように足踏みをするOL。大
人だってこんな状態なのだから、紺サージの制服、グリーンの制帽
とともに赤いランドセルを背負っている子なんて、かわいそうに、
スカートのひだが伸びてしまいそうなぐらいぎゅっとその場所を押
さえつけ、青ざめた顔をしたかと思えば、やはり女の子、恥じらい
のためかほほが真っ赤になるという繰り返しだった。
そんな中、理絵は、最も多感な年ごろゆえに、おしっこを我慢して
いるということ自体が周りに知られるのが恥ずかしい。外見上は何
事もないかのように本を読み進めているが、内心は穏やかではない。
〈どうしよう。おしっこ出ちゃうよ。どうしよう。我慢できないよ〉。
足のつま先から下腹部まで冷たい空気に吹き付けられ、冷えきって
しまっている。冷えきって縮こまっている膀胱と、それを拡張しよ
うとする液体とのせめぎ合いが、理絵の体の中で起こっていた。理
絵の頭の中は、また、おしっこを我慢するというその1点でいっぱ
いであり、本のページは一定のリズムでめくられるものの、もう内
容は頭に入らなくなっていた。
「先行する電車が駅に入ったとの情報が入りました。まもなくこの
電車も次の駅までは入れる見込みです」。ようやく、待望の放送が
車内に流れた。それから1分も経たないうちに電車が動き始め、殺
伐としていた空気が、少しだけ緩和された。〈よかった。これでト
イレに行ける〉。理絵もちょっとは落ち着きを取り戻した。
やがて駅に着くと、誰もが我先にとホームに降りた。理絵もはやる
気持ちを抑えてホームに降りると、向かう先は駅舎にあるあの小部
屋だ。〈ようやくトイレに行ける〉。だが、駅舎へと向かった理絵
の目に入ってきたのは、長蛇の列だった。〈何で……。神様〉。目
の前が真っ暗になった。
この寒い中、誰もが取る行動は同じである。しかも何本かの先行列
車から人々がはきだされている。さらに悪いことに、普段ならほと
んど乗降客のない駅だ。トイレがそんなに広いわけでもない。たち
まち行列ができるのも当然だった。
しかしここで崩壊してしまっては、これまでの努力が水の泡に帰し
てしまう。もう一度気持ちを立て直して、列に加わった。足踏みを
している人、足を組んでいる人、拳をにぎり目をつぶっている人。
人それぞれの方法で尿意に耐えている。 中でもランドセルを背負ったあの女の子は、両手でスカートの前を
押さえつつ、ぴょんぴょんと跳ねていた。理絵もつい数カ月前だっ
たら、同じような行動をとったかもしれない。そうやって体を動か
せばどれだけ気がまぎれただろうか。けれども理絵には、あこがれ
の制服を着た今の姿でそんなことをするのは、制服をけがすことの
ように思えた。理絵は、この行列の中でほかの誰よりも冷たくちぢ
こまり、しかも誰よりも満水位に近い状態で、顔ばかりはおすまし
したような表情で順番を待った。 列は、なかなか進まない。みんないっぱいにためているのだ。時間
もかかる。理絵は、下腹部の、しかもある1点の筋肉にだけ気持ち
を集中した。じんじんと痛いような感覚がしてきた。ちょっとでも
気を緩めれば崩壊してしまう。〈絶対頑張るんだ。私、負けない〉。
理絵は心に誓った。
理絵にとっては20分にも30分にも感じられた時間が過ぎ、女子トイ
レの入り口にようやくたどり着いた。男性の目から隔離されたその
場所では、もはや子供も大人もなかった。外の行列では、前を押さ
えて跳ねていたのは小さな子だけだったけれども、ここでは大人も
前を押さえている。さすがにぎゅっと押さえつけるわけではなかっ
たものの、どう誤魔化しても手がそちらの方へと行ってしまうのだ。
更にはドンドンドンドンと個室の扉をノックして「早くしてくださ
い。我慢できないんです」となりふり構わない姿も見られた。そん
な中でも理絵だけは、みっともない姿を見せまいと、けなげにおす
まし顔を保っていた。
個室の数は洋式と表示があるのが1、和式が1の合計2つ。現代っ子
である理絵としては、やっぱりしゃがむのは苦手で、学校でも洋式
を好んで使っている。できれば洋式がいいと考えたけれども、しか
しこの状況だからぜいたくは言っていられない。もう、膀胱は膨ら
みに膨らみきったのか、たまっているという感覚ではなく、ただし
びれるような感覚だけしか残っていない。出口を抑えている筋肉も、
緊張に次ぐ緊張でほとんど感覚というものが失われようとしていた。
こんなに我慢したことなど、生まれてこのかた一度もない。一刻も
早く個室に入ること、それが重要だった。
理絵の強い意志とはうらはらに、体の方がゆらゆらと揺れ始めよう
としたとき、とうとうというべきかようやくというべきか、順番が
回ってきた。和式と洋式、ほぼ同時に扉が開いた。いやわずかに洋
式の方が早かったか。しかし、理恵は、1人前にいたランドセルの
女の子を差し置いて、少し強引に洋式の方へと進んだ。小さな子が
うらめしそうな表情を浮かべたような気もしたが、もう気にしない。
だって、足の位置を決めて、床近くまでしゃがむという時間すら惜
しいくらいなのだから。〈よかったー。間に合ったー〉。個室に入
るや否や鍵を閉める。かばんをフックに掛けて便器の方を振り返る
と、〈何これー〉。便座のあちこちが水しぶきで汚れていた。〈座
れないじゃない〉。理絵にとって、当たり前ではあるが洋式トイレ
というのは便座に座って使うものであった。恐らくは座り込む前に
放水が始まってしまった人がいたのだろう。そしてその後に続く人
もそれに触れないようにとしていくうちに、こんな惨状となってし
まったに違いない。
せめて拭いてから座ろうと思ってトイレットペーパーを見ると、悪
いことにトイレットペーパーもなくなっていた。理絵にとっては、
物心ついてから駅のトイレにはトイレットペーパーがあるのも当た
り前だった。〈信じらんない。これじゃできないよ〉。もう誰にも
見られない空間で、さすがに片手を股の間に当て、ぎゅっと押さえ
つけながら、別の手でかばんをまさぐると出てきたのは、ポケット
ティッシュの袋だけだった。〈しまった。昨日使い切っちゃったん
だ〉。これでは便座を拭くどころか、自分の後始末さえもできない。
たった床までの距離すら惜しいほど切羽詰まっている状態だったの
だ。最後の気力を振り絞って前を押さえ、小刻みに足踏みしながら、
〈どうしよう。どうしよう〉という言葉だけが頭の中をぐるぐると
回った。
ドンドンドンドン。自分の個室の扉が叩かれて、理絵は我に戻った。
また並び直して和式に入るなんてことはとうていできない。いや、
いますぐにしなければ、もう最悪の事態になってしまう。背に腹は
代えられない。そう決心すると、便座から腰を浮かした中腰の格好
をとり、押さえていた手で素早く下着を下ろした。ジュイー。ほと
んど間一髪と言っていいだろう。なんとか下着をとる速度が、例の
下腹部の括約筋のタイムリミットを上回り、たまりにたまっていた
ダムからの放水が下着を汚すことはなかった。
生まれて初めての中腰でのおしっこ。慣れない姿勢で不安を覚えた。
理絵の友達には、小さいころ男の子に混じって立ちションを試して
みたことがあるという武勇伝を持っている子もいたが、その子の話
ではお尻を伝って太ももから脚までびしゃびしゃになってしまった
という。理絵もそれが心配だったのだけれど、今のところは順調だ。
相変わらずドンドンと扉を叩く音がしてくるが、ノックを返す余裕
も出てきた。ただ、音消しをするのを忘れたことに気づいたけれど
も、もう今さらのような感もあった。漏れるかどうかの瀬戸際から
すると、些末なことだろう。
やがて、ジュイーという勢いが良かった音は、シュイーからシャー
へと変わり、ポタリポタリとしずくになり、長かった理絵のおしっ
こは終わった。〈気休め、かもしれないけれど。あーあ、せっかく
少しもちびらずに我慢したのになぁ〉。腰を軽く振ると、しずく1
滴すら付けずに死守した下着を上げようとした、その瞬間。
シュイー。
理絵は呆然とした。〈え、なんで。どうして〉。いったんは、すべ
てを出し切ったかに思えたが、再びおしっこが出てきた。あわてて
便座に腰を突き出し、中腰の格好をして下着を下ろし直そうとした
けれども、既に下着はびちょびちょ、太ももも、靴下も、靴もすべ
てぬれてしまった。〈せっかくう間に合ったのに、どうして。あた
しちゃんと我慢できたのに〉。
はじめに括約筋を緩めた動作、それはほとんど本能的なものであり、
その後の水流も出るに任せたといっていい状態だった。ところが膨
らみに膨らみきり、しびれにしびれきった筋肉は、感覚というもの
を失っていた。生まれて初めての満水にプラスアルファまでためき
った膀胱が、そのプラスアルファ分まで計算していなかったことを
誰が責められようか。まして、慣れない不安定な姿勢、終わったか
終わっていないか確認しづらい体勢が生んだ悲劇だった。体の中心
部からは勢いのいい水流を流し続けながら、立ち尽くすしかなかっ
た。
ドンドンドンドン。「ちょっともう我慢できないんですけど」。ま
たもや催促。いつまでもこの個室を占領しているわけにはいかなか
った。冷たい下着を着け、両脚を濡らしたまま、うつむきながら個
室から出てきた。目はまっ赤になり、潤んでいる。周りの人みんな
の空気が凍り付いた。かわいそうに、間に合わなかったのねという
表情になった。〈違うの、間に合ったんだけど〉。そう理絵は心の
中で反論するけれど、しかし後の祭りだった。と、同時に隣の個室
からはさっきまでぴょんぴょん跳ねていた女の子が、すっきりとし
た笑顔で出てきた。「あれー、お姉ちゃん、かわいそう。大丈夫?」。
その瞬間、「えぐっ、えぐっ。ちゃんと間に合ったはずなのに……」。
泣き崩れるしかなかった。
>>270
でも、代わりに別の人が来てくれたし・・・ アリエナイザーの陰謀で宇宙製利尿剤を飲まされたウメコが、デカ・スーツのまま中腰放尿 男装レイヤーが小便器で立ちションする姿は似合ってるかもね 小説が来るときは殺到するけど、無いときは全然無いからね
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