「綺麗なところですね。」
「俺のお気に入りの場所です。一人で疲れた時にここに来て、また頑張ろうって思う。そんな特別な場所っすね。」
「それでばあちゃるさんの用事ってなんですか?わたしにこの場所を教えるってことじゃないですよね。」
「俺も色々考えたんですよ。淡井フレヴィアさん、俺のつがいになってくれませんか?一人で育てるなんて難しいっすよ。」
「何言ってるんですか!わたしは大丈夫ですって。ばあちゃるさんにはシロちゃんがいるじゃないですか!わたしなんかの為に二人が離れる必要なんて。」
「最近、急によく会うようになりましたよね。ここ最近はお昼を俺と二人っきりで食べたいんじゃないですか?」
「えっ」
「後はシロちゃんの話題になると、少し不機嫌になってますよね。でもその後で不機嫌になったのが悪いと思ってますよね。」
「ばあちゃるさんって、鈍感じゃないんですか!!ここ1番の驚きなんですけど!」
「忘れて欲しいっていうのも本音じゃあない。でもあなたの本音は聞いてないっす」